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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2011.06.26
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 ノンフィクションと言いながら、他書からの引用や、
 わずかな資料からの、著者による推測が大半を占める書籍も時に見られるが、
 本著は、そのようなものとはまるでレベルが違っていた。

 丁寧な取材の積み重ねと、多くの資料の分析の上に成り立っており、
 その密度の濃い記述からは、中内氏の人となりが目に浮かぶ。
 また、ダイエーという企業が、いかにして時代の波に乗り、発展していったか、
 顧客意識の変化に気付けず、売り場モラールも低下して、低迷していったかも。

   ***

『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」(上)』
ブログに貼りつけてある画像とリンク先には、実は誤りがある。
と言うのは、画像とリンク先は、ちくま文庫の『完本カリスマ』であり、
私の手元にあるのは、新潮文庫版だからである。

その違いは、出版社の違いだけではない。
新潮文庫版は2001年5月1日の発行。
その元となった単行本は、1998年7月に日経BP社から刊行されたもので、
それに「第6部 懊悩と終焉」を増補したのが、新潮文庫版である。

新潮文庫版の第6部とエピローグは、p.353~p.474にも渡る。
そして、2009年10月に発行された、ちくま文庫版『完本カリスマ』(下)には、
さらに「第7部 終焉と残照」が続く。
そこには、ダイエーの産業再生機構入りから解体、中内氏の死までが新たに加えられている。



私は、新潮文庫版を読み終えてから、その事実を知った。
もちろん、機を改めて『完本カリスマ』の「第7部 終焉と残照」は、読むつもりである。





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Last updated  2011.06.26 11:47:36 コメントを書く


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