ーーー 記事 ーーー
「本間宗久相場三昧伝―相場道の極意」
かんべえさんの不規則発言から
米相場の格言だが
株にも通じる
「本間さまには及びもせぬが、せめてなりたや殿さまに」
の本間家である。そのために「本間宗久相場三昧伝―相場道の極意」なんて本も買ってあったんですよ。(中略)
<5月20日>(日)
○以下は「本間宗久相場三昧伝―相場道の極意」からの抜き書き。
●米商いは踏み出し大切なり。踏み出し悪しき時は決して手違いになるなり。又商い進み急ぐべからず。急ぐ時は踏み出し悪しきと同じ。
――何事もスタート時点が大事です。
●米の高下は天声自然の理にて高下するものなれば、極めて上がる下がると定め難きものなり。この道不案内の人は迂闊にこの商いすべからず。
――株でも競馬でもまったく同じですなあ。
●米買うべしと見込み候時、二俵方も引きあがる時は、買いおくれじと心得、かえって売り方になることあり。はなはだ誤りなり。買いおくるる時は唯買い場を待つべし。
――ちょこまか動いちゃいけません。初志貫徹でなきゃいけません。
●商い利運仕当たる時、先ず大概に致し、取り留むるものなり。その節一両日休むべし。この休むことを忘るる時は、何程利運に向きても、商い仕舞の節は決して損出すべし。
――儲かった時は、感謝していったんブレイクを入れること。
●底狙い、天井狙い、売買すること。専ら心掛くべし。
――中途半端なことは考えちゃいけません。
●十人が十人片寄る時は決してその裏来るものなり。
――「ある、ある!」
●思い入れ違いは早仕舞い、行き付きを見るべし。
――ナンピン買い(売り)は悪手、相場に逆らっちゃいけません。
●天井を買わず、底を売らず。但し、第一の心得なり。
――「天井売らず、底買わず」という格言もあります。
●足らぬものは余る、余るものは足らぬと申すことあり。
――豊作の年は贅沢に使うので米が足りなくなり、不作の年は大切に使うので余るんだそうです。
●腹立ち売り、腹立ち買い、決してすべからず、大いに慎むべし
――競馬場でこれをやったら確実に負けます。
●米商いは軍術と同じ。
――軍事でも投資でも、戦略を自在に使いこなす人は実はとっても少ないのです。
●もうはまだなり。まだはもうなり、ということあり。
――基本です。
●すべて、相場高下の論致すまじきなり。この道を心得る人は、わが了見を立てず、人の了見にて商いする人はなきはずなり。
――プロは寡黙であるべし。
●新米出始め候ては、前年の心さっぱりと離れ、その年の作の様子、物の多少、人気の次第を考うること第一なり。
――去年のことはリセットしましょう。
●一年中、商い手の内にある時は利運遠し。折々仕舞い候て、休み見合わせ申すべきこと第一なり。
――休むも相場。
○以上、すべて自分用のメモでありますから、「あれはいったい何のことだ?」などと聞かれても困ります。なにしろ最終章では、本間宗久は「この書、懇意の間柄にても、必ず必ず、見せ申すまじきなり。大切に心得、秘蔵すべし、慎むべし。秘すべし」と言っているくらいなんですから。
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