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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.04.25
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 しかし、なぜ、こうも「14歳」なのか?
 著者には2歳の娘さんがおり、その娘さんが14歳になった時に、
 自分がどんなことを語るだろうかと考えながら、この本を書いたという。

 「14歳」。日本では、中学2年生になった年に迎える年齢。
 中学1年生(13歳)のような、入学したての初々しさや緊張感は失われ、
 中学3年生(14歳)のように、進路という具体的目標に向け、頑張る状況にもなく、
 「中だるみの学年」とよく言われる、第2反抗期・思春期真っ直中の年齢。

「14歳」になると、それまで(13歳)と、何がどう違うのか?

14歳になったからといって、日々の生活の中で、特に大きな変化は感じられない。
ただし、警察の厄介になるようなコト(犯罪)をしでかすと、話はチョット別。

それは、「13歳」までなら、あくまで「触法少年」で済むということ。
警察に捕まったとしても、カサイ(家庭裁判所)に行くことも、
カンベツ(少年鑑別所)や、ネンショウ(少年院)に行くことも、ほとんどない。
ジソウ(児童相談所)通告されて、通所指導は受けなきゃいけないけれど。

でも、「14歳」になると、突然、「犯罪少年」ということになってしまう。
カサイもカンベツもネンショウも、何でもありだ。
ただし、現在は、平成19年に、少年法が改正されたため、
14歳未満でも、大きなコトをしでかすと、上記機関にお世話になる可能性がある。

昔、「成人式」として行われていた「元服」の儀式を行う年齢には、

江戸時代の武家においては、14歳~15歳位が、適齢とされていたらしい。
今も、「14歳」には、そのイメージが残っているということなのかもしれない。

   ***

さて、本著の内容とは、全く関係のないことばかりを、ウダウダと書き連ねてしまったが、
本著を読んでみての感想は、『「みんな」は誰から誰までを指す?』とか、

また、「衆愚政治」「エリート」に関する記述では、著者の社会を見る目がどんなものか、よく判った。

さらに、「恋愛」と「性」についてのお話し、
「仕事」と「生活」についてのお話しも、たいへん興味深かった。
なかでも、『「仕事で自己実現」の考えを捨てろ』、「君に向いた仕事なんてあるの?」、
「<仕事>が<生活>なんじゃない」のタイトルは、強烈に心に残った。

あと、<生>と<死>の問題についても、
私自身が、最近、この手の本を、よく読んでいたので、たいへん興味深く、
著者の体験談も、とても参考になった。
ただし、「<自由>への挑戦」の章は、かなり難解で、14歳には無理だろうと思う。





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Last updated  2009.04.25 15:40:01 コメントを書く
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