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Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2025.05.02
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 2019年に日本語訳が発行されると、日本でも大きな反響が湧き起こりました。
 頁数は287ですが、手にするとずっしりとした重みを感じます。

 読んでいると穏やかに、そして心が落ち着いてくる、
 そんな風に感じながら、肩の力を抜いて読み進めていましたが、
 ページを捲る毎に、著者が社会に対して抱いている想いが伝わってくるように。

   ***

著者は、「世の中が決めた正解に屈してはいけない」(p.97)で、
韓国人は、朝鮮戦争の後遺症である「6・25心性」と反共主義の影響で、

数字で表された目標に突き進む国家のやり方が、個人の生活スタイルとしても定着したのだと。

高いハードルの先には、ひとつの正解が用意されており、
正解すれば病的なまでに褒めたたえられますが、間違えたらとことん侮辱されてしまう。
そんなスタイルは、正解とされた少数派の傲慢と、誤答とされた多数派の劣等感が凝縮された、
病み切った社会を生み出すことになったのだと言います。

  みんながスリムになることはできない。
  みんなが愛される性格になることもできない。
  みんなが名門大学を出て大企業に就職することもできない。(中略)
  もしも社会が、そして世の中が、
  あなたにひとつの正解を押しつけてくるなら、
  その理由を聞いたほうがいい。

  その正解の前におじけづいて、自分の価値を下げてはいけない。(中略)
  私たちは自分なりの答えを持つ権利がある。
  それは誤答ではなく、各自にとっての正解だ。(p.100)

「すべての人に理解されようとしなくていい」(p.157)
「身軽に生きよう」(p.244)

「みんながそれぞれに幸せになる」(p.255)における記述にも、大いに心を揺さぶられます。





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Last updated  2025.05.02 09:22:01 コメントを書く
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