わたしが中学生のころ、変な行動をしてしまうことがあった。
学校から家に帰ると、カバンに入っている文房具を全部洗いってしまわないと、落ち着く事が出来なくなった。
まず手を石鹸で綺麗に洗い、その次にセルロイドのふでばこ、鉛筆、消しゴム、定規、したじきなどを、はてはコンパスまでも何回も何回もすすいで洗うのだ。
そうしないと、いてもたってもいられない。そんなことは変だ、と自分でも気がついていて、母親にわかったら叱られると思い隠れてまでもしてしまうのだった。
そのころの中学生は(今と違って)情報が少なくて、精神的な何かだとは知る由もない。今なら、思春期の情緒からくる微かな不安とでもいったものだったろうとわかる。
何だかわからないけれども、誰にも言わずじっとこらえて治してしまった、その経験はつらかったけれども、なにがなし自信にもつながったらしい。
だからそれ以来、そうやってひとりで解決してしまうことになってしまった。とくに自分の意識内のことは。
母親には「手のかからない子」「何を考えているのかわからない子」と思われた。こころを閉ざしていただけなのだが。
大人になればそんな事はもうどうでもいいけど、別のバージョンでまたぞろもたげてくるから困る。
気質というのは変らないもので、知識を持ち経験も豊富なはずなのに悩ましいことよ...。
代表になるには実力がなければならない 2008年01月24日 コメント(8)
塀の中 2008年01月11日
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