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ばら星雲 posted by (C)ホシミスト_3013ことし一年お世話になった皆様へ薔薇の花のお礼です(笑)先日アップしたばら星雲を再処理してみました。前回は8枚を普通にコンポジットしましたが、今回は2枚づつスクリーン合成して4組にし、4枚を通常コンポジットしてみました。スクリーン合成は露光時間を延ばしたことになる合成方法、と聞いたので試してみたのですが、確かに淡い部分の再現や、内部の星雲の輝度、色合い、など露出を延ばしたようにも見えます(笑)以前撮影したISO6400でも試してみましたがその感度では、もとから淡い信号が残っていないのでしょうか?上手く行きせんでした。ある程度の低感度(1600でもフィルム時代から考えると超高感度ですが)なら、上手く行くような感触です。ISO6400での撮影から、こちらの方法に変更してしばらくの間、いろんな対象を撮影してみようかと思っています。光害カットフィルターを使わなくてよい空の下に行けば、ISO800まで落とせそうですが(笑)大掃除がやっと終わりました、全身筋肉痛です・・・あははそれでは皆様、よいお年を~!
2013年12月31日
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先日は、この星団を探している時間が惜しい、というわけで、カメラを向けませんでしたが 冬の星雲で、青と赤が入り混じっている、というと、やはりこのクリスマスツリー星団は 避けて通れませんね(笑) 多少時間に余裕のあった12/28に、撮影してみました。NGC2264クリスマスツリー星団(IMG_0990) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407/RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filter 装着Canon EOS Kiss X4(Ir改) WB:マニュアル ISO1600 10分×8コマAdobe Photoshop Elements で画像処理8枚撮影のうち、2枚づつをスクリーン合成(理論上露出20分になる?)で4枚にまとめその4枚をさらにコンポジットしています。Vixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイドガイドスコープはD60mmf500mm(FC60)2013.12/28 自宅庭より 青いガスに包まれた、クリスマスツリー星団や、 その下に見えるコーン星雲は前回の写真でも見えていましたが、 星団の上にあるキツネの毛皮星雲(Fox fur nebula)・・・ キツネのファー、と言った方がその模様を連想できるでしょうか? その模様がようやく少しだけわかる写真が撮れるようになってきました。 この日(28日)はこの後北斗七星の方にカメラを向けましたが、 一枚目を撮り始めたら、すぐ雲が出てきてしまいました。 実は昨夜(29日)も自宅に帰りついたあと、北斗七星に望遠鏡を向けましたが、 快晴だった空が、5枚目途中でにわかにかき曇って・・・ M33が初めて撮った日以来、なぜか撮ろうとすると、曇る・赤道儀が止まる など、相性の悪い対象になってしまっていて、撮り直すことができないでいますが 北斗七星周辺の対象が、同じような相性の悪さにならないか、心配になってきました(笑) ところで、昨日は母の入院している病院に行ってきました。 今年の正月は、何もしなくていいから楽、なんて言っていましたが・・・ 街はお正月の買い出しで人があふれていますね。 みんなが買うと思ってなのか、生鮮品の値段の高いこと・・・ 本日ごみ出しに買い出しに、と歩きまわったら、腰が痛くて・・・ 星空に浸るのもいいですが、もう少し筋肉を使う趣味も持たなければ 弱ってしまう一方ですね(笑) さて、昨日は受験前合宿でいなかった子供達が、一斉に帰ってきます。 夕方これから、お迎えタイムの始まりで~す。
2013年12月30日
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単純に青だけの星雲は、それなりに写ることがわかったCLSフィルターですが、 赤い星雲の中に、青が混じった星雲は、赤が勝ってしまって、青くならないのでは? という疑問も頭をよぎります。 では試してみよう、と思うのですが、そこで思い浮かぶのは、夏の三裂星雲。 でもこの季節は、無理ですね~(笑) そうなると、クリスマスツリー星団を思い浮かべますが、 実はこの星団、あまり探し慣れていません(笑) 撮影日は、まだ翌日仕事がある日でしたので、簡単に探し出せるもので、 となると、勾玉星雲!と思いつきました。 勾玉星雲というよりは、海外で言うところの、燃えている星星雲と言った方が 私は青い星雲を連想します。 ぎょしゃ座AE星の周りにまず青白い炎の様な星雲があり、その周囲に赤い炎の様な星雲 がある、というのが、燃えている星雲=flaming star nebula の由来ですから。2013.12/27 IC410 IC405(IMG_0953) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407/RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filter 装着Canon EOS Kiss X4(Ir改) WB:マニュアル ISO1600 10分×8コマAdobe Photoshop Elements で画像処理8枚撮影のうち、2枚づつをスクリーン合成(理論上露出20分になる?)で4枚にまとめその4枚をさらにコンポジットしています。Vixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイドガイドスコープはD60mmf500mm(FC60)2013.12/27 自宅庭より フィルターなしで撮影した時よりも、目立たないのですが、 赤い星雲の中の、青い星雲も、ちゃんと時間をかけて露出すれば、写るんですね! ところで、その横にある、IC410。 全体をアルストロメリアの花に見立てて、アルストロメリア星雲、と勝手に呼んでいますが、 そう思った細長いガスの流れ、海外ではオタマジャクシ、と呼ばれています。 これだけの時間をかけて撮影すると、そのオタマジャクシも、 ようやくそれらしく見えてきました。 これを見て、やっぱりクリスマスツリー星団も撮ってみたい、という衝動にかられました。 天気予報では、絶望的なことを言っていましたが、昨夜は意外と晴れたので、 カメラを向けてみました。 後で画像処理をしてみたいと思います。 昨夜、兄から電話があり、母が入院したとのこと。 足の付け根の、レントゲンではわからないほどの小さな骨折らしいのですが、 歩くな!と言われたそうで、今年の正月は病院で迎えるのだそう。 とりあえず、これからお見舞い、兼、様子見、に行ってこようと思います。 ということで、本日分のブログをこの時間にアップした、というわけです。 それでは行ってまいります!
2013年12月29日
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人間の生活光である、人工灯の明かりのスペクトル、 この光は、天体写真を撮影するときには、背景の空を明るく光らせてしまい、 星雲が写らなくなってくる一つの原因になっています。 この蛍光灯や水銀灯の光をカットして、背景の空を暗くし、星雲を浮かび上がらせよう、 というフィルターが、光害カットフィルターです。 いろんなメーカーがいろんな光害カットフィルターを販売していますが、 私が使っているのは、Astronomik という会社が販売しているCLSというフィルターです。 とあるブログで、分光特性を見たところ、 CLSは生活光のスペクトルをばっさり切り落としているために、 緑やオレンジの波長を失ってしまう、と書いてあります。 ただし、水素原子が紫外線に触れることによって発する、Hα線、波長としては656.3nm、 (近赤外線よりはわずかに可視光線に近い波長) この光はよく通すので、赤い星雲が浮かび上がってくるわけですね。 ただ、星雲と一緒に青い光も目にすることが多いですが、これが写りにくい、 と感じています。 先日のオリオン星雲や、クリスマスツリー星団の青は、目立っていませんよね? では、赤がほとんどなくて、青だけの星雲はどうなるのだろう? と思ったので、昨夜は、CLSフィルターをつけて、M45プレアデス星団を撮影してみました。2013.12/27M45プレアデス星団(IMG_0937) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407/RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filter 装着Canon EOS Kiss X4(Ir改) WB:マニュアル ISO1600 10分×4コマAdobe Photoshop Elements で画像処理4枚撮影のうち、2枚づつをスクリーン合成(理論上露出20分になる?)で2枚にまとめその2枚を1:1の透過性でコンポジットVixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイドガイドスコープはD60mmf500mm(FC60)2013.12/27 自宅庭より CLSフィルターを通しても、青い星雲は、写らない、ということはないようです。 CLSフィルターの透過する光の、Hα以外のピークは、500nm付近にあります。 これは、青緑、と表現される波長で、 地球上では、LED信号機の青信号の色、になります。 空の上では、惑星状星雲が放つ、青緑の光、 酸素イオンが放つ光、 そして太陽が放つ光の中で、最も高いエネルギーで放たれている光 ということだそうです。 惑星状星雲や、反射星雲(近くの恒星の光を反射して光る星雲)を撮影するのに、 この波長の光はカットできない、ということになるわけです。 (この付近の波長の光をO-3というのでしょうか??) なるほど、上の写真でも、まるで惑星状星雲の青緑色の様な色合いに、写っていますね。 この500nmという光は、人間の目が最も認識しやすい光なのだそうです。 プレアデスは青い、と思っているので、その色を期待して、さらに画像処理をしたのが この下にアップした写真です。 処理する前の青緑色の星雲の方が、下の青く処理した星雲より、 淡い部分まで見えるような気がするのは、そのせいなのでしょうか???2013.12/27M45プレアデス星団(IMG_0937)青強調 posted by (C)ホシミスト_3013
2013年12月28日
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寒くなりましたね~。週末は、九州でも雪の予報です。 実家の福岡に、年末帰るか帰らないか、雪の状況によって、決めないといけないようです。 当社は、明日が仕事納め。 残り半日、がんばって働くことにします。 さて、今日は金星です。 木星を撮影したのと同じシステムで、金星や火星を撮ってみたいと思っていました。2013.12/22の金星 posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L(D127mmf1500mmマクストフカセグレン)Celestron 3倍バローレンズ使用Vixen SXDTHE IMAGING SOURCE DFK21-AU618.ASGAMMA:50 GAIN:580 EXP.:1/120秒 約500コマの動画撮影×4回Registaxでそのうち約400枚をアライン&スタック&ウェーブレット処理これを4回分それぞれ作製し、さらにRegistaxでアライン&スタック(4枚コンポジット)2013.12/22 17:35 自宅庭より それこそ今日、来社したお客さんが、 偶然、望遠鏡で星を見ている人に出会い、その時金星を見せてくれた、 金星が三日月みたいに見えて、感動した~、と言っていました。 確かに、今金星はこの写真のように、細い三日月状態に見えていますね。 今回、口径127mm焦点距離4500mm(3倍バローレンズ使用)という設定で バーチノフマスクを作成し、金星を撮るときに使ってみました。バーチノフマスクをつけて金星を撮ってみた posted by (C)ホシミスト_3013 木星ではこの光の線を確認することができませんでしたが、 金星くらい明るいと、ピント合わせに使えそうですね。 ただし、金星にははっきりした模様はありませんが(笑)
2013年12月27日
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この前から、オートガイダーを使って、長時間露出に挑戦中です。 まず何回も撮っているもので練習と、その方法で撮影した場合の見え方の違い を見てみよう、という腹積もりです。2013.12/23M42オリオン大星雲(IMG_0855)差し替え希望(笑) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90 D90f407(RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filter 使用Canon EOS Kiss X4(Ir改) ISO16008分露出4コマをコンポジット その上に90秒露出1コマを25%透過でコンポジットAdobe Photoshop ElementsトリミングなしVixen SXDCelestron Nexguide でオートガイド(ガイドスコープ:FC60=D60mmf500mm)2013.12/23 自宅庭より ISO6400とISO1600の違いは、階調の広さ。 星雲の淡い部分は、高感度になれば、光があるかないかになってしまい、 ギザギザになってしまっていましたが ISO1600になるとだいぶ淡い部分が見えてきました。 ただし、長時間になるので、いろんな要因で、星が点に写らなくなってきます。 この写真は、風対策を十分取っていなかったので、 赤道儀のコントローラーや、カメラのストラップが、 風にあおられて、星がぶれ、さらにオートガイダーがそれを追いかけようとして 頻繁に修正をかけるために、星が円を描いて写ってきてしまっています・・・ 昨日アップしたばら星雲は、それに気づいて、 コントローラーも固定、ストラップも風に吹かれないようにカメラに巻きつけて固定して 撮影したので、このM42の写真ほどは、ぶれませんでした。 いろいろと、しまったなぁ・・・はありますが、 自宅からこれだけ撮れたら、御の字ですね~! しかも今回、露出不足の写真とコンポジットすることで、中心部ができるだけ真っ白に 飛ばないようにできないか?とやってみたら、それなりにうまく行ったので アンドロメダなどの、光度差の大きい対象で、またやってみようと思います。 (年末がアンドロメダ撮影のラストチャンスかも??) 前回自宅から撮影したM42はこちら。 今回は長時間になった分、滑らかになったのがわかっていただけるでしょうか? くじゅうで撮影したM42はこちら。 今回はフィルターを通している分だけ、赤が強いことがわかるでしょうか? そのかわり、ランニングマン星雲の青い星雲の後ろには、赤い星雲があることが わかりますね。 今日は朝から冷たい雨が降っています。 今夜は、大学の先輩の還暦祝いのパーティがあります。 さむいだろうな~(笑)
2013年12月26日
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眠っている誰かの枕元に、サンタが薔薇の花をプレゼント・・・ ぬわ~んて、去年も同じ意匠で、ブログを書きましたっけ(笑) 今年も同じことやっちゃいます。2013.12/23ばら星雲(IMG_0864) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90 {D90mm f407mm(RD)}Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filter 使用Canon EOS Kiss X4(Ir改) ISO1600 10分×8コマ =総露出80分Vixen SXD Celestron Nexguide でオートガイドガイドスコープ:Takahashi FC60{D60mm f500mm}Adobe Photoshop Elements でコンポジット、色調補正トリミングなし2013.12/23 自宅庭より(最後1-2枚は、昇ってきた月の明かりの影響を受けてしまいました) 誰かへのプレゼント、ではなく、私がもらったプレゼントなのかもしれません。 これまで、ISO6400で、ガイドもしないで、雑な撮影していました。 失敗が少ない分、階調が少なく、光があるかないか、 つまり星雲の淡い部分は写っていませんでした。 今回はISO1600まで落として、しかも10分の露出時間(ISO6400換算で2分半)ですから 画像処理で強調しなくても星雲が見えていますし、階調も広がりました。 自宅からこういう写真が撮れることがわかったこと、 10分とはいえガイド撮影がうまく行くことがわかったこと、 私自身がもらったプレゼント、という意味は、そういうことです。 昨年の写真と比べると、差が歴然、いっそう楽しくなってきました! ただ、一対象に80分時間をかけてますから、一晩に1~2対象が、撮影の限界ですね(笑)
2013年12月25日
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別府は毎年12月23日・24日の両日、花火大会が開催されます。 先程から雨が降り出したので、今年の2日目は中止かな?と思っていたら 先程から、打ち上げが始まったようです。2013別府クリスマスHANABIファンタジア posted by (C)ホシミスト_3013 さっきのブログより、こっちの方が華やかで、クリスマスらしい??(笑) ちなみに写真は私の職場の窓からです。 花火が終わるころと、お迎えの時間が重なって、渋滞しそうなので 今日はこれで、職場を後にすることにしましょう~♪
2013年12月24日
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去年は年末、仕事で福岡へ行っていましたね。 そう言えば、家族全員引き連れて、博多駅前のイルミネーションを見てきたのでした・・・ ブログっていいですね、記録が残っていて(笑) 今年は、受験生3人、どこへも出かけず、 イルミネーションの写真も撮っていませんでした。 その代わりに(笑)、地元別府の鉄輪温泉の夜景でも・・・別府鉄輪夜景と夏の大三角 posted by (C)ホシミスト_3013 別府湯けむり展望台からの別府鉄輪(かんなわ)温泉の夜景と、 かすかに夏の大三角が写っています。 長女のお迎えの時間に合わせ家を出たら、もう、金星が沈んでしまいました。 本当はこんな感じで撮りたかったのですが・・・湯けむり展望台から金星-手持ち posted by (C)ホシミスト_3013 この日にたまたま通りかかって、金星がきれいだったので撮影したのですが 三脚を持っていなかったので、手持ち撮影です。 三脚を準備して、翌日再度向かったのですが、間に合わなかった、というわけでして・・・ クリスマスイルミネーションの代わりに、夜景で(笑) よいクリスマスを~
2013年12月24日
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我が家はの庭は、少し地面の高さが低くなっています。 斜面ばかりの別府市独特の構造ですね・・・ 庭の一部からかろうじて北極星が見えるのですが、 それでもmartind35さんが、こぐま座流星群の情報をアップされたので、 カメラを向けてみた、という次第です。2013.12/21こぐま座 posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP10-24mmF3.5-4.5(16mmF4.5)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 15秒×4コマステライメージで併進・回転とも自動補正で4枚コンポジットPhotoshop Elements でリサイズ固定撮影2013.12/21 24:40 自宅庭より 月明かりがあり、しかもこの後一気に雲がせり出してきたので、 10枚ほど撮影して撤収しました。 群流星らしきものは見られませんでした。 真ん中の家の屋根の上、左側の家の軒先にあるのが、北極星。 そこから右斜め下に向かって、緩やかなカーブを描いてひしゃくに似た形をしているのが こぐま座。 右の赤い屋根の上に北斗七星が昇ってきています。 今朝も朝から子供達の塾の送迎に、車が大活躍。 今日は最初の二人と、最後の一人の登校時間に間があったので、 塾帰りに、大分の港湾部埋め立て地、5号地、に寄り道しました。 雲が多かったのが残念ですが、きれいな別府市遠景が見られました。2013.12/23別府市遠景 posted by (C)ホシミスト_3013 右の茶色になっている斜面、扇山、という別府市の西のシンボリックな山です。 左から2番目が鶴見岳。ロープウェイがあって、 その道筋には樹木が少ないために、直線状に雪が積もっているように見えています。 一番左端は豊後富士、由布岳です。 左手前に斜面だけ写っているのは高崎山。 今、高齢のボスザルが行方不明で、捜索騒ぎになっていますね。 別府市はこのように東に向かって広がる扇状地で、 西は山がついたてになっていますので、日や星が沈むのが、早いんですよ~。 今日は平地はさほど寒くないのですが、山の白さが見た目に寒く感じますね(笑)
2013年12月23日
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今年は、休日も忙しいです。朝寝坊させてもらえないです・・・ 受験生を3人も抱えていたら仕方がないですね。 3年ごとに子供を授かったので、もうすぐ大・高・中の入試が待っています。 それぞれの塾の送り迎えで、どんどん時間が過ぎ去っていきますね~。 夜中だけが時間が自由になります(笑) というわけで、昨夜は木星撮影に再挑戦してみました。 ピント合わせは、木星の明るさでは、バーチノフマスクは役に立ちませんでした。 恒星が点像に見えるように調整してから、木星を見ても、 月でピントを合わせてから、木星を見ても、 やはり、木星にはピントが合っていませんでした。 木星そのものを目で見て、ピントを合わせるしかないようです。 以前martind35さんに教えていただいた、衛星でピントを合わせる方法も、 動画カメラでは、上手く衛星を見ることができず、 今回は木星本体でピント合わせをがんばってみました。 ただ、衛星でピントを合わせる方法は、大赤斑が見えているうちに撮らなきゃ なんて、気が焦っていないときに、もっと時間を取って、やってみようと思います。2013.12/21-23:55の木星 posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L(D127mmf1500mmマクストフカセグレン)Celestron 3倍バローレンズ使用(合成f=4500mm)Vixen SXDTHE IMAGING SOURCE DFK21-AU618.AS(35mmフィルム換算f=45000mm)GAMMA:50 GAIN:900 EXP.:1/30秒 約600コマの動画撮影×6回Registaxでそのうち約500枚をアライメント&スタック&ウェーブレット処理これを6回分それぞれ作製し、さらにRegistaxでアライン&スタック(6枚コンポジット)Photoshop Elements でカラー補正2013.12/21 23:55 自宅庭より 風が強い間は、寒くてどうしようか?と迷っていましたが、 22:00過ぎから風がやんだので、体感温度も上がり、 シンチレーション(大気の動きによるほしのちらつき)も減ったので撮影してみました。 2014.01/06が木星の衝だそうです。 衝、とは、地球から見て、その惑星が太陽の真反対に来ることです。 つまり、夜中の0時に南中するわけですが、 その時が、その惑星との距離が一番近くなっているわけで、 しかも真上にくると、地球の大気の中を光が通る距離が一番短いわけで、 空気による揺らぎが最小となるので、撮影しやすい、というわけです。 しばらく木星撮影が楽しめそうです。 さて、明日も早朝から塾の送迎が待っています。 貴重な夜の自由時間は・・・・・、寝ることにしましょう・・・
2013年12月22日
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山が真っ白な霧に包まれています。 降っている雪で、見えなくなっているようです。 私の頭上は、青空ですが、 その雪が、強い西風に煽られて、こちらまで飛んでくる様子が 青いキャンパスに、白い動く模様で描かれています。 こちらで地面におちてくるときにはだいぶ融けているようですが、 それでもまだ、少しは雪のままで降ってきています。 そうかと言って、気温は決して寒くはありません。 晴れたら今夜は星を見たいな、と思えるくらいの気温です。 秋の星座と思っていたカシオペヤ座ですが、今高度が上がっていますね。 カシオペヤ座を見ると、見たくなる星団が、二重星団h―χです (本当はペルセウス座の星団です)ペルセウス座の二重星団h-χ(IMG_5748) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407mmRD)Canon EOS kiss X4(Ir) ISO6400 60sec x 4枚Adobe Photoshop Elements でコンポジット。トリミングありVixen SXD モーター任せっきり追尾2013.02/10 小田の池山下池入口レストハウス駐車場にて うんちくは以前こちらのブログに書いたので、ご参照を~(笑) 本当に毎日、雪模様です。星が見えているようで、上空を雪が舞っているようで その分星が暗く見えています。 今日からの連休、どこかでスッキリ晴れないですかね~?雪空と太陽(IMG_0600) posted by (C)ホシミスト_3013 写真は昨日の朝ですが、今日も同じような空でした。 雪雲がところどころで雪を降らせながら、 隙間から陽射しが射す。そんな天気でした。虹の架け橋(IMG_066)2013.12/21 posted by (C)ホシミスト_3013 今は青空と、小雨です~! 毎日のようにきれいな虹が見られています!
2013年12月21日
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昨夜は、月明かりが眩しいかな?と思って外を見たら、 上空を、強風にあおられた雪が群れ飛んでいたようで、空が真っ白でした。 地上におちてくるころには温められて、みぞれですらない、雨でしたが・・・ ところが、今朝起きてみると、雨は夜更けすぎに~、雪へと変わったみたいで(笑) 強い風も相まって、まるで吹雪、でした。 幸いなことに、昨日終業式だった娘は、今日から冬休みで、 この寒さの中、学校に送り届ける必要がなかったのが幸いでした。 今日の写真は、オリオン座の反射星雲、M78です。 光の国、とか、ウルトラの星、と言った方が通じるでしょうか??(笑)オリオン座の反射星雲M78(IMG_9822) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 50秒Adobe Photoshop Elements で、8コマをコンポジットVixen SXD モーター任せっきり追尾2012.11/12自宅庭より撮影 ウルトラの星は、M78星雲の中にある、という設定ですが、物語の中で、M78星雲は 銀河系から300万光年離れたところにある、6900万個からなる星の集まりで ウルトラの星はその中の一つの星、という設定になっているのだそうです。 銀河系から300万光年というと、ちょうどM31アンドロメダ銀河やM33さんかく座銀河と 同じ距離ですね。 実際のM78は太陽系から1600光年、もちろんこの距離なら銀河系の中です。 活発に星が形成されている領域ではありますが、6900万個の星は持ちません(笑) みたところ、せいぜい数個ですね~ 本来ウルトラの星は、6000万光年離れたところにある、直径12万光年の、 楕円銀河(というより球状に近い銀河)がモデルだったそうで、その銀河の名前はM87。 なぜ、M87のはずが、M78になったのかの経緯は、 martind35さんがブログに書いておられますね~ 天の川銀河は直径10万光年ですが、厚さが1000光年。 対してM87は直径12万光年というだけでなく、厚さも12万光年あるので、 天の川銀河の100倍くらい大きいということですね。 楕円銀河は、もうじき天の川銀河とアンドロメダ銀河もそうなりますが、 複数の銀河が衝突・合体することで形作られます。 おそらくM87もそうやって作られたのでしょうが、桁違いに多くの銀河が合体したもの と、その大きさから推測されます。そういうこともあってか、 天の川銀河も属しているおとめ座超銀河団の中心となっている銀河と言われているそうです。 話をM78に戻しましょう。 M78もオリオン座分子雲の一部で、この星雲の中では星が活発に形成されています。 ですが、オリオン大星雲と違うのは、輝線星雲(水素原子に紫外線があたって光を発する) ではなく、反射星雲(近くの星の光を反射して輝く)であることです。 何を調べても書いてありませんが、自分で何度か撮影しているうちに気がついたのが、 M78の周りは、非常に星が少ないように見える、ということです。 おそらく水素とは違う塵(暗黒星雲もそうですね)が多いのではないだろうか? と思ってしまいます。 その暗い背景の中に突然現れるこの明るい反射星雲・・・ 光の国、と言っても悪くはないよな~、と自分では納得している星雲だったりします。 ところで、今朝は、どの方向を見ても、雪で白くかすんだ風景になっていましたが、 ちょうど職場に着いたときに、東の空が晴れたので、またも虹を見ることができました。虹2013.12/20朝(IMG_0602) posted by (C)ホシミスト_3013
2013年12月20日
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SKY90という望遠鏡を購入した後、学生時代に撮影したことがなかった対象としては 初めて撮影してみようと思ったのが、NGC2174モンキー星雲でした。 この星雲が意外にも撮影できてしまったことが、 現在の、散光星雲の撮影にはまっている私、を作った一つのきっかけです。 そういう意味で記念の撮影対象ですが、実は撮影してからアップするのを ずっとためらっていました。 これをアップすると、もう天空を一周しました・・・という意味になりそうで・・・ まだ撮影していない星雲もたくさんあるのに・・・なんて、無意味な感傷で(笑)NGC2174モンキーフェイス星雲(IMG_0591) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 60秒Vixen SXD モーター任せっきり追尾2012.11/12にフィルターなしで撮影した8枚をPhotoshop Elements でコンポジット2013.11/07にAstronomik-CLS-CCD-EOSを装着して撮影した16枚のコンポジットその2枚の写真をさらにPhotoshop Elementsでコンポジットしてみました。ピクセル等倍で2592×1728ピクセルにトリミング後、2048×ピクセルにリサイズしています。 ふたご座のカストルの足元、昨日の写真では、ふたご座の横に並ぶ二本のラインの上の方、 その右側の端にあります。 ふたご座に近接してはいますが、この領域はまだ実はオリオン座になります。 猿の顔に似ていることから、モンキー星雲、とか、モンキーフェイス星雲、と言われますが 英語では、Monkey head nebula というのだそうです。 太陽系からの距離は6400光年、内部にある星はできたての若い星なのだそうですが 非常にまばらになっていて、NGC2175という番号の散開星団、と言われても もうひとつ、ピンときません。 昨日の写真にも赤々とその姿が写っていますが、 そのように、広角レンズでもその存在を写すことができます。 就職してからというもの、一時暇な所に転勤もしましたが、 おおむね、ただ仕事に没頭する毎日で、これほど好きな星空にも見向きもせず、 ただ職場と自宅の往復をするだけの毎日が、20年近く続きました。 その間に、百武彗星・ヘールボップ彗星の到来 シューメーカー・レビー彗星の木星衝突 しし座流星群の大出現、と、枚挙にいとまがない誘惑がありました・・・ それでも、仕事に追われ、わきめをふる時間は取れない、と思っていましたし それで息が詰まる、ということもありませんでした。 それがいったいどうしたことか、3年ほど前から、急に星が見たくてたまらなくなり・・・ 経緯台を買い、デジイチを買い、もうたまらず赤道儀を買い、SKY90を買った。 そして今にいたります。 ずいぶんつぎ込んだものですが、酒も飲まず、どこかに遊びに行くわけでもなく 他にお金を使わない・・・ということで家族に大目に見てもらって。 このサル顔星雲を撮ったあたりから、 この人、思ったより下手の横好きではなく、それなりに写真撮れるのか・・・ と、家族の見る目を変えることに成功したようで、 現在は、夜中に星を見ても、家族のだれからも文句を言われなくなりました(笑) ただ、仕事の面では、昼間働いて、夜は星を見て、だと、いつ寝るの?という状態で、 結局仕事をため気味にしてしまうことになるわけです・・・ 趣味の世界にどっぷりつかるには、まだ早かったのかな?なんて思いながら、 この趣味のおかげで、人脈ができたり、お客さんとの会話が弾んだり。 仕事マシーンのように思っていた、というお客さんの、私への対応が変わったり・・・ まあ、あまり早くから趣味の世界に没頭して、仕事がいい加減な後輩もたくさん見てきましたが 私はそろそろ、そんなことをしてもいい時期だったのかな? ま、そう思えるように、仕事とうまく両立して行きたい、と思います。 記念のモンキー星雲を見ながら、そんなことを思ったりしました(笑)
2013年12月19日
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昨日からずっと降り続いた冷たい雨。 昨夜子供達のお迎えに高速道路に乗ったら、別府インターより西は雪で速度制限 となっていました。 そちらは山手の方、くじゅう高原の小田の池レストハウス付近は、真っ白に積雪だったそうです その小田の池レストハウスで、今年2月に撮影した、IC410です。IC410(IMG_5770) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Canon EOS Kiss X4(Ir)ISO64002分撮影2枚 1分撮影6枚をコンポジット。(Nexguideがうまくはまらず、ガイドエラーが出ていたのを、 エラーの出ていない1分撮影で塗りつぶし、星雲のディテールは2分撮影で表現 なんて、ちょっとひどい方法をとりました・笑)Vixen SXD2013.02/10 小田の池レストハウス駐車場にて ぎょしゃ座の5角形の中にある散光星雲です。 昨日アップした勾玉星雲のすぐ隣にある・・・ように見える星雲です。 IC405が5光年にわたって広がっている、と言われていますが こちらのIC410は、なんと100光年の広がりを持つのだそうです。 ???と思った方、そうです、5光年の広さの星雲と100光年の広さの星雲が 同じ大きさに見える(IC410の方が小さく見えますね)のは、 距離が違うのだそうです。 IC405までの距離の10倍に近い、約12000光年離れたところ にあるのだそうです。 ばら星雲同様、内部に散開星団(NGC1893)を伴っていて その星団からの光で輝いているのだそうです。 NGC1893もまた、できたてほやほやの星の集団だそうです。 この写真で、星雲の左下の方になんとか見える、細長いガスの流れ。 もう少し上手に撮れば、オタマジャクシに見える、ということで 二匹のオタマジャクシ(tow tadpoles)を伴った星雲とも言われます。 この2本の筋状のガスは、他の部分に比べると やや冷えたガス、(と英語で書いてあるような気がします) 私にはこの2本のガスの流れが、アルストロメリアの長ーいおしべに見えたので 全体をアルストロメリア星雲、と、勝手に名付けています(笑)ぎょしゃ座ふたご座ライン入り(IMG_0295) posted by (C)ホシミスト_3013 上がぎょしゃ座、この五角形の中右よりの方に IC405とIC410が写っています。 下がふたご座、木星が輝いています。 今朝も降り続いていた冷たい雨・・・、別府の西の山はずっと雲に包まれていました。 だんだん雨脚も弱くなり、今は少し雲に切れ間があります。 西の山も、午後には、雲の中から顔を出してきましたが、 真っ白になっていましたよ~。2013.12/18別府の雪景色(IMG_0595) posted by (C)ホシミスト_3013
2013年12月18日
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今朝は曇り、7時の気温は8℃。うん、そんなに寒くない、と思いました。 ところが今日の最高気温は9℃、今現在が6℃です。 冷たい雨が降り出し、まったく気温が上がらなかったようです。 豪雪の地域の方には、申し訳ないくらい、南国の寒さですが・・・ 今日の写真は、ぎょしゃ座の中にある、IC405勾玉星雲です。2013.11/23 IC405とIC410 (comp16-IMG_0008) posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200F2.8(200mmF3.2)Astronomik CLS-CCD-EOS-ClipCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 90sec16枚撮影、Adobe Photoshop Elements でコンポジットステライメージとPhotoshop で諧調補正Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.11/23自宅庭より ぎょしゃ座方向を撮影すると、広角レンズでも、3つ並んだ星団の斜め上に、 赤い星雲として写ってきますね。 ところが、こういう200mmとかの望遠で狙ってみると、意外と難しいんです。 下は今年の2月にくじゅうで撮影したものを、画像処理しなおしたもので、 400mmで撮影しています。 (前回は星雲の形を見ようとして、強調処理を猛烈にやりすぎていました・笑)IC405勾玉星雲(IMG_5757) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f500RD→407)Canon EOS kiss X4(Ir) ISO6400 60秒Adobe Photoshop Elements で8枚をコンポジット、濃度色調補正Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.02/10 小田の池山下池入口、小田の池レストハウス駐車場にて 赤い勾玉の形をした星雲も、なかなか写ってきませんが、 燃える星星雲の異名をもつ、輝星の周りの、炎のようにも見える青い星雲も なかなかうまく写せませんね~。 対策は、暗い星空のもとで、もっと露出時間を延ばす、なのでしょうけれど それが一番難しいです。 先日の彗星撮影で、短時間でオートガイダーをセッティングする自信がついてきたので 次のチャンスには、長時間露出に挑戦したい星雲の一つです。 昨日は長々と書いてしまったので、今日はこれだけ~。 午前の仕事が延びて、昼休みの時間がなかったのと、 夕方会議で呼び出されて今帰ってきたのと、 火曜日は30分かけて大分市まで塾帰りの子供達を迎えに行くのとで 時間がないんです・・・(笑)
2013年12月17日
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ふたご座流星群を見ていて、そのふたご座の明るい星、 どっちがカストルでどっちがポルックスだったっけ?と、突然不安が襲ってきました。 で、忘れたことはきちんと調べ直そう、ということで、星図を開いたわけですが、 地平線から先に生まれる(昇ってくる)のが、兄のカストル 後から昇ってくる方が、弟のポルックス、と覚えればいいんだ・・・ と、思うことにしました。 さあ、あとは、名前が逆にならないようにしなきゃ・・・(笑) さてその、星図やウィキペディアを見ていると、カストルは3重星であり、 3重星のそれぞれが恒星二つからなる連星である、 つまりカストルと呼んでいる星は実は6つの星から形成されている(6重連星)と書いてあります さらに読み進めると、一番明るいカストルAは1.93等、カストルBは2.97等 この二つまでは望遠鏡で見れば連星と確認できる、と書いてあります。 でも見たことないな~~。 というわけで、Imaging Source社ののCCDで撮ってみるか・・・と思いました。カストル posted by (C)ホシミスト_3013 なるほど、二つの星に分離して見ることができますね~。 この二つの星と連星を作っている伴星は、分光観測で見ることができるのだそうです。 さらに3つ目の連星系は、この二つの星の12倍離れたところにあるそうで、 かなり暗く、矮星2つから形成されているのだそうです。 さて、このカストルAとカストルBの見かけ上の距離ですが、 このままではピンとこないので、同じ日に同じ拡大率で撮影した木星(ピンボケかな?) を、比較でアップしてみます。 大赤斑の見かけの大きさと変わらないくらいの距離なんですね・・・2013.12/14の木星 posted by (C)ホシミスト_3013 ところで、ブロ友のどらBOBさんの日記を見ていて、私も疑問に思ったことがあったので、 ちょっと調べてみました。 恒星の名前についてです。 名前が付いている恒星は、なぜ名前が付いているのか? 一体どれくらいの恒星に名前があるのか? ということについて、私も知らなかったな~、と思ったからです。 たとえば、オリオン座のベテルギウス、とか、さそり座のアンタレス、とか 名前がついた星がありますよね。 これらの名前は、かなり古くから、明るい星に対して、便宜的に用いられていたもの。 それをまとめただけで、 国際天文学連合など、誰かが命名権を持つというものではないそうです 1等星2等星、変光星や連星などの特殊なもの、に固有名が付いているそうです。 その数は、ウィキペディアで調べる限り217個。 では、もし、すべての星に固有名をつけるとしたら、いくつ名前が必要なのでしょう? そもそも、銀河系の可視質量(ダークマターをのぞく質量)は、太陽の約1千億倍。 つまり、太陽と同じ大きさの恒星に換算すると、銀河系の恒星の数は1千億個ある と推算されているわけです。 太陽より質量の大きい星が多ければ数はそれより減り、 太陽より質量の小さい星が多ければ数はそれより増える、ということで この銀河系には約1千億個の星がある、という言い方は、それくらい不確かなもの、 ということだそうです。 その上、銀河系の質量も以前は太陽の2千億倍と推定されていたようですし。 ちなみにこの宇宙には天の川銀河と同じような銀河が1千億以上あると言われていますので 全宇宙に星はいくつある?と言われると、1千億×1千億個、以上、ということになりますね 100垓0000京0000兆0000億0000万0千000個! もちろんこの銀河系内の星であっても、 銀河系の中心の陰になって見えない部分もありますから、 1千億すべての星が見えるわけではありません。 いずれにせよ何百億もの固有名詞を用意するのは、不可能に近いですね・・・ なので、各星座で明るい順番にα・β、とギリシャ文字を割り振って行く方法で 固有名詞の代わりにしているわけです(1603年 バイエルの全天恒星図)、 たとえば、この、カストルが、ふたご座α星、ポルックスがふたご座β星という風に。 (ときどきこのように明るい順番ではないときもあるようです) ギリシア文字ではなく数字だけで表わす、 ○○座△番星、という言い方は、1712年にイギリスで使われ始めたそうです。 バイエルが明るい順に番号をつけたのに対し、イギリスのフラムスティードは 西から順番に番号をつけたそうで、カストルはふたご座66番星、になるのだそうです。 フラムスティード番号は全部で2554の天体に割り振られているそうですが、 ただしこれは、イギリスから観測できる星に限られており、 南天の星には適用されていないのだとか。 北半球から見える星に関してはフラムスティードがバイエルより多く名付けていますが 南半球の星星に関しては、バイエルの名前しかないわけで、 この二つの星表を合わせても、番号がついた星は全天で数千個にすぎない、ということです。 その後、1855年にドイツのボン天文台から観測された32万個に番号を振り、 それに1886年に南天の星を12万個追加した、BD という略号を冠した星表が作られ、 カストルはBD +32 1581(赤緯32度にある1581番の星)となるそうです。 全天を1回で網羅した星表は、ヘンリードレイパーカタログ、と名付けられており、 ハーバード大学天文台で1918~1924にかけて編纂されたそうです。 これは全天で約22万5千個の星に番号を割り振ったそうです。 カストルはカストルAがHD60179、カストルBがHD60178だそうです。 1966にはスミソニアン天文台が、9等星までの258,997個の星に番号を振り(SAO)、 BD星表やHD星表との対応表も付属しているとのこと。 これでは多すぎる、と、肉眼で見える6等星まで(実際には6.5等星まで)の星に番号を つけたのが、イェール輝星目録。 6等星までで約4800個の星があるらしいので、 そのくらいの数と思われます。 では一番星の数が多い星表は・・・ USNO-B1.0という、アメリカ海軍天文台が作成したもので、 21等星までの、10億4261万8千261個の星に番号が割り振られているのだとか。 (星表に乗っていない調査対象の星の数も含めると36億4320万1千733個) こうなると、アマチュアが撮る星野写真に写ってくる、この銀河系内の星については ほぼ番号が割り振られている、と思ってもいいですね。 つまり、望遠鏡で見ているこの星の名前はなんですか?と聞かれた時には、 人の名前のような固有の名称はないが、全天で10億を超える星に番号が割り振られている、 なので、その星には、その中の、何番、という風に名前があるはずなのですが、 残念ながら10億個もの星と名前を照合することは私には不可能なので、 名前はあるはずだけど、私には答えられないんです、 と返事をすればよいことになりますね(笑) 何億もの星にそれぞれ名前が付けられるわけがないでしょう?とは言えないわけです。 少なくとも10億の星には番号があるわけですから・・・ スミソニアンの星表は、インターネットで公開をされているそうですが、 たとえ10億が20万に減ったとしても、自分の写真とそれを照らし合わせる気力は、 自分にはないですね~、 というのが、私なりの答えになりますか・・・・・(笑)
2013年12月16日
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私が風邪ひいて寝込んだって、家の中は何事もなかったかのように、 普通に回っていますが、 内が寝込むと、大変なことになってしまいます・・・ そんなことは以前からわかっていたことではありますが。 内が風邪ひいて、今日は午後から大変でした・・・・・ やっと落ち着きました。 家庭の中で、奥の存在は偉大です・・・ ということで、今日はこれだけ。 昨日のブログへのコメント、ありがとうございます。 返信は明日にさせてくださいね
2013年12月15日
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昨夜はふたご座流星群を見上げてみました。 月明かりが明るかったのですが、まだ半月少々なので、 月を背にして、北東の方角を見てみたら、結構流星も見られましたよ~。 昨年は雲の切れ間がふたご座の方角だけだったので、あまり明るくて大きな流星は 見えませんでしたが、 今年はぎょしゃ座からさらに北東の方角にかけて、明るくて長い流星を3つほど見ました。 さすがに本日土曜日は仕事なので、外で眺めるのはそこまでにして、 カメラ君を置き去りにして、さっさと眠ってしまいました。 ここから先の写真は、カメラ君一人の功績です(笑) まずは題名に書いたすごい流星。明け方4:55の写真に写っていました。2013.12/14早朝の火球(IMG_0475) posted by (C)ホシミスト_3013 18mmレンズでの撮影です。中心にかみのけ座(ベレニケの髪の毛・Mel.111)が写っています 流星はしし座の背中に刺さっているように(笑)見えています。 これだけでもどれだけ長い流星だったか想像がつくでしょうか? ただし、流れた向きから考えるに、ふたご座群流星ではなく、散在流星と思います。 私とカメラが、共同で流星を見ていた間に、撮影範囲に入った流星は、こんな感じ。2013.12/13ふたご座流星群(IMG_0068) posted by (C)ホシミスト_3013 流星が短いので、トリミングしています。 一番下、真ん中にかに座・中央上がふたご座のカストルとポルックス、 一番明るい星が木星です。 流星が写っている3コマを、ステライメージでコンポジットしてみました。 なぜコンポジットしたか、と言うと、そこから流星が飛んでくるように見える中心点 (輻射点といいますね)がわかりやすいからです。ふたご座流星群の輻射点 posted by (C)ホシミスト_3013 カストルのすぐ上(すぐ西側)が、ふたご座流星群の輻射点ということが お分かりいただけるでしょうか? ただし、この方向を見ていると、短い流星が多いんです。 長い流星を見ようと思ったら、輻射点から少し離れたところに目をやると、 見られる確率が上がりますね~。 いずれにせよ流星を見るときは、ぼ~っと眺めることです。 どこかを注視していると、見える範囲が狭くなってしまいますので、 ぼ~っとひろ~く見ている方が、視野の端っこを流星が動くのに気付く確率が上がりますよ~ ところで、流星写真も、可能なら地上風景を入れた方が、大きさの感覚がつかみやすく 雰囲気がいいですよね。 そういう意味で、今回、下の写真のように、結構お気に入りな写真が撮れました~2013.12/13ふたご座と木星と流星と(IMG_9973) posted by (C)ホシミスト_3013Canon EF-S 18-135mmF3.5-5.6(18mmF4.5)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 30秒ナノトラッカー使用Adobe Photoshop Elements で色調補正・リサイズ2013.12/14 24:03 自宅庭より
2013年12月14日
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本日外に仕事に出ていましたが、ちょっと今日は大変で、先程自社に帰ってきました。 さっむ~~い! と思いましたが、外気温計を見たら7℃でした。 昨日の朝や夜は4℃でしたが、今朝は雲が保温してくれたのか、11℃!でした。 小雨がパラついていましたが、暖かく感じました。 夕方になり、強風が吹き荒れてることと、朝との気温差で、体感温度が下がっているのでしょう 週末はもうちょっと冷えるらしいので、 日曜の朝にまた東の低空を見るか、正直迷っています(笑) 今日の写真は、これまでなかなかうまく撮ることができなかった、 いっかくじゅう座のIC2177、かもめ星雲です。かもめ星雲IC2177(IMG_9814) posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200F2.8(200mmF3.2)Astronomik CLS-CCD-EOS-ClipCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 90sec16枚撮影、Adobe Photoshop Elements でコンポジットステライメージとPhotoshop で諧調補正Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.11/30自宅庭より 別名、冬のわし星雲(笑) 子供のころ、わし星雲と言うと、夏のM16ではなくこちらの方だと思っていました。 ですがIC2177をわし星雲と呼ぶのは日本だけで、 世界的にはかもめ星雲Seagull nebulaと呼ばれているんですね 3800光年離れたところにある星雲だそうです。 ウィキペディアを見ると、赤外線で光っているため、肉眼で見るのは難しいが 写真には容易に写せる、と書いてあります。 ですが、シリウスのすぐ北東くらいの位置の、街明かりに埋もれやすい場所にあるためか 私はなかなかうまく写せません・・・ IC2177以外にも、この星雲は、部分部分に番号が割り振られています。 こちらに書き込んだことがありますので、ご参照ください。 ちなみに、今朝は、虹を見ながら出勤しました。 小雨がぱらつき、しかし東の空は晴れていて、陽射しが射していたので・・・ ただ、到着するまで、見事なアーチは残っていましたが、色が薄くなってしまいました。2013.12/13朝の虹(IMG_0462) posted by (C)ホシミスト_3013
2013年12月13日
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カシオペヤ座やケフェウス座の周辺の天の川、その周囲にも赤い散光星雲が多いのですが そのあたりの星雲には、本当に疎いんです。 ケフェウス座のIC1396 カシオペヤ座のNGC7635 バブル星雲 カシオペヤ座のIC1305&IC1848 ハート&ソウル星雲 この三つは何とか撮影しましたが、他にもたくさんあるんですよね~。 そのうちのひとつ、NGC7822です。 あまりに大きすぎて400mmではどう構図をとっていいかわからず、 そうかと言って135mmでは小さすぎるし、光害に埋もれてしまう・・・ 200mmを手に入れたのは、そういう星雲がたくさんあるからです。 (前回のはくちょう座IC1318もそうでした)NGC7822ケフェウス座の散光星雲(IMG_0081) posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200mmF2.8 model A009(200mmF3.2で撮影)Astronomic CLS-CCD-EOS-clipCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 90秒Adobe Photoshop Elements で6枚コンポジット(急に湧いた雲のため6枚しか使えません)Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.12/07 自宅庭より 3000光年ほど離れたところにある、活発な星形成領域、だとか。 この中には誕生後数百万年以内の若い星が見つかっているそうです。 ちょうどカシオペヤ座のWの真ん中の星と、ケフェウス座の真ん中の中間の位置にあります 以前撮影したのは、こちら。カシオペヤとケフェウスの間(IMG_0082)これ正しい?? posted by (C)ホシミスト_3013 もっとほかにもありそうなので、いろいろ撮ってみたいと思っていますが、 なにせ自宅は北極星が見えるのがいっぱいいっぱいで、 自宅庭を離れないと北の方は撮れないんですよね~。 IC1396も200mmがちょうどよさそうだし・・・ それにしても寒いですね。 別府でさえ昨夜は山間部で雪だったようです。 今朝、西の山(鶴見岳)は、また、冠雪でした。 しかしそこはさすがに南国別府、昼間の陽射しで、すぐに溶けてしまったようですが。鶴見岳の雪(薄化粧)IMG_0458L posted by (C)ホシミスト_3013 明日はもっと冷えるとか・・・ みなさん凍えないようにご注意を~!って、それは外で星見ている私だけか・・・
2013年12月12日
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そんな題名を書いておきながら、頭の中は、アイソン彗星の名残りを惜しめないか なんて考えたりしています。 今日、11月に発売された雑誌の軌道予報図を見ていたのですが、 軌道が変わっていなければ、12/15の朝には、昨日アップした 家の屋根が写っている写真、その撮影範囲内に入ってくる予報であったことを知りました。 この場所なら、遠征しなくても自宅から・・・ なんて、また夜寝ない考えが頭をもたげてきたりして・・・(笑) ここのところ、彗星だ、新しい200mmレンズの写真だ、と、望遠撮影の写真が続きました。 そんな中、昨日久しぶりに星野写真をアップしましたが、 単純に星が輝く空が好きなんだな・・・と、あらためて思いなおしたのでした。 そこで、今日は、広角レンズで撮影した冬の星座の賑やかな所、をまず、アップします。この冬の1等星(IMG_0400) posted by (C)ホシミスト_3013Canon EF-S 18-135(F3.5-5.6) 18mm F5.0Kenko PRO SOFTON-A(W)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 45秒8コマ撮影Adobe Photoshop Elements でコンポジットステライメージでカブリ補正Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.12/08 自宅庭より やっぱりこういう星空が好きですね~! この付近は全天で21個の1等星のうち、1/3の7個が集まっているんですね。 オリオン座のベテルギウス・リゲル おおいぬ座のシリウス こいぬ座のプロキオン ふたご座のポルックス(カストルもほぼ一等星ですね・笑) この撮影範囲には入っていませんが、おうし座のアルデバランとぎょしゃ座のカペラ 賑やかなはずです。ソフトフィルターでにじませると、 その効果が大きいですね~! その中でもひときわ大きく写っているのが、木星です。 木星は、初めて望遠鏡を買った時に、ガリレオ衛星がぽつんぽつんと 木星本体の周りを取り囲んでいるのを見て、感動を覚えたものでした。 当時は、7.6cmの反射望遠鏡を経緯台に乗せて使っていましたが、 微動なんかついてなくて、粗動しかなかったので、 倍率をあげると、あっという間に視界から消えてなくなったものでした。 セッティングが簡単で、組み立ててすぐに見ることができる経緯台ですが、 低倍率で星雲を見よう、というのではなく、惑星や月を見よう、というのであれば 最初から赤道儀を買った方がいいのかな? せっかく買った望遠鏡が、押し入れの肥やしになっている人が多いのは、 そうやって高倍率で見るのが難しくて飽きてしまうからなのかな? なんて思ったりする、今日この頃です。 話を戻します・・・、 初めて木星を見た時の感動を再現できないものか?と考えていたので、 ぎらぎら輝く木星を見て、撮影してみよう!という気持ちが、大きくなりました。木星とガリレオ衛星(IMG_0331) posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L(D127f1500)+ Celestron 3×バローレンズCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 1秒30枚をRegistaxで画像処理Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.12/08 22:15 自宅庭より ガリレオ衛星が四つ、 イオ・エウロパ・ガニメデ・カリストが写っています。 木星からの距離が短い順にそういう名前が付いていますが、 写っている衛星は、どれがどれか、わかりません(@_@;) この写真を撮っている最中に、大気の揺らぎが非常に小さく、木星の縞模様が 結構くっきり見えていることに気付いたので、どうせなら撮っちゃえ、と 拡大撮影もしてみることにしました。2013.12/08の木星 posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L(D127mmf1500mmマクストフカセグレン)Celestron 3倍バローレンズ使用Vixen SXDTHE IMAGING SOURCE DFK21-AU618.ASGAMMA:40 GAIN:800 EXP.:1/15秒 約950コマの動画撮影×5回Registaxでそのうち約750枚をアライン&スタック&ウェーブレット処理これを5回分それぞれ作製し、さらにRegistaxでアライン&スタック(5枚コンポジット)2013.12/08 22:58 自宅庭より こんなにきれいに見えているのに、目で見ては大赤斑はわからないな~ と思いながら撮影したのですが、出来上がった写真を見ると、 大赤斑はこちら側にはなかったようで、見えなくて当たり前でした(笑) 彗星と違って木星は高度が上がり、ほぼ一晩中見られるようになってきています。 もう一度大赤斑撮影に挑戦したいな。 それならちゃんと睡眠時間は確保できそうですし・・・(笑)
2013年12月11日
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強い風が吹いています。枯れ葉が舞い落ち、吹だまりに枯れ葉が積み上がっています。 せっかく日曜日の朝に掃き掃除したのに・・・ この強い西風が吹くと、当地は一気に冷え込みます・・・ 実は私の人間関係も冷え込んでしまいました(笑・・・いや笑えないか・・・) その原因を作ったのは、この人、ラブジョイ彗星です。2013.12/09朝のラブジョイ彗星(IMG_0438) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 60秒合計8コマ撮影、ステライメージでコンポジット、レベル補正Photoshop Elements でリサイズVixen SXD モーター任せっきり追尾2013.12/09 5:20AM 自宅庭より 日曜日の朝早起きするつもりが、眠り込んで撮影できず・・・ ラブジョイもこれから高度を下げて行くので、自宅から撮影できるのももう最後か? と思い、昨日の朝、早起きしました。 早起きした分、朝の一仕事の手伝いをしたところまではよかったのですが・・・ 問題は夕方発生しました。 仕事をしながらそのまま眠ってしまい・・・ 夜10時には職場を出て、塾帰りの子供のお迎えにいかなけらばならないところを 目が覚めたのが0時前! 子供からは「お迎えの電話をしても電話に出ないし・・・」と怒られる始末 以前なら職場で急病で倒れたのではないかと心配してもらえた私ですが、 前回それで職場まで様子を見に来た家族に、居眠りを発見され・・・ 今回は朝早起きしたから、また職場で寝てるんだろう、と、もはや心配もされず放置・・・ 迎えには来ないし、帰っても来ない・・・ 今朝から、家族の視線や態度が冷たいこと・・・ 彗星も、高度を下げてきたことですし、私の信用も下がってきたことですし・・・ しばらく夜遊び(星見ることです!)は封印して、早く眠ろう・・・ もちろん、望遠鏡を広げることは、みんなの視線が痛くてできませんが(笑) ところでラブジョイ彗星、1週間前に撮影した時よりも、 地平線に対して尾が水平に倒れてきた印象でした。 前回撮影時よりも暗いうちに撮影しましたが、尾が短く写っています。 彗星核を追尾して、恒星の動きとは違うように望遠鏡を制御し、 恒星は線に延びますが、彗星は点に写る、という方法を、メトカーフ法といいますが Celestron Nexguide でできないか?と思い、試してみましたが、 Exp(露出時間)を1024まで上げても、彗星核は認識してくれませんでした。 そうこうしているうちに夜が明けてしまい、 あわてて恒星ガイドで撮影しましたが、背景が青くなってしまいました(笑) Nexguideの感度では、もっと明るい彗星でないと、メトカーフ法ガイドはできない ということなのでしょうか?恒星追尾で撮影したラブジョイ彗星(IMG_0440) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 50秒合計4コマ撮影、ステライメージでコンポジット、レベル補正Photoshop Elements でリサイズVixen SXD Celestron Nexguideで恒星追尾2013.12/09 6:00AM 自宅庭より 隣家の屋根の上に昇ってくる時間も、30分ほど遅くなっていました。2013.12/09朝のラブジョイ彗星(35mm)(IMG_0412) posted by (C)ホシミスト_30132013.12/09朝のラブジョイ彗星(35mm)(IMG_0412)星座名入り posted by (C)ホシミスト_3013Canon EF-S 18-135mmF3.5-5.6(35mmF5.0)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 20秒固定撮影Adobe Photoshop Elements で4枚をコンポジット2013.12/09 5:00AM 自宅庭より もう彗星を追いかけるのはやめて、夜は寝る生活に戻ろう! と決意したのに、martind35さんのブログを読んで、 決意が揺らいでいる私だったりします(笑)
2013年12月10日
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この写真は、決して、デジタル一眼を買う前に、コンデジで写真を撮っていたころの 私の月の写真ではありません(笑) 金星ですよ~~~! 地球よりも太陽に近い軌道を周回する金星は、地球からは真ん丸に見えることは まずありませんね ほぼいつでもこのように欠けて見えるわけです。 もうちょっと大きく光っているときもありますけれど。2013.12/08の金星(IMG_0262) posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L (D127f1500)Celestron 3×バローレンズCanon EOS Kiss X4(Ir)ISO400 1/50秒Vixen SXD50枚撮影し、Registax でアライメント&スタック2013.12/08自宅庭より 子供のころに、初めて買った望遠鏡は、Eikow光学の口径76mm反射望遠鏡。 その時に付属していたアイピースは、ハイゲンス・ミッテンズエーでした。 HMで見たか、スペシャルラムスデンを使ったのかは、あるいは両方ともか、あやふやですが、 それで覗いた金星は、きれいな7色に分解して見えていたことを思い出します。 それ以来金星の写真なんてムリムリ・・・と思っていましたが 何を思ったか、昨夕、急にカメラを向けてみたくなりました。 確かに、薄暮の宵の明星が輝く時間に、 塾帰りの子供を迎えに行く用事がなく、家にいるのも久しぶりでしたし・・・ 昔の35mmフィルムカメラで撮影していたころと何が違うのか・・・ ライブビュー・拡大によるピント合わせができることと、 複数枚のコンポジットがいともたやすくできること アイピースを用いた拡大撮影ではなく、バローレンズをエクステンダーレンズにして 直焦点に近い形なので、色収差が少ないこと でしょうね~。 それで金星が、コンデジで撮った、ピンボケ手ぶれの月の写真みたいにまで 大きく写せるようになった、という進歩なわけです(笑) 昔は、大気の揺らぎで、腹痛を起こして身を震わせている芋虫の様な金星、 しか撮れませんでした もしくはレンズの収差で、虹を撮ったの?と聞かれるような金星とか!(笑) ところで、EOS Kiss での金星写真は初めてです。 デジカメでも、金星が欠けていることがここまでわかる、ということで喜んでいる私です。 ちなみに、どうしても、これは月でしょ?と思う方へ。 ほぼ同じシステムで、もっと拡大倍率を落として撮った月は下の写真の通りです(笑)2013.12/08の月(IMG_0195) posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L (D127f1500)Celestron 3×バローレンズCanon EOS Kiss X4(Ir)ISO400 1/30秒Vixen SXD30枚撮影し、Registax でアライメント&スタック2013.12/08自宅庭より
2013年12月09日
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土曜日の夜!夜更かしも朝寝坊もできる!さあ彗星撮影だ! 早く寝て早起きするぞ! その前にセッティングだけして、起きたらすぐ撮影に入れるようにしておくぞ! 極軸がちゃんと合っているか撮影して確かめておこう! よし、OKだね!目ざましは3:45にセットして、と、さあ寝るぞ・・・ ちゅんちゅんちゅん・・・ん?? 明るい!何時?? 朝7時!! こうして私の週1日だけの彗星撮影のチャンスは、潰えたのでした(笑) ところで、本日12/08は何の日でしょう?? 実は、旧日本軍の、ハワイ真珠湾奇襲攻撃の日です。北アメリカ星雲とペリカン星雲(IMG_0072) posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200mmF2.8(200mmF3.2)Astoronomik-CLS-CCD-EOS-ClipCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 90秒×4コマステライメージで4枚コンポジット、濃度補正Adobe Photoshop Elements で微調整Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.12/07 自宅庭より 今朝起きて、大分合同新聞を読んだところ、社説にそのことが書いてありました。 水深の浅い湾内で、どうやってアメリカ海軍の戦艦の装甲板を破るほどの魚雷攻撃ができるか を鹿児島で訓練した旧日本海軍は、一旦大分県佐伯市の港湾に集結し、 そこから出撃地へと移動を開始したのだとか・・・ その時、山本五十六司令は、 奇襲に成功すれば、その後1年くらいは、圧倒的な力で暴れてやるが、 その後は連戦連敗になるのが目に見えている だから開戦してはいけない・・・と、言い続けたのだそうです。 こういう過去の失政を糧に、武力で他国を威嚇しないのが、 今の日本国民としての誇りだと思っています。 防空識別圏の拡大など、なんともきな臭い決定の続く世界情勢ですが 過去に行った武力制圧を非難している人々が今現在武力示威を行う、 などという言行不一致な状況を見ると、なんともやりきれない気持ちになってしまいます。 書いた通り、そのことに気付いたのは、今朝新聞を読んでから・・・ そんな高尚な思いで昨夜、北アメリカ星雲を撮影したわけではないので念のため(笑) 昨夜赤道儀のセッティングを終えたときに、まだデネブが見えたので 200mmで撮るにはちょうどいい対象だと思い、極軸のずれの有無のチェックを兼ねた 試し撮りで、撮影してみただけです。 そしたら今日はそんな日だった、と言うわけでして・・・(笑) ところで、北アメリカ星雲とペリカン星雲は、自分の中では夏の星雲の代表格 と思いこんでいたのですが、 12月になっても撮影可能なんて、やっぱりこれは北天の星雲と位置付けた方が いいのかな? と思っています・・・ 眠る前の体のだるさと、起床後の体の軽さを比べてみて、 今朝ようやく風邪が抜けたのだな・・・と思いました。 朝までぐっすり眠って、よかったのです・・・本当は
2013年12月08日
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現在の家に住むこと10年、朝寝坊の私が、朝陽が昇るところを見たことはなかった ということは、昨年の水星と月が並んだときにも書いた記憶がありますが(笑) 二階のベランダから、日常的にこういう光景が見られていたことを知らなかったのは つくづく惜しいな、と口惜しがっています。 陽が昇るところって、毎日見ていても、毎回違いますし、 ほんの数分時間がたっただけでも、また違った表情を見せてくれますね。 この写真は、まるで金色一色、もしくはセピア色、と表現すべきでしょうか?? この写真についてはフォトショップを経由せず、カメラで撮ったまんま(RAWではなくJPEG) です。2013.11/29の朝(IMG_0166) posted by (C)ホシミスト_3013 11/29の朝・・・って・・・ そうです、アイソン彗星の近日点通過の日です。 太陽の横に光点が見えたりしないかな??なんて期待もあった日のことです~ 今日は何か、強い風が吹いているようです。 昨夜星を曇らせていたpm2.5が、この風で吹き飛ばされてくれたら、 という期待もありますが、この強い風では、木星の拡大撮影は無理かなぁ?? 明日の朝早起きしてラブジョイ彗星を撮り直してみる、という作戦の方が 実現可能かも知れません・・・ あ、そういうことが考えられるような体調にまで回復してきたということで・・・ すみません、ご心配をおかけしました。
2013年12月07日
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昨日一昨日と、たくさんのコメントありがとうございました。 今日はお休み!というアピールで、みなさんがこんなに心配してくださるなんて・・・ うれしいやら恥ずかしいやら・・・ 本当に申し訳ありません。 今現在体のきつさもとれ、ほぼ普通の状態になったと感じています。 お腹も減ってきましたし(笑) 先週の今頃は、太陽を追いかけるように沈んでいくアイソン彗星を見ることができないか? と、別府市の西のついたてになっている山を越えて、西側が開けた高原へ行きました。 いつもは東側が曇る毎日だったのに、その日に限って、東が晴れて西に雲・・・ しかもアイソンは分裂してしまった後で・・・ 残念でした。 その上、廃屋となっていた高原のリゾートの駐車場、 ロープが張られていて、撮影機材を広げることもできませんでした・・・ どうやらこの場所に夜中来ることは、もう無理のようです・・・ (もしかして私のせい???) すごすごと退散する途中で、夜景の名所、十文字原(じゅうもんじばる)に立ち寄りました。 強風にあおられて、崖下まで転げ落ちそうでしたが、 そのためか、普段カップルや、若者のグループでごった返しているこの場所が この日は貸し切り状態でした。 それでも、三脚も立てずに雑な撮り方をして帰ってきてしまいましたが・・・ アイソン見れなくて失意でやる気がうせていたのでしょうか?(笑) 今思うと残念な空の透明度でした・・・ 今日はpm2.5が高濃度で、別府湾の向こうの大分市さえよく見えません・・・十文字原から(IMG_0199) posted by (C)ホシミスト_3013 風邪も、もうほぼよくなったようです。 さっそく、明日の朝はラブジョイ彗星撮ってきますね~ なんてウソです・・・病み上がりに、そんな無茶はしませんから~ 今日は曇っていますしね~ (曇ってなかったら撮るつもりだったのか?なんて言わないでくださいね~)
2013年12月06日
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一人で店を切り盛りしている以上休むわけにはいきません。 解熱剤飲んで今日一日店を開けましたが、 さすがに今日は仕事以外のことはやめておきます。 なぜなら、週末星見るために体調調整しとかなきゃいけないからです~(笑) (仕事より星優先か?なんて、聞かないで・・・) おやすみなさい、また明日~本日仕事以外のことはお休みします(笑) posted by (C)ホシミスト_3013 コメント返信、明日まで待ってくださいね~
2013年12月05日
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風邪ひいたかな~?今日の午後からのどが痛くて、咳が出ます~。 ゔ~~~、今週末も星見たいのに~~~ 寒い所に出る時には注意しましょうね~~~ 寒い所でうたた寝しないように、気合入れましょうね~~~ 今日の最初の写真は、オリオン座の中心部です。 11/30の深夜、200mmの望遠レンズで撮影したものです。2013.10/30-燃える木・馬頭・オリオン(IMG_9854) posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200F2.8(200mmF3.2)Astronomik CLS-CCD-EOS-ClipCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 90sec8枚撮影、Adobe Photoshop Elements でコンポジットステライメージとPhotoshop 諧調補正Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.11/30自宅庭より 今日の日記、題名と写真が全然違います・・・ その理由は・・・ 同じ200mmで撮影した写真なら、しかも相手が超有名な領域なら、 彗星写真と重ね合わせたら、尾の長さの実感がわくかも、と思ったからで~す!ラブジョイの尾の長さ posted by (C)ホシミスト_3013 重ねたことで、淡い部分がお互いの写真とも見えにくくなってしまっていますが、 ラブジョイ彗星の尾は、画面の端近くまで見えていたことを考えると・・・ オリオン座の三ツ星の横幅くらいの長さの尾、ということになりますね。 もしこれが夜空で見えていたら・・・ もしくはもし今オリオン座の三ツ星付近にいるとしたら・・・ すごく派手な長さの尾じゃないのかなぁ? と思いました。 ちなみに私は彗星は見慣れていませんので、 これまでの大彗星と比べてどうだ・・・ということはわかりません、あしからず・・・ ただこうやって並べてみて、私自身も尾の長さを初めて実感できた、 という、そういうわけです。
2013年12月04日
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アイソン彗星は、破片がかたまって飛んでいるだけで、急速に小さくなりつつある というような発表がNASAからあったようですね・・・ この先もう一度見ることは、難しくなりつつあるようですね。 確かに無事太陽の傍をすり抜けられるかわからない、と思っていたので、 近日点通過前に必死になって写真を撮りましたが・・・本当にそうなるなんて・・・ 先日martind35さんのブログで、かに座でラブジョイ彗星が明るくなっている、と知り さっそく真似して撮影してみましたが、 その後、アイソン彗星に気を取られ、大彗星になってきているとは知りませんでした。 で、水星食の朝は、早起きして、まずはラブジョイ彗星を見てみた、というわけです。 ちょうど12/02朝は、うしかい座の頭の星に接近していて、探しやすい、という状況でした さてどこかな~?と双眼鏡でのぞいた瞬間、おおっ!でした。 こんなに明るくなっているなんて・・・ (特殊な双眼鏡ではありません、ビクセン製の7倍50mm双眼鏡で、です) 4:00AMに起きて、うしかい座のアルクトゥルスを確認して、 見えるはず!、と、テラスの上で双眼鏡をのぞいてみたのです。 これはすごい、と、北極星が見える庭 (望遠鏡のセットのために北極星が見えることが必要なんです)に降りてみたところ、 なんと、隣家の屋根が邪魔で、見えませんでした~(泣) もうすぐそこまで来ているのに~~・・・ 屋根の上に見えるのが先か、夜明けで明るくなってくるのが先か・・・ とやきもきしながら待ちました そしてついに、屋根の上に出てきましたよ~~!屋根の上に昇ったラブジョイ彗星-2013.12/02 posted by (C)ホシミスト_3013 屋根の反射光が写真に悪影響を及ぼすので、もう少し待って、本格的な撮影を開始しました。 尾が非常に長いと聞いていたので、まずは200mmで試してみよう、と思いました。2013.12/02早朝 ラブジョイ彗星 200mm posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200F2.8(200mmF3.5)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 60秒×16枚Adobe Photoshop Elements で彗星核を基準にコンポジットVixen SXD モーター任せっきり追尾2013.12/02 4:35AM 自宅庭より 確かにすごく長い尾です。近日点通過直前のアイソンにも負けていません! しかし、そうなると、もっと派手に撮りたくなってきました。 ということであわてて家に入り、使うつもりではなかった望遠鏡を持ってきました。 望遠鏡の載せ替え、バランスのとり直し、カメラとの接続、ピント合わせ、 空が明るくならないか?とあせりながら撮影したら、合わせたはずのピントが・・・ 撮影終了後に、ピントがずれてる!と気付きました。 あわててもう一度撮影し直し・・・でもさすがに薄明はもう待ってくれませんでした。2013.12/02早朝 ラブジョイ彗星 400mm posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90 (D90f407RD)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 60秒×8枚ステライメージでメトカーフ法コンポジット(加算平均ですが恒星の星像が伸びていないのは何故??)Vixen SXD モーター任せっきり追尾2013.12/02 5:40AM 自宅庭より あまり枚数が稼げなかったですし、背景の空も明るくなってきてしまいました。 ま、そんなふうで予定の撮影終了時間を過ぎてしまったので、 水星食の第3接触第4接触は見逃したわけです・・・(笑) ラブジョイ彗星ももう一度撮り直してみたいです~
2013年12月03日
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今朝は早起きしたんですよ・・・本当に。 普段は帰宅が23時頃なので、早く寝てその代わり早起き、なんてできませんが 昨日は日曜日、23時頃就寝して4時には起きたんです。 でも・・・ ちょっと他のことをしていて、気がついた時には、もう・・・ 月から水星がすっかり現れた後でした。 でもこの明るい空の中、月を見たときに、お、土星、と思ったくらい 細い月の光は弱弱しかったですね~。2013.12/02朝は水星食「でした」IMG_0010 posted by (C)ホシミスト_30132013.12/02水星と月(IMG_0012) posted by (C)ホシミスト_3013 この明るさでは、地球照もわかりません。 月の出所を思い誤ったのも一因です・・・ 昨年の金星食も雨で見そこないましたし・・・残念です。
2013年12月02日
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スポット予報では、昨夜は(今朝は)6時AMまで晴れとのことでした。 そこで、少し星を撮りながら、ラブジョイ彗星が昇ってくるのを待とう、 ついでに明け方の東の空も見てみよう・・・と思っていました。 深夜0時過ぎまでは記憶があるのですが、その後どうも・・・ 例によって、机で(星を撮りながら屋外で、ではなかったです・・・)寝てしまっていたようです 4時ごろ目が覚めて、外に飛び出しましたが、完全な曇天。 ラブジョイ彗星も、明け方東の空も、撮影中だった星空も、雲に包まれ、見えませんでした。 ところで、12月になりましたね~。 街はクリスマスに向けた準備が着々と進んでいるようです。 我が家に近い田舎の駅でさえも、先日塾帰りの子供達を迎えに行ったら、 植え込みにクリスマスの電飾を仕込む作業をやっていました。 というわけで、まだ雲に覆われる前に撮影した、昨夜のクリスマスツリー星団です。クリスマスツリー星団他(IMG_9833) posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200mmF2.8 (200mmF3.2)Astronomik CLS-CCD-EOS-ClipCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 90秒×16枚Adobe Photoshop Elements でコンポジットステライメージで周辺減光補正ビクセンSXD モーター任せっきり追尾2013.11/30自宅庭より フィルターをかけると、赤い星雲にはめっぽう強くなりますが、 青い星雲はやはり写りにくいようです。 ちなみに下は、今年の2月にフィルターをかけずに400mmで撮影したものですNGC2264(IMG_5726)-クリスマスツリー星団・コーン星雲・キツネの毛皮星雲 posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90 (D90f500 RD→407mm)Canon EOS kiss X4(Ir) ISO6400 60秒×8枚Adobe Photoshop Elements でコンポジットトリミングなしVixen SXD モーター任せっきり追尾2013.02/10 小田の池レストハウス駐車場にて画面中央に見える、青いガスに包まれた星団が、クリスマスツリー星団です。望遠鏡で見ると、この写真を180°回転した(上下さかさま)方向に見えます。クリスマスツリー星団の周囲の星雲が円錐状に見え、さながらクリスマスツリーの飾り付けのように見えることから、この名前があります。この写真は普通に空にある形、つまり上が北、左が東、です。約2600光年離れたところにあり、誕生してまだ数百万年程度の若い星の集まり、と言われていますクリスマスツリー星団の周囲には赤い散光星雲が広い範囲に見られます。まず星団の下方ですが、赤い星雲の先端が、下の方から小さな円錐状に暗黒星雲に覆われている部分があります。これは、円錐星雲(コーン星雲・Cone Nebula)と呼ばれています。トウモロコシの形でCorn Nebula、ではないので、念のため(笑)円錐状の暗黒星雲は、すでに冷え切った水素分子からできていて、その周りの赤い部分は、クリスマスツリー星団のすぐ左上にあるいっかくじゅう座のS星から吹きだした、水素イオンが光っていて、それでこのような形をしているのだそうです。この円錐状の暗黒星雲の範囲は7光年にも及ぶそうです。ここもまた、星が活発に形成されている領域だそうです。クリスマスツリー星団の上方(北)はキツネの毛皮星雲(Fox Fur Nebula)と呼ばれています。水素イオンと、星間塵が複雑に入り混じって、黒い筋模様がいくつも入っていていわゆる、洋服のファーの様な見え方なので、この名前があるのだそうです。私の写真ではとてもそこまで表現できていませんが、ネットにアップされているきれいな写真を見ると、納得します(笑)これらの3つを合わせて、NGC2264と総称されています。(他の星雲はもっと細かいパーツに分けて番号が付けられているのに・・・)ちなみに、このNGC2264の右下の方に、小さな円錐状の光が写っていますがこれはNGC2261ハッブルの変光星雲です。クリスマスツリー星団と同じ高さの右の方には、少し赤みを帯びた星団がありそうです。ですが、この星団に割り振られている番号は、調べてもわからないんですよね~
2013年12月01日
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