講師養成 0
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10月から新しくシニアサイン講座が2箇所で始まります。ご自分が聞こえに不自由を感じている方、家庭で耳の遠くなった人とのコミュニケーションに困っている方、介護施設などで高齢者との会話に困っている方、声帯などの病気でコミュニケーションがとりにくく、筆談では不自由を感じている方などが、受講されています。教室の体験も出来ますので、どうぞ。毎日文化センター(10月2日から)と高見コミュニティセンター(10月6日から)詳しくは左の「シニアサイン講座」のページをご覧ください。
2009年09月27日
名古屋駅前の大名古屋ビル3Fの毎日文化センターで9月23日午後1時~2時シニアサインの1日体験講座があります。中途失聴の方、耳の聞こえにくい人と接している方、介護の場でコミュニケーションに困っている方など、一度体験してみませんか?詳しくはこちらでどうぞ毎日文化センター今日でシニアサイン連続講座6ヶ月が終わりました。また10月から新しく始まります。その前に体験してみてください。
2009年09月18日
シニアサイン講座の受講者は、家庭で手を動かすことが自然に身についてきた人がほとんどです。耳の不自由な人が自分から手を動かしていたら、家族もつられて動かしてくれるようになり、会話が楽になったという話。(本来は耳が不自由な人に周りの人が身振りをつけるものですが、なかなか相手に強要ができない。)歳をとると物の名前がさっとは出てこなくなり、つい「あれ」「それ」で済ませてしまいます。講座の人の話です。「たまご」が口から出ず、「あれ」と身振りで「たまご」「衣装箱」が出ず、「あれ」と衣装箱の形を手で表現。娘さんはその身振りをみてすぐに分ってくれるようになったとのこと。「あれ」「それ」だけですと家族は分かりにくく、お互いにイライラしますが、ちょっと身振りをつけた方法でスムーズに伝わるのです。もちろん言葉を出せるようになった方がいいのですが・・・。私も手を多用しそうです。
2009年09月16日
シニアサインを使っている民生委員の方からの報告です。あるおばあちゃんは耳が遠いので、いつも話される人の口元に自分の耳を近づけて聞いている。当然話し手の顔は見えないのですが、その民生委員さんは見えないこと承知で手を動かしながら話していたそうです。そんな状態が続いていたある日、顔を見合わせる(アイコンタクト)向きで話を聞こうとされて、びっくり。今まで耳の横でなんか手が動いているのをキャッチしていたようです。そして顔を見合わせての会話の時のにこやかな表情に、またまたびっくり。「あなたの話はよく聞こえる・・・」と。「聞こえる」のではなく「よく分る」なのですが、身振りを使って話すと「よく聞こえる」といわれますね。嬉しい報告でした。
2009年08月19日
シニアサインを受講している方からの嬉しい報告です。マンションのお隣に耳の聞こえない5歳のRちゃんがいるSさん。可愛いRちゃんと身振り、手話を使ってお話できるのがとても嬉しいし、楽しいと。聞こえないお子さんがろう学校の幼稚部や家庭では手話や身振りをつかって会話ができますが、地域でご近所のおじさん、おばさんと話すことはほとんど無いでしょう。お母さん、お父さんにとっては子どもが近所の人と話せることを本当に望んでいるでしょうが、多くの人は「聞こえないお子さんとどう話していいかわからない」という理由で、話しかけることをためらってしまいます。Rちゃんのお母さんはSさん宅に用事がある時は、できるだけRちゃんに行かせるようにして、そっとドアの後ろから見守っているそうです。5歳のRちゃんは50音の指文字がもう使えるので、Sさんも講座で学んだ指文字を一生懸命覚えてRちゃんとお話するのをとっても楽しみにしています。このようにシニアサインが使っていただけることは本当に嬉しいです。私もいつかRちゃんと手話で話してみたいです。
2009年08月04日
民生委員の方は、日頃いろいろな高齢者と接していますが、なかなか心を開いてくれない人も結構多く、伝えることが難しいという声を聞きます。先日、シニアサイン講座受講の民生委員さんからの報告です。 一人暮らしのおばあさんで、伺って話してもなかなか返事もしてくれない。聞こえないのではなく、誰にも心を開かないという感じ。何度訪問していても伝えたいことが伝わったかどうかも確認できない。今までこの方は聞こえるので身振りを使うことはしなかったが、思い切って‘アイコンタクトと笑顔’と‘手を振る動作’をつけた。「おはよう」も「こんにちは」も「さようなら」も、なんでも手を左右に振るだけの動作。そしたら2回目で答えてくれたとのこと。道で会った時もその民生委員さんには手を振ってくれる。しかし相変わらず他の人には以前と同じ状態だそうです。これはなんだろう?と考えてしまいます。先日も書きましたが「アイコンタクトと笑顔とチョッとした身振り」この3点セットで人の心の扉を開くことができるのですね。昨年民生委員の方々の研修で話したとき、質問にありました。「このような高齢者にはどのように対応すればいいのか?」と。その時はまだ私自身、こんな簡単な3点セットで人の心を和らげることができると思っておりませんでしたので、きちんと答えることができませんでした。一度試してみて、報告ください。
2009年06月05日
コミュニケーション能力は職場でも求められることです。ある会社の人の話です。「コミュニケーションが大切といわれて、いろいろな本を読んだ。どの本も言葉で伝えられるのは少しで、声の抑揚を合わせても充分伝えることはできない。55%が身振り、ボディランゲージであると書いてある。それは分るが、ではその身振りやボディランゲージって、一体どうすればいいのかが、その本にも他のどの本にも書いてない。そんな思いの時、昨秋私のシニアサイン体験講座を聞いて、あの55%はこれだと初めて具体的に理解できた。」そうですね。表情・身振りが大切といわれても、どのように手を、体を動かしていいのかわかりませんね。昨日のシニアサイン講座で受講者に自分の趣味をジェスチャーで伝えてもらったのですが、1年受講した人の表現はとても的を得た表現でした。みなさん身振り上手に変身しました。
2009年05月27日
名古屋のNPO法人の介護サービス事業所でヘルパーの方々にシニアサインについて話してきました。ここは名古屋市内にいくつかの事業所があり、年3~4回皆さんが集まっての研修会が開かれ、今日はその研修にシニアサインを選んでくださいました。50名を越える方が熱心に聞いてくださいました。日々の仕事でコミュニケーションがなかなかとれない利用者さんをかかえているみなさんです。きっと明日から手を動かして、利用者さんとのコミュニケーションだけでなく、信頼関係がより強くなることでしょう。こうして介護の場で少しずつシニアサインが広まっていくのはとても嬉しいことです。
2009年05月24日
介護施設や介護関係の事業をしているNPOも収益がなかなか上がらないところが多いのが現状です。耳の遠い人や認知症の人になにかを伝える時、一人一人に大声で伝えていかなくてはならない状況。でもこんな時、シニアサインの考えを使えば、コミュニケーションの時間は短縮されるし、大声を張りあげ続けて疲れるということもない。この余裕のできた時間をうまく他の事に活用すれば、収益増加につながる。こんな話を介護施設長の方で、昨秋、私の講演を聴いてくださった方が、シニアサインを施設で使った結果、このようなことができると話してくださいました。その上「介護の質を上げれば、収益も増える」と。私はシニアサインを使うことで、職員も介護を受ける高齢者も楽になる・・ということは思っても、事業収益のことを考えたことがなかったので、目からうろこでした。経営者なら当たり前のことですが、彼はあらゆる面で本当にシニアサインの理解者です。このような人がいてくれること、また増えていってくれることを願って活動していきたいと思います。今度の日曜日は私の隣の区の介護施設の職員の研修に、シニアサイン講座を入れていただきました。介護の現場で話せることはとても嬉しいです。
2009年05月22日
連休で休みになり、金曜日は久しぶりにシニアサイン講座でした。みなさん「休みが長く、シニアサインを忘れてしまった」などこの1ヶ月のことを話す手がしっかり動いています。そして他の人の目は話し手をしっかり見ています。別にサインをつけて話している訳ではないし、教室のみなさんは聞こえる人ばかりですので、話す人をじっと見続ける必要はないのですが、手を動かすことと、アイコンタクトは自然になり、しっかり身についたようです。手の動きが別に意味のある動きでないにしても、やはり動かしていると相手の目を引きつけるものですね。その手が誰にでもわかる動きになると、よりコミュニケーションが深まります。ここは手話経験者が二人いるのですが、つい手話を使ってしまっている時期から抜きでてきました。手話で表してしまうとそれは手話学習者にしか通じません。だれでも分る身振りを工夫する力を身につけることがシニアサイン講座の目的です。一度卒業(?)した方も久しぶりに再度受講されました。嬉しいですね。
2009年05月17日
シニアサイン講師養成が終わりました。「シニアサインってなに?」と思っていた人も、一度体験すれば「これは絶対必要!」と思ってくれます。今日も、連続講座を受講して更に周りの人に広めたいと思っていただいた人や、1回の体験講座でこれをもっと知りたい、広めたいと感じて受講してくれた人など、嬉しい方々は受講してくださいました。県外からも2名。遠くからありがとうございました。このような方によってシニアサインも少しずつ、広まっていくこと願っております。講師の皆さんの今後の活躍を期待しております。よろしく!
2009年04月28日
看護専門学校でのシニアサイン講座は終了し、試験の採点も終えました。試験といってもサインを表すことは出来ませんので、講義の内容からのペーパーテストです。准看護師として現場で働いている人ばかりです。そして全員がコミュニケーションに困っている患者さんを抱えていることに気づきました。学んですぐに「身振りやシニアサインを使って、コミュニケーションにがとれた。」「患者さんの笑顔に接することができて、信頼関係が結べた」など、100人100通りのとても嬉しい報告を聞くことができました。また手にミトンをはめられている患者さんは、いつも無言でミトンで看護師さんをたたいていたそうですが、ちょっとした身振りと表情、アイコンタクトだけで暴力がその日からなくなったという報告。本当にちょっとした気遣いで相手の心を暖めることができるのですね。特に入院している人、病気の人は心が痛んでいるわけですから。みなさんの回りでなかなかコミュニケーションが難しい人に、笑顔とアイコンタクトと身振りの3点セットを使ってみてください。
2009年03月31日
シニアサイン講座は3月で看護専門学校も毎日文化センター、コミュニティセンターも一応終わりました。もちろん4月から新しい受講者でスタートします。皆さんの声を聞きながら、街の中には聞きにくくなった人が沢山いるが、気づいてもらえない場面がたくさんあることを感じています。病院の受付で「会計は4番です」が聞こえず、聞き返すこともしないでうろうろしている高齢者。(ちょっと、4番の方を指さして、指で4を伝えてほしい)駅で指定席の切符を買おうとして、中の駅員との会話。「何処まで?」「何人?」「禁煙?」・・・と早口でPCの画面を見ながら、しかも透明のボードの向こうから聞かれる。これは私もいつも経験する。嫌な顔をされるのを承知で大切なことですから聞き返すこともしばしば。年齢を感じさせられる時です。聞こえにくくなった人は、聞き返すことも遠慮してしまいがちです。ちょっと目を見て、チョッとゆっくり、ちょっとしたサイン、身振りをつけて・・・とお願いしたいです。
2009年03月22日
今日は千種区でのシニアサイン講座6ヶ月の終了日でした。みなさんからシニアサインを学んでの感想などをお聞きしました。その中で老人施設で働く人から、「相手の目を見て話す(アイコンタクト)とサインというか身振りを少しつけて話すことで、信頼される人間になれます」と。お年寄りから「この人は私の話をきちんと聞いてくれる(アイコンタクト)。この人の話はよく分る(サイン付きで)」と思われるからでしょう。耳の遠くなった高齢者は自分から話しかけることを避けてしまいます。また周りの人も、この人は耳が遠く、どうせ聞こえないからと話しかけることが少なくなってしまいます。自分の周りに人はいるけど、会話のない寂しさ、孤独感が募っています。ほんのチョッとしたことですが、アイコンタクトとシニアサイン。あなたの回りにいるお年寄りにこんな配慮をしてみてくださいませんか。講座は4月からまた始まります。継続受講者もとても多い講座です。4月はOB会もあります。こうしてみんなでいつまでも繋がっていたいですね。
2009年03月17日
今日は看護専門学校でのシニアサイン講座4回目でした。1クラスが50人弱の多い人数ですので、他の講座のように一人ずつ身振りを考えて表してもらうようなことができません。今日は講義だけでなく、会話文をグループで相談しながら、サインを交えた身振りをつけて会話しました。他の私の講座は手話もシニアサインも年齢が上の人がほとんどです。ここの若い人たちの発想を見たいと思ったのですが、やはり多くは人前で身振りをつけて会話をすることが、まだまだ「恥ずかしい」と思う段階から抜け出ていません。(手話も最初は手を動かすことを恥ずかしいと感じなくなるのに時間がかかる人も多いです)でも医療の職場では必要に応じて使ってくれていることと思います。他の講座の受講者である介護施設の職員の人から、「サインをチョッとつけることだけでも、利用者さんに信頼され、頼られる」と聞きます。この学校をスタートとして医療の場でシニアサインが広がって、患者さんが心を伝えたくなるような看護師の方が増えること期待しています。
2009年03月06日
3月3日はひな祭りと、もう一つ「耳の日」です。耳が遠くなった人が如何に多いか、如何に孤独感、疎外感を味わっているかを毎回の講座で知らされます。今日は千種区での講座。みなさんそれぞれが社会の中で、孤独感や疎外感に苦しんでいる人とシニアサインを使うことで信頼され、絆を結ぶことができたとの報告。知的障害のお子さんたちもこちらが手を動かすことで、親しんでくれたようです。聞こえにくくなっても、声がでなくなってもみんな話したがっています。いっぱい話したいのです。そんな方々に、こちらがちょっと手を動かして身振りで伝えることで、「こんな方法もあった」と気づいてくれます。そして「この人なら話してみたい」と思ってくれるようです。皆さんの共通の声は「アイコンタクト」の大切さです。また「外国の人とも話せた!」の声もありました。今日は私のもう一つのブログ「ユニバーサルサイン」を載せているCANPANからシニアサイン講座の取材に、東京から来てくださいました。いろいろなNPOの活動を載せたネット上のマガジンをつくるとのこと。こちらも楽しみです。
2009年03月03日
私が講師を担当している講座です。詳しくは上の「シニアサイン講座」のページをご覧下さい。☆名古屋市千種区の高見コミュニティセンター 21年4月~21年9月(受講者募集中)場所:地下鉄東山線池下駅下車。北へ徒歩10分。「若水三」のバス停前です。 バスなら池下駅から2区目です。日時:毎月第1・3火曜日 10:30~11:30 お問い合わせは左の「メッセージを送る」でどうぞ。☆毎日文化センター(名古屋駅前の大名古屋ビルジング3F)日時 H21年4月から第1・3金曜日 14:40~15:55(全12回)お問い合わせ・お申し込みは052-581-1366(毎日文化センター)
2009年02月26日
名古屋市中区の大きな東別院でシニアサイン体験会と講座が開かれます。ここは夏の早朝に本堂での講話に手話通訳をつけてくださっています。又、手話講座も開かれています。講師はここで手話を教えていて、シニアサインの講師でもあるNさんです。ここの広い境内にある東別院会館でシニアサイン講座も取り入れてくださいました。シニアサイン体験会3月10日(火)と4月14日(火)午後2時~3時半 (参加費は無料)シニアサイン講習会第1期 2009年5月12日(火)~7月28日(火)第2期 9月1日(火)~12月1日(火) 毎週火曜日 午後2時~3時半 いずれもお問い合わせお申し込みは052-331-9578(名古屋東別院 教化事業部)お近くの方は是非のぞいてみてください。
2009年02月25日
先日の講演会を聞いてくださった傾聴ボランティアの方から、シニアサインを使いたいという声をいただきました。病院の中で患者さんの話相手になって、話を聞くことが主ですが双方向の会話を楽しむことも。若い人から高齢者まで様々の方に接するのでしょうが、耳の遠くなった高齢者の場合、聞くことはできてもボランティアの方が話すときは、筆談。しかし書いたものを見ること、読むこともできない人もいて困っているということでした。そうですね。病院のベットにいる時、老眼鏡を掛けている人ばかりではないですね。短い受け答えなら身振りをつければ充分伝わるのではないでしょうか。シニアサインについていろいろな場で話させていただくと、私が気がついていなかったところでも必要とされていて嬉しいですね。
2009年02月17日
今日はお隣の三重県津市駅前のビルの中でシニアサイン講座を開いていただきました。招いてくださったのは、CS三重(NHK学園社会福祉コース修了生の会)です。三重県を北勢、中部、南勢にわけて60名ほどの会員の方々が活動されているようです。先日の東海テレビで放送された「イイこと!」を見て、インターネットで探して、私にコンタクトしてくださったのです。みなさん社会福祉を学んでボランティアに仕事にと活躍されている人で、2時間をとても熱心に聞いてくださいました。ここでも聞こえなくなった人とシニアサインをというだけでなく、「声が出せなくなって気持ちを伝えられず苦しんでいる人に、このシニアサインを教えてあげたい。これだけのサインをつかえるようになったら、きっと気持ちが伝えることができ、心が落ち着くと思う」と。嬉しいですね。また一人コミュニケーション障害で苦しんでいる人の心をシニアサインで少し軽くできることは。参加してくださったお一人お一人が、地域に帰って広めてくれること期待しております。担当してくださったYさん初め、みなさんありがとうございました。
2009年02月15日
2月8日(日)AM9:30~9:45東海ラジオの「らじお がもん倶楽部」でシニアサインの話をします。ゲストに予定していた人が入院してしまい、急遽呼び出されました。(製作者が知人)朝から行っていた母の病院から帰って、駆けつけたのですが、疲れ果てていましたので今、思い出しても何を話してきたか記憶にないのです。途中で「赤いハンカチ」が流れます。ここだけ覚えています。「高齢者や認知症の人でも自分の好きな歌を聴いたり、歌ったりすると表情が豊かになるので青春時代の曲をいつか手話をつけて歌うようにしたい」という説明が省かれてしまったのです。私は「銀座の恋の物語」でも。といったのですが「朝のさわやかな番組」だから・・と「赤いハンカチ」になりました。私自身はあまり知らない歌ですが。でも説明なくこの歌が流れるとみなさんはどう思うのかな???上の「シニアサイン」の本もプレゼントします。ちなみに番組名の「がもん」は「我に問う」という意味です。
2009年02月04日
2月2日から名古屋市医師会看護専門学校でシニアサイン講座が始まりました。今、医師も看護師も専門の知識だけでなく「コミュニケーション」の授業を取り入れているところが増えてきました。ここでも、私の「聞こえにくくなった人とのコミュニケーション」だけでなく「身体障害者(話す機能が不自由になった人)へのコミュニケーション」などもとり入れられています。患者さんが心を開いてくれなければ、治療も看護も難しいからですね。学生といっても准看護師として午前中は仕事をして、午後から学校。そしてまた病院に戻って仕事という人が多く、年齢もいろいろです。みなさん医療の現場で、聞こえにくくなった人と会話に不自由を感じているので、すぐに使ってくれるでしょう。このような学校の授業に入れていただけると、使える人、使う人が増えることになり、会話をあきらめて心を閉ざしがちな人も少なくなるのではないでしょうか。楽しみです。
2009年02月03日
年末、年始の少し長い休みがあり、シニアサインの講座が始まりました。休みの間の出来事、気がついたことなど話してもらいました。今までは家庭の中や、職場でのみ使っていた人も、シニアサインを使う場が広まっています。隣近所の人や特に子ども、また自分の趣味の仲間との集いの場でも広めてくださっています。いつも改めて感じることは、声でのコミュニケーションがうまくできない人の状態が様々であることです。老人ホームでボランティアをしているKさんの報告から。ある男性は話すとき、単語の最初の音がいつも発音できず、例えば「ほっかいどう」が「かいどう」になってしまい、人との会話ができず寂しい思いをしているそうです。その人にKさんは身振りを交えて話したら、その人も声の補足に身振りを使い始め、その身振りを読み取れるKさんとの会話を楽しむことができるようになり、それからはKさんが来るのを楽しみにしているそうです。我々は声で話せるのが当たり前と思ってしまいますが、こんなふうに最初の音だけが聞き取れないようになることもあるのですね。こんな報告はとても嬉しいです。シニアサインの広がりを早急に・・と思います。
2009年01月18日
今年最初のシニアサイン講座で話がでたことです。「耳の聞こえが悪い人にとって、診察室で医師からの説明が全く分らないときがある」医師はカルテを書きながら話したり、パソコンの画面をみながら説明する場合が多いですね。聞こえに問題がない時はそれでもいいのですが、高齢者で耳が遠くなった人は、自分のほうを見て話される時は一生懸命聞こうとするのですが、他の事をしながら(アイコンタクトなしで)話されていても自分に話しかけられていると思いませんので、聞いていません。返事を求める時だけ医師がこちらを向かれても、多くの高齢者は内容が分っていないのに「はい」と答えてしまう場合が多いそうです。特に少し認知症がある人の場合は説明を聞いていないのに「分りましたか?」に「はい」としっかり答えてしまい、その家族が後で大変な思いをするという話にうなずく人が沢山。そして診察室に家族も入れるようにしてほしい。医師は伝わっているかどうかは確認して欲しいという意見。私は手話通訳者として診察室に入って医師や看護師の説明をろう者に伝えるのですが、病気や高齢で聞こえなくなった人に対しての配慮はまったくありませんね。やはり聞こえないってどういうことなのかをきちんと理解して対応していただきたいですね。とくに病院関係は命に関わることですから。せめて話す時はアイコンタクトは忘れずにお願いします!
2009年01月07日
シニアサイン講座を終了した方からの年賀状でいろいろな報告を聞けました。地域で高齢者や障害者関係の場で活動し始めた人もいます。浜松から名古屋の講座に通ってくださったSさんからの賀状には「失語症の人とシニアサインを使って会話したら、感激されて握手を求められた」と。講座で失語症の人や認知症の人との会話の方法、注意点も話しています。Sさん使ってみてくれたのですね。そしてこの嬉しい報告です。私も今、病室で95歳の母にサインをつけて、話しかけています。そして母はサイン(といってもほとんど身振り)だけでなく、私の口元をしっかりみています。ろう者は口元からの読話ができますが、耳の遠くなった母も相手の口元を一生懸命見ています。ただ看護師さんたちが今はみんなマスクをつけているので、母は大弱り。でも風邪のこともあるし・・仕方ないですね。
2009年01月06日
千種区でのシニアサイン講座受講者のOB会を近くのフランス会席料理のお店でしました。OB会といっても、卒業した人ばかりでなく、2期も3期も通っている人も一緒に。久しぶりの再会でしたが、みなさんの活動をお聞きして嬉しく思いました。そして来年も春と秋に同じところで・・・と決まりました。また30日はシニアサインのみの講師養成。介護の現場で広めてくださる人、遠く高山市で広めてくださる人など頼もしく、また嬉しい時間で、3時間が4時間になってしまいました。受講者の方々、講師の方々によってこのシニアサインは少しずつ広まってきています。社会福祉士の専門学校で手話を教えていた友人も10月からシニアサインに切り替えて、「生徒の目が輝いてきた」という報告を受けました。来年は私が看護学校の授業でシニアサインを教えに行きます。
2008年12月05日
東京新聞に「シニアサイン」が紹介されました。「介護に手話」というタイトルで「サポート手話」という本も紹介されていますが、それと私のシニアサインの違いをきちんと説明されています。読んで見てください。http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2008111902000092.html「名古屋市の手話通訳者近藤禎子さん(64)は、手話を活用した「シニアサイン」の講座を開き、本も出版している。介護などに生かそうと提案している。シニアサインは使いやすいように、手話を簡略化したり、身ぶりを取り入れたりしている。 例えば、手話で「こんにちは」は、「昼」「あいさつ」と二種類の手話で表すが、シニアサインは「あいさつ」の手話だけ。近藤さんは「昼間に『あいさつ』すれば、それは『こんにちは』。だから『あいさつ』の手話だけでいいんでは、と考えた」と説明する。 認知症で耳も遠くなり、話さなくなっていた高齢者が、近藤さんがシニアサインをしながら語りかけると「表情が現れ、OKとか手で丸とかしてくれるようになった。相手の感情を呼び起こし、思いを伝えようとする気持ちを促すためにも使ってほしい」と強調する。 突発性難聴など「聞き取りにくさ」を抱えた中高年や、舌がんなどで発話できなくなった人たちの会話にも役立つと指摘する。近藤さんは「聞こえないことで会話を避け、寂しい思いをしている人もいる。お互いのコミュニケーションが豊かになっていってほしい」と話している。」
2008年11月22日
シニアサイン講座の受講者の話。「電車の中で向かいの席に座った外国人二人が、困っているようすだったので、サインで話たら通じて「サンキュー」と返ってきました」他にもシニアサイン講座の人は、躊躇しないで外国人に話しかけたという話を聞くことが増えています。今日は毎日文化センターでの手話の講座でした。ここの受講者は沢山の手話を知っているのに、日常では使っていません。ろう者と話すときだけ使うものと思っていますから。私は残念だし、もったいない!と思っているのですが。また最近外国からの旅行者が増え、ホテルでなく‘宿’に泊まる人も多くなっています。英語だけでなく、韓国語、中国語、フランス語・・・と必要な言葉を覚えるのには多すぎて対応できない。そんな時、どこの言語の人にも通じる身振りが一番。身振り上手になって日本を訪問する外国人の手助けをしたら、きっとさらに日本を好きになってくれるのでは?と思います。
2008年11月08日
高齢者施設でレクレーション時に歌うのは、童謡が多いようです。私もシニアサイン講座で「夕焼け小焼け」「どんぐりころころ」などベビーサイン講座と同じ歌を教えて好評なのですが、昨日シャンソンを聞いていて、ふと思いました。皆さん青春時代に歌った曲があるはず。年齢にあわせて、古賀正男時代、フランク永井時代、石原裕次郎時代・・・よく「童謡を歌う時は男性は入りにくい」と聞きます。昨日ラジオできいていた「愛の賛歌」「枯葉」などはいいのでは?と思ったり。今度年代別に流行った歌に手話を付けてみようかと思っています。まず自分が楽しんでみます。
2008年11月04日
昨日の東海テレビの内容の概略はここでどうぞhttp://www.tokai-tv.com/iikoto/index.html「イイこと!」 名古屋市千種区の高見コミュニティセンターで「シニアサイン」を教えている近藤禎子(よしこ)さんの『イイこと!』とは・・・お年寄りとのコミュニケーションが簡単にとれること!「シニアサイン」とは、誰でもわかる身振り・簡単な手話で会話する方法。耳が遠くなった人とのコミュニケーションができ、介護の場でも役立っています。20年以上手話通訳者として、活躍してきた近藤さん。お年寄りにとって、手話はむずかしいと思い、考えたのが「シニアサイン」なのです。とにかく相手に伝わればよいので、サインのルールはありません。日常生活での動作や物の名前などを「シニアサイン」に置き換えました。高齢者との会話で、どんどん使って欲しいという想いを込めて、「シニアサイン」と名付けたのです。「日頃から、身振り上手になってほしい」と近藤さんは話します。身振りを交えた会話で、お年寄りとの「絆」を深められる・・・それが近藤さんのイイことプラス!
2008年10月28日
昨日の東海テレビ「イイこと!」を見ていただいた方は、講座でのサインが排泄に関するサインが多かったことを、どう感じてくださったでしょうか?あの取材が10月からの講座の第1回目でした。介護の場で一番大声で言って欲しくない言葉は排泄に関する言葉です。聞こえないからといって大声で繰り返されると、高齢者は心を閉じてしまいがちです。病院では2人部屋、4人部屋で視線はカーテンで遮ることはできても、声は部屋中に聞こえてしまいます。そんな時、声無しでサインだけで会話ができることが必要です。本には最終章に排泄の単語をのせていますが、実際の講座では最初に教えています。ベビーサインでは命に関わる言葉でもある「痛い」から教えているのと、同じ考えです。テレビはわずかな時間でしたが、これからもここでシニアサインについて情報を発信していきます。よろしくお願いします。
2008年10月28日
シニアサイン講師養成講座開催のお知らせ 日時: 11月30日(日) 午後1時~4時場所: 法人事務所(名古屋市千種区)内容: 講座開講できるよう、指導案つくりまで指導します。申込み締め切り: 11月15日定員 : 8名 (定員になり次第締め切ります)「Babyサインとシニアサイン講師養成」のページも見てください。お問い合わせ、お申し込みは左の「メッセージを送る」からどうぞ。
2008年10月18日
認知症が進み、声でのコミュニケーションが全くなくなった人でも、ボディランゲージというか身体表現能力が残っているということを、実際体験している人も多いと思います。また話さない人でも歌になると声を出したり、サインをつけて歌うと、手を動かしてくれることを、シニアサイン講座の受講者で施設で働いている人などから聞いています。今朝のラジオである男性が話していたのですが、お母さんが認知症が進み、全くコミュニケーションがとれないというか、声も出さなくなり、表情もほとんどなくなってしまっている状態ですが、「旅愁」を歌ってあげると声(歌うのではないが)を出すそうです。この歌はもう亡くなったお父さんがお好きな歌だったとのこと。きっとご夫婦で歌ったのか、いつも聞いていたのか分りませんが、認知症の人の心を歌で探ることができるのですね。私もベビーサイン講座で手遊び歌や童謡に手話をつけて歌っていましたが、高齢者にも歌は欠かせない大切なコミュニケーションだと実感しています。今日は手話サークルの活動の場のお祭り。「千の風になって」を手話で会場のお客さんと一緒に歌ってきました。みなさん覚えてくださったかな?
2008年10月12日
名古屋市千種区の高見コミュニティセンターでのシニアサイン講座の3期目が今日から始まりました。部屋は狭いので、定員オーバー気味。新しい人と前からの人と、これから6ヶ月間、楽しくシニアサインの便利さ、良さ、必要性などを感じていただき、皆さんが使えるように・・・と指導していきます。今日は東海テレビの「イイこと!」の取材がありました。講座終了後の午後も私の自宅で取材。放送予定は10月27日(月)21;54からの2分間だそうです。短い時間でシニアサインについて理解していただけるように、担当の方が一生懸命取材してくださいました。一つ一つ、一人一人、シニアサインを理解していただけることは嬉しいことです。
2008年10月07日
今日から毎日文化センターのシニアサイン講座3期目がスタート。先回から引き続いて受講している方に加えて、新しい人との出会いです。介護の場の仕事で活用している人、自分の生涯学習の感じで受講を続けている人など、様々です。一度知っていただくと、シニアサインの便利さ、有効性など感じていただけるのですが、まだまだ「シニアサインってなに?」の人の方が多く、また文字や絵に描いて説明できるものでないので、いろいろな方法で広めていくのが課題です。講座は見学できますので、興味のある方は是非覗いてみてください。そしてここでいままでとは違った人との出会いがうまれ、楽しめます。今日も私が帰るとき通る地下のお店で、講座が終わっておしゃべりしている受講者をみました。テーブルの上はビールだったかも?
2008年10月03日
台風が近づいている今日、毎日文化センターのシニアサイン講座2期目が終了しました。新聞に掲載していただいたことで、遠くからも来ていただき感謝です。大阪、高山、浜松、大垣、羽島・・・。皆さん「楽しかった」「これからは絶対必要」という感想をいただきました。そしてお二人の聞こえに不自由な方からも「受講してよかった」という声をいただき、シニアサインが毎日の会話に役立てて下さっていること、本当に嬉しく思っております。10月からの3期目は6ヶ月12回ですので、もう少しゆっくり、いろいろなことができると思います。続けて受講される人も数人。見学もできますので、関心のある方ぜひどうぞ!
2008年09月19日
私の地元の高見コミュニティセンターでのシニアサイン講座(4~9月)が今日で終了しました。みなさんから「楽しかった」という声をいただきました。終了と言っても、半数の方が次の10月~来年3月の3期も受講されます。6ヶ月12回ではまだまだ教え足らないことがたくさんあります。高齢者にも歌は絶対必要と感じました(ベビーサインでは必ず歌を入れていたのですが)が、時間がなく、あまりできませんでした。今日は「夕焼け小焼け」をしました。ゆっくり歌える曲なので好評でした。シニアサインといっても介護の場だけで使うのでなく、もっと若くて聞こえにくくなった人への使い方など、それぞれの状況に合わせた方法をもう少しゆっくり個別に説明できたら・・・とも感じております。今回で終えられる人からOB会の要望もあります。ここでのご縁を大切に、今後も一緒に歳を重ねていきたいと思っております。ありがとうございました。そして、又またよろしくお願いします。
2008年09月16日
シニアサイン講座も終わりに近づいてきました。受講者のみなさんはサインをそれぞれの場で使えるようになっています。「もっとやさしくしてあげればよかった・・・」「やさしく話せるようになった・・・」「この頃なんだかお互いがやさしくなったよう・・・」「これからはもっとやさしくしてあげれる・・・」「やさしい」という言葉が沢山聞けるようになっています。やはり聞こえにくいと大声が必要だったり、通じないと心が通わずイライラがつのります。みなさんこれまで大変な思いをしてきています。シニアサインが少しでも、やさしい気持ちになれることに役立って嬉しいです。10月から名古屋の毎日文化センターも千種区の高見コミュニティセンターでも、新しく始まります。お近くのかた是非どうぞ。
2008年09月03日
今日は毎日文化センターのシニアサイン講座。でも愛知県は昨夜のゲリラ豪雨のため、岡崎市から東のほうの電車は不通。近鉄名古屋駅も冠水。この方面からの人が欠席で半数くらいでした。今日はある男性が自分の聞こえのことを始めて自ら話されました。「小さい時に難聴になり、大人になってから、いい補聴器ができて何とか聞こえていたが加齢のため、また聞こえにくくなって、人と話すことを自分から避けてしまっていた。このシニアサインに出会って、やっと会話を取り戻すことができた」と。いつも寡黙な方でしたが、講座6回目で初めてこんなお話をしてくださり、聞き終わってみんなから自然に拍手が沸き起こりました。彼の今までの苦しみを知り、私だけでなく涙をこらえて聞いていた人も沢山。皆さん一人一人のお話がいつも感動ものなのです。聞こえにくくなるということがどんなことかをみんなで共感できる場です。
2008年08月29日
シニアサイン講座には介護を担っている人だけでなく、本人が聞こえにくくなった人も数人います。もちろんみなさん30代~60代と若いのです。聞こえなくなるということは、「聞こえない」という不便さだけでなく、精神的な痛みが大きいのです。ある女性は、家族の中心で主婦として長年家族のこと子どものことなど、いろいろやってきたが、聞こえにくくなってからは、自分に相談なくなんでも事後報告のみ。自分は聞こえが不自由だけで、考えたり決定したりできるのに、家族から孤立してしまっていることが一番苦しく、寂しく、一時うつ病になっていたと話されました。シニアサインを使うようになってから、お孫さんが自然に覚えてくれて、孫とも話せるようになり、やっとうつから抜け出ることができたと。集団や社会から心理的に孤立してしまうことが一番の問題です。そして聞こえにくくなったら、このようになるということをみんなが気づき、理解してほしいですね。シニアサイン講座に参加している人には気づいてもらっています。これもこの講座の目的の一つです。今日アクセス数が10万を越えました。ありがとうございます。これからもゆっくり、ゆっくり書いていきます。
2008年08月21日
高齢者を見守ってくださる民生委員の方から、耳の遠くなった高齢者との会話に困っているという話はよく聞きます。 でも「身振りをつければ通じやすくなりますよ」と言っても、「そうですね」という同意の返事はなかなかいただけません。シニアサインを体験していただくと「絶対必要!」という声を聞くことができるのですが、身振りとかサインを表すことにアレルギーのある人も多いのが実情です。このような話が先日のシニアサイン講座で、受講者の数人が悩みとして話し合っていました。シニアサインをつけて話す民生委員に、ある高齢の方が「あなたの声はよく聞こえる」と話されたとか。聞こえは一緒のはずですが、身振りを見て話の内容を確認できるから「聞こえる」という言葉になったのでしょう。やはり高齢者には必要なのです。手話アレルギーをなくすことが、今の課題です。
2008年07月21日
昨夜名古屋大学医学部の「老年学概論」という自主講座にお招きいただき、シニアサインについて話して来ました。この様子はこちらでどうぞ。http://www.med.nagoya-u.ac.jp/~rounen/topics/topics.cgiだれでも入会できるように門を広げてくださっている学びの場です。参加者もいろいろな職業の方で、昨夜は高年大学(名古屋市の高齢者の学ぶ場)の人や介護施設関係者、ボランティア、仕事で高齢者との会話に困っている人など。みなさんとても熱心に聞いて、また手を動かしてくださいました。だれでも入会できるという場ですので、私も月1回なら是非入会して、いろいろなお話が聞きたいと思いました。
2008年07月17日
シニアサイン講座も7回目になると、皆さん様々な場で使っています。自宅での親との会話に、施設の職員の立場で、施設やいろいろな場所でのボランティアで・・・と嬉しいお話を聞いています。また街でサインが必要な時や場の話も嬉しいものです。Oさんのお話。(Oさんはおじさん年齢です)15人くらい若者がホームにいたとき、その中の女の子のパンツのチャックが開いているのに気がついたが、教えていいものかかなり迷ったそうです。こんな場面ありますよね。声で伝えては周りの友だちに聞こえてしまうので、恥ずかしい思いをさせてしまうし・・・。そこでOさんは声なしで身振りでつたえたそうです。彼女はグループのみんなから、少し外れて直してきたらしいのですが、その後電車に乗ったOさんの近くにいつの間にか来て、彼女も身振りで「ありがとうございました。」と伝えたそうです。Oさんも素敵だし、彼女も素敵なお嬢さんですね。Oさんは「サインを学び始めてこんなことが自然にできるようになった」と話してくれました。この場合、声で教えたら、彼女は「ありがとう」と言えたかな??とみんなでOさんに拍手でした。
2008年07月15日
こんな記事を昨日の新聞で見た人も多いことでしょう。障害者・外国人向けに「コミュニケーション支援ボード」を「明治安田こころの健康財団」が作って警視庁に寄付したとのこと。ボードは交番用、パトカー用で約50種類ある。50枚から自分が言いたい言葉をパトカーの中で探すのはたいへんでは?「Yes」(イラストは○)、No(イラストは×)まである。こんなのは身振りで表せるのではないでしょうか。万国共通のサインで。シニアサイン講座の第1回目が終了したとき、ある受講者が叫びました。「これで若い外国人とも話せる!」と。(なぜ‘若い’がつくのかは分りませんが)ユニバーサルサインはいっぱいあります。サインでは通じさせることが難しいのはボードでもいいでしょうが、サインも使えばボードの数はかなり少なくなるはずです。やはりジェスチャー、身振り、ボディランゲージ、サインという考えが浮かぶのは、難しいのでしょうか?
2008年07月02日
今日の毎日新聞の朝刊の団塊世代向けのページ「from 60」でシニアサインが大きく紹介されました。新聞は東海地方だけですが、ここでも読むことができます。写真とサインのイラストはカットされていますが、読んでみてください。シニアサイン広げたい~会話取り戻し毎日を豊かに
2008年06月22日
昨日は近くの千種区でのシニアサイン講座6回目でした。毎日新聞社からの取材がありました。日曜日に「from 60」という団塊世代用のページの取材です。(29日ころ掲載予定)講座のほとんどを聞いてくださって「実際に来て、聞いてよかった」と言ってくださいました。(じつは先日会社のほうで話を聞いてもらって、講座などの情報のみの掲載予定でした)受講者のみなさんの身振りの工夫のうまくなったこと!昨日はスポーツを一人、一人違う種類を表してもらったのですが、実に早く身振りを工夫できるようになっていて、私がびっくりしました。いつも手話の講座のスタート時は、手を動かしたり、表情をしっかりつけたりするのが、恥ずかしいと感じる人が多く、この‘恥ずかしい’という気持ちを取り除くのに時間がかかっています。シニアサイン講座のみなさんの上手なこと。そして多くの方が実際に生活の中で、便利さに気づいていること。嬉しいですね。
2008年06月18日
昨夜、名古屋でシニアサイン体験講座をしました。3月中日新聞載ったとき、話に来て欲しいと依頼されていたのです。受講の皆さんは若く、介護の現場で仕事している人がほとんどです。「シニアサイン」という名を聞いてやはり、「難しい手話?」と思って参加した人が多かったみたいですが、終わりに「肩に力入れずに、普通に身振りをつければいいとわかった」との声をいただきました。皆さん職場は違うのですが月1回いろいろな勉強をされているそうで、こんな頼もしい人たちが、高齢者に優しい社会つくりを担ってくれていることに、とても嬉しい思いで帰りました。お世話いただいたAさんはじめ、皆様ありがとうございました。
2008年06月13日
名古屋駅前の毎日文化センターで2回目のシニアサイン講座が今日からスタートしました。3月に新聞に載って遠くからも問い合わせがありました。受講者は静岡県浜松市から、岐阜県大垣市、羽島市、中津川市、三重県四日市市からなど遠い方がたくさん、そしてベビーサイン講師のTさんは大阪から受講。高山市の方も見学に来てくださいました。名古屋市内の人は19名中、4名のみ。その中のお一人は、ずっと前に私が担当した手話講習会の受講者でした。久しぶりの再会でしたが、その後耳が聞こえにくくなって困っているとのことでした。長い間、講師をしてきましたが、こんなに遠くから熱心に受講されて、頭が下がる思いです。シニアサインを今日1回体験しただけで「目からうろこです」「楽しい!」という声をいただきました。みなさんのお役に立つシニアサインを広めていきたいと改めて感じました。
2008年06月06日
今日は三重県鈴鹿市のある地域の「介護予防教室」でシニアサイン講座を設けていただき、90分話してきました。いつもは15人くらいで、話をきいて健康体操などもしています。と聞いていましたので、それくらいの準備でいきましたら、40名を越える人でいっぱい。皆さん熱心に聞いてくださり、いくつかのサインを実際手を動かして覚えていただきました。ケアマネージャーの方もいて、今後相談などの時、身振り上手にコミュニケーションをとってくれるでしょう。「介護予防教室」っていいですね。いつまでも身体的にも精神的にも自立した生活を続けたいものです。私の同級生のKさんのお世話で実現したのですが、こうして少しずつシニアサインを知ってもらえることは嬉しいことです。Kさんありがとうございました。鈴鹿はホンダがあり、「鈴鹿サーキット」があり、F1レースがあるところです。私が若い時はこのサーキットを自分の車で走ることができ、何度か走りました。子どもができてからは遊園地へ。とても懐かしいところです。
2008年05月27日
昨日の早朝、たまたまNHKのラジオで耳鼻咽喉科の先生の話を聞きました。「耳の力は静かな環境で生活している人が強い」と。都会ではいろいろな音が絶えず耳に入ってくる環境が多いので、耳はいつも働いています。逆に静かな田舎の環境では、高齢になっても耳の聞こえがそれほど衰えていない人が多いそうです。自分では聞くつもりのない音が入ってきても、耳は働いているわけです。耳を休ませる静かな時間を作ることが必要ですね。私が手話を始めた20年以上前、聞こえない人に「いつも手話を見ていると目が疲れるでしょう?」と聞いたら「聞こえる人は耳が疲れるのですか?」と聞かれたのです。その時は耳の知識も少なく「耳は疲れない」と答えたのですが、本当は疲れるものだったのですね。今日もテレビでどこか外国の町で「みなさんの耳を守るために音を小さくしています!」と街頭で宣伝している人が言っていました。日本ではこんな言葉を聞いたことがないですね。これからの高齢者は耳が聞こえにくくなる人が、私も含めて多くなることでしょう。みなさんも耳の力を強くするために、静かなところで耳を休めてください。
2008年05月21日
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