曼荼羅を読む | なんとなくダラダラと。。。

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2005年02月13日

と言うのも新年が明けてから戦争のことばかり日記で書いていました
戦争　戦争　戦争って
私の日本側から見た視点で嫌な気をされた方が沢山いらっしゃると思いますので
本日は箸置きって感覚で・・・♪

そうそう2004年の年末は一種の密教ブームだったんですね
仏像のフィギアが売上を伸ばしていたって
めざましＴＶで知りました（笑）
んで四国八十八ヵ所を廻るお遍路の旅も流行っているとか。。。
観光旅行会社と仏具屋がかなり売上を上げているらしいです

そんなこんなで曼荼羅って有名なのかな？！
知らない人は読まないでいいです（笑）
興味を持った方なら検索で調べてください^^

さて本日の題名を見て変に思った人がいるかと思いますが
本来は曼荼羅は見るです
が
私は敢えて曼荼羅を読むとしました

曼荼羅にはいろいろ種類があるようですが
ここで書きたいことは胎蔵十三大院曼荼羅と金剛界九会曼荼羅です
これはもっともポピュラーな曼荼羅です

おいおい胎蔵曼荼羅に界が抜けているやん
って少し知っている人から突っ込まれそうですが
胎蔵曼荼羅には界が付かないのが正しいのです^^

仏教は一概には言えませんが
その教理はあの世のことを説きます
要はあの世に言って救われたいかとか云々やら説明してますが
こと密教に関しては現世利益を説きます
現世利益とは今生きているこの世で救われることです

本日の曼荼羅は仏教ではなく密教で使われているもので
この曼荼羅は何を指しているか？
それは普段の私達に関してのことを描いているのです

ここからは宗教に興味のない方は読むのを止めましょう
んで密教に関わる方、真言宗の方
読まないでください（笑）

では良いですか？
はっきりと言います

密教には仏がいない！

言ってしまいました（笑）

キリスト教にはイエス・キリストを信仰しています
イスラム教にはアラー神を信仰しています
仏教には阿弥陀如来など様々な宗派によって仏を信仰していますが

密教には信仰の対象となる仏様がいない

真言宗の方ごめんなさいｍ(＿＿;)ｍ
一応は謝っておきます。

いやいや大日如来があるやん
って言うかもしれませんが
この大日如来がクセ者なのです
この大日如来の正体は後で述べますが、、、
少し曼荼羅に戻ってみましょう

まず！胎蔵曼荼羅は何を指しているのか？
それは私達が生活をしている世の中を描いています

そして金剛界曼荼羅は私達の精神世界を描いています

だから胎蔵曼荼羅には界が付かないのです^^

曼荼羅を一つ取ってもシリーズ化をするぐらいの量になります
私はシリーズ化して長々書くのは苦手で・・・
だから簡単に書きますね^^

ます金剛界曼荼羅は９つに分かれていて
それぞれ精神の成長や変化について描かれており
３年前ぐらいに私は金剛界曼荼羅をテーマにして
「心の旅」と言う小説を書きました
ストーリーは少年とある人物が心の世界を旅するもので
長文の苦手な私には大変な作業で携帯サイトに連載して
多くの人に読んでもらいました
まぁ～それはどうでも良いことですが、、、

ここでは胎蔵曼荼羅について
胎蔵曼荼羅には中心に大日如来が鎮座して多くの仏が描かれています
何故このような描き方なのかと言えば
星空を眺めるとして
星空の中心はどこか？ってなぞなぞをしたとします
答えは自分自身。
そう自分自身を中心として星空は広がっています
場所が神戸だろうが北海道であろうが
見る人に映る星空はその人が中心なんです

胎蔵曼荼羅はそんな視点から描かれています

私がこの胎蔵曼荼羅を好きになる理由に
胎蔵曼荼羅の最も外郭に最外院と言う場所があり
ここには人そして悪魔まで描かれている

普通宗教では悪魔など敵対する存在ですが
それさえも描かれています
これって素敵って思っちゃいます♪

さて大日如来の正体ですが
大日如来はヴィローシャナとサンスクリット語で言います
これはヴァイ（限りなく）ルッチェ（輝く）を合わせた
ヴィローシャ（限りなく輝いている）を名詞形にしたもので
ヴィローシャナは限りなく輝いている人と意味はなります
太陽の神ではありません（笑）
太陽よりも輝いていて表現のしようがない人のことです

密教では全ての仏様は大日如来の化身であると言います
これは私達が見る世界は全て光り輝いている人達で溢れていることを指しています
それはインドでは人が生まれると光輝いて生まれてくると言います
（ルッチェという存在）
命＝輝いていること

そこで曼荼羅を読むとは

もし貴方が悩み人生に迷子となった時に
貴方の生き方を示してくれたら貴方はその人を地蔵菩薩だと思うだろう
だから大日如来の周りに地蔵菩薩が描かれている

貴方が間違った方向へ進んでも
いつも貴方を見守っている人が居たら
その人を観世音菩薩だと思うだろう

貴方を救う為に怒ってくれる人は不動明王のように見え
知識を授けてくれる人は文殊菩薩に見える

ある人が悪いことをして
その人の行動を見て自分自身を戒めることが出来るからこそ
悪魔も人も・・・そして動物もいる

だから・・・この世の命には無駄な命はなく
自分の胎蔵曼荼羅が存在するように多くの胎蔵曼荼羅が存在し
そのミクロが集まりマクロな世界が出来ている

そう読めるのです

自分が無駄な命だと自殺する人が多く居ます
他人を憎んで殺そうとする人も居ます

何故この世に人が多く存在しているのでしょうか？
それは自分の胎蔵曼荼羅を形成する為にあるのです
人から何かをしてもらい感謝することによって
自分の姿を太陽以上に光輝かすことにより
生きる充実感を得る為にです

そして自分が他の人の胎蔵曼荼羅に仏様として存在する為にあるように思われます

仏教の祖　釈迦はこんな言葉を残しています

天上天下唯我独尊

これは我がままや思い上がりの意味ではなく
唯我（一つ一つの命）というものは比べることが出来ないほど尊い存在である
という意味です

貴方が今現在　誰かと居るのであれば
今　貴方が誰もいなくて独りであるならば

明日のバレンタインが何かのキッカケとなれば・・・と思います

居てくれるだけでありがとう

とそんな感謝の意味を込めてチョコレートを渡してみてはどうでしょうか？

　　　　　　　　　　　　２月１３日　　　　ルッチェ

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