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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.12.23
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 たいへん読みやすく、そしてお話としても面白い。
 書いてある内容は、物語のなかでゾウの姿をした神様が語っている通り、
 そのへんのビジネス書に、いくらでも書いてありそうなことばかりなのに。

 主人公は、いわゆるダメキャラ。
 グータラで、「何とかしなきゃ」と思いつつも、
 実際に行動を起こす、遙か手前で立ち止まっている、
 いや、寝っ転がっているような、目立たぬ存在。

一方、ゾウの姿をした神様であるガネーシャは、

一般的な神のイメージからは、ほど遠く、
関西弁であんみつを要求しながら、わがままいっぱいに振る舞う。

「自己実現」を扱ったビジネス書であれば、
金科玉条を披露するが如く、かしこまって書かれている様々なノウハウが、
強烈な個性を持つ二人のキャラクターにより、ストーリーとして再現され、
その様相は、スピーディーなドタバタギャグのコントや漫才を見るかのよう。

「成功したい」「自分を変えたい」と望む主人公に対し、
色々な課題を与え、そのノウハウを伝えてきたガネーシャ。
そんなゾウの姿をした神様が、ダメキャラを脱しつつある主人公に、
最後に残していった言葉が、たいへん印象的。

  「成功だけが人生やないし、理想の自分あきらめるのも人生やない。

   死ぬほど幸福な日も、笑えるくらい不幸な日も、
   世界を閉じたくなるようなつらい日も、涙が出るような美しい景色も、
   全部全部、自分らが味わえるために、この世界創ったんやからな」

  そして、ガネーシャは言った。

  「世界を楽しんでや。心ゆくまで」





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Last updated  2007.12.23 10:50:42 コメントを書く


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