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そして今日、シッターのお試し日、あるいは記念すべき第1回目だった。11時頃引き取りに来て欲しいという飼い主さんの希望通り、11時少し過ぎにお店に着いた。アーリー君は、私を見て喜んで近付いて来た。飼い主さんのあら、アーリーがあなたを見て喜んでるわの声を聞きながら胸をなでおろす。よかったよかった。とりあえず3時間くらいやってみて欲しいとのことで、それじゃあ14時~15時くらいにまた連れて来ますね、と約束してお店を出た。アーリー君はハーネスをつけている。ハーネスは確かにリードを引っ張っても首が絞まらないから犬にやさしいのかもしれない。アーリー君のように、他の犬に対して吠え掛かったり飛び掛ったりしようとする犬を止めなきゃいけない状況の時は、捕まえやすいし体ごと持ち上げられるので便利だ。でも、アーリー君みたいに引っ張る犬に、引っ張らないで歩調を合わせることを伝えようとするとき、ハーネスだとうまく伝わらない。首輪にリードなら、一瞬軽く引いただけでも犬の関心をこちらに向けさせることができる。本当に引っ張らなくても、首輪とリードの金具が音を立てただけでも、普通の状態の犬は敏感に反応する。首輪ならばそうしてコミュニケーションが取れるのに、ハーネスにリードだと一瞬強く引いて刺激を送っても、犬は何とも思わないようだ。そもそも、引っ張る犬を押さえようとしてリードを持つ人が強く握る、引っ張る。すると体を引っ張られる犬は、ますます意地になって、ハーネスのついている肩の部分に力を集中させてもっと力強く引っ張り返す。結果として、犬と人間の綱引きみたいになってしまう。散歩に行く人はこんな状態じゃ楽しくも何ともないし、さっさと済ませたいので引っ張られたまま散歩を続ける。引っ張れば動くと学習した犬は、姿勢を低くして満身の力を込めて、それこそ岩でも引きずっているように引っ張り続ける。そんな感じ。うちから飼い主さんのお店までは、普通に歩けば20分弱しかかからない道のりだ。店から連れ出すと、興奮状態でリードを握っている私の存在をまったく無視し、歩きながらひたすら地面や植え込みや塀の臭いを舐めるように嗅ぎ続け、やたらとあちこちにマーキングし続けるアーリー。とても歩けるような引っ張り方ではなかったので、アーリーが強く引っ張るたびに、全体重を後ろに掛けて踏ん張って立ち止まる。まずは、引っ張ったって思い通りにはならないことを分からせなくては。リードに引きの刺激を与えながら頑張って後ずさりしつつ、アーリーがアイコンタクトを取り同じ位置まで戻ってくるのを待つ。この引きの刺激が、ハーネスだと首輪ほど伝わっていない感触がある。突進モードになっているアーリー君はまったく気づいていないみたい。こうして、引き取った後に家まで着くのに、45分掛かった家に着くとまず、うちの犬を呼び出し、リードをつけて散歩に出かけた。うちの犬はテリトリー意識が強くて、近所の犬が家の敷地にちょっと入っただけでも吼えて大騒ぎするので心配したけど、さほどでもなかった。うちの犬も最近ようやく、一気に興奮するようなシチュエーションでも、こちらが気を抜かなければ私に委ねてハンドルされるようになってきた。2年掛かったよ、ここまでくるのに。一番近い牧草地でうちの犬をオフリードにした。アーリー君も大興奮で、うちの犬と遊ぼうとダッシュし始める。ものすごい力で引っ張られる。おーい、君はオンリードだからアーリー君とは初めて一人で散歩に行くし、呼び戻しができるわけもないので、ずっとオンリードにしておくつもりで、フレックスリードをつけてきた。お店から家までは普通のリードで引っ張らせないように歩いてきたので、散歩はフレックスリードで多少の余裕を与えた。牧草地をどんどん上っていって、広い場所に出た。ここは森からも遠いし、昼間ならば野生動物はいないし、農道は昼間はめったに車も通らない。ためしにアーリー君をオフにしてみた。すると途端に、ふりーーーーーーーだーーーーーーむっという叫び声が聞こえてきそうなくらいうれしそうに駆け回るアーリー君。かわいいのお捕獲できなかったらどうしようかとちょっとかなり心配だったけど、おやつを使ったらなんと簡単に呼び戻しに成功。最初は面白がって捕まえられない距離で私をおちょくって挑発していたアーリーだった。むかついたのでアーリーは無視して、わざとらしくうちの犬を呼び、お座りをさせておやつをやった。すると、それを遠くから見ていたアーリー、すかさず戻ってきて行儀よくお座りまでした。こうして、たったの一度で「呼ばれて戻るとおやつがもらえる」ということを学んだアーリー君だった。それでもほとんどの時間オンリードだったアーリー君。ひたすら、強く引く→動かない、呼ばれる→戻る→前に進める、を繰り返したので、最後の方は彼もうんざりしているみたいだった。でもね、こっちだってうんざりだよお互い楽しく歩こうよ。1時間くらいの散歩をするつもりだったけど、家に帰って来たら1時間半経っていた。どうりで疲れたし、お腹がすいたわけだ。犬達はそれぞれ、慣れない環境で落ち着かない。アーリー君は初めての場所だからそこら中の臭いを嗅いでまわる。うちの犬もまたまだよく知らない闖入者がウロウロすることに戸惑い、後をついて回る。そんな様子を横目で見ながら、あえてかまわず両方とも無視して、お腹がすいたのでインスタントラーメンを作った。インスタントラーメンが出来上がる頃にはだいぶ落ち着いていて、うちの犬は机の下の彼女の部屋、トランスポートボックスに入り、アーリー君は部屋のど真ん中の床の上に寝転んでいた。まだ両方とも少し緊張感を漂わせていたけど、とりあえず無視。そのまま1時間ほど静かに過ごした。あまりに時間が短くても練習にならないだろうから、15時にお店に着くように、時間いっぱいギリギリまで家で静かに過ごた。アーリーはすぐにお座りをする。散歩をしていても、ちょっとこちらが声を荒げてドミナントな姿勢を取るとお座りをする。でもアイコンタクトは全くしないし、すぐに勝手に立ち上がり、フラッと歩き出す。とりあえずお座りしときゃ気が済むんでしょ?って態度。悪いけど、それは通用しないから。家を出る時に、玄関先でアーリーにお座りをさせた。うちの犬にはいつも、ジャケットを着たり靴を履いたりする間、お座りをして待たせる。でもアーリーったらすぐに立ち上がってしまう。どうも、一度お尻を地面につければそれでO.K.と思っているらしい。何度も何度もお座りをさせ、ステイのコマンドで待たせる、と、しまいにはなんとも不思議そうな顔で私を見上げるアーリー君。お座りのコマンドはね、勝手に立ち上がっちゃいかんのよ。さて、帰り道。連れて来た時は打って変わって、頭を起こし、普通の姿勢で普通に歩くアーリー植え込みや塀があるとそちらに強引に引っ張っていこうとするのは変わらない。でも、マーキングしようとする前に「ダメ!」と言って軽く引くとすぐにあきらめて歩き続ける。強く引くのでこちらが踏ん張って呼び戻そうとする時に、アイコンタクトを取るまでの時間、あきらめて戻ってくるまでの時間がちょっと短くなった。最後の方は、もううんざりって表情で戻ってくるアーリー。そういえば、うちの犬も最初の頃こうだったなあこういう時、犬がしゃべれなくって良かったと思うしかし、お店までの所要時間は30分第一日目にしてはまずまず。お店について簡単に報告。飼い主さんは、それじゃあまた電話するから、と。まだ心配してるのかな?そろそろはっきりして欲しいわ。
November 4, 2009
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うちの犬はもと保護犬。2007年の3月3日に引き取ってきた。♀、当時推定2歳。ポーランドで飼われていた。妊娠したため保護センターに引き渡された。動物保護家に保護されてドイツへやって来た。と言う以外、何も分からない。は、保護活動をしている人の家で子犬を産み、子犬たちが里子に出せるまで面倒を看た後、一時預かりのボランティアさんにあずけられた。一時預かりのママさんの所では、猫が2匹と小型犬が2頭、それに一時預かりの小・中型犬3頭というにぎやかな環境で、優しいママさんに可愛がられながら3週間すごした。ママさんは、特に大きな問題もなく甘ったれなを可愛がり、毎日郊外の農家にあずけている馬の世話をして乗馬をしに行くのにを連れて行っていたらしい。その幸せな記憶が残っているのか、は馬が通りかかったり、馬のにおいがするとそちらに行ってしまう。馬が怖いわけではなく、吠え掛かりもしなければ飛びつきもしない。馬の背に乗っている人に関心を持つのだ。引き取って1ヶ月ほど経った頃、墓地に面した牧草地を散歩していた時に、彼女が何かに反応して走っていってしまったことがある。急いで追い掛けてみたら、40代半ばくらいの女性に、が激しく尻尾を振って擦り寄っていた。私が追いかけてきたことに気づいたその女性が、笑いながら言った。馬のにおいがするからかしら?馬小屋で世話をしていて、着替えもせずに来たのよ。切なかった。一時預かりのママさんの所よりも、私の元に居る時間のほうがすでに長くなっているのに、はやっぱりママさんが恋しいのか?にしてみれば、ママさんの元で仲間達と仲良く暮らしていたのに、ある日突然、ろくに知らない人間に誘拐されたわけだ。あれからもう2年半近くが過ぎたわけだけど、今、仮にあのママさんが訪ねて来て、それぞれ別の方向から呼んだとしたら、はやっぱりママさんの方に行ってしまうのだろうか?2箱の中へ入れて、ごほうびをもらえるゲーム!Nina Ottosson(ニーナ・オットソン)の犬の知育玩具シリーズ【知育トイ】ドッグボックス(木製)【\5000(税込)以上で送料無料】アクティブな犬のために創意工夫された木製知育玩具です【知育トイ】ドッグブリック(木製)【\5000(税込)以上で送料無料】
November 3, 2009
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2週間前に大学の長い夏休みが終わり、Rコーラスの活動がようやく再開した。今ゼメの新しいメンバーは今のところ女性3人。2人がアルトで1人がソプラノ。先週と先々週のプローベには、ソプラノとメゾソプラノの大ベテラン(文字通り世紀を超えて長く参加している人達で、うち2人はソロ曲も持っている重要メンバー)3人が来ていなかった。遅れてもたいてい毎回来る人達なのにどうしたんだろう?季節の変わり目で暖かかった思ったら急に冷え込んだりすることが続いているから体でも壊したんだろうか、、、。冬ゼメのコンサートは通常12月のはじめで、新規のメンバーも数曲覚える時間的余裕がある。それが珍しく今回は、11月のはじめに一つコンサートが入っている。えー、つまり今週の土曜日。久しぶりのコンサートでわくわくしている。前任の指揮者が企画したコンサートで、詩の朗読があり、他のコーラスも歌い、私たちが歌い、というコンサート。私達は6~8曲歌う。歌う曲のリストがまだ完全にできていないのはいつものこと。そして、その歌う曲候補の中に、新しい曲が入っているのもいつものこと。新しい曲と言っても、10年以上このコーラスで歌っている人達は知っている曲であって、ここ5年くらいで参加し始めた人にとって“新しい曲”。70年も存続していて、20年30年と歌い続けているメンバーがいるコーラスだからこその面白さ。すでに歌える人達がパートに入っていると、音取りが驚くほど早く進む。指揮者は前のゼメスターで歌った曲に、掘り起こしてきた最近歌っていないレパートリーを混ぜて、そのゼメスターのプログラムにする。このコーラスに参加するようになってすでに4年?5年?が経ったので、ゼメスターごとに覚える曲は数曲。今度のコンサートのために私も1曲覚えなくてはならない。いかにも人々に歌われ、口伝えで受け継がれてきた歌らしく、章節の拍子数がいきなり変わったりする。前触れも無く、ルールもなく。これがロシア民謡の面白さの一つだと思う。リズムの変化が、音の運びが、子供の頃から耳慣れている音楽とは違う。(私にとっては)イレギュラーに曲が展開していくので、ふと音を拍を逃すと見失ってしまう。そんな曲達をこのコーラスでは、音符から外れて、リズムを変えて、強調したり絞ったり、音符に縛られずに指揮者の持つイメージが表現されていく。だから、音符はきっちり頭に入っていることが前提の上で、指揮者の動きに応えながら歌う。そこが面白い。そんなRコーラスのたった一つの決まりごと。暗譜できていない人は、一緒に舞台で歌えない。暗譜するのはすごく大変。でも大変なのはみんな一緒。新しいメンバーだと、キリル文字が読めない人も多い。みんな、学生だったり、社会人だったり、乳児を抱えたお母さんだったり、仕事して子育てして、、、指揮者だって学校の先生だし、時間が無いのもみんな一緒。さあ、がんばってテキスト覚えようっと。ポイント10倍!〔12/10AM09:59まで〕合唱ライブラリー 日本語で歌う混声合唱のための ロシア民謡集
November 1, 2009
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引き続きシステム手帳を探していて、またいくつか素敵な手帳を見つけてしまった。一つ目は、古和柄のシステム手帳。和物の柄がすてき。日本人の私がこんなシステム手帳を持っていたら、絶対に目に留まるはず。きっとうらやましがられるだろうな。柄が存在を主張している分、すっきりとしたデザインになっているところもセンスがいいと思う。それでもしっかりカードが4枚収納できるようになっていて、さらに裏表紙にもポケットが一つついているところが、気が利いている。ただ写真で見るとカバーが少し薄そうなのとで強度があまりなさそう。私の手帳は、かばんの中でとにかくもみくちゃにされる運命にあるので、そこがちょっと心配。布も汚れちゃうよね、きっと。あと、残念ながらリング径が書いてない。今使ってるシステム手帳は12mmくらいなんだけど、次に買うのはもう少し大きい方がいいかなと思ってる。わざわざ問い合わせることもしない無精者なので、このシステム手帳はやっぱり保留かしら。システム手帳を販売しているお店のWeb担当の方、こんな小さな情報の有無が購入を左右することもありますよ!バンドをスナップで留めるタイプなのもちょっと気になってる。私のように何でもかんでもとりあえず手帳に挟んでおく人間には、どれだけ許容範囲があるかというのも重要なポイント。二つ目は、ファスナーでしまるタイプ!探してみると、ミニ6穴サイズでファスナーでしまるタイプって意外と少ない。ファスナー付システム手帳はどれもそうだけど、デザインはシンプル。角を丸くカットされただけで、親近感というか、手に馴染みそうな感じがするから不思議。しかもこのファスナー、歯の一本一本に違う色がついてて面白い。シンプルな中に、パッと目に飛び込んでくるポイントを作っている。色は定番の黒だけじゃなくて、オレンジやスカイブルーといったはっきりとした発色の元気いっぱいの色もある。内側と外側で違う色を使っているところ(2色のバランスがきれい)、縫い糸の色も色のコンビと合わせてあるところなんかに、デザイナーのこだわりが感じられて、好印象。内側には、表表紙側に大きなポケットが一つ、裏表紙側にカードが4枚入るポケットついていて、機能面も充実している。リング径は13mmだから、今使っている手帳と比べると可も無く不可も無くといったところ。かなり気に入ってはいるんだけど、引っかかっている点が、、、表面に型押し加工を施してある革製品なんだけど、ビビッドな色合いも手伝って安っぽい印象を受ける。っていうか、正直なところこの見た目でこの値段は高すぎでしょって思ってしまう。お値段は決して安くないのに、安そうに見える物って、どんなに質が保証されててもなかなか食指が伸びないなあ。でも全体的に気に入ってるから買っちゃうかもー。別に高そうに見える高い物が好きなわけではない。根っから庶民だし。安っぽい見た目でもそれなりセンスが感じられて相応の値段ならそれはそれで構わない。あと、革製品に見せかけたけどいかにもニセモノっぽく合皮ならば、いっそのこと化学繊維の方がいい。というわけで、三つ目はナイロン製のカバー。シンプルなデザインだし、手に馴染みそう。マジックテープで留めるようになっているので、少々中身が増えてもしまらないという心配はない。リング径が20mmっていうのにも惹かれる。しかもお値段が通常価格は6300円のところ、ビックリの3150円!!このデザインと機能性でこのお値段ならば本当にお得だ。限定入荷で数が限られてて、残りはあと1個になってる。これにしちゃおうかなー。どうしよう、、、悩むなー。まだまだ決められそうにない。これじゃ、ポイントアップキャンペーンが終わっちゃう
November 1, 2009
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本皮のシステム手帳をもう15年近くも愛用している。質のいい皮を使った上品な光沢のある手帳に一目ぼれして、手に取ってみたら手触りがまたすごく良くって。社会人になったばかりの小娘にはもったいなさ過ぎるほど高かった。それこそ清水の舞台から飛び降りる気分で買ったのを今でもよく覚えてる。その手帳も薄汚れて、いつも膨れ上がっているせいですれて皮が痛んでいる部分があったり、ホールの金具で背中に飛び出してしまっている。そろそろ買い換えないとなあと思いながらも、なかなか気に入ったものが見つからなくって、断念してばかり。ミニサイズを使っているのでまた同じサイズの物を、と思って探しているのだけど、ほかのサイズに比べて種類が少ないような気がする。思い切ってその上のサイズを買ってしまおうか、、、。今いいなあと思っているのはこの二つ。システム手帳にカード類や身分証、免許証、領収証やカードを使用した時のレシート、お札まで入れているので、ファスナーできっちり閉まるタイプは安心感が高い。でも、カード用のポケットがついて無いのが引っかかっている。別売りのプラスティックケースを入れれば良いのだけど。あまり入れすぎるとファスナーが閉まらなくなって元も子もなくなったりして、、、。カード用のポケットやファスナー付のポケットがたくさん付いていて使いやすそうだなあと思っているのはこちら。でもちょっとデザイン(動物の型押し)がかわいすぎるかな~。中身を入れすぎるとスナップが閉まらなくなりそう。領収証やレシートが上や下から落っこちたりしないかな。ポイント5倍キャンペーンなんてものをやっているみたいなので、買うなら今、買っちゃおうかな、と思いつつも、まだ決められない、、、(優柔不断)
October 31, 2009
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9月末に急遽入院、即手術という目にあい、10日間後にようやく家に帰ることができた。退院した週は、一人で起き上がるにも一苦労。そんな状況に甘んじて、一日中ソファに寝そべっていた。しかし我が家には犬がいる。ドイツでは外トイレが一般的で、もちろん我が家もそう。つまり、家族が病気しようが怪我しようが容赦なく、1日に最低でも3度は散歩に行かなければならない。というわけで、入院中と退院後2週間は、すべてが夫の負担になった。朝はいつもよりも30分早く起き、犬の散歩に行って、仕事場へ。1時間しかない昼休みにも速攻で帰って来て、犬の散歩に行き、急いでご飯を食べて、また仕事へ。朝早起きするのは苦手なものの、特に文句も言わず毎日こなす夫。朝から晩までソファに寝そべり最低限のことしかしない妻さすがに専業主婦状態で何もしないのは気が引ける。退院後3日目からは、何とか起き上がって、せめて朝はコーヒーを入れたり、簡単に昼ご飯や晩御飯の支度だけでもするようにしていた。と言っても、昼はインスタントラーメンとか、晩御飯の残りとか。晩御飯もピザとか(笑これで主婦だなんて、口が裂けても言えないっ退院してから1週間も経つと、だいぶ体も動かせるようになり、犬の散歩にもついて行けるようになった。夫に手を引いてもらってヨタヨタと歩く妻孫に手を引かれた曾お婆ちゃんの気分だったよ昼ご飯は、週3くらいでインスタントラーメン退院後3週間目に入ると、さすがに(私が)インスタントラーメンにも飽き、体が動くようになるほどに罪悪感も強くなってきた。ので、トッピングにゆで卵や卵焼き、海苔、ブロッコリーなどを足してみた!!袋のインスタントラーメンも、それなりの見栄えで、炭水化物以外の栄養素も含まれ、私ったらなんてエライの??↑でもやっぱりインスタントラーメンああああ、すごく美味しいよ、ありがとう!!!それは嫌味か?と思うくらいに大喜びする夫。いや、そんなに大げさなものでもないでしょ(汗工夫して、手間隙かけてくれたことが嬉しいんだよ!!!心の底から嬉しそうな夫。、、、私、普段どれだけ手抜きしてるんですか?っていうか、夫に躾されてるような気がする、、、昼休みは短いけど、こうして毎日家に帰って来て一緒にご飯を食べられるのは楽しいなあ♪、、、習慣化されると面倒だなあ主婦の友毎日のおかずレシピbest 600
October 29, 2009
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日曜日の夜、O村の村の音楽隊と教会コーラスが合同で開催した教会コンサートがあった。いくつかの曲でテノールを二つに分けるんだけど、もともとテノールの人数が少ないため、夫に助っ人として声が掛かった。コーラスの常、特に小さな市町村の(平均年齢の高い)小さなコーラスの運命で、テノール不足はどこでも深刻。S村の教会コーラスでレギュラーとして歌い、K町の教会コーラスでプロジェクト参加するようになった頃から、夫にはあっちこっちから声が掛かる。うらやましいいいいいいいいい音楽隊は、みんなオーケストラって呼んでるけど、管楽器を中心とするブラスバンド。素晴らしい音響効果を持つこの教会で、教会コーラスと一緒にコンサートをすることが、私が指揮者として指導を始めた頃からの目標でしたと語る音楽隊の指揮者はとっても感じの良い人。でも、コンサート開始時間に出てきて、チューナー?っていうの、あの器械??を使って延々と調律するのはやめてくださーいそんなコンサート、初めてだよ普通はクラリネットの音に合わせて全員が自分の楽器を調律すれば済むところだけど、指揮者がわざわざ器械を片手に各パートを回り、一人ひとりに音を出させて計測して調律する、を繰り返したのだ。全部で15分は掛かっただろうか?あくびが止まらず、何度も寝そうになった。その間、ひな壇の上で直立不動で待っているコーラスもかわいそう。私も経験あるけれど、合唱付きのシンフォニーなどで、最初からひな壇の上にたち、オーケストラの演奏を聴きながら出番を延々と待つのは苦痛だ。長い待ち時間の後に歌いだすのも辛い。有名なところだとベートーベンの交響曲第9番とか(参加したことないけど)、私が参加したことあるのはスクリャービンの交響曲第1番とか。プログラムは、ブラスバンドの演奏とコーラスの演奏が交互に入り、途中にさらに2曲オーケストラとコーラスの共演する曲が入り、それに女性のソリストが歌う曲も2曲間に入った。全13曲だが、指揮者が1曲ごとに丁寧な説明を加えるために非常に時間が長かった。コーラスの1曲目は、アフリカの曲Nkosi sikelel'i Africa。曲自体も有名だし、O村の以前からのレパートリー。パーカッションの音をバックに指揮者クリスチァンのソロで始まり、途中でパーカッションを入れたり、パートが掛け合いをしたりするダイナミックな曲。コーラスは、生き生きと楽しそうに歌い、空間全体にハーモニーが充満し、教会の音響効果を最大に利用した感じがあった。2曲目は、The King's Singersが歌うアカペラバージョンのDown by the River to pray。アカペラにアレンジされた曲で、バスパートによる主旋律のフレーズから始まる。一番最初のフレーズを指揮者クリスチァンがソロで歌い、コーラスがパートを変えて受け継いでいく。クリスチァンのソロはいつ聞いても何度聞いても本当に素敵指揮者がソリストだと良いねえちょっとしたコンサートをするにもキュッと引き締まる感じ。ビリー・ジョエルのララバイ(Lullaby - Good night my angel)を、同じくThe King's Singersアレンジによるアカペラで。聞き比べ→ ビリー・ジョエル→ The King's Singersすごく繊細なメロディを優しく包み込むような美しいハーモニーの曲で、聞いてて涙が出るくらいきれい。コーラスの仕上がりはいまひとつだったけど。残念音域はそんなに高くないはずなのに、主旋律を歌うソプラノがぶら下がり気味で、伸びがなかった。Nkosi…はもう何度も歌っているらしく、堂々と自身に満ち溢れた迫力あるハーモニーを聞かせ、Down…では指揮者のクリスチァンのソロとコーラスのハーモニーで魅了した後だけに、、、うん、よく頑張ったね、という印象が残った【送料無料】ザ・キングズ・シンガーズ・コレクション(5CD) 輸入盤 【CD】
October 28, 2009
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さて退院してきて、以前からいつかは観たい、観なきゃいけないと思っていたDVDを買った。第2次世界大戦終結直前の狂気の日々を描いた映画、ヒトラー~最期の12日間、原題“Der Untergang(破滅)”。ドイツ人と日本人の戦争を知らない世代がソファで一緒に、第2次世界大戦の終戦直前の状況を描いた映画を観ているって、なんだか変な気分。ヒトラーの防具の中で、言葉でつづられている地獄絵のようなベルリンの様子、首相官邸地下の防空壕や指令本部の様子が、今度は映像となって迫ってくる。この映画が製作されていた頃、ドイツ国内ではその是非をめぐって議論が交わされていた。ヒトラーという人物を、史上最悪のモンスターとしてではなく、その人間性や苦悩を描くことによって観る者に親近感を与えてしまうのではないか、ナチスドイツの歴史を肯定してしまうことにはならないか、と懸念されたからだ。この映画の中では、追い詰められたヒトラーが狂気に駆られて破滅の道を進んでいく様が描かれている。いよいよソ連軍がベルリンに迫って来ると、官庁に退去命令が下される。軍司令部や側近である上級幹部を残して、ナチス幹部達がベルリンから脱出していく。前線で戦っている兵士達を見捨て、ベルリンを脱出することもできずにいる住民達を見捨てて。脱出しようとする幹部と、ベルリンに残る幹部の間で交わされる言葉戦っているドイツ軍兵士達はどうなる?ベルリン市民は?まずは市民を避難させなければドイツ国民は自らこの運命を選択したんだ残された幹部達も、状況が悪くなるに従って一人また一人去って行き、最後まで残ったのは、ほとんどがヒトラーの言いなりになるだけの忠実な側近や下級兵士ばかり。いや、逃げて行く者も、残る者も、全員がベルリンは持ちこたえられない、敗戦の時が迫っていることを十分すぎるくらいに分かっている。地上ではベルリン市民が連日にわたる空襲の砲火に逃げ惑い、少年少女までもがろくに武器も与えられずに国防軍の真似事をさせられている。その同じベルリン中心部にある首相官邸の地下壕では、長年ヒトラーの愛人として寄り添ってきたエーファ・ブラウンが、シャンパンを飲み、タバコをふかし、ダンスパーティを開催している。まるで現実から目を背けるように、面白おかしく暮らしている。どんなに惨状が伝えられても、もはやそれを把握し判断することができず、司令本部の机上で戦況を挽回するための作戦を指示するヒトラー。側近達がベルリン脱出やドイツ軍の退却、降伏を進言しても、頑なに拒み続ける独裁者。敗者にはなりたくない。自ら負けを認めることだけはできない。この戦争に勝てないのならば、ドイツ国民など滅亡するしかないのだすさまじい狂気。いよいよソ連軍が迫り、もはやベルリンがおちるのも時間の問題となった時、ヒトラーは結婚したばかりの妻、エーファを伴って自害する。ソ連軍に発見されたくないので、自害したらすぐに焼却するようにとの命令を下して。ドイツを破滅の危機に追い込んでおいて、結局は、自分のことしか頭にない総統。ソ連軍がすぐそこまで迫っている時、ヒトラーのそばに最後まで残った側近ゲッペルスの妻が、6人の幼い子供達を連れて、首相官邸の地下壕にやって来る。一番大きな子は女の子で8歳くらいだろうか。一番小さな子は2歳か3歳くらい。彼女もまた忠実なヒトラー信望者。常に背筋を伸ばしてキビキビと動き回り、強い信念とプライドの高さを感じさせる。無邪気で愛らしい子供達を統率して歌を歌わせ、度重なる空襲で揺さぶられ続けている地下壕に朗らかな雰囲気をもたらす。幼い子供達を連れて脱出し、どうにかして生き延びる努力をするよりも、戦争の最前線にとどまることを選ぶ親。信望する総統が今まさに自害しようと自室に篭った時、取り乱す。私達を見捨てないで下さいとすがりつく。睡眠薬を飲ませて眠っている6人の幼い子供達ひとりひとりの口に、母親が自ら自害用の毒の入ったカプセルを噛ませて死なせていく様子が丁寧に描かれている。全般にわたって淡々と、誇張することなく描くことで、映像が真実味を増し、狂気を浮き彫りにしていると感じた。モンスターではなくただの人間であったヒトラーという人物への思い入れもなければ、破滅が待っていると分かりながらも最後までヒトラーのそばを離れなかった側近達の美学も、滅びの美学もない。そこにあるのは狂気。狂気に翻弄される悲惨さ。出演している俳優達がすばらしい。ドイツで実力派として知られている俳優達を総動員したという感じ。ヒトラーを演じた名優ブルーノ・ガンツのしゃべり方、特にキレて腕を振り回しながら話す姿は、古い映像で知っているヒトラーにそっくりで、鬼気迫るものがある。ヒトラー~最期の12日間 Der Untergang
October 27, 2009
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10日間の入院中、特に最初の5日間くらいはベッドから動くことも困難だったせいもあり、ひがな一日本を読んでいた。その中で一番印象に残っているのが、ヒトラーの防具 上・ 下巻。主人公のミツヒコは、ベルリンに武官事務所に補佐官として赴任してきた。ドイツの地に足を踏み入れたばかりの光彦は、ヒトラーの信望者であり、第一次世界大戦の敗戦国でありながら、短期間に国力を増強し、世界の覇者へとなろうとしているドイツに傾倒している。もう、読んでいて頭に来るくらい、ナイーブに信望している。そんな光彦だが、赴任してすぐにミュンヘンの病院で医師として働いている兄、マサヒコを訪ねる機会を与えられる。兄を通じて、ナチスが秘密裏に進めている社会的弱者の排除やユダヤ人弾圧といった非人道的政策の存在を知り、ナチスドイツに対して疑問を抱く。ナチスドイツが周辺国に対する電撃作戦を繰り返し、次々と狂気に走っていく様や、日本政府が二転三転しながらもナチスドイツと運命を共にしていく様が、克明に臨場感をもって描かれている。それに並行して、一般ベルリン市民の当時の生活状況や度重なる空襲の様子などが描かれていて、当時の悲惨さが目に浮かぶようだ。史実だけではなく、一般市民の様子が生き生きと描かれていることがこの小説の面白さの一つになっている。その反面で、ユダヤ人迫害、終戦間際の慢性的な食糧不足、連日の空襲と言ったベルリン市民の生活に、日本大使館武官事務所勤務の主人公がどんどん密接に関わっていくあたりの展開があまりにもでき過ぎていて、ああ、この話はフィクションなんだ、と目が覚める気がする。背景になっている当時の社会情勢や戦況の記述がリアルであるにも関わらず、主人公が日独のハーフであるという設定も含めて、日本人の武官がベルリンの市民生活に入り込んでいく様子には現実味がなく、読んでいてなんとなく違和感を感じた。物語の最初の方で主人公が、ナチスドイツの実態を日本に知らせるのが自分の役目だと力強く誓うのだが、この点ついてはほとんど触れられずに話が進んでいく。一武官(補佐官)にはそんなことは所詮できない、と言う意味で妙にリアルに感じられる反面、主題がすり替わっているような印象も受けた。小説のラスト付近で、ヒトラーとの絡みが出てくると、もうハリウッド映画でも観ている気分だった。そんな点を差し引いても、第2次世界大戦が勃発する前からベルリンが陥落するまでの史実が、実在する人物も一部に混ぜて描かれていて引き込まれる。一般市民が戦争に巻き込まれた状況、歯を食いしばって耐える姿、最後まで自分の良心に従って行動しようとする様子も胸に迫る。文章に緊張感があり、飽きることなく最後まで読ませる読み応えのある小説だった。ヒトラーの防具(上巻)ヒトラーの防具(下巻)
October 25, 2009
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翌週月曜日、飼い主さんから電話があって、次に会う日が木曜日に決定。飼い主さんは、アーリー君があんまりちゃんと躾されてなくやたらと引っ張ること、オス犬に対して激しく吠え掛かることを気にしていて、そんな犬を私にハンドルできるのかどうかを心配している様子。散歩してみて大丈夫かどうか試してみて欲しいとのことだった。とりあえず車でお店の近くまで行き、うちの犬を乗せたまま一人でお店へ。飼い主さんとアーリー君と散歩に行く時に、うちの犬を降ろして一緒に歩き出した。近くの川沿いをゆっくり話をしながら歩いた。アーリー君を連れて来たのは、飼い主さんのExパートナー。それも、飼い主さんの飼い猫を不注意から死なせてしまい、その代わりに子犬をどこからか連れて来た。自分で連れて来た割にはまったく関心がなく、世話もしなかったし、躾なんてまったくしようとしなかった。なんて無責任な飼い主さんは長いこと病気を患っていたせいもあり、最低限の世話をしただけで躾までは手が回らなかった。Exパートナーは数年前に突然居なくなってしまったけど、アーリー君のことは家族として面倒をみようと決めた。体調のよい時にはトレーニングスクールに通ったりして躾をしようとした。でも徹底できてないのと、複数のスクールに通いやり方がいろいろなせいであまり躾ができていない。話を聞きながら、アーリー君の様子を観察。アーリー君は、息子さんには全然関心なさそうだったけど、飼い主さんのことはちゃんと注意している。姿勢を低くしてひたすらガンガン引っ張るスタイルは変わらないけど、飼い主さんに引っ張り戻されたり呼ばれると一応アイコンタクトができている。飼い主さんに呼ばれると何回かに1度くらいは戻り、お座りもしている。30分くらい下ったところで、それじゃあと犬を交換。同じコースを戻った。最初はうちの犬もアーリー君も状況を理解できず、それぞれの飼い主にくっつこうとしていたけれど、ちょっと歩くうちに両方とも落ち着いてきた。想像通り、ものすごい力で引っ張られ、引きずられる。そりゃそうだ。アーリー君ったら、大きな岩を山から切り出して運ぶみたいに、腰を落として全身の力を入れて踏ん張って引っ張ってるもの。散歩とはこういうもの、と思っている感じ。しかし、うちの犬との体重差3kgだけど、3kgでこんなにも違うのかと驚くほどに力強い。オスとメスだから筋肉のつき方も違うんだろうか??これはたまらん、と思い、「アーリー、おいで、おいで」と声を掛けつつ、リードをグッグッ(うちの犬ならチョンチョンって感じだけど)と引っ張りながら、後ずさりしてもう片方の手で太ももを叩いてみる。と、アーリー君が私の目を見て、うれしそうな表情を浮かべながら、尻尾をフリフリしつつやって来た!!なーんだ、君、コミュニケーションできるんじゃない製品の品質の良さで、ドイツ国内外から絶対の信頼を獲得しているドイツのHunter社。【HUNTER社 ドイツ製】ハーネスL CRAZY SCOTTY「アーガイル柄」グログラン織の生地で裏打ちされています。ソフトでクッション性がありばす。特別割引商品の為返品は不可です!売り切れの場合はご了承ください\5250以上で送料無料!。
October 24, 2009
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週に2回午後、犬の面倒をみてくれる人を探している。そんな話が夫の知り合いを通じて来た。住んでいる町にあるお店のオーナーさんが飼っている犬、アーリー君で、息子が大学進学で他の街へ行ってしまうので、一日中家にひとりで置いておくわけにいかない、とのこと。飼い主さんとアーリー君との初対面は先週の木曜日。とにかくうちの犬と一度会わせて、一緒に軽く散歩でも行きましょうとお願いした。大学が始まる前でまだ自宅に居た息子さんがアーリー君を連れ出してくれた。お昼に30分くらい、川沿いを散歩しながら情報収集。ピレネー犬ミックスのアーリー君、5歳。うちの犬(スピッツ・ミックス、45cm、12kg)よりも少し大きくて15kg。毛が長いのでパッと見はそうでもないけど、実際に触るとすごくやせてて、アバラ骨に直に触るような印象。選り好みせずに何でも食べるけど、あまり食べ物に執着しなくって、量を食べないとのこと。アレルギーなどは特になし、フードもウェットタイプでもドライタイプでも何でも食べる。量が少ないだけ。アーリー君一家はブドウ畑や森に直接面している所に住んでいる。狩猟本能が強くて、鹿やウサギを見つけると追いかけて行ってしまうので、普段はほとんどオン・リードで散歩している。避妊していない100%男子。でもほとんとオンリードだから問題ないとのこと。今は休み中で息子さんが家に居るので、朝夕1時間くらいの散歩に行く。近所に相性の悪いオス犬が居て、子犬の時に噛まれた。それ以来、オス犬、特に黒くて大きなオス犬が苦手。嫌なオス犬に出会うと、引っ張って激しくほえる。自宅に猫が居て、よく一緒に遊ぶので、猫を見ると近づいていく。猫は遊び仲間だと思っている。話を聞きながらオーナーの息子さんと歩いているアーリー君の様子を観察していた。アーリー君、行きたい方向へとにかくガンガン引っ張る。息子さんはリードを強く握ってどうにか歩けるスピードで、引っ張られている。アーリー君、姿勢を低くしてますます全身の力をこめて引っ張る。アーリー君、その間、息子さんにまったく興味なし。チラッと振り向きもしない。ひたすら行きたい方向へ力いっぱい引っ張る引っ張る引っ張る。・・・。こりゃ大変だぞ。飼い主さんもそれが心配だったらしい。息子さんと一緒にお店まで戻ると、「来週もう一度、私と一緒に散歩に行きませんか」と言われた。私もドッグシッターは初めてだし、いい加減な人よりは用心深い人の方が好きなので、了承した。食べ物にはあんまり執着しないうちの犬も、チーズは大好き。チーズのためなら、目をウルウルさせて何でもやります。難しいトレーニングではチーズのご褒美が大活躍。トイレトレーニングのご褒美に!仔犬にも最適な消化吸収のよい犬用おやつ♪ ★ポイント10倍★【送料無料】チーズボーロ(10袋パック)【10P130ct09】【●】【ポイント10倍】≪おやつ/子犬(生後6ヶ月以上)~老犬≫◎グルコサミンを配合したチーズ風味のトリーツ♪【ナチュラルバランス】ニュートリションボーン グルコサミン&チーズスティック 10本入
October 22, 2009
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最近、歌っている時に聞こえる自分の声が以前と少しったような気がしていた。なんとなく、響き方が変わったような気がする。でも、外に出ている声を聴けているのか、中で響いている声しか聞こえてないのか、その違いさえ分からない。どちらかというと、中で響いている声だけしか聞こえていない気がする。歌を勉強している人はみんな、自分の声を客観的にチェックするために録音するらしいし、やっぱり録音して聴いてみるべきなんだろう。自分の声なんて聴きたくない。自分の声は嫌い。でも、なんか気になる。気になるけど、自分の声は聞きたくない。そんな堂々巡りを繰り返した挙句、先日、ようやく思い切って録音してみた。MP3プレイヤーのヴォイスレコーディング機能を使った。今使っているのはPhilipsのGoGear。ものすごーく小型で操作も簡単な上に、音質もなかなか良いのでとても気に入っている。ヴォイスレコーディング機能は初めて使ったけど、その音質はさすがに良くない。マイクもつけずに録音するんだから、周囲の雑音をすべて拾ってしまうので、これは仕方がないか。意外にも、自分で聴いている声に近かった。音域によって声の響き方が違っているのが、自分で聴いているよりもさらにはっきりと聞き取れる。面白い、コレ特に高い方の音。五線上の上のFやGは聴こえている声とほぼ変わりない。響きが強い。録音している時に、MP3プレイヤーまでの距離は変えていないのに、高音部だけが音が割れそうなくらい大音量で聞こえる。これは、離れたら録音できないかもしれないと、比較的近くに置いたせい。高音域に比べて、低い音域はこれでもちょっと聞こえにくいくらい。音域の違いで声の響き方がぜんぜん違うのが良く分かる。五線上の下のFからCくらいまでの音域の声が自分で聴いているよりもさらにぼやけた感じ。なんとなく焦点の合っていないような、芯のない声。たまにちょっと声が揺れる。さらにその下の声は、音程が安定していない、声がさらにちょっと揺れてる。ピアノの鍵盤の真ん中にあるCは失敗すると、これで歌声と言えるんだろうか??っていう声。自分の歌声を録音して聴くなんて、なんだかナルシシストみたいで気持ち悪いなと思ってた部分もあるし、自分の声なんて聴きたくもないとも思っていた。でも録音して聴いてみて、初めて声が外にどんな風に出ているのかが分かる。普段歌っている時に、なんとなくココがうまくいかないなあと感じている部分がさらに強調されて聞こえてくる感じだった。客観的に聴くことができるので、確認作業としては貴重なんだってことが良く分かった。でもやっぱり自分の声を自分で聞くのは辛いなあできの悪い自分の声なんて二度と聴きたくないので削除しようと思いつつ、いや、やっぱりとっておこうと思い直す。【送料無料】カワイ出版 美声学 松尾篤興 著 声楽教本ベストクラシック100 55::クラシック・キャスリーン・バトル~ポートレイト~
October 21, 2009
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翌日木曜日、またしても8時半前、大名行列回診ご一行のご来室。ヴェンケのところに直行し、開口一番ああ、また朝ごはん中ですか?昨日も朝ごはん中だったから、今日は特別に時間を遅らせて来たんですけどねえ。え、、とー、いきなり皮肉ですか?今さっき朝ご飯配られたばかりでね、私達にはどうにもしようがないんですけどいやいや、その場を和ますための彼なりの軽口だったのかもしれない。前日、MP3プレイヤーのバッテリーが空になってしまい、充電するために夫に渡してしまったので、この日は音楽を聴いて耳を塞ぐという技が使えない。しかし、前日にお腹のホースが抜き去られて、少し身軽になっていたので、とっととご飯を食べて、部屋から出て行こう。ま、ヴェンケも話が筒抜けなことはぜんぜん気にしてなかったみたいだし。必死でご飯を食べる間も、容赦なく聞こえてくる。それじゃ、明日退院ということで。明日までは2回の洗浄を受けてください。来週はかかりつけのお医者さんのところで、毎日1回の洗浄を受けること。週末はかかりつけのお医者さんはお休みですね。それでは週末はこちらまで来て、洗浄するように。それで、、、来週ですね。水曜日にまた来て下さい。その時に、検査のために胸の一部を切り取る手術をするということで。思わず口に含んだコーヒーを噴出しそうになったヴェンケはもっと驚いたに違いない。ちょっと待ってください。来週の水曜日?手術って何ですか?お断りします。あるかもしれないけどないかもしれない腫瘍の検査をするために胸の1/3を切り取るなんて、嫌です。セカンドオピニオンを取るために、別の医者を探します。呆気に取られて言葉を失う医長自分が打ち出す治療方針に対して患者が異議を唱えるなんてことは、想像もしていなかったんだろう。あまりのことに少し取り乱し、あなたの命に関わることですよみたいな脅しなんかが少し入ったりもしたけど、最終的にはもちろんこれはあなたの体ですから、我々はあなたの決断を尊重しますよ。とにかく一度患者として受け入れ治療を始め以上、我々には責任がありますから、医者を見つけたらすぐに連絡をください。その医者のほうには我々からの診察結果を送らなければなりません。万が一、あなたがもう一度こちらに来て治療を続けたいということになれば、もちろん受け入れます。それではお大事に。と、大人な対応で終結した。産婦人科の医長という地位にある医師だし、年齢から見ても経験だってあるだろうし、彼の治療方針が正しいのかもしれない。もしかしたらヴェンケの方にも誤解があるのかもしれない。でも、たとえそれが世界的に有名な超一流の医師であったとしても、体にメスを入れる話である以上、不信感を抱いてしまったらその医師に自分の体をあずけることなんてできないんだ。豊胸手術だけではなく、セカンドオピニオンだとか、医師との信頼関係だとか、今まではテレビやインターネットの中だけで他人事として見聞きしてきたことが目の前で展開され、少しだけ身近になった、そんな入院生活だった。病院のベッドで学んだ人生の大事なことこれからのセカンドオピニオン外来
October 20, 2009
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そうして、ヴェンケは月曜日にこの病院にやってきた。入院前の診察では、手術をしてシリコンを取り出し、数日間毎日2回傷口を洗浄して様子をみる、とのことだった。ここで洗浄してもらって、10日から2週間くらい様子を見る。それで傷口が落ち着いたら、またシリコンを入れるわ。おおお、たくましいのおと思ったけど、考えてみればそうだろう。右の胸は問題ないんだから。彼女が入院して3日目の水曜日、朝8時30前に回診が来た。午前中に、医師が担当する入院患者を訪ねてまわる回診。産婦人科の回診はすごかった。50代後半か60代前半くらいの医長を先頭に、若い女医さん達が4人、さらに看護師が2人それに続き、まるで大名行列それに比べて、私がお世話になった外科は、医長も若手の医師もたった一人でフラッと入ってくる。医長が来たことに産婦人科の看護師さんが気がついた時だけ、様子を把握するためについてくるくらい。しかし、私が入院していた間、土曜日も日曜日も関係なく毎日欠かさず様子を見に来た。、、、外科医の方が好きかも。3日目にして現れたその大名様、医長が開口一番に聞いた。豊胸手術をしたんですね?純粋に、美容目的で?、、、感じ悪い言い方もうね、この一言だけで、この医長が豊胸手術に対して良い感情を持っていないなって印象を受けた。プロとして、若手を指導する立場にある人間として、その態度はどうなの?日々、病気で苦しんでいる人を助けるために治療を行っている医者にしてみれば、美容目的で体にメスを入れるなんて馬鹿げた行為に思えるのかもしれない。でも、今現在体の不調を訴えている人を患者として受け入れた以上、主観抜きで対応するのがプロなんじゃないだろうか?若手の医者や看護師を前にして、マイナスなイメージを植えつけるような言動は慎むべきなのではないか?医長の話が続く。悪性の腫瘍が胸の別の場所に転移しているかもしれない。しかし、腫瘍が転移しているのかどうかが確認できない。クリニックが悪性の腫瘍を切り取ったという場所も、今回の手術では確認できなかった。触診しても確認できないし、エコーなどの検査でも確認できない。だから、もう少し胸部を切り取って、転移があるかどうかを検査する必要がある。切り取るのは、胸の下部、全体の1/3程度。もう、プライバシーもへったくれもあったもんじゃない。回診が来る直前に朝食を配られた私達は揃ってベッドに横座り。自力で起き上がるのさえやっとな上に、お腹からホースが2本生えていて、その先には血液やなんかが集められるビニール袋がぶら下がっている状態の私は、急いで部屋から出ることもできない。同室の人間が居ても気にも留めずに話を続ける医長。とっさにMP3プレイヤーをつかみ、イヤホンで耳を塞ぎ、いつもよりも大きな音量で音楽を聴く。ヴェンケが憮然とした様子で質問をしているのに対して、医長が問答無用といった態度で話し続けている様子だけが伝わって来た。長い話し合いが終わり、大名行列が部屋から出て行く。扉から出る直前に、一番ドアに近いベッドに居る私に愛想よく声を掛けていった。いきなりシーンと静まる室内。ヴェンケがすかさず携帯電話を取り出して、電話を掛けぶちまける。長々と話した末に電話を切ると、また別の番号に電話を掛けてぶちまける。それにしてもヴェンケは強い。悪性腫瘍が転移しているかもしれないから、胸をもう少し切り取らなくてはならない。なんてこと言われたら、私だったらまずはショックで言葉も出ないで、しばらくは誰とも話したくないと思う。一人でコッソリ泣くかもしれない。だって、片方はうまくいってるのに、、、午後になって、ふとした拍子にヴェンケとの会話が始まると、朝のビジッテの内容を堰を切ったようにまくし立てた。最初の診察の時には、シリコンを取り出して、傷口を洗浄し、10日間から2週間様子をみて、腫瘍が転移していないかどうかを確認するってことだったのよ。血液検査も異常なし、触診でもエコー検査でも腫瘍は見あたらない。なのに、今日になったらいきなり、転移しているかどうかの確認ができないから、胸を切り取って検査するっていうの。腫瘍があるかもしれない、でもないかもしれない、そんなあやふやな状態で胸を切り取らせるなんて、絶対にしないわ。大体、3日前に手術した直後に、担当した医師が「クリニックが切除した箇所が確認できた。きれいに切り取られていた」って言ったのよ。それなのに、医長は「クリニックが手術しか箇所が確認できなかった」って。そんな馬鹿な話ないでしょ??もう一度シリコンを入れたいんですって言ったら、「あなたの体はどっちみちもうシリコンを受け付けませんよ」なんて言うのよ。冗談じゃないわ。あたしが豊胸手術をしたから、罰を与えたいだけなのよっ医長が本当に彼女に罰を与えようとしているとまでは思わないけど、患者にそう思わせてしまう医師の態度もどうかと。体がシリコンを受け付けませんて、、、右の胸はまったく問題ないみたいだけど、左だけ拒絶反応を起こすとか、あるんだろうか??とりあえずはあと金曜日まで、毎日2回傷口を洗浄して様子をみるということで医長ご一行は帰って行ったらしい。すでにこの病院、この産婦人科、この医長、そして回診の間中一言も言葉を発しない若手の女医さん達に対する不信感でいっぱいのヴェンケ。そりゃあそうだろう。この世界のどこに、あるかもしれないけどないかもしれない腫瘍のために胸を切り取らせる女性が居るって言うのか。大体、乳がんだって、触診・マンモグラフィーで検診して腫瘍が見つかったら次の検査に移るって言うのに、切り取って検査しないと存在の有無も分からないって、そんなことあるの??話を聞いていたら、こっちまで恐ろしくなってきた。そもそも私だったら、こんな重要な話はきちんと診察室とかでして欲しい。病院にかからない健康法病院検査のここが知りたい(HB6)
October 19, 2009
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9月後半に妙な腹痛があって、ホームドクターのところに行ったら、即、手術、入院になった。日本でも入院したことないのに。手術を担当したのは外科チームだったんだけど、たまたまベッドが空いてなくて産婦人科棟に引き取られた。産婦人科の3人部屋。その部屋のルームメイトが、日頃の生活では絶対に知り合わないような人達でなかなか興味深かった。そのうちの一人、月曜日から金曜日まで一緒だったのがヴェンケ。40代後半から50代前半くらいの白人(ドイツ人)の女性。一年を通じて定期的に日焼けサロンに通っているに違いない小麦色の肌。フィットネスクラブに通っているであろう引き締まったプロポーション。20代の子もはいているようなデザインのジーンズを特に違和感なくはきこなす。大卒にはまずいないタイプ。たぶん実業学校を卒業し職業訓練を経て就職、それなりの収入を得ているのだろう。家庭っぽい雰囲気がないので、おそらく独身、子供もいなさそう。経済的に自立し、友達もたくさんいて、自分の人生を目いっぱい謳歌している感じ。話をしていると、とにかくポジティブで陽気で、こっちまで元気が出てくる。その反面、自分の考えが正しいと信じていて、一度思い込んだら絶対に考えを変えないという印象も受けた。ヴェンケは、少し前に豊胸手術をした。彼女は「シリコン・プランタージェ」という言葉を使ったので、最初は何のことなのかピンと来なかった。胸に傷口があるらしく胸を始終押さえている。その様子を見ているうちに、「あれ、シリコン?え?もしかして、豊胸手術のこと?」と思い当たったのだが、普通の病院にいるくらいなので形成外科の手術なのかと一瞬思った。北へ2時間半ほど行った所にある大都市のクリニックで手術を受けた。その結果、右の胸は問題ないが、左の胸の切開部分付近にしこりができた。豊胸手術をしたクリニックに行って、そのしこりを切除した。切除した組織を検査したところ悪性腫瘍という結果が出た。しかしそのクリニックは、切除手術をした直後にまたシリコンを胸に戻した。そのクリニックはここから車で2時間半ほどの距離にあるが、ベッドがなく、手術も治療もすべて日帰りだった。手術が無事済んだその日の帰り道、すでに耐え難い痛みが襲った。ちょっとした車の揺れですら息を止めて耐えなくてはならないくらいに痛かった。切除手術をしてすぐにまたシリコンを戻したのは間違いだったんだわ。切除した傷が落ち着くまで、しばらく時間を置いて治癒させるべきだったのよ。効果の高い原料成分を組み合わせた、バストケアにおすすめのサプリメント。【バストアップ】プロマージュ【大出血セール】
October 18, 2009
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10月11日は、S村の収穫感謝祭(Erntedankfest)のミサだった。歌ったのは、Laudate omnes gentesSiyahamba(アフリカ)Juntos(スペイン)Laudateは、単純なハーモニーがすごくきれいな曲。リピート部分は五線下のDから五線上のAまで。苦手な音域。特にDとE。この部分は静かに歌わなければならないのが救い。リピートしない部分は、ソプラノは五線上の高い方のE♭から入る。一番盛り上がる部分では、E♭とDが並んでいる。やわらかく余裕のある歌声で天に昇っていくように歌いたいところ。なのに、このE♭がどうしてもぶら下がる。ソプラノの大部分がこのE♭に届かない、声がかすれてる。やっぱりE♭、Dに壁がある。その上のFやGの方が楽に出せる不思議。上から音を下げてくる方が、下から上がっていくよりも簡単。その下の音域をきれいに響かせて歌おうと注意を払いながら歌って行くと、なおさらこの辺りの音で引っ掛かって出ない感じ。どうも、この辺りで声の出し方を変えなければならないらしい。声の中心をエイヤっと持ち上げて、響く場所を頭の中に持ち上げる感じ。低い音域もしっかり歌うために、E♭を引きずらずにポーンと出すために、音をイメージし腕を振りながら声を出す。腕だけで太極拳の練習してるみたい(笑【送料無料】カワイ出版 美声学 松尾篤興 著 声楽教本
October 14, 2009
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料理好き・きれい好き・キッチン命の両親にキッチンから締め出されて育った夫(ドイツ人)は、お菓子作り・パン作りが大好き。料理の基礎は普通に身についているし、何の抵抗もなく一緒にキッチンに立ち料理をする。その夫が、ある日、私のとあるキッチン用品を手にとって声をあげた。何これ?カワイー!えーと、それは、、、灰汁取り用のお玉。私が愛用しているのは、普通のお玉よりもグッと小さくて、4センチくらい。視力検査の時に片方の目を隠すために渡される黒いやつくらいの大きさ。網状になっていて、鍋の灰汁をすくうと汁が落ちるようになっている。数年前に日本に帰った時にスーパーで見つけて、ものすごーく感激。買って来て以来、非常に重宝している。いやしかし、カワイーってどうやら夫は、揚げ物の時に火の通ったものをすくうために使うお玉だと思ったらしい。日本人は大体みんな小さいし、日本の物はたいてい何でもドイツの物よりも小さいので、こんなに小さいんだ、と。日本ってホントに何でもミニサイズなんだな、カワイー!ということらしい。でも、君の妻は日本人にしては大きいよね?小柄な南ドイツの女性となら普通に肩が並ぶくらいに大きいよ??違うの、これは灰汁取り専用のお玉なの、と説明しようと思って言葉に詰まる。ドイツ語で灰汁って何ていうんでしょ?どうにかこうにか説明したらば、夫は、ふーん、という顔して、そんなの聞いたことないな、と一言。だって、灰汁が浮いてくるでしょ?混ぜちゃうそう言えば、友達と料理をしていても、夫両親に料理の話を聞いていても、灰汁を取るって聞いたことがないぞ??「灰汁を取る」ことをごく当たり前のことと摺りこまれ、取らなかったら料理が台無しくらいの固定概念を植えつけられ、疑うこともなく、親の敵のように一生懸命灰汁取ってたけど、そんなに悪いやつでもないのかもしれない。まさか灰汁を取らない食文化があるなんて(しかもこんな身近に)考えたことなかった。あ、そう言えばアフリカ人の知り合い達もよく肉を煮込んで料理するけど灰汁を取ってるところ見たことないなあ。いや、よく考えてみると、コロンビア人の友達も灰汁取ってなかったかも。・・・世界は広いぞ。いや、フランス料理は灰汁取るよね?でもやっぱり灰汁は取りたい【アク取りお玉】さっとなでるだけで灰汁が簡単にとれる!!メモリ付きお玉で納得便利204℃まで耐えれるからお鍋にかけても解けない丈夫手間のかかるアク取りがとってもカンタンにできるんです!マーナ ポアソンキッチン あくとりブラシ K177 ブルーアク取り落とし蓋 24cm
October 12, 2009
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こちらへ来てから8年来の大切な友人カリーナ(仮、ドイツ人)と夫(ドイツ人)には共通点がある。カリーナの両親は、地方でレストランを経営している。その地域の写真集にも載っているくらい古い歴史を持ち、家屋・レストランともに何代にもわたって受け継がれてきた老舗。今ではカリーナのお姉さんが正式に受け継ぎ、まだまだ元気いっぱいの両親とともに経営している。カリーナがティーンエイジャーになる頃にはすでに、彼女のお姉さんが次の経営者として受け継ぐことを決心し、コック修行に入っていた。そんな家庭で育ったカリーナ。さぞかし料理を叩き込まれたことだろうと思いきや、、、キッチンは立ち入り禁止だった(笑唯一彼女に与えられたキッチンでの仕事は、レストランが忙しい時の皿洗いだから私は誰よりも早く、かつきれいにお皿洗いができるわよ!が彼女の自慢当時シェフ・コックだったカリーナ母にとって、仕事場であるキッチンを散らかされたり汚されたり道具の置き場所が変わっていたりっていうのは我慢ならなかった。そうして、先祖代々伝わる一族の味を、母から一切教えられずに育ったカリーナ。・・・。毎日レストラン並みに美味しい食事を食べていたおかげで、大の料理好きへと成長私の夫(ドイツ人)。彼の両親は、夫が小さいころに夫婦でレストランを経営していたこともあり、二人そろって美味しい物大好き、料理好き。お得意のメニューはやっぱり南ドイツの家庭料理。お鍋で何時間も煮込んだり、オーブンで何時間も焼いたりと、手間隙のかかる料理が多い。夫母はまだ働いているけど、夫父は早期退職で数年前から悠々自適のリタイア生活を送っている。だから、夫父がキッチンに立つことも多い。そんな両親の元で育った夫。ケーキやパンを作ろうとキッチンに入ると、、、キッチン命の夫母が横に付っきりで汚すな、片付けろ!と小言を言われ続け(←今でも言われる)、それが親子喧嘩に発展することも珍しくなかったさらに夫姉ともどもキッチンから締め出されることも多々(笑そんな逆風(?)にも負けず、母親と喧嘩しながらもお菓子作りやパン作りの楽しみを見出した夫。もっとも、もともとめんどくさがりなので、放っておけば何日でもインスタントラーメンやシリアルを食べて生きていくだろう。その反面、料理の基礎は普通に身についているし、少々手間隙をかけても美味しい物を作って食べることが大好き。実際に料理を手取り足取り教えなくても、きちんと作った美味しい物を食べさせた子供は、大人になって料理好きになるんだなあ窓を一つの曇りもなくピカピカに磨き上げるというのは、ある地方や世代の特徴として笑い話にされるくらいだけど、キッチンをピカピカにしておきたいのは地方にも世代にも社会層にも関係なく健在。彼らは、食事の後片付けの最後には、キッチン全体を隅々まで掃除して、しみの一つも水滴の一つも残さないように拭き上げる。キッチンが汚れるのが嫌だから、ドイツ人はあんまり料理をしないんだという説もうなづけるってもんだそれにしても、キッチンが汚れるのが嫌だから、子供をキッチンに入れたくないって、ホントにすっごくドイツ的絵本からうまれたおいしいレシピ(子どもと一緒にごはんづくり)ドイツの妖精レシピ復活!こちらの商品はご注文後5営業日以降のお届けですキルシュ・シュニッテンドイツの技術が凝縮。WMF【30%超OFF 送料無料】 WMF パーフェクトプラス 圧力鍋 2.5L レシピ付 【バーゲン市場】
October 12, 2009
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夏に一度だけ出たS村教会コーラスのプローべで、声を押さない、息を吐きすぎないという感覚がようやく分かった気がした。それ以来、家の中で、小さな声で少しの息で、できるだけ響かせるように歌うことに気をつけている。大体、家の中で大声で歌うのは恥ずかしいし、狭い上にコンクリートの壁なので自分の声がやけに響いて、うんざりしてくる。ものぐさな私は、毎日きちんと発声練習をするなんていうことができず、たいていはPCに向かっている時にRコーラスの練習用CDを流して一緒に歌っている。まじめに歌うことに取り組んでいる人にはもれなく、「間違っている!!」と教育的指導を受けてしまいそうな歌い方だと思う、自分でも。でもこれがなかなか面白くて立っていると、体全体、いろんな筋肉を動員できるので、ついつい力いっぱい息を吐き出してしまう。でも座っていると、体の動きが制限されるので、息が少ししか吐き出せない。それでも上半身を使ったり口の開き方を工夫すると、ある程度の高音は出せるということに気づいた。少しの息で高音を出すには、口の中を縦に開けなければならない、逆に少しの息でも高音が響いて楽に出せる開き方がある。さらに、口の開け方で声の響き方がまったく変わるところがなんとも面白い。そうやって歌ってみると、面白いことに息が余る息はまだ余ってるんだけど、新しい空気を吸いたいから、とりあえず息継ぎで息を吐く。この感じ、なんだか懐かしい。小学生の水泳の授業が思い出される。私は他の子達と比べて水泳の級がかなーり低かった。息がまったく続かない、顔を上げても息が吸えない、苦しいからすぐに立ち止まってしまって、それ以上進めなかった。どうして私はこんなに苦しいのに、みんなは平気な顔をしてるのか、と不思議で仕方が無かった。そんな時、一人の先生がアドバイスをくれた。「顔を上げたら意識して残っている息を吐きなさい。息が残ってるから吸えないの。息を全部吐けば、空気は勝手に入ってくるから」いやいやいやいや、それって理屈が合ってないから。大体、息が残ってないから苦しいんだろう。とはなっから猜疑心いっぱいで可愛げのない小学生だったが、それでもためしに顔を上げた瞬間息を吐いてみた。ほんの一瞬の出来事。息を吐いたらすぐに顔を水面に戻す。あれ?苦しくない??神秘、人間の体と、そんなことを面白半分に繰り返していたら、以前は立たないと出なかったような音が、座っていても楽に出せるようになった(それがいいのか悪いのか分からないけど)し、時間とともに声がかすれることが少なくなってきた。こうしてみて初めて:以前は高音を出そうと思うと、自然と息を強く吐いていたそうすることで高音が出せるのは最初だけで、続けていると段々と出なくなる出なくなるとなおさら強く息を吐こうとするという悪循環に陥っていたということが分かった。月曜日のS村の教会コーラスのプローべで、自分の声に集中してみた。どうも私の声は他の人の声とよく混ざるらしい。聞いている人がすぐに聞き分けられるような主張のある声ではなく、周囲の声にあっさりと混ざって全然自己主張しない声。やっぱり私ってコーラス向きかも。本当は、はっきりとした色のある主張のある声がうらやましいし、そういう声が欲しいけど。あなたの声の見つけかた ~呼吸から始める発声法~
September 17, 2009
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いつも更新を楽しみに楽しみにしている、ゆうさんの「羊の国のラブラドール絵日記」。今日の記事にコメントを入れようと思ったんだけど、長くなりすぎなので、こちらにアップします。 散歩でよく会う、ヴィクトリアちゃん(マルチーズ)。会うたびに飼い主さんが、ちゃん、サロンに行って来たの~?と聞くんです。うちのは中型の雑種。毛は短くないけど長くもなく、ラブラドールとGレトリーバーの中間くらい?正直なところ、どう見ても、サロンに行かなくてはならないようには見えない、というよりも、サロンに行ってきたようにはまず見えない。牧草地を跳ね回る様子は、野うさぎか狐のようです。 それでも毎回毎回会うたびに聞かれて、不思議だったんだけど、ある日ようやく気がついた!ヴィクトリアちゃんは、きっと定期的にサロンに行くんですね。そこに価値を置いているから、聞いてくるんだ!!↑とっとと気づきなさい ヴィクトリアちゃんはサロンに行ってきれいにしてきたから、そこに話を持って行くためにまず聞いてくれてたってことでしょうか?そんなことにはぜんぜん気づかずに、聞かれればへ?いえ、行きませんけど??あらそうなの?ちゃん、汚れないの?汚れたりスリスリしたら即、小川に入らせて水でジャブジャブ洗うんですよ。あとはブラッシングするだけですね。という会話をしてました。でもこの話になるとヴィクトリアちゃんの飼い主さんがあんまり聞いてないような感じでね。毎回、なんとなく噛み合わない感が後に残って、この違和感は何だろうなあって思ってはいたんです。 それならば、次に会ったら是非こっちから聞いて、ついでにカットを褒めてあげようじゃないの。私にだって近所づきあいできるのよ、そうよ、そうよとホクホクしながら、次の機会を虎視眈々と狙っていました。 そうしてようやく迎えた絶好のチャンス。時は初夏、ちょうど急に暑くなった週。会って挨拶をした後、勢いつけて聞きましたよ。ヴィクトリアちゃん、サマーカットですか?サロンに行って来たの??やった!!と思ったのも束の間、ヴィクトリアちゃんの飼い主さんが、微妙な表情で言葉を探している、、、。最近は行ってないわ。この間サロンに行ったのはもう3週間以上前ねえ。またボサボサになってきちゃって、そろそろ行かなくっちゃね。 Meine Güte!!!!一体どんだけ頻繁にサロンに通ってんですか?? う・・・ん、でも言われてみれば、ちょっとボサボサしてるかも。っていうか、言いにくいんだけど、いつ見ても薄汚れてるねえ、君は(失礼)。↑ 自宅ではブラッシングもシャンプーもさせないからサロンに行くんだって。 ああ、だから話が噛み合わなかったのね。うちのだって、小川で洗われるのや尻尾のブラッシングや爪切りは好きじゃない。でも抵抗したところでムダだということが分かっているので、ため息つきながらもじっとしてるからねえ。 それ以来、会っても「サロンに行ったの~?」とは聞かれなくなりましたよちなみにうちの犬の場合、後ろ足の太ももの毛だけは長めで、ふわふわののれんのような状態になってます。この毛が、汚れやすいんですね、いろんな意味で。だからこの部分だけは切ってます。私が、文房具のハサミで、適当にジョキジョキと。生え変わった後に一度切れば、次の生え変わりまではその状態なので、とても楽です。 いやでも、せめてカットバサミくらい買おうよスタイリッシュなデザインと機能性!グルーミングが楽しくなるドギーマン ホームビューティー ステンレスカットバサミ S 【犬・猫用】↓うちの犬も大好きですお口のケアに!Greenies グリーニーズ プチ 小型犬用 20本入獣医師推奨。低刺激薬用シャンプーノルバサン0.5 薬用シャンプー(236ml)
September 16, 2009
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月曜日、S村教会コーラスの練習日。どうしようか考えたけど、たまたま区切りが良かったし、機嫌もそこそこ良かったので、とりあえず様子見に出てみることにした。すぐに練習が始まり楽譜が配られると、なんと新しい曲。夏休み前にも一度練習したらしいけど。アフリカの祈りの曲。5単語からなる1文を繰り返すだけのシンプルなテキスト。部分的に各パートが違うリズムを打ち出したりするダイナミックなつくり。短い曲だし、難しくは無いし、楽しい。これはなんとも、O村のニオイがするぞ、と思ったらやっぱり。O村の指揮者クリスチァンからコピーをもらったらしいこういう曲を探してくるところは、さすがクリスチァン。その後は、夏のPatroziniumでも歌ったRegina coeliを一度流し(本当に1回歌っただけ)。そして古いフォルクス・リーダー(民族曲?)みたいな歌を歌った。メロディはなんとなく知ってたから、歌ったことがあるのだと思う。テキストが古い活字体(いわゆるドイツ字体)で印刷されている曲で、もうどんだけ古いんだって話(30年代以前?)。研究で古い文献を読んだりするので大体は読めるのだけど、「えーとこれは何だっけ?」と考えなければ出てこない文字がいくつかある。テキストを読みながら歌うのは大変。そうして一生懸命読みながら歌っているそのテキストがターラウから来たエーンヒェンは僕の命、僕のすべて。僕から絶対に離れないで、ずっと一緒に生きて行こう。みたいな、かぁいらしい内容で、歌ってて笑いがこみ上げてくるさらにもう1曲!ここ数年歌っていないもうひとつのRegina coeliの音取りをした。何度か聞いたことはあったので、サビのメロディは知っていた。歌ってみたいなと思っていたんだけど、ようやく音取りができた。そんな感じで4曲歌ったところで時間終了。特に差し迫っているわけでもないのに、4曲も歌うプローべって珍しいまるで私の不満を見透かして先手を打ったようなプローべだった。細かいことを言えばキリが無いけど、毎回こんな感じならば不満がたまりにたまるほどでもないかな。夫はヴォルフラムに私の不満を一切話していないと言っていたけど、本当かな?《ガーナ》西アフリカの音楽2~ガーナの歌と踊りアフリカの祈り:アフリカン・プレイヤー
September 15, 2009
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夏休みが終わり、今週からS村教会コーラスの練習が始まった。S村教会コーラスは、良くも悪くも村住民の小さな集まりというグループ。練習の最中や前後にどうでもいいような世間話を始めたり、冗談を言い合ったり、誕生日のメンバーがケーキやワインを持ってくると練習を繰り上げてお祝いしたり。新しい曲を覚えたり英語の曲を歌うことに極端に拒絶反応を起こすメンバーが多くて、歌うのは数十年も歌い続けているレパートリーばかり。指揮者のヴォルフラムも、この小さな教会コーラスには何も期待していないのが見え見えで、とりあえず全パートが音取れていれば良し、というスタンス。MozartのAve verum corpusで、全パートが競い合うように声を張り上げていても素通り私はといえば:S村の住民ではないから世間話にはついていけないし、方言がきついから全部は分からないし、第一興味もないから聞こうとも思わない。ドイツ語よりもラテン語や英語の歌詞の方が歌いやすい。どうせ同じ曲しか歌わないのならば、せめて自分達が満足できるくらい音楽として仕上げたい。練習に出てもイライラムカムカしながらじっと我慢して座っていて、そのまま不機嫌に帰ってくることが多かった。結局、合わないのだ。指揮者の目の前でつまらなそうにムスッとして座っているくらいならば、居ない方がいいだろう。それでも、ヴォルフラムが夫のボスである以上、さすがに「つまらないから行かない」とは言い出せず、少しずつ距離を取るつもりだった。というわけで、復活祭の後、忙しいのを理由に(実際に忙しかったんだけど)サボって休んでいた。夏休み以降も、出たり出なかったりしてフェイドアウトしていく予定。教会で歌わなければいけない時には参加するけど、練習には毎回は顔を出さない。どうせ歌う曲は短いし難しくないし、私はソプラノだから(簡単だから)音取りだけなら1回行けば十分。それで取れなければ、楽譜を借りてきて家で音取りすることもできる。偉そうだけど、S村の教会コーラスは本当にその程度。しかし、指揮者のヴォルフラムに先手を打たれてしまった。まず土曜日に、町で偶然顔を合わせた時に、わざわざ私の顔を見て「月曜日、プローべだから!」と念を押されてしまったそして、夫が帰ってくるなり面白そうに言った「君のカード、悪いよヴォルフラムがね、”もり(私)もう言い訳できないだろうから、プローベに来るよね?”ってわざわざ聞いてきた」そもそも夫にはちゃんと上記のような説明をした上で、「9月はまだ行かない、たぶん10月から行く、かも。クリスマスのメッセは一緒に歌う」と伝えてあった。でも夫としては、私が一緒の方がうれしいから、成り行きを面白がっている。さて、どうする??とりあえず1回出てみて、やっぱりつまらなかったら、フェイドアウトするから。 歓びを歌にのせて / ミカエル・ニュクビスト歓びを歌にのせて オリジナル・サウンド・トラック↑舞台はスウェーデンのど田舎。都落ち(!)した世界的に有名な指揮者が、生まれ故郷の小さな村のコーラスを指導する羽目になる。挫折を味わい鬱々とする指揮者と、それぞれが家庭や仕事で深刻な問題を抱えているコーラスのメンバー。声を出すこと、一緒に歌うこと、ハーモニーを作り出すことを通じて、次第に心を通わせ互いを癒していく。この映画が上映された時、ちょうど教会コーラスで歌い始めてしばらくした頃だったから、すごく嬉しかった。しかし、、、映画と違って、現実はなかなか上手くはいかない
September 13, 2009
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火曜日の夜、Rコーラスのミニ・プローべ(?)があった。現在大学がまだ夏休み中なので、定期の練習も休みなのだけど、時間の空いている人、歌いたい人だけ集まって、楽しく歌いましょうという会だった。最近メールを全然チェックしない無精者の私は、当日になってメールを発見し、急遽参加した。いつもの練習場ではなくて、メンバーのアパートメントに集まり、飲み物やお菓子などを持ち寄り、ワイワイガヤガヤ。その場にいる誰かのリクエストで歌う曲を決め、次々と歌った。といっても、ワイワイガヤガヤの時間が長すぎて、2時間の間に歌ったのはたったの4曲?5曲?歌の合間にはお互いの夏の休暇の報告に花が咲いた。というよりも、おしゃべりの合間にちょっと歌った指揮者のぺトラも来ていたけど、彼女も今日ばかりはとコーラスのメンバーになりきり、一緒に歌った。これはこれですごく楽しい。でも指揮者がいないとテンポがゆっくりになるし、アクセントもつかずグズグズになっていくやっぱり指揮者って大切なのね、と再確認した晩夏の夜だったコーラス・イン・コンサート ~映画「コーラス」より
September 9, 2009
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コーラスやクラッシックやオペラの曲を意識して聴くようになったのは、ここ数年です。去年、市民大学で声講座を受講して、Oヴォーカルでちょっとまじめな歌の練習に参加する機会があって。その頃から、声楽やコーラス関連のブログをチェックするようになって。 それで初めて、世界的に名の知れている声楽家の声を意識して聴きました。 つまり、それまでは「パバロッティって名前は聞いたことあるけど」、「3大テノールってあと二人は誰?」てな感じ そんな私ですが、ナタリー・ドゥッセーを知る前は、KathleenBattleキャスリーン・バトルが一番のお気に入りでしたいや、今でもすごく好きですけど日本ではCMに出演したりもしていたそうですね。見たことなかったので、私がドイツに来たあとのことなのでしょうか。残念。 Kathleen BATTLE Swing Low, Sweet Chariot (2008)伸びやかで表情豊かな声が素敵だと思います。何度聴いても素敵だなあと思います。彼女の歌うppは艶があってすーっとに昇っていくような声 うっとり ところで、YouTubeにアップされている映像、大半はずいぶん昔のものなのでしょうか?見た目の感じが変わってますよね。
August 12, 2009
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Natalie Dessayナタリー・ドゥッセーが好きです。声が好き、顔も好き。コレ↓この間見つけたんですが、2006年にサンタ・フェで魔笛に出演した時の映像のようです。(別窓で開きます)Natalie Dessay - Mozart - Die Zauberflötte - Santa Fé - 2006 (1/2)彼女の歌の練習風景、芝居の練習風景、ゲネプロ(?)などの映像が入ってます。部屋の中を歩き回りながら、腕を振り上げたり振り下ろしたり、手を返したり回したりしながら声を出しているところなんかが映されていて面白いです。こういうの、Oヴォーカルの練習や市民大学の声講座でもやるんですが、最初の頃は恥ずかしくって(恥ずかしがってる場合じゃないんだけど、やったことがなかったですから)抵抗がありました。初めて観た時は、プロもやっぱりこうやって声を出すんだ~と、すごくうれしいかったです。しかも、口元のアップがたくさん入っていて、声を出している様子をバッチリと観察できます。もう目が釘付け。 YouTubeで探してみると、彼女は結構たくさんこういうビデオが出てますね。 例えばコレ↓とか(別窓で開きます)"Delirio"のレコーディング風景ど素人で生粋の庶民の私は、「こんな企業秘密みたいな映像、出しちゃってイイの??」と驚きましたが、ま、見たところで彼女のレベルに到達できるわけじゃないし、自信と余裕を感じます。ビデオのインタビューで、およそ8ヶ月の再構築のあとで、今また歌えて幸せと語っているようですが、のどの故障があったんでしょうか? 彼女が舞台で歌っている映像の中では、この曲↓が一番好きです。音があんまり良くないんだけど。(別窓で開きます)人形のアリアカワイイさすがもともと舞台女優だっただけあるなあと思います。 ところで、楽天って映像を直接貼ることはできないんでしょうか??
August 12, 2009
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忙しいのを理由にして、復活祭のメッセ以降、夏学期はコーラスをお休みしていた。久しぶりのS村の練習。今週の日曜日にある、O村のPatroziniumのための最終確認。歌うのはお決まりのレパートリーの中から、Casaliメッセ、Regina coeliとモーツァルトのAve verum corpus。Casaliメッセはメロディに大きな変化もなく高音もなく、単純といえば単純なんだけど、途切れなく声を出し続ける。息を吸い込むタイミングが難しい。気を抜くと、みんな一緒に息継ぎして、音が切れる息継ぎのタイミングを外そうとそちらに集中していたら、普通なら2小節は歌えるはずのテンポで、2小節目の真ん中あたりで息が切れた。 そこでふと思いついて、息を出し惜しみする努力をしてみた。感覚的に、吸い込みながら歌う感じ。すると、同じフレーズで同じテンポで、2小節が過ぎてもまだ十分に息が残っていたこのせいで声が小さくなったという感じもしない。これなのか?これが、いつもお邪魔しているいくつかの声楽ブログで何度も読んだけどどうしてもいまいちピンと来なかった、「息を吐かない歌い方」に近いのかもしれない。息が出すぎないように気をつけると、お腹あたり(特に下腹かな)をひきつけて緊張を保たなければならない。 息を我慢すると、喉は単なる筒になった。今まで歌っていた時とは筋肉の使い方が全然違うじゃないの私が今までやってきたことって何?! こうしてみると、いつもの歌い方は息を無理やり押し出しているようだ。自分で声が小さい、響かないという自覚があるからなおさら大量の息を吐き出している。だから2時間も歌うとしゃべり声がかすれて、高音も出なくなるのね。この感覚を忘れないようにしたい、けど、また分からなくなるんだろうなあ。声が外に出ているのかどうかはいまだによく分からない。声をうなじに響かせるというのもよく分からない。とにかく頭の中が声でいっぱいになる感じ。お休みする前は、忙しいのと、練習に満足できないのとで頭が飽和状態だった。昨日は久々の練習で歌うことが単純に楽しかったし、すっきりと歌うことだけに集中できたいっぱいいっぱいになったら、思い切って休んでみるのもいいのかもしれない。 あー、でも秋からは完全復活したい。できればレッスンにも通ってみたい~。 上手に歌うためのQ&A
August 11, 2009
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あっという間にもう3月も終わりですねRコーラスは、3月14日のコンサートの後、メンバーの何人かが働いている施設で行われたイベントに参加今は大学の春休み中なので、通常の練習はお休みです。有志が毎週のように集まって歌っているみたいだけど。みたい、というのは、Rコーラスのコンサートが終了した次の週から、K町教会コーラスの練習に出席しているから。あと2週間くらいでキリスト教圏では復活祭そのミサで、去年歌ったモーツァルトのスズメのミサを歌うというので、またしても1ヶ月だけの臨時参加です。K町教会コーラスの人はいつ行っても、「あら、また来てくれたの、うれしいわ」と声を掛けてくれ、「今回はもっと長く居続けてくれるんでしょ??」とからかわれ(?)、とても感じが良いのです。Rコーラスと練習日が同じでなければレギュラーで参加するんだけどね、、、。復活祭のミサ、S村の教会コーラスはHilberのMissaProPatriaを歌います。メロディとかハーモニーとかが現代っぽくて、新しい時代のものは初めてなので、新鮮最近まったくコーラスの中身をメモする気にならなかったのは、忙しいせいももちろんあるんだけど、コーラス、特にS村の教会コーラスに関してちょっとテンションが落ち気味だから3,4年前、コーラスというものに最初に参加した、機会をくれた団体だから、人数の少ない小さなコーラスだし、オットと二人でレギュラー参加している唯一のコーラスだから、可能な限り続けるつもりでいたんだけど。練習がね、楽しくないんです。いや、実は前からだけど。最近、特にだからRコーラスに参加したり、Oヴォーカルに参加したり、K町教会コーラスに参加したりして、だましだまし続けてきたような部分があったんですが。練習行く前は、歌うのを楽しみに行くんだけど、なんだか不完全燃焼なまま、退屈して「あー、時間の無駄」とか思っている自分がいる。それが、他の人にも伝わってそうで、特に指揮者に、申し訳ないかなって気がします。一番嫌なのは、指揮者が発声に関する指導をまったくしないこと。今年に入ってソプラノに一人、恐ろしく声の通る人が入ったんだけど、声の出し方がまるでポップス。←それはそれで味がある。かなりうらやましかったりもするまだ割りと若い人なので、それでも結構高いところまで出るんだけど、上の方は明らかに力で押し出している声なんです。年取ったら声出なくなりそうって、聞いているだけでハラハラします←余計なお世話。たまたま彼女の声が目立つからで、それは他の人もみんな一緒。そして耳元で叫ばれてる私もきっとそうなってる。でも、指揮者は気にしない。音程と、曲にアクセントをつけるppの指示は良く出るけど、とりあえずそれだけあってはO.K.という感じ。そして生理的に耐えられないことがもう一つ。基本的にアカペラなので、歌いだす時には指揮者がそれぞれのパートの出だしの音を声でくれます。その音をね、みんなが「mmmm♪」って繰り返すの。これが本当に嫌ですなぜか?そうやってmmm♪ってやった時点で、音程が微妙に狂うから。私なんて特に音感が優れてるわけじゃないので、間違ってる音が耳に入ってきて、正しい音がわからなくなりますそれぞれがその微妙に狂った音程で歌いだすもんだから、最初っからハーモニーが合ってなかったりする。立ち位置が前列真ん中に固定されているため、すべてのパートの声が聞こえてくるんだけど、ひどい時にはソプラノだけで違う音がいくつか聞こえてきたりするんです。もう、それだけ気持ちが減退それも指揮者は何とも思ってないみたい。Rコーラスとか、Oヴォーカルでは、出だしの音をもらった後のmmm♪は禁止なんです。出だしの音がずれるし、コンサートでそれやったらみっともないから。練習の時から、音をもらったら、眉間のところに意識してその音を一時保存して出す。最近、S村教会コーラスの練習からの帰りは不機嫌なことが多いらしく、とうとうオットから「そんなに嫌なら、復活祭の後、ちょっと休んでみたら?」と心配されてしまいました。私もちょうどそれを考えていたところなので、遠慮なくお休みさせてもらおうと思ってます。私にとっては初めの一歩だったコーラスなので、残念な気もする真の原因は、自分自身がぜんぜん納得できていないところにあると、これはかなり前から気づいていたことなので、一段落したらやっぱりちゃんと声楽を習ってみようと思います。合唱ff(フォルティッシモ)
March 30, 2009
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いまさらながら、バレンタインの話題ですが。今年も無事、チョコレートトルテを作ってもらいしました。バレンタインを無理やり導入してこれで3回目です。最初の年はバレンタインなんて制度はないよ。そんなアメリカの商業戦略なんかに加担したくないし。大体ここはドイツだよ。などと理屈好きなドイツ人らしく異論を唱えました。プレゼントも花束も興味ないし、アメリカの商戦云々にも興味ない。何でもいいからチョコレートトルテが食べたいっ!!という理屈抜きの一撃で、一発逆転勝利。それもさすがに3回目ともなると、2月14日はバレンタインディだからね。チョコレートトルテの日だからね。と言っただけで、あっさりとO.K.が出ました今年のトルテは、チョコレートの入った生地にサクランボの焼酎(キルシュヴァッサー)をしみ込ませ、チョコレートクリームとサクランボのジャムを挟んだ、シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ(黒い森のさくらんぼトルテ)風。これがまたすごく美味しくって作った本人も大満足で、来年もこれだな よろしくお願いします~ 男の人にケーキ作らせるなんてっっと、驚愕されそうだけど、こちらでは、料理好きはもちろん、ケーキ作りやパン作りの得意な男の人がかなり多い。私の周りだけ??たとえば、誕生日には自分で焼いたケーキを職場に持って行く、なんてことがごく普通に行われいる。自分の誕生日は自分で準備してお祝いしてもらうのがドイツ流。 我がオットも昔からケーキ作りやパン作り、特にイースト菌を使ったケーキ作りが好きで、しばらく作らないと久しぶりにケーキでも作ろうかな~なんて、うれしそうにレシピ本を眺めていたりします。 と言っても、数ヶ月に一度くらいだけど。もっと頻繁に作ってくれてもいいのよ~
February 18, 2009
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先週の水曜日あたりから、朝起きるとピリピリと切るように喉が痛かった。あ、やばいかもと思いつつも、体はピンピンしていたので、特に注意もしなかった。それが敗因。 金曜日の朝はもう起き上がることが出来なかった。熱、頭痛、全身を駆け抜ける寒気、喉が乾いて切れるような鋭い痛み、体のどこかに少しでも力を入れると肺から噴出してくるような咳、その咳を思わず力技で押さえ込んでしまうくらいの喉の痛み、咳の替わりに襲ってくる吐き気、胃痛またGrippe(ぐりっぺ=インフルエンザ)か お正月にもMagen-Darm-Grippeで一日寝込んだばかりなのに。 よりにもよって、今年の冬は珍しくインフルエンザの予防接種を受けて、高らかに今年はゼーーーーッタイ、インフルエンザには罹りませんから宣言をしたにも関わらず。ここ十数年もインフルエンザの予防接種なんか受けたことがなかった。ということは、受けない方がいいということなのか いや、それは明らかに次元が違うからこの喉の痛み方、頭痛と悪寒=38度以上の熱、、、ああ、これは昔っからよーく知ってる症状だ。扁桃腺が腫れてる 日本にいる頃は、毎年必ず1回か2回は扁桃腺を腫らして、熱を出して、抗生物質をもらっていた。金曜日の朝、どうにかを散歩に連れて行き、とりあえずもう一度ベッドへ。そしたらもう体が動かなかった。ドイツの医者は、Grippeくらいじゃなかなか抗生物質を出してくれないから、どうやって脅して説得して抗生物質出してもらおうかと延々とシミュレーションしてたのに。午前中いっぱい寝ていたけど、一向に良くなりそうな気配も見せないので、仕方なく仕事中のオットに電話して、お願いしてみた。あの~、非常に具合が悪くってですね、起き上がれないの。で、の散歩に多分行ってやれないと思うんだけど、ちょっと早めに帰って来られないかな??5時くらいにね、って行ったのに、オット、2時半に帰ってきた 暇だったの??しかしとにかくこれで、散歩役からは開放されるし、本人(オット)は看病する気いっぱいみたいだし、なんと言ってもいざとなれば足があるのは心強い。 金曜日午前中の診察時間を逃せば、月曜日の朝まで我慢するか、我慢できなければ週末の救急医に駆け込むしかない。 理性では、たかだかGrippe、どうせドイツの医者は何もしてくれないよ、寝てろって言われるだけだよと分かっていたけれど、一日中寝ていたのに症状はまったく変わらず、それにみぞおちというか肋骨の際を鉛筆の後ろで内側から押されるような妙な腹痛も加わって眠ることさえならず、もう精神的に耐えられなかった。 はい、やってしまいました。朝方5時にオットに頼んで、救急医へ。眠りから起こされたに違いない不機嫌な医者が、診察室にやってきて、一通り問診した後、熱、頭痛、喉の痛み、咳、、、今流行ってるGrippeですね。いやーねー、どうもできないですよ、Grippeくらいじゃね。1週間ゆっくりベッドで静養してくださいとしか言い様がありませんね。普通は抗生物質も出さないからね、Grippeくらいじゃ ←こんなくだらないことで起こしやがってと言いたげああ、ああ、ああ、そう言われると思ってましたとも!! しかし、ここで引き下がるわけにはいかない。抗生物質が欲しくって、月曜日まで我慢したくなくってわざわざ土曜日の朝っぱらにオットをたたき起こして救急医に連れて来てもらったんだから。本当に本当に、今回は我慢できないくらい喉が痛いんです、こういう時は解熱剤飲んでも根本的な解決にならないんです、元を断たないと駄目なんです、分かってるんですってば抗生物質、もらうまでは帰りませんよお願い、出して、絶対に全部飲み切るまで途中で止めませんからっ 日本に居た頃も、毎年1度は必ず扁桃腺を腫らしてたんです。そのたびに抗生物質をもらってました。抗生物質飲むと治りが速いんですよ ←当たり前 出ない声を振り絞って、必死の交渉。救急医は、ふーん、と半分興味なさそうにPCにデータを入力しながら聞いていた。 あ、去年はね、副鼻腔炎になってね、今もまた(熱のせいで)上あごが、歯が痛いんです ←またなったら嫌だから、なる前に抗生物質よこせと言いたい でも、今はなってないんでしょ? ←大正解~ あ、あと、お腹も痛いんですそこでようやく医者が、少しだけえ?という顔をして、こちらを見て、諦めたように言った。じゃあ、上半身脱いで、診察台に横になってくださいここでようやく触診。粘ってみるもんだなお腹を押さえて、聴診器を背中に当てて、ふん、とか言ってたと思ったらそれも終了。服を着たら、口開けて、あー、と、喉も診てくれた。そしてまたボソッと、 扁桃腺、化膿してますよ。手術しないといけませんね。 え? ああ、そういえば日本の耳鼻科でも、毎年扁桃腺腫らしてるから、手術して取った方がいいとか言われたことあったっけなー それじゃあなた、抗生物質は大丈夫なんですね?じゃ、抗生物質の処方箋出すから、薬局で買ってね。 Gott sei Dank!! やれやれ、助かった っていうか、初めっから喉診てくれれば良かったのにっ 医者に行くにも、攻略法と事前のシミュレーションが欠かせない国です。
February 10, 2009
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会場である教会に集まり、控え室に荷物を置いた後、いつもならばまずウォーミングアップをするのだけれど、この日はとりあえず会場の立ち位置やアクースティックを確認する最後のプローベをすることになった。この教会は、参列席から内陣へと階段を5,6段上るようになっていて、その階段がステージになった。 Rコーラスでは、楽譜を持たずに歌うので、暗譜することが必須だ。新しくこの学期から参加している人は、言語で描かれているテキストを読めない人も多いし、すべてのテキストを一度に覚えられるはずも無いので、歌える曲だけを一緒に歌うことになる。結果として、曲の合間合間に、列から抜ける人、列に加わる人の移動がある。 出たり入ったりを繰り返す人は、出来るだけパートの中で一列目の真中、確実に歌える人たちに囲まれるように配置する。人が抜ければ残っている人で隙間を埋め、戻ってくれば場所を開ける。これをコンサートの曲間、できるだけ静かに素早く繰り返すことになる。だから、会場でのプローベは欠かせない。立ち位置を確認したら、プログラムから何曲か、さわりだけざっと歌ってみた。と言っても、まだウォーミングアップもしていない状態なので、高音を無理して出さないように、しーっ抑えて抑えて、とぺトラから指示がでた。アクースティックがあんまり良くない、乾いている って言うことだったので、どんなひどい状態なのかと、音が吸い込まれて全然響かない感じを想像していたんだけど、歌ってみた感じでは、普通に響いているし、なんだ、意外といいんじゃない?なんて思っていた。ぺトラがアクースティックが乾いてるから、きれいに歌わないといけない と言った理由が、この後本番のコンサートの途中に思い知らされることになるとは、、、 本番。一曲目は、歌いなれている定番中の定番の曲。ぺトラは曲中ずっとアルトさんに向かって、人差し指を上に向け「音程上げて」の指示を出していたけれど、全体的には特に目立つほど音程が下がることもなく(少なくとも私の耳には)、まずまずの幕開け。 前日の打ち合わせどおり、ぺトラが挨拶の中で、 メンバーの多くが体調を崩していて人数が少ないこと、出てきているメンバーも多くは体調が万全ではなく、喉の調子が良くないことを謝った。その際、本当は私達もっと上手なんです、みたいなことを言ってしまうのがぺトラの性格。あーた、それを言っちゃあお終いよ しかしもう、2曲目から後は、悲惨としか言いようがない。普段の練習で1,5音下がるとしたら、この日は最低でも2音は下がっていた感じ。しかも、音程が怪しくなってバラバラになってくると、もともと人数が少ないことも手伝って、個々の声が聞き取れてしまう1人がテキストを間違うと、それも聞き取れてしまうお説教や講演をするには最高のアクースティックなのかもしれない。アクースティックが乾いているから、きれいに歌わないとみっともない、というぺトラの言葉が、ようやく分かった瞬間だった。 ぺトラは、歌い終わるたびに、無念そうな苦笑を投げてきた。 さらに、曲間で次の曲紹介をする際に、いちいちえー、いやぁ、コーラス全体がどんどんバス音域に入って行っちゃいますね。とか、 お聞きになってお分かりになるとおり、メンバーの多くがインフルエンザに襲われて、どうも今日は調子が悪いんです。とか、繰り返す。本人はそれで自虐的に笑いを取って同情心を煽っているつもりかもしれないけど。いい加減にしてくれーーーー歌っている立場として、居たたまれないというか、申し訳ないというか、落ち込むというか。最初の挨拶で一度、今日は残念ながら絶好調とは言えません、と言えばそれでいいのに。コンサートの最中に、わざわざメンバーを憂鬱にさせ、客に悪い印象をすり込んで一体何になるんだろう?歌い続けなければならないこっちの身にもなって欲しい。曲間には、あと何曲あるんだろう、と憂鬱になった。正直なところ、途中で帰りたくなったコンサートは、これが初めて 次のコンサートは3月半ば。敗者復活!となればいいけど。 ちなみに、短いソロを歌わなければならない曲、土曜日の時点であまりに出来が悪かったので今回はパスして、次回お披露目、となりました。 おもしろ合唱事典
February 3, 2009
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土曜日はRコーラスの一日プローベだった。Rコーラスは 1学期に一度は山小屋合宿をするし、コンサートの直前にも必要があれば1日練習が組まれる。レギュラーの週一の練習ではなかなかゆっくり練習したり仕上たり出来なくてなんとなく消化不良に終わることが多いから、たまに丸一日時間を取って集中的に練習することが出来ると楽しい。 先週火曜日の練習日、コンサート前の最後の通常の練習だったんだけど、出席率が悪く、しかも半分以上が風邪を引いていて声が出ない、出にくいという悲惨な状況だった。指揮者のぺトラが今回のコンサートは中止した方がいいかしらと冗談半分(つまり半分本気)で言い出すほど。それでもまだ、土曜日に一日練習できるから、と大方は楽観的に見ていたのだけれど、、、。しかも、コンサート会場の教会を下見してきたぺトラによると、アクースティックがねあんまり良くないんだわ。なんていうか、乾いてるのよね。つまりね、きれいに歌わないと、ごまかしがきかないのよ その土曜日。またしても出席率が低い火曜日よりはマシだったけど。練習をはじめる前に、ぺトラが全体に聞いた。この中で、風邪を引いていない人、手を挙げてみてあっちこっちでパラパラと手が挙がった、、、各パートに1人か2人くらい コンサートで歌うであろう候補曲を次々と歌っていった。どれもこれも、イマイチ仕上がりが悪く、大半のメンバーの喉の調子が悪いだけあって、ソプラノの高音が届ききらなかったり、アルトがガンガン下がっていったり、男声が全然揃わなかったり、、、。テノールが2人しか居なくて、男声が4声に別れる部分で、さすがに1人の声だと目立ってしまうから、とアルトから1人、バスから1人、ソプラノから1人が助っ人に加わった。ソプラノなんてただでさえ3人しかいなかったのに、さらに1人減って私とサビーネの2人だけ。隣で歌うサビーネの声が聞こえなくって、仕方なく自分の頭の中にある音を頼りに歌っていた。ふと気づくと、バックに聞こえてくるアルトの音程が自分の音程よりも2音くらいは低くて、そうなるともう許容範囲を越えているので合わせる事もできず、、、最後にはソプラノ同士の音程もずれていたらしい 歌い終わると、何とも言えない表情で頭を振るぺトラ・・・アルト、下がりすぎ、、、アルトは低い音域だから、傾向として下がりやすいのは当然だけど、でも意識して下がらないように気をつけて。ソプラノは比較的歌いやすい音域だから下がりにくいでしょ、結果として音程がバラバラになっちゃうから。アルトはね、自分達の音だけを聞いてちゃダメなのよ。ソプラノを聞いて。いつでもソプラノの音を意識して聞きながら歌って。特に今日はソプラノが少ないから、頑張りすぎてソプラノをかき消さないように、ソプラノの音を良く聞いて。 アルトって、本当に難しいよね、と心の底から思う瞬間。 でもね、Rコーラスは傾向としていつも、かなり音程が下がる。もちろん、全曲アカペラだから多少下がるのは当たり前だと思う。 でも、指揮者のぺトラでさえ、1音とか1.5音とか下がるくらいなら上出来な方、2音以上下がるとようやく危機感を持つっていう程度で、あんまりその点を重視していない。そこが問題。 それも、練習用に渡されるコンサートの録音や古い録音が既に、音程下がりまくり。ほとんどのメンバーはそれを唯一の参考音源として曲を覚えてるんだから、正しい音程なんて取れるはずはない、と思う。Rコーラスに入った最初の頃は、曲を覚えるのに必死で、そんなことにもあんまり気づかなかったけど、最近は練習用CDを聞きながら練習していると、あまりに気持ち悪くってイライラしてくることもある。音を鳴らして、ちょっと離れたところで洗濯物を干したりしながら歌っていると、音程がずれていて、録音の方が低くなっていて、愕然とする、なんてことも珍しくない。絶対音感なんて持ってないから、私も歌っていれば自然と音程が下がる傾向にある。つまり、録音の方が、私が下がる以上に下がっているってことだと思う。 ひっでーなー、おい って、そんな感じ だから最近は、できるだけ音符をFinaleに入力して、そっちで音取りするようにしている。 昼休み、メンバーの大半が食事をしたり散歩をしに外へ出て行って、ガランとした練習室の中で、打ちのめされたような表情で、数人のメンバーに不安を吐き出すぺトラだった。どうしよう、、、こんなに質が低いのって久しぶり。少なくともここ数年ではこんなに出来上がりが悪い、調子が悪いってなかったのよね。せっかく、アマチュアの寄せ集めのコーラスとしてはそれなりに評価を得ているのに、出来上がりの悪いコンサートをやったら、Rコーラスの評価が下がってしまうのがコワイ。だったら中止にした方がいいのかしら?? でも私たちはプロじゃないし、どのコンサートでも必ず言っているように、アマチュアのコーラスで、来る者は拒まずって言うスタンスなんだし。・・・やっぱりコンサートの最初の挨拶の時に、メンバーの大半が風邪を引いていてコンディションが悪いんですって言うべきかしら?でもそんなの、コンサートをわざわざ聞きに来てくれた人には関係ないのよね。 結局、他のメンバーの意見もあって、メンバーの大半が風邪を引いていて人数が少ない上に、無理をして歌いに来たメンバーもコンディションが悪いのだということを最初の挨拶で言う、というところで落ち着いた。 ま、でも先代の指揮者の時は、ほんっとうに質の低いコンサートもあったからねと、自分を励ますぺトラ。 ↑ 当時はぺトラもメンバーとしてアルトで歌っていた全然仕上がっていないような曲も歌ってた。今さらコンサートの中止はありえないし。 私が参加するようになって以来、そんなにヒドイ出来ってことがなかったから、こんな話を耳にするのは初めてだった。出来が悪くてもとりあえず精一杯の力でこなすのか、それとも中止して万全を期して次回に臨むのか、難しい決断だなあ。 しかもこんなに出来が悪い時に限って、アクースティックの悪い建物だなんて、、、 午前中に比べると、午後は結構あっさりと進んだソプラノパートのソロで始まる曲があるんだけど、いつもはその部分で必ず音程が下がるっ!!ココで下がるとみっともないし、曲全体がボロボロになると指摘されて、何度もやり直しをさせられ、挙句の果てに、音届かない人はココだけお魚(←クチパクのこと)して なんていう、不名誉な指示まで飛んでくる曲なんだけど、この日は一発目で驚きのお褒めの言葉を頂き(笑)、結局全部で3回歌ったけど、ぺトラは満足そうだった。良かった。 コンサートで歌う予定の曲を一通り歌い、少し早いけど、明日のコンサートに備えて切り上げることになった。今回は人数が少ないしコンディションが悪いので、遊び(予備の候補曲)はほとんど無し。 あーー、なんか嫌な予感がする。。。 【送料無料】声ってステキ!
February 2, 2009
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Rコーラスの練習日。今年に入って2回目、そして次のコンサートまで通常の練習は今週も含めてあと2回。練習内容は、コンサートに向けた曲のおさらいと仕上げ。いつものごとく、コンサートで歌う全タイトルは、「コレはゼッタイに入るから」と言われる数曲を除いて、当日のウォーミングアップで最終決定リストをもらうまで分からない。コンサートで歌うだいたいの曲数+αがリストアップされて、順次おさらいと仕上げをしていく。指揮者のぺトラが、出来上がりの調子やコンサートに参加できるメンバー、時間を見ながら、最後の最後までプログラムを練るから。↑ 5~ん十年も所属している固定メンバーが居て、レパートリーが決まっている(と言っても、軽く100曲くらいはある)からできる技。 最近なんだか出席率の悪いソプラノさん。準備体操の時点で3人、発声練習に入ったところで1人来て、歌い始めたら後から2人来て、最終的には計6人になった。 スーパー・ソプラニスティンと指揮者に呼ばれるエリンが最近全然来ないなあ。30年前、コーラス創設者が指揮者だった時代を知っているEも最近見かけないし。 なし崩しで短いフレーズのソロを歌う羽目になっている曲が、今回はまだゼッタイに歌わないと思っていたのに、リストに入れられているらしい。ウォーミングアップの直後に立ったままで歌うことになってビックリ。しかも音符を必要とする人がほとんど居なくって、またビックリ急いで音符を取ってきたらぺトラがあらあら、ソリストが音符が必要なの~と、からかってくる。山小屋プローベの時にあなたが、この曲は夏(ゼメ)に歌うって言ったから、テキストまだ覚えてないんですもともとは2人で歌うような雰囲気だったのに、最初の時に一緒に歌った子はクリスマス以降出てこない。はじめの何回か、小さい声で歌ってサポートしてくれたメゾの古株Mも最近は出てこない。掛け合いになるアルトのソロは2人体制なのに 自分の声だけが室内に響いているのを聞きながら歌うのは、変な感覚で、とっても度胸がいる。声が上ずる、いや、届いてないかも??肩に力が入る、喉が固まってたらどうしよう、、、大体において、歌は好きだけど自分の声が嫌いだからコーラスで歌っているのに、、、 通常の練習があと1回と、コンサートの前日、土曜日が丸一日プローベ。何度か歌っていれば慣れるに違いない。ソロって言ってもごくごく短いフレーズだし、大勢居るから誰が歌ってるかなんて聴いてる方には分からないだろうし。いつもみたいに歌うだけ と、自分に言い聞かせている声のクスリ
January 21, 2009
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もう、今から7年くらい前のこと。彼とは1年くらい付き合って(?)いたけど、やっぱり友達でいようと振られた。言われた瞬間は、何となく予感していたことをとうとう言われてしまったというショックと、あ、私達ってやっぱり付き合っていたんですか?という驚きとが入り混じった想いで、かなり混乱した。 そもそも、友達以上恋人未満って感じの付き合いだった。おしゃべりしたり週末を一緒に過ごしたりする時は、仲の良い友達のようでもあったし、かと思うと人に恋人として紹介されたり、まるで恋人に耳を傾けるように私の気持ちや考えを尊重して優先してくれたり。 付き合っているという確信がないまま、気持ちも盛り上がったり盛り上がらなかったり。それでも気が合うし、話し出すと何時間でも話が続いたし、週末になれば必ず森へ散歩に行ったり、一緒に料理をしたり、大きな課題にぶち当たるたびに色々と力を貸してくれるという、私にとっては居心地の良い関係だった。それなのに、友達と宣言された途端にひどい痛みを覚え、醜い執着心が芽生えた。彼の手を放すことができなかった。 すごく辛かった。どうしてもそのまますべてのつながりを断ち切ることができず、彼も私を友人として(ホントに)大切にしてくれて、私が元気にしてるかいつも気に掛けてくれて、困っていれば相変わらず力を貸してくれて、、、そんな付き合いがその後1年くらい続いた。会わない時間が過ぎていくと会いたくなり、会うと辛くなる、の繰り返しで、本当に辛かった。結局、そんなに辛そうな君を見ているのが辛い。だったら会わない方が良い。なんていうありふれたセリフで、絶交に至った。言い訳ではなく、彼の本音だったと思う。そんな必要ないのに、良心の呵責に耐えていたのか、それとも私が彼に罪悪感を植え付けるような態度を取ったのか・・・? その当時、彼から来たメールの一つに書いてあったこと。ある女性に出会ってしまった。でも絶対に報われることのない想いで辛い。いっそのこと、出会わなければ良かったのに、とさえ思う。彼に対する執着心にとらわれて苦しんでいる私の気持ちを慰めるつもりで(?)書いてきたメールだった。苦しいのは君だけじゃないんだ。自分も苦しんでいる。ということを知らせたかったらしい。まったくもって困ったヤツだけど、でも本気でそういう人だった。きちんとした家庭で大切にされ、適度に自由にされて育ったというバランスの良さを感じさせる人で、恐ろしいほどに頭が良いのだけど、頭脳の発達に全エネルギーを費やしてきたせいで、感情面の発達、特に恋愛の経験値が絶対的に欠如しているような人だった。 ドイツのそれなりに優秀な大学生の男子によくあるタイプと言えるかもしれない。 そのメールからしばらく経ち、その報われない恋の相手が誰なのか、大体見当がついた。優しそうで柔らかなおっとりした雰囲気の中に、頭脳の明晰さと知性が溢れ出てくるような感じの素敵な女性。実際にとても優秀な人らしい。しかも、彼女は仏人と独人のハーフ。フランスでよくある名前。彼自身、母親が仏人と独人のハーフ(つまり彼はクォーター)ということを誇りに感じていることが、時々出る家族の話の中で感じられ、そのたびに私は幻滅したりしていた。そんなだから、彼女だったらいかにも彼が恋をしそうな人だわ、と直感した。その当時、彼女は恋人と一緒に暮らしていた。 それから数年経った頃だろうか、彼が人目を気にするかのようにヒッソリとその女性の手を取って歩いているのを偶然見かけてしまった。やっぱりあの人か。彼の想いが叶ったんだ。と思ったんだ。 そしてまた数年経ち、今日、結婚して新婚旅行に行っているという噂を聞いた。相手はやはり、あの人だった。近い将来こんな日が来るはず、と、ずっと確信していた。それが現実になった。 前触れもなく彼の噂を聞いて、何となく動揺して(?)浮ついてしまった。彼への想いはもう本当に微塵も残っていないのだけど、絶交を言い渡された後に自分自身を見失い、取り乱してしまったいくつかの失態の記憶が胸を刺す。彼の名前を聞いただけで、当時の辛さがよみがえって来て、自らの愚かしさを突きつけられているようで胸が苦しい。 今年の冬は寒いな。この町にしては珍しく 今日も雪が降ってる。今日のことは忘れられないような気がする。 彼の顔はもう見たくないし、偶然出くわしたとしても会釈するくらいで話はしないだろう。多分言えないけれど、結婚おめでとう。末永くお幸せに。
January 14, 2009
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月曜日はS村教会コーラス今年最初の練習だった。今年最初ということで、早速ヴォルフラムからみんな、ちゃんと新年にあたって今年の抱負を決めたんだろうね?という言葉があり、今年の抱負を1人ずつ言わされるなんてことはもちろんなくクリスマスのメッセについて、参列者から素晴らしかったというお褒めのお言葉が寄せられたそうですそれもそのはず、去年の後半にソプラノに2人メンバーが入った。1人は子供の頃(?)このコーラスで歌っていたというクラウディア。彼女の声はものすごくハリがあってボリュームがある。定位置が私の真後ろなので、彼女の声しか聞こえなくって居心地悪いくらい、、、そんでもって、地声に近い発声でそのまま高音部まで歌うので耳に刺さるんだけどしかしそれでGまで歌うんだから、大したもの。彼女が1人居るだけで、もう別のコーラスかと思うほど、ボリュームが出る。やっぱりソプラノって重要なんですね(反省このコーラスのソプラノは、(私を筆頭に)ソプラノがいちばん簡単でラッキーという雰囲気がある。適当に力抜いてやってる感じ。いや、私はいつも真剣勝負を心掛けてますよ、ホント、ホント。アルトやテノールは音取ろうと必死になって集中してるって言うのに気を引き締めてガンバリます。 さて、ヴォルフラムにしては珍しく、早くもイースターのメッセに向けて練習をはじめた。もう何年も歌っていないHilberメッセ(つまり、私とオットには未知のメッセ)と、ここ数年の間に何度か歌っているJosephHaydnの小さなメッセが候補に上がり、それぞれのKyrieを音取りをしながら歌った。HaydnメッセはのKyrieは、メロディ自体は比較的簡単なんだけど、息をつないだまま音が飛び跳ねたりする、華やかな感じの曲。Hilberメッセは、Kyrieだけ歌った感じでは、少し暗い感じがしないでもないけど、ハーモニーがきれいだし、構成が分かりやすくてメロディもそんなに難しくはないみたい。しかし、コーラス内でHilber メッセを歌ったことのある人が少なくて(というか、ほとんど居なくって)、音取りが結構大変だった。新しいものは出来るだけ遠ざけたいS村教会コーラスだけあって、Haydnメッセが優勢か?という感じだったけど、記録を掘り返したところ、昨年も一 昨年もイースターかクリスマスにHaydnメッセを歌っているということが判明。一発逆転、Hilberメッセに決定。新しいメッセ、音取りからです。 宗教音楽対訳集成
January 13, 2009
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去年のオットの誕生日前。これというプレゼントがなかなか決まらなくって、何か欲しい物ないの?と聞いたら何度目かに答えが返って来た。何でもいいから、手作りの物が欲しいなそうだ、フェルティングで何か作ってよ。帽子とか、スリッパとかさ。 ・・・無理だから もう何年も前だけど、一度だけウェットフェルティングを教えてもらったことがある。自然教育リーダー養成講座を受講した時のこと。ほぼ1ヶ月に一度で、毎回二泊三日。山小屋に泊まったり野営をしたりしながら、自然科学系の基礎的な知識から教育論、自然教育の捉え方、プログラムの構成、実践、アイディアと、盛りだくさんな内容の講座。に、加えて、夜は受講生によって自主的に、ヨガ入門があったり、フェルティング入門があったり、夜中の森にライトを持たずに散歩に出かけたり、夜の森でかくれんぼしたり、と、いろいろだった。夜の森は、想像していたほど暗くはなくて、月がすごく明るかった その話を何度かしたから、フェルティングができると刷り込まれてしまったんだろうか・・・ 無論、一応、努力はしてみた。道具を買い揃えて、 ↑羊毛とドライフェルティングのニードルだけだけど。この時に型紙付の本を買わなかったことがそもそもの間違いだったな。試行錯誤はしてみたものの、ものの見事に玉砕度胸の据わっていない私は、初めてのことに対して用心深すぎる。ビクビクとしてチマチマと手をつけて、結局は失敗する。今回も典型的なケース。大体ね、ド素人がいきなり帽子とかスリッパとか、簡単にあらよって作れちゃったら、だぁーれも本なんか売らないっての もうしばらくは羊毛なんて見たくもない、でもオットの誕生日は迫ってくる慎重すぎて失敗する私と、おおらかで細かいことを雑に処理するオットは二人一緒でようやくバランスが取れているのに、今回ばかりはオットに泣きつくわけにもいかない。 半泣きになりながらも、ようやくどうにか仕上げたオットへのプレゼントは↓ のキーホルダー。 もう、胴体も省略して、頭からいきなりシッポ。シュールでしょ(うふ はーい、そこ、笑わない~オットはカワイイと言いつつ、涙が滲むほど笑っていたけれど(私も一緒にお腹が痛くなるほど笑ったけど)、一応、現在、使われている。特にうちのワンコにはウケが良くて、ホラ、君だよ、と見せると、必ずいきなりカプッとかぶりついてくる。 、、、羊の臭いがするからね。 せっかくフェルティングの道具を入手したので、それ以来、気が向くとたまに出してきてチクチクと遊んでいた。材料はの抜け毛。ブラッシングする度にあきれるほど抜ける毛を、ふざけて丸めてボールにしていたら、結構な大きさになったので、遊び半分でニードルでチクチクしていたら、いい硬さのフェルトボールが出来上がった。さすがに犬の毛はポロポロ抜けて落ちるので、羊毛を薄く被せてまたチクチク。しばらく放置していたんだけど、今日、頭に模様が浮かんだので、一気に仕上げた。 堂々の(?)作品Nr.2 さて、これは何でしょう?? またしてもキーホルダーの出来上がり。 次はもう少し大きな物をチクチクと時間を掛けて作ってみようか。でも帽子やスリッパは、、、もう少し先かも。
January 6, 2009
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恋しくなるもの。それは、コタツ。ドイツではコタツなんて普通は手に入らない。↑デュッセルがココからもう少し近ければ、駐在さんの帰国セールとかで手に入るんだろうけど。日本から持ってくるには大荷物だし、変圧器が絶対に必要だろうし。先日、一時帰国した際に立ち寄った日曜大工センターで、コタツ用のヒーター↓を発見した!次回帰国したら、買ってくる予定 オットにこんな↓ちゃぶ台を作ってもらうとして、、、。 来年の冬には、もしかしたら、コタツで団欒が実現するかもしれない それにしても、日本は物が豊富でその上安くて、イイよね~なんて思いつつインターネットで検索して遊んでいたら、こんなもの↓をハッケンしてしまった。 なんと、豆炭コタツ 父の田舎の家には掘りごたつがあった。 まだ小学生に入る前だったけど、朝になると、祖父がまず土間にあるかまどに火を起こしていたのをうっすらと覚えてる。祖父が使っていた火吹き竹を、好奇心から目にあてて覗いてみようとしたら、煤が目に入ってひどい目にあった。 私が小学生くらいの頃、田舎の家は改築されて、トイレやお風呂場までが床続きになり、土間は床を張ったキッチンになった。掘りごたつは、キッチンの続きにある部屋にあって、その部屋はいったい何て呼ばれていたんだろうか?入り口から入ってすぐ左手にある、外と直接接している部屋は、商店でもないのに店と呼ばれていた。店の奥は座敷。その部屋には仏壇があり、床の間があり、家の中で一番良い部屋だという扱いだった。そして店の隣が、掘りごたつのある部屋だった。 土間を通って通り過ぎて入ってきた奥の間、正面のテレビの上方に神棚があって、大きな黒い食器棚が障子の後ろに隠れていて、みんなが3度ご飯を食べる、家族の生活の中心、そういう場所だった。 冬は、祖母が朝、豆炭に火をつけて入れてくれた。最初は冷たくて少し湿っているようなコタツの中が、段々と暖かくなる。祖母はほとんど一日中そこに居て、ぬくすぎると豆炭に少し灰をかけて、ぬるくなると灰をよけていた。私もいとこ達も、外で遊ぶ以外の時間はそこに居た気がする。格子の隙間に足が入って燃えちゃうんじゃないかって、ちょっと怖かったり。夜になると、泊まっている人数分の豆炭を、底の部分が網状になっている鍋に入れて、火に掛けた。そして火のついた豆炭を、一つずつあんかに入れていく。やけどすると危ないから、と言ってやらせてもらえなかった。豆炭の入ったあんかを一つずつ蓋を閉めて、パチンと留め金を留めて、巾着に入れる。そして、それぞれの布団が積んである所に、人数分入れて歩いた。 ↑のあんかを見た瞬間、豆炭の独特な匂いを嗅いだような気がした。 豆炭のあの匂いは、田舎の冬の記憶として刻まれている。 懐かしい。
January 4, 2009
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そして元旦。オットの両親の所で、Neujahr Bretzel(ニューイアープレッツェル、でもイースト菌で作ったパン)を遅い朝食に頂きました。過去にレストランを経営していたオット両親が、この町で一番美味しいと太鼓判を押すだけあって、本当にすごく美味しかったです。 自宅に戻ってきたらもう11時。そう言えば、ウィーナーフィルのニューイアーコンサートって今日だよね、と、ふと頭に浮かびました。浮かんでしまったら、無視できないのが人情で(そ?)、ああ何で家にはテレビがないんだろうかと。いや、我が家にもテレビ自体はあるんだけど、ケーブルにつないでいないのでテレビのプログラムは入らないんですね。普段は全然テレビ観ないから。要するにDVDプレイヤーのためのモニターなんです。 ニューイアーコンサート観たいから、今日だけテレビつなごうよと、言いながら、インターネットで調べてみました。ZDFのWebサイトでは、過去に放映されたプログラムが観られたりするので、もしかしたら観られるかもしれないと思ったわけです。そしたらなんと、ニューイアーコンサート、インターネットでもライブ中継してました!!その時点で既に始まってから30分くらい経過してましたけど。 ああ、もう、なんて素敵に便利な時代になったのでしょうかというわけで、何の苦労もなくニューイアーコンサートを観ることができました。感謝しかしアレですね。ニューイアーコンサート観ていて妙に気になったんですが、ウィーナーフィルって男性ばっかりですね。女性は、私が観察したところ、たったの2人でした。1.バイオリンに1人と、4.だか5.のチェロ。それだけフルートの2人も男性って珍しくないですか?2.フルートがピッコロ吹いてましたけど、ガタイが結構大きな男性で、体を縮めるようにして太い指で小さなピッコロを操る姿はちょっと涙を誘うものがありました(もちろんウソです)。↑彼、絶対に首とか肩とかパンパンにこったと思う。 さらに、男性のハープ奏者、初めて見ましたよ居るんですね、男性でも。ホントに素直にビックリしました。 音大に通ってるのって多分どこの国でも圧倒的に女性が多いのに、アマオケならば少なくとも半分は女性なのに、一流といわれるオケは男性中心なんですか? 男性の方が楽器を演奏するのに有利なの?それともただ単に男社会なの??新年早々、(しつっこいようですが)素直にビックリしました。 そして午後、せっかくのお休みだからと、ちょっと来るまで遠出して、森の中を散歩してきました。標高1000mのところまで行ったので、牧草地はもちろん雪の下、森の中にも雪があって、クロスカントリーのロイペが整備してありました。駐車場は来るまでいっぱいだったのに、ちょっとロイペから外れて違う道に入ると、すれ違う人もなく、足を止めて耳を澄ますと、聞こえてくるのは遠くでかすかに鳥の鳴き声や何かが木の枝を揺らす音だけ。静けさで頭の中が満たされる感じでした。 こーんな感じで、いい具合に新年のスタート切ったつもりだったんですが、森を歩いている途中から気持ちが悪くなり始め、、、いやいや今年は珍しくインフルエンザの予防接種を受けたんだからインフルエンザには掛からないゾ、と、自分に言い聞かせていたんですが、気分は悪くなる一方で、夕方自宅に帰り、ソファに横になったが最後、起き上がれませんでした。クリスマス直前にストマックフルーを幼稚園でもらってきたオットの甥っ子、その甥っ子からうつされたオット姉、そしてオット姉からもらってきたオットにつづき、私までうつされたようです。そんなわけで、正月2日は一日ソファの上で甜茶を飲んで過ごしました。おかげさまで今日はもう大分良くなりましたけどね。 ま、クリスマスからシルベスターまでの食い倒れ生活の後、2日間くらい絶食するのも体にいいかもしれません。 それでは、最後になりましたが、皆様にとって実り多き、幸多き一年になりますように。そして、今年も一年、穏やかに過ごせますように。
January 3, 2009
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新年あけましておめでとうございます。皆様、どんな風に新年を迎えられたのでしょうか?ドイツの新年は花火とともにやって来ます。クリスマスが過ぎ、28日頃でしょうか、花火や爆竹、ロケット花火の販売が解禁され、どのスーパーマーケットにも巨大な詰め合わせが並びます。(価格が)高いんだ、コレがまた。↑普段は花火類の販売が禁止されてるんです早速入手してきた気の早い人達(ま、ティーニィーですけど)が、あっちでパンッ、こっちでパンッとやり始めます。うちの犬にとっては恐怖のシーズン到来ですよ それはさておき、今回のシルベスター(大晦日)は私の同僚(ドイツ人)宅で、ゲーム・ナイト+ラクレットでした。ここ数年、ドイツではラクレットが冬季のホームパーティの定番になりました。特にシルベスターやクリスマスなどの人が集まる機会ににラクレットというパターンが多そうです。 ↓こんなのを、↓こんな風にして食べます。準備が簡単(←ラクレットだけなら、ジャガイモを茹でて、その他の材料を切るだけ)だし、各自好きなように食べたい物を組み合わせられるし、楽しいし、便利ですよね。感覚としては日本の手巻き寿司に似てますね。 あ、手巻き寿司といえば、同僚宅に向かう前に、手巻き寿司パーティにも参加しました。大好きな友人、中国人のCから前日の夜に電話がありました。ずっとやりたいと思いつつ忙しくってできなかったんだけど、シルベスターだからあなたもPCにかじりついてばかりいないでちゃんと食べなきゃダメよ、手巻き寿司をするから昼過ぎに来て頂戴と。いつも相変わらず優しいのおドイツ人その他から寿司が食べたいから来てくれ、と言われる時は、たいてい買い物してきて、材料を全部持ち込んで作っておくれという意味なんですが、↑いやドイツ人その他の名誉のために付け加えると、材料費は割り勘か全部出してくれます。何を買えばいいのか分からないから、ということで、買い物について来たがる人もすごく多いです。 Cはいつもの如く、手ぶらで来て頂戴と言ってくれます。彼女はいつも太っ腹で、周囲にこまやかに気を使う優しい女性です。夜はラクレット(食べ過ぎることは確実)なので、一瞬だけ迷いましたが、もちろん二つ返事で了解しましたさて、C宅に到着してみると、既に中国人の女性が他に3人居ました。Cと同い年くらい(多分40代前半くらい)のTと、そのTの元で博士課程に進学したばかりのわかーい女の子が2人。後からもう1人、やはり中国人のSが来ます。なんと、中国人女性5人と日本人1人で手巻き寿司パーティ。コレはさすがに珍しいかもその時はCが1人でキッチンで準備をはじめていたのですが、しばらくすると全員がキッチンで、手分けをして手伝いました。間断なくしゃべりながらも手は常に動かしつづける、私の知っている中国人女性はみんな家庭的でホントに素敵です。それにしても、C、買い過ぎ!いつものことですが。Cは料理が好きで、人を招くのが好きで時々こういうホームパーティをするんだけど、毎回毎回、あきれる位大量に食べ物を用意します。何十人招待したの??というツッコミが必ず入るくらいです↑中国では、人を招いた時に、料理が余らないといけない、全部無くなるのはいけないそうですね。特に新年を迎える時には非常に縁起が悪い(翌年食べ物に困る)と考えられているとか。だから彼女はいつも、足りなかったらどうしようという心配に駆られて予備の予備の予備まで用意してしまうんだそうです。準備が整って、Sが到着して、ようやく食べ始めたのは既に14時半でしたま、いつものことですね。そして、彼ら、あきれるほどに良く食べました。特に若い二人が。やっぱり若いからなんだろうか?女性ばかりだから、大量に残るだろうなと思っていたのに、あんなに食べるとは思わなかった。あの細い体のどこに消えていくんだろうか?? 中国人の中に1人だけ日本人が混じっている訳です。しかもTと彼女の学生2人は(国際学術交流、サンドイッチスタディのような形で来てますから)ドイツ語はあんまりできません。それでも彼らは頑張ってできるだけドイツ語で話しかけてくれます。彼らが互いに中国語で話している時には、CやSがドイツ語に通訳してくれたり、話し相手になってくれます。いつもこうなんです。彼女たちは良く気がきいて優しい、そして開放的。だから私も誘われると何の考えもなくホイホイと出かけていくわけです。 さて、そんなこんなで満腹感いっぱい、幸福感いっぱいで16時すぎに同僚宅に集合し、私の同僚は、ボードゲームやロールプレイングゲーム(RPG)が趣味なんですが、↑PCゲームではなくて、テーブルを囲んでサイコロ振って言葉で進めていく方です。ちなみに私のオットもRPゲーマーです(日本だとオタクに分類されるんでしょうねえ)その彼女とその愉快なちょっとクセありの仲間達と、いくつもゲームをしました。水族館とかキャラバンとかゴキブリサラダとかヴィールスとか、、、面白かったけど、やっぱりゲームって苦手だわ・・・。どうも勝ち負けが掛かると集中できないというか、引いてしまうんですよね。←根っからの負け組み! そんな私の好きな愛するゲームは、scrabble↓です。そんなこんなで12時。あ、ラクレットもしっかり食べました。これでもかってくらい、しっかりと食べました。我ながらビックリしました。 12時丁度に、テレビを通してブランデンブルグ門の花火を見ながら、スパークリングワインで乾杯してから、バルコンから外で乱れ飛び交う花火を見守りました。↑ホントに危ないんだから。毎年、救急車が出動するんですよだから、人に向かって打つなっての走ってる路面電車の下に投げ込むのはやめなさいっ風がなかったので硝煙が辺りに立ち込めて、 空は白くてぼんやりしてるし、バルコンから眺めているだけでもすぐに喉と目が痛くなったくらい。 うちのイヌッコにとってはそれこそホラーです。とりあえず21時ごろに無理やり外に連れ出してみたものの、あっちでパンッこっちでパンッてやられていては、トイレする余裕がないんですね。結局午後3時から翌朝9時まで、我慢する羽目になりました。同僚の家の中でも自宅に帰ってからも、机の下やピアノの下に入ってじっとうずくまってるだけ。↑って、去年と一緒だわ ひとしきり花火を眺めた後は、みんな暖かい部屋に戻ってきて、テレビでDinner for Oneを観ました。20分くらいのイギリス製のコメディなんだけど、ドイツでは大晦日に放映されます。もう何十年もの間、必ず大晦日に、いやいや、一年に一日、大晦日だけにテレビで観られるコメディ映画なんです。誰でも子供の頃から知ってる、毎年欠かさず観るからディテールまですべてを知っている、でも観ちゃう、で、笑っちゃうコレがなければ年は越せないという、ドイツのいわば風物詩です。↑いや、もう観ないという人もかなり居るとは思いますけどね。実は私も(ドイツにはもう9年くらい居るけれど)観たの2回目でした。 あまりに長くなったので、分けました。
January 3, 2009
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S村のミサが終わると、コーラスの皆さんにクリスマスの挨拶をする間もなく、速攻で教会を後にした。その時すでに10時15分前。K町のミサは10時から。直行すれば十分間に合う距離だけど、一度家に帰ってトイレに行かなきゃダメ教会の中って寒いから、トイレが近くなる。でも朝っぱらだから、時々水で喉を湿らせないと声が出ないしかし、古いカトリック教会にはトイレなんて絶対にない。前日からオットと打ち合わせていた通り、一度家によって、トイレに駆け込んで、大急ぎで隣町であるK町の教会へ。なんとか10時5分前に教会前に到着。ところが、駐車スペースが埋まってる~マナー違反だけど、教会前に路駐して、階段を駆け上がった。ヴォルフラムも数分前に到着したばかりで、あとは司祭陣の入場が始まるのを待つばかり、という時にギリギリ滑り込みセーフ メッセは大きな失敗もなく、終わった。今までならば、Kyrie、Gloriaが集中力もあって上手くいって、後はどんどん崩れていくっていうパターンだったけど、今回は違った。このメッセの中では一番歌いやすい、しょっぱなのKyrieがあまり良くなかった。オーケストラの演奏が少しゆっくり過ぎる感じがしたし、ソプラノとテノールのソリストは最初はそのテンポに合わせづらそうにしていた上に、声が出にくかったのか丁寧に音を出そうとするあまりにさらにタクトの後をついて行く、という感じで、ちょっとグダグダになった。テンポを上げようとして必死の形相で一生懸命腕を振るヴォルフラムが、気の毒だけどコメディみたいいつもならお説教や祈りの言葉で間が空いたせいで(?)グダグダになるCredoが、今日は練習と同じくらいには歌えていた気がする。 そしてSanctusは、ソロがない(正確には、2フレーズだけの短いソプラノ・ソロがあるけど、ガタガタするという理由で、コーラスで全部歌ってしまう)ため、ソリスト4人がそれぞれパートに入って一緒に歌ってくれた。さすがに響きが違う。音程がしっかりしていて、張りのある声の人が一人入るだけで、コーラス全体が別物みたいになった・・・喜んでる場合か??AgnusDeiは、ソリストとの掛け合いがたくさん入っている。緊張感と、ソリストと一緒に歌っているという一体感があって、すごく楽しかった。 K町教会コーラスで参加したメッセはこれで5回目。自分の中では、今までで一番充実感があった。 全体的に、声が高い響きを保っていて、特に高音が(頭の中で)ピーンと響いていて、歌っていて気分が良かった。それが外に出ているのかどうかは自分ではわからないんだけどもうひとつの曲、Michael HaydnのLauft, ihr Hirten allzugleichも良かった。ソプラノ・ソリストの長いアリアが間に入る。そのアリアが、すごく良かった歌声をすぐそばで聞くことができて、歌っているところを(後ろからだけど)観察することのできる幸せ ゲネプロと今日の本番で気づいたこと:比較的テンポが速い曲では、胃というか胸を持ち上げて(はと胸みたいに) 体を縦に伸ばすように体を使い、ついでに二重あごにするように顔も縦長にするような意識で声を出すと、高音がリズムに遅れることなく、きちんとした音程で張りのある響きで出るような感覚があった。振り返ってみれば、これって全部、市民大学の講座の中でアネッテが教えてくれてたことなんだけど、実際に自分の体でできるようになるのはそう簡単なことじゃない、らしい。 高音になればなるほど、口を開けなければ出ない、というのもようやく身を持って感覚として分かってきた。 それにしても、速いテンポの曲を歌うのって、スポーツっぽい。歌っているうちに筋肉が温まって熱くなる。 ゆっくりした曲の方が音取りは楽だけど、あらが見えやすくって、きれいに歌うのは難しい。 次にK町で歌うのはたぶん、来年のイースターのミサ。今年の6月に演奏したモーツァルトのすずめのミサをもう一度やるという話なので、参加させてもらおうと目論んでいる。 というわけで、今年のコーラス活動はこれにて終わりです。 来年もまたよろしくお願いします。皆様、良いお年をお迎えくださいませ。 天使と歌うクリスマスソング
December 26, 2008
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今年もまた、クリスマスのミサの出動が終わり、一年の務めが終った。いつもはS村のミサがクリスマス第2祝日である26日の朝なんだけど、今年は25日に組まれていたので、一気に怒涛のように駆け抜けた感じ。さすがにウォーミングアップをするので、S村教会に8時15分集合。家を出る前に犬を一度外に出してやらなければならないし、目を覚ますためにもコーヒーの一杯くらいは飲みたいから、と、昨夜オットが7時15分に目覚ましをセットした。 本来、声をきちんと出すためには、2時間くらい前には起きておかないといけないんだろうけど目覚ましを止めて、5分くらいしてから部屋のランプをつけて、別の時計を見てビックリ!8時10分前ですけど・・・??ワァーーーーと、二人して悲鳴を上げて飛び起きた。オットは納得がいかないらしく、時計を見比べていた。電池が切れ掛かると遅れるのよねそれが今日っていうのは、運が悪かったね。急いでオットが犬を連れて出て行き、私は身支度を整えながら、エスプレッソマシンの電源を入れた。 大慌てでS村の教会に着き、階段を駆け上がると、コーラスの皆さんは最終チェックで1曲目を歌い始めたところ。滑り込むと同時に楽譜を握らされ、歌い始めた。この日にとっておきの素敵な出だしだわ 今日、S村のミサを取り仕切ったのは、先日着任したばかりのV司祭。すごく感じのイイ人なんだけど、すべてを厳かに(ゆっくりと)進めるし、お説教もいわゆるカトリック風(長い!)なので、時間が掛かる。彼もこの後10時から別の村でミサが入っているから、時間通りには終わるだろうと思ってはいたけど、想定していたよりも長くって、最後の方はちょっとハラハラした。それは指揮者でありオルガン奏者でもあるヴォルフラム同じらしく、、、オルガンの伴奏で参列者全員で歌った最後の2曲、テンポが速かったです焦ってるな~、というのが伝わってきて、思わず笑ってしまった。 Mid-Winterは1番、2番をコーラスがアカペラで歌い、その後クリスチィアンネがフルートで主旋律を通しで吹き、そしてまたコーラスが5番をアカペラで歌い、最後にヴォルフラムのオルガンの伴奏でクリスチァンネのフルートで通しで演奏した。フルートとオルガンの共演って、シンプルだけどしっとりと温かみがあって、クリスマスらしくって、素敵クリスチァンネが村の楽隊から借りてきたフルートの音色は意外と低くって、私のイメージするフルートの音とは全然違った。 月曜日のゲネプロの時にもクリスチィアンネが吹いてくれたんだけど、その時は吹く直前にケースから出して組み立てて、いきなり吹き始めた。楽器って調律しないと吹けないモノだと思っていたので、まずそれでビックリしたんだけど。ほんの1.5mくらいの距離でフルートの演奏を聴いたのは初めて。さらにビックリしたのは、1度目、2度目、3度目と、音がどんどん変わっていったこと。1度目はスカーとしていて、空気が筒を通り抜ける音が聞こえた楽器の質がひどく悪いのかと思ったくらいそれが吹いているうちに、響きが出てきて、最後には笛らしい音色になっていた。温めないと音が出ないってこういうことなのね~。 続く キリスト教と音楽
December 25, 2008
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昨夜、23日夜8時よりK町のカトリック教会でゲネプロだった。私、ゲネプロ大好きです本番当日よりも好きかも。RコーラスとS村教会コーラスのゲネプロはゲネプロらしくないのでやっぱりコンサートや出番本番が好きだけど。OヴォーカルやK町教会コーラスのゲネプロは、オケやソリストとの顔合わせでもあり、程よい緊張感と、「やあ、久しぶりだね」ていう、同窓会のような和やかな雰囲気があって、その場にいるだけで楽しい。ソリストにも顔を覚えられたらしく、みんな目が合うと親しげにニッコリと笑いかけてくれる 最初はまったく息が合わず、テンポが合わず、出だしを逃し、音が取れず、ハーモニーが崩れ、で、あ~あ、って感じなのが、2度、3度と繰り返すうちにどんどん合っていって、音楽になる、その瞬間の快感が、クセになりますね。今回のメッセはそんなに難しくはないので、とっとと終わるかなと思っていたら意外や意外にヴォルフラムが粘って、各曲部分的な確認もしながら通しで3度ずつくらい演奏したので1時間半以上はやっていたのではないだろうか。↑普段は1時間くらいのやっつけ仕事が多いんですよソプラノ・ソリストの歌を堪能させていただきました。いつものごとく、彼女が歌っている様子をじぃっと凝視する怪しげなアジア人でした。 ドイツ人にしては珍しく、私よりも背が低く(たぶん150cmくらい)しかも線の細いおば様。その小さな体でビックリするくらいに声が響かせる特に高音部。Credoのソロ部分は、一人対オケでさすがに音量負けしてしまうので、オケに対してもう少し音量を抑えるようにという指示が出た。この部分音程が比較的低いからねとソリスト自身も言ってるのを聞いて、妙に納得。中低音部ってやっぱり、力強く響かせるのが難しいのね。 彼女を観察していて、今回特に気づいたことは、中低音部では上の歯が見えるくらいに上唇を持ち上げて、眉を吊り上げるように歌っていた。これがアネッテに指導されたマスケの共鳴空間を確保するっていうことなのか。いよいよ明日が本番のミサ。うれしいような寂しいような。 防水 屋外装飾用 防水国際基準IP44 1000球迄連結可能 LED ベーシック ブルー 100球 送料無料(...
December 24, 2008
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12月16日火曜日K町教会コーラスの練習日だった。来週の火曜日はゲネラル・プローベなので、クリスマス前の最後の通常練習。一番最後のAgnusDeiから逆に、一曲ずつ通して歌って確認していった。CredoやGloriaで思いがけずてこずり、時間がどんどん過ぎていく。段々と指揮者ヴォルフラムが早回しにして終わらせようと焦りだす。 Gloriaを終わらせた時点で既に9時15分を回っていた。あとはKyrieだけ。Kyrieは短い上にメロディとハーモニーが美しく歌いやすい。華やかでいかにもKyrieという感じがする曲。Kyrieを省略しようとするヴォルフラムと、Kyrieを歌いたいコーラスの面々。 結局Kyrieをざっと通して歌う。通しただけでは終われない。不安定な部分の確認、音取り、、、。 それでも9時半前には終わり、通常練習時間の9時45分よりも早く終わるってことは、ヴォルフラム仕事が忙しくって、早く帰りたいのかしら、、なーんて暢気に構えていたら大間違い。 もう一曲ありました そうだ、K町コーラスはミサ曲をやる時でも必ず、入退場のために1曲か2曲違う曲を歌うんだった。でもこの曲、先週までの練習で一度も歌ってませんけど?聞くのも初めてなんですけど?しかもテキストがドイツ語なんですけど?? 今回の曲は、MichaelHaydnのLauft, ihr Hirten, allzugleich。もうタイトルだけで舌噛みそう。 テンポが割と速くて、ソプラノは上のFやGがかるーくいくつも続いている。テキスもやたらと多くって、ひとつの四分音符に(一箇所なんて、ひとつの8分音符に!)”g'schwind”なんていう単語が。7つも子音が乗ってる、g'-sch-wind子音を音に乗せるのはどうも苦手。やはり母国語である日本語が母音が多いせいなのか、同じように母音の多いラテン語やスペイン語のテキストの方が歌いやすい。 帰りしな、オットに愚痴を言う。英語の歌詞もついてるんだから、英語で歌えばいいのにたった一つの音符にg'schwindなんて、ひどすぎるっ でもこの曲は比較的大衆的な曲だからね。大体、Haydnが英語で作詞したとは考えられないしなあ ま、それを言われると言い返す言葉が見つかりませんね。 ちなみにオットはもう完全放棄の姿勢で、この期に及んで新しい曲を覚える気はサラサラないようです。私は、、、悪あがきしてみるかな。
December 19, 2008
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先日のS村教会コーラス集会にて。教会側代表で出席していたKaplanが、これから一年の大まかな予定について話を始めた。今年はクリスマスのミサ、S村も25日にしたんですよ。Kaplanをはじめとする教会の人達は、S村の人が喜ぶだろうと想像していたに違いない。クリスマスの第2祝日に寝坊できるじゃんねしかし彼らは重要な点をすっかり忘れていた。指揮者ヴォルフラムは、S村の教会コーラス指揮者でありオルガン奏者であると同時に、K町教会コーラスの指揮者でもあるんですよ。つまり、彼がいなければどちらのミサも始まらないわけで、ダブルブッキングするわけにはいかないんです。急遽、S村のミサの開始時間を15分切り上げてもらうことに決定。S村のミサが終わり次第、K町へ直行。もちろん、指揮者のヴォルフラムだけではなく、私とオットももれなく付いて来ます。つまり、本番はどちらも12月25日8時半からS村ミサで、K町のミサが10時からミサのはしごですか大切な時のミサはたいてい1時間以上は続くし、S村からK町は車で少なくとも10分くらいは掛かるはず、、、時間ギリギリになると思われます。K町教会コーラスの皆さんは指揮者無しで自主的にウォーミングアップ&最後の確認ということになるのかな。そして私たちは最終チェックもなくいきなり本番ですか。なんかちょっと嫌な予感・・・。
December 19, 2008
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男女の4声コーラスでもっとも難しいパートは?と聞かれたら、即座に答える。アルト普段教会で歌っている曲のアルトパートには、メロディらしいメロディがないことが多い。主旋律に対してTerzやQuarte、Quinteなら楽勝だけど、ひたすら一つの音を打ち続けたり、難しい半音が混ざったり、、、練習を聞いているだけでうわーーーーと思う。アルトの人って、すごいな。そう言えば、小学校・中学校の音楽の時間はいつもアルトに入れられてた。4月に音楽の時間が始まると、合唱をやる前に先生の前で一人一人歌わされて、先生が判断して有無を言わさず割り振っていた。やっぱり、主旋律を歌えるソプラノがうやましかったけど、アルトでハモるのも楽しかった。だから、私の声はアルトなんだと、信じて疑わなかった。ドイツに来たらソプラノばっかりだけど。当時の私、声が低かったんだろうか?アルトでも良いなって思っていたけど、教会コーラスのアルトは無理かも(笑気持ちに余裕があって、自宅でゆっくりと練習することができれば、ハモるのは楽しいだろうなとは思うけど。 12月11日木曜日K町教会コーラスの女声だけの追加練習日だった。AgnusDeiから始めて、後ろから順番にKyrieまでを一通り確認しながら歌った。火曜日の練習時にはどうしてもリズムが合わなかった、出だしがパートごとにずれる部分が、何度か歌ううちに合った。アルトとソプラノだけだけど、繰り返すうちに息があって、ハーモニーが出来上がった。これはちょっと感動モノ。最後にKyrieを歌った。歌い終わった瞬間、全員が思わずふっと余韻に浸るくらい、きれいにハーモニーができた。うわー、鳥肌立ちそうと、ひとりのソプラノさんが興奮気味に口を開いた。今回のメッセは、かなりイイ線いけるかも
December 12, 2008
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火曜日はK町教会コーラスの練習日。楽譜をもらってFinaleに打ち込んで聞き始めた頃は、歌いにくい曲ばっかりだな~と思ったけど、実際にCDを借りて聞いてみると、どれもこれもきれいな曲ばかりで、メロディを体が覚えてしまえば、結構楽しく歌える曲ばかりだということが分かった 教会で歌うミサ曲の多くは、パート別の楽譜になっていて、コーラスとソロの旋律だけが書いてある。これだと、自分のパートの旋律しか分からないわけで、それをFinaleで鳴らしてみても、??でさっぱり曲のイメージが掴めない。 途中”4”とか”12”とかって書いてあって、他のパートやソリストが歌っている間は出番が無いんだけど、休みの小節を数えているわけではない(そんなことはできません)ので、出だしが分からない、と言う状態になる。曲の全体イメージがないと、合図をくれる指揮者を盲目に信じて歌うことになって、非常に難しい。各パートが少しずつずれて歌い始める部分なんかだと、いとも簡単にバランスが崩れて、リズムが崩れて、空中分解していく それでも現代社会では、有名な曲ならばたいてい探せば音源が見つかるし、楽譜さえあればFinaleみたいなソフトを使って、鳴らしてみることもできる。昔の人は大変だったろうなあと、つくづく思う。 最近はほとんど毎日のように指揮者が貸してくれたCDを聴いて、1回くらいはそれに合わせて歌うようにしているので、今回の練習は楽しく歌うことができた。先週の木曜日に男声の追加練習をやっただけのことはあって、男声が確かな旋律でしっかりと支えてくれた。さすが 確認が必要な箇所もたくさんあったけど、2度、3度と歌いなおすにつれて、出だしの音が揃い、リズムが合い、ハーモニーが出来ていくのが感じられて、充実感が得られた。 それにしても、タイトルの通りD(5線譜の上の方の音)に壁がある。Cまでの発声の仕方ではかすれてしまって、音が下がり気味になる。他の音とは明らかに違う声が出て、それが自分の耳にも苦しそうなかすれ声だったりするので、聞き苦しい。 以前はEもすごく、と言うよりもEの方が出にくかった記憶があるんだけど、ここ最近ではEはきれいに響くようになった(気がする)といっても、頭の中でカーンと響いている感じがあるから、外には全然出ていないのかもしれない。 (上の方の)FやGを出す時と、(5線譜上の)Cから(5線譜の下の方の)Fくらいまでを出す時では、どうも違う部分を使っているらしい。その境目がDという感じ。自分の体なのに、よく分からない Dが辛い、D嫌い、もう最近ではDが目に入るだけでうんざりする気持ちで負けてるからなおさら出ないんだろうな、と自分でも思う。 と言っても、必ず出ないと言うわけではなくて、きれいに出せる音符の並びもあったりするので、その箇所を何度か歌ってみて、出し方を覚えようと試みてはいるものの、なかなか前に進めない。音符の並び方や子音と母音の組み合わせの違いで、ここまで大きな差が出るものかと、いまさらながら驚く。というよりも、ようやくそこに気がつくようになったっていうだけか。 今週木曜日は女声の追加練習日。
December 10, 2008
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この週末はRコーラスの合宿だった。なんだか合宿っていうと、日本の学校の部活や大学のサークルの日々を思い出す。Rコーラスのメンバーは、学生だったり社会人だったりいろいろで、平日の夜にある通常の練習に来られたり来られなかったり、色々。だから半年に一度、ゼメスター毎に一度、山小屋を借りて泊りがけで練習をする。 深い森の中の奥の方にある山小屋で、最寄り駅から約6km。アウトドア大好きのドイツ人だから、自転車で来たり、ハイキングしながら上ってくる人達も中にはいるけど、基本的に車を出す人のところに分かれて乗ってくる。 山小屋と言っても、水道も電気も通っているし大きなキッチンだって使えるし、電話も一応ついている。でも携帯の電波も届いたり届かなかったりする。そんな山小屋に、金曜日の夜から日曜日の昼まで、文字通り缶詰になって練習をする。夜は、アルコールが入り、わいわいとおしゃべりをしながら、メンバーからのリクエストで古い歌、覚えたばかりの歌、いつも歌う歌を歌いながら、更けていく。こうして、新しく入ったメンバーは他のメンバーとゆっくり知り合う機会を得られるし、まだ知らない曲を聴くことができる。 今回は、次のコンサートの予定が2月で時間的に余裕があるし、参加メンバーが意外と少なく、特に新しいメンバーと長く歌っている中心的なメンバーの参加が少なかった。ということで、新しい曲をたくさん練習した。その数なんと5曲!合宿はこれまでに4回くらい参加しているけど、5曲はレコード。もちろん、比較的短い曲や簡単な曲が多かったんだけど。 うち一曲はオーソドックスの神に祈りを捧げる曲で、ハーモニーがすごくきれい。これをいつかコンサートでどっかの教会で歌うのかと思うと、今からワクワクする 今回の合宿で特筆すべきことは、小さな子供連れの参加が3組あったこと!そのうち一組は、今年の夏に出産したばかりの4ヶ月の赤ちゃんと、シッターをするためにパートナーも一緒に泊まり込んだエレナ。彼女は夏ゼメもほとんど全部の練習に出席したし、前回の合宿でももう結構大きくなったお腹を抱えて参加した。もう一組は昨年出産したイーナで、彼女も1歳になったばかりの息子ちゃんとシッターをするパートナーと一緒の参加。そういえば彼女も去年、大きなお腹を抱えながらほとんどすべての練習やコンサート、イベントにも参加してたっけ。出産後も長く休むことなく復活してきた。 最後の一組は、 ユリアと4歳になる娘ちゃん。彼女はシングルママで、半年くらい前からテノールのメンバーと幸せそうドイツでは、子供がまだまだ小さい時でも、乳飲み子でも、親や友達に預けて、パートナーと一緒にレストランで食事したり、パーティに参加したりするのは、よくあることだ。コレ初めて聞いた時にはビックリした。でも、子育て中で育休中のお母さんだってたまには息抜きが必要だし、パートナーと二人っきりの時間だってとても大切だと思う。 そして、その重要性を認めてくれて、受け入れてくれる受け皿のある社会がすばらしいと思う。 それにしても、シッターが必要だからってパートナーが一緒に山小屋に泊まり込んでくれるっていうのはさすがに驚いた ま、でもエレナの場合、授乳中だから簡単に置いてくるわけにはいかないのよね。そんなエレナ・ファミリーは、全行程参加。イーナは土曜日の夜に帰っていった。今夜は、これからパーティなのよ 土曜日の練習の最中、指揮者のぺトラが全体に向かって話しかけた。ソロ曲のレパートリーも増やしていきたいの。それで、みんなに異存が無ければ、1曲にソリスト一人じゃなくて、複数の人がその曲を歌えるようにしておきたい。そうすれば、コンサートの日に○○が来れないから△△は歌えない、とかいう事態が防げるでしょ。でも私は、誰がどんな声でどんな曲に適しているとか分からないから、ソロ歌ってもいいと思っている人は、どんどん自己申請して欲しいの。これ、実は今までにも何度も言われてる。でもね、ソロを持っていない人が、練習したソロ曲を歌いたいって思ったって、その曲には既にソリストが居て、そこに名乗りを上げるのって、「横取り」するみたいで、すごく勇気がいることだと思う。知らない曲の中にもイイ曲はたくさんあるんだろうけど、知らなければ手を上げようがないわけで、、、やっぱり曲を知っている人がこの曲はこの人に合いそうって感じで言ってくれないと難しいよね。 その後の休憩時間、伸びをしてボォーッと突っ立っていたら、ぺトラが近づいてきて聞いた。で?どのソロ曲歌いたい?? へ?? このゼメスターに入って練習を始めた曲にごくごく短いソプラノ・ソロのフレーズがあって、それをたまたまその時に人がいなかったから、とりあえず、ってな感じでなし崩しのような形で結局毎回歌っている。最初は二人でっつーことで、もう一人の声の通る女の子と一緒に2度ほど歌ったんだけど、今回の合宿には彼女が来ていなくって、一人で歌う羽目になり、もう頭に血が上って、体も固まって、声がぜんぜん響かないんですけど??っていう情けない状態になってしまった。その後だったので、まさかぺトラが私に聞いてくるとは夢にも思っていなくて、言葉も出なかった。するとペトラあの曲でソロを歌うの、嫌?え、、いや、嫌じゃないんだけど、大きな声が出ないし、、、。練習しなさいっ! 「なぁーんだ、そんなこと」って顔をされてしまった。簡単に言ってくれるけど、、、でも、それじゃ、どうやって練習したらいいの?って聞いても、声楽をやったことも無ければ音楽を専攻したこともないぺトラは肩をすくめるだけ。 そうなんだよね、大きな声が出る人には、大きな声が出ない人間の辛さや苦労なんて、分からないんだよね練習します。練習して良くなるのであれば、喜んで練習はしますけど、一体どうやって??
December 7, 2008
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今週は、コーラスの行事および練習が稀に見る密度の高さで入っている。 月曜日はS村の年に一度の集会。小さな村の小さなコーラスなのに、ちゃんと代表とかが居て、ブラスバンドと共同でフェストを企画準備したり、遠足+お食事会を企画したり、メンバーのお祝い事にプレゼントを贈ったりしてきた、地域密着型・ご近所付き合い型のS 村教会コーラス。でも、20年以上も代表を務めてきたウルセルが、今年に入って体調不良が続き引退を決めて以来、中心になってまとめる人が居なく、ソプラノはどんどん人が減って薄くなってくるし、あわや空中分解か?存続か活動停止か??という危機を迎えていた。 それでも何とか一年を持ち越し、今回の集会で、正式に代表という役を廃止した。お祭りなんかで準備が必要であれば、手分けしてやればいい、どっちみちほとんどのメンバーはこの人口300数十人の小さな村に住んでいて、コンタクトは密なんだし。先週土曜日の振り替え練習の時に、かつてソプラノで歌っていたというクラウディアが参加した。練習日の月曜日は仕事の関係で、どうしても9時過ぎにならないと来られないんだけど、それでもこれからは来てくれるみたい。クラウディアは30代の前半くらいだろうか、結構若い雰囲気。骨格も大きいし、肉付きもよくって、声も迫力がある強い見方だ これで夏休み以降、ソプラノに二人メンバーが加わった。さらに、夏前の練習を最後に止めると言っていたクリスチアンネが復活!先週まで彼女は、地元の別のコーラスに参加していたという話だ。そこではどこぞのプロフェッサーが指揮をしていて、年に数回大きな教会音楽のコンサートのプロジェクトをするらしい。今回のプロジェクトはモーツァルトのレクイエムだった。ポスターを見たので知っていたけど、あれに参加してたのか~うらやましい初めてそこの練習に参加した時、コーラスが歌い始めた途端に指揮者が止めに入り言ったそうだ。そんなハーモニーが合ってない歌を聞かされたら、魂が傷ついて痛いです音が合っていればいいってもんじゃありません。美しいハーモニーが作られないと。それを聞いたクリスチアンネああ、ようやく、ようやくその点を指摘してくれる人が現れたわ ・・・、その気持ちはよーく分かる。 すごいすごい、S村のコーラス廃止はもう時間の問題かと思ったけど、平均年齢も微妙に若返ってきて、これなら何とかもう少しは持ち越しそう月曜日は集会だけだったので、クリスマスも近いことだし、クラウディアは水曜日の方が早い時間に来られるということで、今週は水曜日も練習することが決まった。 S村の練習は、メンバーも指揮者のヴォルフラムもできるだけ手を抜こうとするのが常なので、ちょっとビックリした。しかもクリスマスの曲なんて、夏に歌うミサ曲に比べたら簡単なのに。ま、私は練習があるのは嬉しいけど 火曜日はK町の練習。モーツァルトのパストラルメッセ。本番までに通常の練習はあと2回だけということで、ヴォルフラムもさすがに不安を覚えたらしく、急遽追加の練習が決まった。今週の木曜日が男声の練習で、来週の木曜日が女声。 金曜日の夜から日曜日のお昼にかけては、Rコーラスの山小屋合宿。山小屋合宿では、普段の練習とは違って、集中して新しい曲(特に長い曲、複雑な曲)を覚えたり、ハーモニーを練習したりできる。さすがに忙しいので土曜日から参加だけど、楽しみです。 もう前回の合宿から半年くらい経っちゃったのね~ 早いなあ。 オットは水曜日のS村の臨時練習に加えて、木曜日にもK町の男声練習が入ることになって、もうガックリ金曜日はK町男声コーラスのレギュラーの練習日だから、今週は月曜日~金曜日までコーラス三昧だねここ数年、毎年クリスマス前はこんな感じ。あー、今年ももうこんな時期か~
December 3, 2008
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12月2日 K町の教会コーラスの練習日だった。クリスマスのミサで歌うモーツァルトのパストラルメッセの練習。 CDのタイトルによると、パストラルメッセ(Missa brevis in G KV140)はKyrieとGloriaだけで、それにソナタ(Sonate D-dur KV144)のCredo、Sanctus、Benedictus、AgnusDeiを合わせて演奏するということらしい。Kyrie、Sanctus、Benedictus、AgnusDeiはメロディ自体はそんなに難しくない。分かりやすいメロディで気持ちよく歌える感じ。でもGloriaとCredo、特にCredoが難しい。半音がズラズラと並ぶところや、短い音符や短い休符が入ってくるところなんかが、入るタイミングが掴み難い。これはもう、完成形をたくさん聞いて、全体の構成から体で覚えるしかないみたい。 前回、Credoの最初の方を少し練習したんだけど、今日はそこのおさらいから最後まで。以前にも歌ったことがあるのか、秋口から練習を始めていたのか、メロディは一通り入っているようで、各パートの音を確認しながらもチャッチャッと進んでいく。 Finaleにソプラノとテノールの音符を全部打ち込んで、たまに音取りをしてたけど、まだ全然頭に入っていないので、ついていくのがやっとだった。ようやく昨日ヴォルフラムからCDを借りたので、これからしばらくは毎日聞きながら頭に入れていかないと。通常は週一 の練習だけだけど、指揮者ヴォルフラムからの提案で、追加の練習が決定。今週木曜日が男声、来週木曜日が女声の補修になった。 自主練する時間が最近あまり取れないんだけど、やっぱり課題があると楽しい。
December 3, 2008
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今年は11月30日が第一アドベント。今年もまた、クリスマスの準備期間に突入した。教会コーラスでは、一年で最も重要な出番のひとつであるクリスマスのミサに向けて、練習が始まっている。クリスマスの曲と言ってもいろいろで、誕生を歌い上げる華やかなものから、しっとりと幸福感がにじんでくるような静かなものまであるけれど、メロディが美しい曲が多いので、歌うのも楽しい。S村では、すでに10月からクリスマスのミサ用の曲の練習に入っていたなぜかというと、新しい曲、それも英語の曲を練習しているから↑英語は読めない、発音できない、意味が分からない、ということで、教会コーラス内では非常に評判が悪い、というか、ほとんどアレルギー反応に近い画期的です指揮者のヴォルフラムが、お伺いを立てることなく、楽譜を配って練習に入った!O村の指揮者クリスチアンからもらった楽譜らしい。ヴォルフラムとクリスチアンの間で最近、楽譜の交換が盛んに行われているようです。ということは、これが、去年クリスチアンがO村の教会コーラスに有無を言わせずに覚えさせたという噂の英語の曲ですかMid Winter (Christmas) by Gustav Holstクリスマスらしくて、イイ曲です。歌いやすいし、メロディがきれいだし、ソプラノ以外のパートもメロディらしいメロディがあって、覚えやすそう。ソプラノパートは、ほとんど全般を通して5線上のFからCを行ったりきたりしている。歌いやすい音域です。しかも、最高音がD、二つ並んで出てきます。これは、Dを練習するのに持ってこいですねということで、割と最近良く練習してます。今日、ちょっとコツをつかみかけたような気がした。もっと高い音を歌うつもりでDを出す。Anetteの指導で練習した時のことを思い出しながら、顎を引き気味にして、後頭部ら音を回してくるようなイメージで。これで何度か、上手くDが出せたような気がしたんだけど・・・。しかし問題は、頭の中で響いてうるさい、ということ。Fならスコーンと頭の上に跳ね上がっていく感じがするのに、Dだと頭の中で響く感じ、というか耳のすぐ後ろ(?)上(?)で響く感じがして、うるさいんです変。きちんと歌の勉強してみたいです。
November 30, 2008
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さてメッセ当日。9時半に教会に集合して、ウォーミングアップと最後の確認。最後の練習の時に、あまりに音がダラダラと下がるので指揮者に頭を抱えさせてしまったGloria。通しで歌ってみると、、、やっぱり下がる歌っている途中に私が気付くくらいだから、かるーく2音近くは下がってるはず。軽く落ち込みながら、ミサの始まる時間が迫ってきた。この日、K町が属する教会区は新しい司教を迎えた。前任者もそのまた前任者も短期間で定年引退してしまったせいで、この2年半の間に既に3人目の司教だ。今度こそは長いお付き合いになりますようにという茶目っ気のあるGemeinde代表からの挨拶で司教を紹介した。紹介された司教も、冗談を交えながらの赴任の挨拶で受けて立ち、和やかな雰囲気でミサが始まった。新しい司教のお披露目ミサ、ということで、教会は参列者でほとんどいっぱいだった。クリスマスのミサだってこんなにいっぱいにならないのにそりゃあもう、歌い甲斐があるってもんですKyrieは上手くいく。いつも、どこでもそう。一発目だから、緊張感が保たれてるし、Kyrie自体が輝きのある、比較的歌いやすい曲であることが多いからかも。Gloriaは、司教さんが前奏部分を歌った。司教が自ら前奏を歌うなんて、K町ではもうずいぶん久しぶりだわと、一人のソプラノさんがニヤッと笑いながら言ってたけど、歌える司教さんが来てくれて、やる気のあるK町教会コーラスに合ってるし、なんだか私もうれしい。なーんて言ってる場合じゃなくって、問題のGloria。きっとダメダメなんだろうなあと思ってたんだけど、練習のときよりは下がらなかったような気がする。やっぱり下がったには下がったけど、下がった幅が練習の時よりは小さかったかな、という感じ。あくまでも私の感覚だけの話なので、本当はどれくらい下がったのか良く分からないのがもどかしい。指揮者のヴォルフラムは、本番が終わった後にフィードバックをくれない。歌い終わった瞬間、必ずニコッと笑ってGutとかSehr sch?nと言う。ミサの途中はそれでいい。O.K.が出ればうれしいし、失敗を引きずって次を歌うのは辛いもの。でもやっぱり、どのくらい下がったのか、ちゃんとハーモニーができていたのか、本当のところを知りたいと思う。Gloriaの後には祈りの言葉やお説教が入るので、間が空く。この間がいつも強敵。前日から急に冷え込み雪が降ったせいか、足元から冷気が上がってくる感じがした。冷えちゃう、体が固まっちゃう足をバタバタ動かして、とにかく冷えないように気をつけたけど、Sanctus+Benedictusでやっとこさ、AgnusDeiの頃には自分でもはっきりと気付くくらい声が出にくくなっていた。クリスマスに歌うモーツァルトのパストラルメッセを前に、重大課題
November 30, 2008
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