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線虫の遺伝子操作では、寿命は10倍伸びた実験もあるようで、さらなる研究が進むことが楽しみです。老化の3大仮説として酸化ストレスやメタボエイジングについてはかなり知られています。もう一つの糖化についてはまだあまり知られていないようですが、糖化は肌老化と生活習慣病のリスクを高め、特に肌、骨、血管の老化を促進したり、白内障、非アルコール性脂肪肝、骨粗鬆症、認知症のリスクを高めるそうで、抗酸化対策と同様に抗糖化対策をすることが望ましいわけです。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われ、和食のデメリットはうまくカバーしたいですね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%だそうです。また日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、しかも驚くほど低率です。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国で、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】**************************** 人間が500歳まで生きられる可能性が出てきました。米国の研究チームが遺伝子操作によって寿命を延ばすことができるという驚きの発表をしたのです。その詳細をメルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で紹介しています。アンチエイジング:人間は500歳まで生きられる今日は、遺伝経路操作で蠕虫(ぜんちゅう)の寿命が5倍になったという、おめでたいお話。人間に応用できれば、500歳まで生きられる可能性もあるとのことです。これは、米国Buck Institute of Age ResearchのPankaj Kapahi博士のチームが、蠕虫(ミミズやヒルなどの生物種)の一種である、シノラブディス・エレガンスの2つの遺伝子を操作し、寿命を5倍に延ばすことに成功したと報告したものです。「人間でいえば400~500歳まで生きる」ということですので、驚きです。研究では、シノラブディス・エレガンスのインスリン作用に関する代謝経路と、ラパマイシンの細胞内標的(TOR)と呼ばれる代謝経路について、それぞれ別々に遺伝子操作しました。その結果、TOR経路を遺伝子操作すると寿命は30%延びることがわかりました。また、インスリン信号経路を遺伝子操作したところ、生存期間が2倍になったそうです。そして、これらの2つの代謝経路を同時に操作すると、その相乗作用で寿命はさらに130%延びると考えられることから、最終的には5倍の寿命延長が可能となるとのことです。現在、哺乳類動物でも同様の効果があるかどうかを調べるため、マウスを用いた実験を予定しているところだそうです。もし私たち人間が今の5倍以上の500歳まで生きるとしたら、どのように生きていくようにしたらよいでしょうかね?(出典:MAG2 NEWS)
2015/09/30
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認知症は第3の糖尿病と言われているので、血糖値が高ければ認知症のリスクが高くなって当然だと思いますが、血糖値のコントロールは簡単でした。認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、十分な効果を得るにはインターバル速歩がおすすめです。ストレッチ、ウォーミングアップをしてから・運動強度:70% 3分・運動強度:40% 3分この6分を1セットとして繰り返して1回3~10セット、週20セット(120分)がよいそうです。****************************【以下転載】****************************血糖コントロールの不良な患者は、良好な患者に比べ、認知症を発症するリスクが50%上昇することが、スウェーデンで実施された大規模コホート研究で明らかになった。詳細はストックホルムで9月に開催された第51回欧州糖尿病学会(EASD 2015)で発表された。 血糖コントロールが不良だと認知症リスクが50%上昇糖尿病患者は認知症を発症するリスクが高いことが多くの研究で示されているが、血糖コントロールの指標であるHbA1c値と認知症リスクの関連を調べた大規模コホート研究は少ない。 認知症は多くの場合、時間をかけて進行していく。国際アルツハイマー病協会によると、世界の約4,700万人が記憶障害が徐々に進行するアルツハイマー病を発症している。 スウェーデン国立糖尿病レジスターのエイデン ロウスハニ氏らは、2004~12年に国立糖尿病レジストリーに登録された2型糖尿病患者約35万人(平均年齢67歳、糖尿病の診断時に認知症既往なし)を追跡調査した。 追跡期間中に1万1,035人(3.2%)が認知症と診断され入院した。研究チームは、年齢、性、糖尿病の罹病期間、婚姻状況、所得、教育、喫煙、収縮期血圧、BMI、腎機能(eGFR)、使用薬剤(スタチン、糖尿病治療薬、降圧薬)、尿蛋白(顕性アルブミン尿および微量アルブミン尿)、心房細動、脳卒中などで調整して解析した。 その結果、HbA1cが10.5%以上の患者では、HbA1c6.5%以下の患者に比べて認知症リスクが50%高いことが判明した。また、脳卒中の既往がある患者では、既往がない患者に比べて認知症リスクが40%高かった。 「比較的若年の2型糖尿病患者において、HbA1cが不良であると認知症を発症するリスクが上昇することが示されました。このことは、血糖コントロールを改善することによって、認知症リスクを低減できる可能性を示すものです」と、ロウスハニ氏は述べている。 「2型糖尿病の人は、血糖コントロールを改善するために、食事療法や運動療法に取り組むべきです。患者がアルツハイマー病などの認知症の兆候を示している場合でも、医師はインスリン療法などの治療を積極的に推し進める必要があります」と、ロウスハニ氏は指摘している。(出典:日本医療・健康情報研究所)
2015/09/29
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毎日15時までに20~30分間の仮眠を1回取り入れ、休日は平日との睡眠時間の差を2時間までに抑えるようにすると良いそうです。厚生労働省調査では、日本人の5人に1人が不眠に悩んでいるそうですが、2014年11月6日に発表された民間会社の全国20~79歳の男女7,827人の実態調査によると、国際基準「アテネ不眠尺度」で、約4割が「不眠症の疑いがある」、約2割は「不眠症の疑いが少しある」と判定されています。また、睡眠と寝起きに関する実態調査委員会の調査では、寝起きがだるい:48.1%、寝起きの目覚めが悪い:9割を超えています。睡眠障害による国内の経済損失は3.5兆円にもなり、睡眠障害が引き起こす健康被害の損失は含まれていないので、これを加えたらさらに巨大な損失になるそうです。 睡眠コーチとして活躍されている雨晴クリニック副院長の坪田聡先生は、「10分の2度寝」と「20分の昼寝」が仕事の効率をグイッと上げると提唱されています。不眠症患者の半分は、最低6時間の通常の睡眠時間を取っているが、不眠症患者の42%は、睡眠時間を1時間以上少なく見積もっていたり、眠っていたのに起きていたと勘違いすることがあるそうです。不眠症は睡眠が少なすぎるのではなく、脳の動きが活発すぎると研究者は指摘しています。日本人は、主要国の中で最も睡眠時間が短く、睡眠の不満は多く、最新の調査では半数以上が睡眠に不満、約9割が快眠のために現状改善を希望しているそうで、日本人のガンが減らない一因だと思います。不眠症の本質的な問題は睡眠状態誤認であることを世界に先駆けて喝破したのは日本人研究者だったそうです。不眠症は実際よりも睡眠時間を短く、寝つきを長く感じているそうです。・質悪い、目が覚める 眠りに不満96%・働き盛りの約8割が「かくれ不眠」・日本人の睡眠時間が年々減少している深刻な理由 ・寝過ぎ・眠れぬ 1700万人 睡眠障害、自分で簡易診断 ・日本人の約8割が「隠れ不眠」そのチェック項目&改善法とは?・半数以上が睡眠に不満、約9割が快眠のために現状改善を希望:「睡眠満足度調査」 ・「寝起きがだるい」「疲れが取れない」が9割を超える・若手7割 「睡眠不足で仕事に支障」・現役世代はお疲れモード? 「睡眠で休養取れず」 厚生労働白書・東京在住者「睡眠に不満47%」 世界5都市調査・機嫌悪い・起きない 中学生の7割、睡眠に問題 2014年3月に厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針」を発表しています。2014年厚生労働白書によれば20~39歳の若い世代でも「睡眠で休養がとれている」と思う人は半数だそうですが、年齢に関係なく疲れ知らずになるのは簡単なので、喜ばれています。・「健康づくりのための睡眠指針2014」 厚生労働省~睡眠12箇条~ 1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。 2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。 3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。 4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。 5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。 6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。 7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。 8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。 9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。11.いつもと違う睡眠には、要注意。12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。睡眠の問題を抱えている方は、睡眠調節機能を整えることが大切で、(1)朝きちんと目覚めるために太陽光で目が覚まし、(2)日中脳と身体を適度に動かすことが大切だそうです。・”睡眠満足度”があなたの年収を変える!眠りの技法私の睡眠時間は18年前に起業・独立してから4時間前後でしたが、2年くらい前から23時には寝て5時くらいに起きる6時間に増やすよう心がけていますし、時々昼食後に30分の昼寝をすることもあります。おかげ様でよい寝付き・スッキリ抜群の寝起き・目覚まし不要の快眠なのはiPhoneアプリでも確認できていますが、有能な人の睡眠時間は平均8時間36分との情報もあります。睡眠障害は精神科疾患の問題だけではなく、循環器疾患や糖尿病、メタボ、肥満などの生活習慣病や精神疾患、美容とも密接に関連するそうです。・慢性的睡眠不足で脳神経が死滅:マウスで実証また、睡眠薬を多用すると、ガン発症リスクが35%増加したり、早死リスクが4倍以上高まると指摘されているそうですし、アルコールを飲んで眠ることは質のよい睡眠ではありませんので健康によいといわれる微量以内で済ませたいものです。私は起床してすぐにパワフルに動け、終日疲れ知らずな生活を続けていますので、同じようなことをしたい人のお手伝いもしています。****************************【以下転載】**************************** あなたが最後にぐっすり眠ったのはいつだろう?うまく思い出せないなら、睡眠のルールを知る必要があるだろう。これを知っているだけで、夢の世界を楽しむか、一晩中寝返りを打って眠れないひとときを過ごすか、違いが生まれるかもしれない。以下は、一晩中ぐっすり眠るために知っておくべき、睡眠のガイドラインだ。1.睡眠を最優先する「寝るのは死んでからにする」。そんなつもりで眠らない日々を過ごしているとしたら、どんどん自分を死に追いやっているかもしれない。研究では、短すぎる睡眠は、しばらく経ってからの死亡率を引き上げるという。それだけでなく睡眠不足は、免疫システムを弱め、心臓疾患のリスクを高めるなど、さまざまな方法で健康を害するリスクがある。つまり、睡眠を最優先するしかないということだ。2.不健康な睡眠パターンに注意するひどい“いびき”をかいている? 夜中、頻繁に目が覚める? それは睡眠時無呼吸症候群や、不眠症などの深刻な病気のサインかもしれない。睡眠パターンが不規則だったり、うまく眠れなかったり、定期的に目が覚めたりする場合は、医療専門家に相談しよう。3.理想的な室温にする一晩中ぐっすり眠るためには、適切な室温がカギとなる。脳は涼しい環境を好む。「体温のわずかな低下は、疲労感をもたらす」と国立睡眠財団の環境学者Natalie Dautovichは以前、ハフポストに語った。室温を15.5℃から20℃に保つようにと彼女は言った。4. 自分に合った睡眠時間をとろう「8時間ルール」が正しいとは限らない。それ以上長く眠る必要がある人もいる。アメリカ国立睡眠財団は、一般的に、大人は一晩で7〜9時間の睡眠をとるように勧めている。その範囲内で、自分にあった睡眠時間を見つけよう。5.液晶をベッドまで持ち込まないInstagramなどのSNSにはまっている人に、この提案をするのは気が引けるが、寝る直前に液晶画面を見つめる習慣がある人は要注意だ。研究によれば、液晶画面のブルーライトは、睡眠の質を著しく損なう可能性がある。スマホなどは、別の場所に置いておこう。6.ベッドに入る時間を決めるこれは、週末は真夜中まで(または朝まで)起きていても、昼間にその分寝て埋め合わせをすればいいと思っている人向けだ。何時であっても眠ることはいいアイデアだが、このような(社会的時差ボケと言われる)習慣は、体内時計を大きく乱す可能性がある。最善の眠りを手にしたければ、毎晩、同じ時間にベッドに入ろう。7.寝る前に酒を飲まない寝酒を愛する人には気の毒だ。酒を飲むと、一晩ぐっすり眠れると思っているかもしれないが、まったく逆の効果があることが判明した。研究では、アルコールは安定した眠りを妨げ、何度も目を覚ます原因となり、目覚めたときも疲れを感じることが分かっている。8.ベッドには、2つの「S」専用の場所にするそれは睡眠(sleep)とセックス(sex)だ。ハーバード大学医学大学院の睡眠医学部の研究によると、もしベッドを、仕事机のように使ったら、すぐに脳はベッドを行動する場所と結びつけ始める。これにより「寝室は睡眠のための場所」という脳の認識が弱まる可能性があるのだ。9.午後の行動をチェックするもちろん、みんな昼寝をしたりコーヒーを飲んだりしてもOKだが、節度は守らなければならない。夜の睡眠を妨げないように、昼寝は20~30分ほどに制限して、カフェインを摂取するのは、寝る8時間前までにしよう。10.眠れないときは、ベッドから出る眠れなくて、ずっと寝返りを打っているようなときは、一度ベッドから出よう。「ベッドで眠れない時間が、あまりに長時間になると、脳は睡眠のための安息の地(ベッド)を、不眠と関連づけ始めるかもしれない」と、臨床心理学者で「心配はやめてベッドに入ろう」の著者であるスティーブ・オーマ氏は、以前ハフポストに語った。ベッドから出て、少しの間、別の部屋へ行こう。睡眠は、一日の中で重要なひとときだ。もしうまく眠れなくて苦労しているなら、より早く眠れるように、これらのルールのひとつでも試してみてほしい。眠りを変えて、人生を変えよう。(出典:ハフィントンポスト)
2015/09/28
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一般的に自分の筋力が落ちたことを実感するのは50歳代でも30歳くらいをピークにして、徐々に筋肉は減っているので、気づいた時から貯筋活動をするとよいそうです。貯筋活動の中でも体幹を鍛えることは重要ですね。体幹筋とは胴体に属する骨格筋全般を指し、表層にある大きな筋肉群のグローバル筋と腰椎に直接付いて脊椎を安定させるローカル筋に分かれるそうです。前者には腹直筋や腹斜筋、脊柱起立筋、後者には腹横筋、多裂筋、大腰筋などがあるそうです。オフィスのIT化や自動車の普及などで座っている時間が増える中、先進20カ国の調査で、最も座る時間の長い国は日本であることが11年に報告されているそうです。座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍とか、座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなるなど、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」が重要だそうで、成人は少なくとも「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」といわれています。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間あたり2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。米国の研究では、肥満でない人は立位・歩行の時間が肥満の人よりも1日で約2時間半多く、座っている時間は3時間近く少なかったそうです。1日に階段を400段昇降すると、およそ100kcalの運動量になり、通勤途中でエスカレーターやエレベーターを使わずに、階段の昇降を1日10回繰り返すと、1年間で体重を1.4kg減らすことができるそうです。 筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。****************************【以下転載】****************************またぎっくり腰を起こしてしまった。30代で体験して以降、すっかりクセになってしまい、もはや「またか」の諦めムード。そんなとき「体幹トレーニング」という言葉が目に留まった。なんでも体幹を鍛えると腰痛予防になるらしい。「ちょっとやってみるか」、そんな気になった。向かったのは法政大学多摩キャンパス。スポーツ医学の観点から体幹筋について研究する泉重樹・スポーツ健康学部准教授を訪ねた。体幹筋とは胴体に属する骨格筋全般を指すそうで、表層にある大きな筋肉群の「グローバル筋」と、腰椎に直接付いて一つ一つの脊椎を安定させる「ローカル筋」に分かれる。前者には腹直筋や、脇腹を斜めに走る腹斜筋、脊柱起立筋などがあり、後者には腹部深層を横に走る腹横筋や、脊椎間を縫うように走る多裂筋、背骨と太ももの付け根をつなぐ大腰筋などがある。■脊椎支える腹横筋 1日6分で強化「ローカル筋は、どんな動きに対しても脊椎を正しい位置に収める天然コルセットみたいなものです」と泉さん。脊椎一つ一つがしっかりすれば、背骨全体を支えるグローバル筋もより有効に機能する。背骨や腰に一番負担がかからない自然なS字カーブを保つためには、ローカル筋を鍛えることが重要なのだ。「ぎっくり腰を予防できれば」という希望を准教授に伝えると「腹横筋のトレーニングを組んでみましょう。毎朝6分でいいですよ」と提案された。「筋肉は意識して使う部分にのみ顕著に効果が表れる」(泉さん)。ならば腹横筋の存在くらいは確認しておきたい。「腰骨のゴリゴリした部分から指2本下に、さらに指2本分内側に指を当てて。その指を押し返すようにお腹を膨らませつつ、おへその下の丹田周辺はぐっとへこますつもりで呼吸をしてみて」「むむむ?」と思いつつ、やってみると指の下が収縮する。「それが腹横筋です」。そして、このドローイン(腹部引き込み動作)をしながらトレーニングをこなすのだという。まずは現状の腹横筋のレベルを知るために、超音波検査で腹部の各筋肉の厚さを測定した。次に4種の姿勢を何秒保持し続けられるかで5段階評価をし、垂直跳びの高さも測定した。これらをもとに先生の組んだメニューが、四つんばいになって片脚を伸ばす「ハンドニー」、肘と膝をついて片脚を上げる「エルボーニー」、横向きで片肘片膝をつき片脚を上げる「サイドブリッジ」の3種(写真参照)だ。それぞれの姿勢を30秒間保持し、両脚で1セット、計2セットで6分となる。どの姿勢でも立っているときの背骨の正しいS字カーブは保つ。その姿勢のまま片脚や片腕を上げ続けなければならない。骨盤が傾いたり、腹部が下がったり、へっぴり腰になったりしてはだめ。しかも腹部全体に力を入れつつ腹横筋を絞り込み中央部をへこませる。息を止めてはならない!! 少しクラクラしていると、3日続けて1日休むペースで1カ月続けるよう指令が下った。■ポジション迷ったらきついと思う方へこのトレーニングの難点は1人では自分の姿を確認できないこと。本当に正しいポジションが保持できているのだろうか。コナミスポーツ&ライフのパーソナルトレーナー、谷顕真さんにこの点を相談すると「自分の感覚を磨くしかない」。鏡張りのフィットネスルームにいても、鏡を見るだけで体のバランスは崩れてしまうそうだ。「きついと感じる方が正しいポジション。30秒をプルプルと体が震えて終えるくらいがいい」。そう助言してくれた。開始から10日ほどして気づいたことがある。ここ4年ほど運動せずに体を甘やかしてきたせいで、階段を上るのがとてもつらかった。それがなぜか階段を上りたい気分に。楽々上れるわけではないのだが、やる気がわいてくる。19日後、泉さんを訪ねるのも3度目というとき、メニューの難度が上がった。「ハンドニー」では脚に加え腕も伸ばす。「エルボーニー」は、肘とつま先で体を支え片脚を上げる「エルボートー」にレベルアップした。このエルボートーが実にきつくて、10秒もすると全身が震え出し、30秒では息も絶え絶えというありさま。それなのに10日もすると慣れてきた。やはり鍛えるものなのだ。32日後の最終日。泉さんにトレーニング効果を測定してもらった。ドキドキしながら超音波検査を受けると、力を入れた収縮時の腹横筋は0.8ミリ、脱力時で0.9ミリ厚くなった。「急に太くなる筋肉ではないので、成果が出たと言っていい」。4種の姿勢の保持力についてもおおむね評価が上がった。垂直跳びは、腕を振り反動を利用した場合で1センチ、腕振りなしで2センチ伸びた。「体幹部分が安定した結果、脚の筋肉群が力を発揮しやすくなったとも考えられる」という泉先生の見立てもうれしい。よし、明日からはスクワットのような動きのあるトレーニングを加えてみるか。もっと体の変化を実感できるかもしれない。記者のつぶやき■正しいS字…難しい「6分でOK」とはいかなかった。ぶっ続けは無理なので10分以上かかる。忙しい朝には厳しいが、おかげで体はすぐに目覚める。メニューをこなす前に骨盤を立てたり後傾させたりを15回。これはコナミスポーツ&ライフの谷さんに教えてもらった。正しい姿勢を取る準備体操になる。泉さんには「日常生活でも常にS字カーブを保つ意識を」とも言われた。立ったり座ったりしゃがんだりするときにも、まずお尻を突き出し太ももに力を入れる。骨盤を立てて動き出せばスクワットのトレーニングにもなるという。なるほど! ただし、なかなか難しい。意識する前に動作してしまうからだ。(出典:日本経済新聞)
2015/09/27
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。味覚障害は女性や高齢者ばかりでなく若い人にも増えているそうで、よく言われる亜鉛不足以外には原因はあるそうです。食べたものが心身をつくり、人生まで左右しますので、たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要です。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは日本食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。関連ブログ女性に多い味覚障害 原因はダイエット、ストレス 高齢者にも増加老後が不安なサラリーマン 一つの敵は「味覚のクセ」にあり****************************【以下転載】****************************食べ物が美味しい季節がやってきた。しかし、さまざまな原因で味覚を感じにくくなったら、そんな「食の楽しみ」も色あせてしまう。近年、患者が増えている味覚異常に対する医療の現状と予防法について専門家の話を聞いた。私たちは、味をどのように感じているのか。口に入った食べ物の味をキャッチするのは、舌の縁の表面や上顎(軟口蓋)に約1万個ある「味蕾(みらい)」という小さな器官だ。味蕾は甘味、塩味、酸味、苦味、うま味などを感じ、その情報は顔面神経を介して、脳の味覚中枢へと伝わる。「舌から脳まで味の伝わる経路のどこかに問題が起これば、食べても味がしないなどの症状が出る」と東京歯科大学千葉病院(千葉市)で味覚異常外来を担当する井上孝病院長。患者数は少なくとも20万人以上で「増加傾向にあると考えられる」(同)という。まず、検査で原因を探る。例えば「ろ紙ディスク法」では、さまざまな濃度の味をしみこませた小さなろ紙を舌に乗せ「舌のどの部位が、どれぐらい味覚を感じるか」を確認する。電気刺激で味覚を感じる舌の神経の反応の強さも調べる。■唾液減少も一因検査で分かる原因のなかで多いのは、亜鉛不足によって味蕾の代謝と働きが落ちるというものだ。陣内耳鼻咽喉科クリニック(東京都渋谷区)の陣内賢院長は「亜鉛は日本人に不足しがちなミネラル。さらに別の病気治療で服用している医薬品や加工食品などに使われている食品添加物が亜鉛の吸収を阻害することがある」と話す。ろ紙ディスク法による検査で味覚が著しく低下しており、血液検査で亜鉛が不足している場合は、改善するために、亜鉛を含む医薬品を処方したりサプリメントなどを薦めることもある。ただ、井上病院長は「亜鉛で多少なりとも症状が良くなるのは、患者の2割程度。味覚異常の原因は、一般に知られている以上に複雑だ」と話す。例えば、唾液量が少なく、食物の味成分が味蕾まで届かないことも一因になる。加齢に伴い味蕾の働きと唾液の分泌量が低下するので、65歳以上の高齢者の約半数で何らかの味覚異常があるといわれる。また、舌の表面に舌苔(ぜったい)と呼ぶ細菌の固まりがあったり、口内にカンジダなどカビの仲間が感染していたりすると味を感じにくくなることがある。■抜歯が引き金に神経や脳など(中枢神経)の異常も味覚と無関係でない。口の奥は顔面神経が密集しており、「親知らず」の抜歯時や扁桃(へんとう)手術などで味覚に関する神経を傷つけることもある。井上病院長は「亜鉛不足と異なり、舌の一部の領域だけ味覚を感じなくなるのでろ紙ディスク法などで判断がつく」という。よく噛み舌全体で味わうように助言している。さらに難しいのは、中枢神経が原因の味覚異常の場合だという。脳梗塞などによる脳の味覚野の損傷のほか、「最近では精神的ストレスによる味覚異常も増えている」(井上病院長)。ろ紙ディスク法では味覚を感じているのに、普段の食事の味が分からない、味がおかしいと訴えることが多い。「検査結果を示して安心させるとともに、心療内科などによるアプローチも必要となる」(井上病院長)と話す。味覚異常が進行すると食という生活の彩りを失ってしまう。味に不安を感じたら早めに医師に相談するとともに、生活改善に取り組むことも大切だ。まずはバランスのよい食事。亜鉛の1日「推奨量」は成人男性で10ミリグラム、女性8ミリグラムだが、ファストフードや加工食品に頼っているとこの量は取りにくい。カキ、牛肉、大豆など亜鉛を含んだ食材を積極的に取り入れることが大切だ。亜鉛のサプリメントも医師と相談し使用したい。陣内院長は「亜鉛不足で味覚異常が起きるという情報を得て受診する人の多くが既にサプリメントを飲んでいるが、きちんと吸収されていない場合も多いようだ」と話す。精製された穀類はほとんど亜鉛を含まない上、最近では食品添加物が亜鉛不足の原因になることも分かってきた。いたずらにサプリメントの量を増やすよりも、日常の食生活を見直したい。さらに、食事は楽しくゆっくりと取るようにしよう。井上病院長は「介護施設などで食事前の数分間、高齢者が周囲と楽しく会話するように心がけると、唾液が口の中に回り、おいしく食べられるようになる。食事の量も増える」と話す。■食品添加物でも亜鉛体外へ一部の医薬品は、血液中の亜鉛とキレート化合物を作り、尿中への排せつを促して亜鉛不足をもたらす。最近、食品添加物のなかに同様の作用があることが分かってきた。加工食品の食感を改善したり、色や風味を安定させる目的で使われるフィチン酸、ポリリン酸もその一つで、インスタント食品やファストフードなどに使われている。陣内院長は「味覚が育つ前の子供が加工食品ばかり食べていると、知らず知らずのうちに味覚音痴になり、偏食の原因にもなる」と危惧する。旬の食材を取り入れるなど、一手間かけた料理を食べさせる「味の食育」は、若い世代の味覚障害予防につながる。(出典:日本経済新聞)
2015/09/26
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日本人の死因3位が肺炎です。肺炎は口腔ケアを徹底することで予防効果があったそうです。70歳以上の高齢者の起こす肺炎の約8割は、食道に入るべき食物や唾液が気管から肺に入ってしまう誤嚥が原因ですが、多くの誤嚥性肺炎は不顕性誤嚥と呼ばれる夜間の睡眠時に唾液や咽頭分泌物が肺の中に垂れ込んでしまうことが原因だそうで、口腔ケアで口腔内を清潔にしておくことが重要だということです。介護に関する意識調査によれば、・家族の介護について約9割が不安を感じる。・自身の介護について約9割が不安を感じながらも具体的な準備をせず。理由はまだまだ先だと思うから。・老老介護について約9割が不安。と不安と思っている人がほとんどですが、不安に感じているだけで的を射た対策を打たないと介護の現実は突然やってきますので、自分自身の健康管理と同様に親の健康管理にも意識・配慮が必要だと思います。・約9割が自身の介護に不安だが具体的な準備なしa href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201301020000/">「新厄年」の健康リスク対策」よれば、要介護を招き健康寿命を損なう7大疾患と8つの健康習慣は以下の通りです。7大疾患・虚血性心疾患・脳血管疾患・糖尿病・骨粗鬆症・変形性膝関節症・ガン・認知症8つの健康習慣・抗酸化食品をバランスよくとる・「糖化」を防ぐ・「石灰化」を防ぐ・骨・関節成分を補う・適正体重に近づける・SOD活性を高める軽いエクササイズ・趣味に親しむ・健康リスクを把握する2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。また内閣府の世論調査によれば、国民の二大不安は経済と健康で、年々不安を感じる割合が増えています。65歳以上の約7割は今後も働きたいと考えていても65歳以上の就業率は4割弱で、働きたいシニアの約半分は働きたくても働くことができていませんので、「シニア起業」が増えているそうです。・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・なぜ日本人は働いても働いても不安しか貯まらないのか・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・変わる働き方 生涯現役時代 再就職難、定年でいきがいも喪失・10年後の暮らし「悪くなる」3割 仕事や年金に不安 東大、20~40代を追跡調査・働く女性の9割以上「老後資金に不安」・夢持てぬ若者、収入・年金・仕事「不安」8割私も50歳の時に社会貢献できる好きな分野で複業=福業を立ち上げて1年後にリスクなく独立し、起業・独立のお手伝いもしています。シニア起業で年金支給70歳時代を生き抜く日本人は長期戦略が不得意なので将来の不安・リスクに備えない人がほとんどだそうですが、十分な備えのためには、・元気に楽しく働くために健康維持・増進、抗加齢に努める 的を射たことの実践がカギで、意外と簡単・経済力を高める 雇用されない複業=福業を立ち上げる 本業の生産性向上につながり、サービス残業なしで効率よく質の高い仕事をし、見捨てられない働き方にもなり、独立も可能になるこの2つで人生が好転できますので、不安解消のお力になれます。健康関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!健康的な油脂類の摂り方「1本で1日分の野菜」ジュース、35品全製品が落第21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会介護関連ブログ 新しい順親の介護で転職 「正社員のまま」男性3人に1人、女性は2割 年収は半分に減少 約9割が自身の介護に不安だが具体的な準備なし 家族の介護を職場に言えぬ 長期化、キャリアに不安 孫が介護 家族で担い負担軽減 幼少からの関係重要 11年度の介護給付費 最高に 高齢化で膨張続く 介護保険は高齢者の自立に本当に役立っているか 仕事と介護の板挟み 働き盛り世代の「介護離職」 介護への備え、半数以上が「なし」 「死ぬまで寝たきりにならない体をつくる!」という本のご紹介 現役世代6割が社会保障に不安 厚労白書公表 ****************************【以下転載】****************************皆さんは、現在の日本人の死因のランキングをご存じでしょうか。第1位の「悪性新生物」、第2位の「心疾患」に次いで3番目に多い死因が「肺炎」です。肺炎による死亡は高齢者を中心に近年急増しており、平成23年に「脳血管障害」を追い抜き、死因の第3位となりました。これを受けて厚生労働省は平成26年10月より65歳以上の高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンの定期接種を始めています。このように国を挙げて取り組んでいる肺炎対策ですが、実は口腔ケアを徹底することにも、肺炎の予防効果はあることが示されています。肺炎は歯磨きによって予防できる筑波大学の寺本信嗣教授の研究では、70歳以上の高齢者の起こす肺炎の約8割は、食道に入るべき食物や唾液が気管から肺に入ってしまう誤嚥が原因の、いわゆる誤嚥性肺炎であるとされています。誤嚥というと食事中にむせて咳き込んでしまうイメージがありますが、多くの誤嚥性肺炎は、不顕性誤嚥と呼ばれる夜間の睡眠時に唾液や咽頭分泌物が肺の中に垂れ込んでしまうことが原因となっています。さて、もう10年以上前の研究ですが、この誤嚥性肺炎の予防について、米山歯科クリニックの米山武義院長らが日本国内の11カ所の特別養護老人ホームで口腔ケアの効果を検証しました。研究では、特別養護老人ホームに入所する高齢者を無作為に2つの集団に分け、片方の集団は毎食後の看護師あるいは介助者による歯ブラシで約5分間のブラッシングと週に1回歯科医もしくは歯科衛生士による専門的な口腔ケアを行いました。もう片方の集団は、1日1回程度、不規則に入所者自身によるブラッシングを行いました。この口腔ケアをそれぞれ2年間続けたところ、口腔ケアが不規則だった集団は19%(182名中34名)が肺炎を発症したのに対し、毎食後に口腔ケアを行っていた集団では11%(184名中21名)まで肺炎発症を抑制することができました。このことから、毎食後の徹底した口腔ケアが高齢者の肺炎の予防に効果的であることが明らかとなりました。これは、口腔内の病原菌が減り、肺の中に垂れ込んでしまう唾液や咽頭分泌物に含まれる病原菌も減少したことで、不顕性誤嚥が起こっても肺炎を発症せずに済んだからと考えられます。米山院長らの研究では、対象者が特別養護老人ホームの入所高齢者であったことから他者によるブラッシングを行っていますが、たとえ自分でブラッシングしたとしても毎食後徹底的に行うこと自体に病原菌を減らすという重要な効果があります。歯科通院や訪問歯科診療受診など、専門家の口腔ケアを加えれば、さらに効率的に肺炎の発症を予防できると考えられます。もちろん、肺炎球菌ワクチンは肺炎の予防に非常に有効な手段です。しかし、肺炎をひき起こす菌は肺炎球菌だけではありません。その他の菌による肺炎を防ぐためにも、肺炎をひき起こす菌の温床である口腔内を清潔にしておきましょう。(出典:ロバスト・ヘルス)
2015/09/25
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睡眠負債の返済で、最も安全なのは、15~20分間の仮眠を毎日15時までに1回取り入れ、休日は平日との睡眠時間の差を2時間までに抑えるようにすると良いそうです厚生労働省調査では、日本人の5人に1人が不眠に悩んでいるそうですが、2014年11月6日に発表された民間会社の全国20~79歳の男女7,827人の実態調査によると、国際基準「アテネ不眠尺度」で、約4割が「不眠症の疑いがある」、約2割は「不眠症の疑いが少しある」と判定されています。また、睡眠と寝起きに関する実態調査委員会の調査では、寝起きがだるい:48.1%、寝起きの目覚めが悪い:9割を超えています。睡眠障害による国内の経済損失は3.5兆円にもなり、睡眠障害が引き起こす健康被害の損失は含まれていないので、これを加えたらさらに巨大な損失になるそうです。 睡眠コーチとして活躍されている雨晴クリニック副院長の坪田聡先生は、「10分の2度寝」と「20分の昼寝」が仕事の効率をグイッと上げると提唱されています。不眠症患者の半分は、最低6時間の通常の睡眠時間を取っているが、不眠症患者の42%は、睡眠時間を1時間以上少なく見積もっていたり、眠っていたのに起きていたと勘違いすることがあるそうです。不眠症は睡眠が少なすぎるのではなく、脳の動きが活発すぎると研究者は指摘しています。日本人は、主要国の中で最も睡眠時間が短く、睡眠の不満は多く、最新の調査では半数以上が睡眠に不満、約9割が快眠のために現状改善を希望しているそうで、日本人のガンが減らない一因だと思います。不眠症の本質的な問題は睡眠状態誤認であることを世界に先駆けて喝破したのは日本人研究者だったそうです。不眠症は実際よりも睡眠時間を短く、寝つきを長く感じているそうです。・質悪い、目が覚める 眠りに不満96%・働き盛りの約8割が「かくれ不眠」・日本人の睡眠時間が年々減少している深刻な理由 ・寝過ぎ・眠れぬ 1700万人 睡眠障害、自分で簡易診断 ・日本人の約8割が「隠れ不眠」そのチェック項目&改善法とは?・半数以上が睡眠に不満、約9割が快眠のために現状改善を希望:「睡眠満足度調査」 ・「寝起きがだるい」「疲れが取れない」が9割を超える・若手7割 「睡眠不足で仕事に支障」・現役世代はお疲れモード? 「睡眠で休養取れず」 厚生労働白書・東京在住者「睡眠に不満47%」 世界5都市調査・機嫌悪い・起きない 中学生の7割、睡眠に問題 2014年3月に厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針」を発表しています。2014年厚生労働白書によれば20~39歳の若い世代でも「睡眠で休養がとれている」と思う人は半数だそうですが、年齢に関係なく疲れ知らずになるのは簡単なので、喜ばれています。・「健康づくりのための睡眠指針2014」 厚生労働省~睡眠12箇条~ 1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。 2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。 3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。 4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。 5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。 6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。 7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。 8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。 9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。11.いつもと違う睡眠には、要注意。12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。睡眠の問題を抱えている方は、睡眠調節機能を整えることが大切で、(1)朝きちんと目覚めるために太陽光で目が覚まし、(2)日中脳と身体を適度に動かすことが大切だそうです。・”睡眠満足度”があなたの年収を変える!眠りの技法私の睡眠時間は18年前に起業・独立してから4時間前後でしたが、2年くらい前から23時には寝て5時くらいに起きる6時間に増やすよう心がけていますし、時々昼食後に30分の昼寝をすることもあります。おかげ様でよい寝付き・スッキリ抜群の寝起き・目覚まし不要の快眠なのはiPhoneアプリでも確認できていますが、有能な人の睡眠時間は平均8時間36分との情報もあります。睡眠障害は精神科疾患の問題だけではなく、循環器疾患や糖尿病、メタボ、肥満などの生活習慣病や精神疾患、美容とも密接に関連するそうです。・慢性的睡眠不足で脳神経が死滅:マウスで実証また、睡眠薬を多用すると、ガン発症リスクが35%増加したり、早死リスクが4倍以上高まると指摘されているそうですし、アルコールを飲んで眠ることは質のよい睡眠ではありませんので健康によいといわれる微量以内で済ませたいものです。私は起床してすぐにパワフルに動け、終日疲れ知らずな生活を続けていますので、同じようなことをしたい人のお手伝いもしています。一般に言われている質のよい睡眠のコツにプラスして・心身の健康状態を向上させて維持する(意外と簡単でした)・快眠環境を整える・明確な目的や志がある・鼻呼吸を徹底するために口閉じテープをするこれらから短時間睡眠でも好調を維持できています。・健康経営の提案 社員元気で会社も元気****************************【以下転載】****************************睡眠不足の蓄積「睡眠負債」。たまったまま放置していると、目には見えないところで体が蝕まれ、最悪の場合突然死に至ることも。そんな睡眠負債の解決法を紹介します。 最近、睡眠不足が続いている。よくある話ですが、実はこうした「睡眠負債」は、疲れと同じように放っておくとどんどん蓄積していくものです。また、休日に一気に寝だめをしても“一括返済”できないことや、睡眠負債がたまっていっているのに、なかなか自分では気付かないことなど、厄介な面も。重大な病や死につながるといわれる睡眠負債。日頃、どんなことに注意しておけばよいのでしょうか。睡眠負債がもたらす弊害とは?満足な睡眠が取れず、睡眠負債がたまってくると、どこかで必ず返済が必要になってきます。なぜなら、睡眠負債はたまればたまるだけ、増えていく一方で、自然と解消されるというものではないからです。調子に乗って3日間3時間睡眠などを続けた後、何げなく車を運転してしまうと、急にガクンと睡魔に襲われ、重大な事故につながることも。重大な事故が起きなくても、ヒューマンエラーの確率は格段に上がります。また、確実に心身が蝕まれ、高血圧や糖尿病、ホルモンバランスの乱れによるがんなどのリスクや、睡眠中の成長ホルモンによる脂肪燃焼が行われないことによる、メタボリックシンドロームのリスクもあります。さらに、食欲増進ホルモン「グレリン」の分泌が高まり、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が低下するため、無駄に食欲が増し、ますます肥満へとまっしぐらとなってしまうことも。最悪の場合、突然死も!睡眠負債には精神的な悪影響もあります。一日ごとに脳がリセットされず、回復しないため、認知機能が低下して仕事のパフォーマンスが低下。結果的に致命的なミスが生じ、意欲の低下によって、うつ病に至るようなケースも少なくありません。そんなおそろしい弊害のある睡眠負債ですが、ただ眠ればいいというわけではありません。むしろ、平日に睡眠不足を続け、土日にまとめて眠ろうとして極端な睡眠差をつけたことで、週明け月曜日に突然死を起こすケースもあるのです。知っておくべき睡眠負債解決法では睡眠負債はどのように返済すればいいのでしょうか。最も安全なのは、毎日、1分間でも仮眠の時間を取ることだといわれています。理想的なのは15~20分間の仮眠を毎日15時までに、必ず1回取り入れること。毎日コツコツ続けることで、やがて睡眠負債を取り戻すことができるのだそう。とにかく「後でまとめて寝だめ」はNG。体内時計が狂い、平日かえって眠れなくなるという本末転倒態になってしまうからです。土日は平日との睡眠時間の差を2時間までに抑えるようにすると良いでしょう。誰もが無視できない「睡眠」のリスク。毎日必ず向き合うものだからこそ、適切に対応したいものです。(出典:ヘルスケア)
2015/09/24
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民間企業の若手社員の4人に1人が「転職したい」と考え、正社員は長時間労働、非正規は低賃金に不満が多かったそうで、副業を考えたことがある人が半数を超えているそうです。私は19年前に複業としてスマートエイジング事業を立ち上げ、リスクなく1年で独立しました。複数の収入の柱を確保して生涯現役の志事を得たわけです。この経験を活かして複業を立ち上げるお手伝いをして喜ばれいます。・「生涯給料」トップ500社ランキング・平成25年若年者雇用実態調査の概況内閣府の世論調査によれば、国民の二大不安は経済と健康で、収入が下がるデフレが続けば年々不安を感じる割合が増えて当然だと思います。不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独なのだそうで、厳しい若者がより強く感じています。・なぜ日本人は働いても働いても不安しか貯まらないのか・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・変わる働き方 生涯現役時代 再就職難、定年でいきがいも喪失・10年後の暮らし「悪くなる」3割 仕事や年金に不安 東大、20~40代を追跡調査・働く女性の9割以上「老後資金に不安」・夢持てぬ若者、収入・年金・仕事「不安」8割将来の不安・リスクに備えない人がほとんどだそうですが、十分な備えのためには、・元気に楽しく働くために健康維持・増進、スマートエイジングに努める 的を射たことの実践がカギで、意外と簡単・経済力を高める 雇用されない複業=福業を立ち上げる 本業の生産性向上につながり、サービス残業なしで効率よく質の高い仕事をし、見捨てられない働き方にもなり、独立も可能になるこの2つで人生が好転できますので、お手伝いをして喜ばれています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページ 新しい順日本は変われない 知日派米国人からの直言瀬戸際40代に忍び寄る「思秋期」の恐怖収入激減! それで人生まで“無意味”になった?貧困ビジネスとは何か? 低所得者を喰う者たち負けても悔しがらない国は、復活できない国民の怒りが爆発する日自滅した日本 「足し算の民主党」では経済は立ち直らない収入は上がらない前提でどう暮らす? 雇われない働き方でパラダイムシフト新政権「限界」後には冬が来る 4年後に直面する! 「国は頼りにならない」現実厚労省の年金試算のモデル世帯 100年安心年金プランは夢物語賃金抑制はもう限界雇用環境も福祉も欧米以下! 日本は「世界で一番冷たい」格差社会「アジアで最も豊かな国」から転落した日本『激論!新しい貧困とニッポン!』氷河期世代を救い、労働市場を正常化する政策提言日本人の8割が「中流の下」以下だという格差社会****************************【以下転載】****************************副業をしたほうが良い理由は、お金ではない。「稼ぐ練習」ができることが重要なのだ。 「一度に大きな変化を起こすことは誰にもできない。仕事で何かを成し遂げようとするならば、それなりの時間をかけて物事に取り組む必要がある。小手先のテクニックでは、仕事ができる人にはなれない」毎日2万人以上が訪れ、月間150万PVを誇る「仕事の本質」を突いた人気ブログ「Books&Apps」の著者が初めて明かす、“仕事ができるやつになる法則”。最近、まわりで「給料以外の稼ぎ」を得ている人が増えてきているように感じる。人材紹介業であるインテリジェンス社の調べによれば、最近では若手社員の5人に1人は副業をしている、という。だが、個人的な感覚としては、正直もっと多くの人が副業をしていてもおかしくないと思う。それにしても、副業とは一体なにをやっているのだろうか。実際は、ほんとうに単純だ。よく聞くのは、次のようなものだ。•YouTubeでゲーム実況をやって稼いでいます•ブログを書いて、アフィリエイトで稼いでいます•自分でつくった小物をネットショップに出品して稼いでいます•自分の部屋を貸し出すWebサービスを使っています•クラウドソーシングでちょっとした開発やデザインの仕事を受けています•小説を書いて、電子書籍を出版しています•写真を撮って、それをサイトで売っていますただし、仕事を辞めても生活していけるほどに稼いでいる人はまれだ。それでも副業の稼ぎの平均は月4.3万円と、年間に通算すれば50万円ほどになるのだからバカにならない額だ。しかし、副業をしたほうが良い理由は、お金ではない。もっと重要な理由は、「稼ぐ練習」ができることにある。「稼ぐ練習」とは、すなわち、自分で商品をつくり、販売を行い、代金を回収して再投資をする、そのサイクルの体験だ。サラリーマンは、会社内では分業で行っているため、どうしても稼ぐ力が弱い。だが、変化が早い現在の世の中で、1つの会社のなかだけで、求められたことをやり続けることしか知らないのは、どう考えてもリスクが高い。会社の寿命はますます短くなり、働く年数よりも、会社が存続する年数のほうがはるかに短い。結局のところ、人生を勤め先に委ねることは、あなたの人生を会社の都合、上司の都合に合わせる、ということと同じだ。「スマート・クリエイティブ」という人材「稼ぐ力」は、技術者にも求められている。例えば、Googleが求めるのは「スマート・クリエイティブ」という人材だ。Google会長のエリック・シュミットの著書には次のように書かれている。では、この「スマート・クリエイティブ」というのは、具体的にどんな人間なのか。スマート・クリエイティブは、自分の“商売道具”を使いこなすための高度な専門知識を持っており、経験値も高い。(中略)医師、デザイナー、科学者、映画監督、エンジニア、シェフ、数学者などがスマート・クリエイティブになるかもしれない。実行力に優れ、単にコンセプトを考えるだけでなく、プロトタイプをつくる人間だ。(中略)ビジネス感覚も優れている。専門知識をプロダクトの優位性や事業の成功と結び付けて考えることができ、その全てが重要であることを分かっている。(出典 『How Google Works』日本経済新聞出版社より)一見、「スマート・クリエイティブ」はハードルが高いが、実は「副業で稼ぐ人」とやっていることはあまり変わらない。つくり、告知し、売る。それはとてもクリエイティブな活動だ。同じように、私は訪問した数々の会社で「自分で商品をつくって、告知して、売って」をやっていた人に出会ってきた。私はそのような人たちに非常に魅力を感じる。彼らは、会社の成果と自分の活動を結び付けることができるからだ。「なぜ、自分のつくったものは売れないのか?」「なぜ、自分のつくったものは読まれないのか?」「なぜ、自分のつくったものは使われないのか?」そういったことを考え抜き、修正して、やり続けることは、もっとも効率の良いビジネススキルアップの方法だ。休日にゲームをしたり、テレビを見たり、ショッピングを楽しんだりして「消費」を楽しむのも大いにけっこうなことだ。しかし、ほんとうの意味で「これからの時代に対応する力」を身につけるのであれば、「自分でつくって、告知して、売る」ということを積極的にやってみても良いのではないかと強く思う。(出典:ITmediaビジネスオンライン)
2015/09/23
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人間の腸内にいる数百種、千兆個の多種・多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすと言われています。この細菌の塊は腸内細菌叢または腸内フローラと呼ばれ、最近の研究で肥満やアレルギー、皮膚疾患、脳、神経系疾患にも影響を与えることが分かってきたそうです。最近の研究では、運動が腸内細菌によい影響を与えていることが分かったそうです。 日本人の腸の老化は深刻な状態だそうです。腸細菌の研究で知られる酪農学園大学の辨野教授が実施した「腸年齢と健康に関する調査」によると、実年齢20代の平均腸年齢は45.7歳、実年齢30代の平均腸年齢は51.3歳、40代の平均腸年齢は54.2歳。日本人の腸の老化は予想以上に深刻で、整腸力が落ちていることが明らかだそうです。この調査では、腸年齢の若い人ほど脳機能の衰えが少なく、老化もゆっくりと進むことが判明。腸年齢の若い人は、肌の悩みが少なく、健康状態や体力、気持ちの持ち方、外見も若い。腸を若々しく保てば保つほど、何歳になっても病気に罹りにくい健康体を維持できる。腸年齢の若さを保つことは、健康長寿に欠かせないそうです。・あなたの「腸」は何歳?私は23問中チェックは2つでした。チェックが4個以下の人:腸年齢=実年齢,腸年齢は若くてバッチリ合格!人間の腸内にいる多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすと言われています。いろいろな食材を少しずつ食べる和食のスタイルが、腸細菌のバランス維持に寄与しているそうで、専門家は「和食を多く取り入れると、肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・改善に効果が期待できる」と話しています。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国で、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授****************************【以下転載】****************************ウエストのサイズは腸内に住む特定の細菌に左右される可能性がある―こんな研究結果が「Circulation Research」オンライン版に9月10日掲載された。オランダ、フローニンゲン大学医療センター遺伝学准教授のJingyuan氏らの研究。研究では18~80歳のオランダ人893人の便検体を分析し、対象者の腸内細菌叢を調べたところ、トリグリセリド値およびHDL値、BMIと関連する34種類の細菌が発見された。Fu氏らは、腸の細菌叢によりBMI、トリグリセリド、HDLのばらつきの4~6%の説明がつくと推定している。腸内細菌は体脂肪レベルだけでなく、血中HDLコレステロール値およびトリグリセリド値の決定にも役立つ可能性がある。腸内細菌がコレステロール値とトリグリセリド値に関係するという「確固たるエビデンス」を示した研究はこれが初めてだとFu氏は話す。ただし本研究は、細菌が直接、血中脂肪を変化させることを証明するものではない。「微生物叢」は、腸内に自然に存在する膨大な数の細菌や微生物であり、消化や免疫機能を助けている。微生物叢の多様性が失われると、肥満や喘息、11型糖尿病などの疾患の一因となる可能性がある。Fu氏らは、コレステロールや心疾患の他のリスク因子に関連する腸内細菌の機能の違いを解明するには、さらに膨大な研究が必要だとしている。(出典:HealthDayNews)
2015/09/22
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2014年度40兆円 高齢化社会で増え続ける医療費 65歳以上1人当たり4倍 おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。世界188カ国を対象に、1990年以降の健康状態の変化を分析する「世界の疾病負荷研究」によると、2013年の日本人の健康寿命が男性71.11歳、女性75.56歳で世界一だったそうです。平均寿命から健康寿命を差し引いた疾病を抱えて生きる年数は、男性8.94年、女性10.83年と日本の分析とは異なりますが、疾病を抱えて生きる年数が伸びているので、健康寿命を伸ばすことが大きな課題です。健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて健康管理を怠り、世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、驚くほど低率です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。・日本健康会議、指針8項目 民間主導で健康寿命延伸を・「健康」と「幸せ」の好い関係 伸ばそう"主観的健康寿命"・ブルーゾーン 世界の百寿者に学ぶ長寿と健康の秘訣・健康寿命のばすカギは「家族以外の3つのコミュニティー」・健康寿命延ばせるか くらし工夫で転倒防げ 地域ぐるみで体操、充実感も欠かせず・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」・「健康寿命」延ばせば最大5兆円節減 10年間で推計・「自分は若い」と感じる人は健康に生きられる 「病は気から」は本当・口の健康を意識して健康寿命長くしよう・男のアンチエイジングと「食」・健康的な食事と運動習慣 以外にも長寿の秘訣があった・これが健康長寿のカギ「63歳」を元気に・米国医学会が出した「衝撃のリスト」 全米8割の医師が示した無駄な医療・長野の長寿 秘密は明治の教育個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。・1972年、コロンビアの首都ボゴタで、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、52日間の医療ストライキをしたら、死亡率が35%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻ってしまった。 ・1973年、イスラエル全土で、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、全国の死亡率が半減した。しかし、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻った。 (エルサレム埋葬協会) ・1976年、アメリカのロスアンゼルスで、17の病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、手術が60%減り、死亡率が18%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻りました。・現代医療の神は、死に神である。病院は、死の教会である。救急救命以外、9割の医療が、地上から消えれば、人類は健康に生きられる。病院はストを行えば良い。それも永遠に続けば、更に良い。 これは、アメリカで、良心の医師と、未だに称えられる、故・ロバート・メンデルソン医師の言葉です。****************************【以下転載】****************************日本の医療費は右肩上がりが続き、2014年度は40兆円(概算医療費)となった。様々なデータをもとに、日本の医療が直面するコスト面の課題をまとめた。厚生労働省が3日に発表した「概算医療費」は医療コストの約98%を占める速報値で、1年後にはすべてを網羅した国民医療費が発表される。厚労省によると、12年度の国民医療費は前年度より1.6%増え39兆2117億円。国民医療費は1978年度に10兆円、90年度に20兆円、99年度に30兆円を突破し、増え続けている。02年に医師の技術料となる診療報酬本体を初めて引き下げるなど政府も対策を打ってきたが、解決の道筋は見えない。そもそも高齢化社会では医療費の増加は避けがたい。65歳未満の1人当たりの医療費は17万7100円だが、65歳以上になると71万7200円と4倍に跳ね上がる。加齢とともにがんや心臓病などの病気になりやすくなり、入院も長期化しがちになるためだ。25年度推計48兆円高齢化は今後も進み、医療費も増え続ける。日本医師会総合政策研究機構が4月にまとめた推計では、25年度は約48兆円としている。12年度までの10年間の1人当たりの医療費の平均伸び率を基に、それが今後も続く場合として試算している。一方、20歳以上の1人当たりの医療費が今後伸びないと推定した場合は45兆円弱となる。病気を予防したり、無駄を省いたりすることが前提だ。同機構の坂口一樹研究員は「75歳以上の医療費を制限すると不安が出かねない。40~74歳をターゲットに予防などの対策を強化するのが現実的だ」と話す。開発コスト考える日本には歯科も含めて約18万の医療施設があり、集約は課題だ。厚労省は昨年、「病床機能報告制度」を導入。ベッド数の将来見通しを踏まえ医療機関に再編や役割の変更を促す。中央社会保険医療協議会の委員を務める東京山手メディカルセンター(東京・新宿)の万代恭嗣院長は「手術や治療が高度で重装備が必要となる高度急性期病院は、病院の建て替え時期などを利用して集約することが必要だ」と話す。医療費抑制には、医薬品や医療機器のコストも考える必要がある。薬剤は医療費の約2割(8.5兆円)を占める。新しい薬や医療機器は治療効果が上がる一方で価格は従来より高くなりがちで、千葉大病院(千葉市)の山本修一院長は「新技術の開発時にコストの視点が重要」と話す。◆加盟国内高齢化率1位 医療支出も上位 OECDリポート 経済協力開発機構(OECD)によると、日本の2013年の医療費は国内総生産(GDP)比で10.2%で、加盟国平均(8.9%)を上回る。65歳以上の割合を示す高齢化率(25.1%)は加盟国で最も高く、人口1千人当たりの病床数や入院日数が多い。世界有数の「医療大国」といえ、OECDの7月のリポートでは「OECD諸国の中で最も医療支出の高い国の一つ」と記載された。一因とされるのがどの医療機関でも受診できるフリーアクセス制だ。日本の1人当たりの外来受診回数は年12.9回と、加盟国で2番目に多い。フランスの約2倍、スウェーデンの約4倍だ。イギリスやフランスでは家庭医やかかりつけ医が診察した上で、専門医を受診する仕組みが確立している。役割分担が明確で、医療費を抑制しやすいとされる。(出典:日本経済新聞)
2015/09/21
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今回の厚生労働科学研究では、ロコモとメタボの構成要素と軽度認知障害はお互いに因果関係があり「メタボの予防がロコモの予防に、ロコモの予防がメタボの予防に、さらに軽度認知障害の予防がロコモやメタボの予防につながる可能性があることが分かったそうです。2013年に発表された米国ワシントン大学・保健指標評価研究所(IHME)と東京大学などによる共同プロジェクト「2010年の世界の疾病負担研究(GlobalBurden of Diseases2010,GBD2010)」で、日本における健康への最大の脅威は「腰痛」であることが明らかにされたそうです。このプロジェクトは、世界187カ国における死亡と障害の原因を、性別・年齢階級別に詳細に分析したものです。しかし、2010年厚生労働省「国民生活基礎調査」によれば、健康寿命に直接関わる介護が必要になった主な原因は、「脳血管疾患」21.5%、「認知症」15.3%、「高齢による衰弱」13.7%、「関節疾患」10.9%、「骨折・転倒」10.2%となっており、関節疾患の多くは膝関節なので腰痛は主な原因とはなっていません。介護に関する意識調査によれば、・家族の介護について約9割が不安を感じる。・自身の介護について約9割が不安を感じながらも具体的な準備をせず。理由はまだまだ先だと思うから。・老老介護について約9割が不安。と不安と思っている人がほとんどですが、不安に感じているだけで的を射た対策を打たないと介護の現実は突然やってきますので、自分自身の健康管理と同様に親の健康管理にも意識・配慮が必要だと思います。・約9割が自身の介護に不安だが具体的な準備なしa href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201301020000/">「新厄年」の健康リスク対策」よれば、要介護を招き健康寿命を損なう7大疾患と8つの健康習慣は以下の通りです。7大疾患・虚血性心疾患・脳血管疾患・糖尿病・骨粗鬆症・変形性膝関節症・ガン・認知症8つの健康習慣・抗酸化食品をバランスよくとる・「糖化」を防ぐ・「石灰化」を防ぐ・骨・関節成分を補う・適正体重に近づける・SOD活性を高める軽いエクササイズ・趣味に親しむ・健康リスクを把握する2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。また内閣府の世論調査によれば、国民の二大不安は経済と健康で、年々不安を感じる割合が増えています。65歳以上の約7割は今後も働きたいと考えていても65歳以上の就業率は4割弱で、働きたいシニアの約半分は働きたくても働くことができていませんので、「シニア起業」が増えているそうです。・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・なぜ日本人は働いても働いても不安しか貯まらないのか・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・変わる働き方 生涯現役時代 再就職難、定年でいきがいも喪失・10年後の暮らし「悪くなる」3割 仕事や年金に不安 東大、20~40代を追跡調査・働く女性の9割以上「老後資金に不安」・夢持てぬ若者、収入・年金・仕事「不安」8割私も50歳の時に社会貢献できる好きな分野で複業=福業を立ち上げて1年後にリスクなく独立し、起業・独立のお手伝いもしています。シニア起業で年金支給70歳時代を生き抜く日本人は長期戦略が不得意なので将来の不安・リスクに備えない人がほとんどだそうですが、十分な備えのためには、・元気に楽しく働くために健康維持・増進、抗加齢に努める 的を射たことの実践がカギで、意外と簡単・経済力を高める 雇用されない複業=福業を立ち上げる 本業の生産性向上につながり、サービス残業なしで効率よく質の高い仕事をし、見捨てられない働き方にもなり、独立も可能になるこの2つで人生が好転できますので、不安解消のお力になれます。****************************【以下転載】**************************** 膝痛・腰痛の両方に悩む人は全国で680万人と推定されることが、厚生労働科学研究「膝痛・腰痛・骨折に関する高齢者介護予防のための研究:大規模住民コホート(LOCOMOスタディ)の追跡」(主任研究者・東京大学大学院医学系研究科特任准教授、吉村典子氏)2014年度総括研究報告書でわかった。分担研究では、介護予防のための多くのエビデンスを得ることができたといい、ロコモとメタボの構成要素と軽度認知障害には因果関係があることなどを示唆。膝関節の痛みや機能低下は「抑うつ」に関連していることも報告された。研究班では、超高齢社会となった日本で、膝痛・腰痛・骨折などによる要介護高齢者の低減には、運動器障害とその主要原因疾患に関する日本人の疫学エビデンスを構築し、「危険因子を解明することが必須」と指摘。しかし、「それらは皆無に近かった」。こうした状況を受けて、日本において運動器障害予防目的で実施されてきた代表的な9地域コホート研究のうち、8地域の情報を統合、1万2,019人(男性3,959人、女性8,060人)の大規模統合コホートを構築した。運動器疾患予防を目的としたコホートとしては「世界的にみても類を見ない規模」という。膝痛と腰痛について情報が得られた9,046人を分析。その結果、膝痛・腰痛を合併している割合は12.2%で、男性が10.9%、女性が12.8%。この有病率をもとに計算すると、膝痛・腰痛の合併者は680万人(男性280万人、女性400万人)と推定されるとしている。男性は年齢とともに高くなるが、女性は60~79歳で最高値になり、80代で低下傾向にあったという。分担研究者が担当する各地域コホートでは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)などに関する研究を実施。後期高齢女性997人を対象とした調査では、腰痛と膝痛はロコモの促進因子であることが示唆された。65歳以上の913人を平均7.9年観察した研究では、膝痛・腰痛の有無は生命予後への直接の影響は少ないが、膝痛があると要介護となる危険性が高いことが分かった。「高齢者の多くの膝痛は変形性膝関節症と関連しているものと考えられた」としている。一方で、腰痛の骨粗鬆症や椎体骨折との関連性は膝痛に比べて低く、様々な他の要因が腰痛に影響を与えていることが示唆されたとしている。平均年齢75.7歳の1,000人を対象とした解析では、サルコペニア(筋肉減弱症)の有病率は男性13.8%、女性12.4%で、「男女差はなかった」とした。また中年期の運動経験がサルコペニアのリスクを約半分にすることがわかったという。「今後のサルコペニアの予防に有益な情報となると考えられる」としている。1,384人対象の3年間の追跡調査では、ロコモとメタボの構成要素と軽度認知障害はお互いに因果関係があることを確認。「メタボの予防がロコモの予防に、ロコモの予防がメタボの予防に、さらに軽度認知障害の予防がロコモやメタボの予防につながる可能性があることが分かった」としている。今後のエビデンス蓄積により、要介護の効率的な予測、予防の可能性が示唆されたとしている。地域高齢者を対象とした573人対象の解析では、膝関節の痛み、機能低下ともに、将来の抑うつと関連していることを確認。「とくに痛みでは、夜間床に入っても痛いようだと、将来の抑うつの危険性が高まっていた」という。機能に関しては、「靴下の着脱」などの日常動作や、「車や浴室への移動」に支障があると、抑うつの危険が高まることが示された。これらの情報は外来等で聴取可能なことから、「抑うつのハイリスクを示す項目として役立てることが可能と考えた」としている。報告書では、分担研究者らの独自の観点により、「高齢者要介護予防のための多くの有益なエビデンスを得ることができた」としている。(出典:健康産業新聞)
2015/09/20
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認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、十分な効果を得るにはインターバル速歩がおすすめです。ストレッチ、ウォーミングアップをしてから・運動強度:70% 3分・運動強度:40% 3分この6分を1セットとして繰り返して1回3~10セット、週20セット(120分)がよいそうです。時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************忘れやすいといった意識がある人はたまりやすい傾向も認知症になると脳にたまってくると知られている「アミロイドβ」と呼ばれるタンパク質。そのたまりやすさに大きな個人差があるようだ。55の過去の研究のデータを解析オランダのマーストリヒト大学の研究グループが、有力医学誌のジャマ(JAMA)誌に2015年5月19日に報告しているもの。痴呆を持たない人の中でも、認知症で問題となるアミロイドβはたまってくる。画像検査であるPET(陽電子放射断層撮影)検査、脳を満たしている脳脊髄液から調べられる。年齢のほか、遺伝子型や認知障害の存在と関係あるかが検証されている。あらかじめ分かるようになれば、認知症のリスクを察知できる。研究グループは、2015年4月より前の研究報告に基づいて、認知症と関係した目印についての結果を検証。研究を55本選び出した。選んだ研究の対象となっているのは18歳から100歳までの人々。認知機能の正常な2914人、ごく初期の認知障害と見られる697人、より認知機能の低下が進んだ軽度認知障害の3972人。年齢を重ねるごとに増えていく認知症になりやすい人や、認知症に近づいている人は、アミロイドβも生じやすくなっているようだ。 その一つは年齢との関係だ。50歳から90歳へ増すに従って、認知機能の正常な人でもアミロイドβが生じていると判断された割合は10%から44%に高まっていた。さらに、認知機能の低下を意識している人では12%から43%に、さらに進んで軽度認知障害となっている人では27%から71%へと増加していた。遺伝子のタイプでも遺伝子のタイプでも差は出ていた。認知症リスクの高い遺伝子タイプ「APOE-ε4」を持つ人では、持たない人と比べると、アミロイドβが生じる可能性は2倍から3倍高くなっていた。正常な人では、遺伝子のタイプ次第でアミロイドβの生じやすさは変わっていた。APOEは複数タイプを2セットで持つ。例えば、認知機能の正常な人の15%がアミロイドβを持つようになる年齢は、APOE-ε4を1組で持っている人においては約40歳となった。さらに、APOE-ε4とAPOE-ε2の組で持つ人は50歳、APOE-ε4とAPOE-ε3の組で持つ人は55歳、APOE-ε3とAPOE-ε3の組で持つ人は65歳、APOE-ε2とAPOE-ε3の組で持つ人は95歳と大きな幅があると分かった。 学歴は要因の一つにアミロイドβのたまりやすさは、主に年齢と遺伝子のタイプによって変わってくるという結果。このほかアミロイドβは高学歴の人で生じやすい傾向があった。性別や血液検査の値とは関係していなかった。アミロイドβが見つかってから、痴呆症に至るまでに20年から30年の間隔があるという傾向もある。あらかじめ認知症になる可能性は見通せるようにもなるかもしれない。(出典:Medエッジ)
2015/09/19
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モチベーションは、様々な分野で研究が続けられています。自分のために何かをやろう! 始めよう! という意欲をかき立てるのには、内因性モチベーションと外因性モチベーションのバランス、そして脳の報酬系のバランスが重要だそうです。これらのバランスがあれば、重要な3つの要素、自主性、成長、目的を維持できるそうです。 モチベーションに関わるドーパミンは、食事が関与していますが、モチベーションとドーパミンの関係は、単純ではなく、正にも負にも働くそうです。 しかし、食事については残念な現実があります。世界23カ国の健康意識調査によれば、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%しか意識していない驚きの状態で、当然ながら世界最下位です。日本人のモチベーションが高くない一因になっていると推察できます。食べたものが心身をつくり、人生まで左右しますので、たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要です。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは日本食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************なんとなくやる気が出ない。疲れ切ってしまった。連日連夜、残業続きで寝不足ぎみ......。このような状況は、誰もが直面したことがあるだろう。そんなときは、「精のつくものを食べて元気を取り戻そう」という気にもなるが、思いつくものといえば焼肉やステーキ、鰻丼などカロリーが高そうなものばかり。なんとなく元気は出そうだが、本当に効くのか? どんなものが効果があるのか分からない、というのが本音ではないだろうか。そこで、特定の栄養素を意識的に摂り入れたり、食事をコントロールすることで「やる気」が出る方法を紹介しよう。脳の働きを活性化させる「チロシン」「やる気」というと精神的なイメージがあり、栄養とはまったく無関係のように思える。だがヒトの行動は、感情や思考と同じように、すべて脳の指示の下に動かされている。よって、脳の働きを良くすることが鍵となる。脳の働きは「神経伝達物質の働き」と言い換えることができる。「やる気」などの感情にかかわる神経伝達物質は、ドーパミンやアドレナリン、セロトニン、GABAなど。これらの神経伝達物質は主にアミノ酸を材料とするため、体内のアミノ酸が減れば、当然、感情の働きも鈍ってくる。 そこでポイントとなるのが、神経伝達物質を作るのに使われる「チロシン」と呼ばれる非必須アミノ酸だ。チロシンは神経伝達物質であるドーパミンをアドレナリンに変え、アドレナリンをノルアドレナリンに変える働きがある。ノルアドレナリンは、神経を興奮させ、意欲を高めるホルモンだ。そのためチロシンが不足すると、これらの神経伝達物質が不足し、集中力の低下や意欲消失が起きる。チロシンを摂取すると、意欲がわき、集中力がよみがえるのは、このような理由からである。チロシンは大豆やカツオ、小麦、湯葉、高野豆腐、チーズ、乳製品、たらこ、ちりめんじゃこ、きなこなどに多く含まれる。「オレキシン」でモチベーションを上げる「オレキシン」という脳内物質も、やる気と密接にかかわっている。睡眠障害の「ナルコレプシー」は、急に激しい眠気が起きる病気だが、これはオレキシンの欠乏が原因の一つといわれている。つまりオレキシンは、脳の覚醒を保つ役割を果たしているのだ。オレキシンは"空腹時に増える"という特徴を持っている。増えれば増えるほど脳が覚醒するため、空腹時のほうが意識が冴えているというわけだ。食後に眠気が襲ってくるのは、オレキシンが一時的に減ったために起きるといわれる。また、オレキシンは覚醒だけでなくモチベーションにも関与し、注意力を上げ、交換神経を活発化させる。いわゆる"野獣が獲物を狙う"ようなハングリーな状態が作られるのだ。よって、オレキシンを増やすために、わざと「空腹状態になる」というモチベーションアップの方法が考えられる。もちろん、極端な食事制限は健康に良くないので推奨できないが、緊張を要する会議やプレゼンの前にモチベーションを上げたいのであれば、空腹で臨んだほうがいいのかもしれない。やる気が失われているときは、チロシンを含む食材を摂るか、空腹状態を作ってオレキシンを高める。ぜひ試していただきたい。(出典:ヘルスプレス)
2015/09/18
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一般社団法人「モテパパLAB.」の調査によると、小学生に嫌われるパパは、「デブ」64.1%、「口臭」62.3%、「ハゲ」61.9%の順だそうですが、改善は難しくなかったです。ママのデブも子供に嫌われると推察します。良いダイエットは体脂肪だけを減らすことで、様々な方法の多くは科学的根拠に乏しく効果は懐疑的だそうです。私のお手伝いしている方法は、科学的根拠は世界的な第三者機関が認めています。最近の分析によると、加齢で増えた体重を減らすには、食生活よりも活発な運動が効果的であるとわかったそうです。また、ハーバード大学の研究によれば、筋力トレーニングを増やすことが、有酸素運動を行うことや運動を全くしない場合に比べると、胴囲に一番大きな効果をもたらすそうです。食事量だけを減らし続けると強力な飢餓遺伝子が餓死の危機を感じて省エネのカラダにするために筋肉を減らして体脂肪を温存する傾向になります。バランスのよい食生活と活動的な生活習慣、適度な運動、そして十分な睡眠により体内時計を整えることが重要です。体脂肪だけを減らす良いダイエットは、やる理由と目標が明確、よい知識、よいコツを知るとむずかしくなく、適正体重を維持するために一生意識・実践するものだと思います。いずれにしても肥満はいいことがないようです。・容姿が悪くなる・子供などに嫌われる・服飾費がかかる・服の選択肢が狭くなる・食費がかかる・ダイエットにコストがかかる・疲れやすい・生活習慣病になりやすい・治療費がかかる長期闘病が必要になりやすい・短命になりやすい・子孫に肥満が継承されやすいなどがあり、なるべくなら避けたいものです。アメリカの12種類の一般的ダイエット後の3年間800人の追跡調査によれば、・ダイエットに成功 5%・現状維持 40%・失敗 55%また加齢とともに筋肉は脆弱化していくので年齢が高まるほど運動、筋トレの必要性が高まります。運動不足を感じている人は日常生活の中にトレーニング要素を入れることをおすすめします。私も新たにPolar GPS内蔵スポーツウォッチM400を購入してiPhoneアプリなどと合わせて活用してチェックしていますが、1日1万歩以上にはなります。・エスカレータ、エレベータにはなるべく乗らず、できるだけ速く2段登り・近所を歩く時は、足ゆび筋トレに最適な特許草履の活用 ・普段はなるべく大股で速く歩く・電車などではなるべく座らない、なるべく摑まらない・週2~3回、加圧ベルトをして20分ジョギング、週末は30分以上ランニング・週2~3回、自転車MTBで心拍トレーニング30分・週2~3回、加圧筋肉トレーニング程度を楽しく口角を上げて笑顔でこなしています。心身の健康状態をよくし、体力をつけながら適正体重を維持することはむずかしくありませんので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。ダイエット関連ウェブサイト肥満ホームページへようこそ 厚生労働省ダイエット関連フリーページ正しいダイエット危険なダイエット食品一覧隠れ肥満の指標子供の肥満は「3歳時の生活習慣の乱れ」が原因食べ方の工夫:ダイエットのカギを握るホルモン、レプチン「よく噛むこと」はメリットがたくさん盛り付けの量ダイエットを効率よく成功させる12ヵ条隠れ肥満が急増している共役リノール酸(CLA)は確かにやせる!騙されるな早食いと肥満肥満と戦うメタボリックシンドローム ダイエットへの近道最近の肥満・ダイエット関連ブログ 新しい順様々なダイエット法が一致して賛成する「3つの大原則」とは食べるから太る? 太るから食べる?肥満は感染症の危険因子 免疫機能低下でインフル悪化ほとんどのダイエット法は科学的根拠が乏しい!? 本当に効果があるのは2つだけとの研究結果加齢で増えた体重を減らすには、食生活ではなくエクササイズが効果的12年間1万人以上を観察してわかったこと:お腹周りの脂肪と闘うにはやっぱり筋トレ最新研究で判明、長くよく眠るほど体脂肪はつかないダイエットには「食べない時間」の長さも大事減量してそのまま体重を維持するための55の秘訣あなたの糖質制限はここが間違っていた 糖質は「オフ」より「コンシャス」食欲の秋 寝不足は肥満のもとダイエット飲料で糖尿病リスクが高まる!? 人工甘味料の“謎”を解く体脂肪にブレーキ、体の中にあった「やせる仕組み」低炭水化物ダイエットは置き換える脂質の種類に注意を肥満症患者は2000万人、「国民薬」の開発急ぐ 食欲と代謝調整****************************【以下転載】****************************一般社団法人「モテパパLAB.」は、全国の小学生900人に「全国小学生:モテパパ・アンケート」調査を実施。小学生の64.1%が、「パパがデブになったら嫌」と回答したことがわかりました。「モテパパLAB.」は「我が子にモテよう!」をキーワードに、「パパと子どもの幸せ時間=モテパパ時間」創出をサポートすることを目指してさまざまな活動を展開しているそうです。「全国小学生:モテパパ・アンケート」では、パパの体型などに関する調査を実施。「自分のパパがこうなったら嫌だな、と思う(こうなってほしくない)ものを教えてください。」(複数回答可)とたずねたところ、「デブ」64.1%、「口臭」62.3%、「ハゲ」61.9%の順に。自分のパパがこうなったら嫌だな、と思う(こうなってほしくない)姿のワースト3遺伝子が大きく関わるとされ、遺伝子解析研究が大きく進んでいる男性型脱毛症(AGA)は本人の努力ではいかんともしがたいですが、デブ・口臭は努力でなんとかなる人も多い問題とあって、「モテパパLAB.」では、「世のパパの皆さんは今すぐ鏡の前で自身の体型をチェック! 愛する子どもたちのために、ちょっぴり体を引き締めてみませんか?」と呼びかけています。(出典:ネタとぴ)
2015/09/17
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世界188カ国を対象に、1990年以降の健康状態の変化を分析する「世界の疾病負荷研究」によると、2013年の日本人の健康寿命が男性71.11歳、女性75.56歳で世界一だったそうです。健康寿命を短くする危険因子は1位は高血圧、2位は喫煙,3位は高血糖だそうです。健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。1972年、コロンビアの首都ボゴタで、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、52日間の医療ストライキをしたら、死亡率が35%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻ってしまった。 1973年、イスラエル全土で、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、全国の死亡率が半減した。しかし、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻った。 (エルサレム埋葬協会) 1976年、アメリカのロスアンゼルスで、17の病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、手術が60%減り、死亡率が18%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻りました。現代医療の神は、死に神である。病院は、死の教会である。救急救命以外、9割の医療が、地上から消えれば、人類は健康に生きられる。病院はストを行えば良い。それも永遠に続けば、更に良い。これは、アメリカで、良心の医師と、未だに称えられる、故・ロバート・メンデルソン医師の言葉です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。一方では、長期戦略の苦手な日本は1961年からの国民皆保険制度で発展して50年以上経過した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できず、50年間で医療費は国民所得比で3.54倍にもなっています。1964年から健康増進政策を開始して50年経過しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2014年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか6.6%という非常事態です。この40年で、・心筋梗塞 米国は35%減少 日本は1.6倍・ガン 米国は1994年から減少 日本は3倍 ****************************【以下転載】****************************米・Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)のChristopher J. L. Murray氏らの国際共同研究グループによるGlobal Burden of Disease(GBD)研究の解析から,2013年の世界188カ国における死亡の修正可能な危険因子で最も関連の強いものは高血圧であることが示された。高血圧は今から25年前(1990年)も死亡の最も強い危険因子だったが,高血圧に起因した死亡者数は同年と比べ49.1%増加していることも分かった。早死や疾患,障害により失われた年数を示す障害調整生存年(DALY)の最大の危険因子も高血圧だった。詳細はLancet(2015年9月10日オンライン版)で報告された。79の危険因子が検討の対象にGBD研究は世界の主要な健康課題を評価することなどを目的に,わが国を含む世界各国の研究機関が共同で実施するプロジェクト。GBD2010では1990~2010年の世界における67の危険因子が検討されたが,今回のGBD2013ではこれらの因子に「手指衛生「小児期の発育不良」「腎機能の低下(低GFR)」などを新たに加え,計79の危険因子が検討の対象となった。これらの危険因子による死亡やDALYへの寄与度は個別および1.行動的因子2.環境的・職業的因子3.代謝性因子―の3群に分類して評価された。その結果,これら79の危険因子は2013年における世界の死亡の57%,DALYの41%の原因となっていた。このうち死亡への寄与度が最も高かったのは高血圧〔高い収縮期血圧(SBP)〕で,1,040万人の死因となっていた。高血圧は1990年にもトップの危険因子だったが,同年の高血圧に起因した死者は695万人で,この25年間に49.1%増加したことが分かった。世界の死亡の21%は「塩分摂取過剰」「果物の摂取不足」など食事が原因2013年の世界の死亡に対する寄与度が高血圧に次いで2番目に高かったのは喫煙で,次いで高BMI,高血糖〔空腹時血糖(FPG)高値〕,塩分摂取過剰,果物の摂取不足が続いた。ただし,食事に関連した14の危険因子を合計すると,死亡への寄与度は高血圧を上回り,同年の世界の死亡の21%はこれらの食事に関連した因子によるものだった。なお,各危険因子の死亡への寄与度の順位には性差があり,喫煙は男性では2位だったが女性では6位,飲酒は男性では6位だが女性では10位内に入っていなかった。また,5歳未満の小児では栄養不良が死亡の最大の危険因子で,2013年に栄養不良が原因で死亡した5歳未満の小児は130万人に上った。これは同年齢層の死亡例の21.1%を占める。栄養不良の小児が特に多かったのはチャドや南スーダン,コンゴ共和国,ソマリア,ニジェールだった。わが国の危険因子トップも高血圧 さらに,2013年のDALYへの寄与度が最も高かったのも高血圧で,2位は喫煙,3位は高BMIだった。国別ではわが国でも高血圧が最大の危険因子だった。環境因子だけでなく修正可能な行動的因子への介入を強化すべきこれらのデータを踏まえ,Murray氏は「大気汚染といった環境因子への対策だけでなく,喫煙や栄養の偏った食事などの危険因子を修正することも,健康に好影響を及ぼす可能性が高い」と説明。一方,筆頭著者でIHMEのMohammad Hossein Forouzanfar氏は「NCDの発症に関連した危険因子による影響が強まる傾向にある中で,依然として一部の国では小児期の栄養不良が大きな課題となっている」と指摘している。また,世界規模で塩分摂取過剰や果物の摂取不足などの食事に関連した因子や喫煙,飲酒といった行動的因子の重要性が増していることを同氏らは指摘。今後,これらのリスクに対する介入法についての行動学的あるいは社会学的な研究を強化すべきとの見解を示している。(出典:Medical Tribune)
2015/09/16
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。将来の治療方針を患者・家族と話し合う「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼ばれる取り組みが医療現場で始まっているそうで、広く普及してほしいと思います。終末期でも患者本人の意思が最も尊重されるのは当然で、2007年4月にガイドラインが決められています。ガン患者は本人より家族が決めているそうで、信じられません。2013年の厚生労働省の意識調査によれば、治療方針を書面に残すことに賛成した割合は約7割でしたが、実際に「家族と詳しく話し合っている」のは2.8%で、55.9%は「全く話し合ったことがない」と答え、書面まで作っていたは3.2%だったそうです。書面で残す場合は、尊厳死宣言公正証書がよさそうです。****************************【以下転載】****************************将来の治療方針を患者・家族と話し合う「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼ばれる取り組みが医療現場で始まっている。意思決定が難しくなる場合に備えて自分の希望を考えてもらう取り組みで、結論だけでなく話し合いの過程を重視するのが特徴だ。緩和ケアの一環として取り入れる医療機関もある。ACPが想定するのは高齢者や末期がんの患者ら。症状が安定している段階で、先々の治療を話し合う。手術や胃ろう、抗がん剤など考えられる処置や効果、痛みの程度などを分かりやすく説明し、受けたい治療や治療の場所、自分の代わりに判断にかかわる人を考えてもらう。進行に応じ何度もACPの仕組みに詳しい会田薫子・東京大特任准教授によると、米国では1990年代に始まり、英国、オーストラリアなどで導入されている。患者の意思を尊重する制度としては、延命治療についての希望を書面で示す「事前指示書」や「リビングウィル」があった。これらは書面そのものが尊重されるのに対し、ACPは家族らを交えた話し合いの過程に重きを置く。事前指示書などが発展した形といえる。病気の進行に応じて何度も話し合うため、過去の書面がその後の意向も分からないまま残ったり、家族が存在を知らずに別の治療を主張したりするといった問題も回避できる。延命治療をめぐる家族間の意見を話し合う場にもなる。具体的には以下のようなイメージだ。肺炎で入院した80代男性。過去に脳梗塞を発症し、主治医はこの先も肺炎や脳梗塞になるリスクが高いと判断。看護師が話し合いの場を設けた。「最後はどこで過ごしたいですか」「どんな治療を受けたいですか」。看護師の質問に男性が「自宅」や「痛みや苦しみはできるだけ軽く」と希望を伝える。その隣では妻が静かにうなずく。結果は書面にすることもあるが、すべてを残す必要はない。国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)は2011年に本格的に導入した。これまで対象になったのはがんや脳梗塞など150人超の患者。緩和ケアを担当する医師や看護師が、1時間ほどの話し合いを1人当たり平均2~3回実施する。事前に「延命治療は受けたくない」としていた患者が説明を聞いて希望を変えた事例もあった。同センターの西川満則医師は「話し合いを重ねて患者の願いに沿った治療をすれば痛みの軽減にもつながり、家族の不安も減らせる」と話す。モデル事業に着手国も効果に注目する。14年度には同センターがACPの研修をした看護師や医療ソーシャルワーカーら24人を全国10病院に相談員として配置するモデル事業を始めた。計397人の相談にあたり、アンケートに答えた患者の8割が「不安が和らいだ」、9割が「役立った」と肯定的だった。地域レベルでは、広島県や地元医師会などでつくる広島県地域保健対策協議会が普及をはかる。14年度には県内2地域で啓発に力を入れた。将来受けたい治療などを尋ねるチェックリストも作成した。高齢者の会合などでリストを配布して自分の希望を考えてもらい、かかりつけ医と話すよう呼びかけた。なんぶ内科医院(同県東広島市)は70~90代の約10人とリストに沿って将来の治療方針を話し合った。結果はカルテと一緒に保管している。別の病院に入院する際にも引き継ぎ、本人の希望を伝える手段となった。楠部滋院長は「意向を改めて確認するきっかけになった」と評価する。普及には課題もある。患者の希望確認は、延命治療の中止を促す制度などと誤解されることがある。国立長寿医療研究センターの三浦久幸・在宅連携医療部長は「医師、患者ともに趣旨を正しく理解しなければ浸透しない」と話す。広島県の事例では、医療機関によって取り組みに温度差があった。「医師は治療で忙しく、話を聞く時間は限られている。切り出しにくい患者もいる」(楠部院長)。広島県緩和ケア支援センターの本家好文センター長は「介護保険の申請の機会に医師と話し合うなど道すじを作る必要がある」と指摘する。◆「書面に残す」賛成7割 厚労省、成人男女に調査 厚生労働省が2013年に実施した意識調査(20歳以上の男女約2100人)では、判断ができなくなる場合に備え治療方針を書面に残すことに賛成した割合は約7割。しかし実際に「家族と詳しく話し合っている」のは2.8%で、55.9%は「全く話し合ったことがない」と答えた。書面を作っていたのも3.2%で、必要と考えつつも行動に移す人は少ないようだ。書面の性格についてのとらえ方も異なる。「書面に従って治療してほしい」は25.6%で、「書面を尊重しつつ家族や医師の判断も取り入れてほしい」割合は65.3%。健康な段階では、はっきり意思を決めかねている様子もうかがえる。東京大の清水哲郎特任教授は「大事なことは、ACPを通じて人生の最終段階をどう過ごすかを考えること。根付かせるには、真の目的を理解したうえで地域や医療現場で地道に広げる必要がある」としている。(出典:日本経済新聞)
2015/09/15
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日本人67千名の調査で血圧は120/80mmHg以上で心血管疾患による死亡リスクが高いことがわかっていますが、米国立心肺血液研究所の研究でも同様だったそうです。私の血圧を過去から最もリスクが低い120~110/80~70mmHgを維持し続けています。・健康診断の判定基準を改訂 150万人の調査結果を反映 人間ドック学会・「健康」の基準が変わる? 日本人間ドック学会の「新基準」に反応続々保険適用治療は、医薬品を使って検査値をコントロールしているだけの対症療法で、病気が治るわけではなく一生医薬品を飲まされるわけです。一番よい治療は、生活習慣病の原因となった悪い生活習慣を改めて医薬品に頼らずに検査値を正常にすることでむずかしくなかったです。1961年からの国民皆保険制度で発展した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できていないことがわかりますし、1970年から40年以上健康増進政策を展開しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に残念な厳しい現実があります。2014年に人間ドックを受けた人は、「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」を合わせてわずか6.6%でした。 病気予防には三種類あります。・第一次予防:健康増進、疾病予防 生活習慣の改善、生活環境の改善、健康教育による健康増進を図り、疾病の発生予防、事故防止による傷害の発生を予防すること ・第二次予防:早期発見、早期対処 疾病や障害を検診などにより早期に発見し、早期に治療や保健指導などの対策を行ない、疾病や傷害の重症化を予防すること ・第三次予防:リハビリテーション 治療の過程において保健指導やリハビリテーション等による機能回復を図るなど、社会復帰を支援し、再発を予防すること日本は健診などの第二次予防ばかりが重視され、病気にならないための一次予防にはあまり関心もなく経費もかけません。・「健康への出費は月3000円まで」をどう乗り越えるか そして、盛んに行われている健診の有効性にも疑問があるようで、健診に公費を投入しても無駄かも知れず、さらなる検証が望まれます。米国の医学会は自浄作用があって無駄な医療撲滅運動が拡大していますが、日本の医学会は既得権益を守ることには大変熱心ですが、自浄作用には疑問を感じます。無駄な健診や医療を撲滅できなくても40兆円の国民医療費を激減させるのは簡単ですが、国民皆保険に甘えて健康管理を怠り、世界一医療に依存している国民側も大きな障害になっています。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)・ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上するそうで、健康管理をすると6倍返しになる。個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。現代人の食生活に警鐘を鳴らしたウェストン・プライス博士は、1930年代に世界14の先住民族を23万kmにもおよぶ調査旅行で、伝統食を捨てて食生活が近代化すると顔の形や口腔内だけでなく心身が劣化してしまうことを克明に調査し、書籍に残しています。食生活と身体の退化 先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響戦勝国米国はこの警鐘を悪用して当時優秀・勇敢だった日本人の心身を劣化させるためにパンと牛乳を餌付けして心身をボロボロする戦後の復讐が大成功し、食料植民地化されたことにそろそろ気づきたいものです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。また、微量栄養素が足りない新型栄養失調は10年以上前から警告されていましたが、栄養失調死者数は主要29ヶ国中ワースト4位だそうです。・飽食時代の新型栄養失調 3食きちんと食べても 体だるく、転びやすい・増えている現代型栄養失調とはどんな状況なのか? そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。***************************【以下転載】****************************米国立心肺血液研究所は心臓病のリスクを減らすには最高血圧(収縮期血圧)を「120以下」とすることを目指すべきだとの研究報告を発表した。日本や世界の多くの高血圧診療指針では「140以上」を高血圧としているが、米国内では「科学的根拠がない」と不満の声が上がっていたという。今後、各国の高血圧の診断に影響を与える可能性もある。研究は10年から13年にかけ50歳以上で血圧が高い男女約9千人を二つのグループに分け、それぞれ血圧を120以下と140以下に抑える治療を行ってその後の経過を比較した。より低く抑えたグループでは、心臓まひや心不全などの割合が3分の1減り、死亡のリスクは約25%減ったという。ゲーリー・ギボンズ所長は「特に50歳以上の人の命を救うには有益な情報だ」としている。(出典:産経新聞)
2015/09/14
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老化に関わる遺伝子のRNAを調べることで、老化スピードが明らかになり、身体年齢を参考にすることで、早めに病気を診断できるそうです。健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)・日本健康会議、指針8項目 民間主導で健康寿命延伸を・「健康」と「幸せ」の好い関係 伸ばそう"主観的健康寿命"・ブルーゾーン 世界の百寿者に学ぶ長寿と健康の秘訣・健康寿命のばすカギは「家族以外の3つのコミュニティー」・健康寿命延ばせるか くらし工夫で転倒防げ 地域ぐるみで体操、充実感も欠かせず・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」・「健康寿命」延ばせば最大5兆円節減 10年間で推計・「自分は若い」と感じる人は健康に生きられる 「病は気から」は本当・口の健康を意識して健康寿命長くしよう・男のアンチエイジングと「食」・健康的な食事と運動習慣 以外にも長寿の秘訣があった・これが健康長寿のカギ「63歳」を元気に・米国医学会が出した「衝撃のリスト」 全米8割の医師が示した無駄な医療・長野の長寿 秘密は明治の教育・運動で40歳以降医療費153万円減 阪大試算 ・筋トレでメタボ脱出、データも裏付け 「予防医療」「医療費削減」にも・生活習慣改善 企業ぐるみ 健保の医療費削減個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。1972年、コロンビアの首都ボゴタで、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、52日間の医療ストライキをしたら、死亡率が35%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻ってしまった。 1973年、イスラエル全土で、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、全国の死亡率が半減した。しかし、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻った。 (エルサレム埋葬協会) 1976年、アメリカのロスアンゼルスで、17の病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、手術が60%減り、死亡率が18%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻りました。現代医療の神は、死に神である。病院は、死の教会である。救急救命以外、9割の医療が、地上から消えれば、人類は健康に生きられる。病院はストを行えば良い。それも永遠に続けば、更に良い。これは、アメリカで、良心の医師と、未だに称えられる、故・ロバート・メンデルソン医師の言葉です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。一方では、長期戦略の苦手な日本は1961年からの国民皆保険制度で発展して50年以上経過した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できず、50年間で医療費は国民所得比で3.54倍にもなっています。1964年から健康増進政策を開始して50年経過しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2014年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか6.6%という非常事態です。 この40年で、・心筋梗塞 米国は35%減少 日本は1.6倍・ガン 米国は1994年から減少 日本は3倍****************************【以下転載】****************************年齢が同じでも、身体の年齢は人によって異なるのだという。例えば、同じ50歳でも身体は40歳という人もいれば、60歳と老化が進んでいる人もいる。これは、ライフスタイルなど外的要因とは別に、私たちの身体年齢は遺伝子に左右される部分があるから。これらの遺伝子を調べることで老化スピードを明らかにする手法が、英・キングスカレッジ・ロンドンなどの研究チームにより開発された。老化情報をスコア化その方法とは、採血し、老化に関わる150もの遺伝子のRNAを調べるというもの。研究チームはこれらの遺伝子から得られるデータをスコア化し、総合スコアが高いほど健康で、逆にスコアが低いと実年齢より身体が老化しているとする判定法を構築した。低スコアで死亡率高く実際、研究チームが健康そうな70歳のボランティア700人から採血し、この手法で身体の年齢を調べた。その結果、スコアには幅があり、スコアが高い人はその後の追跡調査で82歳になっても精神的に健康で腎機能も良好なことがわかった。対照的に、スコアが低い人ではアルツハイマーを患う傾向が見られ、死亡者も多かったという。実際年齢より大事?この研究にはキングスカレッジのほか、スウェーデンのカロリンスカ研究所、米国のデューク大学の研究者が携わった。研究を主導したキングスカレッジのJames Timmons教授は「生まれてから何年かという年齢より、身体年齢を参考にすることで、早めに病気を診断できるようになる」と話している。(出典:イロリオ)
2015/09/13
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世界188カ国を対象に、1990年以降の健康状態の変化を分析する「世界の疾病負荷研究」によると、2013年の日本人の健康寿命が男性71.11歳、女性75.56歳で世界一だったそうです。平均寿命は男性80.05歳、女性86.39歳で、平均寿命から健康寿命を差し引いた疾病を抱えて生きる年数は、男性8.94年、女性10.83年と日本の分析とは異なりますが、疾病を抱えて生きる年数が伸びているので、健康寿命を伸ばすことが大きな課題です。健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。1972年、コロンビアの首都ボゴタで、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、52日間の医療ストライキをしたら、死亡率が35%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻ってしまった。 1973年、イスラエル全土で、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、全国の死亡率が半減した。しかし、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻った。 (エルサレム埋葬協会) 1976年、アメリカのロスアンゼルスで、17の病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、手術が60%減り、死亡率が18%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻りました。現代医療の神は、死に神である。病院は、死の教会である。救急救命以外、9割の医療が、地上から消えれば、人類は健康に生きられる。病院はストを行えば良い。それも永遠に続けば、更に良い。これは、アメリカで、良心の医師と、未だに称えられる、故・ロバート・メンデルソン医師の言葉です。****************************【以下転載】****************************世界188カ国を対象に、1990年以降の健康状態の変化を分析する「世界の疾病負荷研究」(Global Burden of Disease Study:GBD)。2010年までの変化を分析したGBD2010では、日本人が健康に生きられる長さ(健康寿命)が男性は70.6歳、女性は75.5歳と世界一であることが示された。今回、GBDの2013年版(GBD2013)が発表され、国別・男女別の平均寿命や健康寿命などを算定したところ、2013年の健康寿命も男女ともに日本が最も長く、男性が71.11歳、女性が75.56歳と見積もられることが分かった。分析結果は、Lancet誌電子版へ2015燃8月26日に報告された。今回発表された研究では、各国の1990年から2013年までの死亡率と有病率の変化を、障害調整生命年(DALY)と健康寿命を集約尺度として比較している。また、疾患ごと、国ごとのDALYの変化を、社会人口学的地位の複合指標(個人所得、15歳以降の就学年数、国の平均年齢、総妊孕率からなる)で説明できるかどうかについて検討している。306の疾患による各国のDALYは、損失生存年数(YLL:早期死亡によって失われた年数)と障害生存年数(YDL)の和とした。1990年から2013年までのDALYsの変化は、年齢構成を調整(年齢標準化)してパーセント変化(DALY変化率)として示した。健康寿命の計算にはSullivan法を用いた。この論文では、通常、95%信頼区間にあたる分布の範囲を、変動が可能な不確定性の範囲ととらえて、95%不確定性区間として示している。国ごとに寿命と健康寿命の変化を調べたところ、健康寿命の延長幅より寿命の延長幅の方が大きく、「疾病を抱えて生きる年数」が伸びていることが判明。日本人の場合、2013年の平均寿命は男性が80.05歳(95%不確定性区間79.01-80.84)、女性は86.39歳(85.74-87.12)で、平均健康寿命はそれぞれ71.11歳(68.50-73.57)と75.56歳(72.46-78.42)だった。寿命から健康寿命を差し引いた、疾病を抱えて生きる年数は、男性が8.94年、女性が10.83年だった。一方、米国では、寿命は男性が76.33歳、女性は81.42歳で日本よりそれぞれ約5年短いが、健康寿命は65.84歳と68.61歳で、疾病を抱えて生きる年数は男性が10.49年、女性が12.81年となった。英国は、寿命は男性が79.09歳、女性が82.84歳で、健康寿命は男性が68.48歳、女性が70.56歳であり、その差は男性が10.61年、女性が12.28年だった。なお、ロシアは寿命が男性で65.74歳、女性で76.65歳、健康寿命は男性が58.86歳、女性が66.56歳であり、その差は男性が6.88年、女性が10.09年になった。2013年に最も寿命が長かったのは、フランスとスペインに挟まれた小国アンドラ(2011年の人口は7万9000人)で、男性が80.88歳、女性は86.62歳だった。健康寿命はそれぞれ69.92歳と73.39歳であり、日本より寿命は若干長いが健康寿命は若干短かった。2013年に最も寿命が短かったのは、南アフリカ共和国に囲まれて存在するレソト王国(2011年の人口は219万人)で、男性が45.55歳、女性は51.16歳。健康寿命はそれぞれ40.06歳と44.02歳だった。世界全体では、1990年から2013年までに寿命が6.2年(5.6-6.6)延びており、2013年は71.5歳(71.0-71.9)だった。同様に、健康寿命も1990年の56.9歳(54.5-59.1)から2013年は62.3歳(59.7-64.8)と、5.4年(4.9-5.8)延びていた。疾病や障害により失われた年数を示す総DALYは3.6%短縮し、10万人当たりの年齢標準化DALY変化率は26.7%(24.6-29.1)の低下になった。感染症、妊産婦の病気、新生児の病気、栄養障害については、DALYと年齢標準化DALY変化率がともに低下。非感染性疾患については、DALYは上昇したが年齢調整DALY率は低下を示し、人口の増加や高齢化が影響している可能性が考えられた。2013年にDALYの主な原因となっていた疾患は、虚血性心疾患、下気道感染症、脳血管疾患、腰痛・頸痛、交通事故の5つだった。(出典:日経メディカル)
2015/09/12
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筋肉があった方がやせやすくなり、筋量を増やすことで生活習慣病の予防にもつながるそうです。一般的に自分の筋力が落ちたことを実感するのは50歳代でも30歳くらいをピークにして、徐々に筋肉は減っているので、気づいた時から貯筋活動をするとよいそうです。オフィスのIT化や自動車の普及などで座っている時間が増える中、先進20カ国の調査で、最も座る時間の長い国は日本であることが11年に報告されているそうです。座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍とか、座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなるなど、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」が重要だそうで、成人は少なくとも「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」といわれています。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間あたり2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念なひ現実があります。筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは、「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨになるからです。このような運動不足は、大量の飲酒や肥満に並んで、平均寿命を縮める主な要因だそうで、健康のために運動を習慣として行うことが重要ですね。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動に移し、遅すぎることはありません。いつやるか? 今でしょう!!(笑)高齢者での研究では、運動強度に関係なく、1日30分の運動を週6日取り入れると、死亡率が40%減少し、さらに週に数回、きつい運動をこなす高齢者は、ほとんど動かない高齢者に比べて寿命が5年も長かったそうです。心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************「スリムな体でいたいから筋肉はあまりつけたくない」「スポーツは趣味ではないので筋肉なんてそんなに必要ない」――。そう思っている人は要注意。実は筋肉があった方がやせやすくなり、筋量を増やすことで生活習慣病の予防にもつながることが分かってきた。一般的に自分の筋力が落ちたことを実感するのは50歳代ぐらいからだ。だが、「実は30歳くらいをピークにして、徐々に筋肉は減っている」と話すのは、筋生理学を専門とする東京大学大学院の石井直方教授。「特に成長期にダイエット目的で食事量を減らし、しかも運動不足だった人は筋力が衰えている」という。筋力は加齢とともに低下する。筋力が低下すると疲れやすくなるので体を動かさなくなる。動かさないとさらに筋力が低下するという、負のスパイラルに陥りやすい。最近は職場でパソコンに向かい、じっと固まった姿勢でいる時間が増えている。多くの筋肉が使われずに弱まっていく。■むくみの原因にただ、筋力が下がっても、日常生活に支障が出ていなければ問題だとは気づきにくい。そこが勘違いのポイントだ。実は筋力低下が原因で体調不良を招いている可能性がある。筋力低下によって起こる不調の代表が冷えとむくみ。筋力が落ちると、静脈の血液を心臓へ戻す筋肉のポンプ作用が落ち、新陳代謝が抑えられ、冷えやむくみにつながる。また、筋力が下がって使わないようになると、体内の糖が消費されにくくなり、食後などに血糖値が高めの状態が続く。こういったことが続くと脂肪の蓄積や血管の老化が進み、やがて糖尿病や心臓病などにつながる。逆に「運動習慣があると、糖をより代謝しやすい筋肉に変わっていく」(糖や脂質の代謝に詳しい筑波大学付属病院の正田純一教授)。運動を続けることで、「糖を筋肉中に引き込むたんぱく質『GLUT―4』が筋表面に集まり、より血糖が下がりやすくなる。血糖の調整に不可欠なインスリンの働きも高まる」(正田教授)という。食事で糖質制限をする人も多いが、食事だけでなく継続した運動も血糖値を下げるのに重要なようだ。■適切な運動を最近注目されているのが、筋肉自身が出しているとされる生理活性物質。例えば「イリシン」は脂肪をため込む白色脂肪細胞をベージュ脂肪細胞に変え、体に脂肪をためにくくすると期待されている。また、「IL―6」は脂肪細胞の中で脂肪分解を進めたり、筋肉への糖の取り込み量を増やしたりする。これらをうまく働かせるためにも、運動で筋肉を使ったり、つけたりすることが欠かせない。とはいえ、無理な運動は長続きせず逆効果になることも。自分に合ったレベルの運動をすることが肝心だ。まず自分の筋力がどのレベルにあるのかを知っておく必要がある。筋力を決める一つの要素が筋量だ。研究では画像診断で筋肉の断面積から判断するのが一般的だが、「家庭なら、体組成も測れる体重計で出てくる筋肉量も目安になる。日頃から確認するといい」と正田教授。「量だけでなく、筋肉の機能そのものが衰えていないかどうかを知ることも大切」と指摘するのは、医薬基盤・健康・栄養研究所健康増進研究部の宮地元彦部長だ。筋肉量はあっても、硬く凝り固まっていたのではうまく働くことができない。機能も含めて筋力を知るには、「日常の動作で確かめるといい」(加齢と体力の関係を研究する筑波大学大学院の田中喜代次教授)。例えば歩くスピードも目安になる。誰かと一緒に歩いていて、「ゆっくりのつもりはないのに自分だけ遅れる人は要注意」(石井教授)。もっと詳しく自分の筋肉について知りたいという人のために、田中教授が開発したのが「筋肉年齢」だ。筋肉年齢は瞬発力や持久力といった筋力と、その筋力をスムーズに発揮するのに必要な柔軟性を掛け合わせて算出する。その測定法の一部が上図に示した4つ。筋肉の衰えが目立つ女性向けで、柔軟性では関節の可動域が広いかどうか、周辺の筋肉が凝っていないかどうかなどがポイントとなる。「個々人の体格の違いもあるので、筋肉年齢はあくまで目安」(田中教授)だが、算出した筋肉年齢が、実際の自分の年齢より3歳以上、上回っていたなら、運動を始めるなどの対策を考えたほうがいいだろう。(出典:日本経済新聞)
2015/09/11
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座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命になりやすく、一日中座っていると、精神衛生的にも良くないことがわかり、学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立するなど運動のメリットが相次いで報告されています。 オフィスのIT化や自動車の普及などで座っている時間が増える中、先進20カ国の調査で、最も座る時間の長い国は日本であることが11年に報告されているそうです。座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍とか、座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなるなど、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」が重要だそうで、成人は少なくとも「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」といわれています。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間あたり2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。・人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営・脳を鍛えるには運動しかない・学力の土台は体力・1時間に2分歩くと座りっぱなしの悪影響が帳消しに・座って過ごす時間が長い人ほど病気になりやすく短命に!?・一日中座っていると、精神衛生的にも良くない ・学びは「座って」から「歩きながら」へ? 教育と健康で効果両立 ・運動不足は肥満よりも危険 死亡リスク2倍 ・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」 ・デスクワーク1時間で寿命が22分縮む!? 座りっぱなしが招く様々なトラブル・長時間座わると足の血管に悪影響 5分間のウォーキングで解消・1日に3時間立って過ごすとマラソンと同じくらい健康に良い ・長時間のデスクワークによる体の不調を軽くする7つの方法 ・仕事に詰まったら、やっぱり歩くのがベスト:研究結果 ・デスクワーク中心の人の運動不足を解消 運動は生産性も高める ・「座る時間」が1時間増えるだけで身体が不自由になるリスクが1.5倍に ・長時間座る高齢女性は死亡リスクが高い・座りっぱなしの生活は早く老ける!?・世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?・長時間座り続けることの弊害・オフィスで立って仕事をする時代がやってくる・座っている時間が長いと糖尿病 を招く・座りっぱなしの生活で高まる慢性疾患リスク・1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大・長時間の座位姿勢は成人病リスク高める、スウェーデン研究心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************生活習慣病につながる肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)にならぬよう、腹八分目の食事とともに適度な運動が必要なことは誰でも知っているが、なかなかできないのが世の常。そうした中、わざわざ時間を作って運動するのではなく、オフィスに“仕掛け”を設け、仕事をしながらカロリーを消費させることで社員の健康増進に成功した企業がある。そのノウハウを外部にも提供していくという。◆意識しなくても立ち仕事の推奨で健康づくりを行っているのは、オフィス家具大手のイトーキ(本社・大阪市)。同社では、オフィスの壁際に立ったままパソコン作業ができるコーナーを設けたほか、立ち机も置いている。導入にあたっては国立健康・栄養研究所の宮地元彦健康増進研究部長のアドバイスを受けた。同社ではその効果を確認するため、社員32人を対象に、1週間当たり10時間は立ち仕事というノルマを課し、6週間続けてもらった。普段通りに勤務した6週間の平均の腹囲と比較したところ、立ち仕事での6週後は平均0・8センチ減少した。一方、普段通りの勤務ではわずかに増加していた。また、壁際にあるコーナーから資料などを取りに動くことが増えたためか、立ち仕事では1日の歩数も約千歩増加していた。宮地氏によると、運動や肉体労働、家事などを合わせた日本人の身体活動は、ここ20年で1日当たり10分減っており、「体重に換算すると年1・5キロ、10年では15キロ太りやすくなっている」と話す。10分の身体活動量は千歩の歩行に相当することから、同社の取り組みはこの活動量減少分をカバーしたことになる。取り組みのきっかけはメタボの社員が多かったことだ。同社R&D戦略企画部の高原良氏は「1日の3分の1を職場で過ごすため、その環境を変えて健康増進ができないかと考えた」と語る。かつて自治体で市民の健康づくりに関わった経験を持つ高原氏は、「運動教室などを行っても、来るのは健康意識の高い人だけ」とし、「自然に活動量が増える仕掛けが必要と感じていた」という。◆日本発の新産業立ち仕事の推奨だけでなく、同社ではオフィス内の通路を板張りの回廊になるよう配置、フロアの対角線の場所へ近道できないようにして歩数を増やす工夫もされている。同社のこれらの取り組みは昨年、厚生労働省が主催する「健康寿命をのばそう! アワード」の大臣優秀賞を受賞した。こうした発想が生まれた背景には最近の運動研究の進展がある。宮地氏は「以前は家事や肉体労働など、意図的な運動でないものは健康効果が薄いと思われていた。しかし、運動と同様に効果があるとのデータが複数出てきた」と指摘する。同社では、身体活動が自然と増えるようなオフィスづくりのノウハウを提供する事業を開始。今後、日本発の新たな産業として育つ可能性がある。国内では、岡村製作所(本社・横浜市)でも、立ち仕事に使える上下昇降デスクを販売、企業などで採用されている。 ◇■座りっぱなしは短命?宮地元彦氏によると、運動習慣があっても1日に6時間以上座る生活を続けていると、3時間しか座らない人に比べ、15年以内に死亡する確率が4割も高くなるというオーストラリアの成人を対象にした疫学研究が2012年に発表された。これは、「運動する時間が確保できなくても、仕事中は立ち、座っている時間を短くすることで寿命を延ばせる可能性を示唆している」という。オフィスのIT(情報技術)化や自動車の普及などで座っている時間が増える中、先進20カ国の調査で、最も座る時間の長い国は日本であることが11年に報告されている。(出典:産経新聞)
2015/09/10
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東京都健康長寿医療センター研究所の研究によると、血管が硬くなるほど認知機能の低下が3倍起こりやすく、動脈硬化は認知症になるリスクの指標の一つとして活用できそうです。認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。週刊文春2013年11月14日号に出ていたデュアルタスク・心拍数ウォーキングや学習療法がよさそうなので学習療法士の資格を取りました。また、りそなHDが全社員、警視庁が全職員など「認知症サポーター」にしようとしていますが、認知症サポーターは全国に550万人おられるそうで、私もなりましたがこれもおすすめします。 ...時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************血管が硬くなるほど、認知機能の低下が起こりやすいとの研究結果を、東京都健康長寿医療センター研究所のグループがまとめた。 動脈硬化は、認知症になるリスクの指標の一つとして活用できる可能性がある。同研究所の谷口優研究員らのグループは、群馬県に住む65歳以上の高齢者982人を対象に、健康状態や生活習慣などを調べ、認知症が疑われる人などを除いた526人を平均3・4年間、追跡調査した。動脈硬化の度合いを示す検査値によって対象者を「低い」「普通」「高い」の三つの群に分け、認知機能を調べるテスト(30点満点)で2点以上低下した割合を調べた。様々な要因の影響を調整した結果、高い群は低い群に比べて、認知機能の低下が約3倍も起こりやすかった。(出典:読売新聞)
2015/09/09
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世界のアルツハイマー病症例の3分の2までは、生活習慣から生じ得る9つの条件に起因する可能性があるそうです。その9つとは、肥満(特に中年期の高BMI/肥満指数)、頸動脈疾患、高血圧、うつ病、脆弱性、教育水準の低さ、ホモシステイン値の高さ、喫煙(アジア人のみ)、糖尿病で、このような因子に対処することで、長期的なアルツハイマー病発症リスクを低減できるかも知れないそうです。認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************世界のアルツハイマー病の症例のうち3分の2までは、生活習慣から生じ得る9つの条件に起因する可能性が新たな研究で示唆された。その9つとは、肥満(特に中年期の高BMI/肥満指数)、頸動脈疾患、高血圧、うつ病、脆弱性、教育水準の低さ、ホモシステイン値の高さ、喫煙(アジア人のみ)、糖尿病だという。このような因子に対処することにより、長期的なアルツハイマー病発症リスクを低減できる可能性がある。研究の筆頭著者である米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のJin-Tai Yu 氏は、「今回認められたのは相関性であって、ある1つの因子とアルツハイマー病リスクとの因果関係ではない」と述べ、1つの因子を解消することによりどの程度の予防効果が得られるかを判断することはできないと警告している。この知見は、「Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry」オンライン版に8月20日掲載された。今回の研究では、1968年~2014年に実施され、計5,000人以上を対象にリスクをもたらす可能性のある93の因子について調べた323件の研究結果をレビューした。リスクを低減する因子を明らかにする試みの結果、コーヒー、ビタミンCおよびE、葉酸、NSAIDS(抗炎症薬)、スタチン(コレステロール低下薬)、血圧降下薬、エストロゲン補充は、いずれもリスクを低下させるとの強いエビデンスが得られた。関節炎、心疾患、メタボリック症候群、がんなどの重篤疾患を抱える患者もリスクが低いようであった。少量または適度の飲酒をする人、現喫煙者(アジア人を除く)、ストレスを抱える人、ボディマスインデックスの高い高齢者についてもリスク低減が認められた。その一方で、複雑な統計解析により、アルツハイマー病を発症した人の66%にみられる9つの因子が明らかにされた。米ロチェスター大学(ニューヨーク州)のAnton Porsteinsson氏は、今回のレビューはアルツハイマー病と各因子の関連を示した個々の研究の妥当性を示すものではあるが、原因に関する理解を深めるものではないと指摘する。血圧、コレステロール、運動などに注意することはいずれも有益であるのは確かだが、リスクを減らす単純な方法があるということではない。「錠剤や栄養補助食品、単一の薬剤を用いてもおそらくリスクは低減できない。そのような短絡的な方法には裏付けがない」と同氏は付け加えている。(出典:HealthDay News)
2015/09/07
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2012年にユニセフが公表した報告書によると、日本の子供の14.9%が貧困状態にあるそうです。他の先進国のドイツやフランスに比べて圧倒的に高い数値で、先進31カ国の中でも10番目だそうで、この傾向は世代継承するそうです。内閣府の世論調査によれば、国民の二大不安は経済と健康だそうです。2012年の新成人の将来不安感はさらに多かったそうです。・なぜ日本人は働いても働いても不安しか貯まらないのか・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・変わる働き方 生涯現役時代 再就職難、定年でいきがいも喪失・10年後の暮らし「悪くなる」3割 仕事や年金に不安 東大、20~40代を追跡調査・働く女性の9割以上「老後資金に不安」・夢持てぬ若者、収入・年金・仕事「不安」8割将来の不安・リスクに備えない人がほとんどだそうですが、十分な備えのためには、・元気に楽しく働くために健康維持・増進、抗加齢に努める 的を射たことの実践がカギで、意外と簡単でした・経済力を高める 雇用されない複業=福業を立ち上げる 本業の生産性向上につながり、サービス残業なしで効率よく質の高い仕事をし、見捨てられない働き方にもなり、独立も可能になるこの2つで人生が好転できますので、何かお役に立てることがあればうれしく思います。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページ 新しい順日本は変われない 知日派米国人からの直言瀬戸際40代に忍び寄る「思秋期」の恐怖収入激減! それで人生まで“無意味”になった?貧困ビジネスとは何か? 低所得者を喰う者たち負けても悔しがらない国は、復活できない国民の怒りが爆発する日自滅した日本 「足し算の民主党」では経済は立ち直らない収入は上がらない前提でどう暮らす? 雇われない働き方でパラダイムシフト新政権「限界」後には冬が来る 4年後に直面する! 「国は頼りにならない」現実厚労省の年金試算のモデル世帯 100年安心年金プランは夢物語賃金抑制はもう限界雇用環境も福祉も欧米以下! 日本は「世界で一番冷たい」格差社会「アジアで最も豊かな国」から転落した日本『激論!新しい貧困とニッポン!』氷河期世代を救い、労働市場を正常化する政策提言日本人の8割が「中流の下」以下だという格差社会関連ブログ 新しい順40代の貧困 親の介護で出口なし「食事は十分か」「携帯買えるか」 「貧困の指標」見直しへ貧困率最悪 格差の固定化打開を 希望を取り戻せるよう口腔崩壊:子供の虫歯、貧困で悪化!? 放置続出、医師「全国調査を」1人親世帯の「貧困率」、日本はOECD加盟30カ国で最悪正規雇用労働者にも忍び寄る貧困 働く世帯の貧困率が高い日本貧困対策:揺らぐ足元 増える生活保護世帯、対応に限界 ケースワーカー不足深刻****************************【以下転載】****************************日本は比較的裕福で、経済格差が小さい国だと思っていませんか? ところが、2012年にユニセフが公表した報告書によると、日本の子どもの7人に1人(14.9%)が、貧困状態にあるのだそうです。この数値は他の先進国であるドイツやフランス(8.5%~8.8%)に比べても、圧倒的に高い数値であり、先進31カ国の中でも10番目でした。今後は、それぞれの家庭の経済格差がもたらす影響についても、考えていく必要がありそうです。米国では既に様々な角度からの分析が始まっています。貧困は、子どもの脳の発達に影響する!?米国ミシガン大学公衆衛生大学院を含む研究チームが行い、2015年7月20日に小児科専門の国際誌「ジャマ・ぺディアトクリ誌」のオンライン版で公表した研究では"貧困な環境が、子どもの脳の発達に悪い影響を与える"という結果が出ています。この研究では、4~22歳の子ども389人のMRI画像と、子どもたちの世帯の収入・民族・地域性などとの関連性を調査。データ画像から、脳の神経細胞の集まりである灰白質の状態や、思考や記憶に関係する前頭葉、側頭葉、海馬などの発達の状態を比較しました。米国には、家庭の収入が下回ったら絶対的貧困に該当するとされる"米国貧困レベル(FPL)"という基準値があります。今回の調査結果によると、収入がFPLの1~1.5倍である世帯の子どもでは、平均的な発達基準と比べ、灰白質の量が部分的に3~4%低い数値になりました。FPL1未満の家庭の子どもでは、8~10%低くなっていたそうです。これらの違いは、子どもたちの成績にも影響を及ぼし、低所得帯の子どもたちは平均すると共通テストの点が20%低かったそうです。その要因は、脳の前頭葉や側頭葉の成熟度の違いにあると考えられています。貧困地域に引っ越すと太る!?予防医学の国際誌アメリカン・ジャーナル・オブ・プリベンティブ・メディシンで、2015年5月10日に公表された研究では、"貧困地域に引っ越すと、体重が増加する"という結果が出ています。米国立がん研究所のパワウェル・ウィリー氏を中心とした研究チームによる研究結果です。研究チームは、米国テキサス州のダラスに住む、1800人の住民のデータを分析、心臓や血管の病気の背景にある要因を観察し、多民族の集団を対象とした「ダラス心臓研究(DHS)」からのデータを使い、2000年から2002年と、2007年から2009年の期間での比較を行いました。その結果、7年の間に半数が引越しをしていて、うち3分の1が、より貧困指数の高い地域へ引っ越していました。年齢、収入、身体活動などの条件で調整しながら、貧困指数スコアと体重増加との関係を分析すると、引越し先の地域の貧困度が高まるほど、体重が増えていくことが分かり、その後住んでいる期間が長くなるほど、体重が累積的に増えていくことが分かりました。重度の視力低下にも地域格差!視力障害と失明は、人の生活に対して社会的、経済的、心理的な影響を引き起こし、生活の質(QOL)を低下させます。米国疾病対策センター(CDC)は2015年5月22日、「モービディティ・アンド・モータリティ・ウィー・レポート(MMWR)」で"重度の視力低下は地域格差がある"ことを発表しました。この調査では、重度視力障害の罹患率の高い地域から低い地域まで4つのグループに分け、地理のパターンを比較しました。重度視力障害とは、全盲もしくは眼鏡をかけていても視力障害が残る人のことです。同時に貧困水準についても、貧困が高い地域から低い地域まで4つのグループに分け、その関連性を分析しました。その結果、437の郡は、重度視力障害と貧困率が両方とも最も高いグループに入りました。そのうち83.1%が米国南部だったそうです。未来ある子どもにとって、脳の発達が未熟であることや、小さな頃から肥満であることが、人生に長期的な負の影響を与えることは確実です。また、重度視力障害になったら取り返しがつきません。米国のデータだからといって他人事と考えることは全くできず、実は貧困状態の子どもが多い日本でも近い将来に大きな課題となる可能性を否定できません。(出典:ロバスト・ヘルス)
2015/09/06
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運動、スポーツには、ケアが重要ですね。私は起床直後、就眠直前と運動やトレーニング前後にストレッチをしています。運動やスポーツの前にはウォーミングアップと動的ストレッチ、終わってからは、クールダウンと静的ストレッチと使い分けています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。ランナーなどアスリートにおすすめです。解きにくい靴紐の結び方運動関連フリーページ“お手軽”運動で体の悩みを解消からだ百科:筋肉の可能性2008年に全世界で注目されている運動法とは?子供の体力低下と向き合う社員の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営アスリート サポート実績ストレッチ関連ブログ 新しい順寒い季節のスポーツ、ストレッチでけが防げ 気持ちよい範囲で「皿」周りをストレッチ 膝の痛みを軽減する方法しつこい肩こり、「肩甲骨ストレッチ」で解消寝る前にストレッチ 体を柔らかく、太りにくく腰痛、8割は原因不明 体操やストレッチで改善50過ぎても 柔軟な体 ストレッチの効能****************************【以下転載】****************************運動前のストレッチはけが予防に欠かせないもの。しかし、その常識は間違っており、むしろ逆効果であるという説があるのです。 「運動をする前はしっかり準備運動とストレッチをしないとケガするぞ」学生時代、体育の教師から散々聞いたこの呼びかけ。きっと大人になった今でも、運動をする前にはこの言葉がよみがえり、屈伸や手足の曲げ伸ばし、アキレスけんストレッチなどを欠かさず行う習慣のある人は多いでしょう。しかし、それは迷信だという説が、近年主張されています。 運動前のストレッチは効果なし? 運動前にストレッチをすることは、ケガがしにくくなるだけでなく、鈍っていた体が動きやすくなる気がするので、決して悪いことではないように思えます。しかし、本来、運動前にやるべきなのは、ウォーミングアップ。文字通り、体温を上昇させて心拍数を上げ、激しい運動の肩慣らしをすることです。しかし、ストレッチは、身体の一部をじっと伸ばすだけで、心拍数も体温の上昇もほとんど見られません。むしろ、海外では10年ほど前から「運動前にストレッチを行うと、パフォーマンスを下げケガにつながる」という研究報告があり、今では常識レベルだそうなのです。「ダメなストレッチ」と「良いストレッチ」がある!ではストレッチが完全にNGかといえば、そうではないようです。良くないのは、じっくり筋肉の筋を伸ばすような静的ストレッチ。特に強い伸縮を行う静的ストレッチの場合、関節の可動域が低下するため、かえってその部位の動きを妨げてしまうという事態に。ハードな運動の前には、パフォーマンスを下げる大きな要因になってしまうといわれています。実際、静的ストレッチを行った後、短距離走や垂直跳びの記録が著しく落ちたという研究報告もあるそうです。単に柔軟性を高めたい目的でやるだけなら良いですが、運動前の準備運動として、静的ストレッチをパフォーマンス向上のために行うのは避けたほうが良いでしょう。運動前の正しい準備とは?では、パフォーマンスを高めたい運動の前には、どのような準備体操を行えばいいのでしょうか? 簡単にいえば動的ストレッチ、いわゆる軽いランニングやそのスポーツで行う一部の動作などの、動きのある“ウォーミングアップ”が最適だといわれています。また、運動後も同じようにウォーミングアップを行うことで、よりリラックスできる効果も報告されています。運動前にはまずストレッチ……そんな“常識”は、今や変わりつつあるようです。(出典:ヘルスケア)
2015/09/05
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運動効果を高めるには、・運動は朝がおススメ・ランニングより短距離ダッシュがおススメ・女性には筋トレがおススメ・運動前にカフェインがおススメ一般的に自分の筋力が落ちたことを実感するのは50歳代でも30歳くらいをピークにして、徐々に筋肉は減っているので、気づいた時から貯筋活動をするとよいそうです。オフィスのIT化や自動車の普及などで座っている時間が増える中、先進20カ国の調査で、最も座る時間の長い国は日本であることが11年に報告されているそうです。座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍とか、座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなるなど、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」が重要だそうで、成人は少なくとも「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」といわれています。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間あたり2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。米国の研究では、肥満でない人は立位・歩行の時間が肥満の人よりも1日で約2時間半多く、座っている時間は3時間近く少なかったそうです。1日に階段を400段昇降すると、およそ100kcalの運動量になり、通勤途中でエスカレーターやエレベーターを使わずに、階段の昇降を1日10回繰り返すと、1年間で体重を1.4kg減らすことができるそうです。 筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは、「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨになるからです。このような運動不足は、大量の飲酒や肥満に並んで、平均寿命を縮める主な要因だそうで、健康のために運動を習慣として行うことが重要ですね。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動に移し、遅すぎることはありません。いつやるか? 今でしょう!!(笑)高齢者での研究では、運動強度に関係なく、1日30分の運動を週6日取り入れると、死亡率が40%減少し、さらに週に数回、きつい運動をこなす高齢者は、ほとんど動かない高齢者に比べて寿命が5年も長かったそうです。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、要介護となった人のうち骨折・転倒が原因は10.2%で、転倒・転落による死亡数は7761人にもなり、交通事故死よりも多く、増加傾向だそうです。人間は動物なので・動かないと動けなくなる・動かないと認知能力も低下する・動かないとQOL(生活の質)が低下する・動かないと身体が硬くなり、怪我をしやすくなる・動かないと老化が進む・楽をすると楽なことしかできなくなるそして、サルコペニア、さらに進んでロコモとなり、寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけですが、1日10分程度でも有効という研究結果や運動はどんなやり方でも効果があるなど手軽な運動法がまとめられた記事が出ています。****************************【以下転載】****************************あなたが運動するのは体を鍛えるため?それともダイエットが目的だろうか?いずれにせよ、ただガムシャラに、またはダラダラと体を動かせば良いというわけではなく、やり方を間違えれば効果がないどころか、運動しない方がマシなんて事態にもなりかねない。そこでそんなことにならないために、効果的に運動するための秘訣をご紹介しよう。朝がおススメ運動で痩せたいという場合は、午後や夕方以降よりも朝早い時間に体を動かすべし。というのも、朝早く、特に朝食の前に運動した方が痩せやすく、代謝も上がり、1日中脂肪を燃焼しやすい体になることが、ベルギー・Research Centre for Exercise and HealthのVan Proeyen K氏らの調べで明らかに。また、カナダ・オタワ大学のBennard P氏らが行った、被験者にルームランナーで走ってもらい、400カロリーを消費してもらう実験では、空腹のまま走った人の方が、朝食を食べてから走った人に比べ、体自体が脂肪を燃焼しやすい状態にあり、またその状態が長く続いたという。更に、米レンセラー工科大学のMariana G. Figueiro氏らの調べでは、起きて2時間以内に太陽の光を浴びている人は、日光を浴びない人に比べて、何を食べていても痩せやすく、また体重管理も容易であることもわかっている。短距離ダッシュがおススメ体を鍛えるにはマラソンが一番。しかしそんな気力も時間もない…とお嘆きのあなた。短い時間に短い距離を全速力で走ってみてはいかがだろう。1日に5~10分全速力で走れば、ゆっくりと何時間も走った場合と同じ健康効果があることが、米アイオワ州立大学のDuck-chul Lee博士らの調べで明らかになっている。約5万5,000人の男女を15年間追跡調査した結果、1週間のうち、ランニングをしている時間が1時間にも満たない人(つまり1日に数分しか走っていない人)でも、週に3時間以上走っている人と比べ、心臓の健康状態に特に変わりはなかったそうだ。また、豪クイーンズランド大学のPaul B. Laursen氏らの調べでも、短時間の激しい運動には、持久力を伴う長時間の運動と同様の健康効果があることがわかっている。女性には筋トレがおススメ女性の場合筋トレばかりしていると、男性みたいにムキムキになって、体重も重くなりそう…。そう思っている人もいるのでは?実際に、フィットネスマシーンのメーカーNautilus Inc.が行った調査では、「女性が筋トレをしても男性のようにムキムキにはならない」と考えている人は、わずか13%に過ぎないという結果に。しかし、大量に筋肉を増やすには男性ホルモンであるテストステロンが必要である。当然ながら、女性の平均的なテストステロンの分泌量など、男性に比べてたかが知れている。そのため、良くも悪くも女性が一所懸命筋トレをしても、男性のように筋肉ムキムキにはならないそうだ。脂肪のかわりに筋肉を付けるのは理想的なダイエット。安心して筋トレを行っていただきたい。カフェインがおススメ運動とコーヒーなど、あまり相性が良くないようにも思えるだろう。特に運動時にコーヒーを飲むと脱水を起こすと思っている人も多いのでは?しかし、米コネチカット大学のCasa DJ氏らが行った調査では、運動時に、特に運動の前にカフェインを摂取しても特に利尿作用が促されることもなく、脱水に陥る危険はないことが明らかに。米ラトガース大学の運動科学の専門家、Shawn Arent氏によると、コーヒー1杯で失われる水分などすぐに補えるそうで、逆にトレーニング前にカフェインを摂ると、集中力や意欲が高まり、また疲れにくくなって、長い時間運動を続けることができるという。(出典:イロリオ)
2015/09/04
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最新の研究によると、認知症で最も多いアルツハイマー病発症リスクと強い相関があったのは、頸動脈脈狭窄・肥満・2型糖尿病・うつ病・低学歴・高血圧・ホモシステイン高値・脆弱性・現在の喫煙という9因子だったそうです。認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。****************************【以下転載】****************************現代医学では完治が見込めず、予防法に注目が集まるアルツハイマー型認知症(AD)。その予防に関して、米研究チームが「ADの9つの修正可能な危険因子を修正することで、発症リスクを抑制できる」という可能性を示した。「修正可能な危険因子」とは、認知症を引き起こす可能性があるものの、これから直すことができる要素のことである。米カリフォリニア州立大学サンフランシスコ校のJin-Tai Yu氏らは、323件(約5000例)の研究のエビデンスのメタ解析を行った結果、ADの9つの修正可能因子が世界のAD人口の3分の2に寄与している可能性が示されたと、8月20日の「J Neurol Neurosurg Psychiatry」(オンライン版)で報告した。生活習慣の見直しが予防策に研究では、解析を行った93種の潜在的危険因子のうち、どの程度が修正可能であるのか、またその修正によりAD発症リスクが下がる可能性があるかどうかを検討した。集積症例数が比較的多かった因子(5000例超)のうち、薬剤関連の4因子(エストロゲン・スタチン・降圧薬・非ステロイド抗炎症薬の使用)と、食事関連の4因子(葉酸・ビタミンC・ビタミンE・コーヒーの摂取)が発症を防ぐ可能性のある保護因子だということが、グレード1のエビデンスをもって示された。ADの発症リスクの上昇に有意に関連していたのは、生化学的関連因子のホモシステイン高値と精神疾患関連因子のうつ病だった(エビデンスグレード1)。また、既存疾患関連やライフスタイル関連因子が担う役割は複雑であり、一部で民族的背景や年齢によってリスクの寄与度が異なることがわかった(エビデンスグレード1)。具体的に見ると、既存疾患では脆弱性・頸動脈狭窄・高血圧・拡張期血圧低値・2型糖尿病(アジア人のみ)がADリスクの上昇に関連する一方、関節炎・心疾患・メタボリックシンドローム・がんはリスクの低下と関連していた。ライフスタイル関連因子では、低学歴・BMI低値・中年期のBMI高値がリスク上昇に関連する一方、認知的活動・喫煙(アジア人を除く)・適度な飲酒・ストレス・高齢期のBMI高値がリスクの低下と関連していた。BMIに関しては、さらなる解析を行った結果、全体的にはBMI低値がリスク上昇に関連することが示された。なお、職業関連因子に有意な関連性は示されなかった。ADの発症リスクが高い9因子とは?ADの発症リスクと強い相関(エビデンスグレード1及び2A)のある13の危険因子のうち、世界的な保有率に関するデータがあったのは、頸動脈脈狭窄・肥満・2型糖尿病(アジア人のみ)・うつ病・低学歴・高血圧・ホモシステイン高値・脆弱性・現在の喫煙(アジア人のみ)という9因子だった。これらに関して、メタ解析により人口寄与危険度(PAR=曝露群と非曝露群における疾病頻度の差)を算出。9因子の総合的なPARは、世界の全AD症例の3分の2に寄与していることがわかった。Yu氏らは、同研究は観察研究のため因果関係を証明するには不十分であるとしながらも、「食事や薬物治療、生化学反応、精神状態、既存疾患、ライフスタイルに焦点を当てた予防策を実施することで、今後のADの新規発症患者数を抑制できるかもしれない」と述べている。多くの人が、単に長生きすることよりも、健康寿命を延ばすことを望んでいる。AD発症のリスク低減の可能性を示したこの研究結果を参考に、生活習慣を見直し、該当する疾患の予防を心がけることが、"健康で長生き"の近道となるだろう。(出典:ヘルスプレス)
2015/09/03
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受動喫煙は、ガン、心筋梗塞や脳卒中など年間7000人近くの日本人の死亡原因となっている他殺行為であり、禁煙後進国の日本も速やかな受動喫煙対策が望まれます。また最近では、受動喫煙の数倍から数十倍の悪影響がある3次喫煙が心配されてきました。職場で禁煙・分煙を希望している人が81%、職場やレストランなどでの全面禁煙の義務化には62%が賛成するなど国民の受動喫煙防止の意識は高いのに国の禁煙政策は遅れに遅れています。喫煙は何一つよいことはありませんが、悪いことは次々と見つかっています。記憶・言語・認知などの重要な思考プロセスを司っている大脳皮質を破壊することがわかったそうで、認知症にもなりやすいわけです。また、喫煙は免疫システム全体に重大な悪影響を及ぼし、免疫機能が低下するそうです。詳しく調べるとDNAのあちこちが切断されているので、まさに百害あって一利なしです。喫煙の影響はDNAを通じて子孫にまで及び、喫煙者の子孫は生まれつき免疫機能が低下して病気に罹りやすくなるわけです。 日本は在日欧米人から喫煙天国と揶揄されるほどの禁煙後進国です。喫煙は様々な病気の原因になっています。◆喫煙と関連する病気口腔(こうくう)咽頭がん、喉頭がん、食道がん、気道・気管支・肺がん、急性骨髄性白血病、胃がん、肝臓がん、膵臓(すいぞう)がん、腎臓・尿管がん、子宮がん、膀胱(ぼうこう)がん、大腸がん脳卒中、失明、記憶障害、神経障害、認知症、白内障、加齢黄斑変性、妊娠中の喫煙による先天性口唇・口蓋裂(こうがいれつ)、歯周病、大動脈瘤(りゅう)、若年成人期からの腹部大動脈の硬化、冠動脈疾患、肺炎、動脈硬化性末梢動脈疾患、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、結核、喘息(ぜんそく)、その他の呼吸器疾患、糖尿病、女性の生殖機能の低下(妊孕性=にんようせい、妊娠しやすさ=の低下など)、大腿骨近位部骨折、異所性妊娠(子宮外妊娠)、関節リウマチ、免疫機能への影響、健康状態全般の悪化、全身に蓄積◆受動喫煙と関連する病気子供:中耳の病気、呼吸器症状、肺機能の悪化、下部呼吸器疾患、SIDS大人:脳卒中、鼻の刺激症状、肺がん、冠動脈疾患、女性の生殖機能の低下(低出生体重)また、新たな脅威として話題のPM2.5よりも喫煙、受動喫煙の方がはるかに恐ろしいそうです。PM2.5や黄砂、放射線被曝リスクを懸念する喫煙者は、自身の喫煙の方がはるかに悪いと気づき、他殺行為になる人前での喫煙などはご遠慮いただきたいと強くお願いしたいです。さらに、20歳から70歳までの50年間タバコを吸い続けた場合、タバコ代とタバコを吸うことによって生じる諸費用(医療費やコーヒーなどの嗜好品費)の総額は、1600万円前後になるそうで、高額ですね。タバコも酒も女性の方が悪影響が強く出ますが、日本は若い女性の喫煙率が増えている異常国です。受動喫煙は全員が大きな迷惑ですが、最大の被害者は逃げられない胎児です。残念なことに最近の環境省の33,000人の妊婦を対象にした調査で、全体の5%が妊娠中も喫煙を続け、4%が飲酒しています。喫煙は24歳以下の妊婦では1割にもなるそうです。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)また、たばこ1本で寿命は14.4分短くなるという研究結果が発表されていますが、同様の研究発表で、アルコール依存症が20年早死にする研究結果もあり、合わせれば30年も早死にするので長生きはリスクだと感じている人には吉報かも知れません。・「長生きしたくない」老後不安の未婚者・「長生きは不安」9割 「長生きはリスク」7割 理由は経済と健康・「長生きは不安」8割超 若年男性日本の禁煙政策を牛歩以下にしている本音は、国民の今以上の長寿を望んでいないからでしょう。1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた1.健康を大切にしなかったこと 2.たばこをやめなかったこと と禁煙は第2位に出てきます。なるべくうまく卒煙したい人は、「禁煙セラピー 読むだけで絶対やめられる」という本をおすすめします。世界15ヵ国で翻訳され、イギリス、ドイツ、オランダで毎年ベストセラー、読むだけで90%の人がやめられるという話題の本であり、私の周りではこの本で7割が楽に卒煙しています。卒煙すると毎日毎日がとても快適になり、もっと早く卒煙すればよかったと感じると思います。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。・たばこと健康に関する情報ページ(厚生労働省)・禁煙治療に保険が使える医療機関情報(日本禁煙学会) ・タバコ会社の本音・タバコの生涯コスト1600万! 効果満点の「リセット禁煙」とは関連ブログ 新しい順歯周病リスク、受動喫煙が喫煙より高い数値 男性に顕著な傾向超危険「3次喫煙」とは? 受動喫煙の数倍から数十倍の影響ありたばこ「万病のもと」 喫煙との関連解明進む 膀胱がんにも影響 糖尿病リスク1.34倍禁煙開始の新しいきっかけとは? 彼らが禁煙を始めた理由の上位3位は? 煙たがられる時代最大の中毒問題は「たばこと酒」、初めて世界統計がまとまる喫煙は脳の大脳皮質を損傷させ、脳の老化を早める死よりも恐ろしい病気!? たばこの警告文を「肺気腫」から「COPD」に!喫煙を科学するータバコがなぜ体に悪いのか、細胞、遺伝子レベルで解明する米国のがん死亡の30%は喫煙が原因****************************【以下転載】****************************たばこが体に良くないことは、たばこを吸っている人も知っているだろう。ところが、たばこに含まれるニコチンは麻薬と同じくらい依存性がある薬物成分で、一度吸い始めるとやめるのはとても難しいとされている。実は最近、このニコチンを分解する酵素が発見された。将来、禁煙を助ける薬が開発できるかもしれないという。たばこの害とは 200種類以上の有害物質が含まれるたばこの煙には4,000種類以上もの化学物質が含まれおり、そのうち200以上には発がん性など有害な作用があるという。たばことの関係が疑われる病気には、肺がんのような「がん」のほか、狭心症・心筋梗塞などのような心臓の病気、胃・十二指腸潰瘍などの消化器系の病気、慢性気管支炎などの呼吸器の病気があり、自分が吸わなくても他人のたばこの煙を吸い込むこと(受動喫煙)でも影響があることが分かっている。たばこはなぜやめられないのか そのワケは禁煙するとこれらの病気になるリスクを減らすことができるのだが、たばこをやめるのは簡単ではない。たばこを吸うと血液中のニコチン濃度が上がり、脳内でドーパミンという快楽に関わる物質が分泌されて爽快な気分になる。ところが、約30分たって血液中のニコチンの濃度が減少してくると、イライラや不快感、落ち着かないなどの禁断症状が現れ、再びたばこを吸ってしまう。禁煙が成功するかどうかは、この禁断症状を乗り越えられるかどうかで決まるといってよいだろう。ニコチンが完全に体から抜けるのは禁煙してから48~72時間後といわれており、このころが禁断症状のピークとなる。禁煙補助の薬を使用しても、成功率は低いままニコチンを含んだ皮膚に貼る薬やガムを使用すると、イライラなどのニコチン切れの症状を和らげることができ、また、たばこを吸いたい気持ちを抑える薬もある。しかし、アメリカの統計によると、これらの禁煙を助ける薬などを使っても禁煙の成功率は低く、禁煙が1年間継続できたのは15~30%にすぎないという。ニコチンを分解する酵素でたばこが止められるかアメリカのスクリプス研究所は、既にたばこなどを分解することが知られているシュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)という細菌の酵素「NicA2」を使用した実験を行った。血液中の成分である血清にたばこ1本分のニコチンを混ぜ、そこにこの酵素を加えたところ、ニコチンが分解され始め、半減期が2-3時間から9-15分になった。この酵素が禁煙を助ける薬として使用できるかどうかを調べるため、安定性を試す実験も行われたが、人の血清の中で3日間はこの酵素が安定した状態を保っており、また、マウスに酵素を与えたところ明らかな副作用は見られなかったことから、人の薬として開発できる可能性があるという。体内のニコチンを早く分解することができれば、つらい禁断症状を乗り越えやすくなるだろう。現在はまだ開発の初期段階というが、たばこを吸いたい気持ちを抑える画期的な方法としてさらなる研究が進むことが期待される。(出典:CIRCL)
2015/09/02
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若年性認知症 65歳未満で発症する認知症おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。65歳未満で発症する若年性認知症は、厚生労働省の研究班が平成21年に発表した調査結果によると、国内の推定患者数は約3万7750人に上るそうです。発症年齢の平均は51・3歳で、原因疾患は脳卒中に起因する血管性疾患が39・8%、アルツハイマーが25・4%、頭部外傷後遺症が7・7%だそうです。認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、十分な効果を得るにはインターバル速歩がおすすめです。時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************若年性認知症は65歳未満で発症する認知症の総称。厚生労働省の研究班が平成21年に発表した調査結果によると、国内の推定患者数は約3万7750人に上る。症状はさまざまだが、記憶障害のほか、日付や時間、自分のいる場所が分からなくなる「見当識障害」、同じ行為を繰り返す「常同行動」、段取りができない「実行機能・遂行機能障害」などが知られる。病気が進行すると歩行困難などの症状が出ることもある。発症年齢の平均は51・3歳で、年代別では60~64歳が約1万6千人と最多。以下55~59歳(約1万2千人)、50~54歳(約4200人)などの順となっている。人口10万人当たりでみると、男女別では男性57・8人、女性36・7人と男性に多かった。原因疾患は脳卒中に起因する血管性疾患が39・8%、アルツハイマーが25・4%、頭部外傷後遺症が7・7%など。約500万人とされる認知症全体の患者数と比べ、若年性認知症患者の数は少なく、対策の遅れも指摘されている。国は1月に策定した国家戦略で、全都道府県に相談窓口を設置することなど、支援強化を打ち出した。(出典:産経新聞)
2015/09/01
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