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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。運動が心身の健康維持・増進に必須なことは常識です。運動の種類による評価もされるようになり、筋肉をつける筋トレは「体」の健康・若返り効果、生活習慣病の予防・改善効果に加え、これまで有酸素運動の独壇場だった「心」、「脳」の領域での効果も分かってきたそうです。筋トレはジムに行かなくても器具を用いなくても出来ますので、有酸素運動同様に習慣にしたいですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2013年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)だという残念な現実もあります。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)今後やってみたい運動ではウォーキングがダントツですが、散歩程度では運動負荷が軽くて運動効果が大きく期待できないことから速歩、ノルディック・ウォーキング、ジョギング、ランニングする人が増えているのだと思います。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動・習慣にすることに遅すぎることはありません。最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。・人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営・脳を鍛えるには運動しかない・学力の土台は体力・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」・デスクワーク1時間で寿命が22分縮む!? 座りっぱなしが招く様々なトラブル・長時間座わると足の血管に悪影響 5分間のウォーキングで解消・1日に3時間立って過ごすとマラソンと同じくらい健康に良い ・長時間のデスクワークによる体の不調を軽くする7つの方法 ・仕事に詰まったら、やっぱり歩くのがベスト:研究結果 ・デスクワーク中心の人の運動不足を解消 運動は生産性も高める ・「座る時間」が1時間増えるだけで身体が不自由になるリスクが1.5倍に ・長時間座る高齢女性は死亡リスクが高い・座りっぱなしの生活は早く老ける!?・世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?・長時間座り続けることの弊害・オフィスで立って仕事をする時代がやってくる・座っている時間が長いと糖尿病 を招く・座りっぱなしの生活で高まる慢性疾患リスク・1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大・長時間の座位姿勢は成人病リスク高める、スウェーデン研究ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する6倍返しになるそうで、私の28年間の超健康マニアとしての経験から一番効果的だったのは、心身をつくる材料である食・栄養です。心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。ランナーなどアスリートにおすすめです。解きにくい靴紐の結び方運動関連フリーページ“お手軽”運動で体の悩みを解消からだ百科:筋肉の可能性2008年に全世界で注目されている運動法とは?子供の体力低下と向き合う社員の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営アスリート サポート実績****************************【以下転載】****************************運動が体に悪いのではないか?本当に健康にいいのか。運動を全くしないならば、少しでも動く。死亡率を下げる、分かりやすく、単純な結論になるかもしれない。12年間余りの追跡ノルウェーのノルウェー・スポーツ科学学校を中心とする研究グループは、その結果をアメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌オンライン版で、2015年1月14日に報告した。太りすぎで死亡リスクが上がるのなら、運動をすれば死亡リスクは下がるはずだ。実際にどのくらい効果があるものかを明らかにするため、欧州の男女の運動と肥満と全死亡率の関係の調査が行われた。研究グループは33万4161人の男女を対象に平均12.4年の追跡を実施。大幅に下がった条件は運動運動とBMI、運動と胴囲の間に有意な関連性が認められた。そして、BMIと胴囲の程度にかかわらず、死亡リスクが最も大幅に下がるのは、活動量が最も多いグループであることが明らかになった。量は少なくても運動をしている人は、運動していない人と比較して死亡率が16~30%低下した。「活動的でない人達では、少しでも運動量を増やすよう努力することで恩恵が得られる可能性がある」分かりやすい結論だ。(出典:Medエッジ)
2015/01/31
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座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍である研究が発表されました。しかし、1日20分の早歩き程度の運動により、早期死亡リスクは30%低減できるそうです。最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らない報告もあり、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンなどをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。・人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営・脳を鍛えるには運動しかない・学力の土台は体力・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」・デスクワーク1時間で寿命が22分縮む!? 座りっぱなしが招く様々なトラブル・長時間座わると足の血管に悪影響 5分間のウォーキングで解消・1日に3時間立って過ごすとマラソンと同じくらい健康に良い ・長時間のデスクワークによる体の不調を軽くする7つの方法 ・仕事に詰まったら、やっぱり歩くのがベスト:研究結果 ・デスクワーク中心の人の運動不足を解消 運動は生産性も高める ・「座る時間」が1時間増えるだけで身体が不自由になるリスクが1.5倍に ・長時間座る高齢女性は死亡リスクが高い・座りっぱなしの生活は早く老ける!?・世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?・長時間座り続けることの弊害・オフィスで立って仕事をする時代がやってくる・座っている時間が長いと糖尿病 を招く・座りっぱなしの生活で高まる慢性疾患リスク・1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大・長時間の座位姿勢は成人病リスク高める、スウェーデン研究運動が心身の健康維持・増進に必須なことは常識です。運動の種類による評価もされるようになり、筋肉をつける筋トレは「体」の健康・若返り効果、生活習慣病の予防・改善効果に加え、これまで有酸素運動の独壇場だった「心」、「脳」の領域での効果も分かってきたそうです。筋トレはジムに行かなくても器具を用いなくても出来ますので、有酸素運動同様に習慣にしたいですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2013年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)だという残念な現実もあります。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)今後やってみたい運動ではウォーキングがダントツですが、散歩程度では運動負荷が軽くて運動効果が大きく期待できないことから速歩、ノルディック・ウォーキング、ジョギング、ランニングする人が増えているのだと思います。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動・習慣にすることに遅すぎることはありません。ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する6倍返しになるそうで、私の28年間の超健康マニアとしての経験から一番効果的だったのは、心身をつくる材料である食・栄養です。心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。ランナーなどアスリートにおすすめです。解きにくい靴紐の結び方運動関連フリーページ“お手軽”運動で体の悩みを解消からだ百科:筋肉の可能性2008年に全世界で注目されている運動法とは?子供の体力低下と向き合う社員の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営アスリート サポート実績****************************【以下転載】****************************座ってばかりの生活は、肥満の2倍有害である可能性が新たな研究で示され、「American Journal of Clinical Nutrition」に1月14日掲載された。しかし、1日20分の早歩き程度の運動により、早期死亡リスクを30%低減することも可能だという。研究の筆頭著者である英ケンブリッジ大学のUlf Ekelund氏は、「運動不足の人は、運動量をわずかに増やす努力をするだけで大きな健康効果が得られる」と述べている。このリスク低減は、正常体重、過体重および肥満のいずれの人にも認められたという。「集団の運動不足を解消すれば、肥満を解消した場合の2倍の死亡数を低減できると考えられる」と同氏は述べ、公衆衛生の観点から、身体活動レベルの増大は肥満の低減と同じくらい、あるいはそれ以上に重要であると付け加えている。今回の研究では、33万4,000人の男女のデータを収集。平均12年の追跡期間中、被験者は身長、体重、胴囲を測定し、身体活動レベルを自己申告した。その結果、全く運動しない場合に比べ、中程度の運動が早期死亡リスクを低減する鍵となることがわかった。1日に90~110カロリーを消費する運動により、早期死亡リスクを16~30%低減できると研究グループは推定している。中等度の運動による効果は正常体重の人で最も高かったが、過体重および肥満の人にも便益が認められた。最新のデータを用いると、ヨーロッパの男女において920万件の死亡のうち33万7,000件が肥満に関連するものであると推定されたが、運動不足に関連すると思われる死亡数はその2倍であったという。「ヒトの身体をみると、骨や筋肉は不規則な変わった形をしている。この筋骨格の構造から、人体は動くためにできていることがわかる」と、米ニューヨーク大学メディカルセンター(ニューヨーク)のSamantha Heller氏はいう。人体の運動への適応力は驚くべきものであり、有酸素運動は免疫系を刺激し、精神機能を向上させ、エネルギーを増大させ、筋肉や骨を強化し、心疾患、がん、糖尿病などの慢性疾患リスクを低減すると同氏は指摘している。(出典:HealthDay News)
2015/01/30
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若年性認知症は、まれに10代後半から発症することもあり、64歳以下までのものを若年性認知症と呼びます。若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として「オレンジプラン)」を見直すことが決まりました。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。今年の厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、十分な効果を得るにはインターバル速歩がおすすめです。ストレッチ、ウォーミングアップをしてから・運動強度:70% 3分・運動強度:40% 3分この6分を1セットとして繰り返して1回3~10セット、週20セット(120分)がよいそうです。週刊文春2013年11月14日号に出ていたデュアルタスク・心拍数ウォーキングや学習療法がよさそうなので学習療法士の資格を取りました。また、りそなHDが全社員1万6000人を「認知症サポーター」にしようとしていますが、認知症サポーターは全国に550万人おられるそうで、私もなりましたがこれもおすすめします。 ...時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************「最近イライラすることが多くて」「忙しすぎて大事なアポをすっかり忘れてしまった」「会議中に怒鳴っちゃったよ」。部下は言うことを聞かない、山積みの仕事もはかどらない――。ストレスフルな日常を振り返るビジネスマンの愚痴だ。こんなシーン、身に覚えがあるだろう。ストレスが高じたイライラやうつ病と間違われやすいのが、「若年性アルツハイマー」だ。高齢者の認知症の最も一般的な原因がアルツハイマー病で、1906年にドイツの精神科医・アルツハイマー博士が記憶力低下と嫉妬妄想の症状を訴えた中年女性患者に関する論文を発表。それにちなんで博士の名前が命名された。稀に10代後半から発症することもあり、64歳以下のものを若年性アルツハイマーと呼んでいる。怪しいと思ったら、次の項目をチェックしてみよう。1.頭痛やめまいが多くなった。2.人の名前が思い出せない、覚えられない。3.手紙などを書いても文章がまとまらない。5.住所や日時を書き間違える。6.仕事の能率が下がった。7.約束を忘れる。8.親族に若年性アルツハイマーに罹った人がいる。ほとんど「はい」なら要注意、専門医を受診しよう。怪しかったら脳神経外科・神経内科へ 営業不振もあって仕事上の落ち込みが激しく、不眠に悩む営業マンのAさん(50)。イライラ、カリカリして家族を怒鳴り散らすことが多くなり、物忘れにも悩むようになった。とりあえずかかりつけのクリニックで症状を訴え、アドバイスを受けた。うつの傾向があるとして、リフレッシュ法や睡眠導入剤などを処方してもらったが、どうも気が晴れない。思い切って脳神経外科を訪れたAさん、初めて脳のCTを撮った。画像を見ると脳の委縮の初期症状が認められ、医師から「若年性アルツハイマー」の疑いがあると告げられた。うつ病と症状が似ていることから間違われやすいという。「まさか」とAさんは愕然とした――。筑波大学臨床医学系精神医学教授の朝田隆氏らが2009年に報告した「若年性認知症の実態と対応の基礎基盤に関する研究」によると、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人。そのうちの25.4%がアルツハイマー病だとされる。あなたやあなたのパートナー、同僚は大丈夫だろうか?アルツハイマー病の最大の要因は脳の老化。日々減り続けている脳細胞と、脳細胞を取り巻くアセチルコリンという神経伝達物質の減少なども指摘されている。β(ベータ)アミロイド蛋白、タウ蛋白が神経細胞に障害を与えているのではないかという説もあるが、原因究明はまだ道半ばというのが現状だ。だが、脳の認知機能の低下は生活習慣によって予防できる。ほどよい有酸素運動(ウオーキング、サイクリング、体操など)、読書や俳句・短歌を作る、麻雀などの知的活動。おしゃべりもいい。脳に刺激を与え、常にフレキシブル、脳を暇にさせないこと。脳トレもお勧めだ。(出典:ヘルスプレス)
2015/01/29
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運動が心身の健康維持・増進に必須なことは常識です。運動の種類による評価もされるようになり、筋肉をつける筋トレは「体」の健康・若返り効果、生活習慣病の予防・改善効果に加え、これまで有酸素運動の独壇場だった「心」、「脳」の領域での効果も分かってきたそうです。筋トレはジムに行かなくても器具を用いなくても出来ますので、有酸素運動同様に習慣にしたいですね。運動の影響1:心臓や血管への効果運動の影響2:最大酸素摂取量の向上運動の影響3:骨密度の改善運動の影響4:テロメア運動の影響5:認知機能の改善心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************筋肉はなぜ必要?質問です。筋肉をもっと増やしたいですか? 「はい」と答えた方、どうして筋肉を増やしたいのでしょうか? 男性の場合、見た目が良くなるからと答える方は多いと思います。筋肉は、たくましく魅力的な体をつくりますよね。たくましさは、意思の強さや前向きな態度、そして自己コントロールの象徴でもあります。もちろん男性だけでなく、引き締まった張りのある魅力的な体型を維持するためには、女性にも筋肉が必要です。 ところで筋肉は見た目に貢献するだけでなく、健康で幸せな生活を送るうえで、多くの重要な役割を果たしています。 筋肉が減れば、体を動かしたり支えたりする機能が衰えて、生活の自立性を失います。特に移動手段が発達し、駅に行けばエスカレーターやエレベーターもあるような、便利な現代社会では、自主的に動こうとしなければ体を動かす機会もなかなかないため、日常生活を送るだけで筋肉を維持するのは難しくなっています。 そこで今回は、筋肉や運動の重要性を再確認したいと思います。 炭水化物の運命を決めるのは筋肉筋肉の最も重要な機能の1つは、ブドウ糖(炭水化物)をグリコーゲンとして一時的に蓄えること。 ご存じの通り、食事から摂取した炭水化物は分解・消化により最終的にブドウ糖になり、腸で吸収され、血液によって全身の細胞に運ばれています。そのブドウ糖からグリコーゲンが作られ、主に筋肉と肝臓に蓄えられます。 筋肉に含まれるグリコーゲンは筋グリコーゲンと呼ばれ、運動で筋肉を使うと、燃料として使われます。一方、運動をせずに余ったブドウ糖は、中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。こうして炭水化物がたどる運命が、肥満への道を左右します。 筋肉が減っていく現象「サルコペア」が糖尿病の発症の早期予測因子に?「サルコペニア」という言葉をお聞きになったことはありますか? これは、高齢になるに伴い、筋肉の量が減少していく現象を指す言葉です。 加齢に伴い筋肉が減るのは普通だと考えるかもしれませんが、25~30歳頃から進行が始まり、生涯を通して進行していくもので、原因はまだ完全にはわかっていませんが、主に運動しないことや栄養不足などが考えられています。さらに最近は、サルコペニアに肥満が加わった状態=サルコペニア肥満の問題が注目されています。特に40歳代からは筋肉組織の量と質の低下が顕著になってくるといわれ、以前の研究報告では40歳以降、一般的には十年代ごとに、8%以上の筋肉量を失い、さらに70歳以降で加速するとされています。 例えばひんぱんにつまづく、立ち上がるときに手をつくようになったなどの現象が見られる場合、症状がかなり進行していると考えられるといいます。 成人の筋萎縮と筋力低下にはかなりの個人差がありますが、それにはピークの筋肉量とそれまでの生活が関係していると考えられています。 また、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles)の研究者は、サルコペニアが、肥満であるかどうかに関係なく、糖代謝異常と強い相関関係があることを見出しました。 つまり、筋肉量が少ないことが、糖尿病の発症の早期予測因子(病気などになるリスクを増やす要因)であるということを示したのです。 加齢によるサルコペニアの予防は運動です。例えばレジスタンス・トレーニング(ダンベルや専用マシーンなどを使って筋肉に一定の負荷をかけて筋力を鍛えるトレーニング)は、筋肉の量と強さを改善し、高齢者の生活の機能的自立と質の維持に有効です。筋肉量が増えれば動きやすくなりますから、つまづきにくくなったり、立ち上がるのが楽になるだけでなく、日常生活もアクティブになりますよね。 筋肉は定期的に使い続けて維持しなければなりません。使わなければすぐに失われていきます。また、過度な食事制限で低栄養の状態だと、脂肪は減らせても筋肉はつきません。運動+適切な栄養のセットで、サルコペニアを予防していくことが、若さと健康の維持には不可欠になります。 サクセスフル・エイジングの達成には定期的な運動が不可欠!見た目だけでなく、健康維持に筋肉が重要なのと同様に、運動もまた筋肉維持のためだけでなく、老化に対するさまざまな予防効果を発揮します。 「サクセスフル・エイジング」という言葉は、年齢とともに老いてくいくことを自覚し、受け入れながら社会生活にうまく適応して、豊かな老後を迎えることとして知られています。つまり身体的・精神的健康と機能的自立を維持した老化であり、慢性疾患にかからず、さまざまな状況の変化に適応する柔軟性を保ち、できないことに直面しても、何とか乗り越えられるような老化のしかたということを意味します。 サクセスフル・エイジングの度量は個人差が大きいといわれていますが、その達成には必ず、定期的な運動が必要なのです。 運動の予防効果定期的な身体活動は、心血管疾患、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、骨粗しょう症、肥満、大腸がん、乳がん、不安や抑うつのリスクを明らかに軽減することが示されています。さらに、転倒による負傷のリスクも低減します。 医師が参考にする診療ガイドラインでは、うつ病、不安障害、認知症、慢性的な痛み、うっ血性心不全、脳卒中、静脈血栓塞栓症、腰痛、便秘などの予防における運動の役割を明らかにしています。さらに、身体活動が認知障害を阻止または遅らせ、睡眠を改善することが、複数の研究で証明されています。 なぜ運動をすると老化に良い影響があるのか、カナダとフランスの研究者の報告を紹介しましょう。 運動の影響1:心臓や血管への効果私たちの動脈は、内膜、中膜、外膜の3層構造からなっていて、内膜は一層の血管内皮細胞で覆われ、血液が循環する空洞(内腔)と接しています。この血管内皮細胞の機能が低下すると、動脈硬化が起こりやすくなります。しかし運動することで、血管内皮機能が改善され、動脈硬化を予防できることが分かってきました。 また運動により、中性脂肪とLDL(悪玉)コレステロールが減少し、HDL(善玉)コレステロールが増加します。さらに血圧や体脂肪量が下がり、インスリン抵抗性が改善し、心血管疾患の危険因子を減らせます。血栓(血管の中にできる血の塊)の形成も防げますから、脳血栓や心筋梗塞などの予防にも効果が期待できます。運動の影響2:最大酸素摂取量の向上最大酸素摂取量とは、私たちが1分間で体内に取り込むことのできる酸素の最大量のことです。最大酸素摂取量が大きいほど、全身持久力としての体力がすぐれていると評価されます。 誰でも老化によって最大酸素摂取量が減少するものですが、トレーニングを受けた高齢者の最大酸素摂取量は、座りがちな生活を送っている若年者の最大酸素摂取量と同程度であることが報告されています。老化に伴い、10年間あたり最大酸素摂取量は5~10%減少しますが、これを定期的な運動で抑えることができるという報告もあります。 またジョギング、サイクリングや水泳など、高い持久力が必要とされる強度の運動ができる高齢者がトレーニングを受けた場合、最大酸素摂取量は約15%向上しました。一方、最大酸素摂取量が低かった高齢者でも、多くの場合、トレーニング後には最大酸素摂取量が改善したと報告されています。 ただし、子どものころにトレーニングを始めた人と、40歳以降に運動を始めた人とで、最大酸素摂取量に違いが出るかどうかは、まだ報告がなく不明です。それでも一部の高齢者はサクセスフル・エイジングを獲得し、最大酸素摂取量を改善することで、若いころに達成した能力に近づくことができるのです。 高齢者人口の増加に伴い、中高年齢層のアスリートの数も増加していますし、高齢アスリートの中の能力に驚かされることもあるでしょう。実際、最大運動能力の獲得年齢が高齢化し続けています。例えば、ニューヨークマラソンの調査では、65歳以上の男性、45歳以上の女性ランナーは、過去30年間において、著明に記録が速くなっています。 今後、「マラソンなどのスポーツが運動能力にどう関係するか」という観点での研究が、老化プロセスの再評価につながっていくはずです。 運動の影響3:骨密度の改善運動を通じて骨に力学的負荷をかけると、骨の形成が促進されます。負荷の大きさや速さ、量が骨形成の進み方に影響するといい、負荷がかかった部分のみの骨密度が改善するとも考えられています。ただし、骨に負荷がかかることで転倒や骨折のリスクも懸念されます。 運動の影響4:テロメア染色体の末端にある「テロメア」と呼ばれる部分は、染色体を保護する部分です。テロメアは細胞の分裂ごとに短くなり、一定の長さ以下になると細胞分裂が止まります。そのためテロメアは「分裂時計」とも言われ、テロメアが短いと寿命が短いと考えられています。 最近の研究で、身体活動はテロメアの長さを維持するのに役立つ可能性があることが分かってきました。運動している人のテロメアは、運動していない人のテロメアより、平均200ヌクレオチド(DNAやRNAの構成単位)も長く、約10年(10歳)も若いことが証明されました。 運動の影響5:認知機能の改善運動は、高齢者の認知機能を向上させることが報告されています。例えば、60分の有酸素運動を週3回、6週間続けることで、特定の認知機能の改善が認められました。 というわけで、見た目だけではない、筋肉や運動の重要性を納得いただけましたか? まだ納得できない方も、ともかく今日から体を動かし始めてみてください! まずはご自身で経験されるのが何よりです。すぐに効果が出なくても、継続することが成功の鍵です。特別な運動を、お金をかけて始める必要はありません。まず、一歩外に出ることから始めて、サクセスフル・エイジングを獲得しましょう。 大西睦子 医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。著書に『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。(出典:日経トレンディ)
2015/01/28
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指先体操は、体への負担が小さいので高齢者に向いていて、認知症の進行を食い止めたり、予防に役立ったりする可能性があるようです。やってみると意外とむずかしいですね。日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増 し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として「オレンジプラン)」を見直すことが決まりました。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。今年の厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、十分な効果を得るにはインターバル速歩がおすすめです。ストレッチ、ウォーミングアップをしてから・運動強度:70% 3分・運動強度:40% 3分この6分を1セットとして繰り返して1回3~10セット、週20セット(120分)がよいそうです。週刊文春2013年11月14日号に出ていたデュアルタスク・心拍数ウォーキングや学習療法がよさそうなので学習療法士の資格を取りました。時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。****************************【以下転載】****************************手は「外部の脳」「第2の脳」と呼ばれ、指先を動かせば脳にたくさんの刺激が伝わる。寒さでかじかむ冬場は指先を動かすのが面倒になりがちだが、少し複雑な指先の運動を心がければ、血流がよくなる。大脳の活性化によって「認知症予防につながる効果が期待できる」との専門家の意見もある。大がかりな準備は不要で、高齢でもちょっとした時間を使い実践できる。コロコロコロコロ……。1月中旬、都内で開かれた東日本旅客鉄道(JR東日本)の会員向けカルチャー教室「気晴らし健康講座」。約20人の参加者が2個のクルミを手のひらで転がしていた。指先を器用に使うことで手や指に刺激を与える狙いで、70代が中心の参加者は楽しみながらこうした「指先体操」に取り組んだ。3年近く指先体操を続けている70代主婦は「リラックスできて、体がすっきりする」と満足そうだった。座りながらOK講師を務めるウォルナッツ・健康生活研究所(東京・板橋)の堤喜久雄所長が時折ジョークを交え、和やかな雰囲気で講座は続く。座りながら気楽にできるので、高齢者は体に負担をかけず長く続けられるのが特徴だという。「最近は介護士や病院関係で働く人など、30~40代も見かけるようになった」と堤所長は話す。講座で体操のやり方を覚え、老人ホームなどで実践する人も多いという。体操のやり方は簡単なものから複雑なものまで、種類がいくつもある。基本的なものでは、両手の指を曲げ伸ばす体操がある。手を広げた状態でまず親指からしっかり折り曲げる。全部の指を曲げ終わり「グー」の状態にした後は、小指から順にリズムよく伸ばしていく。片方の手だけ指を遅らせて動かす方法もある。動作が難しくなれば、より脳の活性化が期待できるという。例えば「指先マラソン」だ。まず右手の人さし指と左手の親指、右手の親指と左手の人さし指をそれぞれ合わせて、長方形をつくる。次に右手親指と左手人さし指を離して、それぞれ反対の方向に回転させ、また指を合わせて長方形をつくる。こうした動作を30~60秒ほど繰り返す。早口言葉一緒にこれらの動作はまだ序の口だ。いろいろな人が考案したものを含めると指先体操の種類は数え切れないほどだ。動作が複雑な体操を、自分で考えながらこなすと効果的という。複雑でなくても、指を曲げるごとに回数を数え、その際に単位を「1回、2個、3人」といった感じで変えていく方法もお勧めだ。「早口言葉と組み合わせたりすると脳への刺激も大きい。工夫すると長続きしやすい」(堤所長)指には脳につながる神経が多い。指をフル活用した体操は脳の血流量の増加を促し活性化する。体操を通じて、記憶や学習をつかさどる大脳の「前頭前野」、運動の命令を出す「運動野」、位置情報を判別する「頭頂葉」など脳の広い領域で普段より活動が活発になることが期待される。杏林大学医学部の古賀良彦教授は指先体操について「認知症の進行を食い止めたり、予防に役立ったりする可能性がある」と解説する。脳の活動を計測する光トポグラフィーという装置で健康な男性の脳を調べたところ、指先体操中の前頭前野の血流量が平常時より増えていた。古賀教授は「指先体操は体への負担が小さいので高齢者に向いている。毎日やるのが大切だ」と継続の必要性を説く。1日10~20分程度なら散歩や仕事の合間でもできる。家族や友人とともにゲーム感覚で体操すれば、1人でするより長く続けられるはずだ。ただ、指先体操だけ実践すれば、健康な生活を送れるというわけではない。古賀教授は「睡眠や食事を十分にとる生活習慣が大切だ」と話す。そのうえで指先体操を取り入れて脳の活性化を目指そう。高齢者だけでなく、若い人が挑戦してみるのもよい。簡単そうに見えて結構難しい。現代人はパソコンやスマートフォン(スマホ)などの操作で指先をよく動かすが、指先体操のような効果はあるのだろうか。「脳は活性化するが、目が疲れたり肩が凝ったりする弊害も出る」(古賀教授)。こちらはほどほどにした方がよさそうだ。《本》◆指先体操の方法を学ぶには 「ユビで脳トレ」(堤喜久雄著、サンクチュアリ出版)◆脳の構造や活性化の方法などを知るには 「いきいき脳のつくり方」(古賀良彦著、技術評論社)(出典:日本経済新聞)
2015/01/27
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グリセミック指数が低い炭水化物や糖類の影響が少ない食事だからといって、グリセミック指数の低い食事と比べて、血糖の下げやすさに関係するインスリン抵抗性、脂質、収縮期血圧の改善につながるとは限らなないそうです。研究グループは、「グリセミック指数の有効性は認められなかった」と結論付けているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、血糖値の急上昇を避ける3つの食べ方は何を食べる場合でも重要な食べ方です。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは日本食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会****************************【以下転載】****************************糖尿病、脂質異常症、高血圧の予防につながらず炭水化物や糖質は、血糖値を高めて、肥満につながるのではないか。そんな議論はいつまでも続いていて、なかなか解決を見ない。有力医学誌で「有効性は認められず」このたび、炭水化物や糖質を取る量の指標として知られる「グリセミック指標」が無力だという報告が出ている。糖尿病や脂質異常症といったメタボにつながる数字に意味のある効果を示さないというのだ。米国のハーバード大学医学部を中心とした研究グループが、有力医学誌であるジャマ(JAMA)誌で2014年12月17日に報告している。糖の特徴で異なる食事を比較グリセミック指標は、「グリセミックインデックス」「GI」などと呼ばれて、炭水化物が体内で糖に変わるスピードを表す指標として用いられる。これまでに心臓や血管の病気、糖尿病の危険因子としてどのような価値を持つは十分に解明されていない。研究グループは、163人の過体重成人を対照として、減塩食をベースにした4種類の食事を5週間提供。インスリン感受性や収縮期血圧などについて評価した。 4種類の食事とは次のようなもの。(1)高グリセミック指数(指数:65%)、高炭水化物食(58%エネルギー)(2)低グリセミック指数(40%)、高炭水化物食(3)高グリセミック指数、低炭水化物食(40%エネルギー)(4)低グリセミック指数、低炭水化物食グリセミック指標で差は出ない結果として、グリセミック指数が低い炭水化物や糖類の影響が少ない食事だからといって、グリセミック指数の低い食事と比べて、血糖の下げやすさに関係するインスリン抵抗性、脂質、収縮期血圧の改善につながるとは限らなかった。研究グループは、「グリセミック指数の有効性は認められなかった」と結論付けている。糖質、脂質、カロリー何を気にするか糖質を制限するのか、脂肪を制限するのか、カロリーを制限するのかといった観点では、なかなか結論が出てこない。一方で、地中海料理のようなオイルをふんだんに使った食事では、カロリーも気にすることなく、メタボリックシンドロームを遠ざけるといった研究結果が出ている。糖質、脂質、カロリーとは全く異なるところに健康な食事の答えはあるのかもしれない。(出典:Medエッジ)
2015/01/26
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良いダイエットは体脂肪だけを減らすことで、食事量だけ減らし続けると強力な飢餓遺伝子が餓死の危機を感じて省エネのカラダにするために筋肉を減らして体脂肪を温存する傾向になります。バランスのよい食生活と適度な運動、そして十分な睡眠により体内時計を整えることが重要です。体脂肪だけを減らす良いダイエットは、やる理由と目標が明確、よい知識、よいコツを知るとむずかしくなく、適正体重を維持するために一生意識・実践するものだと思います。いずれにしても肥満はいいことがないようです。・容姿が悪くなる・服飾費がかかる・服の選択肢が狭くなる・食費がかかる・ダイエットにコストがかかる・疲れやすい・生活習慣病になりやすい・治療費がかかる長期闘病が必要になりやすい・短命になりやすい・子孫に肥満が継承されやすいなどがあり、なるべくなら避けたいものです。アメリカの12種類の一般的ダイエット後の3年間800人の追跡調査によれば、・ダイエットに成功 5%・現状維持 40%・失敗 55%また加齢とともに筋肉は脆弱化していくので年齢が高まるほど運動、筋トレの必要性が高まります。運動不足を感じている人は日常生活の中にトレーニング要素を入れることをおすすめします。私も活動計やiPhoneアプリなどを活用してチェックしていますが、1日1万歩以上にはなります。・エスカレータ、エレベータにはなるべく乗らず、できるだけ速く2段登り・近所を歩く時は、足指トレーニングに最適な特許草履の活用 ・普段はなるべく大股で速く歩く・電車などではなるべく座らない、なるべく摑まらない・週2~3回、加圧ベルトをして20分ジョギング、週末は30分以上ランニング・週2~3回、自転車MTBで心拍トレーニング30分・週2~3回、加圧筋肉トレーニング程度を楽しく口角を上げて笑顔でこなしています。心身の健康状態をよくし、体力をつけながら適正体重を維持することはむずかしくありませんので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************2015年、ダイエットを新年の抱負とされた方は多いのではないでしょうか? 運動や食事のバランスが大切なのは分かっているけど、なかなか成功しない、と悩んでいる方は、食事のタイミングを見直すとよいかもしれません。米カルフォルニア州ソーク研究所のサッチダナンダ•パンダ教授率いるチームが、一日の食事を一定の時間枠内に制限するダイエット方法についてマウス実験を行い、2014年12月、米国科学誌「Cell Metabolism」に報告しました。根拠不十分だった「8時間ダイエット」今回の実験は、2012年にパンダ教授らによって報告された「8時間ダイエット」の研究をベースとしています。研究チームは、マウスを、24時間いつでも時間制限なく高脂肪食を食べられる群と、食事を取れる時間に制限を設けた「8時間ダイエット」の群に分け、18週間経過観察して比較しました。8時間ダイエットとは、一日の最初の食事から最後の食事までを8時間の枠内に収め、その間はいつでも好きなタイミングで食べてよいけれども、その後は翌日最初の食事まで絶食するものです。結果、同じ合計カロリー摂取でも、8時間ダイエットのマウスは肥満にならず、運動能力が向上することを発見しました。また、体内時計遺伝子の発現も、食事時間制限なしのマウスでは弱まっていましたが、8時間ダイエットのマウスでは通常食のマウスと同程度でした。以上から、高脂肪食で同じカロリーを摂取する場合、8時間ダイエットでは概日リズムが改善し、肥満やメタボリックシンドロームの予防になることが示唆されました。同年、米国の人気健康雑誌「メンズヘルス」元編集長のデイビット•ジンチェンコ氏が、『8時間ダイエット』を出版。「一日の食事を8時間の枠内に制限するだけで、好きな食べ物を好きなだけ食べても痩せられる。しかも、糖尿病やがん、心臓病のリスクが減り、脳も活性化される」と謳い、発売後まもなくニューヨークタイムズ紙のベストセラーにランクインし、話題を集めました。問題があるとすれば、ジンチェンコ氏の著書を紹介する記事の中で、パンダ教授らの2012年の報告が「エビデンス」として紹介されたことです。確かに実験は時間制限ダイエットへの期待に沿う結果でしたが、ごく限られた条件での検証であり、そのまま8時間ダイエットの根拠とするには不十分でした。それでも8時間ダイエットへの人々の関心は過熱していきました。通常食では効果見られずパンダ教授らのチームは今回、食事時間制限ダイエットを高脂肪食以外の食事や人間のライフスタイルでも適用できるか検証するため、新たに生後12週のオスの野生型マウス392匹を用いて実験を行いました。これまでの研究から、高脂肪高ショ糖食が肥満を引き起こすことが分かっています。また、果糖はショ糖とは代謝メカニズムが異なり、高果糖食に偏ったマウスは耐糖能障害や脂肪肝を引き起こすこと、近年の肥満の急増に果糖の消費量増加の関与が示唆されています。そこでパンダ教授らは、高果糖食、高脂肪高ショ糖食、高脂肪食と、栄養のバランスを考慮した通常食の4種類のエサ(総摂取カロリーは同じ)にマウスをグループ分けしました。その上で9時間ダイエット群と食事時間制限なし群に分けて12週間、経過を観察しました。結果、高脂肪高ショ糖食を摂取したマウスのうち、9時間ダイエット群の体重増加が平均+21%だったのに対して、制限なし群では平均+42%に達しました。一方、高果糖食と通常食では9時間ダイエット群と制限なし群どちらも体重増加に差が見られず、高果糖食での体重増加は平均約+6%にとどまりました。食事時間制限ダイエットは、脂肪やショ糖の多い食事の場合に、より効果が期待できることが示されました。高脂肪食では絶食時間が長いほど有効2012年の報告は「8時間」ダイエットでしたが、毎日の習慣として取り入れる場合には16時間の絶食が必要となり、難しいのが現実です。そこでパンダ教授らは、食事の時間枠を、制限なし、9時間、12時間、15時間の4種類に増やし、高脂肪食を与えて経過を観察しました。すると、9時間ダイエット群は12週間で平均+26%でしたが、15時間ダイエット群は平均+43%を超え、制限なしは平均+65%となりました。食べない時間が長いほどダイエット効果が高い結果と言えます。研究チームはさらに、週末には自由な食事が許される現代人のライフスタイルを想定し、5日間の9時間ダイエット+2日間制限なしというスケジュールで12週間経過を観察すると、マウスの体重は平均+29%となりましたが、これは1日も休まず9時間ダイエットを続けた群と同程度でした。つまり週末の"休息"は、食事時間制限ダイエットに支障をきたさないことが示唆されました。パンダ教授らはこの他、時間制限ダイエットの開始時点で肥満の場合でも効果が得られるか検証し、肥満の進行程度を問わず有効であることを確認。MRI画像からは、実験で生じた体重の差は脂肪量の変化によることが示されました。肥満やメタボリックシンドロームでは脂肪組織に慢性炎症が起き、全身に悪影響を与えると考えられていますが、途中で時間制限ダイエットに切り替えなかったマウスでは、脂肪組織の炎症マーカーも、切り替えたマウスより増加していました。時間制限ダイエットは、肥満の治療として有効である可能性が示唆されたことになります。また、ダイエットの大きな課題として、一時成功してもやめた後に体重が戻ってしまう、いわゆる「リバウンド」があります。パンダ教授らはこれについても実験を行い、高脂肪食による9時間ダイエットを途中でやめたマウスの体重が急増し、最初から食事時間制限のないマウスを追い越して増加することを確認しました。ダイエットを中止すれば結局リバウンドするという結果です。以上、肥満とそれに関連する代謝性疾患の予防や治療における時間制限ダイエットの大きな可能性が改めて示唆されました。ただし、通常食と高果糖食では時間制限ダイエットに特段の効果は見られなかったこと、高果糖食への偏りにも問題があることから、栄養バランスのとれた食事の重要性も再確認されました。体内時計を整えることが大切今回の研究の背景には、ダイエットの基本として推奨されてきた「適量でバランスのよい食事と定期的な運動を取り入れたライフスタイル」の継続が困難で、多くの人が失敗してしまう現実があります。新しいダイエット手法の必要性を感じていたパンダ教授らが注目したのが、代謝と概日リズムの関係でした。概日リズムは一般に「体内時計」とも呼ばれるもので、人間が生来持つ一日周期の生体活動や行動のパターンです。以前のコラムでも、概日リズムが乱れると不適切な時間に食事を摂りたくなるため肥満になりやすいことをご紹介しました。一方、例えば、高脂肪食を食べ続けると概日リズムを司る時計遺伝子の発現が弱まり、概日リズムが乱れる、といった逆の現象も報告されています。そこで概日リズムを考慮した食事の時間規制が、肥満や代謝性疾患の治療・予防への革新的な戦略になると考えたのです。今回の研究成果は非常に興味深く、さらなる発展が大いに期待されます。8時間ダイエットは難しいとしても、前日の夕食を早めにとって翌日の朝食までできるだけ時間を空けるなど、現代のライフスタイルの中でも時間制限ダイエットの要素は取り入れられそうですよね。ただし今回の研究はマウス実験ですから、結果をそのまま人間にも当てはめられるか臨床試験で確認する必要があります。また、時間制限すれば高脂肪高ショ糖食ばかり食べてよく、運動の必要もない、という解釈は問題です。バランスのよい食生活と適度な運動、そして十分な睡眠により体内時計を整えることが重要です。ダイエットは、即効性よりバランスが鍵ではないでしょうか。大西睦子内科医師、ボストン在住。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月から7年間、ハーバード大学リサーチフェローとして研究に従事。著書に「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側 」(ダイヤモンド社)。(出典:ロバスト・ヘルス)
2015/01/25
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。エナジードリンクは中毒性があり、子供の場合は含有されている大量のカフェインで最悪の場合は死に至るケースが出ているそうです。冗談のような現実が起きていますので、特に子供を元気にしたいからとエナジードリンクを飲ますことは絶対に避けてほしいと思います。・エナジードリンクに関連する救急外来受診が倍増エナジードリンクは、タイで独占的に売れていた日本のリポビタンDを真似して1978年に商品化されたのが始まりです。1984年にオーストリア人のディートリッヒ・マテシッツが国際的な販売権を獲得し、数年をかけて改良を重ね、今までに無いエナジードリンクを開発、「レッドブル」の名称で売り出して大成功したわけです。日本では現地法人のレッドブル・ジャパン株式会社が販売及び輸入を担当。2005年12月、初めてクラブやバーに登場し、その後の2006年4月より、関東・関西地区のセブン-イレブンでの販売を皮切りに全国展開されたそうです。カフェイン含有量・レッドブル(250ml缶):1本 80mg・コーヒー1杯:40~180mg・お茶1杯:50~80mg・コーラ系1缶:30~50mg・栄養ドリンク系1瓶:30~80mg人工甘味料の悪玉ぶりが炙り出されてきています。減量や血糖値をコントロールするために、カロリーゼロの人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなど)を摂っている人は多いと思います。人工甘味料を利用して糖分やカロリーの摂取量を調整しているはずなのに、思うように減量できない、血糖値コントロールができないという悩みを抱えている人は、世界中に多く、人工甘味料を使っている食べ物や飲み物が、世界中に広がる肥満や糖尿病の普及に“貢献”している可能性が見えてきました。人工甘味料は、人体において食品として認識されず、胃腸で吸収されませんが、腸内細菌に作用して代謝異常を起こし、肥満や糖尿病を招き、免疫力も損なうようです。また、果糖は果物に多く含まれ、他の糖質より血糖値を上げにくいので歓迎される傾向がありましたが、果糖の過剰摂取は肥満や脂肪肝の原因になり、何よりブドウ糖の約100倍も糖化しやすく老化を促進するので適量にしたいものです。果物は適量で済ませやすいですが、各種ドリンクなどには大量に使われていますので、簡単に過剰摂取になりますね。・「ゼロ」カロリーなのに太る?!日本で知られていない、まさかのカラクリ・野菜ジュースはむしろ健康に悪い?! 知るほど恐ろしい加工食品や飲料の製造工程私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログ人工甘味料入りソフトドリンクで肝がんリスクが高まる WHOダイエット飲料で糖尿病リスクが高まる!? 人工甘味料の“謎”を解く糖類と付き合い 甘くない WHO案、摂取量の目安 1日25グラム、缶ジュース1本分実は危険、肥満を招く「果糖」 ジュースに気をつけて不安・やる気が出ない 心の不調、食生活が影響 甘い物の取りすぎに注意エナジードリンクに関連するER受診が倍増1日1本のソフトドリンクで前立腺がんのリスク増、スウェーデン調査「人工甘味料なら太らない」は甘い?子どもに栄養ドリンクはダメ、スポーツ飲料も不要 米研究人工甘味料が体重増加の原因に栄養ドリンク、子供のカフェイン多量摂取を警戒 豪州消費者協会甘いソフトドリンク好きの女性はご用心、2型糖尿病と体重増加のリスクに****************************【以下転載】****************************さもエネルギーを取り戻しリフレッシュできそうなイメージで今や若年層を中心に世界規模で市場を拡大しているエナジードリンク。日本市場の伸びがもっとも急激で、2009年から2013年にかけて約10倍(318億円規模)と膨れ上がり、2014年には国内メーカーの参入などもあり優に400億円を突破する見込みだ。エナジードリンクの大ヒット商品『レッドブル』だけでも全世界で約46億巻(2011年度)を売り上げており、この勢いは止まらない。 しかし、エナジードリンクをめぐる事故が相次ぎ、その危険性を指摘する医師や研究者は少なくない。特に子どもにとっては極めて重篤な心臓障害や糖尿病、異常行動などを起こしかねないという。2011年には24時間以内に「モンスター・エナジー」700mlを2本飲んだアメリカの14歳の少女が不整脈で死亡した。2012年にはやはりアメリカで「5-hour energy」というエナジードリンクを飲み、92名が体調不良を訴え、そのうち13名が死亡、33名が入院するという事故があった。また心臓に持病を持った人がエナジードリンクを飲み、心臓発作によって死亡する事故は各国で報告されている。では死因は何か?不整脈で死亡した少女の場合、摂取したカフェインの量が問題だった。エナジードリンクには総じて多量のカフェインが含まれている、少女は350mLの缶入りコカコーラの14缶分に相当する480mgのカフェインを取り、結果的に、「カフェインの毒性による不整脈」で死亡した。そもそもカフェインは医薬品に該当し、薬事法では劇薬(使用量をあやまると生命にかかわる薬物)として指定されているのだ。 エナジードリンクにはコーラなどソフトドリンクの10倍以上、一般的なコーヒーの3倍以上も含まれているケースがあるという。カフェインは、中枢神経を興奮させる作用があるため、眠気や疲労感の消失、思考力の増進、運動機能の亢進といった作用を得られる。この作用がリフレッシュや疲労回復感を呼び起こす。しかし、大量に摂取しすぎると、心拍数と血圧の急上昇が起こり、心臓に負担がかかる。場合によっては不眠、神経質、胃腸障害などの症状があらわれることがある。過剰なカフェインが子どもの命を脅かす特に重大な事故につながるのが子どものエナジードリンクの常用だ。ミシガン子ども病院の小児科医Steven Lipshultz氏らがまとめた報告によると、米国では2010年からの3年間にエナジードリンクの副作用で5000人以上が病院に搬送され、うち半分が6歳以下の子どもだった。症状は心拍の乱れや心臓発作、動悸など。これは、エナジードリンクに含まれる多量のカフェインによるものなのだという。この報告によると6歳の子どもの場合50mg、10歳で80mg、12歳であれば100mgのカフェインの摂取で何らかの中毒症状が出るという。有名なエナジードリンクの「モンスター・エナジー」では500mlで160mg、「レッドブル」は250mlで80mgのカフェインを含んでいる。それだけでも摂取の許容量をはるかにオーバーしている。仮にコーヒー(1杯で100mg)、コーラ(330mlで32mg)などを常飲していたら累積カフェイン量はあっという間に跳ね上がる。しかも、カフェインが厄介なのは摂取を続けると耐性ができてしまうことだ。毎日飲み続ければ、1週間から12日程度で耐性ができ、12~24時間経過すると、禁断症状を感じ始めるともいう。これがエナジードリンクの常飲につながる、こうしたカフェインの害以外にもエナジードリンクに含まれる大量の糖分も問題だ。飲んだ後に血糖値が上昇するために元気になったように感じるにすぎないのだ。この手のドリンク剤には砂糖換算で20g、つまり3gのスティックシュガー約7本分にも相当する糖分が含まれるものまである。だから「即効性」があると感じる。これだけの糖分を子どもが摂取し続ければ、当然ながら肥満や糖尿病につながっていく。エナジードリンクを飲んで致命的な副作用が出て、最悪死亡してしまう。こんな冗談のような話が現実に起きている。特に子どもを元気にしたいからエナジードリンクを飲まそうなど絶対考えてはいけない。(出典:ヘルスプレス)
2015/01/23
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。免疫系の7割を司る腸内環境は、免疫力、体調、肌の調子などがよくなる効果がありますが、精神面・心理面にもよい影響を及ぼすそうです。腸内には「腸内フローラ(腸内菌叢)」のバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらすプロバイオティクスと呼ばれる微生物(乳酸菌やビフィズス菌など)が存在し、この微生物の増殖を促す物質、プロバイオティクスのエサになる物質(オリゴ糖など)はプレバイオティクスと呼ばれています。プレバイオティクス面からも野菜、果物を十分に摂取したいですね。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。****************************【以下転載】****************************腸内環境を整えると、免疫力がアップする、肌の調子がよくなるといった効果が表れるが、精神面・心理面にもよい影響をおよぼすようだ。プロバイオティクスとプレバイオテイクス腸内には「腸内フローラ(腸内菌叢)」のバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらすプロバイオティクスと呼ばれる微生物(乳酸菌やビフィズス菌など)が存在し、こういった微生物の増殖を促す物質、すなわちプロバイオティクスのエサになる物質(オリゴ糖など)はプレバイオティクスと呼ばれている。腸の微生物叢と脳機能の関連を検証これまでの研究でプロバイオティクスが不安やうつ症状と結びつく情報処理を調整し、神経内分泌反応(ストレスホルモンの分泌)に影響を与えることが分かっていた。またラットを用いた実験では、プレバイオテイクスの摂取により、プロバイオティクスを摂取した場合と同じように不安やストレスレベルが軽減されることが分かっていたが、オックスフォード大学の研究により、人間にも同じ効果がもたらされる可能性があることが分かった。プレバイオテイクスを毎日摂取すると?研究チームは18歳から45歳の健康な被験者45人にフラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、プラセボ(偽薬)のいずれかをサプリメントとして毎日3週間摂取してもらい、摂取開始前と後のストレスホルモン(コルチゾール)レベルを比較した。また3週間の摂取終了後、被験者には、複数の言葉の中からポジティブな言葉、ネガティブな言葉をピックアップするテストなど、情動処理に関するテストをいくつか受けてもらった。ガラクトオリゴ糖の摂取でストレスホルモン低下その結果、プラセボを摂取した人たちに比べて、ガラクトオリゴ糖を摂取した人たちはストレスホルモンのレベルが著しく下がっていることが分かった。ストレスホルモンや不安感やうつ症状を引き起こす容認になる物質だが、情動処理に関するテストでも、ガラクトオリゴ糖を摂取した人たちはネガティブなことよりポジティブなことに注意を向ける傾向が高く、その効果は健康な被験者に抗うつ剤や抗不安薬を与えた場合のテスト結果と非常によく似ていたそうだ。フラクトオリゴ糖を摂取したグループではここまでの変化は確認できなかった。うつ治療の補助療法として活用できる?これらの結果は、プレバイオテイクスが不安やうつ症状の治療に使用できる可能性を示唆しているが、研究を率いたPhilip Burnet博士は「あくまでも薬物療法や心理療法と併行して行う補助療法として活用されるべきだろう」と述べている。オックスフォード大学の研究は『Psychopharmacology』に発表された。(出典:イロリオ)
2015/01/22
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多価脂肪酸のオメガ6(n―6)系脂肪酸とオメガ3(n―3)系脂肪酸は体内で作ることができない食べ物から摂取する必要のある必須脂肪酸です。オメガ6とオメガ3のバランスが重要で、食事摂取基準では4対1程度の比率が望ましいとしていますが、太古は1対1、伝統的な和食では2対1といわれていますので、私は2対1程度をめざしています。脳の健康を保つには、オメガ3脂肪酸の一種のDHAとEPAがよいと言われています。DHA・EPAは血液をサラサラに保ち、脳の血管を柔軟にし、神経細胞が必要とする酸素と栄養を十分に供給できる状態にすると言われています。また、ビタミンEやビタミンCなどの抗酸化物質を豊富に含んだ食材や食品を多く取ることも脳の健康維持によいので、毎日の食卓に野菜も欠かせないですね。「魚を食べると頭が良くなる」という報告で、世界中の人々を驚かせた英国インペリアル・カレッジ・ロンドン脳栄養科学研究所所長のマイケル・クロフォード博士は、その著書「原動力」の中で次のような興味深い報告をされています。「世界の四大文明(エジプト、インダス、メソポタミヤ、黄河)は、いずれも河川流域に集中して発祥している。農耕技術を持たなかった当時の人々が、その河川で取れる魚介類を主食にしていたことは明らかだ。とすれば、魚介類をたくさん摂取することが、人類の脳の進化に大きな影響を与えてきたと推測できる」「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」魚油や微細藻類に多く含まれるEPA・DHAなどオメガ3系脂肪酸の世界的な業界団体であるGOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3s)が2013年6月20日、日本で初めてセミナーを開催しました。講演の中で、オメガ3系脂肪酸の日本での認知度は58%と、米国の98%、ドイツ96%、英国95%、カナダ94%など他の先進国に比べて最も低いとする調査結果を公表しました。またサプリメント、機能性食品、海産物を合わせて換算したオメガ3系脂肪酸の利用率は、ロシア77%、ブラジル69%、ドイツ63%、中国61%、英国55%、米国51%などと比べ、日本は30%と低い利用率となっているとし、消費者への広報活動の重要性を訴えたそうで、かつて目標とされていた日本の残念な現実です。オメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、最大酸素摂取量向上、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ・認知症・アレルギー・黄斑変性症・糖尿病予防、炎症を抑える、そしてガン予防などの多才な効果・効能がわかってきています。しかし、これだけのメリットが明らかなのに、日本人の魚離れは深刻で、若者はほとんど食べず、毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけで、全年齢で魚離れが進んでいて、サプリメントでも摂らないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。私は1日1回は魚を食べ、さらに最もよいオメガ3脂肪酸といわれている質のよいオキアミオイルと魚油を合わせて毎日4g摂り、DHAは0.4g、EPAは0.6gになります。オメガ3系脂肪酸サプリメントの品質を見極める一つとして魚臭いものは低質だと思って間違いなく、多くの製品はコストの関係から魚の廃材から抽出されているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。***************************【以下転載】**************************** 「この油は病気予防に役立つ」「あの油は病気のリスクがある」など食用油や脂肪分と健康に関する話は多い。その効用やリスクに関係してくるのが主成分の脂肪酸だ。単に油の良しあしを気にするのではなく、脂肪酸にはどのような種類があり、どのような役割を持っているのかを知ることから始めよう。■一定量は必要油や脂肪はエネルギーの源だが、取り過ぎると肥満や病気につながるイメージが強く、若い女性などでは控える例が多い。しかしエネルギー源のほかに、細胞膜の成分になったり、炎症などを制御する生理活性物質を作ったりと重要な役割を持っているので、一定量の摂取が必要だ。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では脂質全体の上限が30歳以上は従来のエネルギー比25%から30%へ引き上げられた。油や脂肪の役割は脂肪酸と呼ばれる成分によって異なってくる。脂肪酸は化学的な構造から飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別される。不飽和脂肪酸はさらに、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分かれる。このうち飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸は、人間や動物が体内で作ることができる。肉類や乳製品に含まれる動物性の脂肪に多く、主にエネルギー源に使われる。オリーブ油やココナツ油に多いのもこの脂肪酸だ。一方で、多価脂肪酸のオメガ6(n―6)系脂肪酸やオメガ3(n―3)系脂肪酸は体内で作ることができない。健康のためには食物から取り込むことが必要で、必須脂肪酸と呼ばれる。オメガ6は揚げ物などの調理に使われる植物油に多く含まれるリノール酸などが代表だ。この脂質が足りないと皮膚がかさかさになったり、精子ができにくくなったりするなどの欠乏症状を起こす。オメガ3は魚油に多く含まれるEPAやドコサヘキサエン酸(DHA)がよく知られている。脳や目の働きに関係が深く、うつ病などの予防にも効果があるとされる。「必須脂肪酸は生理活性物質として重要な働きをしていることがわかってきた」とお茶の水女子大学の小林哲幸教授は説明する。オメガ6は病原菌などから体を守る炎症反応を促進し、オメガ3はそれを抑える働きと関係が深いという。炎症反応がないと病原菌などから健康を守れないが、長く続くと逆にがんやアレルギーなどを引き起こす危険が出てくる。厚労省の2015年版の食事摂取基準でも、オメガ6とオメガ3の両方を合わせて摂取すると心筋梗塞のリスクを低下させるが、オメガ6だけだと逆にリスクが高くなる研究例を紹介。オメガ6とオメガ3のバランスが重要で、食事摂取基準では4対1程度の比率が望ましいとしている。ただこれは現在の日本人の平均的な食事から推定した比率だ。小林教授は「伝統的な和食では2対1くらいで、個人的にはこのくらいがよいと思う」と説明する。飽和脂肪酸でも、摂取量が多くなると心筋梗塞は増える一方で脳出血が少なくなる傾向がある。日本人は欧米と比べると、心臓より脳で病気が起こりやすく、しかも脳出血のリスクが高いという。このため、飽和脂肪酸を減らしすぎるとかえって健康を害する危険性もあるわけだ。「飽和脂肪酸を減らすために乳製品などを控えると、かえって脳出血などの予防効果があるたんぱく質が減ってよくない」と昭和女子大学の江崎治教授は指摘する。■研究途上の側面も脂質に限らず食品に含まれる成分が人間の健康にどのような影響があるかを調べるのは簡単ではない。食品に含まれる多くの成分から特定の成分だけを取り出して実験するのは難しいからだ。江崎教授は「この成分を多く含む食品を食べる人にはこうした傾向があると言うことはできても、科学的にこの成分にこうした効果があると示せるとは限らない」と注意を促す。以前は健康によいといわれて盛んに利用されたリノール酸は、現在では逆に食事摂取基準報告書で「リノール酸の過剰摂取で認められた乳がん罹患(りかん)や心筋梗塞罹患の増加は、リノール酸の酸化しやすさ、炎症作用が原因かもしれない」と注意を促している。また、オメガ3のEPAやDHAは「冠動脈疾患や脳卒中にも予防効果があるとされてきたが、最近の科学的研究では(効果があることを示す)統計的な有意差が小さくなる傾向がある」(江崎教授)など、違いが出てくることもある。「この油がよい」とされると、特定の油だけを多くとりがちだが、偏るとかえって健康を損ねる危険性もある。他の栄養分も考えながらバランスのよい食事を心がけるようにしたい。ひとくちガイド《ホームページ》◆脂質の種類や特徴について解説する 一般社団法人Jミルク「ミルク解体新書第6回・脂肪酸学」◆脂質など栄養素の摂取量の基準を詳しく知りたければ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」(出典:日本経済新聞)
2015/01/21
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おはようございます。ツイてるスマートエイジンたグ実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。食事から摂る必要のある必須栄養素は53種類あると言われ、生命維持に重要なところへ優先的に届けられ、身体の末端にある爪は一番最後になるので、爪を見ると健康状態がわかるとも言われています。爪の伸びが遅い人は栄養素失調の恐れがあるかも知れません。・爪で分かる体のSOS 茶色の場合は腎臓に異常も新たな国民病と言われている慢性腎臓病は、糖尿病や高血圧といった生活習慣病が発症要因になっていることが多いそうで、よい生活習慣は重要ですね。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログ 新しい順爪で分かる体のSOS 茶色の場合は腎臓に異常も慢性腎臓病(CKD)の概念で、変わる腎診療透析患者増加 糖尿病予防の徹底が急務糖尿病患者の喫煙 腎症リスク2倍に お茶大グループ調査高血糖は怖い 腎症、失明 深刻な合併症****************************【以下転載】****************************新たな国民病といわれているのが慢性腎臓病(CKD)だ。血液中の老廃物を取り除く働きを持つ腎臓の機能が低下した状態で、悪化し腎不全になると人工透析を余儀なくされる。心筋梗塞や脳卒中などの発症リスクも高めてしまう。慢性腎臓病は食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が深く関わっており、自覚症状がないまま進行する例が多い。健康診断などで腎機能低下に早めに気づき、生活習慣を改めたい。腎臓は握りこぶし大の臓器で、腰のあたりに左右1つずつある。血液をろ過して老廃物などを尿として体の外に排出する働きがある。また、血圧や体内の水分量、ミネラルを調整したり、血液をつくるホルモンも分泌したりする作用もある。腎機能が低下すると、尿が出なくなり、排出されない老廃物などが体内で悪影響を及ぼし、さまざまな病気の原因になってしまう。■気づかぬまま…尿中のたんぱく質が多くなる「たんぱく尿」などの腎臓の障害があったり、腎機能が健康な人の6割未満に低下したりする状態が3カ月以上続く場合、慢性腎臓病と診断される。国内の患者は約1300万人、成人の約8人に1人が発症していると推計されている。高齢になると腎機能が低下するため、慢性腎臓病になるリスクが高まる。大阪大学の椿原美治教授は「慢性腎臓病は症状がないのが特徴。気づかないまま放置し、病気が進んでしまう例が多い」と解説する。通常、病気の初期では体の特定の部位が痛むなどの症状は出ない。病気が進行すると腎機能がさらに下がり、夜間に何度も起きてトイレに行く、足がむくんで靴を履きにくい、貧血や倦怠(けんたい)感、息切れをしやすくなったなどの症状が現れ、異変に気づく。しかし腎臓はいったん機能が低下すると、薬などで治療しても、元の状態まで回復させるのは難しい。重症になると、人工透析をしなくてはならなくなる。慢性腎臓病の患者がたどる典型的なケースは、こんな感じだ。70代のAさんは、50代のころ尿中にたんぱくが多いと指摘されたが、「たいしたことはないだろう」と放置していた。高血圧の症状が出て、降圧剤を服用するようになったのは10年後。医師には腎機能低下を指摘された。紹介された専門病院で診てもらったが機能回復は難しく、今は人工透析をしている。一般の透析は週2~3回通院し、1回に3~5時間かかるため、日常生活への影響が大きい。大阪市立大学の稲葉雅章教授は「腎臓が悪い人では全身の血管の状態も悪いと考えられる」と指摘する。血液をろ過する腎臓は血管の塊ともいえる臓器だからだ。血管の状態が悪いと、「心筋梗塞や脳卒中の発症リスクも高くなる」(稲葉教授)という。糖尿病の人は、これらの病気の発症リスクが高いことが知られているが、慢性腎臓病でも気をつけないといけない。また、高血圧は腎臓に負担を与え、腎機能が低下すると高血圧を招くという互いに密接な関係にあるという。慢性腎臓病を早い段階で発見するためには、尿検査や血液検査で腎機能を定期的に調べ、低下が起きているかどうかを知ることが大切だ。検査では、たんぱく尿かどうかや血液中の老廃物であるクレアチニンの量が増えているかなどを調べる。■健診などで点検機能低下が起きていると、クレアチニンが十分に除去されず血液中に増えてしまう。血清クレアチニン検査の値から腎臓能がどの程度残っているかが計算で求められる。この検査が健康診断の項目に含まれていない場合は、医療機関で調べてもらおう。たんぱく尿が見つかったら、「前日に運動しすぎたからだろう」などと安易に考えずに、医療機関を受診することが得策だ。慢性腎臓病は、糖尿病や高血圧といった生活習慣病が発症要因になっていることが多い。つまり、暴飲暴食や運動不足などを改善すれば、生活習慣病やメタボリックシンドロームとともに慢性腎臓病のリスクも下げられる。日ごろから規則正しい生活を送るとともに、食事の量やバランス、減塩などにも気を配ることが大切だ。たばこを吸っている人は禁煙した方がよい。慢性腎臓病を早期に見つけて治療を始めることで「腎機能の低下を未然に防ぐことが重要だ」と阪大の椿原教授は強調する。なかには機能が回復するケースもあるという。慢性腎臓病を誰もがなりうる身近な病気だと考えて、予防と早期発見につなげたい。(出典:日本経済新聞)
2015/01/20
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。このコラムを書いた安部司さんの講演は2回お聴きしました。著書も何冊か読んでいます。・「食品の裏側」の著者・安部 司さんの講演を聴きました。 安全・安心に理解を示して対価を支払う消費者はわずか5%だそうです。安全・安心・健康には知力、行動力、経済力の3つの力が必要です。やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・口では理想を言っていても、消費行動にウソはつけない。・安くて簡単で、便利でキレイ、おいしくて添加物ゼロの食品は成立しない。・消費者の意識が変わらないかぎり、日本はいつまでも変わることなく農薬天国・添加物天国が続くことになる。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。****************************【以下転載】****************************世の中の健康志向は高まりつつあるというのに、食品添加物は増え続ける日本。なぜこんなに添加物が使用されるのか――。それは、やはり食品添加物を使用することに大きなメリットがあるからだ。「添加物はいやだ」「できることなら避けたい」という消費者は多い。しかし、一方で食品を買う際の優先順位はというと、1.安い(増量、置き換え、輸入など)2.簡単(だしもとらない、調理しない)3.便利(手間いらずで長期保存。いつでも手に入る)4.きれい(色・形・見た目がよい)5.おいしい(つくられた濃い味)という5つに集約される。これらは、すなわち添加物の使用目的でもある。日本にある食材で、日本で加工できるものなのに、わざわざ外国の原料を使い、現地加工して、できあがった調理済み食品を輸送する――。これらはすべて、コストをおさえるため。そんな輸入の冷凍済み食品もコンビニ弁当も、真空パックのおかずも、「安くて便利、見た目もきれい」なため消費者は大好きだ。同じくドレッシングも、だしの素をはじめとした「◯◯の素」なども、飛ぶように売れる。これらは自宅で添加物を使わずに作れるものばかり。しかし、どんな材料を使ってどのように作られているかより、「簡単で便利」さが優先される。口では理想を言っていても、消費行動にウソはつけない。時として私たち消費者は、「手間をかけるのが面倒」なために、少々高いものすら買ってしまう。こうした「面倒」をねらっているのが輸入食材、添加物を多用する食品会社だ。「安くて簡単で、便利でキレイ、おいしくて添加物ゼロ」の食品は成立しないのに......。私たち消費者の行動は矛盾しているところで、「生協のものは添加物が少ない」「生協は安全にこだわった食べ物を製造販売している」というのが多くの人の認識かもしれない。生協というのは、消費者が出資して組合員になり、理事会を組織して共同で運営利用している。全国の生協を束ねた組織、日本生活協同組合連合会(日生協)に加入している生協だけでも、全国で300以上ある。消費者が出資しているため、理事会と組合員のニーズの「優先順位」が商品に反映される。理事会の取り組み姿勢、方向性、組合員の意識が、それぞれの生協に反映されるわけだが、最初からなるべく加工食品や調理済み食品を取り扱わない素材中心の生協の場合、取り扱う商品や組合員数も少なく、新規加入者も多くは見込めない。一方で、添加物や農薬、輸入品を多く扱う生協の場合、それだけ組合員のニーズに応えることができ、加入者も多い。中にはスーパーより添加物の多い商品を持つ生協もあり、一部の生協は宅配スーパー「セーキョー」と呼んだ方がいいのではないか、と思えることさえある。「生協」=「添加物を使わない」と簡単に考えず、生協とひと口に言っても、個々に違いがあるということを知っておくべきだろう。きれいでないと売れない野菜添加物の話からは少しずれるが、野菜の世界でも同じことが起こっている。鮮度がよくても、形がいびつだったり、大きさがそろっていなかったり、曲がっていたりするとそれだけで野菜の売れ行きは悪くなる。ましてや虫食いなどがあったらなおさらだ。きれいで、まっすぐ、虫食いもない野菜......。しかし、その裏側でどれだけの農薬や化学肥料が使用されているか。さらには、色・形・1袋ずつの重さを均一にするために、手間ひまをかけて選別したり計量したりする。そのため野菜の単価はどんどん高くなる。いまの日本人の野菜に対する要求は、本質よりも「付帯・付属」の部分に目がいっている。見た目はきれいか、形がきちんとそろっているか、売り場のディスプレイはどうか、宅配なら指定どおりに持ってくるか、買い物のポイントは高いか等々。こんなことは後回しの部分なのに、そこが食品選びの基準になってしまっているのだ。品質はどうでもいい。見た目と利便性、作業効率ばかり追求するから添加物や農薬を大量に使って地球の反対側から食品を持ってくるといったねじれた構造が生まれてしまう。消費者の意識が変わらないかぎり、日本はいつまでも変わることなく農薬天国・添加物天国が続くことになる。安部司(あべつかさ)1951年福岡県生まれ。総合商社食品課に勤務後、無添加食品の開発・推進、伝統食品や有機農産物の販売促進などに携わり、現在に至る。熊本県有機農業研究会JAS判定員。経済産業省水質第1種公害防止管理者。工業所有権 食品製造特許4件取得。食品添加物の現状、食生活の危機を訴え続けている。主な著書にベストセラーとなった『食品の裏側』(東洋経済新報社)、『なにを食べたらいいの?』(新潮社)、『「安心な食品」の見分け方 どっちがいいか、徹底ガイド』(祥伝社)などがある。(出典:ヘルスプレス)
2015/01/18
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。初老を辞書でひくと・老境に入りかけの人。・老化を自覚するようになる年頃。・40歳の異称。とでていますので、40歳は初老です。老化の主犯活性酸素と戦う抗酸化力が激減し始めるのが、40歳といわれていますので、老眼も同様の時期に出てしまうのだと思います。・活性酸素やフリーラジカルが関与する代表的疾患私はアメリカの先端医療・栄養療法で、近視、老眼を改善し、普段はほとんどメガネ無しの快適な状態に変わり、とても助かっています。またドライアイ、疲れ目とも無縁になりました。私のクライアントでは、栄養療法で飛蚊症や白内障も改善しています。ドライアイでお悩みの人は多いようですが、エアコンとパソコン、コンタクトレンズという三「コン」の普及でドライアイが増えているそうです。 ドライアイの簡単なチェックです。 ・眼球が乾いた感じがする・目が充血していることが多い・眼球の奥が熱っぽく感じる・テレビ、パソコンなどを長く視聴できない・光がまぶしく感じる・目がかすむ・目の奥が痛くなる時がある 一つでもあれば、ドライアイか予備軍と言えそうで、そのまま放っておくと心配になります。 ドライアイの大きな原因としては、目の酷使と不規則な生活習慣であり、自身の目は自身で守ることが重要です。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。目 関連ブログ近視:低年齢化進む 子を守るには目に紫外線対策を ダメージ蓄積 眼病の原因に視力1.0未満、小学生の3割 学校保健統計調査脳や目に働きかける話題の魚パワー、DHA&EPAで生涯現役!私の生涯の10大ニュースの一つ 視力回復プール後の洗眼は目に悪影響、習慣的行為に意外な盲点白内障 関連ブログ白内障 まずは専門医の診断受けてみよう「目を守れ」白内障のリスク高まる オフィス街の紫外線反射、ご用心を目の健康講座:40代ビジネスマンでも3割近くが「白内障」白内障に効く薬はなかった!老眼 関連ブログ老眼は「30代後半から」 体の不調のもと、早め対策をその症状、老眼かも 早めの対策で快適に運転免許が裸眼で合格40歳でも“老眼”は始まっている疲れ目、ドライアイ 関連ブログ 新しい順9割のOLがドライアイ!オフィスで絶対NGな「乾き目ブス」とはドライアイ患者800万人 広がる治療の選択肢 市販薬、防腐剤に注意スマホ利用、疲れ目防ぐ3つのポイント乾燥する冬 特に注意 ドライアイ、患者増える節電で「疲れ目を感じる頻度増えた」4割目の疲れ・やにが出る・頭痛、ドライアイですよパソコンの急速な普及で目が冒されているオフィスワーカーの3人に1人がドライアイ****************************【以下転載】**************************** 目がかすむ、浮遊物が見える、視野が欠けるなど、「見え方がおかしい」ことがある。これらは加齢によることも多いが、病気のサインかもしれない。最近では、デジタル機器の操作が原因とみられる目の不調も増えている。見え方の異変は加齢に伴って起きやすくなる。「40歳前後ぐらいから老眼が始まり、涙の分泌量の減少によってドライアイにもなりやすくなる。ただの疲れ目と思っていたかすみ目に、病気が隠れていることもある」と杏林大学医学部(東京都三鷹市)眼科学教授の山田昌和さんは指摘する。■硝子体に濁り白い壁などに目を向けたとき、虫が飛んでいるように見えるのは飛蚊(ひぶん)症だ。下図のように、硝子体に生じた濁りが網膜に影として映ることが“浮遊物”の正体。多くの場合は加齢によるものだが、みさき眼科クリニック(東京都渋谷区)院長の石岡みさきさんは「網膜剥離の前兆という場合もあるので、飛蚊症を自覚したら検査を」と受診を勧める。視界全体がぼやけて見える場合、白内障の可能性がある。目のレンズにあたる水晶体が濁ることで光がうまく透過できず、網膜にはっきりとした像を結べなくなる。「高齢者に多い病気。水晶体は早い人で40代から濁りはじめ、50代で目のかすみが現れることもある」と石岡さん。治療は、初期なら医療用点眼薬で進行を遅らせる。進行して視力回復が必要な状態になったときは、濁った水晶体を人工レンズに替える手術がある。視野に欠損部分が生じ、見える範囲が狭くなったときは緑内障かもしれない。眼球内にかかっている眼圧が上昇して視神経が慢性的に障害されることが主な原因。視野が欠損するのはかなり進行した状態で、初期には自覚症状はないことがほとんどだ。眼圧を下げる治療で進行を遅らせることができるかもしれないが、一度障害を受けた視神経は回復しないため、早期発見・早期治療がなにより重要になる。網膜剥離は、幕がかかったように視野の一部が見えづらくなるのが特徴。網膜に裂け目ができ、そこから網膜がはがれる病気だ。「近視の眼球は卵形で、網膜に薄い部分ができるため穴が開きやすい」と山田さん。手術によって治療するが、回復の度合いは重症度によって違いがある。近視や遠視も見え方の異変と関係がある。「近くが見えづらくなる老眼はピント調節機能の衰えが原因。特に遠視では早く老眼になりやすい」と石岡さん。遠くも近くも見えにくいのが遠視だが、「ピント調整機能の衰えという負荷が加わることで、いっそう近くが見えづらくなる」という。強度近視の場合は「目の病気を合併しやすく、白内障や緑内障、網膜剥離にもなりやすい」と山田さん。最近では、幅広い年齢層に、パソコンやスマートフォンなどデジタル機器の操作によるドライアイや疲れ目(眼精疲労)による見え方の異変を訴える人も増えている。石岡さんは「放置すると肩こりや頭痛などの全身症状が出ることもある」と話す。ドライアイになると、目がチカチカして、まぶしさや痛みなどを感じる。液晶画面を凝視していてまばたきの回数が減ることや、コンタクトレンズの使用、エアコンの吹き出し口からの風があたることなどで起きる。疲れ目と併発することが多い。「最近の研究では、ドライアイとうつや不眠との関連も指摘されている」と山田さん。治療はドライアイ用の医療用点眼薬を継続的に使う。パソコンの作業時にメガネをかけて目の周囲の湿度を高める、コンタクトレンズを目が乾きにくいシリコンハイドロゲル素材のタイプにするなどの対策もある。■毛様体筋が緊張長時間の作業などで目がかすむ、ショボショボするのは疲れ目のサイン。人の目は、近くを見続けるとピントを調節する毛様体筋が過度に緊張する。この筋肉の凝りが疲れ目を引き起こす。疲れ目を緩和するには、パソコン作業をしているとき1時間に1回ぐらい遠くを見る、眼球を回す、目を温めることなどで緊張した毛様体筋をほぐす。「市販の点眼薬ならビタミンB12の入ったものが効果的」と石岡さんは言う。見え方がおかしいと感じたときには、軽く考えず眼科を受診するようにしたい。病気を早期に発見する第一歩になるからだ。■初期緑内障、発見の精度上がる目の病気が出やすくなるとされる40歳前後からは、1年に1度は眼科で検診を受けたい。特にチェックしておきたいのが緑内障。「40歳以上の4~5%が発症し、成人の失明原因の1位」と山田さん。初期には自覚症状がなく、検診で見つかることも多い。日本人では眼圧が正常範囲である「正常眼圧緑内障」も多い。早期発見には眼圧検査とともに眼底検査も受け、視神経の状態も調べておきたい。最近は、網膜や神経の断面を撮影できる光干渉断層計(OCT)という検査機を導入するクリニックも増えており、高い精度で初期の緑内障を見つけることが可能になっている。(出典:日本経済新聞)
2015/01/17
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。ガンを予防するために効果的なのは、「標準体重の維持」と「適度な運動の継続」であることが、約50万人を対象とした調査で明らかになったそうです。この程度でよければ私は過去から出来ていますが、どなたでも出来そうですね。 ・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)先進国で日本だけがガン罹患率、死亡率が増えていますが、アメリカでは1994年から下がり続けているそうです。日本人は・男性は60%・女性は45%がガンに罹り、その内の半数以上がガンで亡くなり、亡くなったガン患者の半数以上は治療で短命化させられているそうです。ガンになると治療費がかかり、失業や減給などで経済的にも厳しくなる現実がありますが、よい方法は限られていますのでガンにならない予防が最善の方法ですし、よい治療は統合医療に活路があります。ガン対策基本法が施行されて数年経過しても好転しませんが、ガンも生活習慣病なので的を射たガン予防が一番効果的で、ガンの半数は生活習慣の改善で予防可能だと言われていますので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。 私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページガン統合医療ガン予防日本の医療の現実失敗しない医師えらび最高の医療をうけるための患者学映像「抗ガン剤で殺される!」ガン治療のウラおすすめ本ガンは5年以内に日本から消える!どうせ死ぬなら「がん」がいいガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”関連ブログ 新しい順がんで「5年生存率は30%」と言われたら 病気にまつわる数字の読み方米国のがん死亡の30%は喫煙が原因揚げ物の食べ過ぎで「がん」のリスク高まる!? 週1回の摂取でも赤信号肺がん発症しやすいCOPD、心筋梗塞や骨粗鬆症もロッテ「コアラのマーチ」は一箱でWHO摂取基準に達するトランス脂肪酸まみれ&着色料のカラメル色素も発がん物質入り肥満で10がん腫の発症増加緑茶がもたらす健康長寿 「認知症・がん予防」の可能性!がん新時代 この生活習慣、効果かリスクかがん 治療と仕事両立を 厚労省が支援案 長時間の着席、がんの発症リスク高まる 米調査 がん発症数が増加 はじめて80万人超 がんを予防するための5ヵ条日本人で最も多いがんは? 最新情報を公開 国がん 罹患率・死亡率ともに男性が女性を上回る食道がん、飲酒でリスク急上昇 顔赤くなる人注意 熱い食べ物や喫煙も要因がん細胞は進化する 遺伝子解析、投薬治療に道がんの「損失」年1.3兆円にも 仕事と両立の道は毎日歩くだけでも乳がんリスクが低減がん家族歴があるとがん全体のリスクが上昇病気で休職→4割退職 がん・心の不調がやや高めがん予防法、確実性高い6項目 国立研究センターが日本人向け提示がんを抱えながら働く 治療、職場の制度活用米国のガン死亡率の低下続くガンは5年以内に日本から消える!がん5年生存率 検索可能にどうせ死ぬなら「がん」がいいがんを再発させる「がん幹細胞」、3つの研究で発見国民病のがん、子供たちに「がん教育」****************************【以下転載】**************************** がんを予防するために効果的なのは、「標準体重の維持」と「適度な運動の継続」であることが、約50万人を対象とした調査で明らかになった。 がんを予防する生活スタイル 米国のイェシーバー大学アルベルト アインシュタイン医学校とNCIがんセンターの共同研究チームは、米国立衛生研究所と米国退職者協会が協力して行われている「NIH-AARP食事・健康調査」に参加した米国人を対象に調査した。調査では1995~96年に約50万人を対象に食事と生活についてのアンケートを行った。 2001年に発表された米国がん学会(ACS)のがん予防ガイドラインでは、次の生活スタイルをアドバイスしている。 がんを予防するための対策 米国がん学会(ACS)のがん予防ガイドライン ● 標準体重を維持する 健康的な体重を生涯にわたり維持することが、がんの予防につながる。肥満を予防するために必要なことは「高カロリーの食品や飲料を控えること」と「適度な運動をすること」。 ● 適度な運動を習慣として続ける 適度な運動を週に合計150分間行うか、中強度の運動を75分行うことが勧められる。テレビの前でソファーに横たわり、エンターティメント番組ばかり見続けるのは体に良くないので、日常生活で身体活動を増やす工夫する。 ● 高カロリーの食品を食べない 肥満のある人は、食事を見直して体重を減らすことで、健康増進の効果を得られる。加工食品を利用するときは、栄養表示ラベルを見ることが役立つ。 ● 植物性の食品をとる 体重コントロールを改善するために、食品を選ぶことが大切。野菜や果物は低カロリーで、ビタミンやミネラルなど体に良い栄養成分が含まれる。逆に、加工肉や赤身肉はがんの発症を増やすので食べ過ぎに注意する。穀類は精製されていない全粒粉や玄米などが勧められる。 ● アルコールに注意 アルコールの飲み過ぎはがんの発症を増やす。節度ある適度な飲酒量は1日平均純アルコールで20g程度で、これは「ビール中ビン1本」に相当する。飲酒後に顔が赤くなる「フラッシング反応」を起こす人は、これより飲酒量を少なくした方が良い。 「健康的な体重の維持」と「運動の習慣化」が大きく影響調査に参加した人の調査開始時の年齢は50~71歳で、がん既往歴のある人を除外した解析対象者は47万6,396人だった。期間中に7万3,784名ががんを発症し、1万6,193名ががんにより死亡した。がん発症までの期間は10.5年(中央値)で、がんによる死亡までの期間は12.6年(同)だった。 研究チームは、がんの予防効果を調べるために「がん予防ガイドライン」にどれくらい従っているかによって5つのグループに分けて解析を行なった。その結果、がんを含む全死因による死亡リスクは、もっとも順守度が高い男性では26%低くなり、女性では33%低くなった。 また、がんによる死亡リスクについては、もっとも順守度が高い男性は25%、女性は24%低くなった。がんの発症リスクについては、男性ではもっとも順守度が高いグループは、もっとも低いグループより10%低く、女性では19%低くなっていた。 がんの種類ごとにみると、胆のうがん(男女合わせて48%減)、肝臓がん(男性48%減、女性35%減)、直腸がん(男性40%減、女性36%減)などで、がんの発症が大きく減少することが確かめられた。 ACSのがん予防ガイドラインで推奨されている生活スタイルの項目ごとのリスクについても検討したところ、全死亡率の低下にもっとも大きく影響しているのは「健康的な体重の維持」と「運動の習慣化」であることが判明した。 「がん予防ガイドラインに沿った生活スタイルが、がん予防において大きな効果をもたらすことが明らかになりました。がんの種類によっては順守するほど予防効果が高まります」と、アルベルト アインシュタイン医学校のジェフリー カバト氏は述べている。 (出典:日本医療・健康情報研究所)
2015/01/15
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不眠症の本質的な問題は睡眠状態誤認であることを世界に先駆けて喝破したのは日本人研究者だったそうです。不眠症は実際よりも睡眠時間を短く、寝つきを長く感じているそうです。日本人は、主要国の中で最も睡眠時間が短く、睡眠の不満は多いそうです。厚生労働省では、日本人の5人に1人が不眠に悩んでいるそうですが、2014年11月6日に発表された民間会社の全国20~79歳の男女7,827人の実態調査によると、国際基準「アテネ不眠尺度」で、約4割が「不眠症の疑いがある」、約2割は「不眠症の疑いが少しある」と判定されています。また、睡眠と寝起きに関する実態調査委員会の調査では、寝起きがだるい:48.1%、寝起きの目覚めが悪い:9割を超えています。・質悪い、目が覚める 眠りに不満96%・働き盛りの約8割が「かくれ不眠」・「寝起きがだるい」「疲れが取れない」が9割を超える・若手7割 「睡眠不足で仕事に支障」・現役世代はお疲れモード? 「睡眠で休養取れず」 厚生労働白書・東京在住者「睡眠に不満47%」 世界5都市調査・機嫌悪い・起きない 中学生の7割、睡眠に問題 今年3月に厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針」を発表しています。2014年版厚生労働白書によれば20~39歳の若い世代でも「睡眠で休養がとれている」と思う人は半数だそうですが、年齢に関係なく疲れ知らずになるのは簡単なので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************シャンパングラスを持つ手が疲れてきた。テーブルの上にいったん戻すか、我慢するか。それにしても長い。いつまで話し続けるつもりなんだ、この部長は。「…にとって大事な三つの袋がありー…」おいおい、もう10分近くも話してるぞ。乾杯のあいさつは1分までとマナー本にも書いてあるだろうが(怒)。「えー、それではご唱和ください。乾杯」。一席ぶって満足げな部長にとってはあっという間であろうが、聞かされる側はその2倍、3倍の長い時間に感じる。ひな壇から招待客のイライラがみてとれる新郎新婦は1時間くらい圧迫面接を受けたような気分に。同じ空間と時間を共有しているのに、おのおのが感じる時間に大きな違いが生じるのは実に興味深い現象である。時計がなくても、頭の中である事象の長さをカウントすることができるのは、我々が生来持っている時間認知機能のおかげである。測定インターバルもミリセカンドから数時間のオーダーまで幅広い。ボクサーやアナウンサーなどの例を見ても分かるようにトレーニングで時間認知機能は向上する。カップラーメンが好きな人であれば、いちいちタイマーを使わなくとも絶妙なゆで加減ではしを手にすることができるようになる。逆に時間認知にひずみが生じる疾患もある。その1つがこのコラムでおなじみの不眠症である。不眠症の患者さんにとって最大の関心事は睡眠時間であるが、肝心のタイマーにある種の狂いが生じていることが知られている。■「何時間、眠れていますか」の答えに自信はありますか「何時間、眠れていますか」寝床に横になっていた時間ではなく、眠りに落ちていた時間である。睡眠時間を尋ねられたら読者の方々は的確に答える自信をお持ちだろうか。長年の不眠症に悩むKさんのケースで考えてみよう。さまざまな病院で何種類もの睡眠薬を処方されたが効果がなく、睡眠ポリグラフ検査(1晩中脳波を測って睡眠の長さや深さを客観的に測定する検査)を希望して来院した方である。Kさんは普段、朝6時に起床する。これは現役時代から変わりが無い。夜は随分と早くなった。昔はバラエティー番組やプロ野球ニュースを見るのが日課であったが、最近はとんと興味が無くなってしまったという。不眠で疲労感が強いため、夕食を終える頃にはまぶたが重たくなり、22時前に睡眠薬を服用して消灯する。ご本人いわく「疲労感や眠気はあるのに眠れない。それから長い夜が始まるんです」。Kさんには自宅と同じ22時~6時まで睡眠検査室で寝てもらった。翌日に正味眠れた時間を一緒に計算する。色々な計算方法があるが、消灯してベッドで横になっていた時間から眠れずに目が覚めていた時間を引き算してもらうのが一般的だ。まず寝つきにかかった時間を思い出してもらう。「よくおぼえていないがとにかく時間がかかって苦しかった。1時間ちょっと、いや1時間半はかかったような気がする」Kさんにとって1日のうちで最も苦しい時間である。次に途中の目覚め時間。自宅では一晩に2回ほど目を覚まし、トイレに行くという。今回の検査では3回であった。「1回目と2回目はトイレも含めてそれぞれ15分、30分くらいでまた寝たかな。3回目はなかなか寝つけず1時間近く目を覚ましていた」。最後に朝の目覚め。「4回目に目が覚めた後はすっかり頭がさえちゃって、もう眠れなかった。家だったらリビングで一服するんだけど、検査中だからそれもできなくて辛かった。検査終了まで1時間以上は起きてたよね…」。■はたしてKさんは何時間眠ったのか…さてKさんが感じている「目覚めていた時間」を計算してみる。・寝つきにかかった時間:約 1時間30分・1回目の目覚め時間:約15分・2回目の目覚め時間:約30分・3回目の目覚め時間:約1時間・朝の目覚めから検査終了まで:約1時間感じている目覚め時間の合計は4時間15分。ベッドで横になっていたのは8時間なので、差し引きで正味の睡眠時間は3時間45分となる。消灯時間の半分以下しか眠れていないのだから、夜が辛いのも納得である。検査で緊張したためか普段よりも眠りが浅かったというが家でも似たり寄ったりで「最後に5時間以上寝たのがいつだったか思い出せない」と嘆くことしきり。では、Kさんの睡眠脳波検査の結果をみてみよう。・寝つきにかかった時間:47分・1回目の目覚め時間:15分・2回目の目覚め時間:18分・3回目の目覚め時間:32分・朝の目覚めから検査終了まで:41分実際にKさんが目を覚ましていた時間は2時間33分、脳波で確認された睡眠時間は5時間27分、自分で感じていた睡眠時間よりも2時間近く長いという判定結果であった。結果を説明されたKさん。しばらくしてボソリと「私はウソをついたわけではないですよ…」。もちろんですKさん、誰も疑ったりしていません。Kさんの不安、疑念、怒りを解くために普段の診療では次のような説明をする。■不眠症患者の大部分は実際より睡眠時間を短く感じている(1)慢性不眠症の患者さんの大部分(ほぼ100%)は脳波で測定した実際の睡眠時間よりも眠りを短く感じる。同様に、寝つきにかかる時間(消灯から入眠までにかかる時間)も長く感じる。(2)脳波上の睡眠時間と主観的な睡眠時間の乖離(かいり)が大きい場合は「睡眠状態誤認」という診断名がつけられる。睡眠状態誤認はれっきとした不眠症の一型である。(3)睡眠状態誤認は詐病や意図的な誇張ではなく、睡眠時間を正しく把握できない時間認知機能の低下が関連している。今から50年以上前に、不眠症の本質的な問題は睡眠状態誤認であることを世界に先駆けて喝破した日本人研究者がいた。このグラフはその金字塔的な業績から作成した(遠藤四郎、精神神経学雑誌、1962)。不眠症患者が実際よりも睡眠時間を短く、寝つきを長く感じているのが一目瞭然である(スクリーン部分)。Kさんのデータは赤点で示した。この中では“軽症”の部類に入る。対照的に健常者の多くはy=xのライン近辺に位置している。すなわち時間認知が正常に働き、脳波睡眠と主観的睡眠感がほぼ一致している高血圧や糖尿病の治療であれば診察室で血圧測定や血糖値を測れば重症度や治療効果がある程度判断できる。その点、不眠症は実に厄介である。なにせ患者さん自身の「体験談」に頼らざるを得ないから。その真偽が怪しいとしたら…。「先生、前回出してもらった睡眠薬、ぜんぜん効きませんでした。なんとか助けてください」この「ぜんぜん」とか「助けて」というキーワードに主治医は弱い。何で効かないのだろうと首をひねりながらも根負けしてもう1錠追加…。気付いてみたら3錠も4錠も睡眠薬を処方して、その後の対処に窮した経験をもつ医者は少なくない。■睡眠薬の効果が乏しいのは当たり前しかし睡眠薬を多剤併用している患者さんの中には睡眠状態誤認が数多く含まれている。なにせ脳波上はすでに寝ているため睡眠薬の効果が乏しいのは当然で、睡眠薬の過量服用や長期服用に陥るケースが少なくない。しかし今の医学教育では睡眠障害を系統立って学ぶ機会が少なく、臨床現場ではほとんど認識されていないのが実情だ。残念ながら、睡眠状態誤認のメカニズムはいまだ明らかになっていない。慢性不眠症の人では、前頭葉や基底核の神経活動が低下していることが最近の脳画像研究で明らかになっている。これらの脳領域は感情、記憶、運動調節に重要であることはよく知られているが、時間認知にも深く関わっていることが明らかにされている。睡眠状態誤認の発症にも何らかの形で寄与している可能性がある。今後取り組むべき不眠症のナゾの1つである。ここで1つの疑問が生じる。睡眠状態誤認は何が問題なのか…。睡眠状態誤認では自分で考えているよりも実際には寝ているのだから、軽症と言えるのではないか。不眠症でよく指摘される生活習慣病や、うつ病を悪化させるなどの心身への悪影響も少ないのではないか。残念ながら答えは「NO」である。脳波上の睡眠時間がある程度保たれていても、寝つきの悪さに苦しみ、睡眠時間を短く感じて熟眠感がないと、日中にも倦怠(けんたい)感やうつ気分、パフォーマンスの低下が生じるなど他の不眠症と何ら変わるところはない。睡眠薬が効きにくいという点ではむしろ重症と言えるだろう。睡眠状態誤認の例からも分かるように、不眠症の重症度や治療効果と脳波上の睡眠パラメーターにはしばしば乖離が生じる。そのため、不眠症の国際的な診断基準には「睡眠時間が○○時間以下」「目覚め回数が△△回以上」などの具体的な指標は一切取り入れられていない。不眠症とは、かくも個人的な体験なのである。三島和夫(みしま・かずお)1963年、秋田県生まれ。医学博士。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神生理研究部部長。1987年、秋田大学医学部医学科卒業。日本睡眠学会理事、日本時間生物学会理事、日本生物学的精神医学会評議員、JAXAの宇宙医学研究シナリオワーキンググループ委員なども務めている。(出典:日本経済新聞)
2015/01/14
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介護に関する意識調査によれば、・家族の介護について約9割が不安を感じる。・自身の介護について約9割が不安を感じながらも具体的な準備をせず。理由はまだまだ先だと思うから。・老老介護について約9割が不安。と不安と思っている人がほとんどですが、不安に感じているだけで的を射た対策を打たないと介護の現実は突然やってきますので、自分自身の健康管理と同様に親の健康管理にも意識・配慮が必要だと思います。・約9割が自身の介護に不安だが具体的な準備なしa href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201301020000/">「新厄年」の健康リスク対策」よれば、要介護を招き健康寿命を損なう7大疾患と8つの健康習慣は以下の通りです。7大疾患・虚血性心疾患・脳血管疾患・糖尿病・骨粗鬆症・変形性膝関節症・ガン・認知症8つの健康習慣・抗酸化食品をバランスよくとる・「糖化」を防ぐ・「石灰化」を防ぐ・骨・関節成分を補う・適正体重に近づける・SOD活性を高める軽いエクササイズ・趣味に親しむ・健康リスクを把握する2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。また内閣府の世論調査によれば、国民の二大不安は経済と健康で、年々不安を感じる割合が増えています。65歳以上の約7割は今後も働きたいと考えていても65歳以上の就業率は4割弱で、働きたいシニアの約半分は働きたくても働くことができていませんので、「シニア起業」が増えているそうです。・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・なぜ日本人は働いても働いても不安しか貯まらないのか・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独・変わる働き方 生涯現役時代 再就職難、定年でいきがいも喪失・10年後の暮らし「悪くなる」3割 仕事や年金に不安 東大、20~40代を追跡調査・働く女性の9割以上「老後資金に不安」・夢持てぬ若者、収入・年金・仕事「不安」8割私も50歳の時に社会貢献できる好きな分野で複業=福業を立ち上げて1年後にリスクなく独立し、起業・独立のお手伝いもしています。シニア起業で年金支給70歳時代を生き抜く日本人は長期戦略が不得意なので将来の不安・リスクに備えない人がほとんどだそうですが、十分な備えのためには、・元気に楽しく働くために健康維持・増進、抗加齢に努める 的を射たことの実践がカギで、意外と簡単・経済力を高める 雇用されない複業=福業を立ち上げる 本業の生産性向上につながり、サービス残業なしで効率よく質の高い仕事をし、見捨てられない働き方にもなり、独立も可能になるこの2つで人生が好転できますので、不安解消のお力になれます。****************************【以下転載】**************************** 介護を必要とする高齢者を増やさない取り組みは、全国の自治体に共通する課題だ。京都府亀岡市が2011年度から始めた「介護予防プログラム」は、高齢者に運動などを働きかけ、心身機能の衰えを防ぐ模範的な試みとして評価されている。大学と行政、NPO法人が協力する地域ぐるみの推進体制を築き、継続した調査にも挑んでいる。人口約9万2000人の亀岡市は65歳以上の高齢者の占める割合が約25%と、日本全体の高齢化率とほぼ同じで、これからも高まる見通しだ。介護予防に取り組むきっかけは、市が08年、世界保健機関(WHO)が推進する「セーフコミュニティー」の認証を日本で初めて受けたことだ。複合改善が必要全世代の市民が安全で健康に暮らせるまちづくりを明確に打ち出した。高齢者の事故やけがを予防しようと、運動と発育に詳しい京都学園大学の木村みさか教授(当時、京都府立医科大学教授)やスポーツ経営学が専門の吉中康子教授ら専門家による委員会を設け、対策を検討した。この活動が京都府と京都市などで組織する「京都地域包括ケア推進機構」の事業と結びつき、地域で広げられる介護予防の仕組みづくりへと発展した。木村教授は「運動を中心とする複合的な介入が最も効果がある」と解説する。高齢者は様々な要因が重なり要介護になる。加齢によって食欲が落ち栄養状態が悪化。運動も不足し筋力が低下して転倒しやすくなる。ますます動かなくなり、食事の量が減るという悪循環が続く。運動の推奨や栄養補給などの単独の対策ではなく、これらを組み合わせた生活改善が重要という。介護予防プログラムは運動と口腔(こうくう)ケア、栄養の3つが柱だ。事前の調査から市内23地区のうち10地区の約1000人の高齢者を対象にし、この半数が「元気アップ教室」と銘打ったプログラムに参加した。運動は足首におもりを着けた足踏みやゴムバンドを使う腕の筋力の強化など。参加者が週に1回集まる教室型と1人で実践する自宅型があり、15週間続ける。また歯の磨き方の講習のほか、頬をふくらませたりすぼめたりする、舌を出したり引っ込めたりするといった体操も指導し、食べる力を保つ大切さを説く。食習慣のアンケートと栄養バランスのよいメニューの紹介などを通じて健康維持に役立つ食生活についても講義する。プログラムの修了後も継続して指定の日記を記録するほか、教室を3カ月に1回開く。1年後に体力測定をする。3年間の調査の結果、元気アップ教室に参加した高齢者と参加しなかった高齢者の間に体力面でいくつかの差が出た。参加した方が太ももの筋肉量が増え椅子から立ち上がる運動などの能力が向上し、1日の平均歩数も増えた。教室型でも自宅型でも同じ効果があり「運動の継続で加齢による筋力の低下を予防する効果が確認できた」(木村教授)。医療費抑制の効果この結果は医療費や介護保険料に影響を与える可能性がある。詳細な医療費情報が得られないため分析は進んでいないが、高齢者の医療費の抑制につながるのは間違いないと専門家は考えている。機構の事業を終えた後も木村教授らを中心に調査を継続中だ。約1000人の規模で高齢者を対象に運動の効果を確かめる活動は国内にこれまでなく、貴重なデータになる。健康関連事業の創出を目指す関西文化学術研究都市推進機構(京都府精華町)がこの「亀岡スタディー」に関心を寄せ、導入を模索している。この調査がうまく機能している要因は、木村教授を軸に地域ぐるみの推進体制ができたからだ。行政や大学に加え、京都府歯科衛生士会と京都府栄養士会が協力する。また木村教授の共同研究者が、NPO法人の元気アップAGEプロジェクト(横山慶一理事長)を設立して、リズム体操や筋トレを指導するトレーナーを養成している。すでに130人を超すトレーナーを育て、調査活動を支援する。自身も空手で体を鍛える横山理事長は「ボランティア活動では限界がある」と考え、NPOの道を選んだ。この活動で培った介護予防プログラムは、日本の後を追って高齢化するアジア地域でもモデルになると予想している。将来は国際協力も目標に据える。健康推進の掛け声は各地で聞かれる。継続した活動とするには亀岡市のような取り組みが参考になるだろう。ひとくちガイド《インターネット》◆京都府亀岡市が取り組んだ「介護予防プログラム」の実施マニュアルを掲載する 京都地域包括ケア推進機構◆セーフコミュニティー認証について解説 亀岡市(出典:日本経済新聞)
2015/01/13
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)は増えていますが、原因の9割が喫煙だそうなので自業自得病だと思います。酸素吸入しないと生きていけないところまで悪化しても喫煙し続けて、酸素吸入しながらタバコに火をつけた瞬間に酸素に引火して焼死するケースは、年間に数件あるそうで驚きですが、死ぬ時に喫煙していたわけなので喫煙者として実に見事な死に様なのでしょうね。慢性閉塞性肺疾患(COPD)もアルコール依存症と同様に女性がかかりやすく重症化しやすいそうですが、女性の喫煙率はあまり下がらないですね。喫煙は免疫システム全体に重大な悪影響を及ぼし、免疫機能が低下します。詳しく調べるとDNAのあちこちが切断されているので、まさに百害あって一利なしです。喫煙の影響はDNAを通じて子孫にまで及び、喫煙者の子孫は生まれつき免疫機能が低下して病気に罹りやすくなるわけです。 日本は在日外国人から喫煙天国と馬鹿にされ、自宅でも喫煙出来ないカナダから移住しようかと半分本気の冗談がでるほどの禁煙後進国で、恥ずかしい限りです。タバコの最大の問題は受動喫煙で、ガン、心筋梗塞や脳卒中など年間7000人近くの日本人の死亡原因となっている他殺行為なので、禁煙後進国の日本も速やかな受動喫煙対策が望まれます。職場で禁煙・分煙を希望している人が81%、職場やレストランなどでの全面禁煙の義務化には62%が賛成するなど国民の受動喫煙防止の意識は高いのに国の禁煙政策は遅れに遅れている禁煙後進国です。喫煙はよいことは何一つなく、喫煙は日本の死因危険因子の堂々と第1位にランクされ、最も社会的信用をも落としているそうです。そして喫煙は様々な病気の原因になっています。◆喫煙と関連する病気口腔(こうくう)咽頭がん、喉頭がん、食道がん、気道・気管支・肺がん、急性骨髄性白血病、胃がん、肝臓がん、膵臓(すいぞう)がん、腎臓・尿管がん、子宮がん、膀胱(ぼうこう)がん、大腸がん脳卒中、失明、白内障、加齢黄斑変性、妊娠中の喫煙による先天性口唇・口蓋裂(こうがいれつ)、歯周病、大動脈瘤(りゅう)、若年成人期からの腹部大動脈の硬化、冠動脈疾患、肺炎、動脈硬化性末梢動脈疾患、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、結核、喘息(ぜんそく)、その他の呼吸器疾患、糖尿病、女性の生殖機能の低下(妊孕性=にんようせい、妊娠しやすさ=の低下など)、大腿骨近位部骨折、異所性妊娠(子宮外妊娠)、関節リウマチ、免疫機能への影響、健康状態全般の悪化◆受動喫煙と関連する病気子供:中耳の病気、呼吸器症状、肺機能の悪化、下部呼吸器疾患、SIDS大人:脳卒中、鼻の刺激症状、肺がん、冠動脈疾患、女性の生殖機能の低下(低出生体重)日本は現喫煙者率は24%と、21ヵ国中7番目に多い禁煙後進国で、女性10%に対し男性38%と、男女差が特に大きく、家庭内で非喫煙者である女性が受動喫煙により肺ガンになる危険があることが懸念され、非常に問題視されています。また、新たな脅威として話題のPM2.5よりも喫煙、受動喫煙の方がはるかに恐ろしいそうです。PM2.5や黄砂、放射線被曝リスクを懸念する喫煙者は、自身の喫煙の方がはるかに悪いと気づき、他殺行為になる人前での喫煙などはご遠慮いただきたいと強くお願いしたいです。さらに、20歳から70歳までの50年間タバコを吸い続けた場合、タバコ代とタバコを吸うことによって生じる諸費用(医療費やコーヒーなどの嗜好品費)の総額は、1600万円前後になるそうで、高額ですね。タバコも酒も女性の方が悪影響が強く出ますが、日本は若い女性の喫煙率が増えている異常国です。受動喫煙は全員が大きな迷惑ですが、最大の被害者は逃げられない胎児です。残念なことに最近の環境省の33,000人の妊婦を対象にした調査で、全体の5%が妊娠中も喫煙を続け、4%が飲酒しています。喫煙は24歳以下の妊婦では1割にもなるそうです。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)また、たばこ1本で寿命は14.4分短くなるという研究結果が発表されていますが、同様の研究発表で、アルコール依存症が20年早死にする研究結果もあり、合わせれば30年も早死にするので長生きはリスクだと感じている人には吉報かも知れません。・「長生きしたくない」老後不安の未婚者・「長生きは不安」9割 「長生きはリスク」7割 理由は経済と健康・「長生きは不安」8割超 若年男性日本の禁煙政策を牛歩以下にしている本音は、国民の今以上の長寿を望んでいないからでしょう。1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた1.健康を大切にしなかったこと 2.たばこをやめなかったこと と禁煙は第2位に出てきます。なるべくうまく卒煙したい人は、「禁煙セラピー 読むだけで絶対やめられる」という本をおすすめします。世界15ヵ国で翻訳され、イギリス、ドイツ、オランダで毎年ベストセラー、読むだけで90%の人がやめられるという話題の本であり、私の周りではこの本で7割が楽に卒煙しています。卒煙すると毎日毎日がとても快適になり、もっと早く卒煙すればよかったと感じると思います。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。・たばこと健康に関する情報ページ(厚生労働省)・禁煙治療に保険が使える医療機関情報(日本禁煙学会) ・タバコ会社の本音・タバコの生涯コスト1600万! 効果満点の「リセット禁煙」とは****************************【以下転載】****************************現在、日本では、たばこのパッケージに表示されている健康に関する警告文の1つに「肺気腫」という言葉が使われている。これを「COPD」に変えようという動きが出てきている。COPDは慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)の略称である。患者の90%が喫煙者であるため、通称「たばこ病」ともいわれ、さまざまな合併症を生じさせることから「死よりも恐ろしい病気」として知られている。警告文の変更を訴えているのは、COPDの研究と啓発に力を注ぐ世界組織「GOLD」の日本支部、GOLD日本委員会(代表理事・福地義之助順天堂大名誉教授)だ。GOLDは毎年11月中旬の水曜日を「世界COPDデー」としており、2014年11月19日、GOLD日本委員会が日本医師会や日本呼吸器財団とともに「日本COPDサミット」を開催。COPDの知名度アップや対策の推進・強化を呼びかけた際、たばこの警告文を変更するよう働きかけていく考えを明らかにした。COPDは近年になって提唱されるようになった疾患概念で、病理学的に「肺気腫」と呼ばれていた疾患と臨床的に「慢性気管支炎」と呼ばれていた疾患を統一したもの。つまり「肺気腫と慢性気管支炎を同時に起こしている状態」と考えればよい。具体的には、肺気腫によって酸素の取り込み口である肺胞が溶けてなくなり、酸素を血液に取り込むことができなくなる。それと同時に、空気の通り道である気管支が炎症を起こして狭くなり、肺から空気が出にくくなる。このような状態がCOPDだ。肺気腫も慢性気管支炎も、長い喫煙習慣によってもたらされる。そのため、パッケージの警告文に「肺気腫」だけを記しても、喫煙による健康被害の実態をきちんと示していることにはならない、というのである。日本では1972年から、たばこのパッケージに「健康のため吸いすぎに注意しましょう」と表示されるようになり、たばこ事業法に基いてパッケージだけでなく広告にも明示するよう規程されている。現在は、たばこ事業法施行規則第36条により、「別表第一」から1つ、「別表第二」から1つを選び、この2つを組み合わせて表示することになっている。ちなみにパッケージの警告文の表示にいち早く取り組んだカナダでは、警告文とともに喫煙でダメージを受けた肺の写真などを組み合わせてデザインしている。COPDの認知度を2022年に80%にまで高める日本のCOPD患者は530万人もいると推計されているが、治療を受けているのは全体の5%にも満たない22万人。95%以上が治療を受けていなかったりCOPDと診断されていないと考えられている。なぜ、これほどまで治療率が低いのか?COPDは、発症当初は無症状である。階段の上り下りなど体を動かしたときに息切れを感じたり、風邪でもないのにせきやたんが続いたりすると、その疑いが生じてくる。つまり、非常にありふれた症状であるため、発症が見過ごしてしまいがちなのだ。COPDがさらに進行すると、呼吸不全や心不全を起こす。こうなると命に関わる病気だということがおわかりいただけるだろう。また、肺だけでなく全身に影響をもたらして、全身性炎症、心・血管疾患、骨粗鬆症、糖尿病などを併発しやすい。特に40歳以上で喫煙歴のある人は要注意だ。この対策としては、まずはCOPDという疾患の認知率を上げることが求められている。2012年7月に策定された国の「健康日本21(第二次)」の方針の中では、「COPDの認知度を2022年に80%にまで高める」という目標値が設定された。2011年の調査で25.2%だった認知度が2012年には28.1%と3ポイントほど上昇したが、この調子で進んだとしても2022年に60%ほどの認知度にしかならず、目標達成はおぼつかない。2011年の人口動態統計月報年計(概数)で肺炎による死亡が増えていることが明らかとなり、死因の第3位に肺炎がランクインされた。肺がんは指摘するまでもなく、COPDを含め肺に関係した疾患にいかに対処するかが急務となっている。たばこの警告文の変更は、こうした取り組みの第一歩なのである。(出典:ヘルスプレス)
2015/01/12
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良いダイエットは体脂肪だけを減らすことで、食事量だけ減らし続けると強力な飢餓遺伝子が餓死の危機を感じて省エネのカラダにするために筋肉を減らして体脂肪を温存する傾向になります。体脂肪だけを減らす良いダイエットは、やる理由と目標が明確、よい知識、よいコツを知るとむずかしくなく、適正体重を維持するために一生意識・実践するものだと思います。いずれにしても肥満はいいことがないようです。・容姿が悪くなる・服飾費がかかる・服の選択肢が狭くなる・食費がかかる・ダイエットにコストがかかる・疲れやすい・生活習慣病になりやすい・治療費がかかる長期闘病が必要になりやすい・短命になりやすい・子孫に肥満が継承されやすいなどがあり、なるべくなら避けたいものです。また加齢とともに筋肉は脆弱化していくので年齢が高まるほど運動、筋トレの必要性が高まります。****************************【以下転載】****************************体重を減らして、その状態を保つ秘密は、日々の決心にあるかもしれません。ダイエットや、その場しのぎの減量法から、いつまでも同じ体重を保てるようなライフスタイルに切り替えるということです。誰もが体重を減らしたいと思っても、2週間から4週間でやめてしまった人 (あなたかも?) を知っているでしょう。それは短期間で十分な結果が出なかったからかもしれませんし、単に楽しくなかっただけかもしれません。どんな理由でも、やめてしまったことには変わりありません。もしこれを機に体重を落とし、ずっとその状態を維持したいのであれば、ぶれない心を身につけ、小さく簡単な変化を取り入れなければなりません。何をいまさら、そんなことは何度も聞いた話だ、とお思いでしょうか? ではなぜ、これほど多くの人たちが、減量に悩んでいるのでしょう? 私は何も、今までこの道をたどってきた人たちを馬鹿にするつもりはありません。ただ、その人のとった方法が完璧ではなかっただけで、確実に進歩はしているのです。私の目標は、そういった人たちに力を与え、減量にはある程度の時間がかかることを伝えることにあります。全ては日々の決心にかかっています。減量とは、自分で自分の意思決定を自由にできると感じることであり、いろんな場面に少し余裕を持たせ、長期的な目標達成に向けて、常に集中することなのです。つまり、我慢強さと積極性が求められるのです。自分の生活や考え方、感じ方を好きになれるまで、ライフスタイルを少しずつ微調整していきましょう。さあ、今すぐ始めましょう。私はあなたと一緒です! 正しい方向へと導いてくれる55の秘訣をまとめました。■ 減量のモチベーション 1.何か小さな具体的な目標を立てましょう。それを冷蔵庫やお風呂場の鏡に貼りましょう。 2.自分なりの基準を持ちましょう。ただし、自分の身体の欠点を測るものではなく、進捗状況を把握するための基準にしましょう。 3.減量前後の写真を撮りましょう。実際の証拠があると、想像できないほどやる気が出ます。 4.着こなしてみたい新しい服を買いましょう。それを毎日目に入る場所に吊るして、目標を見失わないように、視覚的なリマインダーとして活用しましょう。あるいは、ささやかな成果のご褒美として、新しいトレーニングウェアを買うのもいいでしょう。 5.1キロ減量することだけに集中しましょう。5キロ、あるいは45キロ減量したい場合でも、小さな目標に集中すると、気が遠くなる思いをせずに済みます。1度に1キロだけを考えましょう。 6.進捗状況を測定するために、週に1度ジーンズをはいてみましょう。 7.身の回りで頼れるものを見つけましょう。友人でも、家族でも、励みになる写真でも、フィットネスのアプリでも構いませんし、これら全部を取り入れても構いません。 8.効果があるものをリスト化して、それを続けましょう。そうすれば、効果が上がらないもののリストも作成できます。 9.なりたい自分の姿を心に思い浮かべましょう。10.ネガティブな考え方は消し去って、ポジティブな考え方に変えてみましょう。ポジティブなことを実践して、時間をかけて筋肉のように鍛え上げましょう。11.励ましてくれたり、サポートしてくれる人を見つけましょう。12.小さな成果を祝い、自分の進歩をFacebookに投稿したり、ツイートしたり、Instagramに写真を投稿したりして、シェアしましょう。13.セルフ・コンパッション(自分への思いやり)を実践しましょう。トレーニングができなかったからといって、自分を責めるのはやめましょう。食べてしまったものを後悔するのもやめましょう。自分自身を思いやり、理解して、次回によりよい選択をすればいいのです。いいですか? あなたは人間ですから、それでいいのです。■ エクササイズ14.トレーニングをいろいろと変えてみましょう。同じことを繰り返すのはやめましょう。毎日が同じようにならないようにしてください。15.筋力トレーニングを取り入れて、特定の筋肉群を集中して鍛えましょう。2日連続で同じ筋肉群のエクササイズをするのは避けましょう。16.エクササイズの記録をつけましょう。MyFitnessPalやRunKeeperなどのアプリを利用することもできますし、昔ながらの方法で、カレンダーに書き込むのもいいでしょう。トレーニングを記録すると、すぐに達成感を味わえます。17.ウォームアップをしましょう。さらに多くのことを達成できるでしょうし、怪我も避けられます。18.暗くなってしまったり、雨や雪、寒波に見舞われた時や、出かけたり、ジムに行きたくない日のために、トレーニングDVDを用意しておきましょう。そうすれば別のプランを確保できます。19.新しいフィットネスアプリをダウンロードしましょう。私が書いた無料の電子書籍『8つのお気に入りアプリ』も試してください。20.少なくとも週に3回はエクササイズで汗を流すことを目標にしましょう。21.過度な運動はやめましょう。いらいらしたり、緊張したり、安眠できなかったり、痛みを感じたり、運動能力が落ちてきたりするのは、過度な運動をしているサインです。22.自重トレーニングを毎週行いましょう。23.トレーニング後に身体が温まっている間にストレッチをしましょう。24.初めての5キロレースに登録してジョギングしたり、歩いたりして、多くの人と走って刺激を得ましょう。25.私が考案した体幹チャレンジを試してみましょう。26.小規模なトレーニング方法を習得しましょう。10分しか時間が確保できない場合でも、その10分を賢く活用しましょう。27.追加の筋力トレーニングをするために、ダンベルやエクササイズバンドを家で使いましょう。28.トレーニング中は深呼吸しましょう。筋肉や身体が効率的に動くには酸素が必要です。29.アポイントのように、運動のスケジュールを決めましょう。30.週に1度は家族と一緒に何か活動的なことをしましょう。31.トレーニングを激しくしていきましょう: 時間を増やしたり、スピードを速めたり、いつものトレーニングを1段階上げる努力をしましょう。32.トレッドミルに傾斜をつけて、歩きながら力強く腕を振りましょう。33.グループフィットネスの教室に参加しましょう。■ 栄養34.食物繊維が豊富な食物を食べましょう。サヤインゲンやブロッコリー、アボカド、バナナ、ホウレンソウ、洋ナシ、メキャベツ、オレンジ、リンゴ、ビート、アーモンド、豆、玄米、アマの種、チンゲンサイ、キャベツ、ニンジン、カリフラワー、キイチゴなどがそうです。35.カロリーは減量する際に一番重要になります。自分の摂取量には注意しましょう。36.食事日誌をつけましょう。記録をつけると、自分が選んだ食べ物を常に意識できるようになります。37.美しく食べましょう。パック詰めされた食品を食べるのをやめ、自然由来の食べ物をより多く口にするよう心がけましょう。38.準備をしたら、後は置いておきましょう。スロークッカー(長い時間をかけて調理する電気鍋)を使った料理を作って健康な食事をし、生活を楽にしましょう。(もちろん、これで楽になるのは夕食だけですが)。39.ソーダもダイエットソーダもやめましょう。40.オリーブオイルやナッツ、アボカドや種など、健康に良い油脂を摂りましょう。41.息抜きする時間を予定に入れましょう。好きなことを気兼ねなく楽しんで構いません。42.食料品店では外周にある食品を見て回りましょう。パック詰めされた商品や箱に入った商品の数を、買い物かごから減らしてみてください。43.下ごしらえする日を確保しましょう。野菜は切っておき、冷蔵庫に入れておけるようにしましょう。食事1回分の玄米を用意しておいたり、サラダやおつまみ用に鳥の丸焼きを切っておいたりしましょう。健康的なテイクアウト用の軽食を作っておきましょう。自分にとってより簡単な方法で、食事を健康的にしてください。44.食事によりたんぱく質を取り入れてください: レンズマメ、キヌア、卵、魚、赤身の肉などが例です。45.失敗しても歯止めがかかる環境を作りましょう。引き金となるような食べ物 (家にいる時に食べだしたら止まらない食べ物) を書き出して、買わないようにしましょう。それほど難しいことではないでしょう?46.より健康的なデザートのレシピを試しましょう。47.毎日水を飲みましょう。朝起きたら背の高いグラスにレモンウォーターを入れて飲みましょう。レモン半個分を絞って常温水に入れましょう。とても簡単ですが、身体には非常にいいです。レモン水とこれが身体に与える良い影響については、さらに調べてみてください。■ ライフスタイル48.音楽のプレイリストを大切にしましょう。音楽はいい刺激を与えてくれます。自分の好きな音楽なら、もっとやる気が出るでしょう。49.毎日7時間から8時間の睡眠を取りましょう。50. 座らずにできるだけ立ちましょう。もし仕事上そうできないのなら、1時間に1度は立ち上がって、勤務時間外にはできるだけ座らないようにしましょう。51.心を落ち着けましょう。まとまった時間を取って、電化製品の電源を抜き、静けさを楽しんだり、頭を再充電したり、思考を整理したりしましょう。52.ダイエットからライフスタイルの変化へと切り替えましょう。ダイエットは一時的なもので、オンとオフがあるものですが、ライフスタイルは常に変わらないものです。53.定期的に検診を受け、血圧やコレステロールなどを測りましょう。数値が正常なら、今の取り組みはさらに続けたくなるはずです。結果がそれほど良くなければ、その数値が習慣を変える動機につながるでしょう。54.心を空にするために自然の中で時を過ごし、自分の目標に集中しましょう。55.ソーシャルメディアでフィットネスファンをフォローしましょう。みなさん、FacebookやTwitter、PinterestやInstagramなどでつながっていますか?私はここにいます。体重を減らして、二度と同じ失敗をしない準備はできましたか? クリス・フレイタグ フィットネスエキスパート(出典:ハフィントンポスト日本版)
2015/01/11
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。大腸ガンの異常細胞を死に至らせる研究を進めていったところ、ガンの予防にとって、ヌカ漬けや味噌といった発酵食品に含まれる「酪酸塩」、コーヒー、プロポリスに入っているようなガン生存に関わる成分が有効である可能性が浮かび上がってきたそうです。先進国で日本だけがガン罹患率、死亡率が増えていますが、アメリカでは1994年から下がり続けているそうです。日本人は・男性は60%・女性は45%がガンに罹り、その内の半数以上がガンで亡くなり、亡くなったガン患者の半数以上は治療で短命化させられているそうです。ガンになると治療費がかかり、失業や減給などで経済的にも厳しくなる現実がありますが、よい方法は限られていますのでガンにならない予防が最善の方法ですし、よい治療は統合医療に活路があります。2007年にガン対策基本法が施行されて8年近く経過しても好転しませんが、ガンも生活習慣病なので的を射たガン予防が一番効果的で、ガンの半数は生活習慣の改善で予防可能だと言われていますので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。 私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページガン統合医療ガン予防日本の医療の現実失敗しない医師えらび最高の医療をうけるための患者学映像「抗ガン剤で殺される!」ガン治療のウラおすすめ本がんで「5年生存率は30%」と言われたら 病気にまつわる数字の読み方どうせ死ぬなら「がん」がいいガンで死んだら110番 愛する人は“殺された”関連ブログ 新しい順米国のがん死亡の30%は喫煙が原因米国のがん死亡の30%は喫煙が原因揚げ物の食べ過ぎで「がん」のリスク高まる!? 週1回の摂取でも赤信号肺がん発症しやすいCOPD、心筋梗塞や骨粗鬆症もロッテ「コアラのマーチ」は一箱でWHO摂取基準に達するトランス脂肪酸まみれ&着色料のカラメル色素も発がん物質入り肥満で10がん腫の発症増加緑茶がもたらす健康長寿 「認知症・がん予防」の可能性!がん新時代 この生活習慣、効果かリスクかがん 治療と仕事両立を 厚労省が支援案 長時間の着席、がんの発症リスク高まる 米調査 がん発症数が増加 はじめて80万人超 がんを予防するための5ヵ条日本人で最も多いがんは? 最新情報を公開 国がん 罹患率・死亡率ともに男性が女性を上回る食道がん、飲酒でリスク急上昇 顔赤くなる人注意 熱い食べ物や喫煙も要因がん細胞は進化する 遺伝子解析、投薬治療に道がんの「損失」年1.3兆円にも 仕事と両立の道は毎日歩くだけでも乳がんリスクが低減がん家族歴があるとがん全体のリスクが上昇病気で休職→4割退職 がん・心の不調がやや高めがん予防法、確実性高い6項目 国立研究センターが日本人向け提示がんを抱えながら働く 治療、職場の制度活用米国のガン死亡率の低下続くガンは5年以内に日本から消える!がん5年生存率 検索可能にどうせ死ぬなら「がん」がいいがんを再発させる「がん幹細胞」、3つの研究で発見国民病のがん、子供たちに「がん教育」****************************【以下転載】**************************** 異常細胞の「アポトーシス」を誘う最強タッグかがん細胞を自ら死に至らせる。「アポトーシス」という言葉で知られる細胞の自殺。大腸がんの異常細胞を死に至らせる研究を進めていったところ、がんの予防にとって、ぬか漬けやみそといった発酵食品に含まれる「酪酸塩」、コーヒーに入っているようながんの生存に関わる成分が有効である可能性が浮かび上がってきた。異常細胞を死なせる仕組み米国にあるザ・コモンウェルス・メディカル大学のマイケル・ボルドナーロ氏らの研究グループが、オンライン科学誌のプロスワン(PLoS One)誌で2014年12月11日に報告している。大腸がんが何の前触れもなく起きる場合に、「WNT/ベータカテニン経路」と呼ばれる細胞の仕組みに異常が起きていることがよくあると分かっている。この異常がある場合に「ヒストンデアセチラーゼ」という細胞の中の酵素を邪魔すると異常細胞を自然と死なせることができると分かっている。研究グループは、この異常細胞を死なせるための方法を検証した。例えば、「ヒストンデアセチラーゼ」を邪魔する阻害剤の一つで、細胞の自然な死である「アポトーシス」を起こすと分かっている「LBH589」という分子を使ってみる。さらに、がん細胞の生存をサポートする経路を邪魔する方法を使ってみるといった実験を行った。コーヒーにプロポリスなども?結果として、大腸がんにいくつかの細胞死に向かわせるような薬が効果を持ち得ると分かった。実験で使ったアポトーシスを誘導する薬で、例えば、LBH589のようなヒストンデアセチラーゼ阻害剤。さらに、アポトーシス中に誘導されるがん細胞の生存経路を抑える薬で、例えば、増殖を邪魔するような薬だ。研究グループは、同じ論理を応用すると予防にもつながるという。食事から取れるヒストンデアセチラーゼ阻害剤としては「酪酸塩」があるという。ぬか漬けやみそといった発酵食品に含まれるような成分だ。さらに、がん細胞の生存経路にかかわる食品には、例えば、プロポリスやコーヒーエキスがあるという。ぬか漬けとコーヒーの組み合わせには、大腸がんの成長を弱める効果があるかもしれない。(出典:Medエッジ)
2015/01/10
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日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。今回の最新調査では2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。そんなことから厚生労働省は2012年に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、認知症対策は重要な国家戦略として「オレンジプラン)」を見直すことが決まりました。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、運動することは重要ですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。今年の厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔するなら今からやっても十分間に合います。世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、1.運動習慣をつける。2.高血圧を改善する。3.人的交流など社会認知活動を増やす。4.2型糖尿病の改善する。5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。7.禁煙する。8.うつ状態の改善。の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、十分な効果を得るにはインターバル速歩がおすすめです。ストレッチ、ウォーミングアップをしてから・運動強度:70% 3分・運動強度:40% 3分この6分を1セットとして繰り返して1回3~10セット、週20セット(120分)がよいそうです。週刊文春2013年11月14日号に出ていたデュアルタスク・心拍数ウォーキングや学習療法がよさそうなので学習療法士の資格を取りました。時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************◆早期の診断体制整備/生活上のニーズ調査 厚生労働省は7日、10年後の2025年には認知症の高齢者が700万人になるとする推計値を示し、省庁を超えて取り組む国家戦略案を明らかにした。目指すのは、住み慣れた地域で暮らし続けられる社会の実現。早期の診断・診療の体制を整備し、本人や家族が必要とする支援の拡充を図る。戦略案は月内に政府として決定し、来年度以降の施策に生かす。認知症高齢者の推計は、福岡県久山町の住民を対象に1961年から実施している健康診断の追跡調査を基に厚労省研究班が算出した。団塊の世代が75歳以上になる25年には、認知症高齢者は700万人になるとしている。別の研究班は12年時点で462万人と推計しており、十数年で1.5倍に急増する見通しだ。都市部を中心に病床や介護施設の不足なども予想されるため、新たな戦略案では、要介護状態になっても「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられる社会を実現する」ことを基本的考えとして明記した。徘徊(はいかい)で行方不明になる人の発見・保護のため、警察や住民が一体となった見守り体制を全国に整備。交通事故を防ぐための高齢者への訪問指導、詐欺などの被害に遭わないようにするための相談体制を設けることを打ち出した。「認知症の人は症状を自覚しても将来への不安などから診察を受けることに二の足を踏んでしまうケースが多い」(医療関係者)とされるほか、専門医や相談窓口の不足も指摘される。このため戦略案では、17年度までに早期診断に必要な研修をかかりつけ医6万人に受講してもらう計画を明記。13年度から始まった現行の5カ年計画(オレンジプラン)から目標値を1万人引き上げた。歯科医師や薬剤師など幅広い医療従事者にも診察時や服薬指導の際に症状に気づいてもらうよう研修を実施。新任の介護職員向けには、認知症介護に最低限必要な知識・技能を学べる研修制度を創設する。戦略案では、物忘れが出始めるなど「認知症の初期段階では必ずしも介護は必要でなく、むしろ生活に必要な支援が十分ではない」とも指摘。本人や家族から生活上のニーズを調査し、当事者の意見を政策に反映させるとした。65歳未満で発症する若年性認知症は09年時点で推計約3万8千人。家族らを抱える現役世代の支援のため、都道府県に相談窓口を設けて担当者を配置、交流の場づくりや就労支援も進める。昨年11月に東京都内で開かれた認知症の国際会議で、安倍晋三首相は現行のオレンジプランに代わる戦略案の策定を表明。厚労省を中心に警察庁など計12省庁が共同で必要な施策をまとめた。◆人のつながり欠かせず 医療・介護関係者や住民日本社会の高齢化が進むなか、今回まとまった認知症対策の国家戦略案は、ようやく認知症が国を挙げて取り組むべき課題として位置づけられたことを意味する。2025年に700万人という認知症高齢者の推計値は、65歳以上の5人に1人に当たる計算になる。誰にとっても身近に認知症の人がいるのが当たり前になる時代がすぐそこに迫っている。認知症になった本人や家族が安心して暮らしていくためのカギは何か。認知症介護研究・研修東京センターの研究部長、永田久美子さんは「なじんだ地域でなじみの人とつながり続けることが不可欠」と強調する。東京都西東京市のグループホームいずみに入居する認知症の高齢者18人は、普段から買い物に出かけたり地元農家を手伝ったりと地域での生活を楽しんでいる。同ホームは11年から毎年、地域住民と共に認知症の人の徘徊(はいかい)を想定した訓練も実施。ホームの管理者、大木智恵子さん(53)は「地元の人たちが認知症を自らの問題としてとらえてくれるようになった」と話す。こうした事例が示すように、「住み慣れた地域で暮らし続けられる社会」の実現には、家族から医療・介護関係者、地域住民まで「人」のつながりが欠かせない。現場のニーズをつかみ、知恵やノウハウを共有しながら、省庁や官民の枠を超えた取り組みを続けることが求められている。(出典:日本経済新聞)
2015/01/09
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百寿者は、6割が百歳まで三大死因のガンや心疾患、脳卒中にならず、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病にもかからず、何事も前向きな性格が多いことが慶応大学医学部・百寿総合研究センターの調査でわかったそうです。しかし、8割は認知症を患っているか、寝たきりだったそうです。・適正体重を維持している・オメガ3脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)の血中濃度が高い・好奇心旺盛で新しいことを受け入れる「開放性」、意志が強く、几帳面な「誠実性」、社交的で活動的、派手好きな「外向性」が強い・人生を肯定的にとらえて「幸福感」を抱いている人が多い健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単ですが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。2014年の厚生労働白書によると健康管理は「何もしていない」人が46%もいます。日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2013年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)だという残念な現実があります。「「新厄年」の健康リスク対策」によれば、要支援・要介護の原因となり、健康寿命を損なう7大疾患の75万人以上のレセプトデータから抽出した科学的な分析結果から導き出した現代日本人にとって「本当に危ない年齢」としての新厄年が出ています。新厄年は、・男性:24歳、女性:25歳・男性:37歳、女性:39歳・男性:50歳、女性:52歳・男性:63歳、女性:63歳私は的を射たよい生活習慣のおかげで何事もなく新大厄年63歳を健康なまま通過して5年になります。健康寿命を損なう7大疾患と8つの健康習慣は以下のようです。7大疾患・虚血性心疾患・脳血管疾患・糖尿病・骨粗鬆症・変形性膝関節症・ガン・認知症8つの健康習慣・抗酸化食品をバランスよくとる・「糖化」を防ぐ・「石灰化」を防ぐ・骨・関節成分を補う・適正体重に近づける・SOD活性を高める軽いエクササイズ・趣味に親しむ・健康リスクを把握する超健康マニア暦28年の私からすると物足りないですが・・・・・。・ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上するそうで、健康管理をすると6倍返しになる。・「自分は若い」と感じる人は健康に生きられる 「病は気から」は本当・口の健康を意識して健康寿命長くしよう・男のアンチエイジングと「食」・健康的な食事と運動習慣 以外にも長寿の秘訣があったこれが健康長寿のカギ「63歳」を元気に・米国医学会が出した「衝撃のリスト」 全米8割の医師が示した無駄な医療・長野の長寿 秘密は明治の教育・運動で40歳以降医療費153万円減 阪大試算 ・筋トレでメタボ脱出、データも裏付け 「予防医療」「医療費削減」にも・生活習慣改善 企業ぐるみ 健保の医療費削減個人的にも超健康マニアになって28年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にはかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。・1973年、イスラエルで医師のストライキが決行された時には、死亡率が半減した。・1976年、コロンビアの首都ボゴタで医師のストライキ期間中、死亡率が35%低下した。・1976年、アメリカ・ロサンゼルスでの医師のストライキ期間中、死亡率が18%低下した。2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)一方では、長期戦略の苦手な日本は1961年からの国民皆保険制度で発展して50年以上経過した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できず、50年間で医療費は国民所得比で3.54倍にもなっています。1964年から健康増進政策を開始して50年経過しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2013年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか6.8%という非常事態です。健康管理に努めている人はお互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************糖尿病などの生活習慣病になっておらず、何事も前向きな性格が多い-。こんな百寿者像が、慶応大医学部の百寿総合研究センター(東京都)による調査で分かってきた。調査は一九九二年から始め、これまでに東京都を中心に全国の百寿者八百人以上を対象に実施。面接やアンケートで生活習慣などを聞いたほか、血液検査で健康状態もチェックした。センター特別招聘(しょうへい)教授の広瀬信義さん(66)によると、認知症がなく、自立した生活を送っている人は全体の二割。八割は介助が必要な認知症を患っているか、寝たきりの状態だった。百五歳以上の人の大半は、百歳の時点で自立した生活ができていた。寿命を縮める可能性のある大きな病気にかかった経験がないのも特長。六割が百歳になるまで、三大死因のがんや心疾患、脳卒中のいずれにもなっていなかった。大病につながる生活習慣病も少ない。糖尿病の罹患(りかん)率は6%で、七十代平均の20~30%よりもかなり低かった。動脈硬化になっている人も60%程度で、九十代平均の80%以上を大きく下回った。広瀬さんは「糖尿病がなければ、食事制限の必要がなく、栄養を良好に保つことができる」と話す。なぜ、百寿者はこれらの病気にかかりにくいのか。センター講師の新井康通さん(48)は「アディポネクチン」というホルモン物質が手掛かりの一つと考えている。アディポネクチンは脂肪細胞から分泌され、糖尿病や動脈硬化を防ぐ効果があるとされる。百寿者の女性六十人の血液を分析すると、アディポネクチンの血中濃度は二十歳前後の女性の二倍だった。ただ、太った人の脂肪細胞からはアディポネクチンが分泌されにくく、逆に糖尿病を引き起こす物質が分泌される。新井さんは「肥満は禁物です」と強調する。長寿との関係が指摘されているもう一つの物質が、青魚などに多く含まれる脂肪の一種エイコサペンタエン酸(EPA)。血栓を予防して脳卒中や心筋梗塞を防ぐ。百寿者の中でもEPAの血中濃度が高い人は認知症の程度が軽く、視力も良いことが分かった。性格にも共通点がある。性格を大きく五つに分類し百寿者を分析したところ、好奇心旺盛で新しいことを受け入れる「開放性」▽意志が強く、きちょうめんな「誠実性」▽社交的で活動的、派手好きな「外向性」が強かった。広瀬さんが実際に百寿者と会って感じたことは、男性は「ひょうひょうとしてマイペースで生きている」「凝り性」で、女性は「一家の中心として、家族の世話を一生懸命する人」との印象を受けたという。自分の人生を肯定的にとらえている人が多く、「幸福感」を抱いている人が多いのも特長のひとつ。広瀬さんは「体の機能が低下しても、状況を受け入れ、できる範囲で生きることが幸福感につながっているのでは」と話す。センターは、百五歳以上の人を健康長寿のモデルと位置付け、全国調査に協力してもらえる人を探している。問い合わせは、センター=電03(5269)2468=へ。(出典:毎日新聞)
2015/01/08
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健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単ですが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。2014年の厚生労働白書によると健康管理は「何もしていない」人が46%もいます。日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2013年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)だという残念な現実があります。・ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上するそうで、健康管理をすると6倍返しになる。個人的にも超健康マニアになって28年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にはかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)一方では、長期戦略の苦手な日本は1961年からの国民皆保険制度で発展して50年以上経過した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できず、50年間で医療費は国民所得比で3.54倍にもなっています。1964年から健康増進政策を開始して50年経過しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2013年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか6.8%という非常事態で、過去の日本の健康増進政策を整理すると、◆1964年 東京オリンピック 体力つくり国民運動◆1970年 保健栄養学級の開催◆1978年 第一次国民健康づくり政策 成人病予防のための1次予防の推進 健康診査の充実◆1988年 第二次国民健康づくり政策 アクティブ80ヘルスプラン 運動習慣の普及に重点を置いた健康増進事業の推進◆2000年 第三次国民健康づくり政策 21世紀における国民健康づくり運動 健康日本21 一次予防の重視と健康寿命の延伸、生活の質の向上 ・2003年5月 健康増進法施行 ・2006年4月 介護保険制度を予防重視へ ・2008年4月 特定健康診査・特定保健指導 5年間の改善成果はわずか0.2% ・2011年4月 スマートライフプロジェクト 健康寿命をのばそう◆ 2013年 第四次国民健康づくり政策 第2次 健康日本21 健康寿命延伸・健康格差の縮小 ポール・ゼイン・ピルツァー氏は、これまで数々の予言を見事に的中させてきた世界で最も著名な天才経済学者です。彼は、著書「健康ビジネスで成功を手にする方法」にて以下のように鋭く指摘しています。●医療産業と健康増進産業は別産業☆医療(疾病)産業:一般的なカゼから悪性腫瘍まで、病人に対し、「受身的」に提供される製品・サービスで、病気治癒ではなく、高利益の症状対処に専念。☆ウェルネス(健康増進)産業:健康な人(病気でない人)が、より健康、老化遅延、病気予防するために、「積極的」に提供される製品・サービス。▼病気を生み続ける医療業界 ・医療業界は、食品会社よりはるかに悪質 ・医者は製薬会社の標的 ・病気の原因や治癒ではなく、高利益の症状対処に専念 ・製薬会社は悲惨な食事ででる症状に効果のある危険な薬を飲ませる▼メディアは情報不足で無力 ・しかも主たる広告主は食品・医療産業 ・政府も同様に情報不足で無力「「新厄年」の健康リスク対策」によれば、要支援・要介護の原因となり、健康寿命を損なう7大疾患の75万人以上のレセプトデータから抽出した科学的な分析結果から導き出した現代日本人にとって「本当に危ない年齢」としての新厄年が出ています。新厄年は、・男性:24歳、女性:25歳・男性:37歳、女性:39歳・男性:50歳、女性:52歳・男性:63歳、女性:63歳私は的を射たよい生活習慣のおかげで何事もなく新大厄年63歳を健康なまま通過して5年になります。健康寿命を損なう7大疾患と8つの健康習慣は以下のようです。7大疾患・虚血性心疾患・脳血管疾患・糖尿病・骨粗鬆症・変形性膝関節症・ガン・認知症8つの健康習慣・抗酸化食品をバランスよくとる・「糖化」を防ぐ・「石灰化」を防ぐ・骨・関節成分を補う・適正体重に近づける・SOD活性を高める軽いエクササイズ・趣味に親しむ・健康リスクを把握する超健康マニア暦28年の私からすると物足りないですが、健康管理に努めている人はお互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************WHO(世界保健機関)の『世界保健統計』(2014年版)によれば、日本の平均寿命は約84歳だった。いまだ長寿世界一の座は不動である。最長寿の男性は111歳の百井盛さん、女性は116歳の大川ミサさん。ともに世界でも最長寿である。 毎年、厚生労働省が100歳以上の「百寿者」を発表しているが、データを取り始めた1963年に153名であった百寿者は、年を追うごとに増え、一昨年には5万人を超えたという。統計を見ると、百寿者は10年ごとに3~4倍のスピードで増えていることになる。 「人生五十年」という言葉があるが、かつて日本人の寿命は50歳というのが目安であった。この平均寿命が50歳を超えたのは1947年。それから、日本人は確実に寿命を伸ばしてきたわけである。では、「人生50年」といわれた江戸時代の人々の寿命はいくつくらいだったのだろう。この時代は乳幼児の死亡率が極めて高かったため、実際の平均寿命は50歳に満たなかったと考えられる。しかし、たとえば、寺院の過去帳などによれば、成人まで生きた者の平均死亡年齢は60歳代、さらに50歳まで生きた者の平均死亡年齢は70歳代で、江戸時代の人たちの寿命はそれほど短いとはいえない。 ここで、江戸時代の著名人の没年齢(数え)を見てみよう。近松門左衛門72歳、尾形光琳59歳、徳川光圀73歳、上田秋成76歳、良寛74歳、滝沢馬琴82歳、葛飾北斎90歳......。『養生訓』の貝原益軒と『蘭学事始』の杉田玄白はともに85歳である。 つまり、今日の平均寿命が延びているのは、医学の進歩により乳幼児の死亡率が激減しているからにほかならない。昔も今も長生きの人は珍しくないのである。 それでは、人間はいくつまで生きることができるのだろうか。生物学的には寿命の限界はまだ明らかにされていないが、データの統計などからさまざまな可能性は示されている。そのひとつが東京都老人総合研究所の権藤恭之輔博士の研究である。100歳以上生きた人たちの寿命から死亡確率を計算した結果、死亡確率が100%になるのは男性では115歳、女性では122歳だという。ちなみに専門家たちが認める世界最長寿のフランス女性J・カルマンさんが1997年に亡くなったが、その時の彼女の年齢は122歳だったという。ピンピンコロリかネンネンコロリか?さて、平均寿命が延びるのは喜ばしいことだが、問題はいかに健康に長寿をまっとうするかである。寝たきりにならず、介護を受けずに自立した生活を送れる期間を「健康寿命」というが、一番重要なのはこの長さである。2014年に厚生労働省が発表した日本人の健康寿命は、男性が70.42歳、女性が73.62歳。この年の日本人の平均寿命は男性が79.55、女性が86.30。つまり、男性は約9年間、女性は約12年間、不健康な期間があるということになる。そして、平均寿命と健康寿命の差は広がる傾向にあるのだ。そんなデータから、よく言われる理想的な死に方が、なくなる直前まで元気に活動するピンピンコロリ(PPK)の人生であり、その逆は、長期間寝たきりになって亡くなるネンネンコロリ(NNK)といわれる。 「不老不死」は人類の永遠の夢ではあるが、寿命は長ければよいというものではない。寝たきりで長生きするのも考えものである。年の瀬、寿命の「寿」の意味をもう一度、考えてみたい。(出典:ヘルスプレス)
2015/01/07
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運動が心身の健康維持・増進に必須なことは常識です。運動の種類による評価もされるようになり、筋トレは「体」の若返り効果、生活習慣病の改善効果に加え、これまで有酸素運動の独壇場だった「心」、「脳」の領域での効果も分かってきたそうです。筋トレはジムに行かなくても器具を用いなくても出来ますので、有酸素運動同様に習慣にしたいですね。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2013年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)だという残念な現実もあります。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)今後やってみたい運動ではウォーキングがダントツですが、散歩程度では運動負荷が軽くて運動効果が大きく期待できないことから速歩、ノルディック・ウォーキング、ジョギング、ランニングする人が増えているのだと思います。高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動・習慣にすることに遅すぎることはありません。最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。・人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営・脳を鍛えるには運動しかない・学力の土台は体力・座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる可能性がある」・デスクワーク1時間で寿命が22分縮む!? 座りっぱなしが招く様々なトラブル・長時間座わると足の血管に悪影響 5分間のウォーキングで解消・1日に3時間立って過ごすとマラソンと同じくらい健康に良い ・長時間のデスクワークによる体の不調を軽くする7つの方法 ・仕事に詰まったら、やっぱり歩くのがベスト:研究結果 ・デスクワーク中心の人の運動不足を解消 運動は生産性も高める ・「座る時間」が1時間増えるだけで身体が不自由になるリスクが1.5倍に ・長時間座る高齢女性は死亡リスクが高い・座りっぱなしの生活は早く老ける!?・世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】****************************運動が心身の健康維持に必須であることはすでに常識だ。近年はその種類に関しても研究が進展。筋トレならではの効果が明らかに。「体」の若返り効果、生活習慣病の改善効果に加え、これまで有酸素運動の独壇場だった「心」すなわち「脳」の領域での効果も分かってきた。【効果2】 慢性疾患を改善 腰痛の人の身体機能を改善コレステロールや血圧が低下筋トレは慢性疾患の改善にも有効だ。一つが慢性腰痛。43の試験結果をもとに各種運動療法の効果を分析した研究で、痛み緩和作用はストレッチなどに次ぐ第3位だったものの、身体機能の改善効果については最も優れると評価されている(図1)。脂質代謝改善効果も明らかだ。“悪玉”のLDLコレステロール低下作用が、複数の研究で確認されている(図2)。血圧低下にも効く。93の試験を分析した研究で、高血圧患者の血圧低下に関しては有酸素運動のほうに軍配が上がったが、高血圧“予備軍”に対してはアイソトニック運動(動的筋トレ)が最も効果があることが分かった。平均4mmHgの低下を見込めるという。さらに筋肉への糖取り込みを増やしメタボの高血糖を改善する効果もある。ただし、糖尿病患者の血糖値改善には、有酸素運動と併用することが最も望ましいとされている。 図1 慢性腰痛に対する各種運動療法の効果の大きさを43の試験結果から分析。痛み緩和効果についてはストレッチが最も効果があったが、身体機能の改善効果は筋トレが最も大きく、次いでマッケンジー法などを含む「その他の運動療法」、ストレッチの順だった。(データ:Ann Intern Med,142,776-785,2005)図2 肥満女性21人(平均年齢65.9歳)を、10種類の筋トレを8RMで3セット、週3回行う群と対照群に分けた。12週間後、筋トレ群は筋力が増強。BMIに変化はなかったものの、LDLコレステロールと、善玉のHDL以外のコレステロール濃度が低下した。(データ:Int J Sports Med;32,1,7-13,2011) 【効果3】 脳を活性化 抗不安作用で心配性を改善 高齢者の認知機能改善これまで有酸素運動がほぼ独占していた脳の領域に対する効果も、明らかになっている。一つは、全般性不安障害(GAD)の改善効果。GADは日常のあらゆることを過剰に心配する不安障害で、女性に多い。筋トレによる寛解率は60%と、有酸素運動より高い効果があることが分かった(図3)。筋トレには有酸素運動と同等の自尊感情を高める効果があり、これが不安緩和に役立っている可能性がある。筋トレ中は不安から注意がそれるとともに、運動後は筋緊張が緩む。これらも効果の一端を担うようだ。高齢者にとってもメリットが大きい。認知機能の改善(図4)はじめ、抗うつ効果、不眠改善効果、転倒不安の緩和効果、気力を高める効果などを示す多くの研究が登場している。高齢者は筋トレの継続により、筋力とともに脳の全体量も変化することから、筋トレ中に増える血中のIGF-1が脳に移行し、BDNF(脳由来神経栄養因子)などの成長因子を活性化する可能性が指摘されている。 図3 全般性不安障害の女性30人(18~37歳)を、筋トレ群、自転車こぎの有酸素運動群、対照群に分けた。週2回ペースで運動し、6週間後、症状の変化を調べた結果、運動群は両群とも心配性スコアが低下(グラフ)。寛解率は、筋トレ群60%、有酸素運動群40%だ。(データ:Psychother Psychosom,81,21-28,2012)図4 65~75歳の女性155人を、週1回40分筋トレする群と週2回行う群、対照群に分け1年間継続。認知機能を調べた。画面に表示された色と、色の名前とが異なるケースを間違えずに回答するストループテストを行った結果、週1回群、週2回群とも同等に改善した。(データ:Arch Intern Med,170,2,170-178,2010) (出典:日本経済新聞)
2015/01/06
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。・人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営・脳を鍛えるには運動しかない・学力の土台は体力・デスクワーク1時間で寿命が22分縮む!? 座りっぱなしが招く様々なトラブル・長時間座わると足の血管に悪影響 5分間のウォーキングで解消・1日に3時間立って過ごすとマラソンと同じくらい健康に良い ・長時間のデスクワークによる体の不調を軽くする7つの方法 ・仕事に詰まったら、やっぱり歩くのがベスト:研究結果 ・デスクワーク中心の人の運動不足を解消 運動は生産性も高める ・「座る時間」が1時間増えるだけで身体が不自由になるリスクが1.5倍に ・長時間座る高齢女性は死亡リスクが高い・座りっぱなしの生活は早く老ける!?・世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?・長時間座り続けることの弊害・オフィスで立って仕事をする時代がやってくる・座っている時間が長いと糖尿病 を招く・座りっぱなしの生活で高まる慢性疾患リスク・1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大・長時間の座位姿勢は成人病リスク高める、スウェーデン研究運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。平均寿命だけは世界トップですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2013年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)だという現実もご存知ないと思います。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)今後やってみたい運動ではウォーキングがダントツですが、散歩程度では運動負荷が軽くて運動効果が大きく期待できないことから速歩、ノルディック・ウォーキング、ジョギング、ランニングする人が増えているのだと思います。ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する6倍返しになるそうで、私の28年間の超健康マニアとしての経験から一番効果的だったのは、心身をつくる材料である食・栄養です。心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。ランナーなどアスリートにおすすめです。解きにくい靴紐の結び方運動関連フリーページ“お手軽”運動で体の悩みを解消からだ百科:筋肉の可能性2008年に全世界で注目されている運動法とは?子供の体力低下と向き合う社員の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営アスリート サポート実績****************************【以下転載】**************************** 最近よく知られるようになっているが、長時間座ったままでいるのは、喫煙と同じくらい身体に悪い。https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=uiKg6JfS658冒頭の動画では、ユニークな科学番組を毎週配信している「AsapSCIENCE」が、座った姿勢が身体にどんな影響をもたらすのかを解説している。それによると、座ったままでいることは、言うまでもなく好ましいものではない。座ったままの姿勢でいると、1分間のエネルギー消費量はたったの1カロリーだ。そして筋力は次第に衰え、2型糖尿病にかかる危険性は増加し、体重も落としにくくなる。さらに、1日6時間座ったままの状態が10年から20年続くと、健康寿命は7年縮む、と動画は説明する。心疾患で死に至る可能性が64%上昇するほか、前立腺がんや乳がんのリスクも30%アップするという。このほかにも、1時間座ってTVを見るたびに、寿命は22分縮み、1日6時間見ていると寿命は5年縮むという研究もある。「1日6時間以上座っている女性」が今後13年間に死ぬ確率は、1日に座っている時間が3時間以下という女性と比べて37%も多いという研究もある。さらに、「座っている時間が1日1時間増えるだけで、体が不自由になるリスクが大幅に増加する」という研究結果もある。たとえば1日13時間を座った状態で過ごす65歳の女性の場合、1日12時間座っている場合よりも、体が不自由になる可能性が1.5倍も高いというのだ。さらに厄介なことに、たとえ定期的にジムに通ったとしても、この「長時間座ったことによる悪影響」はなくならないということも分かっている。残念ながら、私たちの多くはオフィスで働いているため、1日のうちのかなりの時間を座ったまま過ごさざるを得ない。では、いったいどうすればいいのだろうか。キャリア専門家のキャロライン・ドウド-ヒギンズさんは、2014年12月のハフポストUS版ブログで、仕事をしている間ももっと活動的になるよう勧めている。たとえば、リストバンド型の活動量計「Fitbit」を使ったり、仕事の外出先には徒歩で向かったりする方法だ。さらに、体を動かすと仕事の質の向上にも役立つ。「歩いている間は、クリエイティブな活動の成果が平均して60%アップします。それは、屋内、屋外を問いません。歩きながらミーティングを行なうのは、健康によいばかりか、新しいアイデアや問題解決策を引き出す上でも効果的なのです」。ドウド-ヒギンズさんは、スタンフォード大学の研究を引用しながら述べている。みなさんはおそらく、座った姿勢でこの記事を読んでいるのではないだろうか。それならば、言わなくてもおわかりだろうが、今すぐ立ち上がって身体を動かそう!(出典:The Huffington Post)
2015/01/05
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おはようございます。ツイてる スマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。人工甘味料の悪玉ぶりが炙り出されてきています。減量や血糖値をコントロールするために、カロリーゼロの人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなど)を摂っている人は多いと思います。人工甘味料を利用して糖分やカロリーの摂取量を調整しているはずなのに、思うように減量できない、血糖値コントロールができないという悩みを抱えている人は、世界中に多く、人工甘味料を使っている食べ物や飲み物が、世界中に広がる肥満や糖尿病の普及に“貢献”している可能性が見えてきました。人工甘味料は、人体において食品として認識されず、胃腸で吸収されませんが、腸内細菌に作用して代謝異常を起こし、肥満や糖尿病を招き、免疫力も損なうようです。また、果糖は果物に多く含まれ、他の糖質より血糖値を上げにくいので歓迎される傾向がありましたが、果糖の過剰摂取は肥満や脂肪肝の原因になり、何よりブドウ糖の約100倍も糖化しやすく老化を促進するので適量にしたいものです。果物は適量で済ませやすいですが、各種ドリンクなどには大量に使われていますので、簡単に過剰摂取になりますね。・「ゼロ」カロリーなのに太る?!日本で知られていない、まさかのカラクリ・野菜ジュースはむしろ健康に悪い?! 知るほど恐ろしい加工食品や飲料の製造工程私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログダイエット飲料で糖尿病リスクが高まる!? 人工甘味料の“謎”を解く糖類と付き合い 甘くない WHO案、摂取量の目安 1日25グラム、缶ジュース1本分実は危険、肥満を招く「果糖」 ジュースに気をつけて不安・やる気が出ない 心の不調、食生活が影響 甘い物の取りすぎに注意エナジードリンクに関連するER受診が倍増1日1本のソフトドリンクで前立腺がんのリスク増、スウェーデン調査「人工甘味料なら太らない」は甘い?子どもに栄養ドリンクはダメ、スポーツ飲料も不要 米研究人工甘味料が体重増加の原因に栄養ドリンク、子供のカフェイン多量摂取を警戒 豪州消費者協会甘いソフトドリンク好きの女性はご用心、2型糖尿病と体重増加のリスクに****************************【以下転載】****************************欧州のデータによると、人工甘味料入りソフトドリンクは、飲む回数が週1回(1回1人分として)増えるごとに肝細胞がんのリスクが6%増加すると分かった。何と砂糖入りのソフトドリンクは関連しなかった。15年間、50万人以上のデータを分析世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)を含む研究グループが、栄養学の国際誌ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ニュートリションのオンライン版で2014年12月21日に報告した。研究グループは、欧州10カ国50万人以上を15年近く追跡した大規模な研究のデータベースを分析した。この研究は、食事や環境とがんなどの慢性病との関連性を調べたものだ。この中で、ソフトドリンク(砂糖入りと人工甘味料入りを合わせて)、果物/野菜ジュースを飲むことと、肝細胞がん/肝内胆管がん/胆管がんとの関連性を調べた。人工甘味料が問題か11.4年の追跡中に肝細胞がん191件、肝内胆管がん66件、胆管がん236件が発生していた。胆管がんのリスクとの関連性はなかったが、ソフトドリンクとジュース類を合わせた摂取量が週6回を超えると、肝細胞がんのリスクが摂取しない人より80%以上増加した。さらに、対象の9割で行った別の分析では、人工甘味料のソフトドリンクは、摂取量が週に1回増えるごとに肝細胞がんのリスクが6%増加したが、砂糖入りソフトドリンクではこの関連性は見られなかった。ジュースを飲むことは、週に1回未満の人で肝細胞がんのリスクが4割下がっていた。ソフトドリンクを飲むことは肝細胞がんのリスクと関連していた。人工甘味料と砂糖の違いが何らかの関係がある可能性がある。(出典:Medエッジ)
2015/01/04
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。日本以外の国では、「インフルエンザは自然治癒するウイルス感染症で、抗インフルエンザ薬は必要ない」という意見が主流だそうで、日本は何かと問題の多いタミフルは世界消費量の75%も使うのです。世界一の医療依存国家に住む日本人は、国民皆保険制度に甘えて健康管理を怠り、医療に過剰期待しています。2014年の厚生労働白書によると健康管理は「何もしていない」人が46%もいます。平均寿命だけは世界トップですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2013年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)なのです。・医療機関使用回数 世界1・人口当たりの病床数 世界1・入院日数 世界1・人口当たりの薬剤消費量 世界1インフルエンザも医療に頼らない予防、治療は簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページ新型インフルエンザの流行と予防策のサプリメントの活用備蓄リスト「かぜは薬で治さない」 学会が指針タミフル、インフルエンザ関連ブログ今年のインフルエンザの傾向と効果的な6つの対策方法タミフルに頼り過ぎない 抗インフル薬、正しく服用H7N9型、活発化の可能性 鳥インフル 警戒の秋拡大する“新顔”鳥インフル 中韓の4種が起源か中国、鳥インフルH7N9での死者3人に、強毒性に変異かインフル・花粉症 免疫力向上で撃退インフル患者214万人に 30都道県で警報レベル今冬のインフルエンザ傾向、専門医が解説 治療の選択肢や予防法もインフル、がん予防にも有効性 幅広い「力」 ビタミンDに注目タミフル、インフルエンザ治療効果に疑問タミフルで突然死増加? タミフルが河川汚染? 耐性ウイルス懸念、影響調査へ新型インフルエンザ感染でもタミフル原則不要、米が指針インフル薬にお茶の力 カテキン加工、タミフルより効果タミフル効かないインフルエンザ、11都道府県で確認 Aソ連型か別タイプかインフルエンザにタミフルが効かない? 今冬、要注意治療薬タミフル効かない 今冬の拡大警戒 耐性インフルエンザウイルスが昨冬、鳥取県で突出タミフル:異常行動、服用後が5割高い 岡山大教授ら指摘タミフルによる突然死・異常行動死の論文タミフル以外も警告文 厚労省、2治療薬にタミフル:異常行動、研究班の解析誤りか 「半減ではなく1.7倍」タミフルの脳への興奮作用、ラットで実証 米の邦人教授タミフルのむ?のまない? 患者の判断助ける冊子作成へタミフルをほとんど使わないスイスタミフルに隠された真実 第二の薬害エイズに発展か 2タミフルに隠された真実 第二の薬害エイズに発展か1タミフル、10代投与を中止 異常行動また2例で厚労省タミフル研究班教授の講座に販売元800万寄付タミフル服用後また転落死 国、因果関係見極めへタミフル:子どもに異常行動 米FDAが注意喚起要求備蓄タミフル、5年で無駄? 新型インフルに使途限定インフルエンザ対策の大まちがい タミフル、ワクチンはあなたを守らない!インフルエンザの特効薬「タミフル」は信頼できるかインフルエンザ薬「タミフル」で幻覚など症状14例タミフルで約3割に耐性ウイルスが出現****************************【以下転載】****************************インフルエンザのウイルスに感染前、予防目的で投与するのがワクチンなら、感染後に病院で処方されるのが、タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬だ。しかし、これらの薬剤は、決してウイルスを「消滅させる」ものではない。ウイルスの「増殖を抑制する」だけである。それなのに、症状が出ると大抵の人が、薬を処方してもらうために病院に行き、余計に症状を悪化させてしまう。またそれによって、待合室などで他の病気の患者を感染させることにもなりかねない。薬を服用すれば、当然、副作用も懸念される。抗インフルエンザ薬のなかでもタミフルは、2001年の発売以来、特効薬として日本中で広く使用されてきた。だが、高い効果が得られるという評判の一方、「窓から飛び出す、飛び降りる」「部屋の中を駆け回る」 などの異常行動が報告されている。2007年、男子中学生がタミフル服用後、マンションから飛び降りて亡くなるという痛ましい事故が起こった。同剤が精神に作用を及ぼす可能性が指摘され、大きな話題となったので、覚えている人も多いだろう。タミフルと異常行動との因果関係は特定されていないものの、そのほかにも似たような症例が何例も報告されている。また、異常行動や精神障害のほか、全身にしびれが起こり立てなくなってしまった女性が、タミフルに起因するギランバレー症候群と診断された例もある。タミフルを飲んだからといって、全員に異常行動が見られたり、運動神経障害を起こしたりするわけではない。しかし、「精神や運動神経の障害が発現した例もある」という情報を前もって知っていたら、安易に服用する人は少なくなっていただろう。なお、すでにタミフルには、耐性ウイルスが発見されている。なぜ日本はタミフルの消費大国となったのか?驚くことに、日本のタミフル消費量は世界全体の75%を占める。毎年、インフルエンザシーズンになると、「日本がタミフルを世界から買い集めている」と言われるほどだ。多くの備蓄を確保している理由のひとつは、2009年の新型インフルエンザ流行時に、小児用タミフルが不足して混乱を招いたことにある。このように日本政府はタミフルを大量備蓄し、病院では積極的に投与を行っている。だが、インフルエンザの流行は日本でだけ起こるわけではない。"特効薬"であるはずなのに、なぜ日本のシェアがこれほどまでに高いのだろうか?それは、インフルエンザに対する考え方の違いにある。日本以外の国では、「インフルエンザは自然治癒するウイルス感染症で、抗インフルエンザ薬は必要ない」という意見が主流だ。2009年にインフルエンザが世界で大流行した際に、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、そのガイドラインの中で、「健康な成人と子どもに抗インフルエンザ薬は不要」という見解を出した。また実際に、抗インフルエンザ薬の添付文書にも、「A型又はB型ウイルス感染患者全員に投与が必須なわけではなく、病状を十分観察して使用の必要性を慎重に検討する」という旨が記載されている。タミフルをはじめとするインフルエンザ薬の服用は、インフルエンザワクチンと同様、最終的には自分の判断に任される。日本の常識が世界共通のものではないことを心に留め、その必要性とリスクをしっかりと認識することが大切だ。「危険なものには手を出さない」というのも、ひとつの考え方といえるだろう。インフルエンザの症状が出たら、病院に行かずに、まずは家でゆっくり休むことをおすすめしたい。そうすれば免疫機能が働き始め、早い治癒が期待できるはずだ。宇多川久美子(うだがわくみこ)薬剤師・栄養学博士(米AHCN大学)・ボディトレーナー、一般社団法人国際感食協会代表理事、ハッピー☆ウォーク主宰、NPO法人統合医学健康増進会常務理事(出典:ヘルスプレス)
2015/01/03
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健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単ですが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。・ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上するそうで、健康管理をすると6倍返しになる。・「自分は若い」と感じる人は健康に生きられる 「病は気から」は本当・口の健康を意識して健康寿命長くしよう・男のアンチエイジングと「食」・健康的な食事と運動習慣 以外にも長寿の秘訣があったこれが健康長寿のカギ「63歳」を元気に・米国医学会が出した「衝撃のリスト」 全米8割の医師が示した無駄な医療・長野の長寿 秘密は明治の教育・運動で40歳以降医療費153万円減 阪大試算 ・筋トレでメタボ脱出、データも裏付け 「予防医療」「医療費削減」にも・生活習慣改善 企業ぐるみ 健保の医療費削減個人的にも超健康マニアになって28年間で、歯科、怪我、検診以外には医療機関にはかかった記憶がありません。また、私のクライアントもQOL(生活の質)が上がり、医療費は減っています。・病院がないほうが死亡率が下がる! 著効がある劇薬! 国民の健康状態をよくして医療費を減らす著効を見せるこんな最善薬があります。 市民の病気予防意識が目覚めて、生活習慣を改善したことで実現したわけです。 市の財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急病院が消えた夕張市。 高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、結果はその真逆だった。 死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がった。・1973年、イスラエルで医師のストライキが決行された時には、死亡率が半減した。・1976年、コロンビアの首都ボゴタで医師のストライキ期間中、死亡率が35%低下した。・1976年、アメリカ・ロサンゼルスでの医師のストライキ期間中、死亡率が18%低下した。2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)一方では、長期戦略の苦手な日本は1961年からの国民皆保険制度で発展して50年以上経過した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できず、50年間で医療費は国民所得比で3.54倍にもなっています。1964年から健康増進政策を開始して50年経過しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2013年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか6.8%という非常事態で、過去の日本の健康増進政策を整理すると、◆1964年 東京オリンピック 体力つくり国民運動◆1970年 保健栄養学級の開催◆1978年 第一次国民健康づくり政策 成人病予防のための1次予防の推進 健康診査の充実◆1988年 第二次国民健康づくり政策 アクティブ80ヘルスプラン 運動習慣の普及に重点を置いた健康増進事業の推進◆2000年 第三次国民健康づくり政策 21世紀における国民健康づくり運動 健康日本21 一次予防の重視と健康寿命の延伸、生活の質の向上 ・2003年5月 健康増進法施行 ・2006年4月 介護保険制度を予防重視へ ・2008年4月 特定健康診査・特定保健指導 5年間の改善成果はわずか0.2% ・2011年4月 スマートライフプロジェクト 健康寿命をのばそう◆ 2013年 第四次国民健康づくり政策 第2次 健康日本21 健康寿命延伸・健康格差の縮小 この40年で、・心筋梗塞 米国は35%減少 日本は1.6倍・ガン 米国は1994年から減少 日本は3倍 ポール・ゼイン・ピルツァー氏は、これまで数々の予言を見事に的中させてきた世界で最も著名な天才経済学者です。彼は、著書「健康ビジネスで成功を手にする方法」にて以下のように鋭く指摘しています。●医療産業と健康増進産業は別産業☆医療(疾病)産業:一般的なカゼから悪性腫瘍まで、病人に対し、「受身的」に提供される製品・サービスで、病気治癒ではなく、高利益の症状対処に専念。☆ウェルネス(健康増進)産業:健康な人(病気でない人)が、より健康、老化遅延、病気予防するために、「積極的」に提供される製品・サービス。▼病気を生み続ける医療業界 ・医療業界は、食品会社よりはるかに悪質 ・医者は製薬会社の標的 ・病気の原因や治癒ではなく、高利益の症状対処に専念 ・製薬会社は悲惨な食事ででる症状に効果のある危険な薬を飲ませる▼メディアは情報不足で無力 ・しかも主たる広告主は食品・医療産業 ・政府も同様に情報不足で無力このように医師は病気治療のプロですが健康増進のプロではないので、医師も健康維持・増進のために的を射た本当によい生活習慣はあまり知らず、実践もしていないようで、医師の約半数がすでに病人なのです。・医師の医師が「常用薬あり」の病人・医師の8割が“不養生”を自覚 「自分の健康に注意する時間と心の余裕がない」・医師の乱れた食習慣の実態 やめられないジャンクフード、菓子と酒・医師の不養生 運動する時間があれば眠りたい 過労が運動不足を生む悪循環・医師の4人に1人がアルコール依存「「新厄年」の健康リスク対策」によれば、要支援・要介護の原因となり、健康寿命を損なう7大疾患の75万人以上のレセプトデータから抽出した科学的な分析結果から導き出した現代日本人にとって「本当に危ない年齢」としての新厄年が出ています。新厄年は、・男性:24歳、女性:25歳・男性:37歳、女性:39歳・男性:50歳、女性:52歳・男性:63歳、女性:63歳私は的を射たよい生活習慣のおかげで何事もなく新大厄年63歳を健康なまま通過して5年になります。健康寿命を損なう7大疾患と8つの健康習慣は以下のようです。7大疾患・虚血性心疾患・脳血管疾患・糖尿病・骨粗鬆症・変形性膝関節症・ガン・認知症8つの健康習慣・抗酸化食品をバランスよくとる・「糖化」を防ぐ・「石灰化」を防ぐ・骨・関節成分を補う・適正体重に近づける・SOD活性を高める軽いエクササイズ・趣味に親しむ・健康リスクを把握する****************************【以下転載】****************************健康状態に問題がなく自立して暮らすことができる期間を示す健康寿命を長くして、介護が必要な人を減らすと、10年間に5兆~2兆円程度の医療・介護費用が節減できる。こんな推計を厚生労働省研究班(主任研究者=辻一郎・東北大教授)がまとめた。研究班は、歩行や食事に何らかの支えが必要な「要介護2」以上に介護が必要な人の合計が2011年時点から20年まで、1年に1%ずつ、10年で計10%減ると仮定。それによる節減額を厚労省がまとめた介護費や、宮城県大崎市の医療費から推計した。この10%が全て介護が不要な状態になると、10年間で5兆2914億円、10%が全て、移動などに部分的な介護が必要な「要介護1」だと、2兆4914億円が低減できるという。平均して1年間に5291億円、2491億円になる。(出典:朝日新聞)
2015/01/02
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新年あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。2013年度から始まった第2次・健康日本21の主目的は、健康寿命の延伸なので寝たきり介護の最大要因の「ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)」関連記事が増え、取り組みも活発になっているそうです。50代以上の半数がロコモ予備軍といわれていますので、自分や家族のことにプラスして親のことも心配になりますね。日本整形外科学会が作った「ロコモ度テスト」は簡単にできますのでやりましたが、私は67歳の時、脚力は20代、歩幅は30代、日常生活25はゼロ、7つのロコチェックもゼロでした。テストは、脚力や歩幅の測定と日常生活について25項目の質問に答える「ロコモ25」でできます。また、転倒が原因で亡くなる人は年間7千人を超え、交通事故死を上回っています。高齢者の転倒は介護が必要になったり、認知症の進行につながったりと健康に重大な影響を及ぼします。この転倒は足の膝伸展筋力の低下より「足の指で握る力」の足趾把持筋力の低下が強く影響していることもわかったそうです。私の知人が発明して製造・販売している足ゆび筋トレ草履は私や家族、友人も愛用していますが、履いて歩いているだけで「足の指で握る力」が鍛えられます。今年4月には医師らが日本転倒予防学会を立ち上げ、「転倒を社会全体の問題ととらえ、予防に取り組む必要がある」と訴えています。人間は動物なので・動かないと動けなくなる・動かないと認知能力も低下する・動かないとQOL(生活の質)が低下する・動かないと身体が硬くなり、怪我をしやすくなる・動かないと骨、筋力や心肺機能などが低下する・動かないと老化が進む・楽をすると楽なことしかできなくなるそして、サルコペニア、さらに進んでロコモとなり、寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけですが、1日10分程度の運動でも有効という研究結果や運動はどんなやり方でも効果があるなど手軽な運動法がまとめられた記事が出ています。運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。終末期医療専門医の著書「死ぬときに後悔すること25」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。また、55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。・人生で今日が一番若い。・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)体力テスト調査の結果では、男女ともに40代後半から体力がガクっと低下するのでロコモ予防は40代からはじめたいわけです。また、ロコモは予備群を含めると約4700万人といわれていますが、40歳以上の8割がロコモ・予備群との指摘もあるそうで、寝たきり予備軍にもなります。ロコモの3大原因は ・筋力低下・バランス能力低下・運動器の疾患 が中心なので十分な予防はできます。心身の健康状態をよくし、ロコモを予防して体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。****************************【以下転載】**************************** 加齢による足腰の衰え加齢による足腰の衰えやけがなどが原因で、日常生活に必要な運動機能が低下する「ロコモティブシンドローム(=ロコモ、運動器症候群)」に注目が集まっている。企業や団体による予防の取り組みが盛んになってきた。「皆さん、ロコモって知ってる? 今日も予防の知恵をお伝えするね」「お肉や魚でたんぱく質を取って、適度な運動をすることが筋力アップにつながるんだよ」12月中旬、宮城県亘理町内の仮設住宅の集会所で、食生活改善推進員や栄養士による料理教室が開かれ、住民6人が集まった。この日は「鶏肉のレモン煮」「チンゲンサイのスープ」などのおかずを紹介。その後、参加者はストレッチで体を動かした。指導役を務めた清野珠美子すみこさん(66)は「普段の生活で楽しく取り組めるロコモ予防法を伝えています」と話す。ロコモティブシンドロームは2007年、日本整形外科学会が提唱した。骨折や筋力低下などによる足腰の障害で介護が必要になった状態や、そのリスクの高い状態を指す。国の健康増進計画「健康日本21」では22年までにロコモティブシンドロームの認知度を高め、予防につなげることを目標に掲げた。国立長寿医療研究センター所長の鈴木隆雄さん(老年医学)は「ロコモのリスクは女性のほうが高いので注意してほしい」と話す。女性は男性に比べて元々筋肉量が少ない。加えて、骨を丈夫にする働きがある女性ホルモンが閉経により減少するため、骨がもろくなり骨粗しょう症を発症しやすい。「若いうちから予防意識を高め、筋肉や関節を衰えさせない体づくりが必要です」と鈴木さんはいう。予防のための取り組みも盛んになってきた。整形外科医らで組織する啓発団体「ロコモチャレンジ!推進協議会」では、「片脚立ち」や「スクワット」などの運動のほか、現在の生活より10分間多く体を動かすことを勧めている。高齢者に適した軽めの運動だが、20~30代の若い世代の基礎筋力作りにも役立つ。全国展開するスポーツジム「コナミスポーツクラブ」の「OyZ(オイズ)」は、60歳以上を対象にしたロコモ予防専用の運動教室。理学療法士やスポーツトレーナーらが開発した専用プログラムには、ストレッチや踏み台昇降など無理のない運動が組み込まれ、効果的に足腰が鍛えられる。全国84施設で受講可能だ。自治体ぐるみの取り組みも進む。福岡県は今年、啓発活動を行う「ロコモ予防推進員」の養成を開始。地域のボランティア団体などで活動できるよう、講習会を通じて1200人の養成を目指す。横浜市は小学生に向けた啓発講座を実施。家庭で、親や祖父母へ情報を発信してもらう狙いだ。「筋肉や骨を作るたんぱく質やカルシウム、骨の形成を助けるビタミンDやKを含む食品を食べ、適度な運動で骨や筋肉を鍛えておくこと。20、30代のうちから習慣づけてほしい」と話すのは、病院や福祉施設での栄養指導を手がける臨床栄養実践協会理事長の栄養士、足立香代子さん。栄養士たちの間でもロコモ予防への関心は高まっており、講演会などでテーマとして扱うことも増えているという。脂肪分の少ない赤身肉や、ビタミンDが多いサケやキノコ類、ビタミンKが多い納豆、カルシウムを吸収しやすいヨーグルトなどがおすすめ食材だという。体づくり、骨や筋肉鍛える…食事や運動不足見直すロコモティブシンドロームの主要因、骨粗しょう症は女性の発症リスクが高い。就職後は食生活が偏り、加えて慢性的に運動不足の記者(40)には、危険因子が潜んでいそうだ。現在の体の状態を調べてみた。訪ねたのは、予防医療に力を入れる「健康院クリニック」(東京)。副院長で日本骨粗そ鬆しょう症学会理事の細井孝之さんは、「40歳は、骨粗しょう症対策を始めるのに良いタイミングです」と言う。女性ホルモンが分泌されている閉経前ならば、食事や運動で改善効果が表れやすいという。国も40歳以降5年ごとの検診を勧めているほか、40歳から骨粗しょう症の検診を組み入れる自治体も多いそうだ。骨粗鬆症財団のホームページで専門の病院を紹介している。検査の軸となるのが骨密度の測定。自治体検診では、かかとの骨に超音波を当てて行う簡易検査が主流だが、同クリニックでは「DXA(デキサ)法」という精度の高い放射線測定を行う。DXA法は、骨粗しょう症外来を設けている病院などで受けることができるそうだ。骨の新陳代謝の状態を評価する「骨代謝マーカー」測定も同時に受けた。結果が出た。骨密度が20~44歳の女性平均の70%以下の場合に骨粗しょう症と診断されるが、記者は腰椎が101%、大腿だいたい骨が91%で正常の範囲内。骨代謝の評価では、カルシウムの効率的な吸収や骨の形成を促すビタミンDやビタミンKの摂取状態を示す値も良好だった。牛乳は苦手だがヨーグルトやチーズは平気。キノコ類や納豆などは好物で頻繁に食べてきた。だが「腰椎より大腿骨の骨密度が低いのは注意点。骨の形成に必要な運動負荷を脚にかけてこなかったのでは」。運動不足がばれた。さらに衝撃的だったのは、体内での老化物質の蓄積度合いが75歳相当という検査結果。糖質や油分の過剰摂取で体内のたんぱく質が変質しているという。年月をかけて骨や筋肉など全身の老化につながるとされる。同クリニックが、骨粗しょう症の検査時に勧めているアンチエイジング(抗老化)に関連する検査でわかった。「お菓子をよく食べますか」「脂っこいものはお好きですか」。質問には思い当たる節がある。「一つ一つの生活習慣が現在の体と将来の健康を作る。何歳でも、気づいたときが改善の始まりです」。細井さんのアドバイスにうなずいた。(出典:読売新聞)
2015/01/01
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