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『密やかな殺しの依頼』新シーズンはいつもの「クローザー」で始まりましたね。おなじみの顔が揃いましたが、先シーズンどちらかが異動しろと言われたあのカップルはさて、どうなったでしょうか。母親、祖母、子供2人の4人が処刑スタイルで射殺されていると通報があり、ブレンダのチームが捜査に当たる。遺体には毛布がかけられ、朝食中玄関から侵入したようだった。一家の主で父親のヴィクター・リベラは半年前にDVで逮捕歴があったと言い、その日は笑顔で出勤しているところが近所の人に目撃されていた。ヴィクターの身柄を確保しさっそく尋問が始まるが、ヴィクターは家族の死を知らず、ブレンダは興奮するヴィクターを落ち着かせるために一晩付き添って、一家に恨みを持つ者など詳しい話を聞き出す。ヴィクターは浮気をしたことを認めたので、その相手に話を聞くがアリバイがあった。めぼしい容疑者が浮かばない中、ヴィクターが家庭では甘い物を禁じていたというのに、現場にあったチョコレートにブレンダは疑問を持つ。プロベンザも検死官も被害者の家とよく似た住所の家に間違って行っていた事から、ブレンダは犯人が間違ってヴィクターの家を訪問した可能性があると気づき、もう一軒を訪問する。すると目の前でFBIがその家のヘクター・クルスを奪い去っていった。重要な証人だという。調べたところ、麻薬課のキャリー刑事とFBIが合同でギャングのタビオを起訴するために捜査を行っており、ヘクターはタビオに不利な証言を行う予定になっていた。ポープの口添えでキャリー刑事から捜査資料を手に入れたところ、タビオにヘクターの住所が間違って伝わっていたことがわかる。しかし、外部の人間にその情報を伝えた形跡がない。唯一、タビオの子供を妊娠している恋人のディナが面会に訪れていたが、監視映像では住所を伝えていなかった。チョコレートは近くの高校の寄付集めに配られたものと分かり、犯人は寄付を集める振りをしてヴィクターの家に入り込んだのではないか。ブレンダはガラス越しにタビオがディナに住所を伝えた方法に気付き、ディナが面会に現れるのを待つ。ディナの妹は近くの高校の生徒で、家宅捜索でディナの家から凶器の銃も見つかった。ブレンダは容疑の揃った事を突きつけ、生まれてくる子供の養父母を捜してやるとディナを追い込んで、犯行を認めさせる。おなじみバズが捜査の一部始終を撮影して、捜査が偏見に基づかずに行われている事を証明しようとしていました。そのためにブレンダは言葉の使い方一つに気を遣っておりました。これは市民に対しての責務であると同時に、警察が不当逮捕だとか何かと訴えられるのでその時のためのものなのでしょうね。さて、ガブリエルはいたがダニエルズはいませんでしたね。ということは、やはりダニエルズが異動した訳か。若い検死官はもしかして、新しい顔となるのか。その他、警察の落ち度を鵜の目鷹の目で探すLAタイムズのラモス記者の扱いにも気を遣い、相変わらずブレンダはきっちりと仕事をしておりました。そしてキャリー刑事は今回ブレンダに恥をかかされた形になりましたし、後日借りを返されることになるのかどうか。同じ警察の内部で捜査対象のことを知らないので、協力体制を取るために情報を共有する「クリアハウス」というシステムがあるらしい。それを教えてくれたのはフリッツ。今回、フリッツの心配は猫のキティの健康でしたね。相変わらず雄か雌かも覚えていないブレンダにかわり、動物病院に連れて行ったが、どうやら容態が悪いらしい。シーズン1からブレンダと共にいたキティがいなくなるということは、フリッツとの関係にも影響が出るような気がするのですのが果たしてどうでしょうか。ラスト、住所間違いで家族全てを失ったヴィクターにサンチェスが気を遣い、なぐさめていましたね。いつも辛い立場の人を思いやれるのはサンチェスならではでしょう。(涙)もちろん、自分の勝手な願望のために無実の人を殺したディナに対するブレンダの怒りも健在でした。それぞれがそれぞれらしいスタートでしたね。
June 15, 2010
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『二人の影』ついに!「クローザー」はブレンダとその楽しい仲間を巡るドタバタ&泣き笑いのドラマですね。もちろん、陰惨な事件もありブレンダも特捜班のチーフとして厳しくて誰よりも正義感を見せてくれますが、それ以上に見ていて心が温かくなります。第1話からの長い道のりを思い出して、こちらもついうるうるしてしまいました。とにかく、ブレンダおめでとう。幸せになってね!以下、ネタバレ注意。ストリッパーを派遣するデートクラブを狙う連続強盗があり、ついに支配人が射殺されエスコート嬢が撃たれるという事件が起こる。ブレンダも結婚式の準備の合間を縫って現場の指揮を執る。監視ビデオには犯行の一連の様子が映っており、マスクをした犯人はボディガードを撃とうとして誤ってエスコート嬢のケリーを撃ったらしい。凶器は9ミリのベレッタだった。現場から逃走した他のエスコート嬢を見つけ話を聞いたところ、客のサービスにコカインを隠し持っていたという。ブレンダは、被害に遭った他の店との関連を探るが、みな異なった源氏名を使って雇用者の実体がわからず、令状も取れないことから、ブレンダは国税局の職員を装って担当の弁護士から名簿を提出させる。4店舗に共通していたのは撃たれたケリーで、夫がイラク帰還兵で生活が苦しくやむを得ず夫には内緒でストリッパーをしていると涙ながらに話す。しかし、ブレンダはケリーが嘘をついていると考え、夫ビンスが実行犯だとして家宅捜索をしたところ、コカインと血の付いた大金が見つかる。ビンスは犯行を否定する。配偶者間では証言を拒めることからブレンダは監視ビデオの映像に細工をして、ビンスがわざとケリーを狙って撃ったように見せかける。「彼はあなたが計画したと言っている。しかも、逃走するところだった。」と嘘を言うと、ケリーが夫に悪態をつき始め、夫婦の本音が出たところで、ビンスは自供に同意する。結婚式は一悶着あったが何とか無事執り行われ、披露宴では警察の仲間が大勢参加した。職場で露骨にぶつかるため、プロベンザに異動届を出せと一喝されたダニエルズとガブリエルは、ブレンダに内緒で心理犯罪課(C.I.)への異動届を出していた。海岸沿いのゴージャスな5つ星ホテルのバルコニーでの結婚。出席するのはごく近しい身内だけ。新婚旅行はイタリアへ。なんてロマンチック~式を執り行うのは例のクレアということで、ちょっと心配しましたが噴水を前にした結婚式も悪くなかったですね。その前にママとクレアが飾り付けで自分流にしたくて、一悶着。まあ、この後アトランタで親戚一同を集めた大披露宴が待っているそうなので、ここはウィル・レイが一歩引いたということでしょうか。でも、アトランタの方も見てみたかったですね。大伯母様やら従兄弟やらぞろぞろ出てきて、まさに「風と共に去りぬ」みたいな状況になるんでしょうね。(笑)それにしても、普段どんだけ暇?というフリッツが取って付けたように仕事の山場が来るか。(爆)間に合ったから良かったものの、これをすっぽかしたらパパが撃ち殺しますよ。ところで、ビデオメッセージの中でサンチェスがまた泣かせてくれました。そうか、奥さんを6年前に亡くして今も指輪を外さないのか。弟も亡くして気の毒ですがそれにしてもカッコ良すぎるじゃないか。でも、タオとは結婚するかどうかで賭をしていたんですよね。しかも「しない」方で。(笑)何か一言と言われて、天敵のテイラーが何も思いつかないというのが笑えた。プロベンザによると、結婚=終身刑。今回の犯人夫婦のようにならないように、フリッツしっかり働け~そのプロベンザがダニエルズとガブリエルに対して厳しいところを見せましたね。さすがチームのNo.2、ブレンダの腹心の部下だけのことはあります。これには、2人とも異動届を出すことになり、今度はどちらが行くか、また競い合う事になるのでしょうか。シーズン5が楽しみです。あの2人もブレンダとフリッツというお手本(?)を参考にしてがんばれ!ラスト、さすがのブレンダも、結婚して「本当にあなたに私で良かったのかしら」とうるうるしてしまう。女性としてかわいいところありますよね。でも、いつものスウィーツを前にしたときはやはり「私は私」と自覚する。結婚しても変わらぬブレンダを見せてくれるのでしょう。ともあれ、末永くお幸せに!
September 14, 2009
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『クレアの千里眼』またまた強烈なキャラ登場。(爆)うーん、フリッツも家族には相当悩まされている模様。ブレンダを愛し続ける忍耐の原点は彼の家族にあったか。ブレンダのおかげでチームメンバーが家族的になった重大犯罪課ですが、ブレンダの両親はまあ判るけど、フリッツの妹まで出入りして、この先家族の輪がどこまで広がる事やら。ハイウェイの側で奉仕作業中の男が使い捨て携帯を拾い、殺人を匂わすメールがあったことMCD(重大犯罪課)に持ち込む。メールの文章上、女性がボーイフレンドに夫殺しを頼んで実行させた後、そのボーイフレンドを捨てたということらしい。男は怒りを爆発させていた。ただ、これが本当だとしても被害者が誰なのかがわからない。フリッツの妹のクレアがブレンダたちの家を訪問する。クレアは予知能力があり警察の捜査にも協力しているというので、ブレンダは付き合い程度に捜査を見せることにした。クレアは見えたものを羅列するが、まるで意味をなさない。それどころか、ポープにそっくりの似顔絵を描かせてメンバーを困惑させる。メールのいくつかのキーワードをと、被害者は殺害された日に芝居を見てレストランに行く予定だったが、レストランに現れていない事が分かり、その間で殺されたのではないかと考えられる。絞り込みの結果、映画のプロデューサー、ショーン・トンプソンが車ごと谷底に落ちて死んでいた事が判る。交通事故にも見えるが衝突した形跡がない。ブレンダは妻が危険だと見て自宅へ向かうが、そこで妻クリスティーンが頭を殴られ、ガレージで死んでいるのが見つかる。クレアが予言した事がことごとく当たっていた。ブレンダは犯人をおびき出すために自殺未遂のニュースを流して様子をみる。やがて、タオがクリスティーンの通話記録を調べ、不倫相手のアンドリュー・レイバーというスタントマンを割り出す。レイバーは走っている車から飛び降りることもできるので、事故を偽装したとして警察に呼び話を聞くが何も知らないという。ブレンダはトンプソンの事故現場近くでレイバーを拾ったかも知れないというタクシー運転手に芝居をさせて、自供に追い込む。ポープは人事異動の対象がブレンダのチームにも及ぶと告げる。今回はちょっとおふざけが過ぎるところはありましたが、ブレンダはサイキック・クレアの言うとおりに動いたのではなく、自分の親の世話をフリッツに押しつけたのだからそのお返しにという程度の「社交」でクレアを連れ歩いた訳ですね。それなのに、意外にも意外、理論派、オタクのタオ警部補がX-Filesのモルダーのように何だかノリノリでおかしかったです。(爆)フリッツが言っていましたが、FBIは本当にサイキックの言葉を捜索の参考にするのでしょうか。やっぱり、FBIってそう言う目で見られるのね。チームの渉外担当、プロベンザもさすがにクレアにはお手上げ。「(お絵かきの次は)風船で遊ぼうか。」「橋に鉄道に犬、ピックアップトラックに放り込んだら、カントリーソングになるな。」ところで、人目もはばからずにガブリエルとダニエルズがいがみ合っているということで、ブレンダも悩むところですね。ポープの異動の話には否定的でも、2人の将来を考えてきっとどちらかが異動しなさい、ということになるのかも。来週はいよいよ最終回ですね。結婚式は無事に執り行われるのか?クレアが「最初の結婚で」とヴィジョンを語ったのはブレンダのことだとすぐに判りましたが、ポープとの恋愛に失敗し、反動で結婚、前夫が嫉妬深くて離婚、失敗続きでフリッツともなかなか進めないというのはよく判ります。ブレンダにはそういう繊細さがあるんですよね。「だって女の子だもん(涙)」でももう、どっしりと腰の重いおばちゃんになっても良い頃でしょう。フリッツが逃げないようにしっかり重石になってください。(爆)
September 7, 2009
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『弁護士の力量』おおお!ブレンダに新たな宿敵(ネメシス)誕生か?ブレンダと一緒に全身からアドレナリンが吹き出すような思いがしました。完璧にやられましたね。さすが「クローザー」です。これだからやめられない。ストロー弁護士役の人は「Twilight」のBilly Burkeですね。いや~ホント、いい男だわ。以下、最後まで書いてありますのでネタバレ注意。不審者を見たという隣人からの通報で警官が女性宅を訪問したところ、裏口から不審者が逃走し、家の中からは一人暮らしのジェシカが他殺体で見つかる。死因は後ろから髪の毛を掴まれてテーブルの角に頭を打ち付けられたと思われ、下着を剥がれていた。ジェシカはまもなく婚約者と同居する予定で、玄関ドアの鍵が開いていた。侵入口はバスルームの窓の網戸を切り裂いて入ったと思われ、この近辺で最近レイプ事件が多発していた。まもなく、近くの木の上に上がっている男が逮捕されるが黙秘し、隣人も不審者だと断定できない。男は免許証から過去に2件の性犯罪の逮捕歴があるクリス・ダンラップと判るが、ブレンダが尋問を始めるのと同時に弁護士がやってきて何も言わせない。このストロー弁護士は、クリスの過去2件の弁護を引き受けいずれも無罪にしていた。ブレンダは過去6件のレイプ事件との共通点から、配達業者をしていたクリスが犯人と見て捜査を始めるが、面通しでも目撃者がクリスが犯人かどうか判らない。驚くことにストロー弁護士はいきなり取引を求めてくる。それは共犯者の名前を言うことで8年の刑にする、というものだがブレンダもポープも到底飲めない。しかし、ガーネット検事補が共犯者がさらなる犯行に及ぶ恐れがあると言って取引に乗り気で、ブレンダにクリスが犯人であるという証拠を出せと迫る。ストロー弁護士はさらに4年の刑に引き下げてくるが、ブレンダにも状況証拠しかない。やむなく取引することになるが、クリスは自分は女性の家を物色して見張りをしていただけで、真犯人はストロー弁護士だという。以前無罪にしてくれたので、断れなかったという。驚いた一同に対してストローは捜査班に証拠がないのを知っており、クリスが意味不明のことを言っていて話にならない、でも自分は弁護士から降りるという。クリスが真実を話していると思ったブレンダは、6人目の被害者が犯人の顔を見ているかも知れないので面通しを行うが、すでにストローは被害者と面識があった。ストローは検事から被害者のファイルを見せられ先回りしていたのだった。このままではストローは逮捕できず、クリスは取引が無効となって終身刑になってしまう。始めから巧妙に仕組まれた事にブレンダは激怒し、次は必ず捕まえると言う。もう、正体ばれてから忌々しいというか、憎たらしいというかこの弁護士、何なのでしょう。確かにクリスは性犯罪の過去があったが、どちらかというと下着フェチという感じで頭が回る方ではなかった。それでも状況的に限りなく黒に近い被疑者。ストローはいざというときはクリスを切り捨てて犯人にするつもりだったのですね。依頼人は助かりたい一心で弁護士の言いなりになってしまう。そしてガブリエルの質問に性犯罪者を弁護することは生き甲斐だとのたまう。そんなことのために法を使うな!もう、考えるだけでもはらわたが煮えくりかえる男です。久しぶり登場のガーネット検事補はやはりブレンダの天敵でした。(爆)こちらも、先日のショッピングモール乱射事件でポープが落ち度があるのを責めて、安易に取引に応じようという。でも、フリッツも取引には賛成だったですね。今回は、クローザーがクローズできない数少ないケース。いつかまたブレンダがこの男を捕まえるのを期待したいと思います。
August 31, 2009
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『トランクの中の殺意』事件はグログロなのですが、完璧にコメディですよね。もうおかしくっておかしくって。(笑)悲惨な死体とウェディングドレスというミスマッチが昨今のドラマでは当たり前のように感じられます。しかもファミリードラマ。(爆)宝石店の支配人、フィル・アダムスが300万ドル相当のダイヤモンドを盗んで姿を消し、妻からも捜索願が出ていた中、車のトランクの中で遺体で発見される。巨漢の遺体は腐敗の状況が進んでいて、しかも現場で車が暴走し破壊してしまったので、死因が特定できない。車の中からは盗品のダイヤが見つかっていなかったが、アントワープ行きの3枚の航空券を購入していたほか、盗んだ晩に車に同乗者がいたことがわかり、ブレンダらはフィルの交友関係を探る。フィルは既婚者だったが、ネットで同性愛の相手キース・レイエスと交際していたことがわかり、令状を取って家宅捜索に向かうと、同居している女がキースはどこかへ出て行ったという。事情を知っていると見て、女を無免許運転で逮捕して指紋を照合したところ、何と女はキース本人だった。キースは魔術師をしているといい、フィルが自分からトランクに入ったと答える。ダイヤも見つかっていない上、尋問にも隙なく答え手がかり無しでポープは釈放するようにいう。しかし、キースの抜かりのない答え方に気づいたフリッツが、過去に同様の事件があることを発見、キースは釈放後、FBIと地元警察に逮捕されることになった。ダイヤは衣装の飾りにされていた。心臓発作の後退院したクレイはウィリー・レイに連れられてハワイへ旅立っていった。サンチェスはセラピーを受けて晴れて通常の仕事に戻ることになった。お久しぶり、テレンス登場。相変わらず妙に嬉しそうなのが気持ち悪いです。車のトランクの中でフィルさん、うつぶせで気の毒に最後まで顔を出せませんでしたね。(汗)坂道で車をレッカー車に乗せようとしたら、繋ぎが外れて車が走り出し、一同それを追いかけるというオチの判る展開でした。(爆笑)そして、内勤しか許されないサンチェスが現場にいるのを電話で知ったブレンダが激怒。その後、セクシーなキースの愛人を連れてきて英語がしゃべれないからサンチェスが相手をしたら、もうデレデレ。(爆)キスまでするからさらにブレンダが雷を落とすと、実は男でした~これは読めなかったな。プロベンザやタオ、フリンも笑いをこらえるのが必死。サンチェスも「チーフにセラピーに言ったと伝えて。」と出て行きました。(笑)なんというか、こういう丸く収まる展開が昔のドラマみたいですね。そして、このまま結婚式まで両親に家に居座られてどうしようと思っていたところが、ママがパパのお尻を叩いてハワイへ行ってくれました。(爆)クレイは始めからハワイへクルーズなんか行きたくなかったのかも知れません。病気をしてみんなに構ってもらうのが居心地良かったかも。ウェディングドレスのサイズ直しも終わりましたので、後はその日を待つばかりですね。
August 24, 2009
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『血痕のシルエット』いよいよ近づいてきましたね♪フリッツが宣言したように、1ヶ月後には本当に結婚式をあげることになりそうです。そのためには教会選び、ドレス選び、その他もろもろの煩雑な仕事を続きますが、やっぱり本人よりは周りが熱心ですね。(爆)そう言えばブレンダは2回目の結婚だったですね。確か前夫に若い警察官と浮気したとか何とか告発されて、酷い目にあったのじゃないかしら。ママの「あれはなかったことに」という言葉はその通りだと思いました。ハリウッド署が扱った自殺者の検死で、モラレス医師が他殺の疑いがあると抗議する。ポープはブレンダたちが捜査すると事を荒立てると言い、他殺を疑っている事を知られてはならないという。被害者のジェフ・クロフォードは兄の会社の金をドラッグに使い込み、離婚した妻からも養育費を請求されていたという。リハビリ施設を出た後、教会の施設に住み込み病気を患っている信者に求婚するなど更生の道を歩んでいると思われたが、宿舎のバスルームで兄の銃で頭を撃たれて死んでいた。モラレスは右手が不自由なジェフには引き金が引けないとし、また壁に残った飛沫血痕は何者かがそこに立っていたことを示していた。早速、兄から話を聞くが、自殺しても当然だという口ぶり。しかし、遺産と保険金の受取人は兄になっていた。逆にジェフの求婚相手のベスは、自殺の理由が結婚を断られたことではないという。教会のやり手の牧師によると、ジェフは教会ではすっかり立ち直ってベスのために治療基金を設けていたという。別れた妻が持ち帰ったジェフの持ち物の中から、ベスの化学治療の請求書を発見、あまりに高額で驚く。ジェフは亡くなる前の夜に病院に行き、薬を寄こせと騒いでいたという。ブレンダはガンの治療をしているベスにジェフの持ち物を見てもらって、ベスが詐病している事を認めさせる。ベスは病気を装って、麻薬を手に入れていた。それを知ったジェフは激怒し、彼女を応援している仲間にも話すと言ったために、ベスは銃を出して脅そうとして暴発してしまったという。撃たれたサンチェスは手術を繰り返した上で快癒し復職するが、監督役のプロベンザは診断書を渡すのを渋っていた。サンチェスの身体は治ったが、カウンセリングが必要だという。ブレンダはプロベンザに任せることにする。イェイ!サンチェスが助かって良かったです~あれだけの大けがをしたのでどうなることかと思いましたが、かなり時間が経ったのでしょうね。(実際の放送では4ヶ月空いたようです)メンタル面でのサポートはその前の弟を失ったときから必要だったと思いますし、命を救われたプロベンザじーちゃんが生涯面倒を見てくれるでしょうね。そして、ブレンダ・パパも心臓を悪くしていたのですね。娘には心配かけまいと黙っていたが、だからこそ仕事中心の娘の将来が気になる。あれこれ口を出したくなる気持ちも判ります。いつも後回しにされる2人が本当に気の毒、それでも我慢に我慢を重ねてブレンダの立場を尊重するところには頭が下がります。でも、結婚式は本当に実現しそうですね。教会ではなく、ブレンダの希望を入れてホテルのバルコニーで身内だけで挙げることになりそう。ドレスはやっぱりママのを着るのかしら。デザインが古すぎるように思いますが自分のドレスって、人に着せたいものなのでしょうね。(苦笑)それにしても、教会と言ってもいろいろあるのですね。ビジネス上手な牧師のヒックスはスケートリンクを買い取って教会にして、様々なグッズ販売をして経費の足しにする。どこの宗派にも属さず実にくだけた感じですが、ジョンソン家はついつい「教会ではちゃんとしなけりゃ」と思ってしまう。爆笑シーンでした。事件では、ジェフの元妻がインパクトがありました。ドラッグで夫に財産を食いつぶされた恨みがあるにしても、あれは相当なビッチですよ。(爆)犯人は人の善意を嘘をついて利用するなんて、本当に酷い。それこそ罰当たりでしょう。現場が自殺と確定した事を他殺ではないかと疑問を挟むことが、そんなに気を遣う必要があるとは意外です。やはり縄張り意識があるのでしょうか。
August 16, 2009
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『シンボルの意味』オープニングに珍しく「Previously...」があって、気を持たせる始まり方だったので嫌な予感がしていたのですが、それが最後に的中。そしてto be continued...なんて、辛すぎます。途中まではいつものようにまったりと、お笑いモードだったのに。19才の建設請負業者、ダレン・メルマンが自宅でショットガンで撃たれ遺体で発見される。部屋にはEを2つ重ねたシンボルがあり、被害者はタトゥにもそのマークをしていた。付近に凶器の銃はなく、被害者はライフルの弾を保管していた。検死医によると、撃たれたのはショットガンではなく不発弾で、部屋には手製の爆弾があり爆弾処理班の出動となる。現場を爆破したために証拠が失われ、数少ない証拠から被害者を当たると、ダレンは高校の同級生や後輩と破壊活動をしようとしていたらしく、早速高校を封鎖し、後輩のジョン・マクファデンの身柄を確保する。自宅からは大量の銃器と手製の爆弾などが見つかる。しかし、ジョンはのらりくらりとブレンダの尋問をはぐらかせたあげく、時間がないと意味不明な事を言いながら心臓麻痺を起こして死んでしまう。ジョンは直前に抗うつ剤を大量にのみ自殺を図ったのだった。ポープはこれで危険は去ったとマスコミ発表をするというが、ブレンダはまだダレンの家から持ち去られた銃の行方がわからず、「EE」のシンボルの意味が解明されていないと捜査を継続し、ダレンが材料を買ったホームセンターに出向き、ショッピングセンターの見取り図を見て、「EE」が攻撃対象を意味していたことに気づく。そのころ、ホームセンターの店員フランクはショッピングセンターの屋上から買い物客を狙い撃ち始め、緊急配備についた重大犯罪課(MCD)と銃撃戦が始まる…警察を舞台としたドラマなのに「クローザー」ほどアクションが似合わないドラマはないですね。なにせ、リーダーはスカーレット・オハラで、精鋭メンバーはおじさん(&年寄り)、おそらく他のドラマなら、ガブリエルとダニエルズがメインとなってバンバン撃つところでしょうが、ライフルで狙うアーミーオタク一人にピストルで応戦しているのがもどかしい。あの距離でピストルじゃ当たりませんよね。でも、それがまたリアルに感じられました。とにかく、クローザー始まって以来のアクション編となりました。買い物客の命を守るために、ブレンダたちが身を挺して闘う、そして普段は走らないはずのプロベンザが撃たれそうになったとき、サンチェスが救おうとして撃たれて…(泣)もう、大変ショックです。あれは助かりそうにない重傷でしたよ。考えてみると、この間サンチェス・メインのエピソードがあったりして、もしかしたらあれは伏線だったのでしょうか。(涙)とにかく、助かって欲しいです。前半は退避命令が出ても現場に粘るブレンダをサンチェスが担ぎ出すとか、いつものようにお笑いだったのにね。その後、爆弾処理班にも担ぎ出されて。(笑)爆弾処理班が持ち込んだロボット(バブス)を嬉々としてタオが操縦していておもしろかったです。コロンバイン高校の銃撃事件では、元々の計画では持ち込んだプロパンガスタンクを撃って爆発させ、驚いて走り出る学生たちを狙い撃ちする計画だったとか。そういうことをちらりと言うために、フリッツも出番があったのかも知れません。「壁紙を替えようかな~」といつものようにお気楽でしたね。ああ、来週が辛いな。もし殉職となるとリカルドも大々的に新聞の一面を飾ってくれるのでしょうか…
August 12, 2009
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『ティファナから来た罪人』今シーズンは地元新聞の記者リカルド・ラモスのアンチ・LAPDキャンペーンをずっと引っ張りますね。ブレンダとフリッツの犬も食わないLOVEライフと並行してこちらも継続ストーリーだったわけです。ところで日本語では「特捜班」ですが、ブレンダのチームの名称は「Priority Homicide Division」と言って、優先的に捜査すべき殺人事件を扱うために作られた(ポープ副本部長によって導入)。リカルドが突っ込むように、どの事件を優先するべきかの判断は微妙なわけですね。白人や有名人の殺人事件を優先的に捜査するのではないかと追及は、陣頭に立つブレンダに言われてもどうしようもないこと。ポープは優秀なブレンダに捜査を任せて検挙率を上げ、自分の手柄にしたかったのでしょうが、LAの政治と絡んでくるとそうもいかない。ネガティブキャンペーンに刺激された委員会から圧力をかけられると慌てて「君は首だ、チームは解散だ」と言うポープ、またまた「男って奴は!」です。(爆)ゲストの神父は「プリズン・プレイク」のヘイワイヤー役Silas Weir Mitchell。先日「Mental」の患者役で見たばかり、本当に良く顔を見ます。匿名の通報でトラックに荷台のメキシコ・ティファナの刑事2名の射殺死体が発見される。トラックは盗難車で持ち主はサンディエゴの登録。今朝盗まれたというが、現場の状況から殺害現場は他にあると思われ、ブレンダはトラックに着いていた血痕に注目、また被害者の口の中から出てきたブレスレットはドラッグカルテルのオチョアのものだった。また遺体には何者かが儀式を行った跡があった。昨夜銃声が聞こえたという通報があり、聞き込みを行ったところ近くの会社倉庫に務めるマテオ・ヘルナンデスという従業員が「何も聞こえなかった」と証言した後、姿を消していた。倉庫には血の跡があり凶器と同じ45口径の薬莢が残されていた。特捜班はマテオを重要参考人として手配するが、フリッツが現れマテオはFBIの協力者で探さないで欲しいと言う。警察への通報がマテオの通っていたカトリック教会の神父からだと判ったので、神父とコンタクトしようとしたブレンダだったが、ポープから事前に教区の大司教の許可を得るようにと釘を刺される。フリッツによるとマティは元ティファナ警察の刑事で本名はマヌエル・リベラと言い、オチョア・カルテルの大がかりな警察買収に抵抗し、証拠を持ってLAに逃げ込み名前を変え姿を隠したという。ところが、最近マテオの18才の甥がマヌエルを訪ねてやってきた後、拷問され殺された。その事件を取り調べたのが殺された2名の刑事だった。彼らは汚職警官でマヌエルは自分を追って2人が来ることを知っていたのではないか?検死でも2人は至近距離で撃たれたことが分かり正当防衛の可能性が高まるが、もしそうならなぜマヌエルはFBIに連絡しなかったのかとブレンダは疑う。連絡を受けたティファナから内部捜査のバスケス刑事が現れ、捜査協力を申し出る。追っ手を恐れてマヌエルが教会に逃げ込んでいる可能性があると知って、ブレンダは周囲の反対を押し切って通報したドナヒュー神父と面会し、マヌエルの首にギャングから賞金がかかっているという話を聞く。もし神父がマヌエルをかくまっているとして彼を逮捕しても、刑務所でマヌエルの命を狙っている者は多いという。警察で命を守ると言っても聞き入れられない。ブレンダは教会を封鎖して圧力をかけると共に、トラックについていた血痕はマヌエルの甥の可能性があった。トラックは5日前に盗まれたものであると確認され、持ち主は嘘をついていた。国境を通過した車の映像から、殺された2人の刑事の直後に、バスケス刑事が入国していることがわかる。盗まれたトラックの持ち主は何とバスケス刑事で、偽造パスポートを使っていた。ブレンダはマヌエルの居場所を聞き出そうと甥を殺し、ティファナの刑事が殺されて賞金をかけた本人がバスケスだと迫る。バスケスは汚職警官で、オチョアの存在は絶対で殺人の証拠がないと居直るが、ブレンダは「自分は誰でもない」という言葉でバスケスをマヌエルとして逮捕する。バスケスが拘置所で殺されたために、市警は正式に事件の解決を発表する。事実を認めず、ブレンダの申し入れに答えない容疑者をもっと恐ろしい相手に手渡すというのは、実はこれで3回目ですね。メキシコに逃亡したレイプ犯少年、LAのギャングの息子でFBIの情報者だった殺人犯。今回のブレンダはもっと恐い。別人として逮捕して、命を狙うサメたちのうようよする檻に放り込むのですから。それも自分がしかけたことなので自業自得といはいえ、結構ダーク。教会の神父と話しをするときは大司教を通すこと、そしてギャングたちも教会の中には手を下せない、というのは現実に沿った話しなのでしょうか。いずれにせよ、対外関係でブレンダを押さえようとするポープ、ポープの腰巾着のようなテイラーの前に、久々に見た我が道を行くブレンダ!いつのまにか組織は「特捜班」から「重大犯罪課(Major Crimies Division)」へ。名前だけ変えても実質同じじゃないの、ということですが、これで殺人以外の誘拐、レイプ事件も扱うことになるので、ドラマとしては上手いです。さて、カトリックの教会に入って「良い感じ~」というフリッツ。まるで男女逆転のこのカップルですが、もしかしてこの教会で華燭の典ということになるのかなあ。そうなったら、ブレンダはお礼参りのギャングに命を狙われ、チームはボディーガードに、パパはライフルを取り出してバンバン…と、妄想は広がります。(笑)
August 2, 2009
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『守りたいプライバシー』来たぁ~毎度騒がせ&お楽しみの陽気なジョンソン一家。(爆)パパとママが元気なうちに早く安心させてあげなさい、というのは余計なお世話ですが、フリッツはやっぱり風見鶏だなあ。ところで、先週の事件からまだサンチェスは立ち直っていないようですね。彼を気遣うチームが良かったです。みんな、優しすぎ。(笑)ハリウッドのテレビ撮影所でヘアメイク担当のレイチェル・ヒューズが撲殺死体で見つかる。仕事場のトレーラー内では、鏡に打ち付けられた跡があり、そこから発見場所まで引きずられた跡があった。レイチェルは前夜誰かと会う約束があったというが、住んでいる場所が判らない。レイチェルはDVをきっかけに夫ライアンと離婚手続き中で、接近禁止命令の出ているライアンがレイチェルを訪問していたことが判る。さっそく身柄を拘束するが、俳優の夫は映画の出演が決まってレイチェルから髪を切りたいと招かれたと主張する。しかしライアンはレイチェルがDV被害を相談しているドナを脅していた。ドナからレイチェルの自宅を突き止めたところ、中は荒らされブロンドの毛髪と血痕が残っていた。ライアンは2カ所で犯行に及んだのか?ブレンダは自宅に残された台本から、同じように恋人のDV被害に悩む女優を助けようとしていたことを突き止め、自宅に連れ帰られた被害者を救い出す。その恋人はレイチェルの仕事場に張ってある免許証から自宅を知り、レイチェルを殺した上、恋人を連れ帰ったのだった。ブレンダの両親がキャンピングカーの途中にLAに立ち寄る。結婚式を待ち望む父親にブレンダはまだその時期ではないと答え、フリッツはブレンダに来年の2月までに結婚すると宣言する。今週も新聞記者のリカルドがブレンダをやり玉にあげようとキャンペーンを行っているらしい。ポープとテイラーはマスコミ対策にはいつも弱腰で、「じゃあ私にどうしろと?」というブレンダの言い分も判りますね。まあ、そういう仕事は上の者の役割なので。それにしてもこのリカルドは警察を相手にすることしか考えることはないのかしら。事件は深刻なDVの結果で、容疑無しとして釈放されたライアンは興奮しやすく態度も横柄でした。ポープはいずれまた捕まるだろうと言いましたが、こういうことこそリカルドは取り上げるべきでは?パパママが来るときはいつも突然ですが、合い鍵を渡していたのでしょうか。(笑)フリッツは自分がお守りになるのを自作自演で逃れるなんて、ほんとに情けない。どうせ大した仕事をしていないくせに。でも気持ちは判ります。(爆)その替わり、ウィリー・レイが来るとプロベンザがお供を志願する。ママもまんざらではないので、パパは機嫌が悪い。プロベンザが4回も結婚したと聞いてさらに印象悪!ブレンダは結婚は先延ばししたいが、フリッツは早く結婚したい。ん~男心は判らないなあ。それほど自分のものにしたいのでしょうか。愛しているから?ともあれ、結婚するまでにはまだまだ山あり谷ありのドタバタを見せてくれるでしょう、期待します。おまけ。ダニエルズと別れたばかりだというのに、ガブリエルは撮影所のスタッフに色目を使って男って奴は。
July 28, 2009
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『東ロサンゼルスの悲劇』珍しくサンチェス刑事メインのエピソードですね。彼のプライベートや家族は今回初めて見たように思います。普段は無口で胸に熱い思いを秘めた男サンチェスが激しい面を見せ、Raymond Cruzの演技に圧倒されました。本当にすごかったですね。休日で自宅にいるサンチェスが銃声を聞いて飛び出していくと弟のオスカーが倒れていた。目撃者のエレナによると、いきなり撃たれ青い車が走り去ったという。サンチェスの迅速な対応にも関わらずオスカーは命を落としてしまい、ポープは全力を挙げて最優先で犯人を逮捕することを約束する。しかし、悲しむよりも犯人逮捕に気持ちがはやるサンチェスは、自ら捜査にかかわろうとしてブレンダに休むよう命令される。エレナはオスカーのガールフレンドで、ギャングの復讐を恐れ証言があいまいだ。捜査班はかつてサンチェスが担当したギャング事件の容疑者に注目するが、周辺の聞き込みでも何も手がかりを得られない。やがて情報提供者が現れるが、それはサンチェスが脅して警察に出頭するよう手を回した者で、エレナの証言は嘘で、彼女の元彼にパペットというギャングがいるという。パペットを探し当てたところ、案の定サンチェスが単身乗り込んでいたために、ブレンダは強い態度で自制を求める。どうやらタオがサンチェスを押さえられずに情報を漏らしていたらしい。パペットは仮釈放中で、自宅から現場で見つかったのと同じ銃弾が見つかるが、もうギャングから抜けていて、オスカーも殺していないという。肝心の凶器の銃が見つからないことから、ATFの潜入捜査官に情報を流してもらったところ40口径の銃を売った男がいるという。その銃は凶器と確定されたが、売ったのはパペットではなくギャングのグズマンだと判る。エレナはグズマンを見て犯人ではない証言する。しかし、廊下で待っていたグズマンの弟を見かけて犯人だと証言したため、ブレンダは弟を取り調べる。オスカーを殺した理由は、たまたま兄と対立するギャングを捜していて、オスカーの被っている帽子がグループのものなのかどうか見せろと言ったところ、断られたためにただ腹を立てて撃ち殺したと自供する。サンチェスはその帽子をオスカーの誕生日にやったばかりだった。始めは、自分しか犯人を捕まえることができないとはやるサンチェスの勢いに、みんな押され気味でしたが、最後のサンチェスの号泣に私も思わずもらい泣きしました。プロベンザにすがりついて「俺のせいだ」というサンチェスはあまりにも気の毒すぎます。これまで地元の若者がギャングに入らないように心を配り、弟も正しく導こうと心を砕いていたことでしょう。せっかく大学に入学する優秀な弟だったのに、たまたまプレゼントした帽子が仇となって、弟が無念に殺されることになるとは。何という悲劇、不条理でしょうか。サンチェスの慟哭に、彼のこれまでの人生、地域の抱える問題など様々なものを感じました。とにかく、すばらしい演技でしたね。今回、また登場した新聞記者のリカルドはコミュニティで起こる殺人事件について、警察は何もしてくれない、関係者だと最優先で捜査するのかと食ってかかっていました。ブレンダに言われても困りますが、命令なのだからしかたない。それでも、最優先を決めるのはメディアだという答え方でした。仲間の身内が殺されたとなると、さすがチームワークが大切な警察ですね、全員が病院に駆けつける。(ダニエルズはいたっけ?)お初はタオ警部補の奥さん、確か日本人のはずでしたね。演じているのはPatti Yasutakeさん、新スタートレックではアリサ・オガワ看護師。(爆)そのタオは、珍しく感情的になっていましたし、サンチェスに情報を漏らしてブレンダから大目玉をくらいました。普段はオタクっぽい人ですが仲間思いなのですね。ロス刑事は久しぶりでした。
July 21, 2009
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『本当の怪物』考えさせられるエピソードでしたね。誰が悪いとか誰のせいだとか、はっきりした理由がわからないだけに、重苦しい気持ちになりました。特捜班は重要失踪者として13才のセルゲイ・モンローを捜査することになった。セルゲイは5年前にロシアから迎えた養子だというが、事情を聞くと近所でも札付きの不良で、これまでにも連れのジェイソンと家出をしたり補導されていたという。家族もセルゲイの異常な行動に困っており、昨夜は姉のテレサの車を乗り回して大げんかしていたという。父親と隣のタフトが大けんかしていたことから、隣家の庭を見ると犬が埋めてあった。実はセルゲイはテレサの車でタフトの犬をひき殺していた。ここに来てセルゲイらはタフトを恐れて逃げているのだろうと考えたテイラーとポープは重要失踪者の訴えを取り下げる。両親は2人が下水道に逃げ込んでいるかも知れないというので捜索したところ、セルゲイが頭部を殴られて死んでいるのが見つかる。凶器は特徴のある工具のようだ。やがてジェイソンも自宅に隠れているのが見つかったために事情聴取すると、セルゲイに脅されており死んだことを知らなかった。ブレンダはセルゲイが姉の車を修理していたという話を聞いて、凶器を特定し、セルゲイの留守電に残っていたメッセージから、テレサを逮捕する。両親がテレサの尋問に付き添ったが、娘を守るためについ息子の殺された時刻を知っていた犯人はメッセージを残すはずがないと口走ってしまう。ブレンダの追及に父親は、これまでセルゲイの問題行動を更正させようと心を砕いたのに、隣人の飼い犬を平然と殺したのを見てついにかっとなってセルゲイが持っていたハンマーで殴ってしまったと認める。しかし2発目はより強く殴って致命傷となった。家族を守るためだったという。失踪届を出したのは、セルゲイが死んでからだった。小動物に対する虐待や家族への思いやりのなさ、近所への迷惑行為、心の闇を表すような落書き、マリファナ所持にジェイソンへのいじめ(心理コントロール)などなど、単独ではまだ事件にはならないかも知れないけれど、将来どうなるのか空恐ろしい少年を養子に迎えて、両親は本当に悩み抜いたと思います。セラピーや専門のプログラムも受けさせたと言っていましたが、セルゲイに対してすでに家族のできる限りのことはやってしまった。「どうして?」そう思い悩んだ父親が、衝動的に殴ったのは理解できます。姉の身を守らなくては行けないと本気でに思っていたでしょう。難しいですね、育て方の問題とはとても思えないです。この少年に一体何ができただろう、誰に相談したら良いのだろう。ブレンダにも答えは出ませんね。フリッツは新しい家を郊外の良い学校のあるカラバサスで見つけてくる。んー確かに、地図で見たら遠いです。(爆)ブレンダは2人の職場の中間(都心)で良いのではという、ということは子供は持たないつもりということですね。それはまだフリッツにとって決断できることではないので、借家暮らしを続けることにする。子供が生まれる前から将来を見越した人生設計というのは、フリッツらしいということでしょうか。今回は久しぶりにポープとフリッツの対立がありましたね。13才少年の失踪はFBIの担当となるというのは、「Without a trace」でもおなじみですが、ギャングのことから失踪事件まで僕が行くというフリッツは自由に動きすぎかも。ただ、彼の捜査を続けるべきという言葉が正しかったわけで、ポープが謝りましたね。ブレンダの公私混同と言われてもしかたないところをみんなよく我慢しています。(爆)
July 13, 2009
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『崖っぷちのプロベンザ』今週は、おなじみのプロベンザ&フリンのオヤジコンビシリーズかなと思いましたが、原題を見て爆笑しました。夫殺しの依頼でどうしてプロベンザが選ばれたのか判りませんが、確かに「ダイアルMを廻せ」のプロットになぞらえて、リッチな○カ妻といい仲になって、しかも殺しを引き受けたプロベンザが主役でした。わざわざ特捜班が出るだけの事件だったのかどうかは別として、プロベンザ・ワンマンショーに腹を抱えて笑いました。その分、先週のフリッツとの衝突は、お預けでしたね。カーディーラーで裕福な夫を持つアンジーは、潜入捜査でヒットマンを装ったプロベンザを雇い、夫を殺したという嘘の報告で金を渡す。張り込んでいたブレンダたちがアンジーを依頼殺人で逮捕するが、その際証拠となるビデオテープと夫の財布を積んだプロベンザの車が盗まれてしまう。アンジーは夫の金を盗んで依頼金を支払った可能性があり、捜査に協力した夫のアレックスからは金を返せと迫られる。ポープは48時間以内に事件が解決しなければ、プロベンザを首にするとブレンダに迫る。その後釈放されたアンジーが夫のオフィスに出かけて行ったところ、アレックスは射殺死体でみつかる。ブレンダたちが尾行していたために、アンジーは犯人でないことは明白。やがて車を盗んだ男が見つかるが、証拠品のビデオテープは肝心のところが上書きされており、プロベンザは窮地に追い込まれる。アンジーの払った金は本物の金ではなく、オフィスには隠し金庫を設置したことが判明したことから、アレックスの弟の立ち会いの下で金庫を取り出し、中から凶器の銃と残りの金を発見する。隠し金庫の暗証番号で弟が嘘をついたことが判ったため、ブレンダは得意の尋問で弟を追い込んで自白させる。一方、アンジーは犯人が捕まったと聞いて安心したのか、つい依頼殺人の事をプロベンザに口走ってしまいこちらも逮捕。プロベンザはポープに終生現役を宣言する。アンジーは金庫の暗証番号を弟から教えてもらって開けたのなら、弟が返したという残りの2万ドルはどこにあったのかよくわかりませんでしたが、事件は単純でした。何よりも、夫が死んで「私、大金持ちよー」とストレートに喜ぶアンジーが最高。しかし何でプロベンザ(ジョージ)に惚れ込んでしまったのか、夫のシャツまで着せて。夫からシャツを返せと言われて、むっとするプロベンザもおかしかったが、車を盗んだ男に白状させるため、ブレンダ・ママの写真を持って行って「お前の娘か!」と言われるなど、いちいち細かく笑わせます。(笑)チームでは2番手、給料もブレンダの次に高いらしいですが、実力主義の特捜班において、彼のような人間がポープの脅しに耐えつつ2番手でいることが、チームのバランスを取っているのかなと思いました。ちなみに、プロベンザが絶対に刑事を辞めないという理由は、最初の妻に年金を折半するという契約をしたから。だから人生の終わりは警官としても終わり。これは、ポープも同じ立場らしく、今回は妙に意気投合する2人でした。プロベンザとフリン併せて結婚は6回。ということはフリンも2回結婚したのか。「殺したいという気持ちは判るがな。」by プロベンザ「あなた(フリン)、女が嫌いなんでしょ。」 by アンジーさすがのブレンダもアンジーは苦手のようでしたね。ツバ広の帽子でUV対策しているところは、さすがに南部の女性という印象でした。
July 6, 2009
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『取引不成立』以前、捜査を取材したタイムズ紙のリカルドから銃撃事件の通報があり、特捜班が現場に駆けつける。身元不明の男が射殺されており、身体にカメラと無線機を付けていた。ブレンダは潜入捜査中の捜査官という線でダニエルズに探らせるが、男の履いていたカスタムメイドの靴から不動産会社の元営業マン、ベンジャミン・マスターズと判明する。妻は夫が首になっていたことを知らず、今も不動産の仕事をしていると言い、実際借金を急に返すなど、裏家業に手を出してる様子である。携帯の履歴からベンジャミンはFBIの捜査対象となっている麻薬組織の一員ディーンと連絡を取り合っており、ブレンダはフリッツに捜査権を譲る約束をする。一方、無線の受信範囲でベンジャミンの仕事場を突き止めた捜査班は、わざとリカルドに嘘の情報を報道させ、ディーンが戻るのを張り込む。ベンジャミンは運び屋の仕事をしていて、そのブツをディーンに盗まれたのでボスに報告しようとしていた。案の定現れたディーンを取り調べたところ、殺しは認めたがFBIの取引を飲むと言ってブレンダは引き下がる。しかし、ディーンは命の危険を冒して情報提供者になるよりは終身刑を選ぶと言って、フリッツに取引を断る。今回ばかりはさすがにフリッツもブレンダの自己中心的な行動に激怒する。忠犬フリッツも、たまに飼い主(否)に噛みつきはしないけれど吠えかかるというお話。(汗)3年がかりで調べ上げた組織犯罪のとっかかりを掴んで、ついにボスを捕らえる事ができるかという事なので、怒る気持ちもわかります。それも手を引くと言っておきながら、仕事場の情報をFBIに教えずに張り込みで無駄足を踏ませたとなると、単にブレンダとフリッツの関係だけでなく市警とFBIの関係も悪化するでしょうし、これを一人抱え込むことになるフリッツがもはや「Mr.ジョンソン」とからかわれるだけで済むのかどうか。嫌みな同僚はこれまでも出てきたので、たまには支局長レベルの大物が出てきて欲しいものです。ブレンダがもう一つ頭を抱えたのはガブリエルとダニエルズの痴話げんか。なんだ別れたのか。でも、それを職場で見せちゃだめですって。ダニエルズの方がかっかしているように見えましたが、ガブリエルがテイラーの後ろ盾が付いているだけに、彼女も必死なわけですね。それでガブリエルは彼女を転勤させてはどうかとブレンダに進言するわけですが、これは女性上司としては許せませんね~ブレンダにとっては人間関係や組織の結束よりも結果が全てな訳ですから、男のメンツを言う政治家志望の見習いには「あなたが異動したら?」と言うのも当然。傑作だったのは、取り調べルームでの2人のやりとりを楽しんでいたプロベンザとバズ。(大爆笑)これには「職場恋愛は嫌い!」というブレンダの雷が落ちて、どうやら収まりそうですがいずれにせよ、まだまだ青い2人ですね。今週は、久しぶりにプロベンザのワンマンショーが光りましたね。「ドラムロール」「サンキュ・ユウー」あと、靴はカスタムメイドだといって、すかさずフリンが老人用かと茶々を入れ、車探しの時も新人じゃあるまいしとこぼすプロベンザとフリンのもみ合いをサンチェスが止めに入ったりと、新品なら市警の備品じゃないとか、笑わせてくれました。でも、一番笑ったのはタオの「マイ・キット」。もったいぶってハンカチを広げて、めん棒と何やら薬品を…「あれのバッグは何だ?」「多分、タオの洗面ポーチでしょう」法的にブラフが認められるのかどうか知りませんが、もう、最高です。
June 29, 2009
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『許されざるゲーム』シーズン4はなんだか邦題が固いですね。担当者の人が変わったのかしら?今回は、父親の警察権力を笠に着て、cherry picking gameという卑劣きわまりないレイプ事件を重ねている高校生の犯行に、ブレンダが敢然と立ち向かったシリアスなエピソード。だから、お笑いは一切無しです。レイプ事件が立件しにくく、被害者が泣き寝入りすることになる理由などがよくわかりましたし、手口を聞いてもこれが高校生かと空恐ろしく、犯人には怒りを禁じ得ません。日本にもブレンダのような捜査官、警察官がいてくれたら…切に願います。16歳のミシェル・クラークが自宅で首をつって自殺した。テイラーに協力を求められたブレンダは、ミシェルが1週間ほど前に友人たちにドラッグを飲まされてレイプされており、しかも犯人の中に警察の関係者がいて慎重に捜査中だったと聞かされる。テイラーによると、犯人のダレン・イェーツは父親がロス郡保安局の次長でDNA検査を進めようとして邪魔立てしてきたという。ブレンダは事件を苦にしてミシェルが自殺しても、もはやレイプでは立件できないが、罪悪感を感じるテイラーから自殺ではなく殺人事件として捜査して欲しいと頼まれる。窓枠には男物のスニーカーの跡があり、家の警報機が切られていたという。検死結果、被害者には手錠をかけられかなり抵抗したような痕があり、レイプされていたのは間違いなかった。さっそくダレン親子から話を聞くが、父親が介入しミシェルの死んだ日のアリバイがあるという。実は3月にも高校近くで性的暴行を受けたという10代女性からの通報があったが、犯人の父親が関係者で取り扱えないという無線交信が残っていた。ブレンダは残されていた聴取ビデオから名前の出たダレンの友人の高校生たちを強引に逮捕し、ダレンは当日彼らとドライブしていたと聞き、父親のアリバイとの矛盾を崩すことにする。捜査班は立件は無理だと消極的な雰囲気だが、ブレンダはとにかく強引にダレンの家の捜索令状を取る。ダレンは少女たちと関係を持ってその数を競う「チェリー摘みゲーム」をしていたという。ダレンのSNSのページにアップされた少女たちの写真から3月の被害者がアリー・ミッチェルであることを掴んだブレンダは、レイプ事件の証言をしてもらうことにする。しかし、ダレンに深く傷つけられたアリーは証言を断り、自分を責めるような言葉を口にする。ブレンダはやむなくダレン親子を呼び、強力な証拠無しに供述に追い込むことにする。まず、父親をアリバイで嘘をついたとして逮捕し、弁護士無用と言っていたダレンに、彼が入学が決まっていた大学のトレーナーを使ってミシェルが首を吊っていたことを追及。ダレンは終始、殺人を認めなかったが、ブレンダの厳しい問い詰めにミシェルと手錠を使ってSEXをし、レイプしたと口にしてしまう。レイプについては被害者が死んでいても、犯人の自白で立件できるので逮捕する。アリーも勇気を持って証言することになったので、犯行の常習性を付け加えることができそうだ。とにかく、ダレンの父親が輪をかけたようなむかつく奴。バカ息子がどれだけかわいいのか知らないが、同じ警察官としてブレンダに「噂通りのbitch」だの、「honey」だの、この親にしてこの子あり、という感じですね。まあその自信過剰なところで、弁護士不要で乗り切ろうとしたのでしょうが、ブレンダもそこに勝機を見て、尋問だけで自白させるという「クローザー」の面目躍如の活躍でした。途中、知り合いによるレイプ事件の場合は裁判で「合意」と見られたり、被害者が振られた腹いせに、レイプされたと訴えて出たと見られるなど、被害者にとって酷な場合が多く、アリーのように、普段デートに誘われない大人しい女性がデートレイプされても、「誰がお前なんかレイプしたいと思うものか、信じるわけがない」などと言われて心身ともにぼろぼろになってしまう話があって、胸が痛みました。しかも、父親が警察の有力者ではもみ消されたり、被害者を攻撃するセカンドレイプの恐れがあり、なかなか訴えることができない。だからこそ余計にブレンダも有罪に持って行きたかったのでしょう。それで被害者の心が癒されるわけではないですが、犯人を放置するのもできないですよね。18歳のダレルは成人として裁かれ、むくつけき野獣の群れの中に放り込まれるのでしょうね。「あなたのお仲間からcherry picking gameのリストに挙がるわよ」とは恐ろしい。でも自業自得でしょう。それでも今回はあれだけの明確な目的を持ったレイプだったからこそ、追い込めたのでしょうね。ミシェル役は「デス妻」でスーザンの娘ジュリーを演じるAndrea Bowenでした。難しい演技だったと思います。
June 22, 2009
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『取り戻せない日々』仮住まいといえ、佳き日まで婚約者と愛を育む場所でLOVE×2なブレンダとフリッツ。先週のキャンドル効果があったのか?あまりにご機嫌なブレンダは仕事場で「どうかしたのか?」と言われ、ポープの前でお尻を振り振り。それに対して、ついついがんばってしまったフリッツ…て、それはやり過ぎでしょうー。いくらうれしかったといっても、そこまで尽くさなければならないのか。(泣)役者さんも結構やばかったのではないかと思いますが、おおかたの予想通り古傷の背中を痛めて寝たきりになってしまったフリッツをブレンダはそのまま「放置」かい!(大爆)忠犬なら、獣医さんのところへ連れて行くものでしょうに。それにまだ引っ越し休暇中なのかしら、フリッツ、仕事は?!しかも、ブレンダに"Nooner"のために戻って来いって?それでも本当に幸せなら良いのだろうけど。笑いと同情を得るために最後まで寝たきりのフリッツでした。路地に倒れていたひき逃げ被害者ロイ・ウィルキンソンは、かつてフリンが担当したカーリー・メイハン殺しの犯人で、仮出所中。本当は殺人罪で起訴したかったが、過失致死の判決を受けフリンは今も納得がいかない。しかも、カーリーの両親は有名な映画プロデューサーで、事件をかぎつけてマスコミがやってくる。そんなことはつゆ知らず("Not in Atlanta")、ブレンダはマスコミ対策をテイラーに任せ、現在断酒会のメンバーであるロイがなぜ酒を飲んだのかを気にして聞き込みへ。ロイが仮出所後生活していた更正施設では、ボランティアの世話係から事情を聞く。ロイは最近嫌がらせを受けたり、仕事を解雇されたばかりだという。タオがひき逃げ現場を再現して、轢いた車がまた戻ってきて2度轢いてとどめを刺した、という事実を指摘。あきらかに殺意があったようだ。ブレンダは、まずカーリーの両親を疑い、事情を聞き車を調べようとするが、マスコミを気にするポープがそれを止める。フリンも懇意の両親を気遣い、ロイは死んで当然と反対する。しかたなく署に来てもらって話をするが、メイハン夫妻は態度を硬化させて令状がなければ車を調べさせないと言う。手がかりがなくなったかのように見えたが、ダニエルズがロイが死亡保険に入っており、受取人が厚生施設の世話係であることを見つけ出す。また、担当の保護観察官は、ロイの仕事場にメイハン夫人が現れては「娘を殺された」と邪魔をするので仕事が続かないという話をする。ブレンダは、令状を得て一気にメイハン家の家宅捜索に及ぶが…2つのタイヤ痕の謎を解き明かしたタオがはしゃぐはしゃぐ。(笑)普段も「結論から言え」と言われていますが、今回は数体の人形をプロベンザに轢かせて見せた上で、ブレンダを一周歩かせて結論を見せた。"Speed Bump"というのは、住宅地の道路でスピードを落とさせるために、道路にわざと盛り上がった部分を作るというものですね。おなじみのダミー人形は今回はSpeed Bumpにされてしまって。(泣)冒頭、テイラーに対してガブリエルがひそひそとダニエルズのことを話していましたが、ブレンダには言えない事もテイラーには言えるのね。2人の間の微妙な雰囲気はみな気づいているようですが、本当に何なのでしょう。そして、政治家志望のガブリエルは、ポープ対ブレンダの言い合いになるとポープに従う。かわいくない奴。(笑)そしてフリンがロイの出所に嫌がらせで花を贈るなど失態があり、ブレンダが激怒しておりましたが、ここでもどんな被害者でも平等に扱われるべきという彼女のポリシーは健在でした。更正施設ではアルコール依存から抜け出せない入所者たちがいて、それでも立ち直ろうと努力している彼らをカモにして、世話係が4人を生命保険に加入させ、そのうち3人の殺しを行っていた。証拠がないために、まずは取調室に2人を放置して様子を見るブレンダ。自白させるにはどちらかを主犯に、もう一方を共犯にして取引をすると持ちかける。ここでのおばさん2人のキャットファイトはすごかったですね~結局、欲深さが物を言いますね。(爆)被害者はアルコール依存なので酒を勧められれば断り切れずに飲んでしまう。死んでも誰も困らないじゃないか、彼らはただ飯食っているだけじゃないかという世話役を、ブレンダは見事陪審員に委ねました。世話役のおばさんも、メイハン夫人の人も良く顔を見る人でしたね。何気なくフリッツに痛み止めのヴァイコディンを手渡してしまい、「アルコール依存症患者には酷」と言われたブレンダ。見えないところで努力している人たちには放置じゃなくて、添い寝することが大事だと悟ったようです。罪悪感もあったのでしょうね。でもフリッツ、本当にずっと寝たきりだったのか、疑問ですけど。(爆)
June 15, 2009
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『消えない炎』シーズン4プレミア。燃えさかる山火事をバックにブレンダが戻ってきました。まさか、防災対策本部の本部長をまかされたのかと思いましたが、火事で人が死に、放火によるものかどうかを探って欲しい、しかもマスコミの記者が捜査の過程を張り付いて取材するという大役を仰せつかったブレンダ、さすがに彼女も大火の前では怯えています。そして、あの人が再登場!今シーズンもハイテンションでスタートです。グリフィス・パークでの山火事で焼死者が出たことから、現場応援中の特捜班(PHD)は火事と死亡原因との関係を調べる事になった。被害者は消防士2名とハイキング中の女性、そしてゴルフ中の男性。さらに、消防士のメリックが運び出した黒こげの女性の遺体の5名。メリックはホームレスらがたむろしている場所から救い出したという。ブレンダは現場の野次馬の中に、かつて放火殺人の疑いをもたれたクローリック(Fatal Retraction)の姿を見かけ、すかさず手配する。クローリックは前回の不当逮捕で州を訴えており、和解に持ち込む直前で、ブレンダは慎重に対応したいと記者のリカルドに釘を刺す。検死では、身元不明女性は頭部を殴られて死後アルコールをかけて燃やされており、身なりなどからホームレスではないという。やがて特捜班の前にクローリック本人が姿を現し、ブレンダに犯人捜しを手伝うと申し出る。実はリカルドが勝手にクローリックを探し出し、情報を漏らしていたのだが、ブレンダはクローリックの要望を飲んで、火元の現場を見せることにする。クローリックは周囲の草を刈り取っていることなどから、火の扱いに知識がある者が遺体を焼くために火を付け、偶発的に広がったという。被害者の指紋から女性は元恋人にストーカー行為を働いたことのあるリンダ・ハレルと判明。自宅で争った形跡があり、荷物やPCが持ち去られていた。おそらく、自宅で殺されて彼女の来るまで現場まで運ばれたと思われるが、火事で現場が封鎖されていた時に犯人はどこへ逃げたのか、疑問が残った。しかしリンダの電話の着信歴に残っていた番号から、特捜班は犯人を掴む。クローリックはブレンダの仮住まいに姿を見せ、和解金をもらったら二度と現れないと言って去っていく。あれからブレンダの自宅をゲイのカップルに売って、適当な値段で新居に入る前に仮住まいすることになった2人、相変わらずのドタバタです。大家さんがペットを飼ってはいけないというのに、キティがいるのを隠している。しかも、6週間経っても荷ほどきせず、トイレも故障中。フリッツは大家さんに直してもらうつもりで、最悪シャワーで用足しを…(ぎゃ!)トイレの修理、猫の痕跡隠しなどなどやっかいなことは全てフリッツに押しつけていました。キティの性別を間違うのも相変わらず。高い保証金でどうやら飼うことを認めてもらったようですが。チームで気になるのはダニエルズとガブリエルの関係。妙にprotectiveなガブちゃんは、ん~もしかしてダニエルズはおめでたとか?その他、プロベンザはブレンダの次、ナンバー2の位置をキープしているようで健在。生意気で勝手なリカルド相手に敵意むき出しのサンチェスが元気が良くて見せ場がありました。フリンは、宿敵クローリックには良いようにあしらわれてしまう。MEのDr.モラレスも変わらずですね。干からびた遺体をふやかして、皮膚を剥がして手袋にする…というのはBONESなどでもおなじみ。しかし、素手でやるの?!ところで、ブレンダに執着を見せるクローリックがブレンダの引っ越し先を知って、なおかつこれでお別れだ、とライターを置いて行ったのは気になりますね。あれはいつかまた現れるということなのか、せっかくの新居なのに嫌~な気分が残りました。それにしても、クローリックの残して行ったキャンドルを見てフリッツが「君がこんなロマンチックなことをするなんて一体どうしたことか」と言っていたのがツボ。やっぱり逆転していますね~この2人。今シーズンは仮住まいで大家さんとか2階の住人がちょくちょく出てくるのでしょうか。
June 7, 2009
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拡大版のシーンフィナーレ。そしてクリスマスエピソード。シーズン2ではママが、シーズン3ではパパが来て、次第にファミリードラマの趣きにになってきましたね。(笑)テイラーの指揮する殺人課では、11ヶ月間に渡って現金輸送車を狙った連続強盗殺人事件を調べている。最近は特に凶悪になり、オートマチックの銃を乱射し、死者2人が出たことで、ポープは特捜班に担当させることにする。襲われた輸送会社は何社もあるが、最近2件はTAS社でブレンダは内通者がいる可能性も考える。軽傷を負った運転手のウェスリーが病院から姿を消したため、自宅を見張っていると少年が逃げ出すのを見つけ逮捕する。ジョージア訛りの少年はウェスリーの弟グラディで、兄が強盗に関係しているらしいと言うことを話す。その仲間はR.J.とサンプスだと言うが、それ以上は怖れて話さない。ウェスリーがアトランタに戻ったことを知って、ブレンダはフリッツとアトランタの実家へ行くが、両親から仕事をするために戻ってきたと言われて、やむなくフリンとプロベンザを呼び寄せウェスリーの護送を頼む。しかし、LAに戻るのを怖れるウェスリーが空港でトラブルを起こすので、キャンピングカーでLAまで移送することにする。途中逃走しようとするウェスリーから自白を得るため、ブレンダはグラディが仲間に惨殺されたと嘘をつき、次に狙われる銀行の情報を流すように司法取引を持ちかける。LAに戻ったブレンダは、テイラーらにウェスリーを引き渡し、次の実行を待つ。ウェスリーはテイラーの仕掛けたマイクを外すと、ブレンダにメッセージを残し現場に潜伏し、R.J.とサンプスを撃ち殺す。しかし、ウェスリー本人も警備員に撃ち殺されてしまう。グラディは兄の死を知らされず、アトランタに戻るブレンダの両親が連れて帰ることになった。いつものように全編お笑い要素満載でテンションは上がりっぱなしなのですが、ブレンダの捜査は変わらずに厳しい。ウェスリーが撃たれてしまうのも予想できる展開でした。現場のねつ造映像ですが、プロベンザの言うようにあれは必要だったのでしょうか。何だか死を覚悟したようなメッセージでしたが、弟が生きていると知っていたのだから別の選択もあったのに、と思いました。TASの仲間の仇を取りたかったのかな。フロリダの息子宅へ行くのをキャンセルまでして娘と婚約者が戻ってきたと思ったら、仕事をしにきたのが見え見えで、パパママのがっかりもよく分かります。結婚する前からマスオさん扱いのフリッツは納得しているでしょうが、そりゃ~酷いわ。(爆)でも、キャンピングカーでLAへ行くことになると、急に元気になるパパ。自分に主導権が回ってきて良い調子です。運転手はママなのですね。自宅の飾り付けももの凄かったが(1ブロック先からでも判る)、キャンピングカーもクリスマス仕様でご丁寧に宿り木まで飾ってある。アメリカの主婦の鏡、マーサ・スチュワートも目じゃないウィリー・レイ・ジョンソン。衣装だけでも何回着替えた?その宿り木に気づいたプロベンザとフリンがお互いに嫌そうにくぐるなど、いちいち笑わせました。(プロベンザの派手なネクタイにも注目!)ウェスリーに手を焼いたブレンダが、自白させるために嘘をついたことを知ったママはショックを受けたようですが、最後は理解したようですね。娘は常に正しいことをしようとした。パパも一番厳しい決断はブレンダしかできない、その責任を常に負っている事を認めている。やはり娘を信じ愛する立派なご両親ですよね。あの両親だからこそ、ウェスリーも感謝し「あなたはラッキーだ」という。私も素直に見習いたいなあと思うことばかりです。グラディに対する気遣いはクリスマスエピソードらしかったですね。その他、アトランタの保安官事務所で自分のホームグラウンドだからと、得意満面のブレンダが門前払いを食って、フリッツのFBIの方が受けが良かったのは珍しい展開です。さすが田舎だからか。ジョージア訛りだとか、フリッツのNY訛りだとかが理解できると良いなあ。今回はブレンダ名義の自宅を売るためにフリッツが飾り付けているとか、コレクションのサインボールを売ることも構わないなど、これまで以上に内助の功を発揮しておりました。結局、あのゲイのカップルは自宅を買ったのかしら。家を売っても次の家が見つからないなら来シーズンは自宅探しがテーマなのかな?グラディのお守りでガブリエルとサンチェスがGood CopとBad Copを演じたのは珍しいパターンでしたね。新しいコンビ誕生か。テイラーとポープはすっかり悪者コンビ扱いでしたね。(笑)
November 11, 2008
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「重ねられたウソ(後編)」突然現れた被告人側の証人に、ブレンダとLA市警は窮地に追い込まれる。とりあえず、麻薬で過去のある(ユージーン)・トッパー・バーンズから話を聞くが、シェイファーが釣りをしていたという証拠のビデオを見せられる。ブレンダの宿敵でもあるガーネット検事は早速ブレンダに噛みつく。ダニエルズの意見で、オリバー・ヘンリーの未亡人から話を聞くと、眼科医シェイファーは財産となる金を持っておらず、金をつぎ込んでいた「セカンドハウス」を抵当に入れたという。現場を調べた特捜班は、そこでバーンズとぐるになって大麻を栽培していたのを発見する。一方、アリバイのビデオを撮影していたのがシェイファーの浮気相手の受付嬢だと知ったブレンダは、シェイファーの妻の車がアリバイ工作に使われていた証拠を掴み、シェイファーの妻から供述を引き出す。妻はシェイファーから財産を取れないと知り和解をすることにしたが、弁護士のヘンリーが大麻栽培を知って通報すると告げたため、夫から懇願されてヘンリーを殺したという。その時に、夫に疑いがかかるようにわざと黒のBMWを弁護士宅に止めていた。妻は主犯の夫について証言すると言う形でブレンダと取引し、形勢は一気に逆転する。ブレンダは、ポープから聞かされたフリッツの飲酒癖を巡ってフリッツに不信感をぶつけるが、自分も嘘をついていたと反論されフリッツを許すことにする。ラリー・キングなどの有名人が実名で出てくるというのは、お楽しみなのでしょうか。アメリカ人には受けるのでしょうね。最後はちょっと強引な展開かなと思いましたが、「クローザー」として妻を落としたのでまあ良かったのかな?それでも夫のため、娘のためとはいえ女性一人が薬で朦朧とした弁護士をプールに放り込むというのはかなり大変だし決心がいる事で、無事見逃されてもこの夫は一生妻に頭が上がらないですよね。だまって夫を逮捕させておけば良かったのに。まあ、「眼科医夫人」というナンバープレートを付けるくらいだから、セレブな生活に固執したのかな?こう言うところは、「クローザー」が「コロンボ」に見えてくる点ですね。ところで、大騒ぎしたフリッツの過去ですが、珍しく反撃されてぐうの音も出なかったブレンダ。「こちらはずっと我慢しているのに」と泣けるような話です。(爆)あの日は当然フリッツはFBIを休んで、ブレンダを待っていたのでしょうね。この世の中に珍しい男性ではないでしょうか。フリンもまたAA(アルコール更正会)に通っていたと告白し、自分に厳しく他人にも厳しいキャリア女性、ブレンダも多少考えを変えたのかも知れません。そして、パートナーはベッドでの期待に応えられるようなホットな男性でなくてはならない。ちょっと「バフィ」の時のスパイクを思いだしてしましました。(笑)
November 3, 2008
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前後編の前半。ハリウッドで有名な離婚弁護士、オリバー・ヘンリーが自宅のプールの中で発見された。ブレンダらは、遺体についた傷や薬物反応などから殺人を疑って捜査を始める。実は、オリバー自身が妻のバレリーと3ヶ月前に離婚したばかりで、弁護士のバレリーは保険金を受け取ることになっており、オリバーは仕事柄裁判がらみで恨みを買うことが多かったという。特捜班は、オリバーを脅迫したり付きまとったりした関係者の中から、現場で目撃された黒のBMWを所有しているドナルド・シェイファーを容疑者と見て妻から話を聞くことにする。妻のベバリーによると、眼科医の夫が病院の受付係と浮気をしていたのでオリバーに相談したが、夫とやり直すように勧められて、シェイファーもオリバーと和解したと言う。そのシェイファーは、オリバーが死んだときにトッパー・バーンズという友人と釣りに行っていたと良い、アリバイもあるという。しかし、特捜班はアリバイを確認できず、オリバーが弁護士を求めたためにブレンダは自白させられずに、シェイファーの車にあったオリバーの家の犬の毛を証拠として起訴することになった。裁判ではマスコミの注目が集まり、車の中を調べる令状に不備があったため、市警は苦戦を強いられる。さらに、見つからなかったトッパー・バーンズが証人として現れる…一方、フリッツと自動車の保険を一緒にしようとしていたブレンダは、フリッツが過去に飲酒運転で逮捕されていた事を知らされる。ブレンダがいわゆる「クローザー」の仕事を果たせなかったため、今回はいつもと違う展開ですね。裁判で証言するのも珍しいです。それもこれも、ブレンダがフリッツと自動車保険を安く上げようとして手続きに翻弄されたから、ということなのでしょうか。その理由が、フリッツの飲酒運転の前歴があったということで、現在は飲まない(そういえば、この間ブレンダ・パパにシャンパンを勧められて飲みませんでしたね)ところを見ると、もしかしたらフリッツにはアルコール依存の過去があるのかも知れません。それが2人の将来にどういう影響を与えるのかどうか、ちょっぴり気になります。それにしても、ブレンダの身体を気遣って冷蔵庫から甘い物を全部捨てるとか、「君は忙しいだろうから全部やっておいたから」と雑用を引き受けたり、フリッツは本当に世話焼きな男ですね。家事を何もしないだんなよりも良いのじゃないの?(爆)「フラープル」を説明するプロベンザが面白かったですね。フリンが「なんだか、インドでデイリー・クィーン(ファーストフードチェーン)のことを言っているみたいだな。(Sounds like something you'd get at Dairy Queen. In India.)」というと、「離婚弁護士のバカが支払いのためにクライアントの住宅に先取特権を置くことができる法律のことだ。」「お前、2番目の嫁さんの時か?」違う違う、とプロベンザが4本指を見せる。もう、お笑いですね。
October 27, 2008
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ブレンダは体調変化の原因を解消するために腹腔鏡による手術を受けた模様。退院しても傷痕が痛いんですよね~動かないとまた癒着するとか言われて、痛いのをこらえて歩くわけですが…脱線しました。復帰すぐに現場に足を運ぶブレンダは、部下たちにとってはやはり良いお手本でしょうね。逆に上司にがんばられると、部下はさぼれなくて辛いという面もありますが。キーワードは「ウルシ」でしたね。国土安全保障省(DHS)の監査官マギー・スコットが車ごと崖から落ちて死んだ。ブレーキをかけた跡はなかった。LA市警の購入した無線機にDHSから給付金が出ていることから、1月おきに会計監査に来ているという。その仕事ぶりは非常に厳しく、財務課のジム・ハンソンは仕事に追われて妻に逃げられたほどだという。検視ではマギーは車ごと落ちて、下からはい上がってきたところをまた落ちたと思われる。致命傷は頭を岩にぶつけたことだった。マギーの顔には催涙ガスがかけられていた。現場からマギーの携帯とノートパソコンが消えていることからDHSは機密が漏れる恐れがあると回収を要求してくる。ブレンダはタオにカーナビの入力先を調べるように命じる。車が落ちた場所は人気がなく、夫の話によると1週おきにLAに来ていると食い違うため、特捜班は不倫していたのではないかと考える。実は、マギーはかつてポープと関係があったのだが、ポープは半年前に終わったという。マギーの行き先の一つ、市警が無線機を購入したシヴィル・オーディオという会社の財務担当、ホワイトの話を聞いたブレンダは、やはりマギーの仕事ぶりは厳しかったと聞かされる。ホワイトは大金をかけて新居の改築を行っており、納入品の請求書を水増ししている疑いがあった。ブレンダはフリッツにマギーが携帯をかけた相手を調べるように頼むが、その結果、以前合同捜査で因縁のあるブラックバーとホーラッカー捜査官が現れ、全ての証拠をFBIに渡すように迫る。ブレンダは時間稼ぎをしてマギーのレンタカーをFBIに渡さないようにしながら、あえてFBIにホワイトの情報を流し、本当の容疑者の逮捕へと向かう。ポープは寂しいとか言い訳しないで、もっと影響のない手頃なところで済ませておけばよいのにね。結局、マギーはブレンダと同じように仕事が出来て、意志が強くててこでも動かないようなタイプだったわけですね。あの言い方だと、ブレンダはポープに誘惑された?ブレンダはそれを知って、始めは腹を立てたものの、腹に収めて秘密を守ってやる。特にPCのや携帯に「証拠」が残っては子供の監護権で問題になるので。まあ、これで本当に吹っ切れたでしょうね。ポープの駐車場に証拠の車を置いたのは、ブレンダの思いやりなのかな?(笑)フリッツはブレンダからあれこれ頼まれると、素直には聞けない。またミスター・ハワード・ジョンソンと言われるから。(爆)(規則が変わったというのはほんとか?)。プロトコルに従って、処理したため例の2人組が出てくるわけですが、家出は「俺に怒っているだろう?」とふて寝。「もう頼まないわ」と言うと、「どうせ俺って…」とぶちぶち。一応、FBIでは彼なりに盗聴など仕事はしているようです。職場では居心地悪いでしょうね。そして、例のテロ対策の研修が今回は大いに役立ちました。このためだったんかい!策士ガブリエルはさっそく立ち回って、ポープに予算カットによる人員削減を免除してもらうように嘆願。さすが良いスーツを着ているだけあって出来る男は違う。ともあれ、「LAPDテロ対策局 殺人捜査班」のお手柄でした。
October 20, 2008
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今週もまだブレンダ・パパママ居座り。ブレンダはやっと元の職場に復帰しました。フリッツはずっと休暇を取っているのかなあ。もう、すっかり「うちのムコ殿」になってこき使われています。(笑)男の好きな車の話題に適当に相づちを打ち、シャンペンはアレルギーがあるから飲めないというフリッツ。もう、ジョンソン家ではフリッツの人権はない。(爆)ママがまた良いですね~結婚式だとか子作りだとか、母親として心躍るのでしょう。「チクタクチクタク」とブレンダの「女の時計」を強調するのは母親でなければ言えない言葉。きっと孫は諦めていたのでしょうね。「私は早めの更年期障害なのよ!」というブレンダに少しは怯むものの、婦人科までついてきて、排卵誘発剤を飲むならまだ赤ちゃんの期待が持てると思ったのか、ママは「私がいるあいだにさっさと手術してしまいなさい。」あ~ものすごく判りやすいです。(爆)お出かけ観光するのも、お弁当を作ってくれる。「サンドイッチに15ドルなんてばからしい。これを持って行きなさい。」こういうお母さんは今時得難いかも知れませんね。パパはペラペラとガブリエルに婚約の話をしてしまうし(これはうれしくて)、ポープを目の前にして結婚するとバラしてしまう。ブレンダがポープと付き合っていたことは聞かされていたのでしょうね。そしてブレンダを選ばずに別の女性と結婚し離婚したことが気に入らないのでしょう。娘を泣かせるなんて酷い男だ、許せないぞ。おかげでフリッツとブレンダは引くに引かれぬ状況になってきた…中国系の女性経営者ピンメイ33歳が、事業で使っているバスの中で跪いた状態で後頭部を殴られて死んでいた。彼女のバス・ツアー会社は好調で、永住権も持っている。ピンメイはアメリカで事業を立ち上げると中国本土から夫とその父親をアメリカに呼び寄せていた。夫は妻の会社の手伝いをしていて、最後に白人の怪しい男を見かけたという。留守録にアメリカ男性のメッセージが残されており、ブレンダらはピンメイが浮気をしていたのがばれて夫に殺されたのではないかと疑う。やがてピンメイがクリス・コンロイという白人男性のLA妻のようなことをしており、会社の売り上げが異常に多いことから、コンロイの違法な商売の売り上げのマネーロンダリングに手を貸していたのではないかと追及する。コンロイは、ピンメイがアメリカに来たときに悪徳ブローカーから借金をしていたのを助けてやり、会社の運転資金も出していることを認めるが、殺害は否定する。一方、夫が中国行きの飛行機の手配をしたことを知り、身柄を拘束する。夫は殺したのはコンロイで、ピンメイが別れようとしていたことから次に自分が殺されると言う。しかし、飛行機に乗せようとしたのは彼の父親で中国に帰らせようとしていた。父親は嫁のピンメイの行動に恥を掻かされ、怒りのために殺したのだという。飛び立つ直前で父親を確保したブレンダは、親子2人にして話をさせる。ブレンダの精密検査の結果がわかり、ブレンダは更年期の症状を緩和する治療を受けることになる。チャイナタウンでの事件なので、タオ警部補が大活躍かと思ったら、4世なので中国語は話せないそうです。両親のLA観光の合間を縫って捜査を続けるブレンダは、上手い具合に両親を利用しておりました。ビバリーヒルズの有名人の家ツアーはアメリカ人でもするんですね。(笑)中国ギャングについては、ドラマを見ていてもヒスパニック系、アメリカン-アフリカ系の次に出てきますね。チャイナタウンはLAPDの本部のすぐそばにあり、タオ警部補じゃなくても、中国語の出来るメンバーが必要になるかも知れません。ところで、久しぶりにダニエルズが職場に戻り、ガブリエルの交際発覚で何だか微妙な雰囲気。どうして彼女の方に非難するような目が向けられるのでしょう。ブレンダの花柄ワンピースに赤いカーディガンがかわいかったです。あの年齢では真似するのがちょっとためらわれますが、いかにもブレンダというファッションですね。
October 13, 2008
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ついに、ブレンダ・パパ登場!あれもこれも頭に来ることが満載のブレンダが、一番扱いにくいのが両親、それもフリッツとの事では一番の障害になりそうなパパが来るとなると、これは一悶着ありそうですよね。しかし、予想通りの南部男だったな~「たどりつけばアラスカ」のモーリス役をしていた人(Barry Corbin)で、大ベテランですよね。前回、犯人を射殺したことでカウンセリングを受けるブレンダだが、通常の任務に戻る許可が出ない。ポープはブレンダにマスコミの取材に対応するよう命令し、ガブリエルを監視係に据える。レポーターのグレッグは市警の普段の様子を撮影するというが、逃亡犯の情報があると言ってブレンダたちに町を案内させ、その車が銃撃されてグレッグが殺されてしまう。ポープはブレンダが襲撃されたと考え、ブレンダにSWATの監視を付け、事件の捜査から離れるように命じる。そのころ、ブレンダの両親、ウィリーとクレイがブレンダを訪問していた。フリッツは父親のクレイと初対面なので落ち着かないが、ブレンダが襲撃されたと聞いて両親はそのまま家に泊まることになる。特捜班ではプロベンザが代理チーフとして捜査を開始するが、ブレンダは狙われたのが自分ではなくグレッグだと気づく。グレッグは嘘をついてネタをでっちあげ、恨まれることも多かったという。襲撃場所も匿名の情報によっておびき出されていた。グレッグが番組で取り上げたレストランの関係者が、犯行現場に写っていたことから特捜班は身柄を拘束するが犯行の証拠がない。ブレンダは監視をすり抜け、被疑者に自白させようとする。今回は、両親登場の分、事件は非常に判りやすかったですが、いちいち細かいことで笑わせてくれました。クローザー最高。やっぱりコメディ!特に、美味しかったのがSWATのロイ。普通監視任務に就く人は無口のはずですが、しゃべるしブレンダ・ママのおかげですっかり大きな顔をしてしまって。(笑)ママも、あの性格だから家にいる人は親戚の誰かだと思っていて、食事の手伝いをさせるわ、ディナーにも同席させるわ、とにかくSWAT2人はもう他人ではありませんね。(爆)パパは予想通り相当ごつい人で、愛する娘を遣りたくないはず。以前のエピソードでも今からパパが悪い奴を殺してやる、という剣幕でしたものね。「娘さんをください」とは言えなかったフリッツは殴られる(撃ち殺される?)事を覚悟していたでしょう。婚約のことはどうやって切り出すつもりだったのか、指輪がないのできっかけもないし。(爆)男なら犬を飼えと言われて、何やらロイの方が気に入られていましたけど、最後にお許しが出て善かった。パパもやはり娘を愛する善いオヤジでした。ママも本当にステキ、良いご夫婦です。特捜班の方は、ブレンダの留守の間プロベンザが指揮を執るが、年功序列にしてもメンバーに命令するだけ。あれでみんな不満はなかったのか。ブレンダの取り調べもプロベンザはフリンに押しつけてしまって、やっぱり苦手なのね。ブレンダを恨む人間はあまりにも多すぎて、調べるのには何年もかかりそう。ところで取り調べでガブリエルはついにダニエルズと交際していることを暴露しました。みんなの「ほ~」という表情が面白かった。ポープはこれを知って何か言ってくるでしょうか。そして、ブレンダが無事だと知ったときのリアクションに、やはり微妙な空気が漂う。(笑)ガブリエルはブレンダのお守り役を言いつかっていましたが、最近ではテイラーではなく非常にポープに忠実な面を見せている。やはり政治家タイプだな。ブレンダとしては、そこが不満のようです。さて、精神科医の許可はいつ出るのでしょうか。
October 6, 2008
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先週のアレは、やっぱりアレだったか。(涙)こういう犯罪捜査ドラマだとタフなキャラクターばかりが出てきますが、女性ならではの悩みもあるというのは珍しいですね。それでも、最後はブレンダ、大ピンチ?もう、ハラハラしました。そして、フリッツから待ちに待った?思いがけない言葉が?(爆)LAの海岸で、全身に”牛追い棒”によるアザだらけの女性の全裸遺体が見つかる。手足、首にロープで縛られた痕があり、暴行されレイプされている。身元は検事のメイソンの妻リサであることがすぐに分かるが、残虐な殺し方に、フリンは1998年~1999年に起こった連続殺人との類似点を指摘する。それによると、3日おきにLAの海岸線に離れて3人の女性の死体が捨てられ、しかもかかとに数字が刻まれていた。リサにはII」が付けられており、すでに被害者がいるだけでなく、60時間後にもう一人殺される可能性がある。ブレンダはメイソン検事が妻の行方不明を届けていなかったことや、夫妻がSMプレイの趣味があること、過去に殺された女性はみなパートナーが居る上での不倫や浮気をしていた可能性があることなどから、メイソンから情報を掴もうとする。やがて、1人目の被害者がすでにモルグに届けられていたことが判り、FBIも協力し身元を洗ったところ、レイノルズ夫妻が休暇に出たまま戻ってきていないことがわかる。レイノルズ夫妻のボートはヨットハーバーに停泊したままで、血痕が残っておりそこが犯行現場と思われる。妻は身元が確認されたが、夫は未だ見つかっていない。夫妻もまたSMの趣味があったらしく、ブレンダはメイソンから出会い目的のクラブの情報を得る。第3の被害者もクラブの会員の可能性があるが、会員数が多くて突きとめる時間がない。ブレンダは単身、タミーの前夫の話を聞きに向かうが…最後は身体を見ただけで、犯人だと判りました。(爆)例え聞き込みであってもバックアップを連れて行かなかったことはブレンダの落ち度なのですね。さらに相手はサイコな奴だと予想できたし、警官相手でも何をするのか判らない。それでも恐怖の中、痺れた身体でよく撃てましたね。以前のエピソードでもブレンダが襲われた事件がありました。しかし、相手は銃で撃たれても向かってくるなんて、どういう奴なんだ。ブレンダも言うように、本人の口から生い立ちや理由などを聞きたかったですね。まあ思い通りにはいかないものです。フリッツは、更年期と言われてへこむブレンダにここぞとばかりプロポーズ。だから家を探していたのでしょうね。しかし、これは微妙ですよ。チーフだって女。ブレンダも海辺の現場に帽子を被って行くのだから、焼けたくないんでしょう。人よりも早く自分はもう女じゃなくなるんだと思っているところで、それでも君しかいないんだと言われたら、やっぱりほろっといっちゃう。キーラ・セジウィックがお肉プリプリのセクシー女優じゃないだけに、その気持ちが妙に分かるな。フリッツもずるいというか、ロマンス小説並のありえない男。(爆)まあ、この先結婚するにしてもいろいろありそうですね。ダニエルズは国土保障省の研修に出張中で、未だにブレンダとガブリエルの間にはしこりが残っているようです。今回は、いつもブレンダの脚に注目しているフリンの粋なお見舞いカードがポイント高かったです。
September 29, 2008
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そうか、やはり先週のブレンダは単なる風邪ではなかったのか…16話でも出てきたLAのギャングのメンバーが撃ち殺された事件だったので、またサンチェスが大活躍。彼としては、ヒスパニックのコミュニティの若者がギャングに入り、犯罪と関わることにはとても心を痛めているのでしょう。ブレンダの指示に怒りさえ見せていましたね。(先日のガブリエルも同じ)でも、ブレンダの体調の変化に気づき、いたわっていました。普段無口なので印象的です。それにしても、こう言うとき、女性の上司というのはやりにくいですよね。そして感情的になると「やはり女性だから」と言われそう。ヒスパニック系とアフリカ系のギャングの抗争が激しくなっている最中、自宅の前で10代のジェシーとエンジェルが至近距離から25口径で撃ち殺された。目撃者はなく、ジェシーのいとこミゲルはアフリカ系のワン・ファイブに報復するべきだと騒ぐ。ミゲル自身はギャングではないが、地域を守るためには自分達で闘わなくてはならないとブレンダに迫る。将来を心配する父親カルロスは、これまで息子に野球に専念させてきたという。ポープもテイラーも抗争をこれ以上激しくしないように気を遣うが、ブレンダは対立するギャングの仕業ではないと感じる。サンチェスはミゲルを監視すると申し出、ブレンダはヘロイン中毒のジェシーの母親を尋問するが、報復を怖れて語ろうとしない。やがて、ミゲルはギャング団に入ってしまうが、凶器の銃の持ち主が割り出されると…犯人はすぐに予測できました。父親の思いが息子には通じなかったのが残念でしたね。ジェシー自身もミゲルにギャングにならないように苦心していたのに。サンチェスは前回もこの地域から出て行けと言ったように思いますが、そう簡単にはできない事情があるのでしょうね。ところで、ブレンダの体調の変化はもしかしてアレですか?微熱に汗にイライラ、お肌がヒリヒリ。そういえば、前のシーズンでも「もしかして?」という話がありましたが、今回は他にも心配な症状があるのかしら。先週ブレンダを医者に連れて行ったフリッツは、風邪を引いてダウンしているだけでした。スープもろくに作れないのか、と言ってはいけませんね。(爆)来たるべく結果によっては、2人の将来は大いに影響を受けそう?
September 21, 2008
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判りやすいゲストの登場で、ドラマは吉本新喜劇的ドタバタでした。(笑)それでもクローザーらしい小ネタがちゃんと織り込んであるのがさすがです。駐車場で男性の絞殺死体があると通報があり、手が足りない殺人課に替わって特捜班が駆り出されるが、メンバーは助成金目当てのテロ対策ユニットとして研修中。大量破壊兵器を扱うためのハザードスーツのまま参加したガブリエルらは、あと2日間のうちに、研修を終えなければならない。プロベンザしか自由に使えないブレンダは体調が悪く、イライラのし通し。死んでいたのは、個人トレーナーのグレン・クーパーで不倫相手のティファニーと食事をした後だった。目撃者で通報者だと思われる、駐車場の支配人ケニーは強迫観念症で、何かに怯えており証言を断る。ブレンダはフリッツの助言で、LAPD内で研修を続けさせることにして、ティファニーの話を聞くことにする。夫は妻の不倫を知らなかったというが、夫の会社からエリスという男に通話があり、しかもエリスの口座に大金が振り込まれていた。ブレンダはエリスが実行犯と見て、尋問するが…体調が悪いのに仕事は山積み。しかも、替わってもらえる人は居ない。頼りにしようと思った部下たちは研修でおかしな事になっているし、病院に行ったら待たされる。何もかも上手くいかなくて、「どうして私ばかりが」と泣きたくなる。そういうことは形を変えて、ありますよね。フリッツが心配して医者に連れて行ってくれたり、往診を頼むのは優しいと言えば優しいのだけれど、今欲しいのはそれじゃない。ただ、彼のアドバイスは役に立ちましたね。そして、ガブリエルの入れ知恵でプロベンザが職を失わないようにテロ対策班に出向したことで、やむなく職場で研修を続けるのだけれど、そこがいちいちお笑いになっておりました。あのFBIの指導教官は、タオが入れ替わったことを気づかないということは、どこか抜けているということでしょうか。バズの小ネタがまた可笑しかった。(PCをお掃除したり、「回りくどく言うのか?」とか)のんきなフリッツとは違い、カリカリするブレンダを気遣うプロベンザの獅子奮迅ぶりはなかなかのものです。ポープはガブリエルの約束をあっけなく破って、真相を話してブレンダの怒りを買いましたが、最近テイラーはブレンダに友好的ですね。まあ、彼らの仕事を引き受けてやったというgive and takeもあったと思いますが。とにかく、体調が悪くてもそんなことは言っていられない、困った目撃者のケニーに一芝居打って証言させるなど、相変わらずのブレンダです。今回は、絵に描いたようなブロンド・ビッチの妻に、筋肉バカのような実行犯で判りやすかったです。ガブリエルと一緒のブレンダに「モルモン教の人」と言ってみたり、ブレンダが男性とは無縁のキャリアウーマンだと言ってみたり。先週から登場の新MEのモラレスよりも存在感のあるテレンス。(爆)しぶとく生き残っていますね。フリッツとブレンダは結婚していませんが、夫がカリカリしている妻の話に耳を貸してやるのは大事なことだと思います。(笑)
September 17, 2008
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「敬老の日」に合わせたようなタイムリーなエピソードでした。(笑)日本もアメリカも老齢化社会の問題は同じだなあ…ハリウッド大通りで、車椅子に乗った老人を殺したという老人が逮捕される。老人は911に連絡したが名前を明かさず、所轄警察は日曜なので、面倒はPHD(特捜班)に押しつけてくる。ブレンダらも始めは老人の妄想ではないかと疑い、とりあえず話を聞くと老人は毒であと6人も殺したと言う。検死の結果、確かに遺体には他殺の疑いがあった。老人が挙げた6名の名前から被害者も老人もサマービュー老人ホームの住人であることがわかり、ブレンダはそこで老人(バクスター)が、ホームで仲間が殺されたという妄想を抱いていたと聞かされる。6名はいずれも自然死で火葬されていた。そのうちの遺灰からヒ素が検出され、ブレンダは身寄りも金もない老人たちがホームの都合で殺されていたのではないかと見て、責任者を取り調べるが…一方、フリッツと新居の下見に行ったブレンダは、すっかり気に入ってすぐに購入の手続きを取ろうとする。話としてはダークなのですが、妙に明るいですね。元新聞記者だというバクスターはプロベンザに逮捕されたことがあるという。家庭も顧みず、仕事一筋で今でも気骨のある老人で、ブレンダ相手になかなか頭が切れる。ホームから追い出されると行き場所がないのでプロベンザが宿を提供したり、ブレンダが事情聴取を取材するように勧めたりと、バクスター氏に対するリスペクトがありました。そういう時の2人のあうんの呼吸が良いですね~老人ホームネタで、サンチェスが白人社会を批判したり、プロベンザをからかったり、秀逸は、「ご見学ですか?」と言われるブレンダとプロベンザに爆笑。ポープはこの間から費用削減ばかりが頭にあるのか、何かとブレンダの邪魔をする。PHDはなんと、無給で日曜日も働くのですからすごい。ただ、先週処分を受けたガブリエルは停職も解かれ、招集がかかっても出てこない。呼び出されても気まずく何となくぎくしゃくしている。でも、最後はいつもの師弟関係に戻れて良かった。新しい検死官は若くて生意気な感じですね。演じるJonathan Del ArcoはスタートレックやNip/Tuckで印象的なゲスト役でしたが、ここではサブレギュラーとして顔を見せてくれるようです。身内の遺灰を犬用の骨壺に入れたり、コーヒーの空き缶に入れるなんて、酷すぎます。引っ越しでなくすのは、日本と違って仏壇がないからか?Round Fileにファイルする(ゴミ箱に捨てる)というのは、老人ホームのことでもあるのですね。ホームの責任者は儲からない入居者を殺すことで、みんなが助かるのだと暴言を吐きますが、寿命が延びれば孤独な老後を迎える人も多くなるので、考えさせられました。それは、ブレンダの(というか、フリッツの)家探しでもシンクロしていて、まるでブレンダのママのようなおばあちゃんが、一人暮らしが寂しいから自宅を売りに出すと嘘をついて、お客さんと話をしていたことを知り、ブレンダはおばちゃんをいたわります。そして、自分の両親の事も思いだして、電話をかけてみる。今の家は狭いけれど、パパとママを呼んで親孝行しよう。見習いたいですね。(笑)
September 8, 2008
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ネタバレ注意8歳のアフリカ系少女、ルビーが学校帰りに行方不明になる。通報を受けて、直ちにブレンダらの特捜班とFBIの協力も得て緊急捜査にはいるが、自動車の目撃情報などから性犯罪の刑で仮出所中のロジャーが逮捕される。状況証拠からロジャーが犯罪に関わっている可能性が高いが、弁護士を要求したためにブレンダは尋問を中止する。しかし、自供を焦ったガブリエルが一線を越えてしまう…驚きました!時間もいつもより長くて、ものすごいエピソードでした。事件では幼い少女が犠牲になり、胸をえぐられるような辛いシーンが続きましたが、とにかく「クローザー」が何たるかを真正面から見せてくれたと思います。またKyra SedgwickやCorey Reynoldsの迫真の演技だけでなく、犯人役の人がとにかくすごかった、と思ったら、この人、BONESで連続殺人犯エプスを演じた人なのですね。道理ですごいわけだ。怪優と言ってもよさそう。ちなみに、BONES繋がりでルビーの父親はBONESのグッドマン所長でした。少女の母親に必ずルビーを連れ帰ると約束したガブリエルは、若さゆえ、また強い正義感ゆえロジャーの物言いに逆上して暴行に及んだ。その時、AVルームで様子を見ていたプロベンザは直ちに録画を止めるように言う。彼にも若い頃の過ちがあり「今からガブリエルが法を破る」と助け船を出す。もしもこの映像が使われたら、それこそガブリエルは警察官の職を失うだけでなく裁判にかけられてしまう。しかし、ブレンダはそのことを後から知らされ、ガブリエルに厳しい態度で臨む。それはガブリエルの将来が問題になるだけでなく、暴力による自白証言は無効であり裁判で使えないから。とりあえず自宅待機にしたものの、43時間以内に立件できなければロジャーを野に放すことになる。しかたなく、過去にも少女の行方不明者がいて、ロジャーがその犯人ではないかと考えたブレンダは、ポープにガブリエルの件を秘密にするため、ロジャーの逮捕を遅らせる。そこへ、恋人の助命嘆願に現れたダニエルズ刑事はテイラー警視正に力を借りてはどうかと言う。警察内で起こった不祥事は見てみないふりかもみ消しするのが通常だとも言いたそう。しかし、いつもは対立相手のテイラーもこの時とばかりは身内を守るためにブレンダに手を貸した。ロジャーを殺人課で預かり、雑居房入れて囚人たちに任せた。刑務所でも小児性犯罪者は酷い目に遭う。案の定半殺しの目に遭ったロジャーはとにかくブレンダに話すから、と泣きついてくる。ブレンダはロジャーの言葉尻を巧みにとらえて、徐々に「合法的」に自白へと追い込んでいく。始めは優しく、いかにも共感しているような態度で。しかし、こちらが聞き出したいことを言わせたら最後、あとはどうなろうと知らない。(I don't care.)ロジャーの話はどこまでも、自分本位。嘘に嘘を重ねてとても真実とは思えない。自分がどれだけ酷い目に遭ってきたか、被害妄想になるくせに、突如自分を弁護し「彼女の方から誘ってきた」と主張する。この調子で自白を引き出すのはさすがにブレンダと言えども大変な作業でしたね。まるで詰め将棋のように、何手先の局面を描きながら一手一手犯人を追い込んでいく。しかも自白してもまだガブリエルの問題が残っている。このことがマスコミにリークされたら裁判で負けると思っていた矢先、ロジャーが獄中で自殺する。ガブリエルとしては、これで事件はもみ消されたと思ったでしょうね。でもブレンダはポープに相談し、行きすぎた取り調べでガブリエルの処分を決める。前のエピソードでも自分の正義を主張してブレンダに公然と反抗したガブリエルは、この一件でますますブレンダ離れをするのかも知れません。ブレンダとガブリエルの立場の違い、考え方の違いが際だって非常に見応えがありました。ルビー捜索の指揮官から、ロジャー逮捕の陣頭指揮へと、「クローザー」以外の面でもブレンダが大活躍でしたね。
September 1, 2008
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フリンとプロベンザの不良オヤジコンビによる爆笑エピソード、第2弾!今回は、死体を前に、先に埋めてから後で掘り起こそうとか、やりたい放題。もう、この2人が組むだけで最高です。しかも、そこまでしなくても十分に可笑しいのに、他にも小ネタがてんこ盛りで一々書ききれません。あー可笑しい。フリン警部補の元パートナーで私立探偵をしていたレイ・ホッジの葬式で、ホッジの棺桶からブロンド美女の死体が出てくる。教会の階段で次に結婚式を行う予定の花嫁は、犯罪現場として使えなくなったためにブレンダに食ってかかり、その様子がネットに流されてしまう。花嫁の親は結婚式を妨害したとブレンダを訴えるという。棺桶の女性は絞殺されており、体内のインプラントから、形成外科医ストーンの元で手術を受けていたスー・エメリーと判る。スーはコールガールで、ホッジの依頼人を密会の写真などで脅しており、フリンとプロベンザはホッジから届け出を受けて、捜査に協力していた事を黙っていた。ブレンダは、スーの恋人でマネージャーをしているスコットの身柄を確保する。一方、葬儀社のオーナーは棺桶に別の遺体が入っていたことについては何も知らないと言う。ブレンダは、スコットを盗聴することにする…まず、ブレンダと気の強い花嫁(確か、CSI:NYに出ていたような)のキャットファイトはすごかった。それを撮影した証拠のビデオがあるので、警察側には落ち度はないが、You Tubeに流されて、ダウンロード1位だという。ブレンダの災難に、ここぞとばかり、テイラー警視正の笑うこと笑うこと。(爆)ポープは調整役というか、今回はしきり役でしたが、とにかく「落ち度はないか」とそればかり気にしている。そして、フリッツといえば、気になるのは新居の下見にブレンダが来れないこと。この関係は、普通のカップルとは男女が入れ替わった形ですよね。ブレンダは事情を聴きに行った形成外科で勝手に「診断」されてしまう。「当ててみましょうか。(This is a fun part.)悩んでいるのは、その大きな口ですね。」口紅の色を変えて、塗り方を控えめにすればよいというわけですが、その後、ブレンダは唇が気になって仕方ない。(爆)ダニエルズに「私の口って変かしら?」と質問すると、「それは友人としてお尋ねですか、それともチーフとして?」と言われて、服のセンスと同じように変だと認められてしまう。確かに、まるで生肉を食ったように真っ赤な口紅を塗りたくったメイクは、彼女の個性なのでしょうね。ブレンダの服のセンスも警官ぽくなくて、学校の保護者会に行くようなファッションですので、やはりかなり浮いていたわけですね。さっそく、レブロンの口紅を買ってきて鏡の前で、塗ってみる。そういうところが、またかわいいのですが。それを見ているフリッツは、またまた「新居の下見に遅れる~」と。(爆)お前はそれしか気になることはないのか!!「私の口って、好き?」と聞かれると、もちろん「愛している」と答えるのだけれど、つい機嫌を取ろうと余計な事を言って、ブレンダに捜査のヒントを与えてしまう。形成外科医がスーと付き合って、金を脅し取ろうとされたので殺したのでした。医師は葬儀屋で死体の修復をしていた関係で、出入りは自由だった。葬儀屋さんはスタートレック・ヴォイジャーなどでおなじみのRobert Picardoさんでした。ナーバスでいかにもぴったりの役柄でしたね~フリンとプロベンザに対する今回の「お仕置き」は、盗聴の申請書を書くこと。何と、40ページもあるのですね。従って、徹夜になるという。まあ、前回の時のように品物でねだられるよりは、それで済んで良かったのかも。中止になった結婚披露宴のケイタリングをちゃっかりいただいたり、相変わらず頭の回るプロベンザです。ブレンダは気の強い花嫁にさんざんバカにされて怒り心頭なのですが、スーの持っていた特ダネ写真の中に、花嫁のビフォー&アフター写真があって、それと引き替えに相手に訴えを引き下げるように取引。結局、花婿はどの人だったのだろう。(笑)モリーさんのブログ
August 25, 2008
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ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞、エミー賞ノミネートなど、実力派のキーラ・セジウィックによるクライムドラマ。といっても社会派ではなく、主人公ブレンダは、相手を自白に追い込む絶妙のトークが武器の、どちらかというと「刑事コロンボ」タイプの警察官だ。そして仕事では決して隙を見せない勝負師でありながら、一人の女性として私生活がだらしなかったり、甘い物に目がなかったり完璧でないところが魅力。出身が南部のために、ベタベタの南部訛りでしゃべり、レディとして振る舞うことから、「うちのスカーレット・オハラ」と呼ばれることも。ファッションも通販カタログ風のお手ごろ感。出世やメンツにこだわる警察社会では、ブレンダの女王様オーラが異質で、脇を固める男たちも、仕事の出来る女性に戸惑う様子が実に楽しい。一話完結のドラマではあるが、ブレンダのプライベートは継続して描かれる。同棲中のFBI捜査官のフリッツは、レディに尽くすナイトというか、ブレンダを手のひらで泳がすお釈迦様というか、ちょっとあり得ないキャラクターで面白い。上司は元恋人という複雑な関係。全体的に女性向けの味付けが心地よい。
August 20, 2008
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今回はいつもの調子に戻りました。建設現場からシートにくるまれた遺体が発見され、遺留品にプロベンザの名刺があったことから特捜班が担当することになる。死亡していたのは、地元のギャング・メンバーだったダレル・リチャーズ。92年のロス暴動のさなかにプロベンザと話をし、その後失踪していた。遺体には銃弾が残っていて、弾道痕から地元で若者の更正施設を営むジャック神父が該当の銃を持っていたことがわかる。ブレンダは早速神父から事情を聞こうとするが、神父は協力的ではない。さらに、神父は青少年を更正させるために、金を受け取って幅広く商売をしていた。やがて、ダレルの弟で社会活動家のケニヨンが市警に現れ、捜査は自分達へのハラスメントだと釘を刺しに来る。ケニヨン自身も以前はギャングだったが、神父のおかげで更正し今は市議会選挙に立候補しようとしていた。しかし、ブレンダはあえて神父を警察に呼んで話を聞こうとする。事件はわざわざ「フィクションです」と断りがあったように、過去LAの暴動事件の影響が今も色濃く市警に残っている印象でした。警官が黒人に暴行した事件が無罪判決になり、その後暴動に発展して大混乱したことはLA市警にとっても汚点でしこりになっているというわけですね。そのために、今では地元社会との付き合いには細心の注意を払っている。そして、見つかった死体は地元ギャングで、その弟は悔い改めて社会活動家となり市議に立候補しようとしている。警察としては下へも置かぬ対応で腫れ物に触るよう。まあ、彼は積極的に警察に協力しているせいもあるのでしょうが。さらに間に地元の若者を更正させようとしている神父がいる。この神父が防波堤となって、フリンのような「悪い警官」に取ってみれば、ギャングをかばい、踏み込めなくなっている。確かに非常に神父は灰色な印象を受けました。あまりにやり手過ぎる。ちなみに、この役者さんよく見かけますね。CSIマイアミでラボを締めてやると乗り込んできたFBI捜査官でした。しかし、ブレンダはこの2人が殺人と関わっているとみて、プロベンザらに捜査を命じる。そこへ敢然と政治家志望のガブリエルが立ちふさがる。今回最大の見せ場でしょう。驚きましたが、彼にとってはケニヨンのような社会活動家は「理想」なのでしょうね。ギャングだったという過去で偏見をもたれることなく、その後の努力が正当に評価されている。ガブリエルなりに地域を守りたいという信念を持っているのはわかりますが、仕事で上司の命令に不服従するのは許されない。「法律よりも自分の正義を大事にするならバッジを外しなさい」ここのシーンはすごい迫力でした。でも、やはり弟は兄を殺していた。それは兄の商売のコカインを盗んで咎められたからで、弾みだったのだが、罪は罪。それを償わなければ生まれ変わることはできない。毅然とするブレンダにほれぼれしました。ガブちゃんは振り上げた拳をどうやって収めれば良いのか。「私たち大丈夫よね?Are we O.K.?」と聞かれても、「私は大丈夫です。I'm fine.」と答えてしまう。麗しい師弟関係かと思われたブレンダとガブリエルの間に亀裂が入ったのではないかと、心配ですね。一方、「俺の事件だ」と、プロベンザは大活躍でした。ダレルに助けを求められたことで、多少の罪悪感を感じたのでしょうか。それにしても、テイラーやポープの邪魔が入る中、絶妙のタイミングでブレンダを誘い出し、完璧な仕事をしてみせる。フリンに物忘れをからかわれても、長年に及ぶ刑事生活で鍛えた勘に衰えはない。あのたくさんのノートはいわば勲章ですね。ポープもこういう人を簡単にクビにしてはいけません。ゲストには「デクスター」のエンジェル刑事が出ていました。ここではタオ警部補も上回るマニアックな鑑識で、弾道学の専門家。以前、タオがビールを送って世話になっているのはこいつだったか。パパには内緒だったフリッツとの同棲がついにばれてしまった。心配でたまらないブレンダでしたが、多分ママが間に入って力になってくれたのでしょうね。それにしても、手紙で言いたいことを伝えるから、と言われたらドキドキしてしまいます。例の神父ならボクが電話してあげようか~というフリッツはギャング捜査班にいたのでさすがに顔が広いということなのか。「でも、またあなたの職場の人にからかわれるからできないわ。」「君の力になりたいんだよ。」うーん、フリッツも相当な偽善者だぞ~(爆)自分では片付けもできないのに、フリッツにガミガミ文句を言うブレンダ。最後に「私が悪かった」と認めることができたのは、プロベンザの「そもそも私の事件だ」という言葉に影響されたのでしょうか。ここはクローザーらしく、甘甘で仲直り。机の上に、フリッツとネコの写真が置いてあったので、職場ではもう公式に認めているということですね。
August 18, 2008
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いきなりドキュメンタリー風のオープニングで始まった待望のシーズン3。特捜班(Priority Homicide Division)のメンバーが自己紹介をするのが目新しいですね。カメラを回しているバズまで出番がありました。拡大バージョンでしたね。事前の番組紹介では、さかんに「人員削減」でブレンダがピンチ?と言っていましたので、心配しましたが、なんのなんの、出来の良い息子が見事に切り抜けてくれました。さすが、彼は優秀です。それだけでなく「官僚的」「政治家もどき」とも言えます。ウォレス家で親子3名の惨殺死体が見つかり、通報した長男のエリックに容疑の目が向けられる。家は荒らされ、犯人は事件後シャワーを浴びたと思われる。洗濯機の中には洗いかけの血の付いた衣服もあった。供述によると、エリックは家を抜け出して家庭教師とクラブへ行き、戻ってから屋根裏でエクスタシーでハイになっていたが、身柄を預かる人がおらず、このままでは児童福祉局に手渡さなければならない。弁護士を呼ばれると自白を引き出せなくなるので、とりあえず「自殺の恐れがあるため76時間監視する」という手を使って身柄拘束。それでもエリックにはアリバイがあったが、何よりも殺された父親のウォレス氏の身元に謎が多い。2つの刑務所勤めの心理学者というが、実在せず、なぜか同僚のDr.リヒターの携帯がウォレス家に残されていた。しかも、ウォレス氏の携帯は行方不明で、事件後その携帯からリヒター氏の携帯に連絡があった。この辺で、「ウォレス=リヒター」という構図が見えてきますね。(爆)今回はお金持ちのウォレス家で妻の財産で養われていた状態が別宅で、本宅はロンパックの方でした。リヒター家の長男キムはその謎に気がついて、父の裏の姿を知ってしまったが、逆に冷たくあしらわれて犯行に及んでしまった。自白へ持ち込んだのはDNAや指紋ではなくて、エリック少年の服が移動していたことでここはさすがでした。しかし、ウォレス夫人は夫の本当の姿を知っていたのでしょうか。ほとんどヒモ状態だったわけですよね。よほど魅力的な男性だったのか?エリック少年はどこかで見たと思ったら、CSI:NYのシーズン3で出てきたリード君でした。ところでこれまでは、お姫様を戴き、やりたい放題に進めてきた特捜班も「金」の問題には勝てない。カリフォルニア州では、財政難とテロ対策のために6%の経費削減が求められ、しかも各部署で1名の刑事を減らすこと、というお達しがポープから下された。ブレンダとしてはそれがプロベンザ外しだと判っているので断固として受け入れられないが、とにかく何もしないわけにはいかない。まずは残業をなくして部下を帰らせるが、それがまた捜査の進展を遅らせてブレンダとしては切れる切れる。その腹いせにLAPDの飛行機代とロンパック市警に応援を頼んだ費用はポープに回しておりました。(爆)サンチェスが立て替えた血液検査代はちゃんと払ってもらえたのだろうか。当のプロベンザは自分が退職候補だと知って、チームから痛い視線を浴びている。急に「仕事仕事」と言い出しましたが、いざとなれば、ブレンダを助けるために自ら辞めると言い出したでしょうか。さて、今シーズンはもめそうな「家庭問題。」ブレンダが仕事でキリキリしているというのに、フリッツは職場でミスター・ジョンソンと呼ばれておかんむり。それはそうでしょう、これまでLAPDの下請けのような立場で、困ったときにはさんざん使われたのですから。それでもブレンダの家に上がり込むためには耐えられたのよね。(笑)そして第二段階に突入。「ボクの荷物の置き場所がない!」と不満を言い出した。そんなことには聞く耳を持たないブレンダに対して、ついに実力行使に出たフリッツ。男でそんなに荷物が多いのもどうよ、と思いますが、とにかく交渉術では上手くやりました。(爆)いつもの「ブレンダのお願い」を聞く替わりに広い家に引っ越そうというフリッツ。ブレンダはしかたなく一番頭を下げたくない人(テイラー警視正)のところへ行って、協力を仰ぐ。そこは持ちつ持たれつの世界で、ガブリエルを戻してくれるのなら力になってやるよという警視正に、今回は頼って裏の手を使ってもらう。フリッツの伝家の宝刀も役に立たなくなってきたか。しかし、ガブちゃん、伊達に修士号を持っていたわけではなかった。一生警察にいるつもりはありません、いずれは政治家になるかも知れないという。プロベンザのクビも守って、ポープに秘策(全員テロ対策班へ移動して育成費をもらいながら特捜班に出向)を授ける。そして自分の事は伏せておいてくれ、と。かっこえー。子供もいつかは大人になるものですね。(泣)道産子さんのブログ
August 13, 2008
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「灰色の任務(後編)」ブレンダがアンドリューに取引を申し出た翌朝に、特捜班復活!元の陣地を取り戻したブレンダ組の面々が良いですね~嫌みたらしく「こんなにホコリを溜めて」と掃除するLt.タオだとか、テイラーの部下を「丁重に」追い出すLt.フリンだとか、ガブちゃんも今日は何だか興奮気味。ちらりとダニエルズとアイコンタクト。プロベンザに手渡された人形(誰?)はもともと彼の持ち物だったのか。そして副官フリッツをお供に現れたブレンダに、指揮官の部屋を明け渡すことになったCmd.テイラーの天下はたった4ヶ月で終わりました。その間テイラーも部屋に飛行機の模型を飾って一体何をしていたのだか。しかし、早速再開した捜査も部下には機密情報は与えられず、ブレンダは情報源にも疑いの目を向け始める。「ファイアー・プルーフ作戦」の指揮官コールはCIAからクビにされ、イレインはマリクなどいなかったと言う。4人のイラン人エージェントを殺したのもヴォイツキーだったのか?コールはマリク少年とテロリストの連絡方法は知らないと言う。マリク少年を殺したヴォイツキーは誰かの指示でマリクを監視していて、ヴォイツキーが殺されたのはブレンダがCIAの命を受け動いていることがばれたかららしい。テロリスト側もマリクの友人を捜しており、そのためにブレンダの行動も監視されている。しかも、元CIAのアンドリューもそれを黙認していた。チームを元に戻した替わりに、マリクの友人を保護し、CIAの裏切り者を見つけ出し、懸案の分離プルトニウムの在処を突き止めるという難題に取り組むことになったブレンダ、というのが後半のスタート。この回も非常に話がややこしくて字幕だけでは情報不足ですね。あれでは誰がどう疑わしいのかが伝わりません。マリクのナイフにヴォイツキーの指紋が、というのも落ちていた。しかも、タイトルの"Serving the King"の意味がブレンダの口から長々と説明されるなど、やはりいつもの「クローザー」とはちょっと違う印象です。前回、指令を与えたアンドリューが「ヒットラー、マルクス-エンゲルス、コーラン、本は違えどそれを利用する人間は同じ」と言っていたことを受けた発言でしたね。「現実主義の『王』(アメリカ)と平等主義、理想主義の『教会』(イスラム?)が対立する暗黒時代とのことは傍観しておくのが良いが、対立が極まって世界を吹き飛ばすとなると傍観はできない。今回は『王』に仕える」ここまでいうブレンダには、さすがに事情を知らない特捜班たちもこれはただ者ではないと感じたことでしょうね。ちなみに今回の監督はKyra Sedgwickの夫のKevin Baconで、さすがにフリッツとのラブラブシーンはなしでした。(爆)仕方なく自分が囮となり監視している相手をおびき寄せる作戦を開始。チームの連携も良いですね~さっそく姿を見せたのはヨルダン・アンマン出身のアブドゥルという実力者で、果敢にもブレンダは相手の車に乗り込んでしまう。すごーい。やっぱり夫が監督するとこういう感じになるのかしら?(笑)やがてマリクの母親が身元を偽っていることがわかり、マリク少年がテロリストと接触した本当の理由が分かってくる。ピアノの才能でワルシャワに留学したいマリクはパスポートを持っていなかった。その彼にアメリカの市民権を与えてやろうという人物が現れたらしい。しかし、マリクの母親はレバノン人ではなく、アンマン出身で未婚でマリクを産んでおり、それが知られるとアラブ世界では身内の恥ということで、彼女は親族に殺されてしまう。(※これと同じ『名誉の死』話はNumb3rsでありましたね。ERでも見ました。)やがてマリクとテロリストの連絡方法がテディベアだと知ったブレンダは、テロリスト側のスパイ(マリクの友人)が彼の実の父で、アブドゥルのお抱え医師であることを突き止める。ここでまた、堂々とアブドゥルの家を訪問し賭に出るブレンダの大胆さ!すごーい。これにより、CIAの裏切り者とテロリスト側のスパイをあぶり出して一気に確保し、いつものFBIの連係プレイで分離プルトニウムの在処を吐かせるクローザーぶりも鮮やかに見せてくれました。最後の作戦の指揮官ぶりには『将軍』という名前を差し上げたいくらい。(爆)大きな権力の意のままにはならないと誓うブレンダは、恩師のアンドリューにも一線を引き、仕事をやり遂げました。まったくもって恐れ入りました。フリッツはこうなると副官どころか、一兵卒ですね。(爆)テロリスト情報をLt.タオに与えて絞り込みに貢献していましたが、タオが「あなたのとってもとっても特別ーなハワード捜査官」"your very, very, Special Agent Howard"と言っていたのがおかしかったです。ポープも仕事面ではアンドリューからブレンダを守ってバックアップする立場ですし、口を拭いていあげるのは上司部下の一線を越えた行為?最後の一番おいしいシーンをプロベンザが持っていったのも印象的でしたね。壁に掛けた画を見たいというブレンダの理想もわかるが、現実的には(pragmatically)床に置いた画も見ることはできる。年寄りの知恵で現実に妥協せよ、ということでしょうか。ブレンダは知恵袋のプロベンザを連れて夜明けの朝食デートに出て行くのでした。プロベンザの復帰はポープには歓迎されていないようでしたが、ブレンダが守ってあげるでしょう。シーズンフィナーレ。最後の2話はTNTで初放送されたとき、連続でしかも前のエピソードと3ヶ月くらい間が空いていたようなので、特別編のような感じだったのでしょうね。すでに本国では3シーズンが終了して、日本での放送が待たれます。なお、日本でもDVDを前提とした吹き替え版が制作されており、ブレンダ役は山像かおりさんだそうです。(情報)LaLa TVでも吹き替え版の放送がはじまるようですね。クローザー セカンド・シーズン コレクターズ・ボックス[6枚組]suubiさんのブログカクテキさんのブログ
January 13, 2008
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「灰色の任務(前編)」なんと、なんと、前回、ブレンダが無理やりFBIから取り上げたマフィアの妻殺人事件で、LA市警内で発砲事件となった結果ブレンダチームは空中分解していたのでした。確かにFBI捜査官が撃たれ、サンチェスが証人のマフィアを射殺したとなるとブレンダの責任も大きい。というわけであれから4ヶ月、事件に対する調査のためにブレンダは休職中。自宅で暇をもてあます状態。なんと、ブレンダが編み物?!プロベンザとサンチェスは内部調査で仕事から外され、その他のメンバーも鑑識に戻されたLt.タオや、国土安全保障省の連絡係に飛ばされたDet.ダニエルズなど、見る影もない。ブレンダの後釜に座ったCmd.テイラーは、手を抜いた捜査で事件を他部署に振り、手柄はちゃっかりいただくために解決率は3割アップなのだという。(とことん悪役!)世渡り上手のLt.フリンとブレンダが将来を考えて守ったSgt.ガブリエルは特捜班にいるものの、優秀なところを見せると「アトランタ流はもう通用しないぞ」とテイラーに疎まれる。そのくせテイラーは"Thank y'all"「よろしくぅー」とブレンダの真似をして嫌味なこと。フリンがプロベンザの机の上のパンくずを必死に払っていたのが印象的です。(爆)すっかりフリッツと立場が逆転してしまったブレンダは、今では素直に"I love you"と言えるようになったようですね。当初は事件をFBIに持って行かれてブレンダをなだめるのに相当苦労したことでしょう。そんなブレンダに救いの手がさしのべられるという。ついに明らかになるブレンダの過去とは!弁護士トム・ブランチャードにCIAで何をしていたかは契約があるので口外できない、と言っていた謎の任務とは、どうやらCIAの諜報活動に関わっていたようですね。しかも、言われるままに人をCIAに引き渡すグレイな仕事で、ブレンダはそれが嫌で今の警察の仕事に移ったという。今回はその時の上司アンドリューが姿を現し、ブレンダを復職させる替わりに「ファイアー・プルーフ作戦」の尻ぬぐいをしろという。実はそれがテイラーたちが捜査していたレバノン系の少年マリクの捜査と繋がっていた。ブレンダのミッションはマリクの友人でテロリストグループ「アラーの使徒団」の情報を漏らした人間を守り、イランへ核ミサイルを密輸している首謀者を暴くこと。過去、ブレンダはアンドリューに抵抗したのですね。今回も駆け引きが見られましたが、自分の仕事とチームを取り戻して欲しいブレンダは、マリクを殺した男を発見したところで、アンドリューに取引を申し出る…お~いつもの「クローザー」がまるで「24」になっておりました。もう緊張度が違います。まさか、凄腕クローザーが本物の諜報員だとは思いませんでした。仕事を引き受けたブレンダは、「ファイアー・プルーフ作戦」の計画立案者イレイン・ドナヒューという女性にも会いますが、こちらもブレンダの恩師だという。見た顔ですね、「エバーウッド」のエドナ役の人。体よく引退に追い込まれた彼女もブレンダに自分の仕事を取り戻して欲しいと言う。彼女は後半にも出てくるのでしょうか、派手な展開になりそうです。それにしても、休職中のプロベンザが接触してきたブレンダに「あなたのためなら」と言ったのは良かったですね。ブレンダ/プロベンザというシッパーがあるかどうか判りませんが、もうプロベンザの行動は「愛」ですね。絶体にそうでしょうー。(爆)もし今回の任務が失敗したら2人で私立探偵でもやれば良いのに。ブレンダもフリーなプロベンザにだけは国家機密中の情報を教えていました。(当然フリッツには内緒)CIA側も彼の存在を知らないとなると、これはまさか最後にブレンダを守るためにヒーロー死ということにはならないでしょうね。心配だあ。しかも、嫌がるプロベンザにピストルを渡していましたからね。他にもテイラーから干されたフリンとガブリエルを市警内のスパイとして使っていましたが、フリンの「あんたの声が聞きたい」というのはちょっと信じられないぞ。(笑)バズはテイラーに替わってからは取調室を使うこともなくなって暇だったのですね。なのに運転手としか使ってもらえない。(爆)極めつけはフリッツで、家庭内でもやはり秘密は秘密。というか、自宅でミーティングしていて気がつかないのか?(笑)来週が楽しみですが、シーズン2も終わりですね…(>_
January 6, 2008
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「信頼が崩れる時」先週ふて寝していたフリッツはやはり大物だったか?ブレンダもフリッツの手のひらで泳いでいるのかも知れませんね。正装し「ディナーよ」と言ってワインを用意してろうそくを灯して、どんなごちそうかというと、冷凍プレート。まあそれでも良いじゃないですか、「飯が不味い」と文句を言ってはいけません。でも、そこで「ネコちゃんがいない!」と切れるブレンダ。「ドアは閉めておいてと何万回も言ったでしょー!キーッ」そこからは普通の夫婦喧嘩になっておりました。たかがネコじゃないかと言ったら怒られる。でも、泣く子も黙るクローザーもフリッツの前では「うちのオカーチャン」になっちゃうのね。(笑)そこへマフィアの親分を告発するためFBIの証人保護プログラム下の証人が襲われ、妻とFBIの捜査官が殺されたという連絡が。さっそく現場に行くと、市警とFBIがjurisdictionでもめている。そんなことはおかまいなく、ずかずかと入っていくブレンダ。プロベンザがまたまた良いことを言います。"Miss Scarlett to the rescue."「うちのスカーレット様がお救いくださる。」立場上始めはFBI側に立って強気に捜査権は譲らないというフリッツ。先ほどのいわれなき非難が頭にあるからか。しかし、そこへ現れたポープが嫌味を言いながら証人を確保しパッパと仕切るとどうしようもない。さすがに「誰が一番偉いか」ということを見せつけますね。これはポープを目の敵と狙うフリッツも気が悪いわよね。しかたなくFBIは証拠を握って離しません。しかし男たちの見栄の張り合いの中で証人の話を聞いているブレンダが「どこか変だ」という顔をしています。結局、ポープもブレンダに残り2日で解決せよというだけで押しつけて、手柄は自分が取るつもりなのでしょう。強気だったフリッツも案の定、両者のリエゾンとして使い走りとなって板挟みに。LAPDではチーフより下に見られているのだからみんな、遠慮も何もありません。取り調べではブレンダに悪役にされて言いたい放題言われてしまう。それを見てAVガイのバズが「家でも責められてばかり?(When you're home, would she blame you for everything ?)と興味津々。「最近ではね」と、どんな非難でもしっかりと受け止めよう、なんて器の大きい男なんだ、フリッツは。特捜班も「チーフの彼氏も大変だなあ」と思ったでしょうか。でも、ネコでどうしても気が済まないブレンダがあの写真パチパチの「ママ」を持ち出して「尋ねネコ」のチラシを作ろうという時は、さすがのフリッツも「君にはハラが立つ!(You drive me crazy NOW !)」と切れておりました。取り調べ中に気になるお菓子の差し入れをして意地悪?(爆)元マフィアの証人のデルーカはプロベンザに「今時の世代のマフィアはテロリストと同じ。」と嘆き、どうやら年代的にも(イタリア系だからかも?)お互いに共感したようですが、彼は古い世代だからこそ、妻には封建的だったわけですね。FBIのヘクト特別捜査官はマフィアを告訴したいがために、デルーカにまんまと利用されて、自分が疑いを持たれるはめに。でもそもそも偽証だったわけですね。しかし、余計なこと(妻の中絶に手を貸した)をして証人からも見放され、怒りの制裁を受ける。さすがやることはマフィアだ。最後は警察内部での銃撃戦となってすごい迫力でしたが、さすがみなさん特捜班だけあって銃の構え方が様になってます。でも、とどめを刺したのがマフィアの人種差別を恨んで見せたサンチェスだというのは意味深でした。タオはお休みしている間に、しっかり銃器ラボを急がせる裏技を知られてしまって驚いたことでしょう。「補充しておくから」ボスにはかなわないなあ。肝心のネコちゃんは朝帰りで、そのころにはブレンダもウルウルしていてすっかりフリッツのコントロール下に置かれておりました。(笑)ネコが子供で自分はママのつもりなのね。「悪い子ねっ!」「ところで避妊手術しておいたの?」と言われて、ブレンダもそろそろネコ離れできたでしょうか。あと、2話(前後編)で2シーズンも終わりですね。クローザー セカンド・シーズン コレクターズ・ボックス[6枚組]
January 3, 2008
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「善行の果て」コンビニ強盗殺人の死刑囚カーティスの無実を証言するカール少年が射殺された。少年は教会のワトソン神父の開くクラスで目撃者を捜していたので、善行を積もうとして証言したという。しかし、検察側の反対尋問の前に殺されてしまった。この強盗殺人を担当していたのは、この前"Heroinc Measures"で「勝てない勝負はしない」と言っていたガーネット検事補。カールの証言がガーネットにとっては無罪をもたらすことになるので、ブレンダは嫌味たっぷりに「あなたも快く思っていないわね」とチクチク。この前の医療過誤の時にさっさと逃げられましたからね。捜査を担当したのはテイラーの部下のロス警部でこちらも過去の事件をかき回されて嫌な顔。でも、今回ブレンダが一番キレたのは、弱者のために正しいことをしろと証言をさせ、カールが死んだのに「彼はまるでキリストのようだった」と言って、死刑囚を無罪にするための貴い犠牲だと信じて疑わない神父に対してでした。この神父が実に偽善者ぽい。嫌悪感丸出しで露骨に「それは私の仕事じゃない」というブレンダに対して、神父は「神を信じるのか?」と来る。これはキリスト教を信仰する人たちから見ると結構キツイ物言いになるのでしょうね。ブレンダは信仰がないとは思いませんが、「あなたよりは」と切り返すとは、それこそ神をも畏れぬ態度なのでしょうね。しかし今回最もインパクトがあったのは、テイラー警視正や関係者大勢の前で、なんとポープの元妻エステルが現れ、ずっと隠していたブレンダとポープの個人的関係についてぶちまけてしまったことですね。この間のポープの離婚裁判でブレンダの証言が有利に働いたので、恨みも買ったわけでしょう。もちろん、誰もエステルに同情はしないでしょうが、これはさすがのブレンダも動揺しボロボロになってしまう。何とか立て直そうとするのを、Lt.フリンが厚かましくも「チーフ、どうういうことか説明しろ。」と言う。ブレンダはあえて説明はしないと突っぱねる。しかし、そこで「ナイト」なプロベンザは「彼女の言うことが聞こえなかったか!」とフリンの前に立ちはだかる。へええええ、と驚いてしまいました。ブレンダほど優秀なチーフはいない。誰が上司の下半身の話など聞きたいか?というわけですね。いわばプロベンザは「姫を守る」という絶体の忠誠を示した訳です。そう言う意味では、なんだかんだと言いながらやはりフリンはブレンダに全幅の信頼を置いていないのでしょう。当然のことながら、テイラーはスキャンダルだと本部長に直訴するが、ポープは始めから2人の間を本部長にしゃべって信頼を得ていたので、テイラーはまんまと丸め込まれ、言われたとおりの「あれは事実無根」という声明を述べさせられることに。テイラーはほんとに「風見鶏」ですね。だからこそ、特捜班は誰もテイラーを信頼しないのでしょうが。それにしても、ポープもよく平気でいられますね。「俺に任せておいてくれ」とは、立場が違うのでしょうか。しかし、意外だったのはこれに一番反応したのはフリッツだったということ。何事もなかったかのようなブレンダが、確かに面白くないかも知れませんね。さすがの忠犬フリッツも「どうしてエステルがそう思うわけ?」と言ってみる。「わかんない。」「そうじゃない。」ポープとブレンダの間に、前にも進まないが、単なる同僚という関係を明確にする気持ちもない、ということを指摘しフリッツは珍しく怒って見せる。まあ気持ちは判ります。普段からよく我慢していますから。そしてこうするんだと"I love you, Brenda"と言ってみても、やはり返ってくる言葉はない。(悲)飛び出していくものの、行く当てはないのでしょうね。憐れ、そしてフリッツはソファでふて寝。(爆)ポープとブレンダがそれほど深い関係だったとは今回初めて知りました。新しい男に出会ったら前の男のことなどすっぱり忘れるのかと思っていたら、今でも想い出の品を大事に持っているなんて、ちょっと意外。この場に及んでも捨てるに捨てられない。ついに覚悟を決めて捨てることにしたが、この優柔不断さは多分後まで引きずるのでしょうね。事件の方は、死刑囚に恋をした女子高校生がまんまと利用され、カールの好意を逆手にとって目撃証言を偽証させていたのでした。これはかなり入り組んでいて最後はあっという感じでしたね。ところで、この女子高生役の人どこかで見たなと思ったら、HOUSE, M.D.の"Forever"で、赤ん坊を死なせようとした母親役の人でした。役柄に年齢差があるのにはちょっとビックリでした。ところで、ブレンダは書き置きでフリッツに"I love you,too"とは言っていましたけど、「ついでにクレジットカードを止めておいてね」としっかりこき使っていました。反省していないな。(笑)
December 25, 2007
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「背徳の正義」ブレンダはもはやLAPDの影の本部長か?もう絶対に自分が間違っているとは認めませんね。「私が法律を決めるのよ」といわんばかりの女王様ぶり。現場に行く前にアイスカフェモカ?のために20分並んで、せっかくのドリンクをこぼしてしまった。でもしっかりテイクアウトのマフィンはゴミ箱から復活。(爆)そして政府の関係者と接触事故を起こしてしまっても、絶対に非は認めません。「ちょっと凹んだ」くらい、南部出身者としてはどうってことない、ということなのか。後からLAPDの服務規程で任務中に事故を起こしたら、当局に連絡して現場を確認するまでは離れてはいけないということがあるのを知るわけですが、それにしても「はぁ?じょーだん言ってる?」と任務に真面目なウェスト警部に失礼な態度を取ります。交通違反の取り締まりなどは警察官の仕事ではないということか、これって嫌われるだろうな~ただでさえ直属の部下以外には、「ヨソ者」という目で見られているのに。さすがにこれにはポープも特例を認められない。事件は死体なき殺人で、浮かび上がったのはメキシコ系の不法移民同士の復讐の構図でした。コヨーテという名前は何度も聞きますね。メキシコ人が命がけの国境越えで同じメキシコ人から金をだまし取って、払えない者を殺している。両親を殺された青年は警察にまともに捜査してもらえないから、自ら復讐することを決めた。その思いは刑務所まで追いかけていっても果たすという。さすがにその辺の容疑者の気持ちはサンチェスがよく理解していました。フリンもプロベンザも何かとサンチェスをからかいますが、実際複雑な問題ですね。事件は比較的判りやすかったですが、キャラクター関係では小ネタが満載。Lt.タオは休暇でハワイへ旅行中。息子とサーフィンを楽しんでいるという。いないながらもガブリエルがタオの真似をして、しかも日頃裏技で弾道試験のシーラさんにカルアを渡して仕事を急がせていたことがわかり、存在感がありました。(笑)タオだけでなく、MEのクリッペンも不在で、替わりの検死医とあのテレンスが担当していました。テレンスはメディカルスクールに通って検死の勉強をしているという。ますますブレンダとの距離を縮めようとしているのか、これはちょっと鬱陶しいわねフリッツは車を没収されたブレンダには絶対に自分の車は運転させない。確かにアウディでしたね、傷つけられたら困る。それにしてもFBIはそんな高給取りなのか。ブレンダも有無を言わせず運転手としてフリッツを使います。復讐をしようとした青年には「それ(復讐)は法に背くことになる」というあなたが法律を無視しているのですよ~(爆)結局、ブレンダは交通課の地道な仕事で殺人事件が解決した、とウェスト警部を表彰してもらい車を取り戻しました。最後の勝ち誇ったようなブレンダの顔と言ったら!そう言えば、久しぶりにネコちゃんがいましたね。この間までどこへ行っていたのでしょう。
December 17, 2007
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「守るべき家族」冒頭、ポープの離婚裁判で証言を求められたブレンダは、彼の妻エステルの弁護士から昔の関係について揺さぶりをかけられる。まあ、なんとポープはブレンダからの手紙を遺しておいたとは!エステルは不貞を働きしかも親権を放棄して慰謝料をつり上げるために脅してきたという、かなりの悪妻です。とにかく、2人の過去の関係が表沙汰になるとLA市警内でもスキャンダルになるので、寝耳に水のブレンダはポープに「最高の弁護士を頼んで」と言う。依頼されたのは、前回、パパラッチ事件で嫌味なセレブの弁護士だったトム・ブランチャードでした。彼こそ「秘密を闇に葬る男」なのですね。「せっかくチームの信頼を得たばかりなのに」というブレンダは動揺してクッキーバカ食い。「今日のチーフはどこか変」とメンバーから言われてしまう。プロベンザが野菜スティックを食べているのが注目です。そして警察に姿を現したブランチャードにチームの男性陣が身体を張って阻止しようとする。ブレンダは嫌っていましたからね。よくぞここまで躾けた物だ。しかしこういう輩は味方にするとこれほど心強い物はない。決め手はポープがブレンダの誕生日に送ったプレゼント。開けていなかったのが幸いしました。これでプレゼントはなかったことに。しかし思わせぶりな言い方で、結局プレゼントの中身は何だったのか教えてくれない。女性としては気になります。「二度と会いたくない。」と怒るブレンダ。(爆)ところで気になるのはポープとの関係ですが、8年半前彼がワシントン市警で副本部長をしているときに、ある組織の連絡役(Liaison)をしていたブレンダと知り合ったという。ブレンダの経歴は以前「CIAで7年、ワシントン市警で4年半、アトランタ市警で3年半」ということでしたね。そしてポープはブレンダと別れてエステルと結婚し、その後ブレンダはフリッツと付き合いだしたのでしょうね。この辺の話はまた後ででてくるのかしら?事件は覚醒剤(Crystal Meth)がいかに人間を破壊し、家族を苦しめるかという話でした。始めは麻薬がらみの殺人かと思われました。お金持ちの娘ジェニファーが麻薬中毒になり人格が変貌、両親も見放している。唯一兄だけが親身になって心配している。月々の25000ドルが振り込まれるというのだから生活はリッチそのもの。兄の家はニューポートビーチというから、例のThe O.C.の世界ですね。ジェニファーはこれまでに逮捕歴も多いが、それをテイラーら市警が情報提供者(informant)として2年間も泳がせておいたことが結局は悲劇の原因になったということでしょう。麻薬中毒が酷くなって彼女は妄想を言うようになり、それを真に受けて?麻薬課の刑事が暴走族ルートを捜査対象にしていた。一方、ジェニファーが治療施設にいる間に留守宅にID窃盗を行う夫婦が住み込み、ジェニファーと間違って殺されてしまう。殺したのは誰よりもジェニファーを心配してる兄でした。いくら心配してもあそこまでいくと家族としてもうどうすることもできない。しかし思いあまっての犯行でも、人間違いとは救いようがない。殺された方も郵便配達を悪用した犯罪者でこれも酷い話です。ところで、ポープとの公私混同を意識してか、フリッツにID窃盗について情報を求めたブレンダは分かり切ったフリッツをバカ丁寧にチームに紹介。「急に立ち上げたプロジェクト」というのは本当なのか?おまけに適当な情報なので、ガブリエルにも「なんだ、そっちも知らないのか」と呆れられてしまいました。(爆)今週のプロベンザはサンチェスと麻薬課の情報を元に張り込みをして、ガセとわかり怒り心頭でテイラーに突っかかっていました。その他「酒にしておけば肝臓は悪くなるがあれほど酷くはない」というのが面白い。もう一つ、「いざバチカンへ」というのはもちろんPope(法王)ということですが、日本だと「いざ鎌倉へ」という意味なのかしら。
December 10, 2007
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「神の選択」吐いて大学病院の救急に運ばれた少年が内視鏡の手術中に死亡する。「子供が殺された!」と半狂乱で叫ぶ母親に病院の権威を傷つけられたくない事務長(「ボストンパブリック」のグーバー教頭)は、警察に対しても尊大な態度を取る。ブレンダも始めは様子を見ていたが、病院側で何かを隠蔽しようとする態度を見て取ると、殺人事件として捜査をすることにする。また、ブレンダが母親の情に流されたと思ったポープも、偉そうな事務長の物言いに、大陪審まで話を持っていくと脅す。今回は権威のある者たちの「建前」の張り合いの中に、子供の命が失われた事実がもみ消されようとしていましたね。母親はミュンヒハウゼン症候群か?と言われるほどの精神状態で、虐待したのではないかという疑いも持たれた。医学生なので知識もあり、異常に過保護だった。ブレンダもつい先入観で取り調べに応じたかも知れません、母親を落ち着かせていたら自分で検死するなどということにもならなかったかも。実は少年が血小板が減少し出血しやすい状態にあったのを病院側が見落としていたのでした。ブレンダといえども、常勝ではないですね。負ける日もある。それも「白い巨塔」じゃないが、病院の中での医療ミスと医師の不作為について、検察が「勝てる裁判じゃない」と言えばいくら当事者に自白させたところで逮捕はできない。担当した胃腸科の医師が仕事疲れのまま血液検査の結果を待たずに内視鏡での止血手術を始めたため、大出血し、止血してももう遅く、このままでは助かっても重い障害が残ることになると判断した血管外科の医師が積極的な治療をしなかった。つまり彼は「playing god」神の代わりをするのだという。明らかにカルテを改ざんしているのだから、罪に問われても良いはずなのに、あの検察ですね、陪審は同情しないと言って起訴しない。感情的になったブレンダは「あなたも病院の医師と同じね」と捨てセリフを吐いてしまう。現場で最初に話を聞いたダニエルズの気持ちも理解しながら、上司として一番苦しい仕事(母親に事情を言って納得させること)を引き受け、ダニエルズにも「少なくとも真実を突き止めることはできた」と慰めを言う。しかし、母親はそれでは収まらない。最後は医師を撃ち殺し、『これで起訴できる』という。いや~なかなかbitter tasteで辛いお話でした。今週は途中から市警のハリウッド連続殺人事件に応援を要請され、やむなく捜査の中止に持ち込まれたところが、なんとも不満が残りましたね。プロベンザたち、先に仕事を離れた者たちはどこへ行っていたんでしょう。さりげなくプロベンザがボスの気持ちを代弁していたのが良かったですね。取り調べではBod cop/Good copで締め上げる方をやってと言われたプロベンザ、「よっしゃ」と小さくガッツポーズ。ところで、Lt.タオはメディカルスクールに1年在籍したらしい。道理で何事もよく知っている、理科系に強いわけだ。ダニエルズもなかなか専門知識が高そうですね。冒頭、デート先から現場へ向かったガブリエルとダニエルズですが、ガブちゃんよりもダニエルズの方が頭は切れそうで、今日はガブちゃん全く出番なし。ブレンダはフリッツをエスコートとして、ディナー(市の行事?)に出ていたようですが、今週のフリッツはそれだけ。お付きの者か。(爆)セリフも2つ3つ?贅沢な使い方でした。道産子さんのブログモリーさんのブログ
December 3, 2007
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「永遠を誓った場所」今回はお笑いは一切なし、シリアスでしたね。ゲスト(James Frain)の演技が際だっていました。さすがのブレンダも取り調べで言葉を失うシーンがままあって、これは珍しいでしょう。このポール役の人は「24」でオードリー・レインズの夫役だった人ですよね。市民権を持っていないというのはLAでチョップショップを経営しているイギリス人という設定かな。日本ネタという意味では、これまで見たクライムショウの中で最も正確で、もしかして脚本家たちの中に日本人の関係者がいるのかな?という印象です。CSIでは日本人男性に「ユリ」という名前を付けていましたし。Lt.タオの嫁さんが日本人であると判明。なるほど詳しいわけです。ちなみに、今回はさすがの言葉の達人プロベンザも日本語は全くだめでしたね。タオの「ユミ」という発音は完璧でした。それにしても、まさか彼の口から「オヤコシンジュウ」という言葉を聞くとは思いませんでした。キリスト教世界にはない行為(ritual suicide)なので、インパクトがあったのでしょうけど、丁寧に身体に重りをくくりつけて親子が入水自殺というのはやはり考えにくいですね。ロサンゼルス港で見つかった水死体は死後2週間以上で腐敗が進み、ブレンダに見る必要もない、と気遣うプロベンザがprotectiveでちょっといつもと違います。人種などが判らないとか言っていましたが、BONESのブレナン博士ならすぐに「アジア系、若い女性」とか言うのでしょうね。(笑)そして、日本から往復チケットでLAに来て日本の家族からは失踪届が出ているが、実はLAの市民だったことが判るわけですが、とにかく夫ポールがあやしい。妻に愛想を尽かされ置き手紙を置いて出て行かれ、その後日本の両親にも問い合わせたが連絡が取れないという。ブレンダはすぐに夫が怪しいと睨むものの、死因、死亡時間が判明しないためにアリバイもはっきりせず、娘の死に激しく動揺する様子を見るとさすがのクローザーのブレンダもあっけにとられて取り調べを中断せざるを得ない。しかしこの夫は妻がいなくなってすでに別の日本人女性を恋人として家に住まわせ、しかも最初の結婚も日本人女性で失踪したという。当時テイラーが担当したが、同じような外見の女性に執着しているところも、どこか怪しいが何も手がかりがない。しかし、他に容疑者らしき者として上がったのがドニーというアジア系男性と事件の繋がり。彼の車に死んだ妻と娘が乗っていたサべーランステープがあった。しかし、これもどうやら修理に持ち込まれた彼の車を利用して仕込まれた感じです。最終的に唯一ロープの結び目が決め手となって夫に殺人を認めさせることができました。ポールは「病的な嘘つき」で、今回はかなりタフな取り調べでしたね。ブレンダの怒りはそれでも収まらず、何よりも幼い子供を殺したことが納得できない。日本政府の関わりもあり、仮釈放もありという起訴内容になってカッカしているところで、今日は出番があるのか?と思ったフリッツが助け船を出しました。最初の結婚相手も殺されているのじゃないか、それも結婚式をした公園に埋められているでは?と言われて、ラフな格好をしていたのであれはオフに捜査していたのでしょうか。エンディングは意味深でしたね。池の中に沈められていたのは妻「ホシ」なのでしょうか。これについては「スタートレック・エンタープライズ」サトウ・ホシ少尉のおかげで日本人女性の名前に「ホシ」は当然だと思われているようで、さすがにハリウッドだなと苦笑してしまいました。相変わらずダニエルズとガブリエルに気を遣うブレンダでしたね。やはり2人を組ませるのは避けたいのでしょうね。当の2人はそれをどう思っているんだか。yasishiさんのブログモリーさんのブログ
November 27, 2007
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「死に至るウソ」ゴミ箱にバラバラ死体(首と足)を発見。殺されたのはポルノ男優で、サンチェスがその手のジャンルに詳しい。(笑)さすがにプロベンザはこれに関してはもう年なのか今日は出る幕なし。ダニエルズの発言に微妙に反応するガブちゃんが細かい演技で、やっぱり真面目なんだな。男は妻子ある身でHIVに感染していたのに、撮影時に必ず行う検査結果を陰性だとねつ造して撮影を続けていた。それに関わっていたのはポルノ映画の会社社長。監督はその息子。この母親がやり手で、商売のために危険を承知で男優を使い続けた。それによって200人以上の女優たち、そして妻にも感染の可能性がある。監督はラリった男優に絡まれ自己防衛で殺してしまったと告白して事件としては解決だが、ブレンダは母親の方も妻を含めた女優13名に対する悪意ある暴行罪で逮捕する。いかにLAのポルノ産業の影響力が大きいのかということでしょうね。厳しかったのは多少感情的になっていたかも知れません。今回はブレンダが妙にイライラ、感情的で精神状態が落ち着きませんね。これで捜査に問題はないのでしょうか?と言っても、警察官も人間なので感情があるのが悪い訳じゃないですが…もしかして、妊娠しちゃった?それで悩んでいるのですね。確かに大きなお腹で犯罪現場に行くわけにはいかないし、チーフが産休というのも。(爆)でも、何よりも問題なのは彼女が子供嫌いだということですね。生首を見ても平気だけれど、おむつの匂いは耐えられない。ぎゃーぎゃー泣きわめく赤ん坊も苦手。「アリー風」妄想シーンを思いだしてしまいました。まあ、それはフェイクだったわけですが、何を考えたのか、ポープにそれを告白するとは!フリッツには内緒なのに、なぜポープに言うのか?どうやらブレンダはこの前のポープとのディナーには出かけたようですね。その時に、「2人の関係はあくまでプロフェッショナルで友人関係に留めて欲しい」とブレンダが言ったらしい。それなのに涙目で「妊娠した」みたいな話をされてはポープも辛い。ブレンダの本命はやはりポープなのか、自分のことを一番理解して欲しいのは彼なのか?机の引き出しにはこの前の誕生プレゼントが入っていましたね。捨てないで置いてある理由がなんとなく分かりました。フリッツの位置づけもだんだん判ってきた様な気がします。フリッツは自分から話してくれないブレンダに信頼されていないのじゃないかと言いますが、ブレンダと「子供を持つ」ことに関しては嫌じゃないのですね。男はやはり自分の遺伝子を残すことはうれしいのかも知れません。ブレンダが子供嫌いなことは判っているでしょうが、「ほんとに興味ないの?」と探りを入れてみて、ブレンダは「今日のところはないわ~」と言ってキスでごまかしている。一応手に手を取って仲の良いところを見せていましたが、フリッツも疑心暗鬼だろうなあ。しかしブレンダも40でしょ?本当に欲しいなら急がないと。(爆)真面目なガブちゃんはあれからダニエルズとデートをするようになって、義務だと思ってそれを上司に報告しようとする。それは付き合うことを認めてください、ということなのか。でも普通は職場での恋愛関係は御法度でしょう。ブレンダもそれを聞かされても答えようがなく、「聞きたくない」と。しかし、ダニエルズに対してあの「フン」とした態度はどういうものなのでしょうか。自分だって彼氏を大いに利用して公私混同しているのね。遺体を運んだ救急隊員テレンスは以前、ネコを病院に連れて行ってもらったあの人ですよね。ブレンダのことを気に入っているけれど、「芸名は?」とはちょっとコワイ。この先、間違ってストーカーにならなければ良いけど。道産子さんのブログねこはむさんのブログ
November 19, 2007
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「執着の果て」いきなり気を持たせるようなシーンで始まり、「え?ポープと?不倫?(どちらもシングルなので不倫ではないが)」と思わせておいて、なーんだ、というオープニング。ただ、エンディングを見たらそうも言ってられないのですね。(爆)思った通り、フリッツは同居さえしてしまえば「釣った魚にはエサをやらない」男みたいな感じだ。すでに「亭主気取り」じゃありませんか?ブレンダもくたびれ果てて仕事帰りのフリッツに「いつになったらタオル一枚の私に気がつくかしら~?」なんて今更!(爆)それにしても、「フリッツィ~~」という電話がかかってきてブレンダがあんなにjealousになるとは思いませんでした。手の平に番号を書いて、あとから彼女にかけようとしてためらうところはごく普通の女性の面があってかわいかったです。仕事ではあれだけ相手を締め上げるブレンダなのに、彼氏の浮気疑惑?については追及できない。それを良いことにフリッツは「妬いてる?」と不謹慎な態度ですね。この間までの必死のお願いはどこへ行った。「職場の集まりだけどどうせ君は来ないでしょ。」とか言われるのもなんだか気に入りませんね。その辺の反動がラスト、ポープに食事に誘われて、ブレンダの答えはイエスなの?ノーなの?という風に終わっておりました。だから、誕生日のポープのプレゼントも捨てなかったのね。セイフティネットか、ポープは。フリッツもポープのそういうところを知っているなら、がっちりとブレンダを捕まえておかないとダメじゃないか。と、またメインの事件がまた後回しに。(笑)ハリウッドセレブを狙うパパラッチがホテルのスィートルームのベランダから転落し他殺か自殺かというところから捜査を開始。そこでカメラマンの命とも言えるカメラが盗まれていたことから、特ダネ写真を撮られたセレブがまず疑われた。しかしセレブの弁護士はかなりのやり手。目撃者も少ない。でも、決め手になったのはセレブのストーカーの撮った写真でした。LAでパパラッチネタはお馴染みですが、奥さんは始めからかなり怪しかったですね。ちょっとイッちゃった感じで恐かったです。あれはだんな以上の執着かもね。せっかくのブレンダの歩み寄りも切れてしまって、弁護側はもしかしたら精神状態云々と言ってくるかも知れません。自殺か他殺かの見極めで、ブレンダが監察医よりも鋭く見逃さないのがさすがです。そして実地検証で、ベランダからダミー人形を落とすときに、これまたプロベンザの独断場ですね。4人の元妻の名前を書いた人形を落として、いちいち誰それは文法に口うるさかっただの、いつも正しいだの一人「お人形遊び」。もうこれが最高に可笑しいです。みんなもそれをニヤニヤして見ているのだから、本人も受けを狙っているとか?しかも、『パパラッチ』じゃなくて、単数形の『パパラッツォ』だと訂正するのは彼がイタリアンだからなのでしょうね。先日のフランス料理の発音にしてもプロベンザは意外に学があるというと失礼か。(爆)フリンも負けず劣らず、わざとプロベンザにちょっかいを出していましたね。構って欲しいのかな?ガブリエルは遺体に触れるのはちょっと苦手。タオの「こいつ、カツラだったのか」発言は今回の秀逸でした。ついでに、ついカメラの性能を熱く語ってしまってブレンダに「もういい」と。そしてターゲットの超有名な役者がゲイだと知ったときのチームの反応はもう最高に可笑しい。「ほらな、やっぱり」仕事中にすっかりみなさん一般人の会話になっていました。ボディガードの人も愛人だったのね。ブレンダは「しんじられない~」という表情でしたが、ハリウッドですもの、そんなのに驚いていたらいたらだめでしょう。(爆)それにしても、ポープとディナーに行ったのかどうか気になります。モリーさんのブログ
November 12, 2007
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「特別観覧席」でた~プロベンザ&フリンのダメオヤジシリーズ、第1弾!もう今週も最高に笑わせてもらいました。同じドジャーズファン、メキシコから盗んできたような車にのっているのだから、フリンも金がなくて独身なのでしょうね。お笑い路線のためにプロトコルを大幅逸脱。自宅で殺されていた死体を報告せず、そのままドジャーズ戦のスカイボックスチケットのために出かけて、車が故障して戻ってきたら死体が消えた?その後は必死の隠蔽作戦で、別の場所で見つかった死体を巡ってテイラー警視正を相手にこちらで引き取ると大嘘をいってしまう。これにはブレンダも激怒!ただでさえポープには上司面されたくないのに、ガンガンに言われて必死で部下をカバー。守りたいのは自宅で第一発見者となったプロベンザ。今回はプロベンザに引きずられてフリンがちょっと気の毒なところもありましたね。意外にできるところも披露しました。それにしても、警察という公権力で何でも思い通りになるということですね。どうすれば特捜班の仕事にできるか、口実を考えている間にポープのヤキモチが渡りに船で、FBIが横取りしたことにしてフリッツも投入し、結局殺された女性のボーイフレンドをマネーロンダリングとドラッグの密輸をしている組織の重要参考人として無理やりFBIの担当にさせてしまう。(爆)この辺の連係プレイが最高です。まずばれたら経歴を棒に振ることを条件にガブちゃん以外のメンバーにみんなの力を結集すればということで非公式にお願い。まあ、それも強制に近いですが。(笑)第2発見者であり、腹からドラッグを取りだしたボーイフレンドに発見場所をしゃべられないように工作したりとドタバタコメディのようでした。ついには、テイラーと司法取引をしようとしていたのが、フリンが慌てず騒がず爆弾予告で妨害して、その隙にフリッツがボーイフレンドの身柄を確保。ここも「お上の建前」を乱用。FBIの立場というのは強いのですね。弁護士の立ち会いなしにも尋問できる。フリッツはテイラーの怒りからまたブレンダを救うわけね。プロベンザはこの間、自分が一番悪い癖に、みんなの犠牲になるような感じで感傷的な引退の演説をしておりました。フリンは無視。「はいはい、まあ待ちなされ。」というところです。もうどこまでも可笑しい。出来の悪い「息子」たちをしかりつけるブレンダのママぶりも最高でした。結局、殺された女性を調べれていくと、悪質な代理出産のビジネスに関わっていたことがわかり、犯人は愛する娘を奪われまいとする父親が行きすぎた行動をしてしまったのでした。このお父さん役の人がよく見る人でしたね。(Steven Flynn)殺人は殺人として、最大の温情をかけるのブレンダでした。(こういう権利の行使はうれしいですが)しっかりプロベンザの家の鍵も手に入れて、発見場所は不問ということで。(笑)プロベンザもまあ被害者ではあったわけですけど、素直に報告していればここまで大事にはならなかった。ということで、ブレンダからはた~っぷりのお仕置きで、2人は特捜班メンバー一人一人に貸しを返すことになったのでした。車もろくに買えないような人が大丈夫なのかしら。まあ、その辺も刑事の裏ルートを乱用して片付けるのでしょうけどね。(笑)ところでボーイフレンド役にJeff Koberが出ていました。「バフィ」でウィローをダークサイドに招いちゃった魔術師とか、David CarusoとMarg Helgenbergerが競演した"Gold Coast"にも出ていた非常に個性的で上手い役者さんでした。秀逸「FBIは短縮番号に入っているのよ。実際、彼らと同じベッドにいるも同然の親しさなのよ。」"The FBI is on my speed dial, Mr. Roth. In fact, we're so close I'm practically in bed with them."ガブチャンが目を回していましたね~フリッツ以外にも寝ている相手がいるの?(笑) LaLa TV 「The クローザー」
November 5, 2007
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「男たちの思惑」「アリーmyラブ」で、毎年誕生日エピがあったように、こちらも40歳の誕生日を迎えてブルーになるブレンダにすっかりエピソードを持って行かれました。(笑)レネーが30歳前のアリーに「女は40になったらもっと良いのだってよ~」「誰がそんなことを言うの?」「40代の女が」という会話がありましたが、フリッツには「50代になったらもっと良いんだって」と言ってもらいましょう。だけどフリッツもそこまでついてくる覚悟があるのかな?(笑)ブレンダはこの日はジャケットの色とお揃いのショッキングピンクのパイピングが入った紺色のワンピースで若さをアピール?それに気づくプロベンザも大した物です。フリッツは仕事の電話が入っただけでさっさとディナーをキャンセルしてでっかい花を贈っていましたけど、この日はブレンダの誕生日のためだけにお休みを取っていたのでしょうか。ますます謎の男だ。FBIの仕事はどうなっているの?フリッツから送られたばかでかい花をもって、わざと人前をうろうろするブレンダ。あれはもう気づいて頂戴と言っているようなものですね。花を眺めてハッピーな気分になりたかったのでしょうか。特捜班から見ても、みんな「チーフ(いつも変だけど)今日は特に変」と感じでなかなか気づかないのがおかしいです。砂糖断ちのせいだと思ったのかしら。プロベンザがプライバシーを侵害しなければ真相は謎だったわけですね。最後は部下たちに1日遅れで祝ってもらって満足なブレンダでした。そうでなければ、ポープのプレゼントにうっかり心を許すところだったかも?それにしても、ポープも巧みにブレンダの心の隙を盗もうとしますね。フリッツと張り合って食事を差し入れていましたが、「オクラのフライ♪」とテイラーがお相伴になったのはおかしかったです。あのあとオヤジ2人でディナーを?今週もプロベンザ一人がおかしいわ~何かにつけて年寄りであることを強調しますが、あなたが一番過激です。もし「クローザー」でスピンオフをするなら、「プロベンザ警部補シリーズ」というのが絶対におもしろいと思います。それもLt.フリンとコンビで。メインの捜査は(ここからか!)、したたかなレストラン・マネージャーのカレンが殺され、容疑はシェフの夫ポール、現在の出資者(デニス・ダットン)、前の雇い主(ウォルター・ラサール)、レビューライター(トム・ニューマン)に向けられ、みんなあやしくて推理小説ばりに上手く騙されました。あのデニス・ダットンというのは、1シーズンの「尽くしすぎた男」に出てきた放蕩息子たちの一人、長男でしたね。リターンマッチということか、ブレンダの疑いの目は厳しかったですね。デニスのアリバイを崩すことが犯人逮捕につながったのですが。カレンは夫とその腕を愛し、夫を出世させるためには手段を選ばずに男と寝るというものすごいやり手ですが料理はできなかった。ダチョウ料理を作った人間が犯人でした。ブレンダはラストに誕生日祝いとしてダットンからナイフを贈られましたが、また彼を助けることになり皮肉ですね。ぐさっとナイフをケーキに刺したところが印象的。フリッツもちゃんとお迎えに来てくれて、こんな誕生日なら良いじゃないのと、うらやましくなります。包丁をもらってもブレンダは料理をするのだろうか?料理もフリッツにお任せかもね。今週はなぜかLt.タオがお休みで、残念でした。レビューライター役のJohn Billingsleyは「スタートレック・エンタープライズ」のレギュラー他、数々のドラマにゲスト出演していてお馴染みです。悪人をやらせると恐くて上手いですね。LaLa TV クローザーsuubiさんのブログモリーさんのブログ
October 29, 2007
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ママは何でも知っている!ブレンダ久しぶりの休みに殺人のあった有名人の家をママに見せるのは、「LA観光」のひとつなんですよね。フリッツはブレンダに合わせて休みを取ったのか?(笑)そこで仕事が入ってガブリエルに、「ママとフリッツを2人だけにして心配だわ~」「お母さまは大丈夫でしょう」「違うの、フリッツが心配なの~」という会話にまたまた爆笑。これはコメディなのか!そして、案の定ママの質問攻めに遭って油汗を流すガブリエル。上司の頼みとはいえ、お巡りさんですもの嘘をつくのは苦手です。(笑)ママも1週間もいれば、することがなくなって掃除もしたくなるし、フリッツが同じズボンを履いているかどうかも気づきます。しかも、表に引っ越しトラックは止めたまま。(泣)でも、その間にしっかりママはフリッツを観察して、最後は「合格」を出したわけですね。もしかしてフリッツがどこまでがんばるかを試していたのかも。駐車場で娘と息もぴったりに仕事をしたのが決め手でしょうか。いい年をした娘に彼氏ができたんだからもう良いじゃない!でも、パパにはやっぱり内緒なのね。今週もママがかわいくて天然ぶりがたまりません。しかも、デリバリーのピザをナイフとフォークで食べている。さすが南部夫人。さて、ここからが本題。(爆)事件は始めはhate crime(憎悪犯罪)も思われましたが、LAでありがちなギャングの抗争事件にアフリカ系の大学生が巻き込まれたことがわかり、ギャング事件専門のサンチェスが活躍していましたね。LAには人種別に多数のギャング団があり、やったりやられたりの日常で、この話はNUMB3RSでもありました。たまたま被害者がテイラー警視正の知り合いだったことで、今回は貸しを作りました。ブレンダとしてはどれも同じ仕事ですが、市警との関係は良くなったのでしょうね。被害者は裕福層の子弟で優等生だったため、ギャングとの繋がりが見いだせませんでしたが、人違い殺人ということが判ると、ブレンダは攻めやすいところから攻めますね~入ったばかりの下っ端を落とすのは彼女にとって赤子の手を捻るよう。しかし、人違いでも車は間違っていなかった。抗争のきっかけの銃撃は、被害者の両親がレストランの駐車係に預けた間に起きた犯行でした。ここでもママの発言はナイス。駐車係はまじめな青年なのにギャングの下働きをさせられていて、報復を怖れて自供できないのをブレンダが追い込みます。よい子だから余計に悪に道に入り込ませたくなかったのでしょうね。証人保護プログラムをテイラーに頼んでいましたけど、何とか無事に過ごして欲しいですね。サンチェスのやり方はやっぱり「警察を嘗めんなよ」ということでしょうね。生半可な尋問じゃ吐かないでしょう。冒頭、ブレンダがガブリエルに被害者の身内に事件を知らせる役目を学ばせていました。一つ一つの説明にさすがだな~と思いました。こうして次の世代が育っていくんですね。LaLa TV クローザーモリーさんのブログ
October 22, 2007
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今週は手を叩いて大受け、楽しくニヤニヤして見ました。これだから「クローザー」大好き!ブレンダよりももっと強烈なブレンダ・リー「ママ」が登場して全てを吹き飛ばしてくれました。たった一人で存在感は抜群。あ~やっぱり「この親にしてこの子あり」なんだな~自分一人の引っ越しで恨みがましいフリッツに、急にママが出てくるからともう一度片付けてというブレンダ。それでOKというフリッツも偉いですが、ここは踏ん張り所、同棲は隠すがその替わりボーイフレンドとして紹介して!と主張。どうしてそんなにブレンダがママに関して神経質になるのかは、本人に会って見てなるほどと思いました。保守的な昔ながらの南部のレディで、ショックなことがあると気絶してしまいそう…「風と共に去りぬ」なら「気付け薬」を持ってくるところです。でも、詮索好き。デジカメを片手に娘の生活に興味津々で、男の影があるのかどうか、鋭い観察眼でチェックする。さすが、ブレンダのママだけあります。職場に連れて行ったのはもう最高ですね。あちらこちらを写真に撮って、家に帰ったら早速家族から親戚から近所の人からみなに話して回るのでしょうね。こう言うところがブレンダは苦手なんだろうな~しっかりフリッツの事も「仕事は?」とチェック入れていましたね。(笑)でも、ママも根は善い人じゃありませんか。手作りのお菓子を職場のみんなに振る舞い、紳士らしく登場したフリッツにも「ハンサムね」と喜んで見せ、本当にみんなから尊敬され愛されるレディですよね。ここで、Lt.プロベンザの紳士ぶりがもう最高に笑えた。なにせスカーレット・オハラのママですので、「わたくしめが」と気取ってエスコートする。すかさず、ブレンダが「ママは結婚しているのよ」と釘を刺しますが、そこで「チーフ・ブレンダ・リー」と気取るのがまたよろしい。「35歳以上は相手にしない。酔っていたら40歳でもOK」と失礼な。(笑)しかも「お母さまはTVを見ておられますから」と言って、しっかりAV室からブレンダの取り調べ(ブレンダ劇場?)を見学させてあげる。本当に心憎いガイドです。ここでもまた、ママのリアクションが最高です。涙を流して嫁の悪口を言う母親にはついほろりとし、また娘の親思いの発言にも感激し、本当にLAに来て良かったですね。来たのは身内の葬式だったんですが。(爆)ちなみに、ママ・ウィリー・レイはERのカーターの祖母ミリセント役のFrances Sternhagenで、「ジョージ・クルーニーに会えるかと思った」というギャグを!(大爆)事件の方も面白かったです。女性陪審員の一人が審議中に心臓発作で亡くなる。当該事件は、アルメニア系マフィアのからんだナイトクラブ放火焼死事件の裁判で、陪審員は被告の息子と思われる人間から脅迫されていたという。テイラー警視正ら、市警は長い時間をかけて起訴に持ち込んだ事件を、死亡事件の捜査で審理無効にはしたくない。しかし、Lt.フリンは絶対に殺人だと言い張って、ここはブレンダが部下の肩をもちましたね。どこかにピンとくるものがあったのでしょうね。しかし、裁判が終わるまでは審理無効になるので他の目撃者たちに接触することはできない。弁護側は有罪よりは審理無効になってもらった方がありがたい。実は被告は息子が犯した罪を被っていたわけで、真犯人の息子を逮捕してくれれば、弁護としてはそれでよい。というわけで、ブレンダの交渉術とはったり?が成功して、無事裁判は審理無効となり、すかさず「本来犯した罪で逮捕してね」とテイラーをチクリと刺すブレンダでした。本来の陪審員死亡の捜査は、死因が薬物過剰摂取によるものでしたので、あとは毒を盛られたのか、自殺かに絞られ、そこは彼女の夫が医者、その母親が元看護士ということで狙いが絞られました。フリッツが一旦健気にも家具を引き払った後、自分の痕跡を残そうとあれこれしているのがかわいかったです。要するにベタ惚れということですよね。同居したら家の中も片付きそうだ。(笑)LaLa TV The クローザーモリーさんのブログみよねこさんのブログ
October 15, 2007
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Brenda IS BACK !!! お待ちかね、ブレンダが戻ってきました~ドラマはたくさん見ていますが、このドラマと「デス妻」が一番ツボが多いです。(笑)シーズンオープナーでは、いきなり警察官の殉職を巡って所轄警察と特捜班とが対立してテンションが高まりました。タイトルの"Blue"は警官の象徴ですね。そしてクライムシーンに駆けつけたマーティン刑事の同僚たち。1シーズンの取引で警視正(Commander)に昇格したテイラーは早くむごたらし遺体を送り出して欲しいとブレンダにねじ込む。ここでダニエルズは前の職場で被害者のマーティンと関係があったことを告白。警官は仲間の死には特別の敬意を払いますが、ブレンダも遺体に徽章を付けてあげます。一番のベテランのプロベンザが"Attention!"(気をつけ!)と号令をかけて葬送するシーンには、さすがに警察が舞台のだけにじーんと来てしまいます。この休みの間に多少の変化がありました。ブレンダは甘い物を断って、部下にも目の前で砂糖が入ったものを食べるのを禁止しています。フリッツの目から見るとこれは「ダイエット」に見えて、おかげでブレンダはサラダしか食べさせてもらえないみたいですが、これには不満げ。(笑)スウィーツを断つことは、彼女にとって人生を変えることほどの意味があるのですね。事件は人間関係が複雑に入り交じって一度では頭に入りませんでしたが、大学生のヤクの売人を殺したバラックと相打ちになったマーティン刑事は「女好き」で手癖が悪かった、ということがキーポイントになりました。彼は現在のパートナーの女を取り上げ、なんとかつて中央署にいたころのガブリエルがダニエルズを誘おうとしたのまで取り上げてしまったという。ほ~2人はそういう関係だったんだ。そしてブレンダは現場の状況で「相打ち」は不可能だと察する。現場に第3の存在があったに違いない。殺されたマーティン刑事の元のパートナー、ハバードは息子の治療のために休職中で、現在ののパートナー、ザビエル刑事ははなぜかその日は非番だった。病院でハバード刑事の事情聴取するのに単刀直入に聞くブレンダを押しとどめ、病気の子供のことを質問するガブリエルが良いですね。まるでBONESのブース捜査官みたい。(笑)捜査側は殺人の容疑がかかっていたバラックのDNAを手に入れるため、情報屋のアリに数千ドル払ってヴァンクーバーまで行って血液サンプルを手に入れさせていたという。DNAの鑑定を依頼したブレンダはその足で再び病院へ。私はその時にもう、犯人は分かってしまいました。(笑)今回ポープは妙に苛ついていてブレンダに命令口調です。"IS THAT CLEAR ?"さすがにブレンダもこれには"Yes, sir !"とは言いませんでした。その後フリッツから離婚するらしいと聞いて「お疲れでしょ、今日はもう帰ったら?」と優しい言葉をかけてあげる。この辺は南部の淑女らしい思いやりですかね。(笑)一方、フリッツは「一緒に住もうか?」と持ちかけてくる。これはブレンダの持ち家に居候するというわけじゃなくて(笑)、ポープが離婚するのに、自分が東海岸へ栄転で異動すればその隙にブレンダを奪われるのかも知れない、という不安からだったわけですね。(笑)いくらデートしても、自分の存在がポープからは全く認められていないので「実績」を積み上げようというわけ。でも話の持ちかけ方が、自分の出世を諦めても君といたい、とプロポーズに近いようなことを言います。これはずるいです。(笑)淑女のブレンダとしては「ママが電話をかけて来たときにどういったら良いのかしら」とか、もごもご言って、「でもあなたに嫌われるのが恐いの」と、これまた駆け引きだな~と思わせるようなことを言います。案外ポープの出方を見ていたのかも知れません。フリッツの気持ちは「後で~」と交わし、実際にポープが誘ってきたらさっさとフリッツの転勤辞退を自分で決めてしまうブレンダでした。もう、このお姫様なところが最高にステキです!!そう、安易に主導権をフリッツに与えてはいけませんね。エサをあげながら手綱は緩めてはいけないのです。(爆)殺されたマーティン刑事はハバードの妻にも手を出して息子の生物学上の父だった、というとんでもない奴(asshole)でしたが、ブレンダはハバードの自供を引き出すために、療養中の息子を引き合いに出し、クローザーの仕事をしました。後味は悪かったですね。でも、息子との面会という譲歩をしたのが、せめてもの温情でしょうか。もしかしたら息子は助からないかも知れないという認識はお互いにあったかも知れません。ドナーが見つかるといいですね。(泣)とにかく、神経を使う仕事です。Lt.タオがここぞという時にスウィーツを差し出してくれたのが秀逸でした。よくできた部下です。タオは優秀だけでなく、上司の使い方も上手いわ。LaLa TV The クローザーモリーさんのブログ
October 8, 2007
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「最終楽章」シーズンフィナーレ。今週もさ・い・こ・うでした!!今のところ一番のお気に入りのシリーズになってしまった「クローザー」は、LaLa TVで9月に連続放送、10月から2シーズンが放送されます。これはもう、楽しみだなあ。最終回は「ブレンダに進退に関わるピンチが!」というありがちな展開なのですが、たった13話の間になついた部下たちが上司を救うために胸が熱くなる行動(しかも非常にpredictableな結末)を見せてくれました。もう判っているけどそこがいいが良いのですよ。まるで昔あったような青春ドラマみたいで。(笑)ハリウッドの高級住宅街で、成り上がりで品性のない映画関係者がジャグジーで溺死していた。若い後妻は暴力を受けていて争いが絶えず、また仕事関係でもトラブルがあるらしい。お節介な隣人が相当な情報を提供してくれたので、捜査は助かったが、その前にブレンダに内部捜査が入るということでブレンダは気が気ではない。それは市警の内部告発で、検事局、FBIに「非礼」があったというもの。副本部長のポープはブレンダが告発されると自分も顔を失うので俺に任せろと言う。男たちは本当にメンツと評判ばかりを気にするのですね。しかし、ポープはCpt.テイラーに揺さぶりをかけてみるが、結局打開策はブレンダに関係者に「謝罪せよ」とはなんなのでしょー。ちっとも「策」になっていないじゃん。一方、愛弟子のSgt.ガブリエルはブレンダを守るために、Cpt.テイラーに直談判をする。どうやら首謀者の名前はガブリエルの頭にあるらしい。しかし、彼のような若造が百戦錬磨のテイラーに噛みつくなどは、男社会のルールから言えば生意気も良いところ、下手をすると命取りになりかねない。「チーフを告発した奴は恥を知るが良い」若さゆえできることなのでしょうね。しかしベテランのLt.プロベンザは何やらガブリエルに入れ知恵をしたに違いない。それは特捜班全員の辞表で、チーフが辞めさせられるなら俺たちも辞めるという「熱い」ものでした。それなりに優秀なメンバーが集められている特捜班が辞められると、Cpt.テイラーも困るのでしょうね。当人のブレンダはフリッツの「いざとなったら僕のところにくれば♪♪」という甘いささやきを「安全ネット」として利用し、謝罪をすると言って、本音をぶつけて、「すっきりしたわ♪」と爆弾を落としました。そうなるとポープはまた男の世界の奥の手「昇進」をちらつかせてCpt.テイラーを丸め込んでしまう。もう、一体男たちは何をやっているのだか。ブレンダを突き動かすのは「正義」ですね。そのためには道義的に不適切な手段を執らざるを得ないこともある。彼らの失策失態を押しつけられてきて、無能なのは彼らの方なのに、すごすごと頭を下げるのはプライドが許さない。「明日にはここにはいないかも知れない」とブレンダは始めからそのつもりだったのですね。でも、あのフリンまでもが辞表を提出していたと知って思わず、うるっと。だって女の子だもん。(爆)そして部屋にこもってうれし涙にくれるのかと思ったら、スウィーツを手にして、う・っ・と・り。その落差がブレンダらしいです。それにしても、あんな机の引き出しにお菓子を入れていたら、その辺がベタベタになって蟻が上がってくるんじゃないかと心配です。というわけで「クローザー」、あり得ないことばかりけどチャーミングで正義を貫く南部のレディが魅力的なドラマでした。彼女の両親は厳格な南部の人なのでしょうか、未だに娘を一人前扱いせず、男と暮らすなんてもってのほか、しかも娘の敵にはパパがケリを付けてやる、というほどの前時代的な人たち。しかし娘を愛する気持ちは、プロデューサーを殺した父親と同じ心境かも知れません。だから、ブレンダは権利を放棄させたのかもしれないですね。忠犬フリッツは、一段階上がって今はお泊まりを認められたんですね。そして当然のように朝ご飯を作ってくれる。「殴りにいくのは俺の仕事だ。誰を殴りにいく?」南部の紳士気取り、スカーレット・オハラを溺愛するレット・バトラーだ。(爆)冒頭のプロベンザのブレンダの物まねはめちゃくちゃ上手かったですね。最高の役者ですよ、彼は。みなさん、マジで笑っていたんでは?どうやら、語尾に"Thank you, y'all(ヨォール)"という風に付けるのが南部風なんだそうです。独特のリズムなんですね。そしてロシア語にドイツ語にチェコ語なんでも話せるのに、スペイン語がダメでサンチェスの世話になるブレンダ。彼女がその気になればすぐにマスターできるでしょうが、こうしたちょっとした弱みがあるのも魅力。来シーズンは、ブレンダを陥れようとした人間が誰なのか、判るのでしょうか。そして、クローリックは?フリッツとの関係は?楽しみに待ちたいと思います。LaLa TV クローザークローザー ファースト・シーズン コレクターズ・ボックス[6枚組]モリーさんのブログ
July 2, 2007
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「二度死んだ女」本国の3シーズンのオープニングはこれまでにない高視聴率で記録を残したそうです。確かにその人気はわかりますね。ケーブルTVではありますが、一般的に人気のある犯罪捜査ドラマであって、あれだけの高いクォリティーを持っているのですから。ゲストは「CIA エージェンシー」の人(Jason O'Mara)でしたね。気味の悪いソシオパス役で何もしないのにその存在感は非常に恐かった。ブレンダは今回こいつに魅入られたので、今後きっとリターン・マッチがあるのでしょう。でも、こういうのに狙われているかと思うと、恐くて夜眠れなくなってしまいますよ。だから、用心棒としてフリッツを?(爆)3年前の女性殺害事件の被害者が、別人であったことが判った。その時の犯人として逮捕されていたクローリックという男は黙秘を貫き、女性を焼くことに快感を得る札付きの犯罪者であった。今回歯型の照合によって、当時の被害者は別の失踪者であることが判る。その両方の事件を担当したのはLt.フリン。その後、彼は昇進したがCpt.テーラーはあっさりとフリンが事件をねつ造したのではないかと切り捨てる。しかし、ブレンダはフリンの言葉を信じ、誰がクローリックのコピーキャットなのかをあぶり出す。ブレンダのすごいところは、クローリックに脅されながらも、彼の話すことに耳を傾け、真実を見極めようとすることですね。彼の好みの外見でクローリックに近づき、口を開かせるところまでは予想通りですが、彼も頭が良いので誰に話せば自分の罪が晴らされるのか、直感的に分かるのでしょう。ある意味、彼もブレンダの信奉者になったのかも知れません。まあ始めから精神科医は怪しいと思っていましたが、彼に被害者の元夫を尋問させる誘導は本当にお見事。なるほどね、いつもCSIでは尋問で飲み物を勧めて後に残ったコップや缶に残る指紋を採りますが、それは合法と認められているわけですね。自分が疑われていることが判り、犯人だと判った瞬間飛びかかるフリン。プロベンザが一通り収まってから、「はいはい」と手錠をかけに行く姿は味があって良いなあ~Cpt.テーラーもポープも誤認捜査やミスなどを認めたがらない。下手をすると関わった事件全てが再捜査となりかねない。体面を保つ事が最優先だが、「真実」に忠実なブレンダにフリンはテーラーの部下を離れブレンダのSquadに"permanent assignment"を提出すると言う。いやもう、ここはすっきりです。「証拠を今すぐ出しなさい。これはdirect orderよ」「Yes, ma'am.」ああ、ブレンダ、しびれるぞ。今週はフリッツはブレンダの「秘密のお願い」で、歯型照合のお手伝いをすることに。彼が来るとさっさとブラインドを閉めるのが笑っちゃいますね。お仕事してくれたら、ご褒美のキッスはやっぱりあげないと、ね。(爆)体内に燃焼促進剤を流し込んで燃やすと「jack-o'-lentaneみたいに燃える」とか、メス(Methamphetamine)をやると、歯がボロボロになるなどCSIチックな話も興味深かったですね。LaLa TV クローザークローザー ファースト・シーズン コレクターズ・ボックス[6枚組]モリーさんのブログ
June 25, 2007
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「自由を求めて」今週も「クローザー」最高!始まりはいつもコミカルなのですが、メインはビターでびしっと決めて、そしてオチに甘甘なコンフェクションを一口、という、これはもう女性向けの商品作りに徹底していますね。ゲストがなんと、TNGのMarina Sirtisでした。イスラムの女性の役で、英語のイントネーションもたどたどしい。しかも、化粧一つせず本当に地味です。でも、彼女のようなエキゾチックな人が選ばれたのは理解できます。本物のイスラムの女性ならキャスティングできないからでしょうね。今週は優等生でいながら計算高いSgt,ガブリエルの本質がよく判りました。(笑)最初は近道をしたら渋滞に遭って、ブレンダに「この道であっているの?」と言われたことがカチンときた。それでブレンダにサングラスを買ってやる。「まぶしくてあなた標識が見えてないでしょ。」そして地味で時間がかかる仕事を言いつけられると、「どうして僕がこれをするんですか?」と言う。じゃあ、Cpt.テーラーに応援を頼みなさいと言われて、それがあのLt.フリンと知ると、いやーな気持ちになってしまう。いかにも世間を知らない頭でっかちの今時の子という感じですね。それでもちゃんとチーフはガブリエルをみんなの前で褒めていましたね。こういうところは偉いなあ。一方、増援を頼まれたフリンはさすがに大人。ブレンダの優秀さをちゃんと判った上で、彼女が自分にベンチャラを言う人間を優遇せず、単に能力で判断していることを理解したようです。これなら、もしかしたらフリンも特捜班に戻ってくるかも知れないですね。でも最高に面白かったのは、やはりプロベンザ「おじいちゃん」ですね~FBIとの張り合いで、わざと転んで怪我をしたという。その吉本さながらの演技力!「まあ~FBIて酷いのね、こんな年寄りに暴力を振るうなんて」そして、「彼らがくるから腕に包帯をしておいてね」と、こちらも相当なタマ。ブレンダはやる気のなかった特捜班の心を上手く掴んだのですね。彼らは野犬群れみたいなものだった。まるで不良高校生が新任の教師に鍛えられ、クラブ活動の大会で優勝するようなドラマみたいです。(笑)エピソードは、FBIがテロリストとして目を付けようと準備していたイラン系ビジネスマンが殺され、掴ませた金を回収するために横車を押してきた。その横柄な態度に敢然とブレンダが立ち向かう。その気の強さが好きですね~よほどFBIの評判は悪いのでしょうね。あくまで主導権を握ったままでFBIとの合同捜査にしたが、そのリエゾンとして送られたのはなんと、専門外のフリッツ・ハワード特別捜査官。やっぱりこいつは暇なのか!と突っ込みたくなりますよね。顔は良く知っていても、彼の手からは直接資料(エサ?)を受け取らない部下たち、すっかりブレンダの忠犬になっています。(笑)イスラムの戒律から女性ならでは、ビジネスマンの妻(Marina Sirtis)は夫に何があったのかをブレンダに語りますが、そこが真実を見抜くブレンダの眼光鋭く、意外な展開に。彼女は本当のことを語っていないと気づきます。一方、フリッツは息子の取り調べを。金はどうやら息子が握っているようだ。FBIは難しいところはブレンダにお任せ、母親なら息子をFBIに手渡すことはしないだろうと見て、ちゃっかり手柄だけもらうつもり。ブレンダは彼女の嘘に迫り、弁護士を呼ぶ権利を放棄させ、真実を語らせる。浮気をした上で、その相手と共謀して夫とボディガードを殺してしまった。いくら自由がないと言っても、それは許されない。彼女はイランに強制送還されたあと、どうなるのでしょうね。結局FBIは金さえ取り戻せば良いのですから、手間がかからないのは渡りに船。間に入ったフリッツは用が済んだと、解任されてまたフリーに。(爆)始めから職務に専念するつもりがなかったのか、失いたくないのはブレンダ一人?(笑)ポープのフリッツへのジェラシーはかなり感じられますが、少なくともフリッツの熱意が勝っているようです。ブレンダはプロとしてなれ合いにならないのはさすがだなと思います。妻に話したように、女性が男性の言いなりにならない」というスタンスは崩しませんね。「私もあなたが好き」でも、「あなたのもの」にはならない。お仕事とオフとをきちんと切り替え、デートの時はレディに戻るブレンダでした。くぅ~しびれますね。LaLa TV クローザークローザー ファースト・シーズン コレクターズ・ボックス[6枚組]モリーさんのブログ
June 17, 2007
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「尽くしすぎた男」オープニングからとても楽しい。本当にClassicです。「『執事が犯人だ』、これを言ってみたかったんだよね。」by プロベンザ。大金持ち、ストリッパーだった後妻、救いようのない放蕩息子、娘たち、そしてイギリス人の執事などなど、昔からあるミステリー小説の世界。しかもコロンボ・スタイルですね。金持ちのダットン家の若い後妻が謎の死を遂げ、Lt.プロベンザが執事を取り調べて殺人の容疑者として逮捕令状が出た。どうやらそこには検察との取引があったようだ。しかし、執事は裁判に出廷せず自殺していた…冒頭、無理やり割り込んで縦列駐車しようとするブレンダが、車の運転が下手なくせに気が強いと見せて笑えます。「私が止める場所に勝手に止めないでよ」と言わんばかり。そして屋敷にはいることができないと知ると、強硬手段で塀を乗り越える。「ちょっとパトカーの鍵を借りていいかしら♪」と言った瞬間に、Sgt.ガブリエルもLt.プロベンザも「やべー」と凍り付く。何せ、彼女がルールブックですからね。「我に続け」はリーダーの特質です。でも、プロベンザは「俺は上らないよ」とさっさと逃げてしまう。(笑)一家に忠実だった執事は自殺していたが、息子たちの反応がまるで人ごとです。そこに執事と取引してた検事が横槍を入れてきて、遺体を渡せと言う。「君たち市警はコーヒーでも湧かしていれば?」このイェーツ検事が高飛車で役立たずでしたね。事件はLAPDが担当することになりましたが、そうなると今度はブレンダの家に上がり込んで、皿洗いの手伝いまでして仲間に入れてくれという卑屈さ。本当の狙いは長男の過去の殺人容疑らしい。執事は他殺の可能性が高く、出来の悪い息子たちの前に彼らの父親替わりのブルーム弁護士が立ちはだかって、徹底して彼らを擁護する。絶対に弁護士は何か隠しているに違いない。プロベンザは自分の取り調べを覆されることになって、むくれてしまいますが、ブレンダはとっかかりを求めて、放蕩息子たちの潜入捜査をさせ、微罪で逮捕。とにかく、Dt.サンチェスが次男に男娼扱いされるのが、非常に面白かった。サンチェスにとって最も屈辱的な体験でしょうけど、頭から湯気を出しながらもぐっとこらえているのが面白かったですね。先週のブレンダの躾が功を奏したか。ここでも、彼らの叔父でもある弁護士の手腕で真相に迫れないのですが、鑑識の結果を見てプロベンザが誤りを認め、例によってタオが一家の金の動きを分析してからは、ブレンダの独壇場でした。イェーツ検事も長男の取り調べはブレンダ任せ。憐れな執事は殺人の罪を被る替わりに裁判でブルームが助けるはずだったが、長男の過去の事件を取引に持ち出されて真犯人の名をあげようとして、口止めのために殺されてしまった。ダットン家の家族ではなく、彼らの財産の方が大事なブルーム弁護士に。一家を愛する弁護士の心からの嘆きはあの出来の悪い子供たちを更正されられなかったこと。でも、しっかり極刑でなければ、とイェーツ検事と取引していましたね。なんでも取引で決まってしまう国なのですね。ところで、気味の悪いのは相続人となった長男のデニスがブレンダに興味を示した事。こいつはどこか凶悪な犯罪者の傾向がありますね。いずれまたブレンダとのリマッチがあるのでしょうか。終わり方もとてもコロンボ的でした。今週はフリッツの出番はなし。ブレンダもさすがにぐちゃぐちゃになった家の片付けは彼にはさせないのね。(笑)ブルーム弁護士役のStephen Tobolowskyは良く顔を見ますね。CSIマイアミでもDAとしてよくホレイショと絡んでいました。ところで、本国TNTでは18日から3シーズンが始まるので、HPも楽しげなものになっていました。プロモ画像を見ると、Kyra Sedgwickのメイクも華やかに変わったような感じです。個人的にはあの手のブロンドの巻き毛が昔から好きなんですよね。(笑)クローザー ファースト・シーズン コレクターズ・ボックス[6枚組]TNT The Closer LaLa TV クローザーJasmineさんのブログ
June 10, 2007
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