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過去の日記にリンクを付けていたら、2009年1月にこんな記事を発見。冬になるともう2年近く前になる。こんなこと、書いてたんだなあ。苦節2年あの後、オットにコタツの素晴らしさを繰り返し繰り返し語って聞かせ、時間を掛けてやる気を育て(爆実際にヒーターを日本から入手したのが多分去年の夏ごろ?ポイント10倍!12/24.9:59まで!処分超お得!【KHH-5680】 コイズミ コタツヒータユニット (500W)あとはオットにちゃぶ台を作ってもらって、ヒーターを取り付けるだけ、というところまでは割と順調だった。しかし、作る気になったはいいけどなかなか取り掛からないのはいつものことで。そんなこんなで短い夏が過ぎ、秋は立ち止まる気配さえも見せないままに過ぎ去り、あっという間に冬になって、長い冬もいつかは終りを告げ、春は嵐のごとく瞬く間に移り変わり、、、。ねえ、コタツいつできるの?ねえねえ、コタツ、いつーーーー?と言い続けて、少なくとも1年か↑いつから言い始めたのかはすっかり忘れていたけど。ようやく出来上がったんですよコ・タ・ツ持つべきものは、職人仕事は任せといてのオット。エンジンがなかなか掛からないのが玉にキズ。ようやく、念願のコタツでまったりが実現できた2010年冬 juhuuuuuuuuuuuuそして思い出す。一度入っちゃうとなかなか抜け出せないのよね、コタツ。あー、やっぱりない方がイイかも。でももう手放せないしあとはヌクヌクの分厚くて軽いコタツ用布団があれば完璧ボアー省スペースコタツ掛け敷きセット【正方形】【80%OFF】省スペースタイプのこたつ布団
December 21, 2010
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YouTubeで、教会コーラスで歌うクリスマスの曲を検索していたら、素敵なコンサートの映像を見つけてしまいました。ドレースデンのFrauenkircheで行われたアドヴェント・コンサート(たぶん2008年)の映像Frauenkirche Dresden, Konzert zum AdventドレースデンのFrauenkircheと言えば、東西ドイツ再統一後の復興事業のシンボルとも言える存在。ドレースデンには2001年と2004年(?)に行ったことがあるけど、その頃はまだ復興作業が完了していなくて、内部どころか外部も満足に見えないような状態だった。ようやく復興作業が終了して一般に公開されたのは2005年?2006年?その聖母教会で行われたアドヴェント・コンサート、外国人の私にも何だか感慨深いモノがある。時折映される教会の内陣やドームの装飾も素晴らしいし、ソリスト、ザクセン州立音楽団Staatskapelleや州立オペラ座のコーラスの演奏も素晴らしい。特にその4で独唱を披露しているテノールのソリスト氏が、見目麗しく声も素敵で左上に2DFと入っているので、ドイツの第2放送ZDFで放映されたらしい。↑こういうのとか、こういうのとかこういうのを見かけると、あ、テレビ、いいなあと思う。 ・・・年に2回くらい。やたらと画質・音質がいいところをみると、DVDで販売された映像をアップしているようです。どこの国にもいろんな方がいらっしゃるようで。アップされたのは去年だけど、いつ削除されてもおかしくないので、早めにご覧くださいませ。【送料無料】A Christmas Concert From The Dresden Frauenkirche: Keenlyside Schafer 輸入盤
December 21, 2010
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ブログが世間に急速に普及してからというもの、ヒト様の国際結婚や海外生活のブログをいつもいつも楽しく読ませていただいているんです。特に読んでいて楽しいのは、日本ならではの食べ物が住んでいる土地で手に入らないので自分で作っちゃいましたシリーズ。元来モノグサで、こちらの食べ物でもあんまり不自由していない私が自分では作ろうなんて思いもしなかったようなモノを、試行錯誤の末に時には副産物的な偶然であるいは理論的にアプローチして作ってしまうその創造性の豊かさと食に対する強いこだわりにはいつも頭が下がる思い。先日、いつものようにブログを読んでいたら、オットがいつものように話しかけてきた。で、日本では何が起こってるの?その時たまたま読んでいたのは、自然食品のドイツのオンラインショップを紹介した記事だった。このサイト、豆腐を作るキット売ってるんだって。すごいね。↑作る人いるのよね~、立派だわ~、私にはムリ、の意大体、ドイツに住むようになってもう10年以上も経つというのに、そういうサイトが有ることすら知らなかった。すると、そこに目を輝かせるドイツ人がひとり。豆腐食べたい、豆腐。買おう、コレ。コレがあれば豆腐が作れる!!・・・・で、 誰が作るの?!よく、オットはドイツ人ですっていうと、旦那さん日本食食べられるんですか?食事の支度、大変じゃないですか?2種類(ドイツ食と日本食と)作ったりするんですか?と同情するような目で聞かれる。いえいえ、とんでもない。和食ならば、オットの方が好き嫌いが少ないし、ドイツ食ならば、私の方が好き嫌いが少ないという私は結構何でも食べられるから和食らしい和食が食べられなくても平気。気がつくと何週間も白米を炊いてなかったなんてこともたまにありますしというか、食材が簡単に手に入らないので、こだわって作るのが面倒くさいだからある物を食べておけばよろしいといういい加減な性格おかげでドイツ生活もあまり苦にならないんです(爆だから我が家の食卓は普段はバトルもなく平和なモノなんだけど、オットの方が何かの拍子で急に思いついて日本で食べたアレが食べたいコレが食べたいと言い出してくれる。日本の実家に滞在した時に、私の母がコレでもかと出してくれた純和風な食事がたいそう美味しかったらしいま、それはそれで非常に喜ばしいことなのですが。豆腐作りや味噌作りには手を出すつもりは無かったんだけどなあ。確かにこちらで売られている豆腐は、やたらと堅かったり、酸味が強かったり。日本の絹ごしや木綿も売られているけど、日本の3倍位の値段でしかも賞味期限がやたらと長い、尋常でなく長い!もう、一体何が入っているんだか、想像したくもないというシロモノ。だからうちは基本的に、オランダかどこかで製造されていて水の中に入れて売られている新鮮な(?)モノしか買わない。マーボー豆腐や豆腐ステーキを作るにはいいけれど、冷奴なんて夢のまた夢。でもさ、豆腐作りってにがりの量とか温度とか、経験から学んで最適な加減を見つけなければならないっていうし。堪え性の無い私にそんなことができるんだろうか?その時はなんだかんだと言葉を濁してごまかし、どうせすぐに忘れるだろうとたかをくくっていたら、今回に限っては相当強いインパクトとともにインプットされてしまったらしく、珍しく数日ごとに思い出させてくれる。仕方ない、君がそんなに言うんなら、クリスマス休暇中に挑戦してみるか。かくなる上は、オットに豆腐の作り方を教え込むしかないなおうちで手軽に豆腐屋さんの味を作ろう!手作り木綿豆腐キット(温度計付き)なーんて、覚悟を決めて注文したのに、12月13日までに入金が確認できた注文は年内の発送で、それ以降の注文は1月9日以降の処理だそうです12月22日から1月9日までがっつりクリスマス休暇、さすがドイツの会社だわそういう私も12月22日が仕事納めですが
December 20, 2010
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今年は例年になく寒くて、雪も珍しくよく降る雪が数日降って、気温が上がらずに数日残って、少し暖かくなって雪が消えて、数日経つとまた雪が降るの繰り返し。今年は珍しくホワイト・クリスマスかもしれない。数日前からまた雪になり、ラジオをつければ大雪の予報を繰り返していた。隣接するベルギーやルクセンブルグではアウトバーンが大型トラック通行禁止になる恐れがあるので、トラックは速やかに駐車スペースを確保して待機するようにという勧告まで出された。初めて聞いたよ通行禁止の対象になるトラックって、長距離輸送用の大型車で、ヨーロッパ圏内を国境を超えて何日も移動しているわけでしょ?歩合制で運送してなんぼな上に、外国の、しかもアウトバーンのPスペースで足止めって、気の毒だなあ翌日の朝のラジオ交通情報によると、アウトバーンや自動車専用道路があっちでもこっちでも滑って道路を塞いでいるトラックや追突事故による渋滞、通行止めの区間が次々と読み上げられた。Rheinlandではスクールバスが出せなくなるかもしれないという懸念から、学校が休みになったらしい。そんな中でも仕事に行かなければならないのが、大人の悲しい現実なわけでして。去年は、とにかく雪と凍結が恐くって、雪が降ったら程度に関わらず電車で通勤していた。今年は少~し図太く不精になって、車で通っている。 さて、最近は仕事が終わると、まだ18時だというのに外はもう真っ暗。さあ帰ろうと思い、車のキーをドアの鍵穴にさし込、、、、めないキーが半分も入らないキーを何度か繰り返してさしていたら、ようやく奥まで入ったよかったな~・・・でも、キーが回らない キーを手のひらで温め、何度も試してみたけど全然ダメ。ようやく回った!と思ったら、中で空回りしているような嫌~な感触雪がパラついていて寒い、手もかじかんできた 仕方ない。覚悟を決めるかあーあ、街中でこれだけは避けたかったなあ~ 運転席のドアを諦めて、車の後ろに回る。車を止めてあるのは、結構人通りも車通りもある通りの駐車スペース。周りを見回して、行き来が途切れた瞬間を狙って、、、ハッチバックを開けて、素早くトランクルームから乗り込むハッチバックをしっかり閉めたら、後部ベンチを乗り越えて狭い車内をモゾモゾと動き、運転席へ。↑ 身を乗り出して解錠しても良いんだけど、どうせドアもガチガチに凍っているので。ふーっ、危うく車を置いて電車で変える羽目になるところだった。いや~、ハッチバックで良かったな~ラッキーーーーーって、コラードイツが世界に誇る国産車のくせに、この程度の気温(たったのマイナス4度)で鍵穴が凍るって、一体どういうことなの?!根性がなってない、根性がっ この車種、まだまだ国産車信仰が深~く根づいていた10数年前、最も安い国産車として盛大に売れた時代があるらしく、大学で知り合った子達も何人も所有していた。鍵穴が凍りついて開かないって、実は、何度も聞いたことがありますトランクルームから身を乗り出して解錠するというのは、デフォルトです。ドアもガチガチに凍っていて開けるのが面倒なので、ハッチバックから乗り込むっていうのは、あんまりやらないかも。でもさ、ハッチバックの鍵穴が凍らないってことは、凍らないように作ることができるってことじゃないなの??とはいうものの、見た目は小さめの車なのに内部は比較的広く、後部ベンチを倒せばビックリするくらいたくさん荷物が積めて便利だし、走行距離20万キロを超えてもなおエンジンが元気いっぱいで、高速運転だったら軽くリッター16kmくらで走ってくれるし、必要とあれば非常に小気味いい走りをしてくれる。ので、まだ買い換える予定はない。っていうか、先立つ物がね、、、。◯ルツェデスのBクラスよりも荷物が載るし、雪道ならばメルツェデスのCクラスよりも安定しているとはCクラスからBクラスに買い換えた義父のいつもの談。そんなに良いなら交換しましょうか? あ、ごめん、私◯ルツェデス嫌いだったこの冬は、何回後ろから乗り込むことになるんだろうか。 リモコンでピッなんて、邪道よっキーホルダータイプリモコンドアロック (キーホルダー型キーレスエントリー)
December 16, 2010
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K町教会コーラスのプローベ来週はゲネプロなので、今日が最後の通常の練習だった。しかも、ゲネプロの日は勤め先の年に一度の社会科見学(笑)。ゲネプロまでに帰って来るのは不可能なので、私にとっては今日が最後のプローベ。ゲネプロ大好きなのに本番よりもゲネプロが楽しみで参加してるようなものなのにゲネプロではオケの皆さんやソリストの意見を取り入れてテンポが変更になることが多い。だから、ゲネプロ抜きで本番歌うのは正直言って気が進まない。本当言うと、勤め先の視察会なんて断ってゲネプロに行きたいでも視察会だって一応勤務時間内だから、簡単に断ることもできないま、グチグチ考えたって仕方がない。プローベに行く前に、Finaleを使って、Benedictusを除く全曲を一度復習した。そしたら、一日PCに向かって固まっていたせいか、声が全然でないFまでは出そうと思えばいつもどおり出るけど、気を抜くとすぐに悲鳴みたいな細い響きになる。Gは悲鳴みたいな声で、どうにか届く程度。AgnusDeiでは一箇所だけGisまで出てくるっていうのにこのままプローベに行って、いつものようにろくなウォーミングアップもないままに歌わされたら、確実に喉を閉めたまま搾り出して声をからしてしまう。とにかく体をほぐさなければ、と思い、歌いながら体を動かしてみてもあまり効果なし。そこでふと、アネッテのところで最初にやるハミングから始めてみようと思い立った。ソ、ファ、ミ、レ、ド を ngのハミングで。5線真ん中のAから始めて半音ずつ上げていった。アネってのところではずいぶん高いところまで上げている印象があるけど、上のGのところでやっぱり声が細くかすれて、何かが突っかかるように出なくなった。なので、Gから上はアネッテに教わったやり方を試してみた。最初はスタッカートで、音が出せたら息を流し続けてロングトーン。母音は高音が出し易いoとaの中間くらいで(自分で出しやすければ何でもいい)。oa, oa, oa, oa, oa, oa, oa, oa, oa, oaーーーーーーーーすると、GどころかGis、A、Bまで楽に出てしまったさすがにHやCは正しい音程に当てるのが難しくって安定しなかったけど。この方法は高音を出したい時に本当に即、効果が出るこんなの初めて。アネッテ、すごいさらに、プローベに行って歌い始めてまた驚いた。いつもよりも響きの丸い声が出てるような気がする。最高音より1音以上上の音を出しておいたせいか、高音でも楽に響きが変わらずに声が出たような気がする。↑ 本当はどんな声が出ていたのか自分では分からないところが難しい。しかも高音域でまだ余裕があって、上からそっと乗せて落ちないように軽く上に引っ張るような感覚で高音が出せた。発声練習って、大切なんだなあ ← 今さらソレ?今までも、あまりに体がガチガチの時は準備運動で体をほぐしていったり、声を出してみたりして行ってたんだけど、さほど効果を感じたことがなかった。つまり、発声練習は効果の出るやり方をしないとまったく意味が無いけど、効果的にやれば声の出方が明らかに違うということか。教会コーラスの指揮者自身はバスなので、たぶん高音パートの発声練習なんて分からないんだろうな。これからは簡単にでも自分で発声練習してから歌いに行くことにしよう。しっかし、アドヴェントに突入するともうあっという間だなドイツのマイスターの称号とフランスの騎士の称号を持つドイツ人シェフ直伝のシュトーレン!
December 15, 2010
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S村教会コーラスのプローベ行きの車の中で、指揮者が私に話し掛ける。で、説得できた? ← 私が、オットを。ハイドンのミサ曲覚えるように言い聞かせてくれた??↑ K町教会コーラスの話だから、今自分の隣でハンドル握っている自分の部下に直接言いなさいってば無理。ええええ、言う事きかないの?!聞くかっつーの、いい年した大人が ← 聞いて欲しくもないわ今年のクリスマスのミサ、S村も第1クリスマス(25日)らしい。しかも8時半スタート。 ← 早いって、、、またしてもK町とはしご。もっとも、S村で歌う曲は高音域の少なくて楽に歌える短い曲ばかりだから、ハイドンのミサ曲を歌う前の良いウォーミングアップになるかもしれない。クリスマスのミサで歌う曲をざっと通した。Ehre sei Gott in der HoeheHark! The herald angels singAway in a mangerGaudeteGaudeteのソロ部分は、去年と同じくオットが歌う。今年、私同様次から次へと風邪を貰って来ては咳の取れないオット。高音部分で声がブツっと途切れる。喉の調子だけではなくて、テキストを読んでいるせいもあるけど。せっかくのソロがもったいない。楽譜お持ち帰り決定!ええええええ?いらないよー。と言うオットをいちいちテキストを読み上げてつっかえてたんじゃ、せっかくのソロが台無しじゃないのと一喝。また皆に笑われた。すっごいカカア天下って思われてんだろうなあ、きっと(笑あ、だから説得しろって頼まれるのかま、楽譜お持ち帰りしたって練習するとは限らないけど。さらに、今回はS村でも3賢者の祝日のミサがあるらしい。↑ 小さな村なので、毎回すべての祝日のミサが行われるとは限らない。何を歌おうか、と、指揮者が提案する曲をざっと歌ってみた。Transeamus usque Bethlehem大好きな曲。典型的なクリマスの曲。S村はソリストを呼んだりしないので、男声が全員でバスソロを歌う。コーラス全体で歌う部分は短いけれど、ソプラノが歌う天使のGloriaはすごく華やかできれい。Maria durch einen Dornwald ging私達がコーラスに入ったばかりの頃、一度歌おうとして数回練習して、やっぱり止めたことがある。一応通してみた。曲自体は有名なので、主旋律を歌うソプラノは全く問題ないけど、アルトの大御所が「全然ダメ。欠片も思い出せない。歌った記憶もない」というので、今回も見送りに。すごくきれいな曲なんだけど、3賢者のミサまでのプローベは来週1回だけ。残念。BachのJesu bleibet meine Freude言わずと知れた超有名曲。歌自体はものすごく少ないんだけど、交互に入るオルガンの奏でる旋律がすごく厳粛な感じで美しい。でも、オルガニスト見つかるの?という声が上がる。指揮者がS村教会のオルガニストでもあるので、オルガン演奏の入る曲を演奏する時にはオルガニストを別に確保しなければならない。大切な祝日が続くこの時期は、ソリストやオルガニストやオケを確保するのが大変なのだ。この時期に探し始めたって、絶対に見つからない。3賢者の祝日ならオルガニストを見つけるのもそんなには難しくないはず、とのこと。だから、オルガン付きの曲をここぞとばかりに選んでるのね。【送料無料】『ヨーロッパのクリスマス合唱作品集』 ダウス&オイローパコールアカデミー、他
December 14, 2010
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ミセス・ウールのレッスン発声練習ドミ レファ ミソ をloiyo loiyo loiyo で響きをつないで、下がる時もクレシェンドで。lululuドミレド レファミレ ミソファミjubelドミ、ミソ、ソド、ドソ、ソミ、ミドtja tja tjaひと通り発声練習をしたところで、ミセス・ウールが真面目な顔で話し始めた。あなたが初めて来た時のこと、よく覚えているんだけど、どこへ行っても、声が小さい、何言ってるのか分からないって言われるのにウンザリしてる、大きな声で話せるようになりたいって言ったわよね。でも、思うんだけど、あなたはそういうキャラクターじゃないのよね。だって、怒って大声を出して人を罵倒したり、しないでしょ?想像できないもの。しませんね。そりゃあ怒ることはあるけど、大声で怒鳴ったり罵倒したりは確かにしたことないし、できない。怒り過ぎると逆に言葉がつながらなくなって、黙ってしまう。怒鳴るよりも、効果的にダメージを与える言葉を使って、ニッコリ笑いながら一撃を与える質です。↑性格悪いっす。だからね、あなたがものすごく大きな声で話すようにはならないと思うの。ガックリただ、人前で話たりする時に、しっかりと支えて声を出すのと力なく息の混じった声で話すのとでは全く聞こえ方が違うから、ソレを意識してやるだけでも変わると思うけど。というわけで、話し声の音域でもう少し力強い声が出せるように、低音域の練習をした。犬を叱る時のように、支えを使って、低く強く、息が混じらないようにしっかりと芯のある声を出す。↑ それ得意かも リバティ犬バンザイ最初の頃は、ちょっと違うかもと思いつつもそんなに気にならなかった、ミセス・ウールとアネッテの低音域の発声法の違いが、少しずつ分かってきた気がする。ミセス・ウールは、低音域は胸声を混ぜなければ力強くは出ないから、話し声のポジションで芯のある声を出すように、という中身の詰まった芯のある声重視。それに対してアネッテは、とにかくソプラノはソプラノらしく、高いポジションのまま響きの空間を潰さないで声を出すように、ソプラノなんだから低音域はボリュームが下がって当たり前、という高い響き重視。だから、アネッテのレッスンで、ミセス・ウールがO.K.をくれるような芯のある声で低音域を歌おうとするとすぐにダメ出しが入る何となくだけど、ミセス・ウールはメゾである自分の発声法を伝授してくれていて、アネッテは私の声質に合っていると彼女が思う発声法を指導してくれているんじゃないだろうか。だからと言って、別にどちらが間違っているとか正しいとかではなく、相性と好みなんだろうな、と思う。歌の練習Trostこの曲は、上から下へ、下から上へと跳躍があったり、半音が入る上がっていくフレーズがあったり、半端な休符があったりとちょっと複雑。自宅でも何度かFinaleで練習したので一人だったら何とか歌えるけど、カノンで歌ったら絶対に放り出される自信アリ。というわけで、お願いしてミセス・ウールと一緒に合わせてみた。ミセス・ウールは自分のパートを歌いながら、私の歌っているパートを目で追い、時々ピアノで音を確かめたりしていた。と、いきなりずれた。あれ?と思いながらも数小節は続けて歌ったけど、やっぱりダメで止まった。ああああ、あなたに放り出されちゃったわ~そりゃあ、自分のパート歌いながら他のパートをチェックしていたら見失うでしょ、普通とりあえず最後まで通した。ところで、ミセス・ウールがピアノで最後の音を確認。あー、ちょと音が上がったわね。え?!また??最後のページはクライマックスを迎えて、どのパートも盛り上がってくる。嵐の情景を描く歌らしく、調和的というよりも、ゴーッと唸りをあげてぶつかり合いながら渦巻く感じ。ミセス・ウールの歌うパートに巻き込まれまいと頑張っちゃった結果、音がうわずってしまったらしい。なんか、音程が上ずる時のパターンが感覚として分かってきた一応メロディが入っているかどうかの確認をした。歌の後ろから部分的に10小節くらいずつ区切って歌って、できたらその前の箇所。ミセス・ウールがピアノで入りの音をくれて、そこから一人で無伴奏で歌った。ら、褒められた音がどれも正確に出せているらしい:今回歌うメンバーの中で一番音程が正確で安定している。休符があって入り直す箇所の入りの音も合っていたし、何箇所かある跳躍も正確だった。1小節の中で最初に半音が出てきて最後にその音の全音が出てくる箇所があるんだけど、その半音と全音もきちんと正確に出ていた。音の長さも全部正確、ちゃんと数えられている。↑ 実は数えてなんかなくって、感覚で覚えてるだけ。っていうか、そもそも歌いながら数えることができないとのこと。絶対音感はないって言ってたけど、ものすごく正確な音感を持っているのね。耳で聞いたら絶対に忘れないのね。あらそうなんだ、私、音感がイイんだ、へえええええええ小中学校の音楽の授業以来、高等教育機関では音楽なんて全く無かったので、良くて人並みだと思っていた。教会コーラスの指揮者が、子供の頃からコーラスで歌っていて、周りの人がどうして間違えて歌えるのかが不思議で仕方が無かったとたまに話してくれるいつも笑いながら黙って聞いてるけど、実は、それ、すっごくよく分かる!!!コーラスで歌っていて、どうして他の人達はこう中途半端な音程で歌っていて平気なんだろう、とか、明らかに大幅にズルズルと音程が下がっているのに気持ち悪くないんだろうか??とか、いつも思う。もう何度も歌った曲を楽譜を見ながら歌っているにもかかわらず、明らかにそれは違うだろうという音を出す(楽譜では下がっていくフレーズでいきなり上がっちゃうとか)のも不思議。↑ それはむしろ集中力の問題?ミセス・ウールの話では、耳で聞いたフレーズをそのまま歌うとか、楽譜を見ながら歌って跳躍の音を取るとか、伴奏なしで正確に歌うというのは音感が良くないと難しいらしい。小学校の時に習っていたピアノは、自宅で練習しなかったせいで全然モノにならなかったけど、音感を育てるという点においてはおおいに役に立ったみたい。人間、何か一つくらいは長所があるもんだね。でもね。音感が良くても声がか細くって小さいよりも、多少音感が悪くても魅力的で通る声を持っている方がいい音感はトレーニングできるけど、持って生まれた声の質は変えられないもの。【送料無料】〔DVD〕 声の不思議 美しい声を作るために
December 10, 2010
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K町教会コーラスのプローベJosephHaydnの小さなオルガンソロミサ珍しく、KyrieからAgnusDeiまで全曲を通した。と思ったら、そうか、来週のプローベが通常の練習としては最後で、再来週はもうゲネプロか。Kyrieをプローベで歌ったのは初めてだったけど、さすがにもう何度もCDを聴いていたし、Finaleで音取りもしておいたので、問題なかった。GloriaとCredoも、先週よりもさらに馴染んだ感じ。やっぱり時間を置いて繰り返すと定着する。先週は忙しくって復習もろくにやってないけれど。学生時代の試験は、いつも前日の夜から初めて朝まで徹夜の短期集中詰め込み型だったけど、歌を覚える時は、一気に詰め込むよりも、一旦数日間離れてからもう一度手に取る方がはるかに効率が良い。通して歌ってみると、音程がやたらとズリズリと下がっていくのが気になる。でもまあこれは、オケと一緒に演奏すれば解決するだろうな。Sanctusも今日初めて一緒に歌った。これも、CDで全体像は頭に入っていたし、Finaleで音取りをしておいたので問題なし。このミサ曲のSanctusは、短いし割と簡単だけど、すごく旋律が美しい。AgnusDeiは先週引っかかった部分がまだ完全には入っていなかった。もう一度確認しておかないと。それからもう1曲、MichaelHaydnのLauf, ihr Hirten allzugleichあああああ、この曲嫌~いいや、曲自体はすごくきれいなんだけど、テンポが早い上にテキストが多くて、しかもやたらと子音が並んでいて、とにかく歌いにくい。数年前のクリスマスにも歌ったけど、その時もさんざん同じように文句を書いた記憶があるg'schwindだとかb'sinntなんて、音に乗らない、声が出ないっての今回、オットは自分の都合を優先して、先週、今週とプローベに来なかった。すると、コーラスのメンバーから、旦那はどうした?旦那は?とツッコミが入る。↑ちなみに、オットだけが行って私が行かないと、奥さんどうした?奥さん??と聞かれる今日は何と、ソプラノのおばさまからも、旦那さん次は来るんでしょ?とすがるような目で見られてしまった。ここのコーラス、実は5人もテノールがいて、バスよりも多いくらいなんだけど・・・。オットはミサ曲に出てくる高音域をぶら下がらずに歌うことができるし、声もハリがあってやたらと通るので、すっかり頼りにされているらしい。指揮者からも、ほらほら、君からよく言って聞かせて、次はちゃんと連れて来てよと、冗談半分に頼まれる始末。でもね。このミサ曲、私達二人とも歌ったことがないんですよ。ソプラノパートならまだしも、難しい箇所が必ずあるテノールパートを、ゲネプロ入れてあと2回のプローベで覚えるのはまず無理。かと言って、一人で一生懸命自主的に音取りする人じゃないし。今回は歌わないんじゃないかなあ・・・。プローベが終わってから、指揮者と話をしている時、どう?問題ないでしょ?と聞かれたので、難しくはないけれど、同じモチーフが何度も繰り返されて、違うテキストが乗っているのがややこしい。と言ってみた。指揮者の話では、オリジナルは短くて、それぞれのパートが違うメロディ、違うテキストをバラバラに歌うような曲だったらしい。しかしあとの時代に宗教改革によって、GloriaとCredoはテキストをすべて歌うことが決められたために、オリジナルでの演奏ができなくなった。そこで、オリジナルのモチーフを繰り返しつなぎ合わせて、テキストを当てはめていったとのこと。うーん、思った通り。だから何となく不自然で無理があって歌いにくく、やたらと長い印象を受けるんだ。そういう理由ならば、CDでオリジナルを演奏しているのもうなずける。クラシック、これを聴いてから死ね!
December 8, 2010
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アネッテ主催の発表会の続きです。さて、何とかデュエットが終わり、そのまま続けてソロを歌わせてもらえるのかな~?と期待していたのに、アッサリと裏切られ再び観客席へ。次々と他の人達が前に出て歌う中、お茶で喉を湿らせながら、膝の上の楽譜をいじくりまわしながら、もう勘弁してくれ~とひたすら願っていたら、ようやく順番が回ってきた。って、もう最後じゃん?!最後なの、私?!奇しくもこの日は、200何十回目かのモーツァルトの誕生日だったらしい。だからモーツァルト最後なの?今回が、アネッテの発表会、というよりも、人前で一人で歌うこと自体初めてだったので、てっきり1番最初とか、とにかくかなり始めの方でとっとと終わらせてもらえるものだと勝手に思い込んでいた。こんなことなら、前もってアネッテに最初に歌わして欲しいと頼んでおくべきだったと、今では思う。ま、そんなこと思いつきもしなかったんだけど。とりあえず、デュエットで一度前に立っていたせいか、ソロの方が緊張しなかった。いや、ものすごく緊張していたんだけど、ソロの時の方がまだましだった。しかし歌は、、、、ボロボロですがな。いつもレッスンで注意されている欠点を、さらに強調したようなそんな出来だった。高音域はいつものように出ていたし、気持よく出せた。でも低音域(と言っても既にGくらいから)がことごとくダメ。高音域はとにかく音を出すためのフォームがあって、自然とそのフォームを作るので、大きな間違いができない(そうしないとそもそも声が出ないから)けど、低音域は潰れた話し声でも響きがなくてもとにかく一応音が出てしまう。ゲネプロからここ数日で体の感覚として実感していることは、高音域では口を開けること横隔膜で支えることなんてほとんど意識しなくても声が出るんだけど、低音域に行くほど意識して横隔膜を動員し口の奥を広げなければならないということ。ただこの、低音域で口の奥を広げるというのがなかなか力仕事で、しかも体のバランスをどういうふうに持っていけばいいのかが分からず、動きが繋がらない。感覚として掴めない。結局発表会でも、一箇所、あまりに響きのない平たい声に、もう自分でビックリしたくらいダメだ、できないと思えば思うほど、体が固り、喉がしまり、口の中が狭くなり、共鳴する空間が無くなってしまうらしい。しかも、怖くて楽譜から目を上げられず。(ああ、もう本当にダメダメ)この2曲、特にAbendempfindungの後半部分に何箇所か、ピアノ伴奏なしで歌から始まるフレーズが出てくる。YouTubeでいろんな人のビデオを聞いてみると、ここが歌い手の聞かせ所になっていることがよくわかる。ゲネプロの時には、伴奏のテンポを崩させなようにと気を使い過ぎて、ただ続けて歌ってしまい、アネッテに指摘された。そこで、ゲネプロの後、もう一度じっくりと楽譜を読み直し、ピアノ伴奏が途切れる箇所、つまり好きなタイミングや長さで入ることの出来る部分をチェックしておいた。コレはとても良かった。(っていうか、ソレ、直前になってやること?)盛り上がるフレーズの前後でゆとりを持って息継ぎもできるし、遠慮無く間を使うことができた。譜読みは大切、ということですね。(って、いまさら?!)DasVeilchenは、実は暗譜でも歌えるはずなのに、1音1音音符とテキストを目で追っていた。表情豊かに場面が展開していく面白い曲だから、少しでも雰囲気を変えるように、テンポを変えて、表情も変わるように、努力だけはしたけど、、、どれだけ伝わっていたものか、、、、。Abendempfindungでは、普段は間違えない箇所でテキストを軽く間違え、一瞬舞い上がり。ゲネプロで音が取れなかった箇所は一応歌えたんだけど、自信なさ気に聞こえたろうなあ。歌い終わって、観客席で聴いていたオットのところに戻ってまず最初に聞いたこと。声小さすぎた?聴こえなかった?いや、そんなことなかったよ。ピアノがもう少し静かに弾けばいいのにって思ったけど。・・・。それって、声小さかったって事じゃん優しい人なんです。一番悔しいのは、緊張のあまり、声を出すことや歌うことに集中できなかったこと。もう、この敗北感。あーあ、自分に負けました。惨敗です(笑でもコレいい練習になる。それだけは確かです。こういうの何回か経験したら、人の目なんか結構どうでもよくなる平気になる気がする次はこんなの、着てみる??【アメリカ直輸入・インポート・ロングドレス】ロサンゼルス・LA・パーティーや発表会/演奏会などに
December 6, 2010
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タイトルにもある通り、日曜日の夕方はアネッテ主催の発表会(?)でした。今回の発表会は、アネッテの門下生だけ、別に失敗したって構わないよ~んという、かなり気楽なものだった。ので、数日前まではかなり軽く構えていた。さすがにピアニストさんとのゲネプロでは、初めての完全なピアノ伴奏で勝手が分からず、初対面の手前もあって緊張したけど。当日の朝から落ち着きがなくなり、そんな自分に改めて驚きを感じた。昼ごはん頃には、なんだかドキドキしてご飯があまり喉を通らないし、なんだか、、、イライラしてる?そんな自分に対して、えええええええ、緊張してるの~?と心の中でツッコミを入れつつ。とりあえず前日のゲネプロで伴奏の感じが違うために迷子になって音が取れなかった1箇所を確認したり、アネッテにさんざん注意されたことを反芻しながら何度か歌ってみた。Einsingenのためにアネッテのところに到着してみると、数人が小さな前室にいて、狭い練習室には2人がEinsingenをしていて、その人達が終わるとすぐに入れ替わって次の人が入って、終わった人はすぐそばの会場へ。というベルトコンベア状態。会場になったのは、アネッテのアパートメントから2ブロックほど離れたところにある、教会系施設の円形のホール。正面にフリューゲルを設置して、ホール中央に20人ほどの観客席を作っても十分ゆとりがあるくらいの、ちょうどいい大きさのホールだった。時間通り17時30分から会が始まった。アネッテがまず、ごく簡単に本当に簡単に挨拶をした。それじゃ、これから始めるわね。いつもは夏前にやるんだけどね。今回はこんな時期だから、まだ準備不足というか、完璧ではないけれども、ね。アネッテはプログラムを手に進行を始めた。デュエットあり、独唱あり、アネッテが良くレッスン中にやらせるように体を柔らかく動かしながら歌う人がいたり、直立で微動だにせず歌う人もあり、慣れた感じの人も入れば、楽譜から全く目を上げず固まったように歌っている人もあり。服装は、男性はジーンズにシャツ、さすがに女性はそれなりにちょっと気を使っている人から(お呼ばれする時くらいの感じ)から、全くの普段着の人(私とか)まで。やっぱり、ここはドイツです(爆プログラムを渡されていないので、自分がいつ歌うのか全く分からない。一つのプログラムが終わるごとに、私か?次か?とドキドキする。他の人の歌を聴きたくても、そっちに集中できない。歌い出しは聞いているのに、いつの間にか神経が自分の膝に乗っている楽譜を目で追っている。耳からは全く違う音楽が入ってくるので途中からメロディが思い出せなくなり、焦る。という非常に不毛な過ごし方をしてしまったそうこうしているうちに、前半が終わった。休憩で立つ直前に、ピアニストのクラウディアが私とマークのデュエットの伴奏の一部をザザッと弾いたのが耳に入ってきた。次だ。休憩後、一つ目に歌うんだ休憩が終わって、アネッテが曲と私達の紹介をした。マークがなかなか立ち上がらない。Bitte!とアネッテに促される。あれでしょ。レディファーストとか言って、私が先に出ないとマークは自分からは絶対に出ないのよね。こういう時、レディファーストって嫌だなと思う仕方ないので、先に前に出て行く。忙しかったために、曲を完全に消化しきれていないマークは、自信なさそうに端の方に立つ。一応デュエットなので、私も彼からあまり離れていないところに立った。アネッテに、もっと真ん中に立ってよ。と言われて、だよね?、と思い、数歩中央に出たけれど、マークはやっぱり離れたところに立っていたこのデュエット曲はバスから始まる。自信のない時に、最初の一声を出さなければならないのはストレスだろうなあ。しかし、私もそれどころではなかった。歌が始まって気づいた。あれ、膝が震えてる・・・?そして私の出だし。ん、声が震えてる?!いやもう、自分でビックリしたそしてようやくデュエットらしく異なる旋律を一緒に歌う箇所で、マークさんがやってくれました早いタイミングで入ってしまった、らしい。あ、あ、あれ?と驚きつつ、ピアノ伴奏に合わせて一度は歌い始めたものの、マークとあまりにも噛み合わないために、私が半ばパニックで離脱してしまった。こういう時、ピアノ伴奏付きのデュエットって難しい。ソロならばピアノ伴奏が合わせてくれる。アカペラならば気付いたほうが合わせられる、かもしれない。でも、ピアノ伴奏とデュエットの片割れが合っていて、もう一方が分からずに歌い続けている場合、、、どうすればいいんでしょうね?そのままそのフレーズを歌い続ける、が、正解なのだろうか?するとアネッテからダメ出しが。今のところから、歌い直しです最後の方でも、もう一度マークが出だしを間違えさらに途中で消えましたが、そこはもうサックリと無視して、ピアノ伴奏に合わせてそのまま振り切らせていただきました長くなったので、一旦切ります。カール・マリア・フォン・ヴェーバー / 歌劇アブ・ハッサン Abu Hassan: Weil / Cappella Coloniensis, Durmuller, Stojkovic, Etc +sym.1
December 6, 2010
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ピアニストさん、クラウディアとの合わせまずは一人で、モーツァルトの2曲。アネッテが聴いているそばで、ピアノの伴奏に合わせて歌う。歌い始める前に、えっと、ピアノの伴奏に合わせて歌うのは初めて?と聞かれ、ああ、そういえばそうだな、と改めて思った。DasVeilchenから。なんかやっぱり、伴奏付きで通しで歌うというのは、日頃のレッスンと全く感じが違っていて、1回目は汗だくになりながらもボロボロ、というよりも息も切れ切れだった。最高音は何だか喉が閉まっているようで伸びないというか、わずかに届かずという感じだし。緊張してやたらとナーバスになってしまって、音程と伸ばす長さと入るタイミングと、そんな事ばかりが気になってしまった。一番最初の合わせだったので、クラウディアも気を使ってくれたのだと思うのだけど、最初から最後まで、割とゆっくり目のペースを崩すことなく一定に弾いてくれた。YouTubeで見られるビデオの、場面の展開に合わせて表情豊かに変わっていくテンポに慣れてしまっていたので、それが逆に非常に歌いにくかった。それでも、何というか、それが私の性格なんだけど、伴奏してくれているピアニストさんに迷惑かけないように、彼女の弾くリズムを崩さないように、入るタイミングを間違えないようにと、そんなことに気を使ってしまった。歌い終わると、クラウディアがポツリと悲しい何が?この曲って、悲しいわえ?!アネッテと私の間では、「変な曲、ギャグっぽい」という共通認識が出来上がっていたので、ちょっと衝撃的だった。↑デリカシーのない人々そうか、この曲を悲しいと感じる人もいるのね、、、。ま、そんな話は置いておいて。アネッテから指摘が。もっと、あなたがリードしなきゃダメよ。あなたが歌ってるんだから。息継ぎをするなら、焦らずにちゃんとしていいのよ、クラウディアは合わせてくれるから。でもそれがピアニストに分かるようにはっきりとリードしなきゃだめなの。なるほど、ここは私が自分で決めなきゃいけないのね。テンポはどうする?これで良い?と聞かれ、えっと、部分的にはもう少し早い方がいいかな。と答えると、クラウディアもそうね、この曲って場面によって変わっていくのよねと。もう一度合わせてもらったら、今度はほとんどイメージ通りのテンポの変化で、とても歌いやすくなった。続いてAbendempfindungこちらもとりあえず通して歌ってみる。やはり、1回目は何だかもうすごくナーバスになって、全身から汗が吹出し、息はもう絶え絶えテンポがゆっくりだけど、最後では上がったり下がったりが多く、曲自体もDasVeilchenよりも大分長いので、静かな曲からは想像つかないくらいに集中力と持続力を要求される。まさに体力勝負な曲だ。で、歌い終わってから気がついた。ねえ、そういえば私、この曲、通して歌ってみたこと無かったよね?ん?ああ、そう言えばそうねそれよりも、と、横で聴いていたアネッテから指摘が来た。低音域が話し声っていうか、ポップスみたいな声になってるわよ。低い音域に下がってきても大声を出そうとしないで、音量は小さくて構わないから、あなたソプラノなんだから。それよりもソプラノらしい響きを忘れないように、奥の空間を確保することに気をつけて。大丈夫よ、きれいに歌えてるから。ゲネプロの結果、ソロはまだまだね。今回はやめとく?という展開を実はうっすらと期待していたんだけど、あっさりと打ち砕かれ。どっちから先に歌う? やっぱり、DasVeilchenかしらね。そうね。っていうか、Abendempfindung先に歌っちゃったら、もう立ってられないくらいにどっと疲れが出そうなんていう話をしているところへマークさん到着。ピアノ伴奏でとりあえず歌ってみることに。え、と、、、初っ端からつまづいてますけど?オペラの曲なので、前半は会話のような掛け合いが多く、しかも慣れない中途半場なタイミングで入る箇所が多い。この曲をピアノの伴奏で歌うのも初めてということで、入りのタイミングなどを確認しながら歌っていった。マークは、後半は最初の1ページくらいしか覚えられなかったということで、結局前半だけを歌うことになった。本当は後半の方が、メロディが分かりやすくて歌いやすいんだけど。全体を歌うのはまた今度、ということで。アネッテがクラウディアに、次回は彼女の旦那さんがAbuHassanを歌うから、オペラ全部出来るわよと楽しそうに話す。ゲネプロの予定は押していて、既に次の人が待っている中で、最後にもう一度だけ通して歌った。アネッテのことだからないよな、と思いつつも念のため、帰る直前に恐る恐る聞いてみた。ね、ドレスコード、なんて、ないよね?へ?ああ、ないわよ~。オペラの衣装みたいなドレス着たかったら着てきてもいいわよ?あ、でもあなた(Fatime)、貧乏なのよね(爆良かった~【アメリカ直輸入・インポート・ロングドレス】ロサンゼルス・LA・セレブ・演奏会などステージにも
December 5, 2010
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ミセス・ウールのレッスン話す練習子供の口喧嘩を題材にした早口言葉のようなテキストまずはミセス・ウールが読んでお手本を示してくれるけれど、聞いたこともないような単語が並んでいたり、口語というか、標準ドイツ語にはない略された言葉などが入っていたりするので、するので文字を追いかけるのに必死。単語を一つ一つ区切らないで、息の流れを保ったまま止まらずに読むのよ~そう簡単におっしゃいますけどねこんな感じ↓Du sechsmal ums Salzfa? gewickelter Heringsschwanz!で、訳すとこんな感じ↓お前なんか、塩樽の周りに6重に巻かれたニシンの尻尾だ!子供がふざけて罵り合っているというテーマなのだけど、、、なんでこれが罵倒言葉なのか、サッパリ分からないそこがまた、微笑ましいこのページ、コピーしてあげるわ。家で練習してきて歌の練習前回ざっと音取りをしたTrostを通して歌ってみた。テキストの分配が今ひとつピンと来ない箇所や、入りの音が取りにくい箇所がいくつかあって、そこを確認した。メロディは頭に入ったので、次回はミセス・ウールとカノンで歌ってみましょうということになった。Ein Kellner und ein Kochミセス・ウールが他のパートを歌い、合わせてみる。一度通したところで、最後の部分で音が少し上がったと指摘された。コーラスで歌っていると大抵音程が下がっていくので、音程が上がるなんてことがあるとは思わなかった。音程というのは常に下がるものなのだと思っていた。へえ、上がるなんてこともあるんですねあー、それはね、その人のタイプによるわね。緊張なくダラーッと歌う人はどんどん音程が下がるし、緊張して力が入る人は音程が上がるのよ。おー、なるほど。最後の部分で、第2声が第1声の上を行く箇所がある。どうやらそこで、驚いてつられて音程が上がってしまうらしい。一番高い音を歌うことに慣れているから、急に上を行かれると驚くんだな。これはもう、何度もその部分を歌ってみて、慣れるしかない。ポイント10倍!〔12/10AM09:59まで〕モーツァルト 重唱曲とカノン
December 3, 2010
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K町教会コーラスのプローベクリスマスのミサで演奏するJosephHaydnの小さなオルガンソロミサ。参加は2回目。1回目の時に全パートが載っているPartiturを借りて帰り、自宅にてコピー完了。Kyrie、GloriaとCredoはFinaleに打ち込んだプローベの前に、分かりにくいGloriaとCredoだけは何度か自宅で音取りをしておいた。特にGloriaとCredoはテキストの分配がちょっと難しい同じフィギュアが何度も何度も繰り返され、息つく暇もない変則的で妙なリズムでとにかくテキストがどんどん進んでいくという印象を受ける。演奏するのはBearbeitung(改訂版)でOriginalfassung(原版)よりも長いバージョンなので、オリジナルのメロディを切って反復させてつなぐことで、テキストをムリムリ消化させたって感じその分、テキストが乗りにくくって歌いにくいのではないかと思う。プローベは予想通りまずはCredo、そしてGloria。難しいというのとはちょっと違うけれども、この2曲は長いので大変。予習の甲斐あって、テンポもCDよりもずっとゆっくりだし、付いていくことができた。でも繰り返すと、途端に混乱する。基本的に同じフレーズに、ちょっとリズムを変えて違うテキストが載っているので、繰り返せば繰り返すほどに訳が分からなくなるCredoで、ユニソロで下がってきて、ソプラノが一番下を歌っている間に、他の3パートが上に行く箇所が一つある。ソプラノで、常に一番上を歌うことで甘やかされているので、いきなり周り中が上を行くと本当にビックリするビックリしている間に、あっという間に自分の音を見失うさらに音程が低いために声が出にくいことも手伝って、ソプラノ、薄!そして最後はAgnusDei。そんなことだろうと思った。予習してないっての8分音符で一気に1オクターブくらい降りてきて、途中半音も入るフレーズが二つほどあって、音が取りきれなかった。これは自宅で要・復習。中世・ルネサンスの音楽
December 1, 2010
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アネッテのレッスンいよいよ、デュエット・パートナー、マークさんと初顔合わせマークさんはなんと、学校のお昼休みに抜けて駆けつけた。12時にアネッテのところに集合、で、1時半からまた授業があるから、1時まで。簡単にEinsingenして、さっそく曲を、少しずつ切り取っては合わせて歌ってみる。マークさん、声が大きーーーーーーーいものすごくよく通る声で、なんていうか、声のエネルギーがガンっとぶつかってくる感じがする。すごいなー。私の声なんてかき消されそうだけど、音域が全く違うおかげで、ま部屋も小さいし、自分の声も一応は聞こえてくる。CDは何度も聴いているし、Finaleに打ち込んでバス・パートも聞きながら何度か練習しているんだけど、真横で人間に歌われるとやっぱり全然感じが違う。CDで聴いているオケの伴奏とピアノの伴奏も当然感じが違うわけで、戸惑う。CDやFinaleで歌った時には気にならなかった、バスの音程が上をいく箇所で、自分の音程をほとんど見失いながら一応何となく感覚だけで歌ってみたどうやらマークさん、鬼のように忙しかった仕事は何とか落ち着きを取り戻したらしい。来年のAbitur(大学入学資格試験)の問題作りに追われていたんだそうな。へー、来年のAbiの問題って、もう今から作ってるんだ~?!↑ Abiは学年度の終わりに実施されるはずだから、6月か7月くらい?でももう問題は提出したから今はストレスはないよ(ボソッ)ま、採点がたまってるけどね~あら、じゃあ、今週はなんとか数日間くらいなら真面目に練習できるわね。ちゃんと覚えてきてよとアネッテ。土曜日にピアニストさんに伴奏してもらって最後のプローベをして、日曜日に他の人達の前で歌う、らしい。今ひとつシステムがよく分かってないけど。あなたはモーツァルトもあるから、早くきて30分だけクラウディア(ピアニストさん)と合わせてみる?30分あれば十分よね?あれ?デュエット歌うのに、ソロも歌うの??なんだ、マークさんが戦線離脱した時のための代替案かと思ってたのにえ、モーツァルトって、、、どっち? DasVeilchenかなー?なんとかごまかせないかなあと思いながら、時間稼ぎに適当なことを口にしてみる。も虚しく、いえいえ、両方!はぁ。両方歌うのかー、そうかー、もうビックリ【全国どこでも送料無料♪】楽譜 最新・オペラ名アリア選集/オペラ重唱曲集
November 29, 2010
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数日前から降り始めた雪が止み、空が真っ青に晴れ渡り、冷え込みの増した土曜日。何となく鬱々として、ソファで犬の毛だらけの毛布にくるまって丸まっていたらオットがお昼ごはんを作ってくれた。メニューは彼の大好きな 「お好み焼き」適当にタネを作って、キャベツをザクザクと切って、Speck(シュペック、豚のお腹の肉を燻製した物)のサイコロ状の物を炒めて混ぜて、フライパンで焼く。一枚目が出来上がった頃に声が掛かった。お好み焼きのソースってもう無かったよね?【オタフクソース お好みソース】★税込2480円以上で送料無料★オタフクソース お好みソースああ、お好みソースね、一度だけ買ったよね、アジアショップで。でもあれさ、滅茶苦茶高いのよ。日本でいくらで売られているかを考えるととても買う気にならないんだよね。ないね。どうする?ケチャップならあるけど?iiiii, ge, pfui!!ケチャップーーーーー?それはあれだね、私に作れと言ってるね?今手元にある物から手っ取り早く作るには、、、、ケチャップと醤油?試したことあるけど味がこすぎてあんまり美味しくないのよね、、、あ、そうだつゆのもとが少し残ってたんだ【オーサワジャパン】オーサワだしつゆのもと 360mlいつだったか、アジアショップに行った時に気が向いて買ったんだけど、400mlで8ユーロ以上もするもう2度と買うものかと思いつつも、あると便利なんだよね、煮物とか、天ぷらのつゆとか、ケチケチ使ってたけど、時間が経てばどうせ質は落ちちゃうし。ちょっと勿体無いけど、ものぐさには勝てず、ケチャップにつゆのもとを少しずつ混ぜてみる、、、、うん、なかなかいけるんじゃないの、コレ?出来上がったお好み焼きに即席ニセ・お好みソースを塗る。ん?この焦げのような黒光りしている物体は何?あ、もしかして、私が水曜日にBauernmarkt(農家の市)で買って来たオリーブの残り、ちぎって入れた?私が働いているオフィスのある地区では、水曜日ごとにBauernmarktが立つ。このMarktで売られている野菜や果物は、本当に質が良い。スーパーで見かけるよりも小ぶりで形も大きさもバラバラのリンゴが、ビックリするほど味が濃かったりする。そして、有機栽培農家が自分のところの産物だけを持ち寄るスタンドが立ち並ぶ合間に、手作りのジャムだとか、お肉屋さん自家製のハムやソーセージ、オリーブやブドウの葉(にご飯が包んであるやつ)なんかの漬物(?)を売るスタンドもある。品質が高いだけに全般的にお値段も高いので、野菜や果物以外は指を加えて見ていた。この週はこのスタンドが珍しく混んでいなかったこともあり、前々から気になっていた、オリーブを初めて買ってみた。そしたらこれがもう絶品でオリコープ ブラックオリーブ 種抜 350g・・・でも、すんごい高かったんだけどなあ、あれ↑ なんか、今日はそればっかりま、たしかにほんの少ししか残ってなかったんだけど。シュペックの塩味と、オリーブのコクのある味が意外とお好み焼きに合っていて、これはこれで新たな発見ではあったお好み焼きって、こんなに簡単でこんなに美味しくって、冬にピッタリだよね? なんでお好み焼きが冬なの?だって、キャベツが入ってるから。キャベツって、冬の野菜じゃない???キャベツって、小学校の社会科で「高原野菜」と習って以来、私にとってはどちらかというと夏のイメージがある、、、。そうかザウアークラウトの国の人の発想なのね~★金賞受賞★【サワークラフト】手間のかかるサワークラウト・お求め安い価格で!★金賞受賞★[...キャベツは収穫しないで冬まで畑に生えたままにしておくことができるので、冬になって他の野菜が無くなっても出回る、ということらしい。しかも、ザウアークラウトに加工すればさらに長持ちするし。世界の保存食(2)
November 27, 2010
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一昨日の夜、雨から雪に変わった。この冬の初雪。先々週冬タイヤに交換しておいて良かった。昨日は一日気温も上がらなかったので(と言っても、零度前後)雪は解けずたまに雪が舞ったりもして。午前中は青空が広がっていたものの、外は相変わらず零度前後。雪は好きなんだけど、寒いのは嫌だな~。もっとも、ぐっと冷え込んで雪が降る時は、空気が乾燥していてキリッと引き締まる寒さなので過ごしやすい。一番嫌なのは、ジトッと湿った寒さ。雨がもう少しで雪に変わりそうで、でも変わらない位の気温の時が一番辛い。しっとりと服が水気を含んで、体の芯まで冷え込んで温まらないから。今、外は粒のごく小さな雪が静かに降っている。この調子ならば大して積もりそうにない。これは止む直前なのか、それともこれから量が増えるのか。せっかくの雪景色だから、ゆっくり森に散歩でも行きたいなという気持ちとこんな寒い日は温かい部屋の中で、美味しい物を食べたり飲んだりしてヌクヌクと過ごすのが一番という気持ちが葛藤する。とは言え、そんな気持ちなどお構いなしに散歩にでなければならないのは犬と暮す者の日常犬は大喜びで雪の牧草地を駆け回り、そこら中に鼻を突っ込んで回る。ふと振り返った犬の鼻に雪が乗っている光景は何度見ても飽きることなく、笑わせられる。それにしても、毎回毎回一体何がそんなに楽しいのか、しゃべれるものならばぜひ聞いてみたい。毎年この時期、外気温がマイナスになる日には、散歩に出て歩き始めたばかりの時にワンコが体を小刻みに震わしているのを見て、コートを買った方がいいのだろうかと頭を悩ませる。最終処分!RCペット犬用防寒コート【メトロスリッカーコート(ワインレッド)】中型犬サイズ価格:1,480円(税込、送料別)震えていると言っても、注意してみないと気づかないくらいのもので、少し歩いて体が温まれば元気いっぱいなんだけど。犬にコートなんて必要ないというオットと、毎度毎度、買う買わないのディスカッションをする。いや別に、例えオットがどんなに反対したって必要だと思えば買うんだけどおそらくアメリカン・エスキモー・ドッグのミックスであると思われるウチのワンコは、どうでもいいけど、↑この犬種名って抵抗ある。変えてくれないかな?!実は寒さに強くて逆に暑さに弱い。マイナス3度の日に、小川に入って水を飲んでケロッとしている逆に春から夏に掛けて気温の高い日に日陰のない道路を歩くと、覇気の無い顔で恨めしそうにこちらを見上げてくる。だからコートが必要だとしても、多分歩き始めの最初の3分くらいで、あとは多分暑くて邪魔になる。しかも、外気温がマイナスになる日なんて、この辺ならばひと冬に数回、1週間も続かないのだ。そんな気候だから、コートを着ている犬なんてほとんどお目にかからないのも当然。分かってはいるんだけど、小さな体を震わしているところを見てしまうと、風邪ひくんじゃないかと心配になる。もう少し年を取って駆け回らなくなったら買おうかね。その頃には、こちらでもオシャレなデザインのコートが買えるようになってるかもしれないしみえないさんぽ
November 27, 2010
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ミセス・ウールのレッスン発声練習横隔膜をリラックスさせる運動R、P、T、K R、P、T、KSch、Sch、Sch、SchS、S、S、SFT、FT、FT、FTFUI、FUI、FUI、FUIすべての母音が同じ響きを持つようにする、Vokaleausgleich(直訳すると母音の調整)の練習。ド、ミ、ソ、ド、ミ、ド、ソ、ミ、ドを、O-A-O-A-O-A-O-A-OO-I-O-I-O-I-O-I-OU-A-U-A-U-A-U-A-UA-E-I-O-A-E-I-E-Uで。OとUの響きがとてもいい、鐘みたいに丸い響きが出てる。けど、AとIは平たく息が混じっていて、実が詰まっていないような声が出ている。Oの響きを保つために、AやIでは口の形を変えずに舌の動きだけで母音を発音する。特に、真ん中のCからFまでの響きがその上の響きと全く違う。その音域がどうもものすごく苦手らしい。そう言われて意識して聞いてみると、たしかに響きの全くない薄い声が出ている。一応自分の耳でも分かるんだけど、声の出し方の何が違うのかがさっぱり分からない。ド、ミ、ソ、ド、ソ、ミ、ドをA-O-A-O-A-O-A音程をどんどん上げられ、もっとスピード上げて、止まらないで、力入れて押しちゃダメ、勢いで無理ですってばと投げ出したところで終了。音が出ないんじゃないかって心配しすぎなのよ、あなたはまあ今日はCまでいったからいいわ。歌の練習Vittoriaを通して。最初は、O-A-O-A-・・・で歌ってみる。Oの響きを保ったまま、密度高くAを発音しながら歌う。次にテキストで。さっそく出だしの部分でダメ出しを頂く。Vittoriaのriaはrioくらいのつもりで、口を開けすぎずに歌うこと。真ん中のF以下に下がって来ると響きがなくなるので、気を抜かずに丸みのある鐘みたいな響きを保つこと。次はもう少し早いテンポで通して歌いましょうね。その方がKoloraturがきれいに出ると思うわ。え?!これが、コロラトゥーラなの?!すごーい。↑何が?(笑宝石の歌?コロラトゥーラ・アリア集
November 22, 2010
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K町教会のSt.CaecilienのミサGounodのミサ曲珍しく早めに指揮者が迎えに来てくれて、教会に到着してみると、、、ソプラノが少ない。プローベは時間が取れないけど、いつもならば本番には来るという人が何人かいるのに、火曜日のプローベよりも少ないなんてEinsingenを始めた時点で4人。アルトが5人、バスが3人、テノールに至っては6人もいるから、見事なまでに劣勢!こんなの初めて。こんなこともあるんだなあKyrieの出だしはソプラノパートのソロで始まる。真ん中のEで入りCまで下がるので、ソプラノには低い音域で、どうしてもボリュームが出せない。しかも今日は人数が少ないということで、急遽アルトに一緒に歌ってもらうことになった。Einsingenが終わる頃には、もう2人来て何とかいつもの最低人数になった。抗生物質と咳止めで良くなってきていたのに、抗生物質が終わって咳止めもなくなったら、また咳が戻ってきた?!気を抜くと声が1秒くらい遅れて出てくる。歌おうとすると、咳が出る。深く息が吸えない。ミサが始まった。教会音楽の守護聖人であるSt.Caecilienのミサ。初っ端も初っ端、Kyrieでテノールが消えた、らしい声を出すことに集中していて全然気がつかなかった。オットの話によると、皆が皆、テキストを間違え、分からなくなって、歌っている箇所を探しているうちに間が空いてしまったらしい(爆初めて歌った曲でもないし、ゲネプロの時も、朝のウォーミングアップの時も上手くいったのに。そして、Sanctusで今度はソプラノがやらかした1回目のSanctusと2回目のSanctusではフレーズは似ていても後半部分が微妙に違う。続いてくる別のテーマにつなげる導入部分。その2回目のSanctusで、1回目のフレーズを続けて歌いそうになった。ブツっと途切れそうになって、それでも何とか持ち越したものの、そこからは急に自信がなくなって、何となく控えめ?普段なら滅多に起こらないこんな事故、本番に限って起きるんだよね~パートナー・ソングを楽しもう1 パート練習が必要でない合唱体験を
November 21, 2010
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ミセス・ウールのレッスン発声練習横隔膜をリラックスさせる発声R、P、T、Ksch、sch、sch、schS、S、S、Sft、ft、ft、ft fui、fui、fui、fuiを続けて3セットドレミ レミファ ミファソ ・・・シドレドドレミ シドレ ラシド ・・・ レミファドをlululuで続けて休みを入れずに往復で。同じ型をju-----------belで。これはコロラトゥーアの練習になるとのこと。ドミソドミソドソミドソミド(2オクターブ)前回は1オクターブ+Terzをやったけど、2オクターブっていうのは初めて。1オクターブを繰り返すだけなのに、どうも耳慣れないので、こわごわ。最初の数回は特に、下りてくるのが不安定になった。音を下げる方が音程が不安定になるというのは割と誰でもあることらしい。一番下の音は限界に近ので、歌ってるんだか唸ってるんだか何だか分からないような声(笑高音になるにつれてクレシェンドで。低音に下がる時も気を抜かずに支えてしっかり声を出す。下の限界音Fisから始めて、Hまで行った。喉の調子も戻ってないことだし、今日はこれくらいで止めておきましょうねお気遣いありがとうございます。喉が本調子でもかなり限界に近いですけどね歌の練習Ein Kellner und ein Koch喉の調子が戻っていないので、軽く1度だけ通して歌った。この曲は、音程が上がったり下がったりロングトーンが出てきたりするので割と喉に負担がかかる。1度歌っただけなのに、話し声が少しかれてしまったのをミセス・ウールがすぐに気づいた。Perch? mai, tu mio beneミセス・ウールがソプラノ2を歌うのと合わせた。人の声と一緒に歌うのは、Finaleで他のパートを聞きながら歌うのとはまた勝手が違う。ミセス・ウールの厚みのある美声に圧倒されて、出だしの音を間違えたりリズムが怪しくなったりこれは何度か歌って慣れるしかないんだけど。子音の発音のタイミングが早過ぎると指摘を受けた。楽譜に書いてある通りに歌っていたんだけど、それだと音を子音で伸ばすことになる。歌う時は基本的に母音で音を伸ばさなければならない。言われてみれば当然。でも言われるまで全然気がつかなったつまり、Per-ch? mai は Pe-rch? maipal-pi は pa-lpiil cor-mi va は i-lco-rmi vaとなる。言われてもすぐにはできないので、まずは母音だけで歌ってみた。母音だけで歌うのって、簡単そうでなかなか難しい。歌う時は大げさなくらいでいい。Vittoria mio coreリフレインの間に来る部分のテキストがまだまだ入ってなくて、発音できなかったり、テキストを読もうとして止まってしまったりする。2回出てくるその部分を中心に、テキストの発音と歌う練習をした。えーと、あなたにもう1曲あげたかしら?2曲だけですけど?どう、もう1曲歌ってみる?多すぎて無理っていうならやめておくけど?とりあえずあげておくから、時間があったら見てみて。もらった曲は、ドイツ語のカノンでTrostというタイトル、ソプラノ2声とアルト1声。全部で5ページあるけど、ソプラノ1の出番は2ページ目から。さっそく家でFinaleに入力してみたら、何となくメランコリックなメロディ。好きだな、こういうの。前半は簡単だけど、後半が難しい。1小節、全パートを鳴らしているとどうしても音が取れない部分がある。これは、、、歌ってみたい。だいたいどの曲も各パートが2人ずつになるように調整しているらしい。Kellner&Kochはメゾパートの人が歌えるようになるかまだ分からないので、多分ミセス・ウールが自ら入ると思うとのこと。すごーい、師匠とアンサンブル!【送料無料】DOREMI 楽しいコーラス・アルバム カノンから混声4部合唱【smtb-ms】【YDKG-ms】
November 19, 2010
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K町教会コーラスのプローべK町は今週の日曜日がSt.Caecilien(音楽の守護聖人、なので教会コーラスの守護聖人)のミサで、Gounodのミサ曲を演奏する。数週間前に指揮者からIhr seid herzlich eingeladen!君たち、ウェルカムだからと声が掛かっていた。さらに、今週の火曜日が出番前の最後のプローべだから、来られたら来て欲しいとのことで、参加してきた。今日は通常の練習で、ゲネプロを改めてやるのかと思っていたら、実はこの日が教会でオルガン奏者も加わってのゲネプロだった。ミサ曲をさっと一通り歌い、数箇所だけ確認をして、45分ほどであっさり終了。こうして同じ曲を一緒に歌ってみると、人数が多いとはいえ、やっぱりS村とK町のレベルの差を改めて感じる。さあ、今日のプローべはこれで終わりか、と思いきや、練習室に移動して通常のプローべがあった。まずはクリスマス・ミサで演奏するHaydnのミサ曲B-durからCredo。CDを買って以来何度も聴いているので、メロディは大体頭に入っているけど、楽譜を見るのは初めてだし、いつものとおりテキストの割り振りに着いていくのが大変。しかも配られたのは、パート別の楽譜男声が先行して女声が1小節遅れて入る箇所とか、この楽譜だと本当に分かりにくい。パート別の楽譜を見た瞬間にガックリ来るパートの音取りをしている時に、楽譜をパラパラとめくっていると、GloriaとかCredoとか、2種類の楽譜が入っている。最初に入っているのが短くって「オリジナル」、次に入っているのは長くて「Bearbeitung(改訂)」。・・・あー、何か先の展開が読めたぞ。K町が歌うのは改訂版。指揮者用の、楽器も含めて全部入っている楽譜を借りて来て、家で早速CDと比べてみる。CDの演奏は、オリジナルこれはまた、Finaleさんの出番だね。MakeMusic / Finale PrintMusic 2010ミサ曲全部入力するの、めんどくさいなあ。だからCD買ったのにいや、むしろFinaleがあって良かったと思うべきか。
November 17, 2010
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S村教会コーラスのプローべ学校の休みも入ったし、先週は風邪で休んだので2週間ぶり。教会コーラスは今くらいからクリスマスのミサまで、行事が続く。どの日にどの曲を歌うかなんて話をしながら、古いレパートリーも引っ張り出してきて、とにかく片っ端から歌った。全部で8曲。と言っても、曲自体がごく短いものばかり。まずは来週予定されている年に一度の集会。教会コーラスは、教会公認の団体であるので、責任者はプリースターだ。だからこの集会には可能な限りプリースターが出席する。名誉会員なども招待し、2曲くらい歌うことから始まるその集会では、役員選挙、書記による活動報告、皆勤賞の授与(笑)、会計報告などがあり、指揮者とプリースターからこの一年を振り返った話がある。が、メインはその後の懇親会。今年はその集会を、来週の金曜日、教会コーラスの守護聖人であるSt.Caecilienのミサの後に実施することになった。というわけで、まずミサで2曲か3曲歌い、その後プローべ室に移動して集会で2曲。それに今年は村の音楽隊が記念コンサート(?)をやるらしく、そこで演奏する歌付の曲の友情出演を求められている。たった2曲なんだけど、1ヶ月くらい前から、毎回のプローべで1回は必ずサラッと歌っている。1曲はアフリカの歌で、私達のレパートリーにも入っている曲、の、違うアレンジのバージョン。歌は1声のみで、当然音域はやたらと低く、曲自体(歌の入る部分だけ?)が短く、はっきり言って面白くもなんともない。もちろん、楽器が入ったら面白くなるという可能性は残されているわけだけど。もう1曲はポルカ。2声合唱でメロディはそんなに悪くないんだけど、テキストが、お祭りなんかでビールジョッキをぶつけ合いながら肩を組み合い大声で歌うような、典型的な飲み歌隣に座っているドリスは、「こんなひどい歌詞の歌なんて絶対に歌いたくない」とボイコットオットもこの曲の練習を始めた当初から、「いくらなんでもひどすぎる。こんな下らない歌詞の歌は絶対に歌わない」と、コンサート自体の参加をボイコットする気でいる小さな村の音楽隊と教会コーラスなんだから、もう少し交流し合って、互いに質を高め合うことができればいいのに、と、いつも思う。もっとも、小さな谷の小さな村で、お互いの目と鼻の先で生活しているからなおさらなのかもしれない私達だって、噂話や諍いの話なんかを聞かされると、あー住んでなくて良かったって思うしこの日のプローべでは、Gounodのミサ曲からは、最初にGloriaを歌った。Gloriaの練習を始めてもう2ヶ月近く経つと思うんだけど、いまだに部分的に音取りをしている。音が怪しい部分に入ると、そのパートが途端に遅れだす。一音一音確かめながら出すからリズムが崩れるみたい。リズムが崩れるのって、間違えた音を出されるよりも歌いにくい。目の前で腕を振っている指揮者に合わせて歌っていると、一人だけ飛び出してしまう。演奏するのはイースターだから。まだ時間があるから、大丈夫、大丈夫。と、指揮者。自分に言い聞かせてるんですか?楽譜 優しいコーラス/クリスマスの歌篇 2924/女声2部・3部合唱/はじめてでも歌える
November 16, 2010
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咳がなかなか完全に治らないので、もう一度家庭医のところに行ってきた。2週間も治らないということに驚かれ、さすがに今回はもう少し強めの咳止めと抗生物質を処方された。ああ抗生物質嫌だなあっていう気持ちと、これでようやくこの忌まわしい咳から開放されるという気持ちとが半々。そして、せっかく家庭医に行くために街まで出たので、湯たんぽを買って帰ることにした。けど、湯たんぽってどこで売ってるの??リハビリ用品のお店で見つからず、薬局にも置いてなく、ドラッグストアにもなく、家庭用雑貨のお店にもなく、ようやく見つけたのは、百貨店の家庭用雑貨品コーナー。でも、なんていうか、センスを疑うようなデザインで3種類くらいしか選択肢がない上に12.90ユーロもする面倒だし、もう買っちゃおうかとも思ったんだけど、やっぱりこのデザインに13ユーロは出したくない・・・で、結局やめてその後に行った100円均一みたいなノリの雑貨屋で、普通のよりも小さなタイプを2.99ユーロで買ったカバーはもちろん、百貨店にあったものよりもさらに手抜きバレバレなデザインだけど、ま安いからいいか、と。気が向いたらフェルティングして自分で作ろうっと。ところで、湯たんぽを探して街をさまよっていたらビックリ。クリスマス・マーケットの準備が始まっていたオーストリア、ドイツ、フランス…ヨーロッパ有数、憧れのクリスマスマーケットへ。シンフォレスト クリスマス街道 欧州3国・映像と音楽の旅 【ポイント倍付1115】そう言えば、この街では毎年1ヶ月間マーケットが立つんだっけ。だから毎年遅くとも11月23日にはクリスマス・マーケットが始まる。ドイツだけあってこういうことは条例だか法律だかできっちりと決められていて、23日の直前に週末が入ると2日くらいは前倒しの開催が認められるらしい。きっと、今週末くらいに始まるのだろう。大学があるから若い人も多いし、この地方の中枢都市であるし、観光地でもあるため、クリスマス・マーケットはかなり賑わう。【Xmasフェア開催中】【送料無料】【クリスマス雑貨】ドイツ製 ピューター壁飾り「クリスマスマーケット」あああああ、もうクリスマス・シーズンに突入かあ。早いなあ。ドイツR.Sellmer Verlag社製アドベントカレンダー-村のクリスマスマーケット 98632
November 16, 2010
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アネッテのレッスンこの2週間風邪引いてて、咳がひどかったの。それでもだいぶ治まってきて、夜はまだ咳が出るけど。ええええ、歌えるの?さあ?この2週間歌ってないから分からない。プローベも行かなかったし。咳は声帯にとって、ハンマーで叩かれるような強烈な刺激なので、例え喉が腫れていなくても、声帯が疲労しているらしい。だから、咳が出ている間は負担が掛かるような声は出にくくなるし、負担を掛けるような歌い方をしない方がいいとのこと。発声練習とりあえず、声が出るのかどうかを確認する意味も含めて、まずはハミングから。ソファミレドをNで。それからNGで。そしてまたNで。いつもはNのハミングは声が出にくく、NGのハミングにいくところだけど、この日は珍しくNのハミングの方が出やすかった。出るわね。一応出るんだけど、高い方に行くと、最初が引っかかるようにすぐに出てこない。聞いているアネッテは、いつものようにやたらと音域を上げずにすぐに中音域に下げてくる。ドソミドをdo、do、do、do、do暗い響きの母音(UとかO)の響きが良いとのこと。でも、それだと声が前に出すぎるから(?)、もっと奥に引き込むようにするために、iの母音を加える。jiyo、jiyo、jiyo、jiyo、jiyo音程が下がってきても、後ろを開いたままで、高い方と同じ響きを保つこと。ソドソ、 ミソミ ドミドを3音節の単語で。首を振らない(この癖がどうしても治らない)、顎を動かしすぎない、口の開け方を変えずに舌の動きで発音する、音が下がる時にも上の響きを保つ。歌の練習マークが最後までできるかどうか、発表会で歌うかどうかがまだ分からない。ということで、ほら、楽譜コピーしておいたわよ渡されたのは、AbuHassanのNo.4デュエット、AbuHassan(テノール)とFatime(ソプラノ)のデュエット覚えてたのね、アネッテさらに、AbuHassanのNo.5、Fatimeのアリアまであるいや、それはさすがに無理だから。時間も無いので、とりあえず楽譜をオットに見せて、2週間で何とか音取りができそうだったら、次のレッスンを二人で受けることにしましょうか、ということになった。あああ、ついにテノールを獲得できそうだわ、うれしいいいいやっぱりテノール不足は深刻ですね。私もテノールに生まれてきたかったよ。どこに行ってもモテモテでさAbuHassanのNo.6デュエット最後まで音取りをした。最後にAのロングトーンが出てくる。それも、フレーズの中で跳躍してAではなく、Aから入ってロングトーン。音取りをしながら試しに出してみるも、届いたか届かないかくらいの微妙な音程で、しかも2度目3度目は確実にかれて届きそうにない声が出てきた。Aだけど、どう? 風邪で調子が悪い?っていうか、風邪引いていようがいまいが、Aは出るとは限らないんだけど・・・。へ?! Aが出ないってどういうこと?!いや、どういうことって出る時もあるけど、いつもは出ないの。そうなの?じゃ、まずはスタッカートでやってみて。A,A,A,A,Aはい、そしたらスタッカートで歌っている感覚で、息を切らずに伸ばす。A---------出るじゃないのあ、あれ? いや、いつもは本当に出ないんだけど・・・。なんということか、あっさりと出てしまった。適度な配合が重要なの。息の量と、横隔膜の支えと、喉が力で固まっていないことと、そのバランスなの。Aはまだ本当のPfeifenstimme(笛声?)の音域ではないけど、方向性が似てくるから。スタッカートでは意識して横隔膜を使うし、短く細く息を使うから感覚がつかみやすいのね。そうなのかK町のクリスマス・ミサで何度か歌ったKempterのミサ曲。最高音がAで、これがどうしても出なくて、でも出したくて、自宅でピアノの鍵盤を叩きながら一人で練習していた記憶が蘇る。何とかAに届こうと思って力いっぱい押して、でも出なくって、やっているうちに高音域がどんどん出なくなってきて、途方に暮れて、「Aは出ない」とあきらめたんだ。それ以来、Aは、たまに出ちゃうこともあるけど、基本的に出ないって決めてかかってた。なんだ、まるっきり間違ったやり方してたんだな 東芝EMI ハバネラ(不滅のオペラ・アリア集)〔女声篇〕
November 15, 2010
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なんだかジャルスキー・キャンペーンになりつつある今日この頃先日アップしたエコー・クラシック賞。やはりドイツの賞であるらしい。ならばやはりドイツ語読みしなければ、「日本人はなんでそんなに英語が好きなの?」とオットをはじめとするドイツ人に嘆かれてしまうというわけで改めて、エヒョー・クラシック賞なぜプルハールさん率いるラルペッジャータとリアルさんが受賞していて、ジャルスキーさんが受賞していないのか、以前から疑問だった。ので、ちょっと調べてみたら、納得。彼は単独で、前年の2008年にエヒョー・クラシックのS?nger des Jahres(= Singer of the year)賞を受賞していたしかも、この男性歌手部門賞、カウンターテノールの受賞は彼が最初であるらしい。その時の様子のビデオがYouTubeにアップされている。http://www.youtube.com/watch?v=S6rX6PANd9M&feature=related歌の披露の後で、ジャルスキーさんにプレゼンターの女性が話しかける。振り方がもうベタベタで笑える:さて、素晴らしい高い歌声を持つフィリップ・ジャルスキーさんですが、それでは話し声はどんな感じなんでしょうか?すると、ジャルスキーさんが、なんと通訳も介さずに直接、流暢なドイツ語で(!)受け答えをする!!!質問にお答えしますが、、、秘密なんて何もないんです。すみませんねえ話し声と歌声があって、私は頭声で歌っています。それだけです。ああ、それから練習をたくさん、ですね、たぶん。苦笑しながらも、まじめに、しかしお茶目に答えるところがまたまた素敵私からぜひ言わせていただきたいことがあります。まず、この賞を頂くということに非常に驚きました。このことは、我々カウンターテノールがリリカルな声のファミリーに受け入れられてきているということを示しています。これは、私にとってとても重要なことです。すべてのカウンターテノールの歌手の皆さんに感謝します。授賞式のために用意してきましたという感じの堅苦しい挨拶ではなく、自分の言葉で思いを語るという感じが良かったドイツ語もあんなに話せるんだ~あー、やっぱりコンサート行きたいそれにしても、カウンターテノールって、割と最近の流行なんだ知らなかった。さて、ここで話は思いっきりそれるけど、多くのドイツ人男性にとって、フランス女性が話すフランス語訛りのドイツ語が抗いがたいほどセクシーであるというのはよく言われること。ずーーっと以前だけど、たまたまフランス人女性と結婚したドイツ人男性と知り合ったことがある。ドイツに住み、普段はドイツ語で会話している彼らだったけど、ごくたまに彼女の話すフランス語訛りのドイツ語を聞くととろけそうになると言っていたっけへえ、そうなの?くらいにしか思ってなかったけど、ジャルスキーさんのフランス語訛りのドイツ語、、、確かにセクシーかもなんでだろう?フランス語特有のため息をつくような発音とか弱いHの発音が、なんていうか艶っぽい (← 馬鹿)輸入盤CD スペシャルプライスカルダーラ / カルダーラ・イン・ウィーン~オペラ・アリア集 ジャルスキー、アイム&コンチェルト・ケルン 輸入盤 【CD】
November 15, 2010
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風邪が治らない正確には、風邪は治っているんだけど、その後に来る咳が治らない。親譲りで気管支が弱いらしく、ちょっとした風邪で寝込むまでもなく治ったとしても、治りかけから始まる咳がいつまでも続くことが多い。2年前には肺が飛び出してくるかと思うほど激しい咳の発作が3週間も続いた。ようやく咳が治まった頃に、わき腹に刺すような鋭い痛みが走ることに気づいた。あばら骨にヒビが入ったのか?大きく息を吸い込むたび、くしゃみや軽い咳をするたび、寝返りを打つたび、笑うたびに痛みが走り、あいたたた、とわき腹を押さえる状態が実に4週間も続いた。あんな目にはもうあいたくない。放っておけばいつかは治るんだけど、前回でさすがに懲りたので、今回は早めに家庭医に行った。先週、風邪を引いてですね。え、先週から風邪引いてるんですか?(で、今頃来たの?)・・・遅かったらしい処方箋なしで市販されている咳止めの薬と咳シロップをおススメされた。咳シロップは、咳を出す、粘液をサラサラにして排出しやすくするためのもの。100%植物性ですからね。タイムっていうハーブ知ってるでしょ?タイムが主成分のシロップで、味も悪くないですよ有機JASマーク【オーガニック・ドライハーブ 有機タイム】健康茶...日本で医者にかかれば必ずと言っていいほど、薬を出してくれる。抗生物質も割とすぐに出してくれるという印象がある。それに対してドイツの医者は、風邪やインフルエンザ、副鼻腔炎の軽い段階ならば処方箋が必要な薬はまず出さない。知り合いの日本人からは、副鼻腔炎が1ヶ月経っても治らず、辛くて仕方ないから抗生物質を出してくれと頼み込んでも出してもらえなかったので、仕方なく急遽日本に一時帰国したという話も聞くくらいそんなドイツの医者が好んで使うのは、薬草がメインに入っている昔ながらの薬(?)だ。さらに薬と合わせて1.寝る前に10分間吸入すること。湿度が粘液を流れやすくするから。ミントなどは逆に咳を誘発するので何も入れずにお湯だけ、もしくは塩を少し入れて。カミツレも咳に効く。ちなみに吸入と言っても、↑こんな特別な器械も薬も必要ない。大きなボールに沸騰したお湯を入れて、その上に顔を出したらバスタオルを頭から被り、お湯の入ったボールまでスッポリと覆う。試しに、GoogleでErkaeltung(風邪)、Inhalieren(吸入する)というキーワードで画像検索を掛けてみよう。日本語だと、見事なくらい吸入器の画像ばかりが並ぶ。ドイツ語だと、洗面器とバスタオルを使う正しい吸入の仕方の画像がいくつもヒットする2.湯タンポを胸の上に置いて温めること。おやすみ羊の湯たんぽ♪温度が高すぎるとやけどしちゃうから、あんまり熱くしないでね、必ずタオルで包んでね。と、まるで小さな子供に言い聞かせるように言われてしまった。ま、確かに子供みたいな顔してますけどね。日本と違って労働者は風邪でも有給休暇を使う必要がないので、病欠届けも大した事ない時でも1週間くらいならあっさりと出してくれる。つまり、ゆっくり休養を取って体力を回復しなさい、自分の体力で病気を治しなさい、医学はその手助けをするに過ぎない。というスタンスなのだ。やたらと強い薬を使って早く治せばいいと言うものではなく、深刻な持病を抱えていたり他に病気を併発したり悪化させたりする恐れがない時は、自然治癒力で回復することが望ましいのだ。基本的にこのスタンスは気に入っている。風邪やインフルエンザくらいなら、抗生物質を飲むよりも自力で治したい。しかし、、、今回も咳が治らない寝入り際や明け方に咳の発作が襲ってくる。咳のせいで、胸や脇やお腹のあちこちが筋肉痛で痛い。おお、こんなところにも筋肉があるのか、と新鮮な発見があって面白くないこともないけれど。咳の発作のせいで(?)一日中体がだるくてどよーんと疲れている。枕の下に掛け布団をたたんで入れて、上半身を少し高くして寝ている。こうすると呼吸は楽になるし、咳も減るんだけど、慣れない姿勢に背中が筋肉痛で痛い。でも一番の問題は、歌えないこと。喉は荒れていないようなので、歌えないことはない。けれども、歌おうと息を深く吸い込むとむせるように咳が出始める。声を出していると、喉に粘液が絡み付いて息が途切れる。プローべも歌のレッスンももう2週間休んでいる。こう長引くといい加減、抗生物質でも点滴でも何でもいいから持ってきやがれってんだっという気になってくるからあら不思議月曜日にもう一度、家庭医に行って相談して来ようっと。今度は何が出てくるかな??花梨茶は風邪や咳止め・のどの炎症にも効果あり!!花梨茶★徳山物産★ 「甘草 3g*20包【第3類医薬品】」日本薬局方・カンゾウを使用した煎じ薬。激しい咳、のどの痛...
November 14, 2010
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新しく買ったCDが届いた1枚目はヘンデルのメサイア。全部入ってるやつ。ヘンデル:オラトリオ≪メサイア≫ハレルヤを毎年K町のクリスマスミサで歌っているけど、全体を聞いたことがなかった。っていうか、メサイアっていうオラトリオだってことを知ったのが今年に入ってからな、長いこれを全曲歌うコーラスってすごい。2枚目は、以前から欲しいなあと思っていた、クリスティーナ・プルハール率いるアンサンブル・ラルペジャータのモンテヴェルディ。モンテヴェルディ / 『愛の劇場』 ジャルスキー、リアル、プルハール&ラルペッジャータ 輸入...ジャズのセッションのような演奏がものすごくカッコいいコンサートでの演奏をYouTubeで何度も観ている。今まで見たことのなかった古い楽器が見られて面白い。CDに収録されている曲はアレンジがまた違っている。いや、コンサート用にアレンジを変えているんだろう。コンサートの映像で観られる遊び心たっぷりのアレンジはさすがにCDではなく、あああああ、コンサートに行きたかったラペルジャータはこのアルバムで2009年にドイツの(?)エコークラッシック賞を受賞している。さらに参加しているソプラノのヌリア・リアルも新人賞を受賞した。それで、ジャルスキーとリアルのデュエット曲を受賞の際にテレビで披露したらしい。http://www.youtube.com/watch?v=68Dqfo5N0UAヌリアの声は柔らかく軽く澄んでいて、ジャルスキーの声とよく調和する。そして3枚目はThe King's Singersのマドリガル・ヒストリー・ツアーKing's Singers Madrigal History Tour: Rooley / Consort Of Musicke 輸入盤 【CD】マドリガーレばかりを集めたアルバム。それも、イタリア、イギリス、フランス、スペイン、ドイツのマドリガーレを6,7曲ずつ集めて歌っている。国ごとに並べて収録されているので、文字通り、上記の国々を巡るヒストリー・ツアーになっている。宗教曲ではなくて、恋の歌とか、日常の一コマを歌い上げる曲、コメディっぽい曲も入っている。曲としては、いわゆるAメロ-Bメロ-Aメロのような分かりやすいタイプではなくて、テキストありきで物語を歌い上げるような曲なので、歌うのは難しいんだろうな、という印象。それを軽やかに表情豊かに楽しく歌い上げているキングス・シンガース、やっぱりすごいわ
November 13, 2010
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物心ついた頃からごく当たり前のこととして受け止めてきた物事というのは、その本質を深く追求したこともしようと思ったことさえもなく、あらためてその現象について定義づけて考えてみたこともないというのが通常だと思う。そんな、自分にとってはごく当たり前のことについて突然正面から質問されると、相手がどの点を理解していないのか、なぜなのか、どこに基準をおいてその現象を捉え説明すれば良いのかがまったく分からず、思考ストップして言葉を失ってしまうというのはよくあることではないだろうか。土曜日の昼過ぎ、先週買ってきたナスをそろそろ消費しなければいけないと思い立った。そうだ、揚げナスにしてだし汁で食べようと思いつき、オットに「ナス揚げて欲しいんだけど」と頼んだ。ドイツ家庭ではよく見られる電気フライヤーを、義両親から借りている。しかし、キッチンには置く場所がないので、玄関の目の前にあるガレージに置いてあり、そんなわけで(どんなわけ?)揚げ物はオットの担当なのだ(← 単にツマがぐうたらだから)。フライヤーの温度がちょうどいいくらいに上がった頃を見計らってナスを持って出て行ったオットが、すぐに戻ってきた。ナス、どのくらい揚げればいいの?どのくらいって、、、揚げナスだよ、揚げナス。食べたことあるだろが?↑ 過去6年間で多分2回くらいという言葉はグッと飲み込み、ええ、と、なんて言えばいいんだろうと、思いをめぐらせながら出てきた言葉はえ、いや、フツーにフツーって何だよ?と、オットも思ったに違いない・・・。表面が茶色っぽくなるくらい?ああ、そうそう、それ正解!【送料無料】 電気フライヤー EFK-A10-TJ【ZOJIRUSHI】象印あげあげ ○○ 【smtb-u】
November 7, 2010
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アネッテのレッスン発声練習まずはNのハミングから。Fiese Naseで!とアネッテはいつも言う。いいいいぃっと嫌な顔をする時の顔のこと。歯を噛み合わせたまま唇を開き、鼻を上げて前歯をむき出すように声を出す。こうすると、いわゆるマスケに響かせられるんだとか。響きが変わるでしょ、分かる?、、、ごめん、分かんない(^^;歌の練習AbuHassanの続きで音取りを進めていった。3分の2くらいまでいったところで、もうこれくらいにしておこうか、とアネッテが言った。う~ん、マークがね、間に合わないかもしれないのよねえ、、、デュエットの相方、マークはガッコのセンセで、忙しい時はものすごくストレスを抱えていて、歌を覚えるどころではなくなるらしい。なんか、ドイツに来てからというもの、私の周りって、ガッコのセンセが多いよなあ。っていうか、音楽を趣味にしている人、コーラスをやっている人にガッコのセンセがすんごく多い。それだけ暇 時間的に融通の利く仕事だからなんだけど。というのも、ドイツの学校は少なくとも2ヶ月に一度は1週間か2週間の休みが入るから。ま、Gymnasiumの先生なんかは、学校のある期間は滅茶苦茶忙しいって話だけど。ついでにその中間の休みは採点やら準備やらでつぶれるとも聞くけど。それでも夏休みは6週間だしね。だから、集中的に仕事をこなせば、趣味に使える時間もたっぷり確保できるってことか。うらやましい~あれ、話がずれてる、、、そこでアネッテが思いつきで口を開いた。ねね、あなたの旦那さん、歌わないの??あー、私の練習に付き合うために、覚えるって言ってたけど。でもこの曲低すぎるんだよね。一番低い音Eでしょ。彼はテノールなのね、低いところは絶対無理。AbuHassanならテノールだから歌えると思うけどあら、じゃあ楽譜あるかどうか探してみるわよ。面白いじゃない、それさすが、アネッテ。初の夫婦でデュエット、実現なるか?でもあなたは、DasVeilchen歌えるわよね?それにAbendempfindungもあるしね。へ?デュエットだけじゃないの??一人でも歌うの?聞いてないよ、そんなの???でもなんか、えええ、一人では歌いたくありません、と咄嗟に言い出せなかったピーンチ!【送料無料】ヴェーバー / ウェーバー:序曲集 N・ヤルヴィ/フィルハーモニア 輸入盤 【CD】
November 6, 2010
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11月1日月曜日は、Allerheilige(全ての聖人の日)で祝日だった。休みになるくらいに、キリスト教では一年でもっとも重要な祝日に数えられるらしく、当然のことながら、この日にちなんだミサが行われる。教会コーラスの出番だ。S村では今年はミサがなかった。信者数が衰退の一途をたどるなか、教会区の再編成、つまり統廃合とそれに伴うミサの集約化が進んでいて、小さな村の教会では月に一度とか二度とかしかミサが行われなくなってきている。時代を反映した当然の改革なのだろう。残念なのが、統廃合によってミサの回数を減らされる小さな町村にも、あまり出歩くことのできない高齢者がたくさん住んでいて、しかも熱心に教会に通ってくるのはまさにそういう人達だという事実。S村では出番がなかったものの、K町からヘルプ要請が来ていた。それも珍しいことに、今回は私へのヘルプ要請だった。たいていヘルプ要請を受けるのは、年々希少価値が高まっているテノールのオットなのにK町は大体においてレギュラーで8人くらいのソプラノがいるのだけど、Allerheiligeで始まる週はちょうど学校が秋休みのため、来られる人数が極端に少ないということだった。歌う曲はS村でも歌っている無難な曲ばかりということなので、大喜びで出かけていく私K町の教会は、S村の教会とは比べ物にならないくらいに大きい。白を基調としたネオ・バロック様式の内部は明るく、予算の都合で漆喰の装飾は必要最小限、天井画もない。それが逆にすっきりとしていて品が良い。プロポーションから見て、天井がやたらと高く、オルガンが設置してあるバルコニーだけではなく、壁際にぐるりと回廊がついている。いつもは、コーラスに加えてオーケストラ(というかアンサンブル?)、4人のソリストがところ狭しとひしめき合っているバルコニー部分が、当たり前だけどコーラスだけだとガランとしていた。そしてミサが始まった。ウォーミングアップも、声出しもまったくなしに、ミサが始まるとすぐにコーラスの出番。焦った。声が、目の前ですぐに吸い込まれて消えていく感じ。フレーズとフレーズの間に、わずかにはるか遠くの内陣にぶつかって跳ね返る声が聞こえる程度。横から後ろから聞こえてくるコーラスの声も、なんというかはかなげで、とても20人からなる集団の声とは思えない。K町で歌う時にはたいてい楽器が一緒なので、そのボリューム感が頭にあった。帰り道、家まで送ってくれる指揮者に話してみた。ビックリしたよ。いつもはオケとかソリストとか一緒だから感じたこと無かったけど。今日はなんか、声が空気の中に消えていくみたいだった。へ?あああ、そうそう。みんな最初は驚くんだ。でもあの教会は下にいると聞こえ方が全然違うんだよ。ものすごくアクースティックが良いから、ささやき声でも全部下まで聞こえるんだ。K町の教会はね、この谷中で一番アクースティックが良いんだよ。谷で一番音が良い教会、かあ【送料無料】フィリップス(1560-1628) / 年間の主だった祝祭と聖人共通典礼のための聖歌集 マ...
November 6, 2010
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The King's Singersイギリスの男声ヴォーカルアンサンブル。近年人気を博しているIlDivoのようなセックスアピールはないけれど、純粋に美しい歌声のハーモニーを聞かせるアカペラ・アンサンブル結成はなんと1968年!もちろんメンバーは何度か入れ替わっている。初めて聴いたのはちょうど2009年の秋頃。オットがO村の教会コーラスのコンサートプロジェクトに参加することになり、そこで歌うからとCDと楽譜を借りてきた。曲は、ビリー・ジョエルのララバイ。ビリー・ジョエルは一時期結構聴いたんだけど、この曲は知らなかった有名な曲らしいのに。愛娘のために作った曲ってことだから、その頃はもうチェックしてなかったんだな、きっと。普段、基本的にカバー曲、それもロックやポップスの名曲をコーラスやヴォーカル・アンサンブルにアレンジした曲は聴かない。なんていうかやっぱり、オリジナルには勝てないというか。何でわざわざロックやポップスのヴォーカリストが歌うからこそ味のある歌をコーラスで歌う必要があるのか、と、思ってしまうことが多いから。オリジナルが好きな曲であればなおさら、オケやコーラスにアレンジしたものは意識して聴かないようにしている。この曲も最初、ビリー・ジョエルの有名曲のアレンジだと聴いて、聴くのは止めようと思った。でも、オットが覚えるために掛けるので聴いてしまった。The King's Singers - Lullabye (Goodnight My Angel) なんと 美しいではないの後からオリジナルを聴いてみたけど、それはそれ、これはこれ、の到底比べ物にはならないよさがある。少年合唱団の天使の歌声とは別物の、熟練され洗練された美しい声とハーモニー。King's Singers Six 輸入盤 【CD】
October 31, 2010
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いつも更新を楽しみにしているブログで何度か紹介されていたのがきっかけだった。最初は、カウンターテノールと聞いただけで、私の趣味ではないなと思っていた。ブログにリンクが貼ってあったので、聴いてみたのも、最初は単なる好奇心、ほとんど怖いモノ見たさのノリ。日本でも、もののけ姫でその美声が世間の注目を集めた米良さんがいるけれど、彼は自然が生み出した奇跡だと思っていた。しかし何はともあれ、一度聴いてみたら、その伸びやかで美しい声に思わず聴き入った。最初に気に入ったのはオットだった。私はまだまだ怖いモノ見たさの域を出ていない時に、CD買ってみようと言われ、「・・・・。」何度目かに、そちらのブログからのリンクでビデオの映像を観て、好奇心ではなく自然とすばらしい声だなと思えた。以来、すっかり彼の美しい声の虜になっている。YouTubeで検索すれば、彼が出演している舞台の数多くのビデオを観ることができる。特に気に入っているのは、Christina Pluhar 率いる L'Arpeggiata とのコンサートの映像。モンテヴェルディ / 『愛の劇場』 ジャルスキー、リアル、プルハール&ラルペッジャータ 輸入...そのビデオを通じても、彼の自らの音楽に対する情熱と一緒に音楽を作り上げる仲間に対する信頼、ステージを作り上げる時に発揮される遊び心が垣間見える。'Ciaccona del Paradiso e del Inferno' P Jaroussky + Arpeggiata - Pluhar, life↑YouTubeで検索してみてください♪素敵な人だなあ、と思う。機会があれば、ぜひ一度はコンサートに行ってみたい。オピウム~フランス歌曲集J.C.バッハ:甘い炎~秘曲アリア集ヴィヴァルディ・ヒーローズ?オペラ・アリア集?【ミュージック・ジャンル商品】歌劇「アグリッピーナ」 アトリエ・リリク・ドゥ・トゥルコワン...
October 31, 2010
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サマータイムが終わった。これで本格的な冬の到来かいつもこのZeitumstellung(時間の変更)の時には、毎回必ず時計を1時間、、、進めるんだっけ、戻すんだっけ??と頭をひねる。ドイツで暮らすようになって11年。毎年必ず2回やって来るし、簡単なことなんだけど、それでもすぐには分からない。サマータイムのない文化で生まれ育ち、馴染みがないせいかと思っていたら、そうでもないらしい。ラジオでもこの時期になると、「Zeitumstellung、時計を進める?戻す?」なんていうクイズを街頭で行って流したりしていて、ああ私だけじゃない、とホッとするZeitumstellungは必ず日曜日の早朝(午前2時だか3時)に行われるので、起きてPCを立ち上げさえすれば、正しい時間が表示される。だから通常の生活に支障をきたすことはまずない。問題なのは、時間の変わったその日に教会コーラスの出番がある時とか、その日の午前中に約束があったり、列車で行く旅行が入ってたりする場合だ。特にサマータイムに変わる時は要注意。↑ 時間が早くなるのでうっかり気づかずにいたら、すっぽかしたり、列車に乗り遅れたりしてしまう。今のところ、実際にそんなことは起こっていないんだけど、小心者は、そんなことが起こったらどうしようという想像だけで心配が募り、起こった場合のドタバタ状態を想像してイライラし、そのストレスが掛かった状態にうんざりし、疲労感に襲われるそれも、数年前にオットの希望で寝室にFunkuhr電波時計を買ってからは気にならなくなった。1日に1度だか2度だか、勝手に電波を通じてやり取りして、正確な時間に調整してくれるらしい。欲しい、とオットに言われた時には、そんなモノ下らないと正直なところ思った(口には出してないけれど)が、実際に使ってみると便利。何と言っても、Zeitumstellungのストレスから開放された寝室の目覚まし時計が自動的に変更されるというだけで、こんなに気分的に楽になれるとは、我ながら単純なものだ手のひらサイズで軽量なので国内旅行などにぴったり。【デジタル電波時計】T-594WH スタリオン (自動電波受信・電子音アラーム・スヌーズ・バックライト(オレンジ)・カレンダー・温度計機能付き)(電波時計、卓上時計、置き時計、目覚まし時計、アラームクロック)
October 31, 2010
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ミセス・ウールのレッスンいつものように話す練習から入ったものの、ミセス・ウールが、私の体が固まっていて呼吸が浅いことに気づき、急遽、準備体操体をほぐす固まっていた体がほぐれて、呼吸が深くなる体操:足を前後に開いて立ち、前に出ているのと反対の腕を前後に大きく振る。腕の動きに合わせて、膝の屈伸を使って体を上下に動かす。腕が体の横を通る時に、体が一番沈む。この動きに合わせて、腕が後ろに行く時にZ-、前に行く時にS-。まだは腕が後ろに行く時にF-、前に行く時にSch-。深く息を吸い込む時に背中も膨らむことを感じ、長く細く息を吐く練習:上半身を前に倒し、腕を前にぶら下げた状態から、体を起こしながらF-----で息を吸い込む。はっきりとF-と大きな音を立てて吸い込む。上体を起こしたら、S-------で息を吐く。細く鋭い息でできるだけ長く。発声練習話す練習の一つの単語を使って、ソファミレドで。ドレミファソファミレドを、ドレミ音階でレガートで、音の間で段が出来ないように、擦り付けるように、密度高く。違いが分かるように、スタッカートでとレガートで、を交互に繰り返した。ドミソドソミドを、Sonneで。やはり、音の間で段ができないように、密度高く。低音の練習ソファミレドをJaで。毎回言われることだけど、低音部は頭声だけでは出ない。話し声で歌う。話し声を混ぜる。話し声を出すぞ、と、意識を集中しないとできない。普段話している時は意識なんてしてないくせに、音程がつくと途端に頭声になる不思議頭声だけで低音域に入るので、息の音しか聞こえなくなる。音がしっかり出てないのは自分でも分かるんだけど、指摘されても、どこが頭声の発声で何が違うのか、体の使い方の違いが分からないJa!とかNein!を向かい側の人に対して強く主張するように言う練習をして、その声のままで音程をつけた。指導されながら、声を出していると、声がのどから下、胸の方に響いているのは分かる。やっていたら何と、今回はGまで出た!歌の練習Vittoria, Vittoriaをまずは前回やったところまで通し、それから最後まで音取りとテキストの発声練習をして、最初から最後まで通した。二つの部分から構成されていて、それが交互に繰り返される。リフレインにあたる部分は気持ちよく軽やかに歌える旋律。その間に入る部分は、語るように歌うこと。最初に途中まで通した時に、発声練習でやったように、芯のある声で密度高く歌うように言われた。練習のために、すべてレガートで歌った。発声練習ではGまで出たのに、歌う時にはCさえもまともに出ない時があるんですと言ってみた。Vittoriaの最低音はC。やっぱりそれくらいはちゃんと出た方がいいから、と、さっき練習した話し声を出すことを考えながら歌ってみましょう、ということで。やってみると、ちゃんと出るんだな、これが先生のいないところで歌ってみると、本当にぜんぜん出来ないんです~という感じで、お茶を濁して(?)アンサンブルの曲の練習へ。それじゃ、私はピアノで他の2パートの旋律を弾くからねということで、とりあえず合わせて最後まで歌ってみた。前回のレッスンからまだ1週間だけど、歌えないのが癪に障るので(←趣味の時だけ負けず嫌い)、週末にFinaleさんの助けを借りて数回練習しおいたので、音取りとリズムは何とか入っていた。すると、歌えるじゃないのーーーー。この曲、簡単じゃないのに!!!他のパートだけ弾いて、あなたの音は全然出してないのに、音叉も使わずにちゃんと音取れるなんて、すごいわーーーーー。音の長さもちゃんと正しく数えてるし。褒められちゃった、てへへ喜んでいただけて大変光栄ですっていうか、私、音叉の基準音から自分の音を取るなんて高度な技術は持ち合わせておりません。ひたすら耳で聞いて目で見てメロディを覚えるだけです。他のパートが対抗している部分も続けて歌うし。コーラスの練習が出来てるのね~。そうそう、他のパートはあまり聞かずにサクッと無視して、周りが玉砕しようとも音が下がろうとも、↑そんな大小の事故はいつものことです。ひたすら自分の旋律をしつこく歌い続ける練習は、そりゃあもうバッチリ!!↑慣れとは怖いものよ。自信ありますっ【送料無料】Lechner / 17のドイツ歌曲 M.コルデス / アンサンブル・ウェーザー・ルネサンス ...
October 28, 2010
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Rコーラスのプローべ。2回目は無事、指揮者のぺトラが来て、先週は来なかったいつものメンバーもほとんどそろい、そして何よりも、大勢の新人さん達が来てくれた男声は残念ながらバスの1人だけ。でも先週来てくれた人がまた来てくれた。定着してくれるといいなあ。女声はもう何人いたのかわからないくらいたくさんいた。ソプラノだけで軽くいつもの倍の人数。練習には階段式の講義室を使っている。実際に使っているのは半分だけで、最前列をあけて2列目3列目に女声、ソプラノ-メゾ-アルト、4列目が男声。いつもならば男声はもちろん、女声2列だって全部埋まることはほとんどない。でも昨日はもういっぱいで、いつも遅れてくる大御所たちが3人も最前列に座っていた隣に座ったソプラノの新人さん一人と話をした。この冬学期から大学生になったばっかりの文字通りフレッシュマンまだ大学生活に慣れていないフレッシュマンが来てくれることは逆に珍しかったりする。我がRコーラスはとにかく歌いたいという人が集まっているアマチュア・コーラスであることを前面に押し出してPRしている。誰でも参加できます。Vorsingen(指揮者なんかの前で歌うこと、入団テスト?)ありません。が売り(?)だ。私だって、だからこそ行ってみようという気になったんだからただ、ひとつ大きなハードルが、、、楽譜はすべて原語で書かれていて、↑すでにアルファベットからして違う。↑しかも楽譜の一部は筆記体の手書き。これがまた読みにくいコンサートは全曲暗譜で行う。↑普通のサイズのコンサートで14曲くらい。これでロシア語とはまったく関わりのなかった人は意気消沈してしまう。なんと言っても、プローべで楽譜を渡されてもテキストが読めないのが辛い私もいまだに新しい楽譜では苦労する。そんなわけで、最初に集まる人数は多くてもみんながみんな定着してくれるという保障がまったくない。居ついてくれる率が高いのはやっぱり、スラブ学専攻の人とか、ロシア語圏の留学生とか、ロシア系移民2世や3世とか、旧東ドイツ出身の人とか(←ロシア語が必修だった)、、、何かしら取っ掛かりのある人。それでもメンバーの半分以上は、私のように「ロシアとは縁もゆかりもありません。ロシア語?しゃべれません。文字の読み方だけ何とか覚えました」グループ、のはず。ソプラノの新人さん達はほとんどみんな、文字もまだ読めないようだった。あああ、続けてきてくれるといいなあ。ロシア正教会の音楽 聖アレクサンドル・ネフスキー大聖堂聖歌隊(2CD) 輸入盤 【CD】
October 28, 2010
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ミセス・ウールのレッスン顔を合わせるなり、あなたにもう1曲あげるわソプラノ1がいないから。カノンなんだけどね。大丈夫、難しくないからと楽譜を渡された。ソプラノ1がいないって、、、これ、カノンだし。全員がまったく同じ旋律を歌うんだけど。つまり、他の2名はトップバッターをやりたくないってことですか?で、それを私に歌え、と?ま、内輪の発表会だから何でもいいけど。他の人たち、ぜんぜん知らないし。話す練習例の、それぞれの母音ではじまる言葉の暗唱から。ゆっくりでいいから、一つ一つの単語をお腹で支えながら発音し、即座にお腹の緊張を解くことに注意する。お腹をゆるめてから、改めて支えて次の単語を発音すること。すばやくお腹をゆるめることを意識して練習すること。お腹を緩めることができれば、息が素早く入ってくる。長いフレーズを歌う時など、素早く息継ぎをする時に必要になってくる。仕事中に休憩したくなった時とか、これやってみて発声練習芯のあるしっかりした声で歌う練習:話す練習の単語を、ソ、ファ、ミ、レ、ドで。Oの響きがとてもイイと言われた。その響きで他の母音も歌うこと。言葉にすると簡単だけど、なかなかそうはいかないロングトーンの練習:LuLuLuで、ドミレド レファミレ 、、、シレドシ ド 1オクターブ上がるのを一息でドミレド シレドシ 、、、レファミレ ド 1オクターブ下がるのを一息で最後に、1オクターブ上がるのと下がるのを連続して、息継ぎなしで。これを毎日やってたら息が長~くなるわよド、ミ、ソ、ド、ミ、ド、ソ、ミ、ド最高音がBまで上がったところでギブアップ。止めたわねと突っ込まれたけど、高音域はどうも苦手。音がどんどん細くなってくるので、叫び声にしか聞こえない。まあいいわ。Hまでは響きが変わらずにちゃんと出てたわよ。歌の練習まずは発表会の歌、Ein Kelner und ein Koch。前回音取りしたところまでを確認して、さらに最後まで音取りをした。この曲、メロディ自体はそんなに難しくないけど、リズムや休符がとにかく不規則。油断すると音を伸ばしすぎたり、出だしを逃したり。何度歌っても、なんていうか、理不尽な感じがする曲。ミセス・ウールによれば、この不規則さが中世の音楽の典型なんだとか。作曲されたのは1627年だから正確には中世じゃないけど。一通り、最後まで音取りしたところで、今回はおしまい。普通の歌も歌いたいでしょ?ということで、前回からはじめたVittoriaの続きの音取りをした。あー、やっぱりこの曲の方が歌いやすい。一般的な型に収まった曲の構成というか、旋律というか。曲の構成自体が予想を裏切らないので、安心して気持ちよく歌える。新しい曲は楽譜をもらっただけで歌わなかった。ので、自宅でFinaleに打ち込んで音取りしてみた。カノンだけあって、わかりやすい旋律で難しくはない。ただこれ、、、何語?フランス語、かなあ??↑イタリア語でした(恥給仕とコックの歌も、この不規則な曲の構成を頭に入れるために一日に1回くらいは掛けている。それをそばで聞いているオット、もうひとつの曲(AbuHassanのデュエット)といい、この曲といい、奇妙なテキストだなあ。男声コーラスで歌う曲といい勝負だ。と。オットが時々顔を出している男声コーラスで歌う曲は、高齢のメンバーが何十年も昔から歌っている曲ばかりなので、それこそ化石のようなドイツ民謡、それもハイキングの(後でビールを飲みながら歌う)曲とか、村一番の器量の娘の気を何とか引きたいなんていう甘酸っぱい恋の曲とか、みんなで楽しく飲んでいて気分が盛り上がってくると肩を組み、ビールジョッキを打ち合わせながら歌う曲が、圧倒的に多いのだ。【送料無料】「男声合唱による名曲集」ドイツ民謡、他 ライプツィヒ放送合唱団、C・M・V・ウェ...
October 23, 2010
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ようやく、待ちに待った大学の新学期が始まった。いや別に大学の新学期を待ちわびていたわけではないけれど。Rコーラスは一応、大学のサークルのようなものなので、大学の学期に合わせて活動する。ここ数年はいろんなコンサートプロジェクトがあったりしたので、学期休み中にもプローべをやっていたけど、今年の夏休みはほぼプローベが丸々休みになった。大学の夏休みは7月の末から10月の半ばくらいまでなので、実に2ヵ月半ぶり。その第1回のプローベに指揮者が来られないというメールが事前に来た。Gymnasium(←中高一貫の学校、大学進学コース)の教師であるぺトラ。その日の夜に保護者会が入ったらしい。これは一大事!なぜならば、ほとんどの学部で冬学期から新年次が始まるわけで、1回目や2回目のプローベには期待に胸を膨らませた新規の参加希望者がやってくる確率が高いから。この時に、良い印象を残してせっかく来てくれた人を新しいメンバーとして獲得しなければならない!!!というわけで、指揮者からのメールには、くれぐれも始まりの時間に遅れずに来ること、誰かが音頭を取って、ウォーミングアップをちゃんとして、前学期に歌った曲を何曲か歌うこと、というお願いが書かれていた。指揮者が病気で寝込んでもプローべをするし(といっても、自分たちが歌いたい曲を歌うだけ)、指揮者なしで予定どおり舞台を務めたこともある私たち指揮者が来られなくてもプローべの一度くらいは何とでもなる。でもやっぱりしまりがなくなるよね。それはそれで楽しいんだけど、なんとなくウダウダしてしまう。なんとかウォーミングアップと発声練習をして、数曲歌いながら、新しい人がついて来られるようにと、各パートの音取りもした。来ていたのは、バスに1人、ソプラノに1人、アルトに2人くらい。続けてきてくれるといいなあ。ロシア民謡集 ペトコフ(B) 【CD】価格:1,171円(税込、送料別)
October 23, 2010
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S村教会コーラスのプローべ。夏休み以降、O村のプローベに参加したりサボったりして、ずっとお休みしていたので、2ヶ月ぶりくらいのプローべだった。今練習しているのは、11月にあるAllerheiligen(諸聖人の祝日と訳すらしい)のミサで歌う曲とクリスマス・ミサで歌う曲と来年のイースターに歌うミサ曲。なぜこんな時期からイースターに歌うミサ曲の練習をしているかというと、、、、練習しているのはGounodのミサ曲。このミサ曲、私とオットは今年のはじめにK町で歌った。そもそもこの時私たちは、イースターか何かの大きなミサでモーツァルトのスズメのミサ曲を演奏するというので参加したのだった。しかし、プローベに参加してみると、その数週間前にあるミサでこのGounodのミサ曲を歌うことになっているので、指揮者はとりあえずそっちの練習をした。そして本番は、、、なんとその週の日曜日だった。つまり通常のプローべ1回とゲネプロ、計2回のプローべで本番に歌ったことになる。もちろん、楽譜を借りて帰って、Finaleさんのお力を借りて自力で練習もしたわけだけど。逆に言えば、それくらい覚えやすく歌いやすい曲ばかり。それぞれのパートにソロがあるし、特に男声パートのソロが多い。アコードが単純で、いつもは分かりにくい音が多いテノールやアルトも分かりやすい旋律が圧倒的に多い。練習嫌いなオットが喜んで歌う数少ないミサ曲の一つだ。これならS村の皆さんだって楽しく歌えるはず。化石のようなS村のレパートリーも増えて一石二鳥ということで、今年のクリスマスのミサにこのGounodのミサ曲を歌おうと、オットを通じて指揮者に要求お願いしたのが、夏休み明けの頃(9月の中頃)。そのオットに対して指揮者は、今からじゃムリ!間に合わない!!と即答したらしい。ちょっと待て私たちには、すんごい簡単だから、譜面見ながら歌えるからと言って、たった2回のプローべの後でミサで歌わせたじゃないかもちろん、その曲を既に歌える集団の中に一人二人新しい人間を放り込むのと、集団全体にまったく新しい曲を音取りしていくのでは次元が違うけれども。しかし、どういう風の吹き回しか、やっぱりこのミサ曲を練習しようという気になったらしく、私がサボっている間に音取りが始まっていたやってみたらやっぱり、クリスマスにはちょっとムリという感触があったらしく、演奏自体はイースターのミサに見送られ、今から少しずつ音取りを進めている。プローべからの帰りの車の中で、指揮者が口を開いた。どう気に入った?君のためにGounodのミサ曲を練習してるんだよ。えええええ、私のせいなの?!そ、そりゃあどうも【送料無料】Dvorak / Gounod / Serenade For Winds / Petite Symphony: Brezina / Munich Wind...価格:2,720円(税込、送料込)
October 23, 2010
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アネッテのレッスン。日本から帰ってきた翌日の月曜日、早速アネッテのレッスンが入っていた。日本滞在の後半は汗疹に悩まされ、さらに蕁麻疹が腕や太ももや背中に広がってきていたので、レッスンを休もうかどうしようかと、たっぷり一日悩んでいた毎回汗をかくくらいに筋肉を総動員させられる歌のレッスンはちょっと不安だった。蕁麻疹といっても病気ではなく、あまりの東京の暑さに(←10月だというのに最高気温が28℃とか25℃とか)、半袖で過ごしているにもかかわらずちょっと動くと汗がにじんでくるような状態で、衣類が肌と触れているところがかぶれてしまった。昔から汗疹はできやすかったけど、10月に汗疹って一体、、、皮膚科に行ってステロイド剤を処方してもらい、かぶれた箇所は徐々に良くなったのに、それからなぜか体中に蕁麻疹が広がった。さらに、身動きが取れず、体温の調整が難しい飛行機の中でそれが悪化。こんなことは初めてだったので、もうわけが分からないもっとも、もともと肌が弱くって界面活性剤にかぶれることが多いので、実家で使っている粉の洗濯石鹸が怪しいと思うんだけど。湿潤気候、恐るべしけど、日本にいた2週間ほとんど歌うこともなかったので、久しぶりにちゃんと歌いたい!と楽しみにしていたこともあり、、、迷った末にやっぱり行った背中にも蕁麻疹ができていたので、いつもの体をほぐす、背中をトントンたたいたりこすったりはなし。幸いにも、ドイツはすっかり冬の気配に支配されていて、しかも納戸の2階を改造したようなアネッテのアパートメントは、足元からじんわりと冷えてくる歌っていてちょうどいいくらい。ピアノに向かって座っているアネッテには寒いくらい。発声練習いつものようにハミングから。腰を少し落とし重心を下げて、腕を体の前でかき混ぜるように左右にゆっくりと動かしながらの発声。支えを維持しながら滑らかなレガートで歌う練習。歌の練習Abendempfindungはちょっとおいておいて、Abu Hassanのデュエットの音取りを始めた。ホント、変なテキストよね~愛について歌っているかと思ったら、お金のことも出てくるのよね。この歌劇自体知らないから、訳が分からないアネッテったら、本気で知らなかったのねちょうど、日本にいる間にAmazonで注文しておいたCDが届いていたのを、日曜日家についてすぐに開封して、一度だけ聴いていた。あのね、AmazonでCDがあったから買ったよ。コピーしてあげるねまだきちんと読んでも聴いてもいないけれど、これは、千一夜物語と同じ時代のバグダッドを舞台にした歌劇。ドイツ人のカール・マリア・フォン・ヴェーバー(Carl Maria von Weber)による作で、1811年にミュンヘンで初演が行われた。借金まみれの上にまったく勤労意欲のない夫、いわゆるだめんずのアブ・ハッサン。借金の返済を迫られている。一番多額の借金をしているオーマー(Omar)は、アブ・ハッサンの妻ファティマ(Fatima)に目をつけていた。借金返済のあてのないアブ・ハッサンの窮地を利用して、ファティマを口説こうとする。ファティマも自分たちの生活のため、夫を助けるためにオーマーの下心を利用することにする。しかし、それでは借金返済の期限を引き伸ばすことしかできないので、根本的な解決にはならない。そこで、すべての借金の帳消しを狙って、アブ・ハッサンとファティマが死亡したという大芝居を打つことを思いつく。だめんずの夫の窮地を救うために、体を張る妻。カワイイ妻にそこまでして助けてもらってもなお、まじめに働いて返済しようという発想がない、どこまでもルーザーな男。・・・こういうのって、なんていうか、時代が変わっても不滅のテーマなのねーそして今回歌うデュエットNo.6は、オーマーとファティマの駆け引き。だから愛の言葉とお金についての会話が錯綜するのか。このFatima、どうやら、ものすごく美しい女、という設定らしい。ええええ、ハズカシ~(←馬鹿)曲の感じを覚えるために、とりあえず一日一回くらいは掛けている。何、この音楽?? 奇妙なテキストだな~と、オットの反応はすこぶる悪いいや、まあ、ね。だいたいオペラなんて他愛もない内容のものがほとんどですからモーツァルトの魔笛だって、ストーリー読んでみると呆気にとられるくらいにくっだらないじゃんテレビのない時代のメロドラマだからね。それでいいんです。メインは美しい音楽だからっっヴェーバー / Abu Hassan: Weil / Cappella Coloniensis, Durmuller, Stojkovic, Etc +sym.1 輸...価格:2,405円(税込、送料別)
October 23, 2010
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今回用意したものの中で、個人的にもらって一番うれしいかなと思うのは、バジルのペスト。ゆでたパスタに絡めるだけで、簡単にとっても美味しい一品ができるので、「忙しくて時間がない!」「お腹が空いた。今すぐ食べたい!!!」って時にはものすごく便利。明太子スパの素みたいな感じ。メーカーによっても味が違うし、瓶詰めだから悪くならないし。ジェノベーゼが簡単にできる極上バジル パスタソースバイタDOPバジル【イタリアリグーリア地方... ペスト ジェノヴェーゼ バイタ DOPバジル リグーリア地方のペストソースこれに、パルミジャーノをつけるつもりでスーパーに行ったら、なんとペッコリーノチーズがあった!のでそれをセットに。ペッコリーノというのは硬いチーズで、色は白っぽく、味はパルメザンやパルミジャーノよりもスパイシー。卸がねで削ってペストを絡めたパスタの上に雪のようにたっぷりと降らせて食べる。完璧。43%OFF!【72時間限定セール】イタリアチーズの最高峰!大人気のハードチーズ パルミジャーノ...これで一食手抜きしてね♪こんなお土産もらったらうれししなあ、私(爆そしてもちろん、地元のワイン。地元では美味しいと有名だけど、一歩地域から出るとまったく無名の銘柄。ドイツ南部にはそういうワインが各地にある。急斜面が多い地形で規模が小さく、家族単位で運営しているワイナリーのワインは、スーパーで売られている大量生産のワインと比較してしまえば、決して安くはない。しかし自分に収入があるうちは、地元の産業、特に衰退の一途をたどっている中山間地域の農業をできる限り支持したい。それに、地元の産物は長距離を運搬する必要がないから、CO2排出量の節約につながる。一番大きなサイズのスーツケースは、私が十分に入れるくらいの大きさがある。数少ない衣類や身の回りのもの、それにお土産だけではガラガラなので、隙間を埋めるために新聞紙を丸めて詰め込む。これが帰って来る時には、食料や雑貨や食器を詰めて無理やり閉めなければならないくらいに膨れ上がる。そして毎回必ず重量オーバーで、戦々恐々としながら優しい窓口の係員に当たることを祈る。今回も無事通過できますように。
October 3, 2010
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数時間後、フランクフルト行きの列車に乗り、約9時間後は飛行機の中。にいるはず。2週間の一時帰国。今回は一人で。四六時中通訳する必要もなく。帰国する時にいつも頭を悩ますのが、お土産やプレゼント。高校や大学時からの長ーい友人達に、気持ちだけの贈り物を、と悩んだ末に選んだのがこれ。スパゲッティスプーン1934【ポイント10倍】HOGRI GEO[ホグリジオ]スパゲッティスプーン1934【10...マドラースプーン【ポイント10倍】HOGRI [ホグリ] マドラースプーン 【ほのぼのがなんとも可愛...このブランド、シンプルなデザインで機能性も持ち合わせているところがいかにもドイツ製という感じがする。しかもひとつひとつに表情がついていて遊び心が感じられるところがまたいい。かわいいので、以前から結婚祝いや誕生日祝いによく利用している。それから茶こし。茶こしというよりも茶葉を中に入れてカップの中に入れ、お湯を注いで使う、即席ティーバッグのようなもの。葉っぱで入れるお茶が一人分だけ手軽に作れるのでとっても便利。普段愛用しているのは↓このタイプ。とっての部分をぎゅっと握ると、カプセルのようになっている茶こしがバネで開く。(雑貨)ダルトン《DULTON》Bending tea strainer ティーストレーナー今回友人にお土産として買ったのは、もう少し見た目のおしゃれなこのタイプ↓。★【ダルトン(DULTON)】ティーストレーナーTea strainer「Oblong」全5色『茶葉をすくう』、『紅茶をいれる』が簡単にできる。【LEOPOLD】Tea Tube(ティーチューブ)茶...価格:2,940円(税込、送料別)これに、お茶屋さんで購入したお茶をつけて。最近お気に入りのオレンジ・ジンジャーのアロマがついた紅茶。1,575円以上で送料無料!10/3(日)pm23:59までココロとカラダをあっためよう!生姜と紅茶をベスト...もっとも、私が常備してよく飲んでいるのは、緑茶。の、ティーバッグ。スーパーで売っているやつ(笑このアロマはさわやかでスキッとするので緑茶にもとてもよく合う。そしてお土産の王道と言えば、なんと言ってもチョコレート。って、ドイツ製じゃないし(笑まあドイツ語圏ということで。10/31 23:59までポイント10倍【送料無料】[オーストリアお土産]モーツァルト クーゲルチョコ...と5種入り新発売♪とろけるトリュフ!リンツ(リント)Lindt リンドールトリュフチョコレート 5...
October 3, 2010
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ミセス・ウールのレッスン話す発声まずは前回に宿題にもらったプリントの暗唱から。ちゃんと支えができてる、と、合格点をもらった。意識はどこにいってるのか、のどに注意してるのかを聞かれお腹を引き上げる方に意識がいってると答えると、それもO.K.をもらった。聞き間違い出なければ、声帯は横隔膜に連動していてきっちりと閉じられる、と言っていたような気がする。歌う発声話す練習の単語を使って歌う練習。ド、ミ、ソ、ミ、ドを、O-----nkelや、A----nna、U----lmeといった具合に、音程をつける練習。もちろん、話す練習の時と同じく、Schlagが入らないように = お腹で支えてでも音が変わるたびに押さえなおさないで、レガートで。フレーズの間は一定の支えを保ち、フレーズが終わったところで支えを緩める、と、自然と息が入ってくる。ド、レ、ミ、ファ、ソを同じように。お腹を押し込むのではなく、物を手繰り寄せるように引っ張る感じで。低音域の練習ソ、ファ、ミ、レ、ドをHa-----lleで。相変わらず、Cより下に行くと、空気音しか聞こえない。息を長く持たせる練習ドレミ、レミファ、ミファソ、、、シドレ、ドをルルル、ルルル、、、で。1オクターブを一息で。そして同じ型で下がってくる。ドレミ、シドレ、ラシド、、、、レミファ、ドこれ、上がる方はいけるんだけど、下がってくる方が断然難しい。次は、上がって下がってくる、1オクターブの往復を一息で。この練習をやるたびに「あなたが息が長く続くわね」と褒められるので、どうも息が長いらしい。今日はこの「lu」が平ペッタイと注意された。口先で「るるるるる」と言うのではダメで、口をホースのようにはっきりと前に突き出し、LUと発音すること。これがなかなかできない。ドレミ、レミファ、と音程に意識を集中していると、ついつい口の形など忘れてしまう。口を突き出した状態を保つって大変なのよ。口の周りの筋肉をトレーニングして。Uの口を1分間保てるようになるまで。私も声楽の先生に言われたわ。トレーニングの方法はね、口を突き出してUにするのと、口を思いっきり横に開いてIにするのを交互に繰り返すの。1分って短いと思うでしょ。でもね、この口の形を1分保つのって大変なの。やってみて。今やってみたけど、本当に大変。筋肉痛になりそう。歌の練習アンサンブルの曲 Ein Kellner und ein Koch の続き。苦手なドイツ語のテキスト。一フレーズずつ、テキストをリズムに合わせながら読み、メロディをつける、という作業で3ページ目までやった。テキストを読んでいる時、ついつい発声練習でやっていたことを忘れてしまう。ほんの5分前にやったばかりなのに。しかし、なんだか面白そうな内容だ。〔最新・世界名歌曲選集〕ドイツ歌曲名歌集 I
September 30, 2010
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アネッテのレッスン。ボスと打ち合わせをしていたらオフィスを出るのが遅くなり、一本トラムを逃して、大幅に遅刻してしまった。悔しい。到着するなり、アネッテが言った。あなたをデュエットパートナーとしてマークに売っておいたわ言いながら、「はい、これあなたの分」と楽譜を渡された。デュエット? 何の話?? マークって誰???年に一度、生徒さん達の内輪の発表会をしているらしい。内輪だけの発表会だから、失敗したって全然構わないしアネッテはそういうことしないだろうと勝手に思いこんでいた。一人ずつ歌わせるのではなくて、彼女が組み合わせを考えてデュエットを組み、曲を探しているらしい。しかも、オペラの曲とか、ちょっとお芝居もできるようなものを選んでいるとのこと私とマークのために選んでくれたのは、ドイツ語のオペラ、Abu HassanのNo.6。バスとソプラノのデュエット。ソプラノらしい音域だし、でもそんなに高い音は出てこないし、良いと思うのって、おーい。1ページ目からAが出てくるよAなんて出ないよ?発声練習では出ても、歌では出ないよ?断言しちゃうよ?まったくどうなることやら。お芝居は苦手だけど、男声とのデュエットは面白そうだなあ。全然考えたこともなかったけど、楽しみ~発声練習いつものようにハミングから。ソ、ファ、ミ、レ、ドを、nのハミング(歯を合わせて唇は開いて)で。そしてng(口を空けて、舌は下の前歯の付け根に、口の奥の方を縦に広げて)で。毎回のことだけど、中音域から始めて高音域までいく。もうそろそろダメです、というところまで行くと、糸が針の穴を通って出て行くようなか細ーい響きの、本当に外に出ているのか?と思うような小さなボリュームで、私の基準では「声」と言えない音が出てくる。そこまで行くとようやくアネッテから、「そうその響き、それ!」とO.K.が出る。分からない、、、。その響きを保ったままで、という指示で、今度は音程を下げていく。ド-ソ-ミ-ド-ミ-ソ-ド-ソ-ミ-ド、をmo--m-mo--m-mo--m-mで。口を開いたり閉じたりするのが難しい。そしてno--ng-no--ng-no--ng-ngで。難しいぞ最初はngがまったくつかめなかった。ngは口を開けたハミング。いつも最初のハミングでやってるのに、どこをどうしたらいいのかサッパリ分からなかった。何度かやっているうちに、noの口から少し大きく開いて、のどの奥の方を上にグッと広げると、響きのポイントが変わることが分かった。口を閉じてしまうmとは反対に、口の奥をグッと縦に開かなくてはならない。その響き、口の開き方が大切とのこと。歌の練習Abendempfindungを、先週歌った部分から後を音を取りながら最後まで。今日は(も?)Eの発音をたくさん注意された。-chenの発音に注意。口を横に開かない。「ひぇん」ではなく、「ひょん」という感じに。Per-leは表記通り「ぺ-rれ」という発音ではなく、「ぷぇ-rれ」って感じに。Silbe(音節?)がrで終わっている場合、表記とは違ってrは次のSilbeの直前に発音することになる。これが難しい。巻き舌のRとLを連続して発音するなんて、無理だよmir einも同じ。einの直前に巻き舌のrを入れる。schoensteのteも、「て」ではなく、「とぅぇ」という感じ。口を横に開きすぎない。基本的に、口を横方向に開いて平たく発音するのではなく、突き出すように開く。口の中の空間をつぶさないように。最後の部分ではschoensteが何度も繰り返し出てくるので要注意。ヴェーバー / Abu Hassan: Weil / Cappella Coloniensis, Durmuller, Stojkovic, Etc +sym.1 輸入盤 【CD】
September 28, 2010
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13時半ちょうどに、O村に到着。学校の中にある練習室に向かうと、ちょうどクリスチァンとクリスチァン・パパも車を降りてこちらに向かって歩いてくるところだった。近くに立っていたコーラスのメンバーに向かって大声で僕達はみんな、午前中にK町で歌ってきたところなんだよ!!と話しかけている。出番後だからか、それとも出番前だからか、テンション高いなバッチリEinsingenしてきたよねと声を掛けると、うれしそうに目をクルクルさせながらその通り!まったく、家に帰ったと思ったらすぐに出かけなきゃならないんだから、大変だよねって、顔が全然嫌そうじゃないんですけど?あ、分かった。本来なら自分ひとりが大変な思いをするはずだったところを、4人も道連れを作ったんでうれしいんださて、Einsingen。というよりも、ウォーミングアップはしないで、まずはTotusの他に歌う2曲を通す。SchweizerのSancta MariaとRegina coeli。O村では当然といえば当然なのだけど、Schweizerの方ではReginaは「れぎーな」で、Regina coeliは作曲家がイタリア人なので「れじーなちぇーり」。面白くって、思わず顔がにやけてしまう。2曲ともO村はもちろん、S村でもレパートリーに入っている曲なので、練習らしい練習はしない。そしてTotus Tuus。ゲネプロで散々繰り返した箇所をもう一度確認する。案の定ソプラノの入りの音が低すぎる。アルトは高すぎる。テノールは合ってたよ。ソプラノとアルト、やってみよう。いったい何度繰り返したんだろう?なんていうか、間違った音を出してもハーモーニーがさほど崩れないというか、それはそれでこういう和音なんだ、と思えてしまうハーモニーなので、間違いに気づけない。家でCDを聴いたり、Finaleで音取りをしている分にはまったく問題なく取れるのに。イライラする~中盤の山場の後の、出だしのフレーズが繰り返される部分では、ソプラノ2がやっぱりみんなしてソプラノ1につられてる。それを想定して、この部分だけを何度か練習してきたので、一応入りの音は取れるんだけど、二つ目の不協和音になる部分で挫けそうになる。テノール2も同じ旋律なんだけど、歌っているのがヴォルフラムと指揮者のクリスチァンの2人だけ。ヴォルフラムは離れているのでまったく聞こえず、頼りになるのは指揮しているクリスチァンだけだけど、こっちもさすがに周りの声におされてあまり聞こえない。それでも、ソプラノ1が消えてなくなるよりもましだよね。いや、神々しく上に突き抜けるソプラノ1+テノール1の旋律に色を加える結構重要な旋律なんだけどなあ。そしていよいよミサ。TotusTuusが1曲目、ミサの最初の方だった。出だし。いきなりソプラノ2がみんなでソプラノ1を大合唱ビックリした~奇跡的に、フレーズが繰り返される2度目のところで、ソプラノ2の旋律に入れた。なぜ入れたのか、自分でも分からない。クリスチァンの声も聞こえてきて、助かった。問題の箇所は、、、よく分からなかったその後の中盤に来る出だしのフレーズ、やはりソプラノ1につられてしまう最後の手段で片方の耳を押さえて何とかソプラノ2の旋律を歌ったけど、うねりがひどくて、音程が合っているのかどうかさえ自信がなくなってしまった今考えると、Terz低く歌ってたかも2週間前のプローべではソプラノ1が入りの音を見つけられなくて、ソプラノ2が圧倒的に強かったのに。先週できなかったことができるようになって、先週できていたことができなくなっているなんていうか、自分も含めて、面白いなあ。敗因はたぶん、指揮者が小さな声で入りの音をくれるんだけど、最後にくれるソプラノ1の音が頭に残ってしまうせいだろう。一番最初の出だしの時には、クリスチァンがくれる入りの音をみんなハミングで出して確認している。でも、さすがに曲の途中の一瞬の沈黙の中でこれをやるわけにはいかない。だから自分の音が見つけられない。のではないかと思う。この音出し、RコーラスでもOコーラスでも特にコンサートでは禁止されている。入りの音をもらったら眉間の辺りに意識を集中して音を記録して、そのイメージそのままの音を出せ、と言われる。声出しが禁止されている理由は、1.声に出した時点で音が下がることがよくあり、それを聴いて歌い始めるので、入りの音が明らかに下がっていたりする。アンサンブルならばハーモニーを確認するために声を出し合うものなのかもしれない。でも、パートに12人とか14人とかいるソプラノパートの各々がこれをやると、音がバラバラになる。それはもう、見事なくらい実際に教会コーラスでは、このせいで出だしの時点でもう半音くらい下がっていることがよくある。さらに、2.このやり方に慣れていると、いちいち声を出してみて確認しないと出したい音が出せないので、全体的にピッチが甘くなる。しかしまあ、一度歌いだしたらどんな事故が起こっても最後まで歌い続けるしかないわけでそれも全体的に見ると、そんなにひどく下がらなかったと思う。プローべの時には悲惨なまでに音が下がった「Mater mundi,」の繰り返し部分も、ちゃんと音が届いていたみたいだし。ミサは1時間半弱で終わった。今週は忙しかったけど、楽しかった。終わってしまうと寂しい。S村とは違って、新しい曲を次々と練習しているO村。曲もクラッシックな宗教曲だけではなく、ゴスペルがあったり、ラテン系の聖歌があったり、ポップスっぽい曲があったりと多種多様でうらやましい。また一緒に歌いたいな。共鳴箱つき音叉Wittner 924RA【共鳴箱付音叉】
September 26, 2010
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内陣の灯りがともされると、すぐにLaetatus sum。それに合わせてPfarrer(司教?司祭?)達が列を成して入場してくる。今日のミサは、教会建立100周年のお祝いのミサなので、総勢6人でミサを執り行っていた。Ministranten(ミサのお手伝いをする子供達)も10人以上はいたはず。Laetatus sumは事故もなく終了。ま、1曲目だから当然といえば当然。この曲はソロがないので、ソリストも各パートに入って一緒に歌ってくれる。後のことも考えて、高音は出来るだけ軽く、強く息を出さないように、がんばらないように歌った。そしてミサ曲。Kyrieは問題なくクリア。このミサ曲のKyrieは今までK町で歌ってきた中でも一番簡単な方に入りそう。短い上にソロが入り、難しい箇所がなくて楽に気持ちよく歌える音域にある。いつものように、Kyrieが終わると短い祈りが入ってすぐにGloria。Gloriaに入る前に、指揮者から「テンポが速くならないように。オケのことも考えて」と最後の注意が入った。モーツァルト特有の8分音符とか16分音符の上がり下がりが延々と続く箇所がいくつもあるのだ。テンポで戸惑った部分もあったけど、これも事故なしでクリア。やっぱりこのミサ曲、モーツァルトの中では簡単な方だと思う。もっとも、ここまではいつも大丈夫。緊張感が続いているから割と上手くいくのは毎回のこと。問題はこの後。Pfarrerの説教が入って、祈りが入って、Credoまではとにかく時間があく。集中力が途切れる、喉が乾燥して声が出にくくなる、、、。たいていCredoはグズグズになるCredo。この曲はオケと同時にコーラスが歌い始めて、25小節目までコーラスの出番が続く。この部分は一切気が抜けない。4分休符で終わって頭から入る小節や、8分休符が入って8分音符のAuftakt(っていうのだろうか、1小節の一番最後にフレーズの一音目が入る)で入る箇所がいくつか出てくる。こういう時指揮者はあんまりあてにならないので、自分でリズムを取りながら、オケの旋律を聴きながら、遅れを取らずに出だしをつかまなければならない。案の定、この部分でソプラノの出だしの音がことごとく薄くなった。入るタイミングが掴めなかったのか、自信がなかったのか、指揮者の合図が遅かったのか、、、。ソロが入った後は持ち直していつも通りに歌えたが、何度か同じように8分休符の後で入る箇所が薄くなった。今まで歌ってきたモーツァルトのミサ曲、特にGloriaとCredoには必ずと言っていいほど、こういうリズムが入っている。そしてこれ、苦手な人が多い。いつも思うんだけど、これっていわゆる裏打ちのリズムでしょ?モーツァルトって、ロックなんだなあ。Sanctusは、とにかくテンポが遅くってビックリ。CDで聞き慣れているテンポのちょうど倍くらい??Einsingenで最初の部分だけ合わせてあったので入れたけど、そうでなかったら倍のテンポで歌ってたかもしれない。それでもまあ、事故もなく無事通過。Benedictusは曲の大部分がソリストだから安心して聞き惚れていた。本番ではソリストが全員内陣方向を向いてしまうので、アルトとテノールはほとんど聴こえず。ソプラノソロの一度上に抜けて上がっていくような声と、体から出て波のように広がるバスソロが良く聴こえた。声って本当に前に飛ぶんだなあ。でもソプラノの高音とバスの重低音はあんまり方向に関係なく周囲に広がるように響くんだあ。今度聴けるのはいつだろう??そしてミサ曲の最後の曲Agnus Dei。ソプラノソロで始まり、コーラスがフレーズを受け継ぐ。ソプラノの最初の音は2つ目のG。普段ならば特に苦労するほどでもない音なんだけど、Laetatus sumから始まって、ミサ曲を歌ってきたために、Gが出ない。ことが十分に予想された。ゲネプロでも出なかったし。出るかな、出てほしい、出さなきゃなんて、プレッシャーを掛けても出るはずもなく。かすれた空気音のような声が出たソプラノNo.1のクリステルも風邪気味だったみたいで、声がかすれてる。他の声も聞こえず、、、、最初の2音、GとFが飛んでしまったいきなり音が途切れたことに、思わずクリステルと2人、顔を見合わせてしまったあーあ、残念。でもその後は事故もなく、最後までいった。最後にKommunion(聖体拝領)にAlma Dei creatoris。この曲が今日の最後なので、遠慮なく気持ちよく歌えた。いや、たぶん気持ちよく歌うと息を送りすぎてるような気がするけど。「fortes, fortes,」の部分は、前回歌った時は頑張って息を送り込んで歌っていた記憶があるんだけど、今回はやわらかく息を送って余裕を持って歌えた。でも、Gはやっぱりわずかに届かない感じで、ついつい強い息を送ってしまった。そんなことするからますます声がかれるんだと、頭では分かっていても届きたい気持ちが勝って力技に頼ってしまう。出ない時は思い切って捨てるくらいの潔さも必要なのかもしれない。あーでも、やっぱり楽しい。オルガン・ソロ・メッセはメロディが覚えやすく、気持ちよく歌える。毎回のことだけど、終わってしまうと寂しい。今度はまたいつ歌えるだろう?K町のクリスマスのミサは、Joseph Haydnのオルガン・ソロ・ミサ(B-dur)らしい。ソプラノソリスト以外のスケジュールが空いてないから、ソプラノ・ソロだけのミサ曲で、ということらしい。えええええええ、ミサ曲をオケと4人のソリストと一緒に演奏するのが、ここ数年、クリスマス最大の楽しみなのにーーーーーーソプラノソリスト氏の声が聴かれるだけでもうれしいけど、、、。残念だなあ。クリスチァンの美声は今年はこれで聴き収めか。がっかりしかし、今日のミサは長かった。通常、ミサ曲を歌うような特別なミサだって1時間半くらいなのに、今日は2時間近くかかった。ミサが終わって外に出ると、スパークリングワインとケーキの簡単なレセプションが用意されていた。とりあえずスパークリングワインを1杯もらい、ケーキを頬張って、知り合いに声を掛けて。すでに12時15分を過ぎていたので、コーラスのメンバーに「じゃまたクリスマスに」と挨拶をして、急いで家へ帰る。午後は14時半からO村のミサ。Einsingenが13時半からだから、13時過ぎにはまた家を出なくてはならない。その前にワンコの散歩に行って、ワンコにご飯をやって、自分たちも軽く食べて。またしてもミサのはしご。【送料無料】モーツァルト / モーツァルト生誕250年記念ボックス(5CD) 輸入盤 【CD】
September 26, 2010
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日曜日、10時から教会建立100周年記念ミサだった。コーラスはEinsingenのために9時15分終了。遅刻の常習者である指揮者がこの日は時間よりも少し早く登場なんだ、やればできるんじゃないというよりも、ゲネプロで最後にやったLaetatus sumが納得いかなかったようで、Einsingenでもう一度通して演奏しようと言ってはいたけど、もしかして結構深刻?簡単なウォーミングアップの後で、すぐにLaetatus sumを通す。ソリストはまだ一人も来ていなかった。珍しい。ソリストには問題がなかったので、集合時間を遅らせたのか。ソプラノNo.1のおばさまと、最初にこの曲歌っちゃうと、後がしんどいよね。軽く歌おう、軽く。とヒソヒソ一致1回目通し、ちょっと問題のあった出だしもクリアしたし、去年音取りに苦労した箇所も難なくクリア、テンポもちょうどよくヒラヒラ歌いやすいし、いいんじゃない?と思っていたら、第1ヴァイオリンから苦情が。速すぎるこれに指揮者、ぶったまげる。え???速すぎる????ゲネプロではこんなに速く演奏しなかったじゃないのっいや、テンポはちょうど良かったと思うよ。というオルガニストの援護射撃も虚しく、分かった、分かった、じゃ、もう少しゆっくり。ええええ、高音域でヒラヒラが多いから、これくらいのテンポが歌いやすいんだけどなあゆっくりになると、何度も出てくるFを打ち続ける箇所での喉への負担が倍増するような気がする。けどまあ仕方ない。そうこうしているうちにソリスト達が勢ぞろいした。次はAlma Dei creatoris。この曲はソプラノ、アルト、テノールのソロが入る。バスソロはないので、クリスチァンがコーラス部分を歌っていた。本番ではバースパートに入って歌うけど、この時はまだソリストの位置、つまりソプラノの斜め前でバスパートに向かって歌ってくれたので、よく聞こえた。バスが危なげなく安定して聞こえるとものすごく歌いやすい。同じこと書いてるけど、Alma Dei creatorisは大好きな曲。ソプラノとアルトのソロがとっても素敵。生で間近で聴けて幸せそしてオルガン・ソロ・ミサも一通り確認。Sanctusを通して、Benedictusも通した。このBenedictusがまた素晴らしくって。特に、コーラスが入る直前のフレーズ、ソプラノ+アルトが聴かせて背景でテノール+バスがロングトーンで支え、その後にテノール+バスが聴かせてソプラノ+アルトがバックを抑えるフレーズ。この部分ではソリスト達の歌声を思う存分に堪能できる。立ち位置と向きの関係で、ソプラノとアルトとテノールの声はあまりよく聴こえないんだけどでもクリスチァンのバスも素敵だし一度、演奏を下(教会の参列者席)で聴いてみたい。と思いつつ、やっぱり一緒に歌いたいの気持ちの方が強くって実現していない。宗教曲モーツァルト:宗教曲集 15枚組
September 26, 2010
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楽しい楽しいゲネプロなのに、今日は思いっきり遅刻してしまった。お昼くらいから仕事に同行していたワンコの様子がちょっとおかしくなった。心配性なFrauchenはもういてもたってもいられず、仕事にもまったく集中できず。すぐさまお世話になっている動物のお医者さんに電話し、今日のうちに予約を入れてもらった。とりあえず定時すぎまではオフィスにいたけど。一番の楽しみであるゲネプロだけど、やっぱり今日はお休みしてワンコのそばにいようかと本気で思った。それでも帰ってくると割りとケロッとしていて、いつもどおりなワンコ。もうゲネプロが始まるという時間まで様子を見て、一応もう一度短い散歩に行って、やっぱり様子が普通だったので、大急ぎで教会へ。教会の周辺はもう車を停められる場所がなくって、3ブロックも離れた所に車を停めて、教会まで歩いた。指揮者が遅刻の常習犯だし、時間通りに始めた事なんかないので結構余裕綽々だったんだけど。こういう時に限って時間通りにはじめたらしく、ついたらもうGloriaが終わってCredoに入るところだった。あーあ、もうガッカリ仕事の関係で別行動だったオットはもう来ていて、見かけるなり遅すぎるっとツッコミが入った。何でテノールってソプラノの真後ろにいるんだろ時間絶対厳守、遅刻する自分が許せないという、変なところだけドイツ人気質(?)なオット。まあそんなことはいいとして。ゲネプロ。オルガンソロミサいつもどおり、まず1回通して、テンポやEinsatzの特にコーラスが入るところやオケを確認しして、部分的に演奏して、もう1回通して。という感じで進んでいった。ソプラノソリストの軽く澄んだGの音にウットリ今日はいつもに増して澄み切った優しい高音を出ていたような気がする。モーツァルトのミサ曲はいつもBenedictusのソリスト達の部分が本当にすごく素敵。ソリスト達の美しいハーモニーが存分に堪能できる。このオルガンソロミサは特に、ソリ部分の最後に長くて美しい旋律がある。実質的に一息で歌うことは不可能で、2回くらいは息を継ぐんだけど。これが生ですぐ近くで聞けただけでも幸せただ残念なことに、教会の内陣に近い方からソプラノ、アルト、テノール、バスの順でソリストが並ぶために、コーラスに一番近い位置に立つバス・ソリストの声でソプラノ・ソリストの声が聞きづらい。いや、クリスチァンの声もとっても素敵なんだけどねAgnusDeiに入る頃には、早くもGが出にくくなっていたいきなりCredoだったし、体をほぐすような時間もなかったから、喉に思いっきり負担が掛かる歌い方をしてしまった。自分でも何となく分かってはいるんだけど、曲が始まるともう音を出すことに夢中になって、ついつい力で音を出してしまうミサ曲の後は、Alma Dei creatorisとLaetatus sum。どっちも軽やかな跳躍で高音が次々と出てくる曲。普段だって続けて歌うのはきついのに。Laetatus sumで、珍しく指揮者がこだわりを見せた。2箇所ほど、何度もやり直しをして、確認をした。といっても、最後までこだわっていた1箇所は、どこが悪いのかが伝わってこなかった。オケに言葉を掛けていたので、オケのテンポが合わなかったのかもしれない。最後にもう一度最初から通そうと言う指揮者にコーラスから思わず声が上がった。しんどいよ指揮者、断念結局、途中から最後まで通して、後は日曜日の朝にもう一度通そうと言うことになって終わった。まね、この曲、ソプラノはFやGが連続でバンバン出てきて、それを軽やかにヒラヒラと歌わなきゃならないから、結構きつい。最後の方では、Gに1/4音くらい届かない悲惨な状況になっていた。Fはまだまだ普通に出てたんだけど。ゲネプロ終わって家に帰る時は話し声がかれていた以前は、無理して歌うと高音から出なくなるもんだと思い込んでいたけど、実は低音からかれていくということに最近になって気づいた。まず話し声くらいの音域からかれていく。これだと日曜日はかなりまずい。10時からK町の高音域が多いミサ曲を歌い、午後は14時半からO村の集まりで中低音域が多いTotus Tuusを歌うことになっている。今日みたいな調子で行くと、11時半くらいに終わるミサで歌い(叫び)すぎて、午後は低音域が全然でない可能性が、、、。Einsingenが13時半。それまでに声が復活すればいいけど。有名演歌歌手もご愛用しわがれ声、のどの不快感に響声波笛丸料エキス顆粒A 10包【第2類医薬品】のど/喉のトラブル、イガイガ、腫れが我慢できない人、死活問題になってしまう人へ。プロ/アマ...
September 25, 2010
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木曜日の夜、O村教会でゲネプロがあった。いや、ゲネプロっていうよりも、かなり本気の普通の練習を本番と同じ会場でやってますって感じ。中盤の山場直前へつながる箇所、ここの部分だけ調が変わる。全パートに激しく半音が入るちょっと複雑なフレーズ。、、、ただ聞いてる分には簡単そうなんだけど。山場へと導くための、フレーズ最後の重要な音がどうしても合わないらしい。最初は全パート全滅で、指揮者がオルガンで音を鳴らしながら、何度も何度も繰り返す。でも、歌っている本人達はどこが違うのか全然分からないので、どれだけやり直しをしたって、時々まぐれで当たるくらいの確率。もう、何度も何度も何度も何度も、、、この部分を繰り返した。まずはソプラノだけ、ソプラノ+アルト、テノールだけ、テノール+バス、テノール+バス+アルト、全パートで、そしてまた振り出しに戻る、みたいな、、、何度やっても、テノール1の最後の音が合わない、アルトが高すぎる、そのうちソプラノが低くなる、、、でも歌っている本人たちはどこが違うのかいまひとつ掴めていないクリスチァンのダメ出しが延々と続く・・・ゲネプロでこれってどうなのしかし、これが噂のこだわりのクリスチァンかー、と内心面白がっている心底感心している私。以前は、夏のS村とO村合同のミサ曲のゲネプロも、そんな風に延々と厳しく真面目に長引いていたらしい。ゲネプロで散々歌わされて、本番で声が出ないのよ!って、ぶーたれのドリスがゲネプロが近づいてくるたびに言っている私たちが参加してからはそんなに鬼のように厳しかったという印象はない。ヴォルフラム曰く、いやあ、クリスチァンも年取ったんだなあなんかそれ、寂しいなあだから今日は、本当はまだまだガンガンいくよ!のクリスチァンが見られて、物珍しいちょっと嬉しいそして山場の後の、出だしが繰り返される部分。どうしてもソプラノ1が音が取れず、結局指揮者がEinsatzの直前に小さな声で音を出してあげることで解決しかし!ソプラノ1がしっかり入ると、今度はソプラノ2がつられる。ソプラノみんなで1を歌うことに方針変更したのかと本気で思いました。思わず隣の人に「え、この部分みんなで1歌うことにしたの?」って確認しちゃったよそんな感じで、1時間半くらいみっちりとプローべ。最後の最後に出た指揮者の言葉2回は合ってたよ。他の部分は出来てるんだ。きれいにハーモニーが出来てる。この中盤の箇所だけなんだよ。ま、1箇所、2箇所くらい多少和音が合ってなくたって誰も気づきはしないけどね。全部で9分もある曲なんだから、1箇所くらい間違ったって大丈夫だよ。初めて歌う曲だから、いまいち自信がなくって、迷子になって音が取れなくなるのって実はよくあること。さて日曜日の本番、どうなることやら。グレツキ:弦楽四重奏曲第3番≪…ソングス・アー・サング≫
September 24, 2010
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木曜日のレッスンでミセス・ウールからもらったプリントの発声練習を何度か自宅でしてみた。レッスンの時は、お腹を引っ張り上げるように声を出す動作がいま一つしっくりこなかった。引っ張り上げるタイミングと声を出すタイミングが合わなくて、引っ張り上げてお腹がが固まってから声を出してしまう。そうすると、また上から喉を押さえるようにSchlagのある声が出てしまう。動作がぎこちなくって、スムーズに噛み合わない感じ。一昨日の夜も一度部屋で試してみたのだけど、うまくいく時といかない時がある。うまくいかない時は、この二つの動作がうまくつながらなくて、まず引っ張り上げて、そして声を出して、という風に2段階になる。どうも、引っ張り上げると自動的に息を吸ってしまうのがうまくいかない原因のようだ。息を吸ってしまうので、一旦それを止めてから吐くので、いつものように喉を上から押すような発声になるのだと思う。お腹を引き上げながらその動きの中で声を出す。頭では分かっているつもりなのに、なかなか体が思い通りに動かない。今日は、犬の散歩で牧草地のゆるい斜面を登りながら声を出してみた。すると、引っ張り上げるのと声を出す二つの動きが思いのほかあっさりと連携した。しかも、お腹で支えながら話すという感覚がなんとなく分かった気がする。今まで、歌っている時は、言われればお腹で支えることができるのに、朗読する時にお腹で支えるという感覚がどうしても分からなかった。話し声になると途端に薄っぺらく平ぺったくなり、喉をしめて声を押す癖がどうしても抜けない、というよりもそれ以前に、その問題点を認識することができなかった。今日ようやく、お腹で支えた発声と普段の発声の違いを少し認識できた気がする。ということは、やっぱり胃を引っ張りあげながら息を吐くというのが難しいのか?この発声練習、すごく良さそう。少なくとも私には合ってる気がする。しばらくは歩きながらこの発声練習を続けてみよう。「医師」と「声楽家」が解き明かす発声のメカニズム
September 19, 2010
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ミセス・ウールのレッスン発声練習今日はいきなり手作りのプリントを渡された。さすが、音楽学校で大勢の子供達を教えているだけのことはあるプリントの内容は、「自宅での練習3種類」今日は一つ目の課題を一緒にやった。母音の発音a、o、u、e、i、それぞれの母音ごとに、その音で始まる単語が並べられている。まず、ミセス・ウールが正しくない発音のお手本をしてくれた。いわゆる普通の話し方、声を力で下に向かって擦り付けるような発音。そうそう、私がいつもやっている、声を喉で押しつぶす話し方どこがいけないか、分かった?喉の付け根のところに圧力が掛かってた。その通り。Schlag(打つこと)っていうの。このSchlagが入らないようにするには、お腹の支えを使って、上に向かって持ち上げるように、引っ張り上げるように声を出すの。それぞれの母音ごとに並んでいる単語を一つ一つ読み上げていった。ミセス・ウールがやってみせてくれると簡単そうに思えるんだけど、実際にやってみるとどうも思うようにはいかない。すぐにできる母音と、なかなかできない母音がある。Eは割りと簡単にできるのに、AとIがすごく難しい。コレ面白いのよ。人によって得意な母音と苦手な母音がバラバラなの。一通り話す練習をしたところで、Eの単語を使って音程をつけてしゃべって(歌って?)みた。これがなんと、歌う方がよほど簡単同じ単語に音程がついただけなのに、当たり前のようにお腹で支えながら声を出して、あっさりと課題クリア。自分でも驚いた。歌声は割りとすぐに変わるけど、話し声を変えるのはものすごく難しいって、アネッテも市民大学の講座で言ってたっけ。Schlagが入らないで言えるようになるまで、家で練習してきてね次の時にやってもらうから。わー、宿題だーーーー宿題なんてもらうの、久しぶり。歌のレッスンさあ今日はいよいよVittoriaだ、と、わくわくしていたら。ねえ、アンサンブルとか、興味ある?え、今、アンサンブルって言いました?今持っている大人の歌の生徒さんが6,7人いるんだけど、その人たちを組み合わせてアンサンブルできないかなって思ってるんだけど。ありますどうやらミセス・ウールは子供の生徒達のために、半年に一度のコンサートをしているらしい。しかし、歌の生徒さん達みんな、ソリストみたいに一人でステージに立ってピアノの伴奏で歌うなんてとんでもないです、という人達らしい。もちろん私もその一人ですが。それで、それならアンサンブルなんてどうだろう。それぞれが数曲ずつ色々な組み合わせで歌ったら、ミニ・コンサートとかできるんじゃないか、と思いついたらしい。早速今日、1曲の楽譜をもらって、ざっと音取りをしてみた。ドイツ語のテキストで、ミセス・ウールいわく中世っぽいメロディ。決して難しくはなく、割と楽に楽譜から歌えるんだけど、なんていうか、メロディがちょっとイレギュラーで、時々理解不能。え、ここでそう上がる? え、ソコ、その音?っていう感じ。ものすごく分かりにくい説明ですが。ミセス・ウールもまだまだ選曲中で、これから各生徒さんと練習しながら、どの声とどの声が相性が良さそうかなどを考えてみる、とのこと。しかもココはドイツなので、他の生徒さんが嫌になって抜けちゃう可能性も大いに考えられる。もちろん首になる可能性だってあるわけで、、、。ああ、コンサートは別に実現しなくても全然いいけど、レッスンとしてアンサンブルで歌ってみたい。最後に、イタリア古典歌曲集からVittoriaの最初の部分に取り掛かった。休み中に何度かYouTubeの画像を見てメロディは頭に入っていたので、テキストの読み方だけ一度練習して、いきなり歌った。この曲もまた、歌いやすくって楽しい♪このイタリア古典歌曲集から歌うのは3曲目だけど、すごく自然な感じがする。メロディは分かりやすい進行ですぐに頭に入るし、体に無理が掛からず、普通に呼吸をするついでに自然に声が出るみたい。テキストもとてもメロディに乗りやすく、無理なく発音しやすい言葉が割り当ててあるように思う。ココはどんな雰囲気で、発音はこうで、口のあけ方はこうで、どんな風に声を出して、次の音や言葉を用意して、とか頭で考えなくても楽に体から声が出てくる感じ。歌っていてとにかく気持ちがイイ。そこが、モーツァルトの歌曲とはぜんぜん違うような気がする。バルトリ/カロ・ミオ・ベン~イタリア古典歌曲集
September 17, 2010
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アネッテは、1DKの小さなアパートメントをレッスン室として借りている。14平米程度の小さな部屋はカーペット敷きになっていて、長いベンチのようなものと、アップライトのピアノが一つ置いてある。歌のレッスンだけではなくて、声を酷使する職業の人相手に、体を使った喉を痛めつけない声の出し方のレッスンなども行っている。体を使った発声練習では、座ったり横になったりすることも多い。彼女の生徒にはやっぱり学校の先生が多いらしい。部屋に入るとまず彼女の色んな道具が目に入る。背もたれのない丸椅子が重ねて置いてあり、大きなバランスボールがあったり、マッサージ用のイボイボのボールがいくつも転がっていたり、さくらんぼの種をつめたお手玉みたいな物があったり、ジャグラーが宙に投げ上げる道具があったり、大昔フィットネス用品として一瞬だけ流行したにグラグラする円盤なんかがあったりする。こういった小道具を使いながら、普段はまったく意識しない筋肉や骨を認識して、意識的にほぐしたり動かしたりばねのように利用しながら、体に意識が集中することを利用して首やのどをリラックスさせて、声を出す。ハミングや母音などで軽く声を出して、その声を聞いてからアネッテが適した道具を選んで出してくる。これがドラえもんみたいでなかなか面白い。といっても私はたいていの場合、円盤かバランスボールだけど。アネッテがやって見せてくれるといかにも簡単そうに、体の動きを受けて自然に声が出ているように見えるけど、いざやってみるとこれがなかなか難しい。動きに意識が集中してしまうと、口の形や息を忘れる。発音や声に意識を集中すると、体がついてこない。子供の頃は普通に走り回りながら、飛び跳ねながら、揺れながら、大声を出していたはずなのに、知らないうちにずんぶんと頭でっかちになったものだ。SINTEX(シンテックス) トータルフィットネス ソフトジムボール 直径26cm・ピンク STT-134ジャグリングレインボークラブA
September 16, 2010
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