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2004年05月01日

元祖100冊の本「岩波文庫」

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カテゴリ：本の話題

だと思うんだけど。

昨日の「銀の匙」つながりで。この本自体が古く1962年発行の岩波文庫なのだが、その奥付の後ろに100冊の本がのっていて懐かしいなーとみているうちに、私その「100冊の本」の冊子持っているではないかと思い、探し取り出してみる。

こういうパンフレットを大事に取っておく、本好きの所以だね（笑）

「100冊の本」岩波文庫より（1961年初版）非売品

ちょうど、ガリ版ずりの卒業文集のような体裁。（といってもこの節、文集も立派だろうから形容詞としても死語だねー、とぼやく）とにかく、現在の新潮社の「100冊の本」のようにカラー刷りのきれいなのではない。

その古い古いものの中身のこと。（前おき長いね）
当然時代を反映している。
その選ばれたる100冊の本の題名を見てひとり感慨に耽る楽しさよ、なのだ。

ちなみに、私は40冊ぐらいかな。といっても何があるのかがわからなければ意味ないが、後でページにでもしようかなー。

所詮、元祖100冊の本といっても、この古い冊子のまえがきに大内兵衛氏がお書きになっているように、

『これは岩波書店のセールスマンとしての公言で「この100冊のうちには諸君が読んでおいて損のない本が幾冊かはありますよ」というぐらいの意味』

という、商業広告の一環にのせられているのものではあるが。

ふたたび大内兵衛氏のことば

『文庫の目録とこの100選とに対して自分のよんだ本、これからよむ本を、しるしをいれて行くと、何か自分の人生の目次を見るような気がしないではない。「人生は落丁のある本だ」といった人もいるが、落丁があっても、本の目次はおもしろいのである。』

が私の気持ち。

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