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この日は大阪・御堂筋の早朝散歩。
ここ御堂筋には、市民や国内外からの来訪者に親しまれるアメニティ豊かな芸術・文化軸
として整備していく目的で、沿道企業等からの寄付により、世界的にも一級品である彫刻が
設置されているのです。

以下の作品の説明は、大阪市が掲載の『御堂筋彫刻ストリートの説明を流用したものです。
最初は
『二つに分断された人体』
イギリスが誇る巨匠ヘンリー・ムーアは、20世紀を代表する彫刻家の1人である。
彼の作品を抽象と呼ぶか具象と見るかはさておき、彼が執拗にこだわり続けた主題が、
「横たわる人体」を始めとする具体的なものであったのは確かである。
この作品も、一連の人体像の1つであり、単純化された凸面と凹面の構成によって格調高い
ハーモニーを奏でている。
![unnamed[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/0d5dd44f0e0c8d0b620ea8c2b1f20e716ccea8a4.15.2.9.2.jpeg)
『髪をとく娘』
太い縄のような豊かな髪、豊満な肉体が目をひく大胆な作品であり、原始彫刻と
キュビスムが融合して発展したものである。空を見上げてゆったりと髪をとく姿は、
穏やかで温かな印象を受け、バルタサール・ロボの理想である女性の豊満で優美な部分
が象徴化されている。
![2314988[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/f679734988c7437b8275169bf3919108ea8e6980.15.2.9.2.jpeg)
『アコーディオン弾き』
オシップ・ザツキンは、ロシア出身で主にフランスで活躍したキュビスムの彫刻家であり、
アフリカなどの土着美術に影響を受けた。この作品は、1924年に制作された同名の彫刻を
1962年にリメイクしたものであり、自己の造形を生み出そうとして模索していた時期の
前作に対し、穏やかで物静かな雰囲気を漂わせている。
![047-768x1024[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c693bf9b7302620f84794a6fda8f0d5208234f13.15.2.9.2.jpeg)
『レイ』
佐藤忠良は、現代女性の身体の線やプロポーションの美しさを自然なポーズの中に
漂わせた作品で知られ、わが国具象彫刻界の代表的な作家である。この作品も、
「モデルの素朴で健康な姿態にひかれ、この身体にことさらの演技的ポーズをさせずに
彫刻してみたかった」と彼自身が語るように、人間の自然な身体をみずみずしく
表現している。
![w10[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/713825fbfa4e3faa03e097493bf87d1a4bc293e7.15.2.9.2.jpeg)
『女のトルソ』
力強く簡潔な線とヴォリューム感。この「女のトルソ」は、平面の集まりとして再構築された
キュビスムの特徴を示しつつも、厳格なフォルムから解放された自由な表現がみられる。
抽象と人間の内面表現を融合させたザツキンの特色がよく現れた、彼の最盛期の作品
である。
![PT361543[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/7afb0b17c07e672b650804fe33ab2a6f47de6801.15.2.9.2.jpeg)
『踊り子』
モナ・リザも、アダムとイヴも、精悍な騎士も、フェルナンド・ボテロが描くと、太っちょの
まんまるに変身してしまう。戦後の具象画家の中でも彼ほど際立ったスタイルをもつ
美術家は珍しい。この作品は、他の彫刻家の裸婦像よりも肉付きがよく、ユーモラスで
温かい。まさに彼の絵画の延長線上の造形である。。
![709[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/4df40a51aa4fcbb3a28e7d40bc6380c910803ab9.15.2.9.2.jpeg)
『イヴ』
オーギュスト・ロダンは、「考える人」「カレーの市民」「バルザック」「地獄の門」などの彫刻で
知られる近代彫刻の父である。この作品は、彼の最も充実した創作活動時期のもので、
その身をよじるポーズといい、量感ある肉付けといい、いかにも彼らしい骨太で存在感の
ある力作である。
![659[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/acb23808dd21ae5d6f423183b791f30bd94f0bda.15.2.9.2.jpeg)
『大空に』
流れるような体の動きが美しく、見る者の視線は、自然に空へと向けられる。高く上げた
少女の手には、今にも飛び立ちそうな鳩がいて、その手の先に希望が見えるようである。
![74143260[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/4a706feb611df8bcb4a51f52819ac2221db04d89.15.2.9.2.jpeg)
『啓示』
この作品は、天から落ちてくる「神の声」と、それを受けとめる人間を表現しており、作品では、
直線と曲線、鋭角と穏やかなカーブ、天を指す手と地に向かう紡錘形の物体、密と粗など、
背反する要素の組合せによって、人間を超える不可視な存在を暗喩し、「神の啓示」という
宗教的なテーマを見事に具現している。
![543[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/a6ca5cd38d10475101b1367eae20c6143322d4c6.15.2.9.2.jpeg)
『ヘクテルとアンドロマケ』
ジョルジオ・デ・キリコは、形而上絵画の創始者で、後のシュールレアリスム運動にも大きな
影響を与えた。彼の作品を貫くのは、卵型の頭、紡錘形の脚、螺旋になった腕をもった人体
である。この作品も、そのような彼のスタイルが表れた作品であり、主題であるギリシャ
神話も、ギリシャに生れ育った彼が得意とした題材である。
![DSC_4519[1]_R.JPG](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/f6cc9d66c30dae1a11a3c65006296fc975a59ea2.15.2.9.2.jpeg)
『御堂筋完成五十周年記念碑』
『明治22年鉄道の開通によって、大阪駅を玄関とした南北軸の道路の必要が叫ばれ、
大正15年巾44m長さ4050mという、当時としては類をみない大規模な街路御堂筋の
小路に着手し、昭和12年 3375万円の巨費を投じて完成しました。
その後今日まで、道路の使われ方や周辺の様子は、時代の移り変わりにともなって、
幾多の変革をくり返しながらも、道路の構造は完成時と変わることなく、関西の経済・文化を
支え、また、都心のオアシスともなっている大坂を象徴するメインストリートです。
御堂筋完成50周年を迎えるにあたり、ここに記念碑を建立します。
昭和62年8月10日 建設省 大阪国道工事事務所』と刻まれていました。

『水浴者』
すらりと伸びた脚、布の線の動きによって暗示される両腕、はちきれそうな胸、愛くるしい顔。
水浴を終え、水から上がったばかりの少女の一瞬のすがすがしい姿態が見事にとらえ
られている。作品の骨格が基礎的な立体で構成されているにも係らず、具象的な印象を
与えるのは、マルチェルロ・マスケリーニのロマンティストとしての資質ゆえであろう。
![28f8dce26aaad7c01955b5da3dfcb61d[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/1cb86da6d3383fcb11f39ad7157d308388a8bdd4.15.2.9.2.jpeg)
『ボジョレーの娘』
ワインで有名なボジョレー地方の若い女性を、頭にブドウを載せたさっそうとした姿で
表現している。この作品は、華やかで親しみやすい作風で知られた富永直樹の特色の
よく表れた晩年の小品である。
![497[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/04ca599c54085635270e1b5913bc9445f62fb4f0.15.2.9.2.jpeg)
『ダンサー』
胸の前で腕を組み、静かにたたずむ若い踊り子。うっすらと微笑を浮かべた口もと、
横を向いて何かを見つめる優しい眼差し、細く伸びた足。この作品には、叙情がみずみず
しく漂っている。ヴェナンツォ・クロチェッティは、現代イタリアを代表する具象彫刻の大家で
あり、「踊り子」シリーズは、彼が長年にわたって制作し続けるテーマでもある。
![15035065_1156485237763135_3295198496897892352_n[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/04bd853a83f1a9282c993c6f093da0697386bfbf.15.2.9.2.jpeg)
大阪市役所庁舎
![Osaka_City_Hall_-_01[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c7f16c1535727a436ac36beec36e4d11fd5daeb0.15.2.9.2.jpeg)
淀屋橋の下を流れるのは土佐堀川。
![DSCF2617[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/f4d102a7a7a8386b483e88e9c5a9bc49834f5712.15.2.9.2.jpeg)
『日本銀行大阪支店』
![img_0[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/1378d06d3aeb9ec113f6c26c8b0beebd2987aa82.15.2.9.2.jpeg)
土佐堀川沿いのビル群。
![be11648c58ca8ae12a4ac99029b4ca36_t[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/e82d698d7caeeebf747cd6c28a05f590d83366be.15.2.9.2.jpeg)
『陽だまりに遊ぶ』 」 藤木 康成 作。
土佐堀川・御堂筋に架かる淀屋橋から北西に肥後橋までの道沿いにも
数えると10体の彫刻が。
![71d8bcef8096419ab3782cc6968babf7dc1aed4b.45.2.2.2[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/6c0922ddaa129eaf576f3325c3e1043c02f9955b.15.2.9.2.jpeg)
そしてこの日の早朝散歩を終え我が関西支社へ。
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