朱い点1つで「えくぼ」を表現している究極のミニマリズム。( 初春のお菓子ですが~)
真ん中は、紅でお化粧していて、思わず笑みがこぼれる、
えくぼができちゃいそうな和菓子です・・
まず、笑凹。えくぼと云う。ほのぼのとした面白い名前。
裏千家の玄々斎好みだとか(十一世玄々斎宗室)。赤小豆の漉し餡を入れた、薯蕷饅頭。
上部を少し凹(くぼ)ませて、笑凹に見せ、ちょっと紅をつけたもの。
凹まさずに、紅だけをつけたものもあり、それは「お福」、「笑顔」などと呼んでいる。
笑顔以外にも「おちょぼ」なんて言われたりもします?
白い薯蕷饅頭の上に赤くて丸い(もしくは十字の)文様がある物を言います。
薯蕷とは山の芋、つくね芋、長芋のことを指します。
ネバネバしたあれですね。
薯蕷饅頭は上用饅頭(こちらのほうが一般的になりつつあるようですが、本来違う物の様です)とも書き、薯蕷を米粉や小麦粉に混ぜて使い餡を包んで蒸して作ります。
薯蕷饅頭は作るのが難しいので、菓子屋の腕がわかるお菓子だと言われていたりします。
ちなみに主菓子で真の格にあたるのは薯蕷饅頭だと聞いたことがあります。
お菓子にも格があるんですね。
真っ白い薯蕷皮に中はほんのり紅餡で、紅白に仕立てる~大好きなお菓子の一つです。
頂きに窪みを作り、こなしや練りきりの小さな紅色の玉を飾ります。
この小さな丸ぽっちが何とも愛らしいですよね。 そして、この窪みがえくぼを表現しているのですが、ただ赤い点をつけただけのものもあります。 元々中国では白い饅頭のてっぺんに赤い点をつけるのは魔除けの意味だったらしいです。 魔除けは笑顔へと変化したのです。
I `m sorry ・ Please forgive me ・ I love you ・ Thsnk you
|// 窓 //|●´з`) <コッショリ アリガト ☆ )
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