全3件 (3件中 1-3件目)
1
第十の使徒決戦の場。先攻の雫が表現したものは「誕生」だった。第十の使徒編 第18話この作者・・・ ホントにミステリーも書いているんだろうか・・・真相を隠そうとする余り、ロジックがあまりにもご都合主義過ぎる。意外性とか、真相が解ったときの「作者にしてやられた」という感動は微塵もないです。この流れだと、雫達は、#325で、ジョー(ルネの父)が行きつけだったワインショップを尋ね、ミニュレとグロ・フレールのグラン・エシェゾーを、飲んで比較検討していたことになるんですよね。遡れば、ミニュレのグラン・エシェゾーは、仲田氏との会話の中で登場し、ルネは父からの感想を述べ、仲田氏はそのワインを熟知している語りを展開しているんです。その後、偶然にも、ミニュレのエシェゾーをアランから飲まされ、V.V.に導かれる展開。さらに、ルロワ女史らしき方からの差し入れで、D.R.C.のグラン・エシェゾーを飲み、ようやくグラン・エシェゾーの存在に気付いたと・・・。実際に飲んでいない雫はともかく、これでは仲田氏もルネも無能ではないか?素人のルネはともかく、最初からエシェゾーで話は進行しているにも関わらず、雫の使徒捜しの役に立たない仲田氏は、単なる現地ガイド程度の扱いを受けたことになりかねないですよ。でも、なんと!その仲田氏を差し置いて・・・http://blog.wine-red.net/?eid=1088227でaaaさんが予想した ロベール・シュルグのグラン・エシェゾー が雫の選んだ第十の使徒候補でした。お見事!! もう絶賛に値します!さて、次なる興味は。雫の描写を冷めた目で見ていた遠峰の表現。家族愛に屈折した遠峰は、雫の描く「誕生」に対抗して、どんな描写を持ってくるのか・・・もう、グラン・エシェゾーなんて全く関係無い世界での闘いです。(爆ここまで、5勝4敗で1つ勝ち越している遠峰。先週号でお復習いがあった通り、彼がこの勝負に勝つとマッチポイントです。と言うことは、最終「神の雫」勝負を描くためには、十一の使徒、十二の使徒の遠峰2連敗も確定するわけで、作者的には雫を意地でも勝たせたいところですよね。(笑もしかしたら、また作者の都合による、ルール改定があるのかもしれませんけど。(爆死次回は #331 2月2日(木)発売号です。今週登場したワインは。■ グラン・エシェゾー ロベール・シュルグ
2012年01月26日
ルネから第十の使徒候補を受けとり帰国する雫と、西園寺と共に過去の使徒を振り返る遠峰。クリスを含めた3人は決戦の場で再会する。第十の使徒編 第17話今回は早々に決戦の場が描かれるかと思いきや・・・。ひっぱりますね。(苦笑久々、決戦前日の2人の様子でした。当然、ストーリーの進展はありません。ただ、決戦前の話を盛り上げようという狙いの回ですから。その中で、第十の使徒のヒントとなりそうな描写は3つ。1)雫、遠峰両者とも非常に希少な銘柄であることを強調2)本間、木戸の会話で、木戸は見たことがないエチケットと言っている3)決戦の直前、ロベールがルロワのリシュブールを飲んでいる意味を霧生にほのめかした1、2は以前から示されたことをさらに強調したのみ。ただし、ここで私が推していた、アンヌ・グロは消滅。希少とは言え、アンヌ・グロのエチケットは全銘柄共通ですから、ワイン事業部の木戸が識らないはずはありません。3はルロワ、もしくはリシュブールという固有銘柄が、第十の使徒と関連していることを明示。ロベールが決戦直前に、毎度毎度、豊多香コレクションから(?)その時の使徒に関連するワインを飲んでいることは周知の事ですが、直接的な銘柄を飲んでいたことは過去にありません。おそらくは、使徒のインパクトを増すための作者の狙いなのでしょう。そこから察するに、第十の使徒はルロワでは無い。リシュブールも危ういかも。(苦笑な~んて、ゴチャゴチャ書いてきましたが・・・これ、kuniさん予想のシャルル・ノエラのリシュブールで決まったような気がします。ロベールが飲んでいたルロワのリシュブールが'88なんですよね。つまり、シャルル・ノエラがルロワに買収された年。ここまで一致してしまうと・・・ もう逃げようが無い。あとは、皆さんのご判断を!(笑来週はまだ、銘柄明かされないでしょうね。次回は #329 1月26日(木)発売号です。今週登場したワインは。第一の使徒から第九の使徒はまとめページにリンクしました。■ 第一の使徒~第九の使徒■ リシュブール ドメーヌ・ルロワ
2012年01月19日
エルザと別れ帰国した遠峰は1本のワインを取り寄せる。ビンテージ違いの2杯のワインの片方を選んだルネ。彼女の作ったドレスは、クレールからも絶賛の言葉を得る。第十の使徒編 第16話長かったお正月休みも終わり・・・長かった第十の使徒編もいよいよ大詰め。おそらくは次号決戦の場を迎えます。遠峰は、第十の使徒を「非常に入手しにくいワイン」と言いました。どうやら、雫達と同じワインにたどり着いている様子。たぶん、雫の前にあった2杯が、遠峰との決戦にも適用されるのでしょう。2杯のうち、ルネが選んだワインは「エレガントだけど生命感あふれる」と表現され、クレールの選んだワインは「優雅だけど繊細すぎ、眠りにつくような落ち着きがある」とあります。限界を超えた深度の海、遠のく意識の中でワインを探った遠峰が、クレールと同じワインを選んでいても不思議は無いと思えます。問題は2つのヴィンテージ。素人考えでは、雫達が選んだワインの方が当たり年のように思えます。市場に残っているヴィンテージで考えるなら90年代。さすがに、大ハズレの'92は持ってこないでしょうから、'97・'98あたりの勝負になりそうな予感がします。ま、まてよ・・・当たり年に'91を持ってくると、ジャン・グロやアンヌ・エ・フランソワ・グロのリシュブールっていう手がある。市場に残っているかどうかは・・・ 定かではありませんが、名門(ブランド)であり、超レアであることは間違いないです。まだ、グロ家にこだわっています。(爆kuniさん予想のシャルル・ノエラだったら、80年代。ブルゴーニュ通を気取る作者なら、80年代も持ってくる可能性大ですね。いずれにしても、モノ・ポールで飲み残されるワインではありませんが。(爆ストーリーはと言えば、遠峰はエルザとの別れを惜しんで帰国。雫は2杯のワインを飲むことができず、ルネに選択を委ねる。そのルネは、選んだワインをドレスの染料として使用し、クレールも作品を絶賛。ワインを染料として勝つなんて、なんだか姑息な手段としか私は思えませんが。まぁ、ファッション漫画ではありませんので、軽く流しましょう。そして、直前まで「叩き潰してやる」なんて言ってたクレールも好い人になってる。(苦笑やはり、神の雫に登場する悪役は、全て改心してしまうというのは硬く守られているわけです。「ソムリエール」の悪役には彼らなりのスタンスがある・・・という描き方とは似て非なり。語られるところの質は、雲泥の差です。まぁ、そんなこんなで、お話しは「超説明的」、万人が予想する展開をキレイな挿絵付きで並べられただけの感。興味はひたすら、第十の使徒決戦の場のみとなりました。次回は #329 1月19日(木)発売号です。今週登場したワインはありません。
2012年01月12日
全3件 (3件中 1-3件目)
1