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2025年4月13日、昭和天皇実録第十六(巻五十二~五十五)読了。 副題:自昭和四十九年至昭和五十三年全部で18巻だから、あと少し。一冊で5年と一気に進む。昭和49年。「賜謁」は「拝謁」と変わらないから「拝謁」にするとか、「御会釈」をつかうとか、言葉使いの変更が出てくる。3月11日の所に、小野田元少尉が翌12日に帰国すると侍従長が報告に来た。フィリピン国民の理解等により無事発見されたことをありがたく思うこと、小野田元少尉には体に気を付けて今後に処してもらいたい。昭和50年。9月30日から10月14日、米国訪問。直前に皇太子が国事行為の臨時代行となる。74頁を使って記述されている。11月21日靖国神社と千鳥ヶ淵戦没者を参拝。靖国神社参拝はこれが最後となる。昭和51年。1月20日の所に、文芸春秋2月号掲載の宣仁親王の発言に疑義を持ち侍従長に色々と確認していて、これに関して、戦前から戦後の回想を語り侍従長が整理してまとめたものを見せて確認した後に拝聴録9冊及び結語を纏めた。侍従長による拝聴は昭和60年6月頃まで続けられ、拝聴録の追加及び整理が行われる。昭和52年。特になし。昭和53年。1月14日伊豆大島近海での地震により須崎御用邸の一部が損壊したため、行幸中止。7月12日皇后の公務軽減で、国民体育大会、各国離任大使夫妻の御引見が今後なくなる。10月16日長野国体でバドミントンを観戦し、この年獲得したユーバー杯をご覧になる。この頃のバドミントンは強かったな。私の読書記録索引はこちらをクリック。
2025.04.13
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2025年4月9日、図解でよくわかる菌ちゃん農法(吉田俊道/著)読了。奥付を見ると2024年2月1日第1刷発行となっていて、私が手にしたものは2024年7月10日第6刷発行となっている。表紙をめくると、長崎県佐世保市の里山にある農業法人”菌ちゃんふぁーむ”は、これまでの農業の当たり前を変える畑づくりで注目され、年間1000人を超える視聴希望者が訪れる。また、東京大学、九州大学、新潟食糧農業大学、福岡教育大学での研究も始まっています。菌ちゃんふぁーむの約3ヘクタールの農地で有機栽培された野菜は、無農薬でも、防虫ネットがなくても、アオムシがほとんどつきません。それは”菌ちゃん農法”で育てられた野菜がものすごく元気だから! ご存じでしたか? 本当に健康な野菜は虫を寄せ付けないんです。 元気野菜はビタミン、ミネラル、ファイトケミカルがたっぷり。 甘みが強く「ぜったいにやさいなんてたべない!」といっていた子どもも、「味がちがうよ!」と手を伸ばします。 そんな菌ちゃん農法の秘密は”土”にあります。 土づくりに使うのは、雑草やタケなどふつうは捨てられてしまう有機物。 微生物(菌ちゃん)が、その有機物を食べて、ふかふかの最高の土にしてくれるんです。 しかも菌ちゃんは化学肥料どころか、有機肥料さえも使わずに野菜を育ててくれます。と書いてある。まえがきに、肥料の主成分である窒素ではなく、炭素成分が多い資材を使って土づくりを行うというのが基本。1年目からしっかり収穫でき、同時に土もよくなっていき、時間が経つほど土ができて、どんどん健康な野菜を育てやすくなります。と書いてある。肥料が高騰して大変だというが、肥料をお金を出して購入して土を駄目にして、野菜をひ弱にして、害虫を呼び、育てたい野菜を土に返そうとしているのは本末転倒。肥料は要らない。身近に存在しているものだけで土は豊かになるし野菜は元気になり元気な野菜には虫は来ない。虫は弱いところにきて弱い野菜を分解して自然に返そうとする自然界の働き。佐世保市の「私立保育園マミー」では菌ちゃん農法での野菜作りもやっていて、給食で使っている。これを始める前に比べて病気で休む園児が10分の1になった。土作りと言えば堆肥を鋤き込んで、と言うのが一般的だが、菌ちゃん農法では、通常は厄介者とされる、雑草、タケ、剪定枝などの有機物を使う。おわりに、として今なお農家の間では、畑を頻繁に耕して、その都度、化学肥料をたっぷりと施すのが主流です。そして、虫が付いたら殺虫剤、病気が出たら殺菌剤を散布します。こうした栽培では、菌ちゃんは活躍する場面はあまりなく、むしろ、どんどん減っていきます。肥料を入れないので、川や海の富む栄養化が止まり、温暖化を促進する亜酸化窒素の発生が激減し、飲料水の硝酸濃度も減ります。農地から発生するとされるCO2も、逆に空気中のCO2を野菜が吸収するので減ります。などなど書いてある。私の読書記録索引はこちらをクリック。
2025.04.09
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