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テーマ: いい言葉(574)
カテゴリ: 文学・芸術
▼メリ・ローラン3(マラルメ34)
ソネットという14行詩はシェイクスピアの作品を紹介するときに説明しましたが、今日紹介するのは、ロンデル(ロンドーの古称)という詩の形体です。通常は4,4,5各行の三節からなる13行で、二種の脚韻と繰り返し(リフレイン)を持ちます。

それではメリ・ローランに捧げられたロンデルを見てみましょう。

Rondel2(ロンデル2)

Si tu veux nous nous aimerons
Avec tes lèvres sans le dire
Cette rose ne l’interromps
Qu’à verser un silence pire

お前が口に出さずとも、もし望むなら
私たちは愛し合えるのだ
この薔薇が言えなくさせているのだとしても、
もっと悪い沈黙が蒔かれるのを邪魔しているにすぎない


Jamais de chants ne lancent prompts
Le scintillement du sourire
Si tu veux nous nous aimerons
Avec tes lèvres sans le dire

微笑みの輝きを放つような
気の利いた歌はどこにもない
お前が口に出さずとも、もし望むなら
私たちは愛し合えるのだ

Muet muet entre les ronds
Sylphe dans la pourpre d’empire
Un baiser flambant se déchire
Jusqu’aux pointes des ailerons
Si tu veux nous nous aimerons

輪の中で、黙って、黙って
深紅の王の衣で現れた空気の精シルフよ
炎のように輝く口づけは、
翼の先端まで引き裂かれる
もし望むなら私たちは愛し合えのだ

軽い感じの詩ですね。1889年の元旦を祝うため、ローランが作った「もし望むなら私たちは愛し合えるのだ」という句に、マラルメが一種の返歌として書いたものではないかとされています。戯れの詩のようです。

第一節に出てくる「薔薇」は、恥らうような恋心のことでしょうか。愛し合うのに言葉は要らないと言っているようですね。なぜなら、どのような歌もローランの微笑みを表すことが出来ないからだそうです(第二節)。推測するに、二人で応答歌を作ろうとしたのでしょうが、ローランにはそれほど詩才がなく、詩句が浮かばなかったのを慰めているようにも聞こえます。

第三節は、感覚的に二人が愛し合う場面を描写(想像)しているのかなと思われます。「炎のように輝く口づけは、翼の先端まで引き裂かれる」は難解です。魂の叫びが空気を引き裂くような、激しい口づけだったのでしょうか。あるいは燃えるような口づけも、時間が来れば現実が引き裂いてしまうと言っているのでしょうか。どちらにも解釈できるような気がします。

さて、マラルメの薔薇の詩もあと二編を残すだけとなりました。

秋の薔薇
(続く)





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最終更新日  2008.02.28 09:02:23
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