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バイク＆スクーター廃車と名義変更

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2004年08月12日

　日本よりのエジプト審判のおかげで、予想よりはマシな負け方をした。この敗戦は実力差をそのまま表している。

　山本監督は選手の士気のためメダルとか３６年とか言っていたが、あれは言いすぎだった。日本は、ブラジルを潰して南米から出場したパラグアイ、欧州王者イタリア、アフリカ王者ガーナという一番きびしいグループに入っている。

　そのことの現実を突き詰めれば、サッカーファンで日本がメダルどころかグループ突破が出来ると言う人は少ないはずと、勝手に思う。グループ突破は運があればとか、奇跡が重なればといったところだろう。国内で騒ぎすぎたのでグループリーグで落ちて帰国してきたときの落胆が大きいのではないかと心配。

　まずは緒戦のパラグアイに全力を注ぐべきだったが。日本はオーバーエイジなどの問題でロスが大きかった。

　さて、日本の先発メンバーは

　　　大久保　　高松
　森崎浩　　小野　　　　徳永
　　　　阿部　　今野

　　　　曽ケ端

　私も日本のグループ突破を願っている。パラグアイは強力なオーバーエイジの攻撃陣とそれを信頼した忠実なコントロールのＦＷを擁し、日本のDF陣とは緊急局面でボールに接した際の一瞬に大人と子どもの差を見せ付けた。
　試合開始2失点ぐらいまで日本の選手は芝に滑ったりパスのボールがずれたり短くなったり。しかし小野とパラグアイの選手は平気でコントロール。このあたりは、このレベルの選手たちの中でさえ、さらに上のボールコントロール技術があるということを、小さい頃からどれだけボールと戯れてきたかということが前半の試合を分けた。

　前半５分にＤＦ那須の目測と判断ミスからヒメネスに奪われ先制を許す。25分にはＦＫからカルドーソ、37分にもカルドーソに決められた。
　前半で１―３の劣勢　日本は小野のPKの一点。

　このまま試合が終わるかと思われたが、後半さらに日本にPKが与えられ小野が決め、２－３のあと、後半17分にトーレスの強烈なシュートで差を広げられる。だが、後半35分、交代出場の田中達の突破から大久保が決めて１点差で終了した。流れの中から一点取れてよかった。

　このチームの悪いところが出てしまった。GKが曽ケ端のため、DFもヒヤヒヤ。ファインセーブが一度有ったのが救い。上手く流れを読めず、審判の特徴も掴めていなかった。円陣を組んでも曽ケ端はおとなしく聞いていただけ。何のために呼んだのかな？　那須のミスにも「左から来ているぞ！」とGKの指示の声がなかったみたい。林や黒河の方が安定感があるというのはどういうわけだ。Ｊリーグでもポカが多い曽ケ端。スパーセーブよりも当たり前のプレーをして安心して観させてほしい。こうなったら曽ケ端を応援するから。

　日本は南米予選でも失点の少ないパラグアイから流れの中から１点取った。それは素晴らしい。だがオーバーエイジのＦＷに対して私は前にもDFの経験不足を指摘していた。アジアでは出来た守備でも個人技で突破してくるアフリカ、南米にはきびしい。何度も、左サイドの那須、ポジションチェンジした阿部のサイドが狙われ、そこから３失点。

　小野伸二のボールコントロール、アイデア、自在のパスには両チーム２２人の中で際立っていた。しかしそういえば伸二のミドルシュートは普通だった。平山相太の手を使う癖は全く修正されていなかった。手を使って、胸で受ける、ジャンプして手で相手を押さえる癖がありまたもや大事な場面でファールとなった。

　問題は、アジアとは違い、人数がいても、相手のオーバーエイジとその組み合わせに突破される日本守備陣。これに対して対応策がなかった。一対一で押され気味、2人いっても抜かれる場面あり。南米らしい味な技術を持ったパラグアイ選手相手に、なかなかこの年代では辛かった。

　田中達の突破から大久保が決めて１点獲った、あの流れの中からの１点が取れて本当に良かった。パラグアイから3点取れるチームは南米予選も今大会においても、この日本以外にはないだろう。昨日の女子にもいえるが日本はアテネの湿度の低い乾いた暑さの中、信じられないぐらい全員がよく走って連動した攻撃を見せ付けた。

　幸いにも得失点差は１、総得点も多い。次のイタリアは日本が勝つと思う。ここに勝てなかったら他に勝てる相手はいない。２つ勝たないと泣いて帰国することになる。そんな目に合わせたくない。応援しよう。　

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