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K町教会コーラス、オルガン・ソロ・ミサのプローべ2回目。今日は、楽譜の最後から、AgnusDei、Sanctus、Benedictus、KyrieそれにGloriaを通した。通したと言っても、一緒に歌って、各パートの音を確認して、もう一度一緒に歌って、の繰り返し。来週の火曜日が最後の通常のプローべで、金曜日はゲネプロ、日曜日は本番。大丈夫なのか?とちょっと心配になるけど、まあこれも毎回のこと(笑この指揮者はラテン語の曲を歌う時には、無声音のSの音を嫌がる。無声音のSは強すぎるから、有声音のzでやさしく歌うように毎回毎回口を酸っぱくして言われる。「Miserere」ならば「みぜれれ」それから最後の音がSで終わる場合も要注意。例えば、Sanctusの出だし「Sanctus」のフレーズ。たいていロングトーンで入るので、最後のSが揃わずに、バラバラにSが聞こえてしまうことが多い。これはもちろんどこの指揮者でも同じように指導すると思うけど、ヴォルフラムの場合、「最後のSを取ってしまえ」、発音するなという。発音するなと言われても最後のSはついつい発音したくなるのが人情というもので、必ず何人かはSを発音しているので、それでちょうど良い具合になっているんだろうか(笑今日のプローべでも、SはサターンのS!を連発していた↑だから取ってしまえ、発音するな、と言いたいらしい。そんなヴォルフラムだけど、ラテン語の発音は断然ドイツ派。in excelsis Deoを誰かが「ちぇるしぃす」と歌っていたのを聞きつけて「ちぇるしぃす」までやるとおおげさだから、「つぇるしぃす」で。tsでね。とすかさず注意が入った。何で正しい発音であるはずの「ちぇるしぃす」だと大袈裟なのか?これはちょっと分かりにくいかもしれない。なんていうか、「ちぇるしぃす」だって。ぷ。なんかカッコつけてる感じ?っていうか私たちドイツ人なんですけど。っていう雰囲気が無きにしも非ず(爆だからね、本格的にコーラスに取り組んでいるクリスチァンは「ちぇるしぃす」派で、彼からその指摘をされると、S村の教会コーラス人達は、はいはいって感じ。最後にLaetatus sumを歌った。この曲、毎回本番直前のギリギリになって、下手するとゲネプロでいきなり楽譜を渡されたので、オットは今まで覚えることを拒絶してきた。今回も歌わない気でいたんだけど。今日のプローべで(たぶんオットのために)ところどころテノールの音を確認しながら歌っていったら、結構ちゃんと音が入っていて、隣で聞いていて驚いた。似たようなフレーズの繰り返しが多いので、難しい曲ではないけれど。【送料無料】男性合唱のためのロマン派の宗教音楽 ブロイニンガー&ディー・マイスタージンガ...
September 15, 2010
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ミサ曲は、一部を除いて除いてラテン語。ドイツ語で書かれたミサ曲もあるし、たまに歌う。S村の教会コーラスのメンバーは、『外国語』アレルギーなので(笑)、英語だろうとスペイン語だろうとラテン語だろうと、嫌なものは嫌、と主張。一方私にとっては、ドイツ語だって外国語であることに変わりはないわけで。何よりもドイツ語は子音が多いから歌いにくいので苦手。それに比べれば、ラテン語は発音しやすいので、ラテン語の歌、大好き。だいたい、ラテン語のミサ曲というのはテキストが基本的に同じなので、一度覚えてしまえば後はメロディが変わるだけなので、新しい曲を覚えるのも圧倒的に楽だ。さてそのラテン語なんですが。教会コーラスの皆さんは、基本的にドイツ語風に発音するそんなに注意して聞いていないので自信はないけれど、教会のミサでもラテン語はドイツ読みされていると思う。これに関してはまったくの予想だけれど、もうずいぶん昔からラテン語っていうのは会話をするための言語ではなく、読み書きするための言語であったので、発音の指導みたいなものはなくて、それぞれの国の人がその国の訛りで発音するものなのかな、と思っていた。例えば、in excelsis Deoならば「いんえくすつぇるしぃすでーお」、Genitumだって「げにとぅむ」だしAgnus Deiは「あぐぬすでーい」。指揮者がクリスチァンのようにこだわりのある場合は、プローべの時に待ったが掛かる。この作曲家はイタリア人だから、「ちぇるしぃす」、「じぇにとぅむ」、「あにゅす」だよで、モーツァルトのミサ曲。モーツァルトはザルツブルグで生まれウィーンに没したドイツ語圏の人だから、ドイツ語読みだろうと思っていた。しかし、CDを聴いていると思いっきり本物っぽい(?)ラテン語で発音されてる。指揮者はPeterNeumannだし、コーラスはケルンのKammerchorだから、ドイツ語圏で作成されてるんだけど。もしかして、都会の人達はちゃんと洗練されているので、正しい発音で歌うんだろうか?前回のプローべで注意して聞いていたけど、みんなそれぞれバラバラっぽい。どうすればいいんでしょ?理解が深まり、さらにハイレベルな「ミサ曲」が歌えるようになります!ミサ曲ラテン語教会音楽ハンドブックミサとは・歴史・発音・名曲選
September 14, 2010
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アネッテのレッスン体をほぐす&発声練習この日は一日中PC画面を睨み付けたままマウスを使って仕事をしていたので、首から肩から背中から固まってた。そこで、体をほぐしながら発声を始めた。バレーボールくらいの大きさの、空気が抜けかけてブヨブヨのゴムのボールを背中と壁の間に挟み、背中をこすりつけ、ボールを壁に向かって押し付けながらハミング。ソ、ファ、ミ、レ、ドを最初はn(口を閉じて前歯をむき出して見せる)で、それからng(口を開ける、舌は下の前歯の付け根)で。同じく、go-lu-goで、go-du-goduで一度口の開き方を変える時は、口をすぼめて前に突き出すようようにする。ド、ソ、ミ、ド、ミ、ソ、ド、ソ、ミ、ドをgo--lu--go--lusで。ここで響きが平たくなったので、w(v)に変更。wは上の前歯が下の唇に触れて震えている状態なので、正しい音程を出そうとすると自然と口の内側が上に向かって押し上げら、口の中が広がったた。この状態が歌うのに望ましい響き、ということらしい。音程がある程度まで上がったところからソファミレドをwで、さらに音域が上がってからはOで。なんかもうほとんど声なんか出ていない(←当社比)のに、アネッテがそれでも止めずに音程を上げていく。何だろうなあ?と思っているところでようやく終了。今の音何だと思う?3Fよ?夜の女王のアリアの音域よ?えー、、、、、と。私の耳にはほとんど何も聞こえませんでしたけど?何か出てたんですか?もしかして、頭の上の方でかすかに鳴ってた超音波みたいなあれですか?あなたの場合、3Cから声質が変わって別の音域に入るののね。っていうかその前に、あれは「声」と言えるの?ぜんっぜん美しくないんですけど??声が出ないんだけど、怒ってまくしたててる鶏みたい。声が出ている感覚がなさ過ぎて、実感がわかない。っていうか、なぜ私の耳には聞こえないの?もしかして、言葉にするのも恐ろしいけど、人間年を取るごとに高音域が聞こえにくくなるっていう、あの現象ですかそれじゃ、普通の人間的な音域に戻りましょうかということで、歌の練習モーツァルトのAbendempfindung晩だ。太陽は沈み、月は銀色の輝きを放っている。そうして人生のもっとも素晴らしい時間はあっという間に過ぎ去っていく。まもなく人生の色鮮やかな場面は過ぎ去り、幕が降りる。私たちの芝居は終わりだ!すでに友人たちの涙がながれている。私たちの墓石の上に。sieh dann sanftが3回繰り返される箇所がある。この有声音のSがすごく苦手。日本語でもサ行は無声音で発音するくせがある。zzzじぃとzzzざんftの練習をする(笑音程が低ければそれでも何とかできるけど、音程が高いところではzが出せない。同じく無声音のw(v)mir weht, wie West_wind leise,なんていうフレーズはホントに、いじめられている気分になる。レッスンの最後に最近声が振動するようになってきたと言われた。最初の頃は「しゃべってた」けど、最近は低い方でも息が流れ続けている。発音はもちろん大切なんだけど、でも正確に発音しようとしすぎて首や顎に力が入って固まって息が流れなくなる。これは母国語ではない言語で歌う場合にはよくあることらしい。もちろん発音は大切だけど、そこばっかりに気をとられないで、言葉に関してはもう少し楽に歌った方が感情もこもって歌らしくなる、ということだった。言葉に気を取られる、そっちにばかり意識が集中するというのは確かに身に覚えがある。だって、特に新しい曲は集中しないと一音も発音できないもの。
September 13, 2010
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K町教会コーラスのプローべ。今日が夏休み明けの1回目だというので、参加してきた。Orgelsolo-Messeの本番まで、通常の練習は3回だけ。ソプラノは全部で7人だった。ソプラノ7人もいるの、久しぶりだわ~と、ソプラノNo.1のおば様が心の底からうれしそうに言っていた。どうやら、夏休み前はソプラノでさえ数人しかいないということが多くて、もう歌うの止めようかなんていう話さえ出ていたらしい教会コーラスはどこも大変だGloriaを最初から最後まで、各パートの音を確認しながら、一通り歌った。夏休み前から始めていたとは聞いていたけど、どうやら30年来歌い続けているレパートリーらしい。周りの人達が音が取れているので、その音を聴きながら楽譜で確認しながら一緒に歌った。こりゃ楽だわ。相変わらずテノールは難しい。同じ音を打ち続けたと思ったら、意地の悪い中途半端な跳躍が出てくる。今日は具合が悪くて一緒に来なかったオット。あと2回のプローべで全6曲、、、まず無理だろうな自分でどれだけ練習するかに掛かっている。ミサで歌うのはメッセの他に、MichaelHaydnのLaetatus sumとMozartのAlma Dei creatoris。どちらもK町の教会コーラスで一度歌ったことがある。初めて歌った時のことは忘れられない。どちらの曲も、最後のプローべやゲネプロの夜(金曜日)に楽譜を渡されて、「え、こんな曲知らない、他にも歌う曲があるなんて聞いてない」もちろん初見でなんて歌えるはずもなく、この期に及んで新しい曲なんてふざけんなーーーー↑コーラスの皆さんにとってはレパートリーに入っているので、特に練習しなかった頭にきたんだけど、あんまり悔しかったので土曜日に一生懸命覚えて、日曜日のメッセで一緒に歌った。両方とも苦労して覚えた曲だから愛着があるまた歌えるなんて、うれしい苦労して覚えた甲斐があったってものだよ。Laetatus sumは入場に歌う華やかな曲。全編通じて高音がヒラヒラと続くので、歌った~という気になるきれいな曲だけど、結構喉にくる。これを頑張って歌っちゃうと後が辛い。んだけど、ついムキになって歌っちゃうんだな。Alma Dei creatorisはソプラノとアルトのソロがすごくきれいで、うっとりと聞き惚れてしまう。生ソロをすぐそばで堪能できるのは、私にとってK町教会コーラスの最大の楽しみ。YouTubeにアップされているウィーン少年合唱団の演奏はお気に入り。ああ、やっぱりコーラス楽しい。【送料無料選択可!】モーツァルト:戴冠ミサ/アヴェ・ヴェルム・コルプル他 / コープマン & ア...
September 8, 2010
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K町教会コーラスが9月最後の日曜日のミサで歌う曲。CDが自宅にあるので、ここ1ヶ月くらいは毎日1回は掛けている。楽譜もなかったし、まじめに聴いているわけではなくて、ただ流していただけ。ようやく曲の全体の感じがつかめたところ。モーツァルトのほかのメッセとよく似たフレーズがたくさん出てくるので、気をつけないと脱線してしまいそう昨日、楽譜をもらえたので、一度楽譜を見ながら曲を掛けて、一緒に歌ってみた。CDを聴いた感じでは、よく似ている別のメッセよりも高音域の音が少なく、簡単そうだけど、実際歌ってみると、特に低いというわけではなかった。「簡単だよ」と指揮者が言ってたけど、確かに簡単かも。モーツァルトの短いミサ曲はこれで4つ目。今までで一番楽かもしれない、というか、既になじみのあるフレーズが多いので歌いやすい。いつものことだけど、音程がいきなりガクッと下がる音、G以下の音はCDをただ聞いていても聞き取れない。EやDなんて、私の耳にはぜんぜん聞こえない。GloriaとCredoにそんな箇所が出てくるOrgelsolo-Messeの本番まで、通常の練習は3回だけってことは、自力で音取りしないと。跳躍するところや、低音域を自分で音取りして練習する。Finaleの打ち込みは、面倒なので、CDがある時はあまりやらない。こういう時に、Eピアノがあるとすごく便利。CDに合わせて歌いながら、怪しいところだけ、Eピアノで音を出して確認する。でも繰り返したい時は、EピアノとPCの間を行ったり来たりするのが時間の無駄【送料無料選択可!】モーツァルト: 宗教音楽集 / S.クイケン&ラ・プティット・バンド、アウフ...
September 8, 2010
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O村でTotus Tuusのプローべ。本番まで今日を入れて3回。プローべの最初に指揮者のクリスチァンが、今日は助っ人が来てくれたよと、一人一人の名前まで呼んで挨拶してくれた。そんなに喜んでもらえると、遠路はるばる駆けつけた甲斐があるってものです。↑ ま、車で25分ほどですが。私達の住んでいる、谷で一番大きな町(一応、市)から、谷の最奥にある小さなこの村まで、わざわざ行くと言う行為自体がすでに奇特なのです。ヴォルフラムは欠席で、私とオットと、さらにクリスチァンのパパまで来ていたクリスチァンのパパはK町の教会コーラスの代表なので、もちろん私たちも顔見知り。明日のK町のプローべでも顔を合わすはず。いやあ、ど田舎だけあって、本当に社会が狭い、というか結びつきが濃い。クリスチァンのパパとオットがテノール1に加わり、素晴らしい今日はテノール200%増しだな↑いつもは一人だから。適当に空いていた2列目の席に座ったら、2列目はソプラノ2だった。ハーモニーを歌うの、久しぶりと思ったら、ハーモニーというほどでもなく、出だしと、曲のちょうど真ん中くらいにある山場の部分だけであとはひとつだった。しかも、出だしの部分ではテノールと同じメロディで、主旋律っぽいし。O村の人達はもう音取りを始めていたようで、最初の1/3くらいは確認だけであっさりと通過。曲の真ん中に差し掛かる辺り、静かに抑えたハーモニーから男声が色を変えて緊張感を高めていく部分と、その直後の曲の山場の部分を丁寧に音取りしていった。ここはソプラノ1が飛び出して美しい旋律を歌い、他のパートがすべてハーモニーを作る。うっかりしているとソプラノ1につられて迷子になる。何度か繰り返しているうちに、音が取れて惑わされなくなった。ああ、自分がハモリパートを歌えた瞬間のこの快感↑本当にハモっているのかどうかは分からない。 、、、なぜならパートの中でも違う音が聞こえているからさらに、同じ音を歌っているはずのテノール1の3人もそれぞれが違う音をだしてる助けて~やっぱり、ハモリ歌うの好きだな~。小中学校の音楽の時間は、選択の余地なくアルトに入れられてたけど、でも楽しかったんだよな~。山場の後で、出だしの旋律がもう一度入り、後半に移行する。この出だしの部分は、ソプラノ2とテノール1が、耳に届きやすい旋律を一緒に歌う。ここでソプラノ1が迷子になってしまった。わはは、勝ったいや、違う、そうじゃなくて。後ろから2パートに分かりやすい方の旋律を歌われたら、そりゃ見失うってもの結局、この部分はまた次にということで解散。いやあ、今日のプローべは素晴らしかったよ。どうもありがとうと、クリスチァン。いえいえ、どういたしまして、こちらこそ楽しかったよ。ああ、やっぱりコーラス、楽しい【送料無料】裸のバード~宗教音楽集 モンクス&アルモニコ・コンソート 輸入盤 【CD】
September 7, 2010
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O村教会コーラスの指揮者から、今月末に歌う曲の楽譜が届けられた。意外にも知ってる曲だった。Henryk Mikolaj G?reckiのTotus Tuus。YouTubeにビデオがたくさんアップされている。歌ってみたい曲のひとつだった。いくつかのメインのフレーズがきれいなメロディで、わかりやすい美しいハーモニーで構成されていて、それが延々と繰り返される。特に、サビになる(?)Maria!の部分がとても印象的で美しい。こういう、コーラスのレベルに合わせて、比較的簡単だけどきれいな曲を探してきて、歌わせるところ、さすがクリスチァンだわ、と思う。ヴォルフラムは新しい曲の開拓なんて全然しないもの。たまに新しい曲を持ってきたと思ったら、クリスチァンからもらったコピーだし9分以上にもなる曲。SATBの各パートが部分的にさらに二つに分かれて8部になる。さっそくFinalePrintMusicで入力してみた。、、、単純なメロディの繰り返しが多くて退屈各パートの片方を先に入力してしまえば、半分くらいはコピペできるんだけど、それでも面倒で、、、結局バスは上しか入力しなかった。こうして一音一音入力してみると、簡単だよ、楽譜から歌えるよというクリスチァンの言葉にうなずける。ソプラノはいつだって一番音のとりやすいパートだけど。テノールもソプラノと一緒に主旋律を歌う部分があり、ソプラノの歌うメロディラインの逆を行く部分があり、同じ音を延々と打ち鳴らす部分があり。この曲、たぶん今まで歌った中でも一番音を取りやすい曲のひとつだと思う。曲自体はC dur(←♯や♭が一つもない)なんだけど、全編にわたって♭がこれでもかというほど出てくる。それならはじめっから付けときゃいいのにって言うわけにはいかない理由があるんだろうな、きっと。もっと分からないのが、As(ラ♭)とGis(ソ♯)が前後して出てくるところ。純正律でAsとGisが違う音であることは一応なんとなく理解している。でも、一体どうやって歌うの??音楽の理論なんてまともに習ったことがないので、こういうところがよく分からない。よく分からないまま、平均律(ピアノやPrintMusic)で音取りをしている。音取るのが簡単だといっても、だから簡単かと言えばそうではないのよね。こう同じフレーズの繰り返しが続くと、歌っている方が飽きてくる、またはどこ歌ってるのか分からなくなる可能性大こういう曲をきれいに、ダイナミックに聴く方を飽きさせないように歌うのってすごく難しいと思う。The Best Choral Album In The World Ever! 輸入盤 【CD】
September 5, 2010
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アネッテのレッスン発声練習ソ、ファ、ミ、レ、ドをNのハミング(歯を合わせたまま、見えるように唇を開いて)でド、ミ、ソ、ド、ソ、ミ、ド×2を上に行くときはvvvv、一番上の音にあがりながらOになって、Oで降りてくる。顎を固めて口で音を作ろうとしないように、顎を動かしながら。ド、ソ、ミ、ドをdion、dion、dion、、でgegangen、gegangen、gegangen、、でgelaufen、gelaufen、gelaufen、、でできるだけ舌だけで明瞭な発音をする。舌で言葉を作る時も、顎はできるだけ動かさずに、口の中の上方の空間を確保したまま。歌の練習新しい曲、MozartのAbendempfindungまずは音取り。とりあえずYouTubeにあるビデオを観て、全体像を把握する努力だけはしてきたけど、メロディ自体はあまり頭に入っていない。テキストは部分的にしか読んでいない。コロコロしているフレーズはdodoで、音をつなげて歌うフレーズは低音部分をvvvvv、中音域をo、高音域はoかaでメロディを歌っていく。そこはもう少し小さいボリュームでいいから、高い響きで。偽のアルトみたいな声出さない~げちょっと長めのフレーズ、音をつなげて歌うところで、最後の方で息が足りなくなった。音程の変わるのに合わせて声を出しなおさないで。レガートで、線を水平に引くように、筋肉の緊張を保ったままほら、いつもの、スポーツみたいな筋肉の使い方でそうすれば息を使いすぎないで最後まで持つから。どこをどう変えれば良いのか、いまひとつ分からないものの、それに近づくように、製図の時に線を引くような感覚で、歌ってみた。ら、息が足りた!そうそう、ほら、息が足りたじゃない。ああ、なんかこう、すとんと落ちる感じ。音を押さえ直すとその時に息が漏れる、それだけ息を無駄遣いする。よくあちこちで見かける、吐く息を調整する、一定に流すってこういうことなのね。筋肉を使ったまま保ち、レガートで密度を高く歌うと、息の量が調整・節約されるので、長く歌える。レガートは全然できてないし感覚としてピンとこないんだけど、でもイメージが一瞬見えた気がする。製図で線を引く感じ。このイメージは使えそう。力を入れすぎない、かつ、抜きすぎないように、意識を集中して、腕の重みを均等に乗せたまま、最初から最後まで同じスピードで、早すぎず遅すぎず、まっすぐに「引く」。大学1年生の最初の製図の講義で言われた言葉。線は「引く」もの。「押さない」。おおそうか、と目から鱗状態だったので、いまだにはっきりと覚えている。当たり前なんだけどあなたは音を抑える癖がある。音と音の密度を高く、一音一音を押さえずにレガートでとはミセス・ウールからも注意される。注意されて始めて自分でも気づいたんだけど。子供の頃にピアノを習っていたせいか、歌っている時に、指で鍵盤を抑えるイメージが頭の中にあることがある。特に、気をつけて正しい音で歌おうとする時、鍵盤を抑えるイメージで音を出している。それが一音一音声を出しなおす癖につながっているのかもしれない。しかしこの曲、む、難しい。すみれもそうだったけど、フレーズごとにコロコロと気分が変わる。モーツァルト歌曲の典型なんですか?【送料無料】Debussy / Mozart / ドビュッシー&モーツァルト歌曲集 バンゼ(S) シフ(P) 輸入盤 【CD】
August 30, 2010
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先日のアネッテのレッスンで、発声練習で高音域まで行ったとき、突然音色の違う声が出てきて驚いて止まってしまった。そこから、自分に聞こえている声と外に聞こえている声の話花が咲いた。アネッテの話では、私の声は少し暗めの響きが混じってるんだけど、3cの音域ではその暗めの響きが一切なくなって、ものすごく明るい響きが出てた。いきなり暗い響きのまったくない、明るい声が出てきたから驚いた、と言われた。この響きがもともとある力強い響きであること、これを使えば誰にも負けない「大きな」声になるということ。声の小さな人がいきなり大音量になることは体の構造から言ってありえないけれど、音量が小さいままでも誰にも負けない「通る声」になる、ということ。同じことをもう何度も言われてる。出来の悪い教え子を持つ先生って大変。あなたは声を押し潰して話す癖があるのよね。だから話し声も暗い響きが混じるの。もっと高い音域でフェミニンな明るい声で話した方が、声が通るのに。声を低く押し潰して話している感覚はある。もう癖になっててなかなか直らないんだけど、自覚してる。自分の中で聞こえる声は、その方が大きいからなんだよね。高い声で話すと、自分には頼りない小さな声に聞こえる。だから、大きな声で話さなきゃと思うと、自然と低い押し潰した声になっちゃうのね。それ、Knoedelっていうのよ。はい?クネーデルですか?バイエルン地方の典型的な食べ物で、ソースとからめて食べると美味しいんだよねレバークネーデルそうそう。大声で歌おうとするテノールとか、暗めの響きを愛してやまないアルトの歌手に多いんだけど、喉に思いっきり力を入れてかためちゃうのね。喉のところがクネーデルみたいにかたまってるのそうすると、自分の耳には大音量で聞こえるのよ。私が声楽習ってた時に言われたわ。自分の耳には静かな高い響きだけが聞こえている状態が一番良いんだって。それが一番声が出てる状態だって。ちょっとやってみて。普段の自分が思う大きな声と、ヒステリックにフェミニンな高い声でしゃべってみて。Das Veilchenの最初の1フレーズを、普通の声とがんばって高めの芝居がかった発声で読んでみた。ほら、高い方の声が、明らかに大きく聞こえるわよ。、、、修行は続く。
August 19, 2010
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アネッテのレッスン今日は雨がぱらついていて、肌寒い。ドアを開けて部屋に入ると、今日寒いよね~、ヒーター付ける?と聞かれた。← ちょうどお盆の頃の話です。ずっと部屋の中にいるアネッテには寒いらしい。ここで歌うと毎回汗かくから私は必要ないけど?と答えたら笑われた。体をほぐすアネッテと背中を合わせて立ち、お互いに背中をこすり合わせる。それぞれが左右に動いたり、上下に動いたり、円を描いたり。背中の上の方を付けたり、腰を付けたり。背中合わせのままお互いに腰を付け、体重を掛けて押し合う。背中がポカポカとあったまっていた。発声練習いつものようにハミングから。そふぁみれど、を最初はnで。歯を合わせて、上下の前歯が見える状態で。どみそどそみどをnから始めて一番高い音で口を大きく開けてngにして、下りてきたらまた口を閉じてnに。nから始めて一番高い音で、uで声を出して、下りてきたらまた口を閉じてnに。音がどんどん上がっていって、一番上の音で音色が変わった。びっくりしてやめてしまった。どうしたの?のど痛かった??いや、ぜんぜん。のどにはぜんぜん力が入ってなかったけど、違う声が出たからビックリした。ああ、今の3Cだから。この辺りから一番上の音域に入って音色が変わるのね。ものすごく明るい響きで良かったわよ。そんな、3Cだなんて、サラッと恐ろしいこと言わないで欲しい↑ 高音だと意識すると怖くて出せなくなるそういえば、ミセス・ウールのレッスンでも一度3Cが出て、声が違うって驚いたんだっけ。なんというか、うまく説明できないんだけど、とても自分の声とは思えない。自分の体から離れた頭の上の方で鳴っていて、外から聞こえてくる感じ?ものすごい違和感。高音域の声って、私の耳にはイルカの悲鳴みたいに聞こえる。ちっとも美しいと思わない。イルカの悲鳴そうそう、理論的には同じよ。その発声が通る遠くまで届く声なのよあ、やっぱりイルカの悲鳴なんだ歌の練習Das Veilchen前回の終わりに言われたとおり、通しで歌うことを目指す。まずはフレーズごとに切って、確認。前回、どうしてもテキストとメロディの変化についていけずに、息も絶え絶えだったので、何度か自宅で歌い、技術的なことはともかく、とりあえず流れだけは覚えてきた。その成果か、前回のようにただ楽譜に振り回されることはなく、歌うことに集中できた。歌う前に、曲自体をきっちり頭に入れることは、やはり重要ですね。基本中の基本ですが。最初のフレーズ、"Ein Veilchen,,,"は、あなたの嫌いな、ヒステリックにフェミニンな、かわい子ちゃんな感じで歌ってみて↑ぶりぶりっと高い声で、という意味。ええええええ"gebueckt in sich"の部分は、もっと時間をとってかまわない。"unbekannt"の部分、音程が下がってきても最後まで支えを緩めないこと。"bis mich das Liebchen,,,"の部分は、少女が登場するシーンと同じようなウキウキした感じで。"Ach, aber ach!"の部分は、Aの発音に気をつける。すぐに口を横に開く癖が出る。高い響きを持たせること。上に引っ張るようなイメージで歌ったら、それがイイと言われた。"Es sank und starb"の部分は、たっぷりと時間をとって、大げさに悲劇的な感じで。そしていよいよ通しで歌った。ああもう、ボロボロですってば。うーん、悪くないんだけど。この曲、細かな部分を作業しようと思えばそりゃあいくらでもあるのよね。でもさ、とりあえずそれはいったん忘れて、技術的なことばかり考えないで、お芝居でもするように感情を表現して歌ってみて。そしてもう一度通した。アネッテに、技術的なことはとりあえず忘れて、と言われ気が楽になり、私にしてはわざとらしいくらいに悲劇のヒロインすみれちゃんの物語を歌った。出来がどうとかよりも、楽しかった。そうよ。よかったわよ。自由に歌えてた。ということで、Das Veilchenはこれで終わり。はやっ次の曲は、またしてもモーツァルト。別の作曲家にしたい?と聞かれたんだけど、モーツァルトの音楽は好きだし、今のところ何でも面白いし、大体において歌曲についての知識がまったくないし。だから、アネッテの持っているモーツァルト歌曲集から彼女が適当に選んでくれる曲を練習している。Abendempfindungこれはゆっくりしたテンポで、丁寧にきれいに歌わないといけないんだろうな、というのが第一印象。難しそう即日発送可輸入楽譜:モーツァルト:歌曲集/高声用(歌曲集)
August 18, 2010
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まったくの初心者のくせに、何を血迷ったのか、二人の先生にレッスンを受けている。最初は市民大学の講座で知ったアネッテにレッスンをお願いするつもりだった。しかし、ここよりも北の都会に住んでいて、週に2日だけここでレッスンを持っているアネッテとの都合がどうもつきそうになかった。問い合わせをメールで送っても、アネッテからあまりすぐに返事が来ないこともあり、あきらめて他の先生を探し始めた。と言っても、人に聞いたりして真面目に探したわけではなく、Googleで検索して一番上にヒットしたミセス・ウールにとりあえず連絡を取った。すぐにメールで返事が来て、短い電話の後、すぐにSchnupperkursと呼ばれる、無料の体験レッスンのアポイントが取れた。ミセス・ウールはとてもオープンで朗らかで感じの良い女性で、レッスンはいかにもたくさんの生徒を今まで教えてきたと言う印象を受けた。ミセス・ウールのレッスンをしばらく受けてみようと決心したところへ、アネッテからも連絡が来て、ようやく最初のレッスンの日が決まった。ここでどちらかを断るべきだったのだろうけれど、、、決めることができなかった。そしてそれがまだ続いている。それぞれ、ほぼ2週間おきなので毎週1回のレッスンということになる。でもこちらや向こうの都合でずれたりするから、1週間に二日レッスンがあることも珍しくなかった。始めたばかりの時は、異なる指導で混乱することもあるので、一人の先生について基礎をじっくりと学ぶ方が良い、とあちこちで読み、やっぱりまずいのかな、と悩んだりもしたけど、、、1時間くらい。今のところ、混乱はほとんどない。有難いことに言われることがほとんど同じだから。方針が違うかなと思うところもあることはある。ミセス・ウールは、中音域、低音域を強化するために、密度の高い、芯のある声を出す、低音域では話し声を混ぜる練習をさせてくれる。そんな練習と並行しながらDanza,danza,を歌っていて、中音域の声の出方が明らかに変わった。以前は、つかみどころがないような実体がつかめないような薄い声だったのが、はりのある色のある声を出すようになったと自分では思ってる。アネッテは、ソプラノなんだから中低音域で音量が下がるのはある程度は当然だと言う。それでも高音域同様に斜め後ろに響かせる空間を確保していれば、音量は小さいようでもホールの後ろまで届く豊かな響きがある声になると言う。だからまず高音域を歌って、その響きを中音域、低音域にも活かす、という点に重点をおく。高音域では、のどを開かないと到達できないので、言われなくても割と良い感じに声が出るらしい。しかし、音程が下がってくると途端に怠けて、支えがなくひらぺったい声になる。常に高音域と同じ響きを保つこと、を徹底して練習している。この二つの方針が明らかに違うものなのか、それとも同じことを基本にして同じものを目指して発せられていることなのか、今の私にはまったく判断が付かない。でも、特に混乱はしない。根がいい加減だから。その時その時で、言われたことを一生懸命やるだけ。どちらかのレッスンを辞めた方がいいんだろうかとたまに頭に浮かぶんだけど、どちらのレッスンも楽しいので、諦めがつかない。まあ別に、音大目指してるわけじゃないし。いいんじゃないの?ってことで、しばらくこのまま続けると思う。インターネットで情報を探していて、自分と同じパートの先生に付いた方がイイというのも読んだ。しごくもっともな意見だと思う。残念ながら、アネッテもミセス・ウールもメゾ・ソプラノ。ソプラノの先生を探そうという知恵がその頃まだなかったというせいもあるけれど、たまたま当たったのがこの二人だった。特に不自由は感じていない。というか、基本の基本を始めたばかりの初心者なので関係ないのだと思う。時々、ダメ出しをしながら「高すぎて歌えないんだけど」と言われることもあり、そんな時はやっぱり同じソプラノの先生の方がいいのかなと思ったりもする。現実問題として、インターネットを駆使して探せる範囲では、メゾが圧倒的に多く、ソプラノの先生が少ない。ただ実際に歌うことのできる高音域の幅は、特にミセス・ウールとはそんなに変わらないはず。高音域でも思わず聞き惚れてしまう美声を時々聴かせてくれる。それでも、高音域は彼女にとっては、歌っていて心地良い音域ではないらしい。間近で聴いていてそんな印象はまったく受けない。さすが。でもあなたは高音域歌ってて心地いいでしょ。Fやその上の音の響きがいいもの。まさに、水を得た魚みたいね。と言われ、へええ、「水を得た魚」って表現、ドイツ語でもあるんだ。結構、外国文学から日本語に訳されて入ってきた表現だったりして、、、。などと、妙に感心。 【送料無料】 DVD/チェチーリア・バルトリ (メゾソプラノ)/ヘンデル: 歌劇「セメレ」/UCBD-1093
August 17, 2010
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夏休みに入り、ボスが3週間の休暇で居なくなりクライアントの大部分を占める官公庁ではこの時期に夏休みをとる人が集中しているせいか、掛かってくる電話もめっきり減りミセス・ウールのレッスンは学校の休み中はお休みだし、Rコーラスも大学のゼメスター休暇中はプローベがなく、、、暇をもてあましている(というほどでもないか)せっかくレッスンで何曲か歌っているので、時々自宅で一人で歌ってみる。自主練といえるほどまじめにやっているわけではなく、ましてや毎日やっているわけでもない。歌のレッスンに通い始めて、、、4ヶ月くらいだろうか。レッスンに通い始めて、それまでうっすらと感じていながら自分ではどうにもできなかった点を、指導される中ではっきりと認識するようになった。一生懸命歌っているつもりだったのに、実は全然歌えてなかった要するに、自分の耳に心地よい声で歌っていたわけだけど、それでは「歌声」としては全然だめだった、ということ。だったら習っていることを復習して一日でも早く身につくように努力すれば良さそうなものだけど、なんとなく腰が引けてしまう。せっかく先生に聞いてもらって声の出し方を教わっているのに、一人で自宅で歌うとまた自己満足の世界に浸ってしまって、間違った声の出し方に戻ってしまいそうな気がする。なんていうか、一人で歌う自信がない。レッスンを録音してくればいいんだけど。次は録音してみようかな、、、。、、、と毎回思いつつ、録音したことがない。っていうか、怖くてできない。だから、自宅で歌う時はあくまでもメロディとテキストを頭に入れるため、息継ぎの場所も含めて歌の流れを覚えるため、そして終わってしまった曲をあっという間に忘れないためというのを前提にしている。今までにやった曲をとりあえず全部歌ってみる。Caro mio benレッスンで歌っていた時は、テンポはゆっくりだし、メロディは簡単だし、テキストも簡単だし、歌いやすい、声を出しやすい曲だと思っていた。だから初心者向けなのね、きっと。最近、一人で歌うたびに、この曲を人に聴かせるように歌うのはとても難しいということを思い知らされてる。なんていうか、歌っていて自分で自分の歌を「つまらない」と感じて嫌になるこの曲を聴かせるのは、生来の声の美しさや表現力がモノを言うような気がする。YouTubeにあるCecilia Bartoliのビデオを何度も見ている。どうしても彼女の表情に目が行っちゃうんだけど、この曲をこれだけ表情豊かに歌い上げて聴かせる彼女は、やっぱりすばらしい歌い手なんだと思う。Danza, danza, fanciulla gentileこれもイタリア古典歌曲集から。こっちはCaro…に比べると歌いやすい。テンポがあってメロディも割と起伏があるから?勢いで行ってまとめちゃう感じ。この曲は高音域、中音域、低音域がそれぞれに充実している気がする。それぞれの音域で重要なフレーズが出てくるというか。中低音域を強化したい私にはぴったりの課題曲だ。さすがミセス・ウール一番低いところが、私には歌えるギリギリの音階なのでその部分を安定して歌えるようになりたい。Kr?nungsmesse Agnus Dei何箇所かロングトーンがあるので、息継ぎをする箇所を忘れるとボロボロになる。この曲もとっても気持ちよく歌えるんだけど、息継ぎを忘れなくてもあっちこっちボロボロで、人様には絶対に聴かれたくない本来は最後の部分に、他のソリストやコーラスも入る曲を、ソロだけで完結するように、最後の部分を変えてあるんだけど、その部分の無理矢理感がどうしても好きになれない。YouTubeにある、カラヤンの指揮でKathleen Battleが歌うビデオを何度も観ている。あー、やっぱりキャスリーン・バトル好きだなあppの部分なんて口をほとんど開けてないようにも見えるのに、あんなにきれいな響きの声が出るんだなあ。Das Veilchen現在の課題曲。もう、すんごい難しい。今のところメロディとテキストについていくだけで精一杯です。だから一番自宅練習の頻度も高い。レッスンの時に通しで歌うと、歌い終わった後にジョギングでもしてきたのかっていうほどの疲労感が押し寄せてくる。必ず汗かくし。わずか1分ちょっとの曲なのに。アネッテのレッスンでも、歌い終わった後に必ず「ふーーーーーーーーー」と大きく息をついて、「O, jeー、大丈夫?!」と言われてしまう。だって、しんどいんだもの。そして歌うのがこんなに大変な作業だなんて知らなかった。歌ってスポーツなんだねと、毎回毎回同じことを言っている。イタリア古典歌曲集
August 16, 2010
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O村のPatroziniumが終わった。これが終わると、教会コーラスも夏休みに入り、9月までプローべはなし。もしかしたらEinsingen省かれるかもしれない、と、朝っぱらから過去の日記を見ながら軽く体をほぐし、ハミングをして行った。しかし予想に反して、今日は丁寧にEinsingenしてくれたまずは呼吸からf、f、f、s、s、s、sch、sch、sch、徐々にスピードを上げていって、最後にf---------。そしてハミングど、み、そ、み、ど、そ、どど、み、そ、ど、そ、み、どを、ronja(ろにゃ)で、sonja(ぞにゃ)で、またronjaで、、、。ど、れ、み、、、、し、ど、れ、ど、し、、、、どを、luluできちんとEinsingenすると、高音域の声の出方がぜんぜん違う。いつもは、「ちゃんとEinsingenしないから高音が出ない」とぶーたれるオット@テノールも、今日は満足げだ。Kyrie、Gloria、Credoを一度通し、何箇所か確認して、Sanctusの始めだけをさらっと流して終了。教会へ移動。今回は目立った事故もなく、あっさりと最後までいった例年1箇所くらいは出だしのタイミングを間違えたり音を間違えたりするんだけど。Patroziniumは6回目?だけど、今までで一番まともだったような気がする。O村はコーラス自体がS村よりもずっと大人数。もっとも、S村のコーラスは小さすぎる。なんとかハーモニーが歌えるギリギリの規模。O村はソプラノだけで10人以上もいる、大所帯。アルトは多分5,6人、テノールは今回1人、でバスが4人くらい。ソプラノには声の大きな歌える人達が何人もいるので、バランスがいいとは言えない。これにS村(S4,A3,T1,B1)が加わって、バランスは良くなる方向に働いたと思う。こっちはアルトもソプラノも実質2人分くらいだしオットは、ハンスが亡くなってからというもの、普段はたった一人のテノール。O村のテノール氏も実質一人なので、パートにもう一人居るという状況をお互いに楽しんでいた。確かに、大人数だとボリュームが違う。今回歌ったRegina coeliやSanctusのように明るいアコードでキラキラした曲では、そのボリュームがものをいう。迫力があって、圧倒される。でも、CredoやGloriaのように変化のある構成で、リズムやテンポが途中で変わったり、pが入ってきたりする曲でも一様に単調になってしまいがちだ。O村指揮者のクリスチァンはさすがに表情をつけさせようといろいろ注文をつけてくるけど、大人数でpやppを歌うのは至難の業。そしてここに限らず他のコーラスでもそうだけど、pで歌えと言われるとテンポが遅くなる、テンポが遅くなると音がぶら下がる。私は、、、大人数で歌うことにあまり慣れていないので、どうも勝手が掴めなかった。中低音域では自分の声がまったく聞こえない、戻ってこない、宙に吸い込まれて消えていくような感覚で、声がまったく出てないような気さえしてくる。歌いにくい。もっと嫌なのが、上のFやGが出てくる箇所になると突然自分の声が聞こえること。それも周りの声よりも半音くらい上を歌っているように聞こえたりする。実際に周りよりも高い音を出しているのかもしれないし、ただそう聞こえるだけなのかもしれない。ソプラノパートだけで数音聞こえたりするので、それぞれが違う音で歌っているのだろう今回のメッセはオルガンの伴奏つきなので、そのままオルガンの音に合わせて歌った。私は各パートせいぜい5,6人くらいのコーラスが好きかな。最近はアンサンブルに興味がある。PatroziniumのProzessionで、クリスチァンとオットが、ゲネプロの時に誘われた9月末にO村で歌う件について話をしていた。楽譜を用意してヴォルフラムに届けてくれるらしい。またしてもすごく簡単だから、プローべは必要ない、君たちなら楽譜見ながら歌えるよと言われたらしい・・・えー、、、と。なんだかすごく買いかぶられてませんか?私たち、楽譜からなんて歌えませんけど?ソプラノはたいてい主旋律だから、それでも何とかなったりはする。でも音が取れてないと歌えなくて逆にストレスが溜まるので、プローべで覚えきれない曲は楽譜を借りてきて自宅で音取りをしている。だから新しい曲でも2回目には音が取れていることが多い。それで勘違いされているのだろうか。それとも、自主的に音取りすることを前提として言われてるのか?教会コーラスではそんな手間隙をかける人はほとんどいないもんね。大体、オットは楽譜がきちんと読めない。30過ぎまで楽器に触ったことも歌ったこともなかった人だ。CDがない作品の場合、いつも私が時間を割いて全パートをFinalePrintMusicで入力して、出番が迫ってくるとやる気のないオットのお尻を叩いて練習させている。プローべで音取りを駆け足でやるから覚えられないと文句を言う割には絶対に自分から練習しようとしないオットに、どうせ歌うならば音が取れてる方が絶対に楽しいから一緒に歌おうと、練習に付き合っている。それがあるからこそ、オットは多少なりともまともに歌えているのに。君たちが頼りにしている強力な助っ人@テノールは、こんなツマの地道な陰ながらの支えがあってこそなんですよ、私が面倒見てるんですよと声を大にして言いたいMakeMusic / Finale PrintMusic 2010
August 15, 2010
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日曜日はO村のPatroziniumで、金曜日の夜はゲネラル・プローベがあった。通常は7月にS村で、8月にO村でという風に2回合同で歌うんだけど、今年はS村のPatroziniumにO村の行事が重なっていたので、8月のO村だけ合同になった。曲はお決まりのMax Filke Missa in G dur。少なくとも私とオットが参加するようになってからというもの、FilkeかCasaliのメッセを一年おきに歌っている。Filkeのメッセは歌いやすいし各パートにパートソロがあったり、ユニソロがあったり変化があって楽しい。特にCredo。S村の皆さんには「難しすぎる」と不評な曲だけど。でもそれはね、あななた達がパートだけの楽譜を使っているせいですっ単なる簡素化なのか、紙資源を節約するためなのか、古いメッセの楽譜だと、コーラス用にパートだけを抜き出したものが多い。全般にわたって全部のパートが並行に歌う曲ならそれでもいいけど、このFilkeメッセのようにパートソロがたくさん入る曲だと、ついつい出だしを逃してしまいがち。だって、楽譜の途中で「9小節休み」とか書いてあっても、小節なんて数えられないし。そりゃあ、曲の全体構成を耳で覚えればいいのだけど、、、。しかも、指揮者も出だしの合図を送るのを忘れたりするから、自爆する危険性も大。大体、他のパートが何をしているのか、テノールがどの音を歌っていて、アルトがどんなハーモニーを歌っているのかをきちっと目で見て把握したい性格なので、パートだけの楽譜で歌うのは非常にストレスがたまる最近は指揮者も分かってくれて、伴奏まですべて載っているパーティトゥーアを貸してくれるO村指揮者のクリスチァンは今年も休暇で不在か(← 去年はそれでヴォルフラムが指揮をした)?!と思っていたら、今年は居ました。クリスチァンは、この地域で文句なしで実力が一番上のコーラス、セミプロ集団と賞賛されているコーラスで、たぶん10年以上は歌っている人。プローべのやり方というか、求めるものやレベルがヴォルフラムとは違うので、それがまた楽しい。でも、ゲネプロではEinsingen(ウォーミングアップ?発声練習?)はしないたいていじゃ、KyrieをEinsingen代わりにとかって始める。時間を短縮するためゲネプロの後には懇親会があるのであまり遅くならないように退屈させると集中力がなくなるから理由はこんなところなんだろうけど。これがすごく嫌。私はEinsingen大好き、っていうかEinsingenなしでは歌いたくない。だって、明らかに高音域の声の出方が違うんだもの。Einsingenなしにいきなり歌い始めると、呼吸が浅くて胸から下に息が入らない感じがしたり、高音域の声がやたらと細くて、それでも無理して出そうとしているうちにあっという間に枯れてしまったりする。Rコーラスでも、指揮者がEinsingenを短縮、簡略化、時には省略しようとする傾向にある。指揮者の方では、メンバーがEinsingenしたがらない、と思っているらしい。好き・嫌いじゃないと思うんだけどな。「やだ、Einsingenしようよ!」と声を上げるのはいつもソプラノ。指揮者がソプラノじゃないからか?この日は、教会側が作るプログラムに入っている、ミサの途中でGemeinde(参列者全員)が歌う曲を一度さらう必要があるので、それをEinsingen代わりに、と始まった。ゲネプロの後、懇親会までの間に、ヴォルフラムからK町教会コーラスで9月末にモーツァルトのメッセ歌うけど、また来る?という打診があった。これについては、復活祭メッセの時に、ソプラノのおば様からすでに聞かれていたので、即答で参加!ついでにクリスチァンからも、そのK町のメッセの日の夜にイベントがあって、O村の教会コーラスが1曲だけなんだけど長い曲を歌うから、君たち良かったら一緒に歌わない?とのお声が掛かった。参加したーい。もっとも、テノールが2パートに分かれるから、テノール(→オット)を補強したいらしい。ヴォルフラムもテノールで参加とのこと。、、、って、O村はソプラノすごく多いんだけど、私まで参加していいのか?そりゃあ私の声は、邪魔になるほど大きな声ではないですがねひょっとして、私はオットを捕獲するためのエサですか?という気もしないでもない。ま、指揮者がわざわざ聞いてくるくらいだから、別にいいんだろう、ということで、参加予定。じゃあ、私達、O村のプローべ参加するの?いや、何かね、すっごい簡単な曲で楽譜見ながら歌えるくらいなんだって。プローべは1回来れば十分だって。マジで?!【久保田式】リトミック・絶対音感・ソルフェージュ【IQ才能学園】秀逸ビデオシリーズDVD|song...
August 14, 2010
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日曜日に行われるO村のPatroziniumに向けて、金曜日夜にゲネラル・プローべが行われた。ゲネプロ開始は7時半だから、7時に迎えに来て、一緒に行こうとS村の指揮者が言うので、7時少し前に工房についた。オットがマイスターに声を掛けに工房へ入っていった。ちなみにマイスターはRavensburg近郊出身、筋金入りのSchwabe。このあたりであの人はSchwabeだからといえばあの人ってもんのすごいケチ!の意になるその裏では(いや、表かもwww)、BadenerのSchwabeに対するライバル意識がメラメラと燃えているわけで、ローカル社会の世間一般に浸透している偏見と先入観の結晶であるわけなんだけど。マイスターはまさしくそのステレオタイプ(いや、偏見、偏見www)。谷の一番奥に位置するO村まで、わざわざ車2台で行くなんて馬鹿らしい。しかも自分で運転すると飲めないし。で、いつもオットに「一緒に行こう(車出してね)」と声を掛けるうちはどうせ車出すつもりだから(← 帰りたい時にすぐに帰りたいから)それは全然構わないんだけど、、、。マイスターを呼びに言ったオットが浮かない顔をして出てきて、申し訳なさそうな顔で私に言った。ヴォルフラム、これからシャワー浴びるってな・ん・だ・とーーーーーーー?!Schwabeのくせに(いや、それは関係ないのか??)時間にはやたらとルーズなヴォルフラム。普段のプローべでも、迎えに来て工房の前で待たされることが少なくない。まあ私も決して時間に正確なわけではないので、よっぽどのことがない限りは寛容な方だと思うんだけど。何?7時にって迎えに来させておいて、私達が着いてからシャワー浴びるって一体どういうことなの?ふざけすぎじゃないの、それ?もちろん一言文句言ったんだろうね??↑ 温和な性格のオットが咄嗟に文句なんて言えないことは聞かなくても分かっていて、いじめているあまりに不機嫌なツマに圧倒され、じゃあ、もう出ちゃう?とオット。それ、面白い!でも君、マイスターに言ったんでしょ、「O.K. 外で待ってるよ」って↑ 全然悪くないのに、なぜか責められるオット一人で不貞腐れて歌うことさえ楽しめないのならば行っても仕方がない。冷静になれずにブスっとして周りを(特にオットを)巻き込むくらいなら、ここは一人で家に帰った方がいい。家まで20分近く、歩いて帰れば少しは冷静になるかもしれないし、その後と散歩にでも行けば、すっきりしてどうでも良くなるだろう。怒りをためてイライラしているよりもよほどイイ。こんなに頭に来てたら歌えないし、私、帰ろうかな。、、、でも、本当にそれでいい?後悔しない?年に一度のPatrozinium。O村と合同で、いつもの3倍の人数でMesseを歌うチャンス。それにマイスターとはこれからもコーラスで付き合いが続くし、K町のプローべに行く時には毎回迎えに来てもらって送ってもらっている。なーんて、うだうだ考えていること10分ほど。ようやくヴォルフラムが現れた。ふんっ、今日のところは勘弁しやるか結局のところ、ヘタレな私。人は、なぜ約束の時間に遅れるのか
August 14, 2010
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アネッテのレッスン体をほぐす:近況についての雑談をしながら、イボイボのボールを足で踏みつける。前屈みになって上半身を脱力し、アネッテが背中を手のひらでトントンと叩いたりさすったりしてくれる。口を開けてハミング:最初はmで(舌は上前歯の付け根)そしてngで(舌は下前歯の付け根)この時、色々と顔を動かしてみる(顎を左右に動かし、鼻の上方にシワをよせ、上前歯を剥きだして、頬骨を持ち上げて、などなど)↑これは、「響きの空間が変わるのを聞いて感じる」ということらしいんだけど、はっきり言って、全然分からない発声練習:ソ、ソソ、ファ、ファファ、ミ、ミミ、レ、レレ、ド、ドドーを、gongolo、gongolo、、、で。これは、顎を動かさずに舌の動きだけで発音する練習。毎回ここは結構時間を掛けて、いろいろと言葉を変えながら練習する。注意されている内容から、どうも私は言葉の発音の仕方が根本的に違うらしい。口を忙しく開いたり閉じたりしながら発音しているので、顎を動かしすぎているらしい。もっと舌を活用して、出来る限り口が開いた状態を保ち(響きの空間が確保されている状態で)、でもはっきりと発音をするように(聞き手に歌詞が伝わるように)。というのが大きな課題。歌の練習:MozartのDas Veilchen物語が速いテンポで進行し、表現される感情も次々と変化する、喜怒哀楽に富んでいる歌。情景が目に浮かぶような生き生きとした表現はさすがゲーテの詩、なのかもしれない。なーんて、ドイツ文学なんて全然知らないくせに。牧草地にかわいらしいスミレが咲いていた。そこへ、若くて溌剌とした羊追いの少女が歌いながらやって来た。ああ、自分がこの自然の中で一番美しい花だったらいいのに。ほんの少しの間だけでも、愛しい彼女の目に止まり、摘み取られ、彼女の胸に押し当てらる、ほんの15分間だけでも。ああ、しかし、ああ、少女はやって来て、そしてスミレには気づきもせずに、スミレを踏みつけた。スミレは沈み、死に、そしてそれでも喜んでいた:死ぬんだ、彼女によって死ぬんだ、彼女の足の下でかわいそうなスミレかわいらしいスミレえー、、、と。ゲーテの詩って、こういうのが多いんでしょうか?始めて読んだ時は、自分の読解力を疑ってしまった。始めて歌った時は、思わず吹き出してしまった。なーんか、変な詩よね、マゾヒスティックで。でもゲーテなのよね、コレ(アネッテ談)ひとフレーズずつ、場面ごとに区切って、練習した。以下、アネッテから指摘された点。出だしのEinは中音域だから、特に気をつけて高音域の響きを持たせるように。音を出しながら口を開けるのではなく、まず口を縦に開け、奥の上方向の空間を確保してから声を出す。ach、an、ab、aber、achtなど、aで始まる単語は必ず平たくなるので、口を縦に開けるように気をつける。口をできるだけ縦に開けてoに近い発音で。chenも口を横に開けすぎるので、口を突き出し縦に開けてchonに近い発音で。音が下がって来ると、気が抜けるのか途端に音が平たくなる。フレーズの最後まで気を抜かずに、お腹で支えたままで高音域の響きを保ったままで。単語の最後のr、例えばherやnurは巻き舌で発音する。話している時のrの発音(喉を鳴らす)だと、喉がしまってしまう。音を母音で伸ばし、次の音へ行く直前にrをつける。sang、langのgは、ngでありgだけを発音しない。ほとんど聞こえない音。特にsangのgをはっきり発音してしまうとsankになり、単語が(意味が)変わってしまう。逆にsank、starbは、k、bをはっきりと発音する。最後に通しで歌ってみた。ドイツ語のテキストを歌うのはもともと苦手なんだけど、さらにコロコロとテンポが変わったり、曲調が変わったりして忙しく、音程も上がったり下がったり、、、それまで注意されて練習してきたことが本当にひとつもできなかった・・・・。・・・・。区切って歌った時はすごく良かったのにねーあ、やっぱり?なんかもう、すっごく大変。テキストと音程追うだけでいっぱいいっぱいま、この曲変化が激しいから大変よね。じゃあ次は通しで歌う練習をしようね。何度も何度も通しで歌っていけば、慣れるわ。コンラッド・ジャーノット(Br)/すみれ~モーツァルト3代の歌曲集(CD)
August 8, 2010
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ミセス・ウールのレッスン呼吸の練習ストローで吸う様に、fーで息を吸い込む。スパゲッティを口から引っ張り出すように、s-で息を吐く。最後にt!f-で息を吸い込むのは、胸いっぱいに息を吸い込んで肩が上がったりするのを防ぐため。腰の周り背中の方が膨らんで、肩はリラックスした状態を保つ。s-で息を吐くのは、一定の量を均一に吐くため。最後のt!はおもいっきり力強く。すると息が自然に入ってくる。息を吐く時のs-に適当な音程をつけて声を出す。息を吐く時に、muーーーーーーーt!発声練習膝を軽く曲げたり伸ばしたりして、体を上下に揺らしながら、腕は体の横で自然と前後に揺らす。ドーミードーミードドーミーソーミードドーミーソードーソーミードUで膝の運動はそのまま、両手を体の前で手のひらを下に向けて、ボールを下に押すようにドーミードーミードーソ特に最後のソに跳躍する時に、下に沈むこむように。音程を同じように体が上に上がるのを止めること。逆に下に下がる感じで。この練習で、確かに声に感じが変わった。深みのある芯のある声になった、ような気がした。歌の練習Danza,danzaの3回目、かな?Caro mio benのとき同様、暗譜できたらいいね、と言われていたので、テキストを大体覚えて行った。と言ってもそんなに一生懸命覚えたわけではないけど。そしたら、とても褒められた。日本人でドイツで生活していて働いていて、イタリア語のテキストも覚えるなんてすごいわ、ということらしい。何度も言ってますけど、イタリア語のテキストは、ドイツ語よりも発音しやすくってですね、ロシア語に比べれば片手間で覚えられるくらい簡単なんです。それにCaroもDanzaもメロディが筋が通ってて(?)覚えやすいし、テキストもきれいにメロディに乗っているので、すんなり頭に入ってくる。それに対して教会コーラスで歌うドイツ語の歌は、テキストが先行しているというのか、どうもゴツゴツしているというか、理屈っぽいというか、楽譜手にしてても時々分からなくなるドイツ語の曲は、、、あまり楽しくない。さてこの曲、前半は休憩がいくつか入るのでまったく問題ないんだけど、後半は息が切れ切れになった。それはもう、ひとフレーズごとに息継ぎしなければならないくらいに。ということで、後ろからいくつかのフレーズをまとめて歌い、できたらその前のフレーズを足して歌う、要はスタミナをつけるための練習wwwそして最初から最後までを通しで何度も何度も繰り返し歌った。息継ぎの場所を決めたら、毎回必ずそこで息継ぎをすること。息継ぎの場所も含めて暗譜すること。テキストが頭に入っていると、息継ぎでもたつかない。次のテキストを考えるせいで、息継ぎの後出遅れることがよくある。ミセス・ウールからお褒めの言葉を頂いた。とっても感じ良く歌うわね。次に歌の会をやる時にはあなたその曲歌ってもいいわよ。えええええええええ。うれしいです。でも人前では歌いたくありませんなんと、Danzaは今回でおしまいあと2,3回はやるのかと思ってたんだけど。しばらく歌わないでいて、久しぶりに歌うとびっくりするくらい自由に伸びやかに歌えたりするのよ次の曲は、テンポの少し緩めの曲と早い曲と2曲を候補として、ミセス・ウールが歌ってみせてくれて、選ばせてくれた。Vittoria, mio coreテンポの速い曲、そして何よりも、8分音符がズラーっと並んで上がったり下がったりする箇所が何度も出てくる。ここ数年、年に2回くらいはモーツァルトのメッセを歌うんだけど、必ずと言っていいほど、こういうバイオリンっぽい箇所が出てくる。特にスズメのメッセ。毎回とても苦労して、練習してみたりもするんだけど、やっぱりなかなか上手くいかない。ので、ぜひきちんと練習してみたい。イタリア古典歌曲集/星野隆子(発売日:2007年06月15日)【形式:CD】
July 23, 2010
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ミセス・ウールのレッスン。発音の練習アルファベットごとに単語が集めてある発音練習用の本から、今回はW。ドイツ語のWは英語のVと同じで、下唇に歯を当てて声を出す。声を出しているつもりだったんだけど、実は息が漏れているだけだったらしい。Wは声の出る音なの。ちゃんと声をだして。と何度かお手本を見せてもらい、ようやくO.K.が出た。ミセス・ウールのところで発音の練習をしてもらうと、今まで自分がいかに適当に言葉を発音していたのかがよくわかる。stimmhaft、声になる音、という言葉自体知らなかった。多くの子音を、息だけで声を使わずに発音しているらしい。そういえば日本でもよく母に小さな声でtktktktkって言ってるだけでなに言ってるのかサッパリ聞こえないって言われたっけなあ確かに、ほとんどすべての子音を音無しで発音している。うん、身に覚えがある。そうか、こういう事だったのか。Wのようなstimmhaftなアルファベットに対して、FやVは声を伴わないアルファベット。さらに、Sは単語のどの位置に入っているかで、Stimmhaftだったりそうじゃなかったりする。stimmhaftなSの場合、英語の場合のZの発音に声を乗せて発音する。コレがまたできない。ようは日本語の「ず」という音と同じ感じなんだけど、普段から平ぺったい発音をしているせいで、意識して発音しようとすればするほど、息の音しか出てこない。難しい、、、、。歌以前に発音でつまづくなんて発声練習Terzで1オクターブ上がる練習をルルで。高音域に入ると、首が上下に動いたり、左肩が動くらしい。これ、半分自覚がある。そうして勢いをつける音が出るような、なんだかそんな変なクセが付いている。手でアイロンを掛けなさい。滑らかに動かしてね。上下に動かしちゃダメ。平らにアイロン掛けて。とか両手を水平に動かして交差して。片方の手でもう片方の手の甲を撫でて。とか。ミセス・ウールがあの手この手を使って、首と肩をリラックスさせようとしてくれる。通りの向かいのアパートの人に声が届くように。クレシェンドで最後の方にfになるように。速いテンポで。音程がガンガン上がっていく。思い切って声を出していたら、高音域の声の感じが以前と少し変わった。上手く表現できないけど、パーッと外に発散していく感じというか、後頭部の上空で声が鳴ってる感じ。そうか、今までは自分でブレーキを掛けていたんだ、とうっすらと自覚した。今回は3つ目のCまで同じ感じで声が出た。いや、同じ感じと言っても、最後のいくつかで声の質が少し変わるのが自分でも分かる。Gくらいまでにある柔らかみのある響きが消えて、薄い紙のような声が頭の斜め後ろにバッと開くようなそんな感じ、、、。われながら、分かりにくい表現だなあ。歌の練習Danza,danza,の2回目。いきなし通しで歌ってみて、と言われて心底焦った。前回さっと通してメロディとテキストを確認しただけで、自宅で練習できてません。すみません、ものすんごく忙しかったんです。毎日帰りも遅かったし、週末も仕事してました。なーんて言えるわけもなく、無謀にも通しで歌い始めたんだけど、やっぱりとんでもなく無謀でした。メロディは頭に入っているんだけど、テキストがまだ全然口に馴染んでなくて、ついていけない。結局、もう一度テキストや発音を確認してもらう。さあ、気持ちも新たにもう一度、前半だけを歌ってみた。さっきの発音練習と発声練習を通じて、何か自分の中でストンと落ちてきたモノがあり、ブレーキを掛けずに、自分なりに声を最大限に響かせて歌ってみた。ピアノに向かっていたミセス・ウールが、ちょっと驚いたように振りかって満面の笑顔で褒めてくれた。すごく良かったわよ~。声がしっかりと響いてた。いいわね。この曲、あなたの声に合ってるわ。少しだけ、本当に少しだけ、何かが分かった気がする。【限定】イタリア古典歌曲集/星野隆子(発売日:2008年04月29日)【形式:CD】価格:2,625円(税込、送料別)
June 29, 2010
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アネッテのレッスン。アネッテのレッスンはいつもハミングから入る。ソファミレドをMで。それからNGで。ドミ、みそCia-o,Cia-o,Jia---O今の響き!良かったわ~。そう思わない??うーん、、、、そ?どうして?喉に違和感があった?嫌な感じ?いや、喉はいいんだけど、力も入ってなかったし。でもさ、私の耳には叫び声にしか聞こえないのよ。なんかキーンって感じ。全然美しいとは思えないんだけど。ええええ、そうなの?でもこの声はオーケストラ相手にでも十分観客席まで通る声よ。大きな声では決してないけれど、強い響きがあるもの。歌の練習新しい曲、MozartのDas Veilchenの1回目YouTubeでキャスリーン・バトルのビデオを見つけて何回か観たので、大体のメロディは頭に入っている。この曲、起承転結があり、物語を話して聞かせるようで面白い、んだけど、難しい。
June 29, 2010
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先月行われたRコーラスの80周年記念コンサートで、初めてソロを歌った。と言っても、短い曲の中のひとフレーズだけで、全然たいしたことはない。その曲、構成が割と面白い。テノールソロのひとフレーズの呼び掛けから始まり、コーラス、バスソロ、コーラス、テノールソロ、ソプラノ+アルトソロ、コーラス、バスソロ、コーラス、テノールソロ、コーラスといった掛け合いで進んでいく。歌っている内容も、土曜日だぜ。しかもこんな蒸し暑くって。仕事になんか行ってらんないよ。涼しい森に散歩に行っちゃおうっかななんていう非常にゆるい内容なところがまたいいこの曲は、実は2年ほど前に一度練習したことがある。仕上がりが間に合わなくて、結局コンサートでは歌わなかった。今回、80周年記念コンサートでこの曲を歌うことになった時、練習中に「あなたソロ歌うの?」とパートの子に聞かれ、「以前に一度歌ったことはあるけど・・・」と答えたら、それがそのまま決定になってしまった。コーラスのOG・OBが参加した練習で、歌ってみる。うわああ、緊張する。歴代のエース達がいる前で歌うの、やたらと緊張するんですけど。自分はすごい、と分かっている人ほど、他人に厳しいのだ。ソロの音程が不安定だったり、声が小さかったりすると、指揮者よりも先に口を開いて容赦なく注文をつけたりする。コワイあれ、なんだか指揮者のペトラが睨んでる気がする(完全に被害妄想が入ってます)低かった?それともやっぱり声小さかった?だから、大きな声出ないんだってば。しかし、特に何のフィードバックもなく、一度通しただけで終わってしまった。そうしているうちに刻々と迫ってくるコンサート当日。考えると緊張して声が出なくなりそうだから、できるだけ考えないようにしていた。たったのひとフレーズだし、メロディは入ってるし。本番の時よりも、ゲネプロで歌った時の方が緊張した。ペトラが、手を振ってもっと大きな声でという仕草をするのが目に入って、ますます緊張してしまった。本番はオットも聴きに来るっていうのに。緊張するからソロ歌うなんて一言も言ってないんだけど、気がつくだろうか?その前に、私の声、観客まで届くんだろうか??そしてコンサート。ふと前方に目をやると、オットが入口付近に立っているのが見えた。少し遅れて、開演ギリギリにやって来たオットは、席が見つからずに立ち見だったのだ。ありゃあ、あんなところじゃあ、私の声は聞こえないな。と、安心して一気に気が大きくなった私(笑)、かなり気楽に歌うことができた。というよりも、声を出しているときは、音程や呼吸を流すことや声を響かせることに全神経が集中していて、他のことまでかまっている余裕がなかった。この曲の最後にソプラノソロの一声が入る。ゲネプロでもっと大きな声でという仕草をされたのを思い出し、声を出し始めてから、口の開け方に気をつけてみた。結果として、pで入ってfに移行するような、ちょっと生意気な歌い方になったら、ペトラがニッコリと笑ってくれたコンサートが終わった後、ソプラノパートのマリーナがわざわざあなたの声、教会に合ってるわね。すごくきれいに響いてた。と声を掛けてくれた。へええええええ、そうなんだ~コンサートの間中入口付近に経っていたオットにも試しに聞いてみる。私の声、聞こえた?聞こえたよ~。ビックリした。ソロ歌うなんて知らなかったから。あれ?この声知ってるって思ったよ。思わず聞き返してしまった。うそ、私の声、一番後ろまで聞こえたの??聞こえたよ。えええええええええ、後ろまで聞こえるんだーーーーーーそして先日、ここから南に行ったところにある町で毎年夏に行われるコーラスフェスティバルに参加し、そこでも同じ曲を歌った。さすがにコンサートが始まった時には少し緊張して息が浅くまったく続かなくって、少し焦ったけれど、二曲目にソロの入った曲を歌う頃にはそれも割と落ち着いて歌えた。そんな度胸の付いた自分にまたしても驚きを感じる。2年前、初めてソロを歌う羽目になった時は、コンサートの前日は緊張して眠れないんじゃないかとか、緊張のあまり声が出ないじゃないかとか、全然息が続かないんじゃないかとか、余計な心配ばかりをしていたんだけど。やってみると意外とそうでもなくて、拍子抜けという感じ。歌のレッスンで定期的に声を出す練習をしているのも大きな要因だと思う。芯のある声を出す、口の中を広くする、高い響きで中低音域まで歌うということに集中するようになった。その結果、恥ずかしいとかみっともないとか情けないとかいう雑念が入り込む隙がなくなっている。別のソロ曲で、伴奏をひとフレーズだけ一人で歌う部分があり、最初の頃はそれだけでも息が詰まりそうなくらい緊張してたんだけど。成長したものだ。っていうか、慣れるとなんてことないって本当なのね。もちろん、一曲まるごとソロ曲なんかを歌うことになったらまた状況は全然違うのだろうけど。
June 29, 2010
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ミセス・ウールのレッスン。仕事が片付かないまま、とりあえずレッスンへ向かった。レッスンが終わったらまた仕事場に戻らなければならない。仕事では一日中PCに向かって目を酷使するので首から肩から背中まで鎧でも着せられているような感じがする。前回同様、簡単な運動から始めてもらった。足を前後に開き、片方の腕を前後に振る。腕の動きに合わせて膝を曲げて沈む。腕がカラダの横を通過する時に一番低くなるように。腕が前に行く時に「Fー」、後ろに行く時に「Sー」。何度か繰り返したら腕を変えて。発声練習ソードを、U-Aで。スタッカートをつけて、お腹を強制的に動員する練習ソ、ソ、ソ、ソ、ソードを、U、U、U、U、U-Aで。低音の練習ソファミレド、を、Ja(やあ)で毎度のことながら、一番下の音が声にならない。とりあえず、普通にJa!って言ってみて。そうそう、向かいの家の人に呼び掛けるように、Ja!ってね。それで音程をつけて歌ってみましょう。この、話し声で歌うというのがどうも今ひとつ分からない。何度かやっているとできるんだけど、なんだかすごく変な感じで、ピンと来ないというか。しかし、低音部を歌うにはコレしかないらしい。練習して慣れるしかないということか。やっぱりAsまでね。この辺りがあなたの限界みたい。ま、ソプラノだとAまでは出てこないから、問題ないわね。でも練習すれば、CやHがもう少し力強く出せるようになるわ。なりたいです!!!!高音の練習ド-ソ、ソ-ド、ド-ソ、ソ-ド、ドを、Tja Tja(ちやあ、ちやあ)で。毎回のことなんだけど、高いところののAsやHになるとどうしても声が途切れる。音を出し直さないで、つなげないと。あなたは音を一音だけでポンと出すクセがあるわね。それは何となく、レッスンを受けるようになってから自分でも気づいている。自分のイメージする音を確実に出そうとするために、音を一旦切って出し直してしまう。鍵盤を叩いたらその音がポーンと返って来るように、きちんとした音程の音が出ないと気持ち悪いから。歌う時にはレガートが基本よ。音を切っちゃダメ。密度を高く次の音へつないでいくものなの。ちょっとその練習をしましょ。ド-ソ-ドをU-A-Uで。良い感じで声がつながっていった。密度を高く音をつなげるという感じがなんとなく分かった気がした。限界に近いところ、AsやHになるとやっぱり息が引けてしまうんだけど。高音域に入ったら、もっと背中の方を使うのよ。と、ミセス・ウールがお手本を見せてくれた。分かりやすいように、肩を少し前に出すような感じで声を出してみせてくれた。すごい。響きが全然変わる。真似してやってみる。うん、なんか良い感じ。いつもより声が3割増し響いている感じがする。でもやっぱりCは出ませんでした。多分ね、あなたはもう2,3音は上が出ると思うわ。限界だったらもっと声が細くなるのよ、普通は。それがないから。毎回練習していきましょうね。歌の練習先週の予告通り、新しい曲、Danza, danza, fanciulla gentileを始めた。YouTubeでビデオを見つけて何度か見たので、メロディはだいたい頭に入っている。この曲はテンポが早いしテキストが多いので、口が発音に慣れるまでが大変。どっちみちイタリア語の発音が分からないので、テキストの予習はしていかなかった。まずはテキストを読むところから入った。ミセス・ウールのお手本に従い、1フレーズを発音して、分かりにくいところにはドイツ語式で読み方を書き入れる。そしてメロディに合わせて歌う。1回目だから半分くらいをやるのかと思ったら、意外にどんどん進んで行き、結局最後まで行った。メロディは簡単でしょ確かに。最後に1回通して歌ってみた。この曲、一番低い音がHなんだけど、通して歌うとこの音が全然声にならない。Hどころか、Cもかなり危うい。発声練習の時はCまでは結構普通に出せるのに。フレーズの中で、中音域から下がって来ると、全然声にならない。あまりに声にならなくて、思わず自分で笑ってしまう。低音域を歌うには力で押してもダメなのよ。さっき話し声で歌う練習したでしょ。あんな感じで逆に力を抜いて楽に声を出さないと出ないわよ。そうか、言われてみると確かに、低い方を歌おうとする時、なぜか頑張って圧力を掛けるクセがついている。圧力かけても声はでないんだけど、なぜだか、いつからだか、そんなクセがついている。そのせいで、アルトパートに参加した後は首の付け根辺りが痛くなって、数日間もその痛みが取れなくってひどい目にあった。それ以来、低音を歌うのがコワイ。根本的に間違っているのね。課題1.テンポを保つこと2.低音域でも声が出るようにすること
June 20, 2010
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ミセス・ウールのレッスン。レッスンのはじめに「調子はどう?」と聞かれ、正直に「一日中PCの前に座って仕事してたので、もう体がカチカチに固まってる感じです。息を吸っても体に入っていかない感じ」と答えた。いつも仕事帰りなんだけど、この日は特にひどかった。そこで、体をほぐすことから始まった。まずは片方の手のひらで、反対の肩から二の腕、一の腕、手の甲とパンパンと軽く叩く。反対の腕も同じく。両手の手のひらで片方の足の太ももから脹脛、足首まで叩いたら、反対の足に移って足首から脹脛、太ももまで。それから腰やお尻も。足を前後に開いて立ち、片方の腕を大きく前後に振る。同時に膝を柔らかくして腰を落とす動きを加える。腕がカラダの横を通るときに腰が低くなるように。さらに、この動きに合わせてFやSで息を吐く。腕を振る、後ろから前に、前から後ろに、後ろから前にの動きに合わせて、F、F、Fーーーと3回息を吐くの1セットに、4回目で腕を後ろに戻す。コレを片側で数セットやった後、両手をおろして静かに立つ。どう、動かした方の腕が長い感じがしない??する、するーーーーー。面白い、コレこの運動は良かった。体がグンと柔らかくなった感じがした。発声練習ど、み、そ、み、どを2回続けて、最初がUで2回目はOで。Uの響きのままでOを歌う練習。Oで平たくならないように、Uのように口を突き出したまま縦に開ける。同じフレーズを、最初の2音をU、次の2音をO、2回目は全部Aで。Oの時はほとんど指摘されなかったのに、Aになった途端に指摘が飛んでくる。口を横に開けすぎないで、Oの口のままでAを発音して。ど、み、そ、ど、そ、み、どを、Oで、いけるところまで。一番上がFかGを過ぎたところで、ミセス・ウールからの指摘が入った。一番高い音を出し直さないで。声を切らずにそのまま出して。あんまり意識してなかったけど、一番高い音を出す前に一度区切って、改めて声を出していた。そう言われてみると、普通に歌っている時にもかなりいつもやってる気がする。何でかっていうと、、、途中で声の出し方が変わるからだ。この辺りで声の出し方が変わるから、声がひっくり返ったり、音が届かなかったりといったコントロール不能な状態に陥るのが予測できて、「あ、この跳躍はヤバイ」と思ったら当たり前のように一度音を切って出し直してたんだと気づいた。もう一度、気を取り直して、切らずに流れに乗ったまま声を出し続ける。ちょっと音が低かったりもしたけど、そこはあまり気にせずに、とりあえず勢いで声を流す。そろそろ限界に近づいてきたな、という辺りで、やっぱり声が途切れた。やめちゃダメよ~あ~、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい毎回言われるんですけどね。やっぱり耳障りな悲鳴がイヤで、どうせ声も途切れるし、ということで自分から止めてしまう。Hまではきれいに出てたわよ。もっと出るようになるわ。やっぱりH。でも最後の音は響きが違ってて、悲鳴みたいに聞こえましたけど?そう?きれいに出てたわよ。ここでまた響きが変わるのは、当然よ、違う音域に入るから。さらに細い響きになるのね。でもちゃんと出てたわよ。歌の練習 Caro mio benとりあえず一度歌ってみる。はい。それじゃあ声を切らずにもう一度。今のは音をひとつずつ区切ってたでしょ。そうじゃなくてもっと密度高く、つなげて。たった今まで声をつなげる練習をしていたのに、歌い始めたら途端に忘れてしまう、、、。一体、私の頭の中はどうなってるんだ??曲の中で3回くらいBからDisの跳躍がある。このDisの手前で音を切って出し直していた。この跳躍が難しいです。どうしても声が折れる感じ。ああ、それはイイ観察ね。ソプラノの人はたいていこの辺りで音域が変わるから。ブレイクなんて呼ぶ人もいるくらいなの。ここで響きを変えずに移行するのが大切なのよ。さっきの練習ではできてたから。そういえば、ゴムバンド使ったことあったっけ?と、登場したのが、本当にゴムバンド。幅が20センチくらいの薄いゴムバンドで、長さは2mくらい?これを両手に巻きつけて、左右にゆっくりと引っ張りながら歌う。ゴムが伸びるように声も密度高く伸ばすのをイメージしながら。ゴムを伸ばす方に力が入るので、首に力が入って喉を締め付けることがない、というのがミソらしい。確かに声の伸びが良くなった、ような気がする。でももっと良かったのは、レッスンが終わって帰り道。パンパンに固まっていた肩が、信じられないくらい軽くなっていた!!これ、イイ!というわけで、さっそく薬局で買って来ました↓歌の練習をしながら、肩こりもほぐせるなんて、素晴らしいゴムバンドの伸縮作用を利用するシンプルなトレーニングギア!トライデックス TRIDEXフリーバンド 25mイエロー SPソフト
May 24, 2010
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Rコーラスは今年設立80周年を迎えた。記念コンサートでは、過去のメンバーも招待して参加者を集めた。南ドイツでは木曜日が祝日になる週、水曜日の夜、木曜日、金曜日がプローベで土曜日の夜がコンサート本番という、短期集中のコーラス週。この街を離れてしまっているかつてのメンバー達が集中して参加できるようにとの配慮から企画された。しかも、火曜日の夜は通常のプローベがあったので、現在のメンバーにとっては実質4日連続のプローベにコンサートという密度の高さだった。と言っても、金曜日は平日。いくら休暇を取る人が多いと言っても、現在のメンバーは逆にお勤め人も学生も参加が少なかった。長いブランクのあるかつてのメンバー達と、短期集中とは言えたった数日のプローベの後にコンサート。もっとも、ピチピチの学生だった時代に参加していたという人が多く、若い頃に覚えたことはなかなか忘れないという強みと、また伝統的に暗譜で歌ってきたという事もあり、すぐにでも歌い出せる旧メンバーがほとんど。わざわざ参加してくれるかつてのメンバーの中には、ソロを歌ってた花形メンバーも多い。そんな人達は、かつての自分のナンバーをもう一度歌いたいから遠路はるばる参加してくれるわけで、、、。といういろいろな配慮の結果、今回のコンサートはプログラムの半分以上がソロ曲という構成だった。ソロ曲ということは、コーラスは伴奏部分を歌うので、テキストが全くなかったり、あったとしてもソロとの掛け合いだったり、サビの部分だけだったり、と、コーラスに掛かる負担は極端に軽い。その反面、ソロ曲の多いプローベは結構退屈コンサートはちょうど連休の真っ只中に当たる土曜日の夜だったので、聴きに来てくれる人なんていないのではないかと心配していた。しかし、蓋を開けてみれば大盛況で、大学教会の参列席は埋まり、立ち見の観客までいたくらいだった。コンサート中はいつものように、小さなミスがいくつかあったけど、それはまあ、いつものことであり、臨機応変に対応してとにかく歌い続けるということには長けている私達なのだった
May 24, 2010
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アネッテのレッスンど、そ、み、どを、gio、gio、gio、gio、で顎を動かさずに、舌の動きだけで言葉を作る練習。毎回やっているのに、毎回同じことを注意される。しかも、顎だけではなくて、頭も動いているらしい。赤べこ?口の中に反響する空間を確保したら、できるだけそれを保ったままで声を出す。特に、高音を出す時にどうも口を一度閉じて開け直し、頭を上下に振るクセがあるらしい。らしいっていうか、身に覚えはあるんだけど。それ!って勢いをつけて出す感じ。精神的な問題で、そうすれば音がきちんと出せるような感覚があるから、なかなか治らない。実はミセス・ウールにも同じことを指摘される。言われると、うわ、カッコ悪ーーーーーーと思うんだけど、そう思えば思うほど止められない。歌の練習AgnusDei高音の部分を無事通り過ぎて、音程が下がってくると声が平たくなる傾向がある。最後の音まで気を抜かない。音が下がってきても、高音部分の響きをそのままつないで歌う。そのためには、お腹を引き締めたまま歌い続けることになって、フレーズが終わるとため息が出るくらい。たったひとフレーズ歌っただけでも汗が出る。福島限定 ナルト 赤べこナルトノ巻 ~福島限定だってばよ!!~福島限定赤べこ桃スティッチ根付福島限定リラックマ 根付 ~赤べこでだららん~ ※若干の台紙のズレや色のはみ出しがございます。返品、交換は不可ですのでご了承いただいた方のみご購入ください。
May 24, 2010
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ミセス・ウールのレッスン。発音の練習。発音は良かったわよ。それじゃ、通りの向こう側のアパートの2階にいる人に呼び掛けるように、もう一度注意されるのは毎回一緒。でも言われないと、気がつかない。そうそう、ほら、しっかりした声が出るじゃないの。声のトーンも少し高くなって、あなたに合った音域に近づいたし。やっぱりね、大きな声で話す時にはいつも、呼び掛けるようにした方がいいわね。発声練習うーあ、うーあ、うーあ、うーあ、うーあうーい、うーい、うーい、うーい、うーいどそみどみそどそみどを、GuteNachtで。「う」の響きをそのまま使って「え」を発音する練習。母音だけを練習する分にはなんとかできても、単語になってしまうと、きちんと発音しようとしすぎて響きがなくなってしまう。難しい。さて今日もまた、高音域開拓、限界に挑戦のコーナーがやってきた。有無を言わさぬ勢いでミセス・ウールがどんどん音を上げていく。息が途切れたり悲鳴みたいになったところで自分で止めてしまう。止まっちゃダメよ。勢いをつけて持ち上げないと。いまのはね、H。きれいに出てたわよ。もっといってみる?どこまで出せるかやってみる????毎回、Hまでは割と何とかなる。でもHはすでに私の耳には悲鳴にしか聞こえなくて、とてもじゃないけど耐え難い。いや、あのね、もう叫び声って言うか、悲鳴みたいで嫌なんですけど。(笑)みんなそう言うのよ。自分で聞こえている声は違うから。それに高音域は繊細な響きだし、普段使わないから聞き慣れないからね。でも使わないと失われちゃうわよ今度は低音域。そふぁみれど を「Rabe」で。もっとしっかりと芯のある声を出してみて。そうそう、ほら、芯のある声になるじゃない、声帯がきちんと閉まってないような声じゃなくて。えーーーーー、声帯がきちんと閉まってない声なんですか????低い方はしんどいからいつも力を抜いて出してた。小学校・中学校の音楽の時間にはいつも有無を言わさずアルトで歌わされていたため、長い間自分がアルトだと思っていた。それで、2年ほど前に気まぐれで一度だけ練習に参加したコーラスで、アルトで歌ってみたことがある。低い方の声を出そうとしていたら、30分くらいで首の付け根あたりに痛みを感じ始めた。そこで止めればよかったのに、そのまま最後まで歌っていたら、痛みがどんどん酷くなった。結局その痛みが数日間取れなかった。それ以来、低音域でちゃんとした声を出す事が怖くなっていた。力を抜いて歌うと空気が混じったような声になるのが自分でもすごくイヤで、だから低い方はあんまり歌いたくなかった。そうなんだ。声帯が閉まってない声だったんだしかし、三つくらい下がったところですでに打ち止めAね。ま、いいわ。でも、先週のCよりは頑張りました。声を押して叫んでしまう人って多いんだけど、あなたの場合その危険性だけは全く!ないから、芯のある声を出すようにした方がいいわ。通りの向こうにいる人に呼び掛けるように、ていうのが基本よ。歌の練習 Caro mio ben引き続き、暗譜して歌う練習。ひとフレーズずつ、テキストを確認し、メロディを確認してから暗譜で歌ってみる。ひとフレーズ覚えたら、部屋の中を適当に歩きながら体を動かしながら歌う。体を動かすと、意識が歌うことテキストや音程だけに集中しないので、喉を締め付けずに声が自然に出すようになる、ということらしい。それでも意識がテキストや音程に行くので、逆にカラダの動きがぎこちないんだけど。【中古】afb【古本】音声と声帯のすてきな関係 バリトンドクターが語る/萩野昭三
April 30, 2010
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アネッテのレッスンいつもよりも発声練習を長めにやった。まずはハミングから。そふぁみれどを、最初はmで、その次はngで。大きな声を出さなくていいのよ。ここで、いつも不思議に思ってたことを聞いてみた。ハミングだと、高いところまで出ないよね?Rコーラスではソロ曲が結構あって、伴奏を歌うコーラスは基本的にハミング。ハミングだろうがなんだろうが、ソプラノパートはEとかたまにはFなんかも出てきたりする。普通に歌えばなんてことないのに、ハミングだとこれがなかなかキツイ。そうよお、ハミングだと高い方は出づらいわよ。あなたはかなり高いところまで出てるけどね。あれ?そうなの????アネッテがふと私の顔を見て一瞬考え込んだかと思ったら、鼻をつまんでやってみてと。え、私、鼻をつまむと声が出なくなりますいや、一応出るんだけど詰まった感じ。そのまんまだけど、風邪で鼻が詰まっているような声。鼻声じゃなくて、もっと喉の奥の方に響かせるようにして。鼻孔の響きももちろん使うんだけど、そっちの響きが圧倒的に強くなってしまうと、響きがこもって暗くなるのよ。鼻孔も喉の奥もどちらの響きも大切だけど、バランスなの。言われてもよく分からないとりあえず、鼻に息がいかないようにしてみる。そう!その響き、ほら明るい響きでしょ、それよ、それ!!じゃ、鼻から手を離して、でも鼻をつまんでいる感じでやってみて。鼻に息がいかないように意識を集中すると、息を止めながら歌う感じ。お腹の辺りの筋肉が自然と緊張して張っている。そうか、いつもはそんなに鼻に息が流れてたんだ。いや、聞き取り調査の録音とかで後から自分の声を聞くことになるとね、すっごい鼻に掛かった声で気持ち悪いなあって、それは結構以前から気づいてた。でも本当に鼻に息が流れすぎてるとは思わなかったよそうそう、きれいよ!へえええええ、そうなんだ。こんな歌い方したことないから、すごく変な感じどうやってる?鼻に息がいかないように閉じてる。息が流れないようにするためにお腹の辺りの筋肉が張ってる。あら、それ意識してできるなんて、すごいじゃないの。それ、話す時にもできる?できません面白そう、コレ↓ お腹の底から声が出る「カラオケ上達ベルト」 『音楽療法士・かもめ次郎考案 カラオケ発声パワーベルト』
April 27, 2010
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ギョウジャニンニク、アイヌネギ、ドイツ語だとBaerlauch(クマネギ?)日本では北海道で自生してますね。この辺りでは、ごく普通にその辺に生えてます。その辺、と言っても、地下水位の高い湿地林とか、川沿いの林の足元、とかですが。この時期、森へ散歩に行くと、ぷーんとニンニク臭が漂っています。お腹がすきますよ。このギョウジャニンニク、10年前には見向きもされなかったらしいですが、ここ数年、いやもう5年くらいにはなるか、春の野草として注目を集めています。この時期になると、レストランではギョウジャニンニクを使った料理が食べられるし、いつも行くパン屋ではギョウジャニンニク入りのキッシュが売られているし(美味しいんだ、これがまた)。ギョウジャニンニクで作る緑のペスト、美味しいです。作るのは面倒だけど。というわけで、毎年この時期になると採ってくるんですが、タダだと思うとついつい採りすぎてしまう哀しい庶民の性。一度に使う量なんてたかが知れているわけで、いつも使い道に困っていました。今年は違いますよ。もうすんごいイイこと思いついちゃいました。刻んで冷凍するんですするとですね、使いたい時に必要な分だけ使えてとっても便利なんですよって、こんなことに何で今まで気づかなかったんだろうか????吾ながら信じられん orzスーパーで買って来たピッツァ・マルガリータにサラミと刻んだBaerlauchとモッツァレラをのせて食べました。忙しい日の晩ご飯は、インスタントラーメンに卵と揚げ玉とBaerlauch。今日のお昼ごはんは、お蕎麦に揚げ玉とBaerlauchで。ニンニクの香りもするけれど、味には青臭さもあって、お蕎麦の薬味にはもってこいです。今日もまた散歩ついでに集めてきて、刻んで冷凍します。重宝するなあ。イタリア・ロデンゴ社製の調理用具!回すだけ簡単の香草切り器PPL パセリ&ハーブカッター#CO88
April 25, 2010
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ミセス・ウールのレッスンまずは呼吸の練習。強くfー、f-、f-ーーと息を吐いたらすぐにお腹を戻す練習。そしてスタッカートをつけずに、s----と長く吐いてからお腹を戻す練習。柔らかく長く息を吐いた後の方が素早くお腹を戻すのが難しい。発声練習そーどを半音ずつ下げながら、うーあ、うーあ、うーあ、うーあ、うーあそして「う」の口の形をできるだけ変えずに「い」に移る練習。うーい、うーい、うーい、うーい、うーい前回もやった練習。ルで、どれみ、れみふぁ、みふぁそ、ふぁそら、そらし、らしど、しどれ、どれみ、しどれ、そらし、ふぁそら、みふぁそ、れみふぁ、どれみ、ど下から上え、そのまま折り返して、上から下へ、を、一息で。コレを毎日練習すると、息が長くなるらしい。ミセス・ウールがかなり早いテンポで進めてくれるので、結構余裕で一息でいける。あなた息が長いのねえ。歌う上でそれはとってもイイことだわ。って、毎回言われてる。下から上へpで始めてクレシェンドで最後はfで。上から下へもpで始めてクレシェンドでfへ。下から上へは何とか気づいてもらえる程度にはできるけど、上から下へは全然ダメ。さらに、音程を取るのが、上に上がる時は簡単だけど、下に下がる時が難しい。時々音が分からなくって迷子になる。一応ミセス・ウールがピアノで最初の音を出して助けてくれるんだけど。今回初めてだったのは、胸声の練習。ピアノの真ん中のCから始めた。息だか風の音だか分からないくらいの声しかでない。自分では頑張って(喉で押して)胸声で歌っているつもりだったけど、それは頭声、と指摘された。どうやら基本的に上から下まですべての音程を頭声で歌っているらしい。低音域は頭声を混ぜないとハリのある声が出ないのよだから低音に入ると力のない息の混じった声になるのね。話すをする時の声を使う練習。最初は全くできなくて、どうしても頭声になってしまった。言葉をいろいろ変えて練習。「は、は、は、は、は」と、「やぁ、やぁ、やぁ、やぁ、やぁ」でようやく話し声に近い声で歌えた。いつもは限りなく息に近くなる真ん中のCが胸声で出せた。それでもBより下は無理だった。そして毎度おなじみになった、高音域開拓、限界に挑戦のコーナーどーみ、みーそ、そーど、どーそ、そーみ、みーど、ど、ちやあ(tja)、ちやあ、ちやあ、で。この、ちやあ、の子音が気になって音程に集中できないあ、じゃあ、「た」でもいいわよ。jが入ってる方が喉を締め付けにくいからなんだけど。音程が上がるに従って、知らず知らずのうちに体が緊張する。声が途切れたり、叫び声みたいになる。ま、知らず知らず、て事もないんだけど。横目でミセス・ウールが叩いている鍵盤を盗み見て、HとかBまで来ると「えー、そんなの無理」と思いっきり緊張してしまう。すかさずミセス・ウールから指摘が入った。まだまだ恐怖心があるみたいねえ。音程が上がると、首が傾いて力が入ってる。首を傾けたりすると首に余計な力が入って、喉がしまるのよ。それに、音程に合わせて体が上に上がっていくけど、逆に高音域では下に体を沈める方がいいのよ。ああそれは、ヴォルフガングのOコーラスでも毎回の用に練習しましたね。それにアネッテもよく使う。頭ではもう分かっているはずなのに、切羽詰ってくると体に染み込んでいるクセが出てくる。音程の上り下りに合わせて体が上下に動いてしまうんだなあ。もう一度、首を柔らかく左右に振りながら、音程が上がるのに合わせて体を沈めながらやってみて声を切らずに、息を流したまま、音をつないで・・・・・・Bまではきれいに出てたわ。まずますね。・・・私の耳にはイルカの悲鳴にしか聞こえませんけど今回は母音の練習はなしで歌に入った。Caro mio benの続き。中声・低声用の楽譜なので、一番低い音が真ん中のCで一番高い音が二つ目のD。家で前日に思い出すために歌った時に、下のCが上手く出せなかったことを話した。頭声で歌おうとするからなんですね。胸声で歌わないとでないんですね。あー、この楽譜はミドルヴォイス・ロウヴォイス用だからね。あなたには低いすぎるのかもしれないわね。と言いながら、ハイヴォイス用を見てくれた。本当はね、ハイヴォイス用がオリジナルなの。オリジナルはハイヴォイス用で、ミドルヴォイス・ロウヴォイス用は数音低く書き直してあるのだとのこと。あなた、絶対音感あるの?(自慢じゃないけど)全くないです(キッパリ)じゃあ大丈夫ね。ハイヴォイス用の音程で弾くから、あなたの楽譜はミドルヴォイス用だけどピアノに合わせて歌ってみて。う、歌いやすい。声の出しやすさが全然違う。ということで、ハイヴォイス用の音程で歌うことになった。ハイヴォイス用の音程だと、fやクレシェンドができる。本当にできる、わけじゃないんだけど、高音域に入ると声の響きが良くなるので自然とfになるのが自分でも分かる。あー、やっぱりこの高さの方がいいわね。高音域の声のいい響きが入ってたわよ。それに一番最後の音(E)もちゃんと歌えるものね、ミドルヴォイス用(C)だと息の音しか聞こえないからね一番高い音はFだから結構高いんだけど、あなたは全然平気なのね~。この音出ない人も多いんだけど。こうして子供から大人まで40人もの生徒さんを抱えている歌の先生にいろいろ指摘されると、自分の声のことが新たに分かって面白い。音程が正確ね、とか、息が長いわね、とか、本当に高い声なのね、とか、低い方は全然出ないのね、とか、低い方も頭声で歌うから芯がない声になるのよ、とか。自分の中では当たり前で、みんなそうなんだと信じて疑わなかった部分が、どうやらそうではないらしいということが分かると、ゾッとするほど大嫌いだった自分の声にも何となく愛着が湧いてくるから不思議。次回までにこのイタリアの歌とアリア集のハイヴォイス用を買うこと。
April 22, 2010
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アネッテのレッスンAgnusDeiの2回目。まずは1フレーズをdu duで歌ってみる。最初のmiserereのリズムでいきなりつまづく。どうもここの拍子が上手く取れない。数えなさい、と言われてしまう。歌いながら数えるのすっごく苦手。次にテキストで歌ってみる。アネッテが不満そうな顔をして振り向いて、もう1回duでいってみよ。はい。すみません。もう一度duで歌った後、またテキストで歌う。意識して、口を縦に開け突き出すようにして歌ってみた。ああ、良くなった、良くなった。響きが変わったの、分かる?最初の時は響きが平ペったかでしょ。Kehle(咽喉?)が上がってた。duで歌った後は、喉から力が抜けてたええええと、、、分かりませんえ、わかんない??響きが平っペッたかったのが変わったのは分かった。でも、Kehleが下がってたとかは分からない。(笑)そ、か。まあね。Kehleが上がっている状態っていうのは喉を締めて変に力が入っている状態だから、すぐに声がかれたりするの。首がリラックスしている状態ならば、逆に何も感じない。何も感じないのがいい状態なのよ。もう1回、最初みたいな歌い方で歌ってみろ、と言われる。アネッテはよくこうやって自分で比較させようとするんだけど、これがなかなか難しい。とりあえず意識して、いつものように口を横に開くようにして歌ってみた。んんん、今のは悪くなかったわね。さっきの響きを受け継いでた。あ、そうなんだ。今は口を少し横に開いて歌ったから、自分の中では響きが違ったんだけど。口を縦に開けて突き出すようにして歌うと、響きが暗くなる。今のは口を横に開けたから、明るく響いた。あー、なるほど。いいのよ、それで。首がリラックスしていて、口の中の空間が確保されていれば、あとは響きが暗い方がいい時もあるし、明るい方がいい時もある。そうやって、そのフレーズに一番あった響きを探していくの。歌うのって難しい。なんか、スポーツみたい。スポーツ嫌いなのにでも歌うのは楽しい【送料無料】カワイ出版 美声学 松尾篤興 著 声楽教本
April 18, 2010
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アネッテのレッスン2回目(?)いつものように体をほぐし、発声練習をしてから、さあそろそろ歌の練習?という時。どうする?またロシア民謡歌う??一応楽譜は持ってきたけど。別の曲でもいいよ。新しい曲を覚えるのも好きだし。え、そうなの??じゃああああ、Mozartのミサ曲とかどう?ソプラノのソロがたくさんあるじゃない。あー、Mozart大好き~この曲、知ってる?戴冠式のミサのAgnusDei大ヒット曲よ知ってる、知ってる。へ 大ヒット曲??もうね、すごく頻繁に歌われるの、結婚式とか、告別式とか、、、結婚式とか告別式って、、、節操がないなあっていうか、えええええええ、結婚式にAgnusDei?? Lamm Gottes???(神の子羊)そうなのよ~メロディがきれいだからって、よく歌われるのよまあそれはそれとして。ロシア民謡はテキストの発音助けてあげられないものね。やっぱりそうだよね。というわけで、AgnusDeiを練習していくことになりました。【CD】モーツァルト:戴冠式ミサ曲/ケルテス ケルテス
April 14, 2010
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今日、仕事の帰り、街なかを通って駅前の横断歩道に向かっていて歩いていたら、小さなヨーキーがオフリードで、数人の若い女の子達の足の周りをチョロチョロと歩いてた。駅前だから人通りは結構多いし、車通りもあるし、こんなところで危ないなと思って見ていたら、いきなりクルッと向きを変えて、信号が赤になる直前に横断歩道を渡って駅ビルの中へ入っていった。歩行者側の信号が赤になって、車が走り始めた。そのまま青になるのを待っていると、すぐにまたその犬が駅ビルから飛び出してきた。まさかこっちに来るんじゃないでしょうね、と思っていたら、うまい具合に車が途切れたタイミングで、あっという間にまた道路を渡ってこちら側に来た。その犬は、こちら側に来ても、じっとすることなく、せわしなく動き回ってた。どうしたんだろう、飼い主は一体どこにいるんだろう?と思って見ていたら、一瞬その犬が立ち止まったので、表情が見えた。目に不安の色がはっきりと浮かんでた。はぐれてしまってパニックを起こして、必死に飼い主を探している、小さな横顔。このままだと、また道路を渡っちゃう、車に轢かれちゃう、と思った瞬間、その犬は道路に飛び出した。ごく小さな鈍い音がした。通りかかった車は、スピードもそんなに出てなかったし、ブレーキも掛けたけど、でも、その犬はもう動かなかった。すぐに捕まえればよかった。なんで何もしなかったんだろう。絶対にまた飛び出すって分かってたのに。数メートルしか離れてなかったんだから、なんとかできたはずなのに。必死になって飼い主の姿を探している小さな目が、頭から離れない。家に帰って来たら、いつものように元気いっぱいの我が家のが迎えてくれた。いきなり抱きしめられて、泣き顔を押し付けられて迷惑そうな顔をしているがおかしくって、泣き笑い。目はパンパンに腫れてるし、頭はガンガン痛むし、鼻は詰まって息も苦しい。でも涙が止まらない。お願いだから、大切なを守るために、街なかではリードをつけてください。もっとも、日本では街なかでオフリードにするような人、あまりいないのかもしれないけど。
April 9, 2010
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今日はイースター連休の最終日。キリストの復活をお祝いする、イースターのハイライトでもある。S村とK町ではすでに日曜日にイースターのミサが終わっていたが、O村は今日、月曜日だった。O村教会コーラスの指揮者は、K町の教会コーラスでミサ曲を歌う時にバス・ソリストとして活躍してくれるクリスチァン。われらがS村、K町の教会コーラスの指揮者ヴォルフラムとクリスチァンとは、もう10年以上の付き合い。そんなわけで、S村とO村は毎年夏のそれぞれのPatroziniumを合同で歌うのがお決まりになっている。ヴォルフラムはオルガン奏者でもあり、O村でオルガン奏者が都合つかない時に駆り出されたり、クリスチァンの都合がどうしてもつかない時に、プローベを引き受けたりもしている。その代わり、K町がミサ曲を歌う時には、クリスチァンが必ずソリストとして参加してくれる。小さな谷のカトリック教会関係という非常にローカルな社会は、こうして濃い人間関係の上に成り立っている。ヴォルフラムは今回もオルガン奏者のいないO村の演奏を引き受けていた。S村のゲネプロの日、先にO村のゲネプロに参加してきたヴォルフラムは、少し遅れてやって来た。O村はこの谷の一番奥に位置していて、私達が住んでいる市から車で30分近く走ることになる。完璧主義のクリスチァンの事だからゲネプロの時間がオーバーしたのか、単にヴォルフラムの読みがが甘かったのか。ま、彼の遅刻はいつものことだけど。やって来たヴォルフラム、開口一番いやー、大変だ。O村はレオポルド・モーツァルトのミサ曲を演奏するんだけど、さすがのクリスチァンでさえ「この曲は難しいな」って言ってた。えええええ、聴きたい、ぜひ!!パパ・モーツァルトのミサ曲なんて、聴いたことがないので、さらに好奇心をかきたてられた。さすがにせっかくの連休に毎日教会を訪れるということにオットも私も抵抗があり、夕べはあんまり乗り気ではなかったけど、今朝になってからやはり好奇心に負けて行ってきた。ミサの始まる時間ちょうどにつくようにギリギリに家を出る私達。小さな小さなO村のことだから、まさか教会が一杯になるなんてありえないとたかをくくっていた。教会についてみてビックリ。参列席は埋まっていて全然開いてない最初は立っているつもりだったのだが、それもなんだか居心地が悪く、結局Empor(オルガンが設置してある2階部分、コーラスやオーケストラも通常はここで演奏する)に上がっていった。今日は関係ないのに上がっていったら睨まれたりして、、、なんて思いながら上に着くと、すぐにクリスチァンと目が合った。あ、なんか嬉しそうに笑ってる。オルガンの前に座っているヴォルフラムも私達に気がついて、ビックリしながらもすごく嬉しそうに笑ってくれた。O村のコーラスの人達も皆、嬉しそうに挨拶してくれて、心底ホッとした。感想。本当に難しそうな曲だった。スズメのミサ曲の方が絶対に覚えやすい。特にGloriaは長い上に各パートがバラバラに畳み掛けるように構成されているので、それぞれが確実にテンポとリズムを保って歌っていかなければならない。出来も良かった。KyrieとGloriaは本当に良かった。ソプラノのピッチが若干低くなった箇所がいくつかあったけど、それでも全体のピッチが落ちることはなく、最後まで果敢に突き進んだ。残念なのは、テノールが薄いこと。テノール不足はどこも一緒。切実な問題なのだ。ミサ曲からはもう1曲だけ、Sanctusも歌ったけど、これはちょっとがたついていた。S村でもK町でもそうだけど、ミサの最初にKyrieとGloria歌うと、その後は聖書の朗読や祈りなんかが続いて、Sanctusまで間があく。この間がクセモノなのだ。緊張感が途切れるせいか、せっかくいい感じに温まった体が冷えるのか、Sanctusは大抵ガタつく。ミサが終わりコーラスは解散、それぞれが次々に降りて行く中、顔見知りのメンバーに「すごく良かった」と声を掛けると、本当に嬉しそうな笑顔が返ってきた。次は一緒に歌う??んんん、考えておくクリスチァンが通りかかり、楽譜を見せながら饒舌に話し出した。Gloriaがさー、ホント、大変なんだよ全部のパートがバラバラに進んでいくんだものでも満足気だった。やっぱりこういうのって楽しい。
April 5, 2010
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S村のメッセは朝早い。通常は8時45分から。でもこういう大きなメッセは同じ教会区のいくつもの地区で行われるので、余裕をもたせるためか、今回は8時半。オルガニストやコーラス(と言っても私とオットだけだけど)だけではなく、プリースターもメッセの掛け持ちなのだ。メッセが終わり、教会から出てきたところで、以前ソプラノで歌っていたクリスタがいたのでイースターの挨拶をした。私がS村教会コーラスに参加し始めた当初、彼女はソプラノで一番通るいい声をもち、一番正確に歌うことのできる、指揮者にとっては貴重なメンバーだった。そして、彼女の夫君ハンスも当時オットを含めて3人だったテノールの一番重要なメンバーだった。ソプラノの他のメンバーとのいざこざと彼女自身の健康状態を理由に辞めてしまった。二人とも物静かで気持ちの優しい性格で、仲の良い夫婦だった。クリスタが辞めた後もハンスはコーラスに参加していたが、もともと肺を患っていたハンスは、昨年、急激に体調を崩して数カ月の闘病生活の後、逝ってしまった。挨拶を返してくれたクリスタは、表情も明るくて朗らかだった。とても良かったわよ。ブルックナー / ミサ曲第2番、テ・デウム レーグナー(指揮)ベルリン放送交響楽団&合唱団 輸入盤 【CD】
April 5, 2010
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ミセス・ウールのレッスン2回目。母音Oの練習前回同様、発音を練習するための詩が集めてあるノートから、いくつかの詩を朗読する練習から。まずはミセス・ウールがお手本をみせてくれて、それを真似する。注意された点:通りを挟んで向かい側の家の2階にいる人に呼び掛けるように朗読する。-自然と声は普段話しているトーンよりも高くなり、通りやすくなる言葉を一つ一つ切らずに、続けて流れるように朗読する。-息を流し続ける、歌うことと同じOを発音するときには口を大げさなくらい前に突き出す。口を縦に開ける。唇を怠けさせない。-口を前に突き出すようにしてOの形をすることによって、口の中の反響空間が確保される-Aの発音でもOと同じような口の形を保ったまま発音するように心がける発音練習、発声練習のあとは、前回に引き続きCaro mio benを歌った。前回と同じく、音程がとても正確だと褒められた。意識が音程とかテキストとかに集中するとすぐに、「今のところ、響きが平ペッたくなったわよ、口を縦に開けて」と注意が入る。特にフレーズ最後の音で気が抜けやすいらしい。ミセス・ウールはピアノを弾いていて、こちらを見ていないのにもかかわらず、ほら今のところ、また口が開いてなかった。見てなくっても声を聞いてるだけですぐに分かるのよ、ふふという指摘が飛んでくること、、、数えきれないほど。大きな声を出そうとして怒鳴ってしまう人が多いんだけど、あなたの場合はその危険性が全くないわねそれはアレですね、私が全く頑張らずに歌っている、という事ですね、裏を返せばそうして歌っていると、体中がほこほこと暖かくなって、すぐに汗が出てくる。頬の筋肉が、痛いというほどではないけれど、突っ張ってくるような感覚。歌うことがこんなにシンドイなんて。今まで一生懸命歌っているつもりだったけど、ものすごく楽をしていたのだということが身にしみて分かる。唇・発声法/歌唱法研究
April 4, 2010
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S村、K町ともにイースター・ミサの出番は日曜日。またしてもミサのはしごS村のミサが8時半、K町のミサが10時半。われながら無茶してるなーと思うけど、もともと人数の少ないS村を蹴ることは許されず、K町は好きで参加しているのでどうしようもない。普段のS村ならば、比較的楽な曲ばかりなのでウォーミングアップ替わり~なーんてナメくさったことも言ってられるけど、今回はちと違う。AntonBrucknerのミサ曲で、難しくはないけどFやGが何度も出てきたり、メロディラインが上がったり下がったりする、それなりに歌い甲斐のある曲がいくつも。しかも、S村のメンバーでFやGまでちゃんと届くのは、、、2人、いや、3人?手も気も抜くことができない。その直後に控えているのが、K町のミサで、モーツァルトのスズメのミサ。モーツァルトだから、Gなんてもう当たり前のように出てくる。といっても、Gis以上は出てこないんだけど。K町のソプラノにはすごくいい声を持っている、自他共に認めるソプラノパートNo.1の優しいおばさまがいて、メンバーのほとんどが彼女の声に寄りかかっているような感じ。しかし、Kyrieで2度出てくる16音符の下り上りを含む3章節と4章節にわたるフレーズが、どうしてもマスターできないらしく、このおばさまにとても頼りにされてしまっている。さらにこのおばさま以外のメンバーはこのフレーズになるとどんどん落ちていくので、途中で止まるワケにはいかない。ま、もともと一息で歌うしかないフレーズなんだけど。CDのスピードなら楽勝なんだけど、結構ゆっくりに演奏する。もう、毎回窒息寸前。そしてハイライトは、ヘンデルのHalleluja。この曲を演奏すると、華やかなモチーフが繰り返され、各パートに高音域のパート・ソロが入り、否が応にも盛り上がり、アドレナリンが体中を駆け巡る。ソプラノはAまで出てくる。Aは一瞬なのでまあなんとかならないこともないのだけど、もっと辛いのは全音符二つ分ちょっとのロングトーンがE、F、Gと音程を上げながら続く部分。自分の声で頭が充満し、他の音が聞こえなくなる。この曲ではソリストの出番はないので、それぞれにパートに入って一緒に歌ってもらう。その分コーラスも気楽に歌えるという利点もある。去年もイースター・ミサの最後にこの曲を演奏した。この曲が終わった途端に参列者から拍手が起こった。いくら最後の最後だと言っても、まだミサが完全に終わっていないのに、演奏に対して拍手が起こるなんて、前代未聞だ。ユニバーサルクラシック マリナー/ハレルヤ・コーラス~ヘンデル:メサイア ハイライト
April 4, 2010
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Karfreitagの夜、K町教会コーラスのイースターミサのゲネプロだった。ゲネプロ、大好き本番が迫っているという緊張感と高揚感とでも今日はまだ失敗してもあとがあるという心の余裕と一年に数回だけ顔を合わせるオーケストラやソリスト達との和気あいあいとした雰囲気とか1回目は必ずガタガタなんだけど、だんだんと一つになっていく感じとかみんなの息が合って一つになった時の達成感とか今回は、新しいテノールソリストが来ていた。以前のレギュラーメンバーだったソリスト氏が新たな活躍の場を求めてベルリンへと居を移してしまったあと、ここ数回はここの教会区を管轄している教会音楽局(みたいな組織)のディレクターに無理やり頼んで来てもらっていた。今度の人とは長いお付き合いになるんだろうか。その他のソリストはいつもと同じ顔合わせ。和やかなムードで息もピッタリ。本番では正面、内陣方向を向いて歌うソリストも、ゲネプロでは横、指揮者の方を向いて歌うので、声がよく聞こえる。ソリスト達の声をじっくりと観察する絶好のチャンスだ。これがゲネプロの最大の楽しみ逆に背中を向けられてしまうと、バス以外のソリストの声はあまり聞こえないので、本番は楽しみが半減してしまう。自分も歌うことに必死なので、ホケーッとソリストの歌に聞き惚れている余裕もない(なーんて言いながら、やっぱりホケーッと聞き惚れている)新しいテノールソリスト氏の声を聴くのをすごく楽しみにしていたんだけど、残念ながらあまり聞こえなかった。っていうか、今回はゲネプロでもバスのクリスチァンの声ばっかりが朗々と響いて、他のソリストの声があまり聞こえなかった。もともとバリトンであるクリスチァンの声はセクシーで、彼の声が聞こえるのはそれはそれで楽しいんだけどあー、やっぱりゲネプロ大好き。ゲネプロばっかりやっていたい。カラヤン/教皇ヨハネ・パウロ2世により挙行された荘厳ミサ モーツァルト:ミサ曲ハ長調 K.
April 4, 2010
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ミセス・ウールのレッスン1回目。全般的に声が小さいと言われるので、力強く話せるようになりたいと話してあったので、まずは話す練習から始める。前回のお試しレッスン同様、それぞれの母音の発音を練習するための詩が集めてあるブックレットから、ミセス・ウールが一つ選び出して練習する。この日はOの練習。まずミセス・ウールが1行読んでみせてくれて、それを真似する。ただ読むのではなくて、離れたところにいる人に呼び掛けるように声を出す。それから発声練習。いろんな母音と子音で声を出す。Aのところで指摘が入った。口を横に開けちゃダメ。響かせる空間がなくなるから、声が平ぺったくなったでしょ。歌う時にはね、すべての母音を同じ響きで出せなければダメなのよ。Oの時と同じく、口を縦に開けたままAに移行するの。それからしばらく、口をすぼめたままOからAに移行する練習をした。ほら、Aでも芯のある声のままでしょ。空気が混じったような声にならないじゃない。ああああ、そうなんです。私の声は軽くて薄くて芯がないって、自分でもずっと感じしていた。問題点をはっきりと指摘されてスッキリしたーでも芯のある声を出そうとすると息を押し出してしまって、すぐに声が出なるんですそういえば、アネッテにも同じようなこと言われましたね。そして歌の練習。ミセス・ウールが、イタリア語の歌曲集から曲を用意して置いてくれた。イタリアバロックのいろんな作曲家のアリアとLied(歌?)を集めた歌曲集。イタリア語は歌うのに適しているし、この歌曲集は解りやすいメロディの曲が多いので、初心者にでもとっつきやすいのだとか。アリアとLied(歌)ってどこが違うんですか?と喉元まででかかったんだけど、聞けなかった。曲は、Caro mio ben。中音・低音用の楽譜だから、あなたにはちょっと低いわねー、低すぎるかしら?高音用は持ってないのよねとりあえず歌ってみた。いかにもイタリアの歌曲という感じ。YouTubeで検索してみたらたくさん見つかった。パヴァロッティも歌ってる。有名な曲なんですね。知らなかったよ恥もしかして聴いたことあったのか??、、、うん、でもちょっと低いかも。一番低い音がCで、これがもう限界って感じ。声がかすれそう。でも、実は中低音域をしっかりした声で歌えるようになることが目標なんです。S村の教会コーラスやRコーラスのレパートリーは中音域が多いから。オペラの名曲とイタリア民謡や愛唱歌のコンピレーションルチアーノ・パヴァロッティ ~オ・ソレ・ミオ~[CD] FX-1062
March 20, 2010
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Rコーラスのコンサートが3月初めにあり、一応春休みに突入したので、またK町教会コーラスに行っている。イースターのミサの練習に参加するつもりで行ったら、まずは3月にあるメッセで歌う、CharlesGounodのメッセ(Messe br?ve No. 7 in C)が練習の曲目になっていた。指揮者はこのメッセをS村でもレパートリーに入れたいらしい。だから、いつからプローベに来るんだ?って言われたのね。比較的簡単で覚えやすい。一度聞けば、あとは楽譜を見ながらなんとか歌える。バスとテノールのソロがあって、それもコーラスが歌う。耳になじみやすいメロディと単純なアコードなので、聴きやすい。全体的にモダンな印象。曲によっては、子供用のピアノの練習曲みたいな感じもする。イースターのミサで演奏するのは、またしてもモーツァルトのスズメのミサ。これはここ数年、毎年1度は歌っている。Kyrieに16分音符で2章節流れるフレーズがあって、これがいまだに思い通りにならない。リズムは入ってるんだけど、音が流れない。今年こそは、と意気込んでみる。即日発送可輸入楽譜:モーツァルト:ミサ曲 ハ長調“雀のミサ” KV220(196b)(コーラス)
March 20, 2010
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アネッテのレッスン2回目。一日中PCに向かって仕事をしているせいか、体が固まっていて、喉から下に空気が入っていかない感じがする。まずは軽く体をほぐす。柔らかいマッサージ用のイボイボのあるボールを足でグニグニ踏みつぶす。マッサージ感覚のトレーニング 握る力の強化:手のつぼの刺激に!ころころにぎにぎボール↑これこれ前屈の姿勢になって、アネッテが背中を軽く叩いたりさすったりしてくれる。これが毎回効果満点。そして発声練習。gio gio とか chio chio とか、口を縦に開ける、できるだけ顎を動かさずに舌を使って発音して声を出す練習。前回のレッスンで話した通り、Rコーラスの楽譜を持参した。Rコーラスのレパートリーには、ソロがある曲が多く、歌ってみたい曲が何曲かある。コンサートで歌いたいのではなくて、自分のためだけに歌ってみたい楽譜にざっと目を通して、短いソロのフレーズがある1曲を歌ってみることになった。テキストが原語で書かれている。うわー、読めないあなたは読めるの?発音は手伝ってあげられないわ。じゃちょっと歌ってみて。それじゃ「話す」よ、「歌う」の!がーん歌う時は声が途切れちゃダメよ、次の単語に移る直前まで声を出し続けないと。言葉をつなげて。そういえばそれ、ミセス・ウールにも言われましたっけ基本中の基本ですね。でも、単語をきちんと発音することに意識が集中していた。指摘されるのは同じこと。口を縦に開ける、口の中に反響する空間を確保する、顎を動かしすぎない。単語をきちんと発音しようと気をつけすぎて、口を動かしすぎてしまうらしい。そのために、口の中の空間が狭くなって、響きが薄くなってしまう、ハリのある声が出ない。
March 20, 2010
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Rコーラスの、今学期4つ目で最後のコンサートだった。ちょうど一ヶ月前のコンサートは、小さなチャペルくらいの大きさの教会で、立ち位置やアクースティックの確認をした時にはまあまあの響きだった。なのに、コンサートが始まってみるとビックリ今までに経験したことのないくらいの大盛況ぶりで、コーラスが立っているすぐ横に臨時にパイプ椅子を並べて座っている人達がいたり、内陣、つまり歌っている私達の背後までびっしりと観客で埋まってしまっていた。しかも教会内部は寒くて極度に空気が乾燥していて、ソプラノは1曲目が終わったところですでに高音が出にくくなっていた。その後はもう悲惨そのもので、普段は音程の下がらない曲までももれなく下がりまくり、ソプラノが下がるんだから自動的に他のパートも落ちていくわけで、、、しかしそこはそれ、百戦錬磨のツワモノたちなので、できの悪さを愛嬌でカバーし、観客もこれまた優しい人達で、ずいぶんと感嘆してくれて、この晩の寄付金は過去最高額に届いたのだった結果オーライそんな、前回の反省を活かして、最後の曲まで高音が続くようにすることが私の課題だった。いつもなら前日まで歌詞を確認するために歌いっぱなしだったりするのだが、極力歌わないように気をつけた。コンサート前のウォーミングアップでもできるだけ力を入れず、高音でも力まず、軽く歌うことに気をつけた。アネッテやミセス・ウールのところで練習したことを思い出しながら、息を力で押し出さない、高音を出すために喉に力を入れない、頑張って根性で出そうとしない、口の中を縦に開けて、軽く気持ちよく上に伸びるように声をだすことに気をつけた。いつもならば、高音になると頭の中に自分の声が充満して、カンカンと頭の中で響くような感じがするのに、今日は自分の声が内側カラよりも外から聞こえてきた。今回のプログラムは、前回から順番を入れ替えて、喉にくる高音がある曲が後半になっていた。おかげで、ChanGsakはなんの心配もなく、気持ちよく声を出すことができた。気持ちよく歌いすぎてちょっと息を強く送りすぎちゃったけど。そして、最後の最後に歌うSolntsche、最高音はたかだかfなのに、コンサートではいつもソプラノみんなで撃沈している曲だけど、今日はfに届いた。21曲歌った後だったのに、Solntscheがなんとか歌えた。良かったポイント10倍!〔12/10AM09:59まで〕混声合唱曲集:ロシア民謡の花束 母なる大地に響く歌声
March 7, 2010
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アネッテのところで、初の歌のレッスン。アネッテに会うのは1年半ぶりくらい。45分というレッスン時間の中で、最初の15分は近況やら何やらでおしゃべりして過ぎたもちろん今後のレッスンの方針についても聞かれたので、以前と変わってないんだけど、歌でも話でも声が小さいと言われるのが嫌で、自分の声が頭の中だけで響いていて外に出ていかないような気がする、という話をした。せっかくだからレッスンしないと、ということでまずは体を軽くほぐすところから始めた。上半身を苦しくない程度に、気持ちイイと感じるくらい前に倒して、アネッテがせ中を軽く叩いてさすってくれた。それから発声練習。仕事(一日中座ってPCを見つめ続ける)帰りだし、勢い良くしゃべりまくった後だし、平ぺったい声しかでない。さっそくアネッテの秘密兵器、というか、いつもの小道具が登場する。まずは円盤状のバランスボール。その上に乗ってみてグニャグニャ動いて落ち着かないところがミソ。体を柔くしないと落ちてしまう。すぐに慣れて落ち着いてしまうんだけど。慣れたところへ次の指示が入る。もっと動いていいから。体重を動かして腰から下を揺らしてみて。落ちないようにするために、下半身に力を入れる。振り落とされないように上半身の力を抜く。これが狙い。それでも高音が伸びない。今日はしぶといね。次に登場した小道具は、楕円状のバランスボール。壁際に丸椅子を置き、その上にバランスボールを乗せて、腰を使ってボールを壁に向かって押し付ける。知らない人には見られたくない姿でも高音部の響きが変わったのが自分でも分かる。一通り声を出した後で、どう?と聞かれた。特に声が小さいって感じはしなかったけど?うーん、なんかねー、よく分からないんだけど、やっぱり頭の中だけで声が響いてる感じがするんだけど??そう?もちろん高音域になればなるほど頭の中で響かせる事になるんだけど、いい響きと悪い響きがあるのよね。顎や首に力が入っていると声が外に出ていかないで中だけで響いてしまうのね、それが悪い響き。それからしばらく、顎を落とすように口を開けて声を出す練習をした。すると、なんとなく響き方が変わったような気がした。頭の中で響いているのは同じなんだけど、固いカンカンした響きではなくて、丸みを帯びたような少し低い?深みのある響き。口の開け方でこんなに変わるものなのか。って、アネッテの講座を受けていた時も同じようなこと何度も書いた気がする、、、簡単な事なのに、すぐに忘れてしまうのね。使いやすい!オーバル形状のフィットネスボール
March 7, 2010
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夕べは、クリスマスにオット両親からプレゼントしてもらったミュンスターコンサートだった。と言っても、自分達で選んで買ってあとからお金をもらったんだけど。Johannes-Passion(BWV245)Passionをまともに全部聴いたのは初めて。配られたProgrammには、コーラス、エヴァンゲリスト、イエズス、ペトルス、ピラトゥスといった具合に、進行に沿って内容が書かれていて、とてもよく分かった。キリスト教信者の人達にとっては当たり前の事なのだろうけど、お芝居を聴いているみたいで面白かった。コンサートが終わってからオットに「お芝居っていうか、静かなオペラみたいで面白いね」と言ったら、「?ミサみたいだと思うけど」と返ってきた。そう言えばそうね、オースターやカールフライターッグのミサみたいね。ドーム少年合唱団の40周年記念コンサートプロジェクトだった。少年合唱団の歌を生で聴いたのは初めて。下はたぶんまだ6歳くらいの、女の子ような可愛らしい顔した少年達だった。女声よりももっと繊細で高い響きのあるソプラノやアルトが、ゴシック様式のカトリック教会にとてもよく合う。でもその愛らしい顔と澄み切った美しい響きで「磔にしろ、磔にしろ!」と歌われると、ちょっと複雑。【送料無料】ホミリウス、ゴットフリート・アウグスト(1714-1785) / ヨハネ受難曲 青木洋也&ヨハネス・カントーレス、畑儀文、藤井大輔、他(2CD) 【CD】
March 7, 2010
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生活激変入院・手術のあとまだ完全に体力が戻っていなかった11月のはじめ、思いもかけず、急展開で就職が決まったそれまでは家でダラダラと論文を書く生活で、収入はないけど時間だけはフレキシブルに使えたのに、いきなり毎日出勤して働く生活が始まった。まだ論文終わってないのに。去年提出するつもりだったのに、2度の入院・手術なんのが入ったおかげで終わらなかった、というのは言い訳にしかならないんだけど。久しぶりのサラリーマン生活いきなりのフルタイム、しかも今この時代に期限なしの雇用!給料は学歴に見合わずめちゃくちゃ安いけど大体において、サラリーマン生活は10年ぶりで、勤まるのかどうか不安だったけど、なんとかまだ続いている。いくら日本でもこの業界で5年くらい働いていたからと言っても、ブランクが10年ある。ドイツでの実務経験がない外国人が、一応の専門分野で技術職での就職ができるなんて、正直思ってもみなかった。だいたいこの業界はこの地域では募集が少なくって、就職できない大卒の若者がドイツ人にもたくさんいるっていうのに。もっとも、逆に外国人だから、日本人だから、安い給料でも文句も言わずに真面目に働くだろうと、足元を見られているんだろうなというのが正直なところ。ボスの名前を冠している小さな事務所で、同僚がひとり、それに絶え間なく学生の実習生がバイトしている。このボスっていうのが、どんな業界でも小さな職場では典型的らしいけど、クセのある性格で、コントロールフリークというかヒステリックというか何と言うか、、、一つ言えるのは、国は変わっても業界の雰囲気はよく似ている。働き始めて丸3ヶ月が経過したが、「今度また絡まれたらその場で辞めてやる」と日々思いながら、自分の仕事を淡々とこなしている。ドイツではとにかく実務経験が物を言うので、一度業界に入ってしまえば、転職の可能性もあるだろう。とりあえず、就職の機会を与えてもらったということに感謝しなければならない。それにしても、なんと言っても、自分の収入があるというのはうれしい毎月、なんだかんだと買い物三昧今までの倹約ケチケチ生活はどこへやら、就職してからと言うもの、毎月数百ユーロ単位の買い物をしている。自分のお金を使うのって楽しい仕事をいつまで続けるか本人も分からないので、今のうちに欲しかった物、帰るものは買ってしまえというノリだ。最初の月は、久しぶりに洋服や靴をいくつも買った。別にお金が全く無かったわけではないんだけれど、オットがくれるお小遣いを使うか、自分の貯金を切り崩すかという状況では、自分の買い物をする気にもならなかったのだ。普段の買い物も、以前ならめったに行かなかった単価の少し高めのスーパーで、以前なら迷いに迷って買わなかったような物でもあんまり迷うこともなくちょっと良い物や、少し割高の地域産モノを買うようなり、一度の買い物の総額が1.5倍くらいになっている。先月はとうとう音楽ソフトのFinalePrintMusic2010を購入した【送料無料】finale Print music 2010 楽譜作成ソフト/ライトバージョンさらに、音符を読み込むためのスキャナーまで勢いに乗って買ってしまったスキャナーで読み込み変換する入力方法は、残念ながら期待通りとはいかず、単純な音符で綺麗に印刷されたものしか使えない。なので結局は手で入力する方がメインになっている。それでもショートカットキーが豊富で、マウスを使わずにどんどん入力ができるので、入力に掛かる時間が大幅に短縮される。曲の途中でスピードや拍子を変えたり、fやpの記号も入るし、再生する楽器ごとの音量が調整できるので、歌うとおりに再生することができる。とにかくフリーソフトとは比べ物にならないくらい使い勝手がいい。この値段でこの機能はお買い得だと思うさて今月は、ある日突然うんともすんとも言わなくなったミニコンポを買い換えた。今まで使っていたのは100ユーロもしないおもちゃみたいな製品で、買って数日後くらいから妙な音を立てるようになったという劣悪品だった。その学習をもとに、今回はもう少しちゃんとした物を購入。そしてなんと言っても、念願の習い事、歌のレッスンを開始。しかも間の悪い偶然のおかげで、当面は先生二人に師事するこになったはじめての歌のレッスンひとりは、以前、市民大学の講座で知り合ったアネッテ。彼女はここから200kmほど北へ行った都市に住んでいて、月曜日と火曜日だけやって来る。月曜日と火曜日はコーラスのプローベがあるので、無理だろうという先入観が両方にあって、レッスンの話がなかなか進まなかった。そんな時、インターネットで歌の先生を発見し、試しにメールを送ってみた。それがミセス・ウール。とても感じの良い人で、最初のお試しレッスンは無料というので予約を入れた。ミセス・ウールに予約を入れたあとで、アネッテとのレッスンの話が急に進み、今更止めるとも言えずに第1回を迎えてしまった。 両方のレッスンを1回ずつ受けてみて、やり方に大きな違いはないし、ミセス・ウールもとても感じがよく、プロフェッショナルな感じがするし、どちらも捨てがたい、ということで、当面は両方続けてみることにした。もともと2週間に一度のレッスンを受けるつもりだったので、それぞれのレッスンを2回ずつ、月に4回のレッスンを受けることになる。収入があるうちは、ま、いっか。仕事がいつまで続くか分からないので、今のうちに楽しんでおくことにする
March 7, 2010
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私じゃなくてオットが。今日、11月15日日曜日はVolkstrauertag。直訳すると国民慰霊祭(?)、戦没者の遺族が墓地を訪れる。市町村の代表が挨拶をして、クランツを慰霊碑に供える。そして、その町のコーラスやブラスバンドが数曲演奏する。S村は教会の前で、教会コーラスと村のブラスバンドの演奏があった。9時にいつもの練習室に集まり、歌う曲を練習してから教会前に集合。2曲歌ううちの1曲は一度しか練習したことのない曲で、メロディが頭に入りきっていない上に、テキストが古い字体で書いてある古い文献を読むことも良くあるので、古い字体が読めないわけではない。でも、自分の専門分野で内容の想像がつく文献を読むのと、まったく縁のない宗教特有の言い回しを読むのではエライ違いだ。読みながら歌うなんて、もう絶対むり。だいたいね、古い字体で書いてあるということは、ドイツ語自体古いわけで、最近では使わないような単語や言い回しが使われていて益々分かりにくい。始まるまでの間に、ただひたすらテキストを音読して、つっかえずに発音できるように練習していた。みんな面白がって見てるけどね、大変なんだよ、外国人って。村の代表の話はごく手短で、ほんの15分ほどで終了した。帰って来たらオットはその後、落ち着く暇もなく、住んでいる町の男声コーラスに、その後は隣町の男声コーラスに。毎年この日の午後は高齢者を労わるイベントが行われる。S村でも、村の小さなホールでお茶やケーキが出され、例年ならば教会コーラスが歌う。今年は、この町の男声コーラスが名乗りを上げたので、私達の出番はなし。しかしもちろんオットは男声コーラスのメンバーとして参加なのだこの男声コーラスには、一年ほど前からオット父も参加している。日曜日が丸つぶれ~と泣き言を言いながらも、ボスから来てくれと言われれば断れないオット。悪いけど私は、家で静かに日曜日を堪能させてもらいますま、父と息子で仲良く過ごして来て下さいな野ばら~ドイツ民謡集/クレル(フリードリヒ)[CD]ドイツ民謡集 II~ローレライドイツ民謡集 III~菩提樹
November 15, 2009
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週末のミニコンサートのミニコンサートの後のプローベ。前日の夜から凹み始めた。ぺトラ、きっと怒ってるよな~他の聞いてたメンバーからも呆れられてるかもしれないし明日のプローベサボっちゃおうっかな・・・って、子供か、あたしはぺトラは性格というか言動というか、練習の進め方が、間違いを正して指導するという感じで、いかにも先生っぽい。もちろん彼女が指揮者なんだから、はっきりと主張して、彼女のイメージどうりに進むのはいいと思うし、キャラクターの濃いメンバーが多いから、メンバーの顔色を伺っているような指揮者じゃ機能しないのもよく分かる。でも時々、出気の悪い生徒になった気分になる。教師アレルギーの私は、彼女の納得いかなさそうな視線に捉えられると、縮み上がってしまう。ぺトラに直接言う勇気がないので、とりあえずここに吐き出しておきます。歌っている方は、指揮者の顔色を伺ってビクビクしてるものなんですよ~たとえ出来が100%じゃなくても、たまにはニッコリと心の底から満足そうに笑い掛けて、メンバーを安心させてくださ~いま、どんなに悩んだところでプローベには結局行くんだけど恐る恐る講義室に入り、ぺトラと目を合わさないようにする、チキンな私。プローベが始まってすぐに、ぺトラが週末のコンサートの報告をした。今日は新しい顔がいくつも見えるし、参加しなかった人もかなりいるので一応報告しておくと、先週末、ミニコンサートがありましたこれが意外に出来が良くってもともと来られる人数が少なかった上に、新しい曲を前日に覚えてもらったり、来る予定だった人が風邪を引いて突然来られなかったりと、始まる前はもうどうなることかと思ったけど想像した以上に上手に出来たし、聴衆からもポジティブなフィードバックをもらいましたう、そおおぉぉぉぉぉぉぉそれってアレでしょ、全然期待してなかったから、意外と出来て驚いたってことでしょま、オットも特に出来が悪いってことはなかったよいつものごとく、ちゃんときれいにハモってたしほら、君たちは沈む(音程が下がる)時には皆一緒に沈むからハーモニーは崩れないしもちろん完璧じゃなかったけど、今までだって完璧だったことなんかないしいつも以上でもなければ以下でもなかったよと言ってましたけどね うたうこと 発声器官の肉体的特質 歌声のひみつを解くかぎ
November 14, 2009
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オートドックス教会から出演したアンサンブルは、アルト1人ソプラノ2人という女声3人組で、10代の終わりかせいぜい20代の初めくらいの若い女の子達だった。特にアルトの子がとてもイイ声でしっかりと歌っていて、心地よい声ソプラノの片方の子の声はほとんど聞こえなかったけど、実質二人であれだけ歌えれば大したものだと思った。しかし、教会の真ん中くらいに座っていたオットによると、主旋律を歌っているソプラノが全然聞こえなくって、アルト主役の独り舞台みたいだったとか最前列に座っていた私には、二人のソプラノのうち一人の子の声はとてもよく聞こえていたんだけど、、、。発声の悪い声は、近くで聞くと大きく聞こえるけど、離れてしまうと聞こえないというのはつまり、このこと?自分のことは丸っきり棚に上げてそんな生意気なことを考えた。ホント声って面白い。しかも、彼女達が歌った曲は、中音域が中心の歌が多く、アルトとソプラノの音域の差がほとんどなかった。ソプラノの子の声は、少なくとも中音域では空気が混ざっているような声だった。これがよく聞く、響きの悪い声は離れると聞こえないってことなのね。ソプラノの子も、高音域では息の音が極端に少なくなった。息が混ざらないまっすぐな声。さらにオットは、ソプラノの子はヴィブラートが掛かっていて美しくなかったと言っていた。私には息が半分くらい混じっているように聞こえたけど、それがビブラートだとは感じなかった。位置関係が変わるとそんなに聞こえ方が違うものなんだろうか??そういえば、S村教会コーラスの指揮者ヴォルフラムもヴィブラートを嫌う。オペラならばヴィブラートをガンガンきかしても構わないけど、教会音楽はまっすぐに音を保てなければダメ、というのが彼の意見。確かにコーラスはそうだろう。隣で声がグラグラ揺れる人が歌っていると、音程の感覚が狂うし、その声を聞きすぎて船酔いみたいに気分が悪くなったこともある。でもソリストは、聞いていて心地よい自然なヴィブラートならば、掛かっていても構わないと思う。同じく、3人アンサンブルのトップを歌うソプラノは、ヴィブラートが掛かっていても構わないと思うんだけどな~。ロシアの歌/ポクロフスキー・アンサンブル
November 8, 2009
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さらにこの日は、都合や具合が悪くて来られない人が多くて、ソプラノさえ4人しか居なかった。ぺトラは、ソプラノは大丈夫、絶対に集まるから心配してないって豪語して、アルトやメゾや男声の心配ばかりしていたけど、蓋を開けてみたらギリギリでビックリ。いや、よく知っているレパートリーを歌うならば、4人居れば十分なんだけど。このコンサートでは、女声だけの曲、男声だけの曲を用意していた。どれも、前指揮者に絶対に必要だからと指定された曲なんだけど、ここ数年きちんとプローべしたこともコンサートで歌ったことも無い曲ばかりだった。男声は、半分以上がここ数年で入ってきたメンバーばかり。女声も同じく。ということで、臨時の男声プローべ・女声プローべをやって叩きこんだ。私もテキストを覚えようと何度かまじめに練習した。でも、いまひとつ覚えきれなかったま、4,5人で歌うならば、古参のメンバーにひたすら寄り添って、テキストが怪しいところは母音だけで歌ってごまかしてリズムが変則な箇所があって、さらにぺトラが自分のペースで仕切る箇所が何箇所もあるので、あとは全神経を指揮に集中して乗り切ろうと、最初っから低い志で臨んだ当日のウォーミングアップ兼最終確認で、この曲になったらソプラノのマライカがさっと抜けた。ごめん、あたし、覚えてない!ぺトラがソプラノにやってきて、一番の古参のエーデルトラウトに話しかけた。悪いんだけど、あなたも抜けてもらっていいかしら?今日はアルトが2人とメゾが1人しか居ないから、ソプラノばかりが多いとバランスが悪いから。あー、はいはい、じゃあ私、抜ける!テキストがね、完全に覚えられなかったのと、喜び勇んでさっさと抜ける私なんか恨めしそうな顔でこっちを見るぺトラ・・・。しかしコンサートが始まると、曲の途中で咳き込んで歌えなくなるのを繰り返していたエーデルトラウトがとうとうギブアップ。あたし、もう歌わないわ。そんな~歌うメンバーがもう並んでますよっゆっくりなリズムで長い音が繰り返し出てくるハーモニーのきれいな曲で、1人で歌うのは相応の練習をしてなければ難しいと思う。カルメンを1人で歌わせるか、完璧じゃないけど前に出るか、究極の選択。カルメンがこっちを見て手招きしてる。ソロとして練習したわけじゃないのに、主旋律を1人で歌うのは嫌だよね、やっぱり・・・ええい、女は度胸だー。歌わずに後悔するよりも、歌って後悔するか。頭の中は真っ白、ところどころテキストが飛んで母音だけになった。もしかしたらテキスト思いっきり間違えたかも一度、ソプラノが二人同時に途切れただいたい、この曲をカルメンと一緒に歌うの初めてだし。メロディとリズムだけは何とかぺトラの合図に合わせることができた。少ない人数で歌うのって緊張する~とりあえず声を出すので精一杯。それも体が固まって呼吸どころの騒ぎではなかった。でも少ない人数で歌うのも楽しいかも。歌わないつもりだったから、テキストがボロボロだったよそんなの、外国語だし、聞いてる方は知ってる曲でない限り分からないよとオット。そうだよね~あ、でも今日の観客はほとんどがオートドックス教会の人達だったみたいだなえ、ってことは、、、、観客のほとんどがネイティブスピーカー、、、じゃあテキスト間違ってるのもごまかして歌ってるのもバレバレだったってこと???さらに主催者は先代指揮者だから彼もテキストは完全に頭に入ってるはずだし・・・もしかして、ぺトラに恥かかせちゃった???あああぁぁぁ、怖いなー、次の練習に出る勇気がないぃぃぃ、、、サボっちゃおうっかな合唱指導のための わかりやすい発声法
November 8, 2009
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久しぶりのコンサートだった。コンサートといっても、文学作品の朗読や祈りがドイツ語やロシア語であり、その合間に歌が入る形で、文化交流といった感じ。企画・主催者がRコーラスの先代指揮者で、レパートリーを知り尽くしている。そこで、曲に合わせたテキスト、テキストにピッタリの曲を組み合わせてプログラムを作ってくれた。歌ったのは、私たちコーラスと、オートドックス教会のアンサンブル。朗読や祈りがあり、コーラスやアンサンブルが1曲歌い、また朗読や祈りがあり、歌が1曲、、という構成。特に朗読が結構長かったりするので、コーラスもアンサンブルも1曲ごとに下がり最前列に座った。この、1曲歌って下がって座ってじっとしていて、また立ち上がって並んで1曲歌って、というのが、想像以上に曲者だった。その日は前日とは打って変わって昼過ぎから雨がぱらつき、急に冷え込んだ。教会の中は寒い。しかも一応歌の本番なので、コンサート用の服を着ていた。いつもは歌っている間に体も温まるので寒いということはなく、この日も油断していた。開始までに時間があったのでマフラーを巻いたままにしておいたのが唯一の救い。引っ込むとすぐにマフラーを巻いて、ついでに肩も覆って縮こまっていた。別に一人で歌うわけじゃなし、コンサートだからといって特に緊張するということももうない。と自分では思っていたんだけど、並んで歌い始めるときにはやはり緊張するらしい。歌い始めて、なんかやけに息が続かなくって苦しいなってところでハッと気づいた。緊張で体が固まっているから、息が続かなくってアップアップしてる。前のめり気味の立ち方を直して、重心を中心~後ろ気味に持っていくと、とたんに呼吸が楽になった。1曲の半分くらいで、ようやく少しリラックスして体がほぐれたかな、響きとか口の開け方、のどの開け方とかも気をつけようって思ったあたりで曲が終わり、引っ込む、の繰り返し。歌うのって難しい。
November 8, 2009
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私が数年前から欲しくて欲しくて指を加えて見ているもの、それは蒸し器。それも、昔なつかしアルミ製みたいな薄い鍋の蒸し器。そんな蒸し器を、中国人の友人Sが、わざわざカバンに入れて中国から運んできて大切に使っている。ドイツの鍋は、底がやたらと厚ぼったくて、熱の周りが遅い。一度熱くなると冷めにくいので、余熱をうまく利用すればこれはこれで便利なんだけど。なんにしても重たい。流しで鍋を回しながら外側を洗っていると、ギクッと手首をひねって痛めてしまったりする。冗談じゃなく。それに対して友人の蒸し器は、昭和の匂いがする素材で出来ていて、熱の周りが早い。軽いので洗うのも楽だ。大小2つの鍋で出来ていて、蒸す時は小さい方を下にして2階建てにし、しまう時には小さい方を大きな方の中に重ねるので、容量がたっぷり大きいのに場所をあまりとらないという優れもの。↑これに少し似ている日本から帰って来る度に、カバンは食べ物ではちきれそうになっているので、とても鍋を入れてくる余裕はなさそうだ。しかし!先週の日曜日、いつものように昼下がりにスーパーのチラシを見ていたら、発見した。電気蒸し器~欲しい、コレ欲しい~!!!
November 6, 2009
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うちのは保護犬。2年半前に、我が家へやって来た。を引き取りに行った時、一時預かりのママさんは、毎日車で馬を預けている農家まで行っていたから、は車には慣れてるの。ぜんぜん怖がらないわよと言っていた。しかし実際は、私達を乗せた車が市街地を通り抜けた辺りから、尻尾を足の間に挟み、全身でガクガク震え出し、ハアハアと激しく息をした。高速道路に乗ったらすぐに、犬用のシートベルトがグルグルに絡まるくらいに左右に動き出し、時々叫び声もあげた。怖いのか、気分が悪いのか、それすらも判断できず、心配で心配で、最初は30分おきにPAに停めて休憩をした。外に出た瞬間から震えはピタッとケロッとして普通に歩き回る。じゃあ出発しようと、車にドアを開けると自ら乗り込む。でも、車が走り出した途端に元通りだった。最初の飼い主が、車に乗せたりしなかったので怖いのかもしれない。それとも、最初の飼い主の元から保護センターへ、保護センターから保護家の家へ、ポーランドからドイツへ、保護家の元から一時預かりへ、そして一時預かりから私達の所へと、次々と移動させられてその度に環境が変わったことがトラウマになっているのか?それを考えると、一時預かりのママさんに可愛がられ、幸せに過ごしていたを、ある日突然誘拐してきた張本人として、非常に胸が痛む。車に乗ると楽しいことがあるということを学ばせれば好きになると言われ、大好きなチーズを与えたり、フードを車で食べさせたり、普段からと仲が良く、車に乗るのが大好きな友人の犬達と一緒に散歩に連れて行ったり、バッチ・フラワーのレメディを与えてみたり。とにかくいろんなことを試してみた。不思議なことに、電車には割りとすぐに慣れた。最初はホームに入ってくる電車の騒音だけでも怖がっていたし、乗ろうとしなかったこともある。電車の中でも、車の中と同じように前進を震わせ、ウロウロしたり悲鳴を上げたりもした。しかし今では、通過の貨物列車が立っているホームを轟音を立てながら通り過ぎても平然としている。電車の中でも震えることもないし、フセをして居ることもできるようになったのに。最近ではもう、車はダメなんだ。きっとあっちこっちと移動させられたトラウマなんだ、とあきらめていた。そんなある日、たまたま普段は乗らない義両親の車に便乗させてもらう機会があった。車が走り出して気がついた。が、ほとんど震えていない。少し震えたりもしているが、電車の中のように落ち着いている。一瞬いったい何が起こったのかと思ったが、すぐに思い当たった。義両親の車は、メルツェデスの2ボックス型5ドアタイプ。夫の車はVWのPOLO。義両親の車は、エンジン音が静かなのだ。それに振動もほとんど感じない。POLOは小さい車らしく、メルツェデスに比べればエンジン音も振動もかなり大きい。ねえ、がぜんぜん震えてない。車の中でこんなに落ち着いている所、はじめて見た。騒音と振動じゃない?この車POLOに比べるととっても静かだもの。それを聞いて、義両親は大喜び。そうか、そうか。は大きい車が好きか。息子よ、お前もダイムラーで車を買わなきゃならないなあ、、、お義父さん、無理です。
November 5, 2009
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