ラッコの映画生活

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2007.09.02
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カテゴリ: 日本映画
LIFE CAN BE SO WONDERFUL
Osamu Minorikawa
カラー&白黒70min
(桜坂劇場にて)

*0.jpg

8mmフィルムからのブローアップということなので、とにかくはスクリーンで見てみたいと映画館で見ました。16mmとは違いやはり8mm的画質は味がありました。映画は5編からなるオムニバス。ストーリー性は低く、映画によるエッセイないし散文詩といったところでしょうか。内容的には素朴派とでもよんでおきますが、こういうの自体は嫌いではありません。ただ2つのことを感じてしまい、かなり辛口な評価しかできません。

第一点は、1970年代、80年代頃だったでしょうか?。たとえばNHKの単発のドラマであったり、TBSの東芝日曜劇場でたまに放映されるHBC(北海道放送)など地方の放送局の制作したドラマで、どちらにせよ芸術祭参加作品などと銘打たれたドラマに、こういう素朴派的感じのものがあって、画質も雰囲気もこの映画に酷似していたこと。もちろんテレビドラマの方はちゃんとしたストーリーがある点に差はありますが、この映画にはそういう意味での目新しさはありませんでした。

そしてそれに第二の点が絡むのですが、何でもない普通の人々が、普通の日々の生活の中でのちょっとした思いとか、喜怒哀楽をほのぼのと描写した散文詩、内容的に素朴派とよばせてもらいましたが、それ自体はとっても良い。でもその思いや感情が稚拙で、あまりにも幼稚なんですね。こっれって中学生の日記なの?、って疑問を持ってしまいます。この思い入れ過剰の感傷には日本人の 大人の 感情生活の幼さを感じずにはいられませんでした。こういうことを言うとこれを好きな方々から批判を受けるのは予想がついていますが、感傷的マスターベーションは気持ちが悪いです。同じ素朴であったり優しい感情生活でも、もっと成長しなさいよ。逃避的感傷に甘えるのは健全ではありませんよ。と言った感想です。日々のささいなことに感動をすることと、感傷的マスターベーションは同じではないのです。長い映画の1挿話や主人公や物語を描くための1シーン、そういうものとしてではなく、ただ1編14分くらいの独立した散文詩として見せるには、 詩性 のレベルが低すぎると感じました。


第一章「世界はときどき美しい」Life can be so Wonderful


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第二章「バーフライ」Bar Fly
大阪の歓楽街でサンドイッチマンなどの路上の日銭稼ぎで暮らすもう老年も近い男。仕事を終えると毎夜酒を飲み歩くのが楽しみだ。この店で一杯、こちらで二杯とバーを転々とする彼は蠅男とよばれた。生まれた以上生きていかなければならない孤独な男の実存を描いていると言えばよいのかも知れない。(柄本明)

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第三章「彼女の好きな孤独」Her Favourite Solitude
ベッドの中のまゆみと邦郎。セックスの後なのだが、噛み合わない空虚な会話。自分は本当に生きていると言えるのだろうか、自分は邦郎を愛しているのだろうか、空想と疑問を静かに巡らすまゆみ。それでも生存はしているまゆみのお腹が鳴る。(片山瞳、瀬川亮)

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第四章「スナフキン リバティ」Snusmumrik Liberty
子供の頃から星を見るのが好きだった柊一は大人になれないまま夢を追って天文台に勤務。そんな彼を見守る恋人の朋子は避妊の失敗で妊娠をしていた。柊一は世界における自分の位置付けや父親になることの意味が見出せず何事にも現実感を持てない。夜勤で天文台へ向かう柊一を見送る朋子は不安だった。(松田龍平、浅見れいな)

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第五章「生きるためのいくつかの理由」Reasons to Live
花乃子は独り暮らしのOL。亡き父の墓参りを母と兄と3人でする。帰りに実家に独り暮らしの母と3人で食卓を囲む。実家にある子供の頃の思い出の品々。家族の絆とは何か。自分の人生とは何か。老齢の母の孤独に思いをはせる花乃子だった。(市川美日、木野花、草野康太)

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Last updated  2007.10.03 14:46:12
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