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松田妙子です。東京もぐぐっと寒くなりました。明日から霜月。一年ってなんでこんなにあっという間なんだろうか、とこの季節になると焦る私です。今日は、一日下北沢のコミュニティカフェぶりっじ におりました。一箇所にじっとしていられない私ですが、ぶりっじのいいところは、いろんな人が、いらした来たヒト同士、盛り上がってくださることです。今日も幸せな一日になりました。あさ、おそるおそるやってきた人は、2歳5ヶ月のお子さんを生まれてはじめて「預ける」というお母さん。ファイヤークラッカー(ぶりっじのナナメ前!のイケてる美容室)に久しぶりにきたくって、ハッピーセパレーションを頼んだ方でした。なんか笑顔のかわいいヒトだった。お住まいの江東区の「みずべ」のハナシでもりあがり。ママを待っている間、私たちの心配もなんのその、初めてのぶりっじ&保育で、夢中であそびきった彼でした。またきてね。途中、朝から保育サポーターさんの手配を苦労していたみかみまきがささっと春雨スープを用意してくれて、ありがたくちょっと小腹を満たす。彼女が頑張って立ち上げに関わっているホームスタートの活動のことをいろいろ聞き、やっと入会金も手渡す。携帯に着信があって驚いたのは、武田信子さん!なんと、世田谷開催の「地方自治と子ども施策」のシンポジウムにいらしているという。目と鼻の先の会場なので、「わーい、お昼に会いましょう!」といって、昼休みにうきうき迎えに行く。さすが武田さん、お弁当持参なので、ぶりっじにご案内。せたがや子育てネットのメンバーも参加していたので、会場でであった武蔵野の深田さんも一緒に、武田さんにご紹介しながらぶりっじでランチタイム。午前の発表があった立川市の取り組みのすばらしさに、わいわい語り合い、午後の分科会に戻っていった後は嵐が去ったよう。午後はこどもブックワールドの打ち合わせにいらした新聞社の方と話し合い、絵本のハナシに盛り上がる。はたこうしろうさん、トムズボックスの土井さんにお会いできるのでめちゃめちゃ楽しみ。途中、来月にある企業トップセミナーのチラシつくって、とSOSの電話が入る。あわててノゾミを呼び出し、仕上げて講師に確認してもらい、区に入稿!すごい集中力であっという間にチラシができあがり、感心する。ぶりっじでSOHOもできるな。笑こんにちはーとやってくるのは、二組の親子。ついおととい、ふらりとオムツがえにきてくれたママが、今日は友達つれてご来店。保育サポーターのFさん(地元の先輩母さん)ともハナシができたみたい。地域のヒトが関わってくれることで得られる安心感は絶大。続けて元気にいらしたのは、京都府舞鶴のみなさん。商店街は「おかみさん」が元気だと盛り上がるんだなーと実感。そこへシンポジウムから武田信子さんが帰ってきて、舞鶴の並川さんもまさかお会いできるとは、とカンゲキ。と、とにかくごちゃごちゃといろんなヒトが出入りして、それぞれに何かもらってかえってくれていたらいいな・・・と思いつつ、今日もタイムアウト、保育園のお迎えに走る私でした。コミュニティカフェってなんだろう?なんて思ったときもあったけれど(自分たちでやっておいて言うのもナンだけど)こうやって、来た人同士が出会って、何かが生まれるそんな「嬉しい予感」が魅力のひとつなんだろうな・・・と実感した一日でした。カフェにいる人って、運営しているヒトだけじゃない。きてくれているヒトが、そのまんま、そのカフェの価値を高めてくれるんだよ・・・感謝。
October 31, 2008
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みなさん、こんばんは!今日は寒いですねっ!!以前いたNGOの関係で全国各地に友人ができ、今年は各地に訪れることが多く、ここ最近では、浜松・京都・熊本・根室・札幌と、年上年下様々な友人のホームタウンを訪れる機会が多い。一歩その地に着いた瞬間に「あ~、ここが彼女(彼)のいる街かぁ~」場合によっては、「いた街かぁ~」。そして五感を研ぎ澄まさせて、めいっぱい街を感じやきつける。(私はかなり鼻も利くタチのようだ。乗り物を降りて最初に嗅ぐ匂いが〇△!!だ。)なんだかそれだけでもうれしくなる。さらにうれしくなる瞬間は、そこに本人がいて、「あ~、こんな表情もするんだぁ~」と感じる時。東京や他の街で会っても見せない顔やしぐさ。ホームタウンだからなんだなぁ。そこに共にいることがなんだかとてもありがたく感じる。今年、試行事業にとりかかっているホームスタートは、家庭訪問型子育て支援。まさに、その人にとってのHOMEで会うことから全て始まる。家に訪問するって日本では難しくない?という声も時々いただくけれど、HOMEという場であることの意味はやっぱりあるんだな、と、街々を訪れて何だか妙に感じた。PS:そういえば、東京に最初に来た時に、新宿やら渋谷のようなデカイ町だとなんだか疲れてしまう自分がいたことも思い出される、、、。浅草とか、ちょっと違うけど中野とかだとなんだか妙にホッとしてた、、、。確かに大阪の自分の街に似てたんだなぁ~。
October 30, 2008
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杉山です。連日の出張で、ばてばてになり、ついに風邪をひいてしまいました。で、昨日行われた少子化対策特別部会に下記の意見書を提出しました。こりもせず、認可外保育園について言及したり、あまり注目されなかった秋田先生の研究についてひとりでコーフンしたりしました。ご参考まで。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・認可外保育施設、保育の質に関する追加の意見 セレーノ 杉山千佳◎ 認可外保育施設について 前回も述べましたが、認可外保育施設のなかでも、もっとも行政の目の届いていない施設に対しては、早急に何らかの対策を打ち、少しでもよい環境のなかで子どもが過ごせるよう、取り組むべきだと思います。具体的には、(すぐできること)・認可外保育施設の認可化移行支援に係る補助制度をもっと手厚く、利用しやすくできないか。・都道府県が把握している認可外保育施設について、市町村も連携して対応できるよう体制を整える。市町村の子育て支援情報が、認可外施設にも十分行き渡るよう、配慮。・従事者の質の向上のため、自治体内の認可保育園の現役保育士か定年などでリタイアしたばかりの経験豊富な保育士が、一定期間、その保育施設の保育にかかわり、実地を通して、様々なアドバイスを行ってはどうか。・従事者の質の向上のため、認可保育園との保育士間の人事交流のようなことをしてはどうか。(中期的に進めていくこと)・認可外保育施設の経営状況、問題点などをヒアリングして、どのような対応策が有効か検討を行う。・認可外保育施設において従事している保育士が6割にとどまるという現状や、ボランタリーな一時保育には無資格者も相当数いることを踏まえ、経過措置として保育士をホームヘルパーのように1級、2級、3級といった段階制にしていくことも検討していく必要があるのではないか。保育士を標準としながら、サブで保育する場合は保育資格がなくてもいい、ただし、経験年数やボランティア経験などを問うとか、自治体などが主催する子育て支援講座などの修了者とか。さらに、ソーシャルワーク的なより専門性の高い保育・子育て支援を行う場合はさらにレベルの高い保育士資格を用意するとか。◎ 保育の質に関して・先日の清原委員の発言を受けて感じたことですが、公設公営の保育園には、民間ではできない、別の大切な役割があると思います。自治体の財政事情に合わせて、どんどんと民営化を進めていくのではなく、公設の保育園を一定程度は残す、それに対して、国としてなんらかの支援を行うということはできないか。・先日の資料の中の、秋田先生がおまとめになった「保育環境の質尺度の開発と保育研修利用に関する調査研究」は、特に興味深く読ませていただきました。ことに、保育の質をみるときに大きく2つの方略があること(より教師中心でより学業志向のカリキュラムや方法か、より地域に根ざした、子ども中心のホリスティックなカリキュラムか)や、「方向性の質」「構造の質」「過程の質」「操作性の質」「子どもの成果としての質」などいくつかの「質」の整理が体系的になされていること、質の評価の数量的実証をめざすアプローチではなく、理念的、思想的に保育の質をめぐる議論を実践の事実に基づいて行おうとする研究があるという指摘などは、初めて知るものでした。「保育の場であるセンターをサービス提供の場としてではなく、地域の多様な声の交流するフォーラム、アリーナとし、保育の質を外部から評価する評価の言語ではなく、園は子どもや他者との出会いによって自己との対話を始める場として、意味生成の言語で語ることの必要性を説く。保育の質の評価は、地域文化にねざした市民参加のプロセスであり、保育過程の記録を行いその記録をもとに対話し省察を行う行為であるドキュメンテーションはそのために不可欠な行為と捉えられている」(資料P39)といった研究があることは、正直なところ、たいへん驚きました。もし、時間的に可能であれば、秋田先生にOECD各国のそうした動向をご説明いただく機会を設けていただければ、たいへんうれしいのですが。以上。
October 30, 2008
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こんにちは、當間です。「ほしいものが、ほしいわ」コピーライターの糸井重里さんの代表的なコピーのひとつ。初めてこのコピーに出会ったとき、何と意味深長なコピーなんだろうと、うなってしまいました。“自分が本当に欲しいもの”が欲しいのに、市場に出回っていないことを意味するのか、“私が欲しいもの”を誰か作ってと言っているのか、ものに充足されすぎてしまって、“欲しいもの”が分からなくなってしまった人の悲鳴のようなものなのか、ただ単に、「欲しいものが欲しいものなの」と言っているだけなのか、いったい、どれなんだろう?このコピーは、1988年、西武百貨店のポスターに書かれたもの。当時のことをよく覚えている人には、上に書き出した解釈のうち、どれが当てはまるか、よくお分かりだと思います。* * *暮らしの中での困りごとには、既成の物やサービスでは対処出来ないさまざまなものがあります。行政や民間のサービスどちらかではとても補い切れないこともあり、あれこれ組み合わせてみてもどうも今ひとつしっくりこないこともあるでしょう。じゃあ、作ってしまえ!と自分たちで作り上げてみたものの、思惑が外れてしまったということはないでしょうか?本当は自分が支えてもらいたかったのに、“製造責任”で支える側に回ってしまい、支えてもらえなくなってしまった……。あるいは、誰かが頑張って作ってくれた仕組みを享受することだけが当たり前になってしまって、消費し尽くし、壊してしまった……。* * *着ている服も靴も住居も、売られているものから選ぶ生活にすっかり慣れてしまっている私たち。ベッドやタンス、食器棚といった家具も既成のものから好みにあったものを選びます。お店には、次々と目新しいものが並べられていき、そうした中にも好みや体型にぴったり合うものを見つけたときにはなんとなくほっと安心したりします。いずれにせよ、すでに用意されたカタログのようなものの中から選ぶことに慣れていて、完全な自分の好み、体型などに合わせたオーダーメイドのものに出会うことは、めっきり少なくなりました。日々、オーダーメイドでつくられているものと言えば、唯一食事ぐらいのものでしょうか?それだって、忙しさについ、出来合いのおかずを買ってきたり、コンビニ弁当やファーストフードなどで済ませてしまうことがあります。宛てがい扶持のもので適当にやり過ごしているうちに、どれが本当に欲しいものだったのか、自分に合うものはどういうものだったのか、分からなくなっていたりしないでしょうか?お気に入りの靴をようやく手に入れて、そのフィット感もデザインも大好きだったのに、次にお店に行ったときには、もう手に入らなくなっていた……。仕方がない、次を探そう。そんなことばかり続けていては、だんだん居心地が悪くなる一方のような気がします。
October 29, 2008
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ご無沙汰していた、品川の武田です。秋は行事が目白押し、イベントてんこ盛り。講座も講演も各地で開催され、またたく間にスケジュールはいっぱいになっています。インプット、インプットでこんがらがってアウトプットは子どもへの怒声じゃ、しょーがないですな、もぉ!この秋、我が家で大きな決断が下されました。「末っ子は(も)、幼稚園に行く」。待機児童だの、託児貧乏だの、好き勝手なことを言い放ってきて公立・認可保育園に入るための近道の無認可保育園に入れて働きはじめる、という選択にふんぎりをつけられないままタイムアップした形での最後の選択になりました。一時保育で何十回となく保育園を利用して思うのは、保育園と幼稚園の大きな違い。4つ葉を読むみなさんは、そのあたりの専門的な知識は私以上なので、そのあたりは省略しますが、肌で感じる、親子への心身サポートの度合いが異なります。地域によって、保育園児と幼稚園児の比率は異なると思いますが、品川では4:6、もしくは3:7の割合で幼稚園に通う児童の比率が高いのです。近年は幼稚園でも延長保育が行われていますが、都市部の母子密着、M字曲線、少子高齢化によっての女性の労働力確保・・・などの文言を前にして、「なんか違うよなー」と感じながらも、「なんか」がよくよく分かっていない自分自身の歯がゆさを感じつつ、当時2歳の娘が「兄姉とおんなじところにいきたい!」のヒトコトに安堵して「おんなじ」、「いっしょ」、「娘が決断したから」・・・と、私自身の生き方を考えることから答えを導き出せなかった・・・・逃げた結果になりました。(逃げたのか?・・・)「(幼稚)園を選ぶことは、親自身がどのような生き方をするのかといった選択(何を大切にするか)」(「いま、幼稚園を選ぶ」赤ちゃんとママ社 より)は、4つ葉公式HPでメッセージをいただいた大豆生田先生の言葉。この歳になって「生き方」なんて、と思いながらどう生きていくのか、など描くこともなくでも、このままじゃ・・・の思いで4つ葉にしがみついています。そろそろ、しがみつくだけじゃなく、支えるひとりになりたいな。
October 27, 2008
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松田妙子です。杉山さんが、国の会議で鋭く警告や提案を出し続けてくれている間、私はいったい何をしちょるんだろう?と、次のブログを書く身としては自己嫌悪に陥ることもあるのですがまあ、気を取り直して前向きにいこう。(と切り替えてしまうのが私のいいところでもあり、進歩しないところ。すんません)課題ばかりが見えて落ち込むというのはある意味幸せなことで、目標があることはいいことで、ゴールイメージを高く持つこともいいことで、その代わりに抱えてしまう苦しさを、私は「地域のネットワーク」でわかちあうことができるのが強みだ。一人で背負わなくっていいようにつくってあるんだな。(笑)これからの世の中は、「コミュニティ」「つながり」が重要だってうすうすみんな気づいていて。コミュニティの活性化とか地域の絆再生とかうまいこといってるけど賢い人たち、それをどっかの誰かにやらせようとしてない?未来につなげていくことは、今にも爆発しそうなふくらみつづける風船を手渡していく作業ではないのです。手渡して、俺ら世代はセーフ!みたいなもんじゃないでしょ。手渡していった先から先へ、どんどん「面」になっていく、リリアンみたいなものなのだと。「女の目」すぎますか、杉山さん?「個」を普遍化させるのは本当に難しいけどその「個」がそれぞれ地域でつながっていたのなら、どうだろうか?理想論にすぎないかしら。日本のこれからの処方箋はいろんな見立てがあるかもしれないけどセルフケアで予防してく道なき道がありそんでもってそんときの秘薬はコミュニティだじょ、絶対。しかも、煎じ方を知らないと持っていたって、意味ないのよね。うふふ。
October 24, 2008
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先日行われた厚生労働省少子化対策特別部会に、以下の2つの意見書を提出しました。ご参考まで。このところの議論を通じてつくづく実感するのは、わたしは非常に「現実的」なヤツだ、ということです。「言うのはいいけど、できるの?」と、そればかり、気になってしまいます。意見もそんな感じ。舌足らずな点もありますが、その点を踏まえて読んでいただければ幸いです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「保育の質」に関する意見 セレーノ 杉山千佳1.保育環境について、以下のような調査を行う必要があるのではないか・平成に入ってここ20年間ぐらいで、子育て・子育ちの環境にどのような変化が起きたか? *「少子化」によってどう変化したか (子ども同士の自然な関わりができづらくなったのではないか?それによって、子どもはどう変化したか) *「親の就労形態」の変化によって、どう変化したか (労働時間が長くなることで、親子のかかわりの時間が短くなっているのではないか? それによって子どもはどう変化したか) *「地域環境」の変化によって、どう変化したか (親しいご近所や祖父母がいないために、子どもが親以外の大人と関わる時間が短くなっているのではないか? それによって子どもはどう変化したか)・少子化対策が本格化して、保育士の職場環境はどのように変化したか? *労働時間、雇用形態など 私の個人的な懸念は、公立保育所の保育士たち(特に団塊の世代)の長年培ってきた「保育の技」が、この民営化の流れの中でどこにも伝授されないまま、消えていってしまうのではないかということ2.「保育の質」にはこれが必要、あれが必要と、どんどんとプラスしていくことには限界があるのではないか言葉で言うのはたやすいが、現場で子どもたちや親たちのためにそれができなければ、あまり意味がないと思う。大事なのは、「保育現場において、実際にやってみせられる」ことであり、人材育成も理論ばかりでなく、「体現できる」ように指導する方法に切り替えていくことが必要なのではないか。3.子どもとどう関わるのかといったスキルは、相当磨いているように思うが、職場のマネジメントのような面も重要ではないか。特に「ケアの職場」のマネジメントは、普通の企業の職場のマネジメントとはだいぶ違ってくると思われる。効率重視などといい加減なことは言ってはいられない。保育士一人ひとりの特性と能力を最大限に発揮するためのマネジメントのあり方についても、検討していく必要があると思う。4.保育園、保育士だけでは限界がある。「地域のつながりのなかで子どもを育てる」ためには、保育園や保育士はどのような役割を果たせばよいのかについて、改めて検討する必要があるのではないか。親や地域のおじさん、おばさんの代わりを保育士が担うことはできないし、地域の自然の中で子どもたちが成長することも大いに期待できる。保育士にできないことは何かを整理し、そこをどのように補っていくか、その方法論も構築していく必要があるのではないか。(参考)「男性の目」「女性の目」 「男性の目」は対象を自分と切り離し、客観的に見る。それは全体よりも、ある部分を切り取り、その部分を明確に認識する。「女性の目」は、自他の未分化な状態のまま、主観の世界を尊重しつつ、ものを見る。それは明確さを犠牲にしても全体を把握しようとする。実のところ、われわれは現象を見る際に、この両方の目を必要とするのであろう。(中略) われわれが現象を始終「男性の目」で見て、そこに一般化を行うときは誤りが生じない。しかし「女性の目」で見たことを一般化しようとするときは、細心の注意が必要である。普遍から普遍に至る道はわかりやすい。しかし、個より普遍に至る道を探そうとするときーそれこそが新しい保育学には必要なのだがーー、よほどの注意が必要なのである。(中略) このように考えてくると、今まで培われた「男性の目」を否定することなく、そこに「女性の目」もともに用いることによって、新しい保育学が築かれるのではないかと思う。そのためには、女性がその能力を十分に発揮して、新しい学の建設のために参加することが期待されるのである。(『子どもと学校』河合隼雄 岩波新書 より)以上。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・認可外保育園に関する対応についての意見 セレーノ 杉山千佳これまで「行政の責任の範疇は、認可保育園まで」「保育の質が保たれるべきは認可保育園だけ」といった対応が長く続いていた印象があったかと思いますが、前回の部会で、認可外保育園についての詳細な報告が出されたことは、大いに評価すべき点であったと思います。ベビーホテルのような認可外保育園には、ともすると、もっとも児童福祉的な対応が必要な親子が存在する場合が少なくありません。早急になんらかの対応を行っていく必要があるのではないかと思います。まだまだ議論が必要かと思いますが、個人的な提案としては、・認可保育園、認証保育所等の質を上げる、維持する努力と平行して、認可外保育園の認可化のための対応を行う。・認可外保育園に関しての管理は都道府県にあるようですが、それでは通り一遍のチェックしかできない恐れがある。市町村にも一定の責任を持たせ、地域の子育て情報や子育て支援の取り組みの蚊帳の外に置かれないような配慮が必要。・認可外施設に、いきなり厳しい条件を求めても「だったらやらない」といった結果になりかねないので(そうした場合、困るのはそこの園に預けている親子なので)、いくつかの段階を経て、最終的には理想の園に整備されていくという道筋を示すのが実効的ではないか。・「多様なニーズに応える」というよりはむしろ「児童福祉的な観点から」地域によっては、早朝・夜間保育を専門に扱うような認可保育園を積極的に作っていく必要があるのではないか。・保育ママと認可保育所の間を補う、小規模型の保育施設の設立が、多様な働き方の対応には向いていると思われる。小規模型の保育について、新たなモデルをつくるなどして、議論・研究を深め、一定の方針を定め、大企業というよりはむしろ地域密着型のコミュニティビジネスのようなかたちで、参入者を増やしていく取り組みを行ってはどうか。以上です。よろしくお願いいたします。
October 24, 2008
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こんにちは、當間です。お昼前に1通のファクシミリが届きました。「いま、動かなければならない! 介護保険を持続・発展させる大きな輪を作ろう!! 『介護保険を持続・発展させる1000万人の輪』の設立へ!!」おお、これは先日の杉山さんの日記にあった、田中尚輝さんが関わっていらっしゃるイベント。現状のままでは介護保険制度が壊れてしまいます。よりよい介護保険にするためには、広範囲な個人や団体がそれぞれの利害を超えて一致協力することが必要です。そこで、「介護保険を持続・発展させる1000万人の輪」を設立することにしました。(ちらしリードより)「介護保険を持続・発展させる1000万人の輪」設立準備会の共同代表呼びかけ人は樋口恵子さんです。ちらしによれば、1000万人という数字の根拠は「介護保険サービス利用者約400万、 家族のひとりを代表として400万、 介護従事者100万以上、事業者・専門家を合わせたもの」だそうで、少しも大げさではないとのこと。ふーむ。この有権者の1割を占める国民の声がまとまれば、必ず財源を含めて、信頼に足る社会保障に打ち立て、利用者の視点に立った持続可能な介護保険制度を再構築できると確信します。(ちらしリードより)子どもや子育てのことで一緒に活動してきた仲間の多くが、介護保険の分野にも関わっています。開催当日のプログラムを見ても、見知ったお名前、団体名が散見されます。このちらしが私の家に届いたのは、決して不思議なことではありません。みんなで知り合いを紹介し合って、こうやってメッセージを届けているんだ。そうそう、8年ほど前に子どもの環境を守ろうと大田区内の主だった人たちが集まったときも、今日のようにファクシミリが届いたのでした。* * *先週末、娘の17回目の誕生日を祝いました。この日、東京・明治公園で市民団体「反貧困ネットワーク」が集会を開くことは知っており、子どもや子育てに関する分科会のような集会の呼びかけチラシも受け取っていました。行きたいけれど、さすがに休日と重なった娘の誕生日に家を留守にするわけにはいかないよなあ。珍しく家に居た夫とともに家族そろって買い出しに行き、夕飯を囲みました。で、週明け。週刊東洋経済の「家族崩壊」という文字に目が止まり、目次に目を通して、そのまま買って帰りました。「考え直しませんか? ニッポンの働き方」一番気に入ったのはこのサブタイトル。経済誌がこういう切り口で特集を組むなんて!特集の前文に当たる部分では、グラフや図とともに問題点をかいつまんで紹介しているのですが、こんな風に締めくくっています。振り返れば、日本政府も1994年の少子化対策「エンゼルプラン」など家族に関する政策は多数打ち出している。しかし、部分的な政策に終始し効果は薄かったといわざるをえない。すべてつながっている問題を解きほぐすには、税制・社会保険改革から雇用戦略、社会保障の拡大まで総合的な政策のコーディネーションが重要になってくる。昨今の非正規雇用の急増にしても、全体のコーディネートを怠りながら労働派遣法の緩和だけに手を付けたための副作用という側面がある。人は、不安や恐怖のあるところで創造的な仕事はできないものだ。家族崩壊の連鎖を止めるような雇用戦略や社会保障改革が進めば、日本経済でもイノベーションが起き、経済成長が刺激される可能性は高い。家族崩壊を食い止めることは、日本経済を立て直すことでもあるのだ。雑誌の編集なんて仕事に関わってきたから、「誰がどういう発言をしてくださるのが最も効果的か」ということを常に考えてしまいます。経済誌でこういうことを言ってもらうと、何だか心強い感じ。「手当を増やすと言ったお金の問題より、 男女の歪んだ働き方を是正すべきです。 女性が産みたがらないことと男性の働き過ぎは 表裏一体なんです。 少子化問題の背景には、 長時間労働で家庭責任を負わない男性の存在がある」よくぞ言ってくださったと思った週刊東洋経済の特集記事でのこのコメントは、「経産省の山田課長補佐、ただいま育休中」(日本経済新聞社)の著者、山田正人さんがおっしゃるからこそ、響くべきところに響く。それでも、壁は厚そうだなあ。“長時間労働で家庭責任を負わない男性”そのものが、何だか恵まれているように見えてくる昨今。責任を感じすぎて結婚できない若い男性も大勢いるわけで。同誌が特集「子ども格差」を組んだのは、今年の5月のこと。親の年収と子どもの学力とがパラレルになっているという話だけじゃなく、貧困の世代間連鎖、社会保障制度の問題点、子どもの心身の危機などについても取り上げていました。しかし、今回のように家族の危機という切り口で取り上げたほうが、年代を超えて貧困や格差に喘ぐ人たちが増えていることや、その構図などがよく見えるように思います。“子ども格差”の構図もより深く理解できる。ネットカフェ難民という言葉を聞いて、第一に感じたのは、家族というセーフティーネットの本格的崩壊でしたし、個室ビデオ店放火事件のとき、夫が「カプセルホテルに泊まればよかったのに」とつぶやいていましたが、カプセルホテルという存在自体、すでに働く人たちの窮状を物語っていたのでは?なぜ子育てと仕事の両立、ワーク・ライフ・バランスの必要性が叫ばれているのか、保育の質と量の向上、両方が不可欠と言われる意味、そして改めて介護保険制度の充実が求められるのは何故か、家族という形態の変化、環境の悪化を一つひとつ見つめて、ようやく見えてくるものがあります。本当にね、「子ども格差」のときのサブタイトル、「このままでは日本の未来が危ない」って思っちゃいます。よろしかったら2冊とも読んでみてください。図書館には必ず置いてあるはずです。* * *暗ーい話をしていますが、「迷走する両立支援」(太郎次郎社エディタス)の著者萩原久美子さんが、こんなことをおっしゃっていました。「辛くて暗くなっちゃうかもしれないけど、 ちゃんと現実を知っておいたほうがいい」自分の娘が高校生にもなってくると、さらに現実味を帯びて身に迫ってきます。かつてはわが身に迫ってきたことが、わが子にまで迫りつつあるかもしれないんですよ。もしくは、わが身は守れたのにわが子が守れないことになるかもしれない。まさかと思うでしょ?そのまさかが、まさかで終わらないところが一寸先は闇という現実の怖さです。
October 22, 2008
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ちょっぴりごぶさたしております。amigoのいしやまです。葦沢さんがお知らせくださいましたが、公式HPが更新されました。全国のみなさまより、賛同金をお振込みいただいたり、パンフレットを見てプロジェクトに共感しました、とメッセージをいただいたりと活動を見て、関心を示し、支えていただいていることに感謝です。メンバーそれぞれに持ち場を持ちつつの活動でもっとこうできたらいいな、本当は今こうしたいのに!ということも折に触れて発生します。もどかしさを抱えつつ、4つ葉プロジェクトの存在意義、役割を研ぎ澄ませてゆけますように。うまく表現できないのだけれど、、、美香子さんの民営化をめぐる動きも私や他のメンバーが4つ葉において何らかのアクションを起すことも、「ありがとう。」と人から言ってもらうための活動ではなく、「大事だから」「必要だから」「やる価値があるから」燃えているということでもない。一度この水の味を覚えた人は、他の泉で喉の渇きを癒すことは不可能なのよ。(「ポルトベーロの魔女」パウロ・コエーリョ より)という一文が割とヒットする言葉かな、と思います。この本も、杉山さんから聞いて読んでみたのでした。面白かったです。夫が赴任していた間は母子でさっぱりした生活(!)をしていたのですが、夫も一緒に過ごす時間ではバラエティ番組を見たりもしています。さっき、一度引退していた女優の古村比呂さんが12月に再デビューするということでikkoに美容指南を受けている番組を見ました。子どもが3人いるそうで、少し前に夫だった布施博さんと離婚してたような。現在42歳だそうです。10年以上、芸能界と離れ主婦として暮らしていた彼女。これから「稼いでいかなくちゃね」と話ながらお茶の間に素顔を披露し、プロフェッショナルなメイクを施され本当に美しく変身しました。そんな自分の変身に涙していました。その過程では「これ(美容法)なら主婦でもできるわね。」と一言発したりしていて。加工された映像、番組化されたものだけれど大日向先生のインタビューで伺った「どの人も自分の人生に愛着を持ち、必死に生きようとしている」というフレーズが何度も私の頭をよぎりました。古村さんという、全く存じ上げない方ではありますが彼女の人生・気持ちの紆余曲折に思いを馳せました。夫氏は一度子育てに専念し、10年以上引退しつつも今なお可愛らしい彼女に心を動かされていたようですが、それはそれで「プロ健在」というところで、まぁ、よしとしておくか(苦笑)。女優という環境にあり、その人生を流れていく人。その気持ちの質感は何のニュースにもならず、注目もされない人とそう変わらない。彼女はその流れていく人生(いうなればM字曲線)を見せていくことで、食べていくことができる。それが草の根の場に下りてきた時、「あきらめきれない人生」をもった一人の女性はどうやって、自分の人生をつかんでいけばよいのでしょう。「格差社会」という言葉を随分耳にするようになりました。一度ひっこんでも、例え転んでももう一度戻れるチャンスのある人。転ぶ前に支えを享受できる環境にある人。つまずいて転んでいることにも気付かない人。「立つ」ってどういうことかがわからない人。世の中は広い。この広い世界の中で、とりあえず生活している社会の仕組みの中でとっても大切なことを発信していくこと。何派ということでもなく、この方法でと提示するわけでもなく。お金で買えるものをつくるわけでもなく。非常にわかりにくいかもしれないが、きっと未来をつくっているんだと思います。机上と生活と社会と祈りの真ん中で。
October 21, 2008
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葦澤です。今月も公式ホームページ更新DAYがやってきました!今月のメッセージは4つ葉プロジェクト呼びかけ人の一人、榊原智子さん、そして、わたしのものがたりはやはり4つ葉プロジェクト立ち上げから今まで影に日向に(?)4つ葉のコアであり続けてくださっている今井豊彦さんです。ホームページリニューアルから半年経ったところで「なんで4つ葉プロジェクトがあるんだっけ?」ということを振り返るようなかたちでお二人のお話を伺えたのは偶然では無い気がします。(偶然だけど。。。)「4つ葉プロジェクト」って、そこに出会った人にとって意識の転換点となりえる場所で。で、その気持ちを行動に移すときのためのネットワークなんだと思うんです。アウトプットとしての「実行」はそれぞれの人が、それぞれの持ち場で行う。徒党を組むわけじゃないけど、根っこの気持ちは同じほうを向いていこうぜー、発信しながら行動していこうぜー、みたいな、ね。というわけで、今月もぜひこちらへどうぞ~☆
October 21, 2008
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中村美香子です。 民営化は。 前に、「今日は成果が感じられたの!」と思った日があって、ちょっとうれしそうな文章を書いたと思うのですが、んでもってそのあと、こんなふうって経過報告して、今日は、「こんな成果があがりましたー!」と、報告し、・・・ ・・・のハズだったのに。 まるっとぽしゃった。 事業者選定過程における保護者の参画方法について考える段階にきています。そして、そのうち1次審査(2次審査まであります。)についての保護者への情報の開示について、自治体と協議して、検討してーと宿題をもちかえってもらい、回答が返ってきて、う~んそれはどうかなー・・・と、少しフマンに思っているところです。・・・今日もういちど「もーいっかいよーく考えてみて!」という打診を自治体に投げ返そうと思っています。 というのが、前回書いたブログなんだけど、 昨日は自治体の人と会議をして、投げ返した結果を、聞いてみたら。 1次審査については、従来の民営化のケースと同様、「選考の結果、どの事業者が残ったか」しか言いません。 という回答に、要するに当初のおハナシに、戻っていた。 前々回書いたブログはこれだった。 自治体が「絶対やらない」と当初言ってたことを、やってくれることになったのだ。選定の結果に納得したいからその材料をよこせ。と言ってたのだけど、(もうすこし自治体がきちんと回答してから詳しく書きますね)それはできないってずっと言ってたのだけど、「しかし保護者の方がそれを確認したいという気持ちももっともだということで、やることにしました」と言ってくれた。 この、「やってくれることになった!」が、まるっとなくなったワケ。 それはなんだったかというと。 1.1次審査に応募してきた事業者は、ウチの保育所運営に関する企画提案(俗にプロポーザルという。)を自治体に提出するのだが、この内容を、あっさり一表にまとめたものでいいから(事業者が実際に書いてきたナマ書類じゃなくて)、見せて。 2.1次審査の結果、全事業者の受けた評価(A、B、C評価らしい)を、大括りの項目と評価だけでいいから、見せて。 というものだった。どんな資料があるのか、どのレベルまでなら見せられるのか、自治体と協議した上で、これらについては「見せます」という回答だったのだ。 だが、その自治体の回答にくっついてた、「1の表のイメージはこんなふう」の項目は、プロポーザルの全容を網羅しておらず、人員配置や人材育成など、募集要項の要望で保護者の会が提出した項目にかなり限定されていた。もちろんプロポーザルの中身には、保育はどんな方針でやります、食事はこんなことに心がけて出します、年間行事はこんなんでいきます、などなど、一般的には、フツーに親が知りたい内容がもっと含まれているわけだ。だから、そのへんも項目に入れてよ。という、回答のさらに上をいく内容を求めて、保護者には配布しないでダメ出ししていたワケです。くー、こうなったら早いとこもうオッケー出して保護者に配布しちゃえばよかった~~~ うやむやにはしないの。これが知りたいの。親として。この問題にたずさわった者として。 そういう考え方が、カルチャーが、動かしたんだと思う。こういう事例をきちんと積み重ねて共有できれば、全国の民営化のプロセスが変わっていくのかもしれない。 ナーンテ、喜んでいたのに。 がっくりです。 自治体側の理由は、「全庁的に見ると、この開示状況は突出しており、ほかの事例までも「開示しろ」というルイが及びかねない」というものだった。 ああ、またしても。 せっかく保育担当部署は一歩踏み出してくれたのに、役所のほかの部署がじゃまをする。 仕事したくないヤツらが。 「保育担当部署ではやったけど、ウチのケースでは、開示できません。なぜなら・・・」と説明すりゃいいじゃん。それって仕事だろ。 説明できないなら、開示するべきだろ。 んなもん、理由になるかい。そんなこと理由にして、ほかの部署の歴史的一歩を、阻害するんかいっ! まったく。こっちは俄然火がついちゃったじゃないの。 次なる手を考えなければ。 この件については、結構あっさり、「やることにしました」って自治体の担当さんに言われたので、自分でギリギリと情報公開について調べたり勉強したりはしてなかったのだけど、これから勉強しないと。 請願・陳情という手法だって考えてもいいかもしれない。 くっそー 見とけよ! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 保育園と保護者でなんかやろう!プロジェクトは、先週、園長先生と打ち合わせしました。こっちも進めなきゃ。 こっちは、スタートがたのしみです。 次回は、こっちの、準備についての報告ができるかな。
October 20, 2008
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杉山です。6月に行った、4つ葉プロジェクトタウンミーティングの折につくった、4つ葉のパンフレットを、配りまくりの日々です。先日の名古屋の子育てひろばの全国セミナーでも、田中尚輝さんに、さんざん「ひよわ」といわれながら、でも、いい宣伝になったし、存在を知ってくださる方もきっと増えたワ。で、15日に行われた多摩の子育て支援協働フォーラムにおいても、パネリストとして壇上に立ったので、すかさず4つ葉パンフレットをご紹介し、ミクロ、メゾ、マクロで子育てや子育て支援を見ると、整理しやすいことなどをお話しました。(ちなみに、そこでは名古屋の全国セミナーでの議論も少し ご紹介させてもらい、きちんとした財源を確保し、制度を 整えておかなければ、いくらNPOの善意に頼るといっても 限界があることを指摘しました。会場のみなさんは、 NPOや自治体職員のみなさんでしたが、深くうなずいて らっしゃる姿勢に、みんなマジメに取り組んでおられるのだな と実感しました)で、昨日は、富山で行われた日本女性会議の子育ての分科会に出させていただき、またもや、4つ葉ちゃんの広報。意識の高い女性たちの集まりの場ですから、質問も鋭く、「インプットはがんばっておられるのはわかるが、アウト プットはどうか? 成果はどうか?」と会場から聞かれました。(こういうの、好きです)アウトプットは、ようやく公式サイトなどで行えるようになったこと、ブログはほぼ毎日更新していることはお知らせし、成果は・・・ううう。高齢者関係の運動とは大きく水をあけられていると実感中。でも。先日、大日向先生に「私じゃダメなんっす」と、弱音を吐いたら、「大丈夫よ」と言っていただき、「ほんとっすか!」(とは言わなかったけど)の気分になりました。千里の道も一歩から。だもんね。ちなみに、4つ葉のパンフレットを読んでくださったNPO法人賢治の学校の方が、「4つ葉アピールのこの理念は、宮沢賢治やシュタイナーに 通じるのでびっくりした」と言ってくださり、わたしたちは、この両名の方々のことをむちゃくちゃ勉強したわけでもないけれど、実感として考えた言葉が尊敬する方々の考えにも通じているということだったので、なんだか、すごくうれしかったのでした。それは、下記の部分です。子どもには自らの力で人生を切り開いていく力があります。親をはじめ、周囲の大人にできることは、子どもたちみんなに、「この世界は安心で安全で、キミたちは愛されているのだよ」と伝えること、子どもの持つ力を引き出し、成長段階において必要な「経験」と「知識」を与えること、その力を発揮できる環境を整備することです。それができる体制をどのようにつくっていけばよいか、みんなで考えよう。改めて、ことばの力を感じるこの頃です。来週は、群馬に行きます。どうぞよろしくお願いします~。
October 19, 2008
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松田妙子です。運動会シーズンで、大人の怪我が心配です。うっかりリレーなんかにでちゃってすってんころりんしているお父さん、いませんか?来年の運動会までにトレーニングするぞ、と毎年この時期だけ誓ったりして。どうぞご自愛を。先ほど、夜9時過ぎに、突然けたたましいベルが鳴り響きました。我が家のいたずら娘がしかけた目覚まし時計がなったのかとあわてた私でしたがどうやら裏のマンションの火災報知機のようです。住宅密集地なので、もしも火事がもえひろがったら古い木造の我が家など、ひとたまりもありません。外に出て、様子を見に行ったのですが驚くほど、誰もいません。そのうち、ナナメ前のAさんご夫婦がでていらっしゃいました。どうやら火事ではないらしいが、とにかくベルを止めることができずマンションの住民たちも困り果てて立ち尽くしているようです。えーと、こういうときは、どうするのかな???不動産会社に電話する、とか言ってます。子どもたちも寝る時間なのでひきあげかけたときにAさんがつぶやきました。こういう騒ぎがあると、昔はみんなとりあえず出てきて様子をみたものだけど、今じゃすっかり誰も出てこないわね・・・さびしくなったわ。心配じゃないのかしら。こういうときはでていって、気になっている人がいると伝えることも大事なのよあぁ、なんだかいろんな物事が「おまかせ」になってるのだなぁ、と感じます。火災報知機が30分(!)鳴り続いても関心をしめさないように振舞うのはかえってしんどいことだとおもうのだけれど。満員の通勤電車に乗りすぎて、人との距離のスイッチを切ってしまった結果かしら。でも、そんな気持ちをもっている地域の大先輩のAさんご夫婦と、ちょっとでもお話できたことが今日は嬉しく、まだまだ、わがまちはこれからだよ!と思った夜でした。
October 18, 2008
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先月後半にオーストラリアにホームスタートの視察旅行で留守をしている間に、我が家のチワワ次女KIKIが入院してしまいました。1週間後には退院。(退院時の支払総額20万円也!!)復調しての退院じゃなくて、原因不明でとにかく体力をつけるために自宅療養ということで自宅に戻ってきました。うちの方がストレスが少ないでしょーということで。なので、今、2時間半から3時間おきに、お水と栄養食を注射器みたいなのでお口にせっせと運ぶ毎日です。親鳥と小鳥のごはんタイムみたいなカンジです。気管に食べ物が入らないように気をつけつつで、だいぶ私も慣れてきました。新米お母さんもこんなカンジなのだろうか、、、と少し想像してしまいました。さて、余談はさておき、、、ホームスタート・ジャパンのナショナル組織の立ち上げに並行して、NGO内研修ディビジョンで新プログラム実施立ち上げという、フィールドは違うけど似たようなシゴトが私のまわりに今あります。フィールドは違うけど似たようなことで考えさせられるなぁ~というのが今の心境。基本は、ひと。一つ一つの現場でひとりひとりがお互いに受け止め合い育ち合う---これを原点として、よりよい変化がおきるよう、ひとりひとりがベストを尽くす。ミッションのすべてがここで実践されている、まさに一期一会の現場。で、一方で、ひとつひとつのミッションがより多くより確実に達成されるためにサポートするために組織としてどうあるべきか?戦略を練る日々。来年の3月まえのフェーズ、そして09,10年にどう短期目標を設定して、どう達成するか、、。ソロバンもはじかなきゃならないし、、、議案書とか事務処理もたんまり。。。で、実行しかけてみて、ハタと再び気づかされるのは、あ~、ひとりひとりを大切にする気持ちを忘れては、どれも達成できないなぁという感触。あらゆる組織で共通することなのだろうけれど、特に、人と人が接してプラスの変化を産もうというジャンルは特に大切にしなくてはならないことなんだ、と。変化を産もうという人そのものにモチベーションがメンテされなければならないし、そのためにもチームメンバー同士が信頼関係を日々のコミュニケーションをつなぐことはとても大切。。。言うは易し行うは試練多し!!!人と人の潜在能力が響き合って他の人の力も開花していく・・・夢想家と言われるかもしれないけれど、やっぱり、そこを追い求めていきたいな。
October 16, 2008
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こんにちは、當間です。今日は府中にある東京自治会館で「(財)東京市町村自治調査会 平成20年度調査研究発表フォーラム 多摩地域の子育て支援について ~「子育て・子育ち」が楽しくなるまちづくり」が開催されました。ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。また、実行委員として尽力いただいた多摩地域のNPOのみなさまお疲れさまでした。事務局スタッフとして私も参加の予定でしたが、緊急事態発生で参加は叶わず、気分はお留守番。事前の実行委員会で記録を取らせていただき、日々現場に立って現実に直面していらっしゃるNPO代表のみなさまの真摯なご意見に直接触れた者として、フォーラムの内容に大きく期待を抱いていただけに、武田さんがご自分のブログに会場風景をアップしていたのを拝見して、参加できなかったことをとても残念に思いました。* * *昼間はお留守番気分だったのですが、夜は次世代育成支援行動計画推進委員のほかにもうひとつ大田区から委員を拝命している教育懇談会に出席しました。大田区では20年後のあるべき姿を目指して基本構想を策定、昨日区議会で議決されました。今後は、議会決定を受けた基本構想を元に、10年後を視野に入れた基本計画の策定が始まります。この基本構想と基本計画は、大田区のこれからの施策の根幹をなすものになります。教育についても、ちょうど5年前から推進されている教育プランを新たに策定すべく検討が始まったところで、今回議会決定された基本構想が基本理念として色濃く反映されていくことになります。教育プランの具体的な内容については、新教育プラン策定委員会で検討され、教育懇談会は、検討された中身について各委員それぞれの立場から意見具申を行います。今日のところは、現行の教育プランの昨年度の評価と今後の課題を踏まえての各委員からの意見と提案に留まりました。今日出された意見提案が、どのように反映されていくのかについては、まだわかりませんが、これまで関わってきた児童福祉分野との違いが少しずつ分かり始めてきたところなので、個人的には興味津々といったところです。国も東京都も、「教育の基本は家庭教育にあり、 親が子どもの教育の最終責任者である」というのがベースにあるので、下手をすれば本田由紀さんの著書「「家庭教育」の隘路」(勁草書房)のサブタイトル「子育てに強迫される母親たち」という状態に拍車をかけることになりかねません。現行の教育プランの策定時にも「最後に指摘されたのは 親の教育をやり直せということだった」そうですから、大田区もうかうかしていられないのですが、そこのところは、現在推進しているもうひとつの子ども関連のプラン、次世代育成支援行動計画もありますよとアピール、より幅の広いところから見てくださいとお願いしたし、これからもお願いしていきたいなと感じたことでした。親の教育をやり直せということは、これまでの教育がもたらした結果をなんとかしろと言っているのと同じことなんじゃないかしら、そこには今の親を育てた人への批判も込められていることにもなるよね、とこっそり思ったりもして。* * *次世代育成支援行動計画も、後期行動計画については基本構想が反映されていくことになるんでしょう。先日、参加したあるフォーラムの資料で東京都内のいくつかの自治体の行動計画策定の取り組みを一覧表で比較することができました。それぞれの自治体には、それぞれの基本構想や基本計画があり、また子ども条例の有無などの違いもあって、行動計画への取り組みにも、そうした背景の違いなどが色濃く出ているなあと感じました。行政の取り組みと奮闘ぶりを垣間見る格好の本として、大豆生田先生から推挙いただいた元横浜市副市長の前田正子さんの著書「福祉がいまできること」(岩波書店)を挙げておきます。じっくり紹介しようと思いながらも日が過ぎてしまったので、今日はご紹介だけ。
October 15, 2008
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小一と年少の母です。ご無沙汰してしまいました。先日、杉山さん監修の本、 「はやおきはきもちがいい」を1年生の前で読み聞かせをしました。そこで分かった事実。6,7才の子供が寝る時間が遅いこと。読んでいる途中で「僕は7時に寝る!」「僕は10時!」また他のクラスでは「僕は12時に寝る!」本の途中で、早く寝るのは大人も子供も同じだし、遅く寝るとイライラしたりと様々な原因を起こすという内容のページでは。「それ、うちのパパだ!」「え~(驚きの声)」などという声も聞こえました。これでは、国も警鐘(「早寝、早起き、朝ごはん」)を鳴らすはずだなと痛感です。これまで2クラス読みましたが、あと3クラスに読んでいきたいと思っています。反応が楽しみです。あともう一つの大型本、「こころってなんだろう」は三年生以上がオススメです。ぜひ、実践された方はどんな反応か聞かせていただけると嬉しいです。………毎年うちの幼稚園では10月に個人面談があり、事前に質問事項を書いて欲しいと用紙が配布されます。私はこんな事を書きました。「子育ては主に両親でおこなうもの。男は仕事、女は子育ての時代ではありません」と強気で書いてみました。このコメントの裏にはどうしても引っかかる発言があったからです。6月の保護者懇談会の場で、幼稚園側の先生が妙な事を連呼している・・・。「お母さん、お母さんが愛情をかければそれだけ子どもさんも返してくれますよ」「お母さん、お母さんが~すれば~ですよ」「お母さん、お母さんが~すれば~ですよ」この間に「お母さん」を何度聞いただろう。私はだんだん頭に血が上って腕組み状態!初めての育児で3年頑張ってきて、ようやくこの時期を迎えた人もいる。幼稚園に入れる想いは人それぞれの事情がある。そんな中で、幼稚園まで入れても「お母さん頑張って!」と言われたら、人に寄っては頑張りすぎてしまう人もいるだろう。誰かが声を上げなければ、苦しんでいる人もいると思い私は呼び出しをされてもいいから文字にしました。幼稚園に入る前のお母さんの気持ちを聞いてきているから書いてしまいました。幼稚園の先生も、乳幼児サロンに出かけて現実を知って欲しいものです。
October 13, 2008
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昨日は、名古屋で子育てひろば全国連絡協議会主催の、全国セミナーが開催されました。今日も引き続き、分科会が行われているところなんじゃないのかな?少子化対策企画室の朝川室長、長寿社会文化協会の田中尚輝さんの基調講演のあとのシンポジウムのコーディネートをさせてもらいました。田中さんは以前4つ葉の勉強会にも来ていただき、市民の立場から介護保険制度をつくっていった経験から、4つ葉のやるべきこと、運動論のポイントなどを伺ったことがあります。そんな方が、冒頭、「子育てひろばは何がやりたいんですか?」みたいな話をされて、面食らった参加者の方も多かったのではないかな?と思いました。「制度にしたいんですか? 仕事にしたいんですか? ボランテ ィアでやりたいんですか? そうしたいんだったら、こうする べきじゃないんですか?」みたいな畳み掛けるような問いかけ。「子育て支援」そのものについては専門ではないし、居心地の悪い面もあったでしょうが、子育て支援どっぷりのわたしたちでは気づかない観点から問題提起をしていただきました。ある意味、「ここまで言ってくださるなんて、ありがたいなー」と、思いました。質問の時間があったので、思わず、「4つ葉プロジェクトでは、子ども・子育てを社会保障制度に 位置づけてほしいと活動しているのだけど、どうもパッとしない。 ごらんになって、何が課題だと思いますか?」みたいな質問をさせてもらいました。高齢者団体の人たちは、この10月25日に、介護関係の人たち1000万人に呼びかけて、集会を開催し、運動を展開していく予定なんだそうです。それは、危機に直面している介護保険制度をよりよくするためのボトムアップの活動なんだそうです。そんな高齢者関係の運動に比べて、子育て関係の、なんと非力なことよ。「わたしなんかがやっているから・・・。もっとほかに適任な人が いるのではないか・・・」田中さんたちのアプローチの仕方がよいのか悪いのか、よくわからないけれど、少なくともひとつの制度をつくりあげ、成功体験を持っている。それに比して、自分の非力、能力のなさを目の当たりにしてしまい、名古屋からの帰りの新幹線は、切ない時間になりました。・・・・・・・・・・・・・・・・・シンポジウムでも取り上げられたのですが、「顔の見える関係づくり」は、言わずもがなですが、大事だなーと、思いました。子育ての孤立を防ぐ、子どもたちが多様な経験をするといった「子育て」の場面で大切なことはもちろんですが、社会的な活動を進めるという意味でも、大事だと。ミクロである「個人」がマクロである「制度や仕組み」に直結するのは、わたしは個人のリスクが高いと感じていて、そこには、制度や仕組みが生きる、メゾ(コミュニティ)の世界が介在していないといけないと、痛感しています。NPOや市民団体に限らず、担い手は誰でもいいのだけど、地域に子育ての拠点を持つ人たちは、ミクロとマクロをつなぐ媒介の役割を果たしているのだという自覚を持って、場づくりをしていってほしいなーと、改めて思ったのでした。こんかいの初日の出来に関して、いろいろな人がいろいろなことをおっしゃるでしょうが、わたしは、実行委員長の丸山さんのねらい通りになったんじゃないかしらんと、思っています。わたしの進行の不手際で、丸山さんのお話される時間があまりとれなかったことを申し訳なく思っています。ごめんなさい。当日配布の資料に、丸山さんがまとめてくださった、「まめっこの軌跡」は、とてもよくできている一覧表だったと思います。まめっこに来てくれる親たちの声をどのようにカタチにしたか。例えば、「地域に役立つことをしたい」という親の声が出たときに、どうしたかというと、商店街に協働のパートナーになってもらい、子育て応援団をつくり、事業を展開したとか、「子どもがやけどをして大変だった」という親の声に対して、行政と協働して子どもの救急講座を開催した、支援者としては、生活環境の見直しを図ったといように表ではまとめられています。おそらくどんなNPOでもこうした試みはされていると思うのですが、それを整理して実績とすることで、「評価」の指標のひとつにすることができるのではないでしょうか。顔の見える関係づくりを評価する指標・・・ほしいな。あわせて、親がエンパワメントしたことを評価する指標も。この子育て支援の活動に関わったことで、その後も地域の活動やPTAなどに積極的に関わる人が増えたというのだって十分成果だと思うのよね。(特に、公民館活動のような生涯学習の場面では、そうした 成果はだいぶ求められるようになってきていると思います)で、4つ葉をなんとかせねば。動き方を変えていきたいなと思う一日でした。
October 12, 2008
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世田谷の松田妙子です。12日は世田谷・梅が丘の羽根木公園一帯で「雑居まつり」が開催されます。様々な団体が集う歴史あるイベントで、毎年ゴミを減らす取り組みをしています。MY箸、MY椀もって遊びにきてね!私は「ゆかいなまち」にいます。さて、警視庁で、新しい取り組みが始まったというニュースを見ました。クチコミで振り込め詐欺を防止しよう、という活動が!!!とうとう、クチコミが、フォーマルなネットワークに(笑)語る言葉をもち、伝えていくということの最たる事例ではないか、と嬉しくなりました。啓発とか、気運の醸成っていって大金かけてポスター作成したり、むやみやたらとチラシ配布するよりも身近な人からふ、と言われた言葉で人は行動を変えていく。そう思っています。(あ、胸が痛い人、いませんか?笑)
October 10, 2008
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こんにちは、當間です。こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせる事故がもとで、メーカーのひとつがこんにゃく入りゼリーの製造中止を発表しました。ひとくちサイズのカップ入りで、その食べやすさと食感、こんにゃくという素材でできていることから、スタイルを気にする女性を中心にとても人気のある食品のひとつです。私の周りにも、ファンがたくさんいます。事故の被害者は幼児と高齢者に集中しており、昨年は小学生による事故も報告されています。食べ物をのどに詰まらせる事故の原因には、こんにゃく入りゼリー以外に、餅、ご飯、パン、ナッツ類、飴玉など、さまざまなものがあり、特にナッツ類の危険性については、乳幼児の親御さんの間ではよく知られていることでしょう。* * * * *料理関係の記事を担当していた頃、当時絶大な支持を受けていた料理研究家に、高齢の家族の食事について取材をしたことがありました。「子どもを育てた経験のある女性にとって、 お年寄りの食事は、離乳食のおさらいみたいなもの。 そう考えると、楽よ」まだ独身だった私には、イメージし難いメッセージでしたが、離乳食・幼児食と介護食の調理のコツを一気にご指南いただけて、何だか得をした気持ちになったことを覚えています。そしゃくして飲み込むおけいこや味付けに工夫が必要な乳幼児といろいろな機能が徐々に衰えて行く高齢者。離乳の進んだお子さんには、お肉を小さく切ったり、お魚をほぐしたりすれば家族と同じ献立の食事を提供できるのと同様に、高齢の家族についても、同じような工夫をすれば食べやすくなる。ちょうどビデオを逆回しにするような格好ですが、調理で心がけたいポイントはよく似ています。ただ、柔らかく煮たり、細かく刻むだけではときに危険を伴う状態の人もいらっしゃり、さらなる工夫が求められます。ホームヘルパー2級講習を受講したときのこと。調理実習のその日、たまたま風邪気味で喉に軽い炎症を起こしていました。そこにひき肉料理が2種類供され、片方を飲み込もうとしたとたん、喉がいがらっぽく感じられるだけでなく、気道に入り込みそうな気配と殺意のようなものを感じてしまいました。食べたものから殺意を感じるなんて、初めてです。どきりとしました。ひき肉がひと粒ひと粒バラバラになっており、その固いツブツブが気道に入り込みそうだったのです。つなぎを使ってまとめた団子状のもののほうが柔らかく、楽に噛むことができ、喉の通りもスムーズでした。細かくなっていればいい、とろみを付ければいい、というものではないんだということを身をもって知った瞬間でした。そしゃくや飲み込みの状態をしっかり観察する必要があるという点では、乳幼児も高齢者も同じです。食べるご本人の状態に合わせた調理法が求められるゆえんでもあります。大きさや柔らかさ、食べる方のそしゃくや嚥下機能などに留意すれば、安全に食べられるという点では、こんにゃく入りのゼリーだって同じかもしれませんね。(乳幼児や高齢者にこんにゃく入りゼリーを 食べさせる必要があるのかどうか、 という疑問や 韓国や米国、EUではこんにゃく入りゼリーの 回収や規制が行なわれているという事実は、さておき)* * * * *ただ、どんなに調理に工夫を凝らしても、どうしても食べられない場合があります。それは、ご本人が食物アレルギーである場合。そばや小麦、甲殻類、ナッツ類などは、いのちの危険が及ぶような激しい反応=アナフィラキシーショックを起こすことがあり、この場合には、食べられません。また、食べられないだけではなく、吸い込んだり、触ったりするのもダメな場合があります。そりゃあ、特別なケースでしょ?と思われるかもしれませんが、意外と身近なところに、そういう方がいらっしゃったりします。ひとくちに「安心・安全な食べ物」と言っても、ずいぶんといろいろなことが思い起こされるものだなあと、溜め息が出そうです。からだの害になる物質が入っているなんていうのは、もちろんレッドカードですけれど。
October 8, 2008
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こんにちは、amigoのいしやまです。先週月曜日に行なわれたP研の講座でネパールでシニアボランティアとして活動なさっている保育士の桜井ひろ子さんのお話を聞きました。いくつもキーワードがあり、楽しくメモしていました。その中でも、この1週間のなかで登場回数が多かった言葉は「心・からだ・知識」を近づけるということです。ひとつのアクション、生き方全部に関しても言えることだなぁと感じます。気持ちだけじゃもたないし、からだが健やかであったり、からだに染み込むまでの経験が大切だったりするし、知識が大事な場面も往々にしてある。3つの距離がどれだけ近いか、3つの距離が近くにいられる辺りがその人の「いい位置」なのかもしれない。幼児といわれる子どもですら、知識がダントツに先行しちゃっているケースは本当に多い。からだも動かしておかないとオーバーヒートしそうだよ~~、ドキドキ。自分の「いい位置」、3者の距離も始めから見つけられるわけでもなく、時には何かを突出させながら試行錯誤して見つけていくわけだ。私なども、ここ数ヶ月は気持ちに気合が入りすぎていたらしく、このところようやくカラダがメッセージを発し始めひどく疲れを感じていたりしていました。骨の髄が疲労困憊という感じでしたが、それに気付き、そこに合わせて暮らしたら、復活してきました。政治とか、保育園とかのことも興味、関心を持ったら(気持ち)知ってみる(知識)。ここまででも、随分わかった感じになるのですが、アクション(からだ)に移せると一丁上がり。そのサイクルを続けるわけで。わが家のムスコが通う保育園は親が出て行ってアクションを起す機会が本当に多く、ひーひー言いながら通うこともあるのですがそれがあるからこそ染み入ってくるものがあるんだと、思っております。2年以上単身赴任していた夫も彼なりに一生懸命やっているのだけれど、それでも園行事が目白押しで「毎週末行ってるんだけど(ブツブツ…)」と、なぜか私とやりあうことになり(笑)「アタシなんか毎日行ってるよ!」と思わず言い放ってしまったワタクシ。ちょうどよく響いたみたいで送りを担当したり、行事参加も決意を新たにしたようです。足を運ぶと、五感で感じるから。子どもを思う気持ちをからだで知識で馴染ませていく道のり。何をするにしても、決して平坦な道ではありませんが心・からだ・知識の3者が動きて循環すると生きている毎日が満たされてゆくんだろうなと思います。アクションまで繋げることが、大事。
October 7, 2008
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中村美香子です。 保育園の民営化のハナシは、現在、事業者選定過程における保護者の参画方法について考える段階にきています。そして、そのうち1次審査(2次審査まであります。)についての保護者への情報の開示について、自治体と協議して、検討してーと宿題をもちかえってもらい、回答が返ってきて、う~んそれはどうかなー・・・と、少しフマンに思っているところです。 もう、判断するのも3人ぐらいしかいない中、そのうちのひとりであるオットとゆうべ議論をし、ま、今回は割れなかったので(笑)、今日もういちど「もーいっかいよーく考えてみて!」という打診を自治体に投げ返そうと思っています。 粘り強さが必要だ。 自分で考えることも必要だ。 そんなのもういいんじゃない?必要じゃないんじゃない?まあ、ここまでやったんだしいいんじゃない?ほかの保護者は気にしちゃいないさ・・・ 実際、自分の内外からのこんな声に「そーだよねー」とうなずいてしまいそうになるけれど、ここはひとつ踏みとどまって。 何のためにやってるか、もういちど考え直して。 私のやってることが、ウチの保育園の民営化のプロセスが、世の民営化のカルチャーをつくる、前例をつくるんだということを肝に銘じて。実際、そう考えると、「ねばならん」だけじゃなくて、「こうしたい」という気持ちがわいてくるから不思議。 ほんとのところは、私には、今やってることについて、本でも出す使命があるんだろうな。ま、本出してもうけないまでも(もうからないか。そんな本。(笑))、ネット上で公開するとかね。 現在、そしてこれから、民営化に直面する保護者たちのために。 闘い方の参考にするために。闘うっていっても、「民営化ハンターイ!」じゃなくて、「こんなふうにやってよ!」というための闘いだけど。 決着がついたら、また、詳しい内容について、語ります。 。。。さて、一方で、 前にこの民営化についての活動をきっかけに、園長先生と、保育園と保護者でなんかやろうというハナシができた!というハナシを書いた。 私が、民営化後の運営を担う事業者に求めることとして、「保育園のスキルを保護者が共有できるような取り組みを行うこと」と、自治体からのアンケートに書いていたのを園長先生が見て、「民営化前からやりましょうよ」と言ってくれたのだ。 今年6月の4つ葉のタウンミーティングでも、保育園ないしは保育士と保護者が、どんなふうに協力して、一緒にコドモの育ちに関われるんだろう、ということがイッシューのひとつになった。 今は保育所保育指針でも、保育園が保護者の子育てを支援することが、その使命のひとつであることが明らかにされている。保育園としても、何かやろうということになっているのだ。 今度の土曜日、どんなふうにやろうか、園長先生と話し合いするの。 その前に、このブログを書いているうちのひとり、松田妙子さんに、入れ知恵してもらおうと(あれ?なんかワルイことみたい)、ちょっと一緒に作戦会議した。松田さんも語る語る。感じなのを見てなんだかうれしかった。 園長先生は、保護者のみんなに集まってもらって、なんでも話せるような場をつくりたい。というようなことを言ってたのだけど、どうかなあ。 私は、テーマもなーもなしでやっても、土日も忙しい保護者が土曜日に来るかなあ・・・と思う。なにか、何かがつかみとれそうなイメージがわくようなことにしないとね。今日はこれってテーマを打ち出すとか。 松田さんは、そういう「子育て講座」みたいなものだけじゃなくて、一方で、親同士、一緒に何かするようなアクティビティがあったほうがいいよ。と言ってくれた。衣類交換会をやってるとこなんかもあるらしい。 民営化とからめて言うなら、その移行時期に、保護者は、コドモの「移行」をスムーズにするために、どんなことをしたらいいか、どんなスタンスでいるべきか、そこを園と共有するべきだよね、という話をしてくれた。なるほど、保護者もすることがあるでしょうというのはコレだったんだ。 園の連絡帳の書き方ひとつにしたって、保護者によって全然違う。でも、書き方ひとつで、園と協力できる。 園で送り出す方法だって、協力が必要だ。民営化後最初はコドモも不安になるし。 そんなところから、保育士のスキルを学ぶ必要が出てくる。 うーん、さすが松田さん。目からウロコだった!がんばるね。ほんとはコンサル料が必要なところなのにさ。 今週はちょっとした企画書を書いて、土曜日には園長先生と効果的なミーティングをしたいなあ。キーいそがし。そして楽し。
October 6, 2008
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品川の武田です。先にアップしてくださった、葦澤さんが運動会の時、我が家では学校公開(授業参観)でした。・・・来週は幼稚園の運動会。秋はホントに行事が目白押しです。公開日の二日間、すべての授業が参観OKとなっています。我が家は学校からほど近いので、ちょこちょこ覗きに行けば、そのつど教科書を忘れているじゃない!体育の帽子をかぶってないじゃない!はぁーーーーー?イライライラ・・・・通りすがりの知人が「私、算数と書写の授業は観ないことにしてるの。算数は習熟度クラス別で痛々しいし、書写は真っ黒に手を汚してるのが許せなくって。腹立ってくるんだもん。」それもそうだ!それらは観なければ、いいのだ。英語で元気に手を上げている姿、明るく澄んだ歌声、真剣なまなざしで取り組む図工・・・ここをみればいい。そういえば子どもが事前に「お母さん何時間目にくる?この時間、来れる?」と、やんわり見てほしい部分を提示していたっけ。・・・そうだよねー、誰だっていいとこ、みてほしいよね。本当に時に親は親というだけで、身勝手になると思う。 勝手に期待して、 勝手に打ち砕かれて、 勝手に責め立てる。子育てのフレームの上辺だけなめてさらって、とりあえずよしとし、それで足りないとわかれば、焦り、その気持ちに耐えられず、金銭の痛みをもって解決する方向に手をのばしていく。私たちは、いや私は、何を焦っているのだろう。朝夕の仕度では子ども達を蹴散らし、やらなきゃいけないことで身も心もキャパシティは大洪水。外に出れば、子どもと家事に後ろ髪。自己嫌悪になっても不思議ではないが、自己嫌悪で終われない、終わりたくないのが、私なりの4つ葉への思い。明日も誰かのブログの言葉に出会いがあって、ふとしたときに公式サイトの言葉が浮かぶ。そのような中で、この一年、抱えている焦燥感も、少しは立ち位置が変わってきている気がしています。・・・・あーーー、でも、・・・・・まだまだだぁ!
October 5, 2008
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杉山です。今、国のほうでは、保育制度の新たな仕組みづくりをどうしていくかについて、かなり突っ込んだ議論が行われています。いろいろな立場の方にヒアリングを行ったりして現場の事情にも配慮をしながら、でも、「待機児をゼロにするために」どのようにしたらよいか、質の面、量の面から改善策を検討しています。そんな私のところに、ここのところ、変なメールが届きます。「国で進められつつある新保育制度について意見致します! *直接入所制度に反対! *保育予算を減らさないで! *児童福 祉法第24条を守って! 子供を取り巻く環境を守って! 現場 の保育士の声を、育てる親の気持を汲んだ政策づくりをお願 いします。」みたいな。言われるまでもなく、私は保育士の利益よりは、「子どもの最善の利益」のために、一生懸命考える所存ではあるんだよ。どこのだれか、きちんとお名前を書いてくださっているので、それはよしとして、まったく面識のない人から、「初めてメールさせていただきます」みたいなごあいさつもないメールを・・・携帯から送ってほしくないなあ。送られた人がどういう気分になるか、考えているのだろうか。内容についても、もうちょっと、なんとかならないかしらん。一応、わたし、4つ葉プロジェクトってゆー団体で、政策提言について、どうしたらいいかあれこれ考えているんだよね・・・。そういうわたしの活動のこと、知っててメールくれてるんだろうか?もしそうでないとすれば、それは、ちょっと失礼ダワ。わたしにこういうメール(ほとんど同じ内容)をあちゃこちゃから送って、何か意味があるんだろうか?そうではなくて、きちんとした手続きを踏んだ議論のほうが大事だと思うんだ。先日も、西東京市の講座で、子育て中のお母さんたちに言ったのは、「うちの子、保育園に入園させてくださいって市長への手紙を いくら送っても、社会は変えられないのよ」ということだった。ミクロからマクロに直球を投げても・・・それは、残念ながら、届かないし、仮に個人の私的な意見がそんなふうにして届いてしまうのは、たぶんにキケンなことだとわたしは思う。声を出せないぐらい弱い人だっている。ミクロからメゾに仕上げて、かたちにして、マクロに届ける。それには、技術も知識も必要だと思う。子育て支援の世界には、それが今、求められているのだと思う。
October 5, 2008
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葦澤です。昨日の、運動会にはまさにうってつけの秋晴れのもと、長女の中学生活最後の運動会が終わりました。 ああ、これで、彼女の「運動会」は最後だな、と思うと感慨深いものがあります。(きっと来年からは体育祭とか○○祭とか 呼ばれるものになるのでしょう) * * *長女の通う中学校は本当に人数が少ないのでどの競技もほぼ全学年一緒に行います。(100m走だって、気をつけて見てなきゃ あっという間に終わっちゃう!) なかでも全校男子による組体操は毎年のハイライトで、 その競技中の4段タワーを成功させるために、 毎年みんな必死に練習するんだけど。 今年は練習中、一度も成功しなかったらしいのです。 で、「成功させるゾー」という気合いで臨んだ本番だったのですが。。。 やっぱり何度やっても成功しない。 3回目が崩れたあたりから、みんなだんだん心配になってきました。 今年は成功しないまま終わりになるのかな、と。 が。 女子たちも、観客も、ハラハラしながら見守る中、 6回目か7回目の挑戦で、 見事成功しました!! 通常なら15分~20分で終わる組体操が、 なんと今年は50分かかった! それをやりきって、今まで出来なかったことを成功させたこと。 やりきりたい、という子どもたちの意志を汲んだ学校の先生たち。 「諦めるな!」「がんばれ!」「焦るな!」と観客席からとぶ声援。 秋晴れの空の下、そこにいた全員が、成功を喜んでいる姿。 3年男子の母たちは「成功してよかった!」とみんな大泣き。w どれをとっても、長女が自ら選んで通った、この中学校らしい運動会でした。 * * * 30分。 って、どのくらいの長さなんだろう。 一生の中では、きっとほんのちょっとの時間のはず。 でも、14~5歳の彼らのために、 運動会の本番のさなか、それを待ってあげることって なかなか出来ないことなんじゃなかろうか。 こういうときの時間って、 時計がはかる絶対的な時間の長さとはどこか違う。 それがわかる大人がいること、 それを大事にしてあげられるだけのゆとりがあること。 「この学校でよかった」って、 そこに居合わせたたくさんの人が思っていることがわかった。 そんな空気感も。 長女が、充実した日々を送っていると感じられる理由だし、 次女がまた、この学校に通うことを選ぶ理由なんだろうな。 と、思いました。 * * * 娘の組は5点差で辛くも勝利を逃しましたが、 どちらの組も、満足いくまでやりきったといういい笑顔をしていて。 このひと月の練習の疲れやら、いざこざの不満やらなにやら みんな吹き飛ばしたかのような満面の笑顔で 「本当に楽しかった!!」とアツく語る娘を見て、 本当に素敵な思い出になってよかったね、と思う母なのでした。子どもが成長する瞬間に、大人がきちんと向き合い、立ち会えば、子どもたちはきっと、いくつになってもきちんと、それを目の前で見せてくれるものなんですよね。
October 5, 2008
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人はどんな時、心に笑顔がともるのだろう?幸せを感じる時って?人それぞれの表現はあるだろうけれど、「感謝の気持ち」が感じられる時、じゃなかろうか、、、、ふと、歯を磨きながらそう感じた。そして、「信頼」もまた、この感謝があってこそなりたつものなのだな、、、とも。ホームスタート・オーストラリアの視察旅行はとても実り多いものだった。現地の笑顔一杯の関係者たちが大切にしているのは「信頼(トラスト)」互いの存在に感謝しあい、互いの力を信じあっているのが肌で感じられた。もちろん、システムとしてそれを支えるものがたくさんある。が、システムだけでは成し得ないという当たり前のことを改めて確認できたことが大きかった。現在、10月17日の報告会の準備でスタッフ全員大奮闘中です。前回もPRさせていただきましたが、ぜひぜひ起こしくださいませ~。日時:平成20年10月17日(金)14:00~17:00会場:大正大学巣鴨校舎 2号館8F内容:第一部 ホームスタートとは?第二部 試行事業について中間報告第三部 ホームスタート・オーストラリア視察報告会 *閉会後に懇親会を行います。(会費は別途3000円です)主催:ホームスタート・ジャパン 申し込み方法:下記メールアドレスに1お名前 2所属団体名 3連絡先メールアドレス 4懇親会出欠 をお送りください。E:mail : homestartjapan★gmail.com(←★を@に替えて送信)連絡先:ホームスタート・ジャパンTEL 03-5287-5771 FAX 03-5287-5770
October 3, 2008
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こんにちは、當間です。なんだか国の内外が大きく揺れているようで落ち着かない気分にさせられる報道が続いていますね。あっという間に10月。しかも寒いっ。思わずセーターを引っ張り出してきてしまいました。月曜日、今日と同じように雨の降る肌寒い夜、P研(保育者の専門性研究会)の勉強会に参加、4つ葉プロジェクトのパンフレットを配らせていただきました。熱いこころをお持ちの保育者のみなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。このブログでもおなじみのゼミ長の今井さん、世話人の山田麗子さん、木村明子さん、どうもありがとうございました。勉強会での話題提供者は、ネパールの子どもたちの瞳の輝きに魅せられ、仕事を辞めて現地に飛び込んでいった元保育士桜井ひろ子さんでした。この日は、勉強会の前におとなの読書会に出席。おとなの読書会と言っても児童文学を読むのが目的で、目下のところは、この春に逝去なさった石井桃子さんの作品を取り上げています。この日の課題図書は「クマのプーさん」(岩波書店)。石井桃子さんが、元首相の犬養毅氏のお孫さんたちに読んで聞かせたのをきっかけに翻訳、日本に紹介された物語です。といっても、多くの方にはディズニーの「クマのプーさん」のほうがおなじみかもしれませんね。雑誌のコラムニスト、劇作家として活躍していたA. A. ミルンが、わが子クリストファー・ロビンと彼の部屋のぬいぐるみたちを主人公に語り始めるところから始まる、このお話は、言葉を覚え始め、自分の世界を自分の目と足で広げ始めた子どもの視点で書かれています。プーさんはクリストファー・ロビンのお気に入りのぬいぐるみ。夜、寝る前になると、クリストファー・ロビンに連れられて、居間へ降りてきます。物語の冒頭、クリストファー・ロビンがお話をねだります。「お話はどうかな?」と、クリストファー・ロビンがいいました。「お話がどうしたって?」と、わたしがききました。「すみませんけど、おとうさん、プーにひとつしてやってくれない?」「してやろうかな。」と、わたしはいいました。「プーはどんなお話がすきだっけね?」「じぶんが出てくるお話。プーって、そんなクマなんだよ。」「なるほど。」「だから、すみませんけど。」「じゃ、やってみようかね。」というようなわけで、わたしはやってみました。(「クマのプーさん全集」より抜粋)いかにもイギリス。おとうさんにお話をねだるときにも、「すみませんけど」と紳士的振る舞い。でも、いかにも子どもらしいおねだりの仕方で、思わずこちらのほおが緩んでしまいます。作中に出て来るプーさんの歌が素敵で、子どもの頃に何でも歌にして歌ってしまった記憶が蘇ります。たとえば……。頭のわるいクマのうたえる晴れてあつい月曜日、ぼくは、しみじみかんがえる「なにがどれで、どれがなにか というのは、ほんとうか、またうそか」雪あられふる火曜日に思いは、つもるぼくのむねこれがあれか、あれがこれかそれをだァれも知らないゆえに……(「クマのプーさん全集」より抜粋)「なにがどれで、どれがなにか というのは、ほんとうか、またうそか」なんて、まるで哲学者みたい。翻訳ですから、読みながらこの言葉、原文ではどのようになっているんだろう?と知りたくなる部分がたくさん出てきます。そこは会場が絵本屋さんだということもあり、お店の書棚から原書が持ち出され、ひとつひとつ確認していきます。確認しては、訳した石井さんの感性やセンスにますます感動してしまいます。クマのプーさんとその仲間たちは、現在、ニューヨーク公共図書館にひっそりと展示されており、ニューヨークに住んでいたメンバーのひとりがポスターとカードを持ってきてくれました。さらに、プーさんのデザインとは少し違うけれど、いくつかのテディベアも持ち込まれました。やっていることは、極めておとなチックだけれど、きゃあきゃあ言っているので、知らない人が見たら、いい歳をしたおばさんたちが何をそんなに女子高校生のように騒いでいるのか?といぶかしく思うでしょう。(苦笑)まあ、そんな会で子どもの世界にどっぷり浸ったあとに、ネパールで暮らす子どもたちの話をお聞きする。いい一日だったなあ。とまあ、まったく偶然なのですが、このように読んでいた本の内容とリンクする出来事があったり、ちょうど考えていたことに呼応するような活動をしている方に出会ったりと、さまざまなものやこと、人とつながりながら、日々が過ぎていきます。そういえば、昨夜のNHK総合「爆問学問」でも、最近気になるテーマのひとつとして読んでいた「反貧困」(湯浅誠・著/岩波新書)や「軋む社会」(本田由紀・著/勁草書房・刊)とリンクする内容が語られていましたっけ。タイトルが「愛の政治学」。(姜尚中さん、声も素敵だった!)海の向こうで金融不安に巻き込まれた友人家族の行く末を気にかけていることも、世の中と私をつなげていることのひとつ、と言えるのかな。
October 1, 2008
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