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還暦を過ぎて働くことへの不安は圧倒的に健康問題だそうです。還暦を過ぎの健康不安解消は簡単でしたが、日本人の約7割は、岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、著しく低率です。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。また、厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額で、これらの長年のツケから出た結果の健康不安でしょう。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)・健康な身体を維持する意志力がないということは、人生を左右する重要な状況において、積極的心構えを維持する力にも欠ける。(ナポレオン・ヒル)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)・ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上するそうで、健康管理をすると6倍返しになる。・健康寿命のばすカギは「家族以外の3つのコミュニティー」・健康寿命延ばせるか くらし工夫で転倒防げ 地域ぐるみで体操、充実感も欠かせず・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」・「健康寿命」延ばせば最大5兆円節減 10年間で推計・「自分は若い」と感じる人は健康に生きられる 「病は気から」は本当・口の健康を意識して健康寿命長くしよう・男のアンチエイジングと「食」・健康的な食事と運動習慣 以外にも長寿の秘訣があった・これが健康長寿のカギ「63歳」を元気に・米国医学会が出した「衝撃のリスト」 全米8割の医師が示した無駄な医療・長野の長寿 秘密は明治の教育・運動で40歳以降医療費153万円減 阪大試算 ・筋トレでメタボ脱出、データも裏付け 「予防医療」「医療費削減」にも個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。私は19年前に複業としてスマートエイジング事業を立ち上げ、リスクなく1年で独立しました。複数の収入の柱を確保して生涯現役の志事を得たわけです。この経験を活かして複業を立ち上げるお手伝いをして喜ばれいます。・「生涯給料」トップ500社ランキング・平成25年若年者雇用実態調査の概況内閣府の世論調査によれば、国民の二大不安は経済と健康で、収入が下がるデフレが続けば年々不安を感じる割合が増えて当然だと思います。不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独なのだそうで、厳しい若者がより強く感じています。・なぜ日本人は働いても働いても不安しか貯まらないのか・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・変わる働き方 生涯現役時代 再就職難、定年でいきがいも喪失・10年後の暮らし「悪くなる」3割 仕事や年金に不安 東大、20~40代を追跡調査・働く女性の9割以上「老後資金に不安」・夢持てぬ若者、収入・年金・仕事「不安」8割将来の不安・リスクに備えない人がほとんどだそうですが、十分な備えのためには、・元気に楽しく働くために健康維持・増進、スマートエイジングに努める 的を射たことの実践がカギで、意外と簡単・経済力を高める 雇用されない複業=福業を立ち上げる 本業の生産性向上につながり、サービス残業なしで効率よく質の高い仕事をし、見捨てられない働き方にもなり、独立も可能になるこの2つで人生が好転できますので、お手伝いをして喜ばれています。****************************【以下転載】****************************厚生労働省から「高年齢者の雇用状況」集計結果が2015年10月に公表され、高齢者の雇用環境の整備が進む現状が明らかになる中、40代と50代の6割以上(61.3%)が60歳以降も働きたいと考えている(図1)一方で、多くの人が雇用先の不安より体力面の不安を大きく感じているという(図2)。図1◎ 60歳以降も働きたいと思うか(40代及び50代) 60歳以降も働くことへの不安は「体力」「健康」調査は、全国の40~70代の男女2000人を対象にインターネットでアンケートを実施した。60歳以降も働くとしたらどんな不安があるか聞くと、1位は「体力的に続けられない」(57.0%)、2位は「健康を維持する」(39.2%)、3位は「ストレスが溜まる/精神的に疲れる」(32.1%)となり、「雇用先が見つからない」(30.2%)や「自分に向いている仕事がない」(25.4%)を上回った(図2)。図2◎ 60歳以降も働くとしたらどんな不安があるか(全体) 年代別で見ると、40代と50代は1位の「体力的に続けられない」が7割近く(それぞれ67.7%と66.6%)にのぼり、他の不安を大きく引き離した。現在の健康状態について、身体で気になることを挙げてもらったところ、70代は「足の筋力の低下」「握力の低下」「腕の筋力の低下」が40代を大きく上回り、他のいずれの年代より高かった。60代も「足の筋力の低下」と「握力の低下」が40代と比べ高い値を示した。一方、40代は「疲労感、疲れやすい」との回答が群を抜いて高かった(図3)。図3◎ 身体で気になること(年代別) 60代や70代は、筋力の低下などからロコモティブシンドロームになりやすい状態が懸念されるが、実際「5年前と比べて身体に起きていること」を尋ねた設問では、「足腰が弱い」が4割を超えたほか、「つまずくことが多い」「片足立ちで靴下がはけない」において3割を上回った。 桜美林大学の加齢・発達研究所所長で大学院教授の鈴木隆雄氏は、身体のこうした状態について、「寝たきりになりやすい転倒の最も危険なサイン」と注意を促している。超高齢社会において、高齢者の人材活用は重要なテーマの1つだが、高齢者雇用を推進していく上で体力面の維持向上がカギになる。加齢に伴う体力低下は適切な対処と予防で軽減できるが、特に予防策について大きな課題があると、同氏は指摘している。(出典:日経グッデイ)
2015/10/31
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。定期的な運動は、健康維持・増進、筋肉維持のためだけでなく、老化に対するさまざまな予防効果を発揮します。定期的な身体活動は、心血管疾患、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、骨粗鬆症、肥満、大腸がん、乳がん、不安や抑うつのリスクを明らかに軽減し、さらに転倒による負傷のリスクも低減します。医師が参考にする診療ガイドラインでは、うつ病、不安障害、認知症、慢性的な痛み、うっ血性心不全、脳卒中、静脈血栓塞栓症、腰痛、便秘などの予防における運動の役割を明らかにしています。さらに身体活動が認知障害を阻止または遅らせ、睡眠を改善することが、複数の研究で証明されています。天皇、皇后両陛下は、皇居御所の庭を約1キロ散策することを日課とされておられましたが、2年ほど前からスロージョギングを取り入れられたそうです。自分に最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。健康で長生きするための究極の秘訣は、定期的な運動だというエビデンスがあり、要約すると以下のようです。・有酸素運動を中心に種類は問わない・1日に30分以上・週に3~5回実行する・サルコペニア、ロコモ対策のため筋肉トレーニングも取り入れる普通には動いていても筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは、「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨになるからです。このような運動不足は、大量の飲酒や肥満に並んで、平均寿命を縮める主な要因だそうで、健康のために運動を習慣として行うことが重要ですね。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動に移し、遅すぎることはありません。いつやるか? 今でしょう!!(笑)日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、驚くほど低率です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)・健康な身体を維持する意志力がないということは、人生を左右する重要な状況において、積極的心構えを維持する力にも欠ける。(ナポレオン・ヒル)健康な体で長生きするには「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよいとのことです。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間に2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。・長生きしたけりゃ「貧乏ゆすり」! デスクワークの悪影響を帳消しに? ・理想的には30分の内20分は座り、8分は立ち、2分間は動き回ってストレッチするのがよい高齢者での研究では、運動強度に関係なく、1日30分の運動を週6日取り入れると、死亡率が40%減少し、さらに週に数回、きつい運動をこなす高齢者は、ほとんど動かない高齢者に比べて寿命が5年も長かったそうです。また、健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」との指摘もあり、毎日の生活の中に運動要素をうまく取り入れたいですね。 厚生労働省の国民生活基礎調査によると、要介護となった人のうち骨折・転倒が原因は10.2%で、転倒・転落による死亡数は7761人にもなり、交通事故死よりも多く、増加傾向だそうです。****************************【以下転載】****************************以前から密接な関係があると言われてきた脳と運動。さらに先日、エクササイズをするとお年寄りでも脳が若返るという研究結果も発表された。運動や認識に関するテストを実施この研究を行ったのは日本、筑波大学の研究者たち。彼らは64歳から75歳までの被験者に対して運動能力を測るテストや、選択的認識や実行機能、反応速度を測定するテストを行った。後者の方はストループテストと呼ばれ、文字を見ながら色を読み上げるというもの。例えば「あか」という文字に青が塗られ、「あお」という言葉に赤が着色されており、その文字が何色なのかを答えなければならない。若い時と同じように脳を使っているまた研究者らはテストの間、被験者の脳の前頭前野皮質を測定。この右側は年齢を重ねた時の短期記憶や言語特定の働きをするとされ、左側はより若い年齢の時に機能する部位とされているそうだ。さらに脳の外側の活動を測るため血中濃度も測定し、全てのテスト結果を比較。すると運動レベルの高い人は、ストループテストにおいて反応時間も速く、若い時に使う前頭前野皮質の左側が活発に機能していることが判明する。つまり運動している高齢者は、していない人に比べて、若い時と同じような方法で脳を使う傾向にあることが明らかとなった。認知や記憶力の改善、病気予防にも効果しかし実は脳の働きと運動に密接な関係があることは、これまでのさまざまな研究でも確認されてきたそうだ。例えば継続的に比較的激しい運動を行っていると、認知能力が向上しストレスも減少、記憶力が改善しアルツハイマー病の予防にもつながるとする研究結果もあるという。またうつ病などの精神疾患を防ぎ、日頃の集中力も高めるとされてきた。ただし運動は脳の老化や萎縮を完全には止められず、ただ脳細胞の再生を促し、老化のプロセスを遅らせることしかできないという見方もあるようだ。(出典:イロリオ)
2015/10/30
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。日本人67千名の調査で血圧は120/80mmHg以上で心血管疾患による死亡リスクが高いことがわかっていますが、米国立心肺血液研究所の研究でも同様だったそうです。私の血圧を過去から最もリスクが低い120~110/80~70mmHgを維持し続けています。・健康診断の判定基準を改訂 150万人の調査結果を反映 人間ドック学会・「健康」の基準が変わる? 日本人間ドック学会の「新基準」に反応続々保険適用治療は、医薬品を使って検査値をコントロールしているだけの対症療法で、病気が治るわけではなく一生医薬品を飲まされるわけです。一番よい治療は、生活習慣病の原因となった悪い生活習慣を改めて医薬品に頼らずに検査値を正常にすることでむずかしくなかったです。一方では、長期戦略の苦手な日本は1961年からの国民皆保険制度で発展して50年以上経過した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できず、50年間で医療費は国民所得比で3.54倍にもなっています。1964年から健康増進政策を開始して50年経過しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2014年に人間ドックを受けた人は、「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」を合わせてわずか6.6%という非常事態です。****************************【以下転載】****************************脳卒中や心臓病のリスクが高まる高血圧は、日本人の3人に1人がかかるといわれる国民病だ。日本高血圧学会による現行の治療ガイドラインでは最高血圧を「140未満」に抑えるべきだと治療目標を定めているが、米国立心肺血液研究所が今年9月に病気のリスクを減らすためには「120未満」を目指すべきだとする報告書をまとめた。今後、科学的な検証が深まれば、日本を含め高血圧の目標値が変わる可能性もある。「非常に驚いた」。日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」の作成委員長を務めた札幌医科大学の島本和明学長は、米国立心肺血液研の研究報告について、感想を漏らす。心臓が収縮した際に血管にかかる圧力を「収縮期血圧」と呼ぶ。血圧が最も高い状態で、一般に最高血圧(上の血圧)といわれる。一方、拡張したときの圧力が拡張期血圧で、こちらは最低血圧(下の血圧)という。この圧力の変化によって血液が全身を駆け巡る。もともと血圧は水銀柱の高さで測定していたため、mmHg(ミリメートル水銀柱)という単位で表す。日本高血圧学会のガイドラインは、若年・中高年患者の治療目標を「収縮期が140mmHg未満、拡張期が90mmHg未満」と定める。これらを上回ると「高血圧」となり、治療対象となる。また、脳卒中などになりやすい糖尿病などの患者は「130未満、80未満」と目標は低めに設定されている。米国立心肺血液研は研究を通じ、収縮期の数値を「120未満」に管理することで心臓病などのリスクが大幅に減ったとの研究報告をまとめた。研究では、50歳以上で、心臓病や腎臓病などになる恐れのある高血圧患者ら約9400人を2つのグループに分類した。2010年から13年まで、それぞれのグループで140未満と120未満に最高血圧を抑えるために降圧薬を併用し、経過を見た。治療の結果、120未満に血圧を下げたグループは140未満に比べ、心臓発作や脳卒中の発生率は約3分の1減り、死亡リスクは約4分の1下がった。研究は当初18年までの計画だったが、科学的な検証が進んだため、前倒しで公表した。最高血圧が10高いと病気の発症率も10%以上高まるといわれるため、米国立心肺血液研が示した基準に従うと大きな差が出る。「140未満」を念頭に生活していた患者は驚きだろう。これに対し、島本学長は「血圧が高いほど病気のリスクが大きいことは疫学的には分かっていた」と説明する。健常な人を対象に、血圧別に心臓と血管の病気の発症を見る長期間の疫学研究では120未満で最も発症が少なく、血圧が上がるにつれ発症が増えることが以前から知られていた。ただ「ガイドラインに盛り込むには疫学研究だけでは不十分。薬を使った介入試験で効き目を厳しく検証する必要がある」と島本学長は付け加える。従来は血圧を130に下げた段階でも科学的に意味のある有意差が見いだせなかったため、140未満を治療目標に据えていた。欧米の研究でも同じだったという。米国立心肺血液研の報告は「予備解析の結果にすぎないので、ガイドラインに反映させるにはより多くの研究報告が必要だ」(島本学長)。報告はまだ科学誌に公表されておらず、解析も完全に終わっていない。複数の報告がそろい、専門家の間で合意が得られれば米国だけでなく日本も含めた各国のガイドラインに反映される可能性も高い。ガイドラインで120未満を推奨するようになると高血圧患者に処方される降圧薬の量が増える可能性がある。「薬が増えることを心配する患者が出るかもしれない。これまで以上に医師のきめ細かな説明が求められる」と筑波大学の宮内卓教授は話す。130前後なら生活習慣改善にとどめる可能性もあるという。 今でも臨床現場では、医師の判断により120未満に抑える例がある。宮内教授は「高血圧患者には120未満を推奨している」と話す。数年前に120未満を治療目標に導入した。降圧薬の併用で最高血圧を110~120程度にとどめたところ、140未満の場合に比べ「心臓発作の発症頻度が半分以下に減った」。140未満を目標とするケースより処方する降圧薬の数は増えるが、深刻な副作用は確認されていないという。時々100を下回ることがあり「下がりすぎなのでは」と心配する患者もいるが、宮内教授は「これくらいの血圧値に抑えれば140を超えるのを防げる」と主張する。高齢者にも同じ目標を勧めている。高血圧患者にとって複数の治療目標があると混乱してしまう。医学研究の積み重ねで統一基準ができるのが望ましい。現時点では、かかりつけの医師らと相談し、慎重に治療方針を決めるとよいだろう。■国内4300万人 改善には… 減塩・脱メタボ、効果国内では約4300万人の高血圧患者がいるといわれる。血圧値が高いほど脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病などになる可能性が増し、死亡リスクも高まる。高齢化が進むと患者数はさらに増える見込みだ。血管に必要以上に圧力が加わると、内壁が傷んだり硬くなったりして動脈硬化などを招く。そのまま放置するとさまざまな病気の引き金になる。国内では高血圧が原因で年間約10万人が死亡しているとの推計がある。降圧薬を服用する前にまず実施すべきなのが塩分の摂取量を減らすことだ。世界保健機関(WHO)では1日あたりの適切な食塩摂取量を5グラム未満と定めている。これに対し厚生労働省の2013年の調査では、日本人の成人1日あたりの摂取量の平均は男性11.1グラム、女性9.4グラム。減塩が進んできているとはいえ、まだ多い。内臓脂肪の蓄積にも注意が必要だ。内臓脂肪は血管を収縮させる働きのある物質を分泌する。筑波大の宮内教授は「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の治療が血圧の低下にもつながる」と話す。十分な睡眠をとり、ストレスを減らすことも心がけたい。(出典:日本経済新聞)
2015/10/28
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。国は善意で企業へのメンタルヘルス対策を義務付け、今年12月よりスタートしますが、国がメンタルヘルスの対策をすればすれほど休職者や精神障害者が増え、自殺者を増やしているというエビデンスがあるそうで、心配になります。私は数年以上前から心身の健康管理をする健康経営の提案・支援をして社員の健康増進・企業業績向上のお手伝いをしていますが、メンタルヘルス対策はむずかしくありません。この健康経営については日経ビジネスオンラインのマネジメント内に健康経営最前線というコラムが2013年4月に新設され、企業の取り組み事例を中心に最新事情が紹介されています。ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する6倍の効果になるわけです。うつ病は、8人に1人が「うつ病」という調査があるほど多く、うつ病の1/3は誤診、医原病で自殺高止まりの一因とも言われています。精神科医は医師の中でも医薬品が一番好きだそうなので、多種多量の医薬品が処方されるそうですが、治らないようです。・ブラック精神科医に気をつけろ!「うつの痛みと過剰投薬の実態」食事の間違いはあまり指摘されていませんが、大きな原因の一つで、日本食が精神疾患によい研究発表があります。うつなどの心の病気は心に症状がでますが、脳の病気です。心の病気は、脳の不調であり、栄養失調による脳内物質の不足によって引き起こされると指摘されていますので、うつ病など心の病気は栄養療法が一番最初に試す価値があり、短期間によい結果がでることが多いです。・うつの予防策、食の改善も一手うつは薬じゃ治らない!言葉を変え、食事を変え、考え方を変え、自分でうつを治す!!(元うつ病患者のM精神科医) 心身の健康状態を向上させて生産性を向上するのは簡単なのでお役に立てています。社員の健康増進と生産性向上を両立させる健康経営また、以前ご紹介しました「脳を鍛えるには運動しかない」に運動が脳に及ぼす影響が具体的・客観的に書かれています。運動することで脳の血流がよくなり、脳機能が活性化するわけで、以前ご紹介しました「世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?」にも書かれています。何から何まで便利な時代になっている現代社会では健康維持・増進はそれなりの努力が要るわけで、食・栄養、運動もヘルス・リテラシーを高めて賢く選択して習慣化しないと不健康になってしまいます。定期的運動で寿命が延びる研究は少なくないですが、日本人の運動離れは深刻で、20年間も連続してスポーツ離れが進んでいるそうですし、日本人はWHOから65%が運動不足と指摘されていますが、運動は食事同様に重要な健康薬になります。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページ心の病気は、栄養失調による脳内物質の不足によって引き起こされる関連ブログ 新しい順メンタルヘルスにも活用 天然ハーブの「アダプトゲン」が人気メンタルヘルス 企業業績に影響大たばこがメンタルヘルスの面でも悪影響 禁煙は抗うつ薬よりも効果的大量精神科薬で搬送、156病院 問われる処方厚労省、「心の病」検査は義務化 中小企業で遅れ3人に2人「効果不明」 心の健康 企業対策浸透せず不足すると心の不調も ビタミンCの最新知識 上手な補給法不安・やる気が出ない 心の不調、食生活が影響 甘い物の取りすぎに注意会社の心配本気 欠勤なくても大損失に「心の病」労災認定最多 いじめ・セクハラ増加 自殺者も最多うつ症状、脳血流で見極め 適切な治療に道 光トポグラフィー検査メンタルヘルス対策「経済効果大」長期欠勤の原因、「心の病」が64% 国家公務員の11年度なぜ、うつ病患者はアルツハイマー病リスクが高いのか?うつの予防策、食の改善も一手社員の“心”支援を充実 うつ病問題の深刻化受けうつで病院に行くと殺される!? 国際情報誌SAPIO4大疾病、精神疾患加え5大疾病に 厚生労働省血液でうつ病診断、簡便な検査法開発 リン酸濃度を測定ジャンクフードはうつ病リスクを高める、スペイン研究 うつ病発症の原因遺伝子を特定か、米エール大自殺やうつ病の“社会的損失”は2兆7000億円 国立社会保障・人口問題研推計メタボ男性、うつ病リスク2倍以上 女性は関連見られず職場の健診、精神疾患も対象 政府「自殺・うつ対策」*******************【以下転載】********************筑波大学の武田文教授らの研究グループは、中年者のメンタルヘルスに対して、趣味・教養や運動・スポーツの余暇活動が有効であることを明らかにした。日常生活に支障なく過ごすことのできる健康寿命は、平均寿命より10年以上短く、健康寿命の延伸にむけた効果的な健康づくり対策が喫緊の課題となっている。これまで、メンタルヘルスに対しては、趣味・教養や運動・スポーツ、地域活動といった余暇活動や社会活動が効果を持つことが知られていたが、中年者のメンタルヘルスに及ぼす効果について、活動内容と実施方法まで含めて明らかにした研究はなかった。今回の研究では、厚生労働省が全国で実施した「中高年者縦断調査」第1回(2005年:調査時点で50~59歳)と第6回 (2010年)の両調査に回答した2万6,220名のうち、メンタルヘルスの回答に欠損のある人、第1回調査時にメンタルヘルス不良の人、日常生活活動に制限のある人(歩行、衣服の着脱、排せつなどの困難)を除いた1万6,642名のデータを用いて、余暇活動や社会活動が5年後のメンタルヘルスに及ぼす影響を解析した。その結果、男女とも、メンタルヘルスに対して有意な関連があったのは、趣味・教養、運動・スポーツであることがわかった。一方で、地域行事、子育て支援・教育・文化、高齢者支援といった社会活動は、男女とも、5年後のメンタルヘルスとの関係は見られなかった。さらに、運動・スポーツは他者と実施する場合のみ、5年後のメンタルヘルスと有意な関連が見られることが明らかになった。研究グループは、中年者が職場や地域で仲間と一緒に手軽に運動・スポーツを実施できるプログラムの開発や環境整備の進展が望まれるとしている。(出典:財経新聞)
2015/10/27
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自分が認知症になった場合、介護施設で暮らすことを希望する人が半数、今まで暮らしてきた地域での生活を望む人は43.7%と、二分したそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、十分な効果を得るにはインターバル速歩がおすすめです。ストレッチ、ウォーミングアップをしてから・運動強度:70% 3分・運動強度:40% 3分この6分を1セットとして繰り返して1回3~10セット、週20セット(120分)がよいそうです。週刊文春2013年11月14日号に出ていたデュアルタスク・心拍数ウォーキングや学習療法がよさそうなので学習療法士の資格を取りました。しっかり予防するにはよい生活習慣が最善薬になり、有酸素系運動が一番重要と言われていますが、日本人はWHOから65%が運動不足と指摘されていますので、さらに患者が増える心配ネタの一つだと思います。時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************自分が認知症になった場合、介護施設で暮らすことを希望する人が47.7%と半数近くに上ることが23日、内閣府が初めて実施した意識調査で分かった。一方、今まで暮らしてきた地域での生活を望む人は43.7%で、結果が二分した。調査は認知症に関する国民の意識を探るため、9月に全国の20歳以上の3千人を対象に個別面接形式で実施し、1682人から回答を得た。介護施設で暮らしたい人は「周りの人に迷惑をかけてしまうから」(27.5%)、「身の回りのことができなくなってしまうから」(20.2%)などと回答した。地域での生活を希望する場合は「医療・介護などのサポートを利用したい」が30.3%、「できないことを自分で工夫して自立的に生活したい」が13.4%だった。国や自治体に求める施策を複数回答で尋ねたところ、介護施設の充実が62.2%で最多だった。厚生労働省は今年1月に策定した認知症対策の国家戦略で、認知症の人が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられる社会の実現を掲げた。厚労省は「今後の取り組みの参考にしたい」としている。(出典:日本経済新聞)
2015/10/26
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内閣府の世論調査によれば、国民の二大不安は経済と健康です。老後に病気の治療費で生活困窮者が続出するのは当然だと思います。改善するのは、健康増進に努めて医療費を減らし、収入の柱を増やすことで、簡単でした。不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独なのだそうで、厳しい若者がより強く感じています。長寿になっても元気に生きるために、今すべきことは、「40~50代のうちにカロリーコントロールをしてメタボを防ぎ、運動によって筋肉をつけておくことが、人生後半になって効いてきます。認知症やサルコペニア(骨格筋減弱症)予防につながりますよ」と研究者が助言されています。・意外に短い「健康寿命」 50代早期退職の現実味「ブルーゾーン 世界の100歳人に学ぶ健康と長寿のルール」によれば、百寿者が多く住む地域4カ所・イタリア・サルデーニャ島バルバキア地方・日本・沖縄県・アメリカ・カリフォルニア州ロマリンダ・コスタリカ・ニコジャ半島ここに住む百寿者らから得られた健康長寿のための9つの秘訣・適度な運動を継続して行う・腹八分目の食事・植物性食品の勧め・適度に赤ワインを飲む・目的意識を持って生きる(=生きがい)・人生をスローダウンする・なんらかの信仰心を持つ・家族最優先・人とつながる2000年から始まった健康日本21から健康寿命の延伸が叫ばれています。また、健康格差は所得や教育と強い相関があると指摘されています。健康・長寿は教養と教育が必要だ!・今日、用があること・今日、行くところがあること健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は、岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)と言われ、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、際立って低率です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。1972年、コロンビアの首都ボゴタで、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、52日間の医療ストライキをしたら、死亡率が35%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻ってしまった。 1973年、イスラエル全土で、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、全国の死亡率が半減した。しかし、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻った。 (エルサレム埋葬協会) 1976年、アメリカのロスアンゼルスで、17の病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、手術が60%減り、死亡率が18%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻りました。現代医療の神は、死に神である。病院は、死の教会である。救急救命以外、9割の医療が、地上から消えれば、人類は健康に生きられる。病院はストを行えば良い。それも永遠に続けば、更に良い。これは、アメリカで、良心の医師と、未だに称えられる、故・ロバート・メンデルソン医師の言葉です。****************************【以下転載】****************************日本は1947年から2015年までの約70年近くで、30歳も寿命が延びていることをご存知でしょうか。急激な超高齢化社会を迎えた日本において現在、貯蓄の大半を人生の後半に病気になって治療費で使う人が多いといわれています。若い時からコツコツとためた貯金が、自分の病気の治療費、あるいは配偶者の病気の治療・療養費として必要となり、それらがかさんで老後の生活の足をひっぱり、想定外に生活の質、家計が困窮する方が多いという現実があるのです。「私は貯金がこれだけあるし、年金もあるし」と安易に考えていてはいけなくなっているのです。世の中は、想定外の展開がつきものです。予想できない未来のことを考えるのは杞憂かもしれません。それは一理あります。しかし、健康面においては、自分で防げる生活習慣病など、自分なりに日ごろの食生活に気を付けて老後の快適な生活の質を高められるよう準備をしていく必要があります。若くて元気なうちから、「年をとったら病気になるのは仕方がない」と遠くて近い将来の健康に妥協してはいけないのです。今から生活習慣、食事習慣を正して、生活習慣病など自分で予防できる病気もいっぱいある現実を知ってほしいと思います。そして、健康寿命を延ばし、薬代、治療代がかからない生活を送り、老後に自律した質の高い日常生活を送ることができるハッピーエイジングを過ごしましょう。そのほうが、人生がより充実したものになる可能性が高いことはおわかりだと思います。チェックの方法目標は、自分で食事管理、健康管理をして、ぴんぴんころり、死ぬまで元気をめざすのです。家族に食事をはじめ健康管理をまかせっきりの方は、今から自活できるぐらいに基礎力を身につけていくことをお勧めします。そのためには、食事力、調理力、栄養管理力の基礎を身につけることを提案します。まず己を知るところからはじめましょう。どれぐらいこれらの力を身につけているかをチェックして、自分の老後に向けて取り組むべき課題を抽出してみましょう。(1)食事力・主食、主菜、副菜の料理が何にあたるか理解していますか?・欠食をせず、1日3食を食べていますか?・ゆっくりよくかんで、味わって食べていますか?・同じものを繰り返し食べていませんか?・1食で食べる食事の適正量を把握していますか?・ダラダラ食べていませんか?(2)調理力・調理器具を使えますか?・食料品の買い物ができますか?・ご飯を炊けますか?・料理をつくれますか?(3)栄養管理力(食べ方、食事時間)・血液検査値に問題ある人は、検査値の改善に努めていますか?・体重を量り、記録し、管理していますか?・自分に必要な摂取カロリーを知っていますか?・腹7~8分目を心がけていますか?・食べすぎたら翌日は食事量を抑えていますか?・栄養管理を自分で行っていますか?すべてできれば基礎力はあると判断します。できないと答えた項目は、改善したほうがよい問題点と考え、一つひとつ解決していくことをお勧めします。(出典:Business Journal)
2015/10/25
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。肥満はいいことがないようで、一般社団法人「モテパパLAB.」の調査によると、小学生に嫌われるパパは、「デブ」64.1%、「口臭」62.3%、「ハゲ」61.9%の順だそうですが、改善は難しくなかったです。ママのデブも子供に嫌われるようですし、世代間で同傾向もでるそうです。良いダイエットは体脂肪だけを減らすことで、様々な方法の多くは科学的根拠に乏しく効果は懐疑的だそうです。私のお手伝いしている方法は、科学的根拠は世界的な第三者機関が認めています。最近の分析によると、加齢で増えた体重を減らすには、食生活よりも活発な運動が効果的である報告もあります。また、ハーバード大学の研究によれば、筋力トレーニングを増やすことが、有酸素運動を行うことや運動を全くしない場合に比べると、胴囲に一番大きな効果をもたらしたそうです。食事量だけを減らし続けると強力な飢餓遺伝子が餓死の危機を感じて省エネのカラダにするために筋肉を減らして体脂肪を温存する傾向になります。バランスのよい食生活と活動的な生活習慣、適度な運動、そして十分な睡眠により体内時計を整えることが重要です。体脂肪だけを減らす良いダイエットは、やる理由と目標が明確、よい知識、よいコツを知るとむずかしくなく、適正体重を維持するために一生意識・実践するものだと思います。いずれにしても肥満はいいことがないようです。・容姿が悪くなる・子供などに嫌われる・服飾費がかかる・服の選択肢が狭くなる・食費がかかる・ダイエットにコストがかかる・疲れやすい・生活習慣病になりやすい・治療費がかかる長期闘病が必要になりやすい・短命になりやすい・子孫に肥満が継承されやすいなどがあり、なるべくなら避けたいものです。アメリカの12種類の一般的ダイエット後の3年間800人の追跡調査によれば、・ダイエットに成功 5%・現状維持 40%・失敗 55%また加齢とともに筋肉は脆弱化していくので年齢が高まるほど運動、筋トレの必要性が高まります。運動不足を感じている人は日常生活の中にトレーニング要素を入れることをおすすめします。私も新たにPolar GPS内蔵スポーツウォッチM400を購入してiPhoneアプリなどと合わせて活用してチェックしていますが、1日1万歩以上にはなります。・エスカレータ、エレベータにはなるべく乗らず、できるだけ速く2段登り・近所を歩く時は、足ゆび筋トレに最適な特許草履の活用 ・普段はなるべく大股で速く歩く・電車などではなるべく座らない、なるべく摑まらない・週2~3回、加圧ベルトをして20分ジョギング、週末は30分以上ランニング・週2~3回、自転車MTBで心拍トレーニング30分・週2~3回、加圧筋肉トレーニング程度を楽しく口角を上げて笑顔でこなしています。心身の健康状態をよくし、体力をつけながら適正体重を維持することはむずかしくありませんので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。ダイエット関連ウェブサイト肥満ホームページへようこそ 厚生労働省ダイエット関連フリーページ正しいダイエット危険なダイエット食品一覧隠れ肥満の指標子供の肥満は「3歳時の生活習慣の乱れ」が原因食べ方の工夫:ダイエットのカギを握るホルモン、レプチン「よく噛むこと」はメリットがたくさん盛り付けの量ダイエットを効率よく成功させる12ヵ条隠れ肥満が急増している共役リノール酸(CLA)は確かにやせる!騙されるな早食いと肥満肥満と戦うメタボリックシンドローム ダイエットへの近道****************************【以下転載】****************************肥満が健康を害することは今や常識だろう。太りすぎがもとで、世界で年間400万人超が亡くなったとの報告もある。糖尿病などの原因になるとは知られているが、最近は一部のがんの罹患リスクを高めると指摘される。「万病のもと」といえるが、一方で痩せすぎの方が危険との指摘がある。バランス良い体重コントロールを心がけたい。肥満は3番目の死亡要因――。米ワシントン大保健指標評価研究所の研究チームは9月、こんな調査結果を公表した。2013年に世界188カ国で死亡した人について分析、最も死亡リスクを高めていたのは高血圧で、2番目が喫煙だった。続いて「高BMI(体格指数)」。いわば肥満だ。BMIは体重をメートル換算した身長の2乗で割った数値。世界保健機関(WHO)は25以上を「過体重」、30以上を「肥満」と分類する。研究チームは25以上の人口は世界で21億人に及び、13年に肥満がもとで440万人ほどが死亡したと推計する。90年に比べると6割増の水準という。心筋梗塞や糖尿病など様々な病気のリスクを高める肥満。脂肪細胞は善玉ホルモン「アディポネクチン」を分泌し、傷ついた血管壁を修復するなど重要な役割もある。ただ内臓脂肪が増えるとこのホルモンの分泌は減り、加えて血圧上昇など悪い働きをするホルモンも分泌されてしまう。日本の分類は世界基準より厳しい。日本肥満学会が肥満と定めるのはBMI25以上。日本人はそれ以上で健康被害が出やすいとされるためだ。肥満症専門医の埼玉医科大病院(埼玉県毛呂山町)の栗原進准教授は「白人に比べて(血糖値を抑える)インスリンの分泌能力が低く、糖尿病を発症しやすい」と話す。では上回ったらすぐ減量を始めなければならないのだろうか。答えは否だ。さらに糖尿病移行の恐れがある耐糖能障害のほか、脂質異常症や高血圧など11ある肥満関連疾患のうち1つ以上を発症し、「肥満症」と診断された場合に食事・運動療法が必要になる。高血圧などでなくとも、コンピューター断層撮影装置(CT)検査で腹囲の断面図の内臓脂肪が100平方センチ以上であれば肥満症となる。近年、注目を集めているのが肥満によるがんのリスク増大だ。国立がん研究センターのがん予防・検診研究センター予防研究部の笹月静部長は「BMIが上昇すると乳がんの罹患率が上がる」と指摘する。研究によると、閉経した女性の乳がん罹患率はBMI30以上の場合、23以上25未満の1.34倍。乳がんの発症や進行には女性ホルモン「エストロゲン」の過剰分泌が深く関わるが、閉経後の女性は脂肪細胞がこの分泌を促すため、肥満だとリスクが高まるという。さらに原因は未解明だが、閉経前に目を向けると同じ比較で2.25倍に跳ね上がる。男性では大腸がんの罹患率が上がるという研究もある。ではとにかく痩せればいいのだろうか。医師で老年医学が専門の桜美林大学の柴田博名誉教授は「むしろ痩せすぎの方が危険だ」と訴える。感染症への抵抗力が弱まり、特に肺炎で死亡する危険性が高まる高齢者は注意が必要だという。血管壁がもろくなり、脳出血も起こりやすくなる。BMIが19未満では男性、女性ともに死亡リスクが肥満より高いという報告もある。柴田氏は「年齢を重ね、体重が一定量増えることは問題ない。大病を患えば体重は減ってしまうもので、脂肪は危機時への備えという考えを持つことも必要だ」と話す。■BMI25以上の割合 男性28%、女性は20%厚生労働省の2013年の国民健康・栄養調査によると、肥満とされるBMI25以上の割合は男性が28.6%、女性は20.3%。男性は09年のピーク(30.5%)を境に減少傾向にある。女性は一進一退の状況だが、「普通」が減り、「痩せ」の増加が目立つ。年代別でみれば男性は40代に肥満が最も多く、その割合は34.9%。女性は70歳以上が27.1%と最も多い。経済協力開発機構(OECD)の統計では、BMI30以上は12~13年時点で米国は35.3%を占め、カナダ(25.8%)や英国(24.9%)も多い。対する日本は3.7%で、日本でいうところの「太りすぎ」は外国に比べかなり少ない。(出典:日本経済新聞)
2015/10/24
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健康維持に筋肉が重要なのと同様に、定期的な運動もまた筋肉維持のためだけでなく、老化に対するさまざまな予防効果を発揮します。定期的な身体活動は、心血管疾患、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、骨粗鬆症、肥満、大腸がん、乳がん、不安や抑うつのリスクを明らかに軽減し、さらに転倒による負傷のリスクも低減します。医師が参考にする診療ガイドラインでは、うつ病、不安障害、認知症、慢性的な痛み、うっ血性心不全、脳卒中、静脈血栓塞栓症、腰痛、便秘などの予防における運動の役割を明らかにしています。さらに身体活動が認知障害を阻止または遅らせ、睡眠を改善することが、複数の研究で証明されています。天皇、皇后両陛下は、皇居御所の庭を約1キロ散策することを日課とされておられましたが、2年ほど前からスロージョギングを取り入れられたそうです。自分に最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。健康で長生きするための究極の秘訣は、定期的な運動だというエビデンスがあり、要約すると以下のようです。・有酸素運動を中心に種類は問わない・1日に30分以上・週に3~5回実行する・サルコペニア、ロコモ対策のため筋肉トレーニングも取り入れる**********************【以下転載】**********************筋肉はなぜ必要?質問です。筋肉をもっと増やしたいですか?「はい」と答えた方、どうして筋肉を増やしたいのでしょうか?男性の場合、見た目が良くなるからと答える方は多いと思います。筋肉は、たくましく魅力的な体をつくりますよね。たくましさは、意思の強さや前向きな態度、そして自己コントロールの象徴でもあります。もちろん男性だけでなく、引き締まった張りのある魅力的な体型を維持するためには、女性にも筋肉が必要です。ところで筋肉は見た目に貢献するだけでなく、健康で幸せな生活を送るうえで、多くの重要な役割を果たしています。筋肉が減れば、体を動かしたり支えたりする機能が衰えて、生活の自立性を失います。特に移動手段が発達し、駅に行けばエスカレーターやエレベーターもあるような、便利な現代社会では、自主的に動こうとしなければ体を動かす機会もなかなかないため、日常生活を送るだけで筋肉を維持するのは難しくなっています。そこで今回は、筋肉や運動の重要性を再確認したいと思います。炭水化物の運命を決めるのは筋肉筋肉の最も重要な機能の1つは、ブドウ糖(炭水化物)をグリコーゲンとして一時的に蓄えること。ご存じの通り、食事から摂取した炭水化物は分解・消化により最終的にブドウ糖になり、腸で吸収され、血液によって全身の細胞に運ばれています。そのブドウ糖からグリコーゲンが作られ、主に筋肉と肝臓に蓄えられます。筋肉に含まれるグリコーゲンは筋グリコーゲンと呼ばれ、運動で筋肉を使うと、燃料として使われます。一方、運動をせずに余ったブドウ糖は、中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。こうして炭水化物がたどる運命が、肥満への道を左右します。筋肉が減っていく現象「サルコペニア」が糖尿病の発症の早期予測因子に?「サルコペニア」という言葉をお聞きになったことはありますか? これは、高齢になるに伴い、筋肉の量が減少していく現象を指す言葉です。加齢に伴い筋肉が減るのは普通だと考えるかもしれませんが、25~30歳頃から進行が始まり、生涯を通して進行していくもので、原因はまだ完全にはわかっていませんが、主に運動しないことや栄養不足などが考えられています。さらに最近は、サルコペニアに肥満が加わった状態=サルコペニア肥満の問題が注目されています。特に40歳代からは筋肉組織の量と質の低下が顕著になってくるといわれ、以前の研究報告では40歳以降、一般的には十年代ごとに、8%以上の筋肉量を失い、さらに70歳以降で加速するとされています。例えばひんぱんにつまづく、立ち上がるときに手をつくようになったなどの現象が見られる場合、症状がかなり進行していると考えられるといいます。成人の筋萎縮と筋力低下にはかなりの個人差がありますが、それにはピークの筋肉量とそれまでの生活が関係していると考えられています。また、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles)の研究者は、サルコペニアが、肥満であるかどうかに関係なく、糖代謝異常と強い相関関係があることを見出しました。つまり、筋肉量が少ないことが、糖尿病の発症の早期予測因子(病気などになるリスクを増やす要因)であるということを示したのです。加齢によるサルコペニアの予防は運動です。例えばレジスタンス・トレーニング(ダンベルや専用マシーンなどを使って筋肉に一定の負荷をかけて筋力を鍛えるトレーニング)は、筋肉の量と強さを改善し、高齢者の生活の機能的自立と質の維持に有効です。筋肉量が増えれば動きやすくなりますから、つまづきにくくなったり、立ち上がるのが楽になるだけでなく、日常生活もアクティブになりますよね。筋肉は定期的に使い続けて維持しなければなりません。使わなければすぐに失われていきます。また、過度な食事制限で低栄養の状態だと、脂肪は減らせても筋肉はつきません。運動+適切な栄養のセットで、サルコペニアを予防していくことが、若さと健康の維持には不可欠になります。サクセスフル・エイジングの達成には定期的な運動が不可欠!見た目だけでなく、健康維持に筋肉が重要なのと同様に、運動もまた筋肉維持のためだけでなく、老化に対するさまざまな予防効果を発揮します。「サクセスフル・エイジング」という言葉は、年齢とともに老いてくいくことを自覚し、受け入れながら社会生活にうまく適応して、豊かな老後を迎えることとして知られています。つまり身体的・精神的健康と機能的自立を維持した老化であり、慢性疾患にかからず、さまざまな状況の変化に適応する柔軟性を保ち、できないことに直面しても、何とか乗り越えられるような老化のしかたということを意味します。サクセスフル・エイジングの度量は個人差が大きいといわれていますが、その達成には必ず、定期的な運動が必要なのです。運動の予防効果定期的な身体活動は、心血管疾患、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、骨粗鬆症、肥満、大腸がん、乳がん、不安や抑うつのリスクを明らかに軽減することが示されています。さらに、転倒による負傷のリスクも低減します。医師が参考にする診療ガイドラインでは、うつ病、不安障害、認知症、慢性的な痛み、うっ血性心不全、脳卒中、静脈血栓塞栓症、腰痛、便秘などの予防における運動の役割を明らかにしています。さらに、身体活動が認知障害を阻止または遅らせ、睡眠を改善することが、複数の研究で証明されています。なぜ運動をすると老化に良い影響があるのか、カナダとフランスの研究者の報告を紹介しましょう。運動の影響1:心臓や血管への効果私たちの動脈は、内膜、中膜、外膜の3層構造からなっていて、内膜は一層の血管内皮細胞で覆われ、血液が循環する空洞(内腔)と接しています。この血管内皮細胞の機能が低下すると、動脈硬化が起こりやすくなります。しかし運動することで、血管内皮機能が改善され、動脈硬化を予防できることが分かってきました。また運動により、中性脂肪とLDL(悪玉)コレステロールが減少し、HDL(善玉)コレステロールが増加します。さらに血圧や体脂肪量が下がり、インスリン抵抗性が改善し、心血管疾患の危険因子を減らせます。血栓(血管の中にできる血の塊)の形成も防げますから、脳血栓や心筋梗塞などの予防にも効果が期待できます。運動の影響2:最大酸素摂取量の向上最大酸素摂取量とは、私たちが1分間で体内に取り込むことのできる酸素の最大量のことです。最大酸素摂取量が大きいほど、全身持久力としての体力がすぐれていると評価されます。誰でも老化によって最大酸素摂取量が減少するものですが、トレーニングを受けた高齢者の最大酸素摂取量は、座りがちな生活を送っている若年者の最大酸素摂取量と同程度であることが報告されています。老化に伴い、10年間あたり最大酸素摂取量は5~10%減少しますが、これを定期的な運動で抑えることができるという報告もあります。またジョギング、サイクリングや水泳など、高い持久力が必要とされる強度の運動ができる高齢者がトレーニングを受けた場合、最大酸素摂取量は約15%向上しました。一方、最大酸素摂取量が低かった高齢者でも、多くの場合、トレーニング後には最大酸素摂取量が改善したと報告されています。ただし、子どものころにトレーニングを始めた人と、40歳以降に運動を始めた人とで、最大酸素摂取量に違いが出るかどうかは、まだ報告がなく不明です。それでも一部の高齢者はサクセスフル・エイジングを獲得し、最大酸素摂取量を改善することで、若いころに達成した能力に近づくことができるのです。高齢者人口の増加に伴い、中高年齢層のアスリートの数も増加していますし、高齢アスリートの中の能力に驚かされることもあるでしょう。実際、最大運動能力の獲得年齢が高齢化し続けています。例えば、ニューヨークマラソンの調査では、65歳以上の男性、45歳以上の女性ランナーは、過去30年間において、著明に記録が速くなっています。今後、「マラソンなどのスポーツが運動能力にどう関係するか」という観点での研究が、老化プロセスの再評価につながっていくはずです。運動の影響3:骨密度の改善運動を通じて骨に力学的負荷をかけると、骨の形成が促進されます。負荷の大きさや速さ、量が骨形成の進み方に影響するといい、負荷がかかった部分のみの骨密度が改善するとも考えられています。ただし、骨に負荷がかかることで転倒や骨折のリスクも懸念されます。運動の影響4:テロメア染色体の末端にある「テロメア」と呼ばれる部分は、染色体を保護する部分です。テロメアは細胞の分裂ごとに短くなり、一定の長さ以下になると細胞分裂が止まります。そのためテロメアは「分裂時計」とも言われ、テロメアが短いと寿命が短いと考えられています。最近の研究で、身体活動はテロメアの長さを維持するのに役立つ可能性があることが分かってきました。運動している人のテロメアは、運動していない人のテロメアより、平均200ヌクレオチド(DNAやRNAの構成単位)も長く、約10年(10歳)も若いことが証明されました。運動の影響5:認知機能の改善運動は、高齢者の認知機能を向上させることが報告されています。例えば、60分の有酸素運動を週3回、6週間続けることで、特定の認知機能の改善が認められました。というわけで、見た目だけではない、筋肉や運動の重要性を納得いただけましたか?まだ納得できない方も、ともかく今日から体を動かし始めてみてください! まずはご自身で経験されるのが何よりです。すぐに効果が出なくても、継続することが成功の鍵です。特別な運動を、お金をかけて始める必要はありません。まず、一歩外に出ることから始めて、サクセスフル・エイジングを獲得しましょう。大西睦子 医学博士 東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。著書に『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。(出典:日経グッデイ)
2015/10/23
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アルツハイマー病は「炎症性」「非炎症性」「皮質性」の3タイプに分類できることが分かったそうです。さらに研究が進めば、異なる治療アプローチが開発される可能性もありそうです。認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。****************************【以下転載】****************************このたび、アルツハイマー病は「炎症性」「非炎症性」「皮質性」の3タイプに分類できると報告されている。タイプによって、原因や治療に対する反応が違うとさらなる研究で分かれば、異なる治療アプローチが開発される可能性もあるそうだ。代謝調整で認知機能改善米国カリフォルニア大学神経学のデイル・ブレーデセン教授が、加齢についての国際誌であるエイジング誌のオンライン版で2015年9月9日に報告した。研究グループによると、アルツハイマー病は人によって表れ方が違うため、一つの病気ではないかもしれないという疑念が長い間あった。アルツハイマー病には有効な治療法がなく、原因もまだ完全には解明されていない。徐々に分かり始めているところとしては、血糖値に関わる「インスリン抵抗性」や「ホルモン不足」のほか、「高ホモシステイン血症」と呼ばれる血液中のアミノ酸の異常に高い状態などの代謝異常を伴うことが、幾つかの研究で示されている。ブレーデセン教授は2014年に報告した研究では、初期のアルツハイマー病またはその前症状の10人を対象として、ライフスタイル、運動、食事の変更に取り組んでいる。代謝機能の改善を促して、9人で認知機能の改善に導いた。さらに、今回の研究は、50人のデータを詳しく調べた。亜鉛不足を伴うタイプもここからアルツハイマー病は代謝状況によって「炎症性」「非炎症性」「皮質性」の3タイプに分けられると分かった。炎症性タイプは、C反応性タンパク質(CRP)や血液中のアルブミン/グロブリン比などの炎症マーカーが増加する。非炎症性タイプは、これらのマーカーは増加しないが、代謝異常がある。3つ目の皮質性は、比較的若い人で見られ、他のタイプより脳の皮質が広範に影響を受けている。初期には記憶障害はなく、計算障害や失語症などを伴う。誤診されやすく、アルツハイマー病に関連する遺伝子を持たない人に多い。著しい亜鉛不足を特徴とする。研究グループによると、インスリン抵抗性や慢性炎症などアルツハイマー病に関連するさまざまな代謝プロセスで亜鉛が関与しており、この亜鉛不足を伴うタイプはさらに研究を要すると指摘している。新しい治療にもつながるかアルツハイマー病は加齢に伴う認知症としては最も多く、米国では現在の600万人から2050年には1500万人に増加する予想だ。治療に向けた新たなアプローチが必要とされる中、代謝異常による分類がより的確な治療法につながる可能性が期待される。(出典:Medエッジニュース)
2015/10/22
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。日本人は、慢性的に疲れを感じている人が7割もいる世界一の疲労大国ですが、個人で取り組んでいる対策は的が外れています。疲労の改善や疲労臭を消すのは簡単でした。・エナジードリンクに疲労回復や精力増強の効果なし! 危険な甘味料含有、動物実験で死亡例 日本体育大学の調査では、・すぐ「疲れた」という小学生:79%・すぐ「疲れた」という中学生:82%・すぐ「疲れた」という高学生:82%という呆れるほど子供達も疲労しています。ビタミンB1が摂れていないので疲れて当然です。総額30億円かけた最先端の疲労研究成果をまとめた書籍、「間違いだらけの疲労の常識 だから、あなたは疲れている!」によれば疲労の原因は活性酸素ですので、食・栄養状態を理想に近づけ、抗酸化能力を高め続けておくと私のように簡単に疲れ知らずになれるわけです。おかげ様で、私の抗酸化能力はすこぶる高く、また高効率ミトコンドリアにも入れ替え出来ていますので、ムチャクチャ元気で疲労はまったく近づいてきません。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。疲労 関連ブログ 新しい順エナジードリンクに疲労回復や精力増強の効果なし! 危険な甘味料含有、動物実験で死亡例 「疲労」は「血圧」よりも危険、心筋梗塞などの発生リスク 厚労省が調査本腰 全国30万人「慢性疲労症候群」の恐怖 慢性疲労症候群:患者脳内に炎症 理研チーム確認 「疲れ=老化」 翌日に疲れを持ち越さないことが若さを保つ秘訣! グッスリ眠って疲労回復 9月病の予防と対策 生活習慣見直しで改善も 不安、疲れやすい 機能性低血糖症ミトコンドリアに秘密 走りが楽に疲れにくく 「エネルギー工場」運動すれば増える疲労回復、スポーツ仕様 仕事も大変 気になる体のにおい 今どきの働き女子に広がる「疲労臭」抗疲労食で夏に勝つ カツオのたたき・蒸し鶏 活性酸素の働き抑制「疲れたら休養」はNG 軽い運動で血行促進その倦怠感、実は病気かも 慢性疲労症候群 日本に30万人以上の患者「間違いだらけの疲労の常識 だから、あなたは疲れている!」疲労と病気 運動で治まった倦怠感看護職員慢性疲労7割、薬の常用6割、切迫流産3割 医労連調査健康武装するビジネスパーソン 疲労回復ニーズは高い12月13日は「ビタミンの日」 ビタミンB1と疲れ「眼精疲労」 鉛筆使って手軽に改善体調不良 冷え、疲労、ダイエット 女性に厳しい夏乗り切る慢性疲労症候群 体と心のバランス崩れ重症化「慢性疲労症候群」診断しやすく 特徴的10症状基準に疲労回復!夏バテ予防なめるだけで疲労測定 慈恵医大教授が開発へ疲労と老化 ストレス社会への対処法 2疲労と老化 ストレス社会への対処法 1慢性疲労症候群 ストレスで病気が目覚める古人の知恵、夏バテ対策夏バテしていませんか疲労蓄積度チェックリスト疲労度を自己診断できるチェックリスト慢性疲労症候群:患者脳内に炎症 理研チーム確認 「疲れ=老化」 翌日に疲れを持ち越さないことが若さを保つ秘訣! グッスリ眠って疲労回復 9月病の予防と対策 生活習慣見直しで改善も 不安、疲れやすい 機能性低血糖症ミトコンドリアに秘密 走りが楽に疲れにくく 「エネルギー工場」運動すれば増える疲労回復、スポーツ仕様 仕事も大変 気になる体のにおい 今どきの働き女子に広がる「疲労臭」抗疲労食で夏に勝つ カツオのたたき・蒸し鶏 活性酸素の働き抑制「疲れたら休養」はNG 軽い運動で血行促進****************************【以下転載】****************************■普段、慢性的に疲れを感じている人は7割。「身体的な疲労」が3割強、「精神的な疲労」が2割強、「どちらも同じぐらい」が4割弱■疲れをとるためにすることは「寝る」「体を休める」が上位2位、女性では「甘いものを食べる」が3位。女性若年層では「音楽・ラジオを聞く」「友人と会話」も多い◆日常の疲労状況普段、慢性的に疲れを感じている人は70.6%、女性は8割弱となっています。身体的な疲労か、精神的な疲労かを聞いたところ、「身体的な疲労・疲れを感じることの方が多い」が31.0%、「精神的な疲労・疲れを感じることの方が多い」が22.2%、「どちらも同じぐらい」が37.5%となっています。男性30代以上、女性は年代が高いほど、「身体的な疲労」が多い傾向です。 ◆疲れを感じる場面、部位疲れを感じる人の3~4割が、「朝」「夕方」「夜」に疲れを感じると回答しています。「夕方」は女性が多く、男性を12ポイント上回ります。また、女性若年層では「寝る前」の比率が高くなっています。疲れを感じる部位は、「肩」「目」「全身」が各4割前後で上位3位となっています。「肩」は女性20代~40代、「精神的に」「頭(頭痛など)」は女性若年層で多い傾向です。 ◆疲労の原因普段感じている疲労の原因を聞いたところ、「運動不足」「加齢」「睡眠不足」が各3~4割、「人間関係のストレス・悩み」「同じ姿勢でいることが多い」が各2割強で上位にあがっています。「人間関係のストレス・悩み」「気候、気温、冷房・暖房など」「家事」「育児、介護」は女性で多く、男性を大きく上回ります。女性20代では「同じ姿勢でいることが多い」の比率が高く、女性50代以上では「加齢」がトップです。精神的な疲労を感じることが多い人では、「人間関係のストレス・悩み」が最も多くなっています。 ◆疲れをとるためにすること疲れをとるためにすることは、「寝る」(66.2%)が最も多く、次いで「体を休める」(41.3%)、以下「入浴、半身浴など」「スイーツ、お菓子など、甘いものを食べる」「ぼーっとする」「運動、体を動かす」が各2割前後で続きます。女性では「甘いものを食べる」が3割強で、3番目に多くなっています。また、女性10代・20代では「音楽やラジオなどを聞く」「友人と会話」も多い傾向です。 ◆疲れをとりたい時に飲むもの疲れをとりたい時に飲むものは、「コーヒー、コーヒー系飲料」「栄養ドリンク」「ビール、発泡酒、新ジャンルビール」「炭酸飲料」「日本茶、中国茶、ブレンド茶」が上位にあがっています。「コーヒー、コーヒー系飲料」「ビール、発泡酒、新ジャンルビール」は高年代層で、「エナジードリンク」は男性30代以下で多くなっています。 (出典:マイボイスコム)
2015/10/21
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。サルコペニアとは、1989年に米国の研究者が提唱した概念で、ギリシャ語の「サルコ=筋肉」と「ペニア=減少・不足」を合わせた造語で、年とともに筋肉の量が減って体の機能が低下した状態のことです。ロコモの入口と指摘され、75歳以降には該当する人が急増するそうです。筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。さらに日本老年医学会は、高齢になって筋力や活力が衰えた段階を「フレイル」と名付けています。フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty」から来ていて、サルコペニアから、さらに生活機能が全般的に低くなるとフレイルとなるそうです。アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは、「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨになるからです。このような運動不足は、大量の飲酒や肥満に並んで、平均寿命を縮める主な要因だそうで、健康のために運動を習慣として行うことが重要ですね。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動に移し、遅すぎることはありません。いつやるか? 今でしょう!!(笑)健康な体で長生きするには「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよいとのことです。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間に2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。高齢者での研究では、運動強度に関係なく、1日30分の運動を週6日取り入れると、死亡率が40%減少し、さらに週に数回、きつい運動をこなす高齢者は、ほとんど動かない高齢者に比べて寿命が5年も長かったそうです。また、健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」との指摘もあり、毎日の生活の中に運動要素をうまく取り入れたいですね。 厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である(リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の健康度は主要36カ国中36位(2011年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。****************************【以下転載】****************************高齢になると筋力が衰え、転倒して骨折する危険が高まる。こうした状態を「サルコペニア」と呼び、足腰が弱り歩行などが困難になるロコモティブシンドローム(運動器症候群、ロコモ)とともに、注目されるようになった。自分はサルコペニアなのか、どのように防いだらよいかなど、分からない人も多いはずだ。簡易診断法や筋力トレーニングを通じて対策を立てようとする取り組みが大学などで始まっている。サルコペニアは1989年に米国の研究者が提唱した概念で、サルコは筋肉、ペニアは減少を意味する。年とともに筋肉の量が減って体の機能が低下した状態だ。活動量が減るため、肥満になりやすい。高齢化が進む日本でも徐々に言葉が知られるようになってきた。ロコモの一歩手前の段階ともいえ、75歳以降、該当する人が急増するという。これまで高齢になれば筋肉が衰えるのは仕方がないと諦める例が多かった。しかし最近は、トレーニングなどで筋肉に刺激を与えることでサルコペニアを防ぐ取り組みも始まっている。関西医科大学付属枚方病院(大阪府枚方市)は「サルコペニア外来」を2年近く前に設けた。同外来で診察などを担当する福島八枝子医師は「軟骨などと違い筋肉は年を取っても鍛えられる。高齢者の転倒を防げば寝たきり予防にもなり、生活の質の維持につながる」と意義を強調する。運動器具が並ぶ部屋もある。サルコペニア外来では、初診時に体の痛みがある部分を申告し、膝関節と腰椎の画像を撮影する。重い関節の障害の有無を調べ、運動できるかどうかを判断するのが目的だ。運動ができると診断され、希望する人は、通院または自宅で運動プログラムを受ける。プログラムではまず専用装置を使い、運動開始前と開始3カ月後に筋肉量の検査を実施。同時に足などの筋力も調べる。希望者はさらに、自宅で3カ月運動を続ける。全身の筋肉量や足の筋力などの向上を目指す。外来開設以降、約50人が受診しトレーニングを受けた。男女ともに70代が最多で80代の人もいる。大阪府に住む60代の女性は、医師に筋肉量の少なさを指摘され、昨年3月に同外来を訪れた。3カ月間のトレーニングを終えた後も、院外のフィットネスクラブで運動を続けている。女性は「体力が付き、仲間もできた。今は心身ともに健康で楽しく運動に取り組んでいる」と話す。では、どんな運動をすれば効果があるのだろうか。同外来では週に3回通院してもらい、4種類の運動を繰り返している。まずは、椅子に座ったままおもりをすねで押し上げる「レッグエクステンション」だ。太ももの大腿四頭筋と呼ぶ筋肉を鍛えられる。次は、両手で取っ手を後ろへ引っ張る「ローイング」。背筋を鍛える効果がある。このほか、尻の大殿筋などを鍛える「レッグプレス」や大胸筋を鍛える「チェストプレス」も実践している。いずれも10回で1セット。合計で3セットが基本だ。所要時間は約40分で、運動の前後にケガを防ぐためのストレッチをする。「大きな筋肉を優先して鍛え、全身の筋肉量を増やすことを目指している」(福島医師)仕事などで通院が難しい人向けには機械を使う運動を、スクワットや腕立て伏せ、チューブなど簡単な道具を使う運動で置き換えるプログラムを作成。専用のDVDを見ながら家で運動できるよう工夫している。「日本は米国などに比べて高齢者が筋力トレーニングをする意識が低い点が課題だ」と福島医師は訴える。サルコペニアの診断基準は以前は欧米人向けしかなかったが、14年にアジア人向けも作られた。筋肉量と歩行速度、握力をもとに判断する。いずれも一定の数値以下だとサルコペニアだと診断される。筋肉量は専門の医療機関にある装置を使う。サルコペニアの疑いがあるかどうかの自己チェック法もある。青信号の間に横断歩道を渡りきれない、ペットボトルのキャップが開けにくい、といったケースは要注意だ。東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢准教授は、筋肉量の判定に役立つ「指輪っかテスト」を推奨している。両手の親指と人さし指で輪っかを作り、ふくらはぎの最も太い部分を囲む方法だ。「隙間ができたら、サルコペニアの可能性が高い」(飯島准教授)立命館大学の真田樹義教授もふくらはぎの周囲のサイズと握力、性別の3項目を組み合わせ、計算式を使う方法を考案した。合計値が一定以下ならサルコペニアと判断できるという。今後、学会などに提案する考えだ。自己チェック法などが普及すれば「早期に危険度が分かり、寝たきりや介護などの負担軽減につながる」と真田教授は期待する。◆たんぱく質、健康に重要 肉や魚、意識して摂取を 関西医科大学の福島八枝子医師は「米国などではフィットネスが深く医療に入り込んでいる」と話す。専門家の指導の下、高齢者が筋力トレーニングをする「パワーリハビリ」が盛んという。一方、日本は骨折などのリスクを懸念する声もあり、あまり普及が進んでいないのが現状だ。高齢者の運動ではウオーキングが手軽に始められる。ただ歩くのではなく、途中で早歩きをしたり、坂の上り下りなどを活用したりする。こうすることで、筋肉に刺激が与えられ、筋肉増強につながるという。また、トレーニングとともに栄養摂取も大切だ。とくに筋肉のもととなるたんぱく質の摂取を心がけたい。日本人は高齢になると、肉や魚などの動物性たんぱく質をあまり食べなくなる傾向があるためだ。毎日の食事を通じて肉や魚、乳製品、野菜などをバランスよく適量摂取することが、健康維持に役立つと専門家は口をそろえている。(出典:日本経済新聞)
2015/10/20
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おはようございます。厚生労働省調査では、日本人の5人に1人が不眠に悩んでいるそうですが、2014年11月6日に発表された民間会社の全国20~79歳の男女7,827人の実態調査によると、国際基準「アテネ不眠尺度」で、約4割が「不眠症の疑いがある」、約2割は「不眠症の疑いが少しある」と判定されています。また、睡眠と寝起きに関する実態調査委員会の調査では、寝起きがだるい:48.1%、寝起きの目覚めが悪い:9割を超えています。睡眠障害による国内の経済損失は3.5兆円にもなり、睡眠障害が引き起こす健康被害の損失は含まれていないので、これを加えたらさらに巨大な損失になるそうです。 睡眠コーチとして活躍されている雨晴クリニック副院長の坪田聡先生は、「10分の2度寝」と「20分の昼寝」が仕事の効率をグイッと上げると提唱されています。不眠症患者の半分は、最低6時間の通常の睡眠時間を取っているが、不眠症患者の42%は、睡眠時間を1時間以上少なく見積もっていたり、眠っていたのに起きていたと勘違いすることがあるそうです。不眠症は睡眠が少なすぎるのではなく、脳の動きが活発すぎると研究者は指摘しています。日本人は、主要国の中で最も睡眠時間が短く、睡眠の不満は多く、最新の調査では半数以上が睡眠に不満、約9割が快眠のために現状改善を希望しているそうで、日本人のガンが減らない一因だと思います。不眠症の本質的な問題は睡眠状態誤認であることを世界に先駆けて喝破したのは日本人研究者だったそうです。不眠症は実際よりも睡眠時間を短く、寝つきを長く感じているそうです。・質悪い、目が覚める 眠りに不満96%・働き盛りの約8割が「かくれ不眠」・日本人の睡眠時間が年々減少している深刻な理由 ・寝過ぎ・眠れぬ 1700万人 睡眠障害、自分で簡易診断 ・日本人の約8割が「隠れ不眠」そのチェック項目&改善法とは?・半数以上が睡眠に不満、約9割が快眠のために現状改善を希望:「睡眠満足度調査」 ・「寝起きがだるい」「疲れが取れない」が9割を超える・若手7割 「睡眠不足で仕事に支障」・現役世代はお疲れモード? 「睡眠で休養取れず」 厚生労働白書・東京在住者「睡眠に不満47%」 世界5都市調査・機嫌悪い・起きない 中学生の7割、睡眠に問題 2014年3月に厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針」を発表しています。2014年厚生労働白書によれば20~39歳の若い世代でも「睡眠で休養がとれている」と思う人は半数だそうですが、年齢に関係なく疲れ知らずになるのは簡単なので、喜ばれています。・「健康づくりのための睡眠指針2014」 厚生労働省~睡眠12箇条~ 1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。 2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。 3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。 4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。 5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。 6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。 7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。 8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。 9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。11.いつもと違う睡眠には、要注意。12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。睡眠の問題を抱えている方は、睡眠調節機能を整えることが大切で、(1)朝きちんと目覚めるために太陽光で目が覚まし、(2)日中脳と身体を適度に動かすことが大切だそうです。・”睡眠満足度”があなたの年収を変える!眠りの技法私の睡眠時間は18年前に起業・独立してから4時間前後でしたが、2年くらい前から23時には寝て5時くらいに起きる6時間に増やすよう心がけていますし、時々昼食後に30分の昼寝をすることもあります。おかげ様でよい寝付き・スッキリ抜群の寝起き・目覚まし不要の快眠なのはiPhoneアプリでも確認できていますが、有能な人の睡眠時間は平均8時間36分との情報もあります。睡眠障害は精神科疾患の問題だけではなく、循環器疾患や糖尿病、メタボ、肥満などの生活習慣病や精神疾患、美容とも密接に関連するそうです。・慢性的睡眠不足で脳神経が死滅:マウスで実証また、睡眠薬を多用すると、ガン発症リスクが35%増加したり、早死リスクが4倍以上高まると指摘されているそうですし、アルコールを飲んで眠ることは質のよい睡眠ではありませんので健康によいといわれる微量以内で済ませたいものです。私は起床してすぐにパワフルに動け、終日疲れ知らずな生活を続けていますので、同じようなことをしたい人のお手伝いもしています。****************************【以下転載】**************************** 人間は大人の場合で、平均すると1日6~9時間の睡眠を取っているとされる。人によっては一生のおよそ3分の1をベッドの上で過ごしている計算だ。心身の疲れを取ったり、傷を癒やしたり、肌の新陳代謝を促進したりするためには睡眠が欠かせない。必要最低限な睡眠時間は年齢によっても変わり、個人差もある。一方、文明の発達とともに「昼間活動して夜に眠る」という、ごく当たり前のことができなくなって、日常生活に支障を来す睡眠障害を抱える人が増加している。現代の社会では日本人の8割(20代~40代)が睡眠に何らかのトラブルを抱え悩んでいるといわれている。睡眠時無呼吸症候群のように、最悪は睡眠障害から死に至るケースもある。いまや、睡眠障害は現代人にとって切っても切りはなせない病のひとつといえる。快適な睡眠をとるには普段どのような生活を心がければいいのだろうか。ジョブチューン取材班は、精神神経科医として睡眠と脳の関係を研究する杏林大学医学部古賀良彦教授に、医師が科学的見地から推奨する熟睡方法について伺った。昼寝前にはコーヒーを飲め?睡眠不足から次の日にどうしても眠気が取れず仕事や生活に支障をきたしてしまう。 そんなとき、古賀教授オススメの睡眠法が「昼寝前にコーヒーを飲むこと」だ。最も理想的な昼寝は15~20分の時間とされている。コーヒーを飲むとカフェインの影響から逆に目が覚めてしまうイメージがあるが、実は、カフェインの目覚まし効果が現れるのは摂取してから20~30分。つまり、昼寝前にコーヒーを1杯飲むことで理想的な昼寝ができるのだ。15~20分より長い昼寝をしてしまうと、夜の寝つきが悪くなり睡眠も浅くなってしまう。昼の時間帯は脳が活発に働いているが、昼寝によって脳の機能がリセットされ、スッキリしてその後の仕事や勉強の効率が上がる。日中、活動的に動くことによって夜も熟睡でき、翌日からの生活リズムも安定する。■「牛丼の温玉乗せ」でグッスリ古賀教授によれば、昼寝前のコーヒー以外にも昼食の内容に気をつけると、さらに夜の睡眠の熟睡度をあげることができるという。オススメが「牛丼の温玉乗せ」。大手牛丼チェーン店の定番メニューだ。夜、ぐっすり眠るためには、昼間に脳の活動を活発にすることが大事。それを助けてくれる「アラキドン酸」という肉、魚、卵などにたくさん含まれている成分をバランスよく摂取できる。最近、ダイエットのために肉や卵を控えて野菜中心の生活を送っている人もいるかもしれないが、このアラキドン酸は野菜には含まれていない成分。認知症予防にも効果があるといわれているので、適度に食べバランスの良い食生活を送る事が理想的とされる。医師が教える正しい睡眠ジョーシキ普段私たちが耳にする睡眠の常識の中で、実は科学的に必ずしも正しくないものがいくつか存在する。その代表例が、成長ホルモンがたくさん出る、お肌のゴールデンタイム。「夜の10時から2時まで」という定説だ。実際、睡眠の時間帯よりも大事なのは、寝ついたらすぐにぐっすりと眠ること。そうすると成長ホルモンが十分に分泌される。そのためには、睡眠環境に気を配り就寝時に着るウエアや寝具、室温、採光、音楽、香りなどを工夫して寝ついて、すぐに深く眠れる条件を整えることが何より大切である。また、「寝る前にホットミルクを飲むとよく眠れる」という話もよく耳にする。実際、眠れない夜に実践している人も多いのではないだろうか? 実はこれも医学的には間違った安眠法であると古賀教授は指摘する。牛乳には、確かに「トリプトファン」という安眠成分が入っている。しかし、この成分が含まれるのはごくわずかで、もし、牛乳から十分な安眠作用を得られるだけのトリプトファンを取るなら、実はドラム缶半分もの量が必要となる。睡眠についての知識を持ち合わせていない一般人では間違った認識をしていることも多い。しかし、生活が多様化する現代社会で、睡眠に悩みを抱える人は増え続けている。たかが睡眠と甘く見ていると……仕事や勉強に支障を及ぼすだけでなく、様々な健康被害に繋がっていく。たとえば、睡眠時無呼吸症候群から心臓に多大な負担がかかり心筋梗塞になったり、脳が酸欠状態に陥り脳梗塞になったりする人もいる。日頃から、よい睡眠がとれるように心がけ、少しでも、睡眠不足が続いたり、眠れない症状が続いたりしたときは、専門医に相談することをオススメする。(出典:東洋経済オンライン)
2015/10/19
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慶應義塾大学などの研究チームの調査によれば、100歳以上の高齢者とその家族ではテロメアが長く保たれ、炎症マーカーも低く抑えられている2つの要因で特徴があることが分かったそうです。また、別の調査では、百寿者6割が百歳まで三大死因のガンや心疾患、脳卒中にならず、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病にもかからず、防御ホルモンのアディポネクチンが多く分泌されているそうです。そして、食べる意欲が旺盛でよく食べ、興味を持ったことに対して前向きで熱心に取り組むことなどが分かってきたそうです。しかし、8割は認知症を患っているか、寝たきりだそうです。自分が百寿者になっても元気に生きるために、今すべきことは、「40~50代のうちにカロリーコントロールをしてメタボを防ぎ、運動によって筋肉をつけておくことが、人生後半になって効いてきます。認知症やサルコペニア(骨格筋減弱症)予防につながりますよ」と研究者が助言されています。「ブルーゾーン 世界の100歳人に学ぶ健康と長寿のルール」によれば、百寿者が多く住む地域4カ所・イタリア・サルデーニャ島バルバキア地方・日本・沖縄県・アメリカ・カリフォルニア州ロマリンダ・コスタリカ・ニコジャ半島ここに住む百寿者らから得られた健康長寿のための9つの秘訣・適度な運動を継続して行う・腹八分目の食事・植物性食品の勧め・適度に赤ワインを飲む・目的意識を持って生きる(=生きがい)・人生をスローダウンする・なんらかの信仰心を持つ・家族最優先・人とつながる2000年から始まった健康日本21から健康寿命の延伸が叫ばれています。また、健康格差は所得や教育と強い相関があると指摘されています。健康・長寿は教養と教育が必要だ!・今日、用があること・今日、行くところがあること健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。1972年、コロンビアの首都ボゴタで、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、52日間の医療ストライキをしたら、死亡率が35%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻ってしまった。 1973年、イスラエル全土で、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、全国の死亡率が半減した。しかし、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻った。 (エルサレム埋葬協会) 1976年、アメリカのロスアンゼルスで、17の病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、手術が60%減り、死亡率が18%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻りました。現代医療の神は、死に神である。病院は、死の教会である。救急救命以外、9割の医療が、地上から消えれば、人類は健康に生きられる。病院はストを行えば良い。それも永遠に続けば、更に良い。これは、アメリカで、良心の医師と、未だに称えられる、故・ロバート・メンデルソン医師の言葉です。****************************【以下転載】****************************日本は65歳以上人口が全人口の2割を超え、高齢社会から超高齢社会に突入した。世界で初めて超高齢社会を経験するのが日本人である。いよいよ、寿命90年の時代到来である。「どのように齢を重ねるか?」について真剣に考えなければならない時代がきた。その中の最大のテーマが、健康問題であろう。健康状態の良し悪しは自らの人生を大きく変えてしまう。そして若年期から真剣に考えておかなければならない。人生後半の健康状態や人格・気品には、若年期のライフスタイルが如実に反映されるからである。にもかかわらず若者は、馬耳東風である。筆者は大学教育に関わりながら、東京都健康長寿医療センター研究所(旧東京都老人総合研究所)で長年にわたりシニアのための健康施策を開発する研究に取り組んでいる。シニアの健康問題の科学研究は、非常に奥深いものがある。巷のシニアはメタボリックシンドロームに目を奪われているように見えるが、ただお腹をへこませ、血圧と血糖を正常域に維持しても健やかなシニア期など実現できないことを教えてくれるのが、シニアの健康科学である。シニアの健康科学を通して明らかになってきた、一生を通じて実践すべき健康づくりの手立ての核心に迫りたいと思う。シニアの方々はもとより、より若い層の方々に通読していただきたい。シニアのための健康づくりの手立ては、すべてのライフステージの健康づくりの基盤となるからである。健康づくりの目標はじめに、人生後半の健康づくりの目標について明確にしたい。われわれは齢を重ねるに従い、さまざまな病気を経験する。その中には治る病気と治らない病気がある。治った病気は忘れればいいが、治らない病気はからだに蓄積されていく。「無病息災」という言葉があるが、地域在宅の大勢のシニアを対象とした長い研究生活の中で、真の無病息災の御仁にはいまだ出会ってはいない。さまざまな病気を抱えながら楽しみ暮らすのがシニア期である。この病気との共生関係の成立は個人差がとても大きく、シニアなんてまだまだ先という若者でも十分ありうる。人生90年の時代では、共生している病気の数やその程度で健康状態を評価することはナンセンスになってしまう。そこで1984年に世界保健機関(WHO)は、シニア世代の健康状態は「地域社会で自らの生活を運営する総合力で評価すべき」と提唱している。この提言は、単にシニアに限った考え方ではなく、幅広い世代で共有しなければならない。昨今、シニアの要介護問題がにわかに注目を浴びているが、この要介護の問題は介護される側の問題のみならず、介護する側の問題でもある。若者も齢を重ねれば必ず自らに降りかかる問題である。シニアの健康状態をどのような「ものさし」で計り知ることができるかは、全世代が共有しなければならないツールである。高いレベルの生活運営能力を維持するために「日常生活を運営する総合力」は生活機能と呼ばれるが、その最も基本的なものが日常生活動作能力と呼ばれる「歩行」「排泄」「食事」「入浴」そして「着脱衣」の5つの項目である。この項目は,人間としての尊厳を維持し生活する最低条件の能力である。そして、これらの項目が「できる」か「できないか」は、障害(要介護度)の程度を知るための目安となるものである。しかし、この能力だけでは地域社会で生活運営することはできない。われわれが地域で元気で暮らすためには「交通機関を使って移動する」「ATMで金銭の出し入れをする」「余暇を楽しむ」、そして「人を愛しむ」など、より高い水準の能力を保ちつづけなければならない。人生後半の健康づくりの最終目標は、この高いレベルの生活運営能力の維持増進でなければならない。この能力の中には、若い頃から育まなければならない能力が数多く含まれている。「食事は妻任せ」などと恥じらいなく豪語する方々は、シニア期の健康リスクは極めて高いのである。超高齢社会はメタボ対策をはじめとする生活習慣病を予防する手立てをただ寄せ集めて実践しても、的の外れたものとなってしまう。病気と共生しながら健康長寿を実現するための手立ては、単に病気を予防、管理する手立てとは趣を異にするのである。(文=熊谷修/人間総合科学大学教授)(出典:ビジネスジャーナル)
2015/10/17
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。65歳以上の高齢者のアルコール依存症が急増しているそうで、さらに増えそうですね。飲酒は適量を守り、休肝日を設け、食生活に留意して、適度な運動をする。これが14万人を対象に、長期に渡って追跡を続けた結果から導かれた、「健康であり続けながら、長く、楽しく酒と付き合い続ける」ための秘訣だそうです。一般男女の飲酒率は7割程度ですが、医師は85%、薬剤師は75%、栄養士は59%で、2014年より増え、医師の27%、薬剤師の22%、栄養士の7%がほぼ毎日飲んでいるそうで、日本の医師の4人に1人がアルコール依存だという信じられない驚きの調査結果があります。・医師の半数が「常用薬あり」の病人(2014年日経メディカル調査)・医師の8割が“不養生”を自覚 「自分の健康に注意する時間と心の余裕がない」・医師の乱れた食習慣の実態 やめられないジャンクフード、菓子と酒・医師の不養生 運動する時間があれば眠りたい 過労が運動不足を生む悪循環・医師の4人に1人がアルコール依存アルコールにも賛否があり、有益説に否定的な研究報告が相次いで発表されていますが、リスク評価ではアルコール、タバコ、大麻の順という研究報告があります。・「酒やたばこを、違法ドラッグと同列に考えよ」 アルコールは高リスク・「1日缶ビール1缶程度なら有益」誤りか?・アルコール摂取が及ぼす怖い影響 筋肉を破壊、遺伝子にも影響・増え続けるアルコール依存症 女性が急増・適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問・飲酒はたばこに次ぐ発がんの要因 お酒は1合まで・女性のアルコール依存が深刻化 断酒の支援、重要に適量も諸説ありますが、量ばかりでなく頻度にも配慮が必要で、週に3~5日の「休肝日」がアルコール性肝臓病を予防するために効果的だそうです。適量のアルコールで健康効果を得られる人は15%説があり、アルコール有益説はドンドン追い詰められているようで、私も酒を飲む機会や量はさらに減しています。世界的にアルコールの健康への影響が注目されていますが、「アルコール摂取はやめた方がいい」理由が6つあげられています。・運動効果が台無しに・遺伝子に悪影響・肥満の原因・女性の方がリスクが高い・高血圧の原因・疲れがとれない米国では、アルコールが原因の死者が年間約9万人に上り、アルコール消費金額と同額の経済損失があるという調査結果が発表されています。日本も2014年6月から「アルコール健康障害対策基本法」が施行され、国も対策に乗り出しています。・WHO「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」 英国では以前からアルコールに厳しい報告が続いています。・適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問・アルコールはコカインやヘロインより危険・英国の適量研究結果では1日5g説が発表され、1日5gだと以下のいずれかの量になります。・ビール:100ml・ワイン:35ml・日本酒:33ml・焼酎:20ml・ウイスキー:10ml日本人は英国人よりアルコールに弱いので適量はさらに少ないかも知れません。日本はアルコール依存症も増えているそうです。最近ではランチの時にワインや生ビールを何杯も飲んでいる女性をかなり見かけますが、女性は男性に比べてアルコール依存症になりやすく、脳へのダメージは男性より3倍早いそうですし、女性のアルコール依存症患者が急増しているので心配してしまいます。飲酒はタバコに次ぐ発ガンの要因で、日本酒を毎日4合飲む日本人男性は、大腸ガンになるリスクが3倍になるそうです。お酒が「百薬の長」になるのは、少量なので飲酒は大きな健康リスクであり、飲んで顔が赤くなるのは発ガン物質が体内にたまっている目印だそうです。WHO(世界保健機関)が作成した評価法「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)WHOはアルコール規制強化を表明しています。卒酒したい人にはおすすめの本です。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。 WHO(世界保健機関)が作成した評価法「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)「適正飲酒の10か条」****************************【以下転載】**************************** 男性を中心に高齢者のアルコール依存症の問題が深刻になっている。定年退職や配偶者との死別をきっかけに酒量が増え、依存症に陥るケースが多い。若いときと違って、高齢者では認知症や体の衰えにつながる危険もあり、家族の負担も重くなる。どんな人がどんなきっかけでなるのか。「仕事を離れて打ち込むものがなくなり、酒に走ってしまった」。静岡県在住の70代男性は振り返る。中学校の校長を勤め上げ、60歳の定年退職を機に酒量が増え始めた。夕方から飲み始め、夕食を挟んでまた飲む。現役時代は1日1合だった日本酒が3合を超えた。酒気帯び運転で近所の家のフェンスを壊し、妻からもいさめられたが、無視して飲み続けた。仕事熱心なほど転機は3年前の正月。真っ昼間から飲むうちに体がけいれんし、救急車で運ばれた。入院した病院でも3日連続でけいれんを起こし、意識が飛んだ。「飲んだらまた同じことになるよ」。医師の言葉で断酒を決意。アルコール依存症の仲間と体験を語り合って自分を見つめ直し、3年半にわたり酒を断っている。今は地域のボランティアや家庭菜園など新たな活動に精を出す。昔はアルコール依存症は中年の問題だったが、今は高齢者に目立つ。アルコール依存症の専門治療施設として日本最大の久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の新規患者に占める65歳以上の割合は、2012年に過去最高の24.3%に。10年間で9ポイント上がり、65歳以上人口の伸びを大きく上回っている。「仕事熱心な人ほど依存症になりやすい」と語るのは全日本断酒連盟の大槻元副理事長。仕事一筋で趣味もない人は、定年退職するとやることがなくなる。地域に友人もいないため、ついつい酒に走りやすい。もともと現役時代から酒でストレスを解消している人ほど危ないという。定年後は家族も注意しなくなり、ブレーキがかからない。高齢者のアルコール依存症は危険だ。「体の衰弱や認知症のリスクが高まる」(久里浜医療センターの松下幸生副院長)ためだ。もともと体の機能が衰弱し始める年代。酒びたりで運動や栄養が不足すると、筋肉や脳の衰えに拍車がかかってしまう。介護が必要になれば、周りの家族には大きな負担だ。きっぱりと断るアルコール依存症かもしれないと思ったら、なるべく早く専門医にかかることが必要だ。依存症のチェックリストを参考に自分や家族に心当たりがないか確かめよう。昔は「アル中」と呼ばれ、だらしない人の病気と思われがちだったが、「もともとアルコールは依存性のある物質で、誰でも依存症になりうる。気持ちが弱いからなるのではない」(厚生労働省の松崎尊信・依存症対策専門官)。依存症を治すために、どうやって酒を断つのか。「だんだん手の震えがひどくなり、字も書けなくなりました」。断酒連盟が全国各地で開く会合では、20人ほどの依存症経験者や家族が体験を語る。記憶が薄れていた苦い過去を思い出して、自分の行いを見つめ直す。同じ苦しみを味わった仲間どうしで励まし合い、一緒に断酒を続けられるようになるという。実践的な訓練も必要だ。「おい、1杯くらい付き合えよ」「酒はやめたんだ。もう飲まないよ」。久里浜医療センターでは、医師と患者の間でこんなロールプレイングを行う。誘われたときにあいまいに断ると、うっかり飲んでしまうことがある。はっきりした口調で断ることが必要だ。いったん依存症になると、生涯にわたって断酒を続ける必要がある。本人の努力とともに、家族や周囲の応援も欠かせない。(出典:日本経済新聞)
2015/10/16
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。血中ビタミンD濃度が高いほど、また、血糖値が低いほど、年を取っても脳の灰白質と呼ばれる部分の体積が大きく保たれていると分り、認知症のリスクとも関連性があるかも知れないそうです。認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として2015年1月に「新オレンジプラン」が発表されています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。****************************【以下転載】****************************骨の健康から免疫強化まで、さまざまな効果が期待されているビタミンDだが、不足することで認知症になる可能性が示された。米ラトガース大学環境・生物科学大学院のジョシュア・W・ミラー教授(栄養学)らは、さまざまな民族を含む高齢者を対象とした研究で、ビタミンDの不足と認知機能低下の促進との間に関連が認められたと、9月14日発行の米国医師会神経学専門誌「JAMA Neurology」(電子版)に報告した。高齢者の6割がビタミンD不足カルシウムの吸収と骨の健康を促すことで知られているビタミンDは、日光や食事などから体の中に取り入れられると、肝臓で「カルシジオール」に変化した後、最終的に「活性型ビタミンD(カルシトリオール)」となって体の中で活躍する。活性型ビタミンDに変化させる酵素は、脳を含む全ての臓器で発生しているという。ミラー教授らは、高齢者382人(平均年齢75.5歳、女性61.8%、白人41.4%、黒人25.1%、ヒスパニック25.1%、認知症17.5%、軽度認知障害=MCI=32.7%)の活性型ビタミンDを測定し、その濃度によって(1)欠乏(12ng/mL未満)、(2)不十分(12~20ng/mL)、(3)適正(20~50ng/mL)、(4)高値(50ng/mL以上)―に分類。認知機能との関連を検討した。全体の26.2%が「欠乏」で、「不十分」は35.1%で、6割以上がビタミンD不足だった。活性型ビタミンDの平均値は、白人に比べて黒人とヒスパニックで低かったという(順に21.7ng/mL、17.9ng/mL、17.2ng/mL)。ビタミンD不足で昨日の夕食を忘れる?検討の結果、認知症のグループでは、活性型ビタミンDの平均値がそれ以外のグループに比べて低かった(認知症16.2ng/mL、軽度認知障害19.7ng/mL、正常20.0ng/mL)。また、活性型ビタミンDが「欠乏」と「不十分」の不足グループでは、「適正」のグループに比べ、エピソード記憶力(昨日の夕食や震災など、自分や社会の出来事に対する経験の記憶)や遂行機能(ものごとを計画して順序立てて行う能力)が大きく低下していた。ただし、意味記憶(言葉や人の名前、数学の公式など、学習で得られる知識の記憶)や視空間能力(空間を見て状態を把握する能力)との関連は認められなかった。つまり、極端に言うと、昨日図書館でビタミンの本を1時間読んで「活性型ビタミンD=カルシトリオール」ということを学んだが、ビタミンDが不足していると、「活性型ビタミンD=カルシトリオール」は覚えているものの、「昨日図書館でビタミンの本を1時間読んだ」ことは忘れやすくなるということだ。ミラー教授らは「高齢者が全体的にビタミンD不足の傾向にあること、ビタミンD不足はエピソード記憶と遂行機能の低下を加速させる可能性があった」とコメント。さらに「こうした関連は、アルツハイマー病や認知症の発症リスクの増大と一致している可能性がある」とし、ビタミンDを補うことで認知症が予防できるかどうかの臨床試験が有用と述べた。(出典: あなたの健康百科)
2015/10/15
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。男性も汚いよりはキレイな方がよいと気づいて外観のケアに気を使う男性が増えているのは実感していましたが、男性が朝、「洗顔料を使って洗う」割合がわずか25%だそうです。20代男性の76.6%が「美容に関心があり」と二極化しているようです。最近の中高年の調査では、年相応であるよりも、若々しさやかっこよさを望んでいる男性が多いそうです。記事内容では出来ませんが、私の経験から実現は簡単でした。健康な美肌づくりの基本は、食・栄養を中心とした生活習慣で、外からのスキンケアの寄与率は3割程度であり、美肌が商売道具の女優・モデルはしっかり実践されているそうで、血液が入れ替わる4ヶ月もかからずに見違える健康美肌にするのは簡単でした。「世界一の美女を創る72の言葉」の著者イネス・リグロンさんはミス・ユニバース日本代表をレベルアップさせるために財団から派遣され、14年間日本に滞在されたフランス女性です。03年に世界5位、06年に世界2位、07年に世界1位という確実に成果をあげた世界的な美容専門家です。72の言葉の最初が健康であれ、2番目が食事、3番目がサプリメントで、美男美女にサプリメントは欠かせませんが、何を選ぶかが最も重要です。 私は的を射た体内・外ケアをしていますので、健康美肌をよく褒められ、本にも紹介されています。(笑)また、たった10分で劇的に肌を改善することもできますのでベテランのエステティシャンの指導もさせていただいたりしています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページ化粧品の危険性こども化粧品の危険性口紅の危険性染毛剤の危険性危険な日用品、食べ物など合成シャンプーの危険性歯磨き剤の危険性関連ブログ 新しい順40代男性の美容意識、10年前に比べて3割増!特に気になる男女の薄毛事情 そんなにかかるの 毛髪対策にかかる金額 抜け毛や薄毛をヘルスケアで改善 40歳代からはじめる育毛ケア 男性のスキンケア タイプ知り毎日洗顔が基本男性専用のネイルサロンやスパが人気 外側磨く→気持ち引き締まる40代は要注意! 加齢臭=老化現象 ニオイを抑えれば若返る20代男性の76.6%が「美容に関心があり」ボトックス治療を受ける男性が増加 オトコの身体の悩み、10~20代は「ニキビ」、30~50代は「ニオイ」頭皮エステ・脱毛 美容家電、男の心つかむ磨け!美肌男子 洗顔、保湿…さらば「カサカサ」男も美しく 男性用スキンケア商品人気男性も肌の手入れ入念に 曲がり角は30~40代男性用化粧品、なぜ好調なのか?男性のスキンケア 朝の洗顔で爽やかに仕事バッチリ 美肌系男子 妻の7割近くが不快感 30代夫のにおい「古くなった油」?婚活の妨げに? 髪が薄くなりはじめたと感じた年代は?メンズ化粧品が好調 「こっそりメイク男」実はいる男性もキレイが好き メンズ化粧品市場 不況知らず男性の皮脂量、女性の3倍 スキンケアの差がでる高級理容店で男を磨く 完全個室の会員制、高度な悩みにも対応テーマはアンチエイジング 男性用スキンケア用品の新トレンド美容トラブル きれいになりたい男性に広がる****************************【以下転載】****************************肌の乾燥が気になる季節になってきた。おしゃれや身だしなみに対する意識の高まりから、男性のスキンケア化粧品の市場が伸びている。化粧品メーカー各社は主要ブランドの商品ラインアップを強化し、需要の伸びている40~50代の取り込みを狙う。悩み別に対応かつては女性特有の悩みだった肌のしわやシミ。ニベア花王(東京都中央区)の平成26年の調査では、肌のハリ・ツヤやしわに悩む40~50代の男性は、21年に比べ35%増えたという。同社のマーケティング部、松倉申之介さんは「40~50代は管理職が多い世代で、部下からどう見られるのかを気にする人が多い。女性の社会進出で職場に女性が増えたことも、男性の意識の変化につながっているようです」と説明する。今後もスキンケア商品を求める男性が増えることが見込まれるため、同社は14年に発売した男性向け化粧品ブランド「ニベアフォーメン」を9月に全面リニューアル。「ニベアメン」として、「カサつき」「テカリ・ベタつき」「乾燥・肌荒れ」「ハリ・ツヤ」などの悩み別の商品ラインアップとした。「男性は自分が気に入った物を長く使う傾向がある」といい、細やかにニーズに対応することで顧客の取り込みを図る。コエンザイムQ10マンダム(大阪市中央区)は8月、「ルシード」ブランドで「40才からの」という年齢を前面に打ち出した「薬用フェイスケアシリーズ」を発売した。これまでは脂性の肌対策やひげそり後のケア商品が多かったが、「カサつき」や「高保湿」などニーズごとのカテゴリーに分けた。同シリーズのターゲットは35~50歳の「ミドル層」だ。同社の広報担当者は「人口も多く、エイジングケアの意識が高い年齢層」と分析。「夫にいつまでも若々しくいてほしい」と願う妻が増えていることも踏まえ、抗酸化作用などがあるとされ、女性に人気の成分、コエンザイムQ10を配合した商品も発売した。抵抗ない世代発売11年目を迎えた資生堂(東京都港区)の男性向けブランド「シセイドウメン」。同社のマーケティング部、中島聡さんによると、同ブランドの年間売り上げはここ数年、前年比10%近くの順調な伸び率を示してきた。今年4月以降は前年同期比20%を超え、成長が加速している。同ブランドの商品は、化粧水が3千円程度、顔用クリームが1万円以上と高額だが、40代を中心に購入する人が増えているという。好調の背景について中島さんは、「社会でそれなりの地位にある人が、おしゃれやスキンケアに関心を持つようになってきた。化粧品を使うことに抵抗のない世代がそうした年齢になってきたともいえる」と分析している。 年間市場規模は222億円経済産業省の生産動態統計調査によると、「男性皮膚用化粧品」の出荷額は、平成15年の約121億円から26年には約222億円となり、11年で8割以上も拡大した。ニベア花王は「今後も年率5%以上で伸びる大きな市場」と見込んでいる。(出典:産経新聞)
2015/10/14
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動を続けることで、脳の血液の流れが良くなり、脳の白質の衰えを抑えることができ、高齢になっての認知能力が衰えを最小限に抑えることができるそうで、記事のスロージョギングはおすすめです。自分に最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。健康で長生きするための究極の秘訣は、定期的な運動だというエビデンスがあり、要約すると以下のようです。・有酸素運動を中心に種類は問わない・1日に30分以上・週に3~5回実行する・女性は、ロコモ対策のため筋肉トレーニングも取り入れる普通には動いていても筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは、「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨになるからです。このような運動不足は、大量の飲酒や肥満に並んで、平均寿命を縮める主な要因だそうで、健康のために運動を習慣として行うことが重要ですね。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動に移し、遅すぎることはありません。いつやるか? 今でしょう!!(笑)日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、驚くほど低率です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)・健康な身体を維持する意志力がないということは、人生を左右する重要な状況において、積極的心構えを維持する力にも欠ける。(ナポレオン・ヒル)・ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上するそうで、健康管理をすると6倍返しになる。・健康寿命のばすカギは「家族以外の3つのコミュニティー」・健康寿命延ばせるか くらし工夫で転倒防げ 地域ぐるみで体操、充実感も欠かせず・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」・「健康寿命」延ばせば最大5兆円節減 10年間で推計・「自分は若い」と感じる人は健康に生きられる 「病は気から」は本当・口の健康を意識して健康寿命長くしよう・男のアンチエイジングと「食」・健康的な食事と運動習慣 以外にも長寿の秘訣があった・これが健康長寿のカギ「63歳」を元気に・米国医学会が出した「衝撃のリスト」 全米8割の医師が示した無駄な医療・長野の長寿 秘密は明治の教育・運動で40歳以降医療費153万円減 阪大試算 ・筋トレでメタボ脱出、データも裏付け 「予防医療」「医療費削減」にも・生活習慣改善 企業ぐるみ 健保の医療費削減健康な体で長生きするには「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよいとのことです。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間に2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。自転車、ランニングのような有酸素運動は、心拍数をめやすにして目的に応じた負荷をかけると効率よく出来ますが、運動経験のない・少ない人はスポーツ医にご相談されることをおすすめします。****************************【以下転載】****************************ランニングは健康づくりに一番いい有酸素運動といわれる。しかし、ゆっくり走るジョギングでさえ、「きつそう」「苦しいのは苦手」と敬遠する人が多い。そんなぐうたらな人にもお勧めなのが、スロージョギングである。なにしろ「歩いている人を追い越してはいけない」というほど遅いスピードで走るのだ。提唱者の福岡大学スポーツ科学部の田中宏暁教授のサイトによると、運動経験ゼロの人でも始められるという。走り方はこうだ。歩幅はなるべく狭く、着地は足の前の部分から田中さんがまず挙げるのは「ニコニコペース」である。息が上がらないように走っている最中に笑ったり、お喋りしたりできる余裕のあるペースだ。普通の人はゆっくり歩くと時速4キロ。急ぎ足で6キロだ。初めての人は時速4~5キロ程度でいい。歩幅はなるべく狭く、靴の長さの半分ほど。チョコマカチョコマカとペンギンのように小刻みにリズムよく走る。着地する時、足の前の部分(指の付け根)が地面に着くようにすることが大事だ。駅伝選手のように、速く走ろうと大きな歩幅でかかとから着地すると、膝に負担がかかり痛めてしまう。走る前に立ったまま軽くジャンプしよう。足の前の部分から着地するのでコツをつかめる。姿勢は腰を高くして背筋を伸ばす。アゴも上げる。足が前に出やすくなるし、視線が上がるので周囲の景色を楽しめる。頭から足まで真っ直ぐ一直線になって走る。テルテル坊主のように頭のてっぺんで釣られるイメージだ。肘は軽く曲げるだけ。速く走らないから腕を振る必要はない。呼吸も意識せず、口を開けたまま。腕の振りも呼吸も自然にまかせればいいのだ。60歳で始めてフルマラソン完走も初心者は、横か前を人に歩いてもらうといい。その人を追い越さないよう走るのだ。「こんなに遅いなら歩いた方がいいのでは?」と最初は戸惑う。しかし、ゆっくりでも走ることで両足が宙に浮くため、ウォーキングでは使われない体幹の筋肉や太ももの前面の筋肉が鍛えられる。骨も丈夫になるし、消費カロリーも同じ速度のウォーキングの2倍になる。くれぐれも無理をしないこと。「頑張ってはいけない。初心者が一番陥りやすいのは一生懸命やりすぎて膝を痛め、ランニングをやめてしまうことです」と田中教授。5分走って疲れたら5分歩こう。目標は1日にトータルで30~60分だ。慣れて体力がついてくると、「ニコニコペース」が時速4キロ→6キロ→8キロ......と速くなっていく。「ゆっくり走ると速くなる」といわれるゆえんだ。実際、60歳からスロージョギングを始めて、フルマラソンを完走した人も多い。ゆっくり走ると、「やる気脳」といわれる記憶・思考・集中力に働く前頭前野と、認知機能をつかさどる海馬が活性化されるという研究成果がある。まずは1日15分程度から始めたい。(出典:ヘルスケア)
2015/10/13
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。欧米先進国で、成人失明原因の第1位である加齢黄斑変性が日本でも近年急増していて40代でも増えているそうで、よい治療法がないのでしっかり予防したいものです。喫煙、太陽光、食生活の偏りなどが危険因子と言われています。黄斑部の変性した細胞は、紫外線を受けた時にできる活性酸素の一種である一重項酸素により損傷するそうで、白内障と同様に目の老化です。一重項酸素は抗酸化物質の中でもビタミン類ではほとんど消去できず、カロチノイドが強力な抗酸化物質として働きます。私はカロチノイドが豊富に含まれる緑黄色野菜や果実をしっかり食べ、質のよい本物のサプリメントを摂っていますので抗酸化能力は驚異的に高く黄斑変性症を予防するオメガ3脂肪酸もしっかり摂っており、加齢黄斑変性も予防できる自信があります。中学1年からメガネをかけてきた裸眼視力0.2が今では0.6程度になり、大半の生活でメガネが不要、老眼もよくなっている結果からもわかります。メガネがいらないと一段と快適ですね。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログ認知度低い加齢黄斑変性 早期発見へ診断・治療施設は増加オメガ3脂肪酸は黄斑変性症による失明を予防加齢黄斑変性に用心 生活習慣見直し予防活性酸素で加齢黄斑変性 慶応大、マウスで確認高齢化に伴い日本でも増え続ける「黄斑変性症」成人失明原因の第1位である加齢黄斑変性が日本でも急増中βカロチン、ビタミンC、E、亜鉛が高齢者の失明を防ぐ****************************【以下転載】****************************日本においても急増する「加齢黄斑変性」日本でも増加する「加齢黄斑変性」の原因と予防策加齢黄斑変性は、文字通り年齢を重ねる加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。欧米では成人の失明原因第1位、日本でも以前は少なかったものの、人口の高齢化と生活の欧米化により近年著しく増加し、失明原因の第4位となっています。50歳以上の人の約1%に見られ、高齢になるほど患者数も増加していきます。また、加齢黄斑変性には、滲出(しんしゅつ)型と萎縮型とがあります。滲出型は、黄斑に異常血管が生えてくるものです。異常血管から簡単に出血したり血液中の水分が染み出たりするため、黄斑の機能は急速に悪化します。一方、萎縮型は徐々に悪化していきます。治療しなければ多くの患者が視力0.1以下にまで低下代表的な症状は変視症と呼ばれ、網膜の腫れや網膜の下に液体が溜まり網膜が歪むことで起こります。黄斑部は障害されますが、周辺部は障害されていないため、中心部はゆがんで見えますが、周辺部は正しく見えますさらに、黄斑部の網膜が障害されれば、真ん中が見えなくなり(中心暗点)、視力も低下します。通常、視力低下は徐々に進行し、治療しなければ多くの患者の視力が0.1以下になります。萎縮型と滲出型を比べると、滲出型の進行が早く、視力悪化も重症化します。結果、「見たいところがよく見えない」「書けない」「読めない」状態になってしまいます。喫煙、太陽光、食生活の偏りなどが危険因子に加齢黄斑変性は加齢が主な原因となりますが、前述のように高齢者全員がなるわけではありません。遺伝的要素も原因となりますが、遺伝する力は弱く、責任遺伝子はまだはっきりわかっていません。今までに明らかにされた危険因子は喫煙、太陽光による酸化ストレス、食生活の偏りです。そのため、予防という観点では、日常生活における危険因子を取り除くことが大切です。喫煙している人はしていない人に比べ、加齢黄斑変性になる危険性が高いことが数多くの研究で明らかになっています。喫煙は、血液中にある酸化ストレスを抑える物質を壊します。喫煙している人には禁煙を勧めますが、禁煙の効果が出るのには10年程度かかると言われています。食生活の改善やサプリメントの摂取が必要太陽光の中の青色光によって視細胞が酸化して傷むことが、黄斑の老化に関係します。太陽の光は避けるようにし、屋外では帽子をかぶり、サングラスをかけましょう。また、緑黄色野菜はサプリメントと同様に加齢黄斑変性の発症を抑えると考えられています。肉中心の食事より、魚中心の食事のほうが良いようです。予防効果のある食品には、ビタミンA、C、E、などの抗酸化ビタミン、ルティン、などのカロテノイド、亜鉛などの抗酸化ミネラル、ω-3多価不飽和脂肪酸などが知られています。これらを多く含む食品をとるようにしましょう。さらに、滲出型になりやすい前段階所見が黄斑にある人では、大量の抗酸化ビタミン、抗酸化ミネラルからなるサプリメントが滲出型の発病予防に有用だったというデータがあります。ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛などを含んだサプリメントを飲めば、加齢黄斑変性の発症が少なくなることも分かっています。ただ、加齢黄斑変性の予防に一定の効果はあるでしょうが、完全に抑えることはできません。加齢黄斑変性になっていない人にも勧められますが、一方の目に加齢黄斑変性が発症した人にはサプリメントの内服が強く勧められます。(出典:ジジコ)
2015/10/12
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おはようございます。いつもありがとうございます。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。様々な研究で、定期的に運動していても日中に座り過ぎていると、悪影響を相殺できないことがわかり、理想的には30分の内20分は座り、8分は立ち、2分間は動き回ってストレッチするのがよいそうですが、実行は簡単ではありません。今回は、貧乏ゆすりが座り過ぎの悪影響を帳消しにする可能性があることがわかりました。貧乏ゆすりは、様々な健康効果があるそうで、冷え対策、全身の血行を促す、エコノミークラス症候群の予防、変形性関節症の軟骨再生、脳の働きをスムーズにする、集中力が増す、ストレスを解消するなどがあるそうです。座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命になりやすく、一日中座っていると、精神衛生的にも良くないことがわかり、学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立するなど運動のメリットが相次いで報告されています。 座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍とか、座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなるなど、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」が重要だそうで、成人は少なくとも「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」といわれています。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間あたり2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)・健康な身体を維持する意志力がないということは、人生を左右する重要な状況において、積極的心構えを維持する力にも欠ける。(ナポレオン・ヒル)・人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営・脳を鍛えるには運動しかない・学力の土台は体力・1時間に2分歩くと座りっぱなしの悪影響が帳消しに・座って過ごす時間が長い人ほど病気になりやすく短命に!?・一日中座っていると、精神衛生的にも良くない ・学びは「座って」から「歩きながら」へ? 教育と健康で効果両立 ・運動不足は肥満よりも危険 死亡リスク2倍 ・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」 ・デスクワーク1時間で寿命が22分縮む!? 座りっぱなしが招く様々なトラブル・長時間座わると足の血管に悪影響 5分間のウォーキングで解消***************************【以下転載】****************************職場の同僚が隣のデスクで落ち着きがなく、何度も足を組み替えたり、ペンをコツコツ鳴らされると非常に気になるもの。ましてや激しく貧乏ゆすりを繰り返されたら、忙しいときなどには、イライラが頂点に達してしまうだろう。しかし、その嫌われものの貧乏ゆすり、「女性が病気で死亡するリスクを下げる可能性がある」という研究が発表されて、俄然注目されている。英国のロンドン大学とリーズ大学の研究グループが、『American Journal of Preventive Medicine』(2015年9月23日号)で報告した。貧乏ゆすりで死亡率が37%も低下近年、デスクワークなどで長時間座ることの健康への悪影響が、医学的に証明されてきている。1日のうちで座っている時間が長いと、細胞の寿命や老化に影響を及ぼすテロメアの劣化が進むため、DNAレベルで寿命を短くするという。しかも、これはエクササイズの量や時間と関係なく影響があるというから厄介だ。当サイトでも・「長時間のデスクワークは危険? 女性の"座り過ぎ"と乳がんリスクの関連性が明らかに」・「2時間以上で5時間未満!? 健康によくないのはデスクワーク、それとも立ち仕事?」・「座りっぱなしのデスクワーカーに朗報! 1時間毎に2分歩けば"長生き率"が33%UP!」などで紹介してきた。今回の研究は、この「長時間座ること」への問題について検討することから始まった。英国の女性約1万3000人(37~78歳)を対象に1日に平均何時間座っているか、貧乏ゆすりの有無、身体的な活動、食事、喫煙、アルコールの飲用などについて調査。さらに平均12年間の死亡率の追跡調査を行った。すると予想通り、1日のうち7時間以上にわたって座る時間があり、かつほとんど貧乏ゆすりをしない女性は、1日5時間未満の女性に比べて早期死亡リスクが30%上がった。しかし一方で、貧乏ゆすりの多い女性は1日5~6時間座っていても、座る時間が1日5時間未満の女性よりも、なぜか死亡率が37%下がるという結果になった。また、貧乏ゆすりを多くする人は、BMIに加え、グルコースやインシュリン反応など、健康に関連する指数がよいこともわかった。研究者は「これまでは座る時間が長い人の場合、立ち上がって休憩することで、健康へのリスクを低減できることがわかっている」と述べ、「だが、貧乏ゆすりをするだけで、健康に有益だと示した研究はこれが初めてだろう」とニュースリリースでコメントしている。人迷惑でない範囲で実行したい実は貧乏ゆすりは、以前からさまざまな意味で「健康に良い」といわれていたのをご存じだろうか。たとえば下半身の冷えの解消。ある実験では3分間貧乏ゆすりを続けると、ふくらはぎの皮膚の温度が1℃上がった。運動の代わりにはならないものの、冷え対策に限れば約20分のウォーキングに匹敵するらしい。小刻みに足を動かすことで適度な刺激が筋肉に伝わり、全身の血行を促す効果もある。これは、女性が悩まされがちな、むくみの解消にもつながる。また、長時間の着座により血栓ができることで発症する「エコノミークラス症候群」の予防にも有効だ。さらに貧乏ゆすりは、多くの医療機関で「ジグリング」として変形性関節症のリハビリに取り入れられている。特に股関節の軟骨の再生に有効であることが知られ、約6割の人に効果がみられるという。それ以外にも「脳の働きをスムーズにする」「集中力が増す」「ストレスを解消する」など、仕事上でも恩恵があるといわれている。まだ、すべてのメカニズムが解明されているわけではない。しかし、仕事中になかなか席を立てないデスクワーカーの光明になりそうなことは確かだ。ただ当然ながら、マナーという意味ではハードルは高い。無意識の貧乏ゆすりが、どれだけ人をいらつかせるかを誰もが知っているからだ。とりあえず、会社で周りに人がいないときや、自宅でのデスクワークにとどめて、意識的に貧乏ゆすりをしてみるはいいかもしれない。(出典:ヘルスプレス)
2015/10/10
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かつては芸の内と言われた早食いはよいことがないですね。早食いは、よく噛まずに飲み込むので胃腸に負担がかかり、脳が満腹感を感じる前にたくさん食べてしまうので、過食になり、4.4倍肥満になりやすいそうです。さらに早食いは、食べ物の消化や吸収などに費やされるエネルギー「食事誘発性体熱産生(DIT)」が低く、また血糖値が急上昇するので糖尿病にもなりやすく、糖化も促すので老化が進みやすいと考えられます。日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。また、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国で、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)****************************【以下転載】****************************あなたは食べるのが早い方だろうか、遅い方だろうか。早食いの人は太りやすいといわれるが、最近の研究でそのメカニズムが分かってきた。早食いを改め、よくかんでゆっくり食べるようにすると、太り過ぎも予防できるようだ。秋の味覚についつい食が進む季節。食べ方を見直してみてはどうだろう。子供のころ、「よくかんで食べなさい」と言われた人は多いだろう。だが、大人になって時間に追われる生活で早食いが習慣になった人も少なくないのではないか。早食いの難点は、よくかまずにのみ込むので胃腸に負担がかかること、脳が満腹感を覚える前にたくさん食べてしまうので、過食になりやすい点などが挙げられる。東京工業大学社会理工学研究科の林直亨教授は、「早食いの人は太りやすいと多くの研究で報告されている」と話す。林教授らが女子大学生84人におにぎりを食べてもらい調べた研究でも、かむ回数が少ない早食いの人ほど体重や体脂肪率が高くなる傾向があった。■肥満4倍多くさらに岡山大学が大学生1314人を3年間追跡調査したところ、早食いの人はそうでない人より4.4倍肥満になりやすかった。早食いの習慣は、他の「油っこい食事を好む」「満腹まで食べる」といった習慣よりも肥満になるリスクをあげていた。早食いの人が肥満になりやすい原因は過食だけではないらしい。林教授らの研究では、食事量は同じでも、早食いの場合は、食べ物の消化や吸収などに費やされるエネルギー「食事誘発性体熱産生(DIT)」が低く抑えられることが分かった。1日の総エネルギー消費量の内訳は、呼吸や体温などの生命維持に必要な基礎代謝量が約60%、運動などの身体活動量が30%、そしてDITが10%を占めている。食べることはエネルギーを摂取することであると同時に、エネルギーを使う行為でもある。実験では10人を対象に、試験食をできるだけ早く食べる場合と食塊がなくなるまでかんでから飲み込む場合とでDIT量を比較した。その結果、食後90分間のDIT量の平均値は、早く食べるよりゆっくり食べた方が明らかに多かった。■脂肪1.5キロ増「体重60キログラムの人が1日3食よくかんで食べると、食後にDITとして生じるエネルギー消費量は早食いの場合よりも年間で約1万1000キロカロリー多い。体脂肪に換算すると1.5キログラムほどに相当する」(林教授)。逆に、早食いの人はほかの条件が変わらなければ計算上、1.5キログラムの脂肪がつくことになる。よくかんでゆっくり食べると胃や腸の血流量が増えるが、早食いではそれが少ないという。林教授は「この差がDITに反映されているのかもしれない」と話す。早食いは糖尿病とも密接な関係がある。金沢医科大学公衆衛生学の桜井勝准教授らは、ある企業の従業員2050人(35~55歳)の健康診断結果を7年間追跡調査した。食べるのが早い人は遅い人に比べ、糖尿病の発症が約2倍多かった。「早く食べると血糖値が急上昇する。それを抑えようと膵臓(すいぞう)から大量のインスリンが分泌される。この状態が長期間続くと膵臓自体が疲れてしまい、糖尿病になりやすくなるのではないか」(桜井准教授)。また、早食いは肥満を招くので、肥満が糖尿病発症の危険性を高めるとも考えられる。早食いを改めるにはどうしたらいいのか。まずはよくかむことだ。一口に30回を目標にといわれるが、これが意外に難しい。林教授は「私自身、早食いの癖をなかなか直せなかったが、『よく味わおう』と発想を変えたら、自然とよくかむようになった。今は以前よりも素材の味がわかるようになった」と話す。また一口の量を減らすのも効果的だ。「スプーンより箸の方が一口量が少なくてすむ」(桜井准教授)。根菜類など食物繊維の多い歯ごたえのある食べ物を食卓に取り入れると、かむ回数も増える。「肉や魚を骨付きのものにすると食べる速度が落ちるほか、汁物も飲むときに茶わんを置くので、間を作ることができる。ただし、汁物でご飯を流し込むような食べ方はダメ」と桜井准教授。かんでいる間は、いったん箸を置くのもよい。一人で食べるより、家族や友人と会話を楽しみながら食事をとることも大切だ。食べ方を変えるだけで、肥満や糖尿病予防につながる。■食後にガムをかめばやせる?食後のガムもエネルギー消費量を増やす一助になりそうだ。「ガムの大きさやかむ回数にもよるが、1分間かむと約1キロカロリーを消費する。実験では15分ほどでDITが増えることが確かめられた」(林教授)。砂糖不使用で虫歯予防効果のあるガムなら一石二鳥だ。ただし、ガムをかんでも早食いのデメリットを帳消しにするほどのDIT増加効果は期待できない。「DITは単にかむ回数を増やせば増えるわけではなく、食べてのみ込むことに大きな意味があるようだ」と林教授。食事はゆっくりよくかんで食べ、そして食後にガムもプラス。これがDIT増加の得策といえそうだ。(出典:日本経済新聞)
2015/10/09
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メリハリのない生活は体内時計が狂う一因とされ、睡眠障害、双極性障害、心血管病などさまざまな病気の一因になっているようですが、体内時計の老化も加速させる恐れがわかったそうです。定期的な時間に起きて太陽光を浴びることは重要ですね。健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、驚くほど低率です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)・日本健康会議、指針8項目 民間主導で健康寿命延伸を・「健康」と「幸せ」の好い関係 伸ばそう"主観的健康寿命"・ブルーゾーン 世界の百寿者に学ぶ長寿と健康の秘訣・健康寿命のばすカギは「家族以外の3つのコミュニティー」・健康寿命延ばせるか くらし工夫で転倒防げ 地域ぐるみで体操、充実感も欠かせず・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」・「健康寿命」延ばせば最大5兆円節減 10年間で推計・「自分は若い」と感じる人は健康に生きられる 「病は気から」は本当・口の健康を意識して健康寿命長くしよう・男のアンチエイジングと「食」・健康的な食事と運動習慣 以外にも長寿の秘訣があった・これが健康長寿のカギ「63歳」を元気に・米国医学会が出した「衝撃のリスト」 全米8割の医師が示した無駄な医療・長野の長寿 秘密は明治の教育・運動で40歳以降医療費153万円減 阪大試算 ・筋トレでメタボ脱出、データも裏付け 「予防医療」「医療費削減」にも・生活習慣改善 企業ぐるみ 健保の医療費削減個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。1972年、コロンビアの首都ボゴタで、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、52日間の医療ストライキをしたら、死亡率が35%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻ってしまった。 1973年、イスラエル全土で、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、全国の死亡率が半減した。しかし、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻った。 (エルサレム埋葬協会) 1976年、アメリカのロスアンゼルスで、17の病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、手術が60%減り、死亡率が18%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻りました。現代医療の神は、死に神である。病院は、死の教会である。救急救命以外、9割の医療が、地上から消えれば、人類は健康に生きられる。病院はストを行えば良い。それも永遠に続けば、更に良い。これは、アメリカで、良心の医師と、未だに称えられる、故・ロバート・メンデルソン医師の言葉です。****************************【以下転載】**************************** 睡眠障害や精神疾患、心臓病などさまざまな病気を引き起こす原因として、体の生活リズムを作る体内時計(概日リズム=サーカディアンリズム)が注目されている。メリハリのない生活は体内時計が狂う一因とされてきたが、体内時計の老化も加速させる可能性が示唆された。明治大学農学部生命科学科動物生理学研究室の中村孝博専任講師らは、マウスを使った動物実験で、体内時計の老化による揺らぎの原因は、脳の視床下部という部分にある神経細胞同士の連携が低下していることを発見。常に暗い環境にいるとこの連携低下が加速すること、適切な間隔で光を浴びせると連携低下が抑えられることも明らかにした。詳細は、8月27日発行の北米神経科学会誌「eNeuro」(電子版)に掲載されている。 概日リズムとは概日リズムとは、ほとんど全ての生物に備わっている生理現象の一つ。周囲の明るさや温度などの環境の変化にかかわらず、生理現象がほぼ24時間と一定のリズムで起こるので、体内時計とも呼ばれている。例えば、動物は暗闇でも周期的に睡眠と覚醒を繰り返し、オジキソウは刺激をしなくても24時間周期で動き続ける。これらは全て、この概日リズムによって起こる。近年は、概日リズムの崩れが加齢に伴う睡眠障害、双極性障害、心血管病などさまざまな病気の一因になっていることが示唆されている。老マウスと若マウスを観察これまでの研究で、脳の視床下部の視交叉上核(しこうさじょうかく)が神経活動のリズムに影響を与えていることが明らかにされていた。また、動物が神経活動を行う際、非常に弱い光(化学発光)を発することも分かっていた。中村専任講師らは今回、高感度電子増倍型冷却CCDカメラ使って、神経活動で発される弱い化学発光を捉えることに成功した。老齢のマウスと若齢のマウスに、さまざまな照明の条件下で回し車の運動を行わせたところ、老齢マウスではそれぞれの神経細胞の概日リズムは正常なものの、神経細胞同士の連携が低下していることが分かった。また、周囲を12時間おきに明るくしたり暗くしたりする適切な照明の条件で運動を行っていたマウスに比べ、常に暗い環境にいたマウスでは連携の低下がより顕著だったという。以上のことから中村専任講師らは、脳にある神経細胞同士の連携低下が概日リズムの老化の一因であり、それを遅らせるためには適切な光環境が必要なことが示唆された、と結論した。研究をさらに進め、人間の概日リズムの低下とそれを抑える要因を解明することにより、老化や交代勤務による不眠症などの治療の進歩が期待できる。(出典:あなたの健康百科)
2015/10/08
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うつ病などの心の病気は心に症状がでますが、脳の病気です。心の病気は、ストレスなどが引き金になっていますが、間違った食・栄養教育に起因する食源病だと指摘されています。心の病気は、脳の不調であり、栄養失調による脳内物質の不足によって引き起こされますので、栄養療法が一番最初に試す価値があると確信しています。また、日本人の食生活はさらに悪化傾向にありますので、心の病気も増加傾向に歯止めはかからないと思います。・「心の病は食事で治す」という本・「世界の精神科医がすすめるメンタルサプリ」という本・「脳を鍛えるには運動しかない」という本国は善意で2015年12月1日より従業員数50名以上の事業所に対して年1回のメンタルヘルス対策を義務付けますが、国がメンタルヘルスの対策をすればすれほど休職者や障害者が増え、自殺者を増やしているという「エビデンス」があり、ストレスチェックの義務化は懸念を強く感じます。研究報告内容の要約は以下の通りです。メンタルヘルス・プログラムやその法制化など、自殺対策を国が推進することで自殺者を減らすことができるかを、2004年にオーストラリアの研究者グループとWHOが100ヶ国のデータをもとに調べた研究があります。「メンタルヘルス対策やメンタルヘルス政策の導入は男性の自殺率と総自殺率の増加に関連していた。また薬物療法による対策の導入も総自殺率の増加に関連していた。」著者の結論は「この結果を何らの疑いもなく受け入れるのはあまりに単純である」、「さらなる研究が必要なのは明らかである」ということでした。そこで2010年、今度はイギリスの研究者が同種の研究を行いましたが、やはり同じ結果が再現。メンタルヘルスが法制化され、メンタルヘルスに費やされる額が高ければ高い国ほど、精神病院の病床数が多ければ多い国ほど、精神科医や精神科看護師の数が多ければ多い国ほど、またプライマリ・ケアにあたる専門職がメンタルヘルスに関する教育を受けやすい国ほど、自殺率が高いことが判明。しかしこの研究でも、「さらなる研究が必要である」が著者の結論。そして2013年に発表された191ヶ国、64億人を対象にした大規模調査でも、精神科医の数と病床数が自殺率の高さと有意に正の相関が認められたとして、“Countries with better psychiatric services experience higher suicide rates.”(より良い精神医療サービスが提供されている国ほど自殺率は高くなっている)とし、“The consistency of these findings indicates the need to examine potential underlying pathways.”(こうした知見の一貫性は、可能性のある根本的経路を調べる必要を示す)と述べています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページ心の病気は、栄養失調による脳内物質の不足によって引き起こされる関連ブログ 新しい順うつ病治療に運動が有効、高齢でもうつ病診断、新知見を反映 薬の処方 改善に期待「心の病」で労災、14年度認定497人と最多 うつ病増える魚中心の地中海料理にはストレスやうつを軽減する効果あり砂糖は心身を蝕む危険な食材、脳のエネルギーの嘘 動脈硬化、免疫力低下、うつ病1日20分の筋トレで記憶力がアップ うつ症状を軽減する効果もたばこがメンタルヘルスの面でも悪影響 禁煙は抗うつ薬よりも効果的大量精神科薬で搬送、156病院 問われる処方厚労省、「心の病」検査は義務化 中小企業で遅れ不足すると心の不調も ビタミンCの最新知識 上手な補給法不安・やる気が出ない 心の不調、食生活が影響 甘い物の取りすぎに注意会社の心配本気 欠勤なくても大損失に「心の病」労災認定最多 いじめ・セクハラ増加 自殺者も最多うつ症状、脳血流で見極め 適切な治療に道 光トポグラフィー検査長期欠勤の原因、「心の病」が64% 国家公務員の11年度なぜ、うつ病患者はアルツハイマー病リスクが高いのか?うつの予防策、食の改善も一手社員の“心”支援を充実 うつ病問題の深刻化受けうつで病院に行くと殺される!? 国際情報誌SAPIO血液でうつ病診断、簡便な検査法開発 リン酸濃度を測定ジャンクフードはうつ病リスクを高める、スペイン研究 ****************************【以下転載】****************************社員のうつ病予防に力を入れる企業が増えてきた。中でも注目されるのは、本人の考え方を変える「認知行動療法」と呼ばれる手法。もともと治療のための療法だが、ストレスを軽減し、うつ病リスクを減らす効果があるという。今年12月には一定規模以上の企業にストレスチェックを義務付ける制度も始まる。「心の健康」を守る取り組みが急務になっている。「なぜつらいと感じたのか書き出してみましょう」「他人があなたと同じ状況ならどうアドバイスしますか」。コニカミノルタは2012年から、入社2年目の全社員を対象に認知行動療法の研修を実施している。入社3年目ごろから仕事の責任が重くなり、ストレスからメンタルの不調を訴える社員が増えるためだ。約1時間、講師のアドバイスを聞きながら認知行動療法のポイントを実践的に体験する。面接通じ問題把握認知行動療法とは、ものの受け取り方や考え方がバランスよくできるようにする精神療法のこと。1960年代に米国で生み出された。日本でもうつ病治療の手法として徐々に広がり、10年からは保険適用も認められた。具体的には、「仕事が思うように進まずイライラする」といった体験をもとに、気持ちの背景にどのような考え方があるのかや、どう考えれば楽になるかを整理する。1回30分から1時間程度の面接を何度も繰り返す。以前の同社のメンタルヘルス対策は、管理職への研修が中心だった。座学などで、部下がうつにならないような接し方などを指導する。ただ実際には上司の対応に問題がなくても不調に陥る社員もいる。「管理職への教育だけでは解消しない。セルフケアも必要」(同社の統括産業医、森まき子氏)と判断し、社員を対象にした対応に踏み切った。子会社の社員に1カ月間実行してもらったところ、うつ傾向が強かった人に改善がみられたという。北里大学産業精神保健学の田中克俊教授は「認知行動療法は考え方を柔軟にするのが目的。認知行動療法を取り入れることでストレスを感じることを防げる」と主張する。実際、治療の場以外でのストレス対策として有効性を認めた海外の研究結果もある。不眠症にも効果効果はうつ病予防だけではない。複数の企業で産業医を務める木村理砂氏が、ある大手電機メーカーの子会社で認知行動療法を行ったところ、行わなかった人と比較して、仕事のパフォーマンスへの自己評価の点数が明確に上昇したという。木村氏は「考え方がポジティブになるため、仕事にもいい影響がある」とみる。生活習慣への効果もある。キヤノンが13年、試験的に不眠症向けの認知行動療法を行ったところ、睡眠状態が悪いと評価された83人のうち44人で睡眠が改善したという。来年からは全社的に展開していく考えだ。ただ日本ではきちんと認知行動療法を行える産業医は決して多くはない。産業医は内科などを専門とする医師が多く、精神科を専門的に学んだ人は少ない。精神科医でも習得には一定の研修が必要で、だれでもできるわけではない。厚生労働省から委託を受け研修事業を行う認知行動療法研修開発センター(東京・新宿)で研修を修了した医師は全国で400人程度にとどまる。北里大学の田中教授は「医師だけでなく、保健師らを活用することも検討し、広く提供したい」と話す。◆ストレスチェック、12月に義務化へ 体制整備が課題に 仕事による強いストレスが原因で精神障害を発症する人は増えている。厚生労働省によると、過労や職場でのパワハラなどが理由でうつ病などの精神疾患を発症し、労災認定された人は2014年度は過去最多の497人だった。また内閣府の調査では、14年に自殺した人の1割は「仕事疲れ」など職場関連が理由だった。こうした状況を踏まえ、国は労働安全衛生法を改正。今年12月1日から、全国の従業員50人以上の事業所を対象に、年に1度の「ストレスチェック」を義務付けた。業務の状況や職場環境、心身の健康状態を調査票を用い、医師や保健師などの専門職が把握することを求める。ストレスが高いと評価され、本人から申し出があった場合は医師による面接指導を行う。ただ面接指導は本人の申し出があった場合に限られる。ストレスが高いにもかかわらず、評価などを気にして申し出をためらう人もいそうだ。企業内の体制整備も課題だ。うつ病の情報発信を目的に設立された一般社団法人日本うつ病センターは10月、企業へのメンタルヘルス対策を請け負う事業を始める。保健師ら企業のスタッフ教育のほか、ストレスチェックで問題が出た従業員へのフォローや復職支援プログラムを手掛ける予定だ。(出典:日本経済新聞)
2015/10/07
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サルコペニアとは、ギリシャ語の「サルコ=筋肉」と「ペニア=減少・不足」を合わせた造語で、筋肉が減少することで、ロコモの入口と指摘されています。筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。さらに日本老年医学会は、高齢になって筋力や活力が衰えた段階を「フレイル」と名付けています。フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty」から来ていて、サルコペニアから、さらに生活機能が全般的に低くなるとフレイルとなるそうです。アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは、「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨになるからです。このような運動不足は、大量の飲酒や肥満に並んで、平均寿命を縮める主な要因だそうで、健康のために運動を習慣として行うことが重要ですね。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動に移し、遅すぎることはありません。いつやるか? 今でしょう!!(笑)健康な体で長生きするには「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよいとのことです。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間に2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。高齢者での研究では、運動強度に関係なく、1日30分の運動を週6日取り入れると、死亡率が40%減少し、さらに週に数回、きつい運動をこなす高齢者は、ほとんど動かない高齢者に比べて寿命が5年も長かったそうです。また、健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」との指摘もあり、毎日の生活の中に運動要素をうまく取り入れたいですね。 厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である(リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の健康度は主要36カ国中36位(2011年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、要介護となった人のうち骨折・転倒が原因は10.2%で、転倒・転落による死亡数は7761人にもなり、交通事故死よりも多く、増加傾向だそうです。心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。関連ブログ 新しい順85歳以上の男性の半数はサルコペニア「サルコペニア肥満」には食事と運動で対策 筋肉の低下を予防最悪寝たきり 見た目に出づらい「サルコペニア肥満」 危険度をチェック40代は要注意!メタボより怖い「サルコペニア肥満」とは筋肉が衰えたサルコペニア肥満防げ 下半身筋トレ習慣にロコモの入り口「サルコペニア」とは?****************************【以下転載】****************************身体を動かす生活習慣がない人や、一日中デスクワークという人は、筋肉量が減りがちです。筋肉が少なくなり、基礎代謝が低下します。基礎代謝とは、何もせずにじっとしていても、呼吸や体温調整など生命活動を維持するために消費されるエネルギーのこと。基礎代謝が低くければ消費するエネルギーも小さく、余分な脂肪が蓄積しやすくなります。ダイエット中は、体重の増減を気にして一喜一憂する人は少なくありません。ところが、個人差はあるものの、24時間で体重は1~2kg変動することがあります。食事や汗、むくみ、排泄、月経などがその要因です。ですから、「昨日より2kg増えた……」と嘆く必要はありません。BMI判定だとボディビルダーは「肥満」体重の増減は、単に「太っている」「痩せている」を正確に語れません。肥満度の評価として有名な、身長と体重から計算される「BMI(ボディー・マス・インデックス)」があります。BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で除した指数。22が標準とされます。肥満の簡便な判定にも用いられ、たいていの場合はBMIと体脂肪率の間に相関が認められます。しかし、日本肥満学会の判定基準によると成人は「BMI25以上が肥満」。そのため、脂肪が少なく筋肉量が多いボディビルダーは「肥満」と判定されます。逆に「肥満体型だけど計ってみたらBMIが標準で安心」という人もいます。実は体脂肪が多くて筋肉量が少ない、つまり「隠れ肥満」かもしれないのです。特に年齢を重ねると、気づかぬうちに隠れ肥満の可能性はアップします。筋肉量は20代をピークに30歳頃から減少し始めます。筋肉量の減少と筋力の低下は、身体機能の障害や「QOL(生活の質)」の低下をきたし、病気のリスクにつながります。この状態を「サルコペニア」といいます。「痩せた!」の喜びが「サルコペニア肥満」の前触れ?運動をしていないのに体重が落ちてきた場合、「痩せた!」と手離しに喜んではいけません。運動をしていないのに体重が増えてきた場合は、「筋肉率の低下+体脂肪率の増加」で起きる「サルコペニア肥満」状態。このタイプは、前述のように代謝が低下しており、通常の肥満よりも悪循環に陥ります。近年問題とされており、早い人は40代でサルコペニア肥満になります。運動をしないかぎり、筋肉量を増やす、あるいは維持できません。つらい食事制限をして体重を落としても、筋肉量が少なければ脂肪を蓄積しやすいことに変わりありません。放っておけば、加齢とともに筋量が減ってエスカレートします。私は、病気を防ぐQOLの維持向上は、「筋トレ」が基本だと考えています。食事制限や有酸素運動を行っても、筋肉量が少なくては、ダイエット成功も遠のきます。エアロバイクより筋トレを優先すべきでは、筋肉が増加すると、基礎代謝はどのくらい変わるのか? 筋肉1kgあたり基礎代謝は13kcal/日。「えっ、これだけ?」「筋トレなんて無意味」「ジョギングやエアロバイクの方がいいのでは?」と思いがちですね。ところがこれは、筋肉の量的な変化による基礎代謝の増加のみの話。ある研究によると、3~4カ月の筋トレで除脂肪体重が2Kg程度増加し、100kcal/日くらいの基礎代謝が増えたといいます。これだけの違いが生じる要因のひとつは、筋トレによる安静時の筋血流量の増加が挙げられます。また、筋トレが、心臓や消化器など内臓の働きも活発化させたと考えられます。これらの総合的な変化が、代謝率の向上つながるわけです。そして、日常生活における仕事や家事などでの活動代謝も見込めます。筋肉を仮に1kg増やせば、1日あたり50kcal、1週間で350kcalの基礎代謝が増えます。これは65kgの40歳男性がエアロバイクを約3時間漕いだ消費量に相当します。長い目で見れば、エアロバイクより筋トレを優先させるべきでしょう。「サルコペニア」は誰にでも起こり得るもの。年齢を重ね、筋肉が減ってしまってから取り戻そうとしても容易ではありません。今からコツコツ「貯筋」する習慣をもつことをオススメします。(出典:ヘルスプレス)
2015/10/06
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慶應義塾大学などの研究チームの調査によれば、100歳以上の高齢者とその家族ではテロメアが長く保たれ、炎症マーカーも低く抑えられている2つの要因で特徴があることが分かったそうです。また、別の調査では、百寿者6割が百歳まで三大死因のガンや心疾患、脳卒中にならず、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病にもかからず、防御ホルモンのアディポネクチンが多く分泌されているそうです。そして、食べる意欲が旺盛でよく食べ、興味を持ったことに対して前向きで熱心に取り組むことなどが分かってきたそうです。しかし、8割は認知症を患っているか、寝たきりだそうです。自分が百寿者になっても元気に生きるために、今すべきことは、「40~50代のうちにカロリーコントロールをしてメタボを防ぎ、運動によって筋肉をつけておくことが、人生後半になって効いてきます。認知症やサルコペニア(骨格筋減弱症)予防につながりますよ」と研究者が助言されています。「ブルーゾーン 世界の100歳人に学ぶ健康と長寿のルール」によれば、百寿者が多く住む地域4カ所・イタリア・サルデーニャ島バルバキア地方・日本・沖縄県・アメリカ・カリフォルニア州ロマリンダ・コスタリカ・ニコジャ半島ここに住む百寿者らから得られた健康長寿のための9つの秘訣・適度な運動を継続して行う・腹八分目の食事・植物性食品の勧め・適度に赤ワインを飲む・目的意識を持って生きる(=生きがい)・人生をスローダウンする・なんらかの信仰心を持つ・家族最優先・人とつながる2000年から始まった健康日本21から健康寿命の延伸が叫ばれています。また、健康格差は所得や教育と強い相関があると指摘されています。健康・長寿は教養と教育が必要だ!・今日、用があること・今日、行くところがあること健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。1972年、コロンビアの首都ボゴタで、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、52日間の医療ストライキをしたら、死亡率が35%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻ってしまった。 1973年、イスラエル全土で、全ての病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、全国の死亡率が半減した。しかし、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻った。 (エルサレム埋葬協会) 1976年、アメリカのロスアンゼルスで、17の病院が、救急救命以外の全ての科で、医療ストライキをしたら、手術が60%減り、死亡率が18%減った。が、ストライキが終わったら、死亡率が元に戻りました。現代医療の神は、死に神である。病院は、死の教会である。救急救命以外、9割の医療が、地上から消えれば、人類は健康に生きられる。病院はストを行えば良い。それも永遠に続けば、更に良い。これは、アメリカで、良心の医師と、未だに称えられる、故・ロバート・メンデルソン医師の言葉です。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。医師は病気治療のプロですが健康増進のプロではないので、医師も健康維持・増進のために的を射た本当によい生活習慣はあまり知らず、実践もしていないようで、医師の約半数がすでに病人なのです。・医師の半数が「常用薬あり」の病人・医師の8割が“不養生”を自覚 「自分の健康に注意する時間と心の余裕がない」・医師の乱れた食習慣の実態 やめられないジャンクフード、菓子と酒・医師の不養生 運動する時間があれば眠りたい 過労が運動不足を生む悪循環・医師の4人に1人がアルコール依存****************************【以下転載】****************************医療の発展により、平均寿命がますます延びることが予想されています。今後平均寿命の延び以上に健康寿命を延ばすことが重要だと考えられていますが、将来は新薬の開発によって健康寿命を延ばすことができるかも!? 日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことを健康寿命と呼びます。2001年から2010年で平均寿命は男性と女性でそれぞれ1.48年、1.37年と延びていますが、一方で健康寿命は1.02年、0.97年と平均寿命の約70%の延びとなっています(※)。医療の発展により、平均寿命がますます延びることが予想されますが、健康な期間だけではなく、不健康な期間も延びることが予想されます。今後平均寿命の延び以上に健康寿命を延ばすことが重要だと考えられています。テロメアと寿命の関係テロメアは、遺伝子などから構成される染色体の両端にある繰り返し配列のことをいいます。細胞が分裂するとテロメア配列が少しずつ失うため、テロメアの長さは、細胞の寿命の目安となります。今回、慶應義塾大学を含む研究チームでは、1554名の高齢者(100歳以上・684名、100歳以上の高齢者の直系の家族・167組、85~99歳の高齢者・536名)を対象に、長寿に関係があるとされる造血能、代謝、肝機能、腎機能、テロメア長、各領域のバイオマーカーを測定し、その傾向を調査しました。その結果、100歳以上の高齢者とその家族ではテロメア長と炎症という2つの要因で特徴があることが分かりました。テロメアが長く、炎症が低いと元気に長生きできる!?炎症は、細胞内の老廃物の除去や外部からの刺激に応答する免疫反応の1つです。しかし、ごく最近マウスによる研究で、炎症が老化を促進する要因の1つであることが明らかになりました。さらに、今回の研究で100歳以上の高齢者とその家族ではテロメアが長く保たれており、年齢と共に上昇する炎症マーカーも低く抑えられていることが分かりました。また、長寿者の中でも特に炎症の低いグループは認知機能も高く、自立した生活を長く維持できていることが明らかになったのです。現在の抗炎症薬は、さまざまな副作用により長期間の服用はできません。しかし今回の結果を元に、より安全な代替薬が開発されれば、健康寿命を延ばすことも夢ではないかもしれません。(出典:ITmedia ビジネスオンライン)
2015/10/05
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。入浴は手軽なストレス解消になり、うまく活用することで健康にもよいのですが、日本温泉気候物理医学会の推計では、入浴関連の事故で亡くなる人は年間1万4000人でしたが、東京都健康長寿医療センターの推計では年間1万7千人にもなり、10月から増え始めて冬季に多い事故です。私は時々銭湯に行きますが、体調不良になって倒れる例は何回も見ています。救命講習を何度か受けていますので手助けすることもありますが、銭湯なので周りに人がいるので事故死にならずに済み、高齢者は銭湯に行くのも対策の一つかも知れません。私は、・脱衣所を暖める・浴室空間を暖める・湯温は42度以上に上げない・塩素を消去する 湯船とシャワーともに対策・市販入浴剤は使わない・水分補給・飲酒して入らないなどに気をつけていますし、石鹸、シャンプーなども厳選しています。お互いに気をつけたいものです。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログ 新しい順お風呂で快眠できるワケ カギは脳温の変化にあり年間1万7,000人もの人が入浴中に急死! 予防のためにできることは?入浴事故死1万7千人 冬場の安全な入浴 温度差少なくし夕食前に風呂:ヒートショックご注意 水死のケースも入浴事故死1.4万人 救急搬送8割が60歳以上 半数が11~2月入浴法 42度以上メリットなし 半身浴のおすすめトップアスリートに学ぶ健康入浴法 温→冷→温で血流良く風呂に入るのは朝、夜どちらが良いの? 正しい入浴法を教えて気をつけて!入浴剤での転倒事故 複雑骨折した事例も温泉の効用、科学的に検証…25年ぶり風呂:疲れとる夏のお風呂 ぬるめに半身浴がお勧め安全で効果的な温泉の入り方は?上手に「お風呂」してますか?今日はいい風呂の日です温泉無効:塩素殺菌すると、酸化作用で肌ガサガサの恐れぐっすり眠りたいアナタ 夜に運動、入浴****************************【以下転載】****************************温かいお風呂がうれしい季節になってきた。ただ、冷えた浴室に入ったり、温かい湯船につかったりするとき、急激な血圧の変化が心筋梗塞や失神を引き起こすことがある。高齢者はもちろん、生活習慣病の人も注意が必要で、こうしたヒートショックを避ける住まいの対策を探った。東京都健康長寿医療センター研究所(東京・板橋)の調査によると、寒暖差が原因とみられる入浴中の死亡事故は1月に最も多く、8月の10倍を超える。10月ごろから目立って増える。東京ガス都市生活研究所(東京・港)が今年1~2月に20~79歳の男女1236人に実施したアンケート調査の結果では、ヒートショックという言葉の意味を知っている人の割合は60代以上でも半数以下。「意識を失ったりする危険を感じるか」という質問には、最も高かった70代でも28.2%だった。危険への備えが心配だ。東京都健康長寿医療センター研究所の高橋龍太郎副所長は、ヒートショックを防ぐポイントとして「温度のバリアフリー化」を挙げる。「服を脱いだ時にブルッと寒さを感じるのは危険。浴室や脱衣所を暖かく保つ」。お風呂が冷えやすい一戸建て住宅に、1人で住む高齢者は特に用心するよう力説する。浴室を暖める設備として代表的なのがガス暖房だ。東京ガス新宿ショールームでは、浴室暖房機が展示してあり、ミストサウナなども体験できる。ガス暖房機の強みは立ち上がりの早さとランニングコストの安さ。東京ガスによると、外気温5度の環境で1坪(3.3平方メートル)のユニットバスなら、約6分で浴室内の温度は25度まで上がる。そのときの料金は約9円という。ガス暖房機のタイプは壁掛け型と天井設置型に大きく分けられる。壁掛け型は既存の浴室にそのまま取り付けることができるのが利点。天井設置型は新築やリフォーム向き。東京ガスの「ホットドライ」の場合、最も安い機種で7万200円(希望小売価格、税込み)。本体とは別に約7万円の熱源機などが必要で、工事費も含めると最も安くて20万円くらいからが目安。「価格は上がるが、ミスト機能がついているタイプを選ぶ人が増えている」(東京ガス)。LIXILの戸建て住宅のリフォーム用システムバスルーム「リモア暖房プラン」は暖房で暖めた浴室の温度を下がりにくくした。天井や壁、床の全面に保温素材を使用。浴槽もお湯が冷めにくい。費用は施工業者や浴室の状況によっても変わるが、1坪タイプで約100万円(施工費込み)ぐらいかかる。戸建てだけでなくマンション向けプランもある。費用をあまりかけられない場合はポイントを絞ったリフォームもできる。LIXILハウジング企画室の吉田格室長は「窓の対策だけでも保温効果は高い」という。既存の窓に設置する同社の内窓「インプラス」の場合、縦1メートル横1.5メートル程度の窓であれば、工事費込みで5万~6万円が多い。リフォームを検討する場合、まずはどのくらいの費用でどんな対策ができるのか施工会社に相談しよう。一般の暖房器具を活用するのも手軽なヒートショック対策になる。電気式の温風暖房機を使って脱衣所や浴室を入る前に暖めておく。1台数千円から購入することができるし、家庭にあるものを使うこともできる。ガスファンヒーターはよりパワフルだが、大きすぎるものが多い。都内の大手家電量販店の暖房器具売り場の担当者は「ガス栓が浴室の周辺にないケースもある」と話す。脱衣所など狭い場所に置くときはタワー型を使う手もある。直接触れてやけどをしたり、のびたコンセントの線にひっかからないように気をつける。暖房による対策だけでなく、お風呂の入り方や毎日の習慣にも気を配りたい。血圧の下がりやすい食事直後や飲酒時の入浴は控えること。気温の下がる深夜の入浴はなるべく避ける。寒いと、湯の温度を上げてしまいがちだが、40~41度以下に設定するのも大事だ。■シャワーでお湯張りをきょうからできるヒートショック対策としておすすめなのがシャワーを高い場所に設置して浴槽にお湯を張ることだ。浴室全体を暖める効果がある。お湯を張ったあと、浴槽に蓋をしないでおくと、浴室の温度は下がりにくくなる。(出典:日本経済新聞)
2015/10/04
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様々な研究で、定期的に運動していても日中に座り過ぎていると、悪影響を相殺できないことがわかったそうです。理想的には30分の内20分は座り、8分は立ち、2分間は動き回ってストレッチするのがよいそうです。座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命になりやすく、一日中座っていると、精神衛生的にも良くないことがわかり、学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立するなど運動のメリットが相次いで報告されています。 座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍とか、座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなるなど、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」が重要だそうで、成人は少なくとも「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」といわれています。そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間あたり2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。・人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営・脳を鍛えるには運動しかない・学力の土台は体力・1時間に2分歩くと座りっぱなしの悪影響が帳消しに・座って過ごす時間が長い人ほど病気になりやすく短命に!?・一日中座っていると、精神衛生的にも良くない ・学びは「座って」から「歩きながら」へ? 教育と健康で効果両立 ・運動不足は肥満よりも危険 死亡リスク2倍 ・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」 ・デスクワーク1時間で寿命が22分縮む!? 座りっぱなしが招く様々なトラブル・長時間座わると足の血管に悪影響 5分間のウォーキングで解消・1日に3時間立って過ごすとマラソンと同じくらい健康に良い ・長時間のデスクワークによる体の不調を軽くする7つの方法 ・仕事に詰まったら、やっぱり歩くのがベスト:研究結果 ・デスクワーク中心の人の運動不足を解消 運動は生産性も高める ・「座る時間」が1時間増えるだけで身体が不自由になるリスクが1.5倍に ・長時間座る高齢女性は死亡リスクが高い心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************複数の研究で、長時間の着席など座るという行為により、さまざまな慢性疾患を引き起こすリスクが高まることが分かっている典型的なオフィスワーカーがどの程度の時間、座ったり立ったりすべきかについて医療関係者が提案を行う上で、新たな調査が役に立つ。複数の研究で、長時間の着席など座るという行為により、がんや糖尿病、心疾患、非アルコール性脂肪肝疾患といったさまざまな慢性疾患を引き起こすリスクが高まることが分かっている。人間工学の専門家の中には、立っているのが長すぎても健康に悪影響が生じかねないと警告する人々もいる。その中には、静脈瘤(りゅう)、腰痛や足の問題、頸動脈疾患などのリスクが高まることも含まれる。米コーネル大学のアラン・ヘッジ教授(人間工学)は、「日中を通して自分の活動を細かく区切ることが鍵だ」とし、「一日中座っているのも、一日中立っているのもどちらも良くない」と話す。ヘッジ教授は、これまで企業セミナーで紹介してきた研究を検討した結果、オフィスでの就労中に30分のうち20分は座り、8分は立ち、2分間は動き回ってストレッチすべきだと勧める。同教授はこの研究を公表する予定だ。同氏によると、10分以上立っていると人は何かに寄りかかる傾向があり、そうなると腰痛など筋骨格系の症状を誘発しかねない。英スポーツ医学誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン(BJSM)」は今年に入り、ヘッジ教授を含む専門家の国際パネルから出された「座ることに関する指針」を公表した。同パネルは、一日の労働時間を通して、合計2~4時間立つことと、軽い運動を取り入れるよう推奨している。さらにヘッジ教授によると、米航空宇宙局(NASA)の調査でも、仕事中に一日16回、2分間ずつ立つと骨や筋肉の密度を維持する上で効果的であることが分かっている。英チェスター大学の教授(応用運動科学)で、同指針の筆頭著者であるジョン・バックリー氏は、「現在の科学的証拠では、一日に2時間以上立つ職業に就いている場合、主な慢性疾患を発病するリスクが低下する可能性が示されている」と指摘した。また、英リーズ大学の教授(栄養疫学)で、米医学誌「予防医学」に先週発表された別の研究の筆頭著者、ジャネット・ケード氏は、「座りがちでない行動から恩恵を得るために外に出てマラソンをする必要はないかもしれない」と話す。「少し動くだけで、いくらか効果があるだろう」立って仕事のできる机を使えば、オフィスワーカーたちは立ったり座ったりを繰り返すことができる。 さまざまな研究で、定期的な運動でも日中に座り過ぎていることから来る悪影響を相殺できないことが示されている。バックリー教授によると、座ることで身体の生理的変化が引き起こされ、炎症のほか糖尿病や心疾患といった慢性疾患に関連するいくつかの遺伝的要因が誘発される可能性がある。対照的に、立っていると筋肉が活動的になり、血糖の超過量が血流にとどまらず、筋肉から吸収されるという。立っていると、座っているよりもエネルギーが1分当たり0.5~1カロリー多く消費される。従って4時間では、最大240カロリー多く消費されることになる。ヘッジ教授は、1時間以上座っていると、リポタンパク質リパーゼという酵素の水準が低下し、筋肉よりも脂肪蓄積のほうにカロリーが回ることになると説明する。最近の小規模な研究で、長時間座っていることによる血流への影響が調査された。これは11人の若い男性を対象に実施され、実験生理学の雑誌で公表された。米ミズーリ大学コロンビア校の准教授(栄養学・運動生理学)で、この研究の筆頭著者、ジョーム・パディリャ氏によると、6時間座ったあと、脚の大動脈の一つの血管系機能が50%以上低下したが、10分間の歩行後に回復した。同氏は「長時間座ることに伴う血管系機能の低下が長期的な血管合併症につながるかどうか判断するには、さらなる研究が必要だ」と述べた。(出典:ウォール・ストリート・ジャーナル)
2015/10/03
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認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************わが国のみならず人類共通の悩みとなった重要な健康問題。各国のスタイルから、元気で明るい未来を探りましょう!今年の「敬老の日」は9月21日。同時に、この日は、国際アルツハイマー病協会」(ADI)と「世界保健機関」(WHO)とが1994年に制定した「国際アルツハイマーデー」でもある。日本でも、〈認知症ともに暮らそうこの街で〉のスローガンのもと、認知症への理解が呼びかけられている。「そもそも認知症とは、病名というよりは症状の総称であり、いくつかの種類があります。認知症全体の約6~7割を占めるのが、アルツハイマー型認知症。次に多いのは、脳の血管が詰まることが原因の脳血管性認知症と、幻視やパーキンソン病の症状を伴うレビー小体型認知症で、それぞれ約15%を占めます」(医療専門誌記者)正常に働いていた脳の機能が低下し、日常生活にも支障が出る状態――そんな認知症だが、どうやら今年は、例年以上に関心が高まっているようだ。「今年1月、厚生労働省が発表した『認知症施策推進総合戦略』の将来設計によると、2025年には認知症患者は約700万人前後になり、65歳以上の高齢者に対する割合は、現状の7人に1人から5人に1人へ急増する見込みとの結果が明らかになったからです」(全国紙社会部記者)日本だけではない。「ADIが8月に公表した推計によると、世界の認知症患者数は2050年には、約1億3200万人に達し、現在の約4680万人の3倍近くにもなる可能性があるというんです」(前同)世界中の認知症の新規患者数は、毎年約990万人とされ、これは3.2秒に一人のペースで患者が増える計算。高齢化に伴う認知症患者増加への対応は、今や世界共通の課題となっているのだ。「しかし、認知症は現代医学を持ってしても完治させる薬はありませんし、近い将来、開発されるメドも立っていません。ですから、他の病気以上に予防に力を入れるべきですし、世界中でさまざまな方法が研究されているんです」(医療ジャーナリスト)それだけに、この広い地球上には、意外な方法も存在する。そこで、中高年が知っておきたい、「世界の認知症予防法」を、【食事】【運動】【生活リズム】【趣味・娯楽】の4ジャンルに分けて紹介しよう。地中海料理でリスクが4割減まずは【食事】編。サンマやイワシなどの青魚、緑黄葉野菜、赤ワインなどが認知症予防にいいことは、読者の皆さんにも、かなり知られているだろう。では、スペイン、イタリア、ギリシア、モロッコなど地中海沿岸の国々の人たちが日常食べている「地中海料理」が予防に効果的だというのは本当だろうか?元・米イリノイ工科大学助教授で、『ボケずに健康長寿を楽しむコツ60』(角川書店)などの著書もある生田哲(いくたさとし)氏(薬学博士)が解説する。「地中海料理は、野菜、魚介類、少しのワイン、それにオリーブ油、フルーツ、ナッツ類、穀物を多用し、肉と乳製品をあまり使わないのが特色。コロンビア大学の研究論文によれば、高齢者を〈地中海料理を食する群〉と〈地中海料理とかけ離れた群〉に分け、軽い認知症にかかるリスクを4年間かけて追跡調査をしたところ、前者はリスクが40%以上も減ったそうです」これは、オリーブ油や赤ワイン、フルーツ、野菜に含まれる、ビタミンC、E、カロチンなど種類の異なる抗酸化物質が脳の老化を活性酸素から守り、さらに、魚介類に含まれるオメガ3と呼ばれる脂の一種が、脳を慢性炎症から守る結果ではないかと考えられる。「インドは世界的にアルツハイマー病の患者が非常に少ないんですが、これはカレーを常食にしているおかげといわれています。カレーに欠かせないスパイスのウコンに含まれるクルクミンという成分に、記憶力の低下を抑える効果があることが確認されているんです。また、ウコンをマウスに与えた実験では、認知症を招く原因の一つである脳の神経細胞から出るゴミ、つまり老人斑の量が著しく低下したそうです」(生田氏)さらに、チョコレートをよく食べるスウェーデン、スイスなどの国民は認知症患者が比較的少ない。「チョコレートに含まれるカカオ成分に抗酸化作用があるのは事実です。ただし、ミルクチョコレートでは効果はありません」(前同)ちなみに、認知症とは関係ない(?)が、国別のチョコレートの消費量とノーベル賞受賞者数は比例関係にあるという説も。確かに、米国やスイスではノーベル賞受賞者が多く、逆に、あまりチョコレートを食べない中国や韓国などでは受賞者は少ないが……。さて、お次は、【運動】編だ。アメリカでは、フィットネスクラブでのトレーニングやジョギングなどの有酸素運動が盛ん。オバマ大統領も絶賛し、雑誌の病院ランキングで毎年最上位に入るミネソタ州の小さな町にある総合病院「メイヨー・クリニック」も、これらの運動に認知症予防効果があるとのデータを発表している。しかし、予防医学の専門家である新潟大学名誉教授の岡田正彦氏(医学博士)は、それらの運動だけにこだわる必要はないという。「有酸素・無酸素も含め、運動の種類は特に問いません。脈拍が少し増える程度の運動を週3回以上、30分やればいいんです。週5回以上だとベター。食事や健康法などいろいろな予防法がいわれますが、私は全身運動が一番重要だと思います。しかも遅いということはありません。70歳以上の方でも、今から始めれば効果はあります」つまり、いたずらに激しい運動をする必要はないということだ。これは"認知症大国〞である中国も証明している!?「中国は、13年の時点で約900万人だった認知症患者が、50年には3倍以上の約3000万人にまで急増するといわれています。それでも"太極拳〞のおかげで、その増加スピードをずいぶんと食い止めているとの説もあるんです」(前出の医療ジャーナリスト)太極拳のような武術は健康や長寿に良いとされ、多くの中国人が生活の一部に取り入れている。「認知症予防には適度な運動がいいことが知られていますが、太極拳も同じ働きがありますからね」(前出の生田氏)朝、公園で太極拳に励む中国人ではないが、ラジオ体操や散歩などで朝から体を動かす人も多いだろう。そうして始まる1日の【生活リズム】についても見ていこう。生田氏は、そんな朝からの運動が「結果的に毎朝、太陽を浴びることになっているのがいい」という。「ビタミンDの欠乏が認知症のリスクを増大させるという研究報告があります。現代人は紫外線のがんリスクなどを心配し、意図的に太陽を避け、ビタミンD不足状態にありますからね」また、スペインやアルゼンチンなどは、昼休みを3時間ほどゆっくり取り、昼寝もすることが生活の一部になっているが、そんな「シエスタ」と呼ばれる習慣も認知症予防にいいといわれている。「昼寝は特に昼食後の30分程度が最適で、認知症の発症リスクを実に8割も減らすとのデータもあります」(前出の専門誌記者)スロットで認知機能が上昇!?最後は、【趣味・娯楽】に関して。パチンコやスロットが好きな方も多いだろうが、そんな人にとっては聞き逃せない話題がある。13年、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授は、中高年を対象にスロットを遊技中の脳内活動を測定するテストを実施。認知機能が上昇したとして、スロットや同じような操作を行うパチンコにも認知症予防効果があると発表したのだ。「パチンコを全廃した韓国ですが、中国以上に認知症患者が急増すると見られることから、一部では、パチンコ再開の声も出ているとか」(通信社記者)もちろん、お金がかかり、ギャンブル依存症になる可能性もあるだけに、積極的にお薦めできるとは言えないが……。一方、高齢になり仕事を引退すると、一気に他人や地域とのコミュニケーションを取らなくなる男性が日本では多いが、これも認知症の症状を進めるといわれている。その点、特に陽気なラテン系の国民は、その性格上、他者とのコミュニケーションは濃密で有利か!?「そのようなデータは知りませんが、骨折や脳卒中が原因で寝たきりになると、一気に認知症が進むケースが多いのは事実ですから、それから逆に推測すると、コミュニケーションはやはり重要でしょう」(前出の岡田氏)早期段階での発見であれば、治療により一時的に進行を抑えたり遅らせたりできる認知症。世界共通の課題に、世界中の英知が集まって、さまざまな予防策の研究が続けられている――。(出典:日刊大衆)
2015/10/02
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記事には、中高年以上の世代で病気をせずに無病息災で健康に過ごすことは極めて難しいと書かれていますが、簡単でした。また、生活習慣病になった医師の例が書かれていましたが、医師は病気治療のプロですが、健康増進のプロではないので、医師も健康維持・増進のために的を射た本当によい生活習慣はあまり知らず、実践もしていないからでしょう。医師の約半数がすでに病人で、普通の国民と変らない残念な現実があります。・医師の半数が「常用薬あり」の病人(2014年日経メディカル調査)・医師の8割が“不養生”を自覚 「自分の健康に注意する時間と心の余裕がない」・医師の乱れた食習慣の実態 やめられないジャンクフード、菓子と酒・医師の不養生 運動する時間があれば眠りたい 過労が運動不足を生む悪循環・医師の4人に1人がアルコール依存健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単でしたが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)・国を挙げて健康に取り組む韓国 韓国人は健康維持に出費惜しまず日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。個人的には超健康マニアになって29年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善・劇薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。****************************【以下転載】****************************中高年以上の世代で、病気をせずに「無病息災」で健康に過ごすことは極めて難しい。しかし、生活習慣病などの経過を見守りながら、そこそこ元気に暮らす「一病息災」であれば十分可能だ。ただ、食事制限や運動に前向きに取り組む必要がある。公益社団法人・生命科学振興会の渡辺昌理事長(74)は、国立がんセンター(現国立がん研究センター)研究所で疫学部長を務めていた1992年、糖尿病と診断された。空腹時の血糖値が260もあり、基準値の126を大きく上回っていた。「すぐに入院治療するレベルだった」と振り返る。しかし、生活習慣の改善によるがん予防の重要性を説いていた渡辺氏は投薬主体の治療ではなく、それまでの不摂生を改めることで症状を改善しようと考えた。1日の摂取栄養量を1600キロカロリー以下に抑える、1日1万歩を歩く、週3回は泳ぐといったメニューを自分で考案して実行した。この結果、1年で体重が78キロから65キロに落ち、血糖値も正常値に戻った。ついでに、肩こりや足の疲れなどもよくなったという。この経験をもとにして「糖尿病は薬なしで治せる」(角川書店)を執筆して2004年に刊行。その後も玄米中心の食生活を送るなどして健康を保っている。「一病息災とはこのことだ」と渡辺氏は笑う。星ケ丘マタニティ病院(名古屋市)の近藤東臣理事長(75)は98年、職場の健康診断で初期の胃がんが見つかった。自覚症状はなかったものの、再発しやすいタイプだったので、手術による胃の全摘を余儀なくされた。3カ月にわたる入院生活で体重は70キロから49キロまで減った。ただ発病前に糖尿病、高血圧、高脂血症の気があったのに、なぜか3つの症状ともよくなったという。近藤理事長は退院後、朝夕に30分から1時間歩く、消化のよいものを食べるといったリハビリで体力をつけた。現在も仕事を続け、月に2~3回はゴルフのプレーを楽しんでいる。05年からは同病院のウェブサイトで連載コラム「一病息災」を始めた。「無病息災はただ漠然と健康でいるだけ。一病息災は努力して健康を保っているというイメージがある」と近藤理事長は話す。医師が専門知識を蓄えるとともに自分の身体の状態を熟知し、処方箋を編み出すのは極端な事例かもしれない。紹介した2人のケースが他の人にそのまま当てはまるかどうかも分からない。だが、一般の人でも飲み過ぎや食べ過ぎに気をつける、こまめに体重測定する、適度な運動をするといったごく当たり前の心がけを実践するのはさほど難しいことではない。一病息災の語源は不明だが、すでに85年の厚生白書には「『無病息災』だけを健康として狭くとらえるのではなく、『一病息災』も健康として広くとらえる意識が定着していくことが望まれる」との記述がある。最近の厚生労働白書でもこの路線を踏襲しており、一病息災は健康行政の根幹をなしている。実際に、厚労省の国民生活基礎調査の健康に関するデータを調べると、日本人の通院者率は3割前後で、高齢化を反映して年々高まっている。高血圧、腰痛、糖尿病が主な病気だ。しかし、自分の健康状態がよい、または普通だと考える人は合わせて8割前後と、高止まりしている。これが一病息災の現実だと思われる。逆にいえば、自分が健康だと思っているのに、職場の健康診断などで高血圧などを指摘されて戸惑うケースは多い。複十字病院糖尿病・生活習慣病センター(東京都清瀬市)の及川真一センター長は「病気をネガティブにとらえずに、次の病気を予防するための好機ととらえてほしい」と訴える。医療サービスも変わらざるをえない。無病息災が病気の完治を目指すモデルであるならば、完治が難しい生活習慣病には当てはまらないからだ。桜美林大学加齢・発達研究所(東京都町田市)の鈴木隆雄所長は「高齢者が病気と共存し、生活の質を維持改善する一病息災モデルを確立すべきだ」と指摘する。50代後半の筆者は30年近く前に血液中の尿酸値が高く、痛風一歩手前の高尿酸血症と診断された。それ以来、投薬治療を受けている。2カ月に1回の通院で採血・採尿し、肝臓や腎臓の機能もチェックしており、今まで問題が起きたことはない。すこぶる健康だと感じており、一病息災を謳歌していると自分では考えているが、いかがだろうか。■ゲーム感覚 歩いて健康 チームで意欲高め、運動継続立命館大学の野間春生教授らは昨年、文部科学省の科学研究費補助金による「一病息災を実現するヘルスツーリズム情報環境の研究」のもと、ゲーム感覚で歩行運動を継続してもらう社会実験を呼びかけた。スマートフォン(スマホ)や専用装置で歩数を記録。チームを組んで達成への意欲を高める狙いだ。この呼びかけに呼応する形で、滋賀県長浜市は昨秋「ながはま健康ウォーク」を実施した。457人の市民が181のチームを構成し、10日で40キロ歩くことを目標にした。達成率は91%と非常に高く、「メンバーと励まし合うことが効果的だった」(野間教授)。今年も9月11日からチャレンジ期間の第1日程を実施し、189人が参加した。同市は一病息災を後押しするため、特定保健指導で生活習慣病の恐れがあるメタボリック症候群など4項目のどれかにひっかかった対象者約500人をイベントに勧誘した。去年の参加者は23人にとどまったが、今年は11月の第3日程までに100人の参加を目指している。(出典:日本経済新聞)
2015/10/01
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