ラッコの映画生活

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2007.09.06
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カテゴリ: ヨーロッパ映画
LA MORTE NEGLI OCCHI DEL GATTO

Antonio Margheriti (Anthony M. Dawson)
87min
(DISCASにてレンタル)

*0.jpg

こういう単純ホラー映画は普段自分から見るような映画ではないんですが、ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールが出ているというので見ました。どの分野にも マニア の方っていうのがいらっしゃり、そういう方、特に研究肌のマニアの方にとってはSF、ホラー、マカロニウエスタン等多作なこの監督や、70年代初頭のイタリアン・ホラーの系譜とか、そういう1本として資料的価値もあるのでしょう。自分はそうではないので、単純に1本の映画として見るのみです。そうすると、セットや衣装、役者や演技はテレビよりは深いとしても、ホラー系のサスペンス・ドラマ程度の内容と感じました。最初の40分くらいはストーリーとしても楽しませてもらいましたが、その後は先が大体予想できてしまい、消化試合のような感じで見ていました。せっかくジェーン・バーキンを使っているのだから、彼女の恐怖以外の心理、つまり従兄ジェームスとの恋愛感情などをもっと丁寧に描いてくれていたらもっと楽しめたかも知れません。家庭教師で実は娼婦のスザンヌを演じたドリス・クンストマンが魅力的でした。特に似ているわけではないのですが、化粧のせいかクリムトの描いたエミリー・フレーゲを連想してしまいました。殺人シーンや死体・血も出てきますが、それほどオドロオドロしくはありません。舞台がイギリスなのにセリフはイタリア語でしたが違和感はありませんでした。なるほど イ ギ リ ス ってことにはなっていますが、別にある城だけが舞台の密室劇で、このホラーにとってイギリス性は重要ではないからでしょう。

*01.jpg

時代は19世紀末くらいなのかな(?)、イギリスの何処か田舎の古城にコリンガ(ジェーン・バーキン)が馬車でやって来ます。マクグリフ一族の彼女は素行不良でロンドンの寄宿学校を退学になり、夏休みになる少し前なのですが、母が滞在する、一族の当主母子の伯爵夫人メリーとその息子のマクグリフ卿ジェームスの住むこのマクグリフ城にやってきた。城にいるのはメリー、ジェームス、精神の病にあるらしいそのジェームスを看る医師フランツ、城の礼拝堂付の神父(マクグリフというアイルランド系の名前が示すように国教会ではなくカトリック)、ジェームスのフランス語教師という名目のスザンヌ、その他執事や女中等、そして滞在中のアリーチャ・コリンガ母娘。メリーの夫でジェームスの父である人、アリーチャの夫でコリンガの父である人、この2人は既に他界していないようです。男女間の隠れた愛人関係とか、城の維持のためにアリーチャがメリーに金を無心しているとかがあり、また過去にはジェームスは幼い頃妹を殺したらしいとか、そんな状況で一人、一人と殺されていく。イタリア語原題と正式英語タイトルを合わせると「猫が見ていた7つの殺人」くらいの意味なんですが、1匹の立派な白いペルシャ猫がいつも見ているんですね。そしてマクグリフ家には伝説があって、一族の者に殺されると吸血鬼となって復讐をするっていう話も絡んでくる。

*02.jpg

まあそんなたわいもないお話。結局のところ愛欲と金と家督争い、そんなありきたりの話で、そこに一家の吸血鬼伝説と、ジェームスの異常性、そんなものを絡めているに過ぎません。まあ猫がそれを見ているというのがタイトルにもあるように中心に据えられていますが、この猫は可愛かったですね。捜査にやってくる警部をセルジュ・ゲンズブールがやってました。当時彼は45才くらいですが、若く盛観な姿を見せてくれていました。出番が少なく、演技らしい演技もほとんどないのはちょっと残念でした。

*03.jpg




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Last updated  2007.10.12 01:58:04
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