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9年前娘に誘われて行った画鬼暁斎展で初めて出会って魅せられた河鍋暁斎の作品が観られるらしいと知って、本日のお散歩コースにまた丸の内仲通りをチョイス。目指すは明治安田生命ビル(丸の内 MY PLAZA)内の静嘉堂文庫美術館で開催中の「画鬼河鍋暁斎×鬼才松浦武四郎」です。このビル昨年12月にクリスマスツリーを見にきましたが、見上げると天井部分がガラスになっているところがあるし、一階は吹き抜けで、とても広々、開放的です。仲通りから入って左手奥にある「明治生命館(国の重要文化財)」の一階に美術館の入口が。チケットを買って入ると吹き抜けのロビー(ホワイエ)の周りに4つの展示室がぐるりと囲むようにあります。松浦武四郎さんはお名前すら存じ上げませんでしたが、明治時代の探検家とでも言えばよいのでしょうか。鬼才とあるように多才で活動的な魅力ある人物だったようで、蝦夷地を探索して北海道の詳しい地図を作り、北海道という名前の名付け親だとか。生誕地三重県松阪市に松浦武四郎記念館があるようです。おもに三菱財閥の公益財団法人静嘉堂と松浦武四郎記念館所蔵品90点余りが展示されていました。メインはチラシにもある通り、河鍋暁斎の描いた「武四郎涅槃図」です。登場人物盛り沢山の上、武四郎さんのコレクションの数々、大好きな生き物も一杯描き込まれて(猫もいま~っす)、楽しくて見応えたっぷりの大作で、そこに描かれたコレクションの実物が同じコーナーに展示されているのが面白いです。涅槃図に描かれてあるものの一部制作年1886とあるので、亡くなる2年前にご本人が河鍋暁斎さんに依頼したものということでしょうね。画中の松の木に巾着袋のようなのがひっかかっているのですが、その実物がこちら↓。仕覆 蒔絵鏡筥 中にはこの首飾りが入っているらしい。愛用品で涅槃図でも首にかけているネックレス(大首飾りとありました)。私が個人的に一番惹かれたのは武四郎さんが日々ステッキ代わりにご愛用なさったという洋傘です。ブルー地に白い布が縫い付けられ、そこにあるドクロの絵は河鍋暁斎さんが描かれたものだそう。骸骨図縫付傘いっぱいに開いたら、破けそうな生地の古さ、留め具に普通の二つ穴ボタンがついていたり、縫物好きとしては手縫いの糸目に心惹かれました。(傘ながら重要文化財だそうです。)河鍋暁斎作品はこのほか全部で7点ありました。静嘉堂文庫美術館はワンフロアでバリアフリーのとても見て回りやすいミュージアムでした。(展示室4以外は撮影OK)さぁて、まだ早いからお買い物でもして帰ります。この時期の丸の内仲通りはグリーン一色なのね。(ハンギングフラワーはなし)これもまたいいかんじ。♪※静嘉堂文庫美術館公式サイトhttps://www.seikado.or.jp/
2024年05月31日
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朝のテレビで東京ステーションギャラリーでの「どうぶつ百景」展を紹介していたので、猫の絵もあることだしと、ぶらっと行ってみることに。チケットと引き換えに渡されたもの↓大規模改修工事で長期休館中の両国にある江戸東京博物館の所蔵作品が展示されているようです2022年にパリで好評を博した「いきもの:江戸東京動物たちとの暮らし」展の凱旋帰国展だそうです。江戸時代の錦絵や屏風絵などで動物が描き込まれてある作品をいくつかに分類して展示してありました。クジャク柄の綿入れや亀模様の振袖、可愛い鼠がついている簪、螺鈿の昆虫柄の印籠、郷土玩具なども沢山展示されてました。犬、馬、鳥が多いですが、江戸時代では珍しかったであろう象や虎もあり、猫入りの作品もいくつかありました。猫入り錦絵の絵葉書を一枚購入してきました。 風俗三十二相 うるささう(32枚組美人錦絵の中の一枚)作者:月岡芳年前期(4/27~5/26)後期(5/28~6/23)で一部展示場面の変更や作品の入れ替えがあるようです。番外編となっていましたが、駅中の美術館にはぴったりな、東京の鉄道馬車風景を描いた作品を集めたコーナーもありました。東京駅構内にステーションギャラリーという美術館があることは知っていたけど、今回初潜入でした。開館されてもう30年以上だそうで、リニューアルオープンされたのが2012年だとか。丸の内北口改札を出て、すぐ右手に位置し、一階はチケット売り場と受付で、エレヴェーターで3階に上がり、鑑賞スタートです。2階まですべて展示作品を見て回ってドア↑を出ると、そこにはドームの下ぐるりに回廊ができていました。この回廊部分がいわば、ここの常設展示なのだと思われました。駅舎の歴史がわかる資料や模型が展示されていて、ぐるりと回りながら東京駅の100年の歴史がわかるようになっていました。回廊はぐるりがガラス張りなので、見下ろすと駅構内を行き来する人たちが見えます。ドームの天井レリーフの原型(八角形なので十二支のうち丑・寅・辰・巳・未・申・戌・亥の8つで、真東、真西、真南、真北にあたる卯、酉、午、子はない)ドームの天井(帰りがけに今更ながら、下から見上げて写してみました。)復元工事中に見つかった創建時のものと思われる階段ブラケット休日のわりに、展示室はそれほどの混雑感がなくて、ガラス越しですが作品を間近、真ん前でゆっくり見られました。駅中ゆえコンパクトなスペースですから、それほど時間もかからずに見て回れ、ぶらっと立ち寄るのにちょうどよいギャラリーといえるかもしれません。東京ステーションギャラリーの壁面は100年前の駅舎で使われていたレンガ貼りになっているところもあって、古くて新しい落ち着いた雰囲気がありました。※東京ステーションギャラリー公式サイトhttps://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp
2024年05月19日
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本日は文句のつけようのないお散歩びより。きょうこそ、三月下旬に行こうと思って、お隣の皇居エリア、乾通りに変更して行きそびれた日比谷公園を目指しました。何十年ぶりかの日比谷公園です。ずっとずっと前、何度か行ったことがあるはずだけど、覚えているのは小学生時代の日比谷公会堂と噴水があったことくらいです。でも時期ですから薔薇の花が咲いているのではなかろうかと、それだけを期待して、祝田門から入園。えーっ!日比谷公園てこんな自然いっぱいだった?ここいら辺りはまるで森の中に入っていくような雰囲気にゃ。三笠山と表示があるエリアの石段を上がると、テニスコートが見えました。1952年にアメリカから贈られたという自由の鐘(毎日正午に鐘がなるんだとか!聞いてみたい)健康広場には運動遊具が10点以上あり、丁度日陰になっていて運動するにはもってこい。その隣の草地広場には巨大なアート作品が。(「Gravity and Grace」大巻伸嗣さんの作品)暗くなったら益々存在感が素晴らしいんでしょうね。日比谷公園ではよくイベントが開催されているようですが、今はPlayground Becomes Dark Slowlyというアートなイベントを5月12日までやっているようです。レストラン松本楼は公園の丁度真ん中辺。鶴の噴水がある雲形池園内地図を見て、第一花壇へ行けばきっと薔薇が咲いているはずと向かうと手前のテニスコート沿いが薔薇だらけ!勿論、花壇にも薔薇と色とりどりの花花花。芝生も美しい。中央の花壇の上にある白い三角の上に人が沢山!えっ!あれってハンモック!?「はなのハンモック」というタイトルがついた永山祐子さんのアート作品で希望すれば無料で利用できるそうで、スタッフさんにどうぞとすすめられたんですけど、太陽サンサン状態なので断念しました。(ハンモック大好きなんだけど、強い日差しにはめっぽう弱い・・・)花壇の向こう側には記憶に残っていた大きな噴水が。噴水の向こうは進入禁止になっていました。開園120周年の日比谷公園は去年、第二花壇エリアから再生整備工事が始まっているようです。日本初の近代的洋風公園である日比谷公園は約161,637 ㎡で都内の公園としては広さは20位だそうです。きょうはその半分くらいしか歩いていませんがそろそろ有楽門方面へ戻り帰るとしましょう。猫達に晩御飯あげなきゃね。天候に恵まれ、花と緑とアートを楽しみつつ本日久々に歩数計が一万歩を超えました。※都立日比谷公園 園長の採れたて情報ツイッターサイトhttps://twitter.com/parkshibiya
2024年05月10日
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