熊本 ひかりゼミナールのブログ

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2025/12/03
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カテゴリ: 高校入試情報
火曜夕方のニュース。
熊本県立高校定員削減の
具体的な方針が決定。

(yahoo/TKU)

2027年度(現中2対象)入試
済々黌・第一・西・東稜・大津
5校でそれぞれ1学級40人を削減。


2028年度(現中1対象)入試
熊高・第二・北・玉名・人吉
5校でそれぞれ1学級40人を削減。

先月の記事 ​で
熊高・済々黌・第一・第二・北高は
定員削減しないだろうと書いた。
何のことはない、上記5校全てが
定員削減の対象となっている。
それだけ少子化が進行するってこと。

熊本西・東稜・大津・玉名・人吉の
5校は定員を削減されても
ほぼ何も影響はないだろう。
この5校は定員割れかそれに近い状況。

問題は
熊高・済々黌・第一・第二・北高で
どのような変化が起こるのか?

考えられる一点目は
入試の合格点が上がること。

じゃあ、何点ほど上がるのか?
このヒントは済々黌の合格者数に
あると見ている。

定員400人の済々黌の実際の合格者数は
過去10年で411人から415人。
この定員超過分が意味することは
同点での合格だろう。

仮に済々黌受験者の入試395位が
180点だったとする。
当然179点も複数いることになる。
同点の受験者を全員合格させると
411人から415人の範囲となる。
本当は評定も1/5で関係するし
補正も入るのでもう少し複雑な点数になる。

ということは、入試の合格ラインには
同点で20人ほどがいることになる。

そこに40人の定員削減となる。
単純に計算して2点
多めに見積もっても3点の
合格点の上昇となる。
ただし普通科320人の第一と第二
普通科280人の北高はもう少し上がる。

考えられる二点目は
大学の進学者数の変化。

例えば熊高の2024年度の
国公立大の合格者数は290人。
単純にこれが10%減る。

じゃあ、東大・京大・医学部の
合格者数が減るのかというと
これはほぼ影響なしだろう。
熊高から東大・京大・医学部に行く生徒は
高校入試時点で合格ラインギリギリにいない。

だから40人の定員が削減されても
各高校の上位の大学進学者数は変わらない。
最下位付近の生徒の進学実績が
少なくなるだけ。
ただし​ 働きアリの法則 (Wikipedia) より
最下位付近の進学がゼロにはならない。

見過ごされがちな悪い点は
部活動の部員の減少。
逆に良い点は空き教室の増加による
文化部の部室の増加。

熊高剣道部は先日の新人戦で
団体戦のメンバーが不足して
合同チームで出場した。
OBとしては心配で残念な思い。
まあこれは定員削減に関係ないけど。

もう一つ悪い点は
随兵(ボシタ祭り)や同窓会の
幹事学年のときに人数が少ないと
一人当たりの負担が増えること。
まあこれは熊高の場合は
20年以上先なのでそのときの
後輩たちが工夫すれば良いか。


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Last updated  2025/12/03 01:47:39 AM
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