講師養成 0
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私の考えたシニアサインと手話の違いを簡単に説明するのは難しいのですが、今日はシニアサイン講座4回目で、受講者からとても嬉しい話を聞きました。Kさんは30代後半で片方の耳が聞こえなく、今はもう一方も聞きづらくなっています。私が講師をした手話講座も何回か受講。手話サークルにも、もう数年通っていて、手話はできるはず。しかし今回またシニアサインの講座を受講されました。申し込まれた時、私は「手話を知っているから、もう受講する必要はないでしょう」と言ってしまったのです。今日の彼女の話です。「聞きにくくなってから、私は人から話しかけられないようにしてきた。いつもサークルが終わったら、誰からも話しかけられないように、すぐに帰っています。もう長い間‘話しかけられないように’ということが身にしみ付いています。手話も長い間習ってきたが、生活の中で手が動くことはなかった。でもシニアサインを学んで、家でも自然に手が動いているのです。孫にも「美味しい?」と手を動かして話しています。自分でもびっくりしています。シニアサインに出会ってよかった!」これがシニアサインです。でも彼女と出会ってもう長いのに、少し聞こえるので、ここまで苦しい思いをしているなんて気づきませんでした。人生の途中から聞きにくくなる、聞こえなくなるということはこんなことなんですね。他の受講者もみなさん感じることがいっぱいあったようです。次回から彼女のためにも、皆さんもっと手を動かして話すことでしょう。
2008年05月20日
連休最後の日でしたが、千種区での講座は休みではなく、開講です。3回目で皆さんが少し「シニアサイン」に慣れて・・・というか、手話は難しいというイメージを持っている人が多く、「できるのか?みんなについていけるのか?」という不安からスタートした人が結構多いのです。今はサインを多く覚えることより、「身振りが自然に表せるように」を目指しています。今日で3回。「楽しい」という言葉があちこちからでるようになり、ホッとしています。今日はいろいろな果物を身振りで伝えることも、やってみました。この講座には昨年6月からの受講者もいます。やはり身振りを工夫する力が一段上ですね。きっと講座が終わるころには新しい人も、身振り上手になっていることでしょう。
2008年05月06日
今日は千種区でのシニアサイン講座2回目でした。まだ本のサインは10個も学んでない時に、いきなり会話文を身振りで考えてもらいました。皆さん結構身振りの工夫ができるようになっています。老人施設で仕事をしている人は、やはり必要性から身振りは実際使っているようでお上手です。一方、手話の経験が少しある人のほうが、手話講座では手話を教えることが主ですから、身振りで表すことが少なくなってしまい、身振りを工夫する力が低かったりします。また今回も「このサインは聴覚障害者にも使えますか?」の質問がありました。「すべて、使えます」が答えです。本のタイトルは「シニアサイン」で介護の場のみで使う印象は仕方がないのですが、聞こえが不自由になり、声だけでは通じにくい人、だれでも使っていただきたいものです。また「聞こえるが発声に不自由がある人」も。そして、心の問題や、いろいろな原因で表情がなくなってしまった人にも、こちらから表情豊かにサインをつけて話しかけることによって、相手の表情を誘い出すこともあります。もちろんベビーサインの本で語数が足らなくなった子ども用にも。「シニア」「介護」の場だけでなく、様々な場で使えるサインと思っております。
2008年04月15日
今日から名古屋市千種区でのシニアサイン講座が始まりました。先日の中日新聞を見て申し込んだ人がほとんどです。部屋が狭いので2クラスにしました。皆さんの受講のきっかけをお聞きして、それぞれの思いをみんなで共有。ご自身が一時、聞こえなくなり周りの人の無理解を話してくださった方も。シニアサインだけでなく、聞こえないこと、耳のこと、たくさん伝えたいことがあります。今日から6ヶ月間、皆さんで身振り上手になって、聞こえについても考えていく場にしていきます。よろしくお願いします。
2008年04月01日
「シニアサイン」が出版されて2ヶ月が経ちました。皆さんに知っていただいたのはこのブログを読んでくださった人と、3月11日の中日新聞を読んでくださった人です。その後、本を希望される方からのFAXは280を越えました。楽天やアマゾンで購入してくださった人が急に増え、楽天は発送されていますが、アマゾンは在庫切れです。本がお手元に届かずご迷惑をおかけしております。2~3日後に入りますが、その後は重版を待っていただくようお願いします。私にとっては嬉しい悲鳴です。なかなかこの本の目的は理解されずにいて、初版の部数は少なかったのですが、実際介護の場には求められていたと喜んでおります。またいただいたFAXからは、いろいろ考えさせられることが沢山ありました。少し落ち着いたら、書いていきたいと思っております。
2008年03月27日
23日(日)大阪のある手話サークルが主催で「シニアサイン体験講座」を設けてくださいました。このブログで知り合ったIさんのお世話で、社会福祉協議会が後援と受付の窓口になってくれたようです。部屋いっぱいの30名が参加。聞こえない人の参加もあり、サークルの方々が通訳を担ってくださいました。介護の現場で働いている方々も多く、暖かい春のような日曜日のお休みをこのシニアサインを知ろうと来て下さったみなさんに感謝です。話すこと、話したいことが多く時間をオーバーしてしまい、担当の方々にご迷惑をおかけしてしまいました。熱心に聞いてくださって、サークルの会長さん初め、多くの方に賛同いただき、これから大阪でも広めていきたいという嬉しい言葉をいただいて帰りました。お世話いただいたIさん、ありがとうございました。
2008年03月25日
昨日で1回目の講座が終了しました。昨年12月からのスタートで、「シニアサイン」ってなに???という時に受講申込みいただき感謝です。本もまだなく連載していた本からの抜き刷りを使っての講座でした。皆さん自宅で、施設で介護をしている人や、いつか自分のために・・という方です。私のほうもいろいろな介護の現場の話を聞くこともでき、ありがたかったです。また6月から全8回講座が始まります。講師養成のお問い合わせもありますが、この講座を受けていただいて、手話を学ぶこととの違いを理解していただき、それぞれの地域で広めてくだされば・・・と願っております。新聞に載った千種区のほうは定員いっぱいになりました。お申し込みは毎日文化センター(052-581-1366)まで。名古屋駅前の大名古屋ビルディング3Fの、毎日文化センター
2008年03月22日
3月30日(日)午後12:30より毎日文化センターで、手話講座のお試しレッスンがあります。(いつもの講座は土曜日です)シニアサインに興味のある方も覗いてみてください。お申し込みは毎日文化センター(052-581-1366)まで。
2008年03月20日
昨年6月から始めた名古屋市千種区でのシニアサイン講座は今日で‘一応’終わりました。`一応’というのは、最後まで続けて受講した7人は、4月からの2期も受講されますので、一区切りという意味です。1回目からNHKの人が来て、2回目を「おはよう東海」と「ほっとイブニング」で放送していただきました。そして遠くからの受講者も増えました。今は和気藹々と・・・です。今日は「耳のしくみ」の話をしました。目と違って、耳についての知識があまりにもないのです。もちろん私も手話に関わっていなければ、また手話の講師をしていなければ知らないままでしょう。最後でみなさんのお話もいろいろ聞かせていただきました。4月1日からの講座は申込みが多く、また借りている部屋が狭いので、2クラスにしましたがもうお断り状態です。「空きができるまで待ちます」という人もいて、心苦しい思いです。6月から名古屋駅前の大名古屋ビルディング3Fの、毎日文化センターでも始まります。受付も始まっておりますので、ここもどうぞ。
2008年03月18日
「シニアサイン」の申込みFAXは200通を越えました。今、お返事のFAX、電話を全ての方にしております。先回のブログに載せた中日新聞を見ていただくとわかるように、出版社名がなく、(掲載は中日新聞、出版社が毎日新聞社)私の方に注文しなければ購入できないと、思ってしまいます。また「自費出版」とかかれておりますが、「自費出版扱い」でつくりましたので書店には並んでおりませんが、注文していただけば、取り寄せてもらえます。楽天、アマゾン(中身検索もできます)で注文いただければ、早く、送料なしで送ってもらえます。このブログを読んで下さっている人には、無用でしょうが、新聞で「シニアサイン」の言葉を始めて見て検索してくださった方に、お知らせです。よろしくお願いします。
2008年03月16日
中日新聞の朝刊でシニアサインが紹介されました。早朝から本と講座の申込みのFAXが続き、午後8時現在、85通のFAXをいただきました。早朝に老人ホームに入所の80歳を超えた方から電話。「耳が聞こえなくなって職員からも声かけが少なくなって寂しい。本当は職員の方にシニアサインを使って欲しい」という悲痛な声。家庭で介護している人、介護施設の職員、看護士、病院など様々な場で、音声言語のみのコミュニケーションに限界を感じている人の声が、FAXに添えられた文面から伝わってきました。看護士の専門学校からも授業にとり入れたいと。多くの方々に求められてシニアサインは広がっていくことでしょう。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
2008年03月11日
病院でこんな場面があること知りました。耳鼻科の看護士さんからです。「耳鼻科の患者さんはね、気管切開してる人が多いから、筆談なんだ。寝たままの筆談って、すごく力を使うのね。だから、聞くほうも、書くほうも、本当に真剣なの。自然に、全神経を、鉛筆と紙と、患者さんの目と口の動きに集中させてた。たとえば、「いたい」って書くのが、どれほど大変か・・って思うと、その訴えは、文面以上に、心の叫びとして伝わってくるよ。たった一つ「痛い」のサインがあれば、こんな思いをしなくていいのに・・・私も手話通訳に病院へ行く機会が多いのですが、「痛い」の手話は看護士や医師の方に覚えてもらっておく時が結構あります。治療の場で通訳が覗き込むことが無理な時、「この手話は「痛い」のサインです」とあらかじめ、覚えてもらっておきます。是非医療現場の方にも、病名の手話など難しいものでなく、簡単なサインを覚えておいて欲しいですね。
2008年03月10日
3月23日大阪のクレオ大阪中央(大阪市天王寺区上汐5-6-25)で私のシニアサイン講座があります。このブログから依頼があり、Iさんのお世話で開催できました。お近くの方、よろしかったらどうぞ。主催 手話サークル若草 後援 阿倍野区社会福祉協議会日時:3月23日(日)午後2時~4時場所;クレオ大阪中央(地下鉄谷町線 「四天王寺前夕陽ヶ丘」 下車3分)受講料:1500円申込み・お問い合わせ TEL 06-6628-3434 FAX 06-6628-9393 (阿倍野区社会福祉協議会 担当 杉山) メール s-sign@hotmail.co.jp (担当 石井)申込み締め切り3月15日 定員35名(定員になり次第締め切ります)シニアサイン
2008年03月08日
今日は毎日文化センターのシニアサイン講座でした。シニアサインの本を、受講者のMさんは離れてすむ80代のお母様に送ったそうです。耳も聞こえ、身体もお元気なお母様はきっと見ることもないだろうと、余り期待はしていなかったらしいのですが、なんとご自分で覚えて、施設の職員に教えているそうで、毎回それが楽しみになっているとのこと。きっかけはレクリエーションの時に職員の方が「千の風になって」を手話つきで歌ってくれたそうで、その話を聞いてMさんが「私もシニアサインの講座で習って手話でできるよ」と答え、シニアサインと結びついたようです。お母様はしっかりした方で、施設でぬり絵や計算などをさせられるのは嫌いだったようですが、「職員に教える」ということに、生きがいを感じられているとのことでした。こんな使い方もあると知りました。ベビーサインの時も子どもたちが想定外の使い方をして、驚かされることもいっぱいありましたが、このシニアサインもいろいろな方が、いろいろな場面で使ってくださることでしょう。楽しみです。
2008年03月07日
名古屋市千種区で始めたシニアサイン講座も8ヶ月が経ちました。受講者のみなさんは自分の家族や周りの人に対して使うだけでなく、外に出かけた時「この人がシニアサインが使えたらいいのに・・・」という場面に出会うという話が多くなりました。歯医者さんで診療を終えて、治療費を払おうと財布を出そうとしたおじいさんに、受付の人が「今日はお金はいりません」と言ったが聞こえず。段々大きな声で3回言われても聞こえない様子を見て、Nさんはそのおじいさんに「お金」のサインと「いらない」の意味の手を左右に振って伝えてあげたそうです。もちろんおじいさんはシニアサインなんか知りませんが、たった二つのだれでも知っている身振りをつけることで、大声で繰り返されることもなかったのです。毎日あちこちでこんな場面に出会います。みなさんもちょっと身振りを付けてみてください。今日は中日新聞社から取材がありました。来週11日ころ載るそうです。
2008年03月04日
「シニアサイン」の本の中身検索はAmazonで検索できるようになりました。このトップページの本の表紙からAmazonにいって、中身をごらんください。目次や1ページ1サインのイラストとその説明文を見てください。本を手にしてくれた手話仲間は、イラストの手の動きがとても分りやすいと言ってくれています。(手話の本のイラストは、説明文をよんでもなかなか動きが分らないものも多いので)手話を学んだことの無い人にも、手の動きがすぐわかるように描いてもらっています。是非中身検索で確かめてください。
2008年02月20日
「シニアサイン」という名をつけて、身振りや簡単な手話を本には載せています。今まで講座などで普及に努めてきましたが、このシニアサインを使ってくださっている方々です。1.50~60代で親の介護に携わっているシニア世代の人(自分の将来のためにも)2.訪問介護ヘルパー3.病院、老健、特養などの職員、介護士4.言語聴覚士(失語症などの患者さんが言葉を取り戻すまでの訓練などに使用)5.メニエール病などで聞こえにくくなった本人とその家族 中途失聴者(30~40代で聞こえなくなった人たちは、中途失聴・難聴者協会などに入って手話を学んでいる人が多いのですが、50~60代で聞こえなくなった人は、手話は難しいということで学ぶ気持ちがなく、家庭内で困っている人が多い)6.声帯の病気などで声が出すのが困難な人7.高齢者と接する民生委員8.外国人への日本語教師の方(小学校などで、外国、特に英語圏以外の子どもが増えている場で先生も生徒も使ってコミュニケーションをとって欲しい)9.幼児で言葉(発語)の発達が遅れていると心配している方 その他、まだまだ必要な場はいろいろあると思います。
2008年02月18日
「シニアサイン~介護で役立つ楽々手話~」を「ベビーサイン」と同じ毎日新聞社から出版。この本は今はほとんどの書店には並んでおりませんが、お申し込みいただければ取り寄せてくれます。(全国の250の図書館には購入されています)インターネット上の書店、楽天やアマゾンでは購入できます。1ページ1サインで大きなイラストと説明文で、見易く、使いやすくなっております。内容は項目別に163のサインを並べてあります。1 あいさつ/2 疑問詞/3 人物/4 生活/5 食事/6 動作/7 感覚・感情/8 医療/9 排泄 ベビーサインの本ではサインの数が足らなくなったお子さんに、また言葉を話すのが少し遅いと心配しているお子さん(理解していれば声にださなくても余り心配はいらないと思いますが)にもお役に立つ本です。「シニア」という言葉をつけていますが、年齢に関係なく使える簡単な手話の本と考えてください。知的障害児で言葉が遅れている3歳児にも役立っています。シニアサイン
2008年02月13日
こんなタイトルの随想を読みました。(「手話通訳問題研究」 102号発行:全国手話通訳問題研究会)早坂氏の講演に手話通訳がつくことが多くあり、その経験から書かれたものです。日本の手話をもとにしたベビーサインからシニアサインまでの普及に努めている私の思いを見事に述べてくださっています。「手話通訳者の身振りや表情が豊かなのは、手話の語彙の少なさを補っている・・・」そうです。小さな子どもも語彙数が少なく、この表情、身振りが必要なのです。「日本人は外国に行った時手話を使うことにしたら。・・・つまり、手話をもって世界語にしてしまおう・・・」そうです。ろう者はどこの国に行っても、かなりコミュニケーションがとれます。私も手話を身につけてからは言語の違いに関係なく、ボディランゲージで話してしまいます。ただ手話も国によって違います。「それぞれの国の伝統文化を加味した手話を、各国折り合いを付けて統一標準語を作ってはどうだろう。手話標準語ができたら私たちは苦労して外国語を学ぶことはないのだ。」「ともあれ日本だけでいいから手話の`標準語’を作って欲しい。」そうです。身振りや表情には、世界のだれでも分るものが多くあります。身振りと日本手話を使ってベビーサインとシニアサインを考え、これらを‘ユニバーサルサイン’として誰でも使える社会を目指しています。「ろうあ者という差別された人たちが交流の先頭の立ってリーダーと言われるのである。・・・どうか早く手話を世界語にして欲しいのだ。私の切なる願いといってもいい。」そうです。手話ができる人が街のどこにでも居て、ろう者が手話でだれとでもコミュニケーションが取れる社会が、手話通訳者としての私の切なる願いであり、夢なのです。
2008年02月10日
このたび「シニアサイン 介護に役立つ楽々手話」を日総研出版の3誌に連載したシニアサインに加筆、修正し単行本にまとめ、毎日新聞社より刊行いたしました。定価は1,575円で、お近くの書店のほか、インターネット書店でもご入手できます。「ベビーサイン」と同じ、1ページに1サインで、とても見易くなっております。(周りから「老眼鏡なしでも読める本に」と言われまして・・・」日常生活に必要な言葉と介護の場で必要な言葉を160余選びました。項目は「あいさつ」「疑問詞」「人物」「生活」「食事」「「動作」「感覚・感情」「医療」「排泄」です。ベビーサインの本ではサインの数が足らなくなっているお子さんにも使えます。病気などで聴力が低下し、毎日の生活に不便を感じている方もどうぞ。「シニアサイン」は聞こえにくくなった高齢者との会話にとても便利という声をいただいております。介護する側、される側の共通のサインとして日本の手話を取り入れ、一部を使いやすくした手話、「シニアサイン」でいつまでもコミュニケーション豊かな毎日を送るお手伝いになれば幸いです。シニアサイン
2008年02月05日
1月25日、シニアサインの講演会を愛知厚生年金会館でしました。主催は東海大物機械加工懇談会でそこの賀詞交歓会に招かれました。場所は我が家から歩いても10分のところなので、心は普段着のようなのですが、聞いてくださるのが全員背広姿の男性51名。普段は手話関係、子育て、介護関係の人で女性が多い場がほとんどです。講演の中で時々手を(手話、ベビーサイン、シニアサイン)動かしたり、歌を手話で・・という内容を入れて、ブレイクタイムを入れながら進めます。でもこの日の参加者は取締役、社長さんがほとんど。手を一緒に動かしてくれるのか?と不安で、いつものように実際に手を動かしてシニアサインを覚えてもらうことはやめました。また時間が皆さん仕事を切り上げてきての3時30分から5時まで。私なら眠りそうな時間。居眠りされたら・・・。こんな不安は全く不要でした。81歳の理事長初め、皆さん最後まで眠る人もなく熱心に聞いてくださいました。感謝、感謝。それより最後の方は配られていたシニアサインの本を見て、みなさん手を動かしたそうな様子。急遽いくつかのサインを覚えてもらいました。「シニアサイン~介護に役立つ楽々手話~」(毎日新聞社)の本(発売前ですが)を会費で全員に購入していただきました。この本はもうすぐ発売です。老眼鏡をつけずに読めるようにと作りました。よろしくお願いします。
2008年01月28日
昨年7月NHKのテレビで(「おはよう東海」など東海地方だけですが)シニアサインを放送していただきました。その放送の中で、家庭の中でお姑さんとサインでやりとりしていたMさんは、すっかりご近所で有名になって、「あの人なら高齢者とうまく話せるから」と民生委員を頼まれたと聞きました。一人暮らしのお年寄りの家庭を訪問すると、そのお年よりから1時間以上話されるそうです。しかも一方的に話し出すと止まらず・・・時間がかかってしまい、どうしたものかと考えた末、シニアサインで話しかけてみたら、興味を持ってくれて、双方向の会話になり、うまく切り上げることができるようになったとのこと。耳の遠くなった高齢者は相手の話がききとれないので、双方向の会話をしないように自分だけ話すことが多いのです。シニアサインで会話のキャッチボールができれば、お年よりも楽しいはずです。以前、あるろう者は自分が話したいときは目を閉じて手話で話していました。聞こえない人が目を閉じてしまうと、私は終わるまでずっと聞いて、否、終わりまで見ていなければならないのです。そんなことを懐かしく思い出しました。
2008年01月21日
名古屋駅前の毎日文化センターのシニアサイン講座3回目でした。まだまだサインを使うことに慣れていないのですが、皆さんやはりその必要性を感じてくれています。また手話の経験が少しある人は、「友だちと介護施設などへ行って広めたい」と言ってくれています。そして介護の場だけでなく、車の中から外にいる人に伝えたい、声の届かないところの人に「ありがとう」と伝えることができれば・・・など声では届けることができない場面がたくさんあることにも気づき始めてくれています。今日の講座では「元気ですか」などを覚えたのですが、ある人が「皇后さまがよく使っていらっしゃる手話」と。そうですね、災害の被災地などを見舞われた時、このサインをされているのを私も拝見しました。そして「皇后様がこのシニアサインが必要になる世代。皇后さまが使っていらっしゃる場面を多くの人が見れば、手話に対するアレルギーも少なくなる・・・」という話題もでました。天皇陛下と皇后さまがシニアサインでお話・・・そんなご様子を見ることができますように!
2008年01月18日
今年初めてのシニアサイン講座でした。皆さんサインの必要性をいろいろな場で実感してきたようです。Aさんは兄を介護している義姉さんにアドバイス。Bさんはご主人との会話に有効に使っています。Cさんからはテレビを見て「裁判員制度に一番必要なコミュニケーションツールは表情、身振り」と聞き、シニアサインに通じるものと教えてもらいました。他にも皆さん、表情や身振りの大切さというより、毎日の生活にとても便利なものと感じ始めてきたようです。今日は毎日の生活の中の会話を練習しました。和気藹々と表情豊かに、日本語にとらわれず、きちんとシニアサインで伝え合いました。
2008年01月15日
「シニアサイン」という名前をつけて、耳の聞こえにくくなった人にも広く手話をつかえるようにと、身振りや簡単な手話の普及を始めました。手話に関わって20年、この言語の素晴らしさに魅力を感じ、もっと多くの人が気軽に使えるようにするには・・・と考えてきました。今年1月から「臨床老年看護」「高齢者けあ」「訪問介護サービス」(日総研)の3誌に1年間(14回)連載しました。その間、講座もスタートできて、新聞、テレビなどマスコミにも取り上げていただき、「シニアサイン」元年でした。今まで通訳者として接してきた聴覚障害者でなく、高齢になって聞こえが悪くなった人と接してみて、‘手話’に対するアレルギーのようなものを持っている人の多さを実感しています。でもこの手話を音声言語の助けに必要な人は多く、また高齢社会のなかでは益々必要性が高まっていくものと思い、この魅力あるサインの普及を続けていきます。来年1月末には単行本として「シニアサイン~介護の役立つ楽々手話~」(毎日新聞社)が発行されます。来年もどうぞよろしくお願いします。
2007年12月31日
今日は毎日文化センター(名古屋)のシニアサイン講座2回目でした。第1回目で学んだサインを家庭で、施設で、親とのコミュニケーションに困っている友だちに教えて・・・と皆さんいろいろな場で実際に使った場面を報告してくれました。こんなに即、役立ててくれたようで、「便利」「高齢者には絶対必要」という声をいただきました。施設では排泄に関するサインはとても便利だったようです。今回は身振り上手になる練習に「千の風になって」をみんなで考えてもらって、`手’で歌いました。レクレーションの時間に使えたらと思います。
2007年12月21日
高齢になり耳が遠くなってくると、まず補聴器を考えます。でもこれには限界があり、余り効果は期待できません。高齢者が聞こえにくくなる老人性難聴は、内耳の中の有毛細胞が傷ついておこる感音性難聴だからです。補聴器が役立つのは鼓膜や中耳など内耳までの部分が老化した場合(伝音性難聴)です。このことは余り知られていないのか、私の周りには親に補聴器を買ったが効果なく、高価なものならいいのでは?と3回くらい更に高いのをと買い換えて、やはり効果がなくあきらめた人が何人もいます。補聴器の広告を見ていると、全ての聞こえにくくなったお年寄りに効果があるようにとらえられる内容が多いですね。 また補聴器が耳穴式になって小型化すればするほど、高齢者は扱いにくくなります。補聴器に頼れない時は「ゆっくり、はっきり、低い声」で「顔を見ながら」話してみましょう。
2007年12月19日
名古屋市千種区でのシニアサイン講座は始まって6ヶ月が経ち、皆さん和気藹々の雰囲気になっています。お互いを知り合い、助け合いながら進んでいます。先回、指文字も教えて欲しいといわれ「あ~ん」まで一気に教えて、次回までに「千の風にのって」を指文字でできるように・・・と宿題のように言ったのですが、私の中ではあまり期待していなかったのに、皆さん一生懸命練習したとのこと。その熱心さに嬉しくなりました。毎回終わりに一言ずつ話してもらっているのですが、ある人が「シニアサインを始めてから仕事の時、「忘れる」ということが少なくなった」と話されました。指を動かすから?脳を働かすから?・・・とみんなでワイワイ話しあいました。手話を知っている人は、暗記したり、人の名前を覚える時に手話を付けて覚えると忘れにくいことは実感しています。サインって便利ですよ。
2007年12月18日
シニアサイン講座には介護施設で働いている人、施設の運営者など介護の現場にいる人が、多く受講されています。現場の方々の忙しさはテレビなどの報道からでも見聞きしていますが、食事や入浴、排泄の世話など高齢者の身体の看護優先で、なかなか心までくみ取る余裕はないのが現実のようです。その心の介護のあり方をなんとかしたいと考えて、シニアサイン講座を受講してくれています。毎日文化センターはまだ1回が終わったところですが、「高齢者の立場を考えた声かけを心がけるように、現場でもう一度職員みんなで話し合ってみます」という声もいただきました。シニアサインが心の介護ができる手助けになることを願って、これからも介護現場の方々の声を聞かせていただきながら進めていきます。
2007年12月12日
昨日から名古屋駅前の毎日文化エンターで「シニアサイン講座」(8回)が始まりました。受講者は三重県、岐阜県など遠くからも来て下さっています。受講の目的、きっかけは「親の介護」「主人の耳が聞こえにくくなって」「介護の仕事に」と介護の場でのスムースなコミュニケーションと願ってという方です。そしてやはり「補聴器が使えなくて・・・」という声も多くありました。老人性難聴の場合、補聴器で聞こえが保障されるのは、なかなか難しいのです。音としては入っても、何を言っているのか内容の判断(語音が明瞭に聞こえる)まで聞こえにくいのが現状です。これから4ヶ月間でシニアサインを学んで、それぞれの場の介護の質を上げる一助となれること願っています。まだ空きがありますので、是非どうそ。
2007年12月08日
将来、介護を担うのはロボットという話を以前に書きましたが、今、おしゃべりロボットが介護用に開発されたと聞きました。老人ホームや施設などで職員が忙しくて、お話の相手になっていられない時、高齢者のお相手をするためのものらしいです。そして夜中に起きだした認知症の人がロボット相手に話すとか。ロボット先進国の日本では工業用ロボットから、サービスロボットにその分野が広がっているのです。ロビーなどにこのロボットが並んでいて、高齢者がロボット相手に話している図を想像すると淋しいというか、他の方法を考えて欲しいと願ってしまいます。ところでそのロボットの声を耳の遠くなった人にも聞こえるようにしなくては、夜のロビーに、廊下に大声が飛び交います。やはり声なしでも話せるシニアサインがいいのではないでしょうか。ある言語聴覚士の先生が「65歳をすぎたら、みんな覚えておくといい」とおっしゃっていました。
2007年11月29日
「秋澄みて 妻との手話に 笑みもどる」シニアサイン講座のNさん(男性)の句です。病気で奥様の聴力が低下し、スムーズに会話ができなくなり、筆談では面倒で二人の会話も少なくなってしまったNさんは、サインで会話ができれば・・・と熱心に受講されています。彼は趣味も多く、句会にも参加、そこで詠った句を講座で披露してくれました。皆さん感激。講座も11回目となり、皆さんがお互いのことを紹介しあって和気藹々となってきています。そしてお互いに励ましあって・・・という雰囲気です。途絶えた会話がシニアサインで豊かに回復していくことを願っています。
2007年11月22日
12月7日から名古屋駅前の大名古屋ビルヂングの3F、毎日文化センターで「シニアサイン」講座が始まります。身振りや日常生活で必要な簡単な手話を取り入れて、介護の場などで耳の聞こえにくくなった人と話す方法を学びます。手話は難しいと思っている人も是非どうぞ。介護のためだけでなく、将来の自分のためにも覚えておきませんか。☆毎日文化センター(名古屋駅前の大名古屋ビルジング3F)日時 12月から第1・3金曜日 14:40~15:40(全8回)受講料 全8回 13440円お問い合わせ・お申し込みは052-581-1366(毎日文化センター)
2007年11月13日
今日はシニアサイン講座でした。今まで2クラスでしたが、今日は一緒に自己紹介から趣味まで、手話でなく、身振りやサインで伝え合いました。受講者のある男性は奥様が耳がほとんど聞こえません。家の中で筆談はとても時間がかかるので、サインで話せればと受講されました。今日は彼の話にみんな拍手。奥さんは本を買って、喫茶店で本を少し読もうと入りました。お水も持ってきてもらったところで、両側の人がタバコを吸い出しました。ここでは困るので立って、お店の人に身振りで「タバコは苦手なので出たい」と伝えたそうです。声で言うのは気が引けるけど、身振りなら店の人だけに伝えることができ、サインはとても便利な言葉と初めて外で使って分ったというお話でした。皆さん最初は身振りをつけるのは恥ずかしいという声が多かったのですが、今日はとても工夫した身振り、サインを使っていました。シニアサインはまず身振り上手になることなのです。
2007年11月06日
未来のロボットの操作は身振りでするようになるのもあるという話を先日テレビでみました。愛知万博の時、声で命令するとそれに声で答えたり、動くロボットなど、いろいろなロボットに出会いました。先日見たのは、例えば「お掃除して!」と頼むのは声でなく、掃除する動作、身振りで伝えていました。日常の一般的な動作を読み取って動くのだそうです。以前介護関係の人に、「将来も介護を担ってくれる人は充分いますか?将来の介護はどうなるのでしょうか?」と聞いたら即座に「ロボットです!」と言われました。彼女は「こんな大変なことをする人はこれからはいない」という意味で言ったのですが、どうも当たっているようですね。ならばきちんと伝わるような身振り上手になっておきたいものです。将来はロボットとシニアサインで会話するのかも知れません。
2007年11月03日
NPO法人主催の介護研修として、今日から月に1回介護に利用できる古武術を「カラダラボ」主宰の山口先生をお招きして始まりました。受講者の多くが実際介護の仕事をしている人で、皆さん真剣に、でも和気藹々と2人1組、介護される人と介護する人になって指導を受けました。山口先生の丁寧な指導のもと、自分では気づいていない力を知りました。私も手話で指はいつも動かしてはいますが、日常生活で指に力を入れたことはほとんどありません。でも今日、指に力を入れるとこんなことが出来るのだと実感。身体を動かすことが苦手な私は皆さんについていくためにも、脂肪でなく筋肉が欲しい・・・と思いました。
2007年10月25日
シニアサインは今年の1月から「高齢者けあ」「臨床老年看護」「訪問介護サービス」(日総研)の3誌に日常生活に必要な160語ほどを掲載しています。連載が始まって以来、病院、高齢者施設、訪問先の家、そして家族でといろいろな場で使っていただいております。身近な身振りが多いので、手話より簡単に覚えることができ、伝えたいことがスムーズに通じて便利という声をいただいております。一方、「高齢者にサインを教えなければならないのか?」「高齢者には覚えるのは難しいのではないか?」という質問もあります。教えるのではなく、言葉と一緒に身振りやサインをつけて見せてください。高齢者はサインを繰り返し見ているうちに、自然に覚え、自分も使うようになります。Aさんは同居の耳の遠くなった母親と「言った」「聞いていない」で喧嘩が絶えなかったので、サインを使い始めました。でも母親はAさんがサインを使っていることに半年気づいていません。鍵をかける自然な動作を見せて「鍵をかけておいてね」。母親は「わかった!」と即座に声で答えることができます。以前は「わかった!」と返事が返ってくるまで大声で繰り返していました。また看護師のBさんは患者さんに「痛い」や「薬」などの覚えて欲しいサインを使って見せています。排泄など周りの人に聞かれたくないことは声を使わず、サインだけで会話できるようにしたいと考えています。シニアサインについて書いていきます。ご質問などありましたら「メッセージを送る」からどうぞ。
2007年10月22日
今夕、NHKで古武術を介護にいかすための講座の様子が放送されていました。シニアサインの講座にも介護の仕事に携わっている人は多いのですが、皆さん「腰を痛めて仕事を止めていく人が多い」と話されています。10月25日からNPO法人 生活支援サイン主催で「古武術介護」の講座を始めます。このブログからもお申し込みいただいています。介護する側と介護される側と両方が心得ているのが一番だそうです。自分のためにもいいのではと思っています。私も受講を楽しみにしている一人です。詳しくは上の「子育て・福祉研修講座」を見てください。興味のある方是非どうぞ。左の「メッセージを送る」から申し込んでください。
2007年10月09日
9月30日に宮崎市でシニアサイン体験講座を開いていただき行ってきました。「シニアサイン」という耳慣れないタイトルの講座で中身はどんなものなのか?と思ってきてくださったことだと思います。 90分の中で高齢者とのコミュニケーションで気をつけることの話や、実際にサインを練習など。 「昨年90才の母を見送りました。もう少し早くこのサインを知っていたら・・。」「主人が耳が遠くなって来ました。怒鳴らずサインをつけて話してあげようと思います。」「自分自身が高齢になってきたので、他人と話す時に今から学んで行こうと思います。」「これからも積極的に学んで行きたい。」など、講座終了後、多くの感想が述べられた。主催してくださったMさんはバングラディシュで子どもたちのためにも活動している人。「シニアサインは高齢者のためだけではなく、年齢・老若男女・障害の有無・人種や国籍を超えて、ユニバーサルサインとして発展して行く要素を沢山含んでいる。サインコミュニケーションは、平和で豊かな社会の実現へ向けての一石となるに違いないと期待している。」とご自身のブログで書いてくださいました。ありがとうございました。
2007年10月04日
古武術介護とはチカラを抜くと出てくる力、まずは感じるところから。そして少しずつそのチカラを使えるようにしていきます。鍛えるのではなく、上手に身体を使う事でできる事を増やしていきます。赤ちゃんをだっこするにも、腕から手にかかる力を操作することによって、楽になります。寝ている人を抱き起こすにも、楽にでき、腰に負担がかかりません。自分の身体のチカラに気づき、身体のきもちを大事にしませんか。テレビで、古武術家の甲野善紀先生が、寝ている人をいとも簡単に抱き上げ、介護やスポーツに古武術が役立つと報じられていました。「ナンバ走り」など古武術の動きを取り入れた身体操法が注目され、最新のスポーツコーチングにも取り入れられているそうです。名古屋でカラダ・ラボを主宰されている山口先生を、「NPO法人 生活支援サイン 子育て・介護研修講座」の講師としてお迎えすることになりました。山口先生は、中日文化センター(浜松。四日市)で、10月から講座を開講されます。日時:10月25日(木)10:00~12:00月1回 第4週木曜 2回目は11/22 12月のみ第3週12/20を予定会場:高見コミュニティセンター高見コミュニティセンター(名古屋市千種区若水3-21-11・バス停「若水三丁目」前) 参加費:6000円/6ヶ月 1500円/1回 のみの場合 講師:山口 潤 先生(カラダ・ラボ主宰) 申し込みは左の「メッセージを送る」からどうぞ講座の様子はこちらで
2007年09月20日
シニアサイン体験講座が宮崎市であります。お近くのかた、是非参加してみてください。日時 : 9月30日(日) 13:30~15:00会 場: 宮崎市中央公民館 中研修室受講料: 無料(資料代:200円) 講 師: 近藤禎子 NPO法人 生活支援サイン代表毎日文化センター講師【手話・ベビーサイン・シニアサイン】 「ベビーサイン」(毎日新聞社)著者 主催:国際こども支援団体“H&H”(Heart and Hand) 後援: 宮崎市教育委員会(財)宮崎県国際交流協会 宮崎日日新聞社・朝日新聞社・毎日新聞社左欄「メッセージを送る」よりお申込ください。
2007年09月19日
シニアサイン講座も7回目となり、サインを覚えるだけでなく、実際使う練習をしました。手話を知っている人は、サインを多く使い、手を動かしすぎになります。シニアサインはもっともっと簡単に、少ない数のサインで充分に会話ができます。受講者の皆さんにはとても喜んでいただきました。こんなに簡単に気持ちを伝えることが出来るということで。シニアサインは身振りや表情を多く使って伝える方法です。サインの数が少ない分、表情や手の動き(強弱や大小)が大切です。使ってみて、皆さんの感想「挨拶や簡単なサインくらいは誰でも覚えてくれるといいのに・・」でした。ユニバーサルサインとなるように広めたいですね。
2007年09月18日
「ユニバーサルサイン」というタイトルでCANPANでブログを書いています。今回、CANPAN第2回ブログ大賞の候補ブログ になっています。選考基準の中にコメントやトラックバックの数もあるとのこと。コメントを書いて応援よろしくお願いします。
2007年09月16日
三重県桑名市の民生委員の方が先日のNHKを見て、早々に自分たちの研修にシニアサインをとり入れて下さり、行ってきました。名古屋から電車で20分くらいで、名古屋へ通勤、通学している人も多く名古屋圏内という感じです。時雨好きの桑名の殿様が収めていた城下町桑名市も、今回の合併で広くなり各地域の民生委員の代表の方のみの研修会で25名の参加でした。2時間休憩なしで本3冊の抜き刷りも使って、サインだけでなく、高齢者との会話で気をつけることなどを話しました。日頃高齢者との会話に苦労されている経験がある方ばかりで、とても熱心に聞いてくださいました。そして9~10月に一人暮らしの高齢者の家庭を回って調査しているところで、「早速実際に使ってみます」と言われました。また話を聞いて「高齢者だけでなく、会話する時には全ての人が気をつけなければならないことですね」という感想をいただきました。ベビーサインも手話もシニアサインも日本語もコミュニケーションの道具が違うだけで、相手にきちんと自分の気持ちを伝えるということは同じです。きっと今日参加された方々は民生委員という立場の時だけでなく、家庭でも地域でも参考にしていただけると思います。お世話してくださった皆さん、有難うございました。
2007年09月10日
シニアサイン講座は現在名古屋市千種区で開催中です。(左の「シニアサイン講座」を見てください)12月から名古屋駅前の☆毎日文化センター(名古屋駅前の大名古屋ビルジング3F)でも開講します。家庭介護中の人、仕事やボランティアなどで使ってみたい人、自分のために覚えておきたい人など、どなたでもどうぞ。日時 12月から第1・3金曜日 14:40~15:40(全8回)受講料 全8回 13440円お問い合わせ・お申し込みは052-581-1366(毎日文化センター)
2007年09月06日
シニアサイン講座は随時受け付けています。先日問い合わせがありました。「近所に耳が聞こえない3歳のお子さんが引っ越してきたので、その子と話すためにシニアサインを覚えたい」私のサインはベビーサインもシニアサインも日本の手話をもとにしてありますから、シニアサインを学んで、可愛いお子さんともお話できます。今、私が接している聞こえない人たちは、家族の中でその人だけが聞こえない場合は、ほぼ全員、家族でさえ手話ができず、家庭の中でひとりぼっちの気持ちで育った人たちです。今「近所の子どものために・・・」という言葉をきいて、手話を広めることを目的の一つとして活動してきた私は本当に感激しました。とても嬉しく、暖かい気持ちに感謝!
2007年08月28日
日経新聞の25日夕刊の社会面に大きく紹介されました。「耳の遠い高齢者 これで安心? 心通わす‘シニアサイン’ 体調、簡単に表現 」取材は7月初めのNHKと一緒でしたので、もう没になったのだろうと思っていました。「選挙がはいるが、遅くとも8月上旬には掲載」と聞いていました。(またここでも読めるようにします。)それだけいろいろな事件が起こってきたということですね。選挙、災害、飛行機事故・・・そしてこの日サイトで知り合った3人が「だれでもいい」と女性をお金のために殺人。(同じ区内です)心を育てること、心を通わすことをもう一度考え直さなくては・・・。
2007年08月27日
今日はシニアサイン講座5回目でした。会場は暑~い名古屋。37度を越えている。毎回一人一人どんな場面でシニアサインを使っているのかお聞きしています。ある男性は奥様のために受講されています。奥様は20年前脳腫瘍の手術のため、片方の耳が聞こえなくなり、今は高齢のために残ったほうも聞こえなくなって、家庭の中でのコミュニケーションは簡単な身振りとほとんど筆談。でも筆談は時間がかかり、お互いがイライラしてしまうとのことで、シニアサインを覚えて奥様との会話に使いたいと熱心に受講されています。少し話していて、テレビの字幕放送を見るためのアダプターの存在をご存知ないことが分り、身体障害者手帳を申請していないので、福祉施策の輪に入っていないよう。(福祉が必要な人に届いていない一例ですね。)今NHKの総合テレビの43%に字幕がついています。でもそれを見るにはアダプターが必要なのです。きっと奥様の生活はシニアサインや字幕放送で以前よりは楽しい毎日になることでしょう。
2007年08月21日
NPO法人生活支援サインのブログをCANPANで始めています。http://blog.canpan.info/sign/まだ38日目ですが、CANPANの「注目ブログ」に選ばれています。「CANPANでブログを利用させていただいて、38日目、 注目ブログになってびっくり。ありがたいことです。アクセスがとびきり多いというわけではありませんが、着実にアップしています。赤ちゃんからお年寄りまでのユニバーサルサインとして、ベビーサインとシニアサインが普及し、障害をもたれた方や認知症の方たちにも、役立つコミュニケーション ツールになることを願っています。」
2007年08月16日
シニアサインを使える知人が、早朝おばあさんと出会った。トイレに行きたそうなそぶりをしているけど、帰る自宅がわからなくなったらしい。話しかけても答えず。そこで彼女が「家」のサインをしながら「どこ?」と聞いたら、首を振って「違う」。この「家」のサインは両手で屋根の形をつくるのです。「家」を違うと答える???手話も出来る彼女はピンときて、「ビル」の形をサインで表して「マンション?」と聞いたらうなずいた。「マンションの色は?」など聞いて、声で話さず、首ふりだけで答える老人とやりとりしてマンションまでお連れしたら、家族の方が心配してマンションの前で立っていたとのこと。手話では「家」を屋根の形で表すが、手話など知らない人にとっては、自宅の屋根の形のとおりに表すことが大切と痛感。「国会」の手話はあるけど、そんな手話を知らないろう者には国会の屋根の形(特徴ありますね)を表したら通じるのです。これから街の中でこんな老人と出会うことも多々あるでしょう。その時は言葉だけでなく身振りもつけてあげてください。
2007年08月08日
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