大塚椋司
(聖望学園高)が、デビュー戦で与えられた役割を立派に果たした。
3月13日に行われた2回戦の対東京ガス戦。スコア3-2と1点リードで迎えた
最終回にクローザーとして登板した大塚、たった4球で3人の打者斬り、ルーキ
ーとは思えぬ火消しでチームを勝利に導いた。4球はすべて直球、中には
自己最速の 149km
が
計測される速球もあったという。
大塚のコメント。
「凄く緊張した。試合中から登板は言われていたけどまさかあの場面で...甲子園
より緊張です。でも自信にはなった」 (
スポニチ)
大塚椋司
の聖望学園高時代。
昨年(2008年)のちょうど今ごろ、大塚は甲子園のマウンドに仁王立ちしていた。
直球、スライダー、カットボールを武器にチームのセンバツ準優勝に貢献した。
(ただ、大塚の武器は球種に加え、「笑顔」もあったとボクは思うけど・・・)
センバツの直後、 埼玉県春季大会に凱旋登板
した大塚を、ボクは県営大宮球場
で観戦した。 「
俺は甲子園の準優勝投手だ」
と言わんばかりの堂々としたピッチ
ングが、強豪・春日部共栄高を相手に披露されていた。甲子園大会の最中、
「ピンチになると、どうしてもストライクが欲しくなって投げ急いでしまうことが欠点」
と自ら語っていたが(3回戦、対履正社高戦との試合後)、準々決勝の対平安高戦、
準決勝の対千葉経大付高戦
を経て克服したように見えた。
そして、その2カ月後に開催される夏の埼玉県大会は、大塚のいる聖望学園高が
優勝候補の筆頭と言われていた。だが、まさかまさかの初戦敗退。 公立の大井
高校に敗退
し、ファンを驚かせたものだった。
試合後、 大塚椋司
のコメント。
「気持ちが前に出過ぎて力んでしまった。球が上ずった」
(朝日新聞・埼玉版)
聖望学園高・ 岡本幹成
監督のコメント。
「大塚はいい投球をしようとし過ぎた。 選手たちは頭では分かっていたが、内面では
気持ちの切り替えができていなかったかもしれない」 (同)
甲子園での思わぬ活躍が、逆に大塚やナインの心理的な負担になっていたのかも
しれない。
新日本石油野球部に入部し、ルーキーながらクローザーの役割を 大久保秀昭
監督(桐蔭学園高-慶應義塾大-近鉄)から仰せつかった大塚、首脳陣の期待は
相当に大きいのだろう。
ぜひ3年後のプロ入りを目指して、新日本石油ENEOSで活躍してほしいものだ。
同じ高卒投手で急成長した 田澤純一
(現・レッドソックス、横浜商大高)のように。
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