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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.05.13
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カテゴリ: 文芸

 今シリーズの主人公は「人物」ではなく「もの」。
 そして、それは目に見える「もの」もあれば、見えない「もの」もある。
 それは、古代ローマの陰の主役「インフラストラクチャー」。

 他のシリーズとは一線を画する、趣の違ったものとなるため、
 著者の塩野さんも、その執筆に当たっては、随分逡巡されたようである。
 そして、冒頭「はじめに」では、今シリーズの執筆に至った経緯と共に、
 読者に対し覚悟を促す「4つのお願い」までした上で、本編に突入している。

そして、塩野さんの宣言通り、

上巻で言うと、p.33からp.64まで、下巻ではp.161からp.200にかけて、
カラーの写真や地図、説明図が、ひとまとめにして掲載されている。

これらの部分については、カラー印刷をするため、厚みのある上質紙が使用されている。
さらに、その他のページについても、白黒ながら写真や地図、図の登場頻度は頗る高い。
そのため、これまでのシリーズに比べ、掲載文字数はかなり少なくなっているはずで、
文章だけを読み進めようとするのであれば、あっと言う間に読了できる。

しかし、塩野さんが期待するように、写真を眺め、地図を読み込むことをしようとすれば、
人により随分違いがあろうが、かなりの労力を要する作業となるはずだ。
ただ、その労を厭わなかった読者には、これまでのシリーズに登場した様々な人物や場面が、
よりリアリティーをもって、鮮明に蘇ってくるのも確かである。





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Last updated  2012.05.13 09:56:28 コメントを書く


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