突然ですが、ファンタジー小説、始めちゃいました

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2014.07.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類

   ――― ミケ、どうか無事でいて!

  捨吉から、ミケが一人で龍王に向かったことを聞くと、急に不吉な胸騒ぎに襲われて、たまこは全速力でラーメン屋『龍王』に向かっていた。


  どんな怖ろしいものが待ち構えているかわからない魔物の巣窟に、あたしのためにたった一人で乗り込んでいってしまったなんて!

  ああ、あたしがしっかりしていれば、絶対に、ミケにそんな無茶な真似をさせなかったのに!


  銭湯の屋根から落ちて、まったく猫らしくもなく気を失っていた、その時間が惜しまれる。

  後悔の念にひりひりと胸が痛む。


  だが、たまこの気がかりはそれだけではなかった。

  気を失っている間に見た、断片的でおぼろな夢が、さらにたまこの不安に拍車をかけていた。


  いつもたまこに『美味しいキャットフード』を提供してくれる、『龍王』二階部屋の魔物の、あの青緑色の目の色だ。

 自分をこんな姿に変えてしまった憎むべき敵のはずなのに、なんだか憎む気になれない、どころか、ときに妙な親近感さえ覚えてしまう ――― そのことが以前から気になっていたのだったが、たった今見た短い夢の中で、ようやくその正体に思い当たったのだ。



  どうして今まで思い出さなかったのだろう。


  あの、透き通った宝石みたいな、きれいな青緑色の目 ――― あれは、『龍王』の一人息子、昇一お兄ちゃんが、むかし可愛がっていた黒い子猫『クロちゃん』の、瞳の色そのものではないか。

走るたまこ


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最終更新日  2014.07.15 19:45:49
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Re:猫<102> 第9章 魔物 <1>(07/15)  
千菊丸2151  さん
魔物に取り込まれたタマを助けに行くミケの前に現れた緑色の魔物、もとい『龍王』の愛猫・クロちゃん。

ふろぷしー様、お久しぶりです。
最後の更新から4ヶ月も経っているので、どうなさったのかと思って心配しておりました。

最近暑くなってまいりましたね。
熱中症にならないように、お互い気をつけましょうね。 (2014.07.15 20:05:19)

おかえりなさいませ.:*・☆  
風とケーナ  さん
ふろぷしーさま、おかえりなさいませ♪
戻ってきて頂けまして、とっても嬉しく思いますヽ(〃v〃)ノ

『龍王』に住まう魔物の正体、
ついに珠子ちゃんが思い出したのですね!

ミケばあさまのもとに急ぐ珠子ちゃんの急く思いと実際のスピード感が、
イラストからもビシビシ伝わってまいります!

(2014.07.15 23:09:58)

Re:猫<102> 第9章 魔物 <1>(07/15)  
お久しぶりです。
生きているということは、煩わしいものです。
応援をして行きます。 (2014.07.16 06:02:47)

千菊丸さま、あたたかいお言葉、ありがとうございます☆゚・*:.。.1>(07/15)  
千菊丸さま、ごぶさたいたしました。

そうか、あれから4ヶ月もたったんだなあと、あらためてびっくりのふろぷしー、
以前と少しも変わらぬ千菊丸さまの優しいお言葉に、
ほっと慰められ、胸が熱くなりました。

リアル生活で、ふろぷしーがオタオタしている間に、
きっとまた、大きく一歩躍進されたに違いない
千菊丸さまの作品を読むのがとても楽しみです♪

何度も中断した『猫』ですが、今度こそきっと完結します。

どうか、また仲良くしてくださいね。

(2014.07.16 18:01:51)

ケーナさま、優しいお言葉が、胸に染み入りました☆゚・*:.。.  
『おかえりなさいませ』
なんと優しいお言葉でしょうか。
じーんと胸が熱くなりました。

あっちでコケ、こっちで凹み、こんがらかったリアル生活のことは
書くもメンドクサイふろぷしーですが
『猫』を書くのは相変わらず楽しく、
それを優しく受け入れてくださるケーナさまの存在もこの上なく心強く、
いつもここに戻ってきてしまいます。

戻れる場所があって私は幸せ、と
しみじみ思います。

ケーナさま、本当にありがとうございます☆゚・*:.。.


『コンドルの系譜』も、これからまた、ゆっくりと読ませていただこうと思っています。
楽しみです。

また、よろしくお願いしますね。

(2014.07.16 18:25:29)

☆☆☆こうこさま、あたたかい応援に、心から感謝いたします☆゚・*:.。.  
またまたごぶさたしてしまいました。
留守の間も、ずっと応援してくださって、
本当にありがとうございました。
☆☆☆こうこさまのあたたかいお心遣いに、
いつもながら、感謝の気持ちでいっぱいです。

煩わしい、と仰せですが、私にとりましては、
☆☆☆こうこさまの存在は
熱くて眩い光そのものです。

新たな顔ぶれにも興味津々のふろぷしー、
また、よろしくお願いいたしますね。

(2014.07.16 18:42:00)

Re:猫<102> 第9章 魔物 <1>(07/15)  
お帰りなさい(*^.^*)
待ってましたよ♪帰ってきて良かった。
なんか忘れてしまって最初から読まないと分からなくなってるよ(笑)
(2014.07.16 20:52:47)

オセロ。マロ。のん。さま、嬉しいお言葉、ありがとうございます☆  
大変ご無沙汰してしまいました。
あれこれあってちょっと凹んでいたふろぷしーですが、
体のほうはいたって元気。
またぞろ『猫』の続きを書こうと、戻ってまいりました。


>お帰りなさい(*^.^*)
>待ってましたよ♪帰ってきて良かった。

オセロ。マロ。のん。さまにもこのようなお優しいお言葉をいただき、
嬉しさで胸がいっぱいのふろぷしーもぷしー、
ますます元気になりました。

オセロ。マロ。のん。さまの
あのあたたかくて居心地の良いお部屋に、
ちょこちょこお邪魔するのが楽しみです。
また、どうぞよろしくお願いしますね♪

あっ、
お話のほうは、
途切れ途切れになってしまって私も混乱中です。
どうぞテキトーに眺め飛ばしておいてくださいませ。

(2014.07.17 12:51:31)

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