星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2024.06.07
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カテゴリ: 本帰国で再発見!




 映像では「花の若冲」というタイトルで香川県にある「金刀比羅宮 奥書院 上段の間」の襖絵として描かれた「百花図」の中から何点か選んで絵の解説をしています。この奥書院は一般には公開されていないらしく、しかも植物学者と言っても過言ではない若冲が描いた花を拡大画面でというのはかなりインパクトがありました。


尾形光琳作              ​ 伊藤若冲作​

 そして若冲の生まれた年に亡くなった江戸時代の「琳派」の旗手「尾形光琳(1658-1716」の描いた「燕子花(かきつばた)と伊藤若冲の「燕子花」が映し出され、見る人の目を引く美しさを追求した琳派と対照的に伊藤若冲は仏教に深く帰依していたため仏教の【死生観」に基づいて美しく咲き誇る花だけでなく枯れゆく葉や花を描き入れているとの解説が心に沁みました。そう言われると絵の中に「もののあわれ」を感じる気がします。


​​伊藤若冲作「朝顔」​​

 朝顔もやはり絵の左下部には枯れた葉が描かれています。そして絵を拡大して見る事の利点は実物の絵を美術館で見ても気が付かないであろう細部が見られる事で、伊藤若冲が植物学者と言われる所以の花の作り(雄蕊や雌蕊など具体的な数も含めて)や花の進化の過程が見られるという事でした。このような知識を持って実際に伊藤若冲の絵を見るともっとその真髄に近づけるのではと思わせてくれる映像の数々でした。




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最終更新日  2024.06.07 13:50:58
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