【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2016.09.04
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引用した記事に先立って書いておく
「我が家の墓事情」

父の実家に先祖代々の墓があるが
父は、わざわざ、そこに入りたくないとのこと
そこで、何十年も前に,京都の霊園に土地の借地権を確保、借地代を払い続けて居た
(霊園は買い取りではない)

一方
母方の祖父母(祖父は実の祖父だが,祖母は義理)の墓は、徳島にあり
ただその墓地は

私の理解では

埋葬家族の共同管理のようなものだった(らしく)
しかもそこは、神道の士族だけが埋葬されるという特殊な墓地
市に問い合わせたが、やはり、管理者はいないという
土地は,市に属する(らしい)

どうも「らしい」ばかりだが(笑)

徳島市自身が、あまりハッキリしないのだ

徳島市は,戦時中に大空襲をうけ、何もかも灰燼に帰してしまい
何も資料が残っていないのだという

とにかく、地主は市、らしいが
市はこの墓地を管理しているわけでもなく、言わば放置状態
管理者がいないのだから、メインテナンスは無いが
そのかわり、管理費の支払いも不要、無料である
考えようによっては,非常に都合のいい墓地(笑)

先年、この墓の横に,我が家の墓を新設した

母の実の祖母の実家は,長州の藩士だが
その子孫達、広島に引っ越した、まではわかっているが
事情があって、彼等との交流は途絶えている
したがって、母の墓は、母の父のこの徳島の墓と成る


   ―――― 記事 ――――

記事 あなたは先祖代々の墓を“処分”できるか? 関心高まる「墓じまい」とは

 誰にでもいつかは訪れる人生のエンディングをより良いものにしようという考えのもと、高齢者を中心に関心が高まっている「終活」。自分の生い立ちや残る家族に伝えておく情報をまとめたエンディングノートを書いたり、お葬式の準備や遺影撮影をしたり、財産処分や相続の準備をしたりなど、その内容は多岐に渡っています。その中、注目を集めているのが、お墓を建てるのではなく、先祖代々受け継いできたお墓を処分するという「墓じまい」。その背景にはどのような意図や課題があるのでしょうか。NPO法人終活サポートセンターが主催した終活イベント「終活大学」の会場で取材しました。

“お墓が見捨てられる”~ 地方で増加する無縁墓

■ 「自分のお墓は、いつか無縁墓になる」と考える人の割合(第一生命経済研究所 調べ)

 「墓じまい」に注目が集まっている背景には、過疎化が進む地方を中心に「無縁墓(むえんぼ)」が増加しているという課題が挙げられるといいます。無縁墓とは、何年もの間に渡ってお墓の維持管理料が墓地やお寺などに支払われず、そしてお墓に眠る故人に縁のある人に一切連絡が取れなくなってしまったお墓のこと。墓地に放置されてしまったお墓です。長期間放置されたこうした無縁墓は最終的には処分されて、遺骨は無縁仏として合葬。その跡地は更地化されるのですが、増加する無縁墓への対応に地方自治体も苦慮しているのだそうです。

 加えて、この無縁墓の問題は地方だけに留まらないといいます。青山霊園や多磨霊園など都内の大規模な公営霊園でも、身寄りのない無縁墓は無数に存在しているほか、第一生命経済研究所が行ったアンケート調査でも、50代以上の半数以上の人が「自分のお墓は、いつか無縁墓になる」と考えているのだそうです。

 「終活大学」の会場で、こうした「墓じまい」をテーマにしたプレゼンテーションを行った、墓石販売などを手掛ける「まごころ価格ドットコム」代表の石井 靖さんは、「こうした動きの背景には、人口構造の変化(少子高齢化)によってお墓を引き継ぐ人が減少していることが考えられる。今の出生率を踏まえると、家を継ぐ直系の男子は1人に満たない。お墓が無縁になる可能性は誰にでもあり、実は今のお墓を将来どうするのかという課題はすぐそこに迫っている」とこの課題の深刻さを説明。終活をしている高齢者の中には、「残される子どもにお墓のことで負担を掛けたくない。いつか無縁墓になるのならば、今のうちに適切に処分したい」という思いから墓じまいをしようとする人も増えているのだといいます。

 同社では、この墓じまいに関する手続きの代行、墓石の撤去と処分、遺骨の移転先の紹介などを行うサービスを4月から開始しているそうですが、墓じまいに関する問い合わせや相談はサービス開始以前から多く寄せられていたのだそうです。

「お墓を処分する」実際に何をすればいいのか
 ただ、一言で「墓じまい」といっても、その詳しい方法はあまり知られていません。実際に何をする必要があるのでしょうか。プレゼンテーションを行った石井 靖さんに詳しいお話を伺ってみました。

 石井さんによると、
■ 墓じまいとは「お墓から遺骨を取り出し」「墓石を撤去・処分し更地に戻し」「遺骨を新たな場所に埋葬する」という一連の手順のこと。
遺骨を取り出すためには、お墓がある自治体から「改葬許可証明書」という許可書を取得しなければならず、そのためにはお墓を管理する墓地や寺院が発行する「埋葬許可証明書」と移転先の墓地が発行する「受入証明書」という2つの書面が必要になるといいます。勝手に遺骨を取り出してお墓を処分してはいけない仕組みなのです。必要な行政手続きが完了して初めて、お墓を処分することができるようになります。


○ 墓じまいの大まかな流れ

 ここで気になるのは、取り出した遺骨はどうするのかという点。上述の通り、遺骨を取り出すためには必ず移転先を決めなければなりません。その方法にはお寺が遺骨を永久に管理して将来的には合葬する「永代供養墓」や「納骨堂」への埋葬、墓地の中で墓石ではなく樹木のそばに遺骨を埋葬する「樹木葬」、そして海などに遺骨を撒く「散骨」といったもの。そして、最近では夫婦両家のお墓をひとつにまとめる「両家墓」も増加しているのだといいます。「今後の供養をどのように行っていくかという視点で、次の埋葬方法を選ぶことが重要だ」(石井さん)。

墓じまいで後悔しないために、事務手続き以上に重要な準備とは

遺骨の一部を携帯用の小さなカプセルに入れることもできる
(写真はライターとの大きさ比較)

 しかし石井さんは、墓じまいをする上で重要なのはこうした事務手続きだけではないといいます。

 ひとつは、お墓を長年管理してきた寺院への配慮だといいます。「地方の寺院にとって、檀家離れ(離檀)は死活問題。適当な気持ちで墓じまいを伝えるだけでは後々トラブルになる場合もあるので、しっかりと墓じまいの理由や目的を説明して誠意と(これまで供養してくれた)感謝の意をもって対応すべき」と石井さんは説明します。また同じように、故人と縁のある親戚への説明と合意形成も重要だといいます。「墓じまいをしたあとに、それを知らなかった親戚から叱責されトラブルになるケースもある」(石井さん)。

 加えて、墓石を処分する際の業者選びも重要だと石井さんは説明します。墓じまいをする際の墓石の処分は、一般的に解体業者が行うことが多いそうですが、中には作業中に近隣の墓石を傷つけてしまったり、悪質な業者の中には引き取った墓石を不法投棄してしまったりするケースもあるのだとか。「中には、墓石を神社やお寺に寄贈してタイルなどに再利用するケースもあるが、基本的に墓石の取り扱いは専門の墓石業者に依頼するのが適切ではないか」(石井さん)。

 そして何よりも重要なのは、“自分自身の心のケア”だと石井さんは説明します。「墓じまいをして後悔しないために、遺骨の次の安置場所を考えることは非常に重要。例えば、墓じまいをして遺骨を散骨を行い、その後“どこに手を合わせれば故人のことを感じられるのかわからない”と心の拠り所を失ってしまったケースもある」と石井さん。石井さんによると、こうしたニーズに対して同社では処分した墓石をプレートにして家に飾ったり、遺骨の一部を小さいカプセルに入れて自宅の仏壇に安置できる商品を提供しているのだそうです。「遺骨の一部を自宅など別の場所に保管するためには、(墓地の管理者が発行する)分骨証明書があれば行政手続き的には問題ない」(石井さん)。

 大事な個人の仏を無縁にしないために行う墓じまいによって、お寺や親戚に迷惑を掛けたり、自分自身が故人との縁を失ってしまうことのないように、どうすれば故人のことを末永く想える形ができるかを考えて墓じまいを行う必要があるというのが、石井さんの考えです。

大切にしなければならないのは「お墓」か「仏」か
 石井さんによると、こうした墓じまいへの関心が増加している背景には、冒頭に紹介したような少子高齢化や家族形態の変化による

■ “お墓の跡継ぎ不足”
があるといいますが、そもそも団塊の世代あたりから、「お葬式」「お墓」といった自分の死後に待っている伝統的なしきたりに対して、「自分や子どもたちの負担になるくらいならやらなくてもいい」と疑問を持つようになってきたのだと言います。この世代の人々は、お葬式や法事などを通じて、自分の父母が行き過ぎた古い価値観に苦労している様子を目の当たりにしています。そうした姿を見て、「自分の子どもたちには同じ苦労をさせたくない」という意識変化が生まれているのかもしれません。

 もちろん、墓じまいと聞いて「代々受け継いできたお墓を潰すなんて、罰当たりだ」と思い人も依然として多いはずです。しかし石井さんは、「墓じまいをしようとしている人たちは、決して故人の仏を軽んじているわけではない。むしろ、お墓に収めたあとにそのまま放置されて無縁墓になっていくほうが、よっぽど仏を軽んじているのではないか。本当は、仏を粗末にせずに永代まで大切に管理できる環境を整えてあげることが大事ではないか」と語ります。今を生きている私たちにとって、お墓とは亡くなった故人へ思いを伝える大切な場所ですが、そこで重要なのは墓石という形ではなく、故人を思い続けるという心だと言えるのではないでしょうか。今後、墓じまいの拡大によって、“故人を供養する”ということに対する世の中の価値観は、大きく変わっていくのかもしれません。

(取材・執筆:井口裕右/オフィス ライトフォーワン)







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最終更新日  2016.09.04 07:57:56
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