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Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2011.07.17
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カテゴリ: 文芸

 私が雫井さんの作品を読むのは、何とこれが初めてである。
 『犯人に告ぐ』や『クローズド・ノート』位、読んでいてもよさそうなものなのに。
 なぜ、こういう事態になったのか、自分としてもよく分からない。

 今回は、本作の広告を新聞で見かけ、早速購入に至った。
 読んでみると、なかなか独特の世界観があり、一気に読み終えた。
 事件の真犯人は、早い段階で、誰もが気付くことが出来るものであるが、
 途中で、読者の疑念を生じさせるべく、結構強引な記述も施されている。

そして結末は、私としては「スッキリ!」とは言い難い。

現段階で、『犯人に告ぐ』や『クローズド・ノート』を、
早速手に取ってみようという気持ちは、湧き起こらなかった。

これまで雫井さんの作品に手が伸びなかったのは、
そういう気配を、自分自身が、何かから受け取っていたからなのだろうか。
そして、作家と読者との相性というのは、やっぱり結構強烈なものらしい。
そんなことを、ふと思った。

そうそう、本作で一番心に残ったのは、原作とその映画化された作品との関係性について。
「そういうことになっているんだ」と、目から鱗の新たな発見。
映画作品に、原作の世界をそっくりそのまま求めるなんていうのは、
大いに筋違いのことなのだと、認識を大いに改めさせられた。





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Last updated  2011.07.17 13:00:36 コメントを書く


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