乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.11.07
XML
カテゴリ: 文芸
『パパとムスメの7日間』 の続編である。
 あのお話しから2年が経ち、小梅は女子大生に。
 ケンタ先輩との清い交際は、まだ続いている。
 語り口調も、ちょっと大人に近づいたようだ。

 恭一郎は、新設された新商品企画開発部の部長になっていた。
 部内には、あのレインボー・ドリームを開発した時と
 ほぼ同じメンバーが集まり、平和で穏やかな日々を過ごしている。
 何と、あの西野さんまで、そこにいるのだ(信じられない!!)。


3人は大雨の中、近くに落ちた雷の衝撃によって、心と体が入れ替わる。
パパの身体にムスメの心が、ママの身体にパパの心が、ムスメの身体にママの心が。
前回に比べ、相当に複雑。

初めての経験故、最も混乱してしまった理恵子は、
お話し全体を通じて活躍度がやや低調で、あまり良いイメージが残らなかった。
ハンバーガーショップでのバイトが上手くこなせないだけならまだしも、
調子に乗って酒を飲み過ぎ、昔懐かしい曲に合わせ踊りまくるだけでは、あまりに寂しい。

それに対し、前回と同じ状況となった小梅は「勝手知ったる」とかなり余裕を見せつける。
会社で行動を共にするメンバーがほぼ同じという幸運にも恵まれていた。
それでも、中嶋に、新開発商品「スイッチ」の商品リストから原材料だけを抜き出し、
まとめておいてくれと指示したのは、駆け出しの女子大生にしては少々出来過ぎか。


最も際立った活躍を見せたのは、理恵子の身体を借りたままの恭一郎。
理恵子の姿のまま、商品研究所部長の室田を訪ね、
真実を語ることを迫った際の言葉の数々は、まさにMVPものである。

さて、冒頭部分と関連づけられた、親子3人・絶体絶命のシーンのオチは、
ある程度予測がつくものとはいえ、誰もが納得するものだろう。

今度は、理恵子がMVPを獲得できるようなものにして欲しい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.11.07 21:38:51 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: