日々、是、ざつぶん

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June 21, 2022
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カテゴリ: 番組視聴感想
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CHEF-1グランプリ 2022  エリア予選も、とうとう最後の地区に辿り着きました。

何だかんだ好き勝手なことを書き殴っておりますが、それでも書き続けていられるのは、この ​ツッコミどころの多さ​ )をはやせなりに楽しんでいるからだろうとw​

規則正しく、法則に則って美しく物事が整理されていることに、「心地よさ」と「安らぎ」を覚えるクセに、それだけでは「つまらない」「物足りない」とも思ってしまう、この 二面性 を抱えた ​メンドクサイ好み​ を持っているのもまた、我々​ 法則型さん ​の特徴であろうと

……実は、何故か今年上半期の記事で一番読まれているのが、この続きの​ 続・4タイプ診断の記事 ​だったりする  何故だ…… ひろゆき の名前に釣られているのか?(ぉ)。​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

ということで、さっそく参りましょうか。
はやせ的 近畿エリア 予選の感想を、どうぞ。​







まずは。
主催者の一者である ABCテレビ のお膝元である近畿エリアについては、事前番組が放送されておりました(もう見られませんが……)。

その感想もはやせはすでに書いておりますので、まずはそちらへのリンクを(前編・​ 第6弾 ​、後編・​ 第7弾 ​)

次に、恒例となったエリア地図の紹介なんですけれども……。
個人的には、 三重県 近畿か東海か 問題、というのがちょっとありまして。

CHEF-1グランプリの区分けでは、三重県は初回から 東海エリア のほうに組み込まれていまして、結果、前回大会では三重県代表者のお一人がサバイバルラウンドへの進出を果たしつつ、三大都市圏の一つ・名古屋市を有する愛知県代表の方が予選落ちしてしまうという結果が生まれました(今年は​ リベンジを果たせた ​ようで、何より)。

一方で。
三重県そのものは料理に熱い地域というイメージもあって、かの有名な日本初の 高校生レストラン が生まれた場所でもあります(ドラマも見てましたわ)。

すると………… ケンミンショー を見ていても大阪・京都・兵庫の2府3県だけで 対決番組としては ​お腹いっぱい​ (←)の地区だけに、三重県さんにはそれに巻き込まれず伸び伸びと戦っていただけると思うと、この区分けは アリ なのかもしれぬ(って、結局自分は何を言いたかったのか


気を取り直して
会場は、 大阪調理製菓専門学校​ ecole UMEDA

大阪の調理師専門学校というと、服部先生のところと双璧をなす 辻調グループ さんが有名なイメージがあったのですけど、​​こちらの学校は スタートが日本料理店だった という歴史がなかなか個性的(もっとも、 TVer で紹介されたあれやこれやは、学校法人のサイトの沿革に書かれていたことを 丸写し したような内容だったが())。​​​

MCは、ABCテレビより 佐藤修平 アナウンサー。…あれ? 増田紗織 アナウンサーじゃなくなったのか?​
(まぁ、あまりにも去年の予選での 見取り図 とのやり取りがズレズレだったところは​​……逆に面白かったりしたんだけどw)

審査員の方々は、まず、会場・調理師専門学校枠から、 脇山史好 先生。​この枠は、他の地区だと西洋料理の先生が多く就いているイメージでしたが、さすがはこの学校のシンボリック的なアイコンですから、日本料理の先生がお越しになりました。

有名料理人枠からは、 東浩司 オーナーシェフ。中国料理の料理人さんですかー。​何というか、お料理のお写真に脇屋シェフっぽい系譜を感じます(去年は 神田川俊郎 さんがいたのよなぁ……)。​

フードジャーナリスト枠からは、 寺下光彦 さん。​「 Meets Regional 」という​雑誌に創刊号から寄稿をされている……と。
確か、 オズワルド が連載をもらった雑誌もここだったよな~と思って公式サイトを覗きに行ったら、その連載企画は、今見た 最新号で ​最終回​ になっていた()。早くね?終わるの


さて、じゃあ第7位は……と書きかけたところ。

画面のバックに、デカデカと映った ​音楽再生リスト​ (ただし、具体名はなし)が気になって気になって仕方がないんですがっ(一体、何の事件があれば、こんなメディアプレイヤーらしき PC画面 がばばーんとディスプレイに表示されるような状況になるんだ


うぇっほぃ(←咳払い)。
改めて、第7位から。​
第7位は、 大阪府 代表・ ​熊澤暢佑​ さん(ラーメン・35歳)。

お、熊澤さんが来たよ~。 RED U-35 2021 大会において、​ Twitter民の絶大な支持 ​を受けた方だ。​
ラーメンの世界に入る前は、懐石料理のお店にいらっしゃったのかぁ(個人的には、その前の経歴が気になるお方だったりしますが……)。

作品名は、「 ​やまつ辻田の「鷹の爪」が主役の七味混ぜ麺とラーメン寿司​​ 」。
……ラーメンのメニュー名にしては、長いかな?​客によってはあっと言う間に「七味麺と寿司のセット」ぐらいには略されそうだ(

アンチョビ ベースの混ぜ麺というのは、ちょっと面白い。​
ラーメン寿司の方は、 そば寿司 がヒントになったかな?麺を海苔で巻くという意味では(太巻き風に大きめの具が似合っているのはラーメンっぽい)


第6位は、二人目の大阪府代表、 米田武史 さん(フレンチ・39歳)。
コンクールに強い方、という紹介ですが、昨年の 花田 さんを超えるインパクトはないかなぁ……(何しろ、花田さんの場合は入賞したコンクールの一覧が エンドロールのように 流れていったからなぁw)

作品名は、「 五香粉香る大和肉鶏のファルシ 結崎ネブカと大和まな、黒大蒜のアクセント 」​
……印象だけなら、今大会 最長作品名 かのぅ? って、とうとう 芳忠 さんが 正式名称を言うのを ​​ 諦めている ​​ んだが(←いや、そーゆー台本だろ)​

えーっと。 五香粉 が中華系のスパイスで、 大和肉鶏 奈良県の ブランド地鶏。 結崎ネブカ は在来品種のネギ。 大和まな も在来の葉物野菜で、この2つは 大和野菜 にも認定されているのね(全てWikipedia調べができて、大変ありがたいw)。

…………えーっとぉ、この方、 奈良県代表 だったっけ?(ぉ ← 主催者の提示する 地元食材使用の ​定義​ があいまいだったんだろ)​​


北海道民の距離感覚だと、例え道内であっても「地元」と言えそうなのは、居住振興局管内と、せいぜいその 隣接 振興局​ 程度で、例えば道東民は、道南・道央・道北圏を「地元」とはなかなか呼べないんですよ(気候も植生も違うので、圏域を超えるとちょっとした旅行感覚です。というか、道内移動であっても、移動距離と時間によっては普通に飛行機使うしな

他の都府県であっても、例えば複数の旧藩領が合併してできたような県だと、藩境で文化も変わってくると思うので、そこから離れると 地元感 は薄れると思うんだな。

それでも、「北海道代表」を名乗るなら、道内他地域の生産物にも詳しくならなければ!……と思うのが、 食材第一主義 ・道民の普通の感覚だと思うんですけど……。

近畿だけは最初から、 ​近畿エリア全体​ が地元になっちゃうの?(


はやせがさっくりと調べただけでも、大阪には大阪の「 なにわ野菜 」というものがあって、ネギも葉菜類も含まれているみたいなんだけど、​それじゃあダメだったのかなぁ……

そこの使用食材の定義があいまいになるなら、「 都道府県代表者 」という存在の定義すらもあやふやになっちゃう気がするんですけど ​​​
(奈良県の食材を使いたかったのなら、 奈良県代表者として 一次予選も闘うべきだったんじゃないのかなぁ? RED U-35 のような 居住地(料理店所在地)縛り はないルールのはずだし)

エリア予選を突破した ​後​ なら、いいんだよ?都道府県代表者から エリア代表者に ​格上げ​ になって、前回大会の山下シェフが「 九州全体 」を取り上げたように、さ。

が、最低限エリア予選中くらいは、 代表選出地域の生産物を使う 、というくらいのルールにしてもらいたいのが、生産者側の意識に近い、はやせの意見ですわぁ( 郷土料理 を作る​ 、というのは、また別よ。それは、自分自身のルーツと文化を象徴するものだから。けど、代表地域の地元食材を使っても出身地の郷土料理は概ね作れるわけでさ。よほどの特殊食材を材料にしていない限り)。


じゃないと、そもそも代表地域の 地元振興 にならんでしょ
​(ど~も関西圏の方々とは価値観が合わないっぽいわぁ……

​​​​​​​​​​​​​​

一方、審査員の方々の評価では、これら作品名に用いられている名詞の羅列とは 全く関係がない )ところで、最後までお料理を温かく食べてもらう工夫の方が評価されていました。…………それをやらなきゃならなかったのは、どー考えても、 大会ルールの方が甘ったるかった せいだと思うが()。


第5位は、 ​滋賀県 代表・ 一之瀬愛衣 さん(フレンチ・25歳)。​​
おっ! メ・モーレ さん​ が5位入りですよっ(喜)。
……おろ? 名字が変わった ということは、ご結婚をされたんですかね??
(ただし、はやせは 選択的夫婦別姓制度 には肯定派の人間だ

作品名は、「 菜の花畑と春の仲間たち 」。うむ。大変素直な可愛らしいタイトルです。​​​​​​​
世界観の表現、というコンセプトも良い。
けど……審査員の方々のコメント、カットなのかい??( ​​


第4位は、 兵庫県 代表・ ​清水和博​ さん(スパニッシュ・32歳)。
スペイン料理の普及に燃える料理人さん。

​​……調理中の髪の毛に意識が向いてしまうのは、初見さんによる「髪を切れ ​​​​​​​​」的な問題とは関係がなく、ただただ、畠中さんが名付けた ​パーマ・エスパニョーラ​ のせい​(視聴者にインパクトを残す、という意味では、このキャッチコピー作戦はある程度成功しているw)

作品名は、「 パエリアのおこげ 」。​
こちらは、地元食材を活かしながら、自分自身を表現する料理ジャンルに昇華させるという、お手本のようなお料理。食べたいです!
(お料理に必要なビジュアルって、色味が鮮やかで美しいかどうかってことより、食べたいと思う 食欲 を湧かせるかどうか​ 、の方が重要だと思うんだけどなぁ……)


ここからは上位ゾーンの、第3位。
京都府 代表・ 楠修二 さん(和食・32歳)。
正統派な修業をされている風格を漂わせている方が来ました。 ​​祇園さゝき でも修業をされてきた、というと、前回大会出場の ​中川寛大 さんの先輩にあたるのかなぁ?​

作品名は、「 大豆の肉汁 」。​
色々な意味で 肯定的な違和感 があって、ビジュアルの斬新さ(
藁苞(わらづと)に、大豆の巻物??)と相まって、インパクトは確かに抜群です。

ナレーションで「 ​発酵に取り かれた​ 」(←いや、この漢字変換は、はやせの印象優先であるが)とまで言われた料理人さんが、今後どんな発酵料理を披露してくださるのか、楽しみですね。


第2位は。
京都府代表・ ​髙島伸​ さん(ジャンルレス・38歳)。​京都府代表者さんも、これで2人目かな?
こちらも、事前番組で特集が組まれた方ですね。
畠中さんが付けたキャッチフレーズがまた………そうだった。 表参道 美容室カットモデル​ さん()。​

作品名は、「 京都 」。これは逆に、今大会エリア予選でもっとも短くて潔いタイトルですね!​
恐らくですが、中央のソースの飾り方が、 鴨川 か何かを表している気がします(注:正解は 桂川 でしたが、 淀川水系 仲間​ ということであれば、当たらずと言えどもも遠からず(←自分に甘いです)。すると、 ホウレンソウ の山は 嵐山 かな)。​​​​

このビジュアルは、カメラを構える に思わず一口食べたくなっちゃうようなお姿っすね!(ぉ)​
(単に、はやせが単なる肉好きであるってだけなことは、否定しない
そして、試食順が最後だったにも関わらず、技術力の高さで審査員を満足させた、という事実は、この評価の高さ頷けます。


では、(ようやく)第1位。
近畿エリアを制したのは、こちらも京都代表者さんでした。 芝原健太 さん(イタリアン・35歳)。
おお~!イタリア料理人さんがトップですか!意外(←ぇ)。

本場・イタリアで修業したのち、東京で新規店舗の立ち上げに参加。現在はホテルレストランの料理長……か。この方も背負っているものが大きそうだのぅ。

作品名は、「 ジビエロールキャベツ 」。​これはわかりやすい(=客にとって親切な)タイトルですね。良いバランスのお名前。
ジビエ は、京都の 鹿肉 を使用。​​えっと、食べちゃいかんのは、奈良のシカだったっけ(天然記念物!神鹿!)。

ビジュアル的には、定番の俵型でも、ご家庭に優しい丸ごとキャベツ系でもなく、丸みを帯びたフォルムが可愛らしいです。しかも、蒸しているのか!うむ。美味しそう!

確か、和歌山の代表者の方もジビエで勝負をされていたと思うが( ほほえみのジビエリア ンさんw)、あちらの方々はとにかく、鹿肉はミンチにしたがるのね​​

​​ エゾシカ ニホンジカ じゃ、採れる肉の量が違うだろ ←エゾシカは、交通事故に遭うと ​普通自動車の方が大破する​ ほど、デカい ​​

これまでコメントが全く(←)採用されていなかった、審査員・寺下さんの言語能力が、ここで炸裂。「 ピカッと光るソースは超一流! 」そ、そーなのか。チョコレートにおけるテンパリングみたいなもの?(←絶対違うと思う


残念ながら、前回ファイナリストの 三島伴博 さんと、事前特番で「勝てると思った」と豪語していらっしゃった 齊藤大地 さんは、予選突破ならず、か……。こちらのエリアでは、京都勢が本気で代表を取りに来たようです。​​


以上で、エリア予選の結果が出そろいました。
RED U-35の記事でやってみたように、サバイバルラウンド進出を果たした方々の分析もまたやってみたいところですが……じ、時間がない

サバイバルラウンドの放送が開始される前に、もう1個か2個の記事を上げたいところですが……が、がんばれ、自分(ぉ)。

ところで、決勝戦の本放送まで1か月しかないんですけど、一体サバイバルラウンドをどんだけ はしょる 気なんでしょうか(←言い方っっ!)。それとも、放送枠が1時間くらいあるんですか?

料理人さんたちはな~~~んにも悪くないのに、今からすでにもう、昨年のサバイバルラウンドの面白さを超えられる気がしないというのは…… ​​ (前回大会における課題の一つであった「 ​ドラゴンシェフ​ の定義​ 」を、セットのドラゴンちゃんごとぶん投げた結果が、コレかと)

まず、メディアに携わる人々相手に、「 定義 とは、何か」について問い詰めたい!小一時間くらい問い詰めたい!!(←迷惑です




場を盛り上げるMC・ 山里亮太 さんの手腕には、期待していますです。ハイ。​

第18弾 ​ へ続く





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Last updated  July 2, 2022 07:51:50 PM
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