February 16, 2005
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Yufamさんの日記

うちの下の子は、アレルギー検査で陽性にならないものの、多くの食品で症状が出ます。そのため、現在1歳半ばですが、食べることができる食材は低アレルギー米、野菜の一部、サツマイモ、肉類(ウサギ、馬、鹿)、加熱したリンゴ、海藻類くらいで、肉類も毎日ではなく、最低でも1-2日おき程度です。これだけ書くと多いように思うかもしれませんが、同年代の子どもにははるかに及びませんし、普通の子の離乳中期と同じくらい、もっとひどい?と思うくらいです。でも、多くのものを食べることができるようになる希望は捨てていませんので、日々前向きに暮らしているわけですが、これで深刻に悩む方も多いと思います。食べるものがない、毎日同じような粗食に子どもが飽きてきたなど…

そこで、 Yufamさん が紹介してくれた情報により、少しでも楽しい食卓になるのではないかと思ったのです。

それは 笑顔の皿 です。

2歳になる重度の食物アレルギーの子どもが食べる楽しさや喜びを感じられるためには、工夫が必要と考えて開発されたお皿だそうです。食べることにより、お皿の絵が見えてきて、それが笑っている顔。食べる幸せを感じる時かもしれません。

お皿は別に上記でなくても、子どもが大好きなトーマスなどのキャラクターが書いてあるものでも良いと思います。以前、トーマスの絵が書いてあるお皿をもらったので、それに山盛りチャーハンを載せたら、上の子は食べている途中で、「なんか絵が見えてきた。トーマスだ~!」と叫びながら、嬉しそうにパクパク食べていたことを思い出しました。私には単なるイラストとしか思わなかったんだけど、子どもにはこういう食べる楽しみのきっかけを与えることも重要なんだと、上記を読んで、ハッとさせられました。

そういえば、うち下の子もそのお皿を使ったことがあるのですが、「でんちゃ」とか喜んだような記憶がよみがえってきました。でも、まだ1歳半なので、大好きな電車だからこそ、お皿ごとひっくり返して、イラストを見てしまうので、パンケーキのようなこぼしてもOKなものではないと怖いのですが…(笑) でも、あと1年もすれば、上の子のように食べながら、出てくる絵を楽しめるようになるのかもしれません。すると、食卓にもますます笑顔が増えるのでしょうね。

上記 で紹介されている絵本ですが、同じ方が書かれていますが、アレルギーの有無に関わらず、食べられる楽しさや幸せを教えてくれる、我が子のために作った愛情あふれるしかけ絵本だそうです。

おさらがわらった

これらを読んで、著者について、興味をもちました。著者が直接コメントを書き込んでいる プログ がありました。

その中にある言葉、
「食べることだけでは大きくならない、「食卓のえがお」、それがごちそう」
胸にぐ~んと響きました。

さらに、 著者のサイト も見つけました。その中の「絵本を作るきっかけ」の部分を読んでほしいのですが、一時は80品目以上も除去していたようです。アナフィラキシー体質で授乳中の母親も同様だそうです。この苦悩な日々の思いや、子どもへの思いと希望は、同じく食物アレルギーっ子をもつ私たちも共通だと思うので、ぜひご覧下さい。野菜の上にマウスをおくと、案内が出てくると思います。トマトが入り口になっています。

上記を最後までじっくりと読んで、本当涙が出てきました。厳格な食事療法だったので、自分ひとりが台所で孤独感を味わったり、食事への不安を感じた日々は多かったし、周囲に理解が得られる人も少なく、今のようにネットをしたり、それから情報を得るような余裕すらありませんでした。もちろん、その生活が落ち着き、二人目ともなれば、かなり腰が据わってますが、それでも不安などによるいらいら感がないといえば嘘です。

これを読んで、本当自分ひとりではないんだ、治療法が異なっても、多くの方が悩んでいることの原点は同じなんだという思いをもつとともに、この著者のようにはなれなくても、そういう不安な思いをもっているであろう他のママの悩みが少しでも解決できるきっかけを提供できるサイト作りができればなと改めて思いました(最後は、余談ですが…)。

こんな強気に見えそうな私の心の奥の不安感は、栄養指導の先生には見抜かたのか、2-3か月前の指導で、次のように言われました。



今は食べるものが少なくて辛いし、しんどいだろうと思うけど、入学する6歳頃まで、ほとんど手作りで頑張ってみたら、きっと誰にも負けない丈夫な子になるよ。それまで極端な話、ご飯と野菜+タンパク源少しだけでも絶対大丈夫と思わないと… 

この言葉もありがたかったです。だからこそ、頑張れる自分がいます。もちろん、辛いときも多いですが、子どもが笑って丈夫に育ってくれているのなら、それでいいんだと改めて思えました。

だからこそ、治療法云々より、そういう「笑顔の食卓」を囲むことを心がけることで、子どもが丈夫に育ち、少しでもアレルギー・アトピーを克服してくれれば、私にとっては大満足なのかもしれません。





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Last updated  March 11, 2007 04:16:49 PM コメント(26) | コメントを書く


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