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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.11.23
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カテゴリ: 教育・子育て

 でも、「教育は問答無用で叩き込む」というサブ・タイトルを見て、
 「そういう部分もあるかな」と思い直し、
 躾や義務教育、ゆとり教育に関する記述もありそうということで、購入。

 しかし、過激なのは、タイトルだけではありませんでした。
 著者が、小学6年生の児童たちを担任をしたとき、クラスで恐喝事件が起きます。
 加害者ヨシヒロが事実を認め、被害者セイコに謝罪した後、
 著者は、生涯に強い印象を残すためにと、頬をひっぱたきました。

すると、極度の緊張とショックで、ヨシヒロの首が、

その時、著者は、教室で児童たちに向かって、こう言いました。

  「これはヨシヒロにとって人生の恥だから、
   お前たちは絶対に親には言うな。
   ヨシヒロも言うな。
   先生も黙っていてやる」

ヨシヒロの母親は、こどもの首が曲がっていることを不審に思い、
本人に聞きますが、何も喋りません。
母親は、クラスの父母たちにも聞き回りますが、どうしても理由が分かりません。
そして、1か月ほどして、母親は学校を訪れ、著者から真実を聞くことになるのです。
その際、著者は、母親に対してこう言ったのです。

  「お母さん、首が曲がったくらいで人間が真っ直ぐになるのだから、

   セイコちゃんのご両親に謝っておいたほうがよろしいですよ」

母親は、担任である著者に恐縮しながら、その場を去り、
ヨシヒロの首は、それからほどなくして、元に戻ったといいます。
母親が、こんな説明で納得できるような首の曲がり方って、
どれほどのものだったんだろう……。


公に出版物として発表できる著者の感性に、私は驚きを隠せません。
また、こんな人物が、私立高校で現在も校長を務め、
その学校の経営が、ちゃんと成立しているというのも、信じられません。

本著の他の部分に、どれだけ人を唸らせるような立派なことが書かれていたとしても
(実際、「なるほど」「まさに、その通り!」という記述は、かなり多いのです)、
この部分の記述から、垣間見られる著者の人となりを知ることで、
それらは、全て台無しになってしまいました。





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Last updated  2007.11.23 12:36:36 コメントを書く
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