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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.11.24
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カテゴリ: その他

 誰もが、そう思っているけれど、実は違う。
 実は、その決定は、誰かに影響されてのものであって、
 自分で決定したと、思いたがっているだけ。

 人は幸せなことがあったとき、楽しいことがあったとき、
 それを頭の中で何度も思い返し、快楽を味わう。
 さらに、その快楽を、共有できる誰かに伝えると、よりカ・イ・カ・ン。
 この「自慢」をするため、新たな情報・ものを手に入れようとする。

新しいことに遭遇したときの驚き、

そして、誰かに伝えることができる、新しい話題や、
みんなの共通の話題になるものを求め、人気店やテーマパークの行列に並ぶ。
並んでいる、その行為自体に、快感を感じているかのように。

「あの子可愛いよね」と、誰かの一言。
それがきっかけで、みんなが、我も我もと、好きになっていってしまったりする。
そして、その子は一躍、時の人、話題の中心、スターの座へと上り詰める。
でも、最近は持ち上げられるのも早いけれど、落とされるのもとっても早い……。

芸術自体に絶対的な価値があるわけではなく、
誰かが、その価値をそこに見いだすことで、それを周囲の人が理解していく。
その価値に共感していく、あるいは共感したように思わされていく。
これが、神経経済学から見るゴッホ現象。


自分の持っていたゴッホの絵に対するイメージとの違いに
多くの人が、肩すかしを食ったような落胆をするという。
しかし、多くの人は、ゴッホの絵が理解できない自分を恥ずかしいと感じ、
「やはり、ゴッホは素晴らしい!」等と、心と裏腹のことを口走る……。

ゴッホという偉大な画家の絵ですら、

噂やブランドに騙されない、自分なりの価値観を持つこと。
これは、考える以上に難しいことなのかも知れない。





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Last updated  2007.11.24 14:44:18 コメントを書く
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