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2013年10月21日

私の秘密

カテゴリ：介護的生活行為

高橋圭三？だったっけ？

今日の話題とは関係ない。

義母をコーラスに連れ出すのは、あたしの役目と思って、
続けてはいるが、微妙にヤマイが進行してるようなので、
細心の注意が必要である。

連れ出すにも、すぐ忘れるので、いろいろ工夫の結果、
前日（それも夕刻、、最近は時間も限られてきた）に、施設にFAXして、
（要するにお手紙）明日朝、何時ごろ、、と具体的にお願いを
ははにするのだ。

漢字仮名交じり文は、まだいけるので、小学生に書くようなのではない
けれど、さりとて、例のごとく、、など、抽象的な表現は
避けて、具体的に具体的に、、、を心がける。

こないだなどは、到着の時間、5分遅れたら、
拗ねてしまい、ベッドに入って、起き上がってくれないと
スタッフの方が困っておられた。

いえなに、○時ごろ、、とは書いてあるが、。。

ごろ、という感覚が、受け入れられないのであろう。

それで、次のFAXは、遅くなるかもだが、頑張って時間を守るように
行きますので、。。とか言う文言を入れたりするんだけど。。
これとて、
理解してくれるだろうか、、との思いはある。

今日のタイトルの事をこれから書く。

別のこないだの日、
お迎えに行って、ずずずっと施設の奥、義母の部屋に入り、
（決まって、スタッフの方が身支度をお世話下さってる）
さあ、参りましょう。となった時、
ふと、テーブルを見ると、
トイレットペーパーが50センチほど、わっかから流れてる。

あれ？と、巻こうとして、見ると、、

文字が書いてある。幅は11センチほどの薄い紙である。
横書きで、ボールペンだ。
3行ほどか4行か・・。
れれれ？？

・・・みんな仲良く、元気でね」かぎかっこもつけて。

最後に　○子

ばあばちゃん、何これ？

もうすぐしぬから書いておこうと思って・・。

大丈夫よ、まだまだしにません。

テーブルの上には、紙類が他に3種、4種はあったのだが、
彼女、一番目についたトイレットペーパーをほどいて、
紙類の重なっている更に上にそれを置いて、下がガタガタなのに、
書きつけたのだ。

あたしは思わず、彼女をハグして、大丈夫、、大丈夫、、、と言い続けた。

レインコートも着ていたので、カシャカシャと擦れた音がした。

泣いちゃった。

こんなにちゃんと、お手紙をかける人がすぐしにませんよ。
まだまだよ。

そうかしら。
わはは。
わはは。

自分も思うが、そのトシになってみないと、その気持ちは
分からない。だから、
彼女のどんなに辛い、寂しい、いたたまれない、心配、怖い、、そんな
気持を、真実、推し量れない。
想像するだけだ。

とにかく、書いたものをば、ちぎって、別の箱に入れておいたが・・。

儚い紙である。

あたしの、熱い気持ちと、ともに、此処に書いておく。

この事は、誰にも言ってない。

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