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これは、11月はじめの記録です。実際には結婚式は既に終わっています。♪ ♪ ♪ ♪ ♪土曜日は、かつてのメンバーだったカップルの結婚式コーラス内で知り合った二人彼の博士課程と彼女のディプロム課程をほぼ同時に終わらせた。そして、彼の就職が決まると、シングルマザーだった彼女も娘を連れて一緒に北の街へ引っ越していった。その彼らが、知り合ったこの地で結婚式をするからとコーラスに招待状を送ってきたのは夏前そこからRコーラスならではの結婚式プロジェクトが稼働(笑)式の後のパーティで余興兼プレゼントとして歌うのだが、コーラスのレパートリー、大抵の場合は本人が好きな曲や本人がソロを歌ったことのある曲に替え詩をつけて歌うのだ。選曲する際に、主役の二人のリクエストを聞いたところ、ある曲をまっさきに挙げてきた。しかも、パーティではなく結婚式で。その曲はソプラノのソロで歌い上げられるキレイな旋律なのだけど、何しろ音域が高い。Hで始まり(そして最低音がこのH)、最高音はG。ボイトレもいないアマチュア・コーラスでは、何年もソプラノで歌っていても簡単には歌えない曲なのだ。私がRコーラスに入った時、ソプラノにとても澄んだ声のアメリカ人の女の子が居て、彼女がこのソロを歌っていた。透き通った歌声で、高音域で行ったりきたりするクライマックスを難なく軽やかに歌い上げ、しかも正確な音程で歌いきっていたこちらによくいる「あたしが、あたしが」というタイプからは程遠く、それほど口数も多くない人だったのも手伝って、少なくとも私にとってはそれこそ天使のような存在だったその彼女が数年前、いきなりプローベに来なくなったそして、この曲も自然と封印されてしまった。と言っても、観客受けも良く、コーラス内でも人気の高い曲であるために、この曲をまた歌いたいという声は毎学期のようにあがっていた。ただ、ソロを歌える人が、歌ってみようという度胸のある人が出て来なかった。ソプラノの中でも、この曲を歌ってみたい、歌えたらいいなと思っている人は多いはず。実は私もその一人Gが出ないわけでは無い。でも、この曲のクライマックスでGとEの間を行ったりきたりする旋律を歌おうとするとどうしても力が入って喉を締め上げてしまって、首を絞められている鶏のような声が出ていたしかもそんな歌い方だから2回も歌えば声がかれてしまっていた夏休み前のプローベから始まり、夏休み中に臨時に行われた結婚式準備のためのプローベでも、指揮者が毎回のようにメンバーに誰かこの曲のソロを歌わないかと聞いていた。でもいつもの如く、手を上げる人はいなかった花嫁花婿がこの曲を結婚式で歌って欲しいと言ってきている以上、ソロが見つかりませんでしたと断ることもできない。指揮者からの、9月末の臨時プローベについての連絡に対し、それこそ清水の舞台から飛び降りるつもりで、「もしも誰も歌う人がいないのであれば、私、頑張ってみるよ」と返事を出した。実は今まで、出来る限りソロを歌わずにすむように、名前が上がるたびにノラリクラリと逃げ回ってきていたために、最近では指揮者や古参のメンバーからもちょっと冷たい目で見られていて、居心地の悪い思いをしていたしかし運良く、今回結婚するカップルと仲の良いPちゃんが、私よりも少し先に手を上げていたこうして、私は晴れて第2ソロを歌うことになり、しかも今回自ら手を挙げたことでちょっと気まずかった指揮者との間の空気も大幅に改善されたのだった第2ソロは、ソロといってもクライマックス部分の短いフレーズでハーモニーを付けるだけの役割なので気が楽だし、もともとハーモニーを歌うことの好きな私には合っている。思い切って申し出てみた(そしてその後しばらく公開していた)結果が、思いもよらずイイ方向に落ち着いた【送料無料】結婚式・パーティーで使える ソプラノ・デュエットのためのオペラ名曲集 2
November 4, 2011
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これは11月はじめの記録です。発表会は既に終わっています。♪ ♪ ♪ ♪ ♪アネッテのレッスン日本から帰って来て2日後のこの日は、発表会直前、最後のレッスン。マークさんも後から来て、デュエットももう一度合わせた。マークさんもさすがにCDを聴いていたらしく、入りのタイミングを逃すこともあまりなくなっていた。一方の私たちは、日本にいた3週間、とうとう一度も楽譜を開くことさえなかった。歌ったのは実に4週間ぶりで、歌っている時の感覚が戻ってくるまで、それにメロディをきちんと思い出すまでに少し時間が掛かったよく考えてみれば、4週間もの間まったく歌わないなんてことは、数年ぶりだ取りあえず、さっくりと合わせて、入りのタイミングやテンポを確認して終了した。注意事項は、- 口の開け方縦に開けること。母音aの音でどうしても口が横に広がってしまうので、意識して縦に開ける。- 音が跳躍する箇所レガートで歌う。コーラスではハーモニーの正確さが求められるので鍵盤を抑えるように歌いがちだけど(それはまさしく私のこと)、段差をつけずに滑らかに歌うこと。- 中低音域の響き高音域の響きをそのまま中低音域に持ち込む。- 2重唱としてのハーモニーお互いにパートナーの声を聴く。部分的に、音が間違っているわけでは無いけれど、ニュアンスの違いでキレイにハモっていない時がある。で、あなたたち、衣装は何を着るの?とアネッテ。え、衣装、着るんですか??↓こんなの、着てみる??ディズニー 「アラジン」 ジャスミンのコスチューム【通常便なら送料無料】【14日~16日までポイント10倍】アラジン アラビアン皇帝 ワイズマン 衣装...
November 1, 2011
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アネッテのレッスンレッスンの最後に、アネッテがボヤいた。参加できない生徒さんがいるのよ。せっかく練習してきたっていうのにまあね、みなさん趣味のお教室なんだし、大人ばかりなんだから色々あるでしょうね。そうだ、あなた、日本の曲なにか歌わない?発音は指導できないけど、それは必要ないでしょ??えっと、私はプログラムの穴埋め役ですか?そこはサクっと大人らしく、今からじゃムリです、とお断り日本にいた頃には、歌のレッスンどころか、小・中学校の音楽時間以外で合唱さえやった経験がないので、そんな事言われても曲を知らない。頑張って考えてみても、せいぜい思いつくのはYouTubeで見た佐藤しのぶさんの歌った曲、「荒城の月」「早春賦」くらい。休暇で日本に行くことは決まっていたので、日本で楽譜漁ってこようかなと言いかけて、やっぱり止めた。知っている曲の楽譜を探すならともかく、あてもなく探すのでは時間が掛かり過ぎる。声楽を習っている人のブログなどを拝見しても、上がっているのはオペラの曲や、ミサ曲、イタリア歌曲、ドイツ歌曲ばかり、の気がする。今まであんまり考えたこともなかったけど、日本語の歌曲って?日本人なのだから、歌ってみたい気もするし、でも日本語ってイタリア語と違って発音が平ぺったいから難しそうと、思いながら検索したら、あっという間にたくさん見つかった、そんな秋の日【送料無料】日本歌曲選集でも、どの曲がいいのか分からな~い
October 4, 2011
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10月はじめの記録です。実際にはもう発表会も終わっています。☆ ☆ ☆ ☆ ☆アネッテのレッスンこの日は本当は祝日だったけれど、レッスンを入れてもらった。私達夫婦は10月に3週間休暇で日本へ行き、発表会の直前に帰って来るので、その前の最後のレッスンだった。家を30分くらい前になって、もしかして、と思ってメールをチェックすると、アネッテからメールが届いていた。マークさんが私達の前に入っているのでデュエットを合わせたいから、私だけ30分前に来られないか?という内容。うっすらそんな予感がしていたんだから、もう少し早くメールをチェックすれば良かったんだけど、、、。慌ててアネッテに電話をして、まだ家にいるけれど、今すぐ家を出たら20分後には着くからと言って、大急ぎで向かったオットと一緒に軽く発声練習をしてもらって、すぐにマークさんとのデュエットを合わせてみる。マークさんとこの曲を合わせるのは、去年2度くらい(それと発表会本番)、今年はこれで2回目くらい。マークさん、いまだに入りのタイミングを掴みきれずにいた。まだCDを聴いたことが無いみたい。セリフの掛け合いのような箇所が幾つかあるので、それを楽譜だけでつかむのはなかなかむずかしい。それにアネッテは、声を聞いてくれるので、ピアノの伴奏を完全に弾いてくれるわけではない。CDを聞くことが、流れやテンポ、タイミングをつかむ早道だ。デュエットなので、片方が落ちてしまうと一人で歌い続けてイイものなのかどうなのか良く分からない。私達が日本から戻って来てすぐに最後のレッスンがあって、その次がゲネプロ、そして発表会の本番だ。自然とアネッテもマークさんにダメ出しする言葉に、危機感タップリ、力が入っていた。一方、取りあえず楽譜が入っている私は、ほとんど放っておかれて、逆に不安入りのタイミングやテンポを確認する作業ばかりで、残念ながら音楽的な部分をどうにかするレベルではなかった。発表会の本番、大丈夫かなあ オペラ重唱名曲集2【楽譜】【送料無料】【smtb-u】
October 3, 2011
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8月末、状況が大きく動き始めた。ある程度予測してはいたものの、突然の嵐の訪れだった。歌のレッスンを始めて約1年半。優柔不断も手伝って、二人の先生に付いていたのだけれど、これ以上それを維持することが困難になった。9月、ほとんど迷いもせずにミセス・ウールに今年いっぱいでレッスンを辞めなければならないことを告げた。残念だけれど仕方がない。アネッテのもとでは現在、11月の発表会に向けてデュエットの練習もしている。デュエット曲ではオットが一緒にレッスンを受けて歌ってくれる。本人もかなり楽しそうなので、今後も続くような気がしている。それに、アネッテはレッスンを受けた時に現金でレッスン料を払うので、毎月自動振込しなければならず確実に月2回のレッスンをこなさなければならないミセス・ウールよりも、融通が利くのだ。ミセス・ウールのレッスンは残すところあと6回。今まで以上に、1回1回を大切に取り組みたい。
October 2, 2011
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ところで。毎回毎回オットに録音しようと言われながらも当日になるとレコーダーを持参するのをすっかり忘れていたんだけど、ついに今回忘れずにレコーダーを持参したしかし、ミセス・ウールの発表会で一度使ったっきりで操作の仕方も設定の仕方もすっかり忘れていたいじっている時間もないので、今回は実験と割り切って、自動調整の設定のままで録音開始した。というのも、アネッテの部屋は、うちの小さな今よりもさらに狭くて、多分12平米あるかないか。その狭い空間で、ピアノも響くし、アネッテの声も響くし、何と言ってもオットの声ががんがん響くだから今回の録音はまったく期待していなかった。とりあえず録ってみて、次回からきちんと調整するつもりでいた。帰って来て、自宅でヘッドフォンをつけて聴いてみてビックリきちんと録れているじゃないのもともと演奏を記録することを目的として探したので、できるだけその場の音を忠実にクリアに再現してくれることにこだわって機種を選んだ。改めて聴いてみると、本当に音質が良い。TASCAMのDR-2dリニアPCMレコーダー DR-2D (高品質ステレオコンデンサーマイク内蔵) (DR2D)TASCAM DR-2Dネットで調べた限りではバッテリーの持ちがひどく悪くて不便というのが一番のマイナス点だったけど、ミセス・ウールの発表会と昨日のレッスンと合わせて2時間半あまり、この間に半年近くの冬眠を経ているけれど、何の問題なく録音できた。ま、他のレコーダーは6時間とか8時間とか連続録音できるらしいけどしかも操作がものすごく簡単。もうあっけないくらい簡単電源を入れて、recボタンを押して録音モードにし、再生ボタンを押せば、デフォルトの自動調整モードで録音が始まる。これならば演奏前やレッスン中でバタバタしても操作に時間を取られることがないし、設定を換えなければ余計なバッテリーを使うこともない。いや~、久しぶりにいい買い物しちゃったな自分の演奏をきれいな音質で記録して反省会に利用するという目的でレコーダーをお探しの方に、力一杯オススメします。さてさて、気になる声の方はどうだったかっていうと私が一人で歌っている部分は、なんだか頼りない感じがする。テキストがまったく聴き取れない子音があまりに弱すぎて大げさではなく本当に母音しか聞こえてこない歯のないお婆さんが歌ってるみたい~そういえばミセス・ウールにも子音をはっきりとって言われたっけ。子音は大げさなくらい叩きつけるように強く発音(当社比)しなきゃダメなんだな、きっと。二人が一緒に歌っている個所では、オットのおかげでテキストは聞き取れるし、ハーモニーがきちんとはまっていて、いい感じ。gut(素晴らしい)というにはまだまだだけど、nettな感じ。一番心配していたのはもちろん、アネッテが引き出したオットのパーンと明るいテノール声が圧倒的に入っていて私の声はかき消されてるんじゃなかろうか、という点。ちゃんと同じくらいのボリュームで聞こえているではありませんかオットも、おおー、君の声がちゃんと聞こえてる。と喜んでいた↑自分が歌っている時は自分の声しか聞こえないので、ひそかに心配していたらしい。こうして録音聞いてみて初めて、アネッテがいつも言う、音域が違うし、高音域では響きが豊かになるからちゃんと聞こえるオットが手加減する必要は全然ないという意味がよく分かる。もちろん、高音域の部分だけだけど。全品ポイント10倍〔8/05AM09:59まで〕10P02Aug11【送料無料】ドイツ・リートへの誘い(いざない) 名曲案内からドイツ語発音法・実践まで
August 2, 2011
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アネッテのレッスンオットと一緒にデュエットのレッスンまずは発声練習から。いつものようにハミングでソ、ファ、ミ、レ、ドをハミング最初はnで高くなってくると口をあけてngで。次にド、ソ、ミ、ドをduで。do、do、du、duで。djo、djo、dju、djuで。ngonで。gonで。と、言葉を変えていく。オットはgjoで。ここでアネッテからオットに口の開き方についての指導が入った。正確には覚えていないけど、要するに口を開けて響かせる空間を確保するということ。その直後に高音域のオットの声が明らかに変わった!!曇りのないパーッと明るい声。乾いた空気にカーンと響くような音色で、いかにもテノールです、俺様の声を聴け!という声。思わず、おおおおおと唸るツマ高音域では声がこもっていたんだな、と、横で聴いていて改めて気づかされた。人のレッスンを聴くのってこれがあるから面白い。市民大学の講座の時もこれが楽しみだった。アネッテに指示を受けて何かを変えると、次の瞬間いきなり全然違う声が出てくる。アネッテ・マジック↑いや歌の先生はみんなそうだと思いますがでも、やっている本人にはこれが非常に分かりづらい。まったく聴き慣れない声が出てくるので、それがイイと言われても、いまいち分からないんだよね~。歌の練習前回最後に言ったとおり、中盤の曲の主テーマがもう一度出てくる個所から始めた。フレーズごとにそれぞれの旋律を一度確認してそれから合わせての繰り返し。特に重要なのは、息継ぎの個所を確認すること。コロラトゥーアが連続して出てくるフレーズの途中で息継ぎをする場合、二人同時に消えないように、あらかじめお互いの息継ぎの個所を決めておく。つまり、もう一人は歌いつづけているので素早く空気を入れて歌いつづけることになる。そうして決めておいたにも関わらず、歌い始めるとなぜかつられて同じ個所で息継ぎをしてしまう私そしてソプラノのコロラトゥーアのわずかな合間に息継ぎをして、直後に入り切れずに2音落ちるオットだから、二人して落ちちゃダメだっていやー、難しい。なんていうか、球技みたい。オットには高音部分で先程の指導が入った。高音域と中音域を行ったり来たりするフレーズで、音色が変わってしまうらしい。口の開け方を変えずに、マスケに響かせてフレーズを歌うこと。なかなかしんどそうもう一度歌ってみると、やはり明るいテノール声がパーッと出てくる。すごいなあ、こんな声で歌われたら私の声なんてかき消されるなあ、と、心配になる。曲の最後の部分、ラストに向かってアドレナリンが大騒ぎし始める山場。特にソプラノは、跳躍はあるわ、コロラトゥーラはこれでもか連続するわ、最後の最後にHが出てくるわでそりゃあもう大変。アネッテがピアノで伴奏とソプラノの旋律を聞きながら驚きの声を上げた。えええええ、こんなの大変じゃないの、やったっけ?この部分??いや、そんな大変ですよ。てか、あなたが見つけてきたんじゃないの、この曲。しかも、いつも前の方からはじめて時間になってしまうので、ここまで来れたのは多分1回か2回だけ旋律自体は一度確認してとにかく通して歌ってみると、最後の最後のHが出ません出ないわけないじゃないの、発声練習でCまで出てたんだからって、またそれ?というわけで、ここで一旦発声練習に戻る。du、du、とかgon、gon、とかで声を出してみると、出るんだな、これがまったく呆気なく。そう、今のが必要な音の2度上だから。今の感じでもう一度。Treuで声を出すのは難しいだろうから、まずは母音だけでいいわよ。ここはテノールとまったく同じテキストだから、子音はテノールに任せて。あ、なるほどそう考えると気が楽になる。発声練習を間に挟んだのが良かった。発声練習の時のように軽く声を出すとHも割とあっさりと出てしまった。Aくらいまでは勢いで出せるけど、Hになると少しの量の息を意識して力を抜いて軽く出す感じにすると細い声がピーッと出てくる。フェルト用の羊毛の塊を両手で持って、切れないように手加減しながらそーっと引っ張って細長くしていく感じ。と言うところでそろそろお時間。次の生徒さんが到着。最後に今日やったところを通して歌ってみた。と、もうボロボロなんていうか、一つの山場を越えてフッと気を抜くとすぐに次の山場がやって来て、玉砕しつつ、ちょっと持ち直して、またフッと気が抜けたところで気づくとまた次の山場って感じ。ダメダメすぎて、歌い終わったところで笑ってしまいましたあああ、これ、通して歌う練習しないと、ダメだ、コンディションが、集中力が~そうね、次回は通して歌いましょうねようやく最後まで出来たところで夏休み。次回は9月。10月に私達は3週間日本に行くので、9月はちょっと集中してレッスンしましょうということに。自主練ですね、自主練。全品ポイント10倍〔8/05AM09:59まで〕10P02Aug11【送料無料】ドイツ・リートへの誘い(いざない) 名曲案内からドイツ語発音法・実践まで
August 2, 2011
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ミセス・ウールのレッスン発声練習段差なく歌う練習ド-ソ-ドをju(ゆ)で音程が下がっていくフレーズでは必ずと言っていいほど、注意を受ける。下がり幅が小さすぎて、音程が上ずってしまう。下がっていく時には、意識して音を落としていくように。引き続き段差無く歌う練習。ドシラソファミレドにテキストをつけて。テキストがつくと、音程が変わるところで文字が変わるので、段差無く歌うのが難しい。というか、喉を使って音程を変えることと、喉を締めずにレガートで音程を変えることの差が感覚として分からない。歌の練習軽めの発声練習をした後、前回の約束どおり新しい歌Music for a whileへ。前奏はこんな感じだから、と一度弾いてくれて、そのまま「じゃあ歌ってみて」と歌に突入。YouTubeでチェックしてあったので、歌の感じは何となく分かっているものの、メインの旋律が終わったところであえなく失墜。いいのよ~、じゃ区切って音取りしていきましょうね~。それじゃあ最初のフレーズをもう一度。・・・あ、それとも、私が歌ってお手本見せた方がいいかしら?あ、そうして頂けると、助かります、、、これはもしかして、音取りくらいして来なさいよっていうプレッシャー?すみませんでした時々話してくれる他の人たちのレッスンは、自宅で音取りをしっかりして、予習復習もバッチとやってくるような感じではまったくない。ミセス・ウールは音楽学校の先生でもあって、学童の生徒さんをたくさん抱えている。子供達の多くは、自宅での予習復習なんて言われなければやらないし、練習時間も集中力を持続させるのが大変というレベル。その他の大人の生徒さんはみんな、仕事をしていたり子育て中の主婦であったりと、やっぱり予習復習なんてバッチリできる時間的余裕のある人達ではない。だから思いっきり気を抜いてましたええ、ええ、言い訳ですとも気を取り直して、フレーズごとにまずミセス・ウールが一度歌ってくれて、その後に歌ってみるという音取りの作業に。ロングトーンがあったり、コロラトゥーアっぽいフレーズがあったり、リズムが微妙に変わったり、ちょっとイレギュラーな感じがする取りにくい音があったり、退屈しない。かといって、覚えにくいと言うこともなくて、歌っていて面白い。最後まで音取りをして、最後に一度通して歌ってみた。今回が夏休み前最後のレッスンで、次は9月の半ば。忘れないように練習してきます。【送料無料】音楽は体力です
July 25, 2011
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アネッテのレッスン今週はオットも来て、久しぶりにデュエットの練習をした。オットはもう3ヶ月近くこの曲を歌っていなかったことになる。また音取りからやり直しかなと思っていたら、意外にもまだ入っていて、フレーズごとに1回か2回音を確認して二人で合わせてという作業だった。そんな、コーラスみたいに歌わないで音程をきちんきちんと正確に押さえることよりも、もっと感情豊かに。飛び跳ねないで、常にレガートで。コーラスだとまず音程を正確に、リズムを正確に、が基本ですからね。最後のレッスン以来、何ヶ月も一緒に歌ったことはおろか、音の確認もしなかったわりにはコロラトゥーアも意外なくらいに合って、楽しかった。何度もアネッテから、テンポがどんどん遅くなってくるから気をつけるようにと注意を受けた。確かに私もオットも、伴奏に合わせるように声を出している感じがある。伴奏者は歌い手に合わせるものだから、待っていないで自分達でテンポをどんどん引っ張っていくように、ソリストらしく自分達の演奏に集中して表現するようにとのこと。難しいなあソプラノとテノールのくせに、いわゆるあたしが主役気質とはまったく縁がなく二人して誰かに仕切ってもらって楽してついていきたいタイプそれにしても、テノールの旋律ってやっぱりソプラノと比べて難しい気がする。オットなんてここ何ヶ月も休んでいたのに、よくちゃんと歌えるものだと感心した。オットは、コーラスでもデュエットでも、自分のパートの旋律だけが頭に入るらしい。自分が歌っている最中は、伴奏や他のパートはほとんど耳に入ってこない。周りの音が入ってこなくても自分のパートを歌いつづける。私は、伴奏と他のパートとすべてをひっくるめて全体の音を頭に入れないと、自分の音も覚えられない。たとえ一人で歌っていても、頭の中ではその曲全部が鳴っている。だから予期せずに他のパートや伴奏に間違った音を出されると、とたんに音が取れなくなったり、頭が真っ白になって止まってしまう。人それぞれなんですねえ久しぶりのデュエットはやっぱり楽しかった。テノールが上を行ったり、ソプラノが上を行ったり、平行して動いたり。自分達で歌ってみると、ハーモニーがCDで聴いているのともまた違って聞こえるから面白い。発表会の日程が決まったらしい。11月の第一週末。今年は会場を土・日曜日の二日間借りることができたとのこと。実は私が初参加した去年だけが例外で、いつもはそうしていたらしいんだけど。1日目はゲネプロというかピアニストさんと合わせをして、2日目はワークショップのようにEinsingenをやって、それから各自の発表という感じになるらしい。楽しみ~【送料無料】ベルリン州立歌劇場とドイツ音楽都市の旅
July 18, 2011
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Rコーラスのコンサートこの夏学期2回目で最後のコンサート。プロテスタントの教会。内装が木組み建築風に木と漆喰の壁で施されていて、居心地が良い。内陣にあたる部分はステージになっていてオリエントな絨毯が敷いてあり、ステージに向けてスポットライトまで設置してあった。全体的にいわゆる教会という感じはない。プロテスタント教会における集会所という位置付けをそのまま体現した感じ。もちろん十字架やキリスト像は無い。音響も石造りやコンクリート造り教会のそれとはまったく違う。音を吸収するいつも反響する空間で歌っているので、声が返ってこないことに戸惑う。さらに、自分達の声が聞こえないせいか、音程さがりまくり自分の声が返ってこないだけで、周りの声はちゃんと聞こえるんだけど。こんなにひどいと感じたのも久しぶりかも。なんと言っても、ソロ曲でソリストがちゃんとした音程で歌っているのに、伴奏を受け持つコーラスがズルズルと下がっていくのはなんとも悲しいいやいや、でも今までの経験上、実際に前で聞こえる感じは全然違うらしいから分からない。半分も埋まっていない上に、ほとんどの聴衆が一番後ろに陣取っているので距離がありすぎて歌いづらかった。しかし後で指揮者からのフィードバックよると、前方に比べると後ろの方が断然聴こえ方が良かったらしい。地元の人達は会場の音響を良く知っているから、わざわざ後ろに陣取ったのかもしれない、とのこと。
July 18, 2011
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S村のプローべSalve Reginaの音取りの続き。前回までに2/3の音取りをしてあったので、まずはその確認をして、その後最後まで音を取っていった。曲中はFが何度も出てきて、最後もGが出てきたりして、全体的に中音域から高音域を行ったり来たりするソプラノにとっては非常に歌いやすい音域なんだけど、最後の最後でC-H-F-Dと下がってくる。こういう展開はあまりないので面白いでもこれが結構ツライ音自体は取れるけど、その直前にコロラトゥーラっぽいフレーズがあってこの曲の最高音のGがあり、そこ後一気に下がってくるので、最後のFとDが声にならない。音程が頭声だけの域からいきなり下がってくると、切り替えがうまくできないらしい。ちゃんと声にしようと思うと力を入れて押してしまう。思わず、ひっくーーーーいと文句が口から飛び出した。最後はPでそーっと歌えばいいんだよ。このソプラノが消えていくところがMichael Haydnのトリックなんだよ。あ、なんだ、声にならなくってもいいんだ、それなら得意音取りを終えて、何度か通したところで指揮者がこの曲をO村のPatroziniumで歌おうと思うんだけどと言ったら、アルトの面々が口々に反対した。無理、絶対にムリ!!テキストだって初めてだからついていけないし!!!どうして?!難しくなんかないだろう??こんなに簡単なのに???と指揮者は食い下がり、オットもプローベがまだあと2回あるから何とかなるよと後方支援するもむなしく、アッサリと却下。えええええ、残念いつものレパートリーよりもさわやかで華があっていい感じなのに。結局、この曲はボチボチ練習を重ねて、来年歌いましょうということで落ち着いた、、、【送料無料】SALVE REGINA(H)
July 12, 2011
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ミセス・ウールのレッスン段差をつけずに擦り付けるように音程を変える練習。ド ソ ラ ソ ド をju(ゆ)で音階の間を途切れなく滑らかに歌うには、必然的にお腹で支えることになる。水平方向を意識しながらゴムを伸ばすようにまっすぐに。または、放物線を描いて小さな山を越えていくように。音が上がるにつれて肩が前に動いて上がったりもして、猫背になっているらしい。言われてみると、自分でも気がつく。気がつくんだけど、どうしても直らない。猫背になると、胸の空間が小さくなるので響かなくなる。響かせる空間を保ったままで、グラグラ動かずに姿勢良く。胸にペンダントを付けていることをイメージして、そのアムレットを通して声を出すつもりで。胸のポイントとお腹のポイントの2点を意識して、その2点の距離が変わらないように。ここでまたセラバンドが登場。D&M(ディーエム) セラバンドエクササイズDVD dad100が大特価【トレーニング機器】 セラバンド片端を足で踏み、もう片端を手に軽く巻きつけて、おへそくらいの高さから頭の上までゆっくり均等に引っ張りならが歌う。次にバンドをなくして、でもバンドを引っ張っているイメージで。腕を胸の前に水平に構えて上に向かってあげていく。腕を上に上げると、前かがみになることができないから、必然的に胸が開く。集中して色々やっているうちに時間切れ。あら、もう時間だわ、ぜんぜん気がつかなかった。今日は歌えなかったわね、ごめんなさい。次はPercelをたっぷり歌いましょうね。いえいえ、歌うのも好きだけど、発声練習も好きです。ヴォーカル完全攻略 ボディ・エクササイズ篇
July 11, 2011
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S村のプローべ前日がS村のPatroziniumだったというのに、月曜日は早速通常のプローべ。ま、ドイツはまだ学校が夏休みに入っていないし、8月にはO村のPatroziniumがあるので当然と言えば当然なんだけど。でも同じミサ曲を歌うんだよね?と思っていたら、新しい楽譜、Johann Michael HaydnのSalve Reginaの音取りの続きだった。この楽譜、5月くらいに音取りを始めたんだけどその後にPfingstenだのFronleichnahmだのが入って進まず、半分くらいで止まっていた。明るいハーモニーで爽やかな曲で、これは絶対にうちの指揮者が見つけてくる曲じゃないな、O村指揮者のニオイがする、と思っていたんだけどやっぱり、O村はこの曲をPatroziniumで歌いたいらしい。大体において、うちの指揮者はS村に新しい曲を探してきてくれたりはしない。たまに新しい楽譜を持って来ると、それはO村指揮者からもらったコピーとか、彼が指揮しているK町のレパートリーの中でS村が歌えそうなもの、とかくらい。それ以外は半世紀も使われているレパートリーの中から最近歌っていない曲を選んでくるだけ。K町はほぼ毎年新しい楽譜を入れているって話なのに。ま、向こうは人数も多いし、年会費も集めてるみたいだし、代表が積極的に曲を選んで指揮者と相談してるんだろうけど。プローべは1時間ほどでさっさと終わり、日曜日の村祭りであまったケーキを食べながらワインを開けて、談笑の時間へ。メンバーの一人が、で、昨日の出来はどうだったのよ?満足した?と指揮者に振った。そうそう、それ聞いとかないとね。ああ、ああそう言えばまだ叱ってなかった!、、うそうそ、良かったよ。って、それだけかい!別のメンバーが言葉を続ける。一人の男性に言われたわよ、すっっっごく良かったって!!!おおおおおお何人か素晴らしい声の持ち主がいるって!!、、、いや、それ、コーラスの出来を褒めてないから【送料無料】ミヒャエル・ハイドン
July 5, 2011
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アネッテのレッスン今回もオットは仕事が忙しくって一緒に来られなかったので、一人のレッスン。残念。でも、デュエットもすごく楽しいけど、一人だとじっくりと声を聞いてもらえるので実はどっちでもいいんだけど発声練習gやdの入った言葉、gongonだとかdongodongoなど、を使った練習。アネッテに、あごを動かすなと何度も注意されて、彼女の口元を注目していると、どうも舌の動きが違う。、、、dって、どうやって発音するの?えらい驚いた顔をされた舌先を上の歯の付け根につけて素早く離すのよ。やってみるとこれが難しい。明瞭なdの音がなかなか出てこなくってlに近くなってしまう。え、いったいどうやって発音してたの?舌の真ん中あたりつけてる?それだとあごが動くからダメね、舌先を使うのよ。というわけで、急遽舌先で子音の発音を作る練習。lはできる。nはやろうと思えばできなくはないけれど、意識をしないと顎を動かして口を閉じてしまう。dの発音が決定的に間違っていた。日本語のダ行を発音する時、正しいのかどうかはわからないけれど、舌先は下の歯の付けにつけたままで、舌の真ん中辺りを上にくっつけて素早く離すことで音を作り出していた。だから、どうやったってあごが動いてしまう。タ行の時にそうしているから、その延長線上で発音してきたのだと思う。だって「た」に「゛」だもの日本語ってそう言えば、舌先を使って発音しないなあ 、、、ってもしかして私だけ?実は、学校時代も家族からもたまに笑われることがあったので、日本語の発音は自信がない。そうか、ドイツ語だとtとdはまったく違う音なんだと、いまさらながらに驚く。日本語って仮名の数は多いのに、アルファベットの数は少ないんだなあ。だから、「lとr」や「bとw」、「eとaウムラウト」なんかの区別が難しいのは日常的に経験しているけど。歌の練習発声練習では決定的な間違いに気づいてしまったけれど、気を取り直して歌の時間。まずはFatimeのアリアの最後の部分。それから、もうずいぶん歌ってないし、ということで、Ab HassanとFatimeのデュエットを最初からさらい直し始めた。フレーズの中で、音が2つ目のDくらいまで下がってくると必ずと言っていいほどダメだしが入る。下がって来るからって気を抜いちゃダメよ。支え続けて、上の方の響きを保ったまま下がってきて。いつも注意される点なので、特に気を抜いているわけでもなければお腹を緩めているわけでもないんだけど。何となく腑に落ちないまま、やり直す。やり直すとその時はO.K.が出て、先へ進む、と、また似たような箇所でダメだし。響きが変わっちゃうのよ。2種類の質の違う声が出ててるの。もちろん中音域と高音域で声質は変わるんだけど、今のでは変わりすぎ。高音域で出ている響きをできるだけ保ったまま下がるのよ。いつもはお腹の支えを忘れているんだと思っていたけど、どうも違う気がする。そこで、口の奥の天井を持ち上げるように、口の中の空間を広げたままにするようにしながら歌ってみた。高い響きを持っているけど、細くって優しーい頼りなーいボリュームのない声が出る。ああ、この声嫌いそうよ、それよ!!!え?! コ、コレすか?今何したの?何が違った?分かった。分かったような気がする。高音域では、音を出そうとするだけで、それ以外に無理に気を使わなくってもうるさいくらいに頭の中いっぱいに声が響く。というか、そうしないと音に届かない。それよりも低い部分ではそのままだと声が小さすぎて頼りないので、自分にしっかりと聞こえてくるように胸の方に落として声を出している。これがアネッテの言うところの、プソイド・アルト(決してソプラノではないし、かと言ってアルトでもない)の発声なんだソプラノは中低音域では音量がないものなのよ。力強くないくてもそれでイイの。大体においてソプラノって縦方向の細い声なんだから。でも中低音域でも高い音域の響きが混じらないとダメなのよ。そこがソプラノの声の面白さなんだから。毎回毎回同じことを言われ続けて、1年近く経った今、ようやく言われていることが少し実感を伴って分かるようになりました今回はなんか、学んだ、というか、気づかされた、と言う実感がしみじみとわいてくるレッスンだった【25%OFF】[DVD] YUBAメソッドによる新発声指導法2 歌う筋肉強化トレーニング ~変声前児童(小学校)&女声用~
July 4, 2011
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S村のPatrozinium当日なかなか良かったのではないかと思う。今までのPatroziniumの中では一番安定していたような気がする。事故といえば、O Salutaris Hostiaで、O村のソプラノさんが途中のフレーズの入りの音を間違えたこと。なぜO村のかというと、彼らはイースターでもO Salutarisを歌わなかったし、Patroziniumでも歌わないつもりでまったく練習していなかった。しかし、S村では指揮者を筆頭にメンバーほとんどにO Salutarisがこのミサ曲の中で一番きれいだと評判がいい。そこで急遽、月曜日のプローべでO Salutarisを練習してきてくれたらしい。だからいくら簡単と言っても、まだ少し不安定だった。ゲネプロでも、当日のEinsingenでも、O村のソプラノさんたちが同じ箇所で音を間違って、確認をしているけれど、取れない音がそんなすぐにはいそうですかと修正できるものでもない。本番でも見事に迷走してしまったらしい。らしい、というのは、O村グループが右手の方に固まっていて、私は反対側のアルトのすぐ横にいたから。指揮者が慌てて指を上に向けるのが目の端に写り、彼が正しい音で歌って修正するのがうっすらと聞こえてきたま、本番に事故はつきものですから。今日は、お説教の間も座らせてもらえず、ずっと内陣で立ちっぱなしだった。そこで、お腹を少しずつ引きつけながらゆっくりと息を吐き、吐き終わったらすばやくお腹を緩める練習をしていた。歌の途中ですばやくお腹を緩めるのは難しい。休符があれば出来るけど、すばやく息継ぎをして歌い続ける時にはやはりお腹を緊張させたままになってしまう。地味だけどなかなか有効な練習だと思う。PatroziniumではProzessionが行われる。大名行列のようなもので、音楽隊とコーラスを先頭に、花びらをまく小さな子供たち、Ministranten(ミサのお手伝いをする学童)、旗持ち、司祭、参列者の順で、村の中を練り歩き、しつらえてある祭壇で祈りを捧げる。Patrozinium(Googleの検索に飛びます)その祭壇の前で歌ったのがLottiのRegina coeliLotti-Regina coeli(YouTube) YouTubeのビデオだとゆっくりと優しく歌っているものが多いけれど、S村、O村両方の指揮者は揃ってもっと早いテンポで歌わせる。きらびやかでフレッシュな感じな感じになる。テンポや表現でこんなにも歌の感じが変わるものなのかS村だけだと勢いよく歌ってもなんとなく頼りない感じがするんだけど、今回は晴れ上がった空にすっと広がっていくようなさわやかさがあった。やっぱり人数が多いとボリュームが違うProzessionの後はもう一度教会に入って、締めのお祈り。最後列に座ったら、たまたまO村の指揮者の隣になった。彼は、もう何度も登場しているけれど、このあたりで一番大きな町の一番レベルが高く、セミプロ集団として知られているコーラスで長年歌っている人で、出身地であるK町の教会コーラスがミサ曲を歌う時にはバス・ソリストとして参加している。その彼の歌声を、初めて隣で聞いた。すごかったもう、うっとり何がすごいって、あのボリューム。参列者全員で歌う賛美歌だから、まじめに歌っているわけじゃないのに、それでもこのボリューム!!人間の体ってこんなにも声が響くものなのね体全体がまさに弦楽器の胴体のように鳴っている。その振動が空気を伝導体にして伝わってくる感じ。私のへなちょこな声なんてあっという間にかき消されるいや、音域が全然違うからそれでもその背景に(っていうか上空の方に)ヒラヒラと聞こえているのがかえって情けないんですけど~よみがえるドイツ・リートの響き(音楽書)(ドイツ歌曲における発音の実際)
July 3, 2011
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あっという間に季節は変わり、一年で一番夜の短い日が過ぎて、季節は夏。今年も半分過ぎたことになる・・・・・最後の山場、口答での審査が終わった長かったな~。全部で何年かかったのか、改めて考えてみるのもイヤこの口答の審査が嫌で嫌で、もう論文出さずに有耶無耶にして逃げようかと真剣に悩んだ日々があったくらい。コーラスを始めたのだって、アネッテの呼吸・発声講座を受講したのだって、人前に立って声を出すことに慣れ、テクニックを練習することで、この口答の審査への恐怖を少しでも和らげるためだった。いつの間にか歌うこと自体が以前よりもずっと楽しくなって、歌うことがメインになってしまったけど。審査の前日、当日は自宅で何度もプレゼンの練習をした。練習といっても、規定の30分に何とか収めるための最終調整。しゃべってみては削り、またしゃべってみて、まだ長い、削って削って削って。アネッテに言われたとおり、ひざを軽く曲げ、体を少し動かしながら、フレーズを短く切って、合間にお腹を緩めて。いつもの話し声よりも奥行きのある声が部屋に響いていて、自分でも不思議。これが本番でもできればいいんだけどね本番では、やっぱり緊張した最初の挨拶は何とか後ろまで響かせるようにと気を使ったけどフレーズを短く切って、なんてすぐに頭から吹っ飛び、とにかく先へ先へ進むのみ。お腹を緩めようと思いついたのは2回くらい?その後の30分間の質疑応答は、質問を聞きながら答えを用意して、しゃべりながらドイツ語の文章を組み立てて、もっとしゃべる内容を探して、最終的にどこに着地させるかを考えて、、、もうそれだけで精一杯それでも聞きに来てくれた同僚には一応ちゃんと聞こえてたみたいだから、まあ良しとしよう。晴れて自由の身になりました
July 3, 2011
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さあ、今年もやって来ました、S村のPatrozinium。今年もO村と合同の演奏で、金曜日はゲネプロ。歌うのは、K町でおなじみのGounodのミサ曲。YouTubeで見つけたビデオのリンクを貼っておきます。KyrieGloria今年はイースターもこの曲だった。しかも、S村だけじゃなく、O村も同じミサ曲を半年で3回も歌うなんて、5年前なら考えられなかったなあ。O村の炎の指揮者クリスチァンも年を取ったっていうか、肩の力が抜けたって言うか、彼女が出来てからやる気がなくなったって言うか、、、。プローベが始まり、目の前で腕を振り回す指揮者の右手薬指に光る指輪を発見!そうか、結婚したのか~ おめでとー↑ドイツでは婚約指輪を左手に、結婚指を右手につけるものらしいですプローべはサクサクと進んだ。ミサ曲ではS村の指揮者がオルガンを弾くので、入りのタイミングや店舗を確認したりしながら、1曲3回ずつくらい歌った、特に問題も無く終了。その他に2曲、MozartのAve verum corpusとLottiのRegina coeli。この2曲は何度も歌っている曲なので、1度通して歌って、細かなを確認して、部分的に歌って、もう一度通して、あっさりとおしまい。ここで歌い始めたばかりの頃のO村とのゲネプロはもっときつかった記憶がある。ほんの一言二言私語が出ただけでps-!(日本語だと「シーッ!」って感じ)ってやられたり、あまりの出来の悪さにイライラがつのって来たり、しつこく何度もやり直してソプラノなんて段々声出なくなってきちゃったり。もっとも、毎年数曲あるミサ曲をかわりばんこに歌っていて、そのせいで通常の練習ではほとんど音取りらしい音取りもせず、確認してすぐにゲネプロということが常だった。いくらソプラノは一番簡単とは言っても、2度か3度さらっと歌ったくらいで全曲を覚えられるはずもなく完全に覚えていない状態でゲネプロを迎えていたから、歌うことが面白くもなんともなくって、しかもすぐ目の前の指揮者が明らかに不機嫌になる。そんなゲネプロはただただ苦痛だったそれなら楽譜を借りて自習すればよかったんだけど、コーラス自体が初めての経験で、そんな知恵さえもなかった今では、指揮者や練習に期待することは一切やめ、新しい曲で歌いたいと思える曲の音取りは自分でやることにしている。これも成長と言うのだろうか?それにしても今回は楽勝だった。指揮者も終始機嫌が良かったし、和やかなムードであっちでもこっちでも私語が出ることがあったり、指揮者も話しながら冗談を混ぜたり。やっぱり年取って結婚して穏やかになったのかしらいや、実際出来は悪くなかった。Gounodのミサ曲、簡単だからね。全パート覚えやすくって、メロディも音域も歌いやすくって、しかもハーモニーがすごくきれい。女声のパート・ソロもあるんだけど、男声のパート・ソロが結構出てきて、これがまたイイ。SanctusO Salutaris HostiaAgnus Deiしかーし!ゲネプロが終わって懇親会へ移行した後、おしゃべりしてみてビックリ!声が、話し声がかれてる~話し声がかれると、高い声でしかしゃべれなくなるこの声嫌いーーーーーFやGが出てくるのは1曲でせいぜい1箇所くらいの歌いやすいミサ曲なのに。歌っている時にはあんまり違和感も無く最後まで声が出ていたのに、、、いやそう言えば、最後の方は真ん中のCが出なかった。最近ではRコーラスのプローべだってコンサートだって、歌のレッスンだって声がかれることなんてあんまりなかったのに~思い当たる節は、、、ある。そうでなくても小さな教会の内陣に二つの村のコーラスが立ち並び、大音響で歌うのだ。S村のクラウディアはもちろん、O村のソプラノにも2人ほど声のよく出る人達がいる。私とはぜんぜん声質が違うのは分かっているんだけど、ついそれに対抗して音量を出そうとしてしまったんだ、きっと大体、どんなにがんばって声を出してみたって、私の声が反響して聞こえてくるのはFやGの部分だけなんだから。反省。【送料無料】宗教音楽対訳集成
July 2, 2011
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ミセス・ウールのレッスン明日が口答の審査なんです~あら、(レッスンに)よく来たわねー、エライ。いや、直前だからこそ、もう一度発声練習や話す練習をしてもらいたくって来たんです~まずは発声練習で、手書きの練習メニューのコピーを渡された。似たようなメニューを1ヶ月ほど前にももらったんだけどなあと思いながら眺めてみると、似ているけどちょっと内容が違うみたい。その中の一つを練習した。ひとフレーズ終わるごとにお腹の緊張をすぐに解く練習。これがどうも上手くいかない。自分ではやっているつもりなんだけど、実は緩んでいないらしい。意識して大げさにお腹を押し出してみる。これがなかなか難しい。難しいなあと思いながら、歌っている時に意識してお腹を緩めたことなんか無かったことにいまさらのように気づく。実はミセス・ウールのレッスンでは、お腹を緩めることの大切さについて何度も言われいる。どれだけすばやくお腹を緩めることができるかで、コンディションがまったく変わると何度も言われ、いろんな形で練習もしてきた。でも感覚として分かっていなかった。そんなことを意識してやらなくても、結構息は長い方なので、ピンと来なかった。お腹を緩めれば自然と空気は入ってくるから、意識して息を吸い込む必要はないのよ。ゆっくりと時間を掛けて息を吐き出すと、意識してお腹を外に押し出すと同時に、一生懸命息を吸い込んでしまう。そうすると息を吸い込む音が出てしまう。お腹を緩めれば、空気は自然と肺に入ってくるから、意識して吸い込まないで。と注意を受けるけれど、つい苦しくなるような気がして息を吸い込んでしまう。お腹を緩めた状態から、声を出し始めると同時にお腹を緊張させてやわらかく徐々に引っ込めていくのよ。早く引っ込めてしまったらそれ以上息が続かないから。ゆっくりゆっくり引っ込めて、すばやく緩める。二つのスピードの違う動きを繰り返すのが難しい。シンプルなことなのに、すごく難しい。こんなこと、歌っている時に意識してやったこと無かったなあ。そのまま歌の練習に突入。フレーズの合間合間にお腹の筋肉を緩めるを徹底して練習。SebbenCrudeleを2小節くらいずつ区切って、合間に時間を取ってお腹を緩めてからもう一度歌いだす練習をした。やってみると、特に長いフレーズを歌って息を使い切った後にお腹を緩めるのが遅くなることに気付いた、というか、気付かれた。完全に緩めずに筋肉を緊張させたまま息を吸い込むので、胸だけの浅い呼吸になって苦しくなるのだとのこと。言われてみると、思い当たる節がある、ありすぎるくらいにある。大体において、フレーズの合間に意識してお腹を緩めたことなど無かった。ずっと、常に腹筋を緊張させたままで息だけを吸い込んで歌っていた。だからコンサートなどでちょと緊張して体が硬くなるとますます呼吸が浅くなって息が続かなくなるんだ、雲間から光が差し込むように、今までの経験と結びついて理解できた。アネッテにも、しゃべる合間に意識してお腹を緩めて、もう一度話し始めるようにと言われたばかり。本当にまったくダメダメな歌い方をしていたわけなんだ。歌に集中し始めると途端にお腹を緩めることができなくなる。緩めてるつもりでできてない。ここで、久々のセラバンド登場。 「セラバンド グリーン #DAB-3」筋力UP・リハビリなど、さまざまなシーンで欠かせない筋力トレーニングに緑のバンドを両手に巻きつけて、胸の高さに構え、ひとフレーズごとに左右に広げながら歌う。フレーズが終わったら、腕を元の位置に戻しお腹を緩め、次のフレーズを歌う。こうすると、意識が歌だけに集中しなくなるし、ゴムの収縮を使った腕の運動にお腹が連動して動きやすい。これイイ。この練習、家でもしよっと。これね、コーラスで歌っている時なんかに練習するとイイのよ。本当にそう思います。今週は日曜日がS村のPatroziniumで金曜日がゲネプロなので、早速練習したいと思います。レッスンの最後に、新しい曲を決めた。いつものごとく、好きな作曲家は誰?バロック?ロマンティック?イタリア語?フランス語?英語?それともドイツ語?と質問され、しかし歌曲なんてまったく未知の分野であるのでまったく何も分からない。ので、ドイツ語は歌う言語としてあまり好きじゃないし、フランス語はできないし、、、英語、がいいかな~と適当に、言ったところで、ミセス・ウールが一冊の楽譜集を手に取り、2曲ほどざっと歌って聞かせてくれた。そのうちの一曲が良さそうなのでそれに決定。Music for a Whileという曲。楽しみ~YouTubeで検索してみたら、なんと、PhilippeJarousskyさんの歌っているビデオを発見!!すごいー、Jarousskyさんも歌っている曲を歌えるなんて、うれしい~(なんてミーハーな)Purcell : music for a while Philippe Jaroussky【送料無料】Purcell パーセル / Music For A While: Deller(Ct) W.kuijken(Gamb) Christie(Cem...
June 27, 2011
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Fronleichnam聖体の祝日カトリック教会の重要な祭日の一つで、南ドイツを中心にいくつの州では仕事も祝日でお休み。学校や大学はドイツ全国で1週間から2週間の休みになる。イースターから始まった数週間おきの祝日マラソン(?)がこれでひとまず終わり、次の祝日は10月1日のドイツ統一の日。勤め人としては、またしばらく祝日がないかと思うとちょっと寂しい。もちろん一般の勤め人は、この間に数週間の夏期休暇を取るわけだけど。月曜日、S村の練習が終わって帰宅する時、指揮者が君らさ、木曜日K町のミサで歌えない?と聞いてきた。この祭日は学校の休暇がかぶさるので、学童のいる家庭では休暇を取って出かけててしまう事がよくある。そのせいで薄くなるので補強したいから来られないか、とのこと。K町の練習日は火曜日だから、明日の練習に参加して、木曜日歌ってくれという意味を含んでいたらしいけど、急に言われてもね~オットはいつもの集まりをキャンセルする気はないし、私もコンサートも近いしRコーラスの練習に出るつもりだった。知ってる曲なら参加するけどというと、大丈夫、大丈夫、知ってる、知ってると、いつもの返事。指揮者のこの言葉は信用できない。そうかと思っていると、初めての曲の楽譜を手渡されることがほぼ毎回のことだから。楽譜をくれれば、家で見から、イケそうなら参加するということで、水曜日に指揮者がオットに楽譜を渡すことで話しがついた。・・・あれ?水曜日にもらっても、木曜日がミサじゃん?ってことは、水曜日の夜しか時間はないってことか水曜日は仕事の後で、大学の研究室でかつての同僚にプレゼンを見てもらう約束してるから遅くなることまちがいなしなんだけどなあ。と思っていたら、まさしくその通りの展開。心優しい同僚が時間を使って自分のことのように真剣にプレゼンの改善策を考えてくれて、お礼にご飯を食べに行って、家に着いたのが10時半。家に帰って来ると、机の上に楽譜の入ったフォルダーが置いてあった。さっそく中身を確かめてみると、、、4曲中2曲は初めての曲ふんっ こんなのは想定通りさでも短い曲だし、見るからに簡単そうなので、パパっとPrintMusicで入力した。K町のミサはいつも始まりが10時半なので、朝にザッと覚えればいいやと思っていたら、今回に限って9時10分。Flurprozessionなので、始まりが早いらしい。↑Googleの画像検索に飛びます。それでも数回ずつさらって、メロディはO.K.でも2曲のうち片方はテキストがドイツ語だから、まあこれは無理だなと捨てて、ラテン語の方だけテキストもきちんと練習していった。発声練習はないとのことだったので、どうせ時間どおりには始まらないしと余裕綽々で9時10分ちょうどに教会についたら、もうミサが始まってたあわてて、でも静に階段を上ってロフトに上がると、指揮者が1曲目の楽譜を確認しているところだった!ギリギリセーフコーラスのメンバーだけではなく、この日は町の音楽隊の皆さんまでそこにいて、一同からクスクスと笑われながら迎えられた。みっともないなあK町ではいつものことなんだけど、人が集まりそうにないから来てくれと言われて、行くと思ってたよりも皆ちゃんと出て来る今日も結局ソプラノはレギュラーのメンバーだけで5人、テノールも5人全員来ていた。確かにソプラノは全員揃った時と比較して半分ほどだから薄いといえば薄いか。どっちにしても大好きなAve verum corpusが歌えたからそれだけでいいけど。それにしても、K町教会のアコースティックにはいまだに馴染めない。いつもはオケ付きとかオルガン付きなのであまり気にならないけど、アカペラだと戸惑う。歌っている自分の声が顔の前の方で聞こえる。耳元で聞こえるのはすぐ隣りで歌っているソプラノのエースのおば様の声だけ。後はソプラノの真後ろにいるテノールが若干聞こえる程度。声が空中に吸い込まれて、一度消えて、前方の内陣で集められて響いている、そんな感じ。自分の声がどの程度出ているのかが分からないので、すごく心ともなくって、戸惑う。音が途切れて残響が前方の内陣で響いているのが聞こえると、あ、ちゃんと届いているんだと思う。それでも、下に座っているとロフトの人のヒソヒソ話す声が聞き取れそうなほどよく聞こえるというから面白い。最後にソプラノのおば様が来てくれてありがとう。良かった。貴方達が来てくれるとハッキリと違いが分かるわ。いつでも大歓迎よとわざわざ声を掛けてくれた。【送料無料】ヨ-ロッパものしり紀行(《神話・キリスト教》編)
June 23, 2011
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アネッテのレッスン時間ギリギリまで研究室でプレゼンの準備をしていて、バタバタと出ようとしたところに元ルーム(オフィス)メイトでポーランド人のTが話し掛けてきた。彼女が好意で、かつてのオフィスのかつての席がちょうど今開いたからそこ使えば?と言ってくれたので、一応相手をしたところ、いつもの如く愚痴というか心配事が炸裂!出るのが遅くなってしまった彼女は吐き出す相手が必要だってことももう十分すぎるほど分かっているし、研究室には私が居た頃のメンバーはおおかたいなくなり、雰囲気がガラっと変わってしまって、あまり内部でサポートを受けていない様子が伝わってくるので、振り切って帰ることが出来なかった小走りでアネッテのところまで行き、肩で息をしながらドアを開けるなり、「ひとり?ふたり?」と聞かれた。そうだ、次はオットが一緒だからねと行っていたんだっけ。仕事が忙しくなって、結局今回も私ひとり。発声とかじっくりやってもらえるからいいんだけど。そういえばあなたの試験、いつだっけ?来週なの~じゃ話す練習する?でもあなたはトリックはもう全部知ってるのよね。歌うのと同じだから。うーん、確かに色々習ったよね。私の問題はね、多分、人前に立つと恐怖と緊張で体が固まって、トリックの事なんか考えられなくなることなのよね。ということで、少しだけ話す練習を取り入れてくれた。じゃあ、最初の挨拶やってみて。Sehr geehrte Damen und Herren!今日はお集まりいただきましてありがとうございます。これから発表をはじめます。テーマは、◯◯◯の△△△△です。この後、このフレーズを使ってしゃべる練習をした。- 固まったなと思ったら、動いて体をほぐすこと。妙な動きにならない程度に上下左右に体を動かしながらしゃべる。- 長いフレーズを一本調子でしゃべらない。一つの長い文章も短いフレーズに区切ってしゃべる。- 動きながら体の張力(バネ、筋肉の収縮)を利用して声を出す。- フレーズで区切ったら、一度脱力する。脱力してからまた少しずつ張力を構築していく。特に膝を少し曲げて脱力し、下半身に力を入れてゆっくりと伸び上がりながら、その筋肉の収縮を利用しながらしゃべること。伸び切るまでにしゃべれる程度の語数で一度区切り、脱力して低いポジションに落としてから次のフレーズを話す。短く区切りながら話した方が、聞いている方も理解しやすい。「脱力する」については、この間ミセス・ウールとも練習したばかり。アネッテもやはり、同じことを言っていた。脱力しないで体を緊張させたままいくら息を吸い込もうとしても入ってこない、だからなおさら苦しくなって、固まってしまう。一度脱力するからこそ息を吸い込める、楽に呼吸できる。確かに、歌う時も話す時も、緊張するとカチカチになって胸の上の方だけで呼吸をしていて、軽く酸欠状態になっている節がある。最近ではコンサートじゃ緊張しなくなったけど、それでも時々、息が浅くっていつもなら楽に歌えるフレーズが切れ切れになることがある。言われたとおりに軽く練習してみると、確かに自分の話し声が筒を通り抜けて鳴っているような感じがする。アネッテの部屋は狭いから良く響くということを抜きにしても、普段の話し声とは響き方が明らかに違っていたみたい。あとは上を向きすぎないこと。スクリーンに向かって指したりしていると顔が上を向く。これは喉を圧迫して固めている姿勢で、一番喉に良くない姿勢。その状態で大声を出そうと頑張っていると、あっという間に声がかれる。逆に喉にいいのは軽く俯き加減で喉に力が入っていない姿勢。ということなんので、スクリーン上で指すのは最小限にして、出来るだけ前を向いて見下ろすようにしゃべる。ラップトップを眺めながらしゃべるのが一番良さそう。歌の練習今回も一人なので、Fatimeのアリアの続き。時間が結構あいてしまったので、取りあえず最初からやったところまでの確認と言っても、家でまったく復習も練習もしなかったので、テキストがまだ完全に入っていない。ゴメンナサイ、試験が終わったら真面目に練習しますテキストの分配が妙な箇所がいくつかあって、なかなかうまい具合に乗らない。いや、テキストがまだ馴染んでいないだけこの曲、そんなに長くはないんだけど、Aが割と最初の方から出てきて、GやFが当たり前のように繰り返し出て来る。最後の一番盛り上がるところで、Aのロングトーン、しかもテキストが「dich」という厄介な箇所がある。ココでAが出なくって、あー高い、出ないと思わず口に出すとそんなわけ無いじゃないの 発声練習では3つ目のCが出てたんだから。楽譜見るから出ないのよ 楽譜見ないで、母音のAで歌ってみて。そんなこと言っても、出せる気がしないんだよね。っていうか、さっきのあれCだったんだ。あっちの方が低いような感じがするから不思議。楽譜を見ないでもう一度。ほら、出るじゃない 脳の仕業よ。脳がストップを掛けるのよ。アネッテに言われたとおりにやってみると出ないと思った音が出てしまう不思議 【取寄品】ドイツ語発音法 歌唱のための(高折 績)【送料無料】【smtb-u】
June 21, 2011
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これは、2011年5月の記録です。アネッテのレッスン呼吸・発声練習いつものように、ソ、ファ、ミ、レ、ドをハミングで。最初は口を閉じたmで、高い方に行くと口を開けてngで。筋肉が使えていないと、必ず、ちょっとクシュクシュッやってみて、と言われる。実際には子音だけで、ksch、ksch、とお腹の筋肉を使って息を吐き出す練習。実は毎回のように言われるんだけど、毎回のように言われないと忘れてる意識しないと、日常生活の中でお腹の筋肉は全然使ってないってこと。レッスンを始めてもう1年経つっていうのにそれを今回は、丸椅子に両手をついて背中をかがめてやった。お腹の筋肉が動いているのがよくわかる。その姿勢のまま発声練習を続けて、しばらくしたら普通に立ち上がり、筋肉を同じように使いながら、動くのを感じなら発声練習を続けた。あなたちょっとまっすぐに立ちすぎる傾向があるのよね。そうそう、っていうか背中を反り気味にするくせがあって、立ち続けるとすぐに腰が痛くなる。足はそんなに突っ張らないで、上半身は少し前屈み気味にして。上半身の筋肉を使わずに、お腹から下、下半身の筋肉の張りを使って歌うのよ。上半身はリラックスさせないと。歌の練習今回もオットが一緒に来られなかったので、Fatimeのアリアの練習以前からよく、音程が下がっても支えをキープしたままで、響きを保ったままで、同じ場所で、水平に線を引く様に、水平に広がっていくようにと言葉を変えながら注意されるんだけど、ようやくなんだかちょっと感覚として分かった気がする。同量な感じになるのね。そうそう!じゃ、もう一度思いっきりダメな例をやってみて。アネッテはよく注意して直した後に、もう一度駄目だった歌い方をさせる。いつもは訳も分からずやってるんだけど、今回は少し感覚がつかめていたので、思いっきりダメダメないつもの歌い方で歌ってみた。やってみるとどこがダメなのか、さらによく分かる。あまりにダメダメすぎて、二人して吹き出してしまったそうか、この教え方、本人がどこがダメなのか気づくとすごく効果があるのね。逆に言うと、本人が分かっていないとあまり効果がないかも。もういいわ。じゃ正しい歌い方で。DVD 息から声へ マリアの呼吸法
May 31, 2011
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これは、2011年5月の記録です。ミセス・ウールのレッスン前回、予告していたとおり、肺に良い呼吸法についての古い本を探しておいてくれた。以前レッスンしていた生徒さんで、やはり肺・気管支系に問題を抱える人がいて、その人のレッスンのたびにこの練習を繰り返していたら症状が軽くなったということだった。その本に書かれている呼吸法の練習から細い棒を体の前で肩幅で持つ。鼻で息を吸いながら腕を伸ばしたまま頭の上に上げる。息を5秒ほど止めたあと、口を開いて息を吐きながら腕を、棒が頭の後ろに来るように耳の後ろに下ろす。これが基本姿勢。胸が大きく開いた状態で胸全体を使って呼吸ができる。練習1 呼吸を静めて整える鼻から息を吸って、5秒ほど止め、口を開いて息を素早く吐き出す。息を吸い込む時には、胸だけ、お腹だけではなく、脇も外に膨らむようにする。練習2 深く呼吸するストローで吸うように小さく開いた口からゆっくりと息を吸い込む。いっぱいに吸い込んだら5秒ほど息を止めて、口を開いて素早く一気に息を吐き出す。練習3 息を長くもたせる鼻で息を吸い込んだら5秒ほど息を止め、口を小さく開いて2秒息を吐き、2秒息を止め、2秒息を吐き、2秒止め、を空気がなくなるまで繰り返す。棒を持ったままだと腕が疲れてくるので、途中から棒はなくした。胸を大きく開いている状態をキープするために、腕を背中に回し、肘の高さで片方の手でもう反対の腕をつかむ。歌の練習Sebben crudeleを2~4小節のワンフレーズずつ区切って新しい呼吸法を意識しながら歌っていった。フレーズが終わった時点で残っている息を吐き出し、お腹の筋肉を一度緩めることを意識しながら練習した。お腹の筋肉を緩めると同時に息を吸い込んでいることに、気付いた。ミセス・ウールにも何度も指摘されて、自分でも精一杯その点に集中して歌ってみた。ほとんど息が残っていなくても、とにかくお腹を緩めたら吐き出す、それからお腹を締めて歌い出す。すると、ずっと楽に歌える息が長持ちするし、声が薄くなることもなく、フレーズの最初から最後まで芯のある声が出ていた。これは、、、水泳と一緒だ小学校の頃、水泳が苦手だった。息がなくなるのがコワくて、頑張って顔を出して息継ぎをしようとすると水が入ってくる、息が全然入ってこない、コワイから慌てて立つ、で、10mも泳ぐことが出来なかった。大人になったある日、たまたまTVで泳げない人についての話をしているのを見ていた。泳げない人は大抵、一生懸命息を吸おうとする。まだ空気が肺に残っているのにさらに吸おうとするから入ってこなくって当然。逆に息を吐くことに集中しなければいけない。息継ぎで顔を上げたらまずは残っている息を全部吐き出すこと。肺の空気がなくなれば、後は自動的に入ってくる。まさしく目からウロコさっそくプールに行って試してみたら、ウソのように楽々25m泳げてしまった。なーんてことを思い出した。 声の呼吸法 美しい響きをつくる (平凡社ライブラリー) (新書) / 米山文明/著
May 31, 2011
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これは、2011年4月の記録です。今年もイースター・ミサのはしごが終わった8時20分にS村の教会集合、Einsingenというか最終チェック。8時45分からミサ。今日の司祭は、最近S村のミサをよく執り行う、既に現役をリタイアしているS氏。いつもサクサクときっちり1時間でミサを終わらせる人だけど、今日も滞り無く進んだGounodのミサ曲も大きな事故もなくいつも通り、間違った音を歌う人も間違う箇所もいつもと同じだった強いて言えば、オルガニストがテンポが遅れがちリズムが乱れがちだったこと、コーラスは指揮者の腕の振りに合わせいつもと同じくらいのテンポで歌っていったので、始終オルガンの伴奏が後から追いかけてくるような状態だったこと楽譜ではSanctusとAgnusDeiの間に入っているO Salutaris Hostiaを、AgnusDeiの後のKommunionの前に歌うことになったんだけど、これで混乱が起きた指揮者がオルガニストとコーラスに次はAgnusDeiと指示を出し、オルガニストもAgnusDeiのページを開いたにも関わらず、O salutarisの前奏を弾き始めた指揮者が慌ててオルガニストに近づき何やら小声で指示を出し、オルガニストはそのままキリの良いところまで弾いた後で、AgnusDeiに切り替わった。このミサ曲を知らない人なら気がつかなかっただろうこの辺の臨機応変な対応はさすが教会オルガニスト。通常はミサにリハーサルなどしないので、ミサ中って意外に小さな混乱や事故が起こるもの素早く収集をつけるのはオルガニストの器量に掛かっているしかし、この混乱がコーラスにも伝染男声だけが歌い始めて後から女声が同じ旋律を歌い継ぐところを、ソプラノの一人が男声と一緒に歌い始めてしまった3音くらい歌ってすぐに気がついて止めたけれど、たった一人とはいえ、男声に女声が一人だけ混じるとこんなに目立つんだなあと、妙に感心した司祭とMinistrantenの退場を待たずに教会をそっと抜けだしたのが9時50分。車の中でオットと話をしていてた、何と話し声がカレ気味だったGounodのミサ曲は音域自体は大して高くない。ほとんどの曲が最高音はEで、Sanctusに1度Fが出て来るだけ。曲自体も難しいわけでもないし、この後にモーツァルトのミサ曲が待っているのでできるだけ軽く歌ったつもりだったのにもともと風邪が治りきってないし、ここ数週間は花粉がガンガン飛んでるせいだろうか。朝も早かったし、満足にEinsingenしないで歌い出したから?家で軽く声出しして行ったのにこれじゃAgnusDeiの最初の音(G)は絶対にでないな。そうでなくても、最後に来るAgnusDeiはいつも声がギリギリだからK町は10時に集合でEinsingen。途中自宅でトイレ休憩したので、K町教会に着いた時には既にEinsingenというか最後チェックが始まっていて、既にCredoを歌っていた。ソプラノ、アルト、バスソリスト達は毎度おなじみの面々。テノールは今回お初だった。ドイツ人にしてはあっさりした顔立ちの小柄で痩せ型の人で物静かそう。第一印象だけだと、え、この人本当にテノールソリスト?って感じ↑失礼しかし、AgnusDeiでお声を聞かせて頂いて納得。素敵じゃないですか~パヴァロッティのような、オラオラ~、俺様の美声を聴け~ってタイプではない(←あくまでも歌声からのイメージです)ものの、しっとりと控えめだけど、きっちりとイイ仕事しますっていうタイプ。しかし、最高音のGではさすがにちょっと逃げてましたね。少しファルセット気味にして確実に歌う方を取りましたよね。聞き逃しませんよま、チャレンジしてひっくり返るとカッコ悪いもんね。何年か前に演奏した時、当時のテノールソリスト氏は果敢にチャレンジして見事に声がひっくり返り、非常に悔しがっていたのを思い出した。と言っても、失敗したのはゲネプロで、本番では見事に成功したんです。あれはカッコ良かったなあミサは10時半から。Kyrieは良かった。歌い終わった瞬間、あー、キレイに決まったなあと思えるくらいに良かったGloriaも。ま、コレはいつものこと。ここでお祈りを挟むのでコーラスも休憩状態。あっちこっちに場所を見つけては腰掛けてリラックスする。これがクセモノで、この後に入るCredoは毎回グダグダになるCredoは大体において曲が長く、真ん中あたりのソロで変調してテンポも遅くなり、それをコーラスが受け継ぎ、また調とテンポが元に戻る。その他にも、ソロが入りコーラスがそれを受け継ぎという箇所がいくつか出て来る。歌っていて一番面白いのもたいていはCredoなんだけど、一番音取りが大変なのも、本番で決まって事故が起こるのもCredoなのだ。今回も、オケとコーラスの息が合わず、オケが薄くなり、コーラスも何だか薄くなり、という箇所があった。あと、ゲネプロの時から気になっていたんだけど、真ん中のGから上のGへの跳躍のところ、他の人誰も歌っていない気がする。いきなり自分の声だけ裸にされるみたいで、毎回すっごくコワイ。どんどん自信がなくなってきて歌いたくなくなるのを我慢してエイヤッと歌う。そうなるとドキドキしてもう歌っていても楽しくない。自信がなくなる、楽しくない、と言えば、K町だけでなくS村でも。高い方のEやFを歌っていて、自分の声が周りから聞こえてくる他のソプラノさんの声の若干上を行っている時。差にして多分1/4音もないくらいなんだろうけど、ほんの少しの音の高さでニュアンスがガラっと変わるので、声が混じり合わずにものすごく目立つ、気がする。あれ、高すぎるのかなあ、いやそんなはずないんだけど、でもパート内で音が違うのってカッコ悪い、どうしよ~、、、と思いつつ、もう出ちゃってるので調整のしようもない。歌のレッスンで、ミセス・ウールから音程が高めになる傾向にあると指摘されて以来、自信がない。こういう時、指揮者がちゃんと声を聴いてコメントしてくれればいいのになと思う。音程認識学習におすすめ!音階時報時計 「グランソルフェ」 M-446
April 24, 2011
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これは、2011年4月の記録です。K町教会コーラス、イースターミサのゲネプロMozart Missa brevis B-durいつもの立ち位置を確保すると、ソプラノのおば様から、もっとこっちに来て頂戴と呼ばれ、コーラスが固まっている方へ移動した。すると、オットから常々愚痴を聞いていたテノールのメンバーD氏が、真後ろにいた。これは、、、相当辛いゾ彼は、K町の教会コーラスに参加し始めたのが去年の秋ごろ。クリスマスの時には既に一緒に歌っていた。しかし地元の教会コーラスや私たちが住んでいる町の男声コーラスにも長年参加しているコーラス人。音程は取れているけど、高音域では若干低い。しかも音符の長さやリズムを丸無視。だから休符のところでも歌い終わってなくて、一人だけ歌っていたりするそれに加えて、長年の喫煙とウィスキーで潰れたしゃがれ声にもかかわらず音量だけは誰にも負けない1曲歌い終わるたびに、指揮者がテノール!!!遅れるな、女声は正しいテンポで歌っているのに、テノールだけが遅れると目立つ!!テノール、音の長さやテンポがあってないから、休符の箇所まで歌ってる!!と指示を出す。一応テノールとは言いながら、実は完全にD氏に向かって言っているのが誰の目にも明らか。なんだけど、こういう人に限って自分のことだとは思わないものそれでも、音やリズムを確認しながら2度、3度と繰り返すと、少しずつテンポが上がってきた。でも、2日あいて本番になるとまた同じことの繰り返しなんだろうなあ。私は、どうも歌いにくいので、歌いながら少しずつ移動して、いつものオルガン前面の立ち位置を確保そこはコーラスの固まりの一番端っこ、オルガンがあるから後ろに人が立つことがないし、指揮者もよく見えるし、オケからも適度に距離が取れるし、何よりもソリストの声をすぐそばで堪能できる、私にとっての特等席だ。コーラスの人達では端に立ちたがる人はいない、だからいつも私だけの指定席このミサ曲は、Benedictusの大部分がソプラノのソロ。Mozart - Missa Brevis, KV 275 (2/2)これを聴けるのを楽しみにしていた。いつか歌ってみたいなあ音楽史の中のミサ曲
April 23, 2011
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これは、2011年4月の記録です。S村教会コーラスのプローベイースター日曜日のミサで歌うのはGounodのミサ曲。私とオットは、K町教会コーラスで既に2回出番を経験済み。ハーモニーが分かりやすく、メロディも簡単で歌いやすくて、しかもキレイなミサ曲なので、S村でも歌えるはず、とプッシュしたのが去年の夏過ぎ。本当はクリスマスのミサにって推したのに、ムリムリ間に合わないという指揮者の判断で、イースターに向けて半年以上も掛けてゆっくりと音取りをしてきた。いつもいつもやっつけ仕事のS村にしては珍しいと言っても、普段は何十年も歌ってきているレパートリーをさらっているだけで、新しいミサ曲を一から始めたのはずいぶん久しいことなんだろう。1月2月とプローベを休み、3月に入って久しぶりにプローベに出てみてビックリした。そうして半年以上も時間を掛けて少しずつ繰り返し繰り返し音取りをして来たというのに、やっぱり音が取れてないソプラノ以外のパートがハモリの部分で音が取れないのはまだ分かる。この曲は、アルトとソプラノ、テノールとバスが平行に歌う箇所がいくつも出てくるので、旋律自体は簡単でも、ハモリを歌う方がついついつられてしまいがち。でも、ほとんど主旋律ばかりを歌うソプラノが音を取れないというのがどうしても理解できないこのミサ曲は男声のソロがかなり多く出て来る。結果として、男声のソロを受け継ぐ形でソプラノが主旋律を歌う箇所が多く出て来る。その最初の音が取れない。ちょっとした跳躍が出て来るとその音が取れない。楽譜では音程が下がっていく部分で逆に上がっていく何でだろうと思って楽譜を眺めるてみて、わかった。ハーモニーを作ってるテノールと一緒に歌っちゃってるのねま、テノールはたった一人だけど、ソプラノの真後ろで声だけはでかいしね。つまり、まったく音符を読まずに、テキストだけを目で追って、周りから聞こえる音に合わせて適当に歌っているってことね今さらながら、もどかしい。ここの音がどうしても取れないとブーたれる言うので、楽譜を見せながら、この音は直前のテノールの音をそのまま取れば良いんだよ、とか、アルトと一緒だよとか説明しようものなら私、楽譜読めないのよおと言い訳される。いくら楽譜が読めなくたって、オタマジャクシが五線のどこにのっかってるかくらいちょっと目を開いて見れば分かるだろうに、と文句の一つも言いたくなる。・・・言わないけど怖いもん結局、正確に楽譜を覚えようとか全体の構成をきちんと頭に入れて出だしを逃さないようにしようとかいう意識が全く無く、自主的に歌わない人ばかりなのだということを改めて思い知らされるコーラスの指揮者は、多少音が間違っていてハーモニーが崩れていても気にしないくせに、とにかく言葉の発音に対する注文だけは細かい。MiserereのSは無声音のキツイSじゃなくて、有声音の柔らかいSだというのは分かる。しかし、最近よく注意を受けるのが、IやEをハッキリ美しく発音する、という点。この指揮者の言うハッキリ美しく発音するというのが、どうも話し声の時の口を横に広げた形で発音される音であるようなのが、最近どうも引っかかるコレに対して、歌のレッスンでは両方の先生に、響きが一定になるように口の開き方に気をつけろ、口を横に開くな、と毎回さんざん注意を受けている。さすがに毎回同じ注意を受けているので、最近ではコーラスで歌っていても、口を横に開くことへの抵抗を感じるくらい。つまり、歌う時の口の形が変わってきている。だから指揮者は、ソプラノ、と言いつつも、私に向かっていってるんだろうなあ舌の形で出来るだけキレイな発音ができるように気を使ってはいるものの、どうしても丸みが掛かった発音になるのは避けられない。キレイなIやEを発音するために口を横にひらきすぎて、悲鳴のような平ぺったい発声になったり、ピッチが下がったりしないように、どこかでつじつまを合わせなければならない。大体において、高い音にIだのEがあてられている場合、正確に音を出すためにも口の内部を縦に広げる必要があるのは仕方ないだろうと最近は開き直りつつあるんだけど。指揮者がそういうことも含めて指導してくれればいいのに。理解が深まり、さらにハイレベルな「ミサ曲」が歌えるようになります!ミサ曲ラテン語教会音楽ハンドブック
April 23, 2011
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これは、2011年4月の記録です。ミセス・ウールのレッスンEinsingenの練習を五線譜に書き留めたモノを用意してくれた。実はレッスンを始めてしばらく経った頃、もし家でも練習したいのならば、発声練習のメニューをノートとかに書き留めても良いのよ、と言われた事がある。遠回しに、書き留めて復習するくらいのヤル気を見せろと言われたんだと思うけど。それで5線譜ノートを持って行こうと思って町の文房具屋で探したんだけど、見つからなかった。日本だったら学校用品コーナーに売ってそうなものなのに。5線譜ノート購入を早々に諦めて、現在に至る。なので、ミセス・ウールからコピーした紙を渡され、正直なところ後ろめたかった。大人の片手間の趣味だから許してくださいと、思わず心の中で言い訳してしまうんだけど。申し訳ないなあ。その後、紙に書かれている発声練習メニューを一つ一つ説明してもらいながらやってみた。全部で8つ。・喉をリラックスさせるための練習・マスケの響きを使う練習・口の形を変えずに響きを保ったまま舌を使って発音する練習・高音域の練習・支えをバネの様に使う練習・低音域の練習・色々な母音を同じ響きで歌う練習と盛りだくさんで、これ全部真面目にやったらタップリ1時間近く掛かりそうなメニュー。この中でも、最初の喉をリラックスさせるための発声というのが、特に印象的だった。ドからソの間を、音階を無視して擦り付けながら上がり、ソで少し伸ばしてから、また音階をまったく無視して摺りつけながらドに下がってくる。これをju(ゆ)で。母音のUは一番健康的な音であるとのこと。半音ずつ音を上げながら繰り返す。ロゴペーデ(言語・発声治療の専門家)は、この発声をさせることで、その人の声帯がきちんと機能しているのか、閉まるのかどうかを聞き取る事ができるらしい。何往復かしていたら、痰が上がってきたので咳払いをした。風邪が治りきっていないせいもあるけど、声を出し始めると必ず痰がからむ。歌い方がまずいせいで喉を痛めつけているのだろうか。すると、そうそう、この発声練習をするとね、カエルが上がってくるのよ。↑ドイツ語で痰が絡むことを、喉にカエルが居ると表現する。でもね、そこで咳払いしちゃダメ。上がってきたらそうっと飲み込んで。咳は声帯に取ってはハンマーで打っ叩かれているのと同じくらいの衝撃を与えるから良くないのよ。すごーーーーい。この練習、これからプローベの前にやろうっと。このメニュー、やりたくなった時に自宅でも一人でできるようにね、とのこと。これはつまり、自宅でもちったあ練習しなさいよっていう事ですね。しかも、別に一度に全部やる必要はないのよ、という暖かいダメ押しお言葉付き。すみません、もう少し真面目になります(気持ちだけは)。ちょうど今週末は教会コーラスの出番で歌うんです。Einsingenをまともにやってもらえないから、いつもレッスンの時の発声練習を思い出しながら家で少しやって行くんですよ~。今回はコレでやって行きますね。と、精一杯の点数稼ぎ(?)レッスンの発声練習を思い出しながら真似してEinsingenして行くのは事実ですが。ところで、と歌の話になり、今までずっとイタリアの古典歌曲をやってきたけど、ロマンチックとか興味ある?例えばシューマンとか、また全然違った感じでね。そうするとドイツ語だけどね。あと、イギリスのP…っていう作曲家知ってるかしら。オペラをいくつも書いた人で、ソプラノとアルトのデュエットなんかがあるんだけど。デュエットだと、各自が自分の旋律を正確に歌わなければならないし、それ以上にイントネーションにも気を使わなければならないし、それからボリュームに気をつける事も必要だから、良い練習になると思うのよ。それで私と一緒にデュエット歌ってみるとか。あなたが退屈しないようにね。退屈だなんてとんでもない、イタリア歌曲はキレイだし歌いやすいのでとても気に入ってるんですけど。でも、新しいことにも興味があるから、何でもやってみたいです。ミセス・ウールとデュエットできるかも~ロマン派時代の宗教的歌曲集(ドヴォルザーク、メンデルスゾーン、ヴォルフ、レーガー) ベル...
April 21, 2011
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これは、2011年4月の記録です。アネッテのレッスン。オットと歌うブ・ハッサンのデュエットの初合わせ。というか初めて、オットと一緒に歌のレッスンを受けました。アネッテから、もう合わせて歌ってみた? と聞かれ、即座に まだ~、今日が初めて。すみません、不真面目な生徒で。でもさ現実的な問題として、私は伴奏なんて弾けないし、伴奏(というかピアノで同じ旋律を弾くヘルプ)がなければオットは歌えないだろうし、CDに合わせるとテンポが早過ぎるし、Finaleに打ち込むには音符が多すぎるし(←ものぐさ)普通に仕事をしている社会人のド素人にはなかなかハードルが高いです。というわけで、部分的に区切って、最初はそれぞれの旋律を別々に確認して、合わせて歌うという作業を繰り返していった。テノールの旋律はやはり難しいところが多いので、アネッテがピアノでテノールの旋律を弾く。ソプラノパートはテノールよりは簡単なのでCDを聴きながら歌う分にはまったく問題はない。でも、オットが真横でよく通る大きな声で歌うとCDとはまた違った迫力があって、圧倒される。大体においてテノールが事あるごとに逆を行くので、最初に合わせる時は特に、気を抜くとすぐに見失ってしまった。最初の頃は、オットも遠慮して小さめの声で歌っていたらしい。私の声をかき消してしまわないようにと、彼なりに気を使っていたに違いない。すかさずアネッテから気を使って押さえ気味に歌っているんなら、そんな必要ないわよ。音域が高い分、彼女の声はちゃんと通って聞こえてるから。と指示が飛び、すぐにボリューム全開に。ホントに?ホントに私の声通ってる???今回は2/3くらいしかできなかったので、2週間後にもう一度、二人でのレッスンを受けることにした。あああ、マークのおしりを叩いてやらせなきゃあ。マークったらね、前回自分が全然出来なかったっていうのを気にしていて、練習したがらないのよ。あれ?練習してるって言ってたのに??他にもデュエット曲があるじゃない、それも歌ってみる??そうだ、テルツェット(ソプラノ、テノール、バス)があるじゃない、それなんかどう??あああああ、それ、面白そう!!あ、それよりも、男声コーラスと男声ソロが一緒に歌う曲があるんだけど、面白い曲なの。Geld, Geld, Geld!(金、金、金!)って始まるんだよ。あらそれ、指揮している男声コーラスにやらせてみようかな。この夏は、歌劇Abu Hassanの上演ができるかも・・・??【送料無料選択可!】コルネリウス: 歌劇「バグダットの理髪師」/ウェーバー: 歌劇「アブ・ハッサン」
April 19, 2011
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今年もまたこの時期、復活祭がやってきた。↑というか、実際には今日、月曜日で復活祭も終わりました。しかし、今年は遅いなあ。復活祭が4月の後半に来るなんてここ数年、復活祭とクリスマスはS村とK町の掛け持ちで、直前の週はプローベ・ゲネプロそれにミサの出番が集中している。もちろん今年も。日曜日 S村枝の主日のミサ(出動)月曜日 S村教会コーラスのプローベ火曜日 K町教会コーラスのプローベ金曜日 午後:K町聖金曜日のミサ(出動)、夜:K町教会コーラスのゲネプロ土曜日 S村教会コーラスのゲネプロ日曜日 S村復活祭日曜日のミサ(出動)、K町復活祭日曜日のミサ(出動)さらに、月曜日はアネッテのレッスン、水曜日はミセス・ウールのレッスン歌三昧の一週間。
April 17, 2011
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ご無沙汰しております。3月に入って、個人的なバタバタは収束したものの、もともと忙しいのにいつものごとく突然仕事で追い詰められ、さらにバタバタしていました。それも何だかボスの気分一つで(?)何となく有耶無耶になり、復活しようかなと思っていたタイミングで、東日本を今回の大地震-大津波-原発事故という大災害が襲い、文章を書く意欲も今まで書いた走り書きをまとめる意欲も起こらずに、また時間が経ってしまいました。日に日に大きくなっていく犠牲者の数と一向に減少しない行方不明者の数に、その被害の甚大さに呆然とする日々でした。亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、行方不明の方々が一日も早くご家族と再会出来ますように。現在避難所で生活されている方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の皆さんが心穏やかに過ごせる日々が、一日も早く再び訪れますように。地震発生以来、毎日毎日NHKのニュースや記者会見をニコニコ生放送でチェックしています。このサービスはとても有り難いです。ニコニコ動画のアカウントは以前から持っていたのですが、ほとんど利用することはありませんでした。しかし今回、地震のニュースをドイツのラジオで聞き、自宅について真っ先にチェックしたのがニコ動でした。ニュース番組のビデオがアップされていればいいなという程度だったのですが、NHKのニュースをライブで流していて驚きました。記者会見の生放送はもちろん、既に終了した生放送も過去ログの中から観ることができるのですね。これは本当に助かります。ドイツのニュースでも地震発生から連日取り上げられ、被災地の様子や特に原発事故の状況が伝えられています。日本とドイツのニュースを毎日両方チェックしていますが、双方の温度の違いというか対応の違いが非常にハッキリしています。ドイツではチェルノブイリ以降で最大の原発事故が発生、チェルノブイリに匹敵する惨事に発展するおそれがあると、最初の段階から非常に悲観的に繰り返し伝えています。専門家を招いて予測される限り最悪の事態について聞き出し、原子力発電所の危険性を重ね重ね強調しています。ドイツのニュースだけを見ていると、もうこの世の終わりとでも言うような語調に、本当に恐ろしくなります。それもそのはず、多くのドイツ人中では、チェルノブイリ原発事故の記憶がまだまだ生々しく残っているようです。何百キロも離れたこの森深い地域でも、ほうれん草が出荷停止になったり、事故の後数年間はドイツ人の大好きな森でのキノコ採りが禁止されたそうです。目に見えない放射能汚染の不安を日常生活の中で感じた経験からこその反応なのでしょうか。逆に日本の政府関係、東電関係の記者会見を見ていると、決して多いとは言えない情報が淡々と発表されています。日本政府や東電の対応は、ドイツのメディアで盛んに批判されているように、情報規制されているせいで実際に何が起こっているのかがよく分からないという点は否めない気もしますが、とにかく市民の集団パニックや周辺大都市の大混乱を未然に防ぐという政府のスタンツが見える気がします。事故発生以来、友人や知り合いから家族の安否や日本の様子を聞かれます。犬の散歩に出ていて、通りがかりの知らない人から声を掛けられたりもします。みんな本当に心配してくれて、思いやりのこもった言葉を掛けてくれます。幸いに私の家族や友人たちのほとんどは東京周辺にいるので、無事です。そう言うと、みんな自分のことのように大喜びしてくれて、それはそれでとても有り難いことなのですが、原発事故がまだまだ予断を許さない状況では、私自身が心の底から安心できないので非常に複雑です。それに予断を許さない原発の状況を話して聞かせるのも回数を重ねるごとに気が重くなり、人に会うのが少し億劫になっています。一日も早く原発事故が収束に向かいますように。そして一日も早く、現場で危険に身を晒して作業に当たっている方々全員が無事にご家族の元へ帰れる日が来ますように。最後にドイツにお住まいの方で、義援金という形で協力したいけどその手段で迷っているという方がもしかしたらいらっしゃるかもしれないと思いから、ZDFの寄付金に関するサイトのリンクを張っておきます。Spendenkonten ZDF の Erdbeben in Japan
March 22, 2011
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2011年3月の記録です。この記事、書いておいてアップしてなかったんだな~(笑すっかり忘れてた。・・・・・・あっという間に3月になりました。いきなりフェイドアウトしたのが1月?2月?でしたが、かなりプライベートで切羽詰まってまして。どのくらい追い詰められてたかっていうと、コーラスのプローベをすべて(泣く泣く)サボり、歌のレッスンまでお休みし、ガイゲに触る余裕もなく、ごくわずかの友人以外とのコンタクトもなく、朝も夜もなくPCとにらめっこする日々でした。あ、仕事は行ってましたけど。仕事に行くまでのわずか15分から30分もファイルを開き。忙しいのに、一切残業はせずに、定時が過ぎると即効で退社。そのまま大学の研究室に行って、11時半まで人気のない研究室でPC2台を独り占めしてにらめっこ。家に帰ってからまたその日の作業のチェックやまとめや翌日の準備。久しぶりにここまで詰めて働いた(?)なあというくらい、密度高い日々でした。もうダメかな、と毎日毎日思っていたけど、何とか、締切りに提出出来ました。苦節◯年の論文。奇しくも世間は、zuGutenberg氏(ポストは日本語で言うと防衛庁長官という感じでしょうか)の「博士論文は新聞記事や連邦政府の調査委員会報告書を(引用せずに)まるまる書き写して提出したんだけど、今になってバレちゃったよ~」事件で大騒ぎ。↑最初は適当にごまかして有耶無耶にしちゃえと舐め腐った態度でしたが、世間の批判と追求があまりに長く激しく続いたため、退陣を強いられました。もちろん、博士号は返還。を、本人が表明した後に大学側から剥奪されました文献リストを丸一日かけて丁寧にチェックしなおしましたよ。そのせいで土曜日から日曜日にかけてほぼ徹夜。日曜日の夜からようやくプリントアウトを始めて、結局終わったのが朝の5時。あらかじめ9時に持ち込んだら11時半までに製本してくれると約束していたコピー屋に、時間通りに届けて、11時に引取りに行って、11時半に提出。余裕を持って提出するつもりだったのに、やっぱりいつもどおりのドタバタ。しかも、結局指導教官にすべてをチェックしてもらう時間が無かったので、取りあえずプリントアウトして製本して提出したというだけで、合格する自信は無く。というか、もう落ちてもいいからとにかくこれ以上続けたくない、区切りをつける意味で提出しました。ヤメたいヤメたいと思いつつ、指導教官や友人たちが励まして応援してくれるので、踏ん切りがつかず、結局時間ばかり経ってしまったのが最大の失敗。点数がついて講評が戻ってくるのが何とも憂鬱だけど、もう論文書かなくていいというのは非常に気楽です。良かった、良かった。ようやくギリギリ提出できたと思ったら、セーブしていた仕事の方がちょっと詰まっていて、今度は仕事でいっぱいいっぱい。でも、コーラスのプローベにも行けるし、歌のレッスンにも行けるし。元気です。
March 5, 2011
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これは、2011年3月の記録です。アネッテのレッスン12月の発表会の後、クリスマス前で忙しかったのでお休みして、1月に入ってからは締切りがいよいよ迫ってきたせいでお休みし、、、実に3ヶ月ぶりのレッスンだった。提出したその日の夕方17時。土曜日から月曜日まで、睡眠時間3時間ほどで体はフラフラで、頭もボーッとしながら妙にテンションが高いという状態。ほとんど寝てないよ~そんなんで声出るの??取りあえず、いつもどおりハミングから。寝てはいないけど、疲れているせいか、体に妙に力が入ることなく割と楽に高音まで出た。逆に体が固まらなくっていいのかも。あら、出るじゃない歌の練習マークとあのデュエットを続けて練習してたのよ。あなたのこと聞いてたわよ、どうなってるんだ?って。まだどうやらマークさん、あの曲を完全に歌う気らしいですやったーーーーー!そう来なくっちゃ。次の発表会の予定はまだ組んでいないけど、夏ぐらいに考えているとのこと。でもあなたはもうあの曲最後までやったのよねということで、私はテノールとのデュエット曲の音取りを始めた。デュエット4番、AbuHassanとFatimeのデュエット。この曲は、テノールにもソプラノにも16分音符がダーッと並んでいる箇所があって、CDを聞いているだけではそこの音が取れなかった。テキストの分配が不自然で、息継ぎのできそうな箇所があまりなく、一つ一つ確認しながら歌っていった。子音は口先で発音して、口の中の空間を潰さないこと。
March 2, 2011
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これは、2011年1月の記録です。ミセス・ウールのレッスン金曜日にあったアンサンブルのプローベについて別に問題なかったわよね?ソプラノは安定してたわ。確認する必要ないわね?以上。今日はもう一度全曲さらうのかと思ってきたんだけど、拍子抜けした。ドレミファソファミレドをm-i-n-i-m-i-n-i-m-i-n-i-m-i-n-i-m-iで。これは、前回に引き続き、mとnを鼻でしっかりと響かせる練習ドソミドミソドソミドをGuteNachtで。Gu-teNa-chtGu-teNachtこれは、母音U-E-A-U-E-Aの響きを統一する練習。o-i-o-i-o-i-o-i-ooの口のままで響きを保ちつつ、舌の動きだけでiを発音する練習lojolojolojolojolojo(ろ-い-よ-ろ-い-よ)で。これも舌の運動。次はお馴染み、ドミレファミソ・・・を、lojolojoで、1オクターブ往復音を正確に出そうとして、特に一番上の音に近づくと、体が緊張してしまうクセがどうしても直らない。すかさずミセス・ウールから指摘が。一番高い音のところで頭が動いてたわよ~。体をもっと柔らかくして。腕を前後に振りながら、膝も屈伸しながらやってみて。するとすぐに、自分でも分かるほど声が柔らかくなって響きが深くなった。本当に声って不思議。って、どれだけ体固まってたんだそして、気がつくといつの間にか、高音域開拓・限界に挑戦のコーナーに入っていた。振り返ってみると、久しぶりですね、このコーナー。母音を色々変えながらチャレンジしてみて、最終的にはCで挫折。なんで止めるのっ↑毎回言われてますHまではキレイに出てたのよ。Cだって勢いでいけば絶対に出てたのに。それどころかもっと上が出るように聞こえたわよ。自分の最高音域、どうも好きになれません。ガイゲのE線と似てる。細い金属的で耳障りな声。憧れるのは、深みのある暗めの声。、、、高音を出す時の最大の障害は自分の脳の制御機能、ということか。いつものようにひと通りやったところで「もる」をやったことあったかしら?もる?って何ですか?今までのはdurでしょ。じゃなくってmoll音階。あー、moll、短調のこと。ありません。それじゃ、今日はmoll音階を歌ってみましょう。durばかりじゃなくって、たまには違う音階を聞いて音感の練習にもなるから。moll音階にも色々あって、まずは基本となる音階、それからハーモニックなmoll音階、それにメロディックmoll音階と、ミセス・ウールがまずピアノで音階を弾いてくれた。ええええ、なんかまったく馴染みのない音階で、即座に真似る自信がありませんが??この3つの中から、ハーモニックmoll音階を歌ってみた。durとはまた違った感じ(当たり前です)で、ドラマチック?叙情的?で雰囲気があってイイ感じ。最後の3音がオリエンタルな感じじゃない?1往復(1オクターブ上がって下がる)ごとに、半音上げて。最初はこわごわ、ミセス・ウールが弾いてくれるピアノのを音を聴きながら、途中から最初の音しかもらえなくなって、自分で音を探す。不思議なことに、ドミレファミソ・・・のオクターブ往復なんかをやっている時は、下りてくる時の方が難しくっていつも自信がないのに、moll音階の時には下りてくる方が簡単だった。やればなんとかなるもんだ初/中級 12キーのメジャーマイナースケールをマスター。VOLUME 24 - "MAJOR & MINOR"
January 24, 2011
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これは、2011年1月の記録です。とうとう注文してしまった。録音機。さんざん悩んだ末、ほとんど気持ちはOlympusのLS-11で決まっていたんだけど、【Joshinは平成20/22年度製品安全対策優良企業 連続受賞・プライバシーマーク取得企業】送料0円製品の比較テストを行っているサイトのリポートを読んで、2010年のイチオシになっていたTascamDR-2dに決めてしまった。ポイント5倍セール!※一部商品を除く期間:1/24(月)10:00~2/1(水)23:59【送料無料】タスカム T...届くのが楽しみ、と同時に、決して安くはない買い物であるだけに、ああああ、コレで良かったのかなあとちょっと不安日本に住んでいたら間違いなく違う機種を買ったと思いますけどね。ドイツだと日本ほどラインアップが多くないし、日本で売られている最新モデルよりの一つ前くらいしか手に入らなかったりする。そのくせ、高い。ニッポン、すごいなあ、やっぱり。電化製品とかPC周辺機器買うためだけに日本に帰りたいまあ、とにかく、録音機が届くのを楽しみにしています。ミセス・ウールのお教室発表会が2月初めにあるから、許可がもらえたらまずはそれを録音してみたいなあ
January 23, 2011
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これは2011年1月の記録です。ミセス・ウールのレッスン待ちに待ったアンサンブルの合わせだった集まったのは女性ばかり7人うち6人がミセス・ウールの生徒で、アルト3、メゾ1、ソプラノ2もう一人は特別参加、一人の生徒さんの友人でソプラノ兼メゾ。3声で構成される曲ばかり、組み合わせを変えながら全部で5曲を歌う。私が歌うのは、Percke、Kellner+Koch、Trostの3曲で、どれもソプラノパートPercheは最多の6人参加。この曲は分かりやすいカノンで、モチーフが各パートごとに2度繰り返される。曲全体がキレイにまとまった可愛らしい感じ。左隣の人が一緒にソプラノを歌った。ソプラノ始まって、メゾが入り、アルトが入る。アルトが入る直前でソプラノは1小節の休符。入り直した後は、単なる繰り返しではなくて、ちょっと違うアレンジ。フレーズの真ん中に、別の箇所では入らない4分休符が入る。Kellner+Kochはソプラノ2、メゾ1+ミセス・ウール、アルト1この曲はマドリガルであるということが、ミセス・ウールの説明で分かった。たまたま、ちょっと前にAmazonで買ったThe King's Singersのマドリガル・ヒストリー・ツアーがお気に入りでよく聞いている。とても庶民的あるいは牧歌的な曲ばかりで、生活の一こまが目の前で展開していくようにイキイキと歌い上げている。そのマドリガルを自分も歌っているんだと思ったら何だかとっても嬉しくなった。音取し始めた頃は、あまりにも型にはまらないイレギュラーというかリバティなメロディ展開と、しょうもない生活感あふれる内容で、妙なスタイルの歌だなあってウケまくっていたんですけどね歌わない3人が観客となって、一度通して歌った。落ちないように、自分のパートだけに集中して何とか通して歌い終わると、曲の面白さに目を輝かせるお客さん達が。嬉しいものですねえ。なんか、すごく面白かった。口喧嘩してるみたいで。そうでしょ、そうでしょ?でもね、残念ながらディテールが良く分からなかった。orzそうだよね、やっぱり取りあえず一度、テキストを朗読して、ミセス・ウールからは歯切れよくテキストが聞き取れるように、言葉に気をつけて歌うようにと指導を受けて、もう一度歌った。最後はTrost。これは、全体的に静かに渦巻くような曲で、1小節ごとにクレシェンドで始まってデクレシェンドで引いていく、を繰り返すような感じ。そしてところどころに嵐の風がビュッと一瞬吹き荒れるように盛り上がる箇所が出て来る。カノンなので、それぞれのパートが同じモチーフを歌っていく流れで、それぞれのパートがずれながら抑えたり盛り上がったりを繰り返していく。抑える箇所ではしっかりと引いて、盛り上がる部分を歌っているパートがきちんと浮き上がってくるように。低音域でfが付いている箇所はどんなに頑張っても他のパートにかき消される。本番は2月の始め。身内だけの小さな発表会で、家族や友達を招待してって、金曜日の昼間なんですけど?私は仕方ないので休暇を取ったけど。この人達みんな専業主婦なんだろうか?当日は1時間前に集合してもう一度軽く合わせるということになった。【送料無料】ヴォーカル・パフォーマンス・シリーズ ミュージカル&映画音楽 ヴォーカル・アンサンブル曲集
January 21, 2011
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これは2011年1月の記録です。ミセス・ウールのレッスン3週間ぶりくらいで、その間、コーラスの練習や本番を除いてはほとんど歌ってなかったので、行く前にはちょっと緊張した。夏休み中に全然宿題に手をつけずに遊び放題遊んでいて、最後の最後になって慌ててやるんだけど結局終わらないって感じ。横隔膜を使って絞ったりゆるめたりアクセントをつけても、喉は締めたりしないでそのままの練習四分音符と八分音符 を交互に、あああー で。つまり、あーあっ あーあっ あーあっという感じ。喉は管で、息が通るだけ。力を入れて押し出そうとかしないこと。トンネル自体はは、通る車によって広くなったり狭くなったりしないでしょ、それと同じようーん、分かったような分からないような(笑鼻孔に響かせる練習ドレミファソファミレド をminiminiminimini で全然鼻に響かない。息が全然鼻にいかない。もっとmとnを大げさなくらい伸ばしてから母音をつけて。m-in-im-in-im-in-imやnは有声音。練習では、鼻声になるくらいに大げさにやってみる。歌の練習アンサンブルで歌う3曲をミセス・ウールと一緒に2回ずつ通して歌ってみた。何とか、放り出されることなく通して歌えた。Kellnerではやっぱり最後に少し音程が上がってしまった。カノンだから歌っている最中はあまり気づかないけど、最後の音で分かる。っていうか、ラストに向かって高音のロングトーンが続くところで音程が上ずるんだと思う。ま、1/4音以下だから問題ないわよってミセス・ウールは言ってくれたけど、最後の音が微妙にハモらずに、ウネリが聞こえるのはどうしても許せないっ別の声をもっと聞きながら歌えば良いんだけど、単純なハーモニーではなく、3声がそれぞれバラバラに物語を語りながら掛け合いのように時には言い合いのように歌っていく構成なので、うっかり他のパートを聞いていると、入るタイミングや伸ばす長さを見失ってしまう。今の私に出来るのは、他のパートを背景に聞きながら、自分のパートを正確に歌うだけ。他のパートと合わせた練習を繰り返せば、他のパートを聞きながら自分のパートをはめていく余裕も出て来ると思うけど、たった1回の合わせじゃそこまで行くのはムリだろうな。来週はいよいよアンサンブルの合わせの練習楽しみ~【送料無料】コーラス上達のポイント200
January 13, 2011
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楽器屋さんにガイゲを持ち込んだところ、そこのオッチャンを大興奮させてしまった午後。あとはなんだっけな。ああそうだ、指板とネックの接着部分。ここがね、オットが力技で鋸で切り離して塗装が終わってから接着し直したもので、その外科手術の跡が残っている。本人も気にしているので触れないようにしてるんですけどねここもオッチャン、見た瞬間絶句してましたねさらに弦。もちろん、キットに付いていた弦。だって、弦も購入しようと思っていたし。スチールむき出しの弦っていうのは有り得ないと。E線は基本的に処理をしていないむき出しだけど、他の線はアルミニウムとかで表面処理をしているモノなんだとか。でもね。最後に色んな弦を見せてくれたんだけど、スチール弦ならせめてこのレベルというのを開けて見たらば、あれ、この弦もスチールむき出しだとのことでした。おい。で、ブランドをいくつか見せてくれたんだけど、いくら粗悪品と言っても取りあえず今の弦も音が出るみたいだし、そんなに高くないスチール弦に付け替えるのが意味があるのかどうか疑問に残るので、このまま2ヶ月とか半年とか弾いてみたらどうですか、と。それで満足いかなくなったらそれからだって替えられますからねと。オッチャンはきっと、すぐに嫌になって辞めてしまうか、物足りなくなって新しいガイゲを買いたくなるかのどっちか、だから一番安いスチール弦(といっても40ユーロ)に張り替える意味なしと踏んでいるのでしょう。ちなみに、うちには40ユーロくらいからの弦しか置いてません。最低でもそのくらいモノじゃないと質が良くないですから。だそうで。しかし、最低でもこの辺り、あるいはもう少しイイのならばコレっていういくつかのブランドを教えてくれたので、オッチャンに叱られに行かずとも、ネットでも注文できちゃいます。ああ、嫌な客。もう興奮状態でほとんど私の話なんかに耳を貸してくれないオッチャンでしたが、ガイゲなんて触ったこともなかったから、どれだけ続くか分からないし、とりあえず鳴らしてみたかったんですよ、ほらガイゲって高いし。と言ってみたらば、うちで取り扱ってるガイゲは300ユーロからですよ?高くないでしょっ??初心者だからこそ、ちゃんとした楽器じゃないとダメなんですよって指が痛くなったら楽しくないから続くわけがないじゃないですか。いちいち調弦に時間が掛かっていたら面倒になって弾かなくなるでしょ。そうじゃなくて、楽に弾けて、ちゃんとした音が出るから、楽しいからこそ続くんです。と、力説されてしまった。分かります。よく分かりますとも。それにしても、ガイゲってある程度経済的に余裕のある、しかも音楽教育にお金をかけることを選択する家庭の子女(←ドイツで言うならば、親が大卒の家庭という感じですね)の楽器なんだなあ、とシミジミ思い知らされましたよ。ちなみに、こんな楽器音なんて出ないんじゃないの?と言いつつ手に取ってスッと一瞬だけ弦を弾いてみて、「あ、ちゃんと音が出る!」と驚いていらっさいました。(`・∀・´)エッヘン!!最初は、最低限コレとコレは直さないと息巻いていたオッチャン。勢いに押されてガイゲ職人に出す話にまとめられてしまったらどうしようと内心焦っていたのだけれど、、、最後の方は、かなりトーンダウンして、直して意味があるかどうか分からないし、もう取りあえずコレで弾いてごらん、改良はあとからいくらでもできるから、というスタンスになっていました。お買い上げは結局、肩当てのみ(しかもやっすいヤツ)我ながら、ホントに嫌な客だなあ~他の売り子さんが、オッチャンにまくし立てられているのを心底気の毒そうな顔をして見ていたのが印象的でした。オッチャンのあまりの言い草に、私はもうどうしようもなくって、始終ケラケラ笑っていたんだけど、今思うとあれは失礼だったかなあ。さすがに直後はかなり凹みましたけど、一日経って振り返ってみると、色々とガイゲのことをお勉強できて面白かったです。しかも、今思い出すと笑えます。冷静になって指摘された点を振り返ってみると、弦はどうせいずれは交換しなければならない。テールピースだって交換できる。駒も交換・調整可能。ネックは調整すればいい。塗装が悪いのは、素人が廉価品を購入して塗装したせいよ♪ヤル気さえあれば塗りなおしできますぜ。弓だってもともとキットのオマケみたいなモノなんだし、少しイイものを買うことができる。つまり、このキットのどうにもならない欠点というのは、使われている木材の質が低いことだけのようです(爆)じゃあ、ちゃんと音が出る時点で合格なんじゃないの??すみません、根がひねくれ者なモノできちんとした楽器だけを自信を持って販売している楽器屋さんだからこそ、あんなに怒ったんだってことも分かっています。しかも、どうせならうちで楽器買ってくれって思っただろうし。正直にぶちまけてくれたし、何とかしようと職人さんまで電話してくれたし、確かにこっちのあんまり話は聞いてくれなかったけれど、それでも色々説明させちゃったし、だからちょっと申し訳ないくらい。でも試しに弾いてみるくらいの事はしてから言って欲しい気もする。今思うと、最初から正直に組み立てキットのガイゲをオットが塗装して私が組み立てました、と話せば良かったんですね、きっと。オッチャンは、完成品として売られたガイゲだと思ったからこそ、あんなに怒ったんだと思う。オッチャンの勢いに圧倒されて言い出せなかったんです。ごめんなさい、オッチャン。ガイゲを続ける自信がついて、ちゃんとした楽器を買うことになったら、オッチャンのところでお世話になりたいと思います。初心者も安心のバイオリン入門セット10点!バイオリン Hallstatt(ハルシュタット)
January 4, 2011
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あー気がついたらもう1月も20日が過ぎて、最終コーナをまわった感が。年明けてからというもの、ちょっと忙しくしています。久しぶりにログインしてみたら、こんなブログのそんな状態でも日々覗きに来てくださる方がいらっしゃるということに、かなりの驚きを感じつつ、ありがたいことだと感激しています。今現在、追い込みっていうか、追い込まれ。自業自得なんですが。2月末まではそんな状態だと思います。書きなぐっておいて公開していなかった記事を今さらながら公開。だから日付が変なんです。♪♪♪♪♪行きました、楽器屋さん。もうケースを開けた瞬間からお店の人(以下、オッチャン)が大騒ぎなんだコレは、信じられない、こんなモノを売るなんて、ヒドイ、ヒド過ぎる、いくら何でもこれはないだろう。彼が真っ先に噛み付いた点が、駒が高すぎて弦と指板の間隔があき過ぎ、ネックも高すぎるから調整しなきゃダメ、コレじゃ指が痛くなると駒の上部が厚すぎる、鋸でぶった切っただけで処理も何もしてないじゃないかでした。すとんさんがコメント欄で指摘して下さったことを、真っ先にまくし立てられてしまいました。それをハイハイと聞きながら、さすがすとんさん、すごい!と感心していた私。せっかく指摘していただいたんだから、直してから行けって話いやね、駒は自分で改良する自信が無かったので、新しい駒買った方がイイかなって思ったんですけどね。それからネックの部分も、駒と弦を換える時にいじってみようと。アジャスターがE線にだけしか付いていないを見て、アジャスターがすべての弦に付いているテールピースに替えた方がいいですよ初心者がいちいちペグを回して調弦するのなんて、大変でしょと。アジャスターを買い足すよりも、セットになっているテールピースの一番安いのを買う方がお得とのこと。そして何とこのオッチャン、店のパートナー的存在のガイゲ職人に電話までしてくれました電話口でものすごい豊かな罵倒言葉のボキャブラリーを披露しながら私のガイゲの状態を説明し、アジャスターが4つついたテールピースに交換して、駒を交換して、ネックの調整をして、それでいくらでできますか?と聞いてくれました。すると、マイスターも開口一番でそんなのやる意味あるの?と言ったそうですさあ、気になるお値段は、、、、ざっと見積もって 80ユーロ!キットより高いってのでもコレ、かなり良心的なお値段だと思います。オッチャンが電話する前に言っていたとおり、フェアな値段で引き受けてくれる職人さんみたい。ちなみにオッチャンの話では、この職人さん話を聞いてくれる人で、50ユーロしか無いからこれでやって下さいとお願いすることもできる(もちろん、それに見合った分だけ手を加えてくれる)と思うとのこと。今は頼むことは全く考えてないけど、信頼できそうな職人さんを紹介してもらえたことはめっけもんだった。駒やテールピースは在庫がないので、どうせ今月中に一度は発注するので、希望があれば発注しておきますよということで、カタログを見せてくれたオッチャン。お金をつぎ込もうと思えばいくらでも高いものはあるけどねと言いながら、いちいち一番安いモノを教えてくれた駒自体はね、そんなに高くないんですよ。職人さんに調整してもらうのにお金が掛かるわけですね。あ、駒って、自分では調整しないものなんですか?と思わず声を上げてしまったらもう、コイツどうにかしてっていう呆れ顔でそりゃあ、出来るか出来ないかって言えば出来ますよ。でもね、駒とテールピースとネックと、バランスが大切なんです。それを素人がやって調整できるかって言ったら、そりゃあ難しいですよ。だから訓練を積んだ職人さんがいるんでしょ。だからガイゲ職人の工賃って時間で300ユーロとかするんですよ。うわー、ガイゲ職人ってそんなに高いんだあま、その手の職人の工賃なんて、人それぞれですからね。すごい人はそのくらい取るかもしれないけど、これが平均値だとは想像できないし、平均値で話をすること自体に多分あんまり意味がないんだろうな。それにしてもさあ、相手は初心者なんだから、その態度はどうなの?ま、将来の客でもないと判断されたんだろうな小さいながらも日本の超有名な奏者も通っていたことのある音大のある町ですからね。ガイゲの仕上げについて次々とダメ出しをした後は、本体の木の質を見て、コレは酷い質だと憤慨しておられました。何でも木目の間隔が広過ぎなんだとか。十分に乾燥させていない木材というのはまだ木目が開いているようです。ガイゲにする木材は最低でも5年は置いて乾燥させなければならないのに、この木材はまず間違い無く長期間の乾燥なんてさせてないですよ。えええ、してないでしょうねえ。材も、一番安いトウヒかなんかでしょうね。ええええ、まあ、そうでしょうねえ。そしてオッチャンの興奮はまだまだ続くヴァイオリンにオルゴールが付いた?等身大のヴァイオリン!オルゴールも聴けて実際にヴァイオリン演奏もできます!
January 4, 2011
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S村コーラスのプローベ年明け最初のプローベは、木曜日の三賢者のミサに向けた教会でのゲネプロだった。演奏するのは、Transeamus usque Bethlehem、Jesu bleibet meine Freudeに加えて、JosephHaydnのミサ曲からSanctusとBenedictus。K町でクリスマスに歌ったミサ曲ではなく、S町が昔っからレパートリーとして持っている方。と言っても、かつては全曲歌ったのかもしれないが、私達が参加してからというもの、KyrieだけとかSanctus+Benedictusだけしか歌ったことがない。それも、指揮者が取り出すとまずソプラノから反対の声が上がる。えーーー、この曲高いじゃないのっ↑Fが数カ所とGが一ヶ所普通ソプラノの人って意地でも高すぎて出ないとか言わないんだけどねえ奏者の皆さんが来る前に、まずはコーラスだけで全曲通し、部分的に確認した。30分くらいしたところで、奏者の皆さんが続々到着。ガイゲ2人とチェロ1人。3人とも、K町の教会コーラスでミサ曲を演奏する時にも一緒の馴染みの面々。第1ガイゲのシュテファンは、市のMusikkapelle(室内楽団、オケのこと?)だけではなく、私も2度ほど参加したことのあるOのオケにもレギュラーで参加している。教会コーラスと共演するガイガーの中では一番実力がある人。チェロのトーマスはいつも笑顔を絶やさない、ものすごーく温和そうな誠実そうな素敵な人。チェロの腕も確かで、ミサ曲の共演にやって来るチェリストの中では一番の実力者。彼がベースラインをしっかり押さえてくれるので、それだけで安心して歌える。なんだけど、数年前からベルリンに引っ越してしまっているらしい。今回はたまたまクリスマス休暇で帰って来ていたために演奏してくれることになった。S村の小さな教会の小さなEmpor(オルガンが設置してあるバルコニー部分)はコーラスだけでもいっぱいなのに、指揮者の周辺に奏者が3人加わるともうギュウギュウ。いつものように一番後ろに陣取っていたのに、これまたいつものように歌い出す直前にドリスから呼ばれて、気がつくと前列真ん中に立っている私。でも今日に限ってはそれも楽しい。何しろ、ほとんど真横に近い位置でシュテファンの演奏を観察することができたから。演奏中ずっと弓を立てて弾いていたけど、コーラスの声を掻き消さないように音量を下げるためなのだろうか。E線も私のガイゲのような金属的な音ではなくて、柔らかい優しい音が出てくる。自分の好きな楽器をストラップに!【メール便対応商品】音楽部編バイオリン/チェロ/コントラバス/ハープ
January 4, 2011
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ドイツではお正月三ヶ日なんていう概念がないので、1月2日からは通常営業。もっとも、接客業を除いて多くの職場は三賢者の祝日(1月6日)まで休暇を取るのが普通なので、そういう意味で日本と大きな違いはないですが。しかし、休暇を取っておいて別の機会に使いたい私は、今週からさっそく出勤。休暇中は調子よくコレでもかと更新し続けていたくせに、仕事が始まった途端に音沙汰がなくなるという体たらくです。♪♪♪♪♪憧れのガイゲを入手してからという物、毎日一度は調弦し、10分でも弾くようにしている。調弦するのが難しくて、最初はやたらと時間が掛かった。それでも毎日やっていると、さすがに少しずつ時間が短縮されている。それから弓に松脂をつけて、ガイゲを構えて。ガイゲを構えるのも、最初の数日間は違和感だらけ。肩当てが無いから難しいのか、それとも根本的に間違っているのか、タオルで代用しているけれど、その厚さが適当なのかどうなのかもよく分からない。それでも、毎日構えているうちに少しずつ慣れてきた感がある。根本的に間違っていたらそれに慣れてしまわない方がいいんだろうけど。私、首は短い方だと思うんだけど、肩当て必要なんだろうか(爆)これは、今週中にでも大学町の楽器屋さんで検証する予定。実際に弾いている時間は、本当に毎日15分、長くても30分くらいしか構えていない。腕が重たくって、長時間続けることができない。腕って重いんだよな~。弾いているのはごく簡単に、1.開放弦を鳴らす を すべての弦で数回ずつ。2.それぞれの弦を開放弦をドとして第1ポジションで音階を弾く。ソの音は一つ上の弦を鳴らすことで音程を確認する。自分の音程の曖昧さがよく分かって、これがなかなか楽しい(爆そんな調子で、1オクターブ上がって下がってみる。昨日までは、どうしても小指で押さえられなくって4の指を使わずに弾いていた。夕べたまたま見つけたサイトの写真入りの説明を読んでいて、左手の持ち方が全く間違っていたことが判明。説明通りに持ってみたら、ちゃんと小指でも押さえられた。3.簡単な曲を弾く。キラキラ星とか、ヴァイオリンキットの説明書の最後に載っている、ヴィヴァルディの四季から春の一部とか、オットがプレゼントしてくれた子供向け教本の中の短い練習曲とか。弾いていて不思議なのは、音が出る時と出ない時があること開放弦ならば問題なく音が出るのに、音階を作ると音が出ないことがある。出ないことが多いのは3の指で押さえている時が一番多く、次が2の指。もっとも4の指はほとんど練習していないけど、使っていれば4の指が一番出ないはず。こう書くと、単に押さえ方が悪いように見えるけど、同じ音でもアップの時は全然出なくて、ダウンの時は出たりする。かすれたキィキィする音が出ている時は、意識して弓を弦に軽く押し付けるようにするとしっかりと音が出たりするので、左の指に意識を集中するあまり、ボウイングがぶれているのか。音の出やすさで言うと、高い方の弦は出にくく、低い方は出やすいみたい。教本の練習曲はほとんどすべてA線とE線だけで弾ける曲ばかりなんだけど、低い方の弦の方がはるかに音が出やすい。ムキになってやっていても音が出なくって、いい加減に嫌になって押さえている指の力を抜くとスッと何事も無かったように音が出たりもする。力を使わずにほとんど指を乗せているだけなのに、いきなりキレイに音が出たりして驚かされる。構え方、弦の押さえ方、ボウイング、すべてのバランスが上手く取れて初めて正確な音程のキレイな音が出るということなのだろう。ガイゲって、想像していたよりもかなり面白いかも別にプロとか目指すわけではなく、ただ趣味で弾くだけなら簡単そうじゃんって実は思ってました、ごめんなさい。知ってるようで知らない バイオリンおもしろ雑学事典 奥田佳道 監修/著 [楽譜]
January 2, 2011
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記念すべき手作り豆腐の第一号ですが、期待を裏切って、事故もなく美味しくできてしまいました。ブログネタ的にはとても残念maetosさんに色々と教えていただいて、さらに色んなサイトを読んでみたりもして、コレでもかというくらいに言い合い事前打ち合わせをした割には、結局、オット言い切られ、手作り豆腐キットに付いてきたごく簡単な作り方説明書きにある通りに作ってみましたこの手作りキットはにがりもセットされているんですが、付いてきたのは天塩にがり。1回分ずつ個別にパックされている物。至れり尽せり。柔らか目にしたかったので、重しを軽めにして、時間も30分ほど。冷水にも30分ほどつけました。下ろした生姜と刻んだネギで冷奴。日本にいた頃は、冷奴なんてどこが美味しいんだと思っていたけど、感動的に美味しかったです。義両親も何だか大喜びで食べてくれて、意外でしたおからも煮たんだけど、コレは私には今ひとつ。ドイツの家庭ならばどこでもあるStabmixer↓で大豆を潰したんだけど、大豆のつぶつぶがしっかりと残っていて、口当たりがザラッとした感じ。お豆腐屋さんで買って来たふわっとしたおからが恋しくなりました。次回はもう少し丁寧にしつこく潰さないと。それから、maetosさんにコメント欄で「大豆を絞る時にものすごく熱いので火傷しないように」と注意を頂いていたので、シリコン製の鍋つかみまで購入して挑みました。オットが5本指のが良いというので、eBayで見つけた一つ9.99ユーロのアジア製の激安品を買ってみた。耐性温度がブランド物よりも50度ほど低かったことが気になったものの、まあ+249度なら余裕だろうという判断。結果、やっぱり滅茶苦茶熱かったそうです。それでもないよりあったほうがイイホットクリッター耐熱温度-40~250度なべつかみ・鍋掴み・動物ピッグ・フロッグ・ゴリラ・マウスそうそう、Kohlrabiとニンジンと柿で作ったなますも大好評でした。コレもちょっと意外だった。↑ コレはムリかな?と思いつつ出す方もどうかとドイツ人を和食でおもてなしする方へ、オススメですよそれにしても、今年は割と静かです。いつもならもう30日の午後くらいから、あっちでパーン、こっちでパーンと待ち切れないガキども青少年たちが販売解禁になったロケット花火や爆竹を鳴らして遊ぶのに、それもほとんど無かったし。義両親の家は、町外れの通りの一番高いところにあって、家の横がUターンとか駐車とかできるように広くなっていて、例年だとそこが格好のたまり場になって、翌日なんか燃えカスでひどいことになっているんですが、それも無かったし。数年前なんて、この通りの下の方の集合住宅の辺りは通りを挟んで両側から撃ち合っていたりして、結構やばかったんですよ。ま、通りがかり赤の他人に向かって撃つほど腐ってはいないんですけどね、彼らも。でも彼から見えるように存在をアピールしないと巻き込まれそうでコワイ。いつもならば1月1日はまだまだ残りの武器を手にうろついているクラッカーギャング集団がいるんだけど、それもなし。静かなものです。彼らも年を取って、地元では飽きたらずにもっと大きな街へ繰り出してどんちゃん騒ぎしてるってことかしら。子供って大人になっていくものなんですねえなーんて、お正月早々しみじみとしてみる。
January 1, 2011
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明けましておめでとうございます。日本で大晦日というと、一年の終わり、締め、という感じで大掃除やおせちの準備のラストスパートの慌ただしさ、その後にやって来る厳粛さとそこはかとないメランコリックな寂しさが漂うが、ドイツでシルベスターというと、新年を迎えるお祭り騒ぎ、花火解禁!の浮かれきった雰囲気がある。ところで、クリスマス前に、手作り豆腐に挑戦、なるかな?という決意表明をした。ドイツでインターネットショッピングでお手軽に手作り豆腐キットが手に入るとは、まったくイイ時代になったものだと一瞬感動させておいて、12月22日から1月8日までクリスマス休暇だもんね、13日以降の注文処理は1月9日以降だよ~というメッセージで、ああやっぱりここはドイツだったと思い知らされた。ところが、届いたんです、手作り豆腐セット、クリスマス明けに!いやもうビックリ在庫があったから、とっとと発送してくれたということなのでしょう。すごいぞドイツ人! やれば出来る子なんです期待してない分、感激も大きいですな。もともと今年のシルベスター(大晦日)は自宅でまったり(つまり無計画)だったのですが、日頃何かとお世話になっている義両親を久しぶりに手料理でもてなしましょうということで、晩ご飯を一緒に食べることに。ま、お昼はしっかりご馳走になったんですけどねメニューはもちろん日本食。オットの和食レシピ本から、前菜にアボカドとマグロのステーキ、メインは鴨味噌田楽。それに、義両親も大好きな玉子焼き。ちょっとお正月っぽくKohlrabiでナマスも作ってみようと、スーパーで柿も買って来た。そして手作り豆腐第一号。コレはせっかくなので摺り下ろした生姜と一緒に冷奴で。もちろん、大量に出たおからで煮物も。コレは作っておいて冷凍してもいいし。普段は保守的で平均的なドイツ人の義両親なのに、割と何を作っても喜んで食べてくれる。ので、作ることは苦にならないけど、「コレは何?」と聞かれて説明するのが面倒くさい。何って、、、ねえ?日本で生まれ育ったら考えるよりも先に口にしてきた物ばかりですから。しかし、説明するために、「コレは何で出来ているんだろう?」「どうやって加工するんだろう」「どこで生まれてどう発展して受け継がれてきたのだろう?」と頭をひねることが、自分自身の文化的背景を見直し再認識する機会になっている。英語で日本料理〔Bilingualbooks〕というところまで、事前に書いておいたわけです。珍しく準備が良い!料理はどれも美味しく食べてもらえました。ちなみにデザートはティラミスで。その後は、オットと義両親と4人で、ドイツでシルベスター定番(?)の家族団欒ボードゲーム、Mensch, aergere Dich nicht! をやって、12時までは、義両親の居間のテレビでMr.Beanを観て、年が明けた瞬間をSektで乾杯し、下々の花火を義両親の寝室のバルコニーから眺め、↑ ただ単に義両親が町外れの上の方に住んでいるというだけですまた居間に戻って、コレもドイツのシルベスターの定番、Dinner for oneを観る↑ ドイツの放送局NDRが1963年に製作した古~いコメディ・フィルム。イギリスの貴族の屋敷を舞台にしています。最初だけ司会者が内容や登場人物をドイツ語で紹介するのですが、その後の会話はすべて英語です。毎年必ずシルベスターに放映されます。ドイツ人ならば必ず一度は観たことがあるというくらい世代を越えて息づいている定番の作品で、コレを観なければ年が越せない新年が迎えられないというファンもたくさんいるくらい。15分くらいの短いモノです。上のリンクは後半が見つからなかったんですけど、ドイツ語解説入りです。オリジナルは白黒のはずなのに、なぜかカラー。英語の劇の部分だけならばこちらから。Part1、Part2という、ドイツ・トラディショナルに新年を迎えることができました。ここまで完璧なメニューというのも、実は初めてです改めまして、本年もどうぞよろしくお願い致します。【送料無料】日本の料理それでは、おやすみなさい。和食の基本
December 31, 2010
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大掃除とかおせち料理とか大晦日とかそんなことは見ないふりして、いつも通り何の危機感も季節感もないしょうもない記事を公開しようと思ったのですが、いつも更新を楽しみにしているブロガーさま達が皆さんが大掃除のお話とか2010年の総まとめとか締めくくりのご挨拶をアップされているので、いい年した大人が空気も読めないのではみっともないし、一年をまとめてみると、また後で読み返して楽しめるかもしれない。ということで、予定を変更して。仕事:昨年末に奇跡的に就職した職場。ボスのMachtspielにウンザリし、今年の前半は辞める辞めると大騒ぎしていた交渉の結果、時間を短縮して、さらにどさくさに紛れて給料アップを要求し、なぜか受け入れられた。退職ならず。しかし思いがけず、まあボスのアホさ加減には目をつぶって我慢して続けられるくらいの条件が得られた。仕事内容はともかく、自分の時間が確保できるペースは気に入っている。いつまでもいるつもりはないけどコーラス:教会コーラス辞める辞めると言いつつもS村にレギュラー参加は変わらず。これは多分変わらないんだろうな。内容的にも質的にも例年と変わらず。K町では、年に数回の重要なミサ(イースター、教会建立100周年、St.Caecilien、クリスマス)の時だけK村に参加という形がすっかり定着し、メンバーからも受け入れられている。教会コーラス関連では、秋にO村に臨時参加したことが新しい展開だった。指揮者の違うコーラスで歌うのは、新鮮で楽しい。選曲が違うし、聞こえてくる声が違うし、何よりも指導の仕方や指揮の仕方の違いが面白い。来年もまた機会があればぜひぜひ参加できたらと思う。でもプローベがS村と同じ曜日であるらしいので実際には難しそう。Rコーラス5月にアニヴァーサリー・コンサートがあった。コンサート前の数日間、現役メンバーと旧メンバーが一緒に缶詰でプローベを行ったことは楽しい思い出。様々な年代の人達が初対面の人もかつての仲間も入り交じって和気あいあいと、同じ情熱を持って一つの目的に向かって練習するというのはなかなか気持ちが良い。このコンサートで初めて、短いフレーズではあるけれど、ソロを歌った。以前ならば想像しただけで窒息しそうだったけれど、意外と平気な自分に驚いた。歌のレッスン:2010年で特筆すべきは、何と言っても数年来の念願だった歌のレッスンを始めたこと。しかも手違いで、というか、優柔不断なせいで、二人の先生からレッスンを受けることになってしまった。それぞれの先生にそれぞれの良さがあり、どちらか一方を辞める踏ん切りがつかないまま今年が終わる。最初はレッスンで歌うだけでもガチガチに緊張していたのに、最近では声を出すことが気持よく感じられる。12月にアネッテの生徒さんばかりの内輪の発表会があり、生まれて初めてピアノの伴奏で歌曲を人前で歌った。バスのマークさんとデュエットで1曲と、ソロでモーツァルトを2曲。出来はもちろん満足のいくようなモノでは無かったけれど、市民大学でアネッテに出会う前の私ならば、人前で歌うだなんて考えられなかった。それを考えると、何も考えていなかったとは言え、大きな一歩を踏み出すことができたことに満足している。まさかこの年になって成長したことを感じることができるとは、思ってもみなかった。来年の始めには、ミセス・ウール企画の内輪のアンサンブル発表会がある。これもとっても楽しみ。ガイゲ:2010年最後の一大ニュースといえば、何と言ってもガイゲ。ドイツで暮らすようになって以来憧れがどんどん強くなってきていたガイゲをとうとう入手した。書き始めた時点では、特に何もないなあなんて思っていたんだけど、書きだしてみると結構あるものだ。特に趣味の音楽関係が今までにないくらい充実したことに改めて気付かされた。来年もこの調子でお気楽に楽みながら邁進していきたい最後になりましたが、自分が忘れないために書き留めていただけのマイペースなこのブログで、今年もまた様々な出会いがあったこと、拙い文章を読みに来て下さい方々がいらっしゃること、またいろんなコトを教えていただけたことに心から感謝します。どうもありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えください。
December 31, 2010
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ようやくガイゲのケースが配達されてきた。クリスマスにプレゼントしてもらってすぐに注文したのが、今日届いた。実は今日まで私のガイゲは、日本から発送されてきた時のダンボール箱に入れられていましたヒドイ扱いですね~早めに用意しておいても良かったのだけど、いくら自分で希望したからといって、まだ貰っていないプレゼントの収納ケースを用意しておくことに、なぜか何となく抵抗があった。さよなら ダンボールハウス 買ったのは、eBayで見つけた14.90ユーロのケース。ガイゲはこれからお金が掛かりそうなので、ケースはできるだけ安いものが欲しかった。ざっとネットで探した中で、コレが一番安かった。そんなに安いってどうなの? と思わないことも無かったけれど、モノはしっかりしているみたい。軽いし、リュックサックのように背中に担ぐためのバンドも付いている。今日からここがあなたのお部屋ですああ、なんか、ケースに収まっていると、普通に楽器に見える~それにしても、頭の上がだいぶ余ってるね。そういえば、届いてから一度測ってみたらギリギリ4/4の長さだったっけ。いや、でもこれ以上長かったら一つ目が押さえるのが大変だし。と思ったら、この上の部分には肩当ても入れられるようになってるんですね。 次は肩当て、買わなくっちゃ。当店一番人気!【即納可能】脚が折りたためるバイオリン肩当て: 3/4・4/4用
December 29, 2010
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新年早々、日付が後戻りしたりして混乱の様を呈していますが、日付を手直しするのも面倒なので、年内に下書きしてあった記事をアップしていきます。まあいつものことですから♪♪♪♪♪夕べ、遅い時間になって、さすがに弓を使う訳にもいかなかったので、オットが楽器と一緒にプレゼントしてくれた子供向けの教本のページをパラパラめくり、練習曲を目で追っていた。面白いことに、どの曲も、学校で歌ったり演奏したりしたことのある知っている曲ばかりさらに、最初の教本の練習曲は、A線とE線しか使わないものばかり。簡単に練習できるようになってるんだな~と、そこで目が釘付けに。初っ端から#が3つもついている助けてっ ムリ、絶対にムリっていうか、最初っからこんな楽譜、読めない、読みたくないっとしばらくおののいていて、ふと気がついた。あれ? そうか、ピアノと違って黒い鍵盤があるわけじゃないんだだから、どれだけ#や♭がついていても関係ないんだ基準する弦から弾き始めればいいだけ。何だかもう、それだけで勝った気分一体どれだけ譜読みが嫌いなんだ、私?!すごい、ガイゲってなんか、別世界子供の頃にピアノを習わせてもらっていたので、楽器を弾くというとドの鍵盤を押せばドの音が出るというイメージしか無かった。歌っている時も、そんな風に音を出しているイメージがある。しかしガイゲでは、弦を自分の耳で、または機会の助けを借りて調律し、弦を押さえる左手の指の位置で音程の高さを調整しながら弾かなくてはならない。ここで問題になるのは、自分の耳がどれだけ正確に音程を聴くことができるかという点。Aから始めてド、レ、ミ、ファ、ソはEなので、ここで音階の間隔が当分になっているかどうかは確認できる。しかし、コレはあくまでもA線とE線が正しく調律されていることを前提としている。調律を実際に自分でやってみると、ほんの僅かに糸巻きを動かしただけでもビックリするくらいに音程が変わったりする。しかもこの糸巻きが滑り易くって、巻きあげても手を瞬間にズリッと戻ってしまったりして、調律の精度にどうも疑問が残る。ヴァイオリンの練習についてのサイトで、自分の弾いている音程を客観的に聴くためには、録音して聴いてみるのが一番イイとオススメしていた。少し前から、歌の方でも少しずつ録音して客観的に聴くようにした方がいいのかもしれないという思いが強まってきていたのも手伝って、簡単にきれいに録音できる器械の購買意欲が高まってきている。だって、ほら、いつの日か古い録音とか聞いてみて、「あーこんなにヘタだったんだ~」とか振り返ってみたいじゃないですか、人情として果たしてそんなに上達する日が来るかどうかはまた別問題どんなモノが良いのかサッパリ分からなくって、ぼんやり考えているという段階だけど。PCで管理・保存したいので、USBで接続して簡単にコピー出来るモノがイイ。音質は特にすごいものは望まないけど、そりゃあ悪いよりは良い方がイイ。というのも、愛用しているMP3プレイヤーにヴォイスレコーダー機能がついていて、自宅で歌を録音したことがあるんだけど、声が割れてしまってとても聞けたものでは無かった。何度も置く場所を変えて試してみて、最後には部屋の隅にプレイヤーを置いて反対の端で歌ったけど、やはり声が割れてしまった。20平米くらいの小さい部屋である上に、コンクリートでギプス仕上げの壁にフローリングもどきの床だから、反響が強すぎるのは仕方がないといえば仕方が無いのかもしれない。私の声でさえ割れてしまうのだから、ガイゲの音なんてもっとひどいことになるだろう。ざっとネットで探してみたところ、PCMレコーダーというのが、使い勝手が良さそう。いろんなメーカーから販売されていて選択肢もあるし、何よりも音質がイイらしい。こちらで手に入るモノの中から、財政も含めて現実的に検討すると、コレ↓か息を呑む徴高音質録音機オリンパス リニアPCMレコーダー LS-10コレ↓が良いかなと思っている。【送料無料】TASCAM(タスカム) ICレコーダーmicro SD・SDHC対応 リニアPCMレコーダーDR-08W今月はもうお買い物たくさんしちゃったから、次の給料日以降(来月末)かな~。こういうモノは日本の方が選択肢も多く、さらに最新のモデルがずっと安く手に入る。すごいぞニッポン今日の発見:ガイゲは自分で音を作らなければならない。メロディが頭に入ってさえいれば、何調だろうと関係なく適当な音から弾き始めることができる。
December 28, 2010
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塗装作業が終わり、晴れてプレゼントしてもらえた私のガイゲ。さっそく組み立てて音を出してみよう、、、、と思ったら、これがなかなか難しかった。何が難しいって、弦楽器の弦なんて一度も張ったことがない。ギターを独学で覚えようとしたことがあるのでギターは持っている。でも、弦を押さえる左手の指先の痛みに耐え切れず数週間で挫折ましたやガイゲを手に取ったこともじっくり観察したこともなかったので、要領が全く分からなかった。最初はもう、何をするにも恐る恐る、傷つけないようにビクビク。この2ヶ月ちかく何度もガイゲに触りいじってきたオットの方がよほど扱いに慣れている。オットに手伝ってもらいながら、タップリと時間を掛けて何とか弦を張った。さて次は調律。オットが一緒にプレゼントしてくれた小さくて簡単なクリップ式のチューナーの出番だ。【送料無料】鈴木バイオリン SVT-5 バイオリン用クリップチューナー スズキバイオリン・・・。で、これ、どうやって使うの?5年ほど前、ギターを衝動買いしていじってみた時には、とりあえず買ってみた教本の付録のCDを頼りに調律した。チューナーなんて見るのも触るのも初めてこのチューナー、電源のボタンしかないんですけど??つまり、電源だけ入れて弦を弾けば、勝手にどの弦かを判断してくれるという優れモノであるらしい。はずなんだけど、最初はどうも気が合わなくて、コミュニケーションがまったく図れず。弦を切ってしまいそうで恐くって少しずつ少しずつ巻き上げていたのが敗因だったらしい。要するに、チューナーがどの弦なのか把握してくれる許容範囲に取りあえず入らなければならない。本来の音のイメージがまったくなかったために、まずはEピアノの音を頼りに大体の音域までもっていった調律がこんなに大変なものだとは知らなかった。何が大変って、、、せっかく細心の注意を払って少しだけ巻き上げても、手を離した瞬間に糸巻きが滑って戻って来るんですけどー糸巻きは押し込みながら穴の中で止まるように回さなければならないのか。さらに長~い時間を掛けて何とか、まあこのくらいでO.K.じゃないの?レベルの精度まで調律して、さーて、いよいよドキドキの瞬間。初めて触るのに音が出るのか??見た目はまともな楽器に見えるけどガックリ来るようなガッカリな音が出たりして。すとんさんのミヤマさんはいい音が出るということだけど、楽器なんて心を込めて手作りしても一つ一つ出来が全く違うだろうところを、これは多分工場で職人でもない人の手で量産された製品だし。エイヤッと思い切って弾いてみると、これがなかなか丸みのある優しい音が出る。もっとも、他のガイゲの音をよく知らないので、比較のしようがなく、単なる第一印象だけど。これだけ労力を費やしてきれいに仕上げてもらったのに、どうしても好きになれない音だったらどうフォローすれば良いのだろうかと密かに心配もしていたけど、それも大丈夫。ちなみに、すとんさんは本体以外の部品や弓をきちんとした質のモノに替えている。特に駒と弦と弦を質の高いモノに替えていることで、音質が大きく向上していると思われる。私のガイゲは塗装以外はすべて付属品。駒も付属品を手を加えずにそのまま使っている。これらのモノは、これから真面目に練習して気持ちに余裕が出てきたら、少しずつ替えていくつもり。音質には関係ないけど、顎あてがどうもしっくりこなくて楽器の座りが悪い(そもそも正しく構えているのかどうかが今ひとつ分からない)し、今はタオルで代用しているけれど肩当ても欲しい。弦は消耗品ということなので、結構早い段階で次のモノを購入することになりそうな予感。大学街に出れば楽器屋さんがいくつかあるので、楽器を持ち込んで見てもらい色々と教えてもらえたらいいなと思っている。それが今から楽しみ♪今は忙しくってとても習いに行く時間が取れないけれど、春くらいから月1でもレッスンを受けられれば良いな。真面目に練習するにはやっぱり譜面台は必須だろう。譜面台があれば歌う時にも便利だから、以前から欲しいなとは思っていた。これも買ってしまいそうな気がする。ごく普通の折りたたみ譜面台だからこそ激安でどうぞ!超お買い得品! キョーリツ 譜面台(ケース付)
December 27, 2010
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どんな工程を辿ったのか、自分でやっていないのですとんさんほど詳しい記録を残すことは出来ないけど、ざっと挙げてみるとこんな感じ;◯指板の取り外しヤスリがけや塗装に入る前に、まず指板を取り外した。これはすとんさんも書いているとおり、強力な接着剤を使用しているらしく、きれいに外すことを諦めて、力技を使い鋸で切り離したとのこと◯表面の塗装を丁寧に落とす紙ヤスリで表面の塗装を丁寧に落とした。この時、縁の部分に接着剤がはみ出した部分があるとか、質の違う塗料が使われていたとかで、縁をきれいにすることにかなり苦労していた。職人魂に火がついてしまったらしく、「そんな細かいところ気にしないから良いよ」と声を掛けるのもはばかられるくらいにムキになって作業していた。◯塗装ガイゲ用のラックセットをインターネットで購入。水性の着色料と、3種類のLack(ニス?)、手入れ用のオイルが詰め合わせになったセット。まずは水性の着色用塗料を塗っては乾燥させ、また塗って、を繰り返すこと7~8回。着色料と言っても、これはうっすらと色のニュアンスがつくものでLackではないとのこと。着色が終わったらいよいよラックの塗装。ラックは3種類:最初のラックは無色で濃い目のラックで表面に厚めにのり、ベースとなる。二つ目は、色付きで、ガイゲの色がコレで決まるらしい。三つ目は、無色で光沢が出る仕上げ用。1層塗るごとに大体2日間乾燥させ、次の層を塗るということを繰り返すこと5~6回。最後のラックを塗装した後は、4週間かけて完全に乾燥させた。乾燥させて次の層を重ねる前に、紙やすりで表面を滑らかにしないと、塗装でできる表面の凸凹がどんどん大きくなっていくことに途中で気付き、そこからは次の塗装の前に表面を紙やすりで滑らかにする作業も加わったらしい。さらに色を塗るのも、最初は塗装用の筆や刷毛を使っていたが、それだと毛の跡が表面に残って凸凹になるということで、2層目からは木綿の薄い布に塗料を染み込ませて使っていた。◯仕上げ最後の塗装が終わり、4週間掛けて完全に乾燥させた後、手入れ用のオイルで表面を磨いて出来上がり。この手入れ用の液体は、オイルにごく微粒の研磨剤が入ったモノらしい。これもラックセットに入っていた。せっかくなので、記念撮影室内と屋外のコントラストが強すぎてAFだとフラッシュがもれなく付いてくる。フラッシュを使って撮影すると、色が赤っぽく写るので、色が分かるように、自然光だけで撮ってみた。糸巻きの辺りはコントラストで影になってしまったので、胴体の部分だけ。私だったら絶対に途中で忘れて投げ出してしまうであろう工程を、きっちりとこなしてくれたオットに感謝やっているうちに愛着も湧いて、なかなか楽しくなってきたみたいちなみにこのガイゲ用ラックセット、何と100ユーロもしたらしいSUZUKI スズキバイオリンキットよりもラックセットの方が高いんですけど~↑日本からの送料足して同じくらいとは言っても、着色料やラックはどれも小さな瓶だけど、まだ新たにもう一つのガイゲを塗装するくらいは十分残っている。これだけ重ね塗りしても、刷毛ではなくて布にタップリと染み込ませて塗装しても、使用する量は微々たるモノであるらしい。追記:オットの作業時間はおよそ20時間とのこと。マイスターではない若い職人の一般的な人件費を40ユーロ/hとすると、作業の人件費が800ユーロこれにキット購入費+日本からの送料、ラックセット購入費のすべてを合わせて、約1000ユーロ(107,000円 2010年12月30日時点)キットには弓や松脂も付いていたので、それを多少考慮して、、、↑ 現時点で楽天で購入できる一番安い弓は1540円(KC/バイオリン弓 VB-25 4/4用)、松脂は315円(GEWA(ゲバ)バイオリン松脂【メール便不可】)10万円くらい(ちょっとどんぶりすぎ?)そう考えると、馬鹿には出来ない。真面目に練習して、大切にします。さて、塗装が出来上がったそのガイゲ、さっそく他の部品も装着して音を出してみよう
December 26, 2010
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とうとう手に入れたずっとずっとあこがれていた楽器・・・Geige ガイゲ日本ではまったく縁の無かった雲の上の存在のような楽器であり、こちらへ来て初めて接点ができたので、「ヴァイオリン」よりもドイツ語の「ガイゲ」あるいは「ヴィオリーネ」の方がどうもしっくりくる。ドイツに来て、大学に通い始めて仲良くなった人が学生オケに参加していた。その人を通じて、同じ学部にもオケで演奏しているがたくさんいること、さらにこの小さな大学町にいくつものオケがあることを知り、とても驚いた。こちらではチケット販売のノルマなどはないが、自分が出演するコンサートには当然家族や友人知り合いも誘う。そんな風に誘われる機会も多く、知り合いが出演するオケのコンサートに友人たちと一緒にを聴きに行って、すっかり魅せられてしまった。大人になっても趣味で音楽を続けて、オケで演奏する。さらにそこで知り合った人達とアンサンブルを組んで小さな演奏会を開く。日本では残念ながら全く縁が無く、そんな中に身を置くこと自体想像したこともなかった世界が、当たり前のように日常生活に入ってきた。子供の頃にピアノ習わせてもらったけど、オケで演奏できる楽器を習っておけば良かった。中学や高校で吹奏楽部に入学しておけば良かった。最後まで悩んだ末に、やっぱり思いとどまってしまったことが今さらながら悔やまれる。K町のミサで小さなオケと共演したり、フルオケと共演するOコーラスに参加させてもらって、後ろからオケの演奏をじっくり観察する機会を得てから、オケで演奏する楽器への羨望はますます強くなった。でも、今からじゃもう遅すぎると思い込んでいた。そんな時に、背中を押してくれたのが、いつも楽しみに読ませていただいているブログ。数年前に声楽を習い始めて、その後フルートを衝動買いしたためにフルートも習い始め、さらに今年はヴァイオリンも習い始めたという、お仕事も相当忙しそうなのに音楽系の習い事にも全力投球のすとんさん。ガイゲっていうのはとにかくものすごく高い楽器であり、中古だから必ずしも安いという楽器ではない、という程度の認識しか無かったので、入手するなんてことは想像したことも無かった。例え安く手に入るとしても、そもそも知識のない人間が中古の楽器に手を出すだけの度胸も、ポーンと冒険してみるほどの経済力もない。ところが、すとんさんのブログで、世の中にはヴァイオリンキットなるものが販売されているということを知り、ヴァイオリンという楽器を勉強するために始められたというヴァイオリン製作日記を読むうちに、なんだかすっかりその気になってしまった。しかも「このキットのヴァイオリン。意外な事に、おもちゃではなく、ひとまず、楽器として扱ってもよさそうな感じがします(儲け物ですね)。」(すとんさん 2010年7月28日の記事より)とのこと。そうとなったらもうじっとしていられないとは言え、私自身は、木工なんて知識も経験もほとんどないし、自分で手をつけても上手くいかずに後悔するのが目に見えているので、まずはオットを口説き落としに掛かったクリスマスプレゼントにガイゲが欲しい。本気で始めるならそんなオモチャじゃなくて、安くても中古でもちゃんとした楽器を買うべきだ、と、最初は笑って相手にしてくれなかったオット。すとんさんの記事を読む前の私ならば、同じことを言ったに違いない。しかし、実際に組み立てて楽器として通用すると断言している人がいること、今はそのガイゲでレッスンを受けていて、先生に弾いてみてもらって、初心者の練習用としては合格点をもらったということをしつこく話して聞かせるうちに、いつしか興味を持ち始めてくれた。ようやくオットの了解を得て、このヴァイオリンキットをわざわざ日本から取り寄せ、オットに託したのは、秋も深まった頃だった。クリスマスに向けて、オットのガイゲ製作が始まったバイオリン組立キット ■簡単 バイオリン組立キット 4/4サイズちなみに、送料が勿体無くてドイツでも同じようなモノが販売されていないかと探してみたけど、夏から秋に掛けての時点では一番安いキットでも数百ユーロだった。現在では、アマゾンでもよく似た価格帯でキットがあるし、eBayでは1ユーロからのオークションで廉価のガイゲセット(ガイゲ、弓、ケース、譜面台)が販売されている。
December 26, 2010
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K町のクリスマスミサ。Joseph Haydn の Missa brevis in B-dur 小さなオルガンソロミサS村のミサが1時間で終わり、何だ楽勝!家でもう一度声出ししてから行こうかななんてのんきに考えていたら、大間違い。K町の声出しは9時45分からなので、実はちょうどいい時間だった。しかも雪道なので、いつものスピードでは走れず、直行してもちょっと遅刻。それでも、大急ぎで一度自宅へ寄って、私はトイレへ本当は水もできるだけ飲みたくない。でも朝っぱらだから、水を飲まないと声が出ない。クリスマスで、ただでさえミサが長くなること必至な上に、天井の高い教会は冷える。コーラスやオケはEmpor、オルガンの設置してあるバルコニーだから、下の参列席よりは暖かいのかもしれないけど、歌いもせずにじっとしていればやっぱり冷える。S村とK町が同じ日に重なると、一日でとっとと終わる手軽さはあるけれども古いカトリック教会にもトイレつけて欲しいわ急いでK町へ向かいながら、ふと気がつくと、途中でオケのメンバーを拾ってきた指揮者の車が目の前に。指揮者が目の前にいるってことは、Einsingenもまだ始まっていないってことね。ようやくコーラスとオケがほぼ揃ったところで、Einsingen。高音域を出した時に、自分の声がまだ明かりも点いていないガランとしている内陣に反響しているのが聞こえたこの教会、音響がものすごく良いと指揮者が言っていたけど、本当にビックリするくらい声が反響するミサ曲を部分的に確認しながら歌っているところへ、バスの強力な助っ人クリスチャン登場。既に一度歌った曲をもう一度確認する。2ヶ月近く練習してきたにも関わらず、予想外に苦戦してきたこのミサ曲。練習のたびにパートの音取りを何度も繰り返してきたのに、合わせると途端に音を見失いガタガタになる。正直なところ、仕上がったとは言い難い出来。助っ人のおかげでバスは安泰、ソプラノは高音域で薄くなるけれどメロディ自体に問題はなし。でも、ハーモニーを司り重要なソロもあるテノールとアルトが元気がない。自信がないのがハッキリと出ている。指揮者がいつもに増して緊張しているのが伝わってきた。ちょうどミサが始まる直前にソプラノのソリストもやって来た。いつものように、お立ち台を持参ドイツ人にしては珍しく、と言ってもこの辺りではすごく珍しい訳でもないけど、身長150センチくらいで痩せ型という体の小さい彼女。教会の音響を最大限に活かし、声を内陣に向かって飛ばすには、この20センチほどの高さが大きな違うをもたらすらしい。というわけで彼女は毎回、ソロを歌う時にはお風呂場の椅子のような台を自宅から持ってくる。木工職人が丁寧に作りました!木製 風呂椅子 【ひのき】 半身浴風呂イスカワイイ私が力強い大きな声が出ないと嘆くと、あなたは体が小さいからもともと不利、と言われることがよくあるけど、身長だけならば160センチある。体型だって、ソリストのミカエラの方が華奢なくらい。その彼女があれだけの声を出せるんだから、私にだってできるはずK町でミサ曲を歌うたびに、あんな風に歌えるようになりたいと思う私の印象では、特に大きな事故もなく、今までの練習通り、ゲネプロと同じような出来(つまり特に良くもなかった)でミサ曲は終わった。下で聴いていたオットの講評;どうしたの?ソプラノが出だしでグダグダしていたり、逃した部分が何回かあったね。出だしがいきなり薄くなって、自信なさそうに聞こえたよあれ? そうなんだ。いつもどおり、と思っていたけど、いつもよりもボロボロだったらしいあと、高音域で何度か君の声が聞こえたおお、コレはツマの声だ、と思ったえ、うそ?!このミサ曲、高音域に留まる箇所が多いから、周りの声が薄くなったところで、高音域の方が響きが出やすい私の声が抜け出てしまったらしい。いや、練習の時にもゲネプロの時にも、周りが脱落しているような、そんな気は実はしてたんだけど・・・まさか本当に私の声が聞き取れるとは思わなかった。嫌だなー、どんな風に聞こえてたんだろう、気になる・・・ひとり5分で読める作曲家おもしろ雑学事典価格:1,680円(税込、送料別)大作曲家の信仰と音楽
December 25, 2010
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S村のクリスマスミサ。8時半スタートいつもなら8時45分なんだけど、15分早いのはあれか、移動時間を考慮してのことか。クリスマスだというのに珍しく雪も降ったし。市内各町村の教会全てでミサを執り行うので、司祭さん達も総動員で手分けして、それぞれが2回のシフトでミサをこなさなければならない。S村のミサを執り行うのは、プリースターS。かつてはこの教会区のトップに立っていた人で、既に引退している。引退後もこの町にとどまり、機会あるごとにミサを執り行っている。プリースターSか、それなら早く終わるな、良かったというのは、コーラスの指揮者。S村のあとにはK町のミサがあるから、時間通りに終わってもらわないと困るのだ。歌は簡単な短い歌ばかりなので、特に事故もなく終わった。あえて言うならば、オットが歌ったGaudeteのソロ。2番、3番と進むうちに、高音部分で高さは十分に届いているのに、響きがどんどん薄く頼りなくなっていった車の中で聞いた話だと、息が足りなくって、最後の方はもう息も切れ切れになっていたらしい。テノールはたった一人だけなので、ソロ部分だけではなくリフレインの部分も休まず歌い続けなければならない。それが敗因かでもね、息吐き過ぎだと思うんだよなあ。指揮者が「fは大きな声で」なんていう指導をするから仕方ないのかもしれないけど。大体、ソロなんだからもう少し気合を入れて、テキストだけではなくて息継ぎする箇所も含めて練習すればいいのに。でもあまり言い過ぎるとやる気を削いでしまいそうなので、何も言わない。気長に適所で褒めてやる気を育てましょうテキストは、自宅で2度ほど通した甲斐あって、つっかえることもなくよどみなく歌いきった。歌が終わった瞬間に隣のドリスがテキストの練習してきたでしょ?ほら、やっぱり私以外の人も同じこと思ってたんじゃないの。教会コーラスが歌う曲の他にも、聖歌集から何曲も歌った。どれもこれも必ず一度は耳にしたことのあるスタンダードばかり。こうして参列者が歌いやすい曲を何曲も歌うというのも、お祝いらしくて良い。ミサが終わり、挨拶もろくにしないで、車へ急いだ。車内の時計を見ると、なんとまだ9時半!クリスマスのミサだというのに、いつもと同じく1時間で終わった。さすがプリースターS。【送料無料】中世ヨーロッパの祝宴
December 25, 2010
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火曜日のK町教会コーラスのゲネプロ。こーんなこと書いておきながら、参加したんです、結局。またしてもオットに風邪をうつされ、日曜日、月曜日と2日間まるまるベッドの中で過ごし、会社の遠足をアッサリとドタキャン ← 日曜日の夜にムリそうっていうメールを出しました。火曜日は大分調子も戻っていたけど、一日中犬の散歩以外はひきこもって過ごし、夜、ゲネプロだけは参加した。歌えるかどうか分からなかったけど、やっぱり楽器の感じやテンポだけは把握しておきたかった。↑エライぞ!と自分で褒めておこう珍しく予定が空いていたオットが「下で聞いてようっと」と一緒についてきた。このミサ曲、曲自体は難しくない。一つのモチーフが何度も繰り返されるのでメロディはすぐに頭に入る。ただ、全体的に音域が高い。それも、一つ二つ高い音が混じっているのではなく、何小節もずっとFが続いたりDからGまでを行ったり来たりしたりなんていう箇所が次々と出てくる。アルトにさえもEまで出てくる。各パートのソロがあるんだけど(というか、本来ソリストが歌う箇所をパートで歌っている)、元気いっぱいのソプラノに対して自信なさ気なアルトとテノールの差が気になった。ゲネプロが終わって、下で聴いていたオットに感想を聞いた。きれいだったよ。最初はガタガタしてたけど、2回目3回目は格段によくなった。テノールのパートソロどうだった?GloriaとCredoにはソプラノのパートソロがあって、ソレを追いかけるように同じ旋律を歌うテノールのパートソロが入る箇所が2回ずつある。歌っていて、テノールがいまいち音が届いてなくって、自信なさそうでしかも弱々しいので、その箇所が非常に気になった。ソプラノとの違いがあまりにもはっきりしていた。同じ旋律を前後して歌うだけにコレはちょっとキツイ。え?テノールのソロあったの?正直言って、、、ほとんどソプラノしか聞こえなかったなあとはバスが少し。当日もミサが始まる前に30分くらいの最終チェックをすると思うけど、直交する指揮者氏と違って、S村からK町へ移動する途中に自宅でトイレ休憩を挟まなければならないので、いつも通り入りはギリギリでしょう(笑)。寒い教会の中で、Einsingenも含めて4時間ぶっ通しなんて絶対ムリ。古い教会ってトイレがないの、不便ね~。どうやら当日はいつものバス・ソリスト、クリスチァンがバスパートの応援に来てくれるらしい。これでバスパートは安泰。さあ、明日の本番に向かって、ラストスパート(?オットのソロ練習。私のハイドンミサ曲総復習。【送料無料】クリスマスの本場ドイツふれあい紀行【送料無料選択可!】クリスマスの文化史 新装版 (単行本・ムック) / 若林ひとみ/著
December 24, 2010
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