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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.11.17
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カテゴリ: 文芸

 主人公の巧のことが、あまり好きになれなかったし、
 その好きになれない理由も、自分の中で、何だかとらえどころがなく
 いつも、モヤッとした気分が、残ってしまっていたから……。

 でも、今巻では、巧が他の野球部員と結構絡んだり、
 横手の天才スラッガー門脇君や瑞垣君の登場、
 さらに、吉貞君のキャラクターが、押し出されてきたことで、
 ストーリーとして、かなり面白くなってきました。

それにしても、豪もよく分かんない。

モヤモヤッとしながら読んでいましたが、
途中でやっと、そのとらえどころのない原因が、見えてきました。

それは、この作品が、女性によって書かれていると言うこと。
巧も豪も、中学生の少年という設定になっているけれど、
それを作り上げているのは、実は女性だと言うこと。
彼らは、女性の感性から生み出された少年たち。

そう思えば、何となく理解はできる。
巧や豪が、少女だとすれば、
こんな考え、こんな立ち振る舞いをしても、これほどまでの違和感はないかも。
男の子だと思ってみるから、「何か違う……」と感じてしまう。

もちろん、このことは、この作品に限ったことではありません。

逆に男性が描く女性も、本当の女性とは異なっているはずでしょう。
そこに違和感を感じることも、当然のように起こってくるはずです。

まあ、そんなことを言い出したら、
女性は男性を描くことができなくなるし、
男性は女性を描くことができなくなってしまう。


さらに言えば、自分自身のことだって
完全に理解できているわけではないでしょうから、
自分のことでさえ描くことができなくなってしまうのかも……。
あ~ぁ、何だか訳が分からなくなってしまった……。





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Last updated  2007.11.18 21:00:16 コメントを書く


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