ということで、さっそく参りましょうか。
はやせ的 近畿エリア
予選の感想を、どうぞ。
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まずは。
主催者の一者である ABCテレビ
のお膝元である近畿エリアについては、事前番組が放送されておりました(もう見られませんが……)。
その感想もはやせはすでに書いておりますので、まずはそちらへのリンクを(前編・ 第6弾
、後編・ 第7弾
)
次に、恒例となったエリア地図の紹介なんですけれども……。
個人的には、 三重県
は 近畿か東海か
問題、というのがちょっとありまして。
CHEF-1グランプリの区分けでは、三重県は初回から 東海エリア
のほうに組み込まれていまして、結果、前回大会では三重県代表者のお一人がサバイバルラウンドへの進出を果たしつつ、三大都市圏の一つ・名古屋市を有する愛知県代表の方が予選落ちしてしまうという結果が生まれました(今年は リベンジを果たせた
ようで、何より)。
一方で。
三重県そのものは料理に熱い地域というイメージもあって、かの有名な日本初の 高校生レストラン
が生まれた場所でもあります(ドラマも見てましたわ)。
すると………… ケンミンショー
を見ていても大阪・京都・兵庫の2府3県だけで 対決番組としては お腹いっぱい
(←)の地区だけに、三重県さんにはそれに巻き込まれず伸び伸びと戦っていただけると思うと、この区分けは アリ
なのかもしれぬ(って、結局自分は何を言いたかったのか)
気を取り直して
会場は、 大阪調理製菓専門学校 ecole UMEDA
。
大阪の調理師専門学校というと、服部先生のところと双璧をなす 辻調グループ
さんが有名なイメージがあったのですけど、こちらの学校は スタートが日本料理店だった
という歴史がなかなか個性的(もっとも、 TVer
で紹介されたあれやこれやは、学校法人のサイトの沿革に書かれていたことを 丸写し
したような内容だったが())。
MCは、ABCテレビより 佐藤修平
アナウンサー。…あれ? 増田紗織
アナウンサーじゃなくなったのか?
(まぁ、あまりにも去年の予選での 見取り図
とのやり取りがズレズレだったところは……逆に面白かったりしたんだけどw)
審査員の方々は、まず、会場・調理師専門学校枠から、 脇山史好
先生。この枠は、他の地区だと西洋料理の先生が多く就いているイメージでしたが、さすがはこの学校のシンボリック的なアイコンですから、日本料理の先生がお越しになりました。
有名料理人枠からは、 東浩司
オーナーシェフ。中国料理の料理人さんですかー。何というか、お料理のお写真に脇屋シェフっぽい系譜を感じます(去年は 神田川俊郎
さんがいたのよなぁ……)。
フードジャーナリスト枠からは、 寺下光彦
さん。「 Meets Regional
」という雑誌に創刊号から寄稿をされている……と。
確か、 オズワルド
が連載をもらった雑誌もここだったよな~と思って公式サイトを覗きに行ったら、その連載企画は、今見た 最新号で 最終回
になっていた()。早くね?終わるの
さて、じゃあ第7位は……と書きかけたところ。
画面のバックに、デカデカと映った 音楽再生リスト
(ただし、具体名はなし)が気になって気になって仕方がないんですがっ(一体、何の事件があれば、こんなメディアプレイヤーらしき PC画面
がばばーんとディスプレイに表示されるような状況になるんだ)
うぇっほぃ(←咳払い)。
改めて、第7位から。
第7位は、 大阪府
代表・ 熊澤暢佑
さん(ラーメン・35歳)。
お、熊澤さんが来たよ~。 RED U-35 2021
大会において、 Twitter民の絶大な支持
を受けた方だ。
ラーメンの世界に入る前は、懐石料理のお店にいらっしゃったのかぁ(個人的には、その前の経歴が気になるお方だったりしますが……)。
作品名は、「 やまつ辻田の「鷹の爪」が主役の七味混ぜ麺とラーメン寿司
」。
……ラーメンのメニュー名にしては、長いかな?客によってはあっと言う間に「七味麺と寿司のセット」ぐらいには略されそうだ()
アンチョビ
ベースの混ぜ麺というのは、ちょっと面白い。
ラーメン寿司の方は、 そば寿司
がヒントになったかな?麺を海苔で巻くという意味では(太巻き風に大きめの具が似合っているのはラーメンっぽい)
第6位は、二人目の大阪府代表、 米田武史
さん(フレンチ・39歳)。
コンクールに強い方、という紹介ですが、昨年の 花田
さんを超えるインパクトはないかなぁ……(何しろ、花田さんの場合は入賞したコンクールの一覧が エンドロールのように
流れていったからなぁw)
作品名は、「 五香粉香る大和肉鶏のファルシ 結崎ネブカと大和まな、黒大蒜のアクセント
」
……印象だけなら、今大会 最長作品名
かのぅ? って、とうとう 芳忠
さんが 正式名称を言うのを 諦めている
んだが(←いや、そーゆー台本だろ)
えーっと。 五香粉
が中華系のスパイスで、 大和肉鶏
は 奈良県の
ブランド地鶏。 結崎ネブカ
は在来品種のネギ。 大和まな
も在来の葉物野菜で、この2つは 大和野菜
にも認定されているのね(全てWikipedia調べができて、大変ありがたいw)。
…………えーっとぉ、この方、 奈良県代表
だったっけ?(ぉ ← 主催者の提示する 地元食材使用の 定義
があいまいだったんだろ)
一方、審査員の方々の評価では、これら作品名に用いられている名詞の羅列とは 全く関係がない
()ところで、最後までお料理を温かく食べてもらう工夫の方が評価されていました。…………それをやらなきゃならなかったのは、どー考えても、 大会ルールの方が甘ったるかった
せいだと思うが()。
第5位は、 滋賀県
代表・ 一之瀬愛衣
さん(フレンチ・25歳)。
おっ! メ・モーレ
さん
が5位入りですよっ(喜)。
……おろ? 名字が変わった
ということは、ご結婚をされたんですかね??
(ただし、はやせは 選択的夫婦別姓制度
には肯定派の人間だ)
作品名は、「 菜の花畑と春の仲間たち
」。うむ。大変素直な可愛らしいタイトルです。
世界観の表現、というコンセプトも良い。
けど……審査員の方々のコメント、カットなのかい??( )
第4位は、 兵庫県
代表・ 清水和博
さん(スパニッシュ・32歳)。
スペイン料理の普及に燃える料理人さん。
……調理中の髪の毛に意識が向いてしまうのは、初見さんによる「髪を切れ 」的な問題とは関係がなく、ただただ、畠中さんが名付けた パーマ・エスパニョーラ
のせい(視聴者にインパクトを残す、という意味では、このキャッチコピー作戦はある程度成功しているw)
作品名は、「 パエリアのおこげ
」。
こちらは、地元食材を活かしながら、自分自身を表現する料理ジャンルに昇華させるという、お手本のようなお料理。食べたいです!
(お料理に必要なビジュアルって、色味が鮮やかで美しいかどうかってことより、食べたいと思う 食欲
を湧かせるかどうか
、の方が重要だと思うんだけどなぁ……)
ここからは上位ゾーンの、第3位。
京都府
代表・ 楠修二
さん(和食・32歳)。
正統派な修業をされている風格を漂わせている方が来ました。 祇園さゝき
でも修業をされてきた、というと、前回大会出場の 中川寛大
さんの先輩にあたるのかなぁ?
作品名は、「 大豆の肉汁
」。
色々な意味で 肯定的な違和感
があって、ビジュアルの斬新さ(
藁苞(わらづと)に、大豆の巻物??)と相まって、インパクトは確かに抜群です。
ナレーションで「 発酵に取り 憑
かれた
」(←いや、この漢字変換は、はやせの印象優先であるが)とまで言われた料理人さんが、今後どんな発酵料理を披露してくださるのか、楽しみですね。
第2位は。
京都府代表・ 髙島伸
さん(ジャンルレス・38歳)。京都府代表者さんも、これで2人目かな?
こちらも、事前番組で特集が組まれた方ですね。
畠中さんが付けたキャッチフレーズがまた………そうだった。 表参道
美容室カットモデル
さん()。
作品名は、「 京都
」。これは逆に、今大会エリア予選でもっとも短くて潔いタイトルですね!
恐らくですが、中央のソースの飾り方が、 鴨川
か何かを表している気がします(注:正解は 桂川
でしたが、 淀川水系
仲間
ということであれば、当たらずと言えどもも遠からず(←自分に甘いです)。すると、 ホウレンソウ
の山は 嵐山
かな)。
このビジュアルは、カメラを構える 前
に思わず一口食べたくなっちゃうようなお姿っすね!(ぉ)
(単に、はやせが単なる肉好きであるってだけなことは、否定しない)
そして、試食順が最後だったにも関わらず、技術力の高さで審査員を満足させた、という事実は、この評価の高さ頷けます。
では、(ようやく)第1位。
近畿エリアを制したのは、こちらも京都代表者さんでした。 芝原健太
さん(イタリアン・35歳)。
おお~!イタリア料理人さんがトップですか!意外(←ぇ)。
本場・イタリアで修業したのち、東京で新規店舗の立ち上げに参加。現在はホテルレストランの料理長……か。この方も背負っているものが大きそうだのぅ。
作品名は、「 ジビエロールキャベツ
」。これはわかりやすい(=客にとって親切な)タイトルですね。良いバランスのお名前。
ジビエ
は、京都の 鹿肉
を使用。えっと、食べちゃいかんのは、奈良のシカだったっけ(天然記念物!神鹿!)。
ビジュアル的には、定番の俵型でも、ご家庭に優しい丸ごとキャベツ系でもなく、丸みを帯びたフォルムが可愛らしいです。しかも、蒸しているのか!うむ。美味しそう!
確か、和歌山の代表者の方もジビエで勝負をされていたと思うが( ほほえみのジビエリア
ンさんw)、あちらの方々はとにかく、鹿肉はミンチにしたがるのね
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