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kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.02.10
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 しかも、時間もそれほどかからずに。
 肩の力を抜いて、気楽に読むことが出来るので、
 気分転換には、最高の一冊です。

 ただし、人に優しくしておけば、親切にしておけば、
 それが思わぬ所で、新規契約や自分にとって大変有益な結果となって返ってくる
 といったことを、あちこちで例示しまくってるのは、
 筆者が、現金な人間と受け止められかねないと心配になりました。

さて、本著の中で、私が、特に印象に残ったのは、次の箇所。


  多くの人の心の奥には、成功を称賛し、失敗をバカにする想像上の観衆がいます。
  しかし、それは、逆効果だというのがわたしたちの意見です。
  第一、観衆は、いないのです。
  どの人も自分のドラマに没頭しすぎるから、他人の目が気になるのです。
  11世紀の学僧アティシャ・ディパンカラはこう言っています。
  「称賛を期待することなかれ」(p.57)

それでも、やっぱり気にしてしまうんだなぁ、これが……。
これさえ気にならなくなれば、とっても気分は軽やかで、心も自由なんだけど……。

  ほとんどの人は、自分の人生を他人の人生と比較します。
  妹は最近また子供を授かったけど、わたしのほうが社交的だとか。
  親友のほうが収入が多いけど、わたしの仕事のほうがおもしろいとか。

  もう比較するのはやめにして、あなたの人生を生きてはどうでしょうか。
  他人が成功すれば自分が負け犬になったかのように考えるのは、やめにしましょう。
  そのためにはどうすべきでしょうか。
  人の昇進をうらやみ、嫉妬心にさいなまれているのなら、その人に花を贈りましょう。
  姉が広々とした別荘を購入したなら、姉を自分の小さなアパートに、夕食に招きましょう。

  豊かな視野から行動を起こそうとすると、豊かな気持ちになれるからです。
  その心の豊かさを感じはじめると、他人の人生なんてそれほど気にならなくなりますよ。(p.60)

「本当ですか?」と、本に向かって、思わず聞き返してしまいました。
私は、そんなに上手く出来そうにないんだけどなぁ……。
ネガティブですか?

  相手の意見を聞き、質問をするときは、その相手を立てて、その意見に敬意を払いましょう。
  「ダメ!」と一蹴して相手に口ごたえさせないような態度を取らなければ、
  相手にもこちらの意見に耳を貸す状況が生まれます。
  わが子と真正面からぶつかり合うのは、つらいかもしれませんが、
  それは、親の究極の権利なのです。(p.140)

有無を言わせぬほど、完膚なきまでにねじ伏せても、
お互いにとって、良い結果には結びつかないと言うことでしょう。
やはり、多少なりとも、相手が身を引き、逃げ込める余地を残しておいてあげないとね。
まぁ、これぐらいは、ちゃんと実践しなくちゃいけないと思います。

  楽観主義者は、売り込み電話で断られたとき、相手が恐らく多忙であるのだろう、
  または、機嫌が悪いのであろうと自分自身に言い聞かせます。
  それは、一時的な現象であり、自分の能力とは関係なく、
  たまたま運が悪いことに相手の都合の悪いときに電話をしてしまったと解釈します。
  または理由についてはまったく考えもせずに、次の電話をかけるでしょう。(P.156)

この後、悲観主義者の場合について述べられているのですが、
どんなことが書かれているのか、だいたい想像がつくと思います。
めざせ、ポジティブ・シンキング!!
(ただし、過度に楽観しすぎるのも考えものだとは思いますが……)

  今日、人々の間で無礼の度合いが史上最悪になっています。
  2005年10月に発表されたアソシエーテッド・プレスの世論調査によれば、
  アメリカ人の70%が20年前よりも無礼になっていると感じており、
  最大の反則者の例として、大声で話す携帯電話利用者、駐車スペースを横取りする者、
  公共の場で汚い言葉づかいをする者を挙げています。
  これらの反則をする人の多くは、なにも悪い人たちではありません。
  ただ、気づいていないのです。(中略)
  誰もが自分独自の映画の中で主役を務めているようなもので、
  他人にもそれぞれ独自の映画があることを忘れているのです。(p.206)

最後の言い回しが、私は、とっても気に入ってしまいました。
そして、アメリカでも、日本と同じようなことになっているんだなと、改めて知りました。
それとも、ひょっとすると、どんな場所でも、どんな時代でも、こんな風に
「昔に比べて今は……」と考えがちなのかもしれないとも思いました。





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Last updated  2009.02.11 01:03:42 コメントを書く


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