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「10年前の今頃、あなたは何をしていましたか?」 10年前の今頃と言えば、ちょうど「阪神大震災」(1月17日)や「地下鉄サリン事件」(3月20日)の頃。その時、私たちは、世紀末の気配漂う大事件に遭遇していた(Wikipedia)。一方、身近なことに目を移すと、当時、好きだったテレビ番組「世界ウルルン滞在記」(TBS:4月~)や「大地の子」(NHK:11~12月)といった、海外の生活や歴史を映し出したドキュメンタリーやノンフィクションがあった。これまでの生活を一変して、自分の視野を拡げるために尽くそうと考えたのも、この時期だった。その後、お金の掛かるクルマ生活に別れを告げて、外国語を学びながら留学生活も考えていたが、実際には、その2年後に最初に勤めた会社を辞め、やはり、最初の会社を自分たちで興した。それを後押したのも、デザインの道具がマーカーからパソコンへ変化した、この時代性に起因している(Power Mac 8100)。インターネットを使って個人が事業を興せる時代。私たちは楽天やライブドアと同じ年に、あるビジネスモデルを手にベンチャーを立ち上げた。それ以来、私たちの発想や行動のスピードや拡がりは、CPUや通信の処理能力と共に急速に加速する時代をたどる。「先週の今頃、あなたは何をしていましたか?」 そう聞かれとしても、正直、今の私にはすっきりとした答えを見つけることが出来ない。特に仕事の現場などは、1個人が1日に処理すべき物事の量が、10年前と比較すると10倍にもなるのではないだろうか。1日単位のスケジュールは、15分刻みの予定が縞模様をつくっている。週単位になると、それはまるでペルシャ絨毯のようだ。 今、もの凄いスピードで、もの凄い量の出来事が流れてゆく。先日、ある人が言った「スケジュールソフトに残るログだけが、唯一、今の自分を正確に表現できるツールになっている」また、別の人も言う「今の生活は、高速道路をずっと走り続けているようなものだ。本来、人間が備えている運動能力、つまり、自分の脚で歩いたり、走ったりすることとは大きく異なっている。これから先、その結果として、自分たちの身に何が起こるのか、私たちはまだ知らない」と。未来の自分を語る前に、先週の自分を一言で語るための方法が欲しい。これに対して、ひとつ言えることは「ブログ」を書くという行為が、それに近いところにあるということ。しかし、自分では、まったく出来てはいないが…^^;
2005年03月26日
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