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2007.05.21
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カテゴリ: I think
立てこもり犯の逮捕に29時間もかかった。

息子と娘が撃たれ、警察官1人が重傷を負い、一人が
死亡した。いつ発砲するか、何発銃弾を持っているか
明確にわからない相手ではあるが、29時間は長過ぎる。

なぜこんなにも時間がかかったのか。

警察の腰が引けたことが大きな原因だろう。
突入時にけが人や死者を出すことを恐れたことと、
特殊班が犯人を撃ち殺さざるを得ない状況になったとき、

嫌ったのだろう。
事実、1970年に起きた「瀬戸内シージャック事件」で
犯人を狙撃した狙撃手(警察官)と、狙撃命令を出した
県警本部長が弁護士に告発されている。

アメリカのように、立てこもったり、拳銃を持って
他人を攻撃している人間は、即撃ち殺していい、
というのがいいとは思わないが、さらに罪を重ね、
被害を拡大させる可能性のある人物を29時間も野放しに
せざるを得ないというのは、どう考えてもおかしい。

皆が責任を取るのがいやなのだ。

県警本部長は「自分がいる間は、騒動は回避したい」と

警察があるのだから、早く何とかしろ」と思う。
マスコミは、すべて結果論で論じる。しかも、
“有識者”の意見や街頭インタビューの無責任な国民の
意見をダラダラと流すだけで、局として、マスコミとしての
意見や姿勢を明確に言うということはしない。

悲しみに暮れる関係者へのインタビュ-を各局、各番組
それぞれが無神経に繰り返す。
もし、犯人が狙撃され、死んでしまったら、
「警察の判断は間違っていなかたのか」
「狙撃しか方法はなかったのか」
「命が軽視されたのではないか」
などと批判するのだろう。

変な人権派の弁護士に警察が訴えられるかもしれない。
「警察の責任を問う!」と。

だから、責任を取ろうとする人間がいなくなったのだ。
特に役人に。
「公僕」などという考え方はさらさらない。
「自分だけが責任を取るなんてバカバカしい」
と思っても、無責任な国民はそれを責められない。

いま、大流行している「はしか」のように、
今後、行政や役所の無責任体質が生む悪弊がどんどん
発露するだろう。
「薬害エイズ」「C型肝炎」「中皮腫」……、いまでさえ
被害者から国が訴えられ、次々に敗訴し、高額な賠償金が
支払われている。今後のことを考えるとゾッとする。

しかし、「リセット」することはできない。
いまから改めたところで、今後しばらくはこの状態が
続くだろう。

昨日書いた教育問題がすべての出発点だと思えるが、
先行きの暗さに、絶望的な気持ちになるのは
私だけだろうか。





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Last updated  2007.05.21 22:39:41
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