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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
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Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.07.15
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カテゴリ: その他

 ですから、こちらもそういう類(いわゆる医学系)の記述を覚悟して、
 気合いを入れて読み始めましたが、
 読み進めていくうちに、ちょっと違うな、と感じました。

 どちらかというと、心理学系で扱われるようなお話が中心で、
 脳のこの部分の働きがどうのとか、伝達物質がどうのとか、
 そういう、私にとって、ややこしく感じるお話は、あまり出てきませんでしたから、
 結構スイスイ読んでしまうことができました。

でも、やっぱり、脳の働きについて書かれた本であることに間違いありません。

実は、脳の持つ機能に由来するものであったことに、
この本の様々なエピソードは、気付かせてくれます。

   ***

成功は自分の力だと信じ、失敗は人のせいにしてしまう。
自分にとって都合のいい記憶の方を、優先して選び、信じてしまう。
これらは、脳が、脳自身とそれが支配している肉体を、良好な状態に保持し続けるため、
ダメージをできるだけ軽減しようと、厳しい現実を和らげるべく機能するから。

これらのうぬぼれ機能によって、不快な真実は覆い隠され、
倫理観は、自分の都合のいいよう改ざんされる。
さらに、間違いや錯覚に目をくらまされることは、しばしばであり、
そこに偏見まで入り込むので、事態が、ますます悪化することになる。



「あなたの脳は、どれほど歪め欺いているか」
これが、原著の副題であり、この本の内容を一言で言い表している言葉。
自分の脳が、どれほど当てにならないものかを知ったうえで、
その本質的機能に騙されず、うまく使いこなしていきましょう。





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Last updated  2007.07.15 12:08:40 コメントを書く
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