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2008.04.17
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カテゴリ: フランス映画
L' HEURE ZERO
Pascal Thomas
108min
(桜坂劇場Cホールにて)

zero0.jpg

歩いて6~7分の所にある桜坂劇場という映画館、会員になってるんですが、バースデー・マンスには無料招待券が送られてきます。この映画館はA、B、C3つのホールがあって、毎月20~30本ぐらいの作品を上映している。以前は見たい映画が毎月4~5本、見ても良い映画が10本はあったのですが、最近番組編成担当が変わったのか、方針の変更か、あるいは何らかの事情か、見たい映画をあまり上映してくれません。でも招待券があるから4月中に何か見ないといけない。で自分の時間の都合なども考慮して、「とりあえずはフランス映画か!」ってわけでこの『ゼロ時間の謎』を見てきました。

zero1.jpg

原作はアガサ・クリスティーで、彼女が10冊の自信作にも入れている作品だから、物語は良く出来ているし、フランス・ブルターニュへの場所の脚色も自然だし、出演陣もそこそこ良いし・・・、でも物足りなかったです。ボクは推理小説の熱烈な読者ではないけれど、推理小説というのは、そして特にクリスティーのものは、語られる犯罪動機の人間ドラマの内容や、犯罪の謎とかトリックとか、そういうことは素材に過ぎないと思う。それを使って読者を牽引する力に最大の魅力があるのだと思う。明日学校があるのに、あるいは仕事があるのに、もう午前2時で、でもあと10ページだけ、と読み進める衝動を断ち切れず、そのまま夜明けまで読んでしまう、そういう牽引力が良い推理小説の条件なのだと思う。ボクが始めてクリスティーを読んだのは『オリエント急行』だった。まだ小学生で、フランス語で読んだので1/5ぐらいはわからなかったのだけれど、そういう熱に魘されるような読書体験だった。推理サスペンス映画には名作もあるけれど、それは映画に適した手法で作られた場合であって、小説を忠実に映画化しただけではこの牽引力がないのではないかと思う。映画と小説の牽引力の形態は同じではないということですね。そういう意味でこの映画、「はい、そうですか」って感じで、ワクワクもドキドキもすることなく終わってしまった(原作は読んだことはありませんでした)。ある時点でほとんど犯人をバラしてしまって、犯人がその殺人をするに至る心理のようなものをもっと追求したら、映画としては面白かったかも知れない。推理ドラマであり、また有名作品でもあるので、あらすじは書かないことにします。

zero2.jpg

キアラ・マストロヤンニ見てると、どことなくマルチェロにもカトリーヌにも似ていて。彼女も良かったけれど、ローラ・スメットが良かったです。悪女っぽい役だから分が悪いけれど、好演です。そう言えばこの人もジョニ-・アリデーとナタリー・バイの娘でしたね。アレッサンドラ・マルティネスもよし、フランソワ・モレルよし。ダニエル・ダリューはちょっともう見飽きたという感じ。主人公でもあるメルヴィル・プポーはややオーバーアクションな感じでした。

zero3.jpg




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Last updated  2008.04.20 00:38:24
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