古代から伝わる染色方法、草木染め(くさきぞめ)。
伝統工芸としての価値がありながら目にする機会があまり多くない草木染めですが、近年、サスティナブルな視点から改めて
注目を集めているのをご存知ですか?
草木染めとは、化学(合成)染料を使用する染色方法に対して、果実や植物などの自然由来の染料を使った染め方のことを指します。
その歴史はとても古く、中国やヨーロッパでは紀元前から行われていたことが分かっています。
日本では縄文時代頃には天然染色の技術があったとされ、その後も海の向こうから伝わる新たな技術を取り入れながら、日本の染色は急速に発展しました。
さらに日本独特の曖昧さを楽しむ文化・美意識と重なり、平安時代には既に 100
以上に及ぶ色に名前をつけて区別し、染色の
手順や分量が記されていました。
こうして、歴史を重ねるごとに日本の草木染めの高度な技術は確立され、現代まで受け継がれていきます。
・‣…
草木染めの
ストール
‣…染色家の
K
さんは桜に魅せられた人で、ある仕事の最中に草木染を知り、神秘な色に魅せられ、染色の修業を始めた…植物は、さまざまな色素を持っている。それを抽出して染色するのが草木染です。
植物の色を花の色で知る。しかし、黄色の花を咲かせるからといって、その植物を使えば黄色く染まるかというと、必ずしもそうでない。では、花で染めればいいかといえば、それも完全な答えではない。花の色素は、布を染めるほど強くはない。
木だと、幹や枝の中に、さまざまな色素といっしょに花の色素もかくれている。
そこから花に色だけを取りだすのは至難の業。しかし、
K
さんは、桜の木から桜色を取り出すことに成功した。
…桜のピンクは、花の咲く前の小枝の中に潜でいます。ですが、どの小枝でもいいわけではない。
若くて素直な小枝がいい、不思議なもので、老木の小枝でも染まる場合があれば、若木の小枝でも染まらない場合もある。
老いと若さというのは、実年齢だけでは測れません。人間も同じですね。じっくり見定めて選んでいます。
(工房 夢細工より)
花びらの色を取り出すのは困難・・・
多忙な日々の合間にほっと一息・‣…ファッションにもサスティナブルかつエシカルな観点が求められる今、人にも地球にも
やさしい草木染めを取り入れてみてはいかがでしょうか。
I `m sorry ・ Please forgive me ・ I love you ・ Thank you
ε =ε=(*b´ ∀ ` )b♪WELCOME♪d(´ ∀ ` d*)=з=з
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