September 24, 2007
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ちかちゃんのきゅうしょく


食物アレルギーの子を持つ親の会 のスタッフの方が書かれた、今月出版されたばかりの絵本です。本人や周囲のお友達などに、入学後の給食が食べられず(一部またはすべて)、お弁当を持参することの説明をしたり、アレルギーとは何かを説明するときに役立つ1冊だと思います。お話も実生活にそっていて、イラストもかわいいので、親子で読みやすいのかなと思います。主な内容は下記の通りでした。



◇いつ食べられるようになるかということについては、アレルギーコップのお話と年齢に伴って、少しずつ解除になっていることの説明



アレルギーのメカニズムの説明もあるので、大人がアレルギーを簡単に理解するための絵本としても役立つかなと思いました。絵本の最後に書かれている内容で、「アレルギーがあるから、自分をダメと思わないで! 他にも楽しいことや嬉しいことが一杯あるので、下を向いていたら、楽しいことを見つけられないよ」というような内容が心に残りました。

子どもはもちろんですが、アレルギーがわかった親も悩みます。神経質扱いにされたり、日々責められる思いで苦しむこともたくさん! 子どもはアレルギーがあってもなくても、日々成長していきます。他の子と同じように、寝返り、お座り、たっち、あんよ、お話しをする、入園・入学など、どんどん成長していくので、アレルギーで悩みながらも、子どもの成長を楽しめる気持ちがほんの少しでももてることが重要かなと思いました。もちろん、その楽しむ余裕が少しでもできるまでは、本当に苦しいのですが、トンネルの出口は絶対にあると思うので、それを信じて…

著者のあとがきですが、この主人公は即時型だそうです。でも、隠れ型のアレルギーの子どもがいることをひとこと書いてくれています。うちの子たちは隠れ型が多いので、これは救われた気持ちです。この絵本は食物アレルギーを理解して、その子たちをサポートしてくれる大人やわかってくれるお友達を増やしたくて書いたそうです。多くの子どもたちは担任の先生をはじめ、周囲の大人の方やお友達の理解で、生活を支えられていることが多いと思います。上の子は現時点では先生方やお友達にある程度理解が得られているので、幸せな環境にあると思いますので、感謝しています。でも、来年入園する下の子は上の子よりマルチアレルギーなので、再来月に控えた入園願書提出にむけて、かなりドキドキしはじめています(内心)。


今日、上の子(著者のお子さんと同じ年)に届いたばかりの絵本を早速読みました。本に出てくる名前が「ちかちゃん(主人公)」、「ゆうちゃん(園からのお友達)」なので、家族の名前が2人も出てきて、話の内容より、そっちの方に気をとられてしまったようです。途中で、主人公の名前を本人に変えて読むようにしたけど、文字が読めるので、「違う~~」とか、自分で読みたがり、内容としては、何となくわかったような、わかってないような微妙な雰囲気でした。アレルギーがあっても大丈夫、給食も楽しい時間だけど、他にも楽しいことはたくさんあることは感じたようです。もちろん、みんなとまったく同じ内容の給食をいつかは食べられるようになりたいだけど…

アレルギーのメカニズムを説明する絵本 は以前に下記を紹介しましたが、個人的には今回の方がわかりやすいような気がします。






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Last updated  December 6, 2007 12:47:42 PM
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